JP4717620B2 - インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
すなわち、ノズルを高密度に配列した長尺な記録ヘッドから同時に多数のインク滴を吐出すると共に、高速に記録ヘッドの記録走査ないしは記録媒体の走査を行うと、記録ヘッドと記録媒体との間に不規則な気流(乱流)が発生する。その結果、インク滴の着弾位置が乱れるという問題が生じる。また、記録ヘッドと記録媒体との間に生じる乱流は、インク液滴の吐出状態に大きく影響していることも知られており、これも着弾精度を低下させる要因となっている。そして、このような着弾位置の変動により、画像内には筋状あるいは渦状の濃度むらが発生し、画像品質を著しく低下させるという問題があり、これが高速かつ高品質な画像記録を実現する上で妨げとなっている。
特許文献1には、記録ヘッドに設けられているノズル列を、一定のピッチをもって印字と非印字のノズル群に分け、さらに一定のピッチを細かくする技術が開示されている。この技術によれば、発生するスジ状の濃度むら(スジむら)を視覚上認識し難いものとすることができる。
図1は、本発明の実施形態に適用可能なライン型インクジェット記録装置の概略構成を示す斜視図である。
図1において、11は記録に使用するインクを貯留してなるインクタンクであり、このインクタンクには、所定の色材を含有するインクが貯留されている。このインクタンク11に貯留されたインクは、インク供給部12介してラインヘッド(記録ヘッド)17に供給される。ラインヘッド17は、ヘッド保持部材14によって昇降可能に保持され、記録媒体19との対向間隔(以下、紙間と称す)が調整可能になっている。なお、このラインヘッドは、後に図2を用いて詳述するように、記録媒体Pの幅方向(X方向)と直交する方向に沿って、インクを吐出する複数の吐出部(以下、ノズルともいう)を高密度に配列した構成を有している。また、15はラインヘッド17に設けられた各ノズルの吐出口を密閉、開放可能に設けられたキャッピング部材である。このキャッピング部材15は、インク溶剤の蒸発に起因するインクの固着あるいは塵埃などの異物の付着などによる各ノズルの目詰まりを防止する目的で各ラインヘッド毎に設置されている。そして、このキャッピング部材15は、必要に応じてインク吐出口を密閉(キャッピング)し得るよう構成されている。また、記録媒体Pは、不図示の給紙機構によって搬送ローラ18、搬送ベルト16を主な構成要素とする搬送機構に給紙される。この搬送機構およびラインヘッド17は、不図示のコントローラ部によってその動作を制御される。すなわち、ラインクヘッド17は、コントローラ部からフレキシブルケーブル13により送られる吐出データに基づき各ノズルからインクを吐出し、搬送システムは、ラインヘッド17におけるインク吐出動作に同期して記録媒体を搬送する。この記録媒体の搬送動作およびインクの吐出動作によって記録媒体に画像が記録される。
図において、32はガイドシャフト27およびリニアエンコーダ28によって主走査方向(X方向)に沿って往復移動可能に支持されたキャリッジである。このキャリッジ32は、キャリッジモータ30を駆動し、駆動ベルト29を移動させることにより、ガイドシャフト27に沿って往復移動する。また、キャリッジ32には、複数のインクジェット記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドと称する)22が着脱可能に搭載されている。各記録ヘッドには、インクを吐出するための吐出部(以下、ノズルとも言う)が主走査方向に沿って複数配列されている。この記録ヘッド21の各ノズルの内に形成される液路には、液路内のインクを吐出させるための熱エネルギーを発生する発熱素子(電気熱変換体)が設けられている。また、21は、前記各記録ヘッドに所定の色のインクを供給するインクタンクであり、このインクタンク21と、記録ヘッド22とにより、インクカートリッジが構成されている。
図6において、記録ヘッド17,22は、インクを加熱するための複数のヒータnbが形成された基板であるヒータボードndと、このヒータボードndの上にかぶせられる天板neとから概略構成されている。天板neには、複数の吐出口naが形成されており、吐出口naの後方には、この吐出口naに連通するトンネル状の液路ncが形成されている。各液路ncは、その後方において1つのインク液室に共通に接続されており、インク液室にはインク供給口を介してインクが供給され、このインクはインク液室からそれぞれの液路ncに供給される。
