JP4722400B2 - ガイドレールの支持装置、ガイドレール装置、駆動装置および測定機 - Google Patents

ガイドレールの支持装置、ガイドレール装置、駆動装置および測定機 Download PDF

Info

Publication number
JP4722400B2
JP4722400B2 JP2004017091A JP2004017091A JP4722400B2 JP 4722400 B2 JP4722400 B2 JP 4722400B2 JP 2004017091 A JP2004017091 A JP 2004017091A JP 2004017091 A JP2004017091 A JP 2004017091A JP 4722400 B2 JP4722400 B2 JP 4722400B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
plate
support
support device
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004017091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005205572A (ja
Inventor
茂雄 規矩智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP2004017091A priority Critical patent/JP4722400B2/ja
Priority to US11/042,268 priority patent/US7222434B2/en
Priority to CNB2005100029231A priority patent/CN100538252C/zh
Priority to EP05001582.5A priority patent/EP1557637B1/en
Publication of JP2005205572A publication Critical patent/JP2005205572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4722400B2 publication Critical patent/JP4722400B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/001Bearings for parts moving only linearly adjustable for alignment or positioning
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B5/00Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B5/0002Arrangements for supporting, fixing or guiding the measuring instrument or the object to be measured
    • G01B5/0009Guiding surfaces; Arrangements compensating for non-linearity there-of
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B5/00Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B5/0011Arrangements for eliminating or compensation of measuring errors due to temperature or weight
    • G01B5/0014Arrangements for eliminating or compensation of measuring errors due to temperature or weight due to temperature

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

本発明は、ガイドレールの支持装置、ガイドレール装置、駆動装置および測定機に関する。
案内機構としてガイドレールを有する駆動装置が知られ、この駆動装置によって測定子を三次元的に移動させて被測定物形状を測定する測定機が知られている(例えば、特許文献1)。
図8に、測定機の一例として三次元測定機1を示す。
三次元測定機1は、被測定物Wに当接して被測定物表面を検出する測定子2と、被測定物Wが載置されるテーブル面31を有する定盤3と、定盤3に立設されて測定子2を三次元的に移動させる駆動機構(駆動装置)4と、駆動機構4の駆動量を検出する駆動センサ(不図示)と、を備えて構成されている。
駆動機構4は、定盤3の両側端に沿ったYm軸方向に真直に設けられたガイドレール41と、定盤3の両側端から定盤3に略垂直方向であるZm軸方向に高さを有するとともにガイドレール41をYm軸方向にスライド可能に設けられた二本のビーム支持体42と、ビーム支持体42の上端に支持されてXm軸方向に長さを有するビーム43と、ビーム43にXm軸方向へスライド可能に設けられZm軸方向にガイドを有するコラム44と、コラム44内をZm軸方向にスライド可能に設けられ下端にて測定子2を保持するスピンドル45とを備えて構成されている。
ガイドレール41は、定盤3の側端から僅かに離間して刻設された溝41Aを介して、定盤3の側端に沿って定盤3と一体的に形成されている。
ビーム支持体42は、その下端がガイドレール41に跨乗しており、移動方向がガイドレール41により真直に案内される。
なお、駆動機構4は、ビーム支持体42、コラム44およびスピンドル45を移動させるための駆動手段として例えばモータ等を有し、この駆動手段は図示しない駆動制御部によって駆動制御される。
駆動センサは、特に図示しないが、ビーム支持体42のYm軸方向への移動を検出するYm軸センサと、コラム44のXm軸方向への移動を検出するXm軸センサと、スピンドル45のZm軸方向への移動を検出するZm軸センサと、を備えている。
例えば、Ym軸センサは、Ym軸方向に測長方向を有しガイドレール41に設けられたスケール部材と、ビーム支持体42の下端に設けられスケール部材に対する変位量を検出する検出部と、を備える。
このような構成において、駆動機構4によって測定子2が三次元的に移動されて、測定子2が被測定物Wに当接した際の駆動機構4の駆動量が駆動センサにより検出される。すると、被測定物Wの形状が測定される。
このとき、ビーム支持体42は、ガイドレール41によって真直に案内されるので、駆動は円滑であり速度も速い。また、ガイドレール41によってスケール部材の真直性が保たれるので、Ym軸センサによってビーム支持体42の駆動量が正確に検出される。そして、Ym軸センサによる検出値は、コラム44およびスピンドル45の駆動量とともに解析され、被測定物Wの形状が正確に測定される。
特公平3−45321号
しかしながら、ガイドレール41が定盤3に一体的に設けられているために、ガイドレール41と定盤3とはそれぞれが独立して各々の形状を維持することができず、一方が変形すると他方も同様に変形されてしまうという問題が生じる。
例えば、テーブル面31に被測定物Wを載置した場合、図9(A)に示されるように、被測定物Wの荷重によって定盤3の中央部が凹んで湾曲するおそれがある。すると、ガイドレール41も同様に湾曲されてしまう。
あるいは、定盤3の一辺と他辺とが異なる温度であった場合には、この温度差によって一辺と他辺とで変形量(線膨張量)に差が生じる。すると、例えば図9(B)に示されるように、両辺における変形量の差によって定盤3に歪みが生じ、その結果、定盤3の一辺と他辺とに設けられたガイドレール41が湾曲される。
このようにガイドレール41が湾曲されてしまうと、ビーム支持体42が真直に案内されず正規の軌道からずれてしまうという問題が生じる。
また、ガイドレール41の湾曲によって、二つのビーム支持体42の間の距離が変化され、それに伴ってビーム43が変形されるとともに、コラム44の位置も変化される。その結果、測定子2の位置に誤差が生じるので、測定精度が劣化されるという問題がある。さらに、ガイドレール41の湾曲により、駆動機構4に有害な負荷が増大され、駆動機構4の駆動性能が劣化される。例えば、ガイドレール41の湾曲によって、ガイドレール41とビーム支持体42との間の摺動抵抗が変化するので、駆動手段の負荷が変動する。その結果、制御特性が変化し、不要な有害振動が増大する。また、駆動機構4に有害な負荷が増大すると、摺動部位が激しく磨耗される。すると、製品寿命の劣化や保守費用の増大などの経済的損失が生じる。
また、ガイドレール41の湾曲とともにスケール部材も湾曲されることとなるので、駆動センサの検出精度が悪化するという問題が生じる。測定子座標の検出精度が悪化すると、測定誤差に繋がることはもちろん、測定子2の位置決め誤差も生じることとなる。
ガイドレール41の変形によって生じるこれらの問題により、駆動機構4の駆動性能(軌道精度、駆動速度、位置決め精度)を向上させることには困難があり、また、駆動センサの検出精度を向上させることに困難があった。
本発明の目的は、従来の問題を解消し、ガイドレールおよび基台の少なくとも一方の形状が維持される状態でガイドレールを支持するガイドレールの支持装置、ガイドレール装置、駆動装置および測定機を提供することにある。
本発明のガイドレールの支持装置は、可動部材を案内するガイドレールを基台に対して略定位置に保ちつつ支持する支持装置であって、前記ガイドレールの一端側を支持する前部支持装置と、前記ガイドレールの他の部分を支持する後部支持装置と、を備え、前記前部支持装置は、前記基台に固定されるとともに前記ガイドレールを担持するベース体と、前記基台および前記ガイドレールの少なくともいずれか一方に変形が生じた際に、変形が生じた側の変形を他の側に伝えることなく許容するように前記ガイドレールを支承する支承手段と、前記ガイドレールと前記ベース体とを前記ガイドレールの長手方向へ移動不可に接合する接合手段と、を備え、前記後部支持装置は、前記基台に固定されるとともに前記ガイドレールを担持するベース体と、前記基台および前記ガイドレールの少なくともいずれか一方に変形が生じた際に、変形が生じた側の変形を他の側に伝えることなく許容するように前記ガイドレールを支承する支承手段と、を備え、
前記支承手段は、前記ガイドレールに当接して前記ガイドレールを支承する支承板と、
前記ベース体に固定された固定板と、前記固定板に対して前記支承板を揺動可能に繋ぐ支承継手手段と、を備え、
前記接合手段は、前記ベース体に固定された固定部と、前記ガイドレールに接合される接合部と、前記固定部と前記接合部との間に設けられ前記固定部に対して前記接合部を前記ガイドレールの長手方向へ移動不可かつ前記ガイドレールの長手方向に直交する面内で揺動可能に連結する接合継手手段と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、基台およびガイドレールの一方の変化が他方へ影響することが防止され、他方の形状が保たれる。
例えば、周囲環境の温度変化や作業者から発せられる熱によって基台およびガイドレールに熱変形が生じることがある。この場合、両者の線膨張係数が異なるので、基台とガイドレールとで異なる伸縮を生じることがある。また、基台に載置される物体の重量によって基台が変形されたり、ガイドレール上をスライド移動する可動部材によってガイドレールが変形されたりすることがある。しかし、このように基台やガイドレールが変形される場合でも、支承手段によって一方の変形が他方に伝達されず、例えば、基台に変形が生じる場合でも基台の変形がガイドレールに伝達されないのでガイドレールの形状が維持される。ガイドレールがもともと真直に形成されている場合には、ガイドレールの真直性が維持され、可動部材の案内方向が真直に維持される。
ここで、変形が生じる側としては、基台およびガイドレールの一方のみである場合はもちろん、変形が基台およびガイドレールの両方に生じる場合であってもよい。変形が基台およびガイドレールの両方に生じた場合であっても、相互の変形がそれぞれ支承手段で許容されて、基台およびガイドレールのそれぞれは相手方から影響を受けずにそれぞれの形状を維持することができる。
本発明において、前記支承手段は、前記ガイドレールに当接して前記ガイドレールを支承する支承板と、前記ベース体に固定された固定板と、前記固定板に対して前記支承板を揺動可能に繋ぐ支承継手手段と、を備える。
このような構成において、支持装置を基台に係着し、この支持装置でガイドレールを支持する。すると、ガイドレールが基台に付設された状態となる。このとき、ベース体を基台に係着してガイドレールを担持できる状態にする。そして、ガイドレールを支承板に当接(あるいは載置)して、支承手段でガイドレールを支承する。すると、ガイドレールは支承手段によって支承された状態でベース体に担持される。
このような構成によれば、ガイドレールは支承板によって支承されて、支承板は、支承継手手段によって揺動支持されている。よって、ベース体の姿勢が変化された場合でも、支承板の揺動によってベース体の変化が相殺される。その結果、ベース体に生じる変化はガイドレールに作用せず、ガイドレールは当初の状態で維持される。例えば、ガイドレールが真直に形成されていれば、ガイドレールは真直な状態のままで支持装置により支持される。
基台に形状の変化等が生じた場合にはベース体の姿勢も変化されるが、支承手段による揺動によってベース体の変化は相殺されるので、ガイドレールは当初の状態で維持される。
すると、ガイドレールによって案内される可動部材は、正規の軌道に沿って案内され、また、可動部材の制御特性が劣化されることもないので、不要な有害振動が発生することもない。ガイドレールにスケール部材が設けられる場合でもスケール部材の形状が維持されるので、スケール部材による検出精度が向上され、ひいては可動部材の位置決め精度も向上される。
ここで、「支承する」とは、下面から重量を支えたり、あるいは、側面から傾きを支えたりするなどして、ガイドレールの姿勢を維持させるようなことを意味する。
また、ガイドレールは、真直に形成されていてもよく、当初から湾曲した形状に形成されていてもよい。本発明によれば、ガイドレールのもともとの形状に関わらず、基台の変形などによる作用を受けずにガイドレールの形状が保たれる。例えば、ガイドレールがもともと真直に形成されていれば、ガイドレールの真直性が保たれる。
基台としては、例えば、測定機や加工機械の定盤などが例として挙げられるが、ガイドレールが付設される基台であればよい。
本発明では、前記支承継手手段は、前記固定板に対して前記支承板を揺動可能、かつ、前記支承板で支承される前記ガイドレールの面に沿う方向に前記支承板を移動可能に前記固定板と前記支承板とを繋ぐことが好ましい。
このように、支承継手手段によって支承板がスライド移動可能であれば、ベース体の移動を支承板の変位によって相殺できるので、ガイドレールに無理な力を作用させることがない。従って、ガイドレールの当初の形状を保った状態でガイドレールを支持することができる。
ここで、「前記支承板で支承される前記ガイドレールの面に沿う方向に前記支承板を移動可能」とは、例えば、前記ガイドレールの面に垂直な方向において前記固定板と前記支承板とを対向させて、この固定板と支承板との間に前記支承継手手段を配設する場合、前記固定板と前記支承板との対向方向に直交する方向に前記支承板を移動可能とするに等価である。
本発明では、前記支承継手手段は、前記固定板と前記支承板との間に積層された第1連結板および第2連結板と、前記支承板と前記第1連結板との間に挟持された第1円柱体と、前記第1連結板と前記第2連結板との間に挟持された第2円柱体と、を備え、前記第1円柱体と前記第2円柱体とは前記第1連結板を隔てて90°の角度をなしていることが好ましい。
このような構成によれば、固定板と支承板との間で立体交差する第1および第2円柱体によって支承板が揺動支持されるので、支承板は全方位的に自由に揺動できる。さらに、円柱軸に沿って第1連結板および支承板がスライド移動できれば、支承板を前後左右にスライドさせることができる。従って、ベース体に生じる総ての変化を相殺して、ガイドレールに無理な力を作用させることなくガイドレールを支持することができる。
また、支承継手手段の揺動軸が円柱体であるので、応力に対する耐久性に優れ、例えば、支承手段でガイドレールの荷重を十分に支えることができ、支承している間に無駄に揺れ動くことがない。
本発明では、前記第2連結板は前記固定板にピボット軸受されて回動可能であることが好ましく、このような構成としては、前記固定板および前記第2連結板のいずれか一方に円錐凹部が凹設され、いずれか他方に前記円錐凹部に遊嵌する円錐凸部が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、固定板に対して第2連結板が回動可能となる。すなわち、支承板が固定板に対して回動可能となる。すると、ベース体に回転系の変形(あるいは変位)が加えられた場合でも、支承板の回動によってベース体の変形(あるいは変位)が相殺されて、無理な力が作用しない状態でガイドレールが支承される。
本発明では、前記支承継手手段は、前記支承板と前記固定板とに挟持されるボール体で構成され、前記支承板および前記固定板はそれぞれの対向面に刻設されたV溝を有し、前記支承板の前記V溝と前記固定板の前記V溝とは、前記ボール体を隔てて90°の角度をなすことが好ましい。
このような構成によれば、ボール体によって支承板が揺動支持される。さらに、固定板のV溝に沿ってボール体がスライド移動可能であり、また、支承板のV溝に沿って支承板がスライド移動可能である。よって、支承板は全方位的に揺動可能に支持され、また、スライド移動可能である。従って、ベース体に生じる総ての変化が相殺され、ガイドレールに無理な力が作用しない状態でガイドレールは支持される。
支承板はボール体によって揺動支持されるので揺動時の抵抗が小さく、ガイドレールに無理な力がほとんど作用しない状態でガイドレールは支承される。
本発明では、前記支承継手手段は、前記固定体に揺動支持された揺動体と、揺動体に配置されて前記支承板を揺動支持する円柱体と、を備えていてもよい。
なお、支承継手手段の構成は特に限定されず、固定板と支承板とを揺動可能に繋ぐ構成であるか、あるいは、固定板と支承板とを揺動可能かつ平行移動可能に繋ぐ構成であればよい。
本発明において、前記後部支持装置がベース体と支承手段とを備えるのに対し、前部支持装置はベース体と支承手段とに加えて、前記ガイドレールと前記ベース体とを前記ガイドレールの長手方向へ移動不可に接合する接合手段と、を備える。
このような構成によれば、ガイドレールは、接合手段により前部支持装置には接合されるが、他の部分では支承手段に支承されるのみで接合されない。つまり、ガイドレールは、前部支持装置に対しては固着されるが、他の部分では支持装置に固定されない。
例えば、基台が線膨張などによって伸縮する場合には、基台に係着された支持装置の間隔などが変化する。このとき、ガイドレールは前部支持装置にのみ固定されているので、他の支持装置とは互いの相対位置をある程度変えられる。従って、基台とガイドレールとの間で線膨張量などが異なる場合でも、ガイドレールは基台の線膨張量に影響されずに独立に伸縮できる。その結果、ガイドレールに余計な力が作用せず、ガイドレールの形状が維持された状態で支持される。
また、ガイドレールは、前部支持装置に接合されることにより、一端側では支持装置を介して基台に対する相対位置が固定される。すると、例えば、ガイドレールにスケール部材等が設けられていた場合でも、一端側では基台に対する原点位置を変化させずに維持することができる。
なお、接合手段は、ガイドレールとベース体とを接合できればよく、例えば、ガイドレールとベース体とをねじで固定してもよい。
本発明において、前記接合手段は、前記ベース体に固定された固定部と、前記ガイドレールに接合される接合部と、前記固定部と前記接合部との間に設けられ前記固定部に対して前記接合部を揺動可能に連結する接合継手手段と、を備える。
このような構成によれば、ガイドレールは接合部に接合された状態で固定部を介してベース体に接合される。そして、接合部は、接合継手手段により固定部に対して揺動可能である。したがって、ガイドレールを接合部に接合したあと、接合部を揺動させて基台に対するガイドレールのアラインメント調整等を行うことができる。すると、アラインメント調整された状態でガイドレールを支持装置で支持することができる。
本発明では、前記接合継手手段は、前記固定部の側面に転動可能に当接するボール体と、前記ボール体を前記固定部とにて挟持する揺動連結板と、前記揺動連結板を前記固定部に向けて予圧する予圧力を調整する予圧力調整手段と、を備えていることが好ましい。
さらに、前記予圧力調整手段としては、前記接合部を貫通して一端が前記揺動連結板に当接し他端が前記接合部の側面から突き出した状態に設けられた調整ねじを有する構成が例として挙げられる。
このような構成において、予圧力調整手段により接合継手手段を固定することができる。つまり、ガイドレールのアラインメント調整をしたあと、接合部の揺動を固定してしまえば、ガイドレールのアラインメント調整をした状態で固定することができる。
本発明において、前記支承手段は、前記ガイドレールを前記基台に対して揺動可能および進退可能に支承することが好ましい。
このような構成によれば、例えば、熱分布の不均一に起因して基台に曲がり変形が生じたり基台あるいはガイドレールが伸縮したりする場合でも、支承手段によりガイドレールの形状が維持される。
例えば、基台とガイドレールとの線膨張係数の違いで伸縮に差が生じる場合でも、支承手段によりガイドレールが基台に対して進退されるので、線膨張の違いの差を逃がすことができる。あるいは、基台とガイドレールとで一方に傾きが生じた場合でも支承手段によりガイドレールが基台に対して揺動され、傾き分が相殺されることで他方に傾きが伝達されないようにできる。
本発明において、前記ベース体と前記ガイドレールとの間に介装されて前記ガイドレールを前記ベース体に向けて引き付ける引付手段と、を備えることが好ましい。
このような構成によれば、引付手段によってガイドレールがベース体に向けて引かれ、引き付けられたガイドレールが支承手段で支承される。ガイドレールは、引付手段で引かれることにより支承手段から浮き上がることがなく支承されて、その位置が決定される。すると、例えば、ガイドレール上を可動部材が摺動する場合でもガイドレールの位置が固定されるので、可動部材は正確に案内される。
ここで、引付手段は、ばね、ゴム等の弾性体の付勢力を利用する構成であってもよく、あるいは、磁石の引力で引き付ける構成でもよい。
本発明において、前記ベース体は、このベース体が前記基台に固定された状態において水平状態となり前記ガイドレールを下から支える台座部、および、前記台座部の一端辺から連続して立ち上がって設けられ前記基台に固定される背板部を有し、前記支承手段は、前記台座部に設けられ前記ガイドレールを下支えする台座側支承手段と、前記背板部側において前記ガイドレールを支承する背板側支承手段と、を備えることが好ましい。
このような構成によれば、台座側支承手段と背板側支承手段とによって、ガイドレールの底面および側面の二面が支承される。底面のみならず側面も支承されるので、ガイドレールは姿勢を一定に保った状態で支持される。
本発明のガイドレール装置は、前記ガイドレールの支持装置と、このガイドレールの支持装置で支持されるガイドレールと、を備える。
本発明の駆動装置は、前記ガイドレールの支持装置と、このガイドレールの支持装置で支持されるガイドレールと、前記ガイドレールに沿って移動可能に設けられた可動部材と、を備える。
本発明の測定機は、被測定物を載置する前記基台としての定盤と、前記ガイドレールの支持装置と、このガイドレールの支持装置で支持されるガイドレールと、前記ガイドレールに沿って移動可能に設けられた可動部材と、前記可動部材によって移動されるとともに前記被測定物の表面を検出する検出子と、前記ガイドレールに対する前記可動部材の相対移動量を検出する移動量検出器と、前記検出子による前記被測定物表面の検出、および、前記移動量検出器による検出値に基づいて前記被測定物の形状を解析する解析部と、を備える。
このような構成によれば、上記ガイドレールの支持装置に同様の作用効果を奏する。すなわち、ガイドレールに無理な力を作用させることなく、ガイドレールの形状を保った状態でガイドレールを支持することができる。よって、可動部材の移動方向が正確に案内される駆動装置とすることができる。
また、ガイドレールに移動量検出器のスケール部材が設けられていた場合でも、ガイドレールと同様にスケール部材が変形されないので、スケール部材による検出精度を向上させることができる。従って、高精度に被測定物形状を測定できる測定機とすることができる。
基台(定盤)の変形がガイドレールに影響しないので、基台が被測定物等の荷重によってわずかに変形されてもかまわないと考えられ、基台の剛性を高める必要もなくなることから、基台の厚みを薄くすることもできる。
以下、本発明の実施の形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
本発明のガイドレール装置に係る一実施形態の全体斜視図を図1に示す。図1中では、ガイドレール装置100が定盤(基台)3の両側面に取り付けられている。
定盤3は、背景技術で説明したのと略同様であり、略平坦に形成されたテーブル面31を有する。定盤3の両側面には、フランジ状に張り出し形成されたフランジ台部32が設けられている。
ガイドレール装置100は、長手方向が真直に形成されたガイドレール200と、ガイドレール200を定盤3の側面において支持する支持装置300と、を備えている。
ガイドレール200は、長手方向が真直に形成された直方体形状である。図1中では図示しないが、図8または図9において説明した通り、ガイドレール200上にはビーム支持体42のようなスライド部材(可動部材)がスライド移動可能に設けられる。そして、ガイドレール200によってスライド部材の移動方向が真直に案内される。
以後の説明では、ガイドレール200が支持装置300に支持された状態で構成を説明する。
支持装置300は、ガイドレール200の真直性を保つ状態で、定盤3の側辺に沿った位置にガイドレール200を支持する。支持装置300は、ガイドレール200の一端側においてガイドレール200を支持する前部支持装置400と、ガイドレールの他端側においてガイドレール200を支持する後部支持装置500と、を備える。なお、図1中において手前側を前方とし、図1中において奥方を後方とする。
図2に、支持装置(前部支持装置400および後部支持装置500)の機構を概念的に表した概念図を示す。また、図3に、前部支持装置400の構成を示す。
前部支持装置400は、定盤3の側部に係着されるとともにガイドレール200を下支えするように担持するベース体410と、ガイドレール200に接合されてガイドレール200とベース体410とを接合する接合手段420と、一端がベース体410に固定され他端がガイドレール200に接続されてガイドレール200をベース体410に引き付ける引付ばね430と、引付ばね430で引き付けられたガイドレール200を支承する支承手段440と、を備えている。
ベース体410は、ベース体410が定盤3に係着された状態ではテーブル面31に略平行配置となる板状体であってガイドレール200を下から支える台座部411と、定盤3に係着される背板部412と、を備え、台座部411の一端辺から背板部412が連続して立ち上がる断面L字型に形成されている。
背板部412において、台座部411側に向いている表面とは反対側の面となる背面側には、定盤3のフランジ台部32に引っ掛かるフック部413が設けられている。フック部413は、背板部412の背面側上端部から連続的に突設形成されている。
フック部413がフランジ台部32に掛止されると、ベース体410が定盤3の側面に係着された状態となる。この時、背板部412はテーブル面31に対して略垂直に配置され、台座部411はテーブル面31に略平行に配置される。このとき、台座部411の底面は、定盤3の底面と面一になるか、あるいは、定盤3の底面よりもわずかに高い位置にある。
接合手段420は、台座部411の上面に設けられている。接合手段420の構成を図4に示す。
接合手段420は、台座部411の上面の略中央部分に取り付け固定された略立方体形状のブロックである固定ブロック(固定部)421と、固定ブロック421に対して揺動可能に設けられガイドレール200に接合される接合ブロック(接合部)422と、固定ブロック421と接合ブロック422との間に設けられ固定ブロック421に対して接合ブロック422を揺動可能に連結する継手手段(接合継手手段)423と、を備える。
接合ブロック422は、ガイドレール200の長手方向に平行な方向において、固定ブロック421を間にして二つ設けられている。すなわち、固定ブロック421と二つの接合ブロック422とは、ガイドレール200の真下にあたる位置に配置される。
接合ブロック422は、ガイドレール200の長手方向には移動不可で、かつ、ガイドレールの長手方向に直交する面内で揺動可能な状態に設けられる。例えば、台座部411においてガイドレール200の長手方向に直交する方向に長めに形成された孔部に接合ブロック422は嵌入されている。
接合ブロック422は、上面から突起したピンを有し、このピンがガイドレール200に挿嵌されることで接合ブロック422とガイドレール200とが接合される。
継手手段423は、固定ブロック421と接合ブロック422との間に設けられ、固定ブロック421に対して接合ブロック422を揺動可能に繋ぐ。継手手段423は、固定ブロック421の側面に転動可能に当接するボール体425と、ボール体425を固定ブロック421とにて挟持する揺動連結板426と、接合ブロック422を貫通して一端が揺動連結板426に当接し他端が接合ブロック422の側面から突き出した状態に設けられた調整ねじ428と、を備える。
ボール体425は、ガイドレール200の長手方向に平行な方向において、固定ブロック421を挟んで二つ設けられている。ここで、固定ブロック421の側面には、直線的にV溝424が設けられ、このV溝424にボール体425が嵌合している。
揺動連結板426は、ボール体425を挟んで固定ブロック421と反対側に配置されている。揺動連結板426は、固定ブロック421に対向する面にV溝427を有しており、このV溝427は固定ブロック421のV溝424に対してボール体425を隔てて略90°の角度をなす。そして、揺動連結板426のV溝427と固定ブロック421のV溝424とが立体交差する位置でボール体425は挟持されている。
調整ねじ428は、接合ブロック422の側面から突き出した状態に接合ブロック422に螺合されているところ、接合ブロック422の側面から突き出した他端にナット429が螺合されている。調整ねじ428の一端は、ピボット受けで揺動連結板426に当接している。すなわち、揺動連結板426においてV溝427とは反対面には円錐状の凹部が凹設され、調整ねじ428の一端の頭部に埋め込まれたボール体(鋼球)が揺動連結板426の前記凹部にピボット受けされている。
引付ばね430は、台座部411に一本設けられ、背板部412に二本設けられている。引付ばね430は、台座部411において、固定ブロック421を挿通して設けられている。また、引付ばね430は、背板部412において、ガイドレール200の長手方向に沿って所定距離離間して二本設けられている。
支承手段440は、台座部411に設けられガイドレール200を下支えする台座側支承手段450と、背板部412側に引き付けられるガイドレール200を支承する背板側支承手段460と、を備える。
台座側支承手段450は、ガイドレール200の長手方向に直交する方向において固定ブロック421を間にして二つ設けられている。
台座側支承手段450は、図5に示されるように、上面がガイドレール200に当接する平坦面に形成された支承板451と、台座部411上に固定され上面に円錐凹部452Aが凹設された固定板452と、固定板452に対して支承板451を揺動可能に繋ぐ継手手段(支承継手手段)453と、を備える。
継手手段453は、支承板451と固定板452との間で上側連結板(第1連結板)455および下側連結板(第2連結板)457が積層され、さらに、支承板451と上側連結板455との間に上側円柱体(第1円柱体)454が挟持され、上側連結板455と下側連結板457との間に下側円柱体(第2円柱体)456が挟持された構成である。
ここで、上側円柱体454は、その軸方向が水平面内でガイドレール200の長手方向に直交する向きで配設されている。下側円柱体456は、その軸方向が水平面内でガイドレール200の長手方向に平行な向きで配設されている。すなわち、上側円柱体454と下側円柱体456とは上側連結板455を隔てて90°の角度をなし、上側円柱体454の支持により支承板451が揺動する方向と、下側円柱体456の支持により上側円柱体454が揺動する方向とは90°の角度をなす。
また、下側連結板457の下面には円錐状に突起した円錐凸部457Bが形成され、この円錐凸部457Bは固定板452の円錐凹部452Aに遊嵌することにより、下側連結板457が固定板452にピボット軸受されている。
なお、上側円柱体454は、支承板451の下面に刻設されたV溝451Aと、上側連結板455の上面に刻設されたV溝455Aとにて挟持され、下側円柱体456は、上側連結板455の下面に刻設されたV溝455Bと、下側連結板457の上面に刻設されたV溝457Aとにて挟持されることで、それぞれの位置が保持される。
また、支承板451は、上側円柱体454の軸方向に沿ってスライド移動可能であり、上側連結板455は下側円柱体456の軸方向に沿ってスライド移動可能である。
背板側支承手段460は、背板部412の表面側で引付ばね430、430の間に設けられている。
背板側支承手段460は、図3に示されるように、一面がガイドレール200に当接する平坦面に形成された支承板461と、背板部412に固定された固定板462と、固定板462に対して支承板461を揺動可能に連結する継手手段463と、を備える。
継手手段463は、支承板461と固定板462とに挟持されるボール体463によって構成されている。ここで、支承板461にはV溝461Aが刻設され、固定板462にはV溝462Bが刻設されており、支承板461のV溝461Aと固定板462のV溝462Bとは、ボール体463を隔てて90°の角度をなす。そして、V溝461AとV溝462Bとが立体交差する位置でボール体463が挟まれている。また、支承板461と固定板462との間にはリテーナ464が配設されて、リテーナ464によってボール体463が支承板461と固定板462との間に保持される。
また、支承板461は、V溝461Aの軸方向へスライド移動可能であり、ボール体463はV溝462Bの軸方向へスライド移動可能である。
後部支持装置500の構成は、基本的に前部支持装置400に同様であるが、接合手段420を有しない点と台座側支承手段の構成とが異なる。
後部支持装置500は、図6に示されるように、ベース体510と、引付ばね520と、支承手段530と、を備える。
ベース体510は、台座部511と背板部512とを備えているところ、これらは、前部支持装置400のベース体410に同様である。
引付ばね520は、台座部511に2本設けられ、背板部512に2本設けられている。引付ばね520は、台座部511において、ガイドレール200の長手方向で支承手段530を間にして二つ設けられている。また、引付ばね520は、背板部512において、ガイドレール200の長手方向に沿って所定間隔だけ離間して2本設けられている。
支承手段530は、台座側支承手段540と、背板側支承手段550と、を備えている。
台座側支承手段540は、上面がガイドレール200に当接する平坦面に形成された支承板541と、台座部511に固定され上面に断面半円形の半円凹部542Aを有する固定体542と、固定体542に対して支承板541を揺動可能に繋ぐ継手手段543と、を備えている。
支承板541は、ガイドレール200の長手方向に直交する方向に長さを有する板状体である。
固定体542の半円凹部542Aは、ガイドレール200の長手方向に直交する断面において、中央部が深くて両端に向けて次第に高くなる半月形状である。
継手手段543は、固定体542に揺動支持されてガイドレール200の長手方向に直交する面内で揺動する揺動体544と、揺動体544の上面に配置されて支承板541を揺動支持する円柱体545と、を備える。
揺動体544は、下面に円弧を有し固定体542の半円凹部542Aに嵌合するかまぼこ形状であり、ガイドレール200の長手方向に平行方向を揺動軸として揺動する。
円柱体545は、軸方向をガイドレール200の長手方向に直交する方向に向けて配設され、支承板541と揺動体544とにて挟持されている。
支承板541は、円柱体545による揺動支持によってガイドレール200の長手方向に垂直方向を揺動軸として揺動する。すなわち、揺動体544の揺動軸と支承板541の揺動軸とは、立体的に90°に交差する。
背板側支承手段550は、前部支持装置400の背板側支承手段460で説明した構成に同様であり、支承板551と、固定板552と、継手手段553と、を備えて構成されており、支承板551に刻設されたV溝551Aと固定板552に刻設されたV溝552Aとにてボール体554が挟持されている。
このような構成を備えるガイドレール装置100の使用および作用について説明する。
まず、前部支持装置400と、後部支持装置500を定盤3の側面にセットする。このとき、フック部413をフランジ台部32に引っ掛けてベース体410、510を定盤3に固定する。この際、所定の固定手段でベース体410、510を定盤3に固定するが、固定手段としては例えばねじ止めなどが挙げられる。
前部支持装置400および後部支持装置500を定盤3にセットした後、ガイドレール200を前部支持装置400および後部支持装置500に載せる。前部支持装置400に対しては、ガイドレール200を接合ブロック422に接合して、さらに引付ばね430をガイドレール200に取り付ける。そして、ガイドレール200を台座側支承手段450の支承板451に載せるとともに、背板側支承手段460の支承板461でガイドレール200の側面を支承する。このとき、調整ねじ428を調整することによりボール体425に掛ける予圧を調整して、ガイドレール200を定盤3の一辺に対して平行な状態にアラインメント調整をする。ガイドレール200のアラインメントが調整されたところで調整ねじ428を締めて揺動連結板426を固定する。
後部支持装置500に対しては、引付ばね520をガイドレール200に接合して、ガイドレール200を台座側支承手段540の支承板541に載せるとともに、背板側支承手段550の支承板551でガイドレール200の側面を支承する。すると、この状態で、ガイドレール200は定盤3の側面に沿った位置で支持される。
定盤3に被測定物等を載置した場合には被測定物Wの重量により定盤3が変形されるおそれがある。また、定盤3の一辺側と他辺側との間で温度差が生じた場合などには、定盤3に湾曲などの変形が生じるおそれがある。すると、定盤3の変形に伴って前部支持装置400や後部支持装置500の位置や向きは、当初の状態から変わることになる。
ここで、ガイドレール200は支承手段440、530によって支承された状態で支持装置(前部支持装置400、後部支持装置500)に載っている。そして、ガイドレール200を支承している支承板451、461、541、551は、円柱体454、456やボール体463、554によって揺動支持されている。したがって、ベース体410、510の向きが変わった分だけ、支承板451、461、541、551が円柱体454、456やボール体464、554の揺動支持で揺動してベース体410、510の変化が吸収される。
例えば、台座側支承手段450において、支承板451は立体的に直交交差する円柱体454、456を揺動軸として揺動し、さらに、ピボット軸受(452A、457B)を中心軸として回転する。さらに、支承板451は、各円柱体454、456の軸方向に沿ってスライドする。
また、台座側支承手段540において、支承板541は、半円凹部542Aのカーブに沿って揺動するとともに、円柱体545を揺動軸として揺動する。
背板側支承手段460、550において、支承板461、551は、ボール体464、554を揺動支点として揺動するとともに、V溝461A、462A、551A、552Aに沿ってスライド移動する。
つまり、台座側支承手段450、540は、ベース体410、510に生じるいかなる向きの変化にも対応して支承板451、541を揺動させ、支承板451、541を水平に保つ。また、背板側支承手段460、550は、ベース体410、510に生じるいかなる向きの変化にも対応して支承板461、551を揺動させ、支承板461、551を鉛直に保つ。
すると、定盤3の変形に伴ってベース体410、510の位置や向きが変わっても、このような変化は支承板451、541、461、551の揺動によって相殺されてベース体410の向きの変化はガイドレール200に伝えられず、ガイドレール200は真直性を保って支持される。
また、環境に温度変化があると、定盤3の線膨張量とガイドレールの線膨張量とが異なってくる場合がある。ガイドレールは、前部支持装置400には接合されているが、後部支持装置500には接合されずに載せられているところ、定盤3とガイドレール200とは互いに拘束されることなく伸縮する。すなわち、定盤3とガイドレール200との伸縮分の差は後部支持装置500の側で逃げられる。すると、ガイドレール200に無理な力が作用することはなく、ガイドレール200は真直の状態で支持される。
また、ガイドレール200と定盤3とは互いに拘束されずに伸縮するが、ガイドレール200の一端は前部支持装置400に接合されているので、一端側では定盤3とガイドレール200との相対位置が変化しない。すると、例えば、ガイドレール200にスケール部材が貼設されている場合であっても定盤3に対する原点位置がずれることがない。
以上、このような構成を備えるガイドレール装置によれば、次の効果を奏することができる。
(1)ガイドレール200は、支承手段440、530により支承されているので、定盤3に生じる変化は支承手段440、530の揺動によって相殺される。すると、ガイドレール200には定盤3の変形が影響せず、その結果、ガイドレール200の真直性が保たれる。
(2)ガイドレール200は、前部支持装置400に対しては接合手段420に接合されているが、後部支持装置500には接合されていないので、定盤3とガイドレール200とは互いに拘束されることなく伸縮可能である。よって、定盤3とガイドレール200との伸縮の差があってもガイドレール200には力が作用せず、ガイドレール200の真直性が保たれる。
(3)ガイドレール200は接合手段420によって前部支持装置400に接合されているので、定盤3とガイドレール200との相対位置は前部支持装置400において固定される。よって、ガイドレール200にスケール部材が貼設されているような場合であっても、スケール部材と定盤3との相対位置を固定して、原点ずれなどを防ぐことができる。
(4)このように、ガイドレール200の真直性が保たれ、また、スケール部材の原点位置が保持される結果として、ガイドレール200にスライド部材をスライド移動させるような駆動機構(駆動装置)の駆動速度を保ち、スケール部材を有する移動量検出器の検出精度を向上させ、さらには、駆動機構の位置決め精度を向上させることができる。
次に、本発明に係るガイドレールの支持装置の変形例について説明する。
変形例の基本的な構成は上記実施形態と同様であるが、変形例は、支承手段の構成に特徴を有する。
変形例における支承手段の構成を図7に示す。図7において、支承手段600は、一面がガイドレール200に当接する平坦面に形成された支承板610と、ベース体(410、510)に固定される固定板620と、固定板620に対して支承板610を揺動可能に連結する継手手段630と、を備えている。
継手手段630は、支承板610と固定板620との間に配設された連結板631と、連結板631と支承板610との間に挟持されるボール体632と、連結板631と固定板620との間に挟持されるボール体633と、を備えている。
支承板610および連結板631はそれぞれの対向面にV溝を有し、すなわち、支承板610はV溝611を有し、連結板631はV溝631Aを有する。そして、ボール体632は、支承板610のV溝611と連結板631のV溝631Aとに嵌合された状態で両側から挟持されている。
また、固定板620および連結板631はそれぞれの対向面にV溝を有し、すなわち、固定板620はV溝621を有し、連結板631はV溝631Bを有する。そして、ボール体633は、固定板620のV溝621と、連結板631のV溝631Bとに嵌合されて両側から挟持されている。
ここで、連結板631の上下面にそれぞれ刻設されたV溝631A、631Bは、互いに90°で立体交差する向きに形成されている。
このような構成において、連結板631は、ボール体633による揺動支持によって固定板620に対して揺動する。支承板610は、ボール体632による揺動支持により連結板631に対して揺動する。すなわち、支承板610は、継手手段630を介して固定板620に対して揺動する。
また、支承板610は、ボール体632に対してV溝611に沿ってスライド移動可能であり、連結板631は、ボール体633に対してV溝631Bに沿ってスライド可能である。すなわち、支承板は、固定板に対して前後左右にスライド移動可能である。
また、支承板610は、ボール体632を支点に回動可能であり、連結板631は、ボール体633を支点に回動可能である。
このような構成によれば、支承板610は、固定板620に対して揺動、スライドおよび回動可能である。この支承手段600によりガイドレール200を支承すれば、ベース体(410、510)の姿勢や位置の変化が支承板610の揺動、スライドおよび回動により相殺される。すると、ガイドレール200には無理な力が作用することなく、ガイドレール200は真直の状態を維持して支持される。
また、継手手段630による支承板610の揺動はボール体632、633による揺動支持によるので、揺動時の抵抗が小さい。その結果、ベース体(410、510)に生じた変化が支承板610の揺動によって十分に相殺され、ガイドレール200に無理な力が掛かることがなく真直性が維持される。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
ガイドレール200が真直である場合を例にして説明したが、ガイドレール200はもともと曲がっていてもよい。本発明によれば、ガイドレール200が真直でも湾曲していても、もともとの形状を歪ませないで支持できる。
上記実施形態で説明したガイドレール装置100のガイドレール200に可動部材をスライド移動可能に設けて駆動装置としてもよい。そして、駆動装置によって測定子を移動させるとともに、可動部材の移動量を検出する移動量検出器を設けて測定機としてもよい。このような測定機としては、背景技術で説明した三次元測定機が例示されるが、測定機は、三次元測定機に限られず、例えば、測定子を直線的に移動させる構成の測定機(例えば、表面粗さ測定機)などでもよい。
ガイドレール200は、一つの前部支持装置400と一つの後部支持装置500とにて担持されるとして説明したが、例えば、後部支持装置500は一つでなくても二つまたは三つ以上設けられてもよく、すなわち、ガイドレール200の長さに応じて必要な数だけ設けれられればよい。
なお、上記実施形態のように、ガイドレール200の底面は、前部支持装置400に二つ設けられた台座側支承手段450、450と、後部支持装置500の台座側支承手段540と、による3点で支承されれば十分であるが、3つ以上で支承してもよい。
ガイドレール200は、定盤3の側面に付設されるとして説明したが、ガイドレール200が設けられる位置は、定盤3の側面に限られず、定盤3の上面や下面であってもよい。
ベース体410、510は、台座部411、511が水平となるように定盤3に係着されるとしたが、台座部411、511および背板部412、512が斜め45度の状態で配設されてもよい。そして、斜めに配設された状態のベース体410、510によって谷となる位置にガイドレール200を受け入れるように配置してもよい。
本発明は、ガイドレールの支持装置、ガイドレール装置、駆動装置および測定機に利用でき、例えば、三次元測定機のガイドレールを支持する支持装置として利用できる。
本発明のガイドレール装置に係る一実施形態を示す図である。 前記実施形態において、支持装置の概念図である。 前記実施形態において、前部支持装置の構成を示す図である。 前記実施形態において、接合手段の構成を示す図である。 前記実施形態において、前部支持装置における台座側支承手段の構成を示す図である。 前記実施形態において、後部支持装置の構成を示す図である。 本発明のガイドレール装置に係る変形例において、支承手段の構成を示す図である。 三次元測定装置において従来のガイドレールを示す図である。 従来のガイドレールが曲げられる様子を示す図である。
符号の説明
1…三次元測定機、2…測定子(検出子)、3…定盤(基台)、31…テーブル面、32…フランジ台部、4…駆動機構(駆動装置)、41…ガイドレール、41A…溝、42…ビーム支持体(可動部材)、43…ビーム、44…コラム、45…スピンドル、100…ガイドレール装置、200…ガイドレール、300…支持装置、400…前部支持装置、410…ベース体、411…台座部、412…背板部、413…フック部、420…接合手段、421…固定ブロック(固定部)、422…接合ブロック(接合部)、423…接合継手手段、424…V溝、425…ボール体、426…揺動連結板、427…V溝、429…ナット、430…引付手段である引付ばね、440…支承手段、450…台座側支承手段、451…支承板、451A…V溝、452A…円錐凹部、452…固定板、453…継手手段、454…上側円柱体(第1円柱体)、455…上側連結板(第1連結板)、455A…V溝、455B…V溝、456…下側円柱体(第2円柱体)、457…下側連結板(第2円柱体)、457B…円錐凸部、457A…V溝、460…背板側支承手段、461…支承板、461A…V溝、462…固定板、462B…V溝、463…ボール体(支承継手手段)、464…リテーナ、500…後部支持装置、510…ベース体、511…台座部、512…背板部、530…支承手段、540…台座側支承手段、541…支承板、542…固定体、542A…半円凹部、543…支承継手手段、544…揺動体、545…円柱体、550…背板側支承手段、551…支承板、551A…V溝、552…固定板、552A…V溝、553…支承継手手段、554…ボール体、600…支承手段、610…支承板、611…V溝、620…固定板、621…溝、630…継手手段、631A…V溝、631B…V溝、631…連結板、632…ボール体、633…ボール体、W…被測定物

Claims (7)

  1. 可動部材を案内するガイドレールを基台に対して略定位置に保ちつつ支持する支持装置であって、
    前記ガイドレールの一端側を支持する前部支持装置と、前記ガイドレールの他の部分を支持する後部支持装置と、を備え、
    前記前部支持装置は、前記基台に固定されるとともに前記ガイドレールを担持するベース体と、前記基台および前記ガイドレールの少なくともいずれか一方に変形が生じた際に、変形が生じた側の変形を他の側に伝えることなく許容するように前記ガイドレールを支承する支承手段と、前記ガイドレールと前記ベース体とを前記ガイドレールの長手方向へ移動不可に接合する接合手段と、を備え、
    前記後部支持装置は、前記基台に固定されるとともに前記ガイドレールを担持するベース体と、前記基台および前記ガイドレールの少なくともいずれか一方に変形が生じた際に、変形が生じた側の変形を他の側に伝えることなく許容するように前記ガイドレールを支承する支承手段と、を備え、
    前記支承手段は、前記ガイドレールに当接して前記ガイドレールを支承する支承板と、前記ベース体に固定された固定板と、前記固定板に対して前記支承板を揺動可能に繋ぐ支承継手手段と、を備え、
    前記接合手段は、前記ベース体に固定された固定部と、前記ガイドレールに接合される接合部と、前記固定部と前記接合部との間に設けられ前記固定部に対して前記接合部を前記ガイドレールの長手方向へ移動不可かつ前記ガイドレールの長手方向に直交する面内で揺動可能に連結する接合継手手段と、を備える
    ことを特徴とするガイドレールの支持装置。
  2. 請求項1に記載のガイドレールの支持装置において、
    前記支承手段は、前記ガイドレールを前記基台に対して揺動可能および進退可能に支承する
    ことを特徴とするガイドレールの支持装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガイドレールの支持装置において、
    前記ベース体と前記ガイドレールとの間に介装されて前記ガイドレールを前記ベース体に向けて引き付ける引付手段と、を備える
    ことを特徴とするガイドレールの支持装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のガイドレールの支持装置において、
    前記ベース体は、このベース体が前記基台に固定された状態において水平状態となり前記ガイドレールを下から支える台座部、および、前記台座部の一端辺から連続して立ち上がって設けられ前記基台に固定される背板部を有し、
    前記支承手段は、前記台座部に設けられ前記ガイドレールを下支えする台座側支承手段と、前記背板部側において前記ガイドレールを支承する背板側支承手段と、を備える
    ことを特徴とするガイドレールの支持装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のガイドレールの支持装置と、
    このガイドレールの支持装置で支持されるガイドレールと、を備えたガイドレール装置。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のガイドレールの支持装置と、
    このガイドレールの支持装置で支持されるガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って移動可能に設けられた可動部材と、を備えた駆動装置。
  7. 被測定物を載置する前記基台としての定盤と、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のガイドレールの支持装置と、
    このガイドレールの支持装置で支持されるガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って移動可能に設けられた可動部材と、
    前記可動部材によって移動されるとともに前記被測定物の表面を検出する検出子と、
    前記ガイドレールに対する前記可動部材の相対移動量を検出する移動量検出器と、
    前記検出子による前記被測定物表面の検出、および、前記移動量検出器による検出値に基づいて前記被測定物の形状を解析する解析部と、を備えた測定機。
JP2004017091A 2004-01-26 2004-01-26 ガイドレールの支持装置、ガイドレール装置、駆動装置および測定機 Expired - Fee Related JP4722400B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004017091A JP4722400B2 (ja) 2004-01-26 2004-01-26 ガイドレールの支持装置、ガイドレール装置、駆動装置および測定機
US11/042,268 US7222434B2 (en) 2004-01-26 2005-01-25 Driving device and measuring instrument
CNB2005100029231A CN100538252C (zh) 2004-01-26 2005-01-26 导轨支承装置、导轨装置、驱动装置以及测量机
EP05001582.5A EP1557637B1 (en) 2004-01-26 2005-01-26 Guide rail supporting device, guide rail device, driving device, and measuring instrument

