JP4716091B2 - 収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィス等において好適に使用される収納装置に関するものである。
この種の収納装置として、例えば特許文献1等に示すものが知られている。このものは、左右の側板の間を頂板で接続した金属素材からなる収納装置本体の側板の内面に樹脂製のレール部材を配置し、これら左右のレール部材に上下非対称な形態をなすレールを鏡面対称となるように複数段に亘り列設して、収納装置本体に底板及び背板を嵌め合わせて筐体を構成している。そして、同じ段に位置することとなる左右のレール間に引出しを支持させて書類整理箱としての利用を可能にしている。収納装置本体の側板は、前方にレール部材の厚みに対応させて直角に折り曲げ形成した前端面が設けてあり、引出しの左右両端部はこれに前後方向に重合することなく、左右の側板の内方に入り込んで内面間に収まった状態で収納されるようになっている。
実公平6−36766号公報
ところが、このように引出しの荷重を支持するために収納装置本体とレール部材を別部品とすると、部品点数が増えて製造コストが増大するばかりか、筐体の側板部分が二重になるため、野暮ったい感じが否めないものとなる。
これに対して、少なくとも側板を樹脂の1枚ものにして二重化を回避するように構成することも可能であるが、それのみでは必要な強度を得るために側板をある程度厚肉化することが避けられず、野暮ったい感じを完全に払拭することは困難である。
また、左右の側板から頂板までの3辺に亘って一連をなす補強材を取り付けることも考えられるが、このような形態の補強材は後付で目立たない位置に組み込むことが難しく、また高さ違いに対応するために別途新たな補強材を準備することが必要となるため、更なるコスト高を招くこととなる。
本発明は、このような課題を好適に解決した収納装置を提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の収納装置は、左右の側板に頂板、底板及び背板を分離し得ないように嵌め合わせてなる硬質樹脂製の筐体の内部に収納空間を形成し、この収納空間を前方に開口させてなる収納装置であって、前記開口の開口縁に位置することとなる頂板及び左右の側板の各縁部にそれぞれ薄板素材からなる補強材が装着される装着部が設けられこれらの補強材は筐体のコーナー部において相隣接する補強材同士が厚み方向に重合して係わり合う関係に設定されこれらの補強材は左右の側板に頂板、底板及び背板を嵌め合わせた状態で筐体の3辺において連なった状態とされることを特徴とする。
このようにすると、頂板及び側板を薄肉にしても強度を確保することができるので、収納装置全体を軽快でスマートな外観を呈するものにすることができ、同時に極力広い収納空間を確保することが可能となる。しかも、補強材それ自体は互いに分離したものであるため、簡素な構造で済み、頂板や側板に後付で目立たない位置に付帯させることも容易となり、高さ違いの収納装置にも一部の補強材の変更のみで対応可能となる上に、組立状態であっても一連となることで補強材を一体で作った場合と同等の強度を得ることができる。
しかも、左右の側板に頂板、底板及び背板を分離し得ないように嵌め合わせて前記筐体を構成するようにしたものであって、予め頂板及び左右の側板に補強材を装着しておき、これらを嵌め合わせることによって相隣接する補強材同士が一部において厚み方向に重合するように構成しており、筐体の組立完了と同時に部分枠体状の補強構造も完成するため、作業の簡素化及び工数の削減を図ることができる。
より顕著な効果としては、前記開口の開口縁に位置することとなる底板の縁部にも薄板素材からなる補強材が装着される装着部が設けられこれらの補強材は筐体のコーナー部において相隣接する補強材同士が厚み方向に重合して係わり合う関係に設定されこれらの補強材は左右の側板に頂板、底板及び背板を嵌め合わせた状態で筐体の開口縁に沿って周回状に連なった状態とされるものが挙げられる。