図7において、71はホストコンピュータなどをはじめとする外部機器80から送信される画像データおよび制御データなどを受信するデータ入力部、72はデータ入力あるいは設定操作などを行う操作部である。また、73は各種の情報処理および制御動作を行うCPU、74は各種データを記憶する記憶媒体である。この記憶媒体74には、記録媒体の主に種類に関する情報、インクに関する情報、記録時の温度、湿度などの環境に関する情報などの画像記録情報、を格納する記録情報格納部74a、および各種制御プログラム群を格納するプログラム格納部74bなどを含む。さらに、75はCPU72の処理データや入力データなどを一時的に格納するRAM、76は入力された画像データに対して色変換、二値化処理などを含む所定の画像処理を行う画像データ処理部である。また、77は記録ヘッドや搬送機構などによって画像出力を実行する画像記録部、78は本装置内のアドレス信号、データ、制御信号などを伝送するバスラインである。
これら処理を繰り返すことにより、記録ヘッドの各ノズルに対する吐出、不吐出を表す2値の記録データが作成される。そして、画像記録部77は、画像データ処理部76で作成された2値の記録データに基づいてインクを吐出し、記録媒体上にドット画像を形成する。
図2は、図1に示すフルライン型インクジェット記録装置に用いられる記録ヘッド(ラインヘッド)17のノズルの配列状態を示す図である。
図2において、この記録ヘッド17は、複数本(ここでは4本)のノズル列17A,17B,17C,17Dを記録媒体の搬送方向(Y方向)に並設してなる。各ノズル列は、同一の構成を有し、いずれも2本の中ノズル列を連結した所謂つなぎヘッドとなっている。すなわち、ノズル列17Aは、中ノズル列171と中ノズル列175とからなる。また、ラインクヘッド17Bは、中ノズル列172と中ノズル列176とからなる。また、ラインヘッド17Cは、中ノズル列173と中ノズル列177とからなる。さらに、ラインヘッド17Dは、中ノズル列174と中ノズル列177とからなる。
図4に示す記録ヘッド22は、4本のノズル列22A、22B、22Cおよび22Dが、単一の記録ヘッド構成部材に並設された構成を有している。各ノズル列には、複数のノズルnが一定の配列方向(Y方向)に沿って千鳥状に高密度に配列されている。この記録ヘッドにおいては、各ノズル列の配列密度は1200dpi、各ノズルの平均インク滴量は2.5plとなっている。
この実施形態では、所定の幅を持つ低記録率領域(高間引き率領域)と高記録率領域(低間引き率領域)とを有するマスクパターンを用いて記録データを間引くことにより、記録ヘッドの各ノズルに記録データを分配する。これは、この実施形態の特徴的構成の一つである。
図3に示すようなシリアル型のインクジェット記録装置において、記録ヘッド22の走査を行うキャリッジ32の走査速度が遅い場合、あるいはノズルが150dpi程度の極めて低い密度で配列されている場合には、ノズル列内に発生する乱流は弱い。しかし、ノズルが600dpi以上の高密度で配列され、かつ高速で高記録率の画像を記録すると、強い乱流が発生する。
(1) 記録ヘッドのノズル列が600dpi以上の密度で略一列(ここで、略一列とは、図3や図9等に示される千鳥配置も含む)に配置されていること、
(2) ノズルからのインク滴の量が6pl以下の小液滴であること、
(3) 記録ヘッドと記録媒体の相対移動速度、すなわち記録走査速度が5inch/s以上であること、
(4) 記録ヘッドと記録媒体との距離間隔が0.5mm以上であること
等が挙げられる。
記録ヘッドと記録媒体との相対移動速度(記録走査速度)は2.5inch/sという非常に低速に設定した。各ノズルの駆動周波数は3kHzに設定した。記録率は100%(ノズル列の全てのノズルから吐出させた状態)に設定した。記録ヘッドと記録媒体との離間距離は0.4mmに設定した。
このような記録条件において、図示のように、各ノズル列から吐出されたインク滴は、図中の矢印に示すように、略同一方向へと飛翔するため、インク滴の着弾位置に乱れが生じることはなく、濃度むらのない画像が形成された。
