JP4663659B2 - 位置決め装置 - Google Patents

位置決め装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4663659B2
JP4663659B2 JP2006553637A JP2006553637A JP4663659B2 JP 4663659 B2 JP4663659 B2 JP 4663659B2 JP 2006553637 A JP2006553637 A JP 2006553637A JP 2006553637 A JP2006553637 A JP 2006553637A JP 4663659 B2 JP4663659 B2 JP 4663659B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positioning member
lever
member according
levers
sample stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006553637A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007530922A (ja
Inventor
マイケル・ジョン・ディクソン
テレンス・ジェームズ・ハーバート
Original Assignee
トーラブズ・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トーラブズ・インコーポレーテッド filed Critical トーラブズ・インコーポレーテッド
Publication of JP2007530922A publication Critical patent/JP2007530922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4663659B2 publication Critical patent/JP4663659B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/028Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors along multiple or arbitrary translation directions, e.g. XYZ stages
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J25/00Actions or mechanisms not otherwise provided for
    • B41J25/001Mechanisms for bodily moving print heads or carriages parallel to the paper surface
    • GPHYSICS
    • G12INSTRUMENT DETAILS
    • G12BCONSTRUCTIONAL DETAILS OF INSTRUMENTS, OR COMPARABLE DETAILS OF OTHER APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G12B5/00Adjusting position or attitude, e.g. level, of instruments or other apparatus, or of parts thereof; Compensating for the effects of tilting or acceleration, e.g. for optical apparatus
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/04Constructional details
    • H02N2/043Mechanical transmission means, e.g. for stroke amplification
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/18Mechanical movements
    • Y10T74/18992Reciprocating to reciprocating
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20207Multiple controlling elements for single controlled element
    • Y10T74/20341Power elements as controlling elements
    • Y10T74/20348Planar surface with orthogonal movement and rotation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20582Levers

Landscapes

  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Die Bonding (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)

Description

本発明は、生産ライン及び科学的実験の両者における光部品の位置決めを含む、様々な用途に広く使用される位置決め装置に関する。
高精度の位置決めを提供するように設計された位置決め部材の1つの欠点は、多くの場合、相対的に限られた範囲に亘ってしか機能させることができないことである。例えば、多くの位置決め部材の設計は、駆動メカニズムにおいて圧電駆動素子を採用している。圧電駆動素子は、比較的強固であるとともに、高い繰り返し精度で位置決めを提供することができるので、有用である。しかし、38mmの長さの圧電積層体には、42μmの位置決め範囲しかない場合がある。この限られた範囲は、圧電駆動素子を採用する位置決め部材が多くの用途に対して実用的でありえないことを意味し得る。同様の問題は別の種類の高精度の駆動メカニズムでも生じている。
特許文献1及び特許文献2は、この問題を解決する“インチワームポジショナー(inchworm positioners)”について記載している。これらは、圧電駆動素子が周期的に膨張、収縮するときに、その対向する端部を選択的に把持したり、開放したりするように配置された、一軸の位置決め部材である。圧電駆動素子の適切な制御と両端部の圧電グリップとは、連続した膨張収縮の周期の間に、圧電駆動素子をグリップの間に沿って寸動させることができる。この種の位置決め部材はより大きな動作範囲を許容するが、それらは注意深く調整統合されるように別々に制御されなければならない多くの動作部品を必要とする、複雑な設計となっている。
別の解法として、2つの要素を互いに摩擦係合させてなる位置決め部材があり、これら2つの要素は、これらの間の摩擦力が限度を超えたときには互いに対して滑動する。動きは、一の要素の慣性力と、要素間の摩擦係合の滑り又は食いつきとの間の相互作用によって生じる。この種の位置決め部材は、イナーシャルポジショナー(inertial positioner)又はスリップ−スティックポジショナー(slip−stick positioner)として参照され、例えば、非特許文献1によって公知である。イナーシャルスリップ−スティックポジショナーは比較的少数の主な部品で作ることができる。しかし、既知のイナーシャルスリップ−スティックポジショナーは、上述のインチワームポジショナーとは異なり、対荷重性能が低く、高い指向性を有している。
代替的な解法は、動きを拡大する、又は増幅するレバー構成を使用することであろう。特許文献4は、主にドットマトリックスプリンターのヘッドとして設計されているとはいえ、圧電駆動素子のための機械的な増幅器に着いて記載している。特許文献4の装置は、圧電積層体の対向する端部に取り付けられた一対のヒンジで結合されたレバーを採用し、レバーの内側アーム部が、圧電素子が膨張することによって押されて離間するときに、外側アーム部が内側アーム部と一つに合わされるようにされている。留め金ばねは、レバーのアーム部が一つに合わさるときに、レバーの外側アーム部と留め金との間を外側で連結している。留め金ばねの外側への動きは、装置の有用な出力を提供している。特許文献5は、特許文献4の装置と同様の原理を採用しているが、レバーの間を直列につなぐ2つの留め金ばねを有している。これは、2つの同時に変位する出力に対するものである。この種の装置は試料台の信頼できる位置決めには通常好適ではない。これは、それらのばね特性がそれらを振動させようとするからであり、留め金の動きは通常、異なる台荷重に対しては異なっている。これは、異なる質量を有する試料は、圧電駆動素子の同じ膨張量に対して、通常は異なって位置決めされるであろうことを意味している。
米国特許第3902084号明細書 米国特許第3902085号明細書 特開平02−119277号公報 欧州特許第0510698号明細書 欧州特許第0937961号明細書 Dieter Pohl,"Review of Scientific Instruments", vol.58, p.54−57(1986)
