JP4709646B2 - 使い捨て紙おむつ - Google Patents

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Description

本発明は、尿や便などの***物、特に液体状の***物があったことを変色によって外部から認識可能にするインジケータ、いわゆるお知らせ機能を有する使い捨て紙おむつに関する。
従来より、排尿や排便などの***、特に液体状の***があったときに、この***物などと接触して変色することにより、***があったことを外部から認識可能にする種々のインジケータを備えた使い捨て紙おむつが知られている。
このインジケータが備えられることによって、***の有無を確認するために、わざわざ取り外す手間を省くことが可能となった。前記インジケータは、主に***物のpHを検知して呈色反応する着色剤が含有され、いくつかの手段によって使い捨て紙おむつなどの吸収性物品に配設されている。例えば下記特許文献1、2では着色剤が含有されたホットメルト接着剤を基材の接合剤として使用することによって、このホットメルト接着剤がインジケータとしての機能を果たすようにしている。
特開昭64−31884号公報 特開平2−058585号公報
確かに前記特許文献1、2記載の発明によれば、ホットメルト接着剤に着色剤を含有することにより、接着剤とインジケータとの機能を兼用しているため、着色剤の拡散や浸出などが防止できるとともに、インジケータの付設作業工程が大幅に省力化できる効果がある。
しかしながら、前記着色剤は、高温、高湿の悪条件に晒されたり、長期間空気と接触する状態で保存されると、未使用にも拘わらず変色してしまい、インジケータとしての機能を損なう問題があった。
そこで本発明の主たる課題は、使い捨て紙おむつの使用前にインジケータの変色を防止した使い捨て紙おむつを提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、透液性の表面シートと不透液性の防漏シートとの間に吸収体が介在された使い捨て紙おむつにおいて、
前記防漏シートの内面側に、水分又は体液との接触により呈色反応を示すインジケータが塗布されるとともに、前記吸収体が不織布からなるコアラップシートにより囲繞され
前記インジケータは、水溶性ポリマーに樹脂などからなる非水溶性成分および水分又は体液との接触により呈色反応を示す着色剤を添加したホットメルト接着剤であり、
前記インジケータに対応する部分の前記吸収体側の面に、前記インジケータを覆って前記インジケータと前記コアラップシートとが接触しないように被覆層が備えられ、前記被覆層は、透液性であり且つ撥水性を有する不織布により構成されるか、構造用ホットメルト接着剤が非塗布部を有する間欠塗布によって塗布されることによって構成されていることを特徴とする使い捨て紙おむつが提供される。
本願発明者等は、インジケータの変色メカニズムを鋭意検討したところ、インジケータ単独で、或いは吸収体や吸収体を囲繞するクレープ紙が空気中の水分を吸収し、インジケータが高湿度状態にある吸収体やクレープ紙と直接的に接触することにより、変色が起こり易いとの知見を得た。
そこで上記請求項1記載の本発明においては、前記吸収体を不織布からなるコアラップシートにより囲繞するようにし、インジケータを前記コアラップ不織布と接触させるようにした。その結果、使用前に紙おむつが高温、高湿環境下に晒され、吸収体が水分を吸収して高湿度状態になったとしても、直接的にインジケータと接触することが無くなりインジケータの変色を抑えることが可能となる。
上記請求項記載の本発明においては、前記吸収体を不織布からなるコアラップシートにより囲繞するインジケータの接触防止手段に加えて、インジケータを覆ってインジケータとコアラップシートとの接触防止を図った被覆層を備えることによって、さらにインジケータの変色を抑えることが可能となる。
上記請求項記載の本発明においては、前記非塗布部を有する間欠塗装とは、全面塗布以外の塗工形態を示し、例えば、線状、波状、点状、網目状など種々の間欠塗装とすることが可能である。
請求項2に係る本発明として、前記防漏シートは、透湿度が6000〜12000g/m2・24hrの微多孔性シートからなるとともに、
前記微多孔性シートの前記インジケータに対応する部分に、前記インジケータ以外の塗布剤が塗布されることにより微孔が塞がれている請求項1記載の使い捨て紙おむつが提供される。
請求項に係る本発明として、前記構造用ホットメルト接着剤は、5g/mを超えて30g/m未満の塗布量で、非塗布部を有する間欠塗布によって塗布されたことを特徴とする請求項1、2いずれかに記載の使い捨て紙おむつが提供される。
請求項に係る本発明として、前記被覆層は、前記インジケータの塗布面に対して70%以下の割合で覆われていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の使い捨て紙おむつが提供される。
請求項に係る本発明として、少なくとも前記インジケータ接触面側のコアラップシートに撥水処理が施されていることを特徴とする請求項1〜いずれかに記載の使い捨て紙おむつが提供される。
以上詳説のとおり本発明によれば、使い捨て紙おむつの使用前に高温、高湿環境下に晒されたり、長期間空気と接触する状態で保存されたとしても、使用時までインジケータの変色を抑えることができるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明に係る使い捨て紙おむつ1の製品状態外観図であり、図2はその展開図である。
図1及び図2に示されるように、使い捨て紙おむつ1(以下、単に紙おむつという。)は、不織布などからなる透液性表面シート11と、ポリエチレンなどからなる防漏シート12との間に、綿状パルプなどの吸収体13を介在させた吸収性本体10と、この吸収体13を囲繞する不織布からなるコアラップシート14と、前記防漏シート12の外面側に一体的に設けられた外装シート20とからなり、製品状態で前記外装シート20の前身頃Fと後身頃Bとが両側部において接合されることによりウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成された構造のパンツ型紙おむつである。
さらに、前記防漏シート12の内面側には、後述するように、着色剤を含有するホットメルト接着剤からなるインジケータ15が所定領域に塗布されている。このインジケータ15は、排尿や排便などの***、特に液体状の***があったときに、この***物などと接触して変色することにより、***があったことを外部から認識可能とするものである。
(吸収性本体10の構造)
先ず最初に、吸収性本体10の構造の一例について図2及び図3に基づいて詳述する。
吸収性本体10は、前述したように、不織布などからなる透液性表面シート11と、ポリエチレン等からなる防漏シート12との間に、綿状パルプなどの吸収体13を介在させた構造とされ、体液を吸収保持するものである。
前記吸収体13は、図示例では平面形状を略方形状として成形されたものが使用され、その幅寸法は股間部への当たりによって着用者にゴワ付き感を与えない寸法幅となっている。この吸収体13は、コアラップシート14によって囲繞されている。なお、前記吸収体13としては、嵩を小さくできるエアレイド吸収体を用いるのが望ましい。
前記吸収体13の表面側(肌当接面側)を覆う透液性表面シート11としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。透液性表面シート11に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。前記透液性表面シート11は、吸収体13の側縁部を巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在している。
前記吸収体13の裏面側(非肌当接面側)を覆う防漏シート12は、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの不透液性プラスチックシートが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。具体的には、JIS Z0208に準じて測定された透湿度が6000〜12000g/m2・24hr、好ましくは8000〜10000g/m2・24hrの不透液性シートを使用するのが望ましい。
一方、立体ギャザーBSを形成するギャザー不織布16は、折返しによって二重シートとした不織布が用いられ、前記透液性表面シート11によって巻き込まれた吸収体13の側縁部をさらにその上側から巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在して接着されている。より具体的には、前記ギャザー不織布16は、紙おむつの長手方向中間部では、立体ギャザーBS形成部分を残し、幅方向中間部から吸収体13の裏面側に亘る範囲がホットメルト接着剤等によって接着され、また長手方向前後端部では、前記幅方向中間部から一方側端縁までの区間が吸収体13の裏面側に亘る範囲で接着されるとともに、前記立体ギャザーBSを形成する部分を吸収体13の上面部にて折り畳むようにしながらホットメルト接着剤等により接着している。
前記二重シート不織布によって形成されたギャザー不織布16の内部には、起立先端側部分に複数本の糸状弾性伸縮部材17、17…が配設されている。前記糸状弾性伸縮部材17、17…は、製品状態において弾性伸縮力により吸収体側縁部より突出する不織布部分を起立させて立体ギャザーBSを形成するためのものである。
前記防漏シート12は、前記二重シート状のギャザー不織布16の内部まで進入し、立体ギャザーBSの下端側において防漏壁を構成するようになっている。かかる防漏シート12としては、内面側に塗布されたインジケータ15が外部から目視可能なように、透明又は半透明のものを用いるのが望ましい。半透明化する場合は、プラスチック中に、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ホワイトカーボン、クレイ、タルク、硫酸バリウムなどの顔料や充填材を内添してフィルム化したものが好適に使用される。
前記糸状弾性伸縮部材17としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。また、外側から見え難くするため、太さは925dtex以下、テンションは150〜350%として配設するのがよい。なお、糸状弾性伸縮部材に代えて、ある程度の幅を有するテープ状弾性伸縮部材を用いるようにしてもよい。
前述のギャザー不織布16を構成する素材繊維も前記透液性表面シート11と同様に、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができるが、特にはムレを防止するために坪量を抑えて通気性に優れた不織布を用いるのがよい。さらに前記ギャザー不織布16については、尿などの透過を防止するとともに、カブレを防止しかつ肌への感触性(ドライ感)を高めるために、シリコン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロイド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いるのが望ましい。
前記吸収性本体10と外装シート20とは、図3に示されるように、外装シート20の上面側に吸収性本体10がホットメルト等の接着剤によって接着され一体化される。そして、吸収性本体10および外装シート20が前後方向に折り重ねられ、その両側部が相互に熱溶着またはホットメルト接着剤などによって接合されることにより、図1に示されるパンツ型紙おむつ1に組み立てられる。
(外装シート20の構造)
次に外装シート20の構造について、図3及び図4に基づいて詳述する。外装シート20は、上層不織布20A及び下層不織布20Bが、ホットメルト接着剤などにより接着された2層構造の不織布シートとされ、前記上層不織布20Aと下層不織布20Bとの間に各種弾性伸縮部材がホットメルト接着剤などにより接着され、伸縮性が付与されている。平面形状は、中間両側部に夫々脚部開口を形成するための凹状の脚回りカットライン29により、全体として擬似砂時計形状を成している。
本発明に係る外装シート20においては、前記弾性伸縮部材として、図4の展開形状に示されるように、ウエスト開口部回り23に配置されたウエスト部弾性伸縮部材24,24…と、前身頃F及び後身頃Bに、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配置され、腰回りにシャーリングを形成するための複数の腰回り弾性伸縮部材群25,25…とを有する。
前記ウエスト部弾性伸縮部材24,24…は、前身頃Fと後身頃Bとが接合された脇部接合縁21の範囲の内、ウエスト開口縁近傍に上下方向に間隔をおいて配設された複数本の糸ゴム状弾性伸縮部材であり、身体のウエスト部回りを締め付けるように伸縮力を与えることにより紙おむつを身体に装着するためのものである。このウエスト部弾性伸縮部材24は、図示例では糸ゴムを用いたが、例えばテープ状の伸縮部材を用いてもよい。
前記腰回り弾性伸縮部材群25,25…は、脇部接合縁21のウエスト開口縁23を除く上部位置から下部位置まで、あるいは図示されるように、脇部接合縁21よりも股下側に及ぶ範囲に亘り、上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配設された糸ゴム状弾性伸縮部材であり、前身頃F及び後身頃Bの腰回り部分に夫々、水平方向の伸縮力を与え腰回りシャーリングゾーンK1、K2を形成するためのものである。なお、前記ウエスト部弾性伸縮部材24、24…と腰回り弾性伸縮部材群25、25…との境界は必ずしも明確でなくてよい。例えば、前身頃F及び後身頃Bに上下方向に間隔をおいて水平方向に配置された弾性伸縮部材の内、数は特定できなくても、上部側の何本かがウエスト部弾性伸縮部材24として機能し、残りの弾性伸縮部材が腰回り弾性伸縮部材25として機能していればよい。
本発明では特に、前記吸収体13の縮こまりを防止するため、前記腰回り弾性部材25…は、吸収性本体が接合される中央付近において連続しておらず、前記吸収性本体10を横切る弾性伸縮部材25…を切断して不連続とし、前記腰回り弾性部材25…による伸縮性が付与されていない構造となっている。弾性伸縮部材の不連続化は、例えば特開2000−26015号公報、特開2002−273808号公報に示されるように、各種弾性伸縮部材を外装シート20に配置した後、エンボスカッターロールとアンビルロールとの間に外装シートを通過させ、前記エンボスカッターロールによる加圧又は加熱により所定範囲内に存在する弾性伸縮部材を細かく切断する方法によればよい。
(インジケータ15の構造)
次にインジケータ15の構造について詳述する。本発明では、インジケータ15は、体液などの水分との接触により呈色反応を示すような着色剤及び/又は水分中のpHを検知して呈色反応を示すような着色剤が含有された接着剤により構成されている。前記体液などの水分との接触により呈色反応を示すような着色剤として、水溶性、水分解性染料又はロイコ染料と該ロイコ染料を発色させるフェノール性化合物、酸性物質、電子受容性物質等の顕色剤とからなる着色剤を使用することが可能である。
前記接着剤には、公知の各種接着剤を使用することが可能である。以下、その一例として、ホットメルト接着剤を使用した場合について詳述する。
前記インジケータ15として着色剤を含有したホットメルト接着剤を使用することにより、着色剤の拡散や浸出などが防止できるとともに、シート状のインジケータを設ける場合に比べると、インラインで簡単に実施できるためインジケータの付設作業工程が大幅に省力化できるようになる。
前記インジケータ15の成分は、水溶性ポリマーに樹脂などからなる非水溶性成分および着色剤が添加されたものである。例えば、ポリエチレングリコール分子量100〜500と、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニルコポリマーと、水溶性ポリエステルとからなる水溶性ポリマーに、高極性粘着付与樹脂および可塑剤の非水溶性成分と、接触する液体の酸性・アルカリ性の程度(pH)を変色によって指示する着色剤とで構成されている。
図2,3に示されるインジケータ15は、前述のホットメルト接着剤の塗布領域を示したものである。この領域は、吸収体13に吸収された***物との接触が効率よく行われる領域である。インジケータ15は防漏シート12の内面側に、面状、帯状または多数の筋状に塗布されることによって形成されている。この際、前記インジケータホットメルト接着剤の塗布量は、20〜30g/m2であることが好ましい。20g/m2より少量であるとインジケータとしての機能が損なわれ、30g/m2より多いと接着剤の硬化によるゴワ付き感が生じる。
〔インジケータ15の変色防止〕
次に、前記インジケータ15が使用前に変色する問題に対する対策例について詳述する。
本発明では、前述した通り、吸収体13を囲繞するコアラップシート14として、従来より用いられているクレープ紙のような吸湿性能を有するものに代えて、疎水性である不織布を用いることにより、前記インジケータ15が吸収体やクレープ紙などの吸湿性素材と直接的に接触しないようにする。
さらに、上記吸収体13を不織布からなるコアラップシート14により囲繞する基本構成に加えて、前記インジケータ15と水分との接触を極力防止することを目的に下記の対策を講じる。
(インジケータ15への水分接触制限の形態例1)
インジケータ15への水分接触を制限する第1の形態例について、図6、7に基づいて説明する。図6は図2のVI−VI断面図であり、図7は図6のVII−VII断面図でありインジケータ15用のホットメルト接着剤および一般的に接着剤として使用されているホットメルト接着剤18(本発明では、前記インジケータ用ホットメルトと区別するために構造用ホットメルト接着剤という。)の塗布形態について一例を示した模式図である。
本形態例では、インジケータ15が塗布された防漏シート12と、吸収体13を囲繞するコアラップシート14との接着に当たり、構造用ホットメルト接着剤18によってインジケータ15を隠蔽するように塗工するようにしたものである。これにより、インジケータ15の一部が前記構造用ホットメルト接着剤18により隠蔽されて、インジケータ15とコアラップシート14との直接接触が防止できるようになり、吸収体13に吸収された水分によるインジケータ15の変色を抑えることが可能となる。この構造用ホットメルト接着剤18は、コアラップシート14の全面に亘って図示例のようにカーテンファイバー状に塗布することが好ましく、さらに別の形態ではスパイラル状、波状、筋状または点状など種々の形態で塗布されるようにしてもよい。さらに、例えば、線状、波状、点状、網目状など種々の非塗布部を有する間欠塗装とすることが可能である。
この場合、構造用ホットメルト接着剤18は、紙おむつ1の使用時に、吸収体13に吸収された尿などの***物がインジケータ15に接触できるように、前記構造用ホットメルト接着剤18によるインジケータ15の隠蔽率は70%以下とする。隠蔽率が70%を超える場合には、***物とインジケータ15との接触面積が少なすぎて、変色を外部から明確に認識できなくなるおそれがある。
(インジケータ15への水分接触制限の形態例2)
インジケータ15への水分接触を制限する第2の形態例について、図8に基づいて説明する。
本第2形態例では、不織布からなるコアラップシート14の内、少なくともインジケータ15と接触する側のコアラップシート14bを撥水処理不織布とするものである。
具体的に図8(A)に示される例は、吸収体13の上面側及び下面側に不織布に撥水処理を施したコアラップシート14a’、14b’を用いた例であり、図8(B)に示される例は、吸収体13の上面側は通常の不織布とし、下面側に不織布に撥水処理を施したコアラップシート14b’を用いた例である。
前記撥水処理は、例えばシリコン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロイド系撥水剤などを繊維にコーティングすることにより行うことができる。
(インジケータ15への水分接触制限の形態例3)
インジケータ15への水分接触を制限する第3の形態例について、図9に基づいて説明する。
本第3形態例では、図9(A)に示されるように、インジケータ15と保湿性を有する吸収体13との接触を防止すべく、吸収体13のインジケータ15に対応する部分に開口13aを設けるようにしたものである。これによって、紙おむつの使用前に高温、高湿の環境下に晒されて、吸収体13が空気中の湿度を吸収しても、インジケータ15と接触することがなく、インジケータ15の変色が防止できるようになる。なお、図9(B)に示されるように、インジケータ15に対応する部分の吸収体13に凹状溝13bを形成して、インジケータ15への接触を防止するようにしてもよい。
(インジケータ15への水分接触制限の形態例4)
インジケータ15への水分接触を制限する第4の形態例について、図10に基づいて説明する。
本第4形態例では、図10に示されるように、インジケータ15と保湿性を有する吸収体13との接触を防止すべく、インジケータ15の隠蔽に当たり、インジケータ15とコアラップシート14との間のインジケータ15に対応する部分にだけ、外気との接触を低減してインジケータ15の変色を抑えるための不織布などからなる隠蔽用シート19を備えるようにしたものである。前記隠蔽用シート19は、使用前のインジケータ15の変色防止および使用中に***物との接触による迅速な変色のため、透液性であり且つ撥水性を有するシートであることが望ましい。
また、前記隠蔽用シート19は、複数の細孔やスリットなどの開口を備えることによって、前記インジケータ15と***物との接触を図るようにしてもよい。このとき、隠蔽用シート19に設けられる前記開口は、インジケータ15の塗布面に対して70%以下の割合で覆われるようにすることが好ましい。隠蔽率が70%を超える場合には、***物とインジケータ15との接触面積が少なすぎて、変色を外部から明確に認識できなくなるおそれがある。
前記インジケータ15への水分接触制限の形態例1について、前記構造用ホットメルト接着剤18の塗布量と塗工パターンに対する耐湿性およびインジケータ機能の比較実験を行った。前記耐湿性実験では、紙おむつが高温高湿状態に保存された状態を想定して、温度40℃、湿度90%の高温高湿状態に1時間晒した後、インジケータ15の変色状態を比較し、前記インジケータ機能実験では、紙おむつの使用時を想定して、30ccの液体を流下したしたときのインジケータ15の変色状態を比較した。その結果、表1に示されるように、前記構造用ホットメルト接着剤18を5g/mを超えて30g/m未満の塗布量でカーテン塗工した場合に耐湿性およびインジケータの変色機能が十分に確保されることが明らかとなった。なお、表1中、耐湿性の○は変色しない、△は多少変色することをあらわし、インジケータ機能の○は変色する、△は変色しにくい、×は変色しないことをあらわす。
Figure 0004709646
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、パンツ式使い捨て紙おむつを例に採り本発明を説明したが、テープ式使い捨ておむつに対しても同様に適用することができる。また、上記形態例では、吸収性本体10と外装シート20とを最終工程で組み立てるタイプの紙おむつ構造としたが、本発明は透液性の表面シートと不透液性の防漏シートとの間に吸収体が介在された紙おむつ一般に対して適用が可能である。
(2)上記形態例では、不透液性の防漏シート12は、ムレ防止の点から微多孔性シートにより形成され、全体に亘って透湿性(通気性)を有するようにしたが、インジケータ15に対応する部分だけ、接着剤やその他塗布剤を塗布することにより、前記微多孔性シートの微孔を塞いで、透湿性(通気性)を低減させたり無くすことができる。
(3)上記形態例では、外気との接触面積を低減してインジケータ15の変色を抑えるために、インジケータ15が塗布された防漏シート12と吸収体13を囲繞するコアラップシート14との接着に当たり、インジケータ15の隠蔽率を70%とするための塗工剤である構造用ホットメルト接着剤18としてホットメルト接着剤を使用していたが、他の接着剤を使用するようにしてもよい。
(4)上記形態例では、体液を検知して変色するインジケータ15として、着色剤を含有したホットメルト接着剤により構成されるようにしたが、着色剤を他の接着剤に含有されるようにしてもよいし、着色剤を直接塗布するなどして前記インジケータ15を形成するようにしてもよい。
本発明に係る使い捨て紙おむつ1の製品状態外観図である。 その展開図である。 使い捨て紙おむつ1の分解図である。 外装シート20の展開図である。 製品状態を示す正面図である。 第1形態例に係る水分接触制限の形態例1を示す、図2のVI−VI線矢視図である。 図6のVII−VII線矢視図で、インジケータ15および構造用ホットメルト接着剤18の塗布形態例を示した模式図である。 第2形態例に係る水分接触制限の形態例を示す、図2のVI−VI線矢視図である。 第3形態例に係る水分接触制限の形態例を示す、図2のVI−VI線矢視図である。 他の形態例に係る水分接触制限の形態例を示す、図2のVI−VI線矢視図である。
1…使い捨て紙おむつ、10…吸収性本体、11…透液性表面シート、12…防漏シート、13…吸収体、14…コアラップシート、15…インジケータ、16…ギャザー不織布、17…糸状弾性伸縮部材、20…外装シート、20A…上層不織布、20B…下層不織布、21、22…脇部接合縁、23…ウエスト開口部回り、24…ウエスト部弾性伸縮部材、25…腰回り弾性伸縮部材、29…脚回りカットライン、F…前身頃、B…後身頃

Claims (5)

  1. 透液性の表面シートと不透液性の防漏シートとの間に吸収体が介在された使い捨て紙おむつにおいて、
    前記防漏シートの内面側に、水分又は体液との接触により呈色反応を示すインジケータが塗布されるとともに、前記吸収体が不織布からなるコアラップシートにより囲繞され
    前記インジケータは、水溶性ポリマーに樹脂などからなる非水溶性成分および水分又は体液との接触により呈色反応を示す着色剤を添加したホットメルト接着剤であり、
    前記インジケータに対応する部分の前記吸収体側の面に、前記インジケータを覆って前記インジケータと前記コアラップシートとが接触しないように被覆層が備えられ、前記被覆層は、透液性であり且つ撥水性を有する不織布により構成されるか、構造用ホットメルト接着剤が非塗布部を有する間欠塗布によって塗布されることによって構成されていることを特徴とする使い捨て紙おむつ。
  2. 前記防漏シートは、透湿度が6000〜12000g/m2・24hrの微多孔性シートからなるとともに、
    前記微多孔性シートの前記インジケータに対応する部分に、前記インジケータ以外の塗布剤が塗布されることにより微孔が塞がれている請求項1記載の使い捨て紙おむつ。
  3. 前記構造用ホットメルト接着剤は、5g/mを超えて30g/m未満の塗布量で、非塗布部を有する間欠塗布によって塗布されたことを特徴とする請求項1、2いずれかに記載の使い捨て紙おむつ。
  4. 前記被覆層は、前記インジケータの塗布面に対して70%以下の割合で覆われていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の使い捨て紙おむつ。
  5. 少なくとも前記インジケータ接触面側のコアラップシートに撥水処理が施されていることを特徴とする請求項1〜いずれかに記載の使い捨て紙おむつ。
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