JP4698210B2 - 全閉形モータ駆動装置 - Google Patents

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本発明は、主巻線、該主巻線と一時的に併用される補助巻線、及び、回転速度に応じて前記補助巻線の電源スイッチ回路をオン/オフするガバナスイッチを有する全閉形モータを備える全閉形モータ駆動装置に関する。
主巻線及び補助巻線を有するモータの出力トルクを調節する方法として、モータの回転速度に応じて、前記補助巻線の電源スイッチ回路を機械的にオン/オフする機械式ガバナスイッチが用いられている。図5(a)は機械式ガバナスイッチを用いたモータの例を示す側面図であり、図5(b)は図5(a)に示すモータを用いたシュレッダの細断機構部分の例を示す上面図である。また、図6はモータの巻線部分の構成例を示すブロック図であり、図7は機械式ガバナスイッチの接点部分の例を示す模式図である。
図5(a)に示すように、モータ100は円筒形状をしており、外面の一部に開放穴118が設けられている。また、図5(b)に示すように、モータ100には減速機40が取付けられており、減速機40がフレーム50,50の一方に固定されている。モータ軸の回転は、減速機40を介して外部ギア42へ伝動され、外部ギア42が回転する。外部ギア42の回転は伝動ギア44に伝動され、カッター46bを駆動させる。また、カッター46bの駆動により、反転ギア48bから反転ギア48aに回転が伝動され、カッター46aが駆動される。
図6に示すように、モータ100は、主巻線100a及び補助巻線100bを備えており、主巻線100aはスイッチ4aを介して交流電源と接続され、補助巻線100bは機械式ガバナスイッチ103を介して前記スイッチ4aと接続されている。主巻線100a及び補助巻線100bとの巻線比は、主巻線:補助巻線=1:1.7である。また、図7に示すように、機械式ガバナスイッチ103は、固定片101及び可動片105からなる接点104と、モータ軸109に沿って摺動する摺動環108と、摺動環108を可動片105方向(A方向)に押圧する開閉腕106及びつるまきばね107とを備える。
モータ軸109が回転していない場合、図7(a)に示すように、つるまきばね107の力によって開閉腕106は閉じ、可動片105は摺動環108に押圧されて固定片101と接触し、接点104はオンになる。モータ軸109が回転した場合、開閉腕106に遠心力が作用し、開閉腕106が開いて、摺動環108が可動片105から離れる方向(B方向)に力が作用する。モータ軸109の回転速度が大きくなり、つるまきばね107によって開閉腕106が閉じる力よりも遠心力によって開閉腕106が開く力の方が大きくなった場合、図7(b)に示すように、摺動環108がB方向に摺動し、可動片105が押圧されなくなり、接点104はオフとなる。このように、機械式ガバナスイッチは、モータ軸109の回転速度の増減に応じた遠心力の増減を利用し、所定の回転速度にて補助巻線への通電の接点104のオン/オフを切換えて、モータ100の出力トルクを調整することができる。
しかし、機械式ガバナスイッチを用いた場合、機械式接点を開閉するため、起動音が発生するという問題がある。また、機械式ガバナスイッチを用いた場合、各スイッチの組立にバラツキが生じるため、チャタリングが発生し、回転不良となる場合があるという問題を有する。さらに、機械式ガバナスイッチは、機械式接点を開閉するため、寿命に限りがあるという問題を有する。これらの問題を解決する方法として、電源スイッチ回路として半導体スイッチ回路を用いることが考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特開昭61−273191号公報
図8(a)は電子式ガバナスイッチを用いたモータの例を示す背面図であり、図8(b)は側面図である。また、図9はモータの巻線部分の構成例を示すブロック図であり、図10は電子式ガバナスイッチの構成例を示すブロック図である。図9に示すように、図6の機械式ガバナスイッチ103に代えて、所定の回転速度でスイッチング動作する半導体スイッチ回路を有する電子式ガバナスイッチ3が用いられている。また、図8(a)、(b)に示すように、モータ軸9には磁石2が固定されており、磁石2の近傍にはホール素子21が配置されている。電子式ガバナスイッチ3は、図10に示すように、ホール素子21から信号を受取って、モータ軸9の回転速度を検出し、検出した回転速度が所定回転速度に達したか否かを判定する回転速度判定部32と、モータ軸9の回転速度が所定回転速度に達したと回転速度判定部32が判定した場合、補助巻線1aの通電を停止させる通電制御部34とを備える。
図11(a)、(b)はモータ軸9の回転速度とトルクとの関係を示す図である。モータ軸9が回転し始めてから所定回転速度vに達するまでは、電子式ガバナスイッチ3はオンであり、補助巻線1b及び主巻線1aの両方が通電されている。その後、モータ軸9の回転速度が所定回転速度vに達したと回転速度判定部32が判定した場合、電子式ガバナスイッチ3はオフとなり、補助巻線1bの通電は停止され、主巻線1aのみが通電される。そして、モータ軸9は負荷とつりあう回転速度まで上昇して一定となる。
その後、モータ軸9の回転速度が所定回転速度v以下になったと回転速度判定部32が判定した場合、電子式ガバナスイッチ3がオンとなり、補助巻線1bが再度通電され、補助巻線1b及び主巻線1aの両方に通電され、トルクを増加させる。このように、例えばモータ軸9に最大トルクを超える負荷が作用するなどして、補助巻線1bを再度通電させてトルクを増加させる場合、電源側の制限を超えた電流が流れることがあるという問題を有している。特に、シュレッダの場合、電源は単相100Vの商用電源(コンセント電源)であるため、容量に制限があり、補助巻線1bを再度通電させた際に、制限を超える電流が流れることがある。制限を超えた電流が流れた場合は、モータが備えるオートカット機能により、回転が停止される。そのため、図11(b)の斜線部分領域に示すように、回転速度が所定回転速度vに達した後は、所定回転速度v以上の領域しか使用できないという問題がある。
また、シュレッダの場合は、紙紛がモータ100の開放穴118から浸入し、機械式ガバナスイッチ103の作動不良が発生するなど、回転不良が生じたり、コイルに紙粉が付着したりすることがあるという問題を有している。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主巻線に対する補助巻線の巻線比を1.2以上1.4以下とすることにより、制限を超えた電流が流れることを抑制できる全閉形モータを備える全閉形モータ駆動装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、回転開始から所定回転速度に達するまでは電源スイッチ回路をオンにし、前記所定回転速度に一旦達した後は回転速度によらず前記電源スイッチ回路をオフにするように構成したことにより、制限を超えた電流が流れることを防止できる全閉形モータを備える全閉形モータ駆動装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、電源スイッチ回路に半導体スイッチ回路を用いることにより、前記所定回転速度に一旦達した後は回転速度によらず電源スイッチ回路をオフにすることができる全閉形モータを備える全閉形モータ駆動装置を提供することを他の目的とする。
発明に係る全閉形モータ駆動装置は、主巻線、該主巻線と一時的に併用される補助巻線、及び、回転速度に応じて前記補助巻線の電源スイッチ回路をオン/オフするガバナスイッチを有する全閉形モータと、減速機とを備え、前記全閉形モータを駆動し、駆動した全閉形モータの回転を前記減速機を介して、カッターを有する細断機構へ伝動する全閉形モータ駆動装置において、前記全閉形モータは、主巻線に対する前記補助巻線の巻線比が、1.2以上1.4以下であり、前記電源スイッチ回路は半導体スイッチ回路であり、前記ガバナスイッチは、前記全閉形モータの軸のストールを防止するストール防止部を備え、該ストール防止部は、抵抗及びキャパシタが直列接続された充電回路を有し、前記全閉形モータの回転開始から所定回転速度に達するまでは前記電源スイッチ回路をオンにすると共に、前記全閉形モータの回転開始から前記充電回路に通電し、前記所定回転速度に一旦達した後は、前記キャパシタの端子電圧により、回転速度によらず前記電源スイッチ回路をオフにするように構成してあることを特徴とする。
発明においては、モータの主巻線に対する補助巻線の巻線比を、1.2以上1.4以下にしているため、従来の主巻線:補助巻線=1:1.7と比較して、主巻線及び補助巻線の両方を通電させる起動トルクは低下するが、主巻線のみを通電させる最大トルクは増加する。例えばモータによって細断機構を駆動させるシュレッダにおいては、細断能力は最大トルクで決まるため、最大トルクを増加させることにより、細断性能が向上する。そして、細断性能が向上する分、電流値を減少させることが可能となり、電源の制限を超えた電流が流れることを抑制できる。また、回転を開始してから所定回転速度に達するまでは電源スイッチ回路をオンにするため、回転開始から所定回転速度に達するまでは補助巻線及び主巻線の両方が通電される。また、前記所定回転速度に一旦達した後は回転速度によらず前記電源スイッチ回路をオフにするため、回転速度が前記所定回転速度以下になった場合であっても、主巻線のみが通電される。前記所定回転速度に一旦達した後は、補助巻線を再度通電させることがないため、電源の制限を超えた電流が流れることを防止することができ、これにより、モータ軸のストールを防止できる。
発明においては、電源スイッチ回路として半導体スイッチ回路を用いることにより、回転開始から所定回転速度に達するまでは補助巻線を通電させるが、前記所定回転速度に一旦達した後は、回転速度が前記所定回転速度以下になっても補助巻線を通電させないように設定することが可能となる。また、半導体スイッチ回路を用いることにより、機械式スイッチに比べて、信頼性及び寿命が向上し、また、静音性が実現できる。
発明によれば、最大トルクを増加させることにより、制限を超えた電流が流れることを抑制でき、また、補助巻線を再度通電させないことにより、制限を超えた電流が流れることを防止できる。
発明によれば、所定回転速度に一旦達した後は回転速度によらず電源スイッチ回路をオフにすることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1(a)は本発明に係る全閉形モータ駆動装置の電子式ガバナスイッチを用いたモータの例を示す側面図であり、図1(b)は図1(a)に示すモータを駆動装置に用いたシュレッダの細断機構部分の例を示す上面図である。また、図2はモータの巻線部分の構成例を示すブロック図であり、図3(a)は電子式ガバナスイッチの構成例を示すブロック図である。
図1(a)に示すように、モータ10は円筒形状の全閉形である。また、図1(b)に示すように、モータ10には減速機40が取付けられており、減速機40がフレーム50,50の一方に固定されている。また、モータ10の減速機40と反対側には、支持部材52が取付けられており、支持部材52はフレーム50,50の他方に固定されている。より詳しくは、モータ10の減速機40と反対側には固定用ボス11が設けられており、支持部材52には貫通孔が設けられており、固定用ボス11が前記貫通孔に挿入されている。
モータ10の回転は、減速機40を介して外部ギア42へ伝動し、外部ギア42が回転する。外部ギア42の回転は伝動ギア44に伝動し、カッター46bを駆動させる。また、カッター46bが駆動されることにより、反転ギア48bから反転ギア48aに回転が伝動し、カッター46aが駆動される。
図2に示すように、モータ10は、主巻線10a及び補助巻線10bを備えており、主巻線10aはスイッチ4aを介して交流電源と接続され、補助巻線10bは電子式ガバナスイッチ30を介してスイッチ4aと接続されている。主巻線10a及び補助巻線10bとの巻線比は、主巻線:補助巻線=1:1.3である。また、図示しないが、モータ軸には磁石が固定されており、磁石の近傍にはホール素子21が配置されている。
電子式ガバナスイッチ30は、ホール素子21から信号を受取って、モータ軸の回転速度を検出し、検出した回転速度が所定回転速度に達したか否かを判定する回転速度判定部32と、モータ軸の回転速度が所定回転速度に達したと回転速度判定部32が判定した場合、補助巻線10bの通電を停止させる通電制御部(電源スイッチ回路、半導体スイッチ回路)34と、回転速度判定部32及び通電制御部34間に接続され、モータ軸のストールを防止するストール防止部36とを備える。
図3(b)はストール防止部36の構成例を示すブロック図である。ストール防止部36は、論理回路38と、論理回路38に接続されたRC回路とを備える。RC回路は、抵抗RとキャパシタCとが直列に接続され、抵抗R側が回転速度判定部32に接続され、キャパシタC側がグランドレベル端子に接続されている。回転速度判定部32は、モータ軸の回転が開始された場合、RC回路へ通電を行う。論理回路38には、回転速度判定部32からの入力信号を反転した信号と、抵抗R及びキャパシタCの接続点の信号を反転した信号が入力され、入力信号の論理和が通電制御部34へ出力される。
RC回路の抵抗RとキャパシタCとの各値は、モータ軸が回転を開始してから所定回転速度vに達するまでの時間よりも若干長い時間、キャパシタCで電荷を蓄積し続けることが可能な値に予め設定されている。そのため、モータ軸の回転開始から所定回転速度v以上のv+Δvに達するまでは、RC回路から論理回路38にロー信号を与え、v+Δvに達した後は、RC回路から論理回路38にハイ信号を与える。
図4(a)、(b)はモータ軸の回転速度とトルクとの関係を示す図である。モータ軸が回転し始めてから所定回転速度vに達するまでは、電子式ガバナスイッチ30はオンであり、補助巻線10b及び主巻線10aの両方に通電されている。より詳しくは、回転速度判定部32は、ホール素子21から受取った信号に基づいてモータ軸の回転速度を検出し、検出した回転速度と所定回転速度とを比較し、検出した回転速度の方が大きい場合はハイ信号をストール防止部36へ与え、小さい場合はロー信号を与える。よって、回転が開始されてから所定回転速度vに達するまでは、回転速度判定部32からストール防止部36(論理回路38)にロー信号が与えられ、またRC回路から論理回路38にロー信号が与えられるため、ストール防止部36から通電制御部34にハイ信号(スイッチオン)が与えられ、補助巻線10bが通電される。
その後、モータ軸の回転速度が所定回転速度vに達したと回転速度判定部32が判定した場合、回転速度判定部32からストール防止部36(論理回路38)にハイ信号が与えられるため、ストール防止部36から通電制御部34にロー信号(スイッチオフ)が与えられ、補助巻線10bの通電は停止される。
また、その後、モータ軸の回転速度が所定回転速度v以下になったと回転速度判定部32が判定した場合、回転速度判定部32からストール防止部36(論理回路38)にロー信号が与えられるが、RC回路から論理回路38にはハイ信号が与えられるため、ストール防止部36から通電制御部34にロー信号(スイッチオフ)が与えられ、補助巻線10bの通電は停止されたままになる。そのため、モータ軸の回転速度が所定回転速度v以下に低下した場合であっても、補助巻線10bは通電されず、主巻線10aのみが通電される。補助巻線10bに通電されないため、モータ軸の回転速度が所定回転速度v以下に低下した場合の電流の上昇を防止することができる。よって、モータが備えるオートカット機能により、モータ軸の回転が停止されることはなく、図4(b)の斜線部分領域に示すように、回転速度が所定回転速度vに達した後であっても、所定回転速度v以下の領域も使用可能となる。なお、電子式ガバナスイッチ30は、一度スイッチオンの状態になった場合、再度スイッチオンの状態にするためには、一旦モータの回転を停止させる必要がある。
なお、ストール防止部36は、論理回路38及びRC回路に限定はされず、回転開始から所定回転速度に一旦達した後は、通電制御部34にロー信号(スイッチオフ)を与える任意の構成とすることが可能である。また、電子式ガバナスイッチとストール防止部36とを組合せて用いることにより、回転開始から所定回転速度に一旦達した後は、通電制御部34にロー信号(スイッチオフ)を与える構成とすることも可能である。
また、主巻線10aと補助巻線10bとの巻線比は、主巻線:補助巻線=1:1.3であり、従来(図4(a)の破線)の主巻線:補助巻線=1:1.7と比べて、補助巻線10bの巻線比は低下し、主巻線10aの巻線比は増加している。そのため、主巻線10a及び補助巻線10bの両方に通電させた場合の起動トルクは従来(破線)よりも低下(例えば210%から190%)しているが、主巻線10aのみを通電させた場合の最大トルクは従来(破線)よりも増加(例えば250%から260%)している。シュレッダにおいては、起動トルクではなく、最大トルクによって細断を行っている。カッタ46a,46bに噛み込んだ紙を取出す場合に起動トルクは必要であるが、細断能力は最大トルクによって決まるため、最大トルクを重視した巻線比率としている。細断能力が向上した分、電流値を低下させることが可能となるため、電源の制限電流を超え難くなる。なお、巻線比は1:1.3に限定はされず、1:1.2〜1:1.4の任意の巻線比とすることが可能である。
また、所定の回転速度で半導体スイッチが動作する電子式ガバナスイッチ30を用いることにより、モータの回転による遠心力を利用する機械式ガバナスイッチで生じていた起動時又は停止時のスイッチ音は発生せず、静音性を実現できる。特にシュレッダはオフィスで使用されるため、静音性が求められている。また、電子式ガバナスイッチ30は、機械式ガバナスイッチと比べて、長寿命を実現できる。また、電子式ガバナスイッチ30は、組立のバラツキが少なく、組立のばらつきによるチャタリングの発生を防止できる。
