JP4721274B2 - Dc/dcコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、直流(DC)電圧のレベルを変換するDC/DCコンバータに関し、降圧も昇圧も可能で、特に高効率動作を可能とするのに有益な技術に関する。
入力DC電圧よりも低い出力DC電圧を発生したり、入力DC電圧よりも高い出力DC電圧を発生することが可能なDC/DCコンバータとして、従来より下記の非特許文献1に記載されているチョッパのスイッチングレギュレータが知られている。
このチョッパには、降圧チョッパと昇圧チョッパとがある。
この降圧チョッパはスイッチングトランジスタのコレクタに入力DC電圧VINを供給して、スイッチングトランジスタのエミッタに平滑コイルの一端とダイオードのカソードを接続して、平滑コイルの他端に平滑コンデンサと負荷とを並列接続する。この並列接続の出力DC電圧VOUTは、スイッチングトランジスタのオン期間TONとオフ期間TOFFとで次式のように、入力DC電圧VINより低い値となる。
OUT=VIN・TON/(TON+TOFF) …(1)式
一方、昇圧チョッパは、入力DC電圧VINとスイッチングトランジスタのコレクタとの間に平滑コイルを接続し、スイッチングトランジスタのコレクタにダイオードのアノードを接続し、ダイオードのカソードに平滑コンデンサと負荷とを並列接続する。この並列接続の出力DC電圧VOUTは、スイッチングトランジスタのオン期間TONとオフ期間TOFFとで次式のように、入力DC電圧VINより高い値となる。
OUT=VIN・(TON+TOFF)/ TOFF …(2)式
一方、非安定化された入力直流電圧から安定化された出力直流電圧を形成する電源回路としては、スイッチングレギュレータが下記の特許文献1によって知られている。このスイッチングレギュレータは、ひとつのスイッチング動作サイクルの第1期間に非安定化された入力直流電圧である供給電圧からオン状態とされた供給電圧側スイッチを介してローパスフィルタの平滑コイルに電流を供給する。このひとつのスイッチング動作サイクル中で第1期間の経過後の第2期間では供給電圧側スイッチをオフ状態とする一方、基底電位側スイッチをオンとする。すると、基底電位からオン状態の基底電位側スイッチを介して平滑コイルに蓄積されたエネルギーに起因する回生電流が流れる。このひとつのスイッチング動作サイクルが、複数回、繰り返されると、負荷と並列接続された平滑キャパシタとから安定化された出力直流電圧を得られることになる。
さらに下記の特許文献1には、スイッチングレギュレータの出力電圧により駆動される負荷に流れる電流が変動することによる負荷変動に際しても出力電圧を高速で初期の安定化された出力直流電圧に追従させる技術が記載されている。まず、電力損失を少なくするために、負荷もしくは平滑コイルに流れる電流を検出するための平滑コイルと直列の抵抗をなくす。その代わり、シリーズレギュレータの平滑コイルと並列に抵抗とキャパシタとの直列接続回路を接続する。この直列接続回路の抵抗とキャパシタとの接続ノードの電位を、ヒステリシス特性を有するコンパレータ回路に入力する。このコンパレータ回路の出力で、供給電圧側スイッチをオン・オフ制御することで初期の目的を達成している。
1979年(昭和58年)8月20日 第1版第4刷発行「電子通信ハンドブック」PP.721〜722.株式会社 オーム社、 特開2004−64994号公報
前記非特許文献1と前記特許文献1とに記載された技術を、本発明者らが、更に検討を行ったところ、下記のような結論に到達した。
前記非特許文献1に記載された技術では、降圧チョッパの回路形式を採用すれば、入力DC電圧よりも低い出力DC電圧を発生することができる。同様に、昇圧チョッパの回路形式を採用すれば、入力DC電圧よりも高い出力DC電圧を発生することができる。
前記特許文献1に記載されたスイッチングレギュレータの技術は、降圧チョッパの回路形式であるので、入力DC電圧よりも低い出力DC電圧を発生することができる。しかし、この技術では、入力DC電圧よりも高い出力DC電圧を発生することができない。
特に、DC/DCコンバータやスイッチングレギュレータは、近年、半導体集積回路技術を採用して複数のスイッチングトランジスタだけでなく、複数のスイッチングトランジスタのオン・オフ制御を行うスイッチング・ドライバー回路も半導体チップに内蔵している。これにより、DC/DCコンバータやスイッチングレギュレータを低コストとし、かつコンパクトサイズを実現している。
しかし、前記非特許文献1と前記特許文献1とに記載された技術では、半導体チップに構成されたDC/DCコンバータやスイッチングレギュレータとしてのひとつの半導体製品で、降圧機能と昇圧機能とを半導体チップ内蔵回路を共有化することに関して考慮が不足していると言う結論が、本発明者等の検討により明らかとされた。
また、降圧機能と昇圧機能とを実現する際に、負荷変動を検出して出力DC電流を高速応答させるための負荷変動検出回路を、どのように共有化することに関して考慮が不足していると言う結論が、本発明者等の検討により明らかとされた。
第1の本発明は上記のような本発明者による検討を基にしてなされたものであり、第1の本発明の目的は、半導体チップに構成されたDC/DCコンバータとしてのひとつの半導体製品で、降圧機能と昇圧機能とを半導体チップ内蔵回路を共有化することにある。また、第1の本発明のその他の目的は、降圧機能と昇圧機能とを実現する際に、負荷変動を検出して出力DC電流を高速応答させるための負荷変動検出回路を、共有化することにある。
また、前記特許文献1は負荷電流変動によりスイッチング周波数が変化する特徴を持つが、スイッチング周波数の変化量が大きく、ノイズ除去が困難であるという問題点が発明者等の検討により明らかとされた。このノイズは、DC/DCコンバータやスイッチングレギュレータを利用するシステムへの悪影響を与えてしまうことも発明者等の検討により明らかとされた。
第2の本発明は上記のような本発明者による検討を基にしてなされたものであり、第2の本発明の目的は、DC/DCコンバータにおいて、負荷電流変動に対する応答特性とノイズ特性とを改善することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴とは、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、第1の本発明のひとつの形態によるDC/DCコンバータを構成するための半導体チップは、スイッチングドライバ(DRV)と、前記スイッチングドライバ(DRV)により駆動される第1スイッチ素子(M1)と第2スイッチ素子(M2)とを含む。前記第1スイッチ素子(M1)の出力電流経路と前記第2スイッチ素子(M2)の出力電流経路とは直列接続され、前記第1スイッチ素子(M1)と前記第2スイッチ素子(M2)との共通接続点は、前記半導体チップの外部で平滑コイル(L)の一端に接続されるように適合化されている。前記第2スイッチ素子(M2)の出力電流経路は基底電位に接続されるように適合化されている(図1、図2参照)。