本発明の第1の特徴によれば、基体部及び該基体部に対して移動可能な試料台と、前記基体部と前記試料台との間で作動するように配置された駆動機構と、互いに離隔するように延びる複数のレバーであって、前記レバーは前記試料台を支持するとともに、前記駆動機構に接続され、該駆動機構の起動が前記レバーで機械的に増倍して(mechanical advantage)伝導され、前記試料台を位置決めし、それぞれの前記レバーは支点に回転可能に取り付けられ、前記レバーを内側、及び外側アーム部に細分し、前記内側アーム部は前記駆動機構に接続され、前記外側アーム部は試料台を支持する複数のレバーと、前記支点を形成するために、可撓性接続によって前記レバーに接続された支持壁と、を備える位置決め部材が提供されている。
レバーの使用によって、例えば圧電素子の膨張または収縮のような駆動機構の動きを、試料台に伝達される前に増幅することができる。また、互いから離間するように延在する複数のレバー上に試料台を取り付けることによって、例えば試料が中心からずれて配置される場合のような、試料台上の試料の荷重によって加えられるトルク力に対して抵抗する、安定した取り付けを達成することができる。加えて、複数のレバーを使用することによって、個々のレバーのそれぞれに関する精密な動きを、試料台の直線的な動きを提供するように結合させることができる。
後述の全体にわたって、レバーは出力レバーとして参照される場合がある。この用語は、それらが試料台を支持するということを示し、位置決め部材の出力ステージと考えられても良い。
内側アーム部が駆動機構に接続され、外側アーム部が試料台を支持するように、レバーを内側及び外側アーム部に細分する支点に回転可能に取り付けられたそれぞれのレバーは、単純なレバー及び駆動機構の構成を可能としている。
駆動機構は、レバーに同じ方向に作用するように配置されて良く、こうすると駆動機構が起動したときにレバーは互いに同じ様に動く。
複数のレバーは、反対方向に延在する2つのレバーを備えてよい。
レバーは曲げヒンジによって互いに接続されてよい。曲げヒンジは、例えば、レバーの間に接続された板ばねであっても良く、または、レバーは単一の横材から形成されていてもよい。曲げヒンジは横材の薄くされた部分によって提供される。
このようにレバーを接続すると、それぞれのレバーが、(可撓性のピボットとして参照される場合がある)支点の周りを静止位置から離れるように回転するときに、復元力が生じる。この復元力は、試料台に対する支持力を与える。レバーを単一の横材から形成することによって、少ない部品を有し、構造的に堅固で組み立てやすい構成が得られる。それぞれのレバー及びその支持壁は一体構造であって良く、可撓性接続は、レバーと支持壁との間の結合部の薄くされた部分によって提供される。
この種の可撓性ピボットは、それぞれのレバーが回転するときにさらに復元力を与え、試料台に対する支持力を増加させる。一体構造は少ない部品を有し、構造的に堅固で組み立てやすい。
可撓性ピボットを支持する支持壁は、独立して撓むように構成されてよい。例えば、圧電変換機は膨張するように駆動され得る一方の支持壁の表面に固定され、支持壁を撓ませてよい。一方の、又は他方の(もしくは両方の)支持壁を撓ませることによって、その有効長は互いに対して減少する。このことによって、異なるレバーの支点の間の相対的な動きが生じる。試料台はそれぞれのレバーに接続されているので、この支点間の相対的な動きは試料台を基体部に対して回転させ、角度を持った位置決めを可能とする。
試料台は、出力連結部の軸に平行に加えられる力に対して剛性を有している一対の出力連結部によってレバーに取り付けられても良い。これよって、動きはレバーから試料台へ確実に伝導される。
出力連結部は、その軸に対して横方向に加えられる力に対して変形可能であって良い。このことは、位置決め部材がレバーの弓状の動きの横方向の成分を収容するのを補助し、試料台を直線的に動くようにする。別の場合には、出力連結部と、レバー及び/もしくは試料台との間を弾性的に取り付けることによって、これらの横方向の動き成分を収容するようにしても良い。
たとえ試料台が基体部に対して、駆動軸に横方向に動いても、または、ずれていても、位置決め部材は、可撓性出力連結部によって試料台を駆動軸に平行に確実に位置決めし、横方向の動きは出力連結部の撓みによって収容される。このことによって、多数の位置決め部材を並行して結合して多軸の位置決め部材とすることができる。例えば、2つのまたは3つの直角に取り付けられた位置決め部材は共通の基体部及び共通の試料台の間に接続され、2軸のまたは3軸の位置決め部材を提供することができる。
出力連結部は、駆動機構が起動力を与える駆動軸に略平行に延在して良い。
出力連結部は、駆動機構又はその重要な部分が配置されるレバーの同じ側から離れるように延在して良い。
この背中合わせの出力連結部によって、相対的に長い出力連結部を小さいスペースで使用することができる。長い出力連結部の使用はその可撓性を向上させる。さらに、長い出力連結部は、多軸の位置決め部材におけるレバーの弓状の動き又は試料台の基体部に対する横方向の動きに関連する横方向の動きのための相対的に大きな曲率半径を提供する。大きな曲率半径を有すると、位置決め部材の動きの横方向及び縦方向の成分の間の結合が減少する。
さらに、位置決め部材は、例えば、コイルばねのようなばねなどの、それぞれのレバーに接続され、レバーの基体部に対する動きに抵抗するように配置された付勢要素を備えても良い。付勢部材は、レバーが駆動機構によって動くときに、レバーに対する追加的な復元力を与える。また、付勢部材は、位置決め部材が確実に支持し位置決めする荷重を増加させる。
また、位置決め部材は、それぞれのレバーに接続され、レバーが基体部に対して動く量を制限する停止機構を備えても良い。停止機構は位置決め部材が、例えば駆動機構によって過負荷され、または過度に駆動されることによって損傷を受けないようにしている。
一般的に、レバーの寸法と、試料台及び駆動機構をレバーに取り付ける位置とは、試料台が、駆動機構が動く量より多くの量を動くように決められている。すなわち、レバーの作用の機械的な増倍、又は機械的な増幅は1より大きい。しかし、いくつかの例においては、試料台が、駆動機構が動く量より少ない量を動くように、構成が決められている場合もある。すなわち、レバーの作用の機械的な増倍、すなわち機械的な増幅は1より小さい。この構成では圧電素子の膨張又は収縮は効果的に減速される。このことによって、試料を駆動機構の精度より高い精度で位置決めすることができる。
位置決め部材は、レバーの位置を測定するための一以上の歪みゲージを備えても良い。歪みゲージを取り付ける多くの位置がある。例えば、歪ゲージは駆動機構の部分に取り付けられても良い。例えば、歪ゲージは、駆動機構の部分を形成することのできる圧電素子の側面に取り付けられても良い。このようにすると、駆動機構の動きを測定することができ、それからレバーの位置を計算することができる。レバーの位置から、基体部に対する試料台の位置を決めることができる。また、歪みゲージの出力信号を、例えばエンコーダ装置に供給して、位置決めの安定性を向上させるためにフィードバック制御のループの中で使用することもできる。
一以上の歪みゲージをそれぞれのブリッジ状測定回路に取り付けることもできる。例えば、位置決め部材そのものに取り付けられるホィーストンブリッジ測定回路が上げられる。このようにすると、ブリッジ状回路の異なる要素の間の温度差から生じる効果を減少させることができる。いくつかの実施形態においては、歪ゲージは、感度を向上させるように、ブリッジ状回路のそれぞれのアーム部に使用されても良い。
位置決め部材は、互いから離れるように延在する複数のさらなるレバーを備えても良く、これらさらなるレバーは基体部及び駆動機構に接続され、駆動機構の起動はさらなるレバーに伝導されて、これら更なるレバーが基体部に対して動く。
それぞれのさらなるレバーは支点に回転可能に取り付けられ、さらなるレバーは支点によって内側及び外側アーム部に細分され、内側アーム部は駆動機構に接続され、外側アーム部は基体部に接続される。
さらなるレバーは、駆動機構がそれぞれの更なるレバーに同じ方向に作用するように配置されてよい。この方向は、駆動機構が最初に示したレバーまたは出力レバーに作用する方向とは別の方向である。
後述の全体を通して、さらなるレバーは入力レバーとして参照される場合がある。この用語は、それらが基体部に取り付けられ、位置決め部材の入力段階と考えられることができるということを示している。
通常、入力レバーは出力レバーに対して鏡面対称となっており、高度の対称性を有する位置決め部材を提供している。入力レバーの設計と構成は、出力レバーに対して前述された特徴に対応する多くの特徴を備えている。
一対の入力連結部は基体部を入力レバーに接続するために使用されても良く、入力連結部は入力連結部の軸に平行に加えられる力に対して剛性を有しているが、入力連結部の軸の横方向に加えられる力に対しては変形可能である。入力連結部もまた、例えば、入力レバーの駆動機構が配置されている側と同じ側から延在するように背中合わせであり、長い結合部を小さいスペースで使用できるようにされている。
このように高度な対称性を提供することによって、駆動機構の動きを、出力及び入力レバーを介して、試料台に伝導することができる。このことは、出力レバーが、駆動機構の動きの一部分を収容する入力レバーが無い場合に必要とされるピボットの約半分のピボットのみを必要とするということを意味している。このことによって、レバーの弓状の動きに関連する誤差効果が減少する。
