JP4716690B2 - 乗り物などのウインドスクリーン傾動装置 - Google Patents

乗り物などのウインドスクリーン傾動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4716690B2
JP4716690B2 JP2004232799A JP2004232799A JP4716690B2 JP 4716690 B2 JP4716690 B2 JP 4716690B2 JP 2004232799 A JP2004232799 A JP 2004232799A JP 2004232799 A JP2004232799 A JP 2004232799A JP 4716690 B2 JP4716690 B2 JP 4716690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
carrier plate
cable
guide
windscreen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004232799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006051843A (ja
Inventor
賢一 古橋
民也 竹内
知之 高橋
明次 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Cable System Inc
Hi Lex Corp
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
Hi Lex Corp
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Cable System Inc, Hi Lex Corp, Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Nippon Cable System Inc
Priority to JP2004232799A priority Critical patent/JP4716690B2/ja
Priority to US11/199,214 priority patent/US7261359B2/en
Publication of JP2006051843A publication Critical patent/JP2006051843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4716690B2 publication Critical patent/JP4716690B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
    • B62J17/02Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for shielding only the rider's front
    • B62J17/04Windscreens

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は乗り物などのウインドスクリーン傾動装置に関する。乗り物は自動二輪車、乗用自動車、小型船舶、スノーモビルなどを含むものである。
特開2000−159172 特開2000−177668
特許文献1および特許文献2には、自動二輪車などのウインドスクリーン(ウインドシールド)を傾けた状態と、いくらか立ち上げた状態との間で電気駆動で切り換えることができる風防の調節装置が開示されている。特許文献1では、図12に示すように、風防101の左右端をリンク102を介して図示しない車体などに連結し、風防の下端中央部をガイドレール103で案内されるキャリアプレート104に回動自在に連結した、いわば3点支持タイプの調節装置100が開示されている。キャリアプレート104は断面C字状のガイドレール103内で転動する上下一対のガイドローラ104aで支持され、コントロールケーブル105を介してケーブル駆動機構106によって往復駆動される。ケーブル駆動機構106はモータMで回転駆動するドラム107を備えている。
特許文献2には、図13に示すような、左右一対のガイドレール103、103と、それぞれのガイドレールに摺動自在に設けられるキャリアプレート108、108とからなる左右一対のガイド機構を備え、風防101の左右端を昇降駆動する風防の調節装置109が開示されている。
さらに特許文献2には、図14に示すような下向きに凸となるように湾曲したガイドレール110と、そのガイドレール110によって摺動自在に案内される前後一対のキャリアプレート111、112と、それらのキャリアプレートによって支持される風防101を備えた調節装置113が開示されている。この構造はガイドレール110が湾曲しているので、キャリアプレート111、112の位置により風防101の角度が変わる。
さらに特許文献2には、図15に示すような、互いに角度をつけた上下2本(あるいは上下左右の4本)のガイドレール110a、110bと、上下のガイドレールにそれぞれ摺動自在に支持されるキャリアプレート111、112とを設け、それらのキャリアプレートで風防101を支持する調節装置114が開示されている。
前述の風防の調節装置は、風防に風の抵抗が加わると、ガイドレールや取り付け部の剛性が低いため撓みやすく、剛性を高くしようとすると、部品の重量が重くなる。本発明は軽量で、しかも剛性を高くすることができるウインドスクリーンの傾動装置を提供することを技術課題としている。
本発明の乗り物などのウインドスクリーン傾動装置は、乗り物に対してウインドスクリーンを昇降させるウインドスクリーン傾動装置であって、乗り物に対して固定される左右一対のガイドレールと、各ガイドレールに沿って移動自在に配置した前後のガイド手段と、前後のガイド手段に支持されると共に、それら前後のガイド手段を連結し、かつウインドスクリーンの左右側を支持する左右のキャリアプレートと、左右のキャリアプレートをガイドレールに沿って往復駆動する駆動装置とを備えていることを特徴としている。
さらに前記左右のガイドレールがそれぞれ前側のガイドレールと後側のガイドレールに分割されると共に、上または下に凸となるように角度が付けられており、前のガイド手段が前側のガイドレールで往復移動すると共に、後ろのガイド手段が後ろ側のガイドレールで往復移動するように配置されている。それら前後のガイド手段がそれぞれキャリアプレートに対して左右方向に延びる軸まわりに回動自在に軸支されたもの、あるいはキャリアプレートに対して左右方向に延びる軸を中心にして、キャリアプレートに固定された円形のスライドシューである。そして前記駆動装置がキャリアプレートに連結されるケーブルと、そのケーブルを往復駆動するためのモータとを備えている。
本発明の傾動装置の第2の態様は、前記左右のガイドレールが上または下に凸となるように湾曲ないし屈曲しており、前のガイド手段がガイドレールの前部で往復移動し、後ろのガイド手段がガイドレールの後部で往復移動するように配置されている。
いずれの傾動装置においても、前記ガイド手段がキャリアプレートに対して左右方向に延びる軸まわりに回動自在に枢支されたガイドローラであるものが好ましい。
さらにガイドレールの断面形状が、側壁と上壁と下壁とリップ部を備え、リップ部の間に開口が形成された略C字状を呈し、前記ガイドローラがガイドレールの開口を通る軸によってキャリアプレートに回転自在に連結されており、前記左右のガイドレールの間に前
記キャリアプレートおよびケーブルが配置されているものが好ましい。
また、前記駆動装置は、ループ状のケーブルで左右のキャリアプレートを連繋し、モータの回転によりループ状のケーブルの回転方向を変更することにより、左右のキャリアプレートを同調してガイドレールに沿って往復移動させるようにし、ケーブルエンドはキャリアプレートに対して左右方向に延びる軸まわりに回動自在に軸支されているものが好ましい。その場合、キャリアプレートに、ケーブルエンドを取り付けるための取り付け座がキャリアプレートに対して左右方向に突出して形成されているものが一層好ましい。
その場合、前記駆動装置が、左右いずれか一方のキャリアプレートに一端が係止され、その側のガイドレールに沿って後方に延び、ガイドレールの後端近辺で方向転換部材により横向きに方向転換され、導管によって他方のガイドレールの前端近辺まで案内され、方向転換部材により後向きに方向転換され、ガイドレールに沿って後方に延び、そのガイドレールでガイドされる他方のキャリアプレートに係止される第1ケーブルと、他方のキャリアプレートに一端が係止され、そのガイドレールに沿って後方に延び、ガイドレールの後端近辺で方向転換部材により横向きに方向転換され、導管によってモータ駆動のケーブル駆動装置まで案内され、そのケーブル駆動装置のドラムに巻き付けられて係止される第2ケーブルと、前記ドラムに一端が係止されて巻き付けられ、導管によって前記一方のキャリアプレートをガイドするガイドレールの前端近辺まで案内され、方向転換部材により後向きに方向転換され、ガイドレールに沿って後方に延び、そのガイドレールでガイドされる前記一方のキャリアプレートに係止される第3ケーブルとを備えているものが好ましい。このものはいわば左右前後の方向転換部材でケーブルを8の字のループ状に配索し、そのループをドラムで往復循環駆動するものである。
本発明のウインドスクリーン傾動装置は、ウインドスクリーンの左右側が左右のキャリアプレートで支持され、各キャリアプレートは前後のガイド部材を介してガイドレールによって支持されるので、風圧に対して高い剛性でウインドスクリーンを支持することができる。さらに駆動装置の駆動力はキャリアプレートを介して略直接的にウインドスクリーンに伝達され、ウインドスクリーンの角度はキャリアプレートに設けた前後のガイド手段を介してガイドレールによって維持される。したがって駆動装置の駆動力は効率的かつスムーズにウインドスクリーンに伝えられる。また、キャリアプレートに伝えられる駆動力のウインドスクリーンの角度を規定する成分は、前後のガイド手段に分散して伝えられるので、角度の維持が確実である。
また前記左右のガイドレールがそれぞれ前側のガイドレールと後側のガイドレールに分割されると共に、上または下に凸となるように角度が付けられており、前のガイド手段が前側のガイドレールで往復移動し、後ろのガイド手段が後ろ側のガイドレールで往復移動するように配置されているので、駆動装置によって左右のキャリアプレートが前進または後退するとき、前後のガイド手段の上下の移動距離が異なる。それによりガイド手段によって支持されるキャリアプレートの傾斜角度が変わる。すなわち前後のガイドレールが下向きに凸になるように角度がつけられている場合においてウインドスクリーンが後退するときは、立ち上がるように傾動し、前進するときは逆に水平に対する傾斜角度が緩くなるように傾く。逆に、前後のガイドレールが上向きに凸になるように角度がつけられている場合は、後退するときに傾斜角度が緩くなり、前進するときに立ち上がるように傾動する。
さらに傾動装置がキャリアプレートに連結されるケーブルと、そのケーブルを往復駆動するためのモータとを備えているので、モータの取付け位置を種々選択することができる。したがって乗り物に対する駆動装置の設計の許容度が高くなる。
上下いずれに凸になっている場合でも、たとえばスクータなどでは高速走行時に風圧を抑えるためにウインドウクリーンを立ち上げることができ、低速走行時には視界の確保のために傾斜角度を緩い角度にすることができる。他方、スポーツバイクでは、高速走行時にライダーが前傾姿勢をとるのに合わせてウインドスクリーンを緩く寝かせた状態で走行し、風圧を軽減することができ、低速走行時にはウインドスクリーンを立ち上げてライダーが楽な姿勢で運転することができる。
また、左右一対の前後のガイドレールは、途中で上下方向に屈曲した状態で乗り物に取り付けられるので、立体的な構造となり、とくに風の抵抗による前後方向の撓みに対する剛性が高い。さらに4本のガイドレールを分割しているので、部品を共通化することができ、コストが低下し、取付け位置などの設計自由度が高くなる。
前記左右のガイドレールが上または下に凸となるように湾曲ないし屈曲しており、前のガイド手段がガイドレールの前部で往復移動し、後ろのガイド手段がガイドレールの後部で往復移動するように配置されている傾動装置の場合は、前後のガイドレールが連続しているので、剛性が一層高くなる。他の点は前述の傾動装置と実質的に同じである。
前記左右のガイドレールの断面形状が略C字状を呈している場合は、ガイドレール自体の強度が高くなるので、支持強度が一層高くなる。また、ガイド手段が上下で挟まれているので、ガイド作用が確実になる。
前記駆動装置が、ループ状のケーブルで左右のキャリアプレートを連繋し、モータの回転によりループ状のケーブルの回転方向を変更することにより、左右のキャリアプレートを同調してガイドレールに沿って前後に往復移動させるようにした傾動装置では、左右のキャリアプレートがループ状のケーブルで連携されているので、1個のモータで左右を同調して駆動することができる。すなわちモータを一方向に回転させると、左右のキャリアプレートが同調して前進し、他方向に回転させると同調して後退する。それによりウインドスクリーンが安定して前進あるいは後退し、スムーズに角度が変化する。
前記ケーブルを8の字のループ状に配索した駆動装置を備えた傾動装置では、左右のキャリアプレートを1個のケーブル駆動装置で同調して往復駆動することができる。そのため左右のガイドレールの間隔が大きく離れていても、構成が簡単で、同調動作が確実である。また、第1ケーブルで左右のキャリアプレート同士を互いに連結しているので、左右のキャリアプレートのガタを抑えることができる。
つぎに図面を参照しながら本発明の傾動装置の実施の形態を説明する。図1は本発明の傾動装置の一実施形態を示す平面図、図2は図1のII-II線断面図、図3は図1の傾動装置のガイドレールの要部斜視図、図4は図1のIV-IV線断面図、図5aおよび図5bはそれぞれ図1のキャリアプレートとインナーケーブルの連結状態を示す平面図および側面図、図6は図1のVI-VI線断面図、図7aは本発明に関わるケーブル駆動機構のハウジングの一実施形態を示す平面図、図7bは図7aのVIIb-VIIb線断面図、図7cは図7aの矢印VIIcから見た正面図、図8a、図8bおよび図8cはそれぞれ本発明に関わるケーブル駆動機構のドラムの一実施形態を示す平面図、側面図および底面図、図8dは図8aのVIII-VIII線断面図、図9は本発明の傾動装置を備えた自動二輪車の一例を示す要部側面図、図10は本発明の傾動装置の他の実施形態を示す概略側面図、図11aおよび図11bはそれぞれ本発明の傾動装置のさらに他の実施形態を示す概略側面図である。
図1および図2に示す傾動装置10は、左右一対のガイド機構11、12と、それらのガイド機構の傾動操作を電気駆動で行うための駆動装置13とからなる。駆動装置13は左右のガイド機構11、12同士を連結する第1コントロールケーブル14と、左のガイド機構11と第2コントロールケーブル15を介して連結され、右のガイド機構12と第3コントロールケーブル16を介して連結されるケーブル駆動機構17とを備えている。
左右のガイド機構11、12の構成は実質的に同一であるので、以下、右側のガイド機構12について説明する。そのガイド機構12は、板状のベース21と、そのベースに固定される断面略C字状のガイドレール22、23と、それらのガイドレールによって前後に案内されるキャリアプレート24とを備えている。前記ベース21は図2に示すように、車体に対して所定の角度で傾斜した状態で固定される中間部25と、その中間部の後端からさらに急な角度で傾斜するように延びる後部26とを備えている。ベース21は金属板をプレス成形することにより製造することができる。なお、左右のガイド機構11、12のベース21を一枚の金属板で成形することもできる。金属板以外に、金属鋳造、合成樹脂成形などによっても製造することができる。
図1に示すように、ベース21の中間部25および後部26の右側方(左側のベースでは左側方)には、それぞれ前側のガイドレール22および後ろ側のガイドレール23を保持するレール保持部28が設けられている。それらのレール保持部28はベース21を構成する金属板を曲げ起こすことにより構成することができる。
それぞれのガイドレール22、23は図3および図4に示すように、側壁29と、その側壁の上端および下端から内向きに折り曲げられる上壁30および下壁31とを備えた断面略C字状を呈する。さらにこの実施形態では、上壁30の端部から下向きに折り曲げられるリップ部32と、下壁31の端部から上向きに折り曲げられるリップ部33とを有する、いわばリップ付き軽量溝形鋼の形態をしている。側壁29の中央部には、側方に突出する浅い溝34が形成されている。左右のガイドレール22、23は互いに開口部が向き合うように、すなわちそれぞれ内向きになるように配置される。図3の符号22aは、前側のガイドレール22の下端近辺に立ち上がるようにベース21(図1)に取り付けられる略L字状のストッパであり、ガイドレール22内の前側のガイド部材(図2の符号43)の下限を規制するためのものである。
図2に示すように、前側のガイドレール22と後ろ側のガイドレール23とは、下向きに凸となるように屈曲した状態で前後に配置されている。なお、この実施形態では、前側のガイドレール22と後ろ側のガイドレール23の間に隙間があるが、隙間がなくてもよく、連続していてもよい。さらに前側のガイドレール22と後ろ側のガイドレール23は左右にずれていてもよい。ガイドレール22、23は金属板を上記の断面形状に折り曲げ成形することにより製造することができる。なお、押し出し成形および切断によって製造してもよい。図2に示す実施形態では、それぞれのガイドレール22、23は同形状で、両端を斜めに切り欠いて側面形状を略台形状としている。それらのガイドレール22、23は、たとえばスポット溶接、あるいはカシメ接続することにより、ベース21(図1)に固定することができる。
前記キャリアプレート24は図2に示すような略L字状を呈する板状の部材であり、上端にウインドスクリーンWを取り付けるための取り付け孔35、35を備えている。さらに前端の下部には、図5に示すように、ケーブルエンド37、38を取り付けるための取り付け座39が突出するように形成されている。なお、キャリアプレート24を上部と下部の2枚の金属板から構成し、中間部を重ねて溶接することにより構成することもできる。その場合は下部の金属板の上縁に切り欠きを形成し、その切り欠きを上部の金属板の下縁から延びる舌片で覆うようにして図5とほぼ同様の取り付け座を構成することもできる。
取り付け座39には2個の貫通孔39aが形成されており、取り付け座39とこれに対向する押さえプレート40との間にケーブルエンド37、38を挟み、それぞれ軸41、41により押さえプレート40、ケーブルエンド37、38およびキャリアプレート24の取り付け座39の順に貫通させることにより、それぞれのケーブルエンド37、38をキャリアプレート24に対して回動自在に取り付けている。軸41、41の軸心方向、すなわち回動の軸心方向は、図2に紙面に直角の方向(図1の左右方向)である。
図2に示すように、キャリアプレート24の前端および後端の下部には、それぞれ軸42により、ガイド部材43、44を固定している。前後のガイド部材43、44のピッチは、前側のガイド部材43が前側のガイドレール22を前後に移動するのに合わせて、後ろ側のガイド部材44が後ろ側のガイドレール23内を前後に移動する長さと一致している。ガイド部材43、44のキャリアプレート24への取り付けは、図4に示すように、軸42の先端をキャリアプレート24に固定し、軸42の周囲にガイド部材43、44のボス部43a、44aを固定して保持させ、軸42の頭部をガイドローラ43、44に形成した凹部ないし段部に係合させることにより行っている。ボス部43a、44aはガイドレール22のリップ部32、33の隙間を通って外部に突出しており、ボス部43a、44aの端面をキャリアプレート24に対して摺接させている。それにより安定して保持できる。
なお、この実施形態では、ガイド部材43、44はボス部43a、44aを含む主要部をポリアセタールなどの合成樹脂で形成し、ガイドレール22の内面と当接する部位をウレタンなどで形成している。それによりガタが少ないスムーズな摺動が行われる。なお、ガイド部材43、44に代えて、キャリアプレート24に対して回転自在に支持されるガイドローラを設けてもよい。その場合はガイドローラがガイドレール22内で転動する。特許請求の範囲における「ガイド手段」には、スライドシューのほか、ガイドローラも含まれる。ガイド部材43、44を円形の形態にする場合はキャリアプレート24に固定する場合でも、ガイドレール内で前後方向の角度を変えることができる。ガイドレール内で角度を変えられない角形のスライドシューの場合は、キャリアプレート24に対して左右方向に延びる軸回りに回動自在に取り付ける。
図1に示すように、ベース21の後部26および前部27には、それぞれケーブルの方向転換用のプーリ46、47が軸48によって回転自在に取り付けられている。図6に示すように、プーリ46の外周にはV溝46aが形成され、上面には軸48の頭部が嵌合する凹部46bが形成されている。さらにこの実施形態では、プーリ46とベース21の間に滑り性が高い合成樹脂からなるライナ49が介在されている。ライナ49の裏面側にはベース21に形成した孔と嵌合する突起49aが設けられ、回り止めとしている。プーリに代えて、内索を摺動自在に案内する溝を備えた円弧状ないし扇状のスライドガイドを用いることもできる。
図1に示すように、前記第1、第2、第3コントロールケーブル14、15、16は従来公知の引きコントロールケーブルであり、それぞれ導管(アウター)51、52、53と、その導管内に摺動自在に通される内索(インナー)54、55、56とからなる。導管51、52、53は金属線を密に螺旋巻きにした鎧層と、その外周を被覆する合成樹脂製の被覆層とからなり、ある程度の可撓性を有する。内索54、55、56は、金属素線を撚り合わせたものである。内索は可撓性を有し、引っ張り力を伝えることができる。導管はその引っ張り力の反力である圧縮力を支持することができる。鎧層の内部に合成樹脂製のチューブからなるライナを設ける場合もある。また、内索の周囲に合成樹脂コートを設ける場合もある。
図1に示すように、第1コントロールケーブル14の内索54は、その一端が右側のキャリアプレート24の取り付け座に係止され、ガイドレール22、23に沿って上方(後方)に延び、後ろ側のプーリ46によってほぼ180度方向転換される。そして第1コントロールケーブル14の導管51によって左側のガイド機構11の前側のプーリ47によってほぼ90度方向転換され、ガイドレール22に沿って上方(後方)に延び、その端部は左側のキャリアプレート24に係止されている。
第2コントロールケーブル15の内索55は、その一端が左側のキャリアプレート24に係止され、ガイドレール22、23に沿って上方(後方)に延び、後ろ側のプーリ46によってほぼ180度方向転換され、第2コントロールケーブル15の導管52によってケーブル駆動機構17まで案内され、その内部のドラム57に巻き付けられ、その端部はドラム57に係止される。
第3コントロールケーブル16の内索56は、一端がドラム57に係止され、その近辺がドラム57に巻き付けられ、第3コントロールケーブル16の導管53によって右側のガイド機構12まで案内される。そして前側のプーリ47によって上向きに方向転換され、その端部は右側のキャリアプレート24に係止される。
それぞれの導管51〜53のベース21への取り付けは、従来公知の方法、たとえばベース21に形成した切り欠き部あるいは立ち上がり片に、導管51〜53の端部に固定したケーシングキャップ58の縦溝ないし環状溝を係合させることにより行っている。ベース21の後部では、内索を斜め下向きに案内するべく、導管51、52の端部は上向きに保持され、ベース21の前部では導管51、53の端部は横向きに保持される。導管52、53の端部のケーブル駆動機構17への連結は、導管の端部に固定したケーシングキャップ59を軸方向移動自在に保持し、さらにバネ60でケーブル駆動機構17のハウジング61から離れるように、すなわち内索に張力を加えるように付勢している。
前記ケーブル駆動機構17は、図1および図2に示すように、有底筒状のハウジング61と、そのハウジング内に回転自在に収容されるドラム57と、そのドラムを回転駆動するモータMと、モータMとドラム57との間に介在される減速機Gとを備えている。この実施形態では減速機Gとしてウォーム減速機が用いられているが、他のタイプの減速機でもよい。ただしモータMが停止したときにキャリアプレート24の位置を拘束することができる自己拘束作用を有する減速機が好ましい。
ハウジング61は図7a、bに示すように、周囲に車体などへの取り付け脚
62と、前述のケーシングキャップ(図1の符号59)を軸方向に移動自在に保持するためのキャップ保持部63とを備えている。キャップ保持部63はハウジング61に収容されるドラムの接線方向に延びるキャップ保持孔64を有し、そのキャップ保持孔64は内索を通すためのスリット65で外部と連通している。キャップ保持部63の先端には凹部が形成され、前述のバネの端部を受けるバネ座66としている。ハウジング61の内底面の中央には、ドラムを回転自在に支持する支持軸61aが突出している。
前記ドラム57は図8aに示すように、円柱状のドラム本体67と、そのドラム本体67の一端外周から半径方向外向きに突出する扇状のガイド突起68とを備えている。ドラム本体67の他方の端面には、図8aに示すように、内索の端部に固着したケーブルエンドを係止するための円筒状の係止穴69が形成され、その係止穴69とドラム本体67の外周に螺旋状に形成される案内溝70とは、挿入溝71によって滑らかに連続している。ドラム本体67の中心部には、図7a、bに示すハウジング61の支持軸61aと回転自在に嵌合する孔72が形成されている。
図8cに示すように、ガイド突起68の裏面側には、ケーブルエンドを係止するための略矩形状の係止孔73が形成され、その係止孔73は挿入溝74によってガイド突起68の外周に形成された案内溝75と滑らかに連続している。さらにその案内溝75は図8bに示すように、ドラム本体の案内溝70の接線方向に延びる端面76に滑らかに連続している。その端面76にはケーブルを案内するガイド溝を形成してもよい。なお、図8cおよび図8dに示すように、ガイド突起68の裏面側には、減速機(図1の符号G)の出力軸(ウォームホイールの軸)とトルク伝達可能に嵌合する角柱状の係合穴77が形成されている。
上記のようにドラム57にガイド突起68を設けることにより、ドラム本体67の径を小さくして作業速度を調節(遅く)しながら、ドラム57に大きい係合穴77を形成することができる。それによりモータMからのトルクを確実にドラムに伝達することができる。なお図8a〜cの符号78は、ハウジングの底面と摺接する摺接片であり、ガイド突起68の当接圧とバランスを保つために形成している。
上記のように構成される傾動装置10は、図1のケーブル駆動機構17のモータMが一方向に回転してドラム57が矢印U方向に回転すると、第2コントロールケーブル15の内索55をドラムに巻き取り、第3コントロールケーブル16の内索56を送り出す。それにより前後左右の4個のプーリ47、46で略8の字状に配索される内索54、55、56のループが実線の矢印U1方向に循環する。それにより図2に示すように、それぞれのキャリアプレート24の前側のガイド部材43が前側のガイドレール22に沿って後方に上昇し、後ろ側のガイド部材44が後ろ側のガイドレール23に沿って後方に上昇する。それによりキャリアプレート24は実線の状態から想像線の状態に後退しながら急角度の状態に立ち上がり、キャリアプレート24に取り付けられたウインドスクリーンWも緩い角度から急な角度に立ち上がる。この状態が車両の高速走行の状態である。
モータMが逆方向に回転してドラム57が破線の矢印D方向に回転すると、前述とは逆に、図1の内索54、55、56のループが破線の矢印D1方向に循環し、キャリアプレート24が前進しながら下降すると共に、傾斜角度が水平に対して緩い角度になり、ウインドスクリーンWも緩い角度になる。この状態が通常走行のモードである。必要であれば、モータMを適切な位置で停止させ、ウインドスクリーンWの傾きを任意の角度にするように構成することができる。いずれの場合も、モータMに連結される減速機Gが自己拘束機能を備えている場合は、モータMが停止した状態でウインドスクリーンWの角度を安定に保持しうる。
上記の傾動動作の間、キャリアプレート24のガイドレール22、23に対する角度が変化するが、ガイド部材43、44により吸収できる。また、内索とキャリアプレート24の角度も変化するが、図5のケーブルエンド37、38がキャリアプレート24に対して回動することにより吸収できる。さらに前後のプーリ47、46の間では内索の経路が変化し、配索長さも変化するが、ケーブル駆動機構17に対してケーシングキャップ59を移動自在に設けており、バネ60で付勢しているので、配索長さの変化が吸収され、内索の張力は適切に維持される。
前記の傾動装置10は、たとえば図9に示す自動二輪車の前部に設けられる。なお図9の符号80はメインフレームであり、符号81はエンジンであり、符号82はハンドルである。ガイドレール23、24を支持するベース21はサブフレーム83に対し、前側が下になるように傾斜して設ける。
前記実施の形態では、前側のガイドレール22よりも後ろのガイドレール23を急角度に傾斜させているが、図10に示すように、前側のガイドレール22を後ろのガイドレール23よりも急角度に傾斜させることもできる。それにより上向きに凸となるように配置される。その場合は想像線で示すように、ウインドスクリーンWが前進すると、立ち上がるように傾動し、後退すると緩い角度になるように傾動する。
また、前記実施形態では前後のガイドレールを別個にしているが、途中で湾曲ないし屈曲した一体のガイドレールとして構成することもできる。その場合、たとえば図11aに示すように、ガイドレール49の全体を同一の曲率半径で下向きに凸となるように緩く湾曲させてもよい。その場合はガイドレール49内で実質的に傾くことができないスライドシュー50で支持する場合でも、スライドシュー50、そのスライドシューとウインドスクリーンWとを連結するステー51ならびにウインドスクリーンWの全体がガイドレール49の曲率中心まわりに移動する。そして後退時に立ち上がり、前進時に緩い角度になるように傾動する。
逆に、図11bに示すように、ガイドレール49を上向きに凸となるように緩く湾曲させてもよい。その場合も湾曲しているガイドレール49の曲率中心回りに移動するので、前進時に立ち上がるように傾動し、後退時に緩い角度になるように傾動する。さらに傾動させる必要がない場合、あるいは他の傾動手段を備えている場合は、前後が連続したガイドレール49を途中で屈曲ないし湾曲させずに直線状にすることもできる。前後に分割したタイプの傾動装置においても、前側のガイドレールと後ろ側のガイドレールを直線状に配置したり、互いに平行に配置することができる。
さらに前記実施の形態では、ガイドレールの全体がウインドスクリーンWの取り付け角度に合わせて後ろにいくほど上昇するように傾斜させているが、ウインドスクリーンWの傾動角度は前後のガイドレールの相対角度により定まるので、ガイドレール全体の角度は水平にするなど、他の取り付け角度を採用することができる。ただしウインドスクリーンWの角度に合わせると、傾動動作がウインドスクリーンWの面に直角方向の回動中心回りの回動に近くなり、平行移動の要素が少なくなる。そのため、傾動する者にとって、動きを把握しやすく、移動のための余分なスペースを小さくしうる利点がある。
前記実施の形態では、キャリアプレート24に対して2本の内索の端部を係止し、全体で略8字状に配索した3本の内索を用いているが、1本の内索の途中をそれぞれのキャリアプレート24に連結することもできる。その場合は一本の内索の両端をドラムに係止する。さらに図13のような左右一対の押し引きコントロールケーブル、とくに有歯ケーブルでモータの駆動力をキャリアプレート24に伝達させるようにしてもよい。また、前記の実施の形態では、8の字状に配索したコントロールケーブルとケーブル駆動機構によって左右のキャリアプレート24を同調駆動すると共に、モータの回転をキャリアプレート24の略直進往復運動に変換しているが、ラックとピニオンの組み合わせ、あるいはネジとナットとの組み合わせなど、他の回転運動を(略)直進運動に変換する機構を用い、左右の動作をロッドなど、他の動力伝達機構で同調させることもできる。ただし押し引きコントロールケーブルを含め、コントロールケーブルを用いると、離れていても動力の伝達が容易であり、しかもしだいに角度が変わるキャリアプレート24をスムーズに往復(略)直進駆動することができる。
前記実施の形態では、キャリアプレート24を強度および剛性が高い金属板で形成し、ウインドスクリーンWを左右のキャリアプレート24に固定するようにしている。それにより、車体とウインドスクリーンWとを別個に梱包し、販売店などで取り付けることができる。ただし、インサート成形などにより、キャリアプレート24をウインドスクリーンWに一体成形することもできる。また、ウインドスクリーンWの強度、剛性が高い場合は、ウインドスクリーンWの一部をキャリアプレートとすることもできる。その場合は、ウインドスクリーンWの両側部の前後にガイド部材43、44を取付け、ウインドスクリーンWにケーブルを連結する。連結個所は、ガイド部材43、44を取り付けた中間部が好ましい。
前記実施の形態では自動二輪車用のウインドスクリーン用の傾動装置を示しているが、三輪車、四輪車、水上バイク、雪上バイクなど、他の乗り物のウインドスクリーン(ウインドシールド)の傾動装置として用いることができる。
本発明の傾動装置の一実施形態を示す平面図である。 図1のII-II線断面図である。 図1の傾動装置のガイドレールの要部斜視図である。 図1のIV-IV線断面図である。 図5aおよび図5bはそれぞれ図1のキャリアプレートとインナーケーブルの連結状態を示す平面図および側面図である。 図1のVI-VI線断面図である。 図7aは本発明に関わるケーブル駆動機構のハウジングの一実施形態を示す平面図、図7bは図7aのVIIb-VIIb線断面図、図7cは図7aの矢印VIIcから見た正面図である。 図8a、図8bおよび図8cはそれぞれ本発明に関わるケーブル駆動機構のドラムの一実施形態を示す平面図、側面図および底面図、図8dは図8aのVIII-VIII線断面図である。 本発明の傾動装置を備えた自動二輪車の一例を示す要部側面図である。 本発明の傾動装置の他の実施形態を示す概略側面図である。 図11aおよび図11bはそれぞれ本発明の傾動装置のさらに他の実施形態を示す概略側面図である。 従来の傾動装置の一例を示す斜視図である。 従来の傾動装置の他の例を示す側面図である。 従来の傾動装置のさらに他の例を示す側面図である。 従来の傾動装置のさらに他の例を示す側面図である。
符号の説明
10 傾動装置
11、12 ガイド機構
13 駆動装置
14 第1コントロールケーブル
15 第2コントロールケーブル
16 第3コントロールケーブル
17 ケーブル駆動機構
21 ベース
22 前側のガイドレール
23 後ろ側のガイドレール
24 キャリアプレート
41 軸(ケーブルエンド)
42 軸(ガイド部材)
43 前側のガイド部材
44 後ろ側のガイド部材
46 後部のプーリ
47 前部のプーリ
48 軸(プーリ)
M モータ(駆動装置)
G 減速機(駆動装置)
W ウインドスクリーン
49 ガイドレール
50 スライドシュー
51 ステー
80 メインフレーム
81 エンジン
82 ハンドル

Claims (8)

  1. 乗り物に対してウインドスクリーンを昇降させながら傾動させるウインドスクリーン傾動装置であって、
    乗り物に対して固定される左右一対のガイドレールと、
    各ガイドレールに沿って移動自在に配置した前後のガイド手段と、
    前後のガイド手段に支持されると共にそれら前後のガイド手段を連結し、かつウインドスクリーンの左右側を支持する左右のキャリアプレートと、
    左右のキャリアプレートをガイドレールに沿って往復駆動する駆動装置
    とを備えており、
    前記左右のガイドレールがそれぞれ前側のガイドレールと後側のガイドレールに分割されると共に、上または下に凸となるように角度が付けられており、
    前のガイド手段が前側のガイドレールで往復移動すると共に、後ろのガイド手段が後ろ側のガイドレールで往復移動するように配置されており、
    それら前後のガイド手段がそれぞれキャリアプレートに対して左右方向に延びる軸まわりに回動自在に軸支されたもの、あるいはキャリアプレートに対して左右方向に延びる軸を中心として固定された円形のスライドシューであり、
    前記駆動装置が、前記キャリアプレートに連結されるケーブルと、そのケーブルを往復駆動するためのモータとを備えている、
    乗り物のウインドスクリーン傾動装置。
  2. 乗り物に対してウインドスクリーンを昇降させながら傾動させるウインドスクリーン傾動装置であって、
    乗り物に対して固定される左右一対のガイドレールと、
    各ガイドレールに沿って移動自在に配置した前後のガイド手段と、
    前後のガイド手段によって支持されると共にそれら前後のガイド手段を連結し、かつウインドスクリーンの左右側を支持する左右のキャリアプレートと、
    左右のキャリアプレートをガイドレールに沿って往復駆動する駆動装置
    とを備えており、
    前記左右のガイドレールが上または下に凸となるように湾曲ないし屈曲しており、
    前のガイド手段がガイドレールの前部で往復移動すると共に、後ろのガイド手段がガイドレールの後部で往復移動するように配置されており、
    それら前後のガイド手段がそれぞれキャリアプレートに対して左右方向に延びる軸まわりに回動自在に軸支されたもの、あるいはキャリアプレートに対して左右方向に延びる軸を中心として固定された円形のスライドシューであり、
    前記駆動装置がキャリアプレートに連結されるケーブルと、そのケーブルを往復駆動するためのモータとを備えている乗り物のウインドスクリーン傾動装置。
  3. 乗り物に対してウインドスクリーンを昇降させながら傾動させるウインドスクリーン傾動装置であって、
    乗り物に対して固定される前後のガイドレールと、
    前および後のガイドレールに沿ってそれぞれ移動自在に配置した前および後のガイド手段と、
    前後のガイド手段によって支持されると共にそれら前後のガイド手段を連結し、かつウインドスクリーンの左右側を支持する左右のキャリアプレートと、
    そのキャリアプレートをガイドレールに沿って往復駆動する駆動装置
    とを備えており、
    前記前後のガイドレールがそれぞれ上または下に凸となるように角度が付けられており、前のガイド手段が前側のガイドレールで往復移動すると共に、後ろのガイド手段が後ろ側のガイドレールで往復移動するように配置されており、
    それら前後のガイド手段がそれぞれキャリアプレートに対して左右方向に延びる軸まわりに回動自在に軸支されたもの、あるいはキャリアプレートに対して左右方向に延びる軸を中心として固定された円形のスライドシューであり、
    前記駆動装置がキャリアプレートに連結されるケーブルと、そのケーブルを往復駆動するためのモータとを備えているウインドスクリーン傾動装置。
  4. 前記ガイド手段が、キャリアプレートに対して左右方向に延びる軸まわりに回動自在に枢支されたガイドローラである請求項1、2または3のいずれかに記載のウインドスクリーン傾動装置。
  5. 前記ガイドレールが、側壁と上壁と下壁とリップ部を備えると共に、リップ部の間に開口が形成された略C字状の断面形状を備え、かつ前記開口部がキャリアプレートに対し左右方向に向くように配置されており、
    前記ガイドローラが、ガイドレールの開口を通る軸によってキャリアプレートに回転自在に連結されており、
    前記左右のガイドレールの間に前記キャリアプレートおよびケーブルが配置されている請求項4に記載のウインドスクリーン傾動装置。
  6. 前記駆動装置は、ループ状に配索されたケーブルで左右のキャリアプレートを連繋し、モータの回転によりループ状に配索されたケーブルの回転方向を変更することにより、左右のキャリアプレートを同調してガイドレールに沿って往復移動させるようにし、ケーブルはケーブルブルエンドを介してキャリアプレートに接続され、ケーブルエンドはキャリアプレートに対して左右方向に延びる軸まわりに回動自在に軸支されている請求項1〜5のいずれかに記載のウインドスクリーン傾動装置。
  7. 前記キャリアプレートに、ケーブルエンドを取り付けるための取り付け座がそのキャリアプレートに対して左右方向に突出して形成されている請求項6記載のウインドスクリーン傾動装置。
  8. 前記駆動装置が、左右いずれか一方のキャリアプレートに一端が係止され、その側のガイドレールに沿って後方に延び、ガイドレールの後端近辺で方向転換部材により横向きに方向転換され、導管によって他方のガイドレールの前端近辺まで案内され、方向転換部材により後向きに方向転換され、ガイドレールに沿って後方に延び、そのガイドレールでガイドされる他方のキャリアプレートに係止される第1ケーブルと、他方のキャリアプレートに一端が係止され、そのガイドレールに沿って後方に延び、ガイドレールの後端近辺で方向転換部材により横向きに方向転換され、導管によってモータ駆動のケーブル駆動装置まで案内され、そのケーブル駆動装置のドラムに巻き付けられて係止される第2ケーブルと、
    前記ドラムに一端が係止されて巻き付けられ、導管によって前記一方のキャリアプレートをガイドするガイドレールの前端近辺まで案内され、方向転換部材により後向きに方向転換され、ガイドレールに沿って後方に延び、そのガイドレールでガイドされる前記一方のキャリアプレートに係止される第3ケーブルと、左右のガイドレールおよび方向転換部材を支持するベースとを備えている請求項6または7記載のウインドスクリーン傾動装置。
JP2004232799A 2004-08-09 2004-08-09 乗り物などのウインドスクリーン傾動装置 Expired - Fee Related JP4716690B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004232799A JP4716690B2 (ja) 2004-08-09 2004-08-09 乗り物などのウインドスクリーン傾動装置
US11/199,214 US7261359B2 (en) 2004-08-09 2005-08-09 Apparatus for driving windscreen of vehicles

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004232799A JP4716690B2 (ja) 2004-08-09 2004-08-09 乗り物などのウインドスクリーン傾動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006051843A JP2006051843A (ja) 2006-02-23
JP4716690B2 true JP4716690B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=35756687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004232799A Expired - Fee Related JP4716690B2 (ja) 2004-08-09 2004-08-09 乗り物などのウインドスクリーン傾動装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7261359B2 (ja)
JP (1) JP4716690B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7458626B1 (en) * 2006-10-31 2008-12-02 Mark Stadnyk Motorcycle and windshield mount system
US7832783B1 (en) * 2006-10-31 2010-11-16 Mark Stadnyk Motorcycle secondary windshield mount system
JP5063158B2 (ja) 2007-03-26 2012-10-31 本田技研工業株式会社 自動二輪車のウインドスクリーン構造
JP5063233B2 (ja) * 2007-07-20 2012-10-31 本田技研工業株式会社 自動二輪車に用いるウインドスクリーン支持機構
JP4911467B2 (ja) 2007-07-26 2012-04-04 本田技研工業株式会社 自動二輪車のウインドスクリーン構造
US20090066108A1 (en) * 2007-09-10 2009-03-12 Andre Deland Windshield Support Assembly for Small Vehicles
DE102012211182A1 (de) * 2012-06-28 2014-04-03 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verstelleinrichtung zum Verstellen eines Windschilds
