以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ(以下、単にカメラと称する)の構成を示すために、デジタルカメラ本体の一部を切断してその内部構成を概略的に示した斜視図である。ここで、例として、図1のカメラ1は、一眼レフレックス方式のカメラを示している。
図1に示すように、カメラ1は、レンズ鏡筒100とカメラ本体200とから構成されている。
レンズ鏡筒100内部には、複数の光学レンズから構成される撮影光学系102が配設されている。この撮影光学系102は、後述するレンズ駆動機構により光軸方向に移動自在に構成されており、図示しない被写体からの光束をカメラ本体200の内部方向に透過させる。
カメラ本体200の前面側の略中央部には、撮影光学系102を透過した光束を当該カメラ本体200の内部に導くための所定の口径を有する露光用開口が形成されている。この露光用開口の周縁部には撮影光学系装着部200aが形成されており、この撮影光学系装着部200aを介してレンズ鏡筒100は、カメラ本体200に着脱自在になっている。ここで、カメラ本体200には、撮影時の用途に応じた種々のレンズ鏡筒100を装着できるようになっている。
更に、カメラ本体200の内部には、ファインダ装置202、シャッタ部208、撮像ユニット211、回路基板200bなどの種々の構成部材がそれぞれ所定の位置に配設されている。
ファインダ装置202は、クイックリターンミラー(以下、可動ミラーと称する)202aと、フォーカシングスクリーン202bと、ペンタプリズム202cと、接眼レンズ202dとから構成されている。
可動ミラー202aは、光入射面がハーフミラーになっており、撮影光学系102の光軸上の位置(図1に示す位置 以下、ダウン位置と称する)と光軸から退避する位置(以下、アップ位置と称する)との間で移動自在に構成されている。通常状態において、可動ミラー202aは、撮影光学系102の光軸から所定の角度、例えば角度45度を有して配置されるようになっている。このような構成により、カメラ1が通常状態にあるときには、撮影光学系102を透過した光束の一部が可動ミラー202aで反射され、一部が可動ミラー202aを透過するようになっている。ここで、可動ミラー202aの裏面には、サブミラー203が設置されており、可動ミラー202aを透過した光束は、後述するAFセンサユニットに入射する。
また、可動ミラー202aで反射された光束はフォーカシングスクリーン202bに結像される。フォーカシングスクリーン202bに結像された像は、ペンタプリズム202cにおいて反転されて正立像になる。ペンタプリズム202cにおいて形成された像は、接眼レンズ202dにおいて拡大される。このような構成により、ユーザが被写体の像を目視確認することが可能である。
一方、カメラ1が撮影動作状態にあるときには、可動ミラー202aが撮影光学系102の光軸から退避する所定のアップ位置に移動される。このとき、撮影光学系102を透過した被写体からの光束は、シャッタ部208を介して撮像ユニット211に入射する。シャッタ部208は、例えばフォーカルプレーン式のシャッタ機構などから構成されている。また、シャッタ部208は、後述するシャッタ制御回路によって開閉可能に構成され、シャッタ部208の開閉時間が制御されることによって、シャッタ部208の後方に配設された撮像ユニット211の露光時間等が制御される。
また、撮像ユニット211は、防塵フィルタ(防塵ガラスともいう)213と撮像素子212などから構成されている。防塵フィルタ213は撮像素子212の前面側に配設されており、この防塵フィルタ213によって、撮像素子212の光電変換面に塵埃が付着するのが防止される。また、防塵フィルタ213は、後述する圧電素子によって振動可能に構成されており、防塵フィルタ213が振動されることにより、防塵フィルタ213に付着した塵埃が払い落とされる。撮像素子212は光電変換面を形成する多数の光電変換素子(例えば、フォトダイオード)などから構成され、撮像素子212の光電変換面に入射した光束は電気信号に変換される。
また、回路基板200bには、当該カメラ1の各種電気回路が実装されている。
図2は、図1に示すカメラ1の内部の電気回路構成について詳しく示すブロック図である。なお、図1で説明した構成については、図1と同じ参照符号を付している。
図1でも説明したように、カメラ1は、レンズ鏡筒100と、カメラ本体200とから構成されている。
レンズ鏡筒100の各部の制御はレンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、Lucomと称する)101によって行われる。一方、カメラ本体200の各部の制御はボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、Bucomと称する)201によって行われる。ここで、カメラ本体200にレンズ鏡筒100が装着された際には、通信コネクタ101aを介してLucom101とBucom201とが通信可能に接続される。この場合、カメラシステムとして、Lucom101がBucom201に従属するようにして稼動するようになっている。
