JP4706889B2 - 缶胴成形装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、缶胴成形装置に関し、大径の缶胴に対しても立体形状を簡単に成形できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
飲料用や食品用などをはじめとする包装容器として用いられる缶に立体模様を付与するため缶胴に成形加工を施すことが行われており、例えば図3に示すように、缶胴1の上下に2つの膨らみ2をつけた缶3や缶胴1の上部のみに膨らみ2をつけた缶4、あるいは缶胴1に立体模様5をつけた缶6,7などが用いられている。
【0003】
このような缶胴1に立体模様を成形加工する加工法としては、従来の割りづめ式と呼ばれる放射方向に複数に分割された割り型を用いる加工法に代わり、割づめによる缶内部の傷を防止することができる加工法として、ゴムと液圧を利用した成形法が開発されており、例えば図4に特開平9−10873号公報に記載の装置10を示すように、膨らみ2や立体模様5などが形成された一対の外型11にトグルプレス機構12を連結して外型11の開閉と型締力を付与するようにし、このトグルプレス機構12で開かれた外型11内に筒状の缶胴1を設置して外型11を閉じた後、例えば図5に示すように、缶胴1内に筒状のゴム13の両端を密封状態で取り付けた成形ヘッド14を挿入し、この成形ヘッド14内に水圧供給装置15を構成するエアシリンダ16で駆動される水圧ポンプ17から水圧を供給してゴム13を膨らませることで、缶胴1を外型11の内面に押し付けて外型11の立体模様を成形加工するようにしている。
【0004】
このような缶胴成形装置10によれば、割りづめによる傷が缶胴1の内面につくこともなく滑らかな立体模様を形成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような缶胴成形装置10で、大径の缶胴1に立体模様を成形しようとすると、缶胴1の口径が大きくなるにしたがって、次のような問題が生じる。
【0006】
▲1▼ 外型11の開閉と型締力の付与をトグルプレス機構12で行うようにしているが、缶胴1の口径が大きくなるにしたがい、外型11の開閉に必要な距離が大きくなるとともに、成形に要する水圧の増大に対して型締力が不足したり、構造上の耐力が不足する。
【0007】
▲2▼ 筒状のゴム13が取り付けられた成形ヘッド14は装置本体18の上部から吊り下げられた構造で、開閉する外型11の中心部に配置されていることから、缶胴1の口径が大きくなると、缶胴1内に挿入する成形ヘッド14も大きく、重くなり、成形ヘッド14の取り付けや取り外し作業が大変になるとともに、成形ヘッド14の装置本体18への支持も大変で不安定になりやすい。
【0008】
▲3▼ 缶胴成形時に必要となる成形ヘッド14への水圧は、水圧供給装置15のエアシリンダ16で駆動される水圧ポンプ17によって供給するようにしているが、必要な水量の増大に伴い水圧ポンプ17を駆動するために必要なエアシリンダ16へのエアの供給量が膨大となり、例えば水圧供給装置15として4組のエアシリンダ16と水圧ポンプ17が必要で大容量のエアコンプレッサが必要になる。
【0009】
この発明はかかる従来技術の有する課題を解決するためになされたもので、口径の大きい缶胴に対しても液圧を利用して立体模様を簡単に成形することができる缶胴成形装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術が有する課題を解決するためこの発明の請求項1記載の缶胴成形装置は、立体形状が形成された一対の割外型を有する外型に設置した缶胴部内に成形ヘッドを挿入して加圧流体で膨らませて缶胴を成形する装置であって、前記外型の型締機構を、前記外型に連結されて開閉駆動する第1流体圧シリンダと、この第1流体圧シリンダで型締された外型の背面に前記外型の開閉方向のそれぞれと交差して挿脱される型締ブロックと、前記外型の背面に挿入された前記型締ブロックを介して前記外型に型締力を付与する第2流体圧シリンダとで構成したことを特徴とするものである。
【0011】
この缶胴成形装置によれば、立体形状が形成された一対の割外型を有する外型に設置した缶胴部内に成形ヘッドを挿入して加圧流体で膨らませて缶胴を成形する装置で、前記外型の型締機構を、前記外型に連結されて開閉駆動する第1流体圧シリンダと、この第1流体圧シリンダで型締された外型の背面に前記外型の開閉方向のそれぞれと交差して挿脱される型締ブロックと、前記外型の背面に挿入された前記型締ブロックを介して前記外型に型締力を付与する第2流体圧シリンダとで構成しており、エアシリンダなどの第1流体圧シリンダで一対の割外型を有する外型の開閉を行い、閉じられた外型の背面から前記外型の開閉方向のそれぞれと交差して挿脱される型締ブロックを介して油圧シリンダ等の第2流体圧シリンダで型締力を付与することで、外型の開閉と型締力の付与とを分離でき、機構の小型化を図りつつ必要な大きな型締力を得ることができるようにしている。
【0012】
また、この発明の請求項2記載の缶胴成形装置は、前記請求項1記載の構成に加え、前記成形ヘッドを装置本体から上方に突出して設置し、前記缶胴部を上方から被せる構造としたことを特徴とするものである。
【0013】
この缶胴成形装置によれば、前記成形ヘッドを装置本体から上方に突出して設置し、前記缶胴部を上方から被せる構造としており、吊り下げ構造に比べて成形ヘッドの取り付けや取り外し作業が容易となるとともに、大きく重い成形ヘッドであっても簡単かつ安定に取り付けることができるようになる。
【0014】
さらに、この発明の請求項3記載の缶胴成形装置は、前記請求項1または2記載の構成に加え、前記成形ヘッドに供給される加圧流体の供給手段を、前記加圧流体としての水圧を発生する水圧ポンプと、この水圧ポンプを駆動する油圧シリンダとで構成したことを特徴とするものである。
【0015】
この缶胴成形装置によれば、前記成形ヘッドに供給される加圧流体の供給手段を、前記加圧流体としての水圧を発生する水圧ポンプと、この水圧ポンプを駆動する油圧シリンダとで構成するようにしており、水圧ポンプを油圧シリンダで駆動することで、エアシリンダで水圧ポンプを駆動する場合に必要なエアコンプレッサに比べて加圧流体の供給手段をコンパクト化でき、しかもコンプレッサの駆動電力に比べて油圧シリンダを駆動するのに必要な油圧モータなどの駆動電力を大巾に削減することができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の缶胴成形装置の一実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1および図2はこの発明の缶胴成形装置の一実施の形態にかかり、図1は概略平面図、図2は成形ヘッド部分の概略縦断面図で、それぞれ左半分を型開き状態で、右半分を型閉め状態で示してある。
【0017】
この缶胴成形装置20では、水平な架台21上に1対の外型ホルダ22,22aが対向して開閉可能に設けられ、これら1対の外型ホルダ22,22aの対向面に1対の割外型23,23aが取り付けられて立体形状のキャビティが対向している。そして、この1対の割外型23,23aを開閉して型閉め、型開きを行うとともに、型締力を付与するため型締機構24が設けられるが、ここでは、割外型23,23aの開閉駆動と型締力の付与とを分離独立させ、機構のコンパクト化および駆動エネルギの削減を図るようにしている。
【0018】
この型締機構24は、図1および図2に示すように、1対の外型ホルダ22,22aの後方に配置された支持台25,25aを備えており、支持台25,25aは架台21に固定されるとともに、互いがタイロッド26で連結され、型締力を支持できる剛性が確保できるようになっている。
【0019】
これら支持台25,25aの後方に開閉用支持台27,27aが配置されて架台21に固定され、これら開閉用支持台27,27aに割外型23,23aを開閉する第1流体圧シリンダとしてのエアシリンダ28,28aが取り付けられ、それぞれのロッドが支持台25,25aを貫通して外型ホルダ22,22aの背面に連結してある。
【0020】
したがって、これらエアシリンダ28,28aのロッドを伸縮することで外型ホルダ22,22aに取り付けられた割外型23,23aを型閉めしたり、型開きすることができ、成形対象の缶胴1が大径となり割外型23,23aの開閉距離が大きくなってもストロークの長いエアシリンダ28,28aを用いることで対応できるとともに、型締力を考慮すること無く、割外型23,23aの開閉に必要な駆動力を得ることができる小容量のエアシリンダが用いられている。
【0021】
こうしてエアシリンダ28,28aで開閉される割外型23,23aに型締力を付与するため、支持台25,25aに第2流体圧シリンダとして油圧シリンダ29,29aがそれぞれ4個ずつ取り付けられ、外型ホルダ22,22aの背面の上下左右の4か所と対向するように配置してあり、これら油圧シリンダ29,29aは支持台25,25aに埋設された状態とされ、ロッド先端が僅かに突き出すようになっており、ストロークは短いものの成形に必要な型締力を4個2組で付与できるものが用いてある。
【0022】
したがって、エアシリンダ28,28aで型閉めした外型ホルダ22,22aの背面と支持台25,25aに取り付けた油圧シリンダ29,29aのロッド先端との間には、割外型23,23aの開閉距離に相当する空間が形成されることになる。
【0023】
そこで、この外型ホルダ22,22aの背面と油圧シリンダ29,29aのロッド先端との空間に割外型の開閉方向と交差する左右から1対の型締ブロック30,30aをそれぞれ挿脱できるようにしてあり、挿脱用エアシリンダ31,31aで往復駆動できるようにしてある。
【0024】
これにより、エアシリンダ28,28aで型閉めした外型ホルダ22,22aの背面と支持台25,25aに取り付けた油圧シリンダ29,29aのロッド先端との間に左右から1対の型締ブロック30,30aを挿脱用エアシリンダ31,31aで挿入することで隙間をほとんどなくすことができ、この状態で油圧シリンダ29,29aのロッドを僅かに伸長することで型締力を付与することができる。
【0025】
また、割外型23,23aを型開きする場合には、油圧シリンダ29,29aによる型締力の付与を開放した後、型締ブロック30,30aを挿脱用エアシリンダ31,31aで後退させるとともに、エアシリンダ28,28aで外型ホルダ22,22aごと後退させることで行うことができる。
【0026】
次に、このような割外型23,23aの内部に配置された缶胴1内に挿入される成形ヘッド40について説明する。
【0027】
この成形ヘッド40は、図2に示すように、大径の缶胴1の成形にも対応できるようにしたもので、装置本体を構成する架台21に略円柱状のヘッド本体41が上方に突き出すように配置され、架台21に取り付けたつば付きナット42にヘッド本体41のねじ部43をねじ込んで固定ナット44で締付けることで架台21に対して上下の位置を調整して固定できるようになっている。
【0028】
このヘッド本体41の上端部には、薄膜弾性部材45の上端を取り付けるための太鼓状の取付面を備えた上端固定部46が一体に形成されるとともに、ヘッド本体41の中間部に別に形成した太鼓状の取付面を備えた下端固定部材47が取り付けられる一方、これら上端固定部46と下端固定部材47の外側に上下に凹部が形成され、その内周に薄膜弾性部材45を押さえる突条48aが形成された筒状押え部材48が配置されており、上端固定部46と筒状押え部材48の間および下端固定部材47と筒状押え部材48の間に薄膜弾性部材45の上下端部を挾んで固定ナット49で締付けることで、薄膜弾性部材45を密封状態で取り付けることができるようになっている。
【0029】
そして、この薄膜弾性部材45の内側に加圧流体としての加圧水を供給するため、ヘッド本体41の中心部に下端から薄膜弾性部材45の中央部まで加圧流体流路50が形成され、この上端に連通して放射方向に複数の加圧流体流路51が形成され、これら加圧流体流路51が筒状押え部材48に形成した加圧流体室52に連通するとともに、筒状押え部材48を貫通する加圧流体流路53を介して薄膜弾性部材45の内側と連通している。また、加圧流体を下方から供給する構造としたので、加圧流体室52には、ヘッド本体41の上端面から連通する空気抜き54が形成してあり、運転開始前に空気を抜くことができ、その後プラグ55で栓をするようになっている。
【0030】
また、このような成形ヘッド40に成形対象である缶胴1を上方から被せるように装着して支持するため、成形ヘッド40のヘッド本体41の中間部にねじ56が形成され、缶胴受けリング57がねじ込まれて缶胴1の下端面を支持することができるようになっており、缶胴受けリング57の位置もねじによって調整できるようになっている。
【0031】
また、この成形ヘッド40に加圧流体である加圧水を供給して薄膜弾性部材45を膨らまして成形するため加圧流体供給手段60が備えてあり、図2に示すように、往復動式の水圧ポンプ61が油圧シリンダ62に連結されて駆動されるようになっている。そして、この油圧シリンダ62には、油圧発生ユニット63から油圧が供給されるようになっており、油圧発生ユニット63はモータで駆動される油圧ポンプで構成され、圧力スイッチ64で加圧水の圧力を検出し、モータ等が制御される。なお、図中、65はエア抜きのためのハンドポンプであり、ストップバルブ66を介して接続してある。
【0032】
このような油圧発生ユニット63を用いることで、大径の缶胴1を成形加工する場合、これまでの水圧ポンプをエアシリンダで駆動するときに必要とされる圧縮空気をモータで駆動するコンプレッサから得る場合に比べ、同一の加圧水量を得る場合に必要な電力を大巾に削減することができるとともに、4組のエアシリンダと水圧ポンプが必要なところを1組の油圧シリンダ62と水圧ポンプ61だけで対応することができた。
【0033】
このように構成した缶胴成形装置20による缶胴の立体形状の成形について説明する。
まず、割外型23,23aを型開きした状態として、図示しない搬送装置で缶胴1を搬送し、底を上にして成形ヘッド40に被せるようにして缶胴受けリング57上に装着する。
【0034】
この後、エアシリンダ28,28aのロッドを伸長することで外型ホルダ22,22aに取り付けられた割外型23,23aを型閉めし、外型ホルダ22,22aの背面に左右から1対の型締ブロック30,30aを挿脱用エアシリンダ31,31aのロッドを伸長して挿入することで油圧シリンダ29,29aとの空間をほとんどなくした状態とする。
【0035】
次いで、油圧シリンダ29,29aのロッドを伸長して型締力を付与する。こうして型締めが完了した後、成形ヘッド40の薄膜弾性部材45の内側に水圧ポンプ61から加圧水を供給して膨らませることで、割外型23,23aに形成した立体形状を缶胴1に加工する。
【0036】
加工後は、上記成形の場合と逆の手順で型締力の開放、型開き、製品の取り出しを行って一連の缶胴1への立体形状の成形が完了する。
【0037】
このような缶胴成形装置20によれば、割外型23,23aの開閉をエアシリンダ28,28aで行い、型閉め後、型締ブロック30,30aを挿脱用エアシリンダ31,31aで挿入し、油圧シリンダ29,29aで型締力を付与するようにしたので、大径缶の缶胴1を成形する場合にも十分な型締力および耐圧力を得ることができるととともに、エアシリンダと油圧シリンダを組み合わせて型締機構24を構成したので、機構を小型コンパクト化することができ、作業の安全性も向上する。
【0038】
さらに、大径缶の成形にともなって割外型23,23aが大きくなっても型締ブロック30,30aを介して油圧シリンダ29,29aで型締力を付与するようにしたので、従来のトグルプレス機構に比べ、割外型23,23a全体に均一な型締力を加えることができる。
【0039】
また、この缶胴成形装置20によれば、成形ヘッド40を装置本体である架台21に取り付けて上方に突き出す構造としたので、大径缶の成形の場合のように成形ヘッド40が大型化する場合でも安定して固定できるとともに、成形ヘッド40の交換が容易となるとともに、位置調整も容易となる。
【0040】
さらに、この缶胴成形装置20によれば、成形ヘッド40に供給する加圧水を油圧シリンダ62で駆動する水圧ポンプ61で発生するようにしたので、大径缶を成形する場合に必要な加圧水量を1組の水圧ポンプと油圧シリンダで確保することができるとともに、油圧発生ユニット63を小型化して電力消費を抑えることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上、一実施の形態とともに具体的に説明したように、この発明の請求項1記載の缶胴成形装置によれば、立体形状が形成された一対の割外型を有する外型に設置した缶胴部内に成形ヘッドを挿入して加圧流体で膨らませて缶胴を成形する装置で、前記外型の型締機構を、前記外型に連結されて開閉駆動する第1流体圧シリンダと、この第1流体圧シリンダで型締された外型の背面に前記外型の開閉方向のそれぞれと交差して挿脱される型締ブロックと、前記外型の背面に挿入された前記型締ブロックを介して前記外型に型締力を付与する第2流体圧シリンダとで構成したので、エアシリンダなどの第1流体圧シリンダで一対の割外型を有する外型の開閉を行い、閉じられた外型の背面から前記外型の開閉方向のそれぞれと交差して挿脱される型締ブロックを介して油圧シリンダ等の第2流体圧シリンダで型締力を付与することで、外型の開閉と型締力の付与とを分離でき、機構の小型化を図りつつ必要な大きな型締力を得ることができる。
【0042】
また、この発明の請求項2記載の缶胴成形装置によれば、前記成形ヘッドを装置本体から上方に突出して設置し、前記缶胴部を上方から被せる構造としたので、吊り下げ構造に比べて成形ヘッドの取り付けや取り外し作業が容易となるとともに、大きく重い成形ヘッドであっても簡単かつ安定に取り付けることができる。
【0043】
さらに、この発明の請求項3記載の缶胴成形装置によれば、前記成形ヘッドに供給される加圧流体の供給手段を、前記加圧流体としての水圧を発生する水圧ポンプと、この水圧ポンプを駆動する油圧シリンダとで構成するようにしたので、水圧ポンプを油圧シリンダで駆動することで、エアシリンダで水圧ポンプを駆動する場合に必要なエアコンプレッサに比べて加圧流体の供給手段をコンパクト化でき、しかもコンプレッサの駆動電力に比べて油圧シリンダを駆動するのに必要な油圧モータなどの駆動電力を大巾に削減することができる。
これらにより、大径缶であっても簡単に缶胴に立体形状を成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の缶胴成形装置の一実施の形態にかかる概略平面図で、左半分を型開き状態で、右半分を型閉め状態で示したものである。
【図2】この発明の缶胴成形装置の一実施の形態にかかる成形ヘッド部分の概略縦断面図で、左半分を型開き状態で、右半分を型閉め状態で示したものである。
【図3】この発明の缶胴成形装置により成形する立体形状の例を示す斜視図である。
【図4】従来の缶胴成形装置の概略平面図で、左半分を型開き状態で、右半分を型閉め状態で示したものである。
【図5】従来の成形ヘッド部分の概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 缶胴
20 缶胴成形装置
21 架台(装置本体)
22,22a 外型ホルダ
23,23a 割外型
24 型締機構
25,25a 支持台
26 タイロッド
27,27a 開閉用支持台
28,28a エアシリンダ(第1流体圧シリンダ)
29,29a 油圧シリンダ(第2流体圧シリンダ)
30,30a 型締ブロック
31,31a 挿脱用シリンダ
40 成形ヘッド
41 ヘッド本体
45 薄膜弾性部材
52 加圧流体室
54 空気抜き
55 プラグ
60 加圧流体供給手段
61 水圧ポンプ
62 油圧シリンダ
63 油圧発生ユニット

Claims (3)

  1. 立体形状が形成された一対の割外型を有する外型に設置した缶胴部内に成形ヘッドを挿入して加圧流体で膨らませて缶胴を成形する装置であって、
    前記外型の型締機構を、前記外型に連結されて開閉駆動する第1流体圧シリンダと、
    この第1流体圧シリンダで型締された外型の背面に前記外型の開閉方向のそれぞれと交差して挿脱される型締ブロックと、
    前記外型の背面に挿入された前記型締ブロックを介して前記外型に型締力を付与する第2流体圧シリンダとで構成したことを特徴とする缶胴成形装置。
  2. 前記成形ヘッドを装置本体から上方に突出して設置し、前記缶胴部を上方から被せる構造としたことを特徴とする請求項1記載の缶胴成形装置。
  3. 前記成形ヘッドに供給される加圧流体の供給手段を、前記加圧流体としての水圧を発生する水圧ポンプと、この水圧ポンプを駆動する油圧シリンダとで構成したことを特徴とする請求項1または2記載の缶胴成形装置。
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