補強材を頂板に的確に装着して側板の補強材に適切に係わり合わせるようにするためには、頂板に垂下させて設けた係合片を側板の対応位置に設けた係合孔に差し込んで係合させるようにしたものであって、補強材を水平板部および当該水平板部の左右両端部から垂下する垂下片とを備えたものにするとともに、頂板に、補強材を水平板部が頂板に対して非平行となる姿勢で頂板の下面に差し込みその位置で回転させることによって水平板部を頂板の下面に密着させて装着する装着部を設け、更に側板の対応位置に、前記補強材の垂下片を挿し通すことで頂板の補強材の逆回転を禁止する挿通孔を設け、挿し通した前記垂下片側板の内面の対応部位に装着した補強材に重合する関係に設けられていることが望ましい。
その際、側板に補強材を簡単、適切に装着するためには、側板の内面に、上下に離間させて設けられて補強材の上下両端部をけんどん方式で差し込む差込部と、差し込んだ補強材の中間部に設けた窓に楔作用によって食い込む突起とを設けていることが望ましい。
特に、コーナー部において相隣接する補強材同士は、嵌め合い方向と直交する厚み方向に重合して係わり合う関係に設定されていることが好適である。
本発明の好適な適用例としては、側板間に引出しを支持させて書類整理箱として利用可能としているものが挙げられる。
本発明は、以上のような構成であるから、強度を損なうことなく頂板及び側板を薄肉化する等して収納装置全体をスマートな外観にし、同時に極力広い収納空間を確保するとともに、高さ違いにも容易に対応できるようにした収納装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態の収納装置は、図1及び図2に示すように組立式のもので、硬質樹脂素材からなる側板部材10を主体とする左右の側板1に樹脂素材からなる頂板2、底板3及び背板4を相互に組み付けることによって筐体Aを構成し、この筐体A内に形成される収納空間Sに引出し5を、左右の側板1に設けたレール11、12を介して支持させるようにしている。
具体的に説明すると、側板1はその上縁近傍及び下縁近傍における奥行き方向間欠位置に、図2、図3及び図5に示すように階段状に内空を狭めながら上下方向に貫通する略矩形状の係合孔13aを有するブロック体状の突起13を上縁と下縁で逆向きとなるように設けたもので、この係合孔13aに頂板2及び底板3の対応部位に垂下させ或いは突出させて設けた係合部23、33を図4及び図6に示すように離脱し得ない状態で差し込んで係合させるようにしている。係合部23、33は、図3及び図5に示すように、板状をなすベース23a、33aに3条の爪23b、33bを平行に形成したもので、奥行き方向に沿って突起13の1つおきに、真ん中の爪23b、33bから下方又は上方に延出する鉤状部23c、33cを延出させている。そして、鉤状部23c、33cのない爪23b、33bは図4(b)及び図6(a)に示すように単に係合孔13aの内部に収まった状態に止どまるのに対して、鉤状部23c、33cのある爪23b、33bは図4(a)及び図6(b)に示すように係合孔13aを通過した位置で開口縁に係合して係合部22,33が係合孔13aから抜脱するのを禁止する戻り止めの役割を果たしている。
一方、側板1には、図2に示すようにそれらの上縁近傍及び側縁近傍に被係合部1xが設けてあり、これらの被係合部1xに、頂板2及び底板3の外側面における対応部位に設けた係合部2x、3xを係合させて、側板1と頂板2、側板1と底板3をそれぞれ分離し得ないように組み付けるようにしている。また、側板1及び頂板2には、それらの後縁近傍に別異の被係合部1y、2yが設けてあり、これらの被係合部1y、2yに、背板4の対応部位に設けた係合部4yを係合させて、側板1と背板4、頂板2と背板4をそれぞれ分離し得ないように組み付けるようにしている。図示しないが、底板3と背板4における関係も同様である。分離し得ないようにとは、特殊な工具等を用いなければ分離することが困難な程度を言う。このような構造は、例えば、組をなす係合部若しくは被係合部の一方が経過的に弾性変形して係合の深い位置で復元し、再び工具を用いて弾性変形させなければ係合が解除し得ないような適宜の構成によって容易に実現することができる。
次に正面視左側の側板1に着目すると、図2及び図7(a)に示すように、レール11はその前端側に上方に向けて起立しそこから前方に向けて部分円弧状に湾曲する膨出部11aを有し、レール12はその前端側に下方に向けて垂下しそこから前方に向けて湾曲する膨出部12aを有したもので、これらを高さ方向に交互に配置している。この左側の側板1を上下倒置して右側の側板1として使用するとき、図2に示すように左側に位置する側板1のレール11の対応部位に右側の側板1のレール12が、また左側に位置する側板1のレール12の対応部位に右側の側板1のレール11がそれぞれ同一高さで対峙して、これら左右のレール11、12同士、レール12,11同士が鏡面対称をなすように構成している。このとき、左側のレール12と右側のレール11が図9に示すように実際に引出し5を支持する「使用されるレール」となり、左側のレール11と右側のレール12が「使用されないレール」となる。
そして、本実施形態では、使用されるレール11(12)と使用されないレール12(11)の前端部間及び後端部間を図2及び図7等に示すようにリブ15a、15bによって接続しており、このうちのリブ15bを筐体Aの嵌め合い構造の一部として利用している。具体的には、後端部のリブ15bの後面における上端近傍部及び下端近傍部に後方に向けて突起15cを設け、この突起15cに背板4の対応位置に設けたボス穴45cを係合させるようにしている。これらと同様に、頂板2及び底板3にも突起25c、35cを設け、背板4の対応部位にボス穴45cを設けている。
一方、引出し5は、図1及び図2に示すように、左右の側板51の間を底板52、鏡板53及び後板54で接続した硬質樹脂素材からなる扁平箱状の引出し本体5aを主体とするもので、この引出し本体5aの側板51の外面に前後方向に延びて本発明の突起部として機能する突条51aを設けるとともに、鏡板53の前方に把手55を突設している。引出し本体5aの側板51の外面は、図9に示すように左右の側板1の内面に形成したレール11,12と干渉しない状態に配置され、この引出し本体5aの側面から外方に突出する前記突条51aを対応する左側の側板1のレール12と右側の側板1のレール11の上に添接支持させるようにしている。なお、引出し5の突条51aの後端近傍の下方には、図2及び図14に示すように、引出し5を引き出した際にレール12(11)の膨出部12a(11a)の後向面に当接して抜け止めを図る突起51bが設けてある。引出し5は突条51aの前端側の下面がレール12,11の膨出部12a(11a)の上面に支持され、後端側を突起51bの下面を介してレール12(11)の平坦部の上面に支持される。引出し5を抜き取る際は、持ち上げて突条51a及び突起51bをレール12(11)とその上段側に位置するレール11(12)との隙間に通さない限りこれらのレール11,12間から外れない構造となっている。また、引出し5には、前記突起51bの更に後下方に突起51cが設けてあるが、この突起51cは引出し5を最大限に引き出した際にレール12(11)の下面に添接して引出し2の前垂れを防止する役割を果たすものである。この突起51bは、レール11,12の前端部間を接続するリブ15aの突出量の少ない部分(図14における符号15ax部分)から挿脱される。
ところで、この収納装置は、前記筐体Aの開口縁に位置することとなる頂板3及び左右の側板2の各縁部に図2に示す薄板素材を塑性変形加工した補強材6、7を付帯させ、これらを嵌め合わせる際に、コーナー部において相隣接する補強材6,7同士を相互に係わり合わせることによって、補強材全体を3辺において連なった状態にしている。
具体的に説明すると、補強材6は、図2、図7(a)、図9及び図11に示すように、水平板部61の左右両端部に垂下片62を連設したもので、図7(b)に示すように当該補強材6の長手方向に沿った仮想軸回りに水平板部61を回転させて頂板2に非平行となる姿勢に保持した状態で、水平板部61の前縁を頂板2の下面に設けた差込部26aに差し込み、その位置で図7(c)に矢印で示すように頂板2に対し平行となる位置まで回転させることによって、水平板部61の後向面61aを頂板2の下面に設けた突起26bの内側に圧入して密着状態でかかる頂板2の装着部に装着するようにしている。
一方、補強材7は、図2、図7(a)、図8〜図12に示すように、上下両端部に屈曲部7a,7bを設けたもので、側板1の内面に上下に離間させて設けた袋状の差込部17a、17bに補強材7を、上端部7a(図9中矢印参照)→下端部7b(図10中矢印参照)の順でけんどん方式により差し込み、差し込み終えた段階で当該補強材7の中間部に設けたテーパ状をなす窓7c(図7(a)、図8参照)に側板1の内面に設けた突起17cを楔作用によって食い込ませることで、かかる側板1に装着するようにしている。
そして、図3に矢印で示すように頂板2に垂下させて設けた係合部23を側板1の対応位置に設けた係合孔13aに差し込んで係合させる際、補強材6の垂下片62を図11に矢印で示すように側板1の対応位置に設けた挿通孔18に挿し通すことによって、補強材6の頂板2に対する逆回転をこの挿通孔18を囲繞する周壁によって禁止しつつ図7(a)及び図9に示すように前記垂下片62を補強材7の上端側の屈曲片7aに厚み方向に重合させるようにしている。
上記補強材6は、その水平板部61の大半が頂板2の下面に凹設した差込部26aに収容され、垂下片62も挿通孔18に入り込んで、正面から殆ど視認されない状態となる。補強材7も、その屈曲部7a、7bが差込部17a、17bに入り込み、中央部分が側板1のリブ15a及びその前方に立設したリブ15cの間に形成される溝に入り込んで、前方から殆ど視認されない状態となる。
また、この収納装置は、図2に示すように、前記筐体Aの開口縁に位置することとなる底板3の端部近傍にも薄板素材を塑性変形加工した補強材8を付帯させており、コーナー部において相隣接する補強材7,8同士を相互に係わり合わせるようにしている。
具体的に説明すると、補強材8は、図2、図8、図10及び図12に示すように、水平板部81から起立片82をアングル状に起立させたもので、水平板部81を図12に示すように底板3に設け差込部38に小口方向から差し込み、起立片82を底板3から起立させてかかる底板3の装着部に装着するようにしている。

そして、図5に矢印で示すように底板3に突出させて設けた係合部33を側板1の対応位置に設けた係合孔13aに差し込んで係合させる際、補強材8の起立片82を図12に矢印で示すように側板1の対応位置に設けた挿通孔18に挿し通すことによって、図8及び図10に示すように前記起立片82を補強材7の下端側の屈曲片7bに厚み方向に重合させるようにしている。
補強材8は、その水平板部81が底板3の厚み内に入り込み、起立片82も側板1の挿通孔18に入り込んで、前方から殆ど視認されない状態となる。
さらに、この実施形態は、引出し5を筐体Aの収納空間Sに適切に押し込むことを可能にするために、図2及び図13に示すように、前記筐体Aの側板1を構成する側板部材10の前縁に沿って軟質樹脂素材からなる平断面略三角形状の当接部材100を取り付け、この当接部材100によって側板1の前端面100aに当該側板1の外面1p側から内面1q側に向けて斜め後方に傾斜する傾斜面100bを形成している。
一方、引出し5の鏡板53の左右両端部における背面53aから後方に向けて、前記傾斜面100bと平行をなす傾斜面56を形成している。
そして、引出し5を押し込んだ際にこれらの傾斜面100b、56同士を当接させ、かつ側板1の前端面100aを鏡板53が完全には覆わないようにして、一部において前方(図13における矢印X方向)に表出させた左右の側板1の前端面100a、100a間に鏡板53を位置づけるようにしている。換言すれば、引出し5を押し込んでも筐体Aを構成する側板1の前端面100aが前方から視認可能な状態となる。本実施形態の傾斜面56は内部に中空部56aを成形したブロック体状のものであるが、水平板状のリブによって傾斜面56を形成することも勿論可能である。
