JP4697252B2 - 通行制御システム - Google Patents

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Description

この発明は、通路における利用者の通行を制限する複数のゲート装置を有する通行制御システムに関する。
従来、鉄道の駅の改札口では、駅構内に入場する利用者や、駅構内から出場する利用者に対する改札処理を自動改札機で行っている。自動改札機は、利用者が所持しているキップ、定期券、プリペイド券等の乗車券を受け付け、この乗車券に記録されている乗車券情報を読み取り、読み取った乗車券情報に基づいて、その利用者に対する改札通路の通行可否を判定する。自動改札機は、利用者に対して改札通路の通行を許可すると判定すると、改札通路の出口側に位置する扉を開し、反対に、利用者に対して改札通路の通行を許可しないと判定すると、改札通路の出口側に位置する扉を閉する。
また、ごく一部の利用者ではあるが、適正な乗車券を所持せずに、改札通路に進入し、閉された扉を飛び越える等して改札通路を故意に突破する不正通行者がいる。このような不正通行者の不正行為を抑制するために、改札通路を通行する利用者を撮像するカメラを設置しておき、改札通路を故意に突破する不正通行者を検知すると、そのときのカメラの撮像画像(すなわち、不正通行者の撮像画像)を記録保存することが提案されている(特許文献1等参照)。
特開2002−245498号公報
しかしながら、従来の自動改札機は、改札通路の通行を許可するかどうかの判定を、その利用者が所持している乗車券に記録されている乗車券情報によって行っており、乗車券の所有者が改札通路を通行している利用者であるかどうかについてまでは考慮していなかった。このため、定期券や、期間限定のフリーパス券等の使用回数に関係なく料金が一定である乗車券(以下、総称して特定乗車券と言う。)が複数人で使い回されても、そのことを検知することができなかった。すなわち、特定乗車券の使い回しという不正行為を抑止することができなかった。ここで言う、期間限定のフリーパス券とは、例えば有効日当日に限り、鉄道網における設定エリア内の駅で自由に入出場できる1日乗車券等である。特定乗車券の使い回しとは、簡単に言うと、以下に示す行為である。
複数人の利用者の中に、適正な特定乗車券を所持している利用者が1人いる。まず、入場駅では、特定乗車券を所持している利用者はその特定乗車券で駅に入場し、特定乗車券を所持していない利用者は入場券や最短区間のキップを購入して入場する。そして、出場駅で、特定乗車券を所持している利用者がその特定乗車券で駅から出場する。出場した利用者が、この時点で出場していない利用者に対して、改札越しに特定乗車券を受け渡す。特定乗車券を受け取った利用者が、その特定乗車券で出場する。すなわち、他人の特定乗車券で改札通路を不正に通行して出場する。不正に出場した利用者は、入場駅で使用した入場券や最短区間のキップを破棄する。
また、最近の自動改札機は、乗車券に対して、入場時や、出場時に入出場情報(入出場の種別、入出場日時、入出場駅等)を記録し、入場、または出場が連続する乗車券については、改札通路における利用者の通行を禁止する通行制御を行っている。しかし、このような自動改札機であっても、出場した利用者が、出場していない別の利用者に受け渡す前に、特定乗車券を入場用の自動改札機に処理させると、この特定乗車券に入場情報が記録されるので、特定乗車券の使い回しを防止することができない。
例えば、使い回しされる特定乗車券が磁気券である場合には、この特定乗車券を、入場用の自動改札機の乗車券投入口に投入する。このとき、特定乗車券を投入した利用者(すでに出場している利用者)は、駅構内に入場しない。また、この特定乗車券を受け取る利用者(まだ出場していない利用者)が、この入場用の自動改札機の乗車券放出口に放出された特定乗車券を抜き取る。また、使い回しされる特定乗車券が無線通信機能を有する非接触IC券である場合には、この特定乗車券を、入場用の自動改札機の無線通信エリアに翳す。このときも、特定乗車券を翳した利用者(すでに出場している利用者)は、駅構内に入場しない。その後、出場していない利用者に対して、改札越しに特定乗車券を受け渡す。
なお、自動改札機が、上述したように、特定乗車券を使い回して、改札通路を不正に通行している利用者を検知することができないので、上記特許文献1で提案されている自動改札機のように、改札通路を通行する利用者を撮像するカメラを設置しても、その撮像画像を記録保存することができない。また、全ての利用者について撮像画像を記録すると、その撮像画像を記録する記憶媒体の記憶容量が膨大になるとともに、それらの画像を確認して特定乗車券の使い回しを行っている利用者を見つける係員の作業も膨大になり、現実的な対応ができない。
この発明の目的は、通行券の使い回しという不正行為が行われている可能性が高いときに、その旨を出力することによって、通行券の使い回しという不正行為を抑止することができる通行制御システムを提供することにある。
この発明の通行制御システムは、上記課題を解決し、その目的を達するために、以下の構成を備えている。
この通行制御システムは、複数のゲート装置を有する。各ゲート装置は、券情報読取手段で、利用者が所持する通行券を受け付け、その通行券に記録されている券情報を読み取る。そして、通行可否判定手段で、前記券情報読取手段が読み取った券情報に基づいて、その利用者に対する通路の通行を許可するかどうかを判定する。また、これら複数のゲート装置には、施設に入場する利用者に対して通路の通行可否を判定する入場用ゲート装置と、施設から出場する利用者に対して通路の通行可否を判定する出場用ゲート装置と、がある。
また、少なくとも一方の種類のゲート装置は、識別コード出力手段が、前記通行可否判定手段が通路の通行を許可すると判定した利用者について、前記利用者検知手段が通路の通行を検知しなかったときに、今回受け付けた通行券の識別コードを出力する。具体的には、受け付けた通行券を所持している利用者に対して通路の通行を許可したにもかかわらず、その利用者が通路を通行しなかった場合に、今回受け付けた通行券の識別コードを出力する。したがって、利用者が、入場情報、または出場情報を通行券に書き込むために、通行券をゲート装置に処理させると、その通行券の識別コードが識別コード出力手段によって出力される。
また、少なくとも他方の種類のゲート装置は、前記識別コード出力手段が出力した通行券の識別コードを識別コード記憶手段に記憶し、前記券情報読取手段が券情報を読み取った通行券の識別コードを、前記識別コード記憶手段が記憶していれば、通知手段がその旨を通知する出力を行う。すなわち、通知手段は、同一の通行券が異なる利用者によって使用されている可能性が高い(通行券の使い回しが行われている可能性が高い)ときに、その旨を通知する出力を行う。
これにより、通行券の使い回しという不正行為を抑止することができる。
また、前記識別コード出力手段を、識別コードとともに、券情報を読み取った日時を対応付けて出力する手段とし、さらに、前記識別コード記憶手段を、対応付けられている日時から、予め定めた時間経過している識別コードを削除する手段としてもよい。
このようにすれば、前記識別コード記憶手段が無用な識別コードをいつまでも記憶することがなく、また、このような無用な識別コードを記憶しているために生じる、通行券の使い回しにかかる誤検知が防止できる。
さらに、前記通知手段を、通路を撮像しているカメラの撮像画像の記録を指示する旨の通知を出力する手段とすれば、通行券の使い回しを行っている可能性が高い利用者についてのみ、撮像画像を記録することができる。
この発明によれば、通行券の使い回しという不正行為を抑止することができる。
以下、この発明の実施形態である改札システムについて説明する。
図1は、この発明の実施形態である改札システムの構成を示す図である。この改札システムは、鉄道網の駅において、駅構内に入場する利用者や、駅構内から出場する利用者に対して改札処理を行うシステムである。この改札システムは、複数の自動改札機1と、駅サーバ2と、を有している。自動改札機1には、駅構内に入場する利用者に対して改札処理(入場処理)を行う入場用自動改札機1aと、駅構内から出場する利用者に対して改札処理(出場処理)を行う出場用自動改札機1bと、がある。以下の説明では、特に、入場用自動改札機1aと、出場用自動改札機1bとを区別しないときは、自動改札機1と言う。入場用自動改札機1aと、出場自動改札機1bとは、駅の改札口に設置される。これらの自動改札機1は、データ通信可能に駅サーバ2に接続されている。すなわち、この改札システムは、入場用自動改札機1aと、出場用自動改札機1bとが、駅サーバ2を介してデータ通信可能に構成されている。駅サーバ2は、設置駅において行われた駅務処理を管理する。また、駅サーバ2は、公衆回線や専用回線等を介して、図示していないセンタ装置にデータ通信可能に接続されている。
なお、駅サーバ2には、図示していない券売機、精算機等の他の種類の駅務機器もデータ通信可能に接続されている。駅サーバ2は、自動改札機1による駅務処理(入場処理や出場処理)だけでなく、券売機によるキップ等の乗車券の発券処理や、精算機による運賃の精算処理等についても管理する。