この場合、記録ヘッドと記録媒体の間に乱流が生じ、その結果、ノズルから吐出されたインク滴の飛翔方向は不均一になり、着弾位置に乱れが生じた。この着弾位置の乱れにより、形成される画像には濃度むらや白スジ、黒スジが発生した。
図11に示すマスクパターン110は、低記録率領域(高間引き率領域)Lmと、高記録率領域(低間引き率領域)Hmと、を交互に配列したパターンとなっている。低記録率領域(高間引き率領域)は、前述の画像処理部76で2値化された記録データを、高い間引き率で間引く領域である。また、高記録率領域(低間引き率領域)Hmは、前記2値化された記録データを低い間引き率で間引く領域である。この各領域Lm,Hmは、主走査方向に沿って直線的に延在する短冊状の領域となっている。
シリアル方式やフルライン方式のインクジェットプリンタにおいて、短時間で画像を完成させるためには、高い記録率で高速な相対走査を行うことが必要となる。この際、記録ヘッドと記録媒体との隙間に気流の乱れが生じることは上述した通りである。この気流の発生量と乱れ方は走査速度や記録率に大きく依存するが、マスクパターンにおける間引き率分布を本発明の如く構成することで上記気流の乱れが抑制される。
すなわち、記録ヘッドと記録媒体との高速な相対走査によって、相対走査方向における記録ヘッド先頭側から後続側に大きな気流が発生する。これが前述した記録ヘッドと記録媒体との隙間に生じる気流である。この気流に略直交する方向に対して記録ヘッドからインク滴が高密度で吐出されるが、この高密度なインク吐出によって前記気流に乱れが生じる。具体的には、高密度な吐出インクの壁を迂回するように気流が生じる。すると、この迂回気流によってインク滴の吐出方向が変化し、これが着弾位置ズレに繋がる。
ところが、ノズル配列方向の間引き率が高、低、高、低のように交互に配されたマスクパターンを用いると、高密度な吐出インクの壁に隙間が生じることになる。具体的には、マスクパターンの高間引き率領域に対応する箇所が前記隙間となることから、吐出インクの壁にはノズル配列方向に交互の隙間が生じる。すると、この隙間から気流が抜け、その分、迂回する気流の量が減り、結果的に、この迂回気流による着弾位置ズレも抑制される。
図3に示すようなシリアル型のインクジェット記録装置では、高記録領域と低記録領域との位置を変更した複数の相補的なマスクパターンを用意しておき、これを各走査毎に切換えて同一色の記録ヘッドに供給する。これにより、同一の走査領域に対し複数回の記録走査で同一色の画像を完成することができる。
この場合においても高記録率領域の幅が所定の領域幅以下であれば、記録ヘッドと記録媒体との間に発生する乱流を軽減することができるため、良好な画像を形成することができる。また、ノズル列が比較的長尺になるとノズル列内に対応する位置で、記録媒体との間に気流の分布が生じるため高記録比率の領域幅はノズル列内の位置に応じて設計することが好ましい。
また4回の走査で同一の記録領域に対する記録を完成させる場合(記録率100%の記録を行う場合)、各走査を均等の記録率で記録する場合には、各走査における記録率は、25%になる。このため、上記のように高記録率領域の幅を非常に狭い幅に設定したマスクパターンを用いなくとも乱流によるインク滴への影響が少なくなる場合がある。しかしながら図15のように、高記録率領域の幅を広く設定すると視覚的に認識し易いピッチで濃度むらが現れ易いので望ましくない。
ノズルの配列密度が600dpiである記録ヘッドを用い、記録ヘッドと記録媒体との間隔を1.5mmに設定し、かつ15inch/sの走査速度で記録動作を行った。
すなわち、同一の記録領域に対して3回の記録走査で画像を完成させる場合には、各走査における記録比率は、3回の記録走査の合計の記録率の3分の1となり、4回の記録走査で画像を完成させる場合には4分の1となる。このため、各走査において発生する乱流は低減される。つまり、上記のようにマスクパターンによって設定される高記録率幅が1.2mmを超えても良好な記録結果を得ることは可能である。例えば、4パスでは各記録走査で記録を担当する最大記録率が2回の記録走査で画像を完成させる場合の半分に相当するため、高記録率領域の所定幅を最大2.4mmまで拡幅しても乱流による影響は低減することができる。しかし、高記録領域の幅が1.2mmを超えると、前述のように、視覚的にスジむらを視認し易い周期での記録になるため、望ましくない。