さらに、高度な対称性を有する設計は、位置決め部材の多くの別の部品を削減し、より単純な製造を可能としている。
本発明の第2の特徴によれば、第1の方向に沿って位置合わせされた本発明の第1の特徴による第1の位置決め部材と、第1の方向とは異なる第2の方向に沿って位置合わせされた本発明の第1の特徴による第2の位置決め部材とを備え、第1及び第2の位置決め部材が共通の基体部及び共通の試料台の間に接続されている多軸の位置決め部材が提供されている。
多軸の位置決め部材は、第1、及び第2の方向とは異なる第3の方向に沿って位置合わせされた本発明の第1の特徴による第3の位置決め部材をさらに備え、第3の位置決め部材は共通の基体部と共通の試料台との間に接続されている。
このように、相似の機構を有する多軸の位置決め部材が6つの自由度を有して提供されている。6つの自由度が要求されていない場合には、より少ない自由度が提供されても良い。例えば、第3の位置決め部材は試料台の回転には寄与せず、5軸の位置決め部材として提供されても良い。
本発明のよりよい理解と本発明の効果を発揮させる方法を示すために、参照として添付の図面に例を示す。
図1,2,3、及び4は、本発明の第1の実施形態による位置決め部材2のそれぞれ正面図、端部から見た図、側面図及び斜視図である。位置決め部材2は、3次元の直交座標系を参照して記載されており、上部及び下部というような用語は図1に示した方向を参照している。しかし、位置決め部材は、別の方向においても同様に使用できることは理解されるであろう。図1の正面図は、y―軸(これらの軸を示すアルファベットは全て「全角」にして下さい)に沿った方向から、図2の端部から見た図はz―軸に沿った方向から、図3の側面図はx―軸に沿った方向から見たものである。それぞれの図面の中の方向符号は図の直交面を示している。
位置決め部材2は、試料台(又は出力ステージ)6を基体部(又は入力ステージ)4に対してz軸に沿って動かすための、一軸の位置決め部材である(試料台6は図2又は図4には示されておらず、基体部4は図4には示されていない)。この例における位置決め部材はx方向及びz方向が約55mm、そしてy方向が15mmの固有の大きさを有している。しかし、設計は固有に寸法を決めることができ、これらの寸法は必要に応じてより小さく又はより大きくすることができることに注意を要する。実際に、設計は、エッチング技術を使用する半導体材料で使用される微小電気機械的システム(micro−electromechanical system:MEMS)又は極微小技術環境(nano−technology environment)に対して有用であり得る。位置決め部材は、ステンレススチールからなる主本体部材21、圧電素子8、主本体21を基体部4に接続する一対の可撓性入力連結部22,24、主本体21を試料台6に接続する一対の可撓性出力連結部26,28、荷重ばね38,40、及び荷重ばねのための取り付けスピゴット42,44,46,48を備えてなる。圧電素子8はスタック状に示されているが、筒状若しくは別の形状の圧電素子が使用され得ることは理解されるであろう。駆動ねじのような他の種類の駆動部もまた使用されてよい。
この例において、主本体21は一体構造であり、可撓性入力連結部22,24が取り付けられる入力横材7及び可撓性出力連結部26,28が取り付けられる出力横材9を備えている。入力及び出力横材7,9は第1及び第2の支持壁18,20によって互いに離間されている。入力横材7は上面にy軸に沿って延びる切り欠き部を備えている。この切り欠き部は、入力横材を中央で撓ませる入力曲げヒンジ23のために提供されている。出力横材9は同様の切り欠き部を下面に備えている。この切り欠き部は、出力横材を中央で撓ませる出力曲げヒンジ19のために提供されている。第1及び第2の支持壁18,20のそれぞれの端部と、入力及び出力横材7,9との間の接続は、y方向に沿って伸びる主本体21の薄くされた部分からなり、支点として働く曲げピボット11,13,15,17をそれぞれ提供している。
横材7,9における曲げヒンジ23,19の組み合わせ、及び曲げピボット11,13,15,17は、4つのレバー10,12,14,16のために提供されている。入力横材7は曲げヒンジ23によって第1の入力レバー10と第2の入力レバー12に分割され、第1及び第2の入力レバー10,12は、それぞれの入力レバーのための支点を提供している曲げピボット11,13のそれぞれ1つを有している。出力横材9は曲げヒンジ19によって第1の出力レバー14と第2の出力レバー16に分割され、第1及び第2の出力レバー14,16は、それぞれの出力レバーのための支点を提供している曲げピボット15,17のそれぞれ1つを有している。よって、圧電素子8の一側部に向かう入力及び出力レバーは対向する第1の一対の入力及び出力レバー10,14を形成し、圧電素子8の他の側部に向かう入力及び出力レバーは、対向する第2の一対の入力及び出力レバー12,16を形成している。それぞれのレバー10,12,14,16は、それぞれの曲げピボット11,13,15,17によって内側アーム部と外側アーム部とに分割されている。レバーの内側アーム部は、曲げピボットから曲げヒンジに向かって内側に延びる部分となっている。外側アーム部は、レバーの曲げヒンジから離れる方向に外側に延びる部分となっている。
圧電素子8は、入力及び出力横材7,9の間に延び、支持壁18,20の間に位置している。圧電素子は、適当な駆動信号によって駆動されたときにz軸に沿って膨張及び収縮するように配置されている。圧電素子は、入力横材7に隣接する入力端と、出力横材9に隣接する出力端を備えている。圧電素子8の端部と横材7,9との間の界面は、横材を曲げヒンジで、圧電素子を損傷しないように曲げることができるように配置されている。これは、例えば、横材の曲げヒンジと位置決めされた限られた接触領域を有するベアリングパッドを採用することによって達成することができる。圧電素子8は、圧電素子8が配置される隙間よりわずかに長く寸法を決められている。圧電素子は、この小さめの隙間に、対向する一対の入力及び出力レバーの第1の圧入とともに挿入される。このことによってレバー10,12,14,16はそれぞれの曲げピボットの周りを回転し、圧電素子が嵌合している隙間が広がり、圧電素子を挿入することができる。一旦、圧電素子が所定の位置に収まると、レバーの外側アーム部に加えられる力は除去され、主本体が応力のかかっていない構成になろうとする。しかし、圧電素子がわずかに長く形成されることによって、完全に応力のかかっていない状態にはならない。このことは、圧電素子が圧縮状態に維持されることを確実にする。この圧電阻止の予備応力は良く知られているように作用特性を改善する。
歪ゲージは圧電素子の両側に貼り付けられる。3つの歪ゲージ29a、29b、29cが図1に示されている。それぞれの歪ゲージは、圧電素子8の膨張又は収縮の度合いを測定するように構成されている。圧電素子8の膨張又は収縮を別の歪みゲージの構成を使用して測定できることは理解されるであろう。例えば、ただ1つの歪みゲージが使用されても良い。しかし、複数の歪ゲージをしようすることによって感度を改善することができる。
図5は、入力横材7を基体部4に接続するために用いられる可撓性入力連結部の1つの断面図である。他の可撓性連結部24,26,28は、図5に示した可撓性連結部22と位置決め部材2の中に異なって配置されはするが、同じ構造をしている。連結部はその軸に沿って加えられる範囲の力に対しては剛性を有するが、横方向から加えられる力に対しては柔軟性を有する。本発明の短軸の実施形態において、可撓性連結部22,24,26,28が、横方向から加えられる力に対して変形しない剛性体の連結部に置換することができるということは理解されるであろう。しかし、後述からわかるように、図5に示す種類の可撓性連結部は、位置決め部材を多軸の位置決め部材に簡単に統合できるようにしている。可撓性連結部22は、取り付けだぼ60を可撓性部分62によって一端に取り付けられた剛性の中心本体58を備えている。同様の可撓性部分64が中心本体の他端から伸びているが、自由端となっている。中心本体と取り付けだぼとは3mmの直径のステンレス鋼の棒からできている。可撓性部分は1mmの直径のピアノ線からできている。取り付けだぼは、約5mmの長さで、中心本体は約25mmの長さである。ピアノ線は中心本体と取り付けだぼとに開けられた小孔の中に収容され、約10mmが中心本体と取り付けだぼとの間に露出し、約15mmが他の側に露出するようにされている。可撓性連結部22は全体の長さが約55mmである。ピアノ線の部分が相対的に短いので、可撓性連結部は相対的に高い長さ方向の強靭性を有するが、横方向には曲げ自在である。この種の結合部は特許文献5にさらに記載されている。
図4からわかるように、可撓性入力連結部22は位置決め部材2に、自由端の可撓性部分64が入力レバー10の外側アーム部の端部近傍に強固に接続されるように設置されている。そして、連結部は出力レバー14に向かってz軸に略平行に延び、中心本体58は対向するレバーのアーム部10,14の間に配置されている。取り付けだぼが取り付けられた可撓性部分62は、出力レバー14の中のゴム製の軸受け34を貫通している。ゴム製の軸受け34は、可撓性入力連結部22がその軸に平行な方向の限りにおいては自由に滑動できるが、この軸に対して横向きには滑動できないようにしている。減衰の程度はゴム製の軸受けによって決まり、位置決め部材の振動ノイズを削減するのを補助している。図4に示す方向の位置決め部材2では、取り付けだぼ60は出力レバー14の下に位置している。上述のように、基体部4は図4には示されていない。しかし、図1からわかるように、取り付けだぼ60は基体部に開けられた開口部の中に収容され、例えば、接着又はグラブねじによって所定の位置に保持されている。
