JP4720475B2 - 熱交換形換気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、低温地域等で使用される熱交換形換気装置に関する。
従来、この種の熱交換形換気装置の一例として換気装置の凍結防止装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その換気装置の凍結防止装置について図6および図7を参照しながら説明する。
図に示すように、排気流路と給気流路を交差するように内部を形成し、その交差部に熱交換器115を配設した本体101の吸込側に低温流路102と高温流路103を設けた箱体104が配置され、箱体104の一方の側面には低温流路入口105と高温流路入口107が、また、もう一方の側面には低温流路出口106と高温流路出口108が設けられ、低温流路出口106は本体101の吸込口109と接続され、高温流路出口108は本体の吸込口110と接続され、また、低温流路102と高温流路103を仕切るとともに両流路102と103を連通する開口111を設けた隔壁112を設け、そして、低温流路102に枢着され、開口111と低温流路入口105を交互に開閉するダンパー113と、高温流路103に枢着され、開口111と高温流路出口108を交互に開閉するダンパー114を設け、室外から低温流路入口105に流入する空気温度が低く、熱交換器115に結氷が生じたときは、ダンパー113、114を回動し、開口111を開放し、低温流路入口105と高温流路出口108を閉鎖し、高温流路入口107から流入した高温空気が熱交換器115を通って結氷が融解される構成としている。
実開昭62−17743号公報(7頁、8頁、第1図、第2図)
このような従来の換気装置の凍結防止装置では、ダンパー113、114は低温流路入口105、高温流路出口108および開口111を開閉するのに90°の間を駆動されることとなって、その開閉角度が大きくなり、そのため箱体104が大型になるという課題があり、箱体104を小型に形成することが要求されている。
また、熱交換器115の結氷の融解時には、熱交換器115の一方向のみに高温空気を通しているため、融解に長い時間が必要になるという課題があり、短時間に結氷を融解することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、ダンパーの設けられる流路切換ユニットの小型化を図るとともに、熱交換器の結氷の融解を短時間でおこなうことのできる熱交換形換気装置を提供することを目的としている。
本発明の熱交換形換気装置は上記目的を達成するために、室内からの排気流と室外からの給気流の熱交換をおこなう熱交換器と、前記排気流を形成する排気用送風機と、前記給気流を形成する給気用送風機を設けた換気ユニットと、排気流路と給気流路を仕切る仕切板と、排気流の通る排気開口を有し、前記排気流路に設けられる排気ダンパー受と、給気流の通る給気開口を有し、前記給気流路に設けられる給気ダンパー受と、前記排気開口を開閉する排気ダンパーと、前記給気開口を開閉する給気ダンパーとを設けた流路切換ユニットとを備え、前記排気ダンパー受および給気ダンパー受の端部近傍に受側曲折部を設け、前記排気ダンパーおよび給気ダンパーに排気ダンパー受および給気ダンパー受の受側曲折部に沿うように曲折したダンパー側曲折部を設けた構成とする。
この手段により、開閉角度が小さくできるとともに、大きな開口が得られ、流路切換ユニットの小型化を図ることができる熱交換形換気装置が得られる。
また、他の手段は、ダンパー側曲折部を風の流れをガイドする方向に曲折した構成とする。
この手段により、整流効果を得ることができる熱交換形換気装置が得られる。
また、他の手段は、排気流路と給気流路を連通するように仕切板に開口した循環開口と、この循環開口を開閉する循環ダンパーとを備え、排気開口と給気開口および循環開口の3つの開口に、それぞれ排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーを配設した構成としたものである。
この手段により、各開口の大きさを自由に設定できる熱交換形換気装置が得られる。