図2は、入場用自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。入場用自動改札機1aは、上述したように、駅の改札口に設置され、駅構内に入場する利用者に対する改札処理を行う。入場用自動改札機1aは、制御部10と、乗車券処理部11と、利用者検知部12と、表示部13と、扉開閉部14と、報知部15と、通信部16と、を備えている。ここでは、この入場用自動改札機1aが、この発明で言う一方の種類のゲート装置に相当する。制御部10は、入場用自動改札機1a本体各部の動作を制御する。乗車券処理部11は、改札通路を通行する利用者が所持している乗車券を受け付け、受け付けた乗車券に記録されている乗車券情報の読み取りや、書き込みを行う。乗車券情報には、その乗車券を識別する乗車券識別コードが含まれている。乗車券には、乗車券情報を磁気データで記録している磁気券や、無線通信機能を有し、乗車券情報を内蔵メモリに記録している非接触IC券等がある。乗車券処理部11は、改札通路の入口側に設けた投入口と出口側に設けた放出口との間に、磁気券を搬送する搬送路を有している。また、この搬送路の途中には、搬送している磁気券に記録されている乗車券情報の読み取りや、書き込みを行う磁気ヘッドが配置されている。また、改札通路の入口側には、非接触IC券と無線通信を行うためのアンテナが設けられている。乗車券処理部11は、アンテナから数cmの範囲が無線通信エリアであり、この無線通信エリア内に位置する非接触IC券との無線通信により、この非接触IC券が記憶している乗車券情報の読み取りや、この非接触式IC券に対する乗車券情報の書き込みを行う。乗車券が、この発明で言う通行券に相当し、乗車券情報が、この発明で言う券情報に相当する。
利用者検知部12は、改札通路に沿って設けた複数のセンサにより、利用者の有無を検知することで、改札通路を通行している利用者の位置を追従検知する。したがって、利用者が駅構内に入場したか、駅構内に入場しなかったか、を検知することができる。表示部13は、改札通路の出口側付近に設けた表示器に、改札通路を通行している利用者に対する案内メッセージ等を表示する。また、扉開閉部14は、改札通路の出口側付近に設けた扉を開閉することにより、改札通路における利用者の通行を制限する。報知部15は、改札通路に進入した利用者が適正な乗車券を所持していなければ、その旨を報知する。通信部16は、駅サーバ2との通信を行う。
図3は、出場用自動改札機の主要部の構成を示すブロック図である。出場用自動改札機1bは、上述した入場用自動改札機1aと同様に、制御部10と、乗車券処理部11と、利用者検知部12と、表示部13と、扉開閉部14と、報知部15と、通信部16と、を備えるとともに、さらに、監視情報記憶部17と、記録指示出力部18と、を備えている。この出場用自動改札機1bは、駅の改札口に設置され、駅構内から出場する利用者に対する改札処理を行う。ここでは、この出場用自動改札機1bが、この発明で言う他方の種類のゲート装置に相当する。出場用自動改札機1bが備える、乗車券処理部11と、利用者検知部12と、表示部13と、扉開閉部14と、報知部15と、通信部16については、上述した入場用自動改札機1aと同様の構成であるので、ここでは説明を省略する。監視情報記憶部17は、駅サーバ2から通知された監視情報を記憶する。この監視情報には、乗車券識別コードが含まれている。詳細については後述するが、駅サーバ2は、使い回しされる可能性が高い乗車券の乗車券識別コードを含む監視情報を出場用自動改札機1bに通知する。記録指示出力部18は、記録装置20に接続されている。また、この記録装置20には、カメラ21が接続されており、このカメラ21の撮像画像が入力されている。カメラ21は、撮像画像を入力している記録装置20が接続されている出場用自動改札機1bの改札通路を通行する利用者を略正面から撮像する位置に取り付けている。カメラ21は、出場用自動改札機1b本体に取り付けられていてもよいし、天井等に取り付けられていてもよい。また、記録装置20についても、出場用自動改札機1bに内蔵されていてもよい。記録指示出力部18は、記録装置20に対してカメラ21の撮像画像の記録を指示する。
ここで記録装置20について簡単に説明しておく。記録装置20は、カメラ21から入力された最近の撮像画像を一定時間分だけ残しながら、その時点で入力されている撮像画像を記憶している。すなわち、一定時間分の撮像画像を記憶することができるメモリ等の記憶媒体を利用し、カメラ21から入力されている画像を、この記憶媒体に記憶している最も古い撮像画像に上書きしながら、常時記憶する処理を行っている。したがって、記録装置20は、出場用自動改札機1bからカメラ21の撮像画像の記録が指示されたとき、この指示されたタイミング以前における、カメラ21の撮像画像も記録することができる。記録装置20は、出場用自動改札機1bからカメラ21の撮像画像の記録指示を受けると、この時点よりも10数秒程度前から、10数秒程度後までのカメラ21の撮像画像をハードディスクに記録する。
なお、カメラ21の撮像画像を常時記憶するための記憶媒体として、上述したメモリを設けずに、上記ハードディスクの一部の記録領域をカメラ21の撮像画像を常時記憶する領域として利用してもよい。また、ハードディスクに記録するカメラ21の撮像画像は、動画像ファイルであってもよいし、複数枚の静止画像からなる静止画像ファイルであってもよい。また、ファイル名は、出場用自動改札機1bから記録が指示された日時とすれば、撮像日時の管理がファイル名で行える。
次に、駅サーバ2の構成について説明する。図4は、駅サーバの主要部の構成を示すブロック図である。駅サーバ2は、制御部20と、下位通信部21と、上位通信部22と、を備えている。制御部20は、駅サーバ2本体各部の動作を制御する。下位通信部21は、接続されている自動改札機1や他の種類の駅務機器との間における通信を行う。上位通信部22は、図示していないセンタ装置との通信を行う。このセンタ装置は、鉄道会社のセンタに設置されており、公衆回線や専用回線等を介して各駅に設置されている駅サーバ2と接続されている。
なお、駅サーバ2は、接続されている自動改札機1、券売機、精算機等の駅務機器で行われた駅務処理の処理結果や、これらの駅務機器の管理に用いる管理情報等を記憶する記憶部(不図示)を有している。
この改札システムは、定期券や、期間限定のフリーパス券等の使用回数に関係なく料金が一定である乗車券(以下、総称して特定乗車券と言う。)の使い回しを行っている可能性が高い利用者を検知するとともに、その利用者の撮像画像を記録することによって、使い回しという不正行為を抑止するシステムである。以下、この改札システムの動作について説明する。
この改札システムは、入場用自動改札機1aが、入場処理を行ったにもかかわらず、利用者が改札通路を通って駅構内に入場しなかったときに、その乗車券が使い回しされる可能性が高い乗車券として監視情報を駅サーバ2に通知する。この監視情報は、その乗車券の乗車券識別コードと、入場処理を行った日時とを対応付けた情報である。駅サーバ2は、入場用自動改札機1aからの通知された監視情報を出場用自動改札機1bに転送する。出場用自動改札機1bは、駅サーバ2から転送されてきた監視情報を監視情報記憶部17に記憶する。そして、出場用自動改札機1bは、受け付けた乗車券の乗車券識別コードが監視情報記憶部17に記憶している監視情報の中にあれば、記録装置20に対して利用者の撮像画像の記録を指示する。
まず、入場用自動改札機の動作について詳細に説明する。図5は、入場用自動改札機の動作を示すフローチャートである。入場用自動改札機1aは、乗車券処理部11で乗車券を受け付けると(s1)、受け付けた乗車券に記録されている乗車券情報を読み取る(s2)。入場用自動改札機1aは、この乗車券が適正であるかどうかを判定する(s3)。s3では、乗車券の有効期間や、有効区間だけでなく、前回の使用が出場であるかどうかも加えて判定する。入場用自動改札機1aは、s3で適正であると判定すると、乗車券処理部11が今回の入場情報を乗車券に書き込むとともに(s4)、扉開閉部14により扉を開し(s5)、その利用者が駅構内に入場するのを許可する。
そして、入場用自動改札機1aは、利用者検知部12で、今回入場を許可した利用者の改札通路への進入、および駅構内への入場を検知すると(s6、s7)、本処理を終了する。一方、s6で、今回入場を許可した利用者の改札通路への進入を検知することなく、予め定めたリセット時間経過したとき(s8)や、s7で今回入場を許可した利用者が改札通路への進入後に、改札通路を戻って駅構内に入場しなかったとき(s9)、監視情報を作成する(s10)。s10で作成する監視情報は、s1で受け付けた乗車券の乗車券識別コードと、s2で乗車券情報を読み取った日時と、を対応付けた情報である。入場用自動改札機1aは、s10で作成した監視情報を駅サーバ2に通知し(s11)、本処理を終了する。
このように、入場用自動改札機1aは、受け付けた乗車券に対して入場情報を書き込んだにもかかわらず、その乗車券を所持している利用者が駅構内に入場しなかった場合に、その乗車券の乗車券識別コードを含む監視情報を作成し、駅サーバ2に通知する。すなわち、利用者が、乗車券を使い回しするために、入場情報を乗車券に書き込んだ可能性があるときに、その乗車券の乗車券識別コードを含む監視情報を作成し、駅サーバ2に通知する。したがって、使い回しされる可能性が高い乗車券の乗車券識別コードを含む監視情報を駅サーバ2に通知することができる。
なお、入場用自動改札機1aは、s3で、今回受け付けた乗車券が適正でないと判定すると、扉開閉部14により扉14aを閉するとともに(s12)、報知部15において警報報知を行う(s13)。
図6は、駅サーバ2の動作を示すフローチャートである。駅サーバ2は、入場用自動改札機1aから監視情報が通知されると(s21)、その監視情報を接続されている各出場用自動改札機1bに転送する(s22)。すなわち、入場用自動改札機1aが駅サーバ2に通知した監視情報は、出場用自動改札機1bに通知される。
図7は、出場用自動改札機の動作を示すフローチャートである。出場用自動改札機1bは、駅サーバ2から監視情報が通知されると(s31)、通知された監視情報を監視情報記憶部17に記憶する(s32)。これにより、出場用自動改札機1bは、使い回しされる可能性が高い乗車券毎に、その乗車券の乗車券識別コードを含む監視情報を監視情報記憶部17に記憶する。
出場用自動改札機1bは、乗車券処理部11が利用者の乗車券を受け付けると(s33)、その乗車券に記録されている乗車券情報を読み取る(s34)。出場用自動改札機1bは、s34で読み取った乗車券情報に基づいて、有効期間や有効区間等が適正な乗車券であるかどうかを判定する(s35)。出場用自動改札機1bは、s35で適正な乗車券であると判定すると、その乗車券の乗車券識別コードを含む監視情報を監視情報記憶部17に記憶しているかどうかを判定する(s36)。s36では、今回受け付けた乗車券が、使い回しされる可能性が高い乗車券であるかどうかを判定している。
出場用自動改札機1bは、今回受け付けた乗車券の乗車券識別コードを含む監視情報を監視情報記憶部17に記憶していると、記録指示出力部18が記録装置20に対する利用者の撮像画像の記録指示を出力する(s37)。
出場用自動改札機1bは、s36で今回受け付けた乗車券の乗車券識別コードを含む監視情報を監視情報記憶部17に記憶していないと判定した場合、またはs37で記録装置20に対する利用者の撮像画像の記録指示を出力すると、今回受け付けた乗車券に出場情報を書き込む(s38)。また、扉開閉部14により扉14aを開し(s39)、その利用者が駅構内から出場するのを許可する。
この改札システムでは、乗車券を使い回している可能性が高い利用者(s37で撮像画像の記録を指示した利用者)であっても、改札通路の通行を許可する構成としているが、乗車券を使い回している可能性が高い利用者については改札通路の通行を禁止し、係員に対応させるようにしてもよい。但し、この場合には、可能性としては低いが、出場用自動改札機1bが監視情報を記憶していたために、乗車券の使い回しを行っていない利用者に対してまで、改札通路の通行を禁止することになる。
また、出場用自動改札機1bは、s35で今回受け付けた乗車券が適正でないと判定すると、扉開閉部14により扉を閉するとともに(s39)、報知部15において警報報知を行う(s40)。
このように、この改札システムでは、乗車券を使い回ししている可能性が高い利用者については、その利用者の撮像画像を記録装置20に記録するので、通行券の使い回しという不正行為を抑止することができる。また、改札通路を通行する全ての利用者について撮像画像を記録するのではなく、乗車券を使い回ししている可能性が高い利用者についてのみ撮像画像を記録するので、記録装置20の記憶容量が十分に抑えられるとともに、記録した撮像画像を確認して特定乗車券の使い回しを行っている利用者を見つける係員の作業負担も十分に抑えられる。
また、利用者毎に、乗車券を使い回ししている可能性が高いと判断した回数をカウントし、何度も繰り返し乗車券の使い回しを行っている悪質な利用者については、記録保存しているカメラ19の撮像画像を証拠にして、乗車料金等の請求を行ってもよい。
また、出場用自動改札機1bは、図8に示す監視情報削除処理を適当なタイミングで行う構成としてもよい。この監視情報削除処理は、例えば、一定時間毎や、記憶している監視情報の総数が予め定めた個数に達したときに行えばよい。この監視情報削除処理について説明する。
出場用自動改札機1bは、監視情報記憶部17に記憶している監視情報を検索し、乗車券識別コードに対応付けられている日時からの経過時間が予め定めた時間(例えば、30分)を超えている監視情報を抽出する(s51)。また、出場用自動改札機1bは、s51で抽出した監視情報を監視情報記憶部17から削除する(s52)。これにより、監視報記憶部17が無用になった監視情報をいつまでも記憶しつづけることがない。このため、出場用自動改札機1bが、記録装置20に対して無駄な撮像画像の記録を指示するのを抑えられる。また、上述したs36にかかる判定の対象になる監視情報の総数が抑えられるので、改札処理に要する時間の増加が抑えられる。
また、上記の例では、出場用自動改札機1bで、乗車券の使い回しが行われている可能性が高いと判定した利用者を撮像する構成を示したが、上述の入場用自動改札機1aと、出場用自動改札機1bと、を入れ換えることによって、入場時における乗車券の使い回しを抑止することもできる。
また、上記の例では、入場用自動改札機1aと、出場用自動改札機1bと、が駅サーバ2を介して通信する構成としたが、入場用自動改札機1aと、出場用自動改札機1bと、を直接接続し、入場用自動改札機1aから監視情報を出場用自動改札機1bに直接通知する構成としてもよい。
また、記録装置20は、出場用自動改札機1bに接続せず、駅サーバ2に接続してもよい。この場合には、出場用自動改札機1bは、駅サーバ2に対して撮像画像の記録を指示し、これにしたがって、駅サーバ2が記録装置20に対して撮像画像の記録を指示する構成とすればよい。
また、本願発明は、遊園地やテーマパーク等の施設に入出場する利用者に対して改札処理を行うシステムにも適用できる。
この発明の実施形態である改札システムの概要を示す図である。 入場用自動改札機の主要部の構成、および外観を示す図である。 出場用自動改札機の主要部の構成、および外観を示す図である。 駅サーバの主要部の構成を示す図である。 入場用自動改札機の動作を示すフローチャートである。 駅サーバの動作を示すフローチャートである。 出場用自動改札機の動作を示すフローチャートである。 出場用自動改札機における監視情報削除処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1−自動改札機
1a−入場用自動改札機
1b−出場用自動改札機
2−駅サーバ
10−制御部
11−乗車券処理部
12−利用者検知部
13−表示部
14−扉開閉部
15−報知部
16−通信部
17−監視情報記憶部
18−撮像画像処理部
19−カメラ
20−制御部
21−下位通信部
22−上位通信部

Claims (3)

  1. 利用者が所持する通行券を受け付け、その通行券に記録されている券情報を読み取る券情報読取手段、前記券情報読取手段が読み取った券情報に基づいて、その利用者に対する通路の通行を許可するかどうかを判定する通行可否判定手段、および、通路における利用者の通行を検知する利用者検知手段、を備えた複数のゲート装置を有する通行制御システムであって、
    複数の前記ゲート装置には、施設に入場する利用者に対して通路の通行可否を判定する入場用ゲート装置と、施設から出場する利用者に対して通路の通行可否を判定する出場用ゲート装置と、の2種類があり、
    少なくとも一方の種類のゲート装置は、
    前記通行可否判定手段が通路の通行を許可すると判定した利用者について、前記利用者検知手段が通路の通行を検知しなかったときに、今回受け付けた通行券の識別コードを出力する識別コード出力手段を、備え、
    少なくとも他方の種類のゲート装置は、
    前記識別コード出力手段が出力した通行券の識別コードを記憶する識別コード記憶手段、および、
    前記券情報読取手段が券情報を読み取った通行券の識別コードを、前記識別コード記憶手段が記憶していれば、その旨を通知する出力を行う通知手段、を備えている、
    通行制御システム。
  2. 前記識別コード出力手段は、識別コードとともに、券情報を読み取った日時を対応付けて出力する手段であり、
    前記識別コード記憶手段は、対応付けられている日時から、予め定めた時間経過している識別コードを削除する手段である、
    請求項1に記載の通行制御システム。
  3. 前記通知手段は、通路を撮像しているカメラの撮像画像の記録を指示する旨の通知を出力する手段である、
    請求項1、または2に記載の通行制御システム。
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