前記DC/DCコンバータが降圧動作を行うモードでは、前記半導体チップの外部で平滑コイル(L)の他端には平滑コンデンサ(C1)と負荷(Z)とが並列接続される。前記降圧動作のモードでは、前記半導体チップの外部で前記第1スイッチ素子(M1)の出力電流経路には入力DC電圧(VIN)が供給される(図1参照)。
前記DC/DCコンバータが昇圧動作を行うモードでは、前記半導体チップの外部で平滑コイル(L)の他端には入力DC電圧(VIN)が供給される。前記昇圧動作のモードでは、前記半導体チップの外部で前記第1スイッチ素子(M1)の出力電流経路には平滑コンデンサ(C1)と負荷(Z)とが並列接続される(図2参照)。
前記DC/DCコンバータに降圧動作を行うモードでは、前記スイッチングドライバ(DRV)は第1期間において前記第1スイッチ素子(M1)をオン状態に制御するともに前記第2スイッチ素子(M2)をオフ状態に制御する。従って、前記第1期間に前記入力DC電圧(VIN)から前記第1スイッチ素子(M1)と前記平滑コイル(L)とを介して前記平滑コンデンサ(C1)と前記負荷(Z)との並列接続に電流が供給され、前記第1期間に前記平滑コイル(L)にエネルギーが蓄積される。前記第1期間の後の第2期間では、前記スイッチングドライバ(DRV)は前記第1スイッチ素子(M1)をオフ状態に制御するともに前記第2スイッチ素子(M2)をオン状態に制御する。従って、前記第2期間に基底電位から前記第2スイッチ素子(M2)と前記平滑コイル(L)とを介してエネルギー放出電流としての回生電流が流れる。従って、前記第2期間と前記第1期間との比に依存する電圧降下が発生して、前記DC/DCコンバータは前記降圧動作を行う(図1参照)。
前記DC/DCコンバータが昇圧動作を行うモードでは、前記スイッチングドライバ(DRV)は第1期間において前記第1スイッチ素子(M1)をオフ状態に制御するともに前記第2スイッチ素子(M2)をオン状態に制御する。従って、前記第1期間に前記入力DC電圧(VIN)から前記第2スイッチ素子(M2)と前記平滑コイル(L)とを介して基底電位に電流が流れ、前記第1期間に前記平滑コイル(L)にエネルギーが蓄積される。前記第1期間の後の第2期間では、前記スイッチングドライバ(DRV)は前記第1スイッチ素子(M1)をオン状態に制御するともに前記第2スイッチ素子(M2)をオフ状態に制御する。従って、前記第2期間に前記入力DC電圧(VIN)から前記平滑コイル(L)と前記第1スイッチ素子(M1)とを介して前記平滑コンデンサ(C1)と前記負荷(Z)との並列接続にエネルギー放出電流としての回生電流が流れる。従って、前記第2期間には前記並列接続には前記入力DC電圧(VIN)に放出エネルギーを重畳した電圧が供給される。従って、前記第2期間と前記第1期間との比に依存する電圧増加が発生して、前記DC/DCコンバータは前記昇圧動作を行う(図2参照)。
上記した第1の本発明による手段によって、半導体チップ外部での入力DC電圧(VIN)と平滑コンデンサ(C1)と負荷(Z)との並列接続との接続形態を変更して、更にスイッチングドライバ(DRV)のスイッチング動作が変更される。従って、上記した第1の本発明による手段によれば、半導体チップ内部の前記スイッチングドライバ(DRV)と前記第1スイッチ素子(M1)と前記第2スイッチ素子(M2)は、降圧動作と昇圧動作との両方に寄与することができる(図1、図2参照)。
さらに第1の本発明の具体的な形態は、前記平滑コイル(L)に流れる電流の変動を検出するフィードバック回路(FBC)を更に含む。前記フィードバック回路(FBC)は、前記負荷(Z)に供給されるDC出力電圧(VOUT)が一端に供給される帰還容量(Cf)と、前記帰還容量(Cf)の他端に一端が接続された第1帰還抵抗(Rf1)と、前記帰還容量(Cf)の前記他端に一端が接続された第2帰還抵抗(Rf2)とを含む。前記フィードバック回路(FBC)の検出出力電圧(Vfb)は、前記帰還容量(Cf)と前記第1帰還抵抗(Rf1)と前記第2帰還抵抗(Rf2)との共通接続点から得られ、前記検出出力電圧(Vfb)は前記スイッチングドライバ(DRV)の入力(DRV_In)に帰還される。
前記DC/DCコンバータに前記降圧動作を行うモードでは、前記第1帰還抵抗(Rf1)の他端には前記スイッチングドライバ(DRV)の前記入力(DRV_In)に関係する信号が供給され、前記第2帰還抵抗(Rf2)の他端には基底電位が供給され、前記DC/DCコンバータに前記昇圧動作を行うモードでは、前記第1帰還抵抗(Rf1)の他端には前記スイッチングドライバ(DRV)の前記入力(DRV_In)に関係する信号が供給され、前記第2帰還抵抗(Rf2)の他端には前記入力DC電圧(VIN)に関係する信号が供給される。
すなわち、第2の本発明のひとつの形態によるDC/DCコンバータは、スイッチングドライバ(DRV)と、前記スイッチングドライバ(DRV)により駆動される第1スイッチ素子(M1)と第2スイッチ素子(M2)とを含む。前記第1スイッチ素子(M1)の出力電流経路と前記第2スイッチ素子(M2)の出力電流経路とは直列接続され、前記第1スイッチ素子(M1)と前記第2スイッチ素子(M2)との共通接続点は、平滑コイル(L)の一端に接続されるように適合化されている。前記第1スイッチ素子(M1)の出力電流経路には入力DC電圧(VIN)が供給される。前記第2スイッチ素子(M2)の出力電流経路は基底電位に接続されるように適合化されている。前記平滑コイル(L)の他端には平滑コンデンサ(C1)と負荷(Z)とが並列接続される。DC/DCコンバータは更に、エラーアンプ(EA)、フィードバック回路(FBC)、コンパレータ(CMP)、ラッチ(FF)を含む。前記エラーアンプ(EA)は、前記平滑コンデンサ(C1)と前記負荷(Z)の並列接続に供給される出力DC電圧(VOUT)の誤差を検出する。前記フィードバック回路(FBC)は、前記平滑コイル(L)の前記他端に一端が接続された帰還容量(Cf)と、前記帰還容量(Cf)の他端に一端が接続され他端が前記平滑コイル(L)の前記一端に接続された帰還抵抗(Rf)とを含む。前記コンパレータ(CMP)は、前記エラーアンプ(EA)の出力に応答する信号と前記フィードバック回路(FBC)の出力信号とを比較する。前記ラッチ(FF)は略一定周期(T)のタイミング信号(TM)で一方の状態に設定され、前記コンパレータ(CMP)の出力で他方の状態され、その出力信号(Q)が前記スイッチングドライバ(DRV)に供給される(図5参照)。
