JP4713313B2 - 脱索事前検出装置 - Google Patents

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本発明は、索道設備において、索条を移動可能に支承するための索受装置から索条が脱索するのを事前に検出する脱索事前検出装置に関するものである。
スキーリフト等の索道設備は、両端の停留場間に索条を移動可能に架設し、この索条に搬器を懸垂して索条の移動と共に搬器の運行を行う輸送設備である。索道設備では線路中に複数の支柱を立設し、この支柱に複数個の受索輪を枢着した索受装置を固設して索条を移動可能に支承している。索受装置は、索条の延線方向に沿ってほぼ等間隔で受索輪を配設し、且つ、各受索輪が上下方向に回動可能に構成されており、索条を屈曲させて支承すると共に索条の荷重を各受索輪で均等に支持するようにしている。
このような索受装置において、索条が強風や搬器の揺動等によって異常な外力の影響を受けた場合には、索条が受索輪上から外れてしまうことがあり、この様に索条が受索輪上から外れる状態を脱索と称している。索道設備の運行中に脱索を生じると、脱索を生じた支柱を搬器が通過することが不能となり、直ちに運行を停止する必要がある。このようなことから、従来より索道設備の各支柱には脱索を検出する装置が設けられ、この装置により脱索が検出されると直ちに運行が停止されるとともに、脱索した支柱の位置を運転盤に表示されるようにして、係員が脱索位置を容易に認識できるようにしている。
しかしながら、このような装置は脱索を事後的に検出するものであるので、脱索による影響を最小限に抑える効果はあるものの、脱索が生じた以上、乗客の救助や索条の復旧等の作業が大掛かりなものとなってしまう。このようなことから、脱索を生じる前に脱索の兆候を検知して必要な処置を施し、脱索を事前に防止できる装置が従来から望まれており、このような事情を解決するものとして特許文献1に記載された技術が提案されている。
この特許文献1には、索受装置にセンサブラケットを介して非接触型センサを固着し、この非接触型センサは索条と一定の間隔を有しており、該索条が脱索する方向へ移動したことを検出することにより脱索を事前に検出する装置が記載されている。
特開平10−119763号公報
索道設備においては、索条には搬器が懸垂されており、この搬器は索条と共に移動する。このため、索受装置に設けられる機器類は、索条ないし搬器の通過時に互いに干渉することのないように設けられる必要があり、また、支柱上の高い位置に設置されることからコンパクトに構成されることが望まれる。
本発明の課題は、索条の脱索を事前に検知する装置であって、移動する搬器や索条と干渉することなく的確に検出でき、また、構造が簡単で小型である脱索事前検出装置を提供することにある。
この課題を解決するために本発明の構成は、溝付の受索輪を有する索受装置に備えて該受索輪の回転数を検出する回転検出手段と、該回転検出手段の信号が入力される比較演算を行う制御装置とを備え、前記受索輪の回転の変化により索条が脱索する方向へ移動したことを前記制御装置で判定することを特徴としている。
本発明は、索条の移動速度が一定の場合に受索輪の溝から索条が外れると受索輪の回転が変化するため、この変化をとらえて索条が脱索するのを事前に検知するものであり、支柱においては、単に受索輪の回転を測定する回転検出手段を設けるだけでよい。そして、この回転検出手段は、近接スイッチや光電式センサ等の小型の検出器と、受索輪に取り付けた検出片やスリット入り円形板等とで構成することが可能であるので、簡易でかつ小型に構成することができる。
以下、本発明の詳細を図を参照して説明する。図5は索道の線路を示す概略図である。図において山麓側停留場1と山頂側停留場2にはそれぞれ滑車5a、5bが枢設されており、この滑車間に索条3が無端状に架設されて索道線路を形成している。索道線路中には地形に沿って複数の支柱4、4、…が立設されている。この支柱4上部には索道線路に対して直角方向に支柱アームが固着され、該支柱アーム両端には索受装置を装着している。索受装置には複数の受索輪を具えており、該受索輪により索条3を移動可能に支承している。索受装置に具える受索輪の数は当該索受装置に作用する索条3の荷重により決定されるが、本実施の形態においては6輪の受索輪を一組として構成された6輪索受装置により説明する。
図3及び図4はそれぞれ6輪索受装置10の正面図及び平面図である。各受索輪11、11、…は、2輪を一組として2輪ビーム12a,12b,12cの両端に回転可能に軸支されている。そして、各2輪ビーム12a,12b,12cのうち1の2輪ビーム12aは、中央部において6輪ビーム14の一端部に突出して支持された2輪ビームピン16に軸支されており、他の2輪ビーム12b、12cの中央部は、4輪ビーム13の両端部において軸支されている。さらに、該4輪ビーム13の中央部は、6輪ビーム14の前記2輪ビームピン16と反対側の端部に突出して支持した4輪ビームピン15に軸支されている。
次いで、前記6輪ビーム14は2輪ビーム12b中央の軸心と同一の軸芯上で、ブラケットピン17によりブラケット30に軸支されている。該ブラケット30の上部と相プレート19との間には、支柱のアーム18をボルト20、20,…で強固に挟み込み、このようにして6輪索受装置10が支柱アーム18に取り付けられている。