また、他の手段は、排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーが排気流および給気流の風圧で排気開口と給気開口および循環開口を閉鎖する方向に作用する構成としたものである。
この手段により、各開口の気密性を向上させることのできる熱交換形換気装置が得られる。
また、他の手段は、排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーを一体に設け、同一のダンパー側の回転軸で同時に開閉する構成としたものである。
この手段により、ダンパーモータを1つにできる熱交換形換気装置が得られる。
また、他の手段は、排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーを一体に開閉するダンパー側の回転軸を駆動するダンパーモータを流路切換ユニット内に設けた構成としたものである。
この手段により、流路切換ユニットの小型化を図ることのできる熱交換形換気装置が得られる。
また、他の手段は、ダンパーモータの回転軸とダンパー側の回転軸をともに排気流路内に設けたものである。
この手段により、仕切板のシール性の向上を図ることができる熱交換形換気装置が得られる。
また、他の手段は、ダンパーモータを排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーから着脱自在にする構成としたものである。
この手段により、メンテ性の向上を図ることのできる熱交換形換気装置が得られる。
また、他の手段は、排気ダンパー、給気ダンパーおよび循環ダンパーの開閉動作をともにダンパーモータ自体でおこなう構成としたものである。
この手段により、排気流および給気流の風圧の影響をうけずに確実に排気開口と給気開口および循環開口の開閉をおこなうことができる熱交換形換気装置が得られる。
また、他の手段は、ダンパーモータ側の回転軸とダンパー側の回転軸をレバーで連結し、ダンパーモータ側の回転軸とダンパー側の回転軸の位置をずらして構成したものである。
この手段により、ダンパーの動作範囲を自由に設定でき小型化を図ることのできる熱交換形換気装置が得られる。
また、他の手段は、ダンパーモータを流路切換ユニットの天面側に設けたものである。
この手段により、安全性の向上を図ることができる熱交換形換気装置が得られる。
また、他の手段は、リミットスイッチを2個使用し、ダンパーの停止中はダンパーモータの通電を停止する構成とする。
この手段により、省エネを図ることができる熱交換形換気装置が得られる。
また、他の手段は、制御装置等の収納部を流路切換ユニットの内部に突出させて風路ガイドとなるような構成としたものである。
この手段により、通気抵抗を小さくして換気能率の向上を図ることのできる熱交換形換気装置が得られる。
本発明によれば流路切換ユニットの小型化を図ることのできるという効果のある熱交換形換気装置を提供できる。
また、整流効果を得ることができるという効果のある熱交換形換気装置を提供できる。
また、各開口の大きさを自由に設定できるという効果のある熱交換形換気装置を提供できる。
また、各開口の気密性を向上させるという効果のある熱交換形換気装置を提供できる。
また、熱交換器の結氷の融解を短時間でおこなうことができるという効果のある熱交換形換気装置を提供できる。
また、仕切板のシール性の向上を図ることができるという効果のある熱交換形換気装置を提供できる。
また、メンテ性の向上を図ることができるという効果のある熱交換形換気装置を提供できる。
また、確実に排気開口と給気開口および循環開口の開閉をおこなうことのできるという効果のある熱交換形換気装置を提供できる。
また、安全性の向上を図ることができるという効果のある熱交換形換気装置を提供できる。
また、省エネを図ることができるという効果のある熱交換形換気装置を提供できる。
