JPH06234086A - レーザ製版装置 - Google Patents

レーザ製版装置

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JPH06234086A
JPH06234086A JP5022766A JP2276693A JPH06234086A JP H06234086 A JPH06234086 A JP H06234086A JP 5022766 A JP5022766 A JP 5022766A JP 2276693 A JP2276693 A JP 2276693A JP H06234086 A JPH06234086 A JP H06234086A
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JP
Japan
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plate
scanning
line
laser
density
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JP5022766A
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English (en)
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Soichi Kuwabara
宗市 桑原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/02Engraving; Heads therefor
    • B41C1/04Engraving; Heads therefor using heads controlled by an electric information signal
    • B41C1/05Heat-generating engraving heads, e.g. laser beam, electron beam
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/08Devices involving relative movement between laser beam and workpiece
    • B23K26/0823Devices involving rotation of the workpiece

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  • Optics & Photonics (AREA)
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 版シート全体としての製版時間を短縮する。 【構成】 版シート22に対してレーザビームを照射し
て走査し、画像情報の濃度に応じた凹みを画素単位に形
成することにより刷版を製版する際、上記画像情報の所
定濃度に対応する閾値Shを設定し、1ラインの走査で
は、濃度を有する全画素に凹み58a〜58gを形成し
て製版し、上記1ライン中に閾値Shを超える画素が存
在する場合には、再度その1ラインを走査して、閾値S
hを超える画素のみその画素の濃度に応じた凹み58h
〜58iを形成して製版する。このため、例えば、倍速
走査を行うことにより、1ライン中に閾値Shを超える
画素が存在しない場合には、その1ラインは半分の時間
で製版できる。自然画の場合には、閾値Shを超える画
素が存在するラインは、通常、10%程度であるので、版
シートにおける製版範囲の全体としての製版時間を短縮
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、グラビア印刷
機用の刷版を形成するレーザ製版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ製版装置では、版シートが
巻き付けられた版胴を一定速度で回転させながらその版
シートにレーザビームを照射することで、その版シート
に画像情報に対応する凹みが形成されて刷版が製版され
ていた。
【0003】この場合、照射されるレーザビームの照射
時間を画像情報の濃淡(濃度)に応じて変化させて、画
素単位で開口面積の異なる凹みを形成することにより上
記画像情報に応じた刷版が製版されていた。
【0004】通常、画素は、画素単位でその最大開口面
積が予め決められている。このため、画像情報の濃淡、
すなわち画像濃度は、その画素単位の凹みの「開口面積
×深さ=体積」で決定されることになる。例えば、グラ
ビア印刷機においては、周知のように、その凹みの体積
に対応して印刷インクが詰み込まれて印刷されるので、
その詰み込まれた印刷インクの量、すなわち、凹みの体
積に濃度が依存する。
【0005】したがって、レーザビームのレーザパワー
が一定であり、版胴の回転速度、言い換えれば、レーザ
ビームの版シートに対する相対走査速度が一定であれ
ば、凹みの深さが一定値になり、凹みの開口面積に濃度
が比例することになる。
【0006】そこで、版シートにレーザビームを照射し
て走査し、刷版を作成する際には、上記のような観点か
ら、まず、画像情報を表すデータ(以下、必要に応じて
画像データという)の各画素データのうち、最高濃度を
有する画素データを、凹みの開口面積が最大で深みが最
深になる「相対走査速度×レーザパワー」に設定する。
この値は、通常、レーザ製版装置の仕様(性能)によっ
て決定される。
【0007】そして、その設定の基で、画像データを構
成する各画素データの濃度に応じて1画素あたりのレー
ザ照射時間を変化させることで、一定の深さで所定の濃
度に対応する種々の開口面積を有する凹みが形成されて
刷版が製版される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のレーザ製版装置では、版シートにおける製版範囲の
全体を1回の面走査{版胴の1回転で主走査方向の1ラ
インの製版を行いながら、1ライン(1回転)終了後に
レーザ光源を1ライン分(1画素分)の幅だけ副走査方
向にずらすことで、次の1ラインの主走査方向の製版を
行うという過程を全主走査ラインについて順次行うこと
により面走査が完了する。}で行うようにしている。こ
の場合、1枚の版シートに対する総製版時間(1回の面
走査に対応する時間)を短くすることが要請されてい
る。
【0009】しかしながら、上記従来のレーザ製版装置
では、小さな開口面積を有する凹み(画素)を製版する
場合と、大きな開口面積を有する凹み(画素)を製版す
る場合とで、1画素当たりのレーザの照射時間は異なる
ものの、1画素当たりの製版時間(走査時間)が同一の
時間になるので、総製版時間が同一の時間になり、全体
として時間の無駄が大きいという問題があった。
【0010】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、版シート全体の製版時間を短縮すること
のできるレーザ製版装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば、図1
に示すように、版シート22に対してレーザビームを照
射して走査し、画像情報の濃度に応じた凹みを画素単位
に形成することにより刷版を製版するレーザ製版装置に
おいて、上記画像情報の所定濃度に対応する閾値Shを
設定し、1ラインの走査では、濃度を有する全画素に凹
み58a〜58gを形成して製版し、上記1ライン中に
閾値Shを超える画素が存在する場合には、再度その1
ラインを走査して製版するようにしたものである。
【0012】また、本発明は、再度その1ラインを走査
する際、閾値Sh以下の画素は製版せず、閾値Shを超
える画素は、その画素の濃度に応じた凹み58h〜58
jが形成されるように製版したものである。
【0013】さらに、本発明は、版シートに対してレー
ザビームを照射して走査し、画像情報の濃度に応じた凹
みを画素単位に形成することにより刷版を製版するレー
ザ製版装置において、上記画像情報の所定濃度に対応す
る閾値を設定し、1ラインの走査では、上記閾値を超え
る画素にのみ凹みを形成して製版し、上記1ラインの再
度の走査では、濃度を有する全画素に凹みを形成するよ
うにしたものである。
【0014】さらにまた本発明は、1ラインを少なくと
も2回走査して版シートに凹みを形成する際、上記版シ
ートに対するレーザビームの相対走査速度を、各1回の
走査毎に変化させたものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、版シート22に対してレーザ
ビームLを照射して走査し、画像情報の濃度に応じた凹
み58を画素単位に形成することにより刷版を製版する
際に、上記画像情報の所定濃度に対応する閾値Shを設
定し、1ラインの走査では、濃度を有する全画素に凹み
58a〜58gを形成して製版し、上記1ライン中に閾
値Shを超える画素が存在する場合には、再度その1ラ
インを走査して製版するようにしたものである。このた
め、例えば、倍速走査を行うことにより、1ライン中に
閾値Shを超える画素が存在しない場合には、その1ラ
インは半分の時間で製版できる。また、倍速走査である
ので、閾値Shを超える画素が存在する場合であって
も、従来と同一の時間で製版できる。結果として、版シ
ートにおける製版範囲の全体(全製版範囲)の製版時間
を短縮することができる。
【0016】また、本発明によれば、版シートに対して
レーザビームを照射して走査し、画像情報の濃度に応じ
た凹みを画素単位に形成することにより刷版を形成する
際、上記画像情報の所定濃度に対応する閾値を設定し、
1ラインの走査では、上記閾値を超える画素にのみ凹み
を形成して製版し、上記1ラインの再度の走査では、濃
度を有する全画素に凹みを形成するようにしたものであ
る。このため、例えば、倍速走査を行うことにより、1
ライン中に閾値を超える画素が存在しない場合には、そ
の1ラインの最初の走査では、その1ラインをとばすこ
とができる。1ラインの再度の走査では、濃度を有する
全画素にその倍速走査で凹みを形成する。結果として、
版シートにおける全製版範囲の製版時間を短縮すること
ができる。
【0017】さらにまた本発明は、1ラインを少なくと
も2回走査して版シートに凹みを形成する際、上記版シ
ートに対するレーザビームの相対走査速度を、各1回の
走査毎に変化させたものである。このため、画像情報の
濃度に応じて、適切な閾値と1回毎の走査速度の適切な
値を決定することにより、版シートにおける全製版範囲
の製版時間をほぼ最小化することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明レーザ製版装置の一実施例につ
いて図面を参照して説明する。図2は、この実施例によ
るレーザ製版装置の機械系の構成を示しており、この実
施例では、グラビア印刷機用の刷版である凹版を製作す
る。
【0019】図2において、10は、ベースであり、こ
のベース10上に版胴回転部12及びレーザブロック移
動部14が設けられている。
【0020】レーザ光源、例えば、半導体レーザとして
のレーザダイオード15を収容するレーザブロック16
は、ガイドレール18,18に沿って版胴20の軸方向
(矢印C,D方向)に移動できるようになっている。
【0021】版胴20は金属製の円筒であり、この円筒
の円周面に合成樹脂製の版シート22が巻き付けられて
いる。版胴20の両端には、金属製のキャップ23,2
3が固定され、このキャップ23,23には、軸24,
25が版胴20の軸方向に突き出して設けられている。
【0022】軸24は、プーリー26とベルト28とを
介して版胴回転用モータ30に連結されている。版胴回
転用モータ30が回転されることで、版シート22が巻
き付けられた版胴20が矢印A方向またはそれと反対の
矢印B方向に回転される。
【0023】レーザブロック16は、レーザブロック取
付台32に固定されている。そのレーザブロック取付台
32は、アーム34を介して移動子36に固定されてい
る。移動子36は、軸受け38と軸受け40との間に配
置されるボールねじ42に螺合されている。ボールねじ
42は、軸受け40及び軸継手44を介してレーザブロ
ック移動用モータ46に接続されている。
【0024】したがって、モータ46が回転することに
よって、移動子36が矢印C,D方向に移動し、この移
動子36にアーム34、レーザブロック取付台32を介
して一体的に取り付けられているレーザブロック16が
矢印C,D方向にガイドレール18,18に沿って移動
することになる。
【0025】図3は、この実施例の電気的系統の構成を
示すブロック図である。図1及び図4は、図2例及び図
3例の動作説明に供される線図である。図5は、図2例
及び図3例の動作説明に供されるフローチャートであ
る。以下、図3例の構成を説明しながら図1〜図5をも
参照して動作を説明する。
【0026】図3において、入力操作パネル50上で、
「□」などのシンボルが描かれたパネルスイッチが操作
されることで、その操作に対応した停止、リセット等の
ステータスを表す信号(以下、ステータス信号という)
S1がマイクロコンピュータ(以下、CPUという)5
2に供給される。
【0027】CPU52は、このステータス信号S1に
応じて正転パルスまたは逆転パルスをレーザブロック移
動用モータドライバ54と版胴回転用モータドライバ5
6に供給することで、上記したレーザブロック移動用モ
ータ46と版胴回転用モータ30とを回転駆動制御す
る。
【0028】版胴回転用モータ30によって版胴20が
矢印A方向に回転され、一方、レーザダイオード15か
ら出射されたレーザビームLが版シート22に照射され
ることで、版シート22に画像データS2に応じた凹み
58が画素単位で形成される。
【0029】そして、版胴20が1回転した後(主走査
方向の1ライン分の凹み58が版シート22に形成され
た後)、レーザブロック移動用モータ46を回転させ、
レーザブロック16を矢印D方向に1画素分移動させ、
次のライン上に画像データS2に応じた凹み58を形成
する。
【0030】このようにして、版胴20の円周面に巻き
付けられた版シート14の全面(全製版範囲)に画像デ
ータS2の濃度(濃淡、階調)に応じた凹み58がCP
U52の制御の基に形成され、刷版が製版される。
【0031】この場合、画像データS2は、予めイメー
ジスキャナ(図示していない)などで取り込まれ、デー
タRAM60に格納されている。
【0032】CPU52は、入力操作パネル52の操作
などによって指定された、これから版シート22上に凹
版を形成しようとする、例えば、1ライン分の画素デー
タを有する画像データS2をデータRAM60から読み
出しグレースケール変換回路62,63に供給する。
【0033】グレースケール変換回路62,63は、画
像の濃淡(濃度)を1画素当たりのレーザ照射時間の多
少に変換する機能を有し、画像データS2をそのように
変換した駆動信号S3,S4をレーザドライバ64を通
じてレーザダイオード15に供給する。
【0034】グレースケール変換回路62,63には、
予め定められた閾値Shが設定されている。閾値Sh
は、例えば、以下に説明するように決定される。
【0035】図4Aは、1画素当たりのレーザ照射時間
Tとそれを凹版(刷版)で印刷したときの濃度Dとの代
表的な特性66を示している。1画素当たりの最大レー
ザ照射時間Tmaxが凹み58の最大開口面積を与える
ことになり、最高濃度Dmaxに対応していることが分
かる。なお、この実施例において、1画素の大きさは、
約数10μm×数10μm=1ドットの大きさであり、ドッ
トの密度(DPI)は、1インチ当たり400 個である。
また、版シート22の有効走査面積(全製版範囲)が、
1ライン当たり21cmの長さ及び全副走査幅21cmであ
るので、1ライン当たりのドット数は、(400 ドット/
2.54cm)×21cm≒3300個になり、全ドット数(総画
素数)は、その21倍で、約70000 個になる。
【0036】図4Bは、画像データS2と濃度Dの一般
的な特性68を示している。画像データS2は、例え
ば、8ビットデータであり、画像データS2の値が0値
のときの濃度Dの値がDmin、画像データS2の値が
255 のときの濃度Dの値がDmaxになっている。
【0037】図4Aの特性66と図4Bの特性68から
画像データS2と1画素当たりのレーザ照射時間Tとの
関係が図4Cの特性70で表されることが分かる。
【0038】そこで、画像データS2の閾値Shは、例
えば、図4Cに示すように、画像データS2に含まれる
最大値(例えば、255 であるとする)の1画素当たりの
レーザ照射時間Tmaxの1/2 の時間Th(Th=1/2
Tmax)に対応する値Shに決定する。もちろん、画
像データS2に含まれる最大値が255 未満であれば、そ
の未満の値の1画素当たりのレーザ照射時間T(T<T
max)の1/2 の時間に対応する値に決定する。このよ
うに閾値Shを決定した場合には、レーザビームLの相
対走査速度、言い換えれば、版胴20の回転速度を2
倍、いわゆる倍速に設定することができる。すなわち、
この実施例では、閾値Shは、レーザビームLの倍速走
査で2回同一ラインを走査したときに、最大濃度Dma
xに対応する凹みが得られるように決定される。
【0039】通常、被写体が自然画である場合の画像デ
ータS2の値の分布、すなわち、画素データの分布は、
図4Dに示すようなガウス分布あるいはガウス分布的な
特性72になり、上記したように閾値Shを決定した場
合には、閾値Sh以下の画像データS2の値を有する画
素データ数は、総画素数の90%(図4D中、斜線部参
照)を超える画素数になる。逆に言えば、閾値Shを超
える画素数は、数%に過ぎない。したがって、このよう
な場合には、上記倍速走査1回で総画素数の90%を超え
る画素に対応する凹み58を形成することができ(凹み
58は全画素に形成する)、倍速走査2回で濃度の高い
画素に対応する凹み58を形成することができる(濃度
の高い画素に対して2回走査する)。
【0040】このように凹み58を形成する場合、グレ
ースケール変換回路62,63には、それぞれ、図4E
に示す特性70A及び図4Fに示す特性70Bが設定さ
れる。特性70Aは、閾値Shまでは特性70の特性で
あり、閾値Thを超える特性は、時間Thが一定の特性
を有する。特性70Bは、閾値Shまでは0時間であ
り、閾値Shを超える特性は特性70の閾値Shから値
255 までの特性から閾値Shに対応する時間Thを減算
した特性になっている。
【0041】そこで、まず、製版すべき総画素の画素デ
ータS2のうち、最初の1ライン分の画像データS2が
CPU52によって読み出されてグレースケール変換回
路62のみに供給される。したがって、グレースケール
変換回路62からのみ信号S3が出力され、画像データ
S2の値に対応する1画素当たりのレーザ照射時間Tに
変換され、対応するレーザビームLが、矢印A方向に回
転する版シート22に照射されることで、その1ライン
分に対応する凹み58が版シート22上に形成される
(図5ステップS11参照)。
【0042】このようにして版シート22に形成された
1ライン分(1周目)の模式的な凹み58を有する凹版
を図1Aに示す。図1Aから分かるように、閾値Shよ
り小さい画像データS2の値に対応する1画素当たりの
レーザ照射時間を有するレーザビームLが照射された場
合には、それに対応した開口面積を有する凹み58a,
58bが形成される。また、閾値Shと同じ画像データ
S2の値の場合、及びそれを超える画像データS2の場
合には、1画素に対応する最大開口面積を有する凹み5
8c〜58gが形成される。
【0043】グレースケール変換回路62は、図示しな
い比較手段を有し、その比較手段によりCPU52から
供給された1ライン分の画像データS2中に、閾値Sh
を超える画像データ(画素データ値)値が含まれている
かどうかを判断して、含まれていた場合には、閾値超過
信号S5をCPU52に供給する(ステップS12参
照)。なお、この判断は、CPU52自身が行っても良
い。
【0044】CPU52は、1ライン分の凹み58が形
成されたとき、言い換えれば、版胴20が1回転したと
き、この1回転の間に上記閾値超過信号S5が供給され
たかどうかを確認し、供給されていなかった場合(ステ
ップS12の判断が非成立の場合)には、レーザブロッ
ク16を副走査方向(矢印D方向)に1画素分移動させ
て、次のラインの画像データS2に対応する版シート2
2の走査線上に凹み58を形成する(ステップS14、
ステップS11)。
【0045】一方、閾値超過信号S5が供給されていた
場合(図1例ではこの場合に該当する。)には、ステッ
プS12の判断が成立して、レーザブロック16を副走
査方向に1画素分移動させずに、上記と同一の最初の1
ライン分の画像データS2をデータRAM60から読み
出してグレースケール変換回路63に供給する。
【0046】グレースケール変換回路63は、図4Fに
示したように、閾値Sh以下の画像データS2では、レ
ーザダイオード15からレーザビームLが照射されない
ようにする駆動信号S4をレーザドライバ64に供給
し、閾値Shを超える画像データS2の時にのみ、画像
の濃淡(濃度)を1画素当たりのレーザ照射時間Tの多
少に変換する駆動信号S4を出力する。
【0047】このグレースケール変換回路63の駆動信
号S4によりレーザドライバ64を通じてレーザダイオ
ード15が駆動されて対応するレーザビームLが版シー
ト22に照射されて、図1Bに示すように、前回形成し
た凹み58(58a〜58g)の上からさらに凹み58
(58h〜58j)を形成する(2回目のレーザビーム
Lが照射された部分は、図1B中、網点で表した部分で
ある。なお、図1B中、凹み58jは、画像データS2
の最大値255 (画像濃度Dの最大値Dmax)に対応す
る凹みを示している。
【0048】このようにして、1ラインの凹版の製版が
完了し、そして、版胴20が1回転したらレーザブロッ
ク16を1画素分副走査方向に移動させ、図5に示す同
様のルーチンを版シート22の全製版範囲を終了するま
で繰り返す。
【0049】このように上記した実施例によれば、版シ
ート22に対してレーザビームLを照射して走査し、画
像データS2の濃度に応じた凹み58を画素単位に形成
することにより刷版を作成する際に、倍速走査におい
て、画像データS2の所定濃度に対応する閾値Shを設
定し、1ラインの走査では、濃度を有する全画素に凹み
58を形成して製版し、上記1ライン中に閾値Shを超
える画素が存在する場合には、再度その同じ1ラインを
走査して製版するようにしたものである。
【0050】このため、倍速走査を行うことにより、1
ライン中に閾値Shを超える画素が存在しない場合に
は、その1ラインは半分の時間で製版できる。また、倍
速走査であるので、閾値Shを超える画素が存在する場
合であっても、従来と同一の時間で製版できる。結果と
して、版シート22における全製版範囲の製版時間を短
縮することができる。言い換えれば、上記実施例によれ
ば、全製版範囲をレーザダイオード15のレーザビーム
Lが1回走査して製版するのではなく、濃度の高い画素
のあるところは2回(後述するように、2回以上でもよ
い。)走査して製版し、濃度の低いところは1回の走査
で製版することにより、1回の走査速度を2倍(倍速、
後述するように2倍以上でもよい。)速くすることがで
き、濃度の低いラインが多ければ多いほど全製版時間を
短くすることができる。
【0051】例えば、具体的には、閾値Shを超える画
像データS2の値を含むラインが全ラインの10%有り、
その分2周目の製版も倍速走査で行うとしても、全製版
時間は、従来の技術に比較して、約1/2 +1/2 ×1/10=
11/20 の時間で製版できるようになり、開口面積の小さ
い凹みを作成する際の時間の無駄を大幅に軽減すること
ができる。
【0052】なお、上記実施例では、1ライン目の走査
では、閾値Sh以下の画素にのみ凹みを形成し、1ライ
ンの再度の走査では、閾値Shを超える画素に凹みを形
成するようにしているが、他の実施例として、その逆
に、1ラインの走査では、閾値Shを超える画素にのみ
凹み58を形成して製版し、上記1ラインの再度の走査
では、濃度を有する全画素に凹み58を形成するように
してもよい。この場合、例えば、倍速走査を行うことに
より、1ライン中に閾値Shを超える画素が存在しない
場合には、その1ラインの走査は同様に1回で行うこと
ができる。結果として、上記実施例と同様に版シート2
2における全製版範囲の製版時間を短縮することができ
る。
【0053】また、さらに他の実施例として、閾値Sh
を3つ設定した場合には、最も閾値Shの小さい範囲に
含まれる画像データS2は、版胴20の1周で製版し、
最も閾値Shの大きい範囲に含まれる画像データS2
は、版胴20の4周で製版するようにしてもよい。この
場合にも、画像データS2の濃度分布(図4D参照)に
よっては、製版時間を一層短縮することができる。
【0054】さらに他の実施例として、1ラインを少な
くとも2回走査して版シート22に凹み58を形成する
際、版シート22に対するレーザビームLの走査速度
を、各1回の走査毎に変化させてもよい。このようにす
れば、画像データの濃度分布に応じて、適切な閾値Sh
と1回毎の走査速度の適切な値を決定することにより、
版シート22における全製版範囲の製版時間をさらに短
縮することができる。
【0055】なお、本発明は上記の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ること
はもちろんである。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
版シートに対してレーザビームを照射して走査し、画像
情報の濃度に応じた凹みを画素単位に形成することによ
り刷版を形成する際に、上記画像情報の所定濃度に対応
する閾値を設定し、1ラインの走査では、濃度を有する
全画素に凹みを形成して製版し、上記1ライン中に上記
閾値を超える画素が存在する場合には、再度その1ライ
ンを走査して製版するようにしたものである。このた
め、例えば、倍速走査を行うことにより、1ライン中に
閾値を超える画素が存在しない場合には、その1ライン
は半分の時間で製版できるという効果が得られる。ま
た、倍速走査であるので、閾値を超える画素が存在する
場合であっても、従来と同一の時間で製版できる。結果
として、版シートにおける全製版範囲の製版時間を短縮
することができるという効果が得られる。
【0057】また、本発明によれば、版シートに対して
レーザビームを照射して走査し、画像情報の濃度に応じ
た凹みを画素単位に形成することにより刷版を形成する
際、上記画像情報の所定濃度に対応する閾値を設定し、
1ラインの走査では、上記閾値を超える画素にのみ凹み
を形成して製版し、上記1ラインの再度の走査では、濃
度を有する全画素に凹みを形成するようにしたものであ
る。このため、例えば、倍速走査を行うことにより、1
ライン中に閾値を超える画素が存在しない場合には、そ
の1ラインの最初の走査では、その1ラインをとばすこ
とができるという効果が得られる。1ラインの再度の走
査では、濃度を有する全画素にその倍速走査で凹みを形
成する。結果として、版シートにおける全製版範囲の製
版時間を短縮することができるという効果が得られる。
【0058】さらにまた本発明によれば、1ラインを少
なくとも2回走査して版シートに凹みを形成する際、上
記版シートに対するレーザビームの相対走査速度を、各
1回の走査毎に変化させたものである。このため、画像
情報の濃度に応じて、適切な閾値と1回毎の走査速度の
適切な値を決定することにより、版シートにおける全製
版範囲の製版時間を短縮することができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザ製版装置の一実施例の動作
説明に供される線図である。
【図2】本発明によるレーザ製版装置の一実施例の機械
系の構成を示す斜視図である。
【図3】本発明によるレーザ製版装置の一実施例の電気
系の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明によるレーザ製版装置の動作説明に供さ
れる特性図である。
【図5】本発明によるレーザ製版装置の動作説明に供さ
れるフローチャートである。
【符号の説明】
15 レーザダイオード 16 レーザブロック 20 版胴 22 版シート 52 CPU 58,58a〜58j 凹み 62,63 グレースケール変換回路 L レーザビーム S2 画像データ S5 閾値超過信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版シートに対してレーザビームを照射し
    て走査し、画像情報の濃度に応じた凹みを画素単位に形
    成することにより刷版を製版するレーザ製版装置におい
    て、 上記画像情報の所定濃度に対応する閾値を設定し、 1ラインの走査では、濃度を有する全画素に凹みを形成
    して製版し、 上記1ライン中に上記閾値を超える画素が存在する場合
    には、再度その1ラインを走査して製版するようにした
    ことを特徴とするレーザ製版装置。
  2. 【請求項2】 再度その1ラインを走査する際、上記閾
    値以下の画素は製版せず、上記閾値を超える画素は、そ
    の画素の濃度に応じた凹みが形成されるように製版する
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ製版装置。
  3. 【請求項3】 版シートに対してレーザビームを照射し
    て走査し、画像情報の濃度に応じた凹みを画素単位に形
    成することにより刷版を製版するレーザ製版装置におい
    て、 上記画像情報の所定濃度に対応する閾値を設定し、 1ラインの走査では、上記閾値を超える画素にのみ凹み
    を形成して製版し、上記1ラインの再度の走査では、濃
    度を有する全画素に凹みを形成するようにしたことを特
    徴とするレーザ製版装置。
  4. 【請求項4】 1ラインを少なくとも2回走査して上記
    版シートに凹みを形成する際、上記版シートに対するレ
    ーザビームの相対走査速度を、1ライン毎、数ライン毎
    または全ライン毎の走査毎に変化させることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ製版装
    置。
JP5022766A 1993-02-10 1993-02-10 レーザ製版装置 Pending JPH06234086A (ja)

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