別の可撓性入力連結部24は同様の方法で設置され、入力レバー12と出力レバー16との間に接続され、ゴム製の軸受け36を貫通している。可撓性連結部24の取り付けだぼは同様に基体部4に取り付けられている。このように、位置決め部材2は基体部4に対して2つの可撓性入力連結部によって支持されている。可撓性入力連結部は長さ方向には剛性を有しているので、可撓性入力連結部が取り付けられている入力レバーの外側アーム部の部分は、基体部に対してz―方向に沿って固定されている。しかし、横方向の力に対する可撓性のために、可撓性入力連結部が取り付けられている入力レバーの外側アーム部の部分は、x方向及びy方向には動くことができる。この動きがxz平面及びyz平面において弓状であろうことは理解できるが、説明の簡便のため、その最も大きな成分の方向によって記載することとする。
可撓性出力連結部26,28は、可撓性入力連結部22,24と全体的に同様の方法で設置されるが、基体部を入力レバーに接続するのとは異なり、出力レバーを試料台に接続している。すなわち、可撓性出力連結部の自由端の可撓性部分は、出力レバー14,16のそれぞれ一方の外側アーム部の端部の近傍に強固に接続されている。そして、結合部は入力レバー10,12に向かってz−軸に略平行に延びている。図4に示した方向では、可撓性出力連結部の取り付けだぼは入力レバー10,12の上に位置している。試料台6は図4には示されていない。しかし、図1からわかるように、可撓性出力連結部の取り付けだぼは、試料台に開けられた開口部の中に収容され、所定の位置に支持されている。
このように、試料台6は、主本体21に接続している可撓性出力連結部を介してz軸に沿って基体部に対して支持され、同様に、主本体21は、基体部に接続している可撓性入力連結部によって支持されている。試料台はx方向及びy方向に動作自在である。これが望ましくない場合には、支持レールまたは押さえ材を使用することができる。
図1から図4に示す方向における位置決め部材では、試料台6上の試料は試料台6から可撓性出力連結部26,28に沿って、出力レバー14,16の外側アーム部上に下向きに作用するように伝導される負荷力をかける。試料の重さを支える反作用力は、基体部4から可撓性入力連結部22,24に沿って、入力レバー10,12の外側アーム上に上向きに作用するように伝導される。これによる全体的な効果は、対向する一対の入力及び出力レバーを離間させようとすることである。この動きは、曲げヒンジ17,19の弾性力、曲げピボット11,13,15,17の弾性力、及び圧電素子8の収縮に対する抵抗力によって抵抗される。位置決め部材が曲げヒンジを損傷することなく支持できる有用な負荷を増大させるために、曲げピボットまたは圧電素子8が使用され、ずれに対する正方向の力を与えるために、荷重ばね38,40が使用される。これらは対向する一対の入力及び出力レバーの外側アームの間に接続され、効果的に主本体21の剛性を増加させることによって試料台を追加的に支えている。一方の荷重ばね38は、一方の対向する一対の入力及び出力レバー10,14にそれぞれ接続されている一対のスピゴット42,44に取り付けられている。他方の荷重ばね40は、他方の対向する一対の入力及び出力レバー12,16に接続されている同様の一対のスピゴット46,48に取り付けられている。スピゴットはねじ止めされて所定の場所に保持される。図2及び図4には2つのスピゴット50,52が示されている。
対向するレバーのアーム部の対に接続された各々のスピゴットの対は、入力及び出力レバーのアーム部の間の隙間の大半をまたいで、スピゴットの対の間に延びるように寸法を決められている。しかし、スピゴットの対がぶつかることは無い。位置決め部材の自然状態の、若しくは静止時(例えば圧電素子になんら駆動信号がかけられていない場合)の構成においては、スピゴットは、位置決め部材2の通常の使用における期待される動作範囲の約1.5倍の距離を離間されている。このことは、位置決め部材が自由に動作する範囲を有効範囲とできるようにしているが、この範囲を大幅に超えて動作しようとする場合には、スピゴットがぶつかることによってこの範囲を超えないようにしている。このように、スピゴットは機械的な停止部材または当接部材として作用している。停止部材とスピゴットを兼ね備えさせることは便利であるが、別の停止部材の構成も可能である。50%以上の安全限界はもちろん可能である。
試料台6上に載置された試料は、圧電素子8を膨張若しくは収縮するように駆動することによってz方向に沿って望ましい位置に移動することができる。自然状態の構成(例えば、駆動信号がかけられていない構成)において、位置決め部材は試料をz方向に沿った位置z0に支持し、この位置はその自然状態の位置または静止位置として参照される。z座標は、図1に方向符号によって示すように上に向いて増加するようにとられる。試料をその自然状態の位置から上方向に動かすために、コントローラ(図示せず)からの駆動信号が圧電素子に入力され、圧電素子は総量Δzpzだけ膨張する。圧電素子の膨張は入力及び出力レバーの内側アーム部に作用し、入力及び出力レバーの対向する対の外側アーム部は、レバーがそれぞれの曲げピボットの周りを回転するときに接合される。このようにすることによって、可撓性入力連結部及び可撓性出力連結部の配置の故に、試料台6と、従ってその上の試料とは、基体部4から離れるように上方向に動く。
各々のレバーのアーム部の動きは圧電素子のz軸を含む平面において弓状であるが、入力及び出力レバーのアーム部の対称的な動きは可撓性連結部をわずかに斜めにする。このように、試料台が上昇するときに、入力及び可撓性出力連結部も、z方向に沿って互いに対して動くのに加えて、圧電素子に向かって内側に少しだけ動く。圧電素子の中心を通るyz平面に対する位置決め部材の対称性の故に、圧電素子の一の側の可撓性連結部は、内側に、他の側の可撓性連結部の動きと同じ量だけ反対方向に動く。このため、基体部に対して試料台に移動する動きに総量としての横方向の動きは無い。可撓性連結部の小さい横方向の動きは可撓性部分によって収容される。従って、試料台の動きは、試料台が支持されているレバーの外側アーム部の弓状の動きに関連する水平方向の成分から大きく切り離されている。従って、試料台はz軸にほとんど平行な方向に動く。試料台6が動く量は、圧電素子が膨張する量、及びレバーの機械的な増倍によって決まる。図1〜図5に示す例示的位置決め部材では、レバーの内側アームの有効長さ(例えば、曲げピボットと、圧電素子8が曲げピボットに作用する位置との間の距離)は、レバーの外側アーム部の有効長さ(例えば、曲げピボットと可撓性連結部との間の距離)の3分の1である。これは、圧電素子がΔzpzの量を動いたときに、試料台はΔzsp=3Δzpzの量を上昇するということを意味している。よって、位置決め部材によって提供される動きの全体の範囲は、圧電素子8自体の動きの全体の範囲の3倍である。位置決め部材の対称性の故に、この増幅は、圧電素子の駆動軸に平行な、試料台の実質的な直線運動が維持されている間に達成される。別の増幅がレバーの内側及び外側アーム部の有効長さの比を変化させることによって達成されることは理解されるであろう。1未満の機械的増倍を提供することも可能である。これは位置決め部材の動きの全体の範囲を減少させるが、圧電素子の膨張及び収縮を効果的に減速する。このことによって、駆動メカニズムにおけるノイズに関係する試料台の位置のジッターを減少させることができる。例えば、圧電素子に入力される駆動信号の電気ノイズによるものを減少させることができる。
圧電素子をさらに膨張させることによって、試料をz方向に沿ってさらに動かすことができ、圧電素子を収縮させることによって、試料を原点に向かって戻すこともできる。圧電素子を原点構成から収縮するように駆動することによって試料を原点から下方向に動かすことができる。しかし、一定の圧電素子では、通常収縮の範囲より膨張の範囲のほうが大きくされている。例えば、圧電素子は通常膨張する範囲の10%程度しか収縮できない。よって、試料の原点は、通常、試料が受け入れられる最も低い位置、またはその近傍に対応するように選択される。
試料台の、ある瞬間の位置は、圧電素子に入力される駆動信号に対する位置決め部材の既知の応答から計算することができる。代替的に、位置を測定するセンサーを設けることができる。センサーを設けることによって、位置決め部材の応答の長時間にわたるドリフトの影響を軽減でき、また、このセンサーは、フィードバックループを使用した位置の安定化を補助するフィードバック信号として使用することもできる。
位置の測定は、圧電素子8に取り付けられた歪みゲージ29a,29b、29cで行っても良い。これらの歪みゲージからの出力は、圧電素子8の膨張又は収縮の程度を示している。この出力から、レバーの位置が決定され、よって基体部に対する試料台の位置が計算される。一の例において、歪ゲージは、位置決め部材に局所的に取り付けられたホィーストンブリッジの測定回路に組み込まれている。このようにすると、例えば、ホィーストンブリッジの別の要素間に生じる熱的な変位に関係する効果を軽減することができる。
