JP2003339576A - 便座・便蓋の自動開閉装置 - Google Patents

便座・便蓋の自動開閉装置

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JP2003339576A
JP2003339576A JP2002154270A JP2002154270A JP2003339576A JP 2003339576 A JP2003339576 A JP 2003339576A JP 2002154270 A JP2002154270 A JP 2002154270A JP 2002154270 A JP2002154270 A JP 2002154270A JP 2003339576 A JP2003339576 A JP 2003339576A
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toilet seat
toilet
drive motor
opening
toilet lid
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JP2002154270A
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Hiroshi Inoue
浩 井上
Kazutsugu Hayashi
和嗣 林
Shinji Fujii
眞司 藤井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 便蓋や便座の動作中に障害物が当たった場合
に駆動モータや伝達手段の過負荷を防止する。 【解決手段】 便蓋1及び/又は便座2を開閉駆動する
ための駆動モータ3と、便蓋1及び/又は便座2へ駆動
モータ3からの動力を減速して伝達する伝達手段4と、
駆動モータ3の出力軸から伝達手段4を介した便蓋1及
び/又は便座2までの経路のいずれかに構成され、駆動
モータ3の回転運動の有無を検出する回転動検出手段5
とを設ける。駆動モータ3の回転方向を制御して便蓋1
及び/又は便座2の開動作及び閉動作の切り換えを行
い、回転動検出手段5からの検出情報を角度変化量と時
間巾によって判断し、ロック検知条件との比較で回転運
動がない状態と判断した時、ロック検知処理を行い、駆
動モータ3を逆転して便蓋1及び/又は便座2の開動作
或いは閉動作を初期位置に戻す制御手段6を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、局部洗浄装置付き
の便座装置などにおける便座・便蓋の自動開閉装置に関
し、特に、便蓋や便座の開閉途中の障害物に対する動作
の信頼性を高めるようにするための技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来便器に装備される便座装置として人
体の局部に洗浄水を噴射して洗浄する機能を有する局部
洗浄装置付きの便座装置が知られている。この便座装置
には便蓋、便座が回動自在に取付けてある。そして、便
座装置に取付けた便蓋、便座は、断面略楕円形状をした
回転軸の長手方向の一端部を支持端部として回動自在に
された構成となっており、開動作時は負荷(支持端部で
回動させる時の回転軸に必要なトルク)が大きく、閉動
作時には負荷が小さいという性質がある。
【0003】従来、この特性に着目して、この種の便
蓋、便座の開閉を行う自動開閉装置が、例えば、実開昭
61−147097号公報に開示してある。この実開昭
61−147097号公報に開示された従来例は、便座
の開動作時はモータを定格電圧で駆動し、便座の閉動作
時は定格電圧以下の低い電圧で駆動するようにしてい
る。
【0004】ところで、開閉途中の便座、便蓋が人など
の障害物によって停止された場合、モータに過負荷がか
かり、過負荷状態が続くことで過電流が連続的に流れて
電気子巻線を焼損してしまうという問題がある。
【0005】そこで、上記公報や実開昭55−1485
00号公報等には、便蓋、便座を支持した回転軸に対し
てモータを減速手段とクラッチを介して連通させる技術
が開示してある。更に、実開平4−138397号公報
においては、モータの回転動検出手段を設け、モータの
回転動がない時にモータを停止あるいは逆回転させる技
術が開示してある。
【0006】しかしながら、クラッチを用いたものに関
