JP4695304B2 - 容器保持装置付き車両用シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料水用の缶、ペットボトル又はカップ等の容器を保持する容器保持装置を具備する容器保持装置付き車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両等の乗物の乗員室には、飲料水用の缶などを保持するカップホルダと称される容器保持装置が設けられている。容器保持装置は、上下に延在するベース部材と、容器の底面を保持する受け皿部材とを備えている。受け皿部材の基端部が、ベース部材の下端部表面に設けられたヒンジに連結されており、ヒンジを中心にして上下に回転自在となっている。収納時、受け皿部材がベース部材に対してほぼ平行となって、起立した姿勢となる。一方、使用時、乗員が受け皿部材を略水平姿勢に展開すると、受け皿部材に設けられた第一ストッパが、ベース部材に一体的に設けられた第二ストッパに当接して、受け皿部材が略水平姿勢に維持されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一方、受け皿部材が水平姿勢にある状態において、乗員が受け皿部材を下に回転する方向に誤って付勢してしまった場合、第一ストッパ、第二ストッパ又はヒンジに過大な荷重が作用してしまい、第一ストッパ、第二ストッパ又はヒンジが破損してしまう。このような問題点に対処するために、第一ストッパ又は第二ストッパが可撓性を有するようにすると、受け皿部材に対して下に回転する方向に過大な荷重が作用した場合に第一ストッパ又は第二ストッパが撓んで第一ストッパと第二ストッパとの当接が解除される。従って、受け皿部材が水平姿勢より下に回転し、第一ストッパ、第二ストッパ又はヒンジの破損が抑えられる。ところで、以上のように構成される容器保持装置は、乗員の座るためのシートの側部に取り付けられる場合がある。この場合、受け皿部材が起立した姿勢の際には、受け皿部材とベース部材がほぼ平行になっているため、容器保持装置の下部において、ベース部材と受け皿部材との間に隙間ができてしまう。即ち、容器保持装置の下方からヒンジが覗けるため、またベース部材と受け皿部材との隙間があるため、シート全体として美観が損ねる場合がある。そこで容器保持装置の下方を覆うようにしてカバー等をシートの側部に設けたものとしても、カバーが受け皿部材の下への回転の邪魔になってしまう。
【0004】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、不測の荷重によって受け皿部材が水平姿勢より下に回転した場合でも破損することのない容器保持装置を取り付けてなる容器保持装置付き車両用シートにおいて、該容器保持装置付き車両用シートの美観を損ねないようにすることにある。
【0005】
以上の課題を解決すべく、請求項1記載の発明に係る容器保持装置付き車両用シートは、例えば図1、図2、図3又は図10に示すように、上下に延在するベース部材(例えば、ベース部材6)と、上下に回転可能となって前記ベース部材の表面下部に基端部が支持される受け皿部材(例えば、受け皿部材10)と、前記受け皿部材に設けられる第一係止部(例えば、係止爪61)と、前記ベース部材に設けられるとともに前記第一係止部と係止することで容器を載置可能となる略水平な水平姿勢に前記受け皿部材を維持する第二係止部(例えば、係止片32)と、を具備し、前記第一係止部と前記第二係止部とのうちの少なくとも一方が撓むことで前記第一係止部と前記第二係止部との係止が解除されることによって前記受け皿部材が下へ回転するようになる容器保持装置(例えば、カップホルダ5)と、
乗員室の床(例えば、床62)に取り付けられ、かつ、前記ベース部材が側部に設けられるシート本体(例えば、シート本体50)と、を備え、
前記受け皿部材が水平姿勢より下方に回転して前記受け皿部材の他端部が前記床に当接することで、前記受け皿部材の下方への回転が止まるように設定されており、前記ベース部材と前記受け皿部材との回転支持点の下方に突出するとともに前記受け皿部材の他端部が前記床に当接している際の前記受け皿部材の表面に沿っている突部(例えば、突部65)が前記シート本体の側部カバー(例えば、サイドカバー4)に設けられることを特徴とする。
ここで、例えば、床から容器保持装置(又はベース部材)までの距離(上下方向の距離)が設定されること、床から受け皿部の回転支点(即ち、基端部)までの距離が設定されること、又は、受け皿部材の基端部から他端部までの距離が設定されることによって、受け皿部材が水平姿勢より下方に回転して受け皿部材の他端部が床に当接するように設定される。
【0006】
請求項1記載の発明では、第一係止部が第二係止部に係止することによって、受け皿部材が水平姿勢となり、受け皿部材に対して容器を載置可能となる。ここで、例えば乗員の不注意などから、水平姿勢にある受け皿部材に対して下方に回転する方向に過大な荷重が作用した場合、第一係止部と第二係止部とのうちの少なくとも一方が撓むことで、第一係止部と第二係止部との係止が解除される。これにより、受け皿部材が更に下方へ回転可能となり、第一係止部及び第二係止部に対して過大な剪断力が作用せず、第一係止部又は第二係止部が損傷することはない。
【0007】
また、受け皿部材が水平姿勢より下に回転した場合、受け皿部材の他端部が乗員室の床に当接することで受け皿部材の回転が停止するから、受け皿部材の下への回転角度は小さくなり、突部を受け皿部材の回転支点の下方に突出させることができる。即ち、受け皿部材とベース部材との隙間を突部が下から覆うようになる。従って、突部によって受け皿部材の回転支点が覆われるから、容器保持装置付き車両用シートの美観を損ねず、容器保持装置付き車両用シートの外観商品性が向上するとともに、乗員などの手や指などが受け皿部材の回転支点に触れてしまうことが防止される。
【0008】
請求項2記載の発明は、例えば図11に示すように、請求項1記載の容器保持装置付き車両用シートであって、
前記受け皿部材の他端部が前記床に当接している際の前記受け皿部材の水平姿勢から下への角度は、90度より小さいことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明では、受け皿部材の他端部が床に当接している際の受け皿部材の水平姿勢から下への角度は、90度より小さいため、突部がより広い範囲で受け皿部材の回転支点を覆うとともに、より広い範囲で受け皿部材とベース部材との隙間を突部が下から覆うようになる。従って、容器保持装置付き車両用シートの外観商品性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る容器保持装置付き車両用シートについて、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲を図示例に限定するものではない。
【0011】
図1には、車両用シート1の側面図が示されている。
車両用シート1は、本発明に係る容器保持装置付き車両用シートが適用されたものであり、車両の乗員室内に配設されている。この車両用シート1は、シートボトム3、シートバック2並びにサイドカバー4を具備するシート本体50と、スライドレール63と、シート基台64とを備えている。
【0012】
スライドレール63は乗員室の床62に敷設されており、シート基台64は車両の前後方向に移動自在となってスライドレール63に取り付けられている。シート基台5上にシートボトム3が設けられており、シートバック2はシートボトム3の後部位置より上方に延びて配置されている。乗員がシート本体50に着座する場合、シートボトム3にはこの乗員の臀部が載置され、シートバック2に乗員の背中が支持される。
【0013】
サイドカバー4は、シートバック2及びシートボトム3の側部に取り付けられており、シートバック2の下部からシートボトム3の前端部近傍まで略L字状に延在している。サイドカバー4は、シート本体50の側部を構成する。
【0014】
更に、車両用シート1は、サイドカバー4に一体となって取り付けられたカップホルダ(即ち、容器保持装置)5を更に具備する。カップホルダ5は、サイドカバー4の前部に取り付けられており、シートボトム3の後端から前方に向けて所定距離離れた位置に配置されている。即ち、乗員がシートボトム3に着座して前方を向いた姿勢であっても、当該乗員の手の届く範囲にカップホルダ5が配置されている。このカップホルダ5は、飲料水用の缶、ペットボトル又はカップ等(以下、容器と述べる。)の保持に用いられるものである。
【0015】
カップホルダ5及びサイドカバー4について詳細に説明する。図2は、サイドカバー4からカップホルダ5が取り外された状態が示された分解斜視図である。図3は、カップホルダ5が分解されて示された分解斜視図である。図4は、カップホルダ5の正面図である。図5は、カップホルダ5の側面図である。図6は、図4におけるE−E断面が示された断面図である。図7は、カップホルダ5の平面図である。図8は、カップホルダ5の背面図である。図2、図4、図5、図6、図7及び図8には、カップホルダ5に対して容器を保持可能な状態(この状態のカップホルダ5の姿勢を展開姿勢と述べる。)が示されている。また、図4、図5、図6、図7及び図8には、カップホルダ5がサイドカバー4から取り外された状態が示されている。
【0016】
図2に示すように、サイドカバー4の前部には、下方の開放した凹部51が形成されている。凹部51の底面には、サイドカバー4の表面から裏面へと貫通する一対の貫通孔52が形成されている。貫通孔52は、凹部51の底面における上端部の両側に配置されている。凹部51の底面の中央部には、サイドカバー4の表面から裏面へと貫通する貫通孔55が形成されている。凹部51の底面の下部には、サイドカバー4の表面から裏面へと貫通する一対の貫通孔53が形成されている。貫通孔55の下方には、カバー4の表面から裏面へと貫通する貫通孔54が形成されている。貫通孔54はほぼH字状に形成されている。凹部51の下方において、サイドカバー4の側方に突出する突部65がサイドカバー4の下端部に形成されている。
【0017】
カップホルダ5は、図2〜図8に示すように、種々の部材が取り付けられるベース部材6と、容器の側面を囲むようにして容器を保持するための第一ホルダ部材8及び第二ホルダ部材9と、第一ホルダ部材8を回転自在に支持するためのアーム部材7と、容器が載置される受け皿部材10と、容器を安定して保持するためのフラップ部材11等とを備えている。
【0018】
ベース部材6は、硬質樹脂で形成されている。ベース部材6の上端部には、ベース部材6の表面から裏面へと貫通する一対の貫通孔56が形成されている。ベース部材6の中央部には表面から裏面へと貫通孔57が形成されている。一方、ベース部材6の裏面下部には、一対の係合爪58が突出形成されている。係合爪58は折れ曲がって、下方を指向している。ベース部材6の表面上部の両側部には、一対の軸支持部12が突出形成されている。
【0019】
ベース部材6の裏面が凹部51の底面に当接して、ベース部材6が上下に延在してサイドカバー4に取り付けられている。即ち、係合爪58がサイドカバー4の表面から裏面へと貫通孔53を挿通して、貫通孔53の下方においてサイドカバー4に係合している。更に、ネジ59が貫通孔56及び貫通孔52を貫通して、サイドカバー4の裏面にてナット(図示略)に締結している。ネジ59がこのナットに締結することで、ベース部材6の上部がサイドカバー4の上部に固定されている。また、ネジ60が貫通孔57及び貫通孔55を貫通して、サイドカバー4の裏面にて別のナット(図示略)に締結している。
【0020】
一方、アーム部材7は、硬質樹脂で形成されている。このアーム部材7は、長尺な一対のアーム部13と、二つのアーム部13に介在するフランジ部14とを備えており、アーム部13とフランジ部14とが一体形成されている。アーム部13の基端部には、左右(即ち、車両の進行方向)に延在する軸部15が形成されており、アーム部13の他端部には、左右に延在する軸部16が形成されている。軸部15が、回転自在となってベース部材6の軸支持部12に支持されている。これにより、アーム部材7は、軸部15を中心にして上下に回転自在となってベース部材6に取り付けられている。
【0021】
第二ホルダ部材9は、略U字状に形成されているとともに、硬質樹脂で形成されている。第二ホルダ部材9の両側部には軸支持部17が形成されており、更に軸支持部17の後方において軸支持部18が第二ホルダ部材9の両側部に形成されている。そして、アーム部13の他端部に形成された軸部16が、回転自在となって軸支持部17に支持されている。これにより、第二ホルダ部材9は、軸部16を中心にして上下に回転自在となってアーム部材7に取り付けられており、アーム部材7を介して上下に回転自在にベース部材6に設けられている。
【0022】
第一ホルダ部材8は、硬質樹脂で形成されている。第一ホルダ部材8の両側部には、左右に延在する軸部19が形成されており、更に軸部19の後方において、左右に延在する軸部20が第一ホルダ部材8の両側部に形成されている。そして、軸部19が、回転自在となって第二ホルダ部材9の軸支持部18に支持されている。これにより、第二ホルダ部材9は、軸部19を中心に回転自在となって第一ホルダ部材8に取り付けられている。
【0023】
一方、ベース部材6の上下方向中間部において、その表面両側部には軸支持部43が突出形成されている。そして、軸支持部43には、第一ホルダ部材8の軸部20が回転自在となって支持されている。これにより、第一ホルダ部材8は、軸部20を中心にして上下に回転自在となってベース部材6に取り付けられている。
【0024】
また、軸部20は、巻きバネ21に挿通している。巻きバネ21の一方の端部は、ベース部材6に表面に当接しており、他方の端部は第一ホルダ部材8の下面に当接している。巻きバネ21は、第一ホルダ部材8が上に回転する方向に、即ち、図5の方向から見て第一ホルダ部材8が時計回りに回転する方向に、第一ホルダ部材8を付勢している。これにより、第二ホルダ部材9は、軸部16を中心にして下に回転する方向に、即ち、図5の方向から見て軸部16を中心に反時計回りに回転する方向に付勢されている。ところが、後述する係止爪22が係止部23に係止することによって、巻きバネ21の付勢力による第二ホルダ部材9並びに第一ホルダ部材8の回転が抑止されている。
【0025】
係止爪22は、第一ホルダ部材8の両側部に形成されており、軸部19と軸部20との間に設けられている。係止爪22は、第一ホルダ部材8本体との付け根において撓むようになっている。また、係止部23は、第二ホルダ部材9の両側部に形成されており、軸支持部18の後方に即ち第二ホルダ部材9の後端部に設けられている。係止部23は係止爪22の下方に位置しており、係止爪22は係止部23に当接している。これにより、巻きバネ21の付勢力による第二ホルダ部材9並びに第一ホルダ部材8の回転が抑止されている。また、係止爪22が係止部23に当接(言い換えれば、係止)した状態では、第二ホルダ部材9は略水平な姿勢で維持されている。
【0026】
第二ホルダ部材9が略水平な姿勢である場合に、第一ホルダ部材8及び第二ホルダ部材9が環状になって囲んでなる保持穴36が形成される。保持穴36に容器が挿通されることで、水平方向への容器の移動が拘束されて、容器が保持されることになる。
【0027】
更に、第二ホルダ部材9にフラップ部材11が取り付けられており、平面視して(図7の方向から見て)フラップ部材11は保持穴36内に位置している。フラップ部材11の後端縁が略円弧状に形成されており、フラップ部材11の前端部には左右に延在する軸部37が形成されている。一方、第二ホルダ部材9の前端部には、保持穴36に臨むようにして左右に延在するフランジ部38が形成されている。フランジ部38の下面には、軸支持部(図示略)が形成されており、この軸支持部に対して軸部37が回転自在に支持されている。これにより、フラップ部材11が回転自在となって第二ホルダ部材9に取り付けられている。また、軸部37は、巻きバネ39に挿通している。巻きバネ39の一方の端部はフラップ部材11の下面に当接しており、他方の端部はフランジ部38の下面に当接している。巻きバネ39は、フラップ部材11が上に回転する方向に、即ち、図5の方向から見てフラップ部材11が反時計回りに回転する方向に、フラップ部材11を付勢している。ここで、フラップ部材11の上面がフランジ部38の下面に当接することによって、巻きバネ39の付勢力によるフラップ部材11の回転が抑止されている。フラップ部材11がフランジ部38に当接した状態では、フラップ部材11が略水平な姿勢で維持されているとともに、平面視してフラップ部材11はフランジ部38から後方に向けて延出している。
【0028】
上記受け皿部材10は、略矩形状であるとともに板状である受け皿本体24と、受け皿本体24の基端部に形成された一対の軸受部25と、受け皿本体24の基端部から上方に突出して後方に向けて湾曲した一対の湾曲棒26と、受け皿本体24の前端部(即ち、基端部とは反対側の端部)に形成された一対の係止部27とを備えており、これらが一体となって硬質樹脂で形成されている。湾曲棒26は、軸受部25(即ち、後述する軸部材33)を中心にして略円弧状に湾曲している。湾曲棒26の先端部には、係止爪61が形成されている。
【0029】
一方、ベース部材6の下部には、ベース部材6の裏面から表面に貫通する一対の貫通孔29が形成されている。この貫通孔29は、正面視して(図4の方向から見て)、サイドカバー4の貫通孔54内に位置している。また、貫通孔29のすぐ上方において、可撓性を有する金属製の板ばね30がねじ31によってベース部材6の裏面に取り付けられている。板ばね30の先端部には、係止片32が形成されており、係止片32は貫通孔29内に位置している。
【0030】
また、上記ベース部材6の表面下端部には、軸受部28が突出形成されている。軸受部28には、左右に延在する軸部材33が挿通しており、軸部材33はEリング34によってベース部材6に取り付けられている。更に、軸部材33は、受け皿部材10の軸受部25に挿通しており、軸部材33は軸受部25に対して回転自在となっている。これにより、受け皿部材10は、軸部材33を中心にして上下に回転自在となってベース部材6の下端部に取り付けられている。ベース部材6がサイドカバー4に取り付けられた状態では、サイドカバー4の下端部に形成された突部65は軸受部25及び軸受部28の下方に向けて突出している。
【0031】
また、軸部材33は、巻きバネ35に挿通している。巻きバネ35の一方の端部はベース部材6に表面に当接している。巻きバネ35の他方の端部は、受け皿本体24の上面(以下、水平姿勢である受け皿本体24の上面を裏面といい、水平姿勢である受け皿本体24の下面を表面という。)に当接している。巻きバネ35は、受け皿部材10が下に回転する方向に、即ち、図5の方向から見て受け皿部材10が反時計回りに回転する方向に、受け皿部材10を付勢している。ここで、後述する係止爪61が係止片32に係止することによって、巻きバネ35の付勢力による受け皿部材10の回転が抑止されて、受け皿本体24が略水平な姿勢で維持されている。
【0032】
係止爪61は湾曲棒26の先端部に設けられている。この湾曲棒26は、受け皿本体24の裏面から貫通孔29に向けて延出しており、湾曲棒26は貫通孔29及び貫通孔54に挿通している。そして、係止爪61は係止片32の後方に位置しており、係止爪61は係止片32に当接している。受け皿部材10の回転に伴い湾曲棒26が貫通孔29及び貫通孔54を移動するようになっているが、係止爪61が係止片32に当接することによって、受け皿部材10の回転が抑止されている。即ち、巻きバネ35による受け皿部材10の回転は、係止爪61が係止片32に当接(即ち、係止)することによって抑止されている。
【0033】
また、水平姿勢にある受け皿部材10に対して下に回転する方向に過大な荷重が作用した場合、板ばね30が可撓性を有するために板ばね30が撓んで、係止片32と係止爪61との係止が解除されて、受け皿部材10が水平姿勢より更に下に回転できるようになっている。ここで、受け皿部材10が水平姿勢より更に下に回転した場合に、受け皿本体24の基端6がベース部材6の下端6に当接するとともに、受け皿本体24の前端部が乗員室の床62上に当接する(図9〜図11を参照)ことによって、受け皿部材10の回転が抑止されるようになっている。即ち、受け皿本体24の基端部から前端部までの長さ、又は、床62から軸受部28までの高さが所定の値に設定されることによって、受け皿部材10が水平姿勢から更に下に回転して受け皿本体24の前端部が床62に当接するように設定されている。また、受け皿本体24の前端部が床62に当接している状態では、サイドカバー4の突部65は受け皿本体24の表面より下方にあり、突部65は受け皿本体24の表面に沿っている(図9を参照)。また、受け皿本体の前端部が床62に当接している際、受け皿本体24の水平姿勢から下への角度は90度より小さく、具体的には約45度であるが約60度であっても良い。
【0034】
また、受け皿本体24の前端部には、係止部27が形成されている。一方、ベース部材6の上端部には、係止部27と係止可能な係止爪40が形成されている。更に、ベース部材6の上端部には、押しボタン41が係止爪40と一体となって形成されている。押しボタン41の後方には、板ばね42がはまっている。水平姿勢にある受け皿部材10が巻きバネ35の付勢力に抗して上に回転されると、係止部27が係止爪40に係止するようになっている。係止部27が係止爪40に係止した状態では、受け皿本体24がほぼ垂直に延在しており、受け皿本体24がサイドカバー4の凹部51を塞いだ状態になり、受け皿本体24の表面がサイドカバー4の表面と面一なっている(図1に図示)。この状態では、受け皿本体24とベース部材6とに囲まれる空間に、アーム部材7、第一ホルダ部材8、第二ホルダ部材9及びフラップ部材9等が収容されている。以下では、この状態のカップホルダ5の姿勢を収納姿勢という。