上記した第2の本発明による手段によって、ラッチ(FF)は略一定周期のタイミング信号(TM)で一方の状態に設定されることによって、スイッチングドライバ(DRV)は第1期間において第1スイッチ素子(M1)をオン状態に制御するともに第2スイッチ素子(M2)をオフ状態に制御する。従って、第1期間に入力DC電圧(VIN)から第1スイッチ素子(M1)と平滑コイル(L)とを介して平滑コンデンサ(C1)と負荷(Z)との並列接続に電流が供給され、第1期間に平滑コイル(L)にエネルギーが蓄積される。エラーアンプ(EA)の出力電圧(Ve)とフィードバック回路(FBC)の出力信号(Vfb)とがクロスオーバーすると、コンパレータ(CMP)の出力はラッチ(FF)を他方の状態に設定する。すると、第1期間の後の第2期間でスイッチングドライバ(DRV)は第1スイッチ素子(M1)をオフ状態に制御するともに第2スイッチ素子(M2)をオン状態に制御する。従って、第2期間に基底電位から第2スイッチ素子(M2)と平滑コイル(L)とを介してエネルギー放出電流としての回生電流が流れる。従って、第2期間と第1期間との比に依存する電圧降下が発生して、DC/DCコンバータは前記降圧動作を行う。負荷変動によって負荷(Z)の電流が若干増大すると、第2期間の間でのフィードバック回路(FBC)の出力信号(Vfb)の変化量も若干増大する。しかし、フィードバック回路(FBC)の出力信号(Vfb)からスイッチングドライバ(DRV)への負帰還によって、前記平滑コンデンサ(C1)と前記負荷(Z)の並列接続に供給される出力DC電圧(VOUT)は略安定に維持される。上記した第2の本発明による手段によれば、第1期間と第2期間との和のスイッチング期間は略一定周期のタイミング信号(TM)で決定されるのでノイズのレベルを低減することができる。
さらに第2の本発明の具体的な形態は、誤差電圧修正回路(EVCC)を更に含む。この誤差電圧修正回路(EVCC)は、ラッチ(FF)の出力(Q)で制御される制御スイッチ(M3)と、エラーアンプ(EA)の出力とコンパレータ(CMP)の入力の間とを高インピーダンスにする制御回路(TG)とを含む。この誤差電圧修正回路(EVCC)の修正出力電圧(Vs)は前記制御スイッチ(M3)と前記制御回路(TG)との共通接続点から生成される。
負荷電流の異常な増大が発生した際に、前記ラッチ(FF)の前記出力(Q)により前記制御スイッチ(M3)と前記制御回路(TG)とはそれぞれオン状態と高インピーダンスの状態とに制御される。すると、前記エラーアンプ(EA)の誤差出力(Ve)よりも低下した前記修正出力電圧(Vs)と前記フィードバック回路(FBC)の前記出力信号(Vfb)とを前記コンパレータ(CMP)が比較する(図8参照)。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、第1の本発明によれば、半導体チップに構成されたDC/DCコンバータとしてのひとつの半導体製品で、降圧機能と昇圧機能とを半導体チップ内蔵回路を共有化することができる。
さらに、第2の本発明によれば、DC/DCコンバータにおいて、負荷電流変動に対する応答特性とノイズ特性とを改善することができる。
≪降圧機能と昇圧機能とを実現するDC/DCコンバータの回路構成≫
図1は、第1の本発明の一つの実施形態によるDC/DCコンバータの第1の動作モード(降圧出力モード)における回路構成を示す図である。
同図に示すように、DC/DCコンバータを構成するための半導体チップは、スイッチングドライバDRVと、前記スイッチングドライバDRVにより駆動されるPチャンネルMOSトランジスタの第1スイッチ素子M1とNチャンネルMOSトランジスタの第2スイッチ素子M2とを含む。前記第1スイッチ素子M1の出力電流経路と前記第2スイッチ素子M2の出力電流経路とは直列接続され、前記第1スイッチ素子M1と前記第2スイッチ素子M2との共通接続点は、前記半導体チップの外部で平滑コイルLの一端に接続されるように適合化されている。この適合化の一例としては、前記共通接続点を前記半導体チップの外部出力端子と電気的に接続することである。前記第2スイッチ素子M2の出力電流経路の他端は例えば接地電位のような基底電位に接続されるように適合化されている。この適合化の一例としては、前記第2スイッチ素子M2のソースもしくはエミッタを前記半導体チップの外部接地端子と電気的に接続することである。
DC/DCコンバータが第1の動作モード(降圧出力モード)を行うモードでは、図1に示すように、半導体チップの外部で平滑コイルLの他端には平滑コンデンサC1と負荷Zとが並列接続される。この降圧動作のモードでは、前記半導体チップの外部で前記第1スイッチ素子M1の出力電流経路には入力DC電圧VINが供給される。
図3は、図1に示した第1の本発明の一つの実施形態によるDC/DCコンバータが第1の動作モード(降圧出力モード)を行う際の回路各部の波形を示している。同図に示すように、DC/DCコンバータに降圧動作を行うモードでは、前記スイッチングドライバDRVは第1期間において前記第1スイッチ素子M1をオン状態に制御するともに前記第2スイッチ素子M2をオフ状態に制御する(図3のM1 Gate、M2 Gate参照)。従って、図1に示すように前記第1期間に前記入力DC電圧VINから前記第1スイッチ素子M1と前記平滑コイルLとを介して前記平滑コンデンサC1と前記負荷Zとの並列接続に電流が供給され、前記第1期間に前記平滑コイルLにエネルギーが蓄積される。従って、前記第1期間には下記で与えられるコイル電流が流れる。
ON=(VIN−VOUT)・t/L …(3)式
尚、VINは入力DC電圧供給端子TINから供給された入力DC電圧、VOUTはDC出力端子TOUTよりの出力DC電圧、tは時間、Lはコイルのインダクタンスである。
前記第1期間の後の第2期間では、前記スイッチングドライバDRVは前記第1スイッチ素子M1をオフ状態に制御するともに前記第2スイッチ素子M2をオン状態に制御する。従って、前記第2期間に基底電位から前記第2スイッチ素子M2と前記平滑コイルLとを介してエネルギー放出電流としての回生電流が流れる。従って、前記第2期間には下記で与えられるコイル電流が流れる。
OFF=VOUT・t/L …(4)式
尚、VONはオン状態の第3スイッチS3の端子間オン電圧、tは時間である。
第1期間の時間tの長さをTON、第2期間の時間tの長さをTOFFとする。すると、第1期間と第2期間との境界で(3)式で与えられる電流と(4)式で与えられる電流とは、等しくならなければならない。従って、次式が得られる。