しては、摩擦板等の常加圧摩擦クラッチであり、開閉途
中の僅かに人手が触れる程度の過負荷時はまだしも、便
蓋上に物が置かれている等の異常過負荷時に到っては、
長時間の過負荷状態が続き問題となる。更に、回転動検
出手段を設けている場合においては、モータの回転がな
い場合に停止あるいは逆回転させるため、人が手で触れ
ているような状態、すなわち、僅かにモータが回転して
いる場合には検出されない可能性があり、結果としてモ
ータに長時間の過負荷が続くという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、便蓋や便座の開動作や閉動作
時に障害物が便蓋や便座に当たって停止させるようにし
た場合に駆動モータや伝達手段への過負荷対策を完全に
行い得る便座・便蓋の自動開閉装置を提供することを課
題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る便座・便蓋の自動開閉装置は、便蓋1及
び/又は便座2を開閉駆動するための駆動モータ3と、
前記便蓋1及び/又は便座2へ前記駆動モータ3からの
動力を減速して伝達するための伝達手段4と、前記駆動
モータ3の出力軸から伝達手段4を介した前記便蓋1及
び/又は便座2までの経路のいずれかに構成され、前記
駆動モータ3の回転運動の有無を検出する回転動検出手
段5と、前記駆動モータ3の回転方向を制御して便蓋1
及び/又は便座2の開動作及び閉動作の切り換えを行う
と共に、前記回転動検出手段5からの検出情報を角度変
化量と時間巾によって判断し、ロック検知条件との比較
によって、回転運動がない状態と判断した時、ロック検
知処理を行い、前記駆動モータ3を逆転して前記便蓋1
及び/又は便座2の開動作或いは閉動作を初期位置に戻
す制御手段6とを備えて成ることを特徴とするものであ
る。このような構成とすることで、便蓋1や便座2の開
動作や閉動作時に障害物が便蓋1や便座2に当たって停
止させるようにした場合、回転動検出手段5からの検出
情報を角度変化量と時間巾によりこれを検知してロック
検知処理を行い、駆動モータ3を逆転して前記便蓋1や
便座2の開動作或いは閉動作を初期位置に戻して駆動モ
ータ3や伝達手段4への過負荷を防ぐことができるもの
である。
【0009】また、便蓋1及び/又は便座2を開閉駆動
するための駆動モータ3と、前記便蓋1及び/又は便座
2へ前記駆動モータ3からの動力を減速して伝達するた
めの伝達手段4と、前記駆動モータ3の出力軸から伝達
手段4を介した前記便蓋1及び/又は便座2までの経路
のいずれかに構成され、前記駆動モータ3の回転運動の
有無を検出する回転数検出手段と、前記駆動モータ3の
回転方向を制御して便蓋1及び/又は便座2の開動作及
び閉動作の切り換えを行うと共に、前記回転数検出手段
で検出した検出情報とロック検知条件との比較によっ
て、回転運動がない状態と判断した時、ロック検知処理
を行い、前記駆動モータ3を逆転して前記便蓋1及び/
又は便座2の開動作或いは閉動作を初期位置に戻す制御
手段6とを備えて成ることを特徴とするものであっても
よい。このような構成とすることで、便蓋1や便座2の
開動作や閉動作時に障害物が便蓋1や便座2に当たって
停止させるようにした場合、回転数検出手段からの検出
情報により回転数を検知してロック検知処理を行い、駆
動モータ3を逆転して前記便蓋1や便座2の開動作或い
は閉動作を初期位置に戻して駆動モータ3や伝達手段4
への過負荷を防ぐことができるものである。
【0010】また、回転運動がない状態と判断した時、
ロック検知処理を行い、前記駆動モータ3を逆転して、
更に所定の角度に達した時にブレーキ動作を行い、前記
便蓋1及び/又は便座2の開動作あるいは閉動作を戻す
制御手段6を備えていることが好ましい。このような構
成とすることで、開動作あるいは閉動作が所定角度に達
した以降ブレーキがかかり、例えば便座2や便蓋1が便
器に衝突する衝撃を和らげることができるものである。
【0011】また、便蓋1及び/又は便座2のカバーの
有無を開閉動作運動時に判断し、その検出情報によっ
て、回転運動の有無を判断し、ロック検知条件を変更
し、便蓋1及び/又は便座2のカバーの有無でロック検
知処理を異にすることが好ましい。このような構成とす
ることで、カバーの有無のいずれであっても、確実に便
蓋1や便座2の開動作や閉動作時に障害物が便蓋1や便
座2に当たって停止させるようにした場合に駆動モータ
3や伝達手段4への過負荷を防ぐことができるものであ
る。
【0012】また、回転運動がない状態と判断し、ロッ
ク検知処理を行い、初期値に戻るまでの動作期間中にお
いて、ロック解除の情報が入った時には、ロック解除処
理を行い、ロック検知処理以前の動作に戻すように制御
する制御手段6を備えることが好ましい。このような構
成とすることで、便蓋1や便座2の開動作や閉動作時に
障害物が便蓋1や便座2に当たって停止させるようにし
た場合に駆動モータ3や伝達手段4への過負荷を防ぎ、
しかも、障害物が除去された場合にロック解除の情報が
入ると、再び、ロック解除処理以前の動作に戻って所定
の開又は閉動作を行うものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0014】図3には便器8の後部上面に便座装置9を
取付けた状態を示し、便座装置9は本体部10に便蓋
1、便座2がそれぞれ回転軸11により回動自在に取付
けてある。本体部10には便蓋1、便座2を自動的に回
動して開閉するための開閉機構部12が内装してある。
また、局部洗浄機能部を設けてある場合と局部洗浄機能
部が設けてない場合があり、局部洗浄機能部を設けた場
合は便座装置9は局部洗浄機能付き便座装置9となるも
のである。
【0015】図1、図2には本体部10内に内装した開
閉機構部12が示してある。開閉機構部12は、駆動モ
ータ3と、駆動モータ3の出力軸に順次結合したギアよ
りなる第1、第2、第3、第4、第5減速手段14a、
14b、14c、14d、14eからなる伝達手段4
と、最終の減速手段14eに結合したスプリング13と
で主体を構成してあり、この開閉機構部12は本体部1
0内に内装したケース15内に組み込んである。
【0016】最終の減速手段14eに回転軸11が結合
してあり、回転軸11に便蓋1や便座2が取付けてあ
る。なお、後述する図5に示す実施形態においては開閉
機構部12として便蓋1用と便座2用とがあり、したが
って駆動モータ3として便蓋用駆動モータ3aと便座用
駆動モータ3bとがある。
【0017】スプリング13はねじりばねであり、その
一端部をケース15に設けたボス16に掛け止めしてあ
ると共に他端部を第5減速手段14eを構成するギアに
掛け止めしてあり、便蓋1や便座2に開方向に付勢力を
与えてあって、開動作方向のトルク軽減を行うようにな
っている。
【0018】前記駆動モータ3の出力軸から伝達手段4
を介した前記便蓋1及び/又は便座2までの経路のいず
れかに駆動モータ3の回転運動の有無を検出する回転動
検出手段5が設けてある。実施形態においては、減速手
段4のいずれかのギア(図1に示す実施形態においては
第3の減速手段14cを構成するギア)に回転動検出手
段5を構成するロータリーボリュームが同軸上に取付け
てある。ロータリーボリュームとしては便蓋用の開閉機
構部12に設けるロータリーボリューム5aと、便座用
の開閉機構部12に設けるロータリーボリューム5bと
がある。
【0019】回転動検出手段5を構成する上記ロータリ
ーボリュームの各角度における出力電圧の関係は図4の
ようになっている。すなわち、便蓋1や便座2の開閉動
作においてロータリーボリュームの出力電圧の変化によ
り、便蓋1や便座2動作状態を把握することができるよ
うになっている。
【0020】図5には本発明において駆動モータ3を励
磁する回路図が示してある。図5において、6はマイコ
ンよりなる制御手段、17は集積回路よりなるモータド
ライブ、17a、17b、17c、17dはモータドラ
イブ17に設けたスイッチング素子、3aは便蓋用駆動
モータ、3bは便座用駆動モータ、RY1は制動用リレ
ー、RY2は駆動用モータと電源との間に接続してある
便蓋・便座切換え用のリレー、5aは便蓋用のロータリ
ーボリューム、5bは便座用のロータリーボリュームで
ある。
【0021】便蓋用駆動モータ3a、便座用駆動モータ
3bの駆動制御は制御手段6により行っており、制御手
段6を構成するマイコンの出力端子AがHレベルとなる
とモータドライブ17のスイッチング素子17a、17
cをオンにし、駆動用モータ3(便蓋用駆動モータ3
a、便座用駆動モータ3b)を正転させる(以下正転が
便蓋1、便座2を開く方向と一致するものとする)。ま
た、マイコンの出力端子BがHレベルとなると駆動用モ
ータ3(便蓋用駆動モータ3a、便座用駆動モータ3
b)を逆転させる(以下逆転が便蓋1、便座2を閉じる
方向と一致するものとする)。また、マイコンの出力端
子Cにより便蓋・便座切換え用のリレーRY2の接点1
8a、18bを切り換えて便蓋用駆動モータ3aと便座
用駆動モータ3bとの切り換えを行うようになってお
り、出力端子CがLレベルの時は便蓋・便座切換え用の
リレーRY2の接点18aが接続され、出力端子CがH
レベルとなると便蓋・便座切換え用のリレーRY2の接
点18bが接続されるようになっている。マイコンの出
力端子Dは制動用リレーRY1の接点をオン、オフする
ためのもので、出力端子DがHレベルとなると制動用リ
レーRY1の接点をオンとして便蓋用駆動モータ3a及
び便座用駆動モータ3bの両端部を短絡させ、便蓋用駆
動モータ3a及び便座用駆動モータ3bのブレーキ制動
を行うようになっている。
【0022】次に、各々の動作における回路の動作につ
き説明する。
【0023】便蓋1開動作の時は、マイコンの出力端子
AがHレベルとなってモータドライブ17のスイッチン
グ素子17a、17cをオンにし、更に、出力端子Bが
Lレベル、出力端子CがLレベル、出力端子DがLレベ
ルとなるように制御され、これによりVcが便蓋用駆動
モータ3aに印加され、便蓋用駆動モータ3aが正転
し、便蓋1が開動作する。
【0024】また、便蓋1閉動作の時は、マイコンの出
力端子BがHレベルとなってモータドライブ17のスイ
ッチング素子17b、17dをオンにし、更に、出力端
子AがLレベル、出力端子CがLレベル、出力端子Dが
Lレベルとなるように制御され、これによりVcが便蓋
用駆動モータ3aに印加され、便蓋用駆動モータ3aが
逆転し、便蓋1が閉動作する。
【0025】また、便座2開動作の時は、マイコンの出
力端子AがHレベルとなってモータドライブ17のスイ
ッチング素子17a、17cをオンにし、更に、出力端
子BはLレベル、出力端子CはHレベルとなって便蓋・
便座切換え用のリレーRY2が励磁されてリレー接点1
8bに接続されるように制御される。このことによりV
cが便座用駆動モータ3bに印加され、便座用駆動モー
タ3bが正転し、便座2が開動作する。
【0026】また、便座2閉動作の時は、マイコンの出
力端子BがHレベルとなってモータドライブ17のスイ
ッチング素子17b、17dをオンにし、更に、出力端
子AはLレベル、出力端子CはHレベルとなって便蓋・
便座切換え用のリレーRY2が励磁されてリレー接点1
8bに接続されるように制御される。このことによりV
cが便座用駆動モータ3bに印加され、便座用駆動モー
タ3bが逆転し、便座2が閉動作する。
【0027】また、ブレーキ動作は、出力端子DがHレ
ベルとなった場合に制動用リレーRY1をの接点がオン
となって、便蓋用駆動モータ3a及び便座用駆動モータ
3bの両端部を抵抗を介して短絡し、これにより逆起電
圧による電流を吸収する。
【0028】次に、上記のような便蓋1、便座2の動作
中に障害物に当たった場合の動作を説明する。
【0029】例えば、便座2の開動作中に便座2に人手
等の障害物が当たった場合につき説明する。
【0030】便座2の通常の動作におけるロータリーボ
リューム5bの出力電圧と便座角度との関係は図6のよ
うになっている。一方、便座2の動作中に障害物が当た
ると、図7に示すように、ある設定された時間t1にお
けるロータリーボリューム5bの変化がある設定値ΔV
1に満たない場合(ΔV1>V/t1)は、マイコンに
よってロックしていると判断し、ロック検知処理を行
う。また、開方向とは逆に、すなわち、開動作中である
にもかかわらず、障害物の影響で閉方向に動いて、ある
設定値ΔV2以上変化している場合(ΔV2<V/t
1)にもマイコンによってロックと判断し、ロック検知
処理を行う。
【0031】ロック検知処理はマイコンの出力端子Aを
Lレベルにし、便座用駆動モータ3bへの出力を停止し
た上でマイコンの出力端子BをHレベルにし、便座用駆
動モータ3bを逆転させる。このようにして、この場合
においては便座2を初期の位置、すなわち角度0°の閉
じている状態に戻すのである。特に、このような動作の
後、ある設定した角度に達した時にマイコンの出力端子
A、BをそれぞれLレベルにし、出力端子CはHレベル
の状態を維持し、出力端子DをHレベルにし、ブレーキ
動作を行うことによって、便座2の便器8に対する衝撃
を和らげることができる。このような便座2開動作中に
おける障害物が当たった場合におけるロック検知からロ
ック検知処理を行うまでのタイムチャートを図9に示
し、フローチャートを図10に示す。なお、図8は便座
2の通常開動作におけるタイムチャートを示している。
【0032】上記実施形態では便座2の開動作中に障害
物が当たった場合を説明したが、便蓋1の閉動作中に障
害物が当たった場合も同じ動作を行う。また、便座2の
閉動作中に障害物が当たった場合、便蓋1の開動作中に
障害物が当たった場合も回転動検出手段5からの検出情
報を角度変化量と時間巾によって判断し、ロック検知条
件との比較によって、回転運動がない状態と判断した
時、ロック検知処理を行い、前記駆動モータ3を逆転し
て前記便蓋1及び/又は便座2の閉動作を初期位置(つ
まり全開位置)に戻すように制御する。
【0033】ところで、上記実施形態では、回転動検出
手段5からの検出情報を角度変化量と時間巾によって判
断し、ロック検知条件との比較によって、回転運動がな
い状態と判断した時、ロック検知処理を行い、前記駆動
モータ3を逆転して前記便蓋1及び/又は便座2の開動
作或いは閉動作を初期位置に戻すように制御手段6によ
り制御する例であるが、駆動モータ3(便蓋用駆動モー
タ3a、便座用駆動モータ3b)の回転数を直接回転数
検出手段(便蓋回転数検出手段、便座回転数検出手段)
により検出し、ロック検知条件との比較によって、回転
運動がない状態と判断した時、ロック検知処理を行い、
前記駆動モータ3を逆転して前記便蓋1及び/又は便座
2の開動作或いは閉動作を初期位置に戻すように制御手
段6により制御してもよい。例えば、駆動モータ3の回
転数を直接検出する場合においては、検出した回転数n
とある設定した回転数Nを比較し、N>nの場合におい
てマイコンによってロックしていると判断し、ロック検
知処理を行うようにしてもよい。駆動モータ3a、便座
用駆動モータ3bの回転数を検出する回転数検出手段と
しては例えば、ロータリエンコーダ、あるいは駆動モー
タ3aや便座用駆動モータ3bの負荷電流を検出するこ
とで回転数を検出するものなどを挙げることができる。
【0034】ところで、便蓋1、便座2にカバーを取付
けているかどうか、つまり、カバーの有無により便蓋
1、便座2の開速度、閉速度は変化するものである。そ
こで、カバーを付けていない場合とカバーを付けた場合
における便蓋1、便座2の正常時の開動作、閉動作のロ
ータリーボリュームの各角度における出力電圧のデータ
をあらかじめ制御手段6にデータとして蓄積しておき、
便蓋1、便座2の開動作、閉動作の際のロータリーボリ
ュームの出力電圧によりカバー付きであるか、カバー無
しであるかを判定し、カバーを取付けていないと判断し
た場合には前述のロック検知条件すなわちΔV1及びΔ
V2、Nの設定値を変えるようにしてもよいものであ
る。これによりカバーを取付けた場合においても正確に
ロック検知ができるものである。
【0035】また、ロック検知処理中に何らかの情報が
入力されると、例えば、リセットスイッチを押すなどし
た場合には、ロック検知処理を解除して通常動作に戻す
ように制御手段6により制御するようにしてもよい。す
なわち、便座2開動作中に障害物に当たった場合を例と
して説明すると、便座2開動作中に障害物に当たってロ
ック検知を判定し、ロック検知処理を行い、便座2が閉
となるように動作が移っても、リセットボタン等のロッ
ク解除情報を入れることによって再度通常動作(この場
合においては便座2開動作)に移ることができるように
制御するものである。
【0036】このように本実施形態によれば、駆動モー
タ3と接続されている第3の減速手段14cを構成する
ギアに取付けた回転動検出手段5を構成するロータリー
ボリュームの出力電圧を検出することで、便蓋1及び/
又は便座2の開閉方向の双方に関して回転運動の有無を
認識する。これによりロック時の駆動モータ3やギアよ
りなる第1、第2、第3、第4、第5減速手段14a、
14b、14c、14d、14eにかかる過負荷を防ぐ
ことができて、信頼性の高い過負荷対策を行うことがで
きるものである。
【0037】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、駆動モータの出力軸から伝達手段を介し
た前記便蓋及び/又は便座までの経路のいずれかに駆動
モータの回転運動の有無を検出する回転動検出手段を設
け、前記駆動モータの回転方向を制御して便蓋及び/又
は便座の開動作及び閉動作の切り換えを行うと共に、前
記回転動検出手段からの検出情報を角度変化量と時間巾
によって判断し、ロック検知条件との比較によって、回
転運動がない状態と判断した時、ロック検知処理を行
い、前記駆動モータを逆転して前記便蓋及び/又は便座
の開動作或いは閉動作を初期位置に戻す制御手段を備え
ているので、開動作及び閉動作時に障害物が便座や便蓋
に当たってスリップさせたり停止させたりした場合に、
回転動検出手段からの検出情報を角度変化量と時間巾に
よりこれを検知してロック検知処理を行い、駆動モータ
を逆転して便蓋や便座の開動作或いは閉動作を初期位置
に戻して駆動モータや伝達手段への過負荷を防ぐことが
できるものである。
【0038】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、駆動モータの出
力軸から伝達手段を介した前記便蓋及び/又は便座まで
の経路のいずれかに駆動モータの回転運動の有無を検出
する回転数検出手段を設け、駆動モータの回転方向を制
御して便蓋及び/又は便座の開動作及び閉動作の切り換
えを行うと共に、前記回転数検出手段で検出した検出情
報とロック検知条件との比較によって、回転運動がない
状態と判断した時、ロック検知処理を行い、前記駆動モ
ータを逆転して前記便蓋及び/又は便座の開動作或いは
閉動作を初期位置に戻す制御手段を備えているので、開
動作及び閉動作時に障害物が便座や便蓋に当たってスリ
ップさせたり停止させたりした場合に、回転数検出手段
からの検出情報により回転数を検知してロック検知処理
を行い、駆動モータを逆転して便蓋や便座の開動作或い
は閉動作を初期位置に戻して駆動モータや伝達手段への
過負荷を防ぐことができるものである。
【0039】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、回
転運動がない状態と判断した時、ロック検知処理を行
い、前記駆動モータを逆転して、更に所定の角度に達し
た時にブレーキ動作を行い、前記便蓋及び/又は便座の
開動作あるいは閉動作を戻す制御手段を備えているの
で、開動作あるいは閉動作が所定角度に達した以降ブレ
ーキがかかり、例えば便座や便蓋が便器に衝突する衝撃
を和らげることができるものである。
【0040】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、便
蓋及び/又は便座のカバーの有無を開閉動作運動時に判
断し、その検出情報によって、回転運動の有無を判断
し、ロック検知条件を変更し、便蓋及び/又は便座のカ
バーの有無でロック検知処理を異にするので、カバーを
取付けた場合、カバーを取付けていない場合のいずれで
あっても、確実に便蓋や便座の開動作や閉動作時に障害
物が便蓋や便座に当たって停止させるようにした場合に
駆動モータや伝達手段への過負荷を防ぐことができるも
のである。
【0041】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え
て、回転運動がない状態と判断し、ロック検知処理を行
い、初期値に戻るまでの動作期間中において、ロック解
除の情報が入った時には、ロック解除処理を行い、ロッ
ク検知処理以前の動作に戻すように制御する制御手段を
備えているので、便蓋や便座の開動作や閉動作時に障害
物が便蓋や便座に当たって停止させるようにした場合に
駆動モータや伝達手段への過負荷を防ぎ、しかも、障害
物が除去された場合にロック解除の情報が入ると、再
び、ロック解除処理以前の動作に戻って所定の開又は閉
動作を行うことができて、動作がスムーズに行えるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の便座・便蓋の自動開閉装置の断面図で
ある。
【図2】同上の伝達手段を示す断面図である。
【図3】同上の便座装置を便器に取付けている状態を示
す側面図である。
【図4】同上のロータリーボリュームの各角度における
出力電圧の関係を示すグラフである。
【図5】同上の駆動モータを励磁する回路図である。
【図6】同上の便座の通常の動作におけるロータリーボ
リュームの出力電圧と便座角度との関係を示すグラフで