6輪索受装置10は上記の如く構成されており、各受索輪11、11、…はブラケットピン17の軸心の位置を中心として索道線路の前後方向に対称に同一間隔で配置され、索条3により負荷される荷重をそれぞれ均等に負担するようにしている。
図1は、図3におけるA−A矢視断面図である。図に示すように、受索輪11は2輪ビーム12aの前側板部材40と後側板部材41との間でローラピン42により回転可能に軸支されている。受索輪11は、輪芯43、ゴムタイヤ44、フランジ45からなり、輪芯43の外周にゴムタイヤ44を外嵌し、このゴムタイヤ44の両側面からフランジ45で挟み込んで固定している。ゴムタイヤ44の外周面の中央部には、ほぼ索条3の径に合致する円弧状の溝部が形成されており、索条3はこの溝部に誘導されて移動すると共に受索輪11が回転する。
つぎに、この受索輪11の回転を検出する回転検出手段として以下のように構成する。受索輪11の輪芯43には、同一円周上に複数の検出片46を支柱方向側に突出してボルト47で固着している。そして、2輪ビーム12aには、近接スイッチ48が後側板部材41を貫通して前記検出片46と対向する位置に固着されている。近接スイッチ48は、受索輪11が回転することにより検出片46を検知してパルス信号を出力し、このパルス信号は索道の運行を制御する制御装置に送出される。
このような構成によっては、以下のようにして索条3が受索輪11から脱索するのを事前に検出する。まず、上記の構成は線路中の各支柱4、4、…に設けられており、索道の運転を開始した後、索条3が通常の運行速度になった時点で、各支柱から発せられるパルス信号が制御装置により各支柱4ごとに計測されて記憶される。そして、この記憶されたパルス信号と運行中に発せられる各支柱4からのパルス信号は、索道の運行中において常に比較されている。
索道の運行中に索条3に対して何らかの異常な外力が作用し、いずれかの支柱において図2に示すように索条3がゴムタイヤ44の溝を外れて脱索する方向に向かうと、索条3はゴムタイヤ44の溝部よりも直径の大きい位置で支承されるので、受索輪11の回転は通常時よりも回転数が低下する。したがって、この受索輪11から発せられるパルス信号は、通常時よりも間隔が広くなる。
各支柱4からのパルス信号を受信している制御装置は、上記したように常時パルス信号の比較を行っており、上記のようにパルス信号の間隔が広がったときにこれを比較判定して、索条3が脱索の方向へ向かっていることを検出する。そして、脱索を防止するのに必要な措置、すなわち索条3を減速駆動したり又は停止するように制御を行う。またこのときには、どの支柱4で検出したのかを例えば運転盤等に表示するようにすれば、係員による点検や確認が容易となり、より安全な運行を行うことができる。
つぎに、このような回転検出手段を索受装置10の両端の受索輪11、11に設け、この場合に、制御装置では両端の受索輪11、11のパルス信号も比較するように構成する。一般に脱索を生じる場合には、索条3の進行方向に対して後方側から発生した脱索の方が危険度が高いと考えられる。そして、このように両端の受索輪11,11の回転数を比較するようにすれば、どちら側の受索輪11が脱索しようとしているのか、又は全体的に脱索しようとしているのかを検知できるので、この検知した状態により脱索しようとしている危険度あるいは緊急度を判定し、索条3の減速運転や停止等を選択的に制御するようにすることも可能である。
以上説明した構成においては、回転検出手段として受索輪11に取り付けた検出片46と、これを検出する近接スイッチ48とを用いる構成としたが、回転検出手段はこの構成に限られるものではなく、例えば、図6及び図7に示したように、外周部に一定間隔のスリットを形成したスリット入り円形板50を受索輪11の輪芯43に固着して受索輪11とともに回転するようにし、スリット入り円形板50のスリットが近接スイッチ48の位置を通過することによりパルス信号を出力するようにしてもよい。また、他の例として図8及び図9に示すように、輪芯11の同一円周上に一定間隔で孔51を形成し、この孔51が近接スイッチ48を通過することによりパルス信号を出力するようにすることもできる。この場合には、近接スイッチ48に代えて光電式のセンサ等を用いることができる。
図3におけるA−A矢視図 索条が溝から離れたときの状態図 索受装置の正面図 索受装置の平面図 索道の線路を示す概略図 スリット入り円形板を備えた受索輪の断面視側面図 図6におけるB−B矢視図 輪芯に孔を形成した受索輪の断面視側面図 図8におけるC−C矢視図
符号の説明
1 山麓側停留場
2 山頂側停留場
3 索条
4 支柱
5a,5b 滑車
10 索受装置
11 受索輪
12a,12b,12c 2輪ビーム
13 4輪ビーム
14 6輪ビーム
15 4輪ビームピン
16 2輪ビームピン
17 ブラケットピン
18 支柱アーム
19 相プレート
20 ボルト
30 ブラケット
40 前側板部材
41 後側板部材
42 ローラピン
43 輪芯
44 ゴムタイヤ
45 フランジ
46 検出片
47 ボルト
48 近接スイッチ
50 スリット入り円形板
51 孔

Claims (1)

  1. 溝付の受索輪を有する索受装置に備えて該受索輪の回転数を検出する回転検出手段と、該回転検出手段の信号が入力されて比較演算を行う制御装置とを備え、前記受索輪の回転の変化により索条が脱索する方向へ移動したことを前記制御装置で判定することを特徴とする脱索事前検出装置。
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