記録ヘッドを用いた記録データは、通常のインクジェットプリンタで用いられている手法によって作成される。この実施形態では、図8に示すように、入力多値画像データ(例えば、8bitのRGBデータ)を画素毎に各色ヘッドに対応する各色多値データ(例えば、8bitのCMYBkデータ)に変換(色分解)する(ステップS1)。その後、色分解された各色多値データを誤差拡散法にてK値(例えば、17値)に量子化し(ステップS2)、さらに、量子化されたK値に対応するドット配置パターンを選択することにより2値化処理して2値の記録データを生成する(ステップS3)。この後、2値の記録データを間引きマスクパターンによって分割し、分割したデータを記録ヘッドへと分配する(ステップS4)。なお、量子化の段階を踏まずに、色分解された多値データを直接2値化し、この2値データを記録ヘッドを駆動するための記録データとすることもできる。
図27は、図26に示すドット集中型の面積階調パターンによって表される画像データを各記録走査に分割して記録する状態を示す図である。ここで、1画素に相当する単位形状は、4×4の升目からなる記録マトリックスによって構成され、全体の画像はこの単位形状を繰り返した構成となっている。なお、図中のX方向は、記録媒体上を記録ヘッドがインク滴を吐出しつつ走査する方向を示し、Y方向は記録ヘッドに設けられるノズル列の配列方向を示している。また、図中、升目内を黒く塗り潰した場所がインク滴を吐出するデータを示している。
図1に示すフルライン型のインクジェット記録装置または図3に示すシリアル型のインクジェット記録装置によって記録動作を行う場合には、図26に示す画像データを、この実施形態におけるマスクパターンを用いて、図17に示すように各走査毎に分配する。
この場合にも、高記録率領域Hnが0.08mmとなるため、低い乱流レベルでの記録が可能となり、良好な画像を記録することができる。
〈実施例1〉
図1に示すフルライン型のインクジェット記録装置において、図2に示すインクジェット記録ヘッドを用い、記録動作を行った。この際、記録ヘッドから吐出されるインクとしては、市販のBJF900(本願出願人製)用のインクBCI6ブラックを用いた。なお、各インク滴は、2.5±0.5plで吐出するようにした。
また、記録媒体としてはインクジェット専用フォト光沢紙(プロフォトペーパー、PR101:本願出願人製)を用意した。
図2のノズル列(中ノズル列)171,175からなる上流側の第1ノズル列17Aは、図17Bにおいて丸数字1と丸数字5とで示される位置の記録データを記録する。なお、図17Bは間引き処理を行うマスクパターンMを表している。
上記実施例1と同様のインクジェット記録装置を用いて、図18Aに示すような、ノズル列に対する画像データを均一に間引くマスクパターンM(図18B参照)によって分割記録を行った。この場合、乱流による影響とみられる濃度むらが発生し、品位の低い画像しか得られなかった。
上記実施例1と同様のインクジェット記録装置を用い、図17に示すように高記録率領域と低記録率領域とを設定した分割記録を行った。この際、高記録比率領域の幅は、1200dpiの密度のノズル列で16ノズル分(0.32mm)の幅に拡大した。このようにして記録を行った結果、乱流による影響とみられる濃度むらは発生せず高品位な画像が得られた。
上記実施例1と同様のインクジェット記録装置を用い、図17に示すように高記録率領域と低記録率領域とを設定した分割記録において、高記録比率領域の幅をさらに広げ、1200dpiの密度のノズル列で64ノズル分(1.2mm)の幅として記録を行った。この場合も、気流による影響とみられる濃度むらは低減され、高品位な画像が得られた。しかしながら所定幅ピッチの筋むらが僅かながら視認された。
上記実施例1と同様の記録装置を用いて、図17に示すように高記録率領域と低記録率領域とを設定した分割記録において、高記録比率領域の幅をさらに広げ、1200dpiの密度のノズル列で128ノズル分(2.4mm)の幅とした。この場合には、所定幅ピッチのスジが顕著に現れるようになり、高品位な画像とは言い難い状態となった。これは気流による影響とみられる濃度むらが所定幅内に発生したことに起因するものと推察される。
上記実施例1と同様の記録装置を用いると共に、図19Bに示すように主走査方向に延びる短冊状の高記録比率領域が記録媒体の搬送方向にうねるようなマスクパターンMを用いて画像データを間引き、図19Aに示すラインヘッド17によって分割記録を行った。その結果、乱流による影響とみられる濃度むらは発生せず高品位な画像が得られた。
インクジェット記録ヘッドとして、図4に示すような平均2.5plを吐出するノズルが768個1200dpiで配置されたノズル列を有する記録ヘッド22を用意し、これを図3に示すシリアル型のインクジェット記録装置に装着して記録を行った。各インク滴は、2.5±0.5plで吐出するようにした。インクとしては、市販のBJF900(本願出願人製)用のインクBCI6ブラックを用いた。
この記録動作においては、図20の丸数字1で示す位置のデータを第1走査で記録する。続いて図20の丸数字2で示す位置のデータを第2走査で記録する。続いて第3走査において、図20の丸数字3で示す位置を記録し、以上の動作を繰り返すことで画像を完成させた。ここでノズル列のマスに二重丸を付したものは高記録率領域を示し、1200dpiで12ノズル分の幅(0.25mm)に設定されている。また、低記録率領域も同様である。記録条件は、吐出の周波数を30kHzとし、記録ヘッドと記録媒体の相対移動速度を25inch/sとした。
このような記録条件の下に記録動作を行った結果、乱流による影響とみられる濃度むらは発生せず高品位な画像が得られた。
上記実施例5と同様のインクジェット記録装置を用いて、図21に示す間引きマスクパターンにより記録ヘッド22のノズル列に記録データを均一に分配し、分割記録を行った。その結果、乱流による影響とみられる濃度むらが発生し、品位の低い画像しか得られなかった。
上記実施例4と同様のインクジェット記録装置を用いて、図22に示すように高記録率領域と低記録率領域の境界において、記録比率に勾配を持たせた間引きマスクパターンを用いて画像データを間引き、記録ヘッド22によって分割記録を行った。その結果、乱流による影響とみられる濃度むらは発生せず、高品位な画像が得られた。
上記実施例4と同様のインクジェット記録装置を用いて、図23に示すように高記録率領域を階段状にうねらせた間引きマスクパターンMを用いて画像データを間引き、記録ヘッド22によって分割記録を行った。その結果、乱流による影響とみられる濃度むらは発生せず、高品位な画像が得られた。
上記実施例4と同様のインクジェット記録装置を用いて、図24に示すように、600dpiの密度でノズルを配列してなるノズル列内に、記録率90%の高記録率領域と記録率10%の低記録率領域とを設定した。さらに、高記録率領域の幅を1.2mmとして分割記録を行った。その結果、乱流による影響にとみられる画像の劣化は低減され、高品質な画像が得られた。
上記実施例4と同様のインクジェット記録装置を用いて、図25に示すように高記録比率領域の幅を0.08mmに取り、4回の走査に分配する間引きマスクパターンMを用いて画像データを間引き、記録ヘッド22によって分割記録を行った。その結果、乱流による影響とみられる濃度むらは発生せず高品位な画像が得られた。
実施例4のインクジェット記録装置を用いて、図31に示す面積階調を施した2値画像データを図27に示すように展開し、図26に示す第1走査から第4走査の画像データに従って、4パスのマルチパス記録を行った。この場合、画像の単位形状である記録マトリックスは、4×4の升目によって構成し、各升目は1200×1200dpiの密度に設定した。このため、画像の記録は、ノズル列方向において0.08mm単位で繰り返され、高記録率領域は0.08mm幅を有する短冊状に形成された。その結果、記録された画像には乱流による影響はみられず、良好な品質を得ることができた。
実施例4と同様のインクジェット記録装置を用いて、図31に示す面積階調を施した2値画像データを図27に示すように展開し、図29に示す第1走査から第4走査の画像データに従って、4パスのマルチパス記録を行った。この場合においても、画像の単位形状である記録マトリックスは、4×4の升目によって構成し、各升目は1200×1200dpiの密度に設定した。これにより、画像の記録は、ノズル列方向において0.08mm単位で繰り返され、高記録率領域は0.08mm幅を有する短冊状に形成された。従って、この場合にも、記録された画像には乱流による影響はみられず、良好な品質を得ることができた。
