JP4699714B2 - 偏芯測定装置、および偏芯測定方法 - Google Patents

偏芯測定装置、および偏芯測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、球面レンズまたは非球面レンズの偏芯を測定する偏芯測定装置および偏芯測定方法、この偏芯測定装置または偏芯測定方法を用いて調整されたレンズ用金型、ならびにレンズ用金型を用いて作製されたレンズを有する撮像モジュールに関する。
近時、収差を小さくすること、またはレンズの枚数を減らすために、非球面レンズが用いられている。
例えば、デジタルカメラでは、高画素化が進み、収差を小さくすることが要求されるとともに、小型化のためにレンズの枚数を減らすことが要求されている。このため、デジタルカメラでは、非球面レンズが多用されている。
また、カメラ付き携帯電話などの携帯通信端末に設けられる撮像モジュールにおいては、小型化が要求されており、さらには、画素についても、100万画素を超えるものが用いられるようになっている。このため、非球面レンズが用いられている。
また、DVDなどの記録媒体の光学読み取り用のピックアップレンズにも、読み取り精度を向上させるために非球面レンズが用いられている。
このような非球面レンズの形状を測定する装置および方法が種々提案されている(特許文献1、および特許文献2など参照)。
特許文献1の偏心測定装置は、被検レンズを保持するレンズ受け部と、このレンズ受け部を回転自在に構成された回転レンズ支持部材と、この回転レンズ支持部材の回転軸に対する被検レンズの両面の近軸曲率中心の偏心量と方向を検出する近軸偏心測定部と、被検面の形状を検出する被検面形状測定部(変位センサ部)と、被検レンズの回転角を検出する回転角測定部とを有するものである。さらに、特許文献1の偏心測定装置は、被検レンズを回転させてその被検面形状測定部で測定して得たデータと被検面の設計式とを対比させ、両者の差が最も小さくなる相対的なシフト量及びチルト量を求め、シフト量及びチルト量からその回転軸に対する面頂の位置を計算し、面頂の位置とその近軸偏心測定部で測定した被検レンズ両面の近軸曲率中心の偏心量及び方向とから、被検レンズの光軸に対する非球面軸の傾き量と方向とを算出する演算部とを有するものである。
また、特許文献2の非球面偏心測定装置は、レンズを保持する保持部と、この保持部により保持されたレンズを回転させる回転部と、レンズから反射された光のスポットの軌跡を検出するスポット軌跡検出手段と、レンズの被検面の環状領域の形状データを取得する環状領域形状データ取得手段と、環状領域の形状データと入力された被検面の形状データを対比して被検面の面頂の位置を取得する処理部とを有する。この処理部は、スポットの軌跡から被検面の近軸曲率中心の偏心量及び偏心方向を取得し、面頂の位置と近軸曲率中心の偏心量及び偏心方向から被検面の非球面偏心量及び非球面偏心方向を取得するものである。
また、現在、非球面レンズを用いた場合、所定の性能を得るために必要な精度が不明である。このため、非球面レンズをレンズ単体で使用する場合でも、光軸などの細かな調整が必要である。
また、特に、非球面レンズを有する組レンズの場合、各レンズの組み合わせを行い、収差などの光学特性が最も良い組み合わせを選らんで、組み立てている。さらに、レンズの光軸に対して直交する面内における角度についても調べている。そして、最終的に、組レンズの光軸を調整している。
ここで、図11(a)および(b)は、それぞれ、レンズを製造する金型を示す模式図である。
図11(a)および(b)に示すように、第1の金型200および第2の金型204は、1つの金型から4個のレンズを作製するものである。これらの第1の金型200および第2の金型204により作製されたレンズを組み合わせて組レンズとするものである。
図11(a)に示すように、第1の金型200には、第1〜第4のキャビティ202a、202b、202c、202dが形成されている。また、第2の金型204には第1〜第4のキャビティ206a、206b、206c、206dが形成されている。
第1の金型200の第1のキャビティ202a乃至第4のキャビティ202dにより製造された各レンズと、第2の金型204の第1のキャビティ204a乃至第4のキャビティ202dとにより製造された各レンズとを組み合わせて、収差などの光学特性を調べる。そして、最も光学特性が良い組み合わせを見つける。次に、最も組み合わせが良いものについて、レンズを光軸を中心にして回転させ、さらに光学特性がよい角度を探す。
このようにして、第1の金型と第2の金型とにより作製されるレンズの組み合わせ、および組立方向を決定している。
特開2003−156405号公報 特開2004−28672号公報
特許文献1および特許文献2においては、レンズを回転させて得たデータとレンズの設計式とを対比させることにより、レンズの偏心量を測定している。しかしながら、特許文献1および特許文献2の偏心測定装置は、測定精度が5μmであり、十分な精度が得ることができないという問題点がある。
また、特許文献1および特許文献2においては、非球面形状について、測定できるものの、球面については測定することができないという問題点がある。
また、撮像モジュールに組レンズを用いる場合、組レンズを構成するレンズの組み合わせを選ぶ必要があり、さらに、レンズの方向も指定して組み立てる必要がある。このように、一定品質以上のものを得るには、レンズの組み合わせの選定が必要であり、撮像モジュールの製造工程が煩雑になるという問題点がある。これにより、撮像モジュールの製造コストが嵩み、ひいては製品のコストが嵩むことになる。
さらに、撮像モジュールにおいて、1つの非球面レンズを用いる場合でも、光軸の調整などが必要であり、レンズの小型化が進み、レンズの光軸調整作業が煩雑になった場合に、所定の光学特性を得ることができない虞がある。
また、レンズ用金型においても、製造されたレンズについて、組レンズに用いる場合、レンズの組み合わせを選び、さらにレンズの方向も指定して組み立てるなどの調整が必要である。大量生産する場合には、品質を維持するために、全ての金型について、レンズの組み合わせを調べる必要があり、この作業は、レンズのコストを上げる要因となる。