別の例においては、試料台の基体部に対する位置のより直接的な測定法が提供されている。例えば、隣り合う入力及び可撓性出力連結部の対のオーバーラップを測定するように配置されたリニアな変位変換機によるものである。別の場合には、別のフィードバックメカニズム、例えば、試料の位置による外部由来の信号が使用される。例えば、反射型、又は干渉型工学的エンコーダが使用される。
位置決め部材の多くの別の構成が可能であることは理解できるであろう。例えば、他軸の位置決め部材に組み入れられていない単軸の位置決め部材は、主本体を基端部及び試料台に接続するための可撓性連結部の代わりに、剛体の結合部を採用することができる。このような場合、摺動軸受けまたは弾性軸受けの取り付けを、レバーの外側アームの弓状の動きに関係する横方向の動きを収容するための、基体部と試料台との両方の結合部に採用することができる。
別の例において、入力横材は曲がらないように剛体であっても良く、代わりに基体部の一部分を形成しても良く、又は強固に基体部に結合されていても良い。このような場合、圧電素子の膨張は出力レバーの内側アーム部に全体的に作用する(入力レバーは存在しない)。この構成によって、可撓性出力連結部の取り付けだぼは斜め状よりは弓状に動く。これに関係する横方向の動きの成分は、また、可撓性連結部の可撓性によって、または剛体の結合部が使用される場合には取り付けの柔軟性によって収容される。
位置決め部材を通して互いに背中合わせの入力及び可撓性出力連結部を備えた配置によって、相対的に長い結合部が小さい空間内で使用できる。これによって、結合部の可撓性が改善されるとともに、横方向の動きに関する相対的に大きな曲率半径が得られる。これによって、位置決め部材の横方向と長手方向との間の結合が弱められる。しかし、ある実施形態においては、可撓性連結部は位置決め部材を通して背中合わせでなくても良く、代わりに位置決め部材から離れる方向に直接延びていてよい。これは、動きの方向を効果的に反転し、圧電素子の膨張によって試料台を上述したのとは反対の方向へ動かす。
ある例においては、入力レバーと、存在する場合には出力レバーとは、例えば、曲げヒンジとして働く板ばねによって結合された別々の要素であることができ、曲げヒンジを形成するための切り欠きを備えた1本の横材から形成される必要は無い。別の例においては、出力レバーは互いに離れていて、その間に曲げヒンジも他の直接的な結合を持たないこともできる。これらの場合には、図1〜図4に示した種類の荷重ばねが、曲げヒンジの機能(例えば、加重支持及び復元力を提供する機能)を置き換えるように使用されることができる。この場合、第1及び第2の支持壁の間の結合、または他の方法は、レバーを互いに対して所定の位置に正しく保持するために使用することができる。
また、別の種類のピボットがレバーのための支点として使用されても好いことが理解されるであろう。例えば、一体の主本体を備えない例においては、レバーに設けられたV字状の溝の中に配置されたナイフエッジを有する支持壁が曲げピボットを提供するように私用されても良い。
さらに、圧電素子自体の軸が、それに沿って圧電素子が起動力又は駆動力を与える駆動軸に平行ではないように、圧電素子が構成されても良い。例えば、圧電素子が一の方向に膨張及び収縮し、構成された機械的なドライブトレーンがこの動きを駆動軸に沿って機動力を与えるように伝達するように、圧電素子を配置しても良い。
上述には、試料台を基体部に対して垂直方向のz軸に沿って位置合わせする位置決め部材が記載されてきた。この特定の座標は任意的なものであり、位置決め部材の軸が、試料台を基体部に対して、上下逆の構成を含めて望ましい方向に沿って配置できることが理解されるであろう。上述の記載では、図1〜図4に示した座標における位置決め部材のみについて、上、下、上方、下方、及び前方へというように記載されている。
図6は、本発明の第2の実施形態による位置決め部材102の斜視図を示している。上述の第1の実施形態と同様に、位置決め部材102は3次元の直交座標系を基準として記載されている。図の中の方向符号は、直交座標の方向を示している。
位置決め部材102は、試料台106(または出力ステージ)を基体部104(または入力ステージ)に対して、x軸、y軸、及びz軸に沿って動かすための3軸平行位置決め部材である。この例における位置決め部材の外形寸法は、通常、約55mmの特徴的なサイズを有する立方体状である。
図7は、試料台106及び基体部104の分解斜視図を示している。基体部は、立方体の3面を形成するように配置された3つの面を備えている。xy面110はxy平面にあり、xz面112はxz平面にあり、yz面114はyz平面にある。試料台は、同様に、立方体の3面を形成するように配置された3つの面を備え、xy平面にあるxy面120、xz平面にあるxz面122、及びyz平面にあるyz面124を備えている。図6に示す組み立てられた位置決め部材102において、試料台106と基体部104とは互いに近接して配置されているが、接してはいない。
図6からわかるように、3軸位置決め部材102は、試料台106と基体部104との間を直行する3つの軸に沿って平行に結合する3つの単軸位置決め部材を備えている。これらの3つの短軸位置決め部材は、x軸位置決め部材2x、y軸位置決め部材2y、およびz軸位置決め部材2zである。これらのそれぞれは、x軸位置決め部材及びy軸位置決め部材が異なった方向を向いていることを除いて、上述し、図1〜図5に図示した位置決め部材と同様であり、かつ、同様に作用する。
x軸位置決め部材2xは、その駆動軸がx−軸に平行で、かつ、基体部のyz面114と試料台のyz面124との間が結合された状態で配置される。x軸位置決め部材2xの可撓性入力連結部のための取り付けだぼは、基体部のyz面114に開けられた孔部76,78の中に嵌合する。これらのだぼは、それぞれのグラブねじ90,92によって所定の位置に保持されている。x軸位置決め部材2xの可撓性出力連結部のための取り付けだぼは、同様に試料台のyz面に開けられた孔部(図示せず)の中に嵌合する。このように、x軸位置決め部材が図1〜図5に示した位置決め部材について上述したように駆動されるときに、試料台106は基体部104に対してx方向に沿って動かされる。
y軸位置決め部材2yは、その駆動軸がy軸に平行であるように配置され、基体部のxz面112と、試料台のxz面122との間を接続している。y軸位置決め部材2yの可撓性入力連結部のための取り付けだぼは、基体部のxz面112に開けられた孔部72,74の中に嵌合している。これらの取り付けだぼもまた、グラブねじによって保持されている。y軸位置決め部材2yの可撓性出力連結部のための取り付けだぼは、同様に、試料台のxz面122に開けられた孔部84,86の中に嵌合している。よって、y軸位置決め部材が駆動されるとき、試料台106はy軸に沿って基体部104に対して動く。
z軸位置決め部材2zは、その駆動軸がz軸に平行であるように配置され、基体部のxy面110と、試料台のxy面120との間を接続している。z軸位置決め部材2zの可撓性入力連結部のための取り付けだぼは、基体部のxy面110に開けられた孔部(図示せず)の中に嵌合している。z軸位置決め部材2zの可撓性出力連結部のための取り付けだぼは、試料台のxy面120に開けられた孔部80,82の中に嵌合している。よって、z軸位置決め部材2zが駆動されるとき、試料台106はzy軸に沿って基体部104に対して動く。
このように、x軸位置決め部材、y軸位置決め部材、及びz軸位置決め部材を駆動することができ、3つ全ての軸に沿って試料台を位置決めすることができる。x軸位置決め部材、y軸位置決め部材、及びz軸位置決め部材のそれぞれが、基体部と試料台との間を接続する可撓性連結部を備えているので、それぞれの軸に関する位置決め部材は、特許文献5に記載されているのとほぼ同様に、他の軸それぞれに沿った動きを収容することができる。
図2に示した一軸の位置決め部材2について見ると、いくつかの例において第1及び第2の支持壁18,20は、十分に薄く作られることができ、外側または内側に撓むことができる。このことは好適に取り付けられた起動部材を使用することによって達成することができる。例えば、一方の支持壁の外側面に固定された圧電素子を膨張するように駆動し、支持壁を撓ませることができる。また、一以上の歪みゲージを支持壁に取り付け、撓みの程度を測定することができる。
一方の側の支持壁を撓ませることは、その側の対向する一対の入力レバーと出力レバーとをまとめる効果を有し、同じ側の基体部と試料台との間の離隔距離を増加させる。従って、このように支持壁を撓ませると、図1〜図4に示した試料台をy軸の周りに角度を有するように位置決めすることができる。図6に示す3つの位置決め部材それぞれの支持壁を撓ませる同様の手段を備えることによって6軸の位置決め部材を提供している。
本発明の第1の実施例による一軸の位置決め部材の正面図である。 図1に示した位置決め部材の端面から見た図である。 図1に示した位置決め部材の側面図である。 図1に示した位置決め部材の斜視図である。 図1に示した位置決め部材の可撓性の連結部を示している。 本発明の第2の実施形態による3軸の位置決め部材の斜視図である。 図6に示した位置決め部材のための基体部及び試料台の分解斜視図である。
符号の説明
2・・・位置決め部材
4・・・基体部
6・・・試料台
8・・・圧電素子(駆動機構)
10,12、14、16・・・レバー
11,13,15,17・・・曲げピボット
18,20・・・支持壁
19,23・・・曲げヒンジ
22,24・・・可撓性入力連結部
26,28・・・可撓性出力連結部
29a,29b,29c・・・歪みゲージ
