JP4708895B2 - ロウ付け部材及びその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば内燃機関のオイルクーラ等の熱交換器に代表されるロウ付け部材に関する。なお、本明細書では明瞭化のために、ろう付け等の「ろう」を「ロウ」と記載している。
特許文献1にも開示されているように、内燃機関用のオイルクーラ等には、表面にロウ材層を有する複数の金属プレートがロウ付けにより接合されたロウ付け部材が好適に用いられる。ロウ付けの際には、ロウ付け状態を安定させるために、ロウ付け部材を構成する各部品を仮組みした仮組立体とともに炉内に入れられるロウ付け治具が用いられる。ロウ付け治具は、仮組立体を積層方向に挟持する一対のロアベース及びアッパベースと、ロウ材の溶融により発生する金属プレートの隙間を調整するように、つまり各部の密接状態を保つように、これらロアベースとアッパベースとを互いに近接する方向に所定圧力で加圧するスプリングや錘等の加圧治具と、を備えている。
実開平5−88770号公報
しかしながら、ロウ付け部材の各部品とともに炉内に入れられるロウ付け治具を使用する構成では、ロウ付け治具が繰り返し高温下に曝されるため、ロウ付け治具の熱変形により寸法精度の低下を招くおそれがある。また、ロウ付け治具が製品であるロウ付け部材とロウ付けされてしまうおそれがある。更に、ロウ付け治具も炉内で不可避的に加熱されるため、その加熱分のエネルギーが無駄となってしまう。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ロウ付け治具を敢えて必要としない新規なロウ付け部材及びその製造方法を提供することを主たる目的としている。
表面にロウ材層を備えた複数のプレートが積層され、ロウ付け時に加熱によりロウ材層が溶融することによって、コア部の積層方向寸法の縮小を伴いつつ、積層方向で隣り合うプレートが互いにロウ付けされるコア部と、
このコア部を積層方向に挟む上記プレートよりも大きい金属製の第1ハウジング及び第2ハウジングと、
ロウ付け前に、上記コア部を挟んで第1,第2ハウジングを積層方向に加圧して、上記コア部が存在する径方向中央側で凸に膨らむように弾性変形させることにより、上記コア部よりも径方向外方へ張り出した上記第1,第2ハウジングの外周部を、上記積層方向に関してロウ付け後の正規寸法状態まで弾性変形させた状態で、これら第1,第2ハウジングの外周部同士を固定して、積層方向での相対位置を拘束させる仮止め部と、
を有している。
本発明によれば、ロウ付け前に第1ハウジングと第2ハウジングとを仮止め部で仮止めしておくことにより、ロウ付け治具を用いることなく、第1,第2ハウジングからコア部に対して積層方向に沿う所定の圧縮圧力を作用させることができる。従って、ロウ付け治具を省略することが可能となり、ロウ付け治具の維持や交換が不要となるとともに、ロウ付け治具の組付・分解等の作業が不要となり、かつ、ロウ付け治具の削減分、炉内の消費熱量が低減し、ロウ付け部材の入炉数を増やすことができる等、実用上多大な効果を得ることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、理解を容易にするために、以下の説明では、便宜上、「上」「下」の方向を図1〜図3の姿勢を基準として用いることとする。
図1〜図4は、本発明を内燃機関のシリンダブロックに取り付けられるロウ付け部材としてのオイルクーラ10に適用した第1実施例を示している。このオイルクーラ10自体は本出願人による特開平10−196367号公報や特開平7−269321号公報等に記載されており、ここでは簡単な説明に留める。
図3及び図4を参照して、オイルクーラ10は、ステンレス等の金属プレート12を複数積層して、これら金属プレート12間にオイル室と冷却水室とを交互に形成したコア部14と、金属プレート12の積層方向P(図3の上下方向)でコア部14を挟み込むように、このコア部14を収容するステンレス等の金属製の第1ハウジング16及び第2ハウジング17と、を備えている。コア部14には、積層方向Pに貫通して各オイル室へ連通する第1,第2オイル通路18,19と、同じく金属プレート12の積層方向Pに貫通して各冷却水室へ連通する一対の冷却水通路(図示省略)とが形成されている。
第1ハウジング16は、一端が開口する略有底筒状に形成され、その筒部16Aに第1,第2冷却水管22,23が取り付けられるとともに、円盤状をなす底部16Bの外面に、図外のオイルフィルタへの取付座面24Aを有するステンレス製の取付シート24が取り付けられている。第2ハウジング17は、略円盤状をなし、第1ハウジング16の開口部を閉塞するように、その外周縁部17Aが第1ハウジング16の筒部16Aの開口周縁部16Cに接合される。第2ハウジング17の外周縁部17Aは、第1ハウジング16の開口周縁部16Cの内周面に良好に追従・密接するように、下方へ向けて断面略チャンネル状に張り出した形状に折曲成形されている。また、この第2ハウジング17には、Oリング28を保持するパッキンガイド30が固定されている。
コア部14とハウジング16との間には、冷却水が通流するための第1間隙D1及び第2間隙D2を区画形成するように、ディスタンスピース32とウォータガイド34とが配設されている。ウォータガイド34は、略有底筒状をなし、上側の底部34Aがコア部14の最上面にロウ付けにより接合されるとともに、下側の開口端部に径方向外方へ張り出したフランジ部34Bが形成され、このフランジ部34Bがハウジング16内周面にロウ付けにより接合されている。ディスタンスピース32は、第1ハウジング16の底部16Bとウォータガイド34の底部34Aとの間に間隙を確保するように、両者16B,34A間に介装されている。
このようなオイルクーラ10は、取付シート24の座面24Aにオイルフィルタを取り付けた状態で、オイルフィルタおよびオイルクーラ10の貫通孔36を貫通する図外の中空ボルトによって、上記Oリング28を介して第2ハウジング17側よりシリンダブロックへ液密に締結,固定される。
エンジン側から送り込まれるエンジン潤滑用のオイルは、一方の第1オイル通路18から金属プレート12間に画成される各オイル室内に入り、各オイル室内を周方向に沿って流れた後、他方の第2オイル通路19へ送り出され、ディスタンスピース32やハウジング底部16Bに形成された穴(図示省略)及び取付シート24に形成された複数の穴24Bを通してオイルフィルタへ送り出される。オイルフィルタで濾過されたオイルは、上記中空ボルトの内部を通ってエンジン側へと戻される。また、一方の第1冷却水管22より流入される冷却水は、第1間隙D1から一方の冷却水通路を経て各冷却水室へ入り、各冷却水室を周方向に流れた後、他方の冷却水通路および第2間隙D2を経て第2冷却水管23へと送り出される。そして、各冷却水室内を流れる冷却水によって、オイル室内を流れるオイルが適温化される。
上記の金属プレート12やディスタンスピース32等のオイルクーラ10を構成する多くの部品は、基材の両面にロウ材層を備えたクラッド材からなり、炉内で加熱することにより、各部のロウ付け接合が行われる。
図9を参照して、ロウ付け治具2を用いた比較例に係るロウ付け手順について説明する。一般的にはこの比較例のように、ロウ付け前の各部品を組み立てた仮組立体1Aにロウ付け治具2を組み付けて炉内に入れ、炉内で加熱することにより各部のロウ付けが行われる。上記のロウ付け治具2は、仮組立体1Aを積層方向Pに挟持する一対のロアベース3及びアッパベース4と、ロウ材の溶融により発生する隙間を調整するように、つまり各部の密接状態を保つように、これらロアベース3とアッパベース4とを互いに近接する圧縮方向に所定圧力で加圧する加圧治具と、を備えている。この加圧治具は、仮組立体1A,ロアベース3及びアッパベース4を貫通するセンターシャフト5と、センターシャフト5の一端に取り付けられてアッパベース4に当接するストッパピン6と、センターシャフト5の他端に設けられ、ロアベース3をアッパベース4側へ例えば初期荷重800kg程度の所定圧力で加圧するスプリング7と、を有している。ロウ付け後のオイルクーラ1は、ロウ付け前の仮組立体1Aに比して、ロウ材の溶融により積層方向Pの寸法が所定量αだけ低減することとなる。
これに対して本実施例では、図1及び図2に示すように、ロウ付け前の各部品を組み立てた仮組立体に対し、その積層方向Pの寸法がロウ付け後の正規の寸法となるように、スプリングや錘等の適宜な治具を用いて、上記比較例での初期荷重(ロウ付け安定性を得るために必要な荷重)と同等またはそれ以上の荷重・圧力で積層方向Pに加圧し、この加圧を保持した状態、つまりロウ付け後の正規寸法状態まで弾性変形した状態で、第1,第2ハウジング16,17を、仮止め部40において溶接等により固定し、両者16,17を積層方向Pで仮止めする。つまり両者16,17の積層方向Pでの相対位置を拘束させる。仮止め部40は、図2に示すように、第1ハウジング16の開口周縁部16Cに沿って、周方向で適宜間隔毎に複数箇所に設けられている。この第1実施例では、仮止め部40において、スポット溶接やYAGレーザ溶接などの溶接により両者16,17が固定されている。
この仮止め後に加圧を開放すると、図1及び図2に示すような中間成形体11が得られる。この中間成形体11では、特に積層方向Pに関しては各部品のロウ材層の厚みを合わせた分、第1,第2ハウジング16,17が径方向中央側で凸に膨らむように弾性変形し、これら第1,第2ハウジング16,17が元の形状に戻ろうとする反発応力・復元力により、積層方向Pに挟み込まれるコア部14,ディスタンスピース32及びウォータガイド34に対し、積層方向Pに沿う所定の圧縮圧力、つまり上記の初期荷重と同程度の荷重・圧力が作用する。従って、上記比較例のようなロウ付け治具2を用いることなく、第1,第2ハウジング16,17により積層方向Pに挟持されるコア部14,ディスタンスピース32及びウォータガイド34等に対し、ロウ付け治具2を用いた場合と同じ様に所定の圧縮圧力を作用させることができる。よって、この中間成形体11を単体で炉内に入れて加熱すると、炉内の温度上昇に伴って熱膨張による変形と、ロウ付け温度下におけるロウ材の溶融による隙間との釣り合いにより、上記のロウ付け治具2を用いた場合と同様に隙間修正作用が働き、ロウ付け治具2を用いた場合と同等又はそれ以上のロウ付け性を得ることが可能となる。このように、ロウ付け治具2を省略することができることから、ロウ付け治具2の維持や交換が不要となるとともに、ロウ付け治具2の組付・分解等の作業が不要となり、かつ、ロウ付け治具2の削減分、炉内の消費熱量が低減し、その入炉数を増加することができる。
特に、この第1実施例にあっては、ディスタンスピース32やウォータガイド34によって第1ハウジング16とコア部14との間に適宜な間隙D1,D2が確保されていることから、図1や図2に模式的に示すように第1ハウジング16が比較的容易に弾性変形することができる。
また、この第1実施例のように溶接により仮止めを行う構成では、圧入作業性を損ねることなく溶接可能な積層方向P寸法を十分に確保するように、第1ハウジング16の開口周縁部16Cの内面に対向し、安定的にスライドして摺動面(摺動部)となる第2ハウジング17の外周縁部17Aの最外壁面17Bの寸法が設定されている。
図5及び図6は、本発明の第2実施例に係るオイルクーラ10Aを示している。なお、後述する実施例では、既述した第1実施例と同じ構成要素には同一参照符号を付し、重複する説明を適宜省略する。この第2実施例では、周方向に沿って適宜間隔毎に複数設けられた仮止め部40Aにおいて、第1ハウジング16の開口周縁部16Cを第2ハウジング17の外周縁部17Aに加締めることにより両者が結合され、積層方向Pに仮止めされている点で、上記第1実施例と異なっている。より具体的には、上記第1実施例と同様、ロウ付け前の各部品を組み立てた状態で、第1ハウジング16と第2ハウジング17とを所定圧力で積層方向Pに加圧し、この加圧状態で、各仮止め部40Aにおいて、第1ハウジング16の開口周縁部16Cに形成された折曲片部41を径方向内方へ折り曲げて、第2ハウジング17の外周縁部17Aに巻き付くように接合させる。このような第2実施例においても、第1ハウジング16と第2ハウジング17との間に挟まれるコア部14等に所定圧力を付与することができるので、ロウ付け治具2を用いることなくロウ付け処理を行うことができる。
図7及び図8は、本発明の第3実施例に係る、いわゆるハウジングレス式オイルクーラ10Bを示している。このようなハウジングレス式オイルクーラ自体は特開平10−185462号公報等に記載されているように公知であり、ここでは詳細な説明を省略する。このハウジングレス式オイルクーラ10Bは、複数の金属プレート12が積層され、隣り合う金属プレート12がロウ付けされてなるコア部14と、このコア部14を積層方向Pで挟み込む第1ハウジング46及び第2ハウジング47とを有している。但し、この第3実施例では、第1,第2ハウジング46,47がともに金属プレート12とほぼ同様の円盤状をなしており、コア部14の外周はハウジングに覆われることなく外部に露出している。つまり、第1,第2ハウジング46,47は、コア部14の最外層のプレートと換言することもできる。
そして、この第3実施例では、第1,第2ハウジング46,47の外周部とコア部14の外周部とにわたって、これらの部材を積層方向Pに仮止めする仮止め部40Bが設けられている。仮止め部40Bは周方向に適宜間隔を置いて複数箇所に設定されている。詳しくは、ロウ付け前に各部品を仮組みした仮組立体に対し、積層方向Pの寸法がロウ付け後の正規の寸法となるように、スプリングや錘等の適宜な治具を用いて、積層方向Pに所定圧力(上記の初期荷重(800kg程度)に相当する圧力)で加圧し、この加圧を保持した状態、つまりロウ付け後の正規寸法まで弾性変形させた状態で、上記の仮止め部40Bにおいて、第1,第2ハウジング46,47及びコア部14の外周部を積層方向Pに沿ってYAG溶接等により固定する。
このような第3実施例においても、上記の第1,第2実施例と同様、第1,第2ハウジング46,47により狭持されるコア部14に対して積層方向Pに沿う所定の圧縮圧力が作用するので、ロウ付け治具2を用いることなくロウ付け処理を良好に行うことができる。
以上の説明より把握し得る本発明の特徴的な技術思想について、上記実施例を参照しつつ列記する。但し、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例のような内燃機関のシリンダブロックに取り付けられるオイルクーラに限らず、自動変速機の変速機ケースに取り付けられるオイルクーラや、オイルクーラ以外の熱交換器の他、熱交換器以外の様々なロウ付け部材にも本発明を適用することができる。
(1)複数のプレート12が積層され、積層方向Pで隣り合うプレート12が互いにロウ付けされるコア部14と、このコア部14を積層方向Pに挟む第1ハウジング16(46)及び第2ハウジング17(47)と、ロウ付け前に上記第1,第2ハウジング16,17(46,47)を積層方向Pで仮止めする仮止め部40(40A,40B)と、を有する。すなわち、第1,第2ハウジング16,17(46,47)を積層方向Pに加圧した状態で仮止めして中間成形体11を形成し、この中間成形体11を加熱することにより、ロウ付け治具2を用いることなくロウ付けを行うことができる。
(2)好ましくは上記第1,第2実施例のように、第1ハウジング16がコア部14の外周を囲繞する筒部16Aを有する略有底筒状をなし、仮止め部40(40A)が筒部16Aの開口周縁部16Cと、第2ハウジング17の外周縁部17Aと、の結合部に沿って設けられる。仮止め部40(40A)では、例えば溶接や加締め等により仮止めが行われる。
(3)第3実施例のハウジングレス型オイルクーラのように、第1,第2ハウジング46,47がコア部の積層方向Pの両端に配置される略板状をなしている場合、仮止め部40Bにおいて第1,第2ハウジング46,47の外周部とコア部14の外周部とを積層方向Pに沿って仮止めすれば良い。
本発明の第1実施例に係るオイルクーラの中間成形体を示す断面図。 上記第1実施例の中間成形体を示す側面図。 上記第1実施例のオイルクーラを示す断面図。 上記第1実施例のオイルクーラを示す上面図。 本発明の第2実施例に係るオイルクーラの断面図。 上記第2実施例のオイルクーラの下面図。 本発明の第3実施例に係るハウジングレス型オイルクーラの断面図。 上記第3実施例のオイルクーラの側面図。 比較例に係るオイルクーラのロウ付け手順を示す説明図。
符号の説明
10,10A,10B…オイルクーラ(ロウ付け部材)
11…中間成形体
12…金属プレート
14…コア部
16…第1ハウジング
16A…筒部
16C…開口周縁部
17…第2ハウジング
17A…外周縁部
40,40A,40B…仮止め部
46…第1ハウジング
47…第2ハウジング

Claims (4)

  1. 表面にロウ材層を備えた複数のプレートが積層され、ロウ付け時に加熱によりロウ材層が溶融することによって、コア部の積層方向寸法の縮小を伴いつつ、積層方向で隣り合うプレートが互いにロウ付けされるコア部と、
    このコア部を積層方向に挟む上記プレートよりも大きい金属製の第1ハウジング及び第2ハウジングと、
    ロウ付け前に、上記コア部を挟んで第1,第2ハウジングを積層方向に加圧して、上記コア部が存在する径方向中央側で凸に膨らむように弾性変形させることにより、上記コア部よりも径方向外方へ張り出した上記第1,第2ハウジングの外周部を、上記積層方向に関してロウ付け後の正規寸法状態まで弾性変形させた状態で、これら第1,第2ハウジングの外周部同士を固定して、積層方向での相対位置を拘束させる仮止め部と、
    を有することを特徴とするロウ付け部材。
  2. 上記第1ハウジングが、上記コア部の外周を囲繞する筒部を有する略有底筒状をなし、
    上記仮止め部が、上記筒部の開口周縁部と、第2ハウジングの外周縁部と、の結合部に沿って設けられることを特徴とする請求項1に記載のロウ付け部材。
  3. 上記第1,第2ハウジングが、コア部の積層方向両端に配置される略板状をなしており、
    上記仮止め部では、上記第1,第2ハウジングの外周部とコア部の外周部とが積層方向に沿って固定されていることを特徴とする請求項1に記載のロウ付け部材。
  4. 表面にロウ材層を備えた複数のプレートが積層され、ロウ付け時に加熱によりロウ材層が溶融することによって、コア部の積層方向寸法の縮小を伴いつつ、積層方向で隣り合うプレートが互いにロウ付けされるコア部と、
    このコア部を積層方向に挟む上記プレートよりも大きい金属製の第1ハウジング及び第2ハウジングと、
    を有するロウ付け部材の製造方法において、
    ロウ付け前に、上記コア部を挟んで第1,第2ハウジングを積層方向に加圧して、上記コア部が存在する径方向中央側で凸に膨らむように弾性変形させることにより、上記コア部よりも径方向外方へ張り出した上記第1,第2ハウジングの外周部を、上記積層方向に関してロウ付け後の正規寸法状態まで弾性変形させた状態で、これら第1,第2ハウジングの外周部同士を固定して、積層方向での相対位置を拘束させた中間成形体を形成し、
    この中間成形体を加熱することによりロウ付けを行うことを特徴とするロウ付け部材の製造方法。
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