JP2002137031A - 缶胴成形装置 - Google Patents

缶胴成形装置

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JP2002137031A JP2000334531A JP2000334531A JP2002137031A JP 2002137031 A JP2002137031 A JP 2002137031A JP 2000334531 A JP2000334531 A JP 2000334531A JP 2000334531 A JP2000334531 A JP 2000334531A JP 2002137031 A JP2002137031 A JP 2002137031A
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章 岡田
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永成 伊藤
Kinichi Araki
謹一 荒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 口径の大きい缶胴に対しても液圧を利用して
立体模様を簡単に成形することができる缶胴成形装置を
提供すること。 【解決手段】 立体形状が形成された割外型23,23
aに設置した缶胴1内に成形ヘッド40を挿入して加圧
水で膨らませて缶胴1を成形する装置で、割外型23,
23aの型締機構24を、割外型23,23aに連結さ
れて開閉駆動するエアシリンダ28,28aと、型閉め
された割外型23,23aの背面に挿脱される型締ブロ
ック30,30aと、これら型締ブロック30,30a
を介して型締力を付与する油圧シリンダ29,29aと
で構成する。これにより、割外型23,23aの開閉と
型締力の付与とを分離でき、機構の小形化を図りつつ必
要な大きな型締力を得ることができ、大径缶の成形も簡
単にできるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、缶胴成形装置に
関し、大径の缶胴に対しても立体形状を簡単に成形でき
るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】飲料用や食品用などをはじめとする包装
容器として用いられる缶に立体模様を付与するため缶胴
に成形加工を施すことが行われており、例えば図3に示
すように、缶胴1の上下に2つの膨らみ2をつけた缶3
や缶胴1の上部のみに膨らみ2をつけた缶4、あるいは
缶胴1に立体模様5をつけた缶6,7などが用いられて
いる。
【0003】このような缶胴1に立体模様を成形加工す
る加工法としては、従来の割りづめ式と呼ばれる放射方
向に複数に分割された割り型を用いる加工法に代わり、
割づめによる缶内部の傷を防止することができる加工法
として、ゴムと液圧を利用した成形法が開発されてお
り、例えば図4に特開平9−10873号公報に記載の
装置10を示すように、膨らみ2や立体模様5などが形
成された一対の外型11にトグルプレス機構12を連結
して外型11の開閉と型締力を付与するようにし、この
トグルプレス機構12で開かれた外型11内に筒状の缶
胴1を設置して外型11を閉じた後、例えば図5に示す
ように、缶胴1内に筒状のゴム13の両端を密封状態で
取り付けた成形ヘッド14を挿入し、この成形ヘッド1
4内に水圧供給装置15を構成するエアシリンダ16で
駆動される水圧ポンプ17から水圧を供給してゴム13
を膨らませることで、缶胴1を外型11の内面に押し付
けて外型11の立体模様を成形加工するようにしてい
る。
【0004】このような缶胴成形装置10によれば、割
りづめによる傷が缶胴1の内面につくこともなく滑らか
な立体模様を形成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
缶胴成形装置10で、大径の缶胴1に立体模様を成形し
ようとすると、缶胴1の口径が大きくなるにしたがっ
て、次のような問題が生じる。
【0006】 外型11の開閉と型締力の付与をトグ
ルプレス機構12で行うようにしているが、缶胴1の口
径が大きくなるにしたがい、外型11の開閉に必要な距
離が大きくなるとともに、成形に要する水圧の増大に対
して型締力が不足したり、構造上の耐力が不足する。
【0007】 筒状のゴム13が取り付けられた成形
ヘッド14は装置本体18の上部から吊り下げられた構
造で、開閉する外型11の中心部に配置されていること
から、缶胴1の口径が大きくなると、缶胴1内に挿入す
る成形ヘッド14も大きく、重くなり、成形ヘッド14
の取り付けや取り外し作業が大変になるとともに、成形
ヘッド14の装置本体18への支持も大変で不安定にな
りやすい。
【0008】 缶胴成形時に必要となる成形ヘッド1
4への水圧は、水圧供給装置15のエアシリンダ16で
駆動される水圧ポンプ17によって供給するようにして
いるが、必要な水量の増大に伴い水圧ポンプ17を駆動
するために必要なエアシリンダ16へのエアの供給量が
膨大となり、例えば水圧供給装置15として4組のエア
シリンダ16と水圧ポンプ17が必要で大容量のエアコ
ンプレッサが必要になる。
【0009】この発明はかかる従来技術の有する課題を
解決するためになされたもので、口径の大きい缶胴に対
しても液圧を利用して立体模様を簡単に成形することが
できる缶胴成形装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するためこの発明の請求項1記載の缶胴成形装
置は、立体形状が形成された外型に設置した缶胴部内に
成形ヘッドを挿入して加圧流体で膨らませて缶胴を成形
する装置であって、前記外型の型締機構を、前記外型に
連結されて開閉駆動する第1流体圧シリンダと、この第
1流体圧シリンダで型締された外型の背面に前記外型の
開閉方向と交差して挿脱される型締ブロックと、前記外
型の背面に挿入されたこれら型締ブロックを介して型締
力を付与する第2流体圧シリンダとで構成したことを特
徴とするものである。
【0011】この缶胴成形装置によれば、立体形状が形
成された外型に設置した缶胴部内に成形ヘッドを挿入し
て加圧流体で膨らませて缶胴を成形する装置で、前記外
型の型締機構を、前記外型に連結されて開閉駆動する第
1流体圧シリンダと、この第1流体圧シリンダで型締さ
れた外型の背面に前記外型の開閉方向と交差して挿脱さ
れる型締ブロックと、前記外型の背面に挿入されたこれ
ら型締ブロックを介して型締力を付与する第2流体圧シ
リンダとで構成するようにしており、エアシリンダなど
の第1流体圧シリンダで外型の開閉を行い、閉じられた
外型の背面から型締ブロックを介して油圧シリンダ等の
第2流体圧シリンダで型締力を付与することで、外型の
開閉と型締力の付与とを分離でき、機構の小形化を図り
つつ必要な大きな型締力を得ることができるようにして
いる。
【0012】また、この発明の請求項2記載の缶胴成形
装置は、前記請求項1記載の構成に加え、前記成形ヘッ
ドを装置本体から上方に突出して設置し、前記缶胴部を
上方から被せる構造としたことを特徴とするものであ
る。
【0013】この缶胴成形装置によれば、前記成形ヘッ
ドを装置本体から上方に突出して設置し、前記缶胴部を
上方から被せる構造としており、吊り下げ構造に比べて
成形ヘッドの取り付けや取り外し作業が容易となるとと
もに、大きく重い成形ヘッドであっても簡単かつ安定に
取り付けることができるようになる。
【0014】型さらに、この発明の請求項3記載の缶胴
成形装置は、前記請求項1または2記載の構成に加え、
前記成形ヘッドに供給される加圧流体の供給手段を、前
記加圧流体としての水圧を発生する水圧ポンプと、この
水圧ポンプを駆動する油圧シリンダとで構成したことを
特徴とするものである。
【0015】この缶胴成形装置によれば、前記成形ヘッ
ドに供給される加圧流体の供給手段を、前記加圧流体と
しての水圧を発生する水圧ポンプと、この水圧ポンプを
駆動する油圧シリンダとで構成するようにしており、水
圧ポンプを油圧シリンダで駆動することで、エアシリン
ダで水圧ポンプを駆動する場合に必要なエアコンプレッ
サに比べて加圧流体の供給手段をコンパクト化でき、し
かもコンプレッサの駆動電力に比べて油圧シリンダを駆
動するのに必要な油圧モータなどの駆動電力を大巾に削
減することができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の缶胴成形装置の
一実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。図
1および図2はこの発明の缶胴成形装置の一実施の形態
にかかり、図1は概略平面図、図2は成形ヘッド部分の
概略縦断面図で、それぞれ左半分を型開き状態で、右半
分を型閉め状態で示してある。
【0017】この缶胴成形装置20では、水平な架台2
1上に1対の外型ホルダ22,22aが対向して開閉可
能に設けられ、これら1対の外型ホルダ22,22aの
対向面に1対の割外型23,23aが取り付けられて立
体形状のキャビティが対向している。そして、この1対
の割外型23,23aを開閉して型閉め、型開きを行う
とともに、型締力を付与するため型締機構24が設けら
れるが、ここでは、割外型23,23aの開閉駆動と型
締力の付与とを分離独立させ、機構のコンパクト化およ
び駆動エネルギの削減を図るようにしている。
【0018】この型締機構24は、図1および図2に示
すように、1対の外型ホルダ22,22aの後方に配置
された支持台25,25aを備えており、支持台25,
25aは架台21に固定されるとともに、互いがタイロ
ッド26で連結され、型締力を支持できる剛性が確保で
きるようになっている。
【0019】これら支持台25,25aの後方に開閉用
支持台27,27aが配置されて架台21に固定され、
これら開閉用支持台27,27aに割外型23,23a
を開閉する第1流体圧シリンダとしてのエアシリンダ2
8,28aが取り付けられ、それぞれのロッドが支持台
25,25aを貫通して外型ホルダ22,22aの背面
に連結してある。
【0020】したがって、これらエアシリンダ28,2
8aのロッドを伸縮することで外型ホルダ22,22a
に取り付けられた割外型23,23aを型閉めしたり、
型開きすることができ、成形対象の缶胴1が大径となり
割外型23,23aの開閉距離が大きくなってもストロ
ークの長いエアシリンダ28,28aを用いることで対
応できるとともに、型締力を考慮すること無く、割外型
23,23aの開閉に必要な駆動力を得ることができる
小容量のエアシリンダが用いられている。
【0021】こうしてエアシリンダ28,28aで開閉
される割外型23,23aに型締力を付与するため、支
持台25,25aに第2流体圧シリンダとして油圧シリ
ンダ29,29aがそれぞれ4個ずつ取り付けられ、外
型ホルダ22,22aの背面の上下左右の4か所と対向
するように配置してあり、これら油圧シリンダ29,2
9aは支持台25,25aに埋設された状態とされ、ロ
ッド先端が僅かに突き出すようになっており、ストロー
クは短いものの成形に必要な型締力を4個2組で付与で
きるものが用いてある。
【0022】したがって、エアシリンダ28,28aで
型閉めした外型ホルダ22,22aの背面と支持台2
5,25aに取り付けた油圧シリンダ29,29aのロ
ッド先端との間には、割外型23,23aの開閉距離に
相当する空間が形成されることになる。
【0023】そこで、この外型ホルダ22,22aの背
面と油圧シリンダ29,29aのロッド先端との空間に
割外型の開閉方向と交差する左右から1対の型締ブロッ
ク30,30aをそれぞれ挿脱できるようにしてあり、
挿脱用エアシリンダ31,31aで往復駆動できるよう
にしてある。
【0024】これにより、エアシリンダ28,28aで
型閉めした外型ホルダ22,22aの背面と支持台2
5,25aに取り付けた油圧シリンダ29,29aのロ
ッド先端との間に左右から1対の型締ブロック30,3
0aを挿脱用エアシリンダ31,31aで挿入すること
で隙間をほとんどなくすことができ、この状態で油圧シ
リンダ29,29aのロッドを僅かに伸長することで型
締力を付与することができる。
【0025】また、割外型23,23aを型開きする場
合には、油圧シリンダ29,29aによる型締力の付与
を開放した後、型締ブロック30,30aを挿脱用エア
シリンダ31,31aで後退させるとともに、エアシリ
ンダ28,28aで外型ホルダ22,22aごと後退さ
せることで行うことができる。
【0026】次に、このような割外型23,23aの内
部に配置された缶胴1内に挿入される成形ヘッド40に
ついて説明する。
【0027】この成形ヘッド40は、図2に示すよう
に、大径の缶胴1の成形にも対応できるようにしたもの
で、装置本体を構成する架台21に略円柱状のヘッド本
体41が上方に突き出すように配置され、架台21に取
り付けたつば付きナット42にヘッド本体41のねじ部
43をねじ込んで固定ナット44で締付けることで架台
21に対して上下の位置を調整して固定できるようにな
っている。
【0028】このヘッド本体41の上端部には、薄膜弾
性部材45の上端を取り付けるための太鼓状の取付面を
備えた上端固定部46が一体に形成されるとともに、ヘ
ッド本体41の中間部に別に形成した太鼓状の取付面を
備えた下端固定部材47が取り付けられる一方、これら
上端固定部46と下端固定部材47の外側に上下に凹部
が形成され、その内周に薄膜弾性部材45を押さえる突
条48aが形成された筒状押え部材48が配置されてお
り、上端固定部46と筒状押え部材48の間および下端
固定部材47と筒状押え部材48の間に薄膜弾性部材4
5の上下端部を挾んで固定ナット49で締付けること
で、薄膜弾性部材45を密封状態で取り付けることがで
きるようになっている。
【0029】そして、この薄膜弾性部材45の内側に加
圧流体としての加圧水を供給するため、ヘッド本体41
の中心部に下端から薄膜弾性部材45の中央部まで加圧
流体流路50が形成され、この上端に連通して放射方向
に複数の加圧流体流路51が形成され、これら加圧流体
流路51が筒状押え部材48に形成した加圧流体室52
に連通するとともに、筒状押え部材48を貫通する加圧
流体流路53を介して薄膜弾性部材45の内側と連通し
ている。また、加圧流体を下方から供給する構造とした
ので、加圧流体室52には、ヘッド本体41の上端面か
ら連通する空気抜き54が形成してあり、運転開始前に
空気を抜くことができ、その後プラグ55で栓をするよ
うになっている。
【0030】また、このような成形ヘッド40に成形対
象である缶胴1を上方から被せるように装着して支持す
るため、成形ヘッド40のヘッド本体41の中間部にね
じ56が形成され、缶胴受けリング57がねじ込まれて
缶胴1の下端面を支持することができるようになってお
り、缶胴受けリング57の位置もねじによって調整でき
るようになっている。
【0031】また、この成形ヘッド40に加圧流体であ
る加圧水を供給して薄膜弾性部材45を膨らまして成形
するため加圧流体供給手段60が備えてあり、図2に示
すように、往復動式の水圧ポンプ61が油圧シリンダ6
2に連結されて駆動されるようになっている。そして、
この油圧シリンダ62には、油圧発生ユニット63から
油圧が供給されるようになっており、油圧発生ユニット
63はモータで駆動される油圧ポンプで構成され、圧力
スイッチ64で加圧水の圧力を検出し、モータ等が制御
される。なお、図中、65はエア抜きのためのハンドポ
ンプであり、ストップバルブ66を介して接続してあ
る。
【0032】このような油圧発生ユニット63を用いる
ことで、大径の缶胴1を成形加工する場合、これまでの
水圧ポンプをエアシリンダで駆動するときに必要とされ
る圧縮空気をモータで駆動するコンプレッサから得る場
合に比べ、同一の加圧水量を得る場合に必要な電力を大
巾に削減することができるとともに、4組のエアシリン
ダと水圧ポンプが必要なところを1組の油圧シリンダ6
2と水圧ポンプ61だけで対応することができた。
【0033】このように構成した缶胴成形装置20によ
る缶胴の立体形状の成形について説明する。まず、割外
型23,23aを型開きした状態として、図示しない搬
送装置で缶胴1を搬送し、底を上にして成形ヘッド40
に被せるようにして缶胴受けリング57上に装着する。
【0034】この後、エアシリンダ28,28aのロッ
ドを伸長することで外型ホルダ22,22aに取り付け
られた割外型23,23aを型閉めし、外型ホルダ2
2,22aの背面に左右から1対の型締ブロック30,
30aを挿脱用エアシリンダ31,31aのロッドを伸
長して挿入することで油圧シリンダ29,29aとの空
間をほとんどなくした状態とする。
【0035】次いで、油圧シリンダ29,29aのロッ
ドを伸長して型締力を付与する。◎こうして型締めが完
了した後、成形ヘッド40の薄膜弾性部材45の内側に
水圧ポンプ61から加圧水を供給して膨らませること
で、割外型23,23aに形成した立体形状を缶胴1に
加工する。
【0036】加工後は、上記成形の場合と逆の手順で型
締力の開放、型開き、製品の取り出しを行って一連の缶
胴1への立体形状の成形が完了する。
【0037】このような缶胴成形装置20によれば、割
外型23,23aの開閉をエアシリンダ28,28aで
行い、型閉め後、型締ブロック30,30aを挿脱用エ
アシリンダ31,31aで挿入し、油圧シリンダ29,
29aで型締力を付与するようにしたので、大径缶の缶
胴1を成形する場合にも十分な型締力および耐圧力を得
ることができるととともに、エアシリンダと油圧シリン
ダを組み合わせて型締機構24を構成したので、機構を
小型コンパクト化することができ、作業の安全性も向上
する。
【0038】さらに、大径缶の成形にともなって割外型
23,23aが大きくなっても型締ブロック30,30
aを介して油圧シリンダ29,29aで型締力を付与す
るようにしたので、従来のトグルプレス機構に比べ、割
外型23,23a全体に均一な型締力を加えることがで
きる。
【0039】また、この缶胴成形装置20によれば、成
形ヘッド40を装置本体である架台21に取り付けて上
方に突き出す構造としたので、大径缶の成形の場合のよ
うに成形ヘッド40が大型化する場合でも安定して固定
できるとともに、成形ヘッド40の交換が容易となると
ともに、位置調整も容易となる。
【0040】さらに、この缶胴成形装置20によれば、
成形ヘッド40に供給する加圧水を油圧シリンダ62で
駆動する水圧ポンプ61で発生するようにしたので、大
径缶を成形する場合に必要な加圧水量を1組の水圧ポン
プと油圧シリンダで確保することができるとともに、油
圧発生ユニット63を小型化して電力消費を抑えること
ができる。
【0041】
【発明の効果】以上、一実施の形態とともに具体的に説
明したように、この発明の請求項1記載の缶胴成形装置
によれば、立体形状が形成された外型に設置した缶胴部
内に成形ヘッドを挿入して加圧流体で膨らませて缶胴を
成形する装置で、前記外型の型締機構を、前記外型に連
結されて開閉駆動する第1流体圧シリンダと、この第1
流体圧シリンダで型締された外型の背面に前記外型の開
閉方向と交差して挿脱される型締ブロックと、前記外型
の背面に挿入されたこれら型締ブロックを介して型締力
を付与する第2流体圧シリンダとで構成したので、エア
シリンダなどの第1流体圧シリンダで外型の開閉を行
い、閉じられた外型の背面から型締ブロックを介して油
圧シリンダ等の第2流体圧シリンダで型締力を付与する
ことで、外型の開閉と型締力の付与とを分離でき、機構
の小形化を図りつつ必要な大きな型締力を得ることがで
きる。
【0042】また、この発明の請求項2記載の缶胴成形
装置によれば、前記成形ヘッドを装置本体から上方に突
出して設置し、前記缶胴部を上方から被せる構造とした
ので、吊り下げ構造に比べて成形ヘッドの取り付けや取
り外し作業が容易となるとともに、大きく重い成形ヘッ
ドであっても簡単かつ安定に取り付けることができる。
【0043】さらに、この発明の請求項3記載の缶胴成
形装置によれば、前記成形ヘッドに供給される加圧流体
の供給手段を、前記加圧流体としての水圧を発生する水
圧ポンプと、この水圧ポンプを駆動する油圧シリンダと
で構成するようにしたので、水圧ポンプを油圧シリンダ
で駆動することで、エアシリンダで水圧ポンプを駆動す
る場合に必要なエアコンプレッサに比べて加圧流体の供
給手段をコンパクト化でき、しかもコンプレッサの駆動
電力に比べて油圧シリンダを駆動するのに必要な油圧モ
ータなどの駆動電力を大巾に削減することができる。こ
れらにより、大径缶であっても簡単に缶胴に立体形状を
成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の缶胴成形装置の一実施の形態にかか
る概略平面図で、左半分を型開き状態で、右半分を型閉
め状態で示したものである。
【図2】この発明の缶胴成形装置の一実施の形態にかか
る成形ヘッド部分の概略縦断面図で、左半分を型開き状
態で、右半分を型閉め状態で示したものである。
【図3】この発明の缶胴成形装置により成形する立体形
状の例を示す斜視図である。
【図4】従来の缶胴成形装置の概略平面図で、左半分を
型開き状態で、右半分を型閉め状態で示したものであ
る。
【図5】従来の成形ヘッド部分の概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 缶胴 20 缶胴成形装置 21 架台(装置本体) 22,22a 外型ホルダ 23,23a 割外型 24 型締機構 25,25a 支持台 26 タイロッド 27,27a 開閉用支持台 28,28a エアシリンダ(第1流体圧シリンダ) 29,29a 油圧シリンダ(第2流体圧シリンダ) 30,30a 型締ブロック 31,31a 挿脱用シリンダ 40 成形ヘッド 41 ヘッド本体 45 薄膜弾性部材 52 加圧流体室 54 空気抜き 55 プラグ 60 加圧流体供給手段 61 水圧ポンプ 62 油圧シリンダ 63 油圧発生ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体形状が形成された外型に設置した缶
    胴部内に成形ヘッドを挿入して加圧流体で膨らませて缶
    胴を成形する装置であって、前記外型の型締機構を、前
    記外型に連結されて開閉駆動する第1流体圧シリンダ
    と、この第1流体圧シリンダで型締された外型の背面に
    前記外型の開閉方向と交差して挿脱される型締ブロック
    と、前記外型の背面に挿入されたこれら型締ブロックを
    介して型締力を付与する第2流体圧シリンダとで構成し
    たことを特徴とする缶胴成形装置。
  2. 【請求項2】 前記成形ヘッドを装置本体から上方に突
    出して設置し、前記缶胴部を上方から被せる構造とした
    ことを特徴とする請求項1記載の缶胴成形装置。
  3. 【請求項3】 前記成形ヘッドに供給される加圧流体の
    供給手段を、前記加圧流体としての水圧を発生する水圧
    ポンプと、この水圧ポンプを駆動する油圧シリンダとで
    構成したことを特徴とする請求項1または2記載の缶胴
    成形装置。
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