また、換気効率の向上を図ることができるという効果のある熱交換形換気装置を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、室内からの排気流と室外からの給気流の熱交換をおこなう熱交換器と、前記排気流を形成する排気用送風機と、前記給気流を形成する給気用送風機とを設けた換気ユニットと、排気流路と給気流路を仕切る仕切板と、排気流の通る排気開口を有し、前記排気流路に設けられる排気ダンパー受と、給気流の通る給気開口を有し、前記給気流路に設けられる給気ダンパー受と、前記排気開口を開閉する排気ダンパーと、前記給気開口を開閉する給気ダンパーとを設けた流路切換ユニットとを備え、前記排気ダンパー受および給気ダンパー受の端部近傍に受側曲折部を設け、前記排気ダンパーおよび給気ダンパーに排気ダンパー受および給気ダンパー受の受側曲折部に沿うように曲折したダンパー側曲折部を設けたものであり、曲折して幅の小さい排気ダンパー受、給気ダンパー受、排気ダンパーおよび給気ダンパーにより大きな排気開口および給気開口が得られることとなり、流路切換ユニットの小型化が図られるとともに、排気ダンパーおよび給気ダンパーの回転角度が小さくても排気ダンパーおよび給気ダンパーが排気流路および給気流路の障害になることがないという作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、ダンパー側曲折部を風の流れをガイドする方向に曲折したものであり、開口が大きく、収まりが良くなり、低圧損、低騒音化を図れるとともに、整流効果が得られる形状に形成できるという作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、排気流路と給気流路を連通するように仕切板に開口した循環開口と、この循環開口を開閉する循環ダンパーとを備え、排気開口と給気開口および循環開口の3つの開口に、それぞれ排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーを配設したものであり、熱交換器の結氷を融解するときには、排気開口および給気開口が排気ダンパーおよび給気ダンパーにより閉鎖され、循環ダンパーが開いて循環開口が開口されることにより、換気ユニット側において暖かい室内空気が熱交換器の一方側の通風路を通り、熱交換器を暖めたのち、さらに循環開口より給気流路に入り、熱交換器の他方側の通風路を通り室内に循環する循環流路が形成されることにより、熱交換器の暖かい空気が2回通ることとなり、熱交換器の結氷の融解時間を短縮することができるとともに、排気開口と給気開口および循環開口の大きさも自由に設定できるという作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーが排気流および給気流の風圧で給気開口と排気開口および循環開口を閉鎖する方向に作用する構成としたものであり、排気開口、給気開口および循環開口の気密性が向上するとともに、給気流と排気流が接触することにより発生する結露を抑制することができるという作用を有する。
また、請求項5記載の発明は、排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーを一体に設け、同一のダンパー側の回転軸で同時に開閉する構成としたものであり、ダンパーモータを1つにできることが可能となり、小型化および低コスト化を図ることができるという作用を有する。
また、請求項6記載の発明は、排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーを一体に開閉するダンパー側の回転軸を駆動するダンパーモータを流路切換ユニット内に設けたものであり、流路切換ユニットの下面側からメンテができることにより、ダンパーモータを外側に設けた場合と比較して下面側のメンテスペースを大きくとる必要がなくなるとともに、流路切換ユニットの小型化を図ることができるという作用を有する。
また、請求項7記載の発明は、ダンパーモータ側の回転軸とダンパー側の回転軸をともに排気流路内に設けたものであり、ダンパーモータの回転軸とダンパー側の回転軸を結び可動するレバーが排気流路と給気流路を仕切る仕切板を貫通しないので仕切板のシール性が向上し、結露性能が向上するとともに、ダンパーモータを常温に近い環境に配置できるので、ダンパーモータの温度的制約が緩和され、コスト低減を図ることができるという作用を有する。