なお、ここに言う硬質、軟質は相対的な硬さを表したものである。また、側板1、頂板2、底板3及び背板4の内面には必要に応じて適宜のリブを設けるようにするとよい。
以上のようにして、本実施形態の収納装置は、頂板2、底板3及び左右の側板1からなる筐体Aの内部に収納空間Sを形成し、この収納空間Sを前方に開口させたものであって、前記開口の開口縁に位置することとなる頂板2及び左右の側板1の各縁部にそれぞれ薄板素材からなる補強材6,7を付帯させ、コーナー部において相隣接する補強材6,7同士を相互に係わり合わせることによって、補強材6,7全体を少なくとも3辺において連なった状態にしたものである。
このようにすると、頂板2及び側板1を薄肉にしても強度を確保することができるので、収納装置全体を軽快でスマートな外観を呈するものにすることが可能となり、同時に、極力広い収納空間Sを確保することが可能となる。しかも、補強材6,7それ自体は互いに分離したものであるため、作り易い簡素な構造となり、頂板2や側板1に後付であっても正面から目立たない位置に有効に付帯させることが可能となる。その上、高さ違いの収納装置にも側板1の補強材7の変更のみで対応可能となり、組立状態においては一連となるため補強材6、7を一体で作った場合と同等の強度を得ることができる。
特に、この実施形態のものは、左右の側板1に頂板2、底板3及び背板4を分離し得ないように嵌め合わせて前記筐体Aを構成し、予め頂板2及び左右の側板1に補強材6、7を装着しておき、これらを嵌め合わせる作業によって相隣接する補強材6,7同士を一部において厚み方向に重合させるようにしており、側板1や頂板2が互いに分離しているため簡単に補強材6、7を付帯させることができ、しかも筐体Aの組立完了と同時に部分枠体状の補強構造も完成するため、作業の簡素化及び工数の削減を図ることができる。
補強材6については、水平板部61が頂板2に対して非平行となる姿勢で頂板2の下面に差し込み、その位置で回転させることによって水平板部61を頂板2の下面に密着させて装着するとともに、水平板部61の左右両端部から垂下させた垂下片62を側板1の対応位置に設けた挿通孔18に挿し通すことによって、頂板2の補強材6の逆回転を禁止しつつ垂下片62を側板1の内面の対応部位に予め装着した補強材7に重合させるようにしているので、コ字形をなす補強材6を頂板2に簡単に装着することができ、しかも筐体Aの組立後は側板2の挿通孔18において頂板2の補強材6が抜脱し得ないように抑えられるため、この補強材6を側板1の補強材7に適切に重合させることができる。
補強材7については、その上下両端部に形成した折曲部7a、7bを、当該側板1の内面に上下に離間させて設けた差込部17a、17bにけんどん方式で差し込み、差し込み終えた段階で当該補強材7の中間部に設けた窓17cに側板1の内面に設けた突起7cを楔作用によって食い込ませるようにしているので、側板1に補強材7を簡単、適切に装着することができる。
そして、本実施形態の収納装置は筐体Aが樹脂素材からなり、側板1,1間に引出し5を支持させて書類整理箱として利用可能にしているが、このようなものは引出し5の荷重が側板1ひいては頂板2に撓み荷重として掛かり、書類整理箱を積み重ねて利用すれば更に荷重が増えることがあるにも拘らず、上記の構成によって側板1や頂板2を肉厚化することを回避でき、外観を損ねることなく書類整理箱全体の強度を有効に向上させることができる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、筐体の開口の開口縁に位置することとなる底板の縁部にも上記頂板に設けたと同様の薄板素材からなる補強材を付帯させ、側板とのコーナー部において相隣接する補強材同士を相互に係わり合わせれば、補強材全体を周回状に連なった状態にすることもできる。
このようにすれば、上記の作用効果がより顕著となるほか、この収納装置を倒置して使用する利用態様等にも容易に対応することができるようになる。
この場合、上記実施形態と同様に左右の側板に頂板、底板及び背板を分離し得ないように嵌め合わせて前記筐体を構成するようにした上で、底板にも頂板と同様の補強材を装着しておき、これらを嵌め合わせることによって相隣接する補強材同士が一部において厚み方向に重合するように構成すればよい。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態を示す斜視図。 同分解斜視図。 同実施形態における頂板と側板の係合構造を示す部分分解斜視図。 図3に対応した部分組立斜視図。 同実施形態における底板と側板の係合構造を示す部分分解斜視図。 図5に対応した部分組立斜視図。 同実施形態における頂板と側板のコーナー部分を示す部分側断面図。 同実施形態における底板と側板のコーナー部分を示す部分側断面図。 同実施形態における頂板と側板のコーナー部分を示す部分正断面図。 同実施形態における底板と側板のコーナー部分を示す部分正断面図。 図7及び図9に対応した部分分解斜視図。 図8及び図10に対応した部分分解斜視図。 同実施形態における引出しの部分平断面図。 同実施形態における引出しとレールの関係を示す部分側断面図。 同実施形態の頂板及び底板を共用した高さ違いの収納装置ユニットを示す図。
符号の説明
A…筐体
S…収納空間
1…側板
2…頂板
3…底板
4…背板
5…引出し
6,7…補強材
7c…窓
13a…係合孔
17a、17b…差込部
17c…突起
18…挿通孔
23…係合部
61…水平板部
62…垂下片

Claims (6)

  1. 左右の側板に頂板、底板及び背板を分離し得ないように嵌め合わせてなる硬質樹脂製の筐体の内部に収納空間を形成し、この収納空間を前方に開口させてなる収納装置であって、
    前記開口の開口縁に位置することとなる頂板及び左右の側板の各縁部にそれぞれ薄板素材からなる補強材が装着される装着部が設けられこれらの補強材は筐体のコーナー部において相隣接する補強材同士が厚み方向に重合して係わり合う関係に設定されこれらの補強材は左右の側板に頂板、底板及び背板を嵌め合わせた状態で筐体の3辺において連なった状態とされることを特徴とする収納装置。
  2. 前記開口の開口縁に位置することとなる底板の縁部にも薄板素材からなる補強材が装着される装着部が設けられこれらの補強材は筐体のコーナー部において相隣接する補強材同士が厚み方向に重合して係わり合う関係に設定されこれらの補強材は左右の側板に頂板、底板及び背板を嵌め合わせた状態で筐体の開口縁に沿って周回状に連なった状態とされることを特徴とする請求項1記載の収納装置。
  3. 頂板に垂下させて設けた係合片を側板の対応位置に設けた係合孔に差し込んで係合させるようにしたものであって、補強材を水平板部および当該水平板部の左右両端部から垂下する垂下片とを備えたものにするとともに、頂板に、補強材を水平板部が頂板に対して非平行となる姿勢で頂板の下面に差し込みその位置で回転させることによって水平板部を頂板の下面に密着させて装着する装着部を設け、更に側板の対応位置に、前記補強材の垂下片を挿し通すことで頂板の補強材の逆回転を禁止する挿通孔を設け、挿し通した前記垂下片は側板の内面の対応部位に装着した補強材に重合する関係に設けられている請求項1又は2記載の収納装置。
  4. 側板の内面に、上下に離間させて設けられて補強材の上下両端部をけんどん方式で差し込む差込部と、差し込んだ補強材の中間部に設けた窓に楔作用によって食い込む突起とを設けている請求項3記載の収納装置。
  5. コーナー部において相隣接する補強材同士は、嵌め合い方向と直交する厚み方向に重合して係わり合う関係に設定されている請求項1〜4何れかに記載の収納装置。。
  6. 側板間に引出しを支持させて書類整理箱として利用可能なものである請求項1〜5何れかに記載の収納装置。
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