(VIN−VOUT)・TON/L=VOUT・TOFF/L …(5)式
(5)式を展開すると、下記の(6)式が得られる。
OUT=VIN・TON/(TON+TOFF) …(6)式
従って、この第1の動作モード(降圧出力モード)では、(6)式に従って、前記入力DC電圧供給端子TINから供給された入力DC電圧VINよりも低い出力DC電圧VOUTをDC出力端子TOUTより出力可能となることが理解できる。このように、前記第2期間TOFFと前記第1期間TONとの比に依存する電圧降下が発生して、図1に示したDC/DCコンバータは前記降圧動作を行う。
図2は、第1の本発明の一つの実施形態によるDC/DCコンバータの第2の動作モード(昇圧出力モード)における回路構成を示す図である。
同図に示すように、DC/DCコンバータを構成するための半導体チップは、スイッチングドライバDRVと、前記スイッチングドライバDRVにより駆動されるPチャンネルMOSトランジスタの第1スイッチ素子M1とNチャンネルMOSトランジスタの第2スイッチ素子M2とを含む。前記第1スイッチ素子M1の出力電流経路と前記第2スイッチ素子M2の出力電流経路とは直列接続され、前記第1スイッチ素子M1と前記第2スイッチ素子M2との共通接続点は、前記半導体チップの外部で平滑コイルLの一端に接続されるように適合化されている。前記第2スイッチ素子M2の出力電流経路は例えば接地電位のような基底電位に接続されるように適合化されている。図2のここまでの回路の構成と接続とは、図1と全く同様である。
しかし、DC/DCコンバータに昇圧動作を行うモードでは、図2に示すように前記半導体チップの外部で平滑コイルLの他端には入力DC電圧VINが供給される。この昇圧動作のモードでは、前記半導体チップの外部で前記第1スイッチ素子M1の出力電流経路には平滑コンデンサC1と負荷Zとが並列接続される。この点が図2の回路の構成と接続の図1との相違である。
さらに、スイッチングドライバDRVによる第1スイッチ素子M1と第2スイッチ素子M2のオン・オフ制御も図2と図1とでは異なっている。
図4は、図2に示した第1の本発明の一つの実施形態によるDC/DCコンバータが第2の動作モード(昇圧出力モード)を行う際の回路各部の波形を示している。同図に示すように、DC/DCコンバータに昇圧動作を行うモードでは、前記スイッチングドライバDRVは第1期間において前記第1スイッチ素子M1をオフ状態に制御するともに前記第2スイッチ素子M2をオン状態に制御する。従って、前記第1期間に前記入力DC電圧VINから前記平滑コイルLと前記第2スイッチ素子M2とを介して基底電位に電流が流れ、前記第1期間に前記平滑コイルLにエネルギーが蓄積される。従って、下記で与えられるコイル電流がコイルを介して接地電位へ流れる。
ON=VIN・t/L …(7)式
前記第1期間の後の第2期間では、前記スイッチングドライバDRVは前記第1スイッチ素子M1をオン状態に制御するともに前記第2スイッチ素子M2をオフ状態に制御する。従って、前記第2期間に前記入力DC電圧VINから前記平滑コイルLと前記第1スイッチ素子M1とを介して前記平滑コンデンサC1と前記負荷Zとの並列接続にエネルギー放出電流としての回生電流が流れる。従って、下記で与えられるコイル電流がコイルと前記第1スイッチ素子M1とを介してDC出力端子TOUTに流れる。
OFF=(VIN−VOUT)・t/L …(8)式
第1期間の時間tの長さをTON、第2期間の時間tの長さをTOFFとする。すると、第1期間と第2期間との境界で(7)式で与えられる電流と(8)式で与えられる電流とは、等しくならなければならない。従って、次式が得られる。
IN・TON/L=(VIN−VOUT)・TOFF/L …(9)式
(9)式を展開すると、次式の関係が得られる。
OUT=(1+(TON/TOFF))・ VIN …(10)式
従って、この第2の動作モード(昇圧出力モード)では、(10)式に従って、前記入力DC電圧供給端子TINから供給された入力DC電圧VINよりも高い出力DC電圧VOUTをDC出力端子TOUTより出力可能となることが理解できる。従って、前記第2期間には前記並列接続には前記入力DC電圧VINに放出エネルギーを重畳した電圧が供給される。従って、前記第2期間TOFFと前記第1期間TONとの比に依存する電圧増加が発生して、前記DC/DCコンバータは前記昇圧動作を行う。
図1、図2、図3、図4を用いて以上説明したように上記した第1の本発明の一つの実施形態によれば、半導体チップ外部での入力DC電圧VINと平滑コンデンサC1と負荷Zとの並列接続との接続形態を変更し、更にスイッチングドライバDRVのスイッチング動作が変更される。従って、半導体チップ内部の前記スイッチングドライバDRVと前記第1スイッチ素子M1と前記第2スイッチ素子M2は、降圧動作と昇圧動作との両方に寄与することができる。
第1の本発明のより具体的な実施形態では、駆動される負荷Zに流れる電流が変動することによる負荷変動に際しても出力電圧を高速で初期の安定化された出力直流電圧に追従させる技術が採用されている。図1と図2の回路中のフィードバック回路FBCが、この採用技術の中心である。このフィードバック回路FBCは、平滑コンデンサC1と負荷Zの並列接続に供給される出力DC電圧VOUTが一端に供給された帰還容量Cfを本質的に含んでいる。駆動される負荷Zに流れる電流が変動することで、帰還容量Cfの他端の電圧が変化する。帰還容量Cfの他端の電圧変化はスイッチングドライバDRVの入力にフィードバックされ、前記第1期間TONと第2期間TOFFとの比が制御され、出力DC電圧VOUTが略一定に維持される。フィードバック回路FBCのこのフィードバックに際して、帰還容量Cfと第1帰還抵抗Rf1との直列接続は、本来は平滑コイルLの両端の電位差から負荷Zに流れる電流を検出する。しかし、この本来の接続での電位差では、第1の動作モード(降圧出力モード)と第2の動作モード(昇圧出力モード)とで極性が反転してしまう。また、既に説明したように、第1の動作モード(降圧出力モード)と第2の動作モード(昇圧出力モード)とで、スイッチングドライバDRVによる第1スイッチ素子M1と第2スイッチ素子M2のオン・オフ制御動作は逆転する。また、フィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbに応答するスイッチングドライバDRVの入力DRV_Inの極性も、第1の動作モード(降圧出力モード)と第2の動作モード(昇圧出力モード)とで、反転される。