また、モータ10に固定用ボス11を設けることにより、減速機40、モータ10、及び支持部材52を、フレーム50の一部として使用することができ、フレーム50の強度を向上させることができる。強度が向上するため、フレーム50の厚みなどを抑えて、フレーム50を小型化することができる。また、シュレッダの場合、カッタは消耗品であり、紙を細断することでカッタが磨耗するため、カッタを交換できるタイプのものもある。しかし、カッタが交換可能な場合、カッタが取外せるため、カッタ一体型のものと比べて、フレームの強度が低下する。このようなカッタが交換可能なシュレッダに、フレーム50の強度を向上できる本発明は好適である。
さらに、モータ10が全閉形であるため、モータ10内への紙粉の侵入を防ぎ、安全性及び信頼性を向上させることができる。また、内部のモータ軸の回転などによる気流がモータ外部に流れず、紙紛の拡散を防止することができる。また、全閉形であるため、モータ軸の回転音などがモータ外部に漏れ難くなり、静音性を実現できる。なお、全閉形の場合は、開放穴が無いため、放熱性が低下するが、上述したように電流値の増加を抑えることにより、発熱量が低下するため、問題は生じない。
また、モータ10の回転速度は、モータ軸の磁石及びホール素子21を用いる方法に限定はされず、例えば回転スリットを用いた光学式の回転速度検出方法を用いるなど、任意の回転速度検出方法を用いることが可能である。また、本発明の電子式ガバナスイッチにおいては、回転開始から所定回転速度に達するまで作動(オン)していればよいため、回転速度検出手段を設けずに、例えばタイマを用いて回転開始からの経過時間をカウントし、経過時間が所定時間(所定回転速度に達する時間)を超えるまで作動(オン)するように構成することも可能である。
(a)は本発明に係る全閉形モータ駆動装置の電子式ガバナスイッチを用いたモータの例を示す側面図であり、(b)は(a)に示すモータを駆動装置に用いたシュレッダの細断機構部分の例を示す上面図である。 モータの巻線部分の構成例を示すブロック図である。 (a)は電子式ガバナスイッチの構成例を示すブロック図であり、(b)はストール防止部の構成例を示すブロック図である。 モータ軸の回転速度とトルクとの関係を示す図である。 (a)は従来の機械式ガバナスイッチを用いたモータの例を示す側面図であり、(b)は(a)に示すモータを用いたシュレッダの細断機構部分の例を示す上面図である。 従来のモータの巻線部分の構成例を示すブロック図である。 従来の機械式ガバナスイッチの接点部分の例を示す模式図である。 (a)は従来の電子式ガバナスイッチを用いたモータの例を示す背面図であり、(b)は側面図である。 従来のモータの巻線部分の構成例を示すブロック図である。 従来の電子式ガバナスイッチの構成例を示すブロック図である。 従来のモータ軸の回転速度とトルクとの関係を示す図である。
符号の説明
10 モータ
10a 主巻線
10b 補助巻線
11 固定用ボス
30 電子式ガバナスイッチ
32 回転速度判定部
34 通電制御部
36 ストール防止部
38 論理回路
40 減速機
46a、46b カッタ
52 支持部材

Claims (1)

  1. 主巻線、該主巻線と一時的に併用される補助巻線、及び、回転速度に応じて前記補助巻線の電源スイッチ回路をオン/オフするガバナスイッチを有する全閉形モータと、減速機とを備え、前記全閉形モータを駆動し、駆動した全閉形モータの回転を前記減速機を介して、カッターを有する細断機構へ伝動する全閉形モータ駆動装置において、
    前記全閉形モータは、主巻線に対する前記補助巻線の巻線比が、1.2以上1.4以下であり、
    前記電源スイッチ回路は半導体スイッチ回路であり、
    前記ガバナスイッチは、前記全閉形モータの軸のストールを防止するストール防止部を備え、該ストール防止部は、抵抗及びキャパシタが直列接続された充電回路を有し、前記全閉形モータの回転開始から所定回転速度に達するまでは前記電源スイッチ回路をオンにすると共に、前記全閉形モータの回転開始から前記充電回路に通電し、前記所定回転速度に一旦達した後は、前記キャパシタの端子電圧により、回転速度によらず前記電源スイッチ回路をオフにするように構成してあることを特徴とする全閉形モータ駆動装置
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