38,40・・・荷重ばね(付勢要素)

Claims (40)

  1. 基体部及び該基体部に対して移動可能な試料台と、
    前記基体部と前記試料台との間で作用するように配置された駆動機構と、
    互いから離隔するように延びる複数のレバーであって、前記レバーは前記試料台を支持するとともに、前記駆動機構に接続され、該駆動機構の起動が前記レバーで機械的に増倍して伝導され、前記試料台を位置決めし、それぞれの前記レバーは支点に回転可能に取り付けられ、前記レバーを内側、及び外側アーム部に細分し、前記内側アーム部は前記駆動機構に接続され、前記外側アーム部は前記試料台を支持する複数のレバーと、
    前記支点を形成するように、可撓性接続によって前記レバーに接続された支持壁と
    を備える位置決め部材。
  2. 前記駆動機構は前記レバーに同一の方向に向かって作用するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の位置決め部材。
  3. 前記駆動機構は、圧電素子を備えてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の位置決め部材。
  4. 前記複数のレバーは、互いに反対方向に延在する少なくとも1対のレバーを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  5. 前記レバーの少なくともいくつかを接続する曲げヒンジをさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  6. 前記レバーは単一の横材から形成され、前記曲げヒンジは前記横材の薄くされた部分により提供されていることを特徴とする請求項5に記載の位置決め部材。
  7. それぞれの前記レバー及びその支持壁は一体に構成され、前記可撓性接続は薄くされた接続部分によって提供されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  8. 前記支点は、前記試料台を基体部に対して回転することができるように、互いに対して移動可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  9. 前記試料台は、一対の出力連結部によって前記レバーに取り付けられ、該出力連結部はその軸に沿って加えられる力に対して剛性を有していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  10. 前記出力連結部は、その軸に対して横方向に加えられる力に対して変形可能であることを特徴とする請求項9に記載の位置決め部材。
  11. 前記出力連結部は、前記レバーの前記駆動機構が配置されている側と同じ側から離れるように延在していることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の位置決め部材。
  12. 前記出力連結部は、前記駆動機構が始動力を与える駆動軸に沿って略平行に延在することを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  13. それぞれの前記レバーに接続されるとともに、前記基体部に対する前記レバーの動きに抗するように配置された付勢要素をさらに備え、該付勢要素が、前記レバーが動かされたときに復元力を提供することを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  14. それぞれの前記レバーに接続され、基体部に対して可動である量を制限する機械的停止部材をさらに備えることを特徴とする請求項1〜13に記載の位置決め部材。
  15. 前記レバーの機械的増倍は、前記試料台を前記駆動機構の移動量よりも多い量動かすように作用することを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  16. 前記レバーの機械的増倍は、前記試料台を前記駆動機構の移動量よりも少ない量動かすように作用することを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  17. 前記レバーの位置を測定するための一以上の歪みゲージをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  18. 前記一以上の歪ゲージは、前記位置決め部材に取り付けられたそれぞれのブリッジ状測定回路に取り付けられていることを特徴とする請求項17に記載の位置決め部材。
  19. 互いから離間するように延在する複数のさらなるレバーを備え、これらのさらなるレバーは前記基体部及び前記駆動機構に接続され、前記駆動機構の起動がこれらのさらなるレバーに伝導し、これらのさらなるレバーを前記基体部に対して動かすことを特徴とする、請求項1〜18のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  20. それぞれの前記さらなるレバーは支点に回転自在に取り付けられ、前記さらなるレバーを前記内側及び外側アーム部に細分し、前記内側アーム部は駆動機構に接続され、外側アーム部は基体部に接続されていることを特徴とする、請求項19に記載の位置決め部材。
  21. 前記駆動機構は、それぞれの前記さらなるレバーに対して同一の方向に作用することを特徴とする請求項19または20に記載の位置決め部材。
  22. 前記駆動機構は、前記さらなるレバーに対し、前記駆動機構が最初に示した前記レバーに作用するのとは別の方向に作用するように配置されていることを特徴とする請求項19〜21のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  23. それぞれの前記さらなるレバーは、最初に述べた前記レバーのうちの対応する一のレバーに位置合わせされていることを特徴とする請求項19〜22のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  24. 前記さらなるレバーは、曲げヒンジによってともに接続されていることを特徴とする請求項19〜23のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  25. 前記さらなるレバーは単一の横材から形成され、前記曲げヒンジは前記横材の薄くされた部分によって提供されていることを特徴とする請求項24に記載の位置決め部材。
  26. 前記支持壁はまた、前記さらなるレバーを支持し、前記さらなるレバーは、支点を提供するための可撓性接続によって前記支持壁に接続されていることを特徴とする、請求項20〜25に記載の位置決め部材。
  27. それぞれの前記さらなるレバー及びその支持壁は一体に構成され、前記可撓性接続はそれらの結合部分の薄くされた部分によって提供されていることを特徴とする請求項26に記載の位置決め部材。
  28. 最初に示した前記レバー、前記支持壁、及び前記さらなるレバーは一体に構成されていることを特徴とする、請求項26または27に記載の位置決め部材。
  29. 前記さらなるレバーは、その軸に沿って加えられる力に対して剛性を有している1対の入力連結部によって基体部に接続されていることを特徴とする、請求項19〜28のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  30. 前記入力連結部は、軸に対して横方向に加えられる力に対して変形可能であることを特徴とする、請求項29に記載の位置決め部材。
  31. 前記入力連結部は、前記入力レバーの前記駆動機構が配置されている側と同じ側から離れるように延在することを特徴とする請求項29または30に記載の位置決め部材。
  32. 前記入力連結部は、駆動機構がそれに沿って起動力を与える駆動軸に略平行に延在することを特徴とする請求項29〜31のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  33. 前記それぞれのさらなるレバーに接続されるとともに、前記基体部に対する前記さらなるレバーの動きに対して抗するように配置された付勢要素をさらに備え、該付勢要素が、前記さらなるレバーが動かされるときに復元力を提供することを特徴とする、請求項19〜32のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  34. それぞれの前記さらなるレバーに接続され、前記さらなるレバーが前記基体部に対して可動である量を制限する機械的停止部材をさらに備えていることを特徴とする請求項19〜33のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  35. 前記さらなるレバーの位置を測定するための一以上の歪みゲージをさらに備えていることを特徴とする請求項19〜34のいずれか一項に記載の位置決め部材。
  36. 前記一以上の歪ゲージは、前記位置決め部材に取り付けられたそれぞれのブリッジ状測定回路に取り付けられていることを特徴とする請求項35に記載の位置決め部材。
  37. 第1の方向に沿って位置決めされた請求項1〜36のいずれか一項に記載の第1の位置決め部材と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿って位置決めされた請求項1〜36のいずれか一項に記載の第2の位置決め部材とを備え、前記第1及び第2の位置決め部材は、共通の基体部と共通の試料台との間を接続していることを特徴とする多軸の位置決め部材。
