JP4714203B2 - 防護ネットの施工方法 - Google Patents
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Description
具体的には、防護ネットが支持部材の周囲にネット部が巻きつけられた状態で搬入されることでこの搬送時にネット部が絡むのが抑制されるため、作業場所においてネット部を容易に展開することができ、作業時間を確実に短縮することができる。また、ネット部の縦横方向を容易に判別することができ、この判別のための時間を短縮することができる。また、前記支持部材を吊り上げることで、前記ネット部を、その弛みを抑制しつつ容易に張設することができるため、ネット部に直接吊りロープを固定して吊り上げる場合に比べて、ネット部を吊り上げる箇所を減少させることができ、前記吊りロープの吊り上げおよび固定に要する作業時間を短縮することができる。また、前記滑車の規制部により吊りロープが吊り下げ位置で固定されるため、特殊なロープワークを用いずに前記吊りロープを容易に固定することができ、より一層作業時間を短縮することができる。また、前記吊りロープの固定を解除するだけで防護ネットを前記張設場所付近から容易に撤去することができ、防護ネットの撤去作業の時間を短縮することができる。
しかも、この方法によれば、高所で実施せねばならない作業は滑車の固定作業と滑車への吊りロープの挿通作業のみであり、高所作業の時間を短縮化することができる。そのため、作業効率の向上とともに高所作業のための特殊な作業員を削減することができコスト面で有利となる。
さらに、前記支持部材が作業者等の墜落による衝撃を受け止めるとともに、支持部材が前記衝撃を分散させるので、作業者と地面との衝突がより確実に回避されるとともに、ネット部の破損を抑制することができる。
本発明において、前記ロープ挿通工程が前記滑車固定工程の前に実施されるのが好ましい(請求項2)。
また、本発明において、前記ネット部は、その網糸に沿って縦方向に編みこまれた縦補強ロープと、その網糸に沿って横方向に編みこまれた横補強ロープとを備え、前記縦補強ロープと横補強ロープとが互いに異なる色を有しているのが好ましい(請求項3)。
このようにすれば、ネット部の縦横方向をより一層容易に判別することができ、この判別のための時間をさらに短縮することができる。
前述のように、まず、前記防護ネット10を作業場所に搬入する前に、前記ネット部12の縁部に単管15を固定し、ネット部12を単管15巻きつけておく。また、前記単管15の両端に前記シャックル16を固定しておく。そして、前記ネット部12をその縁部に固定された単管15に巻きつけ、このネット部12を単管15に巻きつけた状態で防護ネット10を作業場所であるホーム110に搬入する。ここで、前記シャックル16はホーム110上にて単管15に固定してもよいが、ホーム110上での作業時間をより短縮するためには防護ネット10をホーム110へ搬入する前にこれを固定しておくのが好ましい。
その後、ホーム110上で、防護ネット10を展開する。
この工程は、前記セルフジャミングプーリー30を前記屋根120の近傍に設けられた梁150に固定する工程である。
この工程は、前記吊りロープ40を前記セルフジャミングプーリー30に挿通する工程である。
この工程は、前記防護ネット10を吊り上げる工程である。
また、単管15によって前記ネット部12が支持されていることで、前記ネット部12の弛みを抑制することができる。そのため、単管15を設けない場合に比べて、より少ない吊りロープ40で防護ネット10を張設することができ作業効率を高めることができるとともに、作業員等の墜落時において、単管15がその衝撃を吸収するとともにこの衝撃を分散させるので、ネット部12の垂れ変位や破損を抑制することが可能となる。
また、前記セルフジャミングプーリー30が規制部34を有していることで、吊りロープ40の吊り下げと同時に吊りロープ40の固定が可能となり、かつ、吊りロープ40を固定するためのロープワーク等を省略することができることで作業効率を高めることができるとともに、吊りロープ40を固定するための支柱130等がない場所においても防護ネット10を張設することが可能になる。
12 ネット部
13a 横補強ロープ(補強ロープ)
13b 縦補強ロープ(補強ロープ)
15 単管(支持部材)
20 クランプ
30 セルフジャミングプーリー(滑車)
34 規制部
40 吊りロープ
100 駅舎
110 ホーム
120 屋根
150 梁
Claims (3)
- 高所から墜落した作業者等を保護するための防護ネットの施工方法であって、
作業者等を受け止めるための略矩形のネット部と、当該ネット部の横方向両縁に当該両縁に沿って延びる姿勢で固定されて前記ネット部を支持する一対の支持部材とを備えた防護ネットを当該防護ネットの張設場所付近に搬入する工程と、
前記各支持部材に当該支持部材の長手方向に所定の間隔をおいて複数の吊りロープの一方の端部を固定する工程と、
前記各吊りロープを挿通可能な複数の滑車を前記防護ネットの張設場所の近傍に固定する滑車固定工程と、
前記吊りロープの他方の端部を前記滑車に挿通するロープ挿通工程と、
作業者が人力で前記滑車に挿通された吊りロープの他方端部側を引き下げて、前記滑車を介して前記各支持部材を引き上げ、当該支持部材に固定された前記ネット部を前記張設場所に吊り上げる防護ネット吊り上げ工程と、
前記吊りロープを固定し、前記防護ネットを前記吊りロープによって吊り下げることで前記張設場所に張設する吊りロープ固定工程とを備え、
前記滑車は、挿通されたロープの所定の方向への移動を許容する一方、前記所定の方向と逆方向への移動を規制する規制部を有し、
前記吊りロープ固定工程では、前記規制部によって前記吊りロープが固定され、
前記防護ネットをその張設場所に搬入する工程では、搬入前に予め前記支持部材に前記ネット部を巻きつけておき、この支持部材にネット部が巻きつけられた状態で前記防護ネットを前記張設場所に搬入するとともに、この張設場所において当該防護ネットを展開することを特徴とする防護ネットの施工方法。 - 請求項1に記載の防護ネットの施工方法であって、
前記ロープ挿通工程が前記滑車固定工程の前に実施されることを特徴とする防護ネットの施工方法。 - 請求項1または2に記載の防護ネットの施工方法であって、
前記ネット部は、その網糸に沿って縦方向に編みこまれた縦補強ロープと、その網糸に沿って横方向に編みこまれた横補強ロープとを備え、
前記縦補強ロープと横補強ロープとが互いに異なる色を有していることを特徴とする防護ネットの施工方法。
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JP2007280873A JP4714203B2 (ja) | 2007-10-29 | 2007-10-29 | 防護ネットの施工方法 |
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- 2007-10-29 JP JP2007280873A patent/JP4714203B2/ja active Active
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