JP2014028591A (ja) 2012-07-31 2014-02-13 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗型車両
JP6298485B2 (ja) * 2016-03-18 2018-03-20 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の風防装置
US11400992B2 (en) * 2018-02-28 2022-08-02 Honda Motor Co., Ltd. Windscreen device for saddled vehicle
CN111483536B (zh) * 2019-01-29 2022-05-24 光阳工业股份有限公司 摩托车挡风镜构造

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000159172A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 Nippon Cable Syst Inc バイクなどの風防の調節装置
JP2000177668A (ja) * 1998-12-15 2000-06-27 Nippon Cable Syst Inc モータバイクなどの風防の調節装置
JP2002147110A (ja) * 2000-11-09 2002-05-22 Oi Seisakusho Co Ltd ウインドレギュレータのケーブル案内構造

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1941176A (en) * 1931-09-02 1933-12-26 Martin Parry Corp Windshield for automobiles
US1992887A (en) * 1931-12-17 1935-02-26 Ainsworth Mfg Corp Control means for windshields
US2319869A (en) * 1941-05-10 1943-05-25 Ford Motor Co Windshield
US4479663A (en) * 1982-05-26 1984-10-30 Morris Lewis R Handlebar mounting for a fairing
JPH0327030Y2 (ja) * 1986-10-27 1991-06-11
DE4418954A1 (de) * 1994-05-31 1995-12-07 Bayerische Motoren Werke Ag Einrichtung zum Verstellen eines Windschildes für Fahrzeuge

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000159172A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 Nippon Cable Syst Inc バイクなどの風防の調節装置
JP2000177668A (ja) * 1998-12-15 2000-06-27 Nippon Cable Syst Inc モータバイクなどの風防の調節装置
JP2002147110A (ja) * 2000-11-09 2002-05-22 Oi Seisakusho Co Ltd ウインドレギュレータのケーブル案内構造

Also Published As

Publication number Publication date
US7261359B2 (en) 2007-08-28
US20060028045A1 (en) 2006-02-09
JP2006051843A (ja) 2006-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4716690B2 (ja) 乗り物などのウインドスクリーン傾動装置
JP5149112B2 (ja) 自動二輪車のスクリーン
JP4445346B2 (ja) 車両用シート
US9156525B2 (en) Front derailleur
US9199683B2 (en) Saddle riding type vehicle
JP4288521B2 (ja) 二輪車用風防装置
EA021264B1 (ru) Привод попеременного действия для велосипедов и транспортных средств, приводимых в движение аналогичным велосипедам образом
CN108394323A (zh) 具有可枢转上部座椅靠背支承件的座椅靠背结构
JP2007045283A (ja) 自動二輪車用ウインドスクリーン位置調整装置および自動二輪車
JP4413986B1 (ja) 立ち乗り式自転車の構造
US20170313385A1 (en) Bicycle transmission apparatus and bicycle drive unit
CN107554682B (zh) 自行车张紧器装置和自行车张紧器
EP3378750B1 (en) Linear member holding structure of saddle-riding type vehicle
JP4339768B2 (ja) 車両用シート
JP4299905B2 (ja) バイクなどの風防の調節装置
JP4194598B2 (ja) モータバイクなどの風防の調節装置
US6682007B2 (en) Spinning reel having improved spool oscillating mechanism
JP4194154B2 (ja) モータバイクなどの風防の調節装置
CN115556645A (zh) 旋转座椅安装总成及车辆
KR20130128295A (ko) 녹색 자전거
JP5119975B2 (ja) 車両用シートの回動操作レバー
WO2015156355A1 (ja) ウィンドレギュレータ装置
JP2006159919A (ja) クランク装置とそれを備えた乗り物用クランクペダル装置
KR101144562B1 (ko) 차량의 캡 틸트 스테이 어셈블리
KR102360345B1 (ko) 럼버 서포트 액츄에이터 및 그를 포함하는 럼버 서포트 어셈블리

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees