JP4704449B2 - 同報無線システムの操作卓 - Google Patents

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Description

本発明は、防災無線や消防無線など広域に通報を行う同報無線システムの操作卓に関する。
一般的に、この種の同報無線システムは、図11に示すようなものである。図11は、一般的な同報無線システムの構成を示すブロック図であり、子局設備1と、親局設備2と、同報無線回線3とで構成されている。
次に、図11を参照して、上記同報無線システムの動作の概略を説明する。災害時、現場周辺の発呼元屋外子局1aの使用者による連絡通話の起動により、発呼元屋外子局1aから操作卓2aに対して、同報無線回線3を通じた、連絡通話3aの通話回線の接続を行う。そして回線接続後、発呼元屋外子局1aと操作卓2aの両使用者間の会話によって、現場の災害状況を把握した操作卓2aの使用者は、一旦、連絡通話3aの通話回線を切断する。
操作卓2aの使用者は、地域住民に対する情報提供または避難勧告を行うため、操作卓2aの選局操作と起動により、拡声対象の群1dに所属の屋外子局1b(屋外子局(1)〜屋外子局(n))や戸別受信機1c(戸別受信機(1)〜戸別受信機(m))のスピーカを開放した後、操作卓2aに接続されたマイク2bから音声を入力し、通報内容3bをもって音声通報を実施する。
しかしながら、この一般的な同報無線システムでは、災害現場の状況を地域住民に知らせるためには、発呼元屋外子局1aと操作卓2aの両使用者間の連絡通話による会話が終了した後、地域住民に対する情報提供または避難勧告の音声通報が操作卓2aの使用者によって改めて行われており、災害発生から音声通報の実施まで時間がかかり、なおかつ災害現場の状況を正確に伝えることができない場合があるという問題があった。
従来、このような一般的な同報無線システムの問題を解決する方法として、特許文献1に記載されたものが知られている。図12は特許文献1に記載された従来の遠隔放送システム及び親局及び放送情報送信子局の構成を示すブロック図であり、遠隔放送システム1000は、親局100と、親局100に接続された親局空中線105と、親局空中線105とデジタル同報無線回路11aを介して通信を行う屋外子局空中線207aと、屋外子局空中線207aが接続された屋外子局200a,200b,200cと、屋外子局200a,200b,200cに接続された子局スピーカ204aと、親局100と通信を行う拡声子局300と、親局100と通信を行う戸別受信機400とで構成されている。なお、S4は放送内容信号である。
次に、図12を参照して、上記従来の遠隔放送システムの動作の概略を説明する。遠隔放送システム1000は、このシステムの無線通信方式をデジタル無線通信方式にし、親局100に図示しない親局遠隔放送制御部を設け、屋外子局200aに図示しない子局遠隔放送制御部と子局遠隔放送操作部を設けたものであり、屋外子局200aから親局100に放送の内容を送信する通信回線(デジタル同報無線回線11a)と親局100から屋外子局200b,200c等に放送を行う放送回線とを接続し、屋外子局200aから任意の受信子局等に即時に放送を行うことができるようにしたものである。
特開2006−41874号公報
しかしながら、従来の遠隔放送システム及び親局及び放送情報送信子局では、親局100に図示しない親局遠隔放送制御部を、屋外子局200aに図示しない子局遠隔放送制御部と子局遠隔放送操作部を追加する必要があり、また、屋外子局200aから親局100に放送の内容を送信する通信回線を構築する接続要求信号といった新たな通信プロトコルを実装する必要もあるため、遠隔放送システムを利用できる親局や屋外子局への更新が発生し、導入費用が高くなってしまうというが問題あった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、災害発生から音声通報の実施まで時間がかからず、なおかつ災害現場の状況を正確に伝えることができ、さらに導入に対して費用がかからない同報無線システムの操作卓を提供することを目的とする。
本発明の同報無線システムの操作卓は、親局と複数の子局とが無線回線によって接続された同報無線システムにおいて、子局が発呼した際に相手先とする着番号と、その着番号に応じた連絡通話の着呼先と、発呼元の子局が実施する通報の種類を指定した通報種別と、実施する通報の対象となる子局を指定した通報対象子局とを対応付けて記憶してあるテーブル記憶手段と、子局から発呼が行われた場合、着呼しその呼の着番号から前記テーブル記憶手段を参照して対象子局と音声通報及びサイレン通報を含む通報種別の決定をし、前記対象子局に対して通報を行う制御部と、を備えた
この構成により、子局から発呼が行われた場合、着呼しその呼の着番号から対象子局と通報種別の決定をし、対象子局に対して通報を行うので、災害発生から音声通報まで時間がかからず、なおかつ災害現場の状況を正確に伝えることができる。さらに以前より使用しているシステム機器を活用することで導入に対して費用がかかることはない。
また、上記構成において、子局からの前記連絡通話の内容を予め前記テーブル記憶手段に着番号と対応付けて録音しておき、通報が必要である時に子局から前記連絡通話を用いた発呼が行われ、その呼の着番号を元に前記テーブル記憶手段を参照して録音内容による音声通報を行う。
この構成により、子局からの連絡通話の内容を予め録音しておき、通報が必要である時に子局から連絡通話を用いた発呼が行われ、その呼の着番号を元に録音内容による音声通報を行うので、災害発生から音声通報まで時間がかからず、なおかつ災害現場の状況を正確に伝えることができる。
また、上記構成において、子局からの前記連絡通話の内容を予め録音した場合、その後行われる前記連絡通話の通話内で該録音内容を再生する。
この構成により、子局からの連絡通話の内容を予め録音した場合、その後行われる連絡通話の通話内で該録音内容を再生するので、該録音内容を発呼子局側で確認することができる。
また、上記構成において、子局からの連絡通話発呼を受信し、その通話内容を一旦録音し、その着番号から自動通報の日時情報を生成する。
この構成により、子局からの連絡通話発呼を受信し、その通話内容を一旦録音し、その着番号から自動通報の日時情報を生成するので、同報・拡声を自動的に行うことができる。
また、上記構成において、連絡通話機能を用いた同報を行う際、発呼子局の発番号から本機能を使用可能な子局を限定する。
この構成により、連絡通話機能を用いた同報を行う際、発呼子局の発番号から本機能を使用可能な子局を限定するので、不特定多数の子局が本機能を使用することを制限することができる。
本発明によれば、災害現場の状況を地域住民に知らせるため、発呼元屋外子局の使用者から、操作卓の選局操作と起動を行い、発呼元屋外子局の使用者が音声通報を直接行い、地域住民に対する情報提供または避難勧告を行うことで、災害発生から音声通報の実施まで時間がかからず、なおかつ災害現場の状況を正確に伝えることができ、さらに以前より使用しているシステム機器を活用することで導入に対して費用がかかることはない。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における操作卓の構成を示すブロック図である。図1において、地域住民付近もしくは災害現場付近に設置されている子局設備1は、災害現場付近の状況を連絡通話3aで発呼を行う発呼元屋外子局1aと、受信した音声通報などの通報内容3bを屋外の地域住民に拡声にて知らせる拡声対象屋外子局(1)〜(n)1bと、受信した音声通報などの通報内容3bを家屋等にいる屋内の地域住民に拡声にて知らせる戸別受信機(1)〜(m)1cとにより構成されている。
さらに、拡声対象屋外子局(1)〜(n)1bと戸別受信機(1)〜(m)1cは通報実施時の呼び出しの場合に一回の操作で動作するように全てに群01という番号を振られている群01所属の子局1dでもある。
そして、自治体役場の防災設備として設置されている親局設備2は、連絡通話3aの着信側であると共に、防災情報または行政情報である通報を実施する操作卓2aと、親局設備2と子局設備1の間を無線による多重回線で結ぶ無線装置2bと、その無線装置2bから操作卓2aへ、もしくは操作卓2aから無線装置2bへの制御電文を伝達する無線装置〜操作卓間制御線2cと、無線装置2bに対しての音声信号を操作卓2a内の各部に伝達する無線装置〜操作卓間音声ライン2dと、消防署等の自治体役場以外の防災設備から操作卓2aを遠隔操作する遠隔制御装置2eと、操作卓2aに接続されている遠隔制御装置2eに対しての音声信号を操作卓2a内の各部に伝達する操作卓〜遠隔制御装置間音声ライン2fと、操作卓2aと遠隔制御装置2e間の制御電文を伝達する操作卓〜遠隔制御装置間制御線2gとにより構成されている。
さらに、操作卓2aは、拡声子局の選局や通報の種類の決定を行うか、または連絡通話の発呼や着呼といった呼接続処理を行う制御部2a−1と、制御部2a−1からの信号によって、音声ゲート開閉処理を行う音声入出力部2a−2と、通報や連絡通話の音声の入力、もしくは連絡通話の際に相手局からの音声を出力するスピーカ付きマイク2a−3と、録音領域のNo指定を伴う制御部2a−1からの信号によって、連絡通話や通報の音声を録音もしくは再生する録音再生部2a−4と、操作卓2aに接続されている遠隔制御装置2eからの通報要求処理や連絡通話要求処理もしくは連絡通話の着呼処理を行う遠隔制御部2a−5と、制御部2a−1と音声入出力部2a−2と録音再生部2a−4と遠隔制御部2a−5との信号を伝達するための制御バス2a−6と、音声入出力部2a−2から入力または出力される音声信号を操作卓2a内の各部に伝達する操作卓内音声ライン2a−7とにより構成されている。
なお、同報無線回線3は、親局設備2と子局設備1の間を多重回線で結ぶ、同報無線システムのデジタル方式の無線回線である。この同報無線回線3は、子局からの連絡通話の制御信号と通話内容を伝達する回線である連絡通話3aと、選局対象の子局にて拡声を行うための制御信号と音声信号を伝達する回線である通報内容3bとにより構成されている。
図2は、本発明の実施の形態1における、操作卓で使用する着番号と通報種別と対象子局との対応を示すテーブル構造図である。運用前に、予め操作卓2aの制御部2a−1にて、使用する着番号と通報種別と対象子局との対応を示すテーブルの設定を行い、記憶させておく。
図2は、この時に制御部2a−1内に設定を行うテーブル構造とその設定例を示してあり、子局が発呼した際に相手先とする着番号10と、その着番号に応じた連絡通話の着呼先11と、着呼先が連絡通話としては未使用の時に発呼元の子局が実施する通報の種類を指定した通報種別12と、実施する通報の対象となる子局を指定した通報対象子局13と、実施する通報を予め録音する場合の録音の番号を指定した録音No 14と、通報種別が自動通報である場合に実施する通報の日時を指定した通報指定日時15と、実施する通報にて再生する場合の再生の番号を指定した再生No 16と、通報を実施できる発呼元の子局を限定する登録限定17とで構成されている。
ここで例えば、子局設備1による通常の連絡通話を行う為に、図1で示したブロック図にて存在する機器である操作卓2aと遠隔制御装置2eに対して、図2で示したテーブル構造図に、着番号10の親局No001に対応した、連絡通話の着呼先11には操作卓2aを登録し、また着番号10の親局No002に対応した、連絡通話の着呼先11には遠隔制御装置2eを登録し、そして着番号10の親局No000に対応した連絡通話の着呼先11にその両方の機器を一度に呼ぶ親局代表番号を登録する。
その上で、図2で示したテーブル構造図の着番号10の親局No003〜親局No015に対応した、連絡通話の着呼先11は通常の連絡通話では未使用の領域なので、着番号10の親局No003〜親局No013に対し、発呼元屋外子局の着番号に対応した通報が行えるように、着呼先が連絡通話としては未使用の時に発呼元の子局が実施する通報の種類を指定した通報種別12と、実施する通報の対象となる子局を指定した通報対象子局13と、実施する通報を予め録音する場合の録音の番号を指定した録音No 14と、通報種別12が自動通報である場合に実施する通報の日時を指定した通報指定日時15と、実施する通報にて再生する場合の再生の番号を指定した再生No 16と、通報を実施できる発呼元の子局を限定する登録限定17とを登録しておく。
図3〜図5は、本発明の実施の形態1における、操作卓の制御部の動作を説明するためのフローチャートである。まず、運用時の通常の連絡通話の動作として、発呼元屋外子局1aによる操作卓2a宛の通常の連絡通話の動作について説明する。
子局設備1の発呼元屋外子局1aより、同報無線回線3を通じ、着番号として親局No001を指定した連絡通話の発呼を行う。無線装置2bを通じて着呼した操作卓2a内にて、着信時の制御電文を無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得した制御部2a−1は、同報無線回線3にて連絡通話3aとして発呼元屋外子局1aと呼接続を行い、「発番号」を変数Tに、「着番号」を変数Rにそれぞれ格納する(ステップS101)。さらに制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bと接続されている無線装置〜操作卓間音声ライン2dへの音声ゲートの開放を行う(ステップS102)。
そして、制御部2a−1は図2のように記憶したテーブルを参照し(ステップS103)、連絡通話の着呼先11が未使用であるか否かを判定し(ステップS104)、未使用でなければ、着番号10の親局No001に対応した連絡通話の着呼先11が操作卓2aであるか否かを判定する(ステップS301)。操作卓2aであると判定した場合、制御部2a−1は制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、スピーカ付きマイク2a−3と接続されている操作卓内音声ライン2a−7への音声ゲートの開放を行う(ステップS302)。こうして発呼元屋外子局1aと操作卓2aとの間にて、同報無線回線3上に連絡通話3aの通話回線が構築され、両機器の使用者間で会話を行うことができるようになる。
両機器の使用者間での会話を終了する場合は、発呼元屋外子局1aにて連絡通話の呼切断を行い、その切断指示を受信した無線装置2bからの制御電文を、制御部2a−1は無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得したか否かを判定する(ステップS303)。制御部2a−1が無線装置2bからの制御電文を取得した場合、制御部2a−1は制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、スピーカ付きマイク2a−3と接続されている操作卓内音声ライン2a−7へ音声ゲートの閉塞を指示する(ステップS305)。一方、制御部2a−1が無線装置2bからの制御電文を取得しなかった場合には、制御部2a−1はスピーカ付きマイク2a−3からの呼切断を認識したか否かを判定する(ステップS304)。制御部2a−1が呼切断を認識した場合、上述したステップS305を実行する。
一方、ステップS301で、着番号10の親局No001に対応した連絡通話の着呼先11が操作卓2aであると判定されなかった場合には、制御部2a−1は着番号10の親局No001に対応した連絡通話の着呼先11が遠隔制御装置2eであるか否かを判定する(ステップS401)。遠隔制御装置2eであると判定した場合、制御部2a−1は遠隔制御部2a−5に対して、遠隔制御装置2eとの接続を指示する(ステップS402)。次に、制御部2a−1は制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、遠隔制御部2a−5と接続されている操作卓内音声ライン2a−7への音声ゲートの開放を行う(ステップS403)。こうして発呼元屋外子局1aと遠隔制御装置2eとの間にて、同報無線回線3上に連絡通話3aの通話回線が構築され、両機器の使用者間で会話を行うことができるようになる。
両機器の使用者間での会話を終了する場合は、発呼元屋外子局1aにて連絡通話の呼切断を行い、その切断指示を受信した無線装置2bからの制御電文を、制御部2a−1は無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得したか否かを判定する(ステップS404)。制御部2a−1が無線装置2bからの制御電文を取得した場合、制御部2a−1は制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、遠隔制御部2a−5と接続されている操作卓内音声ライン2a−7へ音声ゲートの閉塞を指示する(ステップS406)。一方、制御部2a−1が無線装置2bからの制御電文を取得しなかった場合には、制御部2a−1は遠隔制御部2a−5からの呼切断を認識したか否かを判定する(ステップS405)。制御部2a−1が呼切断を認識した場合、上述したステップS406を実行する。次に、制御部2a−1は遠隔制御部2a−5に対して、遠隔制御装置2eとの切断を指示する(ステップS407)。
次に、運用時の発呼元屋外子局1aによる連絡通話を用いて、操作卓2aから音声通報を実施する動作について説明する。
子局設備1の発呼元屋外子局1aより、同報無線回線3を通じ、着番号として親局No003を指定した連絡通話の発呼を行う。無線装置2bを通じて着呼した操作卓2a内にて、着信時の制御電文を無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得した制御部2a−1は、同報無線回線3にて連絡通話3aとして発呼元屋外子局1aと呼接続を行い、「発番号」を変数Tに、「着番号」を変数Rにそれぞれ格納する(ステップS101)。さらに制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bと接続されている無線装置〜操作卓間音声ライン2dへの音声ゲートの開放を行う(ステップS102)。
そして、制御部2a−1は図2のように記憶したテーブルを参照し(ステップS103)、着番号10の親局No003に対応した連絡通話の着呼先11が未使用であるか否かを判定する(ステップS104)。着呼先11が未使用であるならば、着番号10の親局No003に対応した登録限定17を参照し(ステップS105)、登録限定17が発番号または無しであるか否かを判定する(ステップS106)。そして、登録限定17が発番号または無しであれば、着番号10の親局No003に対応した通報種別12を参照し(ステップS107)、通報種別12が音声通報であるか否かを判定する(ステップS108)。通報種別12が音声通報であれば、着番号10の親局No003に対応した通報対象子局13を参照し、群01の設定を取得する(ステップS109)。
取得が終わった操作卓2aの制御部2a−1は、無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて制御電文を無線装置2bに対して送信し、同報無線回線3にて群01宛に音声通報を行い、群01所属の子局1dのスピーカの開放を要求する(ステップS110)。要求が終了したならば、連絡通話3aの音声として無線装置2bから入力された音声を、通報内容3bの音声として無線装置2bに出力する為に音声の折り返しを行うよう、制御部2a−1は制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して指示を行う(ステップS111)。この時点で、発呼元屋外子局1aから群01所属の子局1dへの音声通報ができるようになる。
音声通報を終了する場合は、発呼元屋外子局1aにて連絡通話の呼切断を行い、その切断指示を受信した無線装置2bからの制御電文を、制御部2a−1は無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得したか否かを判定する(ステップS112)。制御電文を取得すると、制御部2a−1は群01所属の子局1dに対する通報の終了指示を、無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて無線装置2bに対して送信し(ステップS113)、無線装置2bに連絡通話の切断を指示する(ステップS114)。そして、制御部2a−1は制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、音声ゲートの閉塞を指示する(ステップS115)。このようにして発呼元屋外子局1aは連絡通話を用いて、音声通報の実施ができるようになる。
次に、運用時の発呼元屋外子局1aによる連絡通話を用いて、操作卓2aからサイレン通報を実施する動作について説明する。
発呼元屋外子局1aによる連絡通話を用いたサイレン通報を実施できるようにする場合は、子局設備1の発呼元屋外子局1aより、同報無線回線3を通じ、着番号として親局No004を指定した連絡通話の発呼を行う。無線装置2bを通じて着呼した操作卓2a内にて、着信時の制御電文を無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得した制御部2a−1は、同報無線回線3にて連絡通話3aとして発呼元屋外子局1aと呼接続を行い、「発番号」を変数Tに、「着番号」を変数Rにそれぞれ格納する(ステップS101)。さらに制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bと接続されている無線装置〜操作卓間音声ライン2dへの音声ゲートの開放を行う(ステップS102)。
そして、制御部2a−1は図2のように記憶したテーブルを参照し(ステップS103)、着番号10の親局No004に対応した連絡通話の着呼先11が未使用であるか否かを判定する(ステップS104)。着呼先11が未使用であるならば、着番号10の親局No004に対応した登録限定17を参照し(ステップS105)、登録限定17が発番号または無しであるか否かを判定する(ステップS106)。そして、登録限定17が発番号または無しであれば、着番号10の親局No004に対応した通報種別12を参照し(ステップS107)、通報種別12が音声通報であるか否かを判定する(ステップS108)。通報種別12が音声通報でなければ、通報種別12がサイレン通報であるか否かを判定する(ステップS201)。通報種別12がサイレン通報であれば、着番号10の親局No004に対応した通報対象子局13を参照し、子局No002の設定を取得する(ステップS202)。
取得が終わった操作卓2aの制御部2a−1は、無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて制御電文を無線装置2bに対して送信し、同報無線回線3にて子局No002宛にサイレン通報を行い、拡声対象子局(1)(子局No002)のサイレン起動を要求する(ステップS203)。この時点で、発呼元屋外子局1aから拡声対象子局(1)(子局No002)へのサイレン通報ができるようになる。
サイレン通報を終了する場合は、発呼元屋外子局1aにて連絡通話の呼切断を行い、その切断指示を受信した無線装置2bからの制御電文を、制御部2a−1は無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得したか否かを判定する(ステップS204)。制御電文を取得すると、制御部2a−1は、拡声対象子局(1)(子局No002)に対して通報の終了指示を、無線装置〜操作卓間制御線2cを通じ、無線装置2bに対して送信し(ステップS113)、連絡通話の切断を指示する(ステップS114)。そして、制御部2a−1は同報無線回線3にて群01宛に拡声対象子局(1)(子局No002)にサイレン停止を指示する(ステップS115)。このようにして発呼元屋外子局1aは連絡通話を用いたサイレン通報を実施できる。
なお、連絡通話を用いた音声通報もしくはサイレン通報を行う際、発呼元屋外子局1a以外の屋外子局からの通報実施は禁止したいならば、図2で示したテーブル構造図の着番号10の親局Noに対応した登録限定17に発番号を予め登録しておく。ここでは、図2に記してあるとおり、着番号10の親局No009の登録限定17に子局No001を登録してあるものとして説明する。
同報無線回線3を通じて、着番号を親局No009としている発呼元屋外子局1a以外の屋外子局からの連絡通話の要求を、無線装置2bを通じて着呼した操作卓2a内にて、着信時の制御電文を無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得した制御部2a−1は、同報無線回線3にて連絡通話3aとしてその屋外子局と呼接続を行う(ステップS101、S102)。
そして、制御部2a−1は図2のように記憶したテーブルを参照し(ステップS103)、着番号10の親局No009に対応した連絡通話の着呼先11が未使用であるか否かを判定する(ステップS104)。着呼先11が未使用であるならば、着番号10の親局No009に対応した登録限定17内の子局Noを制御部2a−1は参照すると共に、着信時に認識した制御電文内の発番号の子局Noと照合を行う(ステップS105、S106)。この照合にて子局Noが一致していなかったならば、発呼元屋外子局1a以外の屋外子局との連絡通話の呼切断を行う(ステップS114、S115)。このようにして、連絡通話を用いた音声通報もしくはサイレン通報を行う際、発呼元屋外子局1a以外の屋外子局からの通報実施は禁止することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における操作卓について説明する。なお、本実施の形態の操作卓は、前述した本発明の実施の形態1の図1で示した操作卓と同様の構成を有しており、またテーブル構造も図2で示したテーブル構造と同様の構成を有しており、ここではその説明を省略する。
図6〜図8は、本発明の実施の形態2における、操作卓の制御部の動作を説明するためのフローチャートである。ここでは、本実施の形態の操作卓2aが、運用時の発呼元屋外子局1aによる連絡通話の内容を予め録音しておき、通報が必要である時に発呼元屋外子局1aから連絡通話を行い、その呼の着番号を元に録音内容による音声通報を実施する動作について、図1と図2及び図6〜図8を参照して説明する。
まず、子局設備1の発呼元屋外子局1aより、同報無線回線3を通じ、着番号として親局No005を指定した連絡通話の発呼を行う。無線装置2bを通じて着呼した操作卓2a内にて、着信時の制御電文を無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得した制御部2a−1は、同報無線回線3にて連絡通話3aとして発呼元屋外子局1aと呼接続を行い、「発番号」を変数Tに、「着番号」を変数Rにそれぞれ格納する(ステップS501)。さらに制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bと接続されている無線装置〜操作卓間音声ライン2dへの音声ゲートの開放を行う(ステップS502)。
そして、制御部2a−1は図2のように記憶したテーブルを参照し(ステップS503)、着番号10の親局No005に対応した連絡通話の着呼先11が未使用であるか否かを判定し(ステップS504)、着呼先11が未使用であるならば、着番号10の親局No005に対応した登録限定17を参照し(ステップS505)、登録限定17が発番号または無しであるか否かを判定する(ステップS506)。そして、登録限定17が発番号または無しであれば、着番号10の親局No005に対応した通報種別12を参照し(ステップS507)、通報種別12が音声通報であるか否かを判定する(ステップS508)。
通報種別12が音声通報でなければ、通報種別12が録音であるか否かを判定する(ステップS701)。通報種別12が録音であれば、着番号10の親局No005に対応した録音No 14を参照し、それを変数Wに格納し、録音するNoとしてNo1を取得する(ステップS702)。取得が終わった操作卓2aの制御部2a−1は、制御バス2a−6を通じて録音再生部2a−4に対して、No1の領域に録音するよう指示を行い(ステップS703)、次いで音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bから入力された音声を、録音再生部2a−4に出力するよう指示を行う(ステップS704)。この時点で、発呼元屋外子局1aから通話内容を録音できるようになる。
通話内容の録音を終了する場合は、発呼元屋外子局1aにて連絡通話の呼切断を行い、その切断指示を受信した無線装置2bからの制御電文を、制御部2a−1は無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得したか否かを判定する(ステップS705)。制御電文を取得すると、制御部2a−1は、制御バス2a−6を通じて録音再生部2a−4に対して、No1の領域への録音を停止するよう指示を行う(ステップS706)。
録音終了後に、発呼元屋外子局1aの使用者が、操作卓2aにて通話内容がどのように録音されているかを確認する場合は、発呼元屋外子局1aより、同報無線回線3を通じ、着番号として親局No006を指定した連絡通話の発呼を行う。
無線装置2bを通じて着呼した操作卓2a内にて、着信時の制御電文を無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得した制御部2a−1は、同報無線回線3にて連絡通話3aとして発呼元屋外子局1aと呼接続を行い、「発番号」を変数Tに、「着番号」を変数Rにそれぞれ格納する(ステップS501)。さらに制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bと接続されている無線装置〜操作卓間音声ライン2dへの音声ゲートの開放を行う(ステップS502)。
そして、制御部2a−1は図2のように記憶したテーブルを参照し(ステップS503)、着番号10の親局No006に対応した連絡通話の着呼先11が未使用であるか否かを判定し(ステップS504)、着呼先11が未使用であるならば、着番号10の親局No006に対応した登録限定17を参照し(ステップS505)、登録限定17が発番号または無しであるか否かを判定する(ステップS506)。そして、登録限定17が発番号または無しであれば、着番号10の親局No006に対応した通報種別12を参照し(ステップS507)、通報種別12が音声通報であるか否かを判定する(ステップS508)。
通報種別12が音声通報でなければ、通報種別12が録音であるか否かを判定する(ステップS701)。通報種別12が録音でなければ、通報種別12が試聴であるか否かを判定する(ステップS801)。通報種別12が試聴であれば、着番号10の親局No006に対応した再生No 16を参照し、それを変数Pに格納し、再生するNoとしてNo1を取得する(ステップS802)。取得が終わった操作卓2aの制御部2a−1は、制御バス2a−6を通じて録音再生部2a−4に対して、No1の領域を再生するよう指示を行い(ステップS803)、次いで音声入出力部2a−2に対して、録音再生部2a−4から入力された音声を、無線装置2bに出力するよう指示を行う(ステップS804)。この時点で、発呼元屋外子局1aの使用者は、操作卓2aにて通話内容がどのように録音されているかを確認することができる。
通話内容の確認を終了する場合は、発呼元屋外子局1aにて連絡通話の呼切断を行い、その切断指示を受信した無線装置2bからの制御電文を、制御部2a−1は無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得したか否かを判定する(ステップS805)。制御電文を取得すると、制御部2a−1は、制御バス2a−6を通じて録音再生部2a−4に対して、No1の領域の再生を停止するよう指示を行う(ステップS806)。
引き続き、通報が必要である時に発呼元屋外子局1aから連絡通話を行い、その呼の着番号を元に録音内容による音声通報を実施する場合は、子局設備1の発呼元屋外子局1aより、同報無線回線3を通じ、着番号として親局No007を指定した連絡通話の発呼を行う。無線装置2bを通じて着呼した操作卓2a内にて、着信時の制御電文を無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得した制御部2a−1は、同報無線回線3にて連絡通話3aとして発呼元屋外子局1aと呼接続を行い、「発番号」を変数Tに、「着番号」を変数Rにそれぞれ格納する(ステップS501)。さらに制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bと接続されている無線装置〜操作卓間音声ライン2dへの音声ゲートの開放を行う(ステップS502)。
そして、制御部2a−1は図2のように記憶したテーブルを参照し(ステップS503)、着番号10の親局No007に対応した連絡通話の着呼先11が未使用であるか否かを判定し(ステップS504)、着呼先11が未使用であるならば、着番号10の親局No007に対応した登録限定17を参照し(ステップS505)、登録限定17が発番号または無しであるか否かを判定する(ステップS506)。そして、登録限定17が発番号または無しであれば、着番号10の親局No007に対応した通報種別12を参照し(ステップS507)、通報種別12が音声通報であるか否かを判定する(ステップS508)。さらに、着番号10の親局No007に対応した通報対象子局13を参照し、群01の設定を取得する(ステップS509)。
取得が終わった操作卓2aの制御部2a−1は、無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて制御電文を無線装置2bに対して送信し、同報無線回線3にて群01宛に音声通報を行い、群01所属の子局1dのスピーカの開放を要求する(ステップS510)。次に、制御部2a−1は連絡通話の入力音声を無線装置2bに出力する為、音声の折り返しを行うよう、音声入出力部2a−2に対して指示を行う(ステップS511)。この時点で操作卓2aは音声通報の実施ができるようになる。
そして、再生No 16が無しであるか否かを判定し(ステップS512)、無し以外の場合には、着番号10の親局No007に対応した再生No 16を参照し、再生するNoとしてNo1を取得して変数Pに格納する(ステップS601)。操作卓2aの制御部2a−1は、制御バス2a−6を通じて録音再生部2a−4に対して、No1の領域を再生するよう指示する(ステップS602)と共に、録音再生部2a−4から入力された音声を、通報内容3bの音声として無線装置2bに出力するよう、制御部2a−1は制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して指示を行う(ステップS603)。この時点で、録音再生部2a−4の領域のNo1に録音された連絡通話の内容が再生され、群01所属の子局1dのスピーカから出力されることとなる。
録音再生部2a−4の領域のNo1の再生が終了したならば、録音再生部2a−4は制御バス2a−6を通じて制御部2a−1に再生の終了を通知する。制御部2a−1が再生の終了を受信した場合(ステップS604)、制御部2a−1は制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して音声ゲートの閉塞を指示する(ステップS605)。そして、群01所属の子局1dに対して通報の終了指示を、無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて無線装置2bに対して送信し(ステップS514)、無線装置2bに連絡通話の切断を指示し(ステップS515)、音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bと接続されている無線装置〜操作卓間音声ライン2dへの音声ゲートの閉塞を指示する(ステップS516)。
一方、ステップS512で、再生No 16が無しであった場合には、制御部2a−1が無線装置2bから屋外子局からの呼切断の制御電文を受信したか否の判定を行い(ステップS513)、呼切断の制御電文を受信したら、上述したステップS514を実行する。
このようにして発呼元屋外子局1aによる連絡通話の内容を予め録音しておき、通報が必要である時に発呼元屋外子局1aから連絡通話を行い、その呼の着番号を元に録音内容による音声通報を実施することができる。
なお、連絡通話の内容を予め録音する時、発呼元屋外子局1a以外の屋外子局からの録音を禁止したいならば、図2で示したテーブル構造図の着番号10の親局Noに対応した登録限定17に発番号を予め登録しておく。ここでは、図2に記してあるとおり、着番号10の親局No010の登録限定17に子局No001を登録してあるものとして説明する。
同報無線回線3を通じ、着番号として親局No010としている発呼元屋外子局1a以外の屋外子局から発呼を行う。無線装置2bを通じて着呼した操作卓2a内にて、着信時の制御電文を無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得した制御部2a−1は、同報無線回線3にて連絡通話3aとしてその屋外子局と呼接続を行い、「発番号」を変数Tに、「着番号」を変数Rにそれぞれ格納する(ステップS501)。さらに制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bと接続されている無線装置〜操作卓間音声ライン2dへの音声ゲートの開放を行う(ステップS502)。
そして、制御部2a−1は図2のように記憶したテーブルを参照し(ステップS503)、着番号10の親局No010に対応した連絡通話の着呼先11が未使用であるか否かを判定し(ステップS504)、着呼先11が未使用であるならば、着番号10の親局No010に対応した登録限定17を参照し(ステップS505)、着信時に認識した制御電文内の発番号の子局Noと照合を行う(ステップS506)。この照合にて子局Noが一致していなかったならば、発呼元屋外子局1a以外の屋外子局との連絡通話の呼切断を行う(ステップS515、S516)。
このようにして、連絡通話の内容を予め録音する時、発呼元屋外子局1a以外の屋外子局からの録音を禁止することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3における操作卓について説明する。なお、本実施の形態の操作卓は、前述した本発明の実施の形態1の図1で示した操作卓と同様の構成を有しており、またテーブル構造も図2で示したテーブル構造と同様の構成を有しており、ここではその説明を省略する。
図9〜図10は、本発明の実施の形態3における、操作卓の制御部の動作を説明するためのフローチャートである。ここでは、本実施の形態の操作卓2aが、運用時の発呼元屋外子局1aによる連絡通話の内容を一旦録音すると共に、その着番号から自動通報の日時情報を生成して音声通報を実施する動作について、図1と図2及び図9〜図10を参照して説明する。
まず、子局設備1の発呼元屋外子局1aより、同報無線回線3を通じ、着番号として親局No008を指定した連絡通話の発呼を行う。制御部2a−1は、図2のテーブルにて、通報指定日時15の日時が現在日時と一致したか否かを判定する(ステップS901)。現在日時と一致していない場合、無線装置2bを通じて着呼した操作卓2a内にて、着信時の制御電文を無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得した制御部2a−1は、同報無線回線3にて連絡通話3aとして発呼元屋外子局1aと呼接続を行い、「発番号」を変数Tに、「着番号」を変数Rにそれぞれ格納する(ステップS902)。さらに制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bと接続されている無線装置〜操作卓間音声ライン2dへの音声ゲートの開放を行う(ステップS903)。
そして、制御部2a−1は図2のように記憶したテーブルを参照し(ステップS904)、着番号10の親局No008に対応した連絡通話の着呼先11が未使用であるか否かを判定し(ステップS905)、着呼先11が未使用であるならば、着番号10の親局No008に対応した登録限定17を参照し(ステップS906)、登録限定17が発番号または無しであるか否かを判定する(ステップS907)。そして、登録限定17が発番号または無しであれば、着番号10の親局No008に対応した通報種別12を参照し(ステップS908)、通報種別12が自動通報であるか否かを判定する(ステップS909)。さらに、着番号10の親局No008に対応した録音No 14を参照し、録音するNoとしてNo2を取得し、変数Wに格納する(ステップS910)。
取得が終わった操作卓2aの制御部2a−1は、制御バス2a−6を通じて録音再生部2a−4に対して、No2の領域に録音するよう指示を行い(ステップS911)、音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bから入力された音声を、録音再生部2a−4に出力するよう指示を行う(ステップS912)。この時点で、発呼元屋外子局1aから通話内容を録音できるようになる。
制御部2a−1が無線装置2bから屋外子局からの呼切断の制御電文を受信したか否の判定を行い(ステップS913)、呼切断の制御電文を受信したら、制御部2a−1は、制御バス2a−6を通じて録音再生部2a−4に対して、No2の領域への録音を停止するよう指示を行う(ステップS914)。そして、制御部2a−1は、無線装置2bに連絡通話の切断の指示を行い(ステップS915)、音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bと接続されている無線装置〜操作卓間音声ライン2dへの音声ゲートの閉塞を指示する(ステップS916)。
一方、ステップS909で、通報種別12が自動通報でない場合には、通報種別12が試聴であるか否かの判定を行う(ステップS1001)。さらに、着番号10の親局No006に対応した再生No 16を参照し、再生するNoとしてNo1を取得し、変数Pに格納する(ステップS1002)。
取得が終わった操作卓2aの制御部2a−1は、制御バス2a−6を通じて録音再生部2a−4に対して、No1の領域を再生するよう指示を行い(ステップS1003)、音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bから入力された音声を、録音再生部2a−4に出力するよう指示を行う(ステップS1004)。この時点で、発呼元屋外子局1aから録音内容を確認できるようになる。
制御部2a−1が無線装置2bから屋外子局からの呼切断の制御電文を受信したか否の判定を行い(ステップS1005)、呼切断の制御電文を受信したら、制御部2a−1は、制御バス2a−6を通じて録音再生部2a−4に対して、No1の領域の再生を停止するよう指示を行う(ステップS1006)。そして、上述したステップS915を実行する。
さらに、ステップS901で、通報指定日時15の日時が現在日時と一致、すなわち制御部2a−1が通報を実施する日時として「2008年1月1日」を取得した場合には、図2のように記憶したテーブルを参照し、着番号を変数Rに格納し(ステップS1101)、着番号10の親局No008に対応した通報対象子局13から、群01の設定を取得する(ステップS1102)。次に、取得が終わった操作卓2aの制御部2a−1は、無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて制御電文を無線装置2bに対して送信し、同報無線回線3にて群01宛に音声通報を行い、群01所属の子局1dのスピーカの開放を要求する(ステップS1103)。この時点で操作卓2aは音声通報の実施ができるようになる。
そして、着番号10の親局No008に対応した再生No 16を参照し、再生するNoとしてNo2を取得して変数Pに格納する(ステップS1104)。さらに、操作卓2bの制御部2a−1は、制御バス2a−6を通じて録音再生部2a−4に対して、No2の領域を再生するよう指示する(ステップS1105)と共に、録音再生部2a−4から入力された音声を、通報内容3bの音声として無線装置2bに出力するよう、制御部2a−1は制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して指示を行う(ステップS1106)。この時点で、録音再生部2a−4の領域のNo2に録音された連絡通話の内容が再生され、群01所属の子局1dのスピーカから出力されることとなる。
録音再生部2a−4の領域のNo2の再生が終了したならば、録音再生部2a−4は制御バス2a−6を通じて制御部2a−1に再生終了を通知し、制御部2a−1がこの通知を受信したか否かを判定する(ステップS1107)。通知を受信したら、制御部2a−1は制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して音声ゲートの閉塞を指示する(ステップS1108)と共に、群01所属の子局1dに対して通報の終了指示を、無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて無線装置2bに対して送信し、同報無線回線3にて群01宛に、群01所属の子局1dのスピーカの閉塞を指示する(ステップS1109)。そして、上述したステップS916を実行する。
このようにして発呼元屋外子局1aによる連絡通話の内容を一旦録音すると共に、その着番号から自動通報の日時情報を生成して音声通報を実施することができる。
なお、連絡通話の内容を予め録音する時、発呼元屋外子局1a以外の屋外子局からの録音を禁止したいならば、図2で示したテーブル構造図の着番号10の親局Noに対応した登録限定17に発番号を予め登録しておく。ここでは、図2に記してあるとおり、着番号10の親局No013の登録限定17に子局No001を登録してあるものとして説明する。
まず、同報無線回線3を通じて、着番号を親局No013としている発呼元屋外子局1a以外の屋外子局からの連絡通話の発呼を行う。制御部2a−1は、図2のテーブルにて、通報指定日時15の日時が現在日時と一致したか否かを判定する(ステップS901)。現在日時と一致していない場合、無線装置2bを通じて着呼した操作卓2a内にて、着信時の制御電文を無線装置〜操作卓間制御線2cを通じて取得した制御部2a−1は、同報無線回線3にて連絡通話3aとしてその屋外子局と呼接続を行う(ステップS902)。さらに制御バス2a−6を通じて音声入出力部2a−2に対して、無線装置2bと接続されている無線装置〜操作卓間音声ライン2dへの音声ゲートの開放を行う(ステップS903)。
そして、制御部2a−1は図2のように記憶したテーブルを参照し(ステップS904)、着番号10の親局No013に対応した連絡通話の着呼先11が未使用であることを確認する(ステップS905)。着呼先11が未使用であるならば、着番号10の親局No013に対応した登録限定17内の子局Noを制御部2a−1は参照すると共に、着信時に認識した制御電文内の発番号の子局Noと照合を行う(ステップS906、S907)。この照合にて子局Noが一致していなかったならば、発呼元屋外子局1a以外の屋外子局との連絡通話の呼切断を行う(ステップS915、S916)。
このようにして、連絡通話の内容を予め録音する時、発呼元屋外子局1a以外の屋外子局からの録音を禁止することができる。
本発明の実施の形態1における操作卓の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における、操作卓で使用する着番号と通報種別と対象子局との対応を示すテーブル構造図 本発明の実施の形態1における、操作卓の制御部の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態1における、操作卓の制御部の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態1における、操作卓の制御部の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態2における、操作卓の制御部の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態2における、操作卓の制御部の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態2における、操作卓の制御部の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態3における、操作卓の制御部の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態3における、操作卓の制御部の動作を説明するためのフローチャート 一般的な同報無線システムの構成を示すブロック図 従来の遠隔放送システム及び親局及び放送情報送信子局の構成を示すブロック図
符号の説明
1 子局設備
1a 発呼元屋外子局
1b 拡声対象屋外子局(1)〜(n)
1c 戸別受信機(1)〜(m)
1d 群01所属の子局
2 親局設備
2a 操作卓
2a−1 制御部
2a−2 音声入出力部
2a−3 スピーカ付きマイク
2a−4 録音再生部
2a−5 遠隔制御部
2a−6 制御バス
2a−7 操作卓内音声ライン
2b 無線装置
2c 無線装置〜操作卓間制御線
2d 無線装置〜操作卓間音声ライン
2e 遠隔制御装置
2f 操作卓〜遠隔制御装置間音声ライン
2g 操作卓〜遠隔制御装置間制御線
3 同報無線回線
3a 連絡通話
3b 通報内容
10 着番号
11 連絡通話の着呼先
12 通報種別
13 通報対象子局
14 録音No
15 通報指定日時
16 再生No
17 登録限定

Claims (5)

  1. 親局と複数の子局とが無線回線によって接続された同報無線システムにおいて、
    子局が発呼した際に相手先とする着番号と、その着番号に応じた連絡通話の着呼先と、発呼元の子局が実施する通報の種類を指定した通報種別と、実施する通報の対象となる子局を指定した通報対象子局とを対応付けて記憶してあるテーブル記憶手段と、
    子局から発呼が行われた場合、着呼しその呼の着番号から前記テーブル記憶手段を参照して対象子局と音声通報及びサイレン通報を含む通報種別の決定をし、前記対象子局に対して通報を行う制御部と、
    を備えた同報無線システムの操作卓。
  2. 子局からの前記連絡通話の内容を予め前記テーブル記憶手段に着番号と対応付けて録音しておき、通報が必要である時に子局から前記連絡通話を用いた発呼が行われ、その呼の着番号を元に前記テーブル記憶手段を参照して録音内容による音声通報を行う請求項1に記載の同報無線システムの操作卓。
  3. 子局からの前記連絡通話の内容を予め録音した場合、その後行われる前記連絡通話の通話内で該録音内容を再生する請求項1または2に記載の同報無線システムの操作卓。
  4. 子局からの連絡通話発呼を受信し、その通話内容を一旦録音し、その着番号から自動通報の日時情報を生成する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の同報無線システムの操作卓。
  5. 連絡通話機能を用いた同報を行う際、発呼子局の発番号から本機能を使用可能な子局を限定する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の同報無線システムの操作卓。
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