また、請求項8記載の発明は、ダンパーモータを排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーから着脱自在にする構成としたものであり、メンテ時にダンパーモータのみを外せば良いのでメンテ性の向上が図れるとともに、ダンパーモータとダンパーが一体の場合にはダンパーが仕切板を貫通して配置されていることにより、ダンパーのメンテのときに仕切板を分割できるようにしておく必要があることを解消できるという作用を有する。
また、請求項9記載の発明は、排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーの開閉動作をともにダンパーモータ自体でおこなう構成としたものであり、ダンパーの開閉速度が風圧の影響を受けないので、衝撃音等の発生を抑えることができるとともに、ばねを用いて復帰させる場合と比較して風圧に負けずに開閉動作を確実におこなうことができるという作用を有する。
また、請求項10記載の発明は、ダンパーモータ側の回転軸とダンパー側の回転軸をレバーで連結し、ダンパーモータ側の回転軸とダンパー側の回転軸の位置をずらして構成したものであり、ダンパーモータ側の回転軸とダンパーの回転軸をレバーで結び、回転→往復→回転とすることで、ダンパーモータ側の回転軸の動作角度とダンパーの動作角度をずらすことができ、ダンパーの動作範囲を自由に設定でき、小型化を図ることができるという作用を有する。
また、請求項11記載の発明は、ダンパーモータを流路切換ユニットの天面側に設けたものであり、流路切換ユニット内に結露氷が発生した場合にもダンパーモータに結露氷がたまらないので、安全性の向上を図ることができるという作用を有する。
また、請求項12記載の発明は、リミットスイッチを2個使用し、ダンパーの停止中はダンパーモータへの通電を停止する構成としたものであり、通電を停止することにより省エネ効果をもたらすとともに、ダンパーモータの寿命を長くするという作用を有する。
また、請求項13記載の発明は、制御装置等の収納部を流路切換ユニットの内部に突出させて風路ガイドとなるような構成としたものであり、収納部が風路ガイドとなる形状により、通気抵抗が低減されるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図5に示すように、一側面の室内側に室内側排気口1と室内側給気口2を有し、他側面に排気用連結口3と給気用連結口4を設け、内部に室内からの排気流と、室外からの給気流の熱交換をおこなう熱交換器5と排気流を形成する排気用送風機6と、給気流を形成する給気用送風機7とを設けた換気ユニット8を設け、換気ユニット8の排気用連結口3に連結される排気流路9と、換気ユニット8の給気用連結口4に連結される給気流路10とを仕切る仕切板11と、排気流の通る排気開口12を有し、排気流路9に設けられる排気ダンパー受13と、給気流の通る給気開口14を有し、給気流路10に設けられる給気ダンパー受15と、排気開口12を開閉する排気ダンパー16と、給気開口14を開閉する給気ダンパー17と、排気流路9と給気流路10を連通するように仕切板11に開口した循環開口18と、循環開口18を開閉する循環ダンパー19と、室外側に室外側排気口20と室外側給気口21を設けた流路切換ユニット22とを備える。
また、排気ダンパー16および給気ダンパー17に、風の流れをガイドする方向に曲折したダンパー側曲折部24を設け、排気ダンパー受13および給気ダンパー受15の端部近傍に排気ダンパー16および給気ダンパー17のダンパー側曲折部24に沿うように曲折した受側曲折部23を設け、排気ダンパー16および給気ダンパー17は排気流および給気流の風圧で排気開口と給気開口および循環開口を閉鎖する方向に作用するように設ける。
また、排気ダンパー16と給気ダンパー17および循環ダンパー19を一体に設け、同一のダンパー側の回転軸25で同時に開閉するように設け、ダンパー側の回転軸25を可動するダンパーモータ26を流路切換ユニット22内に設け、ダンパーモータ26とダンパー側の回転軸25を排気流路9内に設け、ダンパーモータ側の回転軸27とダンパー側の回転軸25をレバー28で連結し、ダンパーモータ側の回転軸27とダンパー側の回転軸25とを位置をずらして配設し、ダンパーモータ26を流路切換ユニット22の排気流路9の天面29に設け、排気ダンパー16と給気ダンパー17および循環ダンパー19の開閉動作をダンパーモータ26自体でおこなうように設ける。
また、図5に示すように、C接点を有するメインスイッチ30を設け、このメインスイッチ30に対して、前記ダンパーモータ26との間に交互に導通するように第1のリミットスイッチ31と第2のリミットスイッチ32を並列に設けた2個のリミットスイッチで構成する回路を直列に接続し、排気ダンパー16と給気ダンパー17が閉位置にあるときは、第1のリミットスイッチ31が閉状態を検出して、この第1のリミットスイッチ31が開状態となり、ダンパーモータ26の電源回路は開いてダンパーモータ26への通電は停止されるように設ける。
また、制御装置等を収納する収納部33を流路切換ユニット22の排気流路9の内部に山形状に突出させて風路ガイドとなるように設ける構成する。
上記構成において、通常の熱交換換気運転をおこなうときには、図1に示すように、排気ダンパー16と給気ダンパー17は開状態で、循環ダンパー19のみが開状態となるように、ダンパーモータ26により一体的に設けた排気ダンパー16と給気ダンパー17および循環ダンパー19を駆動した状態で熱交換形換気装置を運転すると、排気用送風機6により室内の熱を保有している室内空気が室内側排気口1より換気ユニット8内に吸い込まれ、排気空気は熱交換器5の一方の通路を通り、流路切換ユニット22の排気流路9を通り、室外側排気口20より室外に排気される。一方給気用送風機7により、室外の低温の空気が室外側給気口21より給気流路10内に流入し、給気流路10より換気ユニット8に設けた熱交換器5内の他方の通路を通り、室内側給気口2より室内に給気され熱交換換気がおこなわれる。
また熱交換形換気装置を低温地域で使用した場合に、給気温度が低く、熱交換器5結氷状態となるときには、ダンパーモータ26により排気ダンパー16と給気ダンパー17および循環ダンパー19を駆動し、排気ダンパー16により排気開口12を閉鎖し、給気ダンパー17により給気開口14を閉鎖し、循環ダンパー19は循環開口18を開口した図2に示す状態とすることにより、排気用送風機6が運転されると、室内側排気口1より換気ユニット8内に熱を保有している室内空気が吸い込まれ、排気空気が熱交換器5内の一方の通路を通り、排気空気に含まれる熱により熱交換器5の結氷が融解される。そして、熱交換器5を通り熱をうばわれたが、未だ熱が残存している排気空気が、開口している循環開口18より給気流路10を介して再度熱交換器5の他方側の通路を通り、熱交換器5を加熱してさらに結氷が融解されることとなる。
このように本発明の実施の形態1によれば、室内からの排気流と、室外からの給気流の熱交換をおこなう熱交換器5と、排気流を形成する排気用送風機6と、給気流を形成する給気用送風機7とを設けた換気ユニット8と、排気流路9と給気流路10を仕切る仕切板11と、排気流の通る排気開口12を有し、排気流路9に設けられる排気ダンパー受13と、給気流の通る給気開口14を有し、給気流路10に設けられる給気ダンパー受15と、排気開口12を開閉する排気ダンパー16と、給気開口14を開閉する給気ダンパー17とを設けた流路切換ユニット22とを備え、排気ダンパー受13および給気ダンパー受15の端部近傍に受側曲折部23を設け、排気ダンパー16および給気ダンパー17に、排気ダンパー受13および給気ダンパー受15の受側曲折部23に沿うように曲折したダンパー側曲折部24を設けたので、曲折して幅の小さい排気ダンパー受13、給気ダンパー受15、排気ダンパー16および給気ダンパー17により、大きな排気開口12および給気開口14を得ることができ、流路切換ユニット22の小型化が図られるとともに、排気ダンパー16および給気ダンパー17の回転角度が小さくても排気ダンパー16および給気ダンパー17が排気流路9および給気流路10を通る空気の障害となることがなくなることとなる。
また、ダンパー側曲折部24を風の流れをガイドする方向に曲折したので、排気開口12および給気開口14を大きくすることができ、収まり状態も良く、低圧損、低騒音化を図れるとともに、整流効果が得られる形状に形成できることとなる。
また、排気流路9と給気流路10を連通するように仕切板11に開口した循環開口18と、循環開口18を開閉する循環ダンパー19とを備え、排気開口12と給気開口14および循環開口18の3つの開口に、それぞれ排気ダンパー16と給気ダンパー17および循環ダンパー19を配設したので、熱交換器5の結氷を融解するときには、排気開口12および給気開口14が排気ダンパー16および給気ダンパー17により閉鎖され、循環ダンパー19が開いて循環開口18が開口することにより、換気ユニット8側において暖かい室内空気が熱交換器5の一方側の通路を通り、熱交換器5を暖めたのち、さらに循環開口18より給気流路10に入り、熱交換器5の他方側の通路を通って室内に循環する循環流路34が形成され、このことにより、熱交換器5には暖かい空気が2回通ることとなり、熱交換器5の結氷の融解時間を短縮することができるとともに、排気開口12と給気開口14および循環開口18の大きさを自由に設定することができることとなる。
また、排気ダンパー16と、給気ダンパー17および循環ダンパー19が排気流および給気流の風圧で排気開口と給気開口および循環開口を閉鎖する方向に作用する構成としたので、排気開口12、給気開口14および循環開口18の気密性が向上するとともに、給気流と排気流が接触することにより、発生する結露を抑制できることとなる。
また、排気ダンパー16と給気ダンパー17および循環ダンパー19を一体に開閉するダンパー側の回転軸25を駆動するダンパーモータ26を流路切換ユニット22内に設けたので、ダンパーモータ26を外部に設けた場合と比較し、流路切換ユニット22部分の小型化が図れるとともに、下面側からメンテができることにより下面のメンテスペースを大きくとる必要がなくなることとなる。
また、ダンパーモータ26とダンパーの回転軸27を排気流路9内に設けたので、ダンパーモータ側の回転軸27とダンパー側の回転軸25を結んで可動するレバー28が仕切板11を貫通しないため、仕切板11のシール性が向上するとともに、ダンパーモータ26を常温に近い環境に配置できるので、ダンパーモータ26の温度的制約が緩和され、コスト低減を図ることができることとなる。
また、ダンパーモータ26を排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーから着脱自在にする構成としたので、メンテ時にダンパーモータ26のみ外せば良く、メンテ性の向上が図れるとともに、ダンパーモータ26とダンパーが一体の場合には、ダンパーが仕切板11を貫通して配設されることとなり、ダンパーのメンテのときに仕切板11を分割できるようにしておく必要があることを、解消することができることとなる。
また、排気ダンパー16と給気ダンパー17および循環ダンパー19の開閉動作をともにダンパーモータ26自体でおこなう構成としたので、排気ダンパー16と給気ダンパー17および循環ダンパー19の開閉速度が風圧の影響を受けず、衝撃音等の発生を抑えることができるとともに、ばね等を用いて復帰させる場合と比較して、風圧に負けずに開閉動作を確実におこなうことができることとなる。
また、ダンパーモータ側の回転軸27とダンパー側の回転軸25をレバー28で連結し、ダンパーモータ側の回転軸27とダンパー側の回転軸25の位置をずらして構成したので、回転→往復→回転と可動することで、ダンパーモータ側の回転軸27の動作角度と、ダンパーの動作角度をずらすことができ、ダンパーの動作範囲を自由に設定でき、小型化を図ることができることとなる。
また、ダンパーモータ26を流路切換ユニット22の天面29側に設けたので、結露水が発生した場合においても、ダンパーモータ26に結露水がたまらず、安全性の向上を図ることができることとなる。
また、第1のリミットスイッチ31と第2のリミットスイッチ32の2個を使用し、ダンパーの停止中はダンパーモータ26への通電を停止するので、通電を停止することにより省エネ効果をもたらすこととなる。
また、制御装置等の収納部33を流路切換ユニット22の内部に山形状に突出させて風路ガイドとなるような構成としたので、収納部33が風路ガイドとなる形状により通気抵抗が低減されることとなる。
空気調和機の調和空気を送るダクトの内部に設けられるダンパーによる流路開閉装置を、曲折部を設けたダンパー受およびダンパーを用いることにより、空気調和機の流路開閉装置にも適用できる。
本発明の実施の形態1の熱交換形換気装置の使用時の状態を示す概略断面図 同熱交換形換気装置の熱交換器の結氷の融解時を示す概略断面図 同熱交換形換気装置の開口部分を示す概略斜視図 同熱交換形換気装置のダンパーモータの取付状態を示す概略断面図 同熱交換形換気装置のダンパーモータの電気回路図 従来の換気装置の凍結防止装置の通常の換気状態を示す構成図 同換気装置の凍結防止装置の動作説明図
符号の説明
5 熱交換器
6 排気用送風機
7 給気用送風機
8 換気ユニット
9 排気流路
10 給気流路
11 仕切板
12 排気開口
13 排気ダンパー受
14 給気開口
15 給気ダンパー受
16 排気ダンパー
17 給気ダンパー
18 循環開口
19 循環ダンパー
22 流路切換ユニット
23 受側曲折部
24 ダンパー側曲折部
25 ダンパー側の回転軸
26 ダンパーモータ
27 ダンパーモータ側の回転軸
28 レバー
29 天面
31 第1のリミットスイッチ
32 第2のリミットスイッチ
33 収納部

Claims (13)

  1. 室内からの排気流と、室外からの給気流の熱交換をおこなう熱交換器と、前記排気流を形成する排気用送風機と、前記給気流を形成する給気用送風機とを設けた換気ユニットと、排気流路と給気流路を仕切る仕切板と、前記排気流の通る排気開口を有し、前記排気流路に設けられる排気ダンパー受と、前記給気流の通る給気開口を有し、前記給気流路に設けられる給気ダンパー受と、前記排気開口を開閉する排気ダンパーと、前記給気開口を開閉する給気ダンパーとを設けた流路切換ユニットとを備え、前記排気ダンパー受および前記給気ダンパー受の端部近傍に受側曲折部を設け、前記排気ダンパーおよび前記給気ダンパーに前記排気ダンパー受および前記給気ダンパー受の前記受側曲折部に沿うように曲折したダンパー側曲折部を設けた熱交換形換気装置。
  2. ダンパー側曲折部を風の流れをガイドする方向に曲折した請求項1記載の熱交換形換気装置。
  3. 排気流路と給気流路を連通するように仕切板に開口した循環開口と、この循環開口を開閉する循環ダンパーとを備え、排気開口と給気開口および循環開口の3つの開口に、それぞれ排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーを配設した請求項1記載の熱交換形換気装置。
  4. 排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーが排気流および給気流の風圧で給気開口と排気開口および循環開口を閉鎖する方向に作用する構成とした請求項3記載の熱交換形換気装置。
  5. 排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーを一体に設け、同一のダンパー側の回転軸で同時に開閉する構成とした請求項3または4記載の熱交換形換気装置。
  6. 排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーを一体に開閉するダンパー側の回転軸を駆動するダンパーモータを流路切換ユニット内に設けた請求項5記載の熱交換形換気装置。
  7. ダンパーモータ側の回転軸とダンパー側の回転軸をともに排気流路内に設けた請求項6記載の熱交換形換気装置。
  8. ダンパーモータを排気ダンパーと給気ダンパーおよび循環ダンパーから着脱自在にする構成とした請求項6または7記載の熱交換形換気装置。
  9. 排気ダンパー、給気ダンパーおよび循環ダンパーの開閉動作をともにダンパーモータ自体でおこなう構成とした請求項6〜8のいずれかに記載の熱交換形換気装置。
  10. ダンパーモータ側の回転軸とダンパー側の回転軸をレバーで連結し、ダンパーモータ側の回転軸とダンパー側の回転軸の位置をずらして構成した請求項6〜9のいずれかに記載の熱交換形換気装置。
  11. ダンパーモータを流路切側ユニットの天面側に設けた請求項6〜10のいずれかに記載の熱交換形換気装置。
  12. リミットスイッチを2個使用し、ダンパーの停止中はダンパーモータの通電を停止する構成とした請求項6〜11のいずれかに記載の熱交換形換気装置。
  13. 制御装置等の収納部を流路切換ユニットの内部に突出させて風路ガイドとなるような構成とした請求項1記載の熱交換形換気装置。
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