また、上述したように、レンズ鏡筒100の内部には、撮影光学系102が配設されている。ここで、図2においては、撮影光学系102を構成する複数の光学レンズを1つの光学レンズで代表して図示している。この撮影光学系102は、レンズ駆動機構103内に存在する図示しないDCモータにより、その光軸方向に駆動される。
また、撮影光学系102の後方には絞り104が設けられている。この絞り104は、絞り駆動機構105内に存在する図示しないステッピングモータによって開閉駆動される。絞り104の開閉が制御されることによって、撮影光学系102を介してカメラ本体200に入射する被写体からの光束の光量が制御される。
ここで、レンズ駆動機構103内のDCモータの制御及び絞り駆動機構105内のステッピングモータの制御は、Bucom201の指令を受けたLucom101によって行われる。
また、カメラ本体200の内部には、可動ミラー202a、フォーカシングスクリーン202b、ペンタプリズム202c、接眼レンズ202dから構成されるファインダ装置が設けられている。カメラ1が通常状態にある場合には、上述したように、撮影光学系102を介して入射した被写体からの光束の一部が可動ミラー202aで反射される。これによって、フォーカシングスクリーン202b、ペンタプリズム202c、及び接眼レンズ202dを介して観察用の像が形成される。
ここで、ペンタプリズム202cの近傍には測光回路204が設けられており、ペンタプリズム202cを通過した光束の一部が測光回路204内の図示しないホトセンサに入射するようになっている。測光回路204では、ホトセンサで検出された光束の光量に基づき周知の測光処理が行われる。測光回路204で処理された結果は、Bucom201に送信される。Bucom201では、測光回路204から入力された結果に基づいて撮影時の露光量が演算される。この結果は、Bucom201からLucom101に送信される。Lucom101では、Bucom201から通知された露光量に基づいて絞り104の駆動制御が行われる。
また、可動ミラー202aを透過してサブミラー203で反射された光束は自動焦点調節処理(AF処理)を行うためのAFセンサユニット205に導かれる。AFセンサユニット205の内部には、例えば位相差方式のAFを行うためのAFセンサが設けられている。このAFセンサに入射した光束は電気信号に変換される。AFセンサユニット205のAFセンサからの出力は、AFセンサ駆動回路206を介してBucom201へ送信される。そして、Bucom201において測距処理が行われ、撮影光学系102の焦点状態が演算される。この結果は、Bucom201からLucom101に送信される。Lucom101では、Bucom201から通知された焦点状態に基づいて撮影光学系102の駆動制御が行われる。
また、カメラ1が撮影動作状態にあるときには、可動ミラー202aが撮影光学系102の光軸から退避する所定のアップ位置に移動される。このような可動ミラー202aの駆動は、ミラー駆動機構207によって行われる。また、ミラー駆動機構207の制御は、Bucom201によって行われる。ここで、可動ミラー202aがアップ位置に移動された場合には、それに伴ってサブミラー203が折り畳まれるようになっている。
可動ミラー202aがアップ位置に移動されることによって、撮影光学系102を透過した被写体からの光束はシャッタ部208の方向に入射する。フォーカルプレーン式のシャッタ部208を構成する先幕と後幕とを駆動するためのばね力は、シャッタチャージ機構209によってチャージされる。また、先幕と後幕の駆動は、シャッタ制御回路210によって行われる。これらシャッタチャージ機構209及びシャッタ制御回路210は、Bucom201によって制御される。
シャッタ部208を通過した光束は、シャッタ部208の後方に配置された撮像ユニット211内部の撮像素子212に入射する。この撮像素子212は、撮像素子212と撮影光学系102との間に配設された防塵フィルタ213によって保護されている。防塵フィルタ213は、例えばガラス等の透明部材で構成されている。
また、防塵フィルタ213の周縁部には、該防塵フィルタ213を所定の振動周波数で振動させるための圧電素子214が取り付けられている。圧電素子214は、2つの電極を有しており、防塵フィルタ駆動回路215によって駆動される。また、防塵フィルタ213の制御は、Bucom201によって行われる。防塵フィルタ駆動回路215によって圧電素子214を振動させることによって、防塵フィルタ213が振動する。これによって、防塵フィルタ213の表面に付着した塵埃が払い落とされる。
ここで、撮像素子212と圧電素子214とは、防塵フィルタ213を一面とするケース内に一体的に収納されている。これにより、撮像素子212への塵埃の付着を確実に防止することができる。
また、撮像ユニット211の近傍には、温度測定回路216が設けられている。通常、温度はガラス製の物材の弾性係数に影響する。つまり、温度の変化は防塵フィルタ213の固有振動数を変化させる要因の1つとなるため、防塵フィルタ213を振動させる際には、常にその周辺温度が計測されるようにしている。なお、温度測定回路216の温度測定ポイントは防塵フィルタ213の振動面の極近傍に設定することが好ましい。このように、温度の変化を考慮しながら防塵フィルタ213の振動を制御することにより、常に最適な条件で防塵フィルタ213を振動させることが可能である。
撮像素子212で得られた電気信号(画像信号)は、所定タイミング毎に撮像インターフェイス回路217を介して読み出されてデジタル化される。撮像インターフェイス回路217でデジタル化されて得られた画像データは、画像処理コントローラ218を介してSDRAMなどで構成されたバッファメモリ219に格納される。ここで、バッファメモリ219は、画像データなどのデータの一時保管用メモリであり、画像データに各種処理が施される際のワークエリアなどに利用される。
また、撮影終了後には、撮像インターフェイス回路217を介して読み出され、バッファメモリ219に格納された画像データが画像処理コントローラ218によって読み出される。画像処理コントローラ218によって読み出された画像データは、ホワイトバランス補正や、階調補正、色補正などの周知の画像処理が施された後、バッファメモリ219に格納される。その後、バッファメモリ219に格納された画像データが画像処理コントローラ218によって読み出されてビデオ信号に変換され、表示用の所定のサイズにリサイズされた後、表示手段としての液晶モニタ222に出力表示される。ユーザは、液晶モニタ222に表示された画像により、撮影した画像を確認することができる。
また、画像記録時には、画像処理コントローラ218によって処理された画像データが、JPEG方式などの周知の圧縮方式によって圧縮される。JPEG圧縮によって得られたJPEGデータは、バッファメモリ219に格納された後、所定の付属データが付加されたJPEGファイルとして記録手段としてのFlashROM220や記録メディア221に記録される。ここで、FlashROM220はカメラ1に内蔵のメモリを想定しており、記録メディア221はカメラ1の外部に装着されるものを想定している。記録メディア221としては、例えばカメラ1に着脱自在に構成されたメモリカードやハードディスクドライブなどが用いられる。
また、FlashROM220や記録メディア221に記録されたJPEGファイルから画像を再生する際には、FlashROM220や記録メディア221に記録されたJPEGデータが画像処理コントローラ218によって読み出されて伸長される。その後、この伸長データがビデオ信号に変換された後、表示用の所定のサイズにリサイズされ、液晶モニタ222に出力表示される。
また、Bucom201には、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶する不揮発性メモリ223がアクセス可能に接続されている。この不揮発性メモリ223は、例えば書き換え可能なEEPROMで構成されている。
更に、Bucom201には、電源回路224を介して電源としての電池225が接続されている。電源回路224では、電池225の電圧が、当該カメラシステムの各部が必要とする電圧に変換され、当該カメラシステムの各部に供給される。
更に、Bucom201には、当該カメラ1の動作状態を表示出力によってユーザに告知するための動作表示用LCD226と、当該カメラ1の各種操作部材の操作状態を検出するためのカメラ操作スイッチ(SW)227とが接続されている。
また、Bucom201には、告知手段としての発音回路228が接続されている。この発音回路228からは、撮影機構の疑似的な作動音が発せられる。撮影機構の疑似的な作動音としては、例えば可動ミラー202aの作動音がある。
ここで、カメラ1の操作部材について説明する。図3〜図6は、カメラの操作部材について説明するためのカメラ1の外観図である。なお、図3はカメラ1の上面図を示し、図4はカメラ1の正面図を示し、図5はカメラ1の側面図を示し、図6はカメラ1の背面図を示す。
図3に示すように、カメラ1の上面には、パワースイッチレバー301と、レリーズボタン302と、モードダイヤル303と、サブダイヤル304と、ISOボタン305と、露出補正ボタン306と、ホワイトバランス(WB)ボタン307と、画質モードボタン308と、フラッシュモードボタン309と、LIGHTボタン310とが設けられている。
パワースイッチレバー301は、当該カメラ1の電源のON/OFFをするための操作部材である。このパワースイッチレバー301が回動操作されることにより、当該カメラ1のメイン電源のON/OFFが切り換えられる。
レリーズボタン302は、撮影準備動作及び露光動作を実行させるためのボタンである。このレリーズボタンは、第1レリーズスイッチと第2レリーズスイッチの2段式のスイッチで構成されており、レリーズボタン302が半押し操作されることによって第1レリーズスイッチがONされて測光処理や測距処理などの撮影準備動作が実行される。また、レリーズボタン302が全押し操作されることによって第2レリーズスイッチがONされて露光動作が実行される。
モードダイヤル303は、撮影時の撮影モードを設定するための操作部材である。このモードダイヤル303が回転操作されることによって撮影時の撮影モードが設定される。図3の例では、例えばプログラムAEモード(P)、絞り優先AEモード(A)、シャッタ優先AEモード(S)、マニュアルモード(M)、シーンモード(SCN)の5つのモードが設定可能である。
プログラムAEモードは、カメラ1によって演算された露光条件(絞り値及びシャッタ速度)に従って露光動作が行われるモードである。絞り優先AEモードは、ユーザによって設定された絞り値に応じてシャッタ速度が設定されて露光が行われるモードである。シャッタ優先AEモードは、ユーザによって設定されたシャッタ速度に応じて絞り値が設定されて露光が行われるモードである。マニュアルモードは、ユーザによって設定された絞り値及びシャッタ速度で露光が行われるモードである。シーンモードは、種々の撮影シーンに適した条件で撮影が行われるモードである。なお、シーンモードにおいては、モードダイヤル303をSCNに設定した状態で、所望のシーンをメニュー画面上で設定する必要がある。
サブダイヤル304は、他の操作部材が押された状態で操作される操作部材である。このサブダイヤル304が回転操作されることにより、現在ユーザによって押されている操作部材に係る機能の設定変更を行うことが可能である。ここで、サブダイヤル304を利用した設定が行われているときには、そのときのカメラ1の動作状態が動作表示用LCD226に表示される。ユーザはこの表示を見ながら設定変更を行うことができる。
ISOボタン305は、露光動作時の撮像素子感度(フィルムのISO感度に相当する)を設定するためのボタンである。このISOボタン305が押されている状態でダイヤル操作がなされることにより、露光動作時の撮像素子感度の設定変更がなされる。
露出補正ボタン306は、露光動作時の露光量を補正するための露出補正値を設定するためのボタンである。この露出補正ボタン306が押されている状態でダイヤル操作がなされることにより、露出補正値の値が設定変更される。露出補正値を設定することにより、例えばプログラムAEモードなどにおいてカメラ1により自動的に演算された露光量が適正でない場合などでも、これを補正して撮影を行うことができる。
WBボタン307は、ホワイトバランスをどのように行うのかを設定するためのボタンである。このWBボタン307が押されている状態でダイヤル操作がなされることにより、ホワイトバランスの設定が、オートホワイトバランス又はプリセットホワイトバランスに変更される。
オートホワイトバランスでは、ホワイトバランス補正がカメラ1によって自動的に行われる。また、プリセット光源ホワイトバランスでは、晴天時の太陽光や、蛍光灯、電球などといった種々の光源に応じて予め設定された条件でホワイトバランス補正が行われる。
画質モードボタン308は、画像記録時の画質モード(画像サイズと圧縮率)を設定するためのボタンである。この画質モードボタン308が押されている状態でダイヤル操作がなされることにより画質モードが変更される。
フラッシュモードボタン309は、当該カメラ1に図示しない外部フラッシュ装置が装着されている場合に、外部フラッシュ装置の発光モードを設定するためのボタンである。このフラッシュモードボタン309が押されている状態でダイヤル操作がなされることにより、発光モードが、例えばオート発光モード、赤目軽減発光モード、スローシンクロモード、強制発光モードの順で変更される。
オート発光モードは、外部フラッシュ装置の発光量などの条件がカメラ1によって自動的に設定されるモードである。赤目軽減発光モードは、撮影に先立って赤目軽減用のプリ発光がなされるモードである。スローシンクロモードは、低速シャッタを併用してフラッシュ発光が行われるモードであり、夜景撮影などに有効なモードである。強制発光モードは、撮影時の条件によらずにフラッシュを発光させるモードである。
LIGHTボタン310は、動作表示用LCD226のバックライトを点灯又は消灯するためのボタンである。
また、図4に示すように、カメラ1の正面には、ワンタッチホワイトバランス(WB)ボタン311が設けられている。このワンタッチWBボタン311は、オートホワイトバランスやプリセットホワイトバランスで対応できないホワイトバランス条件を登録するためのボタンである。
また、図5に示すように、カメラ1の側面には、オートブラケット(BKT)ボタン312と、測光モードボタン313と、DRIVEモードボタン314と、フォーカスモードレバー315とが設けられている。
BKTボタン312は、ブラケット撮影時の撮影枚数や露出補正量、ホワイトバランスゲインを設定するためのボタンである。ブラケット撮影では、露光量やホワイトバランスゲインが異なる複数枚の画像が撮影される。BKTボタン312が押されている状態でダイヤル操作がなされることにより、撮影枚数や露出補正量、ホワイトバランスゲインが変更される。
測光モードボタン313は、測光処理時の測光モードを設定するためのボタンである。この測光モードボタン313が押されている状態でダイヤル操作がなされることにより、測光モードが、例えばスポット測光モード、中央部重点平均測光モード、評価測光モードの順で変更される。
スポット測光モードは、画面内の極狭い範囲内の光量に基づいて測光処理が行われるモードである。また、中央部重点平均測光モードは、画面内の中央部に対して重み付けがなされた平均測光が行われるモードである。更に、評価測光モードは、画面内が複数の領域に分割されて測光処理され、分割領域毎に得られた結果が評価されることにより最終的な測光結果が得られるモードである。
DRIVEモードボタン314は、カメラ1の動作モードを設定するためのボタンである。このDRIVEモードボタン314が押されている状態でダイヤル操作がなされることにより、動作モードが、例えば単写モード、連写(連続撮影)モード、セルフモード、リモコンモードの順で変更される。
単写モードは、ユーザによるレリーズボタン302の全押操作に応答して1フレームの画像の撮影が行われるモードである。また、連写モードは、ユーザがレリーズボタン302を全押操作している間、撮影動作が繰り返され、これによって複数フレームの画像の撮影が行われるモードである。セルフモードは、レリーズボタン302の全押操作後、所定時間後に露光動作が行われる、所謂セルフタイマ撮影が行われるモードである。また、リモコンモードは、カメラ1を図示しないリモートコントローラによって操作可能にするためのモードである。
フォーカスモードレバー315は、撮影時のAFモードを設定するための操作部材である。このフォーカスモードレバー315が切り替えられることにより、AFモードが、例えばシングルAFモード、コンティニュアスAFモード、パワーフォーカス(PF)モードの順で変更される。
シングルAFモードは、一旦、撮影光学系102の焦点制御が行われた後は、レリーズボタン302の半押しが解除されるまで撮影光学系102の焦点状態が固定されるモードである。コンティニュアスAFモードは、被写体の動きに追従して撮影光学系102の焦点制御が行われるモードである。PFモードは、ユーザが手動で撮影光学系102の焦点調節を行うことができるモードである。
また、図6に示すように、カメラ1の背面には、メインダイヤル316と、AFフレームボタン317と、AEロックボタン318と、再生モードボタン319と、消去ボタン320と、プロテクトボタン321と、情報表示ボタン322と、メニューボタン323と、十字ボタン324と、OKボタン325とが設けられている。
メインダイヤル316は、サブダイヤル304と同一の機能を有する操作部材であり、このメインダイヤル316が回転操作されることにより、現在ユーザによって押されている操作部材に係る機能の設定変更を行うことが可能である。
AFフレームボタン317は、撮影時のAF方式を選択するためのボタンである。このAFフレームボタン317が押されている状態でダイヤル操作がなされることにより、AF方式が、例えばマルチAF又はスポットAFに変更される。
マルチAFでは、画面内の複数測距点の焦点状態が検出される。一方、スポットAFでは、画面内の一点(複数候補の中から選択できる)の焦点状態が検出される。
AEロックボタン318は、露光条件を固定するためのボタンである。このAEロックボタン318が押されている間は、そのとき演算されている露光量が固定される。
再生モードボタン319は、カメラ1の動作モードを、FlashROM220や記録メディア221に記録されたJPEGファイルから画像を再生できる再生モードに切り替えるためのボタンである。
消去ボタン320は、再生モード中において画像データ(JPEGファイル)をFlashROM220や記録メディア221から消去するためのボタンである。
プロテクトボタン321は、再生モード中において、誤って画像データが消去されないように、画像データにプロテクトをかけるためのボタンである。
情報表示ボタン322は、画像データの付属情報(例えば、Exif情報)に基づく画像情報を表示させるためのボタンである。
メニューボタン323は、液晶モニタ222にメニュー画面を表示させるためのボタンである。このメニュー画面は、複数の階層構造からなるメニュー項目によって構成されている。ユーザは、所望のメニュー項目を十字ボタン324で選択することができ、OKボタン325で選択した項目を決定することができる。ここで、メニュー項目としては、例えばFlashROM220や記録メディア221のセットアップ、画像データの画質、画像処理、シーンモードなどの設定を行うことができる撮影メニュー、画像再生時の再生条件及び画像プリント時の設定などを行うことができる再生メニュー、撮影者の好みに応じた種々の細かい設定を行うことができるカスタムメニュー、及び警告音の種類などのカメラの動作状態を設定するセットアップメニューなどがある。
例えば、シーンモードの設定時には、モードダイヤル303がシーンモード(SCN)に設定されている状態で、メニュー画面上で所望のシーンを選択することができる。このシーンの例としては、ポートレート、スポーツ、記念撮影、風景、夜景などがある。これら選択されたシーンに応じて露光条件、フラッシュ発光の条件、測光モード、AF方式、連写間隔などの撮影時の撮影条件が設定される。
次に、以上説明したような構成を有するカメラ1の撮影時の動作について図7を参照して説明する。図7は、カメラ1の撮影時の動作について示すフローチャートである。なお、この図7のフローチャートの処理は、ユーザによってレリーズボタン302が半押しされた時点で開始される。
ユーザによってレリーズボタン302が半押しされると、第1レリーズスイッチがONされる。これに応じて、測光回路204において測光処理が行われる。この結果は、Bucom201に送信され、Bucom201において露光量が演算される(ステップS1)。次に、AFセンサユニット205において検出された信号がAFセンサ駆動回路206を介してBucom201へ送信される。これに応じて、Bucom201において測距処理が行われて撮影光学系102の焦点状態が演算される。そして、この焦点状態に応じてLucom101において焦点調節に必要な撮影光学系102の駆動量が演算される。そして、ここで演算された駆動量に基づいて撮影光学系102の駆動が行われる(ステップS2)。
その後、ユーザによって第2レリーズスイッチがONされたか否か、即ちレリーズボタン302が全押しされたか否かが判定される(ステップS3)。ステップS3において、第2レリーズスイッチがONされていない場合には、ステップS3からステップS17に分岐して、第1レリーズスイッチがONのままであるか否かが判定される(ステップS17)。ステップS17の判定において、第1レリーズスイッチがONのままである場合には、ステップS17からステップS3に戻る。一方、ステップS17の判定において、第1レリーズスイッチがOFFされた場合には、図7の処理が終了され、図示しないカメラ1のメインの処理に復帰する。
また、ステップS3の判定において、第2レリーズスイッチがONされた場合には、ステップS3からステップS4に分岐して、可動ミラー202aがアップ位置に移動される(ステップS4)。次に、ステップS1で演算された露光量に基づいて絞り104の絞り込みが行われる(ステップS5)。その後、撮像素子212の撮像動作が開始される(ステップS6)。続いて、ステップS1で演算された露光量に基づいてシャッタ部208の開閉駆動が行われる(ステップS7)。シャッタ部208が閉じられた後、撮像素子212の撮像動作が停止される(ステップS8)。
次に、撮像素子212で得られた画像信号に基づいて画像処理がなされ(ステップS9)、これによって得られた画像データがバッファメモリ219に格納される(ステップS10)。なお、バッファメモリ219は、高速連写によって撮影される多数の画像データを一時格納するのに十分な容量を有しているものである。
その後、絞り104が開放され(ステップS11)、可動ミラー202aがダウン位置に移動される(ステップS12)。
次に、カメラ1の動作モードが連写モードであるか否かが判定される(ステップS13)。ステップS13の判定においてカメラ1の動作モードが単写モードである場合には、ステップS13をステップS14に分岐して、単写画像ファイルが生成される(ステップS14)。このとき、図8に示すように単写ファイルの付属データとして、ファイル名や、撮影日、撮影時刻、使用機材、露光条件(絞り値情報(AV)やシャッタ速度情報(TV)など)、撮影条件、単写/連写識別情報(ここでは単写画像ファイルであることを示す情報)などのデータが付加される。単写画像ファイルが生成された後、ステップS15に進む。
また、ステップS13の判定においてカメラ1の動作モードが連写モードである場合には、ステップS13をステップS18に分岐して、第2レリーズスイッチがONのままであるか否かが判定される(ステップS18)。ステップS18の判定において、第2レリーズスイッチがONのままである場合には、ステップS18をステップS4に分岐して、次の画像の撮影が実行される。一方、ステップS18の判定において、第2レリーズスイッチがOFFされた場合には、ステップS18をステップS19に分岐して、連写画像ファイルが生成される(ステップS19)。この場合も単写画像ファイルのときと同様に、図8に示すような付属データが付加される。ただし、ここでは連写画像ファイルなので、単写/連写識別情報は連写画像ファイルであることを示す情報となる。連写画像ファイルが生成された後、ステップS15に進む。
以上の処理の後、生成された画像ファイルが、FlashROM220や記録メディア221に記録される(ステップS15)。その後、ユーザによって第1レリーズスイッチがOFFされたか否かが判定される(ステップS16)。このステップS16の判定は、第1レリーズスイッチがOFFされるまで繰り返される。
ステップS16の判定において、第1レリーズスイッチがOFFされた場合には、図7の処理が終了され、カメラ1のメインの処理に復帰する。
図9は、FlashROM220や記録メディア221に記録された画像データが再生される際の処理について示すフローチャートである。なお、図9の処理は、制御手段を構成するBucom201と画像処理コントローラ218とによって行われる。
ユーザによって、再生モードボタン319が押され、カメラ1の動作モードが再生モードに切り替えられると、図9の処理が開始される。まずFlashROM220又は記録メディア221に記録されている複数の画像の中で、最新の画像が選択される(ステップS31)。ここで、最新の画像とは最後に撮影された画像のことである。ただし、その画像が連写撮影によって得られた一連の画像の中の最後の画像の場合には、連写撮影の1枚目の画像が最新の画像として選択される。
最新の画像が選択された後、この選択された最新の画像が連写撮影の1枚目の画像であるか否かが判定される(ステップS32)。ステップS32の判定において、最新の画像が連写撮影の1枚目の画像である場合には、ステップS32をステップS33に分岐して、連写画像表示処理が行われる(ステップS33)。この連写画像表示処理については後述する。一方、ステップS32の判定において、最新の画像が連写撮影の1枚目の画像でない場合には、ステップS32をステップS34に分岐して、単写画像表示処理が行われる。この単写画像表示処理では、ステップS31において選択された画像が液晶モニタ222に表示される。
ステップS33又はステップS34の処理の終了後、再生モードの終了指示がなされたか否かが判定される(ステップS35)。ここでは、再生モードボタン319又はレリーズボタン302が押された場合に、再生モードの終了指示がなされたと判定される。ステップS35の判定において、再生モードの終了指示がなされた場合には、ステップS35をステップS36に分岐して、液晶モニタ222への画像表示がOFFされた後(ステップS36)、図9の処理が終了され、カメラ1のメインの処理に復帰する。
一方、ステップS35の判定において、再生モードの終了指示がなされていない場合には、ステップS35をステップS37に分岐して、十字ボタン324の操作があったか否かが判定される(ステップS37)。ステップS37の判定において、十字ボタン324の操作がない場合には、ステップS37をステップS35に戻る。一方、ステップS37の判定において、十字ボタン324の操作があった場合には、十字ボタン324の操作に応じて画像の選択が行われた後(ステップS38)、ステップS32に戻る。
図10は、図9のステップS33の連写画像表示処理について示すフローチャートである。
この連写画像表示処理においては、まず画像ファイルの付属データとして付加されたシャッタ速度情報(TV)が読み込まれる(ステップS41)。
次に、TVが6以上であるか否かが判定される(ステップS42)。ステップS42の判定において、TVが6以上である場合には、ステップS42をステップS48に分岐して、タイムインターバルTiが0(ms)に設定された後(ステップS48)、ステップS55に進む。ここで、タイムインターバルTiは、連写モードで撮影された一連の画像を特定の時間間隔でもって再生する際の特定の時間間隔を決定するための時間間隔である。
また、ステップS42の判定において、TVが6未満である場合には、ステップS42をステップS43に分岐して、TVが5以上であるか否かが判定される(ステップS43)。ステップS43の判定において、TVが5以上である場合には、ステップS43をステップS49に分岐して、タイムインターバルTiが33(ms)に設定された後(ステップS49)、ステップS55に進む。
また、ステップS43の判定において、TVが5未満である場合には、ステップS43をステップS44に分岐して、TVが4以上であるか否かが判定される(ステップS44)。ステップS44の判定において、TVが4以上である場合には、ステップS44をステップS50に分岐して、タイムインターバルTiが66(ms)に設定された後(ステップS50)、ステップS55に進む。
また、ステップS44の判定において、TVが4未満である場合には、ステップS44をステップS45に分岐して、TVが3以上であるか否かが判定される(ステップS45)。ステップS45の判定において、TVが3以上である場合には、ステップS45をステップS51に分岐して、タイムインターバルTiが125(ms)に設定された後(ステップS51)、ステップS55に進む。
また、ステップS45の判定において、TVが3未満である場合には、ステップS45をステップS46に分岐して、TVが2以上であるか否かが判定される(ステップS46)。ステップS46の判定において、TVが2以上である場合には、ステップS46をステップS52に分岐して、タイムインターバルTiが250(ms)に設定された後(ステップS52)、ステップS55に進む。
また、ステップS46の判定において、TVが2未満である場合には、ステップS46をステップS47に分岐して、TVが1以上であるか否かが判定される(ステップS47)。ステップS47の判定において、TVが1以上である場合には、ステップS47をステップS53に分岐して、タイムインターバルTiが500(ms)に設定された後(ステップS53)、ステップS55に進む。
また、ステップS47の判定において、TVが1未満である場合には、ステップS47をステップS54に分岐して、タイムインターバルTiが1000(ms)に設定された後(ステップS54)、ステップS55に進む。
上述した処理によってタイムインターバルTiが設定された後、選択されている画像が液晶モニタ222に表示される(ステップS55)。また、これに同期してBucom201内に設けられた図示しないタイマの計時動作が開始される(ステップS56)。
次に、発音回路228から、可動ミラー202aの疑似的な作動音が発せられる(ステップS57)。この疑似ミラー作動音は、実際の可動ミラー202aの作動音と略同じ音であり、その再生時間も可動ミラー202aの実際の作動時間と略同じ時間(ここでは例えば30(ms))である。このため、カメラの仕様などに応じてステップS57で発せられる疑似ミラー作動音は異なるものになる。
可動ミラー202aの疑似的な作動音が発せられた後、70+Ti(ms)が経過したか否かが判定される(ステップS58)。このステップS58の判定は、70+Ti(ms)が経過するまで繰り返される。
一方、ステップS58の判定において、70+Ti(ms)経過した場合には、OKボタン325が押されたか否かが判定される(ステップS59)。ステップS59の判定において、OKボタン325が押されていない場合には、ステップS59をステップS60に分岐して、液晶モニタ222に一連の連写撮影の最後に撮影された画像(最終画像)が表示済みであるか否かが判定される(ステップS60)。ステップS60の判定において、最終画像が表示済みである場合には、ステップS60をステップS61に分岐して、連写の1枚目の画像が液晶モニタ222に表示される(ステップS61)。その後、図10の処理が終了され、図9のステップS35に進む。
また、ステップS60の判定において、最終画像が表示済みでない場合には、ステップS60をステップS62に分岐して、次の画像が選択された後(ステップS62)、ステップS55に戻る。更に、ステップS59の判定において、OKボタン325が押された場合には、ステップS59をステップS63に分岐して、そのとき選択された画像が液晶モニタ222に表示される(ステップS63)。その後、図10の処理が終了され、図9のステップS35に進む。
以上説明したように、本発明に係る参考例によれば、連写によって得られた一連の画像を連続的に液晶モニタ222上に表示させる際に、撮影時のシャッタ速度に応じて1画像の表示時間を変更するようにしている。これにより、ユーザは実際に撮影が行われたときの感覚に近い感覚で連写画像を連続再生することができる。
ここで、シャッタ速度が速い場合には、1画像の切り替わりを認識することは困難である。そこで、本参考例では、シャッタ速度に応じて決定されるタイムインターバルTiに100(ms)(疑似ミラー作動音の30(ms)+70(ms))を加えた時間間隔で画像の切り替えを行うようにしている。これにより、ユーザが画像の切り替わりを認識しやすくなり、連写によって大量の画像が撮影されていても、画像の確認を確実に行うことができ、ベストショットを簡単に探すことができる。なお、ステップS58の70(ms)はあくまでも一例であり、変更可能である。
更に、本参考例では、画像の表示開始のタイミングに同期して疑似ミラー作動音を鳴らすようにしているので、ユーザは画像の切り替わりを聴覚的にも認識しやすい。なお、発音回路228で鳴らす撮影機構の疑似的な作動音は、可動ミラー202aの作動音に限るものではなく、シャッタ部208の作動音などでも良い。また、発音回路228で鳴らす音をユーザが選択できるようにしても良い。この場合には、複数種類の音声を発することができるように発音回路228を構成しておき、ユーザが例えばセットアップメニュー中でこの複数の音声の中から所望の音声を選択できるようにしておくようにしてもよい。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明に係る参考例で説明したのと同様の部分については説明を省略する。
図11は、本発明の実施形態における連写画像表示処理について示すフローチャートである。図11に示すステップS41〜ステップS56までの処理は参考例と同様である。
ステップS56においてタイマの計時動作が開始された後、80+Ti(ms)が経過したか否かが判定される(ステップS71)。このステップS71の判定は、80+Ti(ms)が経過するまで繰り返される。
一方、ステップS71の判定において、80+Ti(ms)経過した場合には、液晶モニタ222にブラックアウト画像が表示される(ステップS72)。ここで、ブラックアウト画像とは各画素の輝度値が全て0の画像のことである。
ステップS72においてブラックアウト画像が表示された後、20(ms)が経過したか否かが判定される(ステップS73)。このステップS73の判定は、20(ms)が経過するまで繰り返される。一方、ステップS73の判定において、20(ms)が経過した後の処理は、参考例と同様であるので説明を省略する。
以上説明したような本発明の実施形態においては、1画像の切り替わりに先立って、ブラックアウト画像が表示されるので、1画像の切り替わりが視覚的により分かりやすい。また、本実施形態では発音回路228も必要ない。ただし、発音回路228による聴覚的な告知を同時に行うようにしても良いことは言うまでもない。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
1…デジタルカメラ(カメラ)、100…レンズ鏡筒、101…レンズ制御用マイクロコンピュータ(Lucom)、101a…通信コネクタ、102…撮影光学系、103…レンズ駆動機構、104…絞り、105…絞り駆動機構、200…カメラ本体、200a…撮影光学系装着部、200b…回路基板、201…ボディ制御用マイクロコンピュータ(Bucom)、202a…クイックリターンミラー(可動ミラー)、202b…フォーカシングスクリーン、202c…ペンタプリズム、202d…接眼レンズ、203…サブミラー、204…測光回路、205…AFセンサユニット、206…AFセンサ駆動回路、207…ミラー駆動機構、208…シャッタ部、209…シャッタチャージ機構、210…シャッタ制御回路、211…撮像ユニット、212…撮像素子、213…防塵フィルタ、214…圧電素子、215…防塵フィルタ駆動回路、216…温度測定回路、217…撮像インターフェイス回路、218…画像処理コントローラ、219…バッファメモリ(SDRAM)、220…FlashROM、221…記録メディア、222…液晶モニタ、223…不揮発性メモリ(EEPROM)、224…電源回路、225…電池、226…動作表示用LCD、227…カメラ操作スイッチ(SW)、228…発音回路