JP4703222B2 - 印刷版の製版装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、フレキソ印刷版等の凸版印刷版や、グラビア版等の凹版印刷版などの印刷版に製版を行う印刷版の製版装置に関する。
従来、このような印刷版の製版装置としては、例えば、特許文献1に記載されたレーザ彫刻機が知られている。このレーザ彫刻機は、レーザ光源から出射されたレーザビームで記録材料を走査することにより、記録材料の表面を彫刻して凸版印刷版を製版するものであり、レーザ光源と、このレーザ光源から出射されたレーザビームを変調するための変調器と、その外周部に記録材料を装着して回転する記録ドラムと、この記録ドラムの軸線と平行な方向に移動可能に構成され、記録ドラムの外周部に装着された記録材料にレーザ光源から出射されたレーザビームを照射する記録ヘッドとを備える。
このような印刷版の製版装置においては、レーザ光源のパワーと記録材料の感度に基づいて、レーザビームの主走査速度、すなわち、記録ドラムの回転速度が、必要な最大彫刻深さが得られる値に設定される。そして、最大彫刻深さより浅い彫刻領域は、記録材料に照射されるレーザビームのパワーを低下させた状態で彫刻が実行される。このとき、レーザビームによる記録材料の彫刻には、比較的大きなエネルギーが必要であることから、印刷版の製版に比較的長い時間を要するという問題がある。
特許文献2には、複数のレーザビームを同時に記録材料に照射してレリーフを作成する印刷ブロックの製造方法が開示されている。
また、本出願人は、第1のビーム径を有するレーザビームを使用し第1の画素ピッチで記録材料を照射して彫刻を行った後、前記第1のビーム径とは異なる第2のビーム径を有するレーザビームを使用し前記第1の画素ピッチとは異なる第2の画素ピッチで記録材料を照射して彫刻を行う印刷版の製版装置を提案している(特願2004−286175、特願2004−357586)。このような製版装置によれば、レーザビームを効率的に使用することにより製版時間を短縮することが可能となる。
米国特許第5327167号明細書 特許第3556204号公報
上述した特許文献2に記載された印刷ブロックの製造方法においては、複数のレーザビームを同時に記録材料に照射してレリーフを効率的に作成することは可能ではあるが、各レーザビームによる画素ピッチが一定であることから、精密な彫刻を実行することは困難となる。一方、第1のビーム径を有するレーザビームを使用し第1の画素ピッチで記録材料を照射して彫刻を行った後、前記第1のビーム径とは異なる第2のビーム径を有するレーザビームを使用し前記第1の画素ピッチとは異なる第2の画素ピッチで記録材料を照射して彫刻を行う場合には、精密な彫刻を効率的に実行することができるが、彫刻の完了までに二工程を要するため、彫刻工程のさらなる効率化が望まれる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、精密な画像を高速に彫刻することが可能な印刷版の製版装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、その外周部に記録材料を装着して回転する記録ドラムと、記録材料上において第1のビーム径を有し、第1の画素ピッチで記録材料を照射して、第1の深度まで彫刻を行うための第1レーザビームを出射する第1照射手段と、記録材料上において前記第1のビーム径より大きい第2のビーム径を有し、前記第1の画素ピッチより大きい第2の画素ピッチで記録材料を照射して、前記第1の深度よりも深い第2の深度まで彫刻を行うための第2レーザビームを出射する第2照射手段と、前記第1照射手段から照射される第1レーザビームと前記第2照射手段から照射される第2レーザビームとを前記記録ドラムの軸線方向に同期して走査させる第1走査手段と、前記第1照射手段から照射される第1レーザビームを、記録材料上において前記第2の画素ピッチの範囲内において、前記記録ドラムの軸線方向に走査させる第2走査手段とを備え、前記第2走査手段による前記第1レーザビームの前記記録ドラムの軸線方向への走査周波数をF1、前記第2レーザビームの変調周波数をF2、前記第1の画素ピッチをpp、前記第2の画素ピッチをpcとしたとき、下記の式を満足することを特徴とする。
F1=F2・(pc/pp)
請求項2に記載の発明は、その外周部に記録材料を装着して回転する記録ドラムと、記録材料上において第1のビーム径を有し、第1の画素ピッチで記録材料を照射して、第1の深度まで彫刻を行うための第1レーザビームを出射する第1レーザ光源と、記録材料上において前記第1のビーム径より大きい第2のビーム径を有し、前記第1の画素ピッチより大きい第2の画素ピッチで記録材料を照射して、前記第1の深度よりも深い第2の深度まで彫刻を行うための第2レーザビームを出射する第2レーザ光源と、前記第1レーザビームを変調する第1変調手段と、前記第1変調手段により変調された第1レーザビームを、記録材料上において前記第2の画素ピッチの範囲内において、前記記録ドラムの軸線方向に走査させる偏向器と、前記第2レーザ光源より出射された第2レーザビームを変調する第2変調手段と、前記偏向器により偏向された第1レーザビームと前記第2変調手段により変調された第2レーザビームとを合成する合成手段と、前記合成手段により合成された第1、第2レーザビームを記録材料上に集光させる光学系と、前記光学系を通過して記録材料上に集光した第1、第2レーザビームを、前記記録ドラムの軸線方向に同期して走査させる走査手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、その外周部に記録材料を装着して回転する記録ドラムと、第1レーザビームを出射する第1レーザ光源と、第2レーザビームを出射する第2レーザ光源と、前記第1レーザビームを変調するための第1変調手段と、前記第1変調手段により変調された第1レーザビームを、前記記録ドラムの軸線方向に走査させる偏向器と、前記第2レーザビームを変調するための第2変調手段と、前記偏向器により偏向された第1レーザビームと前記第2変調手段により変調された第2レーザビームとを合成する合成手段と、前記合成手段により合成された第1、第2レーザビームを記録材料上に集光させる光学系と、前記光学系を通過して記録材料上に集光した第1、第2レーザビームを、前記記録ドラムの軸線方向に同期して走査させる走査手段とを備え、前記第1レーザビームは記録材料上において第1のビーム径を有し、第1の画素ピッチで記録材料を照射して、第1の深度まで彫刻を行い、前記第2レーザビームは、記録材料上において前記第1のビーム径より大きい第2のビーム径を有し、前記第1の画素ピッチより大きい第2の画素ピッチで記録材料を照射して、前記第1の深度よりも深い第2の深度まで彫刻を行うとともに、前記偏向器は、前記第1レーザビームを、記録材料上において前記第2の画素ピッチの範囲内において、前記記録ドラムの軸線方向に走査させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、その外周部に記録材料を装着して回転する記録ドラムと、レーザ光源と、前記レーザ光源から出射されたレーザビームを、第1レーザビームと第2レーザビームに分割するビームスプリッタと、前記第1レーザビームまたは前記第2レーザビームの少なくとも一方のビーム径を変更するビーム径変更手段と、前記第1レーザビームを変調する第1変調手段と、前記第1変調手段により変調された第1レーザビームを、前記記録ドラムの軸線方向に走査させる偏向器と、前記第2レーザビームを変調する第2変調手段と、前記偏向器により偏向された第1レーザビームと前記第2変調手段により変調された第2レーザビームとを合成する合成手段と、前記合成手段により合成された第1、第2レーザビームを記録材料上に集光させる光学系と、前記光学系を通過して記録材料上に集光した第1、第2レーザビームを、前記記録ドラムの軸線方向に同期して走査させる走査手段とを備え、前記第1レーザビームは記録材料上において第1のビーム径を有し、第1の画素ピッチで記録材料を照射して、第1の深度まで彫刻を行い、前記第2レーザビームは、記録材料上において前記第1のビーム径より大きい第2のビーム径を有し、前記第1の画素ピッチより大きい第2の画素ピッチで記録材料を照射して、前記第1の深度よりも深い第2の深度まで彫刻を行うとともに、前記偏向器は、前記第1レーザビームを、記録材料上において前記第2の画素ピッチの範囲内において、前記記録ドラムの軸線方向に走査させることを特徴とする
請求項5に記載の発明は、その外周部に記録材料を装着して回転する記録ドラムと、記録材料上において第1のビーム径を有し、第1の画素ピッチで記録材料を照射して、第1の深度まで彫刻を行うための第1レーザビームを出射する第1レーザ光源と、記録材料上において前記第1のビーム径より大きい第2のビーム径を有し、前記第1の画素ピッチより大きい第2の画素ピッチで記録材料を照射して、前記第1の深度よりも深い第2の深度まで彫刻を行うための第2レーザビームを出射する第2レーザ光源と、前記第1レーザ光源より出射された第1レーザビームを変調する第1変調手段と、前記第1変調手段により変調された第1レーザビームを、記録材料上において前記第2の画素ピッチの範囲内において、前記記録ドラムの軸線方向に走査させる偏向器と、前記偏向器により偏向された第1レーザビームを記録材料上に集光させる第1の光学系と、前記第2レーザ光源より出射された第2レーザビームを変調する第2変調手段と、前記第2変調手段により変調された第2レーザビームを記録材料上に集光させる第2の光学系と、前記第1の光学系を通過して記録材料上に集光した第1レーザビームと、前記第2の光学系を通過して記録材料上に集光した第2レーザビームとを、前記記録ドラムの軸線方向に同期して走査させる走査手段とを備え、前記偏向器による前記第1レーザビームの前記記録ドラムの軸線方向への走査周波数をF1、前記第2変調手段の変調周波数をF2、前記第1の画素ピッチをpp、前記第2の画素ピッチをpcとしたとき、下記の式を満足することを特徴とする。
F1=F2・(pc/pp)
請求項6に記載の発明は、その外周部に記録材料を装着して回転する記録ドラムと、第1レーザビームを出射する第1レーザ光源と、第2レーザビームを出射する第2レーザ光源と、前記第1レーザビームを変調する第1変調手段と、前記第1変調手段により変調された第1レーザビームを、前記記録ドラムの軸線方向に走査させる偏向器と、前記偏向器により偏向された第1レーザビームを記録材料上に集光させる第1の光学系と、前記第2レーザビームを変調する第2変調手段と、前記第2変調手段により変調された第2レーザビームを記録材料上に集光させる第2の光学系と、前記第1の光学系を通過して記録材料上に集光した第1レーザビームと、前記第2の光学系を通過して記録材料上に集光した第2レーザビームとを、前記記録ドラムの軸線方向に同期して走査させる走査手段とを備え、前記第1レーザビームは記録材料上において第1のビーム径を有し、第1の画素ピッチで記録材料を照射して、第1の深度まで彫刻を行い、前記第2レーザビームは、記録材料上において前記第1のビーム径より大きい第2のビーム径を有し、前記第1の画素ピッチより大きい第2の画素ピッチで記録材料を照射して、前記第1の深度よりも深い第2の深度まで彫刻を行うとともに、前記偏向器は、前記第1レーザビームを、記録材料上において前記第2の画素ピッチの範囲内において、前記記録ドラムの軸線方向に走査させ、前記偏向器による前記第1レーザビームの前記記録ドラムの軸線方向への走査周波数をF1、前記第2変調手段の変調周波数をF2、前記第1の画素ピッチをpp、前記第2の画素ピッチをpcとしたとき、下記の式を満足することを特徴とする。
F1=F2・(pc/pp)
請求項7に記載の発明は、請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の発明において、前記第1の変調手段および前記第2の変調手段は、変調器である。
請求項8に記載の発明は、請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の発明において、前記第1の変調手段は変調器であり、前記第2の変調手段は第2のレーザ光源を制御することにより第2のレーザ光源から変調された第2レーザビームを出射させる手段である。
請求項9に記載の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記偏向器による前記第1レーザビームの前記記録ドラムの軸線方向への走査周波数をF1、前記第2変調手段の変調周波数をF2、前記第1の画素ピッチをpp、前記第2の画素ピッチをpcとしたとき、下記の式を満足する。
F1=F2・(pc/pp)
請求項1乃至請求項9に記載の発明によれば、精密な画像を高速に彫刻することが可能となる。
また、請求項2および請求項3に記載の発明によれば、光学系を共通化して装置のコストを低減することが可能となる。
また、請求項4に記載の発明によれば、単一のレーザ光源を使用して装置のコストを低減することが可能となる。
さらに、請求項5および請求項6に記載の発明によれば、使用するレーザ光源に対応した適切な光学系をを選択することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る印刷版の製版装置であるレーザ彫刻機の概要図であり、図2はその要部を示すブロック図である。
このレーザ彫刻機は、その外周部に凸版印刷版用の記録材料としてのフレキソダイレクト感光材料(以下「フレキソ感材」と呼称する)10を装着する記録ドラム11と、この記録ドラム11の軸線と平行な方向に移動可能に構成された記録ヘッド20とを備える。
記録ヘッド20は、第1レーザビームとしての精密彫刻ビームL1を出射する第1レーザ光源21と、この精密彫刻ビームL1を変調するための第1変調手段としてのAOM(音響光学変調器)22と、AOM22により変調された精密彫刻ビームL1を記録ドラム11の軸線方向に走査させるAOD(音響光学偏光器)23と、第2レーザビームとしての粗彫刻ビームL2を出射する第2レーザ光源24と、粗彫刻ビームL2を変調するための第2変調手段としてのAOM25と、精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2とを合成するビーム合成器27と、ビーム合成器27により合成された精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2をフレキソ感材10上に集光させる光学系26とを備える。なお、AOM22とAOD23とは1つの素子により構成することも可能である。
第1レーザ光源21としては精密彫刻ビームL1として最適のビーム径を有するものが採用され、第2レーザ光源24としては粗彫刻ビームL2として最適のビーム径を有するものが採用される。ただし、ビームエキスパンダ等を使用して、第1、第2レーザ光源から出射されたレーザビームのビーム径を、最適値となるように変更してもよい。
ビーム合成器27としては、第1レーザ光源21と第2レーザ光源24との波長の差異を利用したダイクロイックミラーや、第1レーザ光源21と第2レーザ光源24との偏光方向の差異を利用した偏光ビームスプリッタを使用することができる。なお、レーザビームに出力に余裕がある場合には、ビーム合成器27として、ハーフミラー等を使用してもよい。
図2に示すように、このレーザ彫刻機は、装置全体を制御する制御部70を備える。この制御部70は、入出力部および表示部としてのパーソナルコンピュータ71と接続されている。
図1に示す記録ドラム11は、図2に示す回転モータ72と接続されており、その軸線を中心に回転する。この回転モータ72は、制御部70から回転速度指令を受けて回転する。回転モータ72の回転速度および回転モータ72により回転する記録ドラム11の回転角度位置は、エンコーダ73により測定され、その情報が制御部70に送信される。
図1に示す記録ヘッド20は、図示しない案内手段に案内されることにより、記録ドラム11の軸線と平行な方向に移動可能となっている。そして、この記録ヘッド20は、記録ドラム11の軸線と平行に設置され、図2に示す移動モータ74により回転する図示しないボールねじの駆動を受け、記録ドラム11の軸線と平行な方向に往復移動する。この移動モータ74は、制御部70から回転速度指令を受け回転する。移動モータ74の回転速度および移動モータ74により移動する記録ヘッド20の位置は、エンコーダ75により測定され、その情報が制御部70に送信される。
第1レーザ光源21は、レーザドライバ61を介して制御部70と接続されている。また、AOM22は、AOMドライバ62を介して制御部70と接続されている。さらに、AOD23は、AODドライバ63を介して制御部70と接続されている。同様に、第2レーザ光源24は、レーザドライバ64を介して制御部70と接続されている。また、AOM25は、AOMドライバ66を介して制御部70と接続されている。
このレーザ彫刻機においては、第1レーザ光源21から出射された精密彫刻ビームL1は、AOM22で変調され、AOD23で記録ドラム11の軸線方向に走査された後、ビーム合成器27に入射する。一方、第2レーザ光源24から出射された粗彫刻ビームL2は、AOM25で変調された後、ビーム合成器27に入射する。そして、精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2とは、ビーム合成器27で合成された後、光学系26を介してフレキソ感材10上に集光する。
そして、移動モータ74の駆動により記録ヘッド20を記録ドラム11の軸線と平行な方向に移動させ、光学系26を通過してフレキソ感材10上に集光した精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2を、記録ドラム11の軸線方向に同期して走査させる
ことにより、印刷版の彫刻を実行する。
このとき、このレーザ彫刻機においては、小さなビーム径を有する精密彫刻ビームL1を使用し、精密彫刻画素ピッチppでフレキソ感材10を照射して、精密彫刻ビームL1での最大深度dpまで彫刻を行う精密彫刻と、大きなビーム径を有する粗彫刻ビームL2を使用し、精密彫刻画素ピッチppより大きい粗彫刻画素ピッチpc(網点ピッチに等しい)でフレキソ感材10を照射して、レリーフ深度dまで彫刻を行う粗彫刻とを同時に実行することにより、製版時間を短縮するようにしている。最初にこの点について説明する。
図3は、このレーザ彫刻機を使用して彫刻を実行した後のフレキソ感材10表面の形状を模式的に示す説明図である。なお、図3(a)はフレキソ感材10上において主走査方向に形成された7個のレリーフの平面図であり、図3(b)はその断面図である。なお、この図においては、説明の便宜上、この図の左側より網点面積率が0%、1%、1%、2%、2%、0%、0%の7個のレリーフが形成されている場合を示している。
この図に示すように、精密彫刻のためには、小さなビーム径を有する精密彫刻ビームL1を使用する。そして、この精密彫刻ビームL1を精密彫刻画素ピッチppでフレキソ感材10上に照射し、フレキソ感材10をその表面から最大深度dpまで彫刻する。
この最大深度dpは、非常に小さい網点面積率のレリーフ同士が隣接したときに、これらのレリーフの境界部分の彫刻深さに一致する。この最大深度dpがこれより小さい場合には、微小な網点を良好に表現することが不可能となる。この最大深度dpをこれより大きくすることは可能ではあるが、この場合には、彫刻効率が悪化する。この実施形態においては、網点面積率1%のレリーフ同士が隣接したときの、これらのレリーフの境界部分の彫刻深さを最大深度dpに設定している。
この精密彫刻においては、フレキソ感材10の表面から、最大深度dpまでの、網点の形状に直接影響を与える部分の彫刻が実行される。このため、このときの彫刻画素ピッチとしては、比較的小さな精密彫刻画素ピッチppが採用され、図3(c)で模式的に示すように、微小な単位での彫刻が実行される。このときの精密彫刻ビームL1のビーム径は、精密彫刻画素ピッチppでの彫刻が可能な小さなビーム径が採用される。
精密彫刻と同時に、粗彫刻が実行される。この粗彫刻においては、大きなビーム径を有する粗彫刻ビームL2を使用する。そして、この粗彫刻ビームL2を粗彫刻画素ピッチpcでフレキソ感材10上に照射し、フレキソ感材10を上記最大深度dpからレリーフ深度dまで彫刻する。このように、精密彫刻で彫刻された領域が粗彫刻によって再度彫刻されているので、精密彫刻と粗彫刻を実行した後のフレキソ感材10表面からのレリーフ深度dは、精密彫刻による最大深度dpよりも大きい。この粗彫刻においては、網点の形状に直接影響を与えない部分の彫刻が実行されることから、粗彫刻画素ピッチpcを大きなものとすることが可能となる。これは、精密彫刻と粗彫刻の順序を逆と考えた場合も同様である。
このときの粗彫刻画素ピッチpcとしては、網点ピッチwを採用することができる。この粗彫刻画素ピッチpcは、上述した精密彫刻画素ピッチpp以上、網点ピッチw以下の範囲で任意に設定することが可能である。但し、これを網点ピッチwに近づけるほど、彫刻効率が向上する。
図4は、フレキソ感材10に形成されたレリーフ形状をより正確に示す説明図である。
レリーフ形状を表すパラメータとしては、レリーフ角θと、レリーフ深度dと、トップハット部Tを構成するためのステップdtおよびプラトーwtとがある。レリーフ角θは、全てのレリーフにおいて共通の値となる。レリーフ深度dは、網点パーセントがゼロの領域における彫刻深さである。なお、ステップdtはドットゲインを改良するために設けられ、プラトーwtはレリーフの機械的強度を増加させるために設けられるものであるが、トップハット部T自体を形成しない場合には、ステップdtおよびプラトーwtの値はゼロとなる。上述した説明においては、ステップdtおよびプラトーwtを省略した場合について説明している。
なお、図4に示すレリーフ形状を採用した場合には、上述した最大深度dpは、下記の式(1)で計算することが可能となる。
dp=(21/2 ・pc/2−wt)tan(θπ/180)+dt ・・・ (1)
なお、トップハット部T自体を形成しない場合には、ステップdtおよびプラトーwtにゼロを代入すればよい。
ところで、精密彫刻と粗彫刻とを同時に実行する場合、上述したように精密彫刻では精密彫刻画素ピッチppで彫刻を行い、粗彫刻では粗彫刻画素ピッチpcで彫刻を行う必要がある。しかしながら、記録ヘッド20を移動させることにより、精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2を同期して記録ドラム11の軸線方向に走査させる構成を採用した場合には、通常は記録ドラム11の軸線方向については、彫刻画素ピッチは同一にならざるを得ない。このため、この発明に係るレーザ彫刻機においては、精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2を同期して主走査方向(記録ドラム11の周面方向)に走査させるとともに、精密彫刻ビームL1を、フレキソ感材10上において粗彫刻画素ピッチpcで、副走査方向(記録ドラム11の軸線方向)に走査させる構成を採用している。
以下、この構成について説明する。図5および図6は、精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2の走査に使用される信号を示す説明図である。なお、図6は、図5の一部を拡大して示す拡大図となっている。
ここで、図5および図6に示す矢印s1は、主走査方向を示している。精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2は、記録ドラム11の回転にともなって、記録ドラム11の周面に沿う主走査方向s1に走査される。また、図5に示す矢印s2は、副走査方向を示している。精密彫刻ビームL1は、AOD23により偏向され、記録ドラム11の軸線方向を向く副走査方向s2に走査される。また、これらの図において、pcは上述した粗彫刻画素ピッチを、ppは精密彫刻画素ピッチを、また、tはAOD23による偏向周期を示している。
これらの図に示す偏向信号は、精密彫刻ビームL1をAOD23により偏向するときに使用される信号である。精密彫刻ビームL1は、この変調信号により、フレキソ感材10上において精密彫刻画素ピッチppで副走査方向s2に走査される。このとき、この偏向信号の周波数F1は、第1変調信号の変調周波数をF2としたとき、下記の式を満足する。
F1=F2・(pc/pp)
また、これらの図に示す第1変調信号は、粗彫刻のため、AOM25により粗彫刻ビームL2を変調するための信号である。粗彫刻ビームL2は、この第1変調信号によりオン、オフとその強度が変更される。同様に、これらの図に示す第2変調信号は、AOM22により精密彫刻ビームL1を変調するための信号である。精密彫刻ビームL1は、この第2変調信号によりオン、オフとその強度が変更される。
このような構成を採用した場合には、精密彫刻ビームL1は、記録ドラム11の回転にともなって、主走査方向s1への走査中に精密彫刻画素ピッチppで彫刻を実行するとともに、AOD23による偏向動作にともなって、フレキソ感材10上において粗彫刻画素ピッチpcの範囲内において、副走査方向s2への走査中に精密彫刻画素ピッチppで彫刻を実行する。一方、粗彫刻ビームL2は、記録ドラム11の回転にともなって、主走査方向s1への走査中に粗彫刻画素ピッチpcで彫刻を実行する。
これにより、記録ヘッド20を移動させることにより、精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2を同期して記録ドラム11の軸線方向に走査させる構成を採用した場合においても、精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2が、各々、必要な画素ピッチで彫刻を実行することができ、精密な画像を高速に彫刻することが可能となる。
次に、このレーザ彫刻機を用いてフレキソ感材10を彫刻するフレキソ感材10の製版工程について説明する。図7は、製版工程を示すフローチャートである。
フレキソ印刷版の製版を行う場合には、最初に、オペレータがレリーフ形状とスクリーン線数を指定する(ステップS1)。このレリーフ形状とスクリーン線数は、パーソナルコンピュータ13から入力され、制御部15に送信される。
次に、あらかじめ指定されたスクリーン線数から、網点ピッチwが決定される(ステップS2)。この網点ピッチwは、スクリーン線数の逆数となる。
次に、精密彫刻における最大深度dpと、粗彫刻における最大深度dcとを演算する(ステップS3)。この演算は、上述した式(1)を使用して実行される。
次に、オペレータが解像度を指定する(ステップS4)。この解像度は、例えば、1200dpi、2400dpi、4000dpiのうちから選択される。
次に、指定された解像度から、精密彫刻画素ピッチppが決定される(ステップS5)。なお、精密彫刻画素ピッチppと、精密彫刻ビームL1の副走査方向の幅とがほぼ一致するように、精密彫刻ビームL1のビームスポットサイズが調整されている。
また、粗彫刻を実行するときの粗彫刻画素ピッチpcを決定する(ステップS6)。この粗彫刻画素ピッチpcは、上述したように、網点ピッチwと一致している。
次に、彫刻時の走査速度を決定する(ステップS7)。
精密彫刻工程と粗彫刻工程とが個別に行われる場合には、レーザビームのビーム径によって変動する彫刻感度と各彫刻での画素ピッチと各彫刻で彫刻されるレリーフの形状に応じた彫刻深度と、所与のレーザビームパワーとに基づいて、各彫刻工程での走査速度を決定すればよい。
これに対し本実施形態においては、精密彫刻工程と粗彫刻工程とを同時に行うとともに、精密彫刻ビームL1による走査と粗彫刻ビームL2による走査とを同期させている。そこで本実施形態においては、これらのレーザビームによって同期した走査が可能なレーザビームパワー比をまず決定する。そして、粗彫刻ビームのレーザビームパワーを所与の条件として前記レーザビームパワー比から精密彫刻ビームのレーザビームパワーを決定する。
次に、同期した走査が可能な精密彫刻と粗彫刻の走査速度比を決定する。そして、粗彫刻ビームL2のレーザビームパワーと、粗彫刻ビームL2のビーム径に対応した彫刻感度と、基準時間内に粗彫刻により除去される必要のあるフレキソ感材の体積とに基づいて、粗彫刻ビームL2の主走査方向S1に沿った方向の走査速度を算出する。
そして、この粗彫刻ビームL2の主走査方向S1に沿った方向の走査速度v2を上記走査速度比に適用することにより精密彫刻ビームL1の副走査方向S2に沿った方向の走査速度v1を算出する。
以下、図8のフローチャートを用いてより詳細に説明する。なお、図8は図7のステップ7に含まれる各工程をより詳細に説明するフローチャートである。
まず、精密彫刻ビームL1のビーム径に対応した彫刻感度spを計算する(ステップS7−1)。ここで彫刻感度spは、レーザビームのエネルギーEをレーザビームにより彫刻される体積Vで除算した値である。また、レーザビームのエネルギーEは、レーザ光源21のパワーと照射時間を乗算した値である。フレキソ感材10を彫刻する際の彫刻感度はビーム径によって変動する。このため、レーザビームのビーム径毎に彫刻感度を対応づけたテーブルまたはレーザビーム径から彫刻感度を求める計算式を実験によって予め求めておき、このテーブルまたは計算式に精密彫刻ビームL1のビーム径を適用することにより彫刻感度spを取得する。
同様にして、粗彫刻ビームL2のビーム径に対応した彫刻感度scを取得する(ステップS7−2)。
次に、粗彫刻画素ピッチpc四方の矩形領域を精密彫刻時の最大深度dpまで彫刻する場合に彫刻されるフレキソ感材体積vpを計算する(ステップS7−3)。粗彫刻画素ピッチpc四方の矩形領域はレーザビームパワー比および走査速度比を決定する際の基準面積として使用される。図9は、彫刻の様子を模式的に表した斜視図である。この図9から明らかなように、精密彫刻ビームL1によって彫刻されるフレキソ感材体積vpは、pc*pc*dpとなる。
同様に、粗彫刻画素ピッチpc四方の矩形領域を粗彫刻時の最大深度dcまで彫刻する場合のフレキソ感材体積vcを計算する(ステップS7−4)。フレキソ感材体積vcは、pc*pc*(d−dp)となる。
次に、ステップS7−3で求めたフレキソ感材体積vpに相当するフレキソ感材10を精密彫刻ビームL1で彫刻する際に必要とされるエネルギーを計算する(ステップS7−5)。これはフレキソ感材体積vpに精密彫刻時の彫刻感度spを乗じた値に等しい。
同様に、ステップS7−4で求めたフレキソ感材体積vcに相当するフレキソ感材10を粗彫刻ビームL2で彫刻する際に必要とされるエネルギーを計算する(ステップS7−6)。これはフレキソ感材体積vcに粗彫刻時の彫刻感度scを乗じた値に等しい。
ところで、レーザビームによって被照射物に加えられるエネルギーはレーザビームのビームパワーとレーザビームの照射時間の積に等しくなる。
すなわち、E1=PW1*t1 ・・・ (2)
E2=PW2*t2 ・・・ (3)
ただし、E1は精密彫刻ビームL1のエネルギー量、E2は粗彫刻ビーム12のエネルギー量、PW1は精密彫刻ビームL1のビームパワー、PW2は粗彫刻ビームL2のビームパワー、t1は基準面積を走査するのに要する時間、t2は基準面積を走査するのに要する時間である。
本実施の形態では、精密彫刻と粗彫刻とを同期して実行しているので、精密彫刻ビームL1が基準面積を走査するのに要する時間t1と粗彫刻ビームL2が前記基準面積を走査するのに要する時間t2とが等しくなる。
したがって、式(2)と式(3)とを以下の式(4)のように書き換えることができる。
E1/PW1=E2/PW2=t1=t2 ・・・ (4)
また、前記基準面積を粗彫刻画素ピッチpc四方の矩形領域と措くと、E1=vp*spであり、E2=vc*scであるので、さらに、式(4)はさらに式(5)のように書き換えられる。
vp*sp/PW1=vc*sc/PW2 ・・・ (5)
また、精密彫刻ビームL1のビームパワーPW1と粗彫刻ビームL2のビームパワーPW2との和を総合レーザパワーをpwとする。
以上から、精密彫刻ビームL1のビームパワーPW1は式(6)のようになる。
PW1=pw*vp*sp/(vp*sp+vc*sc) ・・・ (6)
また、粗彫刻ビームL2のビームパワーPW2は式(7)のようになる。
PW2=pw*vc*sc/(vp*sp+vc*sc) ・・・ (7)
なお、精密彫刻時の最大深度dpを式(1)に基づいて算出した場合には、式(6)を以下の式(8)のように変換することができる。ここで、以下の式(8)、(9)において、(2d・α+4・pc・α+d・pc・β)をAとしている。
Figure 0004703222
・・・ (8)

同様に式(7)を以下のように式(9)のように変換することができる。
Figure 0004703222
・・・ (9)

以上によりPW1とPW2が決定される。
次に、粗彫刻ビームL2の主走査方向S1に沿った走査速度v2と、精密彫刻ビームL1の副走査方向S2に沿った走査速度v1との比を決定する(ステップS7−8)。
精密彫刻ビームL1が基準面積である粗彫刻画素ピッチPC四方の矩形領域を走査するのに要する時間t1を考える(図10参照)。この時間t1の間に精密彫刻ビームL1は、長さpcの走査線を(pc/pp)本走査する必要があるので時間t1は以下の式(9)で表すことができる。
t1=(pc*pc/pp)/v1 ・・・ (10)
一方、粗彫刻ビームL2が基準面積である粗彫刻画素ピッチPC四方の矩形領域を走査するのに要する時間t2は以下のようになる。
t2=pc/v2 ・・・ (11)
精密彫刻と粗彫刻とは同期して実行されるのでt1=t2である。従って式(10)と式(11)を以下のように変形して走査速度比が決定される。
v1/v2=pc/pp ・・・ (12)
次に、粗彫刻ビームL2のビームパワーPW2を以下の式13に代入することにより粗彫刻ビームL2の走査速度v2を決定する(ステップS7−9)。
v2=PW2/vc*sc ・・・ (13)
そして、上記によって決定された走査速度v2を式(12)に適用することで精密彫刻ビームL1の走査速度v1を決定する(ステップS7−10)。
次に、フレキソ感材10上に形成すべき画像データから、彫刻すべきレリーフ形状を示すレリーフデータを作成する(ステップS8)。基礎となる画像データは、オンラインで、またはオフラインによりパーソナルコンピュータ13を介して制御部15に転送される。この画像データに基づいて、レリーフデータが作成される。このレリーフデータは、各レリーフのデータを重畳させたデータであり、互いに重複する領域においては、より深度の浅いデータを優先させたものとなる。
図11は、レリーフデータの作成方法を模式的に示す説明図である。
この図は、レリーフ1とレリーフ2とが形成された状態を示している。レリーフ1とレリーフ2との傾斜部が当接する地点よりレリーフ1側の領域はレリーフ1のレリーフデータが使用され、レリーフ1とレリーフ2との傾斜部が当接する地点よりレリーフ2側の領域はレリーフ2のレリーフデータが使用される。
次に、レリーフデータから精密彫刻用の多値データを作成する(ステップS9)。この多値データは、網点面積率が0%の領域に対して最大深度dpまでの彫刻が実行されるような多値データである。この多値データは、網点面積率が0%〜100%の領域において、図3(c)に示すような階段状にレリーフの傾斜部が形成可能なデータとして作成される。
次に、レリーフデータから粗彫刻用の多値データを作成する(ステップS10)。この多値データは、網点面積率が0%の領域に対して、レリーフ角度θを考慮した上で、彫刻深度dcで彫刻を行うことにより、最終的にレリーフ深度dの彫刻が実行されるような多値データである。
そして、彫刻を実行する(ステップS11)。このときには、制御部70が走査速度v1に応じてAOD23を制御するとともに、走査速度v2に応じて回転モータ72を制御する。同時に上記各走査速度v1およびv2に応じた周波数でAOM22、25を制御する。また、制御部70は第1レーザ光源21をビームパワーPW1に応じたパワーで点灯させると共に、第2レーザ光源24をビームパワーPW2に応じたパワーで点灯させる。さらに、制御部70は記録ヘッド12を記録ドラム11の回転速度に同期した速度で副走査方向に移動させる。また、制御部15がAOD23を制御することにより、精密彫刻ビームL1を副走査方向に走査させる。そして、制御部70がAOMドライバ66、62を制御することにより、必要な彫刻が実行される。
以上のように、この実施形態に係るレーザ彫刻機によれば、精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2が、各々、必要な画素ピッチで彫刻を実行することができ、精密な画像を高速に彫刻することが可能となる。また、光学系26を共通化して装置のコストを低減することが可能となる。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。図12は、この発明の第2実施形態に係る印刷版の製版装置であるレーザ彫刻機の概要図である。
このレーザ彫刻機は、記録ドラム11の軸線と平行な方向に移動可能に構成された記録ヘッド30を備える。
この記録ヘッド30は、単一のレーザ光源31と、このレーザ光源31から出射されたレーザビームを、第1レーザビームL1と第2レーザビームL2に分割するビームスプリッタ41と、第1レーザビームを変調するAOM32と、AOM32により変調された第1レーザビームを記録ドラム11の軸線方向に走査させるAOD33と、第2レーザビームを変調するAOM34と、AOM34により変調された第2レーザビームのビーム径を変更するビーム径変更手段36と、一対の折り返しミラー42、43と、AOD33により偏向された第1レーザビームとAOD34により変調された第2レーザビームとを合成する合成手段44と、合成手段44により合成された第1、第2レーザビームをフレキソ感材10上に集光させる光学系35とを備える。その他の構成は、上述した第1実施形態に係るレーザ彫刻機と同様である。
このレーザ彫刻機においても、精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2を同期して主走査方向に走査させるとともに、精密彫刻ビームL1を副走査方向に走査させる構成を採用することにより、精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2が、各々、必要な画素ピッチで彫刻を実行することができ、精密な画像を高速に彫刻することが可能となる。また、単一のレーザ光源31を使用することで装置のコストを低減することが可能となる。
次に、この発明のさらに他の実施の形態について説明する。図13は、この発明の第3実施形態に係る印刷版の製版装置であるレーザ彫刻機の概要図である。
このレーザ彫刻機は、記録ドラム11の軸線と平行な方向に移動可能に構成された記録ヘッド50を備える。
この記録ヘッド50は、第1レーザビームを出射する第1レーザ光源51と、第1レーザビームを変調するAOM52と、AOM52により変調された第1レーザビームを記録ドラム11の軸線方向に走査させるAOD53と、AOD53により偏向された第1レーザビームをフレキソ感材10上に集光させる光学系54と、第2レーザビームを出射する第2レーザ光源55と、第2レーザビームをフレキソ感材10上に集光させる光学系56とを備える。
なお、この実施形態では、第1レーザビームにより彫刻する際に、第2レーザビームを連続点灯させておくことによりフレキソ感材10を余熱しておいてもよい。この場合には第1レーザビームによる彫刻を促進させることができる。
この第3実施形態に係るレーザ彫刻機においては、第1レーザビームはAOM52により変調するが、第2レーザビームについてはAOMを使用せず、第2のレーザ光源55を制御することにより第2のレーザ光源55から変調された第2レーザビームを出射させる構成を採用している。
AOMは一般的に1MHz程度の高速変調が可能であるが、AOMに使用されるゲルマニュウムはレーザビームの透過率が悪く、レーザビームはAOM中で数%程度のロスを生ずる。このため、高速変調が不要な粗彫刻においては第2のレーザ光源55自体でレーザビームを変調して彫刻を行い、精密彫刻においては第1のレーザ光源51から連続して出射されるレーザビームをAOM52により変調して彫刻を行うと、粗彫刻時においてレーザビームを効率的に使用することができる。これは、上述した第1実施形態についても同様である。
このレーザ彫刻機においても、精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2を同期して主走査方向に走査させるとともに、精密彫刻ビームL1を副走査方向に走査させる構成を採用することにより、精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2が、各々、必要な画素ピッチで彫刻を実行することができ、精密な画像を高速に彫刻することが可能となる。また、各レーザ光源に応じて適切な光学系54、56を選択することが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、各レーザ光源を各記録ヘッドに配設しているが、レーザ光源を装置本体に固定し、レーザ光源から出射されたレーザビームを、記録ヘッドに配設された折り返しミラー等に照射することで、記録ヘッドを小型化するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、いずれも、凸版印刷版の1つであるフレキソ感材を記録材料として使用している。しかしながら、グラビア版などの凹版印刷版を記録材料に対してレーザ彫刻により凹部を形成する場合におおいても本発明は適用可能である。
レーザ彫刻機の概要図である。 レーザ彫刻機の要部を示すブロック図である。 フレキソ感材10表面の形状を模式的に示す説明図である。 レリーフ形状を示す説明図である。 精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2の走査に使用される信号を示す説明図である。 精密彫刻ビームL1と粗彫刻ビームL2の走査に使用される信号を示す説明図である。 製版工程を示すフローチャートである。 ステップS7に含まれる工程を説明するフローチャートである。 彫刻の様子を模式的に表した斜視図である。 彫刻の様子を模式的に示す説明図である。 レリーフデータの作成方法を模式的に示す説明図である。 この発明の第2実施形態に係るレーザ彫刻機の概要図である。 この発明の第3実施形態に係るレーザ彫刻機の概要図である。
符号の説明
10 フレキソ感材
11 記録ドラム
20 記録ヘッド
21 第1レーザ光源
22 AOM
23 AOD
24 第2レーザ光源
25 AOM
26 光学系
27 ビーム合成器
30 記録ヘッド
31 レーザ光源
32 AOM
33 AOD
34 AOM
36 ビーム径変更手段
41 ビームスプリッタ
42 折り返しミラー
43 折り返しミラー
44 合成手段
50 記録ヘッド
51 第1レーザ光源
52 AOM
53 AOD
54 光学系
55 第2レーザ光源
56 光学系
61 レーザドライバ
62 AOMドライバ
63 AODドライバ
64 レーザドライバ
66 AOMドライバ
70 制御部
71 パーソナルコンピュータ
72 回転モータ
73 エンコーダ
74 移動モータ
75 エンコーダ
L1 精密彫刻ビーム
L2 粗彫刻ビーム
d レリーフ深度
dp 最大深度
dc 彫刻深度
pp 精密彫刻画素ピッチ
pc 粗彫刻画素ピッチ

Claims (9)

  1. その外周部に記録材料を装着して回転する記録ドラムと、
    記録材料上において第1のビーム径を有し、第1の画素ピッチで記録材料を照射して、第1の深度まで彫刻を行うための第1レーザビームを出射する第1照射手段と、
    記録材料上において前記第1のビーム径より大きい第2のビーム径を有し、前記第1の画素ピッチより大きい第2の画素ピッチで記録材料を照射して、前記第1の深度よりも深い第2の深度まで彫刻を行うための第2レーザビームを出射する第2照射手段と、
    前記第1照射手段から照射される第1レーザビームと前記第2照射手段から照射される第2レーザビームとを前記記録ドラムの軸線方向に同期して走査させる第1走査手段と、
    前記第1照射手段から照射される第1レーザビームを、記録材料上において前記第2の画素ピッチの範囲内において、前記記録ドラムの軸線方向に走査させる第2走査手段と、を備え、
    前記第2走査手段による前記第1レーザビームの前記記録ドラムの軸線方向への走査周波数をF1、前記第2レーザビームの変調周波数をF2、前記第1の画素ピッチをpp、前記第2の画素ピッチをpcとしたとき、下記の式を満足することを特徴とする印刷版の製版装置。
    F1=F2・(pc/pp)
  2. その外周部に記録材料を装着して回転する記録ドラムと、
    記録材料上において第1のビーム径を有し、第1の画素ピッチで記録材料を照射して、第1の深度まで彫刻を行うための第1レーザビームを出射する第1レーザ光源と、
    記録材料上において前記第1のビーム径より大きい第2のビーム径を有し、前記第1の画素ピッチより大きい第2の画素ピッチで記録材料を照射して、前記第1の深度よりも深い第2の深度まで彫刻を行うための第2レーザビームを出射する第2レーザ光源と、
    前記第1レーザビームを変調する第1変調手段と、
    前記第1変調手段により変調された第1レーザビームを、記録材料上において前記第2の画素ピッチの範囲内において、前記記録ドラムの軸線方向に走査させる偏向器と、
    前記第2レーザ光源より出射された第2レーザビームを変調する第2変調手段と、
    前記偏向器により偏向された第1レーザビームと前記第2変調手段により変調された第2レーザビームとを合成する合成手段と、
    前記合成手段により合成された第1、第2レーザビームを記録材料上に集光させる光学系と、
    前記光学系を通過して記録材料上に集光した第1、第2レーザビームを、前記記録ドラムの軸線方向に同期して走査させる走査手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷版の製版装置。
  3. その外周部に記録材料を装着して回転する記録ドラムと、
    第1レーザビームを出射する第1レーザ光源と、
    第2レーザビームを出射する第2レーザ光源と、
    前記第1レーザビームを変調するための第1変調手段と、
    前記第1変調手段により変調された第1レーザビームを、前記記録ドラムの軸線方向に走査させる偏向器と、
    前記第2レーザビームを変調するための第2変調手段と、
    前記偏向器により偏向された第1レーザビームと前記第2変調手段により変調された第2レーザビームとを合成する合成手段と、
    前記合成手段により合成された第1、第2レーザビームを記録材料上に集光させる光学系と、
    前記光学系を通過して記録材料上に集光した第1、第2レーザビームを、前記記録ドラムの軸線方向に同期して走査させる走査手段と、を備え、
    前記第1レーザビームは記録材料上において第1のビーム径を有し、第1の画素ピッチで記録材料を照射して、第1の深度まで彫刻を行い、
    前記第2レーザビームは、記録材料上において前記第1のビーム径より大きい第2のビーム径を有し、前記第1の画素ピッチより大きい第2の画素ピッチで記録材料を照射して、前記第1の深度よりも深い第2の深度まで彫刻を行うとともに、
    前記偏向器は、前記第1レーザビームを、記録材料上において前記第2の画素ピッチの範囲内において、前記記録ドラムの軸線方向に走査させることを特徴とする印刷版の製版装置。
  4. その外周部に記録材料を装着して回転する記録ドラムと、
    レーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射されたレーザビームを、第1レーザビームと第2レーザビームに分割するビームスプリッタと、
    前記第1レーザビームまたは前記第2レーザビームの少なくとも一方のビーム径を変更するビーム径変更手段と、
    前記第1レーザビームを変調する第1変調手段と、
    前記第1変調手段により変調された第1レーザビームを、前記記録ドラムの軸線方向に走査させる偏向器と、
    前記第2レーザビームを変調する第2変調手段と、
    前記偏向器により偏向された第1レーザビームと前記第2変調手段により変調された第2レーザビームとを合成する合成手段と、
    前記合成手段により合成された第1、第2レーザビームを記録材料上に集光させる光学系と、
    前記光学系を通過して記録材料上に集光した第1、第2レーザビームを、前記記録ドラムの軸線方向に同期して走査させる走査手段と、を備え、
    前記第1レーザビームは記録材料上において第1のビーム径を有し、第1の画素ピッチで記録材料を照射して、第1の深度まで彫刻を行い、
    前記第2レーザビームは、記録材料上において前記第1のビーム径より大きい第2のビーム径を有し、前記第1の画素ピッチより大きい第2の画素ピッチで記録材料を照射して、前記第1の深度よりも深い第2の深度まで彫刻を行うとともに、
    前記偏向器は、前記第1レーザビームを、記録材料上において前記第2の画素ピッチの範囲内において、前記記録ドラムの軸線方向に走査させることを特徴とする印刷版の製版装置。
  5. その外周部に記録材料を装着して回転する記録ドラムと、
    記録材料上において第1のビーム径を有し、第1の画素ピッチで記録材料を照射して、第1の深度まで彫刻を行うための第1レーザビームを出射する第1レーザ光源と、
    記録材料上において前記第1のビーム径より大きい第2のビーム径を有し、前記第1の画素ピッチより大きい第2の画素ピッチで記録材料を照射して、前記第1の深度よりも深い第2の深度まで彫刻を行うための第2レーザビームを出射する第2レーザ光源と、
    前記第1レーザ光源より出射された第1レーザビームを変調する第1変調手段と、
    前記第1変調手段により変調された第1レーザビームを、記録材料上において前記第2の画素ピッチの範囲内において、前記記録ドラムの軸線方向に走査させる偏向器と、
    前記偏向器により偏向された第1レーザビームを記録材料上に集光させる第1の光学系と、
    前記第2レーザ光源より出射された第2レーザビームを変調する第2変調手段と、
    前記第2変調手段により変調された第2レーザビームを記録材料上に集光させる第2の光学系と、
    前記第1の光学系を通過して記録材料上に集光した第1レーザビームと、前記第2の光学系を通過して記録材料上に集光した第2レーザビームとを、前記記録ドラムの軸線方向に同期して走査させる走査手段と、を備え、
    前記偏向器による前記第1レーザビームの前記記録ドラムの軸線方向への走査周波数をF1、前記第2変調手段の変調周波数をF2、前記第1の画素ピッチをpp、前記第2の画素ピッチをpcとしたとき、下記の式を満足することを特徴とする印刷版の製版装置。
    F1=F2・(pc/pp)
  6. その外周部に記録材料を装着して回転する記録ドラムと、
    第1レーザビームを出射する第1レーザ光源と、
    第2レーザビームを出射する第2レーザ光源と、
    前記第1レーザビームを変調する第1変調手段と、
    前記第1変調手段により変調された第1レーザビームを、前記記録ドラムの軸線方向に走査させる偏向器と、
    前記偏向器により偏向された第1レーザビームを記録材料上に集光させる第1の光学系と、
    前記第2レーザビームを変調する第2変調手段と、
    前記第2変調手段により変調された第2レーザビームを記録材料上に集光させる第2の光学系と、
    前記第1の光学系を通過して記録材料上に集光した第1レーザビームと、前記第2の光学系を通過して記録材料上に集光した第2レーザビームとを、前記記録ドラムの軸線方向に同期して走査させる走査手段と、を備え、
    前記第1レーザビームは記録材料上において第1のビーム径を有し、第1の画素ピッチで記録材料を照射して、第1の深度まで彫刻を行い、
    前記第2レーザビームは、記録材料上において前記第1のビーム径より大きい第2のビーム径を有し、前記第1の画素ピッチより大きい第2の画素ピッチで記録材料を照射して、前記第1の深度よりも深い第2の深度まで彫刻を行うとともに、
    前記偏向器は、前記第1レーザビームを、記録材料上において前記第2の画素ピッチの範囲内において、前記記録ドラムの軸線方向に走査させ、
    前記偏向器による前記第1レーザビームの前記記録ドラムの軸線方向への走査周波数をF1、前記第2変調手段の変調周波数をF2、前記第1の画素ピッチをpp、前記第2の画素ピッチをpcとしたとき、下記の式を満足することを特徴とする印刷版の製版装置。
    F1=F2・(pc/pp)
  7. 請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の印刷版の製版装置において、
    前記第1の変調手段および前記第2の変調手段は、変調器である印刷版の製版装置。
  8. 請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の印刷版の製版装置において、
    前記第1の変調手段は変調器であり、前記第2の変調手段は第2のレーザ光源を制御することにより第2のレーザ光源から変調された第2レーザビームを出射させる手段である印刷版の製版装置。
  9. 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の印刷版の製版装置において、
    前記偏向器による前記第1レーザビームの前記記録ドラムの軸線方向への走査周波数をF1、前記第2変調手段の変調周波数をF2、前記第1の画素ピッチをpp、前記第2の画素ピッチをpcとしたとき、下記の式を満足する印刷版の製版装置。
    F1=F2・(pc/pp)
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