  38. 前記第1の方向及び前記第2の方向は互いに直角であることを特徴とする請求項37に記載の多軸の位置決め部材。
  39. 第3の方向に沿って位置決めされた請求項1〜36のいずれか一項に記載の第3の位置決め部材をさらに備え、前記第3の方向は前記第1及び第2の方向とは異なり、前記第3の位置決め部材は前記共通の基体部と前記共通の試料台との間を接続していることを特徴とする、請求項37または請求項38に記載の多軸の位置決め部材。
  40. 前記第3の方向は、前記第1または第2の方向のうちの少なくとも一に対して直角とされていることを特徴とする、請求項39に記載の多軸の位置決め部材。
JP2006553637A 2004-02-20 2005-01-31 位置決め装置 Expired - Fee Related JP4663659B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0403821A GB2411288B (en) 2004-02-20 2004-02-20 Positioner device
PCT/GB2005/000320 WO2005081330A2 (en) 2004-02-20 2005-01-31 Positioner device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007530922A JP2007530922A (ja) 2007-11-01
JP4663659B2 true JP4663659B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=32040099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006553637A Expired - Fee Related JP4663659B2 (ja) 2004-02-20 2005-01-31 位置決め装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US7652409B2 (ja)
EP (1) EP1716603B1 (ja)
JP (1) JP4663659B2 (ja)
CN (1) CN100533799C (ja)
AT (1) ATE376708T1 (ja)
CA (1) CA2556678C (ja)
DE (1) DE602005003010T2 (ja)
GB (1) GB2411288B (ja)
WO (1) WO2005081330A2 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2411288B (en) 2004-02-20 2006-01-04 Melles Griot Ltd Positioner device
CN101198476B (zh) * 2005-04-25 2011-07-06 株式会社爱发科 动态打印头对准组件
KR101066585B1 (ko) 2005-04-25 2011-09-22 가부시키가이샤 아루박 회전 가능한 프린트헤드 어레이
US8336179B2 (en) * 2008-05-20 2012-12-25 Seagate Technology Fixture assembly
US20100077877A1 (en) * 2008-09-26 2010-04-01 Ming-Hung Hsieh Rotary micro-adjustment mechanism for a synchronous double-drive positioning platform
EP2376730A2 (en) 2008-12-31 2011-10-19 Omar F. Jimenez Flexible joint arrangement incorporating flexure members
US8628577B1 (en) 2009-03-19 2014-01-14 Ex Technology, Llc Stable device for intervertebral distraction and fusion
US8303663B2 (en) 2009-07-22 2012-11-06 Spinex Tec, Llc Methods and apparatuses for vertebral body distraction and fusion employing a coaxial screw gear sleeve mechanism
US8636746B2 (en) 2009-12-31 2014-01-28 Spinex Tec, Llc Methods and apparatus for insertion of vertebral body distraction and fusion devices
SE534895C2 (sv) * 2010-05-17 2012-02-07 Mindray Medical Sweden Ab Förfarande för tillverkning av en mekanisk rörelseförstärkare
EP2442069A1 (en) * 2010-10-12 2012-04-18 SP Sveriges Tekniska Forskninginstitut AB A support arrangement for a registration device such as a surveying instrument
WO2012110406A1 (en) * 2011-02-17 2012-08-23 Carl Zeiss Smt Gmbh Optical mount and euv exposure apparatus
KR101221945B1 (ko) 2011-07-05 2013-01-15 한국기계연구원 예압 인가에 따른 미소 변형을 보상 가능한 변위 확대 기구
US8912707B2 (en) * 2011-07-13 2014-12-16 Academia Sinica Friction-driven actuator
EP2682944A1 (en) * 2012-07-06 2014-01-08 Nederlandse Organisatie voor toegepast -natuurwetenschappelijk onderzoek TNO Scanning microscope
DE102013012941A1 (de) * 2013-07-31 2015-02-05 Johannes Kindt Langreichweitiger Mehrachsen-Scanner im Mikroskop-Objektivformat
US10591373B2 (en) * 2013-08-01 2020-03-17 Mts Systems Corporation Load transducer having a biasing assembly
US9778122B2 (en) 2013-08-01 2017-10-03 Mts Systems Corporation Two-axis sensor body for a load transducer
FR3015147A1 (fr) * 2013-12-18 2015-06-19 Thales Sa Actionneur de precision aller-retour
US9486328B2 (en) 2014-04-01 2016-11-08 Ex Technology, Llc Expandable intervertebral cage
US8940049B1 (en) 2014-04-01 2015-01-27 Ex Technology, Llc Expandable intervertebral cage
JP6501388B2 (ja) * 2014-11-20 2019-04-17 株式会社ホロン 移動・傾斜機構
KR102322168B1 (ko) * 2017-10-25 2021-11-03 한국전기연구원 피에조 엑츄에이터식 1축 정밀 제어모듈과 피에조 엑츄에이터식 1축 정밀 제어장치
US11234835B2 (en) 2019-03-05 2022-02-01 Octagon Spine Llc Transversely expandable minimally invasive intervertebral cage
US11497622B2 (en) 2019-03-05 2022-11-15 Ex Technology, Llc Transversely expandable minimally invasive intervertebral cage and insertion and extraction device
RU196011U1 (ru) * 2019-12-13 2020-02-13 Федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Национальный исследовательский технологический университет "МИСиС" Трехкоординатное устройство позиционирования
US12011365B2 (en) 2022-07-18 2024-06-18 Octagon Spine Llc Transversely expandable minimally invasive inter vertebral cage

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0918064A (ja) * 1995-06-30 1997-01-17 Chichibu Onoda Cement Corp レバー変位拡大機構付位置決め装置
JPH1047931A (ja) * 1996-08-01 1998-02-20 Hitachi Denshi Ltd 2次元測定装置
JP2000075927A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Olympus Optical Co Ltd テーブル機構

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3902084A (en) 1974-05-30 1975-08-26 Burleigh Instr Piezoelectric electromechanical translation apparatus
US3902085A (en) 1974-11-25 1975-08-26 Burleigh Instr Electromechanical translation apparatus
FR2497995A1 (fr) * 1981-01-12 1982-07-16 Leonard Plate-forme stabilisee pour instrument de mesure
US4675568A (en) 1984-08-13 1987-06-23 Nec Corporation Mechanical amplification mechanism for electromechanical transducer
JPH01161790A (ja) 1987-12-17 1989-06-26 Nec Corp 圧電アクチュエータ用変位拡大機構
JPH0748573B2 (ja) 1988-10-28 1995-05-24 日本電気株式会社 圧電素子変位増幅機構
DE69203140T2 (de) 1991-04-25 1995-11-30 Nippon Electric Co Verschiebungsverstärkungsmechanismus mit piezoelektrisches Element.
US5303035A (en) 1992-05-04 1994-04-12 New Focus, Inc. Precision micropositioner
DE19739594C2 (de) * 1997-09-10 2001-09-06 Daimler Chrysler Ag Elektrostriktiver Stellantrieb
GB2334593B (en) 1998-02-20 2002-07-17 Melles Griot Ltd Positioning mechanism
US6346710B1 (en) * 1998-08-31 2002-02-12 Olympus Optical Co., Ltd. Stage apparatus including displacement amplifying mechanism
US6484602B1 (en) 1999-06-21 2002-11-26 National Institute Of Standards And Technology Six-degree of freedom micro-positioner
US6879087B2 (en) * 2002-02-06 2005-04-12 Viking Technologies, L.C. Apparatus for moving a pair of opposing surfaces in response to an electrical activation
GB2411288B (en) 2004-02-20 2006-01-04 Melles Griot Ltd Positioner device
JP4813260B2 (ja) * 2006-05-30 2011-11-09 株式会社豊田中央研究所 電動機,電動機ステータ及びその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0918064A (ja) * 1995-06-30 1997-01-17 Chichibu Onoda Cement Corp レバー変位拡大機構付位置決め装置
JPH1047931A (ja) * 1996-08-01 1998-02-20 Hitachi Denshi Ltd 2次元測定装置
JP2000075927A (ja) * 1998-08-31 2000-03-14 Olympus Optical Co Ltd テーブル機構

Also Published As

Publication number Publication date
US7652409B2 (en) 2010-01-26
EP1716603A2 (en) 2006-11-02
US20090167113A1 (en) 2009-07-02
JP2007530922A (ja) 2007-11-01
ATE376708T1 (de) 2007-11-15
CN1934723A (zh) 2007-03-21
GB0403821D0 (en) 2004-03-24
GB2411288B (en) 2006-01-04
EP1716603B1 (en) 2007-10-24
GB2411288A (en) 2005-08-24
DE602005003010T2 (de) 2008-02-07
DE602005003010D1 (de) 2007-12-06
CA2556678C (en) 2013-01-15
CA2556678A1 (en) 2005-09-01
WO2005081330A3 (en) 2006-04-27
CN100533799C (zh) 2009-08-26
WO2005081330A2 (en) 2005-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4663659B2 (ja) 位置決め装置
JP4213690B2 (ja) 超精密位置制御システム
Zubir et al. Development of a high precision flexure-based microgripper
US6467761B1 (en) Positioning stage
Sun et al. A novel piezo-driven linear-rotary inchworm actuator
Polit et al. Development of a high-bandwidth XY nanopositioning stage for high-rate micro-/nanomanufacturing
Das et al. A novel compliant piezoelectric actuated symmetric microgripper for the parasitic motion compensation
Panas et al. Eliminating underconstraint in double parallelogram flexure mechanisms
KR20020077332A (ko) 스캐너용 굴곡 어셈블리
US6606444B2 (en) Positioning device especially for assembling optical components
JP2016099342A (ja) 測長装置
EP0123693A1 (en) Planar biaxial micropositioning stage
JP3972001B2 (ja) 超精密位置決めシステム
JP5028659B2 (ja) 位置決め機構
IL271033A (en) Tuning device
JP5166545B2 (ja) ステージ駆動装置
US8072120B2 (en) Multiple degrees of freedom motion system
US20030029012A1 (en) Positioning stage
JP3884288B2 (ja) 微小変位装置
JP2003062773A (ja) マイクロマニピュレータ
CN109650329B (zh) 两转动一平动大行程无耦合并联压电微动平台
JP2676256B2 (ja) 駆動ステージ装置およびそのためのアクチュエータユニット
JPH01238759A (ja) 6自由度精密微動台
Polit et al. Design of a high-bandwidth XY nanopositioning stage for high-throughput micro/nano manufacturing
JP2005212079A (ja) パラレル機構における操縦機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4663659

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees