JP4708645B2 - 長期装着式耳管型補聴器 - Google Patents

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Description

【0001】
関連出願
本出願は、現在出願継続中の「耳管型補聴器用電池容器」の名称で1998年11月12日に出願した米国特許出願第09/190,764号と、1998年11月25日出願の米国特許出願第09/199,699号(発明の名称「半永久的な耳管型補聴器」)とに関連するものである。以下ではこれらの出願をそれぞれ'764出願および'699出願とよぶことにする。
【0002】
【発明の技術分野】
本発明は、補聴器に関するものであり、特に、エネルギー効率および音響特性を良くし且つ長時間目立たないで装着可能な、耳管内に深く挿入されるミニチュア補聴器に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
耳管の簡単な解剖学的説明
外部聴覚道(耳管、耳カナル)は一般に細く、図1に示すような輪郭形状を有している。この耳管10は、耳管孔17から鼓膜18(eardrum)の中心まで約25mmの長さを有している。耳管の(鼓膜から離れた)横部分すなわち軟骨領域11は、下部の軟骨組織のために比較的軟かい。耳管10のこの軟骨領域11は、会話、あくび、食事、その他の下顎(顎骨)の運動時に変形し、移動する。(鼓膜の方へ向かって)中間部分すなわち鼓膜に近い骨領域13は、下部骨組織のために硬い。この骨領域13の皮膚14は(軟骨領域の皮膚16に比べて)薄く、触覚または圧力に対して感応性が高い。特徴湾曲部15は、軟骨領域11と骨領域13とを分離している骨-軟骨接合部19(以下、骨接合部という)にほぼある。この特徴湾曲部の大きさは各個人で違っている。
【0004】
典型的な耳管10(図2)の横断面図から分かるように、耳管10は一般に下側が尖った卵形をしている。長径(DL)は垂直軸線に沿っており、短径(DS)は水平軸線に沿ってある。耳管寸法は下記の「実験」の項に示すように各個人によって大きく異なる。
【0005】
耳管内の毛5や耳垢4は主として軟骨領域11に存在する。生理学的な耳垢(耳の中の堆積物)は、耳あか(耳脂)、発汗、腐毛、軟骨領域の皮膚の下側に生じる油等の種々のものを含む。非生理学的な垢は主として耳管に入った環境粒子から成る。これらの耳垢は上皮細胞表面運動によって耳の外側へ向かって横方向へ自然に押出される(例えばBallachanda, The Human ear Canal, ingular Publishing, 1995, pp. 195を参照)。耳管の骨部分では耳垢は生じないし、毛もない。
【0006】
耳管10は中央の鼓膜18で終わる。耳管の外横部分には、耳甲介2と外耳(耳介)3がある。これらは軟骨でできている。耳甲介2と耳管の軟骨部分11との間の耳孔17の所の接合部も特徴湾曲部12によって規定される。これは耳管の最初の湾曲部とよばれる。
【0007】
何百万人の人が数タイプの聴力損失で悩んでいる。聴力損失は特に高周波数(4000Hz以上)で起こり、加齢とともに低周波数へ広がっていく。
【0008】
従来の耳管型補聴器の限界
人の耳に合った補聴器は補聴器工業会が分類した下記の4つのカテゴリーに分けることができる:
(1)耳後部(BTE)型:これは耳の後部に取付け、大部分は外耳に合せた耳成形品に取り付けられる。
(2)耳内部(ITE)型:これは主として外耳および外耳凹部に嵌められ、耳管内には最小限度しか延びていない。
(3)耳官内(ITC)型:これは主として外耳凹部に嵌められ、耳管内へ延びている(Valente M., Strategies for Selecting and Verifying Hearing AidFittings, Thieme Medical Publishing. pp. 255256,1994を参照)。
(4)完全耳官内(CIC)型:これは耳管の孔内に完全に嵌め込まれる(Chasin, M. CIC Handbook, Singular Publishing ("Chasin"), p. 5,1997を参照)。
【0009】
加齢および障害に伴う聴力損失による社会的不便を軽減するために、補聴器を小型化して補聴器を見えなくするという需要は益々増えている。補聴器の各種部品が小型化された結果、電池が耳管型補聴器の最大の単一部品となっている(以下ではITC型とCIC型をまとめて耳管装置または耳管型補聴器とよぶことにする)。従来の電池であるボタン電池は全ての補聴器で実際に用いられている。
【0009】
耳管装置の審美的な利点に加えて、耳管装置を耳管内の深い位置に配置することにより音響学的にも利点がある。この利点には高周波数応答の改良、歪みの低下、ハウリングの低下、電話の使用がし易くなる等が含まれる(Chasin、pp. 10-11)。
【0010】
しかし、耳管型補聴器を出現させるような進歩があったにせよ、従来の耳管装置の技術には設計および形状に関して多くの基本的な限界がある。これらの問題には、(a)装置の操作が頻繁、(b)発振性帰還(ハウリング)、(c)カスタムメイドおよび型取りが必要、(d)エネルギーが非効率、(e)現在の電池設計に対する空間効率が悪い、(f)閉塞(occlusion)に関連する問題などの問題がある。これらの限界について以下、更に詳細に説明する。
【0011】
(a)装置の操作が頻繁
従来の耳管装置は頻繁な耳管への挿入と取外しを必要とする。製造業者は、清潔にするために毎日取り出してCIC装置をメンテナンスすることを推薦している(Jsers s Instructions SENSOCIC and Mini Canal Widex Hearing Aid Co. Feb. 97, pp. 11,16、とGeneral Information for Hearing aid Users, Siemens Hearing Instruments, Inc. Mar. 98, p. 8参照)。従来のCIC装置を毎日取り出すことは、それが軟骨領域を塞いでいる圧力から耳を開放するために必要である。さらに、一般に2週間しか持続しない従来のボタン電池を交換するためにも、CIC補聴器を取り出す必要がある。耳管装置を毎日操作し、電池交換に機敏な手の操作を要求されることは多くの老齢の聴覚障害者には大きな課題となる。こうした人達は関節炎、震え、神経障害を持つことが多く、ミニチュア補聴器を頻繁に取り扱う能力は制限される。
【0012】
(b)発振性帰還(ハウリング)
発振性帰還(ハウリング)は、典型的にはレシーバ21(スピーカ)からの音響出力30がリーク経路または湾曲部23を介して漏れる(図3の矢印32、32')ときに起こる。漏れ(32')は、耳管型補聴器20のマイクロホン22に届き、発振が生じる。この発振性帰還(ハウリング)は、「ささやき」または「キーキー音」となって、補聴器ユーザーを悩ませるだけでなくて、会話の邪魔にもなる。この発振性帰還(ハウリング)は耳管をきつく塞ぐ(漏れ止めする)ことによって一般には軽減されるが、カスタムメイドの製造工程(下記に説明)が不完全であったり、補聴器にガス抜き装置を意図的に作る(下記で説明)ことによって所望の密封性が達成できない場合(高い増幅レベルを必要とする人の場合)には、そうすることが不可能であるか、所望の遮蔽効果を達成することができない。高周波ではゲインが増加するためこの発振性帰還(ハウリング)は高周波で増加する。
【0013】
(c)カスタムメイドと型取りの必要
従来の耳管装置は各個人の耳から取った型に従って作られる。シェルとよばれる耳管装置のハウジング25(図3)は一般に型取り操作によって各人の耳管形状を正確に写して作られる。従来の耳管装置はカスタマイズして、ハウリングが生じるリーク間隙を最小限度にし、装着時の快適性を改良する必要がある。しかし、このカスタマイズ操作は不完全な方法であり、時間を必要とし、従って、コストアップの原因となり、最終的に補聴器ユーザーの負担となる。さらに、型取り操作自体が、ユーザーに不快感を与える。
【0014】
(d)エネルギーの非効率性
従来の耳管装置がエネルギー的に非効率性である原因の一部はレシーバー(スピーカ)21と鼓膜18との間に距離(図3の6)があるためである。レシーバーが鼓膜から遠くなると、空気を振動させるのに多くのエネルギーを必要とする。しかし、CIC装置は挿入が困難で、不快感であるため、一般に内側末端23にはテーパが付いており(Chasin、pp. 9-10)、相対的に浅い所(図3)に取付けられる。それによって耳管の骨部と剛体容器とが接触するのを避けている。
【0015】
(e)現在の電池設計に対する空間効率が悪い
従来の耳管装置は内部部品(図3では電池26、マイクロホンホン22、増幅部24、レシーバー21)を単一構造の容器25(シェル)で保護している。このシェル25または主ハウジングは、厚さが約0.5〜0.7mmの耐久性に優れた、補聴器の永久部品である。一方、耳管型補聴器の最大単一部品である電池自身も、一般にはニッケルメッキされた鉄でできている保護ハウジングを有している。このように、電池を二重に包みこむことによって装置全体の寸法がかなり大きくなり、その耳管内への挿入を難しくしている。耳管は縦軸に沿って円筒状に延びており横断面形状が卵形である(図2)ので、従来のボタン電池の形状問題である。すなわち、ボタン電池は、横断面が円形であり、図4に示すように長さ(L)が横断面の直径(D)より短い。例えば従来の全てのCIC装置で実際に使用されている標準のボタン電池モデル5A、10Aは直径(D)が約5.8mm、長さ(L)がそれぞれ約2.15 mm、3.6mmである。
【0016】
(f)閉塞に関連する問題には下記のいくつかの問題が含まれる。
(i) 耳管装置の頻繁な挿入、取外しによる耳管摩擦のために、不快感、刺激が起こり、痛みを生じることもある。装着者の毎日の取り出し操作を助けるために耳管装置には一般に取外し用ストランド7(図3)が備えられている。不快感と摩擦のために耳管装置をメーカーに頻繁に返してカスタムメイドの装着具合及び快適さを調整、改良する必要がある(Chasin、44頁)。「一般に知られた補聴器の長期使用の影響には皮膚の萎縮と耳管の骨が徐々に変形することである。耳管に加わる皮膚上の慢性的な圧力によってこの層が薄くなり、皮膚付属器官の一部が失なわれる」(Chasin、58頁)。
【0017】
(ii) カートリッジ式の補聴器によって生じる湿気と耳垢によって、補聴器によって耳管が閉塞された時に、耳管および補聴器が損傷を受ける。「耳管の閉塞部分の湿度は急増する。これは高温高湿気候ではさらに悪化する」(Chasin、pp. 57-58)。この耳管湿気による損傷効果を減らすために、耳管内の湿気の影響を減らすようにCIC型装置を毎日耳管から取り出すことが勧められている。さらに、耳管型補聴器による閉塞は耳垢の自然な横方向押出し運動の邪魔をする。軟骨領域に生じた耳垢がCIC補聴器の頻繁な挿入操作によって耳管の骨領域の深い所に押されて蓄積されると、耳垢で詰まること(耳垢による耳管の封鎖)が起こることがある(Chasin、27頁、pp. 56-57)。
【0018】
(iii) 閉塞効果は補聴器に生じる一般的な音響問題である。それは人の自己の音声(会話、咀嚼、アクビ、衣擦れ音、その他)を開いた耳管を介した同じ音に比較して、不自然かつ大きな音で知覚することになる。この閉塞効果は、例えば話す時に指で耳に栓をした時に経験するように、主として自己音声の低周波成分による。閉塞効果は補聴器によって閉塞が起こった時の耳管内の共鳴音によって生じる。この閉塞効果は図3において耳のまわりの各種解剖学的構造(図示せず)から出る「自己の音」35が耳管10に届くことで示してある。耳管が塞がれると、自己音声35の大部分は矢印34で示すように鼓膜18の方へ導かれる。「閉塞音」34の大きさは耳管型補聴器20を通る「閉塞開放孔」23を形成することによって減少させることができる。この閉塞部通気用湾曲部23は矢印35'で示すように「閉塞音」35の一部を耳管の外側へリークさせる役目をする。
【0019】
閉塞効果は、閉塞した補聴器と鼓膜との間の空気の残留量6に反比例する。従って、閉塞効果は、耳管型補聴器をより深い位置に配置することによってかなり軽減される。しかし、剛体のケースを有する従来の器具をより深い位置に配置することは不快感を含む上記の理由で不可能である。多くの補聴器ユーザーにとって閉塞効果は悩みの種だけでなくて、耳管型補聴器の使用を途中でやめる理由の一つでもある。
従来の耳管型補聴器の上記制約は互いに関連している。例えば耳管型補聴器を耳管に装着した場合、カートリッジ内の運動によってリークが起こり、それによってハウリング、不快感、閉塞効果、補聴器の耳からの排出が起こる(Chasin、pp. 12-14)。これら制約の相互関係は、しばしば逆説的に相反する。例えば、きつく耳管をふさぐことは、一方で、ハウリングを防ぐために要求される。反面、きつくふさぐことは、上述した閉塞効果を生じる。湾曲部23によって、閉塞効果を軽減しようとすることは、ハウリングを起こすのに都合が良い経路を提供する。本理由のためだけで、湾曲部23の直径は、CIC型装置において典型的にはおよそ0.6-0.8mmに制限される(Chasin、pp. 27-28)。
【0020】
関連する補聴器技術の技術状況の検討
USPN4,830,139のCirillo E.、耳管内にスピーカモールド(Cirilloの図1の16)、可撓性のゲル状水溶性材料を作ったシーラントによって保持する手段を開示している。そのスピーカモールドが、耳管の外側に延びているワイヤ(18)に取り付けられる、したがって、Cirilloの器具は、恐らく、耳管の外側に配置される補聴器のためのものである。Cirilloの開示は、完全に耳管に置かれる器具を取扱わない。さらに、シーラントが水溶性であるため、それが(例えば、シャワー、水泳など)湿気に晒される場合劣化するので、シーラントが短期の使用の用途にだけ適切であることは推定ることができる。
【0021】
USPN 5,654,530のSauerほかは、ITE器具(SauerのFig 1)またはBTE器具(Sauerの図2)と関連があるインサートを開示する。インサートは、柔らかい弾性体で形成され、外側の周囲に溝が形成され、複数のファン状周囲セグメントに分割したシーリング兼取り付け素子である。シーリング素子は、その図に示すように耳管の横部分に置かれる。Sauerの開示は、ITE装置とBTE装置のためのインサートを開示しているが、耳管に深く完全に挿入される目立たない補聴器に係わるものでは明らかにない。インサートが明らかに軟骨領域にある。従って、毛と耳垢と発汗の領域で耳管をふさいでいる。明らかに、長期間使用(毎日の取外しなしで)は、生理学的耳垢の自然な生成に干渉する。
【0022】
USPN 5,742,692にガルシアほかは、耳管の骨領域にはめ込まれる可撓性のシール30に取り付けられる補聴器(ガルシアの図1の10)を開示する。その補聴器10は、単一の一体ハウジング20に含まれる補聴器構成要素(すなわち、ガルシアで示すように、マイクロホン12とレシーバ15と電池16とその他)を具備している。補聴器10は、単一ハウジング20に伴なう空間非効率のために、多くの小さく且つ曲線の輪郭を描く耳管内に深く且つ心地よく嵌合するとは思えない。このサイズの不利な点に加えて、補聴器10はガルシアの図2に示すように軟骨領域で耳管をふさぐ。
【0023】
USPN 4,680,799とUSPN 4,937,876のHennebergerBiermansも、従来のハウジングを有する補聴器器具をそれぞれ開示する。そのハウジングは、耳管を塞ぐと共に、内部のマイクロホンと電池とレシーバ部分のための単一外容器から成る。
【0024】
USPN 3,783,201とUSPN 3,865,998のワイスほかは、マイクロホン14とレシーバ18とが別々であり、耳管内に部分的に嵌合する(上記形状とは異なる)補聴器形状を開示する(ワイスほかの両特許の図1)。電池と増幅器を囲んでいる主要なハウジングは、耳管の外側の外耳領域を適合させるために設計される。マイクロホン14は、完全に耳管の外側の耳介に置かれる。器具は、耳管内に完全に配置されず、明らかに見える。
【0025】
USPN 3,527,901のGeibは、補聴器の全体を囲む軟かい弾力のある材料でできたハウジングを有する補聴器を開示する。本アプローチは、従来のリジッドな容器を排除して、装着をより快適にする。しかし、単一容器は、空間効率を少しも改善しない。さらに、補聴器が耳管内に完全に嵌合されるようには明らかに設計されていない。Geibは、「補聴器をユーザーの耳介と耳管との中により良く嵌合させてより有効シールを実現し直接音響帰還の問題を低減する」と説明している(Geibの2欄、40-43行)。
【0026】
USPN 4,607,720のHardtは、レシーバに直列に取り付けられる柔らかいシーリングプラグを有する量産可能な補聴器を開示する。この発明が、注文生産の問題を解消するにもかかわらず、(電池、マイクロホン、レシーバなどの主要な補聴器部品を収容する)単一容器は、耳管に深く嵌合するためには空間効率が不十分である。
【0027】
USPN 4,870,688のVorobaも、量産可能な補聴器を開示する。この補聴器は、リジッドなコア20の外部に固定される可撓性カバー30によって覆われる固体のシェルコア(Vorobaの図1と2の20)を有している。同様に、リジッドなコアは、全ての主要な補聴器部品を収容するの単一容器を構成しており、耳管に深く嵌合するためには空間効率が不十分であると考えられる。
【0028】
USPN 3,061,689、RE26258、USPN 3414685、USPN 5,390,254のMcCarrel他、Martin, R.、Geib他、Adelman R.はそれぞれ、レシーバ部分が撓み自在に主要な部分から分離している小型補聴器を開示している。レシーバ部分は耳管に挿入可能であり、主要な部分は、耳甲介(McCarrelの図2、Geibの10、Adelmanの図3B)を占めている。このような配置は、挿入と取外しのための補聴器の扱いを容易にしている。この補聴器の主要部は、レシーバ以外の、電池と増幅器とマイクロホンを含む補聴器の全ての主構成要素を含む。したがって、主要は、大部分の人々にとっては耳管の孔の奥まで耳に十分に嵌合するには空間効率がよくない。さらに、耳管の軟骨の部分は実質的にふさがれ、または外側の環境に露出されない。従って、耳管から補聴器の頻繁な取外しを必要としている。
【0029】
USPN 5,701,348のShennibほかは、撓み自在に連結しているモジュールを有する関節式の補聴器を開示する。「主要なモジュール12は、レシーバを除く、補聴器における典型的な構成要素の全てを含む。」(6欄、64-66行)主要なモジュールは、電池16、電池区画15、電気回路17(増幅器)とマイクロホン14とを含む。関節式構成と柔らかい音響シール43とにより、この補聴器は、注文生産することなく、多様な耳管に嵌合でき、従って、量産可能である。CIC形状が開示される(Shennibの図23を参照)にもかかわらず、特に小さ輪郭が複雑な耳管に深く挿入することは、他の主構成要素(例えばマイクロホン)と共に電源(電池)を収容している主要なモジュール12の構成によって、厳しく制限される。そこに開示されるどの形状でも、実質的に軟骨領域の耳管を塞いでおり、したがって、生理学的耳垢の自然生成と毛と干渉する。したがって、Shennibの開示されたCIC型装置は、長時間の装着に適していない。
【0030】
そこで、本発明の主な目的は、耳管内に完全に置かれる、空間効率の高い、補聴器を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、注文製造または個々の耳管に合わせる必要としない量産可能な構成を提供することである。
【0031】
本発明のもう一つの目的は、耳管内の毛や生理的耳垢の自然生成や排出との干渉を最小にするように、耳管の軟骨部分を塞がない補聴器を提供することである。
特に重要な本発明の更に別の目的は、長時間装着に適した、従って、耳管から毎日の取外しを必要としない、耳管型補聴器を提供することである。
【0032】
本明細書及び請求の範囲において、「長時間装着」とは、比較的長い期間、少なくともおよそ1週間、取外しの必要なく、耳管内に補聴器を連続的に装着したままでの使用と定義される。
【0033】
発明の概要
本発明は、深く完全に耳管内に配置され長時間の装着に特に適している普及型の耳管型補聴器を提供する。本発明の耳管型補聴器は、塞ぐことなく軟骨の部分に横方向に延びると共に、内部のシーリングのための耳管の骨部分を塞ぐ。本発明の耳管型補聴器は、万能コア組立体と嵌合する部分的凹部を有する、全体として断面が形の周囲を有する円筒状に細長い電池組立体を有する。その電池組立体は、耳管内の環境に直接に晒される外表面を有する薄い包囲体から成る。本発明は、従来技術のように他の構成要素と一緒に電池を収容する単一のリジッドな包囲またはリジッドな主要なハウジングがないことによって徴づけられる。
【0034】
電池組立体は、万能コア組立体に取外し可能に接続される。電池組立体とコア組立体形のマイクロホン部分は、耳の孔を通して、耳管の軟骨部分にすき間なく位置づけるように取り付けられたとき、横部分を形成する。
この横部分は、断面が形の周囲を有し、耳管の骨接合部で中央にテーパリングがついた実質的に円筒状である。そして、挿し込んだときに、耳管の壁とほとんど接触しないように、横断面での耳管の周囲より横断面での横部分の卵形の周囲は小さい。横部分は、それ故、毛と耳垢産生との干渉を最小する非閉塞状態耳管に置かれる。音響閉塞効果は、また、鼓膜から離れて耳管の外側の方へ、閉塞音声を導くことによって、最小(限度)にされる。
【0035】
コア組立体も、マイクロホン部分に撓み自在に接続されるレシーバ部分を有している。レシーバ部分は、骨接合部を過ぎて耳管の骨の部分に置かれる。レシーバ部分はレシーバを含む。そして、レシーバは、エネルギー使用量を最小(限度)に高周波数応答を改良する例外的に近い位置で音声を鼓膜の方へ供給する。レシーバ部分は、耳管の骨の部分において、レシーバ部分のまわりに(即ち、レシーバ部分上に)、同心で配置される形状一致変形自在なシーリングリテーナによって、しっかりと固定される。レシーバ部分と横部分との間の撓み自在な接続は、特に骨接合領域を介しての耳管の補聴器の挿入と取外しを容易にする。
【0036】
本発明の好適な実施例において、様々な形状及びサイズの電池組立体が一般に入手可能であり、適用される個々の耳に最適で最大のエネルギー容量を選択することができる。好適な実施例の電池組立体は、使い捨て可能であり、補聴器のコア組立体との電気的且つ機械的な接続を実現するようにマイクロホン部分に挿入される突出コンタクトを有している。本発明の他の実施例において、コア組立体は、電池を内部に有し使い捨て可能である。
【0037】
本発明の補聴器は、量産可能注文製造の必要なくまたは個々の耳管に合わせる必要なくいろいろな耳管形状とサイズを適合する。
【0038】
本発明の空間効率及びエネルギー効率に優れた構成により、従来の耳管型補聴器のように毎日取外す必要なく、耳管に長時間装着したまま使用できる。好適な実施例において、睡眠または不使用の間、補聴器を耳管内に装着したままで、本発明の補聴器は、電池・エネルギーをオプションとして節約するためのリモートコントロールによる遠隔でオンオフ切り換えられる。
【0039】
本発明の上記並びに他の目的、特徴、観点及び効果は、添付の図面を参照した本発明の好適な実施例及び方法についての本発明の最良の形態の以下の詳細な説明から明らかになる筈である。
【0040】
【実施例】
本発明は、耳管内に完全に収容され且つ閉塞が最小限になり、従って、耳管から毎日取り出す必要のない長時間使用可能な補聴器を提供する。以下の説明をさらに明瞭にし且つ理解し易くするために上記関連出願の'764出願および'699出願(上記関連出願の項参照)を引用して本願明細書で組み入れる
図5から図16に示す本発明の耳管型補聴器1は、軟骨領域11内に実質的に横に置かれるのに適しているマイクロホン部分60と耳管の骨領域13内の中央に実質的に置かれるのに適しているレシーバ部分70とを有しているコア組立体45(図7)を具備している
【0041】
本発明の補聴器は更に、マイクロホン部分60に取外し可能に接続される電池組立体50を具備している。電池組立体50とマイクロホン部分60とは、結合されて、横部分40を構成する。補聴器1が耳管10内の適切な位置に挿し込まれているときに、横部分40は、当該横部分が耳管の壁に偶発的に接触する(すなわち、最小接触または無接触)だけの非閉塞状態で軟骨領域11において実質的に宙に浮かされている
【0042】
補聴器がこのように位置決めされることにより、レシーバ部分70は、そのレシーバ部分70のまわりに同心関係に位置している形状一致変形自在なシーリングリテーナ80を介して耳管の骨部分に固定される。シーリングリテーナ80は、コア組立体45とそれに付属する電池組立体50とを(離脱しないように)確保する一方で、音響帰還を防ぐための骨領域で耳管を音響的に密封する。シーリングリテーナ80は、耳管内への補聴器10の挿入と保持を容易にするように、耳管内に挿入された場所で、骨領域の耳管の壁と形状が一致するように心地よく変形する。
【0043】
レシーバ部分70は、撓み自在な接続部79を介してマイクロホン部分60に撓み自在に接続されている。その撓み自在な接続部79は、レシーバ部分70とマイクロホン部分60との間を電気的に接続している。撓み自在な接続部79は、耳管の輪郭に沿って挿し込まれるときに曲がることによって、特に骨接合部19で更に曲がることによって、補聴器1の挿入を容易にしている。レシーバ部分70は、非常に近くに位置している鼓膜18の方へ音声9(図5)を発するためのレシーバ音声ポート75を有するレシーバ71(変換器)を含む。
【0044】
本発明の電池組立体50は、図8に示すように横断面形状が全体的に卵形の周囲を有している。形の周囲は、図2に示される典型的な耳管10の長径と短径にそれぞれ対応する長径DLと短径DSを有する。電池組立体50は、全体的に円筒形であり、補聴器1の縦軸に沿って細長い(図7のL)。補聴器1の縦軸は、図5に示すように補聴器が耳管内の適切な位置に挿し込まれたとき耳管の縦軸に一致する。長さLは、好適な実施例においては、横断面形状卵形の長径DLより大きい。本発明の電池組立体の円筒状に細長い形状は、従来のボタン型補聴器電池とは極端に相違している。本発明の電池組立体の他の相違は、従来の電池が別個の電池区画内及び単位のプラスチックのハウジング内に収納され、耳管内の環境に直接晒されないように設計されていることである。それとは対照的に、本発明の電池組立体50は、それ自身の薄い生体適合性のある包囲体56を具備している。その包囲体56は、電池の電力が消耗したとき、電池組立体50内に電池52(図8-11)と一緒に捨てることもできる。
【0045】
本発明の好適な実施例の電池組立体50は、包囲体56内に電池52を具備している。その包囲体56は、マイクロホン部分60を収容する(受け入れる)ために、部分的凹部55(図7と図8)を有している。電池組立体とマイクロホン部分とが互いに嵌合されて結合されたとき、その結果として生じる横部分40は、取外し可能な電池組立体の主に形状である形状を有しており、従って、円筒形で細長く、図9に示すように、横断面形状が全体的に卵形の周囲を有している。コア組立体45のマイクロホン部分60に電池組立体50の取外し可能な取り付けは好ましくは、図6-11に示すように、一つ以上の突き出している電気コンタクト(例えば、コネクタピン)によってなされる。例えば、図5-8は、それぞれピン・レセプタクル64と64’(図7と図8)によってマイクロホン部分60に挿入可能である陽極コネクタピン51と陰極コネクタピン51’を示す。図11は、代わりに、ピン・レセプタクル64が電池組立体50に配置されると共にコネクタピン51がマイクロホン部分60に配置される例を示す。
【0046】
挿入可能なピン接続は、電池組立体50とコア組立体45との間に信頼できる空間利用効率が高い電気的機械的結合を実現するための好適な方法である。部分的凹部(窪み)55は、コア組立体45のマイクロホン部分60を収容するに適切などのような形状でもよい。例えば、図8と図9は、円形マイクロホン部分を収容する半円形の部分的凹部を示している。
【0047】
図10は、半円形マイクロホン部分60の頂部に噛合うために、頂部が平らな半円形の部分的凹部を示す。図11は、矩形の横断面形状を有するマイクロホン部分60を収容するための矩形の部分的凹部55を示す。電池組立体とマイクロホン部分との間の相互噛合い構成に関係なく、形成された横部分40の外表面は主に、結合した表面積の少なくとも60%を有している電池部分の外表面である。妥当な封着材料から成るシーラントまたはガスケットが好ましくは、電池組立体50とマイクロホン部分60との間の電気的な接続を保護するために電池組立体50とマイクロホン部分60との間の境界面に適用される。面面積とその間で電気コンタクトを保護するためのでなるべくなら提供される。図10は、電池組立体50に組み入れられたシーリング・ガスケット57を示す。
【0048】
マイクロホン部分60は、耳管10に入った増幅されていない音声を受けるための音声ポート62(図5と図7)を有しているマイクロホン61(変換器)を具備している。マイクロホン部分60は更に、シグナル・プロセシング増幅器65(図7)と、補聴器に一般に使用されている他の構成要素(図7に不図示)とを具備することができる。音響透過性耐防材料から形成されている耳垢ガード63によって、音声ポート62は保護されている。この耳垢ガード63は、耳管内に入って来る湿気と耳垢と他の塵の悪影響からマイクロホン63内の感応ダイヤフラム(図示せず)を保護する。更に、レシーバ音声ポート75(図7)は、レシーバ耳垢ガード76により保護することができる。耳垢集積によって耳垢ガードは最後には効果がなくなる。したがって、本発明の好適な実施例において、耳垢ガード(63と76)は、耳垢ガードの周期的な廃棄のために必要に応じて交換可能である。
【0049】
図9は、実質的に非閉塞状態において軟骨領域11内に位置付けられている横部分40を有する耳管の横断面図を示す。図で示されるように、実質的なクリアランス43(空気層)が横部分40の周囲と本領域の耳管の内部の壁16との間に存在する。これにより、図示するように耳管10の軟骨部分に存在する毛12と耳垢(耳脂)産生物との干渉を最小(限度)にする。横部分40が撓み自在な接続部79を介して骨部分の相対的に移動不能なレシーバ部分70に撓み自在に連結されているので、横部分は、下顎運動の間の耳管変形に応答してまたは耳垢集積に応答して耳管内を移動することができる。
【0050】
図9は、例えば横部分40と耳管の壁16との間の耳垢4を示す。耳垢集積は、図示するように矢印4’方向に可動な横部分40を押す。クリアランス43も、(シーリングリテーナ80により保護されている)鼓膜18から離れて、耳管の外側の方へ、閉塞音(図5の35と35')を転じることによって、音響閉塞効果を最小にする。
【0051】
非閉塞横部分40の最小接触により、軟骨領域11内の耳垢及び他の塵の自然の産生と横方向移行が可能である。それと対照的に、レシーバ部分70は、図5に示すように付属シーリングリテーナ80によって骨領域13において耳管を塞いでいる。
【0052】
コア組立体45と電池組立体50は各々、個々の薄いカプセル46(図7-11)と56(図8-11)をそれぞれ有する。そのカプセルは好ましくは、シリコーン、パリレンまたはアクリルのような耐湿材料またはコーティングから形成される。この薄いカプセルが、軟質シリコーンのように柔軟にまたは硬質アクリルのように剛性に作ることができる。明らかに、撓み自在のコネクタ79での包囲体は、可撓性の材料でできていなければならない。マイクロホン部分60は、内部の内部構成要素の保護するように剛体基板またはポッティングを具備することができる。本発明の補聴器が長時間装着できるので本発明の補聴器は比較的頻繁には扱われないため、カプセルの厚さがCIC型装置の従来の包囲体(典型的には0.5mm〜0.7mmの範囲内)より安全に実質的に薄くすることができる。コア組立体のカプセル46と電池組立体のカプセル56は、好ましくは厚さが0.3mm未満であり、また、電池組立体は好適な実施例では取外し可能で且つ使い捨て可能であるので、電池組立体では更に薄くすることができる。電池組立体の薄いカプセル56は、電池の形状と実質的に同じになり、従って、囲まれた電池に対して無視可能な寸法を加えているだけである
【0053】
図12は、電池組立体50内に完全にマイクロホン音声ポート62を収容するための部分的凹部55を有する円筒状に細長い電池組立体50の代替実施例を示す。本代替形態において、内部にマイクロホン61を有するマイクロホン部分60は、部分的凹部55により形成される中央凹部を通って延びているマイクロホン音声ポート62を有する電池組立体に中央に配置される。円筒状のマイクロホン61(例えば(アメリカ合衆国)イリノイ州ItascaのKnowles Electronicsにより製造されるモデルFG3329)は、図12の部分的凹部55内に部分的にまたは完全に挿し込んでいてもよい。図12の形態の電池組立体50は、ピンコネクタ51と51’によってマイクロホン部分60に取外し可能に接続される。ピンコネクタ51と51’はそれぞれ、マイクロホン部分60内のレセプタクル64と64’に挿し込まれている。あるいは、電池組立体50とマイクロホン部分60との間に非挿入式導電性コンタクトを使用することもできる。しかし、本発明の好適な実施例においては、取外し可能な電池組立体50とコア組立体45のマイクロホン部分60との間の電気接続に加えて空間効率の良い機械的結合を確保するために、少なくとも挿入可能なコネクタピンを使用することが好ましい。着脱可能な耳垢ガード63(図12)は、あまりに汚されて交換すべき時期がくるまでマイクロホン音声ポート62を保護する。
【0054】
図5-7と図12も、レシーバ部分70を横部分40に撓み自在に接続している撓み自在コネクタ79を示す。撓み自在コネクタは、マイクロホン部分60からレシーバ部分70内のレシーバ71へ電力及び増幅された電気信号を供給するための導電性電線78(図6と図7)を有している。撓み自在なコネクタは、可撓性電線、フレキシブル回路または超小型電気機械的設計技術において知られている他の可撓性導電手段から構成することができる。
【0055】
図5-7は、耳管への補聴器の挿入及び取外しを容易にするためにマイクロホン部分に組み合わされたノブ42付き摘み紐41を示す。図12は、代替例として、電池組立体に組み合わされた摘み紐41を示す。摘み紐は、装着及び取外しのために、補聴器を装着している個人によって、又は、専門ディスペンサ(例えば、補聴器ディスペンサ、オージオロジスト、耳咽頭科医、その他)が使用することが可能である。
【0056】
図13は、一回使用で使い捨ての(すなわち、電池の電力がなくなったときに補聴器を廃棄することができる)補聴器1のための本発明の代替実施例の側面図を示すその一回使用で使い捨ての補聴器1は、横部分40の内部の組み込まれた(取外し不能な)電池組立体50を有する。電池組立体50は、円筒状で細長く、横断面が卵形の周囲を有しており、マイクロホン部分60を収容する部分的凹部を有しており、全体で、円筒状で細長く横断面が卵形の横部分40を形成している。上述した実施例に同様に、横部分40は、好ましくは、耳管の軟骨部分11内に非閉塞状態で嵌め込まれている。レシーバ部分70は、レシーバ部分の回りに同心関係で設けられているシーリングリテーナ80によって、耳管の骨部分13内に閉塞状態で嵌め込まれている。
【0057】
図6-7と13は、耳管型補聴器の挿入及び取外しの過程又は補聴器1が耳管に装着されているときに大気圧力が変化してときの圧力平衡のために長軸に沿った通気孔73を有するレシーバ部分70を示す。通気孔73は、典型的には直径0.5mm未満で、非常に小さく、したがって、水泳中でも水が通過することを容易に許さない。レシーバ部分70は更に、マイクロホン部分60と同様なカプセル材料でカプセルで包まれている
【0058】
好適な実施例において、マイクロホン部分60は、マイクロホン61と、制御要素67(例えば図13-15に示すように音量調節器)と、就寝中または不使用の間、補聴器を遠隔オフするためのスイッチ組立体66(図16)とを具備している。スイッチ組立体66は係止可能なリードスイッチから構成することができる。そのリードスイッチは制御磁石(図示せず)によって遠隔で作動させられる。マイクロホン61は、その内部に一体に設けられたシグナル・プロセシング増幅器(例えば、(アメリカ合衆国)イリノイ州のKnoweles Electronics of Itascaで製造されているシリーズFI-33xx)を有することができる。このように一体的に設けることにより、マイクロホン部分の大きさが小さくなり、耳管内に軟骨領域での閉塞効果を更に減らすことができる。あるいは、シグナル・プロセシング増幅器65は、図7、図13と図16の実施例で示すように別個の構成要素であってもよい。
【0059】
図14と図15は、電池組立体50に対してマイクロホン組立体を反対の位置に配置した例を示す。図14はマイクロホン組立体60を上に配置した例を示し、図15は下に配置した例を示す。制御要素67は、調整のために装着状態で(耳管内に装着されているときに)アクセスを容易にするために中央に設けられている。図15は、耳管内で横部分40を中央に位置付け且つ安定させるために(さもなくば運動中に耳管内でパタパタする)下方部分45と側方部分44を有する非閉塞スタビライザを示す。スタビライザは、軟骨部分で横部分40の表面と耳管の壁16との間に実質的なクリアランス43を確保する。非閉塞状式スタビライザは、柔らかい生体適合材料(例えばシリコーン)で適切に作られなければならない。当業者に明らかになるように、非閉塞状式スタビライザは、他の形に構成することもできる。
本発明の耳管型補聴器の横部分40の内側端部47(図5、図7、図12、図13及び図16)は、複雑な輪郭を有する耳管内への耳管型補聴器の快適な挿入を容易にするように、図示するようにテーパを付けることが好ましい。中心に向かったテーパの付いた円筒状に細長い横部分40の形状は、ビュレットに似ている。
【0060】
本発明の補聴器は、図16に示すように、プログラム可能に構成することも可能である。プログラム可能な補聴器90は、プログラミング・コネクタ92からプログラミング・シグナルを受けるためのプログラミング・レセプタクル91を有する。プログラミング・コネクタはプログラミング・ピン93から成る。そして、それらプログラミング・ピン93は、補聴器90のプログラミングの間、プログラミング・レセプタクル91に一時的に挿し込まれる。プログラム可能であることにより、外部のプログラミング装置(図示せず)により補聴器90を電子的調整することができる。補聴器を遠隔でプログラミングするまたは調整するための他の手段は、補聴器の分野において周知であり、音声、超音波、無線周波数(RF)、赤外線(IR)と電磁式(EM)の信号の使用を含む。
【0061】
取外し可能な電池組立体50は、一次電池(使い捨て)または充電式電池を具備することができる。充電式電池組立体95(図17)は、外部充電器96によって、または再充電可能なインプラント装置に一般に使用される遠隔式充電を含む、他の使用したまま充電する方法によって再充電できる。
本発明の使い捨て電池の実施例において、電池組立体50は、いろいろな耳管サイズと形状に合わせるために広く各種取り合わせて用意することが好ましい。これは、注文製造によらずに、非閉塞式装着及びエネルギー容量(電池の大きさ)を最適化するために、適用される一人一人の耳に従って広く各種取り合わせて用意した電池組立体の内の一つと、汎用コア組立体45とを組み合わせることによって実現される
【0062】
厚さの薄いカプセル(または封止)と耳垢ガードによって実現されている耐湿性により、補聴器は、湿気と湿潤環境(例えば、シャワ−、水泳、雨、その他)に安全に耐えることができる。横部分の外表面と耳管の壁とが耳管の外の空気に実質的に曝されているので、人が標準的な乾燥した環境に帰ったあと、耳管に入った水の乾燥が期待される。これは、耳管内の湿気の集積を防ぐ。レシーバ部分70に付属した圧力通気孔73は、水泳中でも水が通過するにはあまりに小さく構成されている、
形の横部分40の短径(DS)に対する直径(DL)の比は、本発明者が実施した実験(下記参照)によれば1.4が好ましい。
【0063】
シーリングリテーナ80は、骨部分内にぴったり嵌るように、レシーバ部分70と骨部分の耳管の壁14との間の空隙を塞いでいる。しかし、装着の快適さ及び容易さを改良するために、シーリングリテーナの横部分は、フランジが設けられており、空隙74が、図5-7と図13に示すようにシーリングリテーナ80とレシーバ部分70との間に横方向に形成されている。この空隙74により、シーリングリテーナが、耳管の個々の形状によりよく適合して、注文製造を必要としない汎用品となる。シーリングリテーナ80が、ポリウレタンフォームまたは同様な材料(ポリマー)またはシリコーンまたは同様な材料のような軟かい圧縮可能性と生体適合性とを兼ね備えた材料からなる。シーリングリテーナ80は、密封してハウリングを防ぐために有意な音波減衰をもたらさなければならない。
【0064】
好適な実施例において、シーリングリテーナ80は、耳管の骨領域での適合と快適さとを最大にするために(その内部のレシーバ部分以外に)いかなるリジッドなコア材料を全く含んでいない。シーリングリテーナは、直径(D L )が短径(D S )の約1.5倍の卵形であることが好ましい。
【0065】
図18と図19に示される好適な実施例において、シーリングリテーナの内側(下側)部分は、骨領域典型的な耳管の形状に一致するように比較的先がとがっている。シーリングリテーナ80は、実質的に中空であり、シーリングリテーナ80のボディ81と(点線で輪郭を図示しているように)その中に挿入されているレシーバ部分70との間に空隙74がある。シーリングリテーナ80の中央開口部82は、伸長可能であり、耳管内にレシーバ部分70とその補聴器1とを密封して固定するために隙間のない嵌合を実現するようにレシーバ部分70の直径より小さい。空隙74は、シーリングリテーナ80の横端部86中央から延びる十文字形状の垂直方向空洞83と水平方向空洞84によって構成されている。内部に空隙を形成しているこれら空洞は、シーリングリテーナの圧縮性及び形状適合性を増加させ、圧力に極めて敏感であることに知られている骨領域13においてより心地よくに装着することができる。さらに、空洞83及び84を横方向に広げてもよく、図13に示すように、撓み自在コネクタ79及び横部分40の一部分も部分的に囲むことができる。本発明の好適な実施例において、レシーバ部分70は、図6と図18に示すように、シーリングリテーナ80の中央を通っている
【0066】
上述したようにウレタンフォーム、シリコーンまたは同様な材料でできたシーリングリテーナ80は、圧縮自在であり、遅延して時間とともに膨張可能であり、従って、耳管への挿入前及び挿入中に一時的に圧縮された後に膨張して、完全にぴったり嵌り密封状態になる。
【0067】
この密封は、耳管内への挿入と取外しをさらに容易にするために、特に接触面に沿って潤滑材材料(図示せず)を組み合わせることができる。また、この密封は、耳管内の汚染及び感染の恐れを最小にする医薬品材料で処理されることができる。その医薬品材料は、例えば、抗菌剤、抗微生物剤、同様な薬剤を含むことができる。
【0068】
本発明のシーリングリテーナの好適な実施例において、シーリングリテーナ80は、四つのサイズ(小さい、中程度の、大きい、特大)の品揃えをして、最も幅広い範囲の耳管に適応させた。製造された品揃えの寸法は、以下の表1に表す。下記の「実験」と表題をつけた章において説明したように、寸法は、死体から型を取って得られる実際の耳管寸法の測定値から部分的に得た。要求されることができるように、耳のより大きい個体群が研究されるならば、シーリングリテーナ80は、他のサイズと形状も品揃えすることができる。
【0069】
【表1】
Figure 0004708645
【0070】
シーリングリテーナは、使い捨てが好ましく、また、耳管内に安全に長時間装着できるように生体適合性がありアレルギーを起こしにくいものでなければならない。シーリングリテーナはまた、圧力平衡のための通気孔(図示せず)を有していてもよい
【0071】
ある人々は、耳管の過敏性、医療状態または他の理由によりシーリングリテーナを装着する場合に困難が伴う場合がある。したがって、補聴器全体を装着する前に、装着の快適性及び適切さを評価するのに十分な時間の期間、コア組立体なしで、シーリングリテーナのみ別に挿入してもよい。これは、理由の如何に問わず補聴器を装着又は購入することを躊躇している可能性のある人々にとって試験装着をなる。
上記の実施例の耳管型補聴器は、聴覚障害者による使用に適切である。しかし、この補聴器の独特な特徴は、オーディオ応用分野及び他の通信応用分野において等しく適用できる。さらに、補聴器は、妥当な無線通信方式(図示せず)を介して外部音声器具にワイヤレスに接続されることができる。
【0072】
実験
本出願人によって実施された研究において、耳管の横断面の寸法は、成人の死体の耳から得られた10個の耳管の型から測定された。軟骨領域(図20のC)及び骨領域(B)の中央横断面での長径(垂直方向径)及び短径(水平方向径)DL及びDSを測定して表に表す(下記の表2)。直径は、各領域での各死体耳管の型の最も広い点を測定した。全ての測定値は、デジタル・ノギス(三豊製作所製造のモデルCD−6≡CS)によって得た。用いた型取り材料は、低粘性の親水性のビニルポリシロキサン(Densply/Caulk社製造)であり、調剤システム(Caulk社製造のモデルQuixx)を用いた。
【0073】
【表2】
Figure 0004708645
【0074】
結果
耳管の直径寸法は、成人の個人間でかなり変化する。一般に、その変化は、短径(水平方向径)でより大きい。さらに、耳管は、骨領域より軟骨領域がいくぶん狭い(長径/短径の比が大きい)。
【0075】
本発明を実施する現在考えられる最良の形態をここに開示したが、本発明の現時点で好ましい実施例及び代替実施例並びにそれらの製造方法の上述した説明から、本発明の当業者には、本発明の精神と範囲から逸脱せずに、上述した例示的な実施例の変形及び変更は可能であることは理解されるであろう。したがって、本発明の上述した実施例は、排他的にも、本発明をここに開示した構成又は技術に正確に限定しているとも解釈されるべきではない。むしろ、本発明は、添付の請求項並びに適用される法律の原則のみにより限定される筈である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 外耳管の側面図。
【図2】 耳管の軟骨領域の横断面図。
【図3】 従来の耳管型補聴器で塞がれた耳管の側面図。
【図4】 直径(D)および長さ(L)の寸法を示す典型的なボタン電池の図。
【図5】 耳管の軟骨部分を塞がない横部分と、形状一致変形自在なシーリングリテーナを介して耳管の骨部分を閉塞しているレシーバ部分とを有する本発明の耳管型補聴器を耳管内に完全に挿入した時の好ましい実施例の側面図。
【図6】 レシーバ部分の回りに同心関係にシーリングリテーナが配置されたレシーバ部分に撓み可能に接続されたマイクロホン部分と円筒形で細長い電池組立体とを有する横部分を示す、図5の非閉塞式の耳管型補聴器の実施例詳細図。
【図7】 図5、図6の耳管型補聴器の実施例のコア組立体、電池組立体、シーリングリテーナを分解した分解部品配列図。
【図8】 ピンコネクタを有する電池組立体が、レセプタクルを有するマイクロホン部分から分離した、本実施例の横部分の横断面図。
【図9】 耳管の壁との間に実質的な空気の空間があって最小接触していることを示している、耳管に挿入された横部分の横断面図。
【図10】 電池組立体が、ピンコネクタによって結合するためにマイクロホン部分内のレセプタクルに挿入可能な平らな頂部を有する、横部分の代替実施例の横断面図。
【図11】 電池組立体がその側面に矩形断面の凹みを有し、マイクロホン部分が電池組立体内のレセプタクルに挿入可能なピンコネクタを含む、横部分の他の代替実施例の横断面図。
【図12】 電池組立体がマイクロホンポートの挿入のためその中央に空洞を有する横部分の他の代替実施例の図。
【図13】 電池がコア組立体の横部分内に組み入れられた、本発明の使い捨て装置の実施例の図。
【図14】 マイクロホン部分が取外し可能な電池組立体の上に位置する実施例を示す、図13の横部分の横断面図。
【図15】 耳管に挿入されたとき、マイクロホン部分が取外し可能な電池組立体の下に位置し、非閉塞式のスタビライザを有する、別の実施例を示す、図13の横部分の横断面図。
【図16】 プログラミング・コネクタからプログラミング・シグナルを受けるためのプログラミング・レセプタクルを図示している、本発明のプログラム可能な耳管補聴器の実施例の側面図。
【図17】 電池充電装置に挿入する充電式電池組立体の図。
【図18】 シーリングリテーナと、そのシーリングリテーナ内のレシーバ部分(点線で輪郭で示す)との間に空隙(空洞)を示している好適な実施例のシーリングリテーナの斜視側面図。
【図19】 空隙を示す、横端部から見た図18のシーリングリテーナの斜視側面図。
【図20】 耳管の直径を測定するための、軟骨領域(C)の中央の位置と骨領域(B)の中央の位置を示す、耳管の側面図。

Claims (6)

  1. 耳管型補聴器のコア組立体に接続される電池組立体であって、
    前記コア組立体は、前記電池組立体と組み合わされるマイクロホン部分と、前記マイクロホン部分と別体に形成されたレシーバ部分と、前記マイクロホン部分と前記レシーバ部分との間をつなぐ接続部とを具備しており、
    当該電池組立体は、前記補聴器が挿入される耳管の環境に実質的に直接的に晒される外包囲体を有しており、当該電池組立体は、全体として断面が卵形の周囲を有しており、且つ前記耳管の縦軸に対応する当該電池組立体の縦軸に沿って全体として円筒形で細長く、当該電池組立体は、前記コア組立体の前記マイクロホン部分を受ける凹みを前記周囲の面に有しており、前記電池組立体と前記マイクロホン部分とが嵌め合わされたとき、全体として断面が卵形の周囲を有し且つ前記縦軸に沿って全体として円筒形で細長い横部分を形成することを特徴とする電池組立体。
  2. 前記電池組立体が再充電可能である請求項1に記載の電池組立体。
  3. 前記電池組立体の前記細長い寸法の長さは、前記電池組立体の断面卵形の長径より長い請求項1又は2に記載の電池組立体。
  4. 前記電池組立体は、前記横部分の外表面積の少なくとも60%の外表面積を有し、前記電池組立体と前記マイクロホン部分とからなる前記横部分が中央にテーパを付けられている請求項1から3の何れか一項に記載の電池組立体。
  5. 耳管内に完全に配置される補聴器であって、
    請求項1から4の何れか一項に記載の電池組立体と、
    前記凹みに受容されるマイクロホン部分とレシーバ部分とを含むコア組立体と、
    前記耳管に補聴器を着床させ、前記耳管内でハウリングを防ぐ音響シーリングを実現するように、前記耳管の骨領域において耳管の壁にぴったり合うために、前記レシーバ部分上に同心関係に位置付けられるシーリングリテーナと
    を具備していることを特徴とする補聴器。
  6. 前記電池組立体と前記マイクロホン部分との間に機械的並びに電気的結合を確保すために、前記電池組立体と前記マイクロホン部分との少なくとも一方は、前記マイクロホン部分と前記電池組立体との他方内の1つまたは複数のレセプタクルに挿入される1つまたは複数の突出コンタクトを有している請求項5に記載の補聴器。
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