図1に示すように、第1の動作モード(降圧出力モード)では、コンパレータCMPを介してのフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbに応答するラッチFFの出力Qは、反転されることなく、スイッチングドライバDRVの入力DRV_Inに供給される。また、入力DRV_Inの信号は第2インバータINV2、第1の非反転レベルシフト回路LS1、第3インバータINV3を介して第1帰還抵抗Rf1の一端に非反転の状態で供給される。この第1の動作モード(降圧出力モード)では、負荷Zに流れる電流が増大すると、第1期間TONを増大する一方、第2期間TOFFを減少させる必要がある。この時には、帰還容量Cfの作用によってフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbの変化サイクル期間で、第1期間TONは増大する一方、第2期間TOFFは減少している。従って、負荷の電流変動によっても、フィードバック回路FBCの作用により出力DC電圧VOUTは略安定に維持される。また、第1の動作モード(降圧出力モード)では、第2帰還抵抗Rf2の一端は第4インバータINV4の出力により接地電位のような基底電位に維持され、平滑コイルLの他端の電圧と略無関係とされている。これは、制御信号CNTLに応答した第2の非反転レベルシフト回路LS2が、第4インバータINV4を上記のように制御するためである。尚、図1に示すように平滑コンデンサC1と負荷Zの並列接続に供給される出力DC電圧VOUTが、分圧抵抗R1、R2によって分圧される。この分圧電圧がエラーアンプEAの反転入力端子に供給され、エラーアンプEAの反転入力端子には基準電圧Vrefが供給されている。エラーアンプEAの出力はコンパレータCMPの反転入力端子に供給され、コンパレータCMPの非反転入力端子にはフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbが供給される。コンパレータCMPの出力はラッチ回路FFのセット入力Sに供給され、ラッチ回路FFのリセット入力Rには略一定周期Tのタイミング信号TMが供給される。従って、図3に示すようにラッチ回路FFがタイミング信号TMによってリセットされると、ラッチ回路FFの出力信号Qはローレベルとなる。すると、スイッチングドライバDRVの入力DRV_Inがローレベルとなり、スイッチングドライバDRVは第1スイッチ素子M1をオン状態に制御し、第2スイッチ素子M2をオフ状態に制御する。従って、平滑コイルLにエネルギーが蓄積される第1期間の動作が行われる。エラーアンプEAの出力Veよりもフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbがわずかに上昇すると、コンパレータCMPの出力はハイレベルとなる。ラッチ回路FFはコンパレータCMPのハイレベル出力によってセットされて、出力信号Qはハイレベルとなる。すると、スイッチングドライバDRVの入力DRV_Inがハイレベルとなり、スイッチングドライバDRVは第1スイッチ素子M1をオフ状態に制御して、第2スイッチ素子M2をオン状態に制御する。従って、平滑コイルLからエネルギーが放出される第2期間の動作が行われる。
一方、図2に示すように、第2の動作モード(昇圧出力モード)では、コンパレータCMPを介してのフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbに応答するラッチFFの出力Qは、第1インバータにより反転されて、スイッチングドライバDRVの入力DRV_Inに供給される。また、入力DRV_Inの信号は第2インバータINV2、第1の非反転レベルシフト回路LS1、第3インバータINV3を介して第1帰還抵抗Rf1の一端に非反転の状態で供給される。この第2の動作モード(昇圧出力モード)では、負荷Zに流れる電流が増大すると、第1の動作モード(降圧出力モード)と同様に第1期間TONを増大する一方、第2期間TOFFを減少させる必要がある。この時には、帰還容量Cfの作用によってフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbの変化サイクル期間で、第1期間TONは増大する一方、第2期間TOFFは減少している。従って、負荷の電流変動によっても、フィードバック回路FBCの作用により出力DC電圧VOUTは略安定に維持される。また、第2の動作モード(昇圧出力モード)では、前記(10)式から明らかなように過渡的な入力DC電圧VINの低下により、出力DC電圧VOUTも低下する。これを軽減するために、第2帰還抵抗Rf2の一端は第4インバータINV4の出力により入力DC電圧VINが供給されている。これは、制御信号CNTLに応答した第2の非反転レベルシフト回路LS2が、第4インバータINV4を上記のように制御するためである。入力DC電圧VINが低下すると、第2帰還抵抗Rf2の作用によりフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧VfbのDC成分も低下する。従って、フィードバック電圧Vfbの変化サイクル期間で、第1期間TONは増大する一方、第2期間TOFFは減少する。その結果、出力DC電圧VOUTは略安定に維持される。尚、図2に示すように平滑コンデンサC1と負荷Zの並列接続に供給される出力DC電圧VOUTが、分圧抵抗R1、R2によって分圧される。この分圧電圧がエラーアンプEAの反転入力端子に供給され、エラーアンプEAの反転入力端子には基準電圧Vrefが供給されている。エラーアンプEAの出力はコンパレータCMPの反転入力端子に供給され、コンパレータCMPの非反転入力端子にはフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbが供給される。コンパレータCMPの出力はラッチ回路FFのセット入力Sに供給され、ラッチ回路FFのリセット入力Rには略一定周期Tのタイミング信号TMが供給される。従って、図4に示すようにラッチ回路FFがタイミング信号TMによってリセットされると、ラッチ回路FFの出力信号Qはローレベルとなり、インバータINV1の出力はハイレベルとなる。すると、スイッチングドライバDRVの入力DRV_Inがハイレベルとなり、スイッチングドライバDRVは第1スイッチ素子M1をオフ状態に制御して、第2スイッチ素子M2をオン状態に制御する。従って、平滑コイルLにエネルギーが蓄積される第1期間の動作が行われる。エラーアンプEAの出力Veよりもフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbがわずかに上昇すると、コンパレータCMPの出力はハイレベルとなる。ラッチ回路FFはコンパレータCMPのハイレベル出力によってセットされて、出力信号Qはハイレベルとなり、インバータINV1の出力はローレベルとなる。すると、スイッチングドライバDRVの入力DRV_Inがローレベルとなり、スイッチングドライバDRVは第1スイッチ素子M1をオン状態に制御して、第2スイッチ素子M2をオフ状態に制御する。従って、平滑コイルLからエネルギーが放出される第2期間の動作が行われる。
