JP4710961B2 - 燃料性状検出装置 - Google Patents

燃料性状検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4710961B2
JP4710961B2 JP2008295810A JP2008295810A JP4710961B2 JP 4710961 B2 JP4710961 B2 JP 4710961B2 JP 2008295810 A JP2008295810 A JP 2008295810A JP 2008295810 A JP2008295810 A JP 2008295810A JP 4710961 B2 JP4710961 B2 JP 4710961B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
property
detection
refueling
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008295810A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010121522A (ja
Inventor
好司 堤
新懿 黎
健介 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008295810A priority Critical patent/JP4710961B2/ja
Priority to US12/621,885 priority patent/US8074503B2/en
Publication of JP2010121522A publication Critical patent/JP2010121522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4710961B2 publication Critical patent/JP4710961B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D35/00Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for
    • F02D35/02Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions
    • F02D35/023Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions by determining the cylinder pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D35/00Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for
    • F02D35/02Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions
    • F02D35/028Controlling engines, dependent on conditions exterior or interior to engines, not otherwise provided for on interior conditions by determining the combustion timing or phasing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/02Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
    • F02D2200/06Fuel or fuel supply system parameters
    • F02D2200/0611Fuel type, fuel composition or fuel quality
    • F02D2200/0612Fuel type, fuel composition or fuel quality determined by estimation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/02Input parameters for engine control the parameters being related to the engine
    • F02D2200/06Fuel or fuel supply system parameters
    • F02D2200/0625Fuel consumption, e.g. measured in fuel liters per 100 kms or miles per gallon
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D2200/00Input parameters for engine control
    • F02D2200/50Input parameters for engine control said parameters being related to the vehicle or its components
    • F02D2200/501Vehicle speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/04Introducing corrections for particular operating conditions
    • F02D41/12Introducing corrections for particular operating conditions for deceleration
    • F02D41/123Introducing corrections for particular operating conditions for deceleration the fuel injection being cut-off

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、内燃機関で燃焼される燃料の性状を検出する燃料性状検出装置に関する。
内燃機関においては、例えばセタン価等の燃料性状が異なると気筒内での燃焼状態が変化するため、特定の燃料性状の燃料に適合して燃料噴射弁からの噴射量または噴射時期等の燃料噴射を制御すると、出力トルクの低下、騒音の増加等の問題が発生することがある。
例えば、特定のセタン価の燃料に適合して燃料噴射を制御している場合、それよりもセタン価の高い燃料を使用すると燃焼騒音が増加するという問題がある。一方、特定のセタン価よりもセタン価の低い燃料を使用すると、出力トルクが低下するという問題が生じる。
そこで、所定の運転条件が成立するときに燃料性状を検出し、燃料性状に応じて燃料噴射を制御することが知られている。例えば、特許文献1では、内燃機関がフューエルカット状態にあるときに燃料性状を検出するための燃料噴射を実施し、そのときの着火時期を検出することにより燃料性状を検出する。
また、特許文献2では、内燃機関が例えばアイドル運転状態等の燃料噴射を実施している所定の運転状態のときに、着火時期を検出することにより燃料性状を検出する。
特開2005−3445574号公報 特開2008−75641号公報
しかしながら、内燃機関がフューエルカット状態にあるときに、燃料性状を検出するための燃料噴射を毎回実施すると、燃費が悪化するという問題がある。
また、フューエルカット状態であるか否かに関わらず、内燃機関の運転状態が燃料性状を検出できる所定の運転条件を満たしているときは、内燃機関に加わる負荷変動等の外乱が少ない状態であるから、燃料性状の検出以外にも種々の制御を実施できる運転条件が成立している。このように、種々の制御を実施できる運転条件が成立しているときに燃料性状の検出処理を毎回実施すると、他の制御の実施機会を妨げるという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、燃料性状の検出頻度を極力低減する燃料性状検出装置を提供することを目的とする。
請求項1から6に記載の発明によると、性状検出手段は、内燃機関における燃焼状態に関連する物理量に基づいて燃料性状を検出し、判定手段は、性状検出手段が燃料性状を検出するための所定の運転条件が内燃機関において成立しているか否かを判定する。ここで、内燃機関における燃焼状態に関連する物理量としては、例えば燃料性状に応じて変化する内燃機関における着火時期、あるいは燃料性状に応じて変化する内燃機関の発生トルク等が考えられる。
そして、性状検出指令手段は、性状検出手段による燃料性状の検出頻度を決定するパラメータとして所定燃料量が消費される毎に、所定の運転条件が成立していると判定手段が判定すると性状検出手段に燃料性状の検出を指令する。
つまり、性状検出手段は、所定燃料量が消費される毎に、次に所定燃料量が消費されるまでの間に所定の運転条件が成立する1回だけ燃料性状を検出する。したがって、燃料消費量に関係なく所定の運転条件が成立する毎に燃料性状を毎回検出する場合に比べ、燃料性状の検出頻度が低減する。
これにより、燃料性状の検出のためだけに燃料を噴射して燃料性状を検出する場合には、燃料性状検出用の燃料噴射の頻度が低減するので、燃費を向上できる。
また、内燃機関における燃焼状態に関連する物理量に基づいて燃料性状を検出するための所定の運転条件は、内燃機関に加わる負荷変動等の外乱が小さい状態である。このような運転条件が成立している場合には、燃料性状の検出以外にも他の制御を実施できる条件が成立している。
そこで、請求項1から6に記載の発明によると、燃料性状検出用に燃料を噴射するか否かに関わらず燃料性状の検出頻度が低減するので、所定の運転条件が成立しているときに、燃料性状の検出以外の他の制御を実施できる機会が増加する。
さらに、請求項1から6に記載の発明によると、性状検出指令手段は、給油検出手段が燃料タンクへの給油を検出する毎に、所定の運転条件が成立していると判定手段が判定すると性状検出手段に燃料性状の検出を指令する。
これにより、給油前と異なる燃料性状の燃料が燃料タンクに給油されても、速やかに燃料性状の変化を検出できる。
ところで、給油前と異なる燃料性状の燃料が燃料タンクに給油され燃料タンク内の燃料性状が変化しても、燃料タンクから内燃機関に燃料を供給する燃料供給系には給油前の性状の燃料が満たされている。つまり、燃料供給系に満たされている燃料を消費するまでは、内燃機関で燃焼される燃料の性状は給油前の燃料性状である。したがって、燃料供給系に満たされている燃料を消費するまでは、内燃機関における燃焼状態に関連する物理量に基づいて検出される燃料性状は、燃料タンク内の燃料と異なる。
そこで、請求項1から6に記載の発明によると、性状検出指令手段は、給油検出手段が燃料タンクへの給油を検出する毎に、給油後に燃料タンクから内燃機関に燃料を供給する燃料供給系の容量に相当する燃料が消費され、所定の運転条件が成立していると判定手段が判定すると性状検出手段に燃料性状の検出を指令する。
これにより、燃料性状の異なる燃料が燃料タンクに給油され燃料タンクで混合された燃料が内燃機関で燃焼されるようになってから、内燃機関における燃焼状態に関連する物理量に基づいて燃料性状を検出できる。その結果、燃料タンク内の燃料性状を正確に検出できる。
請求項1に記載の発明によると、性状頻度調整手段は、性状検出手段が検出する燃料タンクの給油前の燃料性状と給油後の燃料性状とが同程度の場合、パラメータを調整して検出頻度を上げる。
性状検出手段が検出する給油前の燃料性状と給油後の燃料性状とが同程度の場合には、給油された燃料が燃料タンク内で十分に混合される前に、性状検出手段が燃料性状を検出した可能性がある。そこで、性状検出手段が検出する給油前の燃料性状と給油後の燃料性状とが同程度の場合には、検出頻度を上げることにより、正確な燃料性状を速やかに検出できる。
ところで、給油前の燃料性状と異なる燃料が燃料タンクに給油される場合、給油前の燃料残量と給油される燃料量との比率によって、燃料タンク内の燃料が十分に混合し燃料性状が一定値に安定するまでに要する時間に差が生じる。例えば、給油前の燃料残量と給油される燃料量との比率がほぼ等しい場合には、給油前の燃料残量と給油される燃料量との比率において一方が小さく他方が大きい場合に比べ、燃料タンク内の燃料が十分に混合し燃料性状が一定値に安定するまでに要する時間は長くなると考えられる。
そこで、請求項2および3に記載の発明によると、残量検出手段が検出する燃料タンクの給油前の燃料残量と給油後の燃料残量とに基づき、残量頻度調整手段は、給油前の燃料残量と給油量との比率が同程度であればパラメータを調整して検出頻度を上げる。
まず、残量検出手段が検出する給油前の燃料残量と給油後の燃料残量とに基づいて、給油前の燃料残量と給油された燃料量との比率が分かる。そして、給油前の燃料残量と給油される燃料量との比率が同程度の場合には、給油前の燃料残量と給油される燃料量との比率が大きく異なる場合に比べ、検出頻度を上げることにより、正確な燃料性状を速やかに検出できる。
請求項4に記載の発明によると、性状検出指令手段は、性状検出手段による燃料性状の検出頻度を決定するパラメータとして所定距離を内燃機関を搭載した車両が走行する毎に、所定の運転条件が成立していると判定手段が判定すると性状検出手段に燃料性状の検出を指令する。
つまり、性状検出手段は、車両が所定距離を走行する毎に、次に車両が所定距離を走行するまでの間に所定の運転条件が成立する1回だけ燃料性状を検出する。したがって、車両の走行距離に関係なく所定の運転条件が成立する毎に燃料性状を毎回検出する場合に比べ、燃料性状の検出頻度が低減する。
これにより、燃料性状の検出のためだけに燃料を噴射して燃料性状を検出する場合には、燃料性状検出用の燃料噴射の頻度が低減するので、燃費を向上できる。
また、前述したように、燃料性状検出用に燃料を噴射するか否かに関わらず燃料性状の検出頻度が低減するので、所定の運転条件が成立しているときに、燃料性状の検出以外の他の制御を実施できる機会が増加する。
請求項5に記載の発明によると、性状検出指令手段は、性状検出手段による燃料性状の検出頻度を決定するパラメータとして内燃機関の始動から停止までの所定回数の運転サイクルに、所定の運転条件が成立していると判定手段が判定すると性状検出手段に燃料性状の検出を指令する。尚、内燃機関が運転を実施する所定回数は、1回でもよいし、複数回でもよい。
つまり、性状検出手段は、所定回数の運転サイクル毎に、次に所定回数の運転サイクルが実施されるまでの間に所定の運転条件が成立する1回だけ燃料性状を検出する。したがって、所定回数の運転サイクルを内燃機関が実施するか否かに関係なく所定の運転条件が成立する毎に燃料性状を毎回検出する場合に比べ、燃料性状の検出頻度が低減する。
これにより、燃料性状の検出のためだけに燃料を噴射して燃料性状を検出する場合には、燃料性状検出用の燃料噴射の頻度が低減するので、燃費を向上できる。
また、前述したように、燃料性状検出用に燃料を噴射するか否かに関わらず燃料性状の検出頻度が低減するので、所定の運転条件が成立しているときに、燃料性状の検出以外の他の制御を実施できる機会が増加する。
請求項6に記載の発明によると、性状検出手段は、内燃機関が減速無噴射運転であると判定手段が判定すると、内燃機関に燃料を噴射する燃料噴射弁に燃料性状検出用の燃料噴射を指令し、そのときの内燃機関における燃焼状態に関連する物理量に基づいて前記燃料性状を検出する。
減速無噴射運転においては、燃料噴射弁が燃料性状検出用の燃料噴射を実施したときに、内燃機関における燃焼状態に関連する物理量に与える外乱の影響が非常に小さくなる。したがって、内燃機関における燃焼状態に関連する物理量に基づいて、燃料性状を高精度に検出できる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、またはそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
本発明の一実施形態による燃料噴射システムを図1に示す。
(燃料噴射システム10)
本実施形態の燃料噴射システム10は、例えば、自動車用の4気筒のディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン」ともいう。)2に燃料を供給するためのものであり、燃料タンク12と、燃料タンク12の燃料を加圧する高圧ポンプ14と、高圧ポンプ14から供給される高圧燃料を蓄圧するコモンレール16と、コモンレール16より供給される高圧燃料をエンジン2の各気筒の燃焼室に噴射する燃料噴射弁20と、本システムを制御する電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)30とを備える。
高圧ポンプ14には、燃料タンク12から燃料を汲み上げるフィードポンプが内蔵されている。燃料供給ポンプとしての高圧ポンプ14は、カムシャフトのカムの回転に伴いプランジャが往復移動することにより加圧室に吸入した燃料を加圧する公知のポンプである。そして、この高圧ポンプ14には、吸入行程でフィードポンプから吸入する燃料量を調量するための図示しない調量弁が設けられている。
燃料噴射弁20は、例えば、噴孔を開閉するノズルニードルのリフトを制御室の圧力で制御する公知の電磁駆動式の噴射弁である。
燃料性状検出装置としてのECU30は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ等を中心とするマイクロコンピュータにて構成されている。ECU30は、コモンレール16の内部の燃料圧力(コモンレール圧)を検出する図示しない圧力センサ、燃料タンク12の燃料残量を検出する残量センサ32、エンジンスタートのオン、オフを検出するスタートスイッチ34、クランク角度を検出するクランク角センサ36、エンジン2を搭載した車両の車速を検出する車速センサ38等の各種センサから検出信号を取り込み、高圧ポンプ14の吐出量、燃料噴射弁20からの燃料噴射量および燃料噴射時期等の各種制御を実施する。
ECU30は、ROMまたはフラッシュメモリに記憶された制御プログラムをCPUが実行することにより、特許請求の範囲に記載した、性状検出手段、判定手段、性状検出指令手段、給油検出手段、残量検出手段、性状頻度調整手段、残量頻度調整手段の各手段として機能する。
(燃料性状を検出する運転条件)
燃料性状が変化すると、エンジン2における燃料の燃焼状態が変化する。そして、特定の燃料性状の燃料に適合して燃料噴射弁20の噴射量および噴射時期を制御すると、出力トルクの低下、騒音の増加等の問題が発生することがある。そこで、ECU30は、エンジン2で燃焼される燃料の性状を検出し、燃料性状に応じて燃料噴射弁20の噴射量および噴射時期を制御する必要がある。
ECU30は、燃料性状を検出する場合、車両の走行中にアクセルをオフにしたときに燃料噴射弁20からの燃料噴射がカットされ、エンジン回転数が一定の割合で低下する減速無噴射運転時であるかを判定する。ECU30は、減速無噴射運転時であれば、燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立していると判定し、燃料噴射弁20に燃料性状検出用の燃料噴射を指令する。
減速無噴射運転時には、エンジン2に加わる負荷等の外乱が小さくなるので、燃料性状検出用の燃料噴射を実施することにより、エンジン2において燃料性状によって変化する燃焼状態に関連する物理量を高精度に検出できる。減速無噴射運転時に燃料性状検出用の燃料噴射を実施したときの燃焼状態に関連する物理量として、エンジン2の気筒内における着火時期またはエンジン2の発生トルクが考えられる。着火時期は、各気筒に設置される図示しない筒内圧センサで検出する筒内圧に基づいて検出できる。エンジン2の発生トルクは、クランク角センサ36に基づいて単位時間当たりのクランク角度の変化率からエンジン回転数を検出し、検出したエンジン回転数の変動量に基づいて検出できる。そして、ECU30は、燃焼状態に関連する物理量に基づいて燃料性状を検出する。
減速無噴射運転時以外にも、エンジン回転数の変動が小さいアイドル運転時を燃料性状を検出するためのエンジン2の所定の運転条件としてもよい。アイドル運転時においては、燃焼状態に関連する物理量としてエンジン回転数が考えられる。アイドル運転時におけるエンジン回転数は、燃料性状によって変化する。
さらに、吸気温および水温が低すぎず、かつ高すぎない所定温度範囲であることを、燃料性状を検出するためのエンジン2の所定の運転条件としてもよい。
(燃料性状検出の実施時期)
減速無噴射運転時またはアイドル運転時等の燃料性状の検出に適した所定の運転条件は、外乱が少ないために、燃料性状の検出以外の他の制御にも適している。したがって、減速無噴射運転時またはアイドル運転時等において、燃料性状を毎回検出すると、燃料性状の検出以外の他の制御の実施機会を妨げる恐れがある。また、減速無噴射運転時に燃料性状検出用の燃料噴射を毎回実施すると、燃費が悪化する。
そこで、ECU30は、次の(1)〜(3)に示す条件のうち選択された少なくとも一つの条件がそれぞれ満たされる毎に、減速無噴射運転時またはアイドル運転時等の燃料性状の検出に適した所定の運転条件が成立すると、次に(1)〜(3)に示す条件のうち該当する条件を満たすまでの間に、燃料性状を1回検出する。これにより、燃料性状の検出に適した所定の運転条件が成立する毎に燃料性状を検出する場合に比べ、燃料性状の検出頻度が低減する。尚、(1)〜(3)に示す条件から選択された数が多いほど、燃料性状の検出頻度は高くなる。
(1)エンジン2が所定燃料量を消費した。
(2)車両が所定距離を走行した。
(3)エンジン2が始動から停止までの運転サイクルを所定回数実施した。
さらに、上記(1)〜(3)に示す条件以外に、次の(4)に示す条件が満たされるときに燃料性状を検出することが望ましい。これは、給油時に燃料性状の異なる燃料が給油される可能性があるからである。
(4)燃料タンク12に給油された。
(燃料性状検出)
次に、燃料性状の検出について、図2〜図13に基づいて説明する。
(性状検出ルーチン1)
図2に、性状検出ルーチン1を実施するタイムチャートを示す。所定燃料量が消費される毎に、燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立すると、ECU30は燃料性状を検出する。所定燃料量が多ければ燃料性状の検出頻度は低下し、所定燃料量が少なければ燃料性状の検出頻度は高くなる。つまり、所定燃料量は燃料性状を検出する検出頻度を決定するパラメータである。また、所定燃料量は、燃料性状を検出する間隔である検出間隔値である。
図2において、検出許可フラグがオンの期間は、所定燃料量が消費されてから、燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立しECU30が燃料性状を検出するまでの期間を表している。検出許可フラグがオフの期間は、ECU30が燃料性状を検出してから所定燃料量が消費されるまでの期間を表している。
次に、性状検出ルーチン1を図3に基づいて説明する。図3に示すルーチンは、所定タイミングで常時実行される。
図3のS300においてECU30は、残量センサ32の出力信号等に基づいて燃料消費量を積算し、S302において、燃料消費積算値が所定燃料量である検出間隔値を超えたかを判定する。燃料消費積算値が検出間隔値以下の場合(S302:No)、ECU30は本ルーチンを終了する。
燃料消費積算値が検出間隔値を超えた場合(S302:Yes)、S304においてECU30は、燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立しているかを判定する。所定の運転条件としては、エンジン2の運転状態が減速無噴射運転時であるか、またはアイドル運転時であるかのいずれかを採用する。所定の運転条件が成立していない場合(S304:No)、ECU30は本ルーチンを終了する。
所定の運転条件として減速無噴射運転時を採用し、所定の運転条件が成立している場合(S304:Yes)、S306においてECU30は、燃料噴射弁20に燃料性状検出用の燃料噴射を指令する。そして燃焼状態を表す物理量として、そのときの筒内圧センサの出力信号に基づいて検出する筒内圧、あるいはクランク角センサの出力信号から検出するエンジン回転数の変動に基づいて、ECU30は、気筒内における着火時期を検出する。そして、ECU30は、着火時期と燃料性状との特性マップを参照して燃料性状を検出する。あるいは、所定の運転条件としてアイドル運転時を採用し、所定の運転条件が成立している場合(S304:Yes)、S306においてECU30は、アイドル運転時のエンジン回転数と燃料性状との特性マップを参照して燃料性状を検出する。
306において燃料性状を検出すると、S308においてECU30は、燃料消費積算値を0クリアして本ルーチンを終了する。燃料性状を検出すると、S308においてECU30が燃料消費積算値を0クリアするので、所定燃料量が消費される毎に、次に所定燃料量が消費されるまでの間に所定の運転条件が成立し燃料性状が検出されるのは1回だけである。
尚、性状検出ルーチン1において、S304は特許請求の範囲に記載された判定手段の機能に相当し、S306は性状検出手段の機能に相当し、S302〜S306は性状検出指令手段の機能に相当する。
(性状検出ルーチン2)
図4に示す性状検出ルーチン2では、車両が所定距離を走行する毎に、燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立すると、ECU30は燃料性状を検出する。所定距離が長ければ燃料性状の検出頻度は低下し、所定距離が短ければ燃料性状の検出頻度は高くなる。つまり、車両が走行する所定距離は燃料性状を検出する検出頻度を決定するパラメータである。また、所定距離は、燃料性状を検出する間隔である検出間隔値である。
図4のS310においてECU30は、車両の走行距離を積算し、S312において、走行距離積算値が所定距離である検出間隔値を超えたかを判定する。走行距離積算値が検出間隔値以下の場合(S312:No)、ECU30は本ルーチンを終了する。
走行距離積算値が検出間隔値を超えた場合(S312:Yes)、S314においてECU30は、燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立しているかを判定する。所定の運転条件が成立していない場合(S314:No)、ECU30は本ルーチンを終了する。
所定の運転条件が成立している場合(S314:Yes)、S316においてECU30は、図3のS306と同様に燃料性状を検出する。所定の運転条件として、前述したように、減速無噴射運転時またはアイドル運転時のいずれかを採用する。
S316において燃料性状を検出すると、S318においてECU30は、走行距離積算値を0クリアして本ルーチンを終了する。燃料性状を検出すると、S318においてECU30が走行距離積算値を0クリアするので、車両が所定距離を走行する毎に、次に車両が所定距離を走行するまでの間に所定の運転条件が成立し燃料性状が検出されるのは1回だけである。
性状検出ルーチン2においては、燃料残量を検出する残量センサ32が異常の場合にも、車両の走行距離を検出する距離計に基づいて燃料性状を検出できる。
尚、性状検出ルーチン2において、S314は特許請求の範囲に記載された判定手段の機能に相当し、S316は性状検出手段の機能に相当し、S312〜S316は性状検出指令手段の機能に相当する。
(性状検出ルーチン3)
図5に、性状検出ルーチン3を実施するタイムチャートを示す。エンジン2をスタートするイグニションスイッチ等のスタートスイッチがオフからオンになり始動から停止までのエンジン2の運転サイクルが1回開始される毎に、燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立すると、ECU30は燃料性状を検出する。
図5において、スタートスイッチがオンの場合はエンジン2が運転中であることを表し、スタートスイッチがオフの場合はエンジン2が停止中であることを表している。また、検出許可フラグがオンの期間は、スタートスイッチがオンになってから燃料性状が検出されるまでの期間を表し、検出許可フラグがオフの期間は、燃料性状が検出されてからスタートスイッチがオンになるまでの期間を表している。
図5では、スタートスイッチがオフからオンになり運転サイクルが1回開始される毎に、燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立すると、ECU30は燃料性状を検出する。これに対し、スタートスイッチが所定回数として1回ではなく複数回オフからオンになり運転サイクルが所定回数として複数回開始される毎に、燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立するときに燃料性状を検出してもよい。
運転サイクルを開始する所定回数が多ければ燃料性状の検出頻度は低下し、所定回数が少なければ燃料性状の検出頻度は高くなる。つまり、運転サイクルを実施する所定回数は燃料性状を検出する検出頻度を決定するパラメータである。また、運転サイクルを実施する所定回数は、燃料性状を検出する間隔である性状検出値である。
次に、性状検出ルーチン3を図6に基づいて説明する。図6に示すルーチンは、スタートスイッチが所定回数オフからオンになる毎に実行される。
図6のS320においてECU30は、スタートスイッチがオフからオンになったオン回数を積算し、S322において、オン回数積算値が運転サイクルを実施する所定回数である検出間隔値を超えたかを判定する。オン回数積算値がn回目に燃料性状を検出する場合、所定回数である検出間隔値は(n−1)に設定される。回数積算値が検出間隔値以下の場合(S322:No)、ECU30は本ルーチンを終了する。
オン回数積算値が検出間隔値を超えた場合(S322:Yes)、S324においてECU30は、燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立しているかを判定する。所定の運転条件が成立していない場合(S324:No)、ECU30は本ルーチンを終了する。
所定の運転条件が成立している場合(S324:Yes)、S326においてECU30は、図3のS306と同様に燃料性状を検出する。所定の運転条件として、前述したように、減速無噴射運転時またはアイドル運転時のいずれかを採用する。
S326において燃料性状を検出すると、S328においてECU30は、オン回数積算値を0クリアして本ルーチンを終了する。燃料性状を検出すると、S328においてECU30がオン回数積算値を0クリアするので、所定回数の運転サイクル毎に、次に所定回数の運転サイクルが実施されるまでの間に所定の運転条件が成立し燃料性状が検出されるのは1回だけである。
性状検出ルーチン3においては、燃料残量を検出する残量センサ32に異常が発生する場合にも、エンジン2のスタートスイッチのオン、オフに基づいて燃料性状を検出できる。
また、性状検出ルーチン3においては、運転サイクルを所定回数開始する毎に、所定の運転条件が成立すると燃料性状を検出した。これに対し、運転サイクル中であれば、運転サイクル毎のどのタイミングで所定の運転条件が成立しているかを判定してもよい。
尚、性状検出ルーチン3において、S324は特許請求の範囲に記載された判定手段の機能に相当し、S326は性状検出手段の機能に相当し、S322〜S326は性状検出指令手段の機能に相当する。
以上説明した性状検出ルーチン1〜3では、所定燃料量が消費される毎、または車両が所定距離を走行する毎、または所定回数の運転サイクル毎に、所定の運転条件が成立すると燃料性状を検出するので、所定の運転条件が成立する毎に燃料性状を検出する場合に比べ、燃料性状を検出する頻度が低減する。減速無噴射運転時に燃料性状検出用の燃料噴射を実施する構成においては、燃料性状を検出する頻度が低減することにより、燃費が低減できる。さらに、燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立するときに、他の制御を実施できる頻度が高くなる。
また、所定燃料量が消費される毎、または車両が所定距離を走行する毎、または所定回数の運転サイクル毎に、所定の運転条件が成立すると燃料性状を検出するので、異なる燃料性状の燃料を給油することによる燃料性状の経時変化を検出できる。また、給油以外に、例えばセタン価を上げる添加剤が燃料タンク12に添加される場合も、燃料性状の変化を検出できる。
(性状検出ルーチン4)
図7に、性状検出ルーチン4を実施するタイムチャートを示す。図7に示すように、燃料残量200が急激に増加して燃料タンク12に燃料が給油される毎に、燃料タンク12から燃料噴射弁20によりエンジン2の気筒内に燃料を噴射する燃料供給系の容量202を超えて燃料が消費され燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立すると、ECU30は燃料性状を検出する。その後は、次の給油までの間、前述した性状検出ルーチン1〜3で説明した検出間隔値毎に、所定の運転条件が成立するとECU30は燃料性状を検出する。
給油時には、給油前に燃料タンク12に蓄えられていた燃料と異なる性状の燃料が給油される可能性があるので、給油後に速やかに燃料性状を検出することが望ましい。ただし、給油により燃料タンク12内の燃料性状が変化しても、燃料タンク12からエンジン2に至る燃料供給系には給油前の性状の燃料が残っている。したがって、給油後に燃料供給系の容量202に相当する燃料を消費してから燃料性状を検出すれば、給油により変化した燃料性状を正確に検出できる。
図8は、燃料タンク12に給油される毎に、燃料供給系の容量202に相当する燃料が消費され燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立すると燃料性状を検出するルーチンである。図8のルーチンは、前述した性状検出ルーチン1〜3と組み合わせて所定タイミングで常時実行される。
S330においてECU30は、残量センサ32の出力信号から今回検出した燃料残量今回値と、前回本ルーチンを実行したときに検出した燃料残量前回値との差を給油量とし、S332において給油量が所定の閾値1を超えているかを判定する。尚、閾値1は残量センサ32の検出誤差等を考慮し、給油したと誤検出することを防止するために所定の値に設定されている。
給油量が所定の閾値1以下の場合には(S332:No)、ECU30はS336に処理を移行する。給油量が所定の閾値1以下ということは、燃料タンク12に給油されていないことを表している。
給油量が所定の閾値1を超えている場合には(S332:Yes)、S334においてECU30は、給油フラグをオンにするとともに、燃料残量今回値を今回の給油時燃料残量として設定する。給油フラグがオンであると、給油された状態でまだ燃料性状が検出されていないことを表し、給油フラグがオフであると、燃料性状が検出された後に燃料タンク12に燃料が給油されていないことを表す。
S334を実行することによりECU30は、燃料タンク12に燃料が給油されたことを記憶しておくとともに、燃料が給油されたときの燃料タンク12の燃料残量を記憶しておく。
S336においてECU30は、給油フラグがオンであるかを判定する。給油フラグがオフであれば(S336:No)、ECU30はS348に処理を移行する。給油フラグがオンであれば(S336:Yes)、S338においてECU30は、給油時燃料残量と燃料残量今回値との差を燃料の消費量として設定する。給油した直後には、消費量は0である。給油してから燃料が消費され、本ルーチンが実行される毎に、S338で算出される消費量は大きくなる。
S340においてECU30は、給油フラグがオン(S336:Yes)の状態で燃料の消費量が所定の閾値2を超えたかを判定する。閾値2は、燃料タンク12とからエンジン2に燃料を供給する燃料供給系の容量に設定されている。これは、燃料タンク12に燃料が給油されても、燃料供給系の燃料配管、ならびに燃料配管に設置されている燃料フィルタの燃料は給油された燃料と混じらないので、燃料供給系の容量を超える燃料が消費されるまでは、エンジン2で燃焼される燃料は給油前の燃料性状の燃料だからである。
燃料の消費量が所定の閾値2以下の場合(S340:No)、ECU30はS348に処理を移行する。燃料の消費量が所定の閾値2を超えた場合(S340:Yes)、S342においてECU30は、給油フラグがオン(S336:Yes)の状態で燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立しているかを判定する。所定の運転条件として、前述したように、エンジン2が減速無噴射運転時であるか、またはアイドル運転時であるかのいずれかを採用する。
所定の運転条件が成立していない場合(S342:No)、ECU30はS348に処理を移行する。所定の運転条件が成立している場合(S342:Yes)、S344においてECU30は、図3のS306と同様に燃料性状を検出する。
S344において燃料性状を検出すると、S346においてECU30は給油フラグをオフにする。前述したように、給油フラグがオフの状態は、燃料性状を検出してから燃料タンク12にまだ給油されていないことを表す。
S348においてECU30は、本ルーチンにおいて残量センサ32の出力信号から検出する燃料残量今回値を、次回に本ルーチンを実行するときに使用する燃料残量前回値として設定し、本ルーチンを終了する。
図8のルーチンを実行することにより、図7に示すように、燃料残量200が急激に増加して燃料タンク12に燃料が給油される毎に、燃料供給系の容量202を超えて燃料が消費され燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立すると、ECU30は燃料性状を検出する。
尚、性状検出ルーチン4において、S332は特許請求の範囲に記載された給油検出手段の機能に相当し、S342は判定手段の機能に相当し、S344は性状検出手段の機能に相当し、S340〜S344は性状検出指令手段の機能に相当する。
(性状検出ルーチン5)
図9に、性状検出ルーチン5を説明するタイムチャートを示す。燃料タンク12内の燃料と性状の異なる燃料が給油されると、燃料タンク12内において給油前の燃料と給油された燃料との混合の程度がばらつくことがある。
例えば、図9の(B)〜(D)に示すように、セタン価の高い燃料を蓄えている燃料タンク12にセタン価の低い燃料を給油する場合、燃料の混合の程度によって、燃料が給油されて燃料供給系の容量202を超えて燃料が消費され、燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立して最初に燃料性状を検出するときに、検出されるセタン価が低、中、高とばらつく恐れがある。
この場合、図9の(B)に示すように、給油前に検出されたセタン価が「高」で、給油後に最初に検出されたセタン価が「低」の場合は、セタン価の低い燃料が給油されたことによりセタン価が「低」と検出されたと判定できる。つまり、給油前に検出されたセタン価が「高」で、給油後に最初に検出したセタン価が「低」の場合は、検出されたセタン価は正しく、セタン価を誤検出している可能性は低いと考えられる。
これに対し、図9の(C)に示すように、給油前に検出されたセタン価が「高」で、給油後に最初に検出されたセタン価が「中」の場合は、セタン価が「高」の燃料にセタン価が「中」または「低」のいずれの燃料が給油されたかを給油後に最初に燃料性状を検出するときに判定することは、燃料の混合ばらつきを考慮すると困難である。したがって、図9の(C)の場合に検出したセタン価について、誤検出している可能性は中程度である。
また、図9の(D)に示すように、給油前に検出されたセタン価が「高」で、給油後に最初に検出されたセタン価が同じ「高」の場合は、セタン価が「高」の燃料にセタン価が「高」または「中」または「低」のいずれの燃料が給油されたかを給油後に最初に燃料性状を検出するときに判定することは、燃料の混合ばらつきを考慮すると困難である。したがって、図9の(D)の場合に検出したセタン価は、誤検出している可能性がかなり高いと考えられる。
これら、給油前に検出されたセタン価と、給油後に最初に検出されたセタン価との、「H(高)」、「M(中)」、「L(低)」の組み合わせによる誤検出の可能性を、図10に示す。図10において、給油前に検出されたセタン価と、給油後に最初に検出されたセタン価とが同じ場合には誤検出の可能性は高いと考えられる。これに対し、給油前に検出されたセタン価と、給油後に最初に検出されたセタン価との差が「H」と「L」とのように大きい場合は、誤検出の可能性は低いと考えられる。そして、給油前に検出されたセタン価と、給油後に最初に検出されたセタン価との差が「H」と「M」、「M」と「L」とのように中程度の場合は、誤検出の可能性は中程度と考えられる。そして、誤検出の可能性が高い場合には、正確な燃料性状を速やかに検出するために、燃料性状を検出する間隔である検出間隔値を小さくし、検出頻度を高くすることが望ましい。検出頻度を高くするためには、図3の性状検出ルーチン1においては、検出間隔値として所定燃料量を少なくし、図4の性状検出ルーチン2においては、検出間隔値として所定距離を短くし、図6の性状検出ルーチン3においては、検出間隔値としてエンジン2の運転サイクルを実施する所定回数を少なくすることが考えられる。
次に、図11に、性状検出ルーチン5を示す。性状検出ルーチン5は、図3の性状検出ルーチン1に代えて実行される。
図11のS350においてECU30は、燃料給油後、燃料供給系の容量202を超えて燃料が消費され、最初に燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立して燃料性状が検出された状態であるかを判定する。燃料給油後に最初に燃料性状が検出された状態ではない場合(S350:No)、ECU30はS356に処理を移行する。
燃料給油後に最初に燃料性状が検出された状態の場合(S350:Yes)、S352においてECU30は、給油後に検出された燃料性状値と給油前に検出された燃料性状値との差をΔ燃料性状値として算出する。
そして、S354においてECU30は、Δ燃料性状値と所定燃料量である検出間隔値との関係を示す特性マップを参照し、Δ燃料性状値から検出間隔値を求める。燃料タンク12に燃料が給油され、最初に燃料性状が検出されるまで、つまり、燃料タンク12に燃料が給油されてからS354が実行されるまでの間は、検出間隔値として所定値が設定される。
ECU30は、S356において燃料消費量を積算し、S358において燃料消費積算値が検出間隔値を超えたかを判定する。S358において判定に使用される検出間隔値は、S354で求めた検出間隔値、あるいはS354が実行されるまでの間は予め設定された所定値である。
燃料消費積算値が検出間隔値以下の場合(S358:No)、ECU30は本ルーチンを終了する。燃料消費積算値が検出間隔値を超えた場合(S358:Yes)、S360においてECU30は、燃料性状を検出するための所定の運転条件が成立しているかを判定する。所定の運転条件が成立していない場合(S360:No)、ECU30は本ルーチンを終了する。所定の運転条件として、前述したように、エンジン2が減速無噴射運転時であるか、またはアイドル運転時であるかのいずれかを採用する。
所定の運転条件が成立している場合(S360:Yes)、S362においてECU30は、図3のS306と同様に燃料性状を検出する。
S362において燃料性状を検出すると、S364においてECU30は、燃料消費積算値を0クリアして本ルーチンを終了する。
性状検出ルーチン5においては、給油前の燃料性状値と給油後に最初に検出した燃料性状値とに基づいて、燃料性状の検出頻度を決定する検出間隔値を求めている。これにより、給油前の燃料性状値と給油後に最初に検出した燃料性状値とに基づいて、燃料性状の誤検出の可能性が高い場合には検出間隔値を小さくして燃料性状の検出頻度を高くし、燃料性状の誤検出の可能性が低い場合には検出間隔値を大きくして燃料性状の検出頻度を低くすることができる。その結果、燃料性状の誤検出の可能性が高い場合には燃料性状の検出頻度を高くすることにより、正確な燃料性状を速やかに検出できる。
尚、性状検出ルーチン5において、S352およびS362は特許請求の範囲に記載された性状検出手段の機能に相当し、S354は性状頻度調整手段の機能に相当し、S360は判定手段の機能に相当し、S358〜S362は性状検出指令手段の機能に相当する。
(性状検出ルーチン6)
ところで、給油前に検出されたセタン価と、給油される燃料のセタン価とが異なる場合、給油前の燃料残量と給油量との比率によって燃料の混合程度は異なる。したがって、燃料給油後に最初に検出されたセタン価の誤検出の可能性は、給油前の燃料残量と給油量との比率によって異なると考えられる。給油量は、給油後の燃料残量と給油前の燃料残量との差から算出できる。
図12に示すように、給油前の燃料残量と給油量との比率が同程度の場合には、燃料が混合して一定のセタン価になるまでに要する時間が長くなるので、燃料給油後に最初に検出されたセタン価の誤検出の可能性は高くなる。これに対し、給油前の燃料残量と給油量との比率として、一方が小さく他方が大きい場合には、燃料が混合してセタン価が比率の高い側のセタン価になるまでに要する時間が短くなるので、燃料給油後に最初に検出されたセタン価の誤検出の可能性は低くなる。そして、誤検出の可能性が高い場合には、正確な燃料性状を速やかに検出するために、燃料性状を検出する検出間隔値を小さくし、検出頻度を高くすることが望ましい。
そこで、図13に示す性状検出ルーチン6では、給油前の燃料量と給油される燃料量との比率に基づいて検出頻度を設定する。
S370、S376〜S384は、図11に示すS350、S356〜S364と実質的に同一処理であるから説明を省略する。
燃料給油後、最初に燃料性状が検出された状態の場合(S370:Yes)、S372においてECU30は、給油後の燃料残量と給油前の燃料残量とから給油量を算出する。
そして、S374においてECU30は、給油前の燃料残量と給油量と燃料性状の検出間隔値との関係を示す特性マップを参照し、給油前の燃料残量と給油量との比率から検出間隔値を求める。燃料タンク12に燃料が給油され、最初に燃料性状が検出されるまで、つまり、燃料タンク12に燃料が給油されてからS374が実行されるまでの間は、検出間隔値として所定値が設定される。
性状検出ルーチン6においては、給油前の燃料残量と給油後の燃料残量とに基づいて、給油前の燃料残量と給油量との比率を求め、この比率に基づいて燃料性状の検出頻度を決定する検出間隔値を求めている。これにより、給油前の燃料残量と給油後の燃料残量とに基づいて、燃料性状の誤検出の可能性が高い場合には検出間隔値を小さくして燃料性状の検出頻度を高くし、燃料性状の誤検出の可能性が低い場合には検出間隔値を大きくして燃料性状の検出頻度を低くすることができる。その結果、燃料性状の誤検出の可能性が高い場合には燃料性状の検出頻度を高くすることにより、正確な燃料性状を速やかに検出できる。
尚、性状検出ルーチン6において、S372は特許請求の範囲に記載された残量検出手段の機能に相当し、S374は残量頻度調整手段の機能に相当し、S380は判定手段の機能に相当し、S382は性状検出手段の機能に相当し、S378〜S382は性状検出指令手段の機能に相当する。
上記性状検出ルーチン5では、検出頻度を決定するパラメータとして所定燃料量を例にし、給油前の燃料性状と給油後の燃料性状とに基づいて検出頻度を調整した。また、上記性状検出ルーチン6では、検出頻度を決定するパラメータとして所定燃料量を例にし、給油前の燃料残量と給油後の燃料残量とに基づいて検出頻度を調整した。これに対し、性状検出ルーチン5、6において、検出頻度を決定するパラメータとして車両が走行する所定距離、または所定回数の運転サイクルのいずれかを採用し、給油前の燃料残量と給油後の燃料残量とに基づいて検出頻度を調整してもよい。
[他の実施形態]
上記実施形態では、燃料性状としてセタン価を検出する例について説明した。セタン価以外にも、内燃機関において燃焼状態が異なるのであれば、セタン価以外の燃料性状を検出してもよい。
また、燃料性状の違いにより燃焼状態が変化するのであれば、ディーゼルエンジンに限らず、他の形式の内燃機関または燃料において燃料性状を検出してもよい。
上記実施形態では、性状検出手段、判定手段、性状検出指令手段、給油検出手段、残量検出手段、性状頻度調整手段、残量頻度調整手段の機能を、制御プログラムにより機能が特定されるECU30により実現している。これに対し、上記複数の手段の機能の少なくとも一部を、回路構成自体で機能が特定されるハードウェアで実現してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
本実施形態による燃料噴射システムを示すブロック図。 所定燃料量消費毎の性状検出を示すタイムチャート。 所定燃料量消費毎の性状検出ルーチンを示すフローチャート。 所定距離走行毎の性状検出ルーチンを示すフローチャート。 スタートスイッチオン毎の性状検出を示すタイムチャート。 所定回数のスタートスイッチオン毎の性状検出ルーチンを示すフローチャート。 給油毎の性状検出を示すタイムチャート。 給油毎の性状検出ルーチンを示すフローチャート。 給油前後のセタン価の違いを説明するタイムチャート。 給油前後のセタン価の違いによる誤検出を説明する関係図。 給油前後のセタン価に基づく性状検出ルーチンを示すフローチャート。 給油前後の燃料残量の違いによる誤検出を説明する関係図。 給油前後の燃料残量に基づく性状検出ルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
2:ディーゼルエンジン(内燃機関)、10:燃料噴射システム、12:燃料タンク、14:高圧ポンプ(燃料供給ポンプ)、16:コモンレール、20:燃料噴射弁、30:ECU(燃料性状検出装置、性状検出手段、判定手段、性状検出指令手段、給油検出手段、残量検出手段、性状頻度調整手段、残量頻度調整手段)

Claims (6)

  1. 内燃機関で燃焼される燃料の性状を検出する燃料性状検出装置において、
    前記内燃機関における燃焼状態に関連する物理量に基づいて燃料性状を検出する性状検出手段と、
    前記性状検出手段が前記燃料性状を検出するための所定の運転条件が前記内燃機関において成立しているか否かを判定する判定手段と、
    前記内燃機関に供給される燃料を蓄える燃料タンクへの給油を検出する給油検出手段と、
    前記性状検出手段による前記燃料性状の検出頻度を決定するパラメータとして所定燃料量が消費される毎に、前記所定の運転条件が成立していると前記判定手段が判定すると前記性状検出手段に前記燃料性状の検出を指令するとともに、前記給油検出手段が前記燃料タンクへの給油を検出する毎に、給油後に前記燃料タンクから前記内燃機関に燃料を供給する燃料供給系の容量に相当する燃料が消費され、前記所定の運転条件が成立していると前記判定手段が判定すると前記性状検出手段に前記燃料性状の検出を指令する性状検出指令手段と、
    前記性状検出手段が検出する前記燃料タンクの給油前の前記燃料性状と給油後の前記燃料性状とが同程度の場合、前記パラメータを調整して前記検出頻度を上げる性状頻度調整手段と、
    を備えることを特徴とする燃料性状検出装置。
  2. 前記燃料タンクの燃料残量を検出する残量検出手段と、
    前記残量検出手段が検出する前記燃料タンクの給油前の前記燃料残量と給油後の前記燃料残量とに基づき、給油前の前記燃料残量と給油量との比率が同程度であれば前記パラメータを調整して前記検出頻度を上げる残量頻度調整手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料性状検出装置。
  3. 内燃機関で燃焼される燃料の性状を検出する燃料性状検出装置において、
    前記内燃機関における燃焼状態に関連する物理量に基づいて燃料性状を検出する性状検出手段と、
    前記性状検出手段が前記燃料性状を検出するための所定の運転条件が前記内燃機関において成立しているか否かを判定する判定手段と、
    前記内燃機関に供給される燃料を蓄える燃料タンクへの給油を検出する給油検出手段と、
    前記性状検出手段による前記燃料性状の検出頻度を決定するパラメータとして所定燃料量が消費される毎に、前記所定の運転条件が成立していると前記判定手段が判定すると前記性状検出手段に前記燃料性状の検出を指令するとともに、前記給油検出手段が前記燃料タンクへの給油を検出する毎に、給油後に前記燃料タンクから前記内燃機関に燃料を供給する燃料供給系の容量に相当する燃料が消費され、前記所定の運転条件が成立していると前記判定手段が判定すると前記性状検出手段に前記燃料性状の検出を指令する性状検出指令手段と、
    前記燃料タンクの燃料残量を検出する残量検出手段と、
    前記残量検出手段が検出する前記燃料タンクの給油前の前記燃料残量と給油後の前記燃料残量とに基づき、給油前の前記燃料残量と給油量との比率が同程度であれば前記パラメータを調整して前記検出頻度を上げる残量頻度調整手段と、
    を備えることを特徴とする燃料性状検出装置。
  4. 前記性状検出指令手段は、さらに、前記性状検出手段による前記燃料性状の検出頻度を決定するパラメータとして所定距離を前記内燃機関を搭載した車両が走行する毎に、前記所定の運転条件が成立していると前記判定手段が判定すると前記性状検出手段に前記燃料性状の検出を指令することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の燃料性状検出装置。
  5. 前記性状検出指令手段は、さらに、前記性状検出手段による前記燃料性状の検出頻度を決定するパラメータとして前記内燃機関の始動から停止までの所定回数の運転サイクル毎に、前記所定の運転条件が成立していると前記判定手段が判定すると前記性状検出手段に前記燃料性状の検出を指令することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の燃料性状検出装置。
  6. 前記判定手段は、前記内燃機関の運転状態が減速無噴射運転のときに前記所定の運転条件が成立すると判定し、
    前記性状検出手段は、前記所定の運転条件が成立しているときに前記内燃機関に燃料を噴射する燃料噴射弁に燃料性状検出用の燃料噴射を指令し、前記物理量に基づいて前記燃料性状を検出する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の燃料性状検出装置。
JP2008295810A 2008-11-19 2008-11-19 燃料性状検出装置 Active JP4710961B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008295810A JP4710961B2 (ja) 2008-11-19 2008-11-19 燃料性状検出装置
US12/621,885 US8074503B2 (en) 2008-11-19 2009-11-19 Fuel property sensing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008295810A JP4710961B2 (ja) 2008-11-19 2008-11-19 燃料性状検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010121522A JP2010121522A (ja) 2010-06-03
JP4710961B2 true JP4710961B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=42170949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008295810A Active JP4710961B2 (ja) 2008-11-19 2008-11-19 燃料性状検出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8074503B2 (ja)
JP (1) JP4710961B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160052069A (ko) * 2014-11-04 2016-05-12 삼성중공업 주식회사 선박용 연료 공급 시스템 및 그 방법

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4650478B2 (ja) * 2007-11-14 2011-03-16 トヨタ自動車株式会社 ディーゼル機関の制御装置
DE102007054650B3 (de) * 2007-11-15 2009-07-09 Continental Automotive Gmbh Ermittlung der Kraftstoffqualität bei einer selbstzündenden Brennkraftmaschine
US8646320B2 (en) * 2009-05-01 2014-02-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel property determining apparatus
ITBO20110122A1 (it) * 2011-03-15 2012-09-16 Magneti Marelli Spa Metodo di riconoscimento di almeno una caratteristica del carburante in un motore a combustione interna
CN103459813B (zh) * 2011-03-29 2016-05-04 丰田自动车株式会社 十六烷值推定装置
JP5273202B2 (ja) * 2011-05-23 2013-08-28 トヨタ自動車株式会社 空燃比ばらつき異常検出装置
JP5741285B2 (ja) * 2011-07-27 2015-07-01 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
FR2978803B1 (fr) * 2011-08-05 2015-04-10 Rhodia Operations Dispositif de distribution d'un additif liquide dans un circuit de circulation de carburant pour un moteur a combustion interne, vehicule comportant un tel dispositif et procede d'utilisation dudit dispositif
US9500143B2 (en) * 2011-10-14 2016-11-22 GM Global Technology Operations LLC Alternator control systems and methods for vehicle deceleration
US8820152B2 (en) * 2013-01-14 2014-09-02 Delphi Technologies, Inc. Diagnostic method for a refueling event detection system
JP6128022B2 (ja) * 2014-03-07 2017-05-17 株式会社デンソー 燃料性状検出装置
JP6292957B2 (ja) * 2014-04-16 2018-03-14 日立建機株式会社 作業機械の監視システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09112324A (ja) * 1995-10-20 1997-04-28 Nissan Motor Co Ltd ディーゼルエンジンの燃料噴射時期制御装置
JP2004340028A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の始動準備システム
JP2005344557A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料セタン価測定方法
JP2006226188A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Nissan Motor Co Ltd ディーゼルエンジンの燃料性状検出装置
JP2008208773A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Toyota Motor Corp セタン価検出制御装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2935000B2 (ja) * 1994-02-28 1999-08-16 株式会社ユニシアジェックス 内燃機関の燃料性状検出装置
JP3355269B2 (ja) * 1996-01-25 2002-12-09 株式会社日立ユニシアオートモティブ 内燃機関の燃料性状検出装置
JP3610672B2 (ja) * 1996-04-02 2005-01-19 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料性状検出装置
US6041278A (en) * 1997-10-29 2000-03-21 Chrysler Corporation Method of triggering a determination of the composition of fuel in a flexible fueled vehicle
JP2000337207A (ja) * 1999-05-24 2000-12-05 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関の燃料性状判別装置
US7401591B2 (en) * 2005-12-02 2008-07-22 Honda Motor Co., Ltd. Control system for internal combustion engine
JP2007231898A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Nissan Motor Co Ltd エンジン使用燃料のセタン価検出装置
JP4667346B2 (ja) 2006-08-25 2011-04-13 本田技研工業株式会社 内燃機関の制御装置
JP4600484B2 (ja) 2008-01-31 2010-12-15 株式会社デンソー 燃料性状検出装置およびそれを用いた燃料噴射システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09112324A (ja) * 1995-10-20 1997-04-28 Nissan Motor Co Ltd ディーゼルエンジンの燃料噴射時期制御装置
JP2004340028A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の始動準備システム
JP2005344557A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料セタン価測定方法
JP2006226188A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Nissan Motor Co Ltd ディーゼルエンジンの燃料性状検出装置
JP2008208773A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Toyota Motor Corp セタン価検出制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160052069A (ko) * 2014-11-04 2016-05-12 삼성중공업 주식회사 선박용 연료 공급 시스템 및 그 방법
KR101703152B1 (ko) 2014-11-04 2017-02-06 삼성중공업 주식회사 선박용 연료 공급 시스템 및 그 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US8074503B2 (en) 2011-12-13
US20100122573A1 (en) 2010-05-20
JP2010121522A (ja) 2010-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4710961B2 (ja) 燃料性状検出装置
US6990958B2 (en) Injection control system of diesel engine
JP4775342B2 (ja) 燃料噴射制御装置およびそれを用いた燃料噴射システム
US20060207563A1 (en) Fuel supply apparatus for internal combustion engine
US9284900B2 (en) Fuel injection control device for internal combustion engine
JP2005320872A (ja) 燃料噴射システム
US20120136555A1 (en) Fuel Injection Control Apparatus For Internal Combustion Engine
US10837408B2 (en) Fuel metering for the operation of an internal combustion engine
JP6206596B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置及び燃料噴射制御方法
US10006380B2 (en) Control device for internal combustion engine
JP2013231362A (ja) 燃料圧力制御装置
US8200412B2 (en) Controller for internal combustion engine
JP4322297B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2007023796A (ja) 燃料噴射装置
JP2010133358A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4052521B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006329151A (ja) 内燃機関の燃料系統の異常判定装置
JP2013253508A (ja) 筒内噴射式内燃機関の燃料供給装置
JP2006063824A (ja) 内燃機関用燃料噴射制御装置
JP5644805B2 (ja) 燃料噴射制御装置
JP2009097364A (ja) ガスエンジンの燃料供給方法及びガソリン代替ガス燃料噴射制御装置
JP2009057865A (ja) 燃料噴射制御装置及び燃料噴射システム
US9995226B2 (en) Control device for vehicle
JP4735621B2 (ja) 噴射量学習装置
JP2009008057A (ja) 車両の内燃機関用燃料噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110307

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4710961

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140401

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250