JP4696858B2 - 除湿システム - Google Patents

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Description

本発明は、洗濯物ならびに室を乾燥させる除湿システムに関する。
最近、共働きによって屋外で洗濯物を乾燥させることが困難となり、洗濯物を室内にて乾燥させる家庭が増加している。また、入浴によって発生する湿気によってもたらされるカビ等の湿害を防ぐことから、ランドリールームやバスルームに乾燥空気を供給することで洗濯物を乾燥させる除湿システムが多く開発されている。そこで、バスルームの空気を除湿しランドリールームならびにバスルームへ供給する除湿システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その除湿システムについて図9を参照しながら説明する。図9に示すように従来の除湿システムは、室の空気を導入し除湿する除湿装置101と、除湿装置101により除湿した空気を吹出す第一吹出口102ならびに第二吹出口103と、二室を連通させる連通手段104とで構成され、除湿装置101ならびに第一吹出口102をバスルーム105に設け、第二吹出口103をランドリールーム106に設けたものである。以上の構成によって、バスルーム105の空気を除湿装置101によって除湿し、バスルーム105に吹出すことでバスルーム105を乾燥させ、かつバスルーム105に設けた洗濯物保持手段107によって固定された洗濯物108を乾燥させる。それと同時に、除湿装置101によって除湿した空気をランドリールーム106へ供給することで、ランドリールーム106を乾燥させるものである。
特開2000−51588号公報
図9に示す除湿システムの場合、入浴後などバスルーム105が高湿である場合、高湿空気を除湿装置101によって除湿するため、比較的高湿の空気がバスルーム105ならびに洗濯物108に供給されるため、洗濯物を乾燥させるために多くの時間がかかるという課題があった。また、住宅を建設する際に除湿システムを導入していない場合、通常バスルーム105にはバスルーム105内の湿気を排気するための排気装置が設けられているので、図9に示す除湿システムを導入する際に前記排気装置を外す必要があり、そのための施工費がかかるという課題があり、さらに、一般の集合住宅ではトイレルームに窓がついておらず、高湿で不快になり易く、トイレルームを乾燥させたいという要望もあり、洗濯物を乾燥させながら、バスルームあるいはトイレルームを同時に乾燥させたいという要望があった。
本発明は上記の課題を解決するものであり、洗濯物を迅速に乾燥させることができ、既存の排気装置をそのままシステムとして活用することができ、イニシャルコストを削減することができ、バスルームあるいはトイレルームの除湿も同時に行なうことができる除湿システムを提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、上記目的を達成するために、屋外空気を除湿して除湿室へ供給する除湿装置と、排気室の空気を屋外へ排気する排気装置と、除湿室と排気室を連通させる連通手段を備え、除湿室をランドリールームとし、排気室をバスルームとし、前記ランドリールームより前記バスルームへ移動する際に使用するドアに前記連通手段としてのガラリを備え、前記除湿装置は、吸込口と、吹出口と、再生空気排気口と、回転可能なように設けられ前記吸込口から導入された空気より吸湿する除湿ローターと、前記除湿ローターによって除湿された空気を前記吹出口より吹出す処理ファンと、再生ファンと、前記再生ファンによって供給される再生空気が前記除湿ローターを通過するように形成された再生経路と、前記再生経路における前記除湿ローターの風上側に設けられ再生空気を加熱する再生空気加熱手段と、前記再生経路における前記除湿ローターの風下側に設けられ再生空気の冷却を行なう凝縮器と、前記再生経路の最下部に設けられ前記凝縮器ならびに前記再生経路において発生したドレン水を排水管へ排水する排水経路と、前記凝縮器の風上側および風下側に設けられ再生空気の風路を循環経路と通風経路のいずれかに形成する排出選択手段を備え、前記処理ファンにより、前記吸込口より導入された空気は、前記除湿ローターを通過する際に吸湿され、前記吹出口より前記ランドリールームへ供給され、前記排出選択手段によって循環経路が形成されている場合、前記除湿ローターに吸湿された水分は、前記除湿ローターが回転することによって、前記再生空気加熱手段によって高温になった再生空気が前記除湿ローターを通過する際に、前記除湿ローターより放湿され水蒸気となって再生空気と共に前記再生経路を循環し、前記再生経路に設けられた前記凝縮器によって凝縮され、前記排水経路ならびに前記排水管を経由して排水され、前記排出選択手段によって通風経路が形成されている場合、前記吸込口より導入された空気の一部は前記再生経路に導入され、前記再生空気加熱手段ならびに前記除湿ローターを通過し、前記除湿ローターに吸湿された水分は、前記除湿ローターが回転することによって、前記再生空気加熱手段によって高温になった再生空気が前記除湿ローターを通過する際に、前記除湿ローターより放湿され水蒸気となり、前記再生空気排気口より排気されることを特徴とするものである。この発明により、使用者は洗濯物とランドリールームとバスルームの迅速な乾燥と、ランドリールームの快適性向上という2つの目的のいずれかを任意に選択して使用することができ、洗濯物乾燥を目的とした場合、高温高湿の再生空気を凝縮させ、再生空気の顕熱及び凝縮熱を洗濯物乾燥の乾燥効率向上に活用することができ、また、入浴後の快適性向上を目的とした場合、高温高湿の空気を直接屋外に排出するため、再生空気の持っている熱をランドリールームに供給せず、その結果ランドリールームの温度を再生空気の持っている熱により上昇させることなく低湿にすることが可能となり、また、既存の排気装置をそのまま除湿システムの排気に活用することができるため、従来の除湿システムと比較して施工費を削減することができ、洗濯物とランドリールームとバスルームを同時に乾燥させることができる。
また請求項記載の発明は、除湿装置により室内に供給する除湿空気を加熱する処理空気加熱手段を備えていることを特徴とするものである。この発明により、迅速に洗濯物と除湿室と排気室を乾燥させることが可能となる。
また、請求項3の発明は、排水経路が凝縮器の風下側の再生経路に設けられた請求項1または2に記載の除湿システムとしたものである。この発明により、使用者がドレン水を排水するという手間を省くことが可能となる。
また、請求項4の発明は、排気室をバスルームおよびトイレルームとした請求項1乃至3のいずれかに記載の除湿システムとしたものである。この発明により、バスルームの乾燥のみならず、トイレルームも同時に乾燥させることが可能となる。また、ランドリールームの空気を連通手段を経由してバスルームおよびトイレルームに備えられた既存の排気装置により屋外へ排気するため、既存の排気装置をそのままシステムとして活用することができる。
また請求項記載の発明は、除湿装置に導入する空気を、屋外空気と排気室の空気のいずれか一方に選択することができる導入空気選択手段を備えることを特徴とするものである。この発明により、乾湿球温度差のより大きい空気を除湿することで、より迅速に洗濯物と除湿室と排気室を乾燥させることが可能となる。
また請求項記載の発明は、排気室の温度、相対湿度、絶対湿度のうち少なくとも2以上の状態を検知することができる第一環境検知手段と、屋外の温度、相対湿度、絶対湿度のうち少なくとも2以上の状態を検知することができる第二環境検知手段と、前記第一環境検知手段ならびに前記第二環境検知手段の情報に基づいて導入空気選択手段を制御する運転制御手段を備えていることを特徴とするものである。この発明により、自動的に乾湿球温度差の大きい空気を除湿することができ、その結果確実に迅速に洗濯物と除湿室と排気室を乾燥させることが可能となる。
また請求項記載の発明は、排気装置によって屋外へ排気する空気と除湿装置によって屋外より導入する空気との間で熱交換する熱交換手段を備えていることを特徴とするものである。この発明により、冬期など室内と比較して屋外が寒い場合、屋外より導入する空気を加熱することができるため、洗濯物と除湿室と排気室を迅速に乾燥させることが可能となる。
また請求項記載の発明は、除湿装置によって除湿装置に導入する空気より取り除いた水分を除湿室に設けられた洗濯機の排水口より排出する排水手段を備えていることを特徴とするものである。この発明により、除湿装置を小型化することができ、また前記水分を廃棄する手間を省くことができる。
また請求項記載の発明は、除湿装置によって除湿装置に導入する空気より取り除いた水分を排気装置によって排気する空気と共に屋外へ排出する再生空気排気手段を備えていることを特徴とするものである。この発明により、除湿装置によって取り除いた水分を洗濯機の排水口へ誘導する配水管を設置する必要がなくなり、除湿室の温度を上昇させずに湿度を低下させることができるため、入浴後などに除湿室の快適性を向上させる事が可能となる。
本発明によれば、使用者は洗濯物とランドリールームとバスルームの迅速な乾燥と、ランドリールームの快適性向上という2つの目的のいずれかを任意に選択して使用することができ、洗濯物乾燥を目的とした場合、高温高湿の再生空気を凝縮させ、再生空気の顕熱及び凝縮熱を洗濯物乾燥の乾燥効率向上に活用することができ、また、入浴後の快適性向上を目的とした場合、高温高湿の空気を直接屋外に排出するため、再生空気の持っている熱をランドリールームに供給せず、その結果ランドリールームの温度を再生空気の持っている熱により上昇させることなく低湿にすることが可能となり、また、洗濯物を迅速に乾燥させることができ、バスルームあるいはトイレルームに備えられている既存の排気装置をそのままシステムとして活用することができ、イニシャルコストを削減することができる除湿システムを提供することができる。
本発明のうち請求項1記載の発明は、屋外空気を除湿して除湿室へ供給する除湿装置と、排気室の空気を屋外へ排気する排気装置と、除湿室と排気室を連通させる連通手段を備え、除湿室をランドリールームとし、前記ランドリールームより前記バスルームへ移動する際に使用するドアに前記連通手段としてのガラリを備え、前記除湿装置は、吸込口と、吹出口と、再生空気排気口と、回転可能なように設けられ前記吸込口から導入された空気より吸湿する除湿ローターと、前記除湿ローターによって除湿された空気を前記吹出口より吹出す処理ファンと、再生ファンと、前記再生ファンによって供給される再生空気が前記除湿ローターを通過するように形成された再生経路と、前記再生経路における前記除湿ローターの風上側に設けられ再生空気を加熱する再生空気加熱手段と、前記再生経路における前記除湿ローターの風下側に設けられ再生空気の冷却を行なう凝縮器と、前記再生経路の最下部に設けられ前記凝縮器ならびに前記再生経路において発生したドレン水を排水管へ排水する排水経路と、前記凝縮器の風上側および風下側に設けられ再生空気の風路を循環経路と通風経路のいずれかに形成する排出選択手段を備え、前記処理ファンにより、前記吸込口より導入された空気は、前記除湿ローターを通過する際に吸湿され、前記吹出口より前記ランドリールームへ供給され、前記排出選択手段によって循環経路が形成されている場合、前記除湿ローターに吸湿された水分は、前記除湿ローターが回転することによって、前記再生空気加熱手段によって高温になった再生空気が前記除湿ローターを通過する際に、前記除湿ローターより放湿され水蒸気となって再生空気と共に前記再生経路を循環し、前記再生経路に設けられた前記凝縮器によって凝縮され、前記排水経路ならびに前記排水管を経由して排水され、前記排出選択手段によって通風経路が形成されている場合、前記吸込口より導入された空気の一部は前記再生経路に導入され、前記再生空気加熱手段ならびに前記除湿ローターを通過し、前記除湿ローターに吸湿された水分は、前記除湿ローターが回転することによって、前記再生空気加熱手段によって高温になった再生空気が前記除湿ローターを通過する際に、前記除湿ローターより放湿され水蒸気となり、前記再生空気排気口より排気されることを特徴とするものであり、使用者は洗濯物とランドリールームとバスルームの迅速な乾燥と、ランドリールームの快適性向上という2つの目的のいずれかを任意に選択して使用することができ、洗濯物乾燥を目的とした場合、高温高湿の再生空気を凝縮させ、再生空気の顕熱及び凝縮熱を洗濯物乾燥の乾燥効率向上に活用することができ、また、入浴後の快適性向上を目的とした場合、高温高湿の空気を直接屋外に排出するため、再生空気の持っている熱をランドリールームに供給せず、その結果ランドリールームの温度を再生空気の持っている熱により上昇させることなく低湿にすることが可能となり、また、除湿装置によって除湿した屋外空気をランドリールームへ供給するので、入浴後などランドリールームが高湿である場合でも低湿の空気を供給する事ができ、その結果洗濯物やランドリールームを迅速に乾燥させるという作用を有する。また、ランドリールームの空気を連通手段を経由してバスルームに備えられた既存の排気装置により屋外へ排気するため、洗濯物乾燥時に洗濯物から発生する湿気成分をバスルームを経由して速やかに屋外に排気でき洗濯物乾燥を促進させ、また、バスルームに除湿した空気を供給するための給気装置を設けることなく、ランドリールームと連通するバスルームを同時に乾燥させるという作用を有する。
また請求項記載の発明は、除湿装置により除湿室に供給する除湿空気を加熱する処理空気加熱手段を備えていることを特徴とするものであり、除湿装置より供給される除湿空気を加熱することで空気の乾球温度と湿球温度の差である乾湿球温度差を拡大させ、より迅速に洗濯物を乾燥させるという作用を有する。
また、請求項3の発明は、排水経路が凝縮器の風下側の再生経路に設けられた請求項1または2に記載の除湿システムとしたものである。この発明により、使用者がドレン水を排水するという手間を省くことが可能となる。
また、請求項4の発明は、排気室をバスルームおよびトイレルームとした請求項1乃至3のいずれかに記載の除湿システムとしたものである。この発明により、バスルームの乾燥のみならず、トイレルームも同時に乾燥させることが可能となる。また、ランドリールームの空気を連通手段を経由してバスルームおよびトイレルームに備えられた既存の排気装置により屋外へ排気するため、既存の排気装置をそのままシステムとして活用することができる。
また請求項記載の発明は、除湿装置に導入する空気を、屋外空気と除湿室内の空気のいずれか一方に選択することができる導入空気選択手段を備えることを特徴とするものであり、ダンパを用いて除湿装置へ導入される空気の風路を切替えることによって選択することを可能とし、より乾湿球温度差の大きい空気を選択することで乾湿球温度差の大きい空気を供給することができ、その結果迅速に洗濯物を乾燥させることができるという作用を有する。
また請求項記載の発明は、排気室の温度、相対湿度、絶対湿度のうち少なくとも2以上の状態を検知することができる第一環境検知手段と、屋外の温度、相対湿度、絶対湿度のうち少なくとも2以上の状態を検知することができる第二環境検知手段と、前記第一環境検知手段ならびに前記第二環境検知手段の情報に基づいて導入空気選択手段を制御する運転制御手段を備えていることを特徴とするものであり、第一環境検知手段ならびに第二環境検知手段の測定値より排気室ならびに屋外の乾球温度と湿球温度を計算し、乾湿球温度差のより大きい空間から除湿装置へ空気を導入するように導入空気選択手段を自動的に制御するという作用を有する。
また請求項記載の発明は、排気装置によって屋外へ排気する空気と除湿装置によって屋外より導入する空気との間で熱交換する熱交換手段を備えていることを特徴とするものであり、この熱交換器は薄肉のシートを積層することによって構成される積層型熱交換器であり、排気装置によって屋外へ排気される空気が流れる排気経路と、屋外から除湿装置へ導入される空気が流れる導入経路とが形成されている。そして、排気装置により屋外へ排気される空気と除湿装置へ導入される空気がこの熱交換器を通過する際、排気経路と導入経路を隔てるシートを介して熱交換が行なわれ、その結果冬期のように室内と比較して屋外が寒い場合、排気装置により屋外へ排気される空気の持つ熱が除湿装置へ導入される空気へ移動し、加温された状態で除湿装置に導入されるという作用を有する。
また請求項記載の発明は、除湿装置によって除湿装置に導入する空気より取り除かれた水分を除湿室に設けた排水口より排出する排水手段を設けたことを特徴とするものであり、除湿ローターに吸着した水分を脱着させたことによって高温高湿になった再生空気を凝縮させることによって空気と水分が分離され、その水分を洗濯機の排水口より排出するという作用を有する。
また請求項記載の発明は、除湿装置によって除湿装置に導入する空気より取り除かれた水分を排気装置によって排気する空気と共に屋外へ排出する再生空気排気手段を設けたことを特徴とするものであり、デシカントを用いた除湿装置の場合、除湿ローター吸着した水分を脱着させたことによって高温高湿となった再生空気を屋外へ排出するという作用を有する。
本発明のより具体的な実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、従来の除湿システムと同一であるものについては同一番号を附す。
(実施の形態1)
図1に示すように実施の形態1における除湿システムは、導入された空気を除湿して室へ供給する除湿装置1と、室の空気を屋外へ排気する排気装置2と、除湿装置1へ導入される空気を屋外より搬送する屋外側導入管3ならびに室内側導入管4と、排気装置2によって排気される空気を屋外まで搬送する屋外側排気管5ならびに室内側排気管6と、除湿装置1によって導入空気より取り除いた水分を空気と共に屋外へ搬送する再生空気排気管7と、二室を連通する連通手段8と、除湿装置1によって導入空気より取り除いた水分を除湿装置1より洗濯機9の排水口10へ送る排水管11と、除湿装置1ならびに排気装置2の運転を制御する運転制御手段12と、設置した空間の温度、相対湿度もしくは絶対湿度の少なくとも2状態を検知できる第一環境検知手段13ならびに第二環境検知手段14と、屋外側導入管3を流通する空気と屋外側排気管5を流通する空気とで熱交換する熱交換手段15と、屋外側導入管3と室内側導入管4と屋外側排気管5と室内側排気管6とを連通し除湿装置1へ導入する空気を選択する導入空気選択手段16で構成される。
図2は、本発明の実施の形態1における除湿装置1の概略断面図である。図2に示すように除湿装置1は、除湿装置本体17に開口された吸込口18、吹出口19、再生空気排気口20と、回転可能なように設けられ吸込口18から除湿装置本体17へ導入された空気より吸湿する除湿ローター21と、除湿ローター21によって除湿された空気を吹出口19より吹出す処理ファン22と、再生ファン23によって供給される再生空気が除湿ローター21を通過するように形成された再生経路24と、再生経路24における除湿ローター21の風上側近傍に設けられ再生空気を加熱する再生空気加熱手段25と、再生経路24における除湿ローター21の風下側近傍に設けられ除湿ローター21における再生空気の流通方向と同視点において再生空気加熱手段25と概ね同形である遮熱板26と、再生経路24における除湿ローター21の風下側に設けられ再生空気の冷却を行なう凝縮器27と、再生経路24の最下部に設けられ凝縮器27ならびに再生経路24において発生したドレン水を排水管11へ排水する排水経路28と、除湿ローター21によって除湿された空気を加熱する処理空気加熱手段29と、吹出口19より吹出す空気の方向を制御する風向制御手段30と、凝縮器27の風上側および風下側に設けられ再生空気の風路を変更する排出選択手段31で構成されている。
ここで除湿ローター21は、セラミック繊維、ガラス繊維等の無機繊維、もしくはそれら無機繊維とパルプとを混合して抄造した平面紙と、コルゲート加工を施した波型紙を巻装したコルゲート構造の円盤体に、吸湿剤、例えば、シリカゲル、ゼオライトなどの無機質の吸着型吸湿剤、有機高分子電解質、すなわちイオン交換樹脂などの吸湿剤、塩化リチウムなどの吸収型吸湿剤を1種類もしくは2種類以上を複合して担持したもので、軸方向に通風可能に構成されている。そして特に図示していないが、この除湿ローター21を外周に歯車を周設したフレーム内部に収納し、再生空気加熱手段25と再生経路24によって回転可能な状態で固定し、歯車を備えた駆動モーターを除湿ローター21に備えられた歯車と噛み合った状態で固定し、駆動モーターを回転させることにより除湿ローター21を回転させることができる。この時、除湿ローター21の回転速度は毎時10回転から40回転程度に設定するのが望ましい。なお、除湿ローター21の回転方法は、上記構成に限るものではなく、例えば、除湿ローター21の中心部に駆動モーターを連結して直接回転させるように構成してもよく、また、除湿ローター21の外周に周設したギアにベルトをかけて、ベルトを介して駆動モーターを連結し回転動作を行なうように構成してもよい。
また処理ファン22は、特に図示していないが除湿ローター側と下方側にそれぞれ吸込口と吹出口を有したファンケーシングと、ファンケーシングに収納される羽根と、羽根に連結されるモーターを具備しており、モーターの駆動によって羽根を回転させ、吸込口より空気を吸込んで吹出口より空気を排出するものである。
また再生ファン23は、特に図示していないが再生経路に設けられている羽根と、羽根に連結されるモーターを具備しており、モーターの駆動によって羽根を回転させ、再生空気を送風させるものである。
また再生経路24における凝縮器27の風下側は、再生空気の送風方向に対して約10°下方に傾斜させている。これは、凝縮器27にて発生したドレン水が円滑に排水経路28へ移動可能なように施したものであり、少なくとも5°以上の傾斜角度に設定することが望ましい。
また再生空気加熱手段25として、ニクロムヒーターを使用するものである。ただしこの再生空気加熱手段25は発熱動作を行い得るものであれよく、例えば、ハロゲンヒーター、カーボンヒーター、シーズヒーター、PTCヒーター等を用いることができる。
また遮熱板26は、再生経路24を再生空気加熱手段25による熱から防ぐと同時に、輻射熱によって除湿ローター21に吸着した水分が除湿ローター21から脱着することを促進させるものであり、反射率が高く防錆のあるアルミニウムもしくはステンレス等の金属板にプレス加工や曲げ加工を施すことにより形成される。
また凝縮器27として、厚み0.05〜0.5mmの範囲のシートに凹凸部を所定のパターンで形成した伝熱板Aと、同様の薄厚のシートに伝熱板Aと異なる凹凸部のパターンを形成した伝熱板Bを交互に複数枚積層することによって、吸込口から導入された空気が流れる冷却経路と、再生空気が流れる循環経路とが形成される積層型熱交換器を用いている。そして、吸込口から導入された空気と再生空気がこの熱交換器を通過する際、冷却経路と再生経路を隔てるシートを介して熱交換が行なわれ、その結果再生空気が冷却され再生空気中に含まれる水分が凝縮されることとなる。なお、この伝熱板Aおよび伝熱板Bの板厚は、凹凸部の成形性、強度および形状維持性の面から0.05mm以上であることが好ましく、また、伝熱性確保の面から0.5mm以下であることが望ましい。
また処理空気加熱手段29としては、再生空気加熱手段25と同様に発熱動作を行いうるものであればよく、再生空気加熱手段25と同様のヒーターを用いることができる。
また風向制御手段30は、特に図示していないが風向を変更するために複数の羽根が一定間隔で並列に並んだ羽根部と、各羽根を同時に稼動させるために各羽根の端部を連結しかつ端部近傍に歯車を備えた連結棒と、連結棒を左右に稼動させるため連結棒の歯車とかみ合った状態に設けられた歯車を備えた駆動モーターとで構成されており、羽根部を吹出口に固定するために各羽根の前記連結棒によって連結された端部に対向した上下端部が回転可能な状態で除湿装置本体17が固定されている。上記構成によると、駆動モーターを運転させることで連結棒が左右に移動するため、各羽根は平衡状態を維持しつつ角度を変え、その結果吹出し角度を変更することができる。
また排出選択手段31は、再生経路24及び凝縮器27の断面形状と概ね同形でありで端部に歯車を備えた遮蔽板と、遮蔽板を回転させるための駆動モーターで構成されているダンパを用いており、このダンパを制御することによって、再生空気を循環させる循環経路と、吸込口18より導入した空気を再生経路24に導入し、再生空気加熱手段25ならびに除湿ローター21を通過したのちに再生空気排気口20より屋外へ排出する通風経路のいずれかを形成することができるものである。
以上の構成によると、吸込口18より除湿装置本体17に導入された空気は、除湿ローター21を通過する際に吸湿され、処理空気加熱手段29によって加熱され、吹出口19よりランドリールーム106へ供給される。一方、除湿装置本体17に含まれ除湿ローター21に吸湿された水分は、除湿ローター21が回転することによって再生空気加熱手段25近傍へ移動する。そして、排出選択手段31によって循環経路が形成されている場合、再生空気加熱手段25によって高温になった再生空気が除湿ローター21を通過する際に、前記水分は除湿ローター21より放湿され水蒸気となって再生空気と共に再生経路24を循環することとなる。そして、再生経路24に設けられた凝縮器27によって凝縮され、排水経路28ならびに排水管11を経由して洗濯機9の排水口10に排水されるものである。また、排出選択手段31によって通風経路が形成されている場合、吸込口18より導入された空気の一部は再生経路24に導入され、再生空気加熱手段25ならびに除湿ローター21を通過したのち再生空気排気口20より排気されるものである。
図3は、本発明の実施の形態における排気装置2の概略断面図である。図3に示すように排気装置2は、バスルーム105に設けられバスルーム105の天井面に吸込口32と吹出口33と排気口34が開口された排気装置本体35と、吸込口32よりバスルーム105の空気を導入する送風ファン36と、吸込口32と吹出口33を連通した循環経路37と、吸込口32と排気口34を連通した排気経路38と、吸込口32より導入した空気を循環経路37と排気経路38に分流する分流部39と、循環経路37を流通する空気を加熱する循環空気加熱手段40と、循環経路37に設けられ循環経路37の通風面積を調節する循環経路開閉部41で構成されている。
ここで送風ファン36は、吸込口32と分流部39の間に設けられている羽根と、羽根に連結され強ノッチと弱ノッチの少なくとも2つの回転数を発生させることが可能なモーターを具備しており、モーターの駆動によって羽根を回転させ、空気を送風させるものである。
また循環空気加熱手段40としては、再生空気加熱手段25と同様に発熱動作を行ないうるものであればよく、再生空気加熱手段25と同様のヒーターを用いることができる。
また循環経路開閉部41は循環経路35の断面形状と概ね同形状で端部に歯車が設けられた遮蔽板26と、歯車を備えた駆動モーターで構成されており、この遮蔽板26端部に設けられた歯車と駆動モーターの歯車が噛み合った状態で駆動モーターを駆動させることにより、遮蔽板26が回転するものである。そして、遮蔽板26が循環経路37に対して平行状態である場合循環経路を空気が流通され、循環経路37に対して垂直状態である場合、循環経路37が遮蔽板26で塞がれているため循環経路37を遮断することができる。
以上に示す排気装置2の構成によると、循環経路37が開放されかつ循環空気加熱手段40が運転している場合、吸込口32より導入された空気は分流部39より循環経路37と排気経路38に分流される。そして、排気経路38へ流通された空気は排気口34に接続された室内側排気管6を経由して排気される。また、循環経路37へ流通された空気は循環空気加熱手段40によって加熱され吹出口33よりバスルーム105へ供給される。その結果バスルーム105の温度が上がることによりバスルーム105内の水分蒸発が促進され、蒸発した水蒸気は排気手段2より排気されるので、バスルーム105を乾燥させることが可能となる。また、循環経路37が循環経路開閉部41によって遮断されかつ循環空気加熱手段40が停止している場合、吸込口32より導入された空気は全て排気口34より排気されるものである。なお、排気装置2としては室内側排気管6を経由して屋外へバスルーム105の空気を排気できればよく、ケーシングと駆動モーターと羽根で構成された送風機を用いることも可能である。さらに、住宅を建設した後に本除湿システムを導入する場合、バスルーム105に設けられている排気用送風機を用いることで、既存の排気用送風機を無駄にすることなく、かつ排気装置2の購入費ならびに施工費を削減することができるためより好ましい。
図4ならびに図5は導入空気選択手段16の概略断面図である。図4に示すように導入空気選択手段16は、回転可能な状態で備えられ導入空気選択手段16の内部断面と概ね同形状である遮蔽板42と、遮蔽板42を回転させるための駆動モーター43で構成されたダンパを用いている。
また連通手段8は、ランドリールーム106とバスルーム105を隔てる壁を連通する連通管と、連通管の両端に設けられた吸込みグリルならびに吹出しグリルによって構成されるものである。ここで、ランドリールーム106よりバスルーム105へ移動する際に使用するドアにガラリが備わっている場合、連通手段8としてガラリを使用することで壁面に対して配管工事を行なう必要がなくなるのでより好ましい。
また運転制御手段12には、除湿装置1ならびに排気装置2の運転を制御するための制御信号送信部と第一環境検知手段13ならびに第二環境検知手段14からの信号を受信する検知信号受信部と、検知信号受信部によって得た情報に基づいて制御信号送信部より除湿装置1ならびに排気装置2へ送信する制御信号を決定する制御計算部と、使用者が除湿システムの運転方法を操作するための運転操作部によって構成されている。なお、運転制御手段12による制御内容に関しては後述する。
また第一環境検知手段13ならびに第二環境検知手段14における温度検知手段としてサーミスタや熱電対、相対湿度検知手段としてセラミック湿度センサや高分子湿度センサ、絶対湿度検知手段として熱伝導式湿度センサ等を適用することが可能である。
また熱交換手段15として、凝縮器27と同様に屋外空気とランドリールーム106ならびにバスルーム105より排気する空気との間で熱交換が可能であればよく、凝縮器27と同様の積層型熱交換器を用いることができる。
また洗濯物保持手段107として、洗濯物108を吊り下げる物干し竿ならびにハンガーと、物干し竿を吹出口19の近傍に固定されるため端部を壁面もしくは天井面に固定し物干し竿を引っ掛ける保持具を用いている。なお、洗濯物108を吹出口19近傍に固定するという効果を有していればよく、端部に洗濯物を干すためのハンガーが備えられているスタンドを用いることもできる。
そして、除湿装置1をランドリールーム106に設けられた洗濯機9の上方かつ天井近傍に設け、排気装置2をバスルーム105の天井に設け、導入空気選択手段16をランドリールーム106の天井裏に設け、屋外側導入管3ならびに屋外側排気管5によって屋外と導入空気選択手段16を連通し、室内側導入管4によって、導入空気選択手段16と除湿装置1の吸込口18を連通し、室内側排気管6によって排気装置2の排気口34を連通し、連通手段8をランドリールーム106とバスルーム105を隔てた壁面の床近傍に設け、運転制御手段12をランドリールーム106の壁面に設け、第一環境検知手段13を排気装置2の吸込口32近傍に設け、第二環境検知手段14を屋外に設け、屋外側導入管3ならびに屋外側排気管5の中間に熱交換手段15を設ける。そして、洗濯物108を吹出口19近傍に設けられた洗濯物保持手段107に干すものである。また、除湿装置1を設ける位置としては洗濯物108を干す空間をより広く確保するために、可能な限り天井に近い方が好ましく、天井面に接している状態が最も好ましい。そして、連通手段8を設ける位置として、ランドリールーム106ならびにバスルーム105を隅々まで乾燥させることを考慮すると、可能な限り床との距離が近い位置に設けるのが好ましい。
以上に示す除湿システムによると、第一環境検知手段13によってランドリールーム106ならびにバスルーム105の、第二環境検知手段14によって屋外の温度、相対湿度、絶対湿度の少なくとも2以上の状態を検知することができ、その結果両空間の乾湿球温度差を計算することができる。そして、夏期のように屋外が高温である場合や入浴後のようにバスルーム105が高湿である場合は屋外の乾湿球温度差が排気装置2によって排気する空気の乾湿球温度差よりも大きく、図4に示すような位置に遮蔽板42を配すことによって屋外空気を除湿装置1へ導入することができる。また、梅雨期のように屋外が高湿である場合はランドリールーム106ならびにバスルーム105の乾湿球温度差が屋外の乾湿球温度差よりも大きく、図5に示すような位置に遮蔽板42を配すことによって排気装置2より排気された空気を除湿装置1へ導入することができる。以上のような制御を行なうことによって、より乾湿球温度差の大きい空気を選択して除湿装置1へ導入することができ、その結果より効率よく洗濯物108を乾燥させることが可能となる。
そして、導入空気選択手段16によって選択され室内側導入管4を経由して除湿装置1に導入された空気は、除湿装置1によって除湿かつ加熱され吹出口19よりランドリールーム106へ吹出すこととなる。そして、洗濯物108が吹出口19近傍に保持されているため、吹出口19よりランドリールーム106へ吹出した空気は周囲の温熱環境に影響されることなく洗濯物108に接触し、洗濯物108近傍に滞留することなく連通手段8よりバスルーム105へ移動するため、洗濯物108を迅速に乾燥させることができる。
また吹出口19をランドリールーム106の天井近傍に設け、連通手段8を床近傍に設けているため、吹出口19より吹出した空気はランドリールーム106の天井近傍から床近傍に移動し、その結果ランドリールーム106全体を乾燥させることが可能となる。
また吹出口19に対して広範囲に洗濯物108が保持されている場合、吹出口19に備えた風向制御手段30によって除湿装置1より室に供給される除湿空気を洗濯物108全てに向けて吹出すように制御することができるので、大量の洗濯物を効率よく乾燥させることができる。
また除湿ローター21によって除湿された空気を処理空気加熱手段29によって加熱することによって、洗濯物に接触する空気の乾湿球温度差をより拡大させ、その結果より迅速に洗濯物を乾燥させることが可能となる。
また除湿装置1によって除湿装置1に導入される空気より取り除かれた水分は、再生経路が循環経路を形成している場合、凝縮器27にて凝縮されたドレン水は排水経路28ならびに排水管11を経由して排水口10より排水される。また再生経路が通風経路を形成している場合、再生空気と共に再生空気排気管7ならびに屋外側排気管5を経由して屋外へ排出される。そのため、いずれの経路においても使用者がドレン水を排水するという手間を省くことが可能となる。
また、屋外側導入管3ならびに屋外側排気管5に設けられた熱交換手段15によって屋外側導入管3を流通する空気と屋外側排気管5を流通する空気の間で熱交換が行なわれる。その結果、冬期のように屋外温度が低い場合や、入浴後などランドリールーム106ならびにバスルーム105の温度が高い場合は、屋外側導入管3を流通する空気を加熱することができ、その結果より効率よく洗濯物を乾燥させることが可能となる。
また除湿システムを使用する目的が洗濯物乾燥でなく入浴後などのランドリールーム106の快適性向上である場合、使用者が運転制御手段12を操作することによって、排出選択手段31によって循環経路から通風経路へ変更することができる。このことによって、再生空気加熱手段25ならびに除湿ローター21を通過した後の高温高湿空気の顕熱ならびに潜熱を屋外に排出することができるので、ランドリールーム106の温度を上昇させることなく除湿することができ、その結果ランドリールーム106の快適性を向上することができる。
また、住宅を建設した後に本除湿システムを導入する場合、バスルーム105に設けられた排気装置を排気装置2として活用することができるため、既存の排気装置を廃却する必要がなく、また排気装置2に関する購入費用ならびに施工費を削減することができる。
(実施の形態2)
図6に実施の形態2における除湿システムの概略図、図7に実施の形態2における除湿装置44の概略断面図、図8に実施の形態2における概略平面図を示す。
この実施の形態2は実施の形態1における除湿システムと概ね同じ構成を用いており、実施の形態1との相違点として図6に示すように除湿装置44をランドリールーム106内ではなくランドリールーム106の天井裏に設け、図7に示すように除湿装置44の吹出口45をランドリールーム106の天井46に設けたことにある。このことによって、実施の形態1と比較して洗濯機9と天井46の空間が拡大し、その結果洗濯物108を干すことが容易に行なうことができ、また大型の洗濯物108を乾燥させることができる。
また図8に示すように、バスルーム105に排気装置2を設け、トイレルーム47に第二排気装置48を設け、排気装置2と第二排気装置48と導入空気選択手段16を室内側排気管6によって連通し、ランドリールーム106とバスルーム105を連通手段8によって連通し、ランドリールーム106とトイレルーム47を第二連通手段49によって連通することで、除湿装置1によって除湿された空気は連通手段8ならびに第二連通手段49を経由し、排気装置2ならびに第二排気装置48より排気されることとなる。その結果、実施の形態1に示すバスルーム105の乾燥のみならず、トイレルーム47も同時に乾燥させることが可能となる。
ここで、ランドリールーム106とトイレルーム47の間に廊下50が形成されている場合、ランドリールーム106と廊下50を通じるドアのアンダーカット、ならびに廊下50とトイレルーム47を通じるアンダーカットを第二連通手段49とすることで、実施の形態1と同様に第二連通手段49を施工する手間を省くことができる。
また、実施の形態1と同様に既存のトイレルーム47の排気装置2を第二排気装置48として活用することができ、その結果第二排気装置48の購入費ならびに施工費を削減することができる。
本発明によれば、洗濯物を迅速に乾燥させることができ、既存の排気装置をそのままシステムとして活用することができ、イニシャルコストを削減することができる、洗濯物ならびに室を乾燥させる除湿システムとして有用である。
本発明の実施の形態1における除湿システムの概略図 同実施の形態1における除湿装置1の概略断面図 同実施の形態1における排気装置2の概略断面図 同実施の形態1における導入空気選択手段16の概略断面図 同実施の形態1における導入空気選択手段16の概略断面図 本発明の実施の形態2における除湿システムの概略図 同実施の形態2における除湿装置44の概略断面図 同実施の形態2における除湿システムの概略平面図 従来の除湿システムの概略図
符号の説明
1 除湿装置
2 排気装置
3 屋外側導入管
4 室内側導入管
5 屋外側排気管
6 室内側排気管
7 再生空気排気管
8 連通手段
9 洗濯機
10 排水口
11 排水管
12 運転制御手段
13 第一環境検知手段
14 第二環境検知手段
15 熱交換手段
16 導入空気選択手段
17 除湿装置本体
18 吸込口
19 吹出口
20 再生空気排気口
21 除湿ローター
22 処理ファン
23 再生ファン
24 再生経路
25 再生空気加熱手段
26 遮熱板
27 凝縮器
28 排水経路
29 処理空気加熱手段
30 風向制御手段
31 排出選択手段
32 吸込口
33 吹出口
34 排気口
35 排気装置本体
36 送風ファン
37 循環経路
38 排気経路
39 分流部
40 循環空気加熱手段
41 循環経路開閉部
42 遮蔽板
43 駆動モーター
44 除湿装置
45 吹出口
46 天井
47 トイレルーム
48 第二排気装置
49 第二連通手段
50 廊下
101 除湿装置
102 第一吹出口
103 第二吹出口
104 連通手段
105 バスルーム
106 ランドリールーム
107 洗濯物保持手段
108 洗濯物

Claims (9)

  1. 外空気を除湿して除湿室へ供給する除湿装置と、排気室の空気を屋外へ排気する排気装置と、前記除湿室と前記排気室を連通させる連通手段を備え、
    前記除湿室をランドリールームとし、前記排気室をバスルームとし、
    前記ランドリールームより前記バスルームへ移動する際に使用するドアに前記連通手段としてのガラリを備え、
    前記除湿装置は、吸込口と、吹出口と、再生空気排気口と、回転可能なように設けられ前記吸込口から導入された空気より吸湿する除湿ローターと、前記除湿ローターによって除湿された空気を前記吹出口より吹出す処理ファンと、再生ファンと、前記再生ファンによって供給される再生空気が前記除湿ローターを通過するように形成された再生経路と、前記再生経路における前記除湿ローターの風上側に設けられ再生空気を加熱する再生空気加熱手段と、前記再生経路における前記除湿ローターの風下側に設けられ再生空気の冷却を行なう凝縮器と、前記再生経路の最下部に設けられ前記凝縮器ならびに前記再生経路において発生したドレン水を排水管へ排水する排水経路と、前記凝縮器の風上側および風下側に設けられ再生空気の風路を循環経路と通風経路のいずれかに形成する排出選択手段を備え、
    前記処理ファンにより、前記吸込口より導入された空気は、前記除湿ローターを通過する際に吸湿され、前記吹出口より前記ランドリールームへ供給され、
    前記排出選択手段によって循環経路が形成されている場合、前記除湿ローターに吸湿された水分は、前記除湿ローターが回転することによって、前記再生空気加熱手段によって高温になった再生空気が前記除湿ローターを通過する際に、前記除湿ローターより放湿され水蒸気となって再生空気と共に前記再生経路を循環し、前記再生経路に設けられた前記凝縮器によって凝縮され、前記排水経路ならびに前記排水管を経由して排水され、
    前記排出選択手段によって通風経路が形成されている場合、前記吸込口より導入された空気の一部は前記再生経路に導入され、前記再生空気加熱手段ならびに前記除湿ローターを通過し、前記除湿ローターに吸湿された水分は、前記除湿ローターが回転することによって、前記再生空気加熱手段によって高温になった再生空気が前記除湿ローターを通過する際に、前記除湿ローターより放湿され水蒸気となり、前記再生空気排気口より排気されることを特徴とする除湿システム。
  2. 除湿装置によって除湿した空気を加熱する処理空気加熱手段を備えている、請求項記載の除湿システム。
  3. 排水経路が凝縮器の風下側の再生経路に設けられた請求項1または2に記載の除湿システム。
  4. 排気室をバスルームおよびトイレルームとした請求項1乃至3のいずれかに記載の除湿システム。
  5. 除湿装置に導入する空気を、屋外空気と排気室の空気のいずれかに選択することができる導入空気選択手段を備えることを特徴とする、請求項1、2、3または4記載の除湿システム。
  6. 排気室の温度、相対湿度、絶対湿度のうち少なくとも2以上の状態を検知することができる第一環境検知手段と、屋外の温度、相対湿度、絶対湿度のうち少なくとも2以上の状態を検知することができる第二環境検知手段と、前記第一環境検知手段ならびに前記第二環境検知手段の情報に基づいて導入空気選択手段を制御する運転制御手段を備えていることを特徴とする、請求項記載の除湿システム。
  7. 排気装置によって屋外へ排気する空気と除湿装置によって屋外より導入する空気との間で熱交換する熱交換手段を備えていることを特徴とする、請求項1、2、3、4、5または6記載の除湿システム。
  8. 除湿装置によって除湿装置に導入する空気より取り除いた水分を除湿室に設けられた洗濯機の排水口より排出する排水手段を備えていることを特徴とする、請求項1、2、3、4、5、6または7記載の除湿システム。
  9. 除湿装置によって除湿装置に導入する空気より取り除いた水分を気化させたのち排気装置によって排気する空気と共に屋外へ排出する再生空気排気手段を備えていることを特徴とする、請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の除湿システム。
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