≪負荷電流変動に対する応答特性とノイズ特性とを改善するDC/DCコンバータ≫
図5は、第2の本発明のひとつの形態によるDC/DCコンバータを示す回路図である。尚、図6は図5に示した第2の本発明のひとつの形態によるDC/DCコンバータの動作を説明するための波形図である。
このDC/DCコンバータは、スイッチングドライバDRVと、前記スイッチングドライバDRVにより駆動される第1スイッチ素子M1と第2スイッチ素子M2とを半導体チップ内部に含む。前記第1スイッチ素子M1の出力電流経路と前記第2スイッチ素子M2の出力電流経路とは直列接続され、前記第1スイッチ素子M1と前記第2スイッチ素子M2との共通接続点は、平滑コイルLの一端に接続されるように適合化されている。この適合化の一例は、この共通接続点を半導体チップの外部出力端子に電気的に接続することである。前記第1スイッチ素子M1の出力電流経路には入力DC電圧VINが供給される。前記第2スイッチ素子M2の出力電流経路は基底電位に接続されるように適合化されている。この適合化の一例は、前記第2スイッチ素子M2のソースまたはエミッタを半導体チップの外部接地端子に電気的に接続することである。半導体チップの外部で前記平滑コイルLの他端には平滑コンデンサC1と負荷Zとが並列接続される。DC/DCコンバータは更に、エラーアンプEA、フィードバック回路FBC、コンパレータCMP、ラッチFFを含む。前記エラーアンプEAは、前記平滑コンデンサC1と前記負荷Zの並列接続に供給される出力DC電圧VOUTの誤差を検出する。前記フィードバック回路FBCは、前記平滑コイルLの前記他端に一端が接続された帰還容量Cfと、前記帰還容量Cfの他端に一端が接続され他端が前記平滑コイルLの前記一端に接続された帰還抵抗Rfとを含む。前記コンパレータCMPは、前記エラーアンプEAの出力に応答する信号と前記フィードバック回路FBCの出力信号とを比較する。前記ラッチFFは略一定周期Tのタイミング信号TMでセットされ、前記コンパレータCMPの出力でリセットされ、その出力信号Qが前記スイッチングドライバDRVに供給される。
上記した図5の第2の本発明のひとつの形態によるDC/DCコンバータでは、ラッチFFは略一定周期Tのタイミング信号TMでセットされることによって、スイッチングドライバDRVは第1期間において第1スイッチ素子M1をオン状態に制御するともに第2スイッチ素子M2をオフ状態に制御する。従って、従って、第1期間に入力DC電圧VINから第1スイッチ素子M1と平滑コイルLとを介して平滑コンデンサC1と負荷Zとの並列接続に電流が供給され、第1期間に平滑コイルLにエネルギーが蓄積される。エラーアンプEAの出力Veとフィードバック回路FBCの出力信号Vfbとがクロスオーバーすると、コンパレータCMPの出力はラッチFFをリセットする。すると、第1期間の後の第2期間でスイッチングドライバDRVは第1スイッチ素子M1をオフ状態に制御するともに第2スイッチ素子M2をオン状態に制御する。従って、第2期間に基底電位から第2スイッチ素子M2と平滑コイルLとを介してエネルギー放出電流としての回生電流が流れる。従って、第2期間と第1期間との比に依存する電圧損失が発生して、DC/DCコンバータは前記降圧動作を行う。負荷変動によって負荷Zの電流が若干増大すると、第2期間の間でのフィードバック回路FBCの出力信号Vfbの変化量も若干増大する。しかし、フィードバック回路FBCの出力信号VfbからスイッチングドライバDRVへの負帰還によって、前記平滑コンデンサC1と前記負荷Zの並列接続に供給される出力DC電圧VOUTは略安定に維持される。従って、第1期間と第2期間との和のスイッチング期間は略一定周期Tのタイミング信号TMで決定されるのでノイズのレベルを低減することができる。
尚、図5に示すように平滑コンデンサC1と負荷Zの並列接続に供給される出力DC電圧VOUTが、分圧抵抗R1、R2によって分圧される。この分圧電圧がエラーアンプEAの反転入力端子に供給され、エラーアンプEAの反転入力端子には基準電圧Vrefが供給されている。エラーアンプEAの出力はコンパレータCMPの反転入力端子に供給され、コンパレータCMPの非反転入力端子にはフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbが供給される。コンパレータCMPの出力はラッチ回路FFのリセット入力Rに供給され、ラッチ回路FFのセット入力Sには略一定周期Tのタイミング信号TMが供給される。従って、図6に示すようにラッチ回路FFがタイミング信号TMによってセットされると、ラッチ回路FFの出力信号Qはハイレベルとなる。すると、スイッチングドライバDRVの入力DRV_Inがハイレベルとなり、スイッチングドライバDRVはPチャンネルMOSトランジスタの第1スイッチ素子M1をオン状態に制御し、NチャンネルMOSトランジスタの第2スイッチ素子M2をオフ状態に制御する。従って、平滑コイルLにエネルギーが蓄積される第1期間の動作が行われる。エラーアンプEAの出力Veよりもフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbがわずかに上昇すると、コンパレータCMPの出力はハイレベルとなる。ラッチ回路FFはコンパレータCMPのハイレベル出力によってリセットされて、出力信号Qはローレベルとなる。すると、スイッチングドライバDRVの入力DRV_Inがローレベルとなり、スイッチングドライバDRVは第1スイッチ素子M1をオフ状態に制御して、第2スイッチ素子M2をオン状態に制御する。従って、平滑コイルLからエネルギーが放出される第2期間の動作が行われる。
一方、本発明者等が図5の第2の本発明のひとつの形態によるDC/DCコンバータを詳細に検討したところ、次のような点が明らかとされた。