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004017091A JP4722400B2 (ja) 2004-01-26 2004-01-26 ガイドレールの支持装置、ガイドレール装置、駆動装置および測定機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005205572A JP2005205572A (ja) 2005-08-04
JP4722400B2 true JP4722400B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=34631976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004017091A Expired - Fee Related JP4722400B2 (ja) 2004-01-26 2004-01-26 ガイドレールの支持装置、ガイドレール装置、駆動装置および測定機

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7222434B2 (ja)
EP (1) EP1557637B1 (ja)
JP (1) JP4722400B2 (ja)
CN (1) CN100538252C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017210051A1 (de) 2016-06-16 2017-12-21 Mitutoyo Corporation Industriemaschine

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004317243A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Mitsutoyo Corp 測定機
JP4071227B2 (ja) * 2004-09-28 2008-04-02 株式会社新川 ボンディング装置
JP4568621B2 (ja) * 2005-02-28 2010-10-27 株式会社ミツトヨ 表面性状測定機の真直度補正方法および表面性状測定機
CN101458058B (zh) * 2007-12-12 2010-09-29 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 量测装置
US20090282751A1 (en) * 2008-05-15 2009-11-19 Visual Measurement Technology Llc Self measuring vinyl siding
EP2283303B1 (en) * 2008-05-16 2016-09-21 Hexagon Metrology S.p.A. Machine bed for a co-ordinate measuring machine
JP5330297B2 (ja) * 2009-05-26 2013-10-30 株式会社ミツトヨ アライメント調整機構、および測定装置
PL2472216T3 (pl) * 2010-12-30 2014-01-31 Hexagon Metrology Spa Maszyna do pomiaru współrzędnych
US9222763B2 (en) * 2012-03-02 2015-12-29 Hexagon Metrology, Inc. Coordinate measuring machine with constrained counterweight
US8881593B2 (en) * 2012-05-29 2014-11-11 Seagate Technology Llc Cylindrical bridge
KR101468994B1 (ko) * 2013-09-13 2014-12-04 이근호 철도레일의 진행방향 변위측정장치 및 이를 이용한 변위측정방법
JP6288477B2 (ja) * 2015-01-30 2018-03-07 株式会社東京精密 三次元座標測定装置
EP3527931B1 (en) * 2015-01-30 2021-07-21 Tokyo Seimitsu Co., Ltd. Three-dimensional coordinate measurement apparatus
JP6347260B2 (ja) * 2015-01-30 2018-06-27 株式会社東京精密 三次元座標測定装置
DE102015206981A1 (de) * 2015-04-17 2016-10-20 Kuka Systems Gmbh Adaptives Automatisierungssystem zur Bauteilprüfung
CN116625211B (zh) * 2023-07-20 2023-09-15 成都大学 一种用于粉末冶金件热变形的测量装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5890109A (ja) * 1981-11-25 1983-05-28 Mitsutoyo Mfg Co Ltd 多次元測定機の組立方法
JPS61206811A (ja) * 1985-03-06 1986-09-13 株式会社ミツトヨ 機械要素の連結構造
JPS6383603A (ja) * 1986-09-27 1988-04-14 Mitsutoyo Corp ねじリ−ド測定装置
JPH02140408U (ja) * 1989-04-27 1990-11-26
JPH03214009A (ja) * 1990-01-17 1991-09-19 Mitsutoyo Corp 三次元測定機

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4442607A (en) * 1981-11-25 1984-04-17 Mitutoyo Mfg. Co., Ltd. Measuring instrument
DE3150978A1 (de) 1981-12-23 1983-06-30 Fa. Carl Zeiss, 7920 Heidenheim Messmaschine in portalbauweise
US4592146A (en) * 1984-03-20 1986-06-03 General Electric Company Tool pre-gauging device
US4630381A (en) * 1984-07-24 1986-12-23 Mitutoyo Mfg. Co., Ltd. Coordinate measuring instrument
BR8604536A (pt) * 1985-01-22 1987-07-14 Mitutoyo Mfg Co Ltd Instrumento para medicao de coordenadas
US4594791A (en) * 1985-01-24 1986-06-17 The Warner & Swasey Company Bridge type coordinate measuring machine
US4637738A (en) 1985-07-31 1987-01-20 Vincent Barkley Alignment compensator for linear bearings
US4682418A (en) * 1986-07-07 1987-07-28 The Warner & Swasey Company Coordinate measuring machine
JPS6435310A (en) * 1987-07-31 1989-02-06 Mitutoyo Corp Multidimensional measuring machine
US5042162A (en) * 1989-02-10 1991-08-27 Brown & Sharpe Manufacturing Company Coordinate measuring machine with vibration dampening system
JPH0729336B2 (ja) 1989-07-14 1995-04-05 東洋製罐株式会社 輸液栓体の成形法
JPH02140408A (ja) * 1989-09-07 1990-05-30 Yamaha Motor Co Ltd V形エンジンのカム軸駆動装置
DE4032820C1 (ja) * 1990-10-16 1991-11-07 Deutsche Star Gmbh, 8720 Schweinfurt, De
US5173613A (en) * 1991-04-22 1992-12-22 Warner & Swasey Co. Sheffield Measurement Div. Coordinate measuring machine with improved table support
JPH04127418U (ja) * 1991-05-10 1992-11-19 日本トムソン株式会社 直動転がり案内ユニツト
US5257461A (en) * 1992-04-27 1993-11-02 Warner & Swasey Coordinate measuring machine construction
US5329825A (en) * 1992-11-25 1994-07-19 Eastman Kodak Company Precision moving stage
DE19850946A1 (de) * 1998-11-05 2000-05-11 Schaeffler Waelzlager Ohg Kompensationslager
DE19958306C2 (de) 1999-12-03 2002-03-14 Zeiss Carl Koordinatenmeßvorrichtung
US6941669B2 (en) * 2000-06-30 2005-09-13 Magus Gmbh Method for determining effective coefficient of thermal expansion
DE10313038B4 (de) * 2003-03-24 2005-02-17 Klingelnberg Gmbh Vorrichtung zur Erfassung der Lage eines Tastelements in einem Mehrkoordinatenmessgerät
JP2004317243A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Mitsutoyo Corp 測定機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5890109A (ja) * 1981-11-25 1983-05-28 Mitsutoyo Mfg Co Ltd 多次元測定機の組立方法
JPS61206811A (ja) * 1985-03-06 1986-09-13 株式会社ミツトヨ 機械要素の連結構造
JPS6383603A (ja) * 1986-09-27 1988-04-14 Mitsutoyo Corp ねじリ−ド測定装置
JPH02140408U (ja) * 1989-04-27 1990-11-26
JPH03214009A (ja) * 1990-01-17 1991-09-19 Mitsutoyo Corp 三次元測定機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017210051A1 (de) 2016-06-16 2017-12-21 Mitutoyo Corporation Industriemaschine

Also Published As

Publication number Publication date
EP1557637B1 (en) 2016-09-21
CN100538252C (zh) 2009-09-09
US7222434B2 (en) 2007-05-29
CN1648596A (zh) 2005-08-03
EP1557637A1 (en) 2005-07-27
JP2005205572A (ja) 2005-08-04
US20050160612A1 (en) 2005-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4722400B2 (ja) ガイドレールの支持装置、ガイドレール装置、駆動装置および測定機
JP4663659B2 (ja) 位置決め装置
JP3926793B2 (ja) 表面形状測定装置
EP2820376B1 (en) Coordinate measuring machine with support beam having springs
JP4434452B2 (ja) 測尺装置
KR101180509B1 (ko) 3차원 형상 측정 장치용 프로브 및 3차원 형상 측정 장치
JP2010117233A (ja) 摩擦試験装置
Oiwa Error compensation system for joints, links and machine frame of parallel kinematics machines
CN201141935Y (zh) 二轴三驱动反射镜
JP4322762B2 (ja) ステージガイド機構
US7353616B2 (en) Shape measuring instrument
WO2012066756A1 (ja) 触針式測定装置
JP5255422B2 (ja) 形状測定プローブ
JP4421431B2 (ja) ステージスライダ機構
CN211855251U (zh) 用于孔结构的测量装置
JP4735576B2 (ja) 摩擦駆動搬送装置
KR102576572B1 (ko) 주행경로 보정이 가능한 직선 이송장치 및 그 주행경로 보정방법
CN113155449B (zh) 一种非接触式移动副动力学实验平台
JP7254997B2 (ja) 測定ヘッド及びその温度特性を調整する方法
CN220583352U (zh) 测量仪器的导轨结构
JP6617039B2 (ja) 測定装置
JP6635811B2 (ja) 測定装置
CN116989835A (zh) 可自适应调节的导轨***
KR20090114517A (ko) 대상물의 진직도 및 두 대상물의 단차와 기울기 각도차를측정하는 측정 장치 및 이를 이용한 축정렬 방법
JP2000028767A (ja) 直線案内装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061130

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070703

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110406

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4722400

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees