JP4700187B2 - ドア用時限ブレ−キ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、引き戸、折り戸、バランスドア等のようにレ−ル上を走行する吊車でドア本体を支持するようにした自閉式のドアにおいて、ドアを閉鎖する際、開戸位置から一気に閉戸せずにある時間ドアの移動にブレ−キをかけながら移動させた後に閉戸できるようにしたドア用時限ブレ−キ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
病院、老人ホ−ムその他で自閉式の引き戸等のドアが用いられている。この種のドアは、常時閉戸方向にばね等で付勢されているので、ドアを開いた状態で手を離すと、すぐにドアが移動して出入口等の開口部が閉鎖されてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の解決課題は、上記のように閉戸方向に付勢されているドアにおいて、開放した位置でドアから手を離したとき、ある位置までゆっくりとドアが移動した後に、閉戸するようにしたドア用時限ブレ−キ装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、レ−ル上を走行する吊車に支持され閉戸方向に付勢されたドアにおいて、上記吊車の支軸に該吊車の側面に圧着可能なブレ−キ板と該ブレ−キ板に接して回動可能な圧着板を設け、該圧着板とブレ−キ板の接触面に該圧着板が静止位置から回動位置に移動したとき上記ブレ−キ板を軸方向に押圧するよう凹凸係合部を形成し、上記レ−ルの適所に上記吊車が走行した際上記圧着板に当って該圧着板を回動させるよう時限板を設けたことを特徴とするドア用時限ブレ−キ装置が提供され、上記課題が解決される。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は、吊車とレ−ルの組み合せにより開閉するようにした引き戸、折り戸、バランスドア等のドアに適用することができるが、図においては引き戸に本発明を適用した実施例について説明する。
【0006】
図1(A),(B)に示すように、ドア本体(1)の上部には適宜数のハンガ−(2)が設けられ、該ハンガ−(2)に設けた支軸(3)には、吊車(4)がベアリング(5)を介して回転可能に設けられている。該吊車(4)がレ−ル(6)上を走行することにより上記ドア本体(1)は開閉するが、公知のようにばねその他の付勢手段(図示略)により該ドア本体(1)は閉戸方向に常に引っ張られているから、途中までドア本体を開いて手を離すと、付勢手段によりドア本体は自動的に移動して出入口等の開口部を閉鎖する。
【0007】
上記支軸(3)には、吊車(4)の側面に圧着可能なブレ−キ板(7)が回り止め状態で設けられており、該ブレ−キ板(7)の圧着面側にはパッド(8)が設けられている。該ブレ−キ板(7)は、図2に示すように、上記支軸(3)の角軸部(9)に挿入される角孔(10)を有し、上記圧着面の反対側の側面には、山形状に一部が突出する凹凸係合部(11)…が間隔をあけて設けられている。
【0008】
上記ブレ−キ板(7)の外方には該ブレ−キ板に接して回動可能な圧着板(12)が設けられている。該圧着板(12)は、図3に示すように上記支軸の小径部(13)に挿入される取付孔(14)を有し、一側に山形状に一部が突出する凹凸係合部(15)…を間隔をあけて設けてある。該圧着板(12)の凹凸係合部(15)と上記ブレ−キ板(7)の凹凸係合部(11)は、図1の実線に示すように圧着板(12)が静止位置にあるときは、上記凹凸係合部(11),(15) の各山部の位置が周方向にずれており、また図1の鎖線に示すように圧着板(12)が回動位置に移動したときには、各山部の位置がかみ合って上記ブレ−キ板(7)を軸方向に押圧するようにしてある。
【0009】
なお、上記圧着板(12)の外方には、圧着ばね(16)を設けてあり、支軸(3)にねじ着した調整ナット(17)及びロックナット(18)のねじ込み量を調節することにより圧着力を調整できるようにしてある。
【0010】
上記圧着板(12)の図において下方には、該圧着板の回動をガイドし衝撃を緩和するよう操作板(19)を設けてある。該操作板(19)(図4参照)は、弧状の突片(20)を下端に有し、上記圧着板(12)に設けた縦溝(21),(21) に挿入されるガイドピン(22),(22) を取付孔(23),(23) に固定し、圧着板(12)に形成した係止突起(24)と操作板に形成した係止突起(25)間にばね(26)を設けてある。なお、上記圧着板(12)の図において上方には、受溝(27)を形成してあり、上記ハンガ−(2)に設けた板ばね、コイルばね等の復帰ばね(28)を該受溝(27)に係合させて比較的弱いばね作用で該圧着板(12)が静止位置に復帰するようにしてある。
【0011】
上記ドア本体を閉鎖する際、開放位置から閉鎖位置の区間内でドア本体の移動にブレ−キをかけたい区間端のレ−ル上には、上記圧着板に当って該圧着板を回動させるよう時限板(29)が設けられている。
【0012】
図1(A)を参照し、圧着板(12)が静止位置にある状態でドア本体に手をかけて該ドア本体を閉鎖位置から開放位置に向けて移動(図において左行)させると、上記時限板(29)に操作板(19)の突片(20)が当って該圧着板(12)はa−a線で示す状態に回動する。この回動位置において上記圧着板(12)の凹凸係合部(15)はブレ−キ板(7)の凹凸係合部(11)に係合し、ブレ−キ板(7)を軸方向に押圧して吊車(4)の側面に圧着し、該吊車(4)の回転に抵抗を与える。ドア本体(1)は、この抵抗力より大きな力で引張れば、圧着板(12)等は上記時限板(29)を越えて左行し、さらに開放させることができる。なお、上記凹凸係合部(11),(15) の係合は、上記復帰ばね(28)による復帰作用よりも大きいので、該係合状態は維持される。
【0013】
所望のところで、ドア本体(1)から手を離すと、上述したようにドア本体に関連して設けた付勢手段によりドア本体は閉鎖位置に向けて移動を開始(図において右行)するが、上述のように上記ブレ−キ板(7)は圧着板(12)により軸方向に押圧され吊車(4)に圧着しているから、上記吊車(4)は回転にブレ−キがかけられ、その結果ドア本体(1)はゆっくりと移動する。
【0014】
開放位置から上記時限板(29)の位置まで移動してくると、上記圧着板(12)の操作板(19)の突片(20)が該時限板(29)に当る。ドア本体(1)は上記付勢手段によりさらに移動しているので、上記圧着板(12)は回動位置から静止位置方向へ移動され、上記凹凸係合部(11),(15) の係合は解除され、吊車(4)は自由に回転する。これにより、ドア本体(1)は閉鎖位置に円滑に移動する。なお、圧着板(12)が静止位置に復帰する際、慣性力によって該圧着板が逆方向に移動するおそれがあるが、上記復帰ばね(28)の作用により該圧着板(12)は静止位置で停止する。
【0015】
上記圧着板(12)は、図1(A)のb−b線で示すように時計方向、反時計方向のいずれ方向にも回動できるよう構成してあるので、上記装置は右勝手、左勝手に対応することができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成され、圧着板を時限板によって回動させることによりブレ−キ板を吊車に圧着してブレ−キ作用を奏するようにしたので、該時限板を設ける位置に応じてドア本体の閉鎖方向への移動にブレ−キをかけることができ、所望の動作を奏する自閉式のドアを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(A)は正面図、(B)は断面図。
【図2】ブレ−キ板を示し、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は断面図。
【図3】圧着板を示し、(A)は正面図、(B)は側面図。
【図4】操作板の正面図。
【符号の説明】
1 ドア本体 3 支軸 4 吊車 5 レ−ル 7 ブレ−キ板 8 パッド 11,15 凹凸係合部 12 圧着板 16 圧着ばね 17 調整ナット 19 操作板 28 復帰ばね 29 時限板

Claims (5)

  1. ドア本体の上部にハンガーを設け該ハンガーに設けた支軸にレ−ル上を走行する吊車を回転可能に設け閉戸方向に付勢されたドアにおいて、上記吊車の支軸に該吊車の側面に圧着可能なブレ−キ板と該ブレ−キ板に接して回動可能な圧着板を設け、該圧着板とブレ−キ板の接触面に該圧着板が静止位置から回動位置に移動したとき上記ブレ−キ板を軸方向に押圧するよう凹凸係合部を形成し、上記レ−ルの適所に上記吊車が走行した際上記圧着板に当って該圧着板を回動させるよう時限板を設けたことを特徴とするドア用時限ブレ−キ装置。
  2. 上記ブレ−キ板にはパッドが形成されている請求項1に記載のドア用時限ブレ−キ装置。
  3. 上記圧着板には、上記時限板に当接する際該圧着板の回動をガイドする操作板が設けられている請求項1または2に記載のドア用時限ブレ−キ装置。
  4. 上記圧着板の上方には受溝が形成され、該受溝には圧着板を静止位置に復帰するようハンガーに設けた復帰ばねが係合している請求項1ないし3のいずれかに記載のドア用時限ブレ−キ装置。
  5. 上記圧着板は時計方向、反時計方向のいずれにも回転できるよう支軸の小径部に挿入される取付孔を有する請求項1ないし4のいずれかに記載のドア用時限ブレ−キ装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0561377U (ja) * 1992-01-30 1993-08-13 コマニー株式会社 ブレーキ付き引戸用吊車
JPH08303108A (ja) * 1995-05-02 1996-11-19 Tomio Yoshimura 吊り戸用緩衝装置

Patent Citations (2)

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JPH0561377U (ja) * 1992-01-30 1993-08-13 コマニー株式会社 ブレーキ付き引戸用吊車
JPH08303108A (ja) * 1995-05-02 1996-11-19 Tomio Yoshimura 吊り戸用緩衝装置

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