これは、図5のDC/DCコンバータの負荷Zの電流が極めて異常に大きな電流となる際に、下記の事項が発生する。これは図7に示すように、負荷電流の異常な増大によってエラーアンプEAの出力Veへのフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbの上昇が遅延される。この遅延された第1期間に第1スイッチ素子M1がオン状態に制御されて、負荷Zに供給される出力DC電圧VOUTの低下を補償しようとする。遅延された第1期間の最後にエラーアンプEAの出力Veよりもフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbが高くなり、コンパレータCMPのハイレベル出力により、ラッチFFがリセットされる。すると、第2期間となり、スイッチングドライバDRVは第1スイッチ素子M1をオフ状態に制御して、第2スイッチ素子M2をオン状態に制御する。従って、平滑コイルLからエネルギーが放出される第2期間の動作が行われる。しかし、図7に示すように第1期間の延長により、第2期間が短縮されて、フィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbの低下が不十分なレベルで一定周期Tのタイミング信号TMによりラッチFFがセットされる。すると、第1期間の動作が開始され、フィードバック電圧Vfbは不十分な低下レベルから上昇する。従って、この時には第1期間は短縮されて、短縮された第1期間の最後に最後にエラーアンプEAの出力Veよりもフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbが高くなり、コンパレータCMPのハイレベル出力により、ラッチFFがリセットされる。すると、図7のラッチFFの出力Q(FFQ)のハイレベル期間とローレベル期間との長さが不安定となる。特に、短縮された第1期間と短縮された第2期間とでは、ラッチFFの出力Qは高い周波数成分を含むこととなる。この高い周波数成分はDC/DCコンバータの異常発振動作の原因となることが危惧される。
図8は第2の本発明の改良の形態によるDC/DCコンバータを示す回路図である。尚、図9は図8に示した第2の本発明の改良の形態によるDC/DCコンバータの動作を説明するための波形図である。
図8の回路は、図5の回路に誤差電圧修正回路EVCCを追加したものである。図8の誤差電圧修正回路EVCCは、ラッチFFの出力Qで制御される制御スイッチM3、エラーアンプEAの出力とコンパレータCMPの入力とを高インピーダンスにする回路としてのトランスミッションゲートTGとを本質的に含んでいる。誤差電圧修正回路EVCCの抵抗R3とコンデンサーC4とは、誤差電圧修正回路EVCCからの出力電圧Vsの変化速度(放電時定数)を調整するための素子である。また、誤差電圧修正回路EVCCのインバータINVはラッチFFの出力Qがハイレベルとなった時に、CMOSアナログスイッチで構成されたトランスミッションゲートTGを高インピーダンスにするためのものである。
図8は第2の本発明の改良の形態によるDC/DCコンバータを示す回路図で、負荷電流の異常な増大が発生したとする。すると、タイミング信号TMによるラッチFFがセットされ、出力Qがハイレベルとなって第1期間の動作が開始する。ラッチFFの出力Qのローレベルからハイレベルの変化によって、誤差電圧修正回路EVCCでは制御スイッチM3がオン状態に制御され、トランスミッションゲートTGは高インピーダンスであるオフ状態に制御される。すると図9に示すように誤差電圧修正回路EVCCからの出力電圧VsはエラーアンプEAの誤差出力Veよりも低下することになる。また、コンパレータCMPはフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbと誤差電圧修正回路EVCCからの出力電圧Vsとを比較する動作に変更されている。従って、負荷電流の異常な増大によってフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbの上昇が遅延されも、コンパレータCMPによる比較対象である誤差電圧修正回路EVCCの出力電圧Vsも低下している。出力電圧Vsの変化は、抵抗R3とコンデンサーC4とによって決定される。従って、図8は第2の本発明の改良の形態によるDC/DCコンバータでは、図7で示した第1期間の著しい延長が回避され、またフィードバック回路FBCからのフィードバック電圧Vfbが十分なレベルまで低下している。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、図1の実施形態で、PチャンネルMOSトランジスタM1は、PNP型バイポーラトランジスタに置換されることができる。またNチャンネルMOSトランジスタM2は、NPN型バイポーラトランジスタに置換されることができる。同様に、図8のトランスミッションゲートTGを構成するCMOSアナログスイッチのPチャンネルMOSトランジスタとNチャンネルMOSトランジスは、それぞれPNP型バイポーラトランジスタとNPN型バイポーラトランジスタに置換されることができる。
DC/DCコンバータの平滑コイルLはチップ外部のインダクタ素子以外に半導体チップ上に半導体プロセスで形成されるスパイラルコイルでも良く、半導体チップを封止するパッケージ内部のリードフレームの一部を利用するパッケージ内部のコイルでも良い。
図1は、本発明の一つの実施形態によるDC/DCコンバータの第1の動作モード(降圧出力モード)における回路構成と回路動作を示す波形図とである 図2は、本発明の一つの実施形態によるDC/DCコンバータの第2の動作モード(昇圧出力モード)における回路構成と回路動作を示す波形図とである。 図3は、図1に示した第1の本発明の一つの実施形態によるDC/DCコンバータが第1の動作モード(降圧出力モード)を行う際の回路各部の波形を示している。 図4は、図2に示した第1の本発明の一つの実施形態によるDC/DCコンバータが第2の動作モード(昇圧出力モード)を行う際の回路各部の波形を示している。 図5は、第2の本発明のひとつの形態によるDC/DCコンバータを示す回路図である。 図6は図5に示した第2の本発明のひとつの形態によるDC/DCコンバータの動作を説明するための波形図である。 図7は図5に示した第2の本発明のひとつの形態によるDC/DCコンバータの過負荷状態での動作を説明するための波形図である 図8は第2の本発明の改良の形態によるDC/DCコンバータを示す回路図である。 図9は図8に示した第2の本発明の改良の形態によるDC/DCコンバータの動作を説明するための波形図である。
符号の説明
DRV スイッチングドライバ
M1 第1スイッチ素子
M2 第2スイッチ素子
L 平滑コイル
C1 平滑コンデンサ
負荷
IN 入力DC電圧
OUT 出力DC電圧

Claims (3)

  1. スイッチングドライバと、前記スイッチングドライバにより駆動される第1スイッチ素子と第2スイッチ素子とを半導体チップに含むDC/DCコンバータであって、
    前記第1スイッチ素子の出力電流経路と前記第2スイッチ素子の出力電流経路とは直列接続され、
    前記第1スイッチ素子と前記第2スイッチ素子との共通接続点は、前記半導体チップの外部で平滑コイルの一端に接続されるように適合化され、
    前記DC/DCコンバータが降圧動作を行うモードでは、前記半導体チップの外部で平滑コイルの他端には平滑コンデンサと負荷とが並列接続され、前記降圧動作のモードでは、前記半導体チップの外部で前記第1スイッチ素子の出力電流経路には入力DC電圧が供給され、
    前記DC/DCコンバータが昇圧動作を行うモードでは、前記半導体チップの外部で平滑コイルの他端には入力DC電圧が供給され、前記昇圧動作のモードでは、前記半導体チップの外部で前記第1スイッチ素子の出力電流経路には平滑コンデンサと負荷とが並列接続され、
    前記DC/DCコンバータが降圧動作を行うモードでは、前記スイッチングドライバは第1期間において前記第1スイッチ素子をオン状態に制御するともに前記第2スイッチ素子をオフ状態に制御し、前記第1期間の後の第2期間では、前記スイッチングドライバは前記第1スイッチ素子をオフ状態に制御するともに前記第2スイッチ素子をオン状態に制御することにより前記DC/DCコンバータは前記降圧動作を行い、
    前記DC/DCコンバータが昇圧動作を行うモードでは、前記スイッチングドライバは第1期間において前記第1スイッチ素子をオフ状態に制御するともに前記第2スイッチ素子をオン状態に制御し、前記第1期間の後の第2期間では、前記スイッチングドライバは前記第1スイッチ素子をオン状態に制御するともに前記第2スイッチ素子をオフ状態に制御することにより前記DC/DCコンバータは前記昇圧動作を行い、
    前記DC/DCコンバータが降圧動作を行うモードでは、前記スイッチングドライバは第1期間において前記第1スイッチ素子をオン状態に制御するともに前記第2スイッチ素子をオフ状態に制御することにより、前記第1期間に前記入力DC電圧から前記第1スイッチ素子と前記平滑コイルとを介して前記平滑コンデンサと前記負荷との並列接続に電流が供給され、前記第1期間に前記平滑コイルにエネルギーが蓄積され、前記第1期間の後の第2期間では、前記スイッチングドライバは前記第1スイッチ素子をオフ状態に制御するともに前記第2スイッチ素子をオン状態に制御することにより、前記第2期間に基底電位から前記第2スイッチ素子と前記平滑コイルとを介してエネルギー放出電流としての回生電流が流れ、前記第2期間と前記第1期間との比に依存する電圧降下が発生して、前記DC/DCコンバータは前記降圧動作を行い、
    前記DC/DCコンバータが昇圧動作を行うモードでは、前記スイッチングドライバは第1期間において前記第1スイッチ素子をオフ状態に制御するともに前記第2スイッチ素子をオン状態に制御することにより、前記第1期間に前記入力DC電圧から前記第2スイッチ素子と前記平滑コイルとを介して基底電位に電流が流れ、前記第1期間に前記平滑コイルにエネルギーが蓄積され、前記第1期間の後の第2期間では、前記スイッチングドライバは前記第1スイッチ素子をオン状態に制御するともに前記第2スイッチ素子をオフ状態に制御することにより、前記第2期間に前記入力DC電圧から前記平滑コイルと前記第1スイッチ素子とを介して前記平滑コンデンサと前記負荷との並列接続にエネルギー放出電流としての回生電流が流れ、前記第2期間には前記並列接続には前記入力DC電圧に放出エネルギーを重畳した電圧が供給され、前記第2期間と前記第1期間との比に依存する電圧増加が発生して、前記DC/DCコンバータは前記昇圧動作を行い、
    前記平滑コイルに流れる電流の変動を検出する検出回路を更に含み、
    前記検出回路は、前記負荷に供給されるDC出力電圧が一端に供給される帰還容量と、前記帰還容量の他端に一端が接続された第1帰還抵抗と、前記帰還容量の前記他端に一端が接続された第2帰還抵抗とを含み、
    前記検出回路の検出出力電圧は、前記帰還容量と前記第1帰還抵抗と前記第2帰還抵抗との共通接続点から得られ、前記検出出力電圧は前記スイッチングドライバの入力に帰還され、
    前記DC/DCコンバータに前記降圧動作を行うモードでは、前記第1帰還抵抗の他端には前記スイッチングドライバの前記入力に関係する信号が供給され、前記第2帰還抵抗の他端には基底電位が供給され、
    前記DC/DCコンバータに前記昇圧動作を行うモードでは、前記第1帰還抵抗の他端には前記スイッチングドライバの前記入力に関係する信号が供給され、前記第2帰還抵抗の他端には前記入力DC電圧に関係する信号が供給されるDC/DCコンバータ。
  2. スイッチングドライバと、前記スイッチングドライバにより駆動される第1スイッチ素子と第2スイッチ素子とを含み、
    前記第1スイッチ素子の出力電流経路と前記第2スイッチ素子の出力電流経路とは直列接続され、
    前記第1スイッチ素子と前記第2スイッチ素子との共通接続点は、平滑コイルの一端に接続されるように適合化され、
    前記第1スイッチ素子の出力電流経路には入力DC電圧が供給され、
    前記第2スイッチ素子の出力電流経路は基底電位に接続されるように適合化され、
    前記平滑コイルの他端には平滑コンデンサと負荷とが並列接続され、
    エラーアンプと、フィードバック回路と、コンパレータと、ラッチとを更に含み
    前記エラーアンプは、前記平滑コンデンサと前記負荷の並列接続に供給される出力DC電圧の誤差を検出し、
    前記フィードバック回路は、前記平滑コイルの前記他端に一端が接続された帰還容量と、前記帰還容量の他端に一端が接続され他端が前記平滑コイルの前記一端に接続された帰還抵抗とを含み、
    前記コンパレータは、前記エラーアンプの出力に応答する信号と前記フィードバック回路の出力信号とを比較し、
    前記ラッチは略一定周期のタイミング信号で一方の状態に設定され、前記コンパレータの出力で他方の状態に設定され、その出力信号が前記スイッチングドライバに供給されるDC/DCコンバータ。
  3. 誤差電圧修正回路を更に含み、
    前記誤差電圧修正回路は、前記ラッチの出力で制御される制御スイッチと、前記エラーアンプの出力と前記コンパレータの入力との間を高インピーダンスにする制御回路とを含み、
    前記誤差電圧修正回路の修正出力電圧は前記制御スイッチと前記制御回路との共通接続点から生成され、
    負荷電流の異常な増大が発生した際に、前記ラッチの前記出力により前記制御スイッチと前記制御回路とはそれぞれオン状態と高インピーダンスの状態とに制御され、前記エラーアンプの誤差出力よりも低下した前記修正出力電圧と前記フィードバック回路の前記出力信号とを前記コンパレータが比較する請求項2に記載のDC/DCコンバータ。
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