また、組レンズにおいて、レンズの組み合わせても、必ずしも光学特性が良いものになるとは限らない。
また、非球面レンズを作製する金型において、精度を低下させる要因が不明であり、高精度の非球面レンズを作製する要因が特定できないという問題点がある。
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、レンズの偏芯を十分な精度で測定できる偏芯測定装置、および偏芯測定方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、レンズ単体はもちろんのこと、組レンズであっても調整が不要なレンズを作製できるレンズ用金型を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、容易に組み立てることができる撮像モジュールを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、レンズ部とフランジ部とを有するレンズの偏芯を測定する偏芯測定装置であって、回転可能な回転テーブルと、前記回転テーブル上に設けられ、水平方向に移動できるとともに、垂直方向対して傾斜でき、前記レンズが載置されるテーブルと、前記テーブルの上方に設けられ、前記レンズ部の中心と、前記回転テーブルの回転中心とが一致しているか否かを測定する中心位置測定部と、前記レンズを回転させた場合における前記レンズ部の振れを測定する第1の測定部と、前記レンズを回転させた場合における前記フランジ部の上面の変位量により規定される角度偏芯を測定する第2の測定部と、前記レンズを回転させた場合における前記フランジ部の外周面の変位量により規定される平行偏芯を測定する第3の測定部とを有することを特徴とする偏芯測定装置を提供するものである。
本発明においては、前記レンズは、例えば、レンズ部の少なくとも1面が非球面により構成されているものである。
本発明の第2の態様は、レンズ部とフランジ部とを有するレンズの偏芯を測定する偏芯測定方法であって、回転可能な回転テーブル上に、前記レンズを載置し、前記回転テーブルの回転中心と前記レンズ部の中心とを一致させるとともに、前記回転テーブルを回転させた場合における前記レンズ部の振れを実質的になくす工程と、前記回転テーブルを回転させて、前記フランジ部の上面の変位量により規定される角度偏芯、および前記フランジ部の外周面の変位量により規定される平行偏芯を測定する工程とを有することを特徴とする偏芯測定方法を提供するものである。
本発明においては、さらに、前記レンズ部の表面側における第1の中心位置を測定する工程と、前記レンズ部の裏面側における第2の中心位置を測定する工程と、前記フランジ部の外周面を基準として、前記第1の中心位置と前記第2の中心位置とのずれにより規定される面間偏芯を測定する工程とを有することが好ましい。
本発明の第3の態様は、レンズ部とフランジ部とを有するレンズを作製するレンズ用金型であって、前記本発明の第1の態様の偏芯測定装置により、前記作製されたレンズが測定され、前記レンズは、前記角度偏芯が0.12°以下であり、前記平行偏芯が10μm以下であることを特徴とするレンズ用金型を提供するものである。
本発明の第4の態様は、レンズ部とフランジ部とを有するレンズを作製するレンズ用金型であって、前記本発明の第2の態様の偏芯測定方法により、前記作製されたレンズが測定され、前記レンズは、前記角度偏芯が0.12°以下であり、前記平行偏芯が10μm以下であることを特徴とするレンズ用金型を提供するものである。
本発明においては、前記レンズにおける前記面間偏芯が10μm以下であることが好ましい。
本発明の第5の態様は、前記本発明の第3の態様または本発明の第4の態様のレンズ用金型により作製されたレンズを有することを特徴とする撮像モジュールを提供するものである。
本発明の偏芯測定装置によれば、回転テーブルと、この回転テーブル上に設けられ、水平方向に移動できるとともに垂直方向対して傾斜でき、かつレンズが載置されるテーブルと、を有し、このテーブルの上方に設けられ、レンズ部の中心と、回転テーブルの回転中心とが一致しているか否かを測定する中心位置測定部と、レンズを回転させた場合におけるレンズのレンズ部の振れを測定する第1の測定部と、レンズを回転させた場合におけるレンズ部のフランジ部の上面の変位量により規定される角度偏芯を測定する第2の測定部と、レンズを回転させた場合におけるレンズ部のフランジ部の周面の変位量により規定される平行偏芯を測定する第3の測定部とを設けることにより、レンズ部の中心と、回転テーブルの回転中心とが一致している状態で、レンズの偏芯を各方向に分解して、角度偏芯、および平行偏芯として測定することができる。しかも、回転テーブルの回転中心とが一致しているため、従来よりも高い精度で測定することができる。
本発明の偏芯測定方法によれば、回転可能な回転テーブル上に、レンズを載置し、回転テーブルの回転中心とレンズ部の中心とを一致させるとともに、回転テーブルを回転させた場合におけるレンズ部の振れを実質的になくし、回転テーブルを回転させて、レンズ部のフランジ部の上面の変位量により規定される角度偏芯を測定し、レンズ部の前記フランジ部の外周面の変位量により規定される平行偏芯を測定することにより、レンズの偏芯を各方向に分解して、角度偏芯、および平行偏芯として容易に測定することができる。しかも、回転テーブルの回転中心とが一致しているため、従来よりも高い精度で測定することができる。
また、レンズ部の表面側における第1の中心位置、およびレンズ部の裏面側における第2の中心位置を測定し、フランジ部の周面を基準として、第1の中心位置と第2の中心位置とのずれにより規定される面間偏芯を測定することもできる。
本発明のレンズ用金型によれば、作製したレンズの偏芯を各方向に分解して測定することができるため、偏芯の測定結果に応じて、修正を加えることができ、最終的に精度が高いレンズを作製することができる。よって、調整が不要な程度の光学特性がすぐれたレンズを作製することができる。
さらに、精度が高いレンズを作製することができるため、複数のレンズを組み合わせた組レンズに適用した場合でも、各レンズの組み合わせの最適化などの調整をすることなく、光学特性が優れた組レンズを得ることができる。
本発明の撮像モジュールによれば、収差などが少ない良好な画質を得ることができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明の偏芯測定装置、偏芯測定方法、レンズ用金型、および撮像モジュールを詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る偏芯測定装置を示す模式図である。
図1に示すように、偏芯測定装置10は、基体12に支柱14が立設されている。この支柱14には、第1のアーム16、および第2のアーム18が設けられている。第1のアーム16および第2のアーム18は、支柱14が延びる方向と直交する方向に延びる部材であり、それぞれ、垂直方向に移動可能である。
基体12には、回転スピンドル20が設けられている。この回転スピンドル20の上にゴニオステージ22が設けられている。このゴニオステージ22の上に、水平面において、直交する2方向(X方向、およびY方向)に移動可能なXYステージ24が設けられている。
このXYステージ24上に治具26を介して被検レンズ60が載置されている。
被検レンズ60は、例えば、フランジ部62(図2参照)とレンズ部64(図2参照)とを有する非球面レンズである。
本実施例の偏芯測定装置10においては、被検レンズ60の表面64a(図2参照)を測定する第1の測定器30が設けられている。第1の測定器30は、被検レンズ60の位置に応じて、移動可能である。
また、第1のアーム16の先端部に、被検レンズ60のフランジ部の上面62a(図2参照)を測定する第2の測定器32が設けられている。さらに、第1のアーム16の先端部には、フランジ部の外周面62b(図2参照)を測定する第3の測定器34が設けられている。
本実施例においては、第1の測定器30〜第3の測定器34は、全て同じものを用いることができる。
第1の測定器30〜第3の測定器34は、例えば、レーザフォーカス変位計が用いられている。これにより、第1の測定器30〜第3の測定器34は、レーザ光bを測定対象に照射して、非接触で測定することができる。なお、第1の測定器30〜第3の測定器34は、タッチプローブ式の変位計でもよい。
回転スピンドル20は、被検レンズ60を回転方向Rに回転させるものである。この回転スピンドル20は、例えば、垂直軸を回転軸とし、この回転軸に対して高精度で回転可能なものである。なお、この回転スピンドル20には、回転駆動手段(図示せず)が設けられている。
ゴニオステージ22は、回転スピンドル20の回転軸を通る中心線Cに対して、被検レンズ60を角度θ傾けることができるものである。このゴニオステージ22は、基部22aと可動部22bとを有するものである。基部22aが回転スピンドル20に固定され、可動部22bが中心線Cに対して角度θ傾くものである。これにより、被検レンズ60は、角度θ傾けられる。
なお、ゴニオステージ22には、駆動手段(図示せず)が設けられている。また、ゴニオステージ22は、手動により動かすものであってもよい。
XYステージ24は、被検レンズ60を水平面において直交する2方向に移動させるものである。このXYステージ24は、被検レンズ60を水平面上を移動させることができれば、特に限定されるものではなく、公知の光学測定機器などに用いられるステージを用いることができる。
なお、XYステージ24には、駆動手段(図示せず)が設けられている。また、XYステージ24は、手動により動かすものであってもよい。これにより、被検レンズ60は、水平面において直交する2方向に移動させられる。
治具26は、被検レンズ60をXYステージ24上に配置させるものである。治具26は、例えば、円筒状の部材により構成される。
また、回転スピンドル20の上方に、偏芯顕微鏡(中心位置測定部)40が設けられている。この偏芯顕微鏡40は、被検レンズ60の中心と回転スピンドル20の回転中心とが一致しているか否かを測定するものである。
この偏芯顕微鏡40は、光源42と、第1の鏡筒44と、ハーフミラー46と、第2の鏡筒48と、検出部50と表示装置52とを有するものである。第1の鏡筒44が開口部を回転スピンドル20に対向して設けられている。この第1の鏡筒44は、第2のアーム18に固定されている。
第1の鏡筒44において、回転スピンドル20側と反対側の他の開口部に、光源42が設けられている。また、第1の鏡筒44において、光源42が設けられた近傍の側面には、水平方向に延びる第2の鏡筒48が設けられている。この第2の鏡筒48は、他方の端部に検出部50が設けられている。検出部50には、表示装置52が接続されている。
また、第1の鏡筒44の内部には、第2の鏡筒48が接続された近傍にハーフミラー46が45°傾斜されて設けられている。
光源42は、被検レンズ60に測定光Lを照射するものである。
また、ハーフミラー46は、被検レンズ60で反射した反射光Lを第2の鏡筒48に設けられた検出部50に入射させるものである。
検出部50は、反射光Lを検出するものであり、例えば、CCDイメージセンサが用いられる。なお、本発明においては、CCDイメージセンサに限定されるものではなく、CMOSイメージセンサを用いることもできる。
表示装置52は、検出部50で得られた反射光Lの位置を表示するものである。この表示装置52により、オペレータが、被検レンズ60の中心が回転スピンドル20の中心と一致しているか否かを判断できる。例えば、被検レンズ60の中心が回転スピンドル20の中心と一致している場合、表示装置52の中心に表示させる。
表示装置52は、特に限定されるものではなく、CRT、またはLCD(液晶表示パネル)などの各種モニタを用いることができる。さらに、表示装置52は、第1の測定器30〜第3の測定器34と接続し、測定結果を表示するようにしてもよい。
なお、本実施例に用いられる回転スピンドル20、ゴニオメータ22およびXYステージ24は、いずれも本実施例の偏芯測定装置10の測定精度に比して、十分小さい回転精度、および直動精度を有するものである。
次に、本実施例の偏芯測定装置10を用いた偏芯測定方法について図1乃至図5(a)〜(c)を参照して説明する。
図2〜図4は、本実施例の偏芯測定方法を工程順に示す模式図である。
図2に示すように、被検レンズ60は、フランジ部62とレンズ部64とを有する。
先ず、治具26(図1参照)を介してXYテーブル24(図1参照)上に被検レンズ60を載置する。
次に、第1の測定器30(図1参照)を、被検レンズ60のレンズ部64の表面64aを測定可能な位置に配置する。
次に、回転スピンドル20(図1参照)を回転させて、被検レンズ60を回転させつつ、第1の測定器30で、表面64aの振れを測定する。この場合、図2に破線で表す被検レンズ60のように、表面64aが振れる。また、第1の測定部30による測定結果は、図5(a)に示す曲線Fとなる。振れは、1回転(0°〜360°)において、最大でδである。
次に、偏芯顕微鏡40で、被検レンズ60の中心と、回転スピンドル20の回転中心とが一致しているかを測定する。この場合、図2に示すように、被検レンズ60の中心と、回転スピンドル20の回転中心とが一致していない。
次に、XYステージ24を用いて、被検レンズ60を移動させて、図3に示すように、被検レンズ60の中心と、回転スピンドル20の回転中心とを一致させる。このとき、例えば、偏芯顕微鏡40を用いて、表示装置52を見ながら、オペレータがXYステージ24を操作する。
次に、ゴニオステージ22を用いて、被検レンズ60の傾きを調整し、図5(a)の曲線Aに示すように、1回転(0°〜360°)での表面64aの振れの最大値を測定精度の1/10以下にする。
これにより、被検レンズ60は、図4に示すように、被検レンズ60の中心と、回転スピンドル20の回転中心とが一致し、さらに、表面64aの振れが実質的にない状態に設置される。このように、被検レンズ60は、被検レンズ60の中心が回転スピンドル20の回転中心上にあり、レンズ60の光軸と直交する面(以下、レンズ面という)がXYステージ24の表面と平行である。以下、このような状態を「芯出し状態」という。
なお、本発明において、レンズ部の表面の振れが実質的にない状態とは、振れが測定精度の1/10以下であることをいう。この場合、測定精度が1μmであれば、振れの最大値は0.1μm以下である。
この芯出し状態にした後、回転スピンドル20(図1参照)を回転させて、被検レンズ60を回転させつつ、第2の測定器32により、被検レンズ60のフランジ部62の上面62aの変位量を測定する。すなわち、被検レンズ60のレンズ面の傾きを測定する。この測定結果(0°〜360°)を図5(b)に示す。
図5(b)に示すように、フランジ部62の上面62aの変位量の絶対値が最も大きい値Aを、以下に示すように、角度に換算することにより、被検レンズ60のレンズ面の傾きを測定することができる。このように、被検レンズ60のフランジ部62の上面62aの変位量により規定される被検レンズ60のレンズ面の傾きを角度偏芯Eμm)とする。
また、角度偏芯Eと同時に、第3の測定器34により、フランジ部62の外周面62bの変位を測定する。すなわち、被検レンズ60の中心のずれを測定する。この測定結果(0°〜360°)を図5(c)に示す。
図5(c)に示すように、フランジ部62の外周面62bの変位量の絶対値が最も大きい値Bを、被検レンズ60の中心のずれとする。このように、フランジ部62の外周面62bの変位量により規定される被検レンズ60の中心のずれを平行偏芯E(μm)とする。
また、本実施例の偏芯測定装置10は、角度偏芯E、および平行偏芯Eに加えて、図6(a)および(b)に示すように、面間偏芯Eも測定することができる。以下、面間偏芯Eについて説明する。
図6(a)に示す非球面レンズ70は、図2に示す非球面レンズ60と同様に、フランジ部72と、レンズ部74とを有するものである。レンズ部74は表面76と裏面78とを有する。レンズ部74は、表面76および裏面78ともに非球面である2面非球面レンズである。
図6(a)に示す非球面レンズ70においては、表面76の中心(第1の中心)位置と、裏面78の中心(第2の中心)位置とが一致している。この場合、面間偏芯E=0(μm)である。
一方、図6(b)に示す非球面レンズ70aにおいては、表面76の中心位置と、裏面78aの中心位置とが一致していない。すなわち、表面76の中心を通る中心線Cと、裏面78の中心を通る中心線Cとが一致していない。この中心線C、C間のずれが面間偏芯Eである。
例えば、カメラ付き携帯電話の撮像モジュールは、レンズの枚数を減らすために、レンズに2面非球面のものを用いている。このように、2面がともに非球面である場合、面間偏芯Eが大きいと、所定の光学特性を得ることができない。このため、レンズの枚数を減らす場合など、面間偏芯Eを小さいレンズを用いることが重要である。
次に、本実施例の面間偏芯Eの測定方法について説明する。
先ず、図7(a)に示すように、非球面レンズ70の表面76を上にして、治具26(図1参照)を介してXYテーブル24(図1参照)に非球面レンズ70を載置する。
次に、表面76の中心と、回転スピンドル20(図1参照)の回転中心とを一致させる。この表面76の中心と、回転スピンドル20の回転中心とを一致させる方法は、図3に示す方法と同様であり、その詳細な説明は省略する。
次に、フランジ部72の外周面72aの位置を第3の測定器34(図1参照)により測定する。
次に、図7(b)に示すように、非球面レンズ70の裏面78を上にして、非球面レンズ70を治具26を介してXYテーブル24に載置する。
次に、裏面78の中心と、回転スピンドルとを一致させる。この裏面78の中心と、回転スピンドルとを一致させる方法、図3に示す方法と同様であり、その詳細な説明は省略する。
次に、フランジ部72の外周面72aの位置を第3の測定器34(図1参照)により測定する。
非球面レンズ70においては、表面76および裏面78では、フランジ部72が共通である。このため、フランジ部72の外周面72aを基準として、表面76の中心位置および裏面78の中心位置の測定データを重ね合わせることにより、フランジ部72の外周面72aと表面76の中心との距離、およびフランジ部72の外周面72aと裏面78の中心との距離から、表面76の中心と、裏面78の中心とのずれ、すなわち、面間偏芯Eを求めることができる。
本実施例の偏芯測定器10においては、被検レンズ60を回転させる回転スピンドル20と、被検レンズ60の傾きを変えるゴニオテーブル22と、被検レンズ60の設置位置を変えるXYテーブル24とを設け、被検レンズ60の中心位置を測定する偏芯顕微鏡40と、被検レンズ60のレンズ部64の表面64aの振れを測定する第1の測定器30とを用いてモニタしながら、被検レンズ60の中心と回転スピンドル20との回転中心とを一致させる。この状態で、回転スピンドル20を回転させて、被検レンズ60を回転させつつ、被検レンズ60のフランジ部62の上面62aおよび外周面62bを、それぞれ第2の測定器32、および第3の測定器34で測定することにより、レンズの偏芯を各方向に分解して、角度偏芯Eおよび平行偏芯Eを測定することができる。この場合、被検レンズ60の中心と、回転スピンドル20との回転中心とが一致しているため、従来よりも高い精度で測定することができる。
また、レンズ部の両面について、中心位置およびフランジ部の外周面の位置を求めることにより、面間偏芯Eを求めることができる。なお、面間偏芯Eについても、偏芯顕微鏡40を用いて、被検レンズ60の中心と、回転スピンドル20との回転中心とを一致させているため高精度で測定することができる。
本実施例においてはその角度偏芯Eの測定精度は、0.00573°以下である。また、平行偏芯Eおよび面間偏芯Eの測定精度は、2μm以下である。なお、この平行偏芯Eおよび面間偏芯Eの測定精度は、1μm以下であることが好ましい。
ここで、角度偏芯Eの測定精度は、レンズの中心線を垂直方向に配置した場合、レンズの中心線の水平方向へのずれ量(上面62aの変位量(図4参照)、絶対値が最も大きい値A(図5(b)参照))が、垂直方向の延びる垂直線(以下、垂直線という)の長さ10mmに対して1μm以下である。
この角度偏芯Eの測定精度の最大値を角度θに換算すると、θ=tan−1(1(μm)/10(mm))=tan−1(1.0×10−4)=0.00573°となる。よって、角度偏芯Eの測定精度は、角度θで表せば0.00573°以下である。
これにより、被検レンズ60における角度偏芯E、平行偏芯Eおよび面間偏芯Eの測定結果と、被検レンズ60の光学特性とを比較することにより、角度偏芯E、平行偏芯Eおよび面間偏芯Eが、収差などの光学特性に与える影響を知ることができる。よって、所定の光学特性を得るに必要な精度を知ることができる。
また、本実施例の偏芯測定方法においては、回転スピンドル20の回転中心と、被検レンズ60の中心とを一致させ、さらに、被検レンズ60の傾きを調整した後に、被検レンズ60を回転させつつ、フランジ部の上面および側面を測定することにより、レンズの偏芯を各方向に分解して、角度偏芯E、および平行偏芯Eを測定することができる。しかも、回転テーブルの回転中心とが一致しているため、従来よりも高い精度で測定することができる。
また、レンズ部の両面について、中心を求めることにより、面間偏芯Eを求めることができる。
このように、本実施例の偏芯測定方法においては、回転スピンドル20の回転中心と、被検レンズ60の中心とを一致させ、さらに、被検レンズの傾きを調整することにより、容易、かつ高精度に角度偏芯E、平行偏芯Eおよび面間偏芯Eを測定することができる。
また、本実施例の偏芯測定方法においても、被検レンズ60における角度偏芯E、平行偏芯Eおよび面間偏芯Eの測定結果と、被検レンズ60の光学特性とを比較することにより、角度偏芯E、平行偏芯Eおよび面間偏芯Eが、収差などの光学特性に与える影響を知ることができる。よって、所定の光学特性を得るに必要な精度を知ることができる。
なお、本実施例の偏芯測定装置10および偏芯測定方法は、非球面レンズの偏芯測定に限定されるものではなく、例えば、球面レンズについても、非球面レンズと同様に、測定することができる。
次に、本発明の実施例に係るレンズ用金型について説明する。
図8(a)は、本発明の実施例に係るレンズ用金型を示す模式的断面図であり、(b)は、図8(a)に示すレンズ用金型により作製された非球面レンズを示す側面図である。
図8(a)に示すように、レンズ用金型80は、基本的に、下型82と、上型84と、第1の入れ子86と、第2の入れ子88とを有する。下型82と上型84とが合わさる線がパーティングラインPLである。このレンズ用金型80により、図8(b)に示す非球面レンズ92が作製される。この非球面レンズ92も、フランジ部94とレンズ部96とを有するものである。
下型82には、第1の入れ子86が挿入される第1の貫通孔82aが形成されている。下型82のパーティングラインPL側には、第1の貫通孔82aに連通する凹部82bが形成されている。この凹部82bは、作製される非球面レンズ92のフランジ部94を形成するためのものである。
また、上型84には、垂直方向において、第1の貫通孔82aに整合する位置に第2の貫通孔84aが形成されている。第1の貫通孔82aと第2の貫通孔84aは、垂直方向において、中心線が一致するように形成されている。第2の貫通孔84aは、第2の入れ子88が挿入される。
本実施例のレンズ用金型80においては、第1の入れ子86により、非球面レンズ92の裏面96bが形成される。また、第2の入れ子88により、非球面レンズ92の表面96aが形成される。
図8(a)に示すように、下型82と上型84とが合わされて、第1の入れ子86、および第2の入れ子88が、それぞれ第1の貫通孔82aおよび第2の貫通孔84aに挿入されることによりキャビティ90が形成される。
このキャビティ90となる領域に、ガラスまたは透明樹脂材料などの原料を供給し、下型82と上型84とが合わせられることにより、非球面レンズ92が形成される。
非球面レンズ92において、レンズ部96の表面96aが、第2の入れ子88の周面88aにより形成される。また、レンズ部96の裏面96bが、第1の入れ子86の凸面86aにより形成される。
図8(b)に示す非球面レンズ92について、本発明の偏芯測定装置10(図1参照)または偏芯測定方法により、角度偏芯E、平行偏芯E、および面間偏芯Eを測定する。これらの測定結果に基づいて、レンズ用金型80の調整が必要か否か判断される。
レンズ用金型80に調整が必要な場合、成形精度が出ていない測定項目(角度偏芯E、平行偏芯E、および面間偏芯E)に応じて、レンズ用金型80を調整する。
一般的に、凹部82bは放電加工により形成される。このため、凹部82bは、第1の入れ子86、第2の入れ子88、第1の貫通孔82a、および第2の貫通孔84aに比して加工精度が低い。そこで、非球面レンズ92のフランジ部94の成形精度が低い場合には、凹部82bを修正する。
また、面間偏芯Eの精度が低い場合には、下型82と上型84との位置決め精度を高くする。
このようにして、レンズ用金型80により作製された非球面レンズ92を測定し、この測定結果に基づいてレンズ用金型80を修正することにより、成形精度が高い非球面レンズ92を作製することができる。これにより、光学特性が優れた非球面レンズ92を得ることができる。よって、本実施例のレンズ用金型80により、作製された非球面レンズ92は、調整することなく、所定の光学特性を発揮するものである。
本発明のレンズ用金型により得られるレンズにおいて、角度偏芯Eは、レンズの中心線を垂直方向に配置した場合、中心線の水平方向へのずれ量(上面62aの変位量(図4参照)、絶対値が最も大きい値A(図5(b)参照))が、垂直線の長さ10mmに対して20μm以下である。なお、角度偏芯Eの最大値を角度θに換算すると、θ=tan−1(20(μm)/10(mm))=tan−1(0.02)=0.12°である。このように、角度偏芯Eは、角度θで表せば0.12°以下である。
また、本発明のレンズ用金型により得られるレンズにおいて、レンズの平行偏芯Eは、10μm以下であり、好ましくは5μm以下であり、さらに好ましくは2μm以下である。さらに、レンズの面間偏芯Eは、10μm以下であり、好ましくは5μm以下であり、さらに好ましくは2μm以下である。
レンズの平行偏芯Eは10〜20μmが現状の通常レベルの精度である。また、レンズの面間偏芯Eは10〜20μmが現状の通常レベルの精度である。
本実施例のレンズ用金型においては、1つの金型から同じレンズを複数個形成する場合、作製されるレンズを成形精度を高くでき、かつ品質を一定にすることができる。このため、大量生産に好適である。
特に、組レンズにおいては、従来の如く最適なレンズの組み合わせを調べることが不要となり、単に組み合わせるだけで、所定の光学特性を有する組レンズを得ることができる。すなわち、特別に調整する必要がないレンズを作製することができる。このため、撮像モジュールなどの組立工程を簡素化することができ、生産性を向上させることができる。これにより、本発明のレンズが用いられる製品の製造コスト、ひいては製品コストを低くすることができる。
また、口径が小さいレンズを用いた組レンズでは、単に組み立てるだけで、調整ができない場合でも、所定の光学特性を得ることができる。このため、装置の小型化にも対応することができる。
なお、本実施例のレンズ用金型80は、非球面レンズの作製に限定されるものではなく、例えば、球面レンズについても、非球面レンズと同様に、光学特性が優れたものを作製することができる。
以下、本発明のレンズ用金型により作製された非球面レンズが設けられた撮像モジュールについて説明する。この撮像モジュールに設けられる非球面レンズにおいては、上述の如く、角度偏芯Eは、レンズの中心線を垂直方向に配置した場合、中心線の水平方向へのずれ量(上面62aの変位量(図4参照)、絶対値が最も大きい値A(図5(b)参照))が、垂直線の長さ10mmに対して20μm以下である。なお、角度偏芯Eの最大値を角度θに換算すると、θ=tan−1(20(μm)/10(mm))=tan−1(0.02)=0.12°である。このように、角度偏芯Eは、角度θで表せば0.12°以下である。
また、レンズの平行偏芯Eは、10μm以下であり、好ましくは5μm以下であり、さらに好ましくは2μm以下である。さらに、レンズの面間偏芯Eは、10μm以下であり、好ましくは5μm以下であり、さらに好ましくは2μm以下である。
図9は、本発明の実施例に係る撮影モジュールを示す模式的側断面図である。
図9に示す撮像モジュール100と、アンプ(図示せず)と、A/D変換器(図示せず)に接続されて、撮像ユニットとして、カメラ付き携帯電話、およびデジタルカメラなどに用いられる。
なお、アンプは、撮影対象に応じて撮像モジュール100により得られる電荷を増幅するものである。A/D変換器は、アンプにより増幅された撮影対象に応じて得られた電荷をデジタル信号に変換し、このデジタル信号をメモリなどに出力するものである。
撮像モジュール100は、撮影対象に応じて生じる光を電荷に変換するものであり、例えば、CCDタイプのイメージセンサ、またはCMOSタイプのイメージセンサを有するものである。
図9に示すように、本実施例の撮像モジュール100は、基本的に、撮像部112と、鏡筒102と、非球面レンズ92とを有するものである。
この撮像モジュール100においては、撮像部112がフレキシブルプリント基板(以下、FPCという)110の表面110a上に実装されている。この撮像部112を囲むように鏡筒102が設けられている。
また、基板114と、FPC110とは、例えば、ワイヤーボンディング、またはタブボンディングの実装手段により接続されている。
撮像部112は、例えば、CCDイメージセンサ(以下、CCDセンサという)が用いられるものである。この撮像部112は、基板114に、例えば、フォトダイオードにより構成される受光部(図示せず)が格子状に配置されている受光領域116が形成されている。また、基板114には、アンプ、およびA/D変換器が形成されており、さらにはシフトレジスタなどのCCDを構成するに必要なものが、受光領域116の周辺に形成されている。このように、図9に示す撮像モジュール100は、実質的に撮像ユニットを示すものである。
また、基板114の表面には、受光領域116の周囲を囲むように隔壁118が形成されている。この隔壁118で囲まれた領域を覆うようにカバーガラス120が設けられている。このカバーガラス120により受光領域116は封止される。
さらに、撮像部112において、カバーガラス120の上面には、赤外線カットフィルタ124が設けられている。
鏡筒102は、円筒状の筐体104を有し、この筐体104は、一端部が閉塞されており、他端部が開口されている。筐体104の他端の周面に沿ってフランジ部106が設けられている。このフランジ部106は、例えば、外形が円または方形状を呈する環状の薄板により形成されている。また、筐体104の内径は、基板114を内部に収納できる大きさを有し、開口部104a内に基板114が収納される。
筐体104の一端部側の閉塞面104bには、筐体104の中心軸(図示せず)に相当する位置を中心として、撮影光が入射する貫通孔104cが形成されている。また、筐体104の一端部側の内部には、非球面レンズ92がレンズホルダ108を介して設けられている。また、鏡筒102のフランジ部106は、FPC110の表面110aに当接して設けられている。
撮像部112には、CCDセンサが用いられている。このCCDセンサの製造方法としては、例えば、シリコンウエハに多数のCCDセンサに対応する受光領域等を形成した後、シリコンウエハをダイシングして1個のCCDセンサ毎に切り出し、矩形のチップとし、さらにチップの上に隔壁を形成した後に、隔壁上にカバーガラスを載せて受光領域等を封止することにより製造する方法がある。
これ以外にも、このCCDセンサの製造方法としては、シリコンウエハに多数のCCDセンサに対応する受光領域等を形成した後、各CCDセンサに対応して隔壁を、例えば、碁盤目状に形成し、全てのCCDセンサを覆ってカバーガラスを貼着した後に、隔壁118を半分に切断するようにダイシングを行って製造する方法もある。
本実施例の撮像モジュール100において、非球面レンズ92は、光学特性が優れたものであるため、収差などが少ない良好な画質を得ることができる。また、上述の如く、非球面レンズ92を用いることにより、組立も容易となる。このため、撮像モジュール100の製造コスト、ひいては製品のコストを下げることができる。さらに、撮像モジュール100において、非球面レンズ92に変えて、組レンズとしても、組立が容易であり、製造コストも低くでき、製品コストも低くできる。
また、本発明のレンズ用金型を用いることにより、図10に示すような3つのレンズ132、134、136を組み合わせた組レンズ130を結像レンズとしても、光学特性が優れたものを得ることができる。
組レンズ130において、各レンズ132、134、136はフランジ部132a、134a、136aを有するものである。これらのフランジ部132a、134a、136aを相互に嵌合することにより、組レンズ130を構成している。このため、組レンズ130においては、各レンズ132、134、136はフランジ部132a、134a、136aは高い成形精度が要求される。しかしながら、本発明のレンズ用金型により作製された各レンズ132、134、136は成形精度が高い。
レンズ134の一面のフランジ部134aの内側に、レンズ132のフランジ部132aを嵌合し、レンズ134の他面のフランジ部134aの内側にレンズ136のフランジ部136aを嵌合し、レンズ132および136のフランジ部132a、136aのフランジ面(光軸方向から見たフランジ表面)をレンズ134に当接することにより、3つのレンズ132、134、136からなる組レンズ130とされる。
ここで、各レンズ132、134、136は、フランジ部132a、134a、136aを嵌合して適正に組み立てると、成形精度が高いため、各レンズ132、134、136の光軸が一致する。
すなわち、この組レンズ130は、フランジ部132a、134a、136aを嵌合して組み立てることにより、自動的に、レンズ間偏芯をなくして光軸が一致し、互いの光軸方向の位置決めも行なわれる。よって、この組レンズ130によれば、鏡筒に依存することなく、レンズ間偏芯を防止し、さらに光軸方向の位置決めを行うことができる。
このように、本発明のレンズ用金型を用いることにより、非球面レンズの組レンズであっても、特別な調整することなく、光軸が一致した精度が高いものを得ることができる。また、フランジ部を嵌合するだけであるため、組立工程を簡素化でき、生産性を向上させて、製造コスト、ひいては製品のコストを下げることができる。
本発明は、基本的に以上のようなものである。以上、本発明の偏芯測定装置、偏芯測定方法、レンズ用金型、および撮像モジュールについて詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変更をしてもよいのはもちろんである。
なお、本発明においては、レンズは、球面でも、非球面でも、フランジ部を有するものであれば、限定さえるものではない。例えば、非球面レンズの場合、少なくとも1つの面が非球面であればよい。
本発明の実施例に係る偏芯測定装置を示す模式図である。 本実施例の偏芯測定方法を工程順に示す模式図である。 図2の次工程を示す模式図である。 図3の次工程を示す模式図である。 (a)は縦軸に変位量をとり、横軸に回転スピンドルの回転角度をとって、被検レンズの振れの測定結果を示すグラフであり、(b)は縦軸に変位量をとり、横軸に回転スピンドルの回転角度をとって、被検レンズのフランジ部の上面の測定結果を示すグラフであり、(c)は縦軸に変位量をとり、横軸に回転スピンドルの回転角度をとって、被検レンズのフランジ部の外周面の測定結果を示すグラフである。 (a)および(b)は、本発明の面間偏芯Eの定義を説明する模式的断面図である。 (a)および(b)は、本発明の面間偏芯Eの測定方法を工程順に示す模式的断面図である。 (a)は、本発明の実施例に係るレンズ用金型を示す模式的断面図であり、(b)は、(a)に示すレンズ用金型により作製された非球面レンズを示す側面図である。 本発明の実施例に係る撮影モジュールを示す模式的側断面図である。 組レンズの構成を示す模式的断面図である。 (a)および(b)は、それぞれ、レンズを製造する金型を示す模式図である。
符号の説明
10 偏芯測定装置
12 基体
14 支柱
16 第1のアーム
18 第2のアーム
20 回転スピンドル
22 ゴニオステージ
22a 基部
22b 可動部
24 XYステージ
26 治具
30 第1の測定器
32 第2の測定器
34 第3の測定器
40 偏芯顕微鏡
42 光源
44 第1の鏡筒
46 ハーフミラー
48 第2の鏡筒
50 検出部
52 表示装置
60 被検レンズ
62、72、94、132a、134a、136a フランジ部
62a 上面
62b 周面
64、74、96 レンズ部
64a 表面
70、92 非球面レンズ
76 表面
78 裏面
80 レンズ用金型
82 下型
82a 第1の貫通孔