ある。
【図7】同上の便座に障害物が当たった場合の動作時の
ロータリーボリュームの出力電圧と便座角度との関係を
示すグラフである。
【図8】同上の便座の通常開動作におけるタイムチャー
トである。
【図9】同上の便座開動作中における障害物が当たった
場合におけるロック検知からロック検知処理を行うまで
のタイムチャートである。
【図10】同上の便座開動作中における障害物が当たっ
た場合におけるロック検知からロック検知処理を行うま
でのフローチャートである。
【符号の説明】
1 便蓋 2 便座 3 駆動モータ 4 伝達手段 5 回転動検出手段 6 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 眞司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2D037 AA02 AB07 AB13 AB16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便蓋及び/又は便座を開閉駆動するため
    の駆動モータと、前記便蓋及び/又は便座へ前記駆動モ
    ータからの動力を減速して伝達するための伝達手段と、
    前記駆動モータの出力軸から伝達手段を介した前記便蓋
    及び/又は便座までの経路のいずれかに構成され、前記
    駆動モータの回転運動の有無を検出する回転動検出手段
    と、前記駆動モータの回転方向を制御して便蓋及び/又
    は便座の開動作及び閉動作の切り換えを行うと共に、前
    記回転動検出手段からの検出情報を角度変化量と時間巾
    によって判断し、ロック検知条件との比較によって、回
    転運動がない状態と判断した時、ロック検知処理を行
    い、前記駆動モータを逆転して前記便蓋及び/又は便座
    の開動作或いは閉動作を初期位置に戻す制御手段とを備
    えて成ることを特徴とする便座・便蓋の自動開閉装置。
  2. 【請求項2】 便蓋及び/又は便座を開閉駆動するため
    の駆動モータと、前記便蓋及び/又は便座へ前記駆動モ
    ータからの動力を減速して伝達するための伝達手段と、
    前記駆動モータの出力軸から伝達手段を介した前記便蓋
    及び/又は便座までの経路のいずれかに構成され、前記
    駆動モータの回転運動の有無を検出する回転数検出手段
    と、前記駆動モータの回転方向を制御して便蓋及び/又
    は便座の開動作及び閉動作の切り換えを行うと共に、前
    記回転数検出手段で検出した検出情報とロック検知条件
    との比較によって、回転運動がない状態と判断した時、
    ロック検知処理を行い、前記駆動モータを逆転して前記
    便蓋及び/又は便座の開動作或いは閉動作を初期位置に
    戻す制御手段とを備えて成ることを特徴とする便座・便
    蓋の自動開閉装置。
  3. 【請求項3】 回転運動がない状態と判断した時、ロッ
    ク検知処理を行い、前記駆動モータを逆転して、更に所
    定の角度に達した時にブレーキ動作を行い、前記便蓋及
    び/又は便座の開動作あるいは閉動作を戻す制御手段を
    備えて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の便座・便蓋の自動開閉装置。
  4. 【請求項4】 便蓋及び/又は便座のカバーの有無を開
    閉動作運動時に判断し、その検出情報によって、回転運
    動の有無を判断し、ロック検知条件を変更し、便蓋及び
    /又は便座のカバーの有無でロック検知処理を異にする
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の便座・便
    蓋の自動開閉装置。
  5. 【請求項5】 回転運動がない状態と判断し、ロック検
    知処理を行い、初期値に戻るまでの動作期間中におい
    て、ロック解除の情報が入った時には、ロック解除処理
    を行い、ロック検知処理以前の動作に戻すように制御す
    る制御手段を備えて成ることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の便座・便蓋の自動開閉装置。
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