実施例8と同様のインクジェット記録装置を用いて、図30に示すように4×4の升目からなる記録マトリックスを単位形状とする画像データに従って記録を行った。この場合、高記録率領域の間に、前記単位形状の整数倍となる低記録率領域を含むように間引きマスクパターンMを設定し、2パスのマルチパス記録を行った。各パスにおいては図28の高記録比領域と低記録率領域の位置に応じて記録を行った。記録マトリックスが4×4の升目で構成し、各升目は1200×1200dpiの密度に設定した。これにより、画像の記録は、ノズル列方向で0.08mm単位で繰り返され、高記録率領域は0.32mm幅の短冊状に設定される。その結果、乱流による影響は低減され、良好な画質を得ることができた。
また、クラスター型あるいはドット集中型と呼ばれ、広く「網点階調法」として知られている面積階調法を、インクジェット方式によるプリンタで実現する場合に、本発明は適している。面積階調法を実現するプリンタとしては、印刷業で広く用いられているプルーフ用途のプリンターがある。
本出願は、2004年12月13日に出願された特願2004−360514に基づいて優先権を主張し、前記日本国特許出願は、この参照によって本明細書に含まれる。
2 シリアル型インクジェット記録装置
17 ラインヘッド
17A〜17D ノズル列
22 記録ヘッド
22A〜22D ノズル列
71 データ入力部
73 CPU
75 RAM
74 記憶媒体
76 画像処理部
77 画像記録部
110 マスクパターン
120 マスクパターン
130 マスクパターン
140 マスクパターン
150 マスクパターン
M マスクパターン
n ノズル
P 記録媒体
Claims (9)
- 複数のノズルが配列された記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させつつ前記ノズルよりインク滴を吐出することによって前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体の同一の記録領域に対して前記記録ヘッドを相対的に複数回走査させる走査手段と、
前記同一の記録領域に記録すべき画像に対応する多値の画像データを、2値の画像データに変換する変換手段と、
前記同一の記録領域に対する複数回の走査それぞれに対応する異なるマスクパターンを用い、前記同一の記録領域に対応する2値の画像データを間引く間引き手段と、
前記複数回の走査それぞれにおいて前記間引き手段により間引かれた2値の画像データに基づいて前記同一の記録領域に間引き画像を記録することにより、前記同一の記録領域に記録すべき画像を完成させる記録制御手段とを備え、
前記異なるマスクパターンの夫々は、前記2値の画像データを相対的に高い間引き率で間引く第1領域と相対的に低い間引き率で間引く第2領域とが前記ノズルの配列方向に配列されるとともに、前記第1領域の前記ノズル列方向の幅は前記第2領域の前記ノズル配列方向の幅よりも大きいことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 複数のノズルが配列された記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させつつ前記ノズルよりインク滴を吐出することによって前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体の同一の記録領域に対して前記記録ヘッドを相対的に複数回走査させる走査手段と、
前記同一の記録領域に記録すべき画像を構成する各画素に対応する多値の画像データを、2値の画像データに変換する変換手段と、
前記同一の記録領域に対する複数回の走査それぞれに対応する異なるマスクパターンを用い、前記同一の記録領域に対応する2値の画像データを間引く間引き手段と、
前記複数回の走査それぞれにおいて前記間引き手段により間引かれた2値の画像データに基づいて前記同一の記録領域に間引き画像を記録することにより、前記同一の記録領域に記録すべき画像を完成させる記録制御手段とを備え、
前記異なるマスクパターンの夫々は、前記2値の画像データを相対的に高い間引き率で間引く第1領域と相対的に低い間引き率で間引く第2領域とが、前記ノズルの配列方向に、前記画素の幅の整数倍の幅の単位で、繰り返し配列されてなることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記変換手段は、ドット集中型のドット配置パターンを前記画素に割り当てることにより、前記多値の画像データを前記2値の画像データに変換することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記ノズルの配列方向における、前記第1領域と前記第2領域との境界の位置は、前記走査方向における位置に応じて異なることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記境界の位置は、前記走査方向に沿って階段状に変位していることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
- 前記境界の位置は、前記走査方向に沿って波形に変位していることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記マスクパターンは、前記ノズルの配列方向における幅が異なる複数種類の前記第1領域と、前記ノズルの配列方向における幅が異なる複数種類の前記第2領域とを有することを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 複数のノズルが配列された記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させつつ前記ノズルよりインク滴を吐出することによって前記記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
前記記録媒体の同一の記録領域に対して前記記録ヘッドを相対的に複数回走査させる走査工程と、
前記同一の記録領域に記録すべき画像に対応する多値の画像データを、2値の画像データに変換する工程と、
前記同一の記録領域に対する複数回の走査それぞれに対応する異なるマスクパターンを用い、前記同一の記録領域に対応する2値の画像データを間引く工程と、
前記複数回の走査それぞれにおいて間引かれた2値の画像データに基づいて前記同一の記録領域に間引き画像を記録することにより、前記同一の記録領域に記録すべき画像を完成させる工程とを備え、
前記異なるマスクパターンの夫々は、前記2値の画像データを相対的に高い間引き率で間引く第1領域と相対的に低い間引き率で間引く第2領域とが前記ノズルの配列方向に配列されるとともに、前記第1領域の前記ノズル列方向の幅は前記第2領域の前記ノズル配列方向の幅よりも大きいことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 複数のノズルが配列された記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させつつ前記ノズルよりインク滴を吐出することによって前記記録媒体に画像を形成するインクジェット記録方法であって、
前記記録媒体の同一の記録領域に対して前記記録ヘッドを相対的に複数回走査させる工程と、
前記同一の記録領域に記録すべき画像を構成する各画素に対応する多値の画像データを、2値の画像データに変換する工程と、
前記同一の記録領域に対する複数回の走査それぞれに対応する異なるマスクパターンを用いて、前記同一の記録領域に対応する2値の画像データを間引く工程と、
前記複数回の走査それぞれにおいて前記間引かれた2値の画像データに基づいて前記同一の記録領域に間引き画像を記録することにより、前記同一の記録領域に記録すべき画像を完成させる工程とを備え、
前記異なるマスクパターンの夫々は、前記2値の画像データの記録を許容するエリアと前記2値の画像データの記録を許容しないエリアとが配列されてなり、且つ前記ノズルの配列方向に、前記画素の幅の整数倍の幅の単位で、前記記録許容エリアが占める割合が相対的に高い部分と相対的に低い部分とが繰り返し配列されてなることを特徴とするインクジェット記録方法。
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