84 上型
84a 第2の貫通孔
86 第1の入れ子
86a 凸面
88 第2の入れ子
88a 周面
90、202a〜202d、204a〜204d キャビティ
100 撮像モジュール
102 鏡筒
104 筐体
108 レンズホルダ
110 フレキシブルプリント基板(FPC)
112 撮像部
114 基板
116 受光領域
118 隔壁
120 カバーガラス
130 組レンズ
132、134、136 レンズ
200、204 金型

Claims (2)

  1. 少なくとも1面が非球面により構成されているレンズ部とフランジ部とを有するレンズの角度偏芯、平行偏芯および面間偏芯を測定する偏芯測定装置であって、
    回転可能な回転テーブルと、
    前記回転テーブル上に設けられ、水平方向に移動できるとともに、垂直方向に対して傾斜でき、前記レンズが載置されるテーブルと、
    前記テーブルの上方に設けられ、前記レンズ部の中心と、前記回転テーブルの回転中心とが一致しているか否かを測定する中心位置測定部と、
    前記レンズを回転させた場合における前記レンズ部の振れを測定する第1の測定部と、
    前記レンズを回転させた場合における前記フランジ部の上面の変位量により規定される角度偏芯を測定する第2の測定部と、
    前記レンズを回転させた場合における前記フランジ部の外周面の変位量により規定される平行偏芯を測定するとともに、前記フランジ部の外周面の位置を測定する第3の測定部とを有し、
    前記レンズは、前記フランジ部が円筒状の治具で支持されて前記テーブルに載置されるものであり、
    前記回転テーブルを回転させて、前記第1の測定部により前記レンズ部の振れを測定し、前記中心位置測定部により、前記レンズ部の中心と前記回転テーブルの回転中心とが一致し、かつ前記回転テーブルを回転させた場合における前記レンズ部の振れの最大値が前記角度偏芯の測定精度および前記平行偏芯の測定精度の1/10以下と、前記レンズ部の振れが実質的にない状態にあるか否かを測定し、
    前記レンズ部の中心と前記回転テーブルの回転中心とが一致し、かつ前記回転テーブルを回転させた場合における前記レンズ部の振れが前記角度偏芯の測定精度および前記平行偏芯の測定精度に対して前記実質的にない状態である場合には、そのままの状態で前記回転テーブルを回転させて、前記第2の測定部により前記フランジ部の上面の変位量により規定される前記角度偏芯、および前記第3の測定部により前記フランジ部の外周面の変位量により規定される前記平行偏芯を測定し、
    前記レンズ部の中心と前記回転テーブルの回転中心とが一致せず、かつ前記回転テーブルを回転させた場合における前記レンズ部の振れがある場合、前記テーブルを調整して、前記レンズ部の中心と前記回転テーブルの回転中心とが一致し、かつ前記回転テーブルを回転させた場合における前記レンズ部の振れを前記角度偏芯の測定精度および前記平行偏芯の測定精度に対して前記実質的にない状態にした後、前記回転テーブルを回転させて、前記第2の測定部により前記フランジ部の上面の変位量により規定される前記角度偏芯、および前記第3の測定部により前記フランジ部の外周面の変位量により規定される前記平行偏芯を測定するとともに、
    さらに、前記テーブルに前記レンズを前記レンズ部の表面側を上にして載置した後、前記レンズ部の中心と前記回転テーブルの回転中心とを一致させ、かつ前記回転テーブルを回転させた場合における前記レンズ部の振れの最大値が前記面間偏芯の測定精度の1/10以下と、前記レンズ部の振れを実質的にない状態にした後、前記フランジ部の外周面と前記レンズ部の表面側の第1の中心位置との距離を前記第3の測定部により測定し、次に前記テーブルに前記レンズを前記レンズ部の裏面側を上にして載置した後、前記レンズ部の中心と前記回転テーブルの回転中心とを一致させ、かつ前記回転テーブルを回転させた場合における前記レンズ部の振れを前記面間偏芯の測定精度に対して前記実質的にない状態にした後、前記フランジ部の外周面と前記レンズ部の裏面側の第2の中心位置との距離を前記第3の測定部により測定し、前記フランジ部の外周面を基準として、前記第1の中心位置と前記第2の中心位置とのずれにより規定される前記面間偏芯を測定することを特徴とする偏芯測定装置。
  2. 少なくとも1面が非球面により構成されているレンズ部とフランジ部とを有するレンズの角度偏芯、平行偏芯および面間偏芯を測定する偏芯測定方法であって、
    回転可能な回転テーブル上に設けられた水平方向に移動できるとともに垂直方向に対して傾斜できるテーブルに前記レンズの前記フランジ部を円筒状の治具で支持して載置し、前記回転テーブルの回転中心と前記レンズ部の中心とを一致させるとともに、前記回転テーブルを回転させた場合における前記レンズ部の振れの最大値が前記角度偏芯の測定精度および前記平行偏芯の測定精度の1/10以下と、前記レンズ部の振れが実質的にない状態にする工程と、
    前記回転テーブルを回転させて、前記フランジ部の上面の変位量により規定される前記角度偏芯、および前記フランジ部の外周面の変位量により規定される前記平行偏芯を測定する工程とを有し、
    さらに、前記テーブルに前記レンズを前記レンズ部の表面側を上にして載置した後、前記レンズ部の中心と前記回転テーブルの回転中心とを一致させ、かつ前記レンズ部の振れの最大値が前記面間偏芯の測定精度の1/10以下と、前記レンズ部の振れを実質的になくした状態とし、この状態で前記フランジ部の外周面と前記レンズ部の表面側の第1の中心位置との距離を測定する工程と、
    前記テーブルに前記レンズを前記レンズ部の裏面側を上にして載置した後、前記レンズ部の中心と前記回転テーブルの回転中心とを一致させ、かつ前記レンズ部の振れを前記面間偏芯の測定精度に対して前記実質的になくした状態とし、この状態で前記フランジ部の外周面と前記レンズ部の裏面側の第2の中心位置との距離を測定する工程と、
    前記フランジ部の外周面を基準として、前記第1の中心位置と前記第2の中心位置とのずれにより規定される前記面間偏芯を測定する工程とを有することを特徴とする偏芯測定方法。
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