【0035】
係止部27が係止爪40に係止している状態から押しボタン41が板ばね42に抗して下方に押されると、係止爪40が係止部27から離れて、係止部27と係止爪40との係止が解除される。
【0036】
以上のように構成されるカップホルダ5の作用及び使用方法について説明する。
カップホルダ5が展開姿勢にある場合、即ち、係止爪22が係止部23に係止して第二ホルダ部材9が略水平姿勢にあるとともに、係止爪61が係止片32に係止して受け皿本体24が略水平姿勢にある場合に、乗員が容器を保持穴36へ上から挿入する。すると、フラップ部材11に容器が当接して、フラップ部材11が巻きバネ39の付勢力に抗して容器によって下に回転する。更に、乗員が容器を下に移動すると、容器の底面が受け皿本体24の裏面に当接して、容器が受け皿本体24上に載置される。この状態では、巻きバネ39の付勢力によってフラップ部材11が容器の側面に当接し、容器がフラップ部材11と第一ホルダ部材8とに挟まれた状態となっている。従って、容器が安定して保持される。また、この状態では、受け皿部材10に容器が載置されているため、ベース部材6にはその上部を中心にしてサイドカバー4に向かったモーメントが作用する。即ち、ベース部材6の下部は、受け皿部材10に載置された容器の重さによって、凹部51の底面に押し付けられている。
【0037】
そして、受け皿部材10に容器が載置されている状態から乗員が容器を保持穴36から上方に抜くと、フラップ部材11は巻きバネ39の付勢力によって上に回転し、フラップ部材11はフランジ部38に当接して略水平姿勢に維持される。なお、図において、二点鎖線で示されるものが、円筒形状の容器である。
【0038】
一方、カップホルダ5が展開姿勢にある場合に、乗員が受け皿部材10を上に押し上げると、受け皿部材10が巻きバネ35の付勢力に抗して軸部材33を中心に上に回転する。これにより、係止爪61は係止片32から後ろへ離れるとともに、湾曲棒26は軸部材33を中心に回転し、湾曲棒26の先端部はサイドカバー4の裏面側であり貫通孔54の下方へと移動する。更に、乗員によって受け皿部材10が上に回転すると、受け皿部材10が第二ホルダ部材9に当接する。更に、受け皿部材10が上に回転すると、第二ホルダ部材9が受け皿部材10によって上に押されて軸部19を中心にして上に回転するとともに、アーム部材7は軸部15を中心にして下に回転する。更に、受け皿部材10が上に回転すると、図9に示すように、アーム部材7、第二ホルダ部材9、フラップ部材9及び受け皿本体24が略垂直に延在して起立した姿勢となり、係止部27が係止爪40に係止する。これにより、カップホルダ5は収納姿勢となり、アーム部材7及び第二ホルダ部材9が起立した姿勢に維持される。また、カップホルダ5が収納姿勢にある場合、係止爪40は板ばね42の付勢力によって係止部27と係止した状態が保たれている。
【0039】
また、カップホルダ5が収納姿勢にある場合、湾曲棒26の先端部がサイドカバー4の裏面側に位置し、サイドカバー4は受け皿本体24と湾曲棒26との間に介在し、サイドカバー4の下部に湾曲棒26が引っ掛かっている。湾曲棒26がサイドカバー4の下部に引っ掛かることによって、カップホルダ5がサイドカバー4に対して、安定して取り付けられた状態となっている。
【0040】
また、カップホルダ5が収納姿勢にある場合に、乗員が受け皿部材10を引っ張ってしまうと、ベース部材6がサイドカバー4から引き離れる方向に荷重が作用する。ところが、湾曲棒26がサイドカバー4の下部に引っ掛かっているため、ベース部材6とサイドカバー4がねじ59又はねじ60で締結された箇所に荷重が集中しない。そのため、乗員が受け皿部材10を誤って引っ張った場合でも、ベース部材6及びサイドカバー4の破損が抑えられる。
【0041】
また、カップホルダ5が収納姿勢にある場合、サイドカバー4の下端部に突部65が突出しているため、突部65と受け皿部材10の下端66との距離が小さくなり、その間の開口部80(図9に図示)が小さくなる。したがって、車両シート1の側部の美観を損ねない。なお、図9において、二点鎖線で示される符号10’は、受け皿部材10が水平姿勢にある場合を仮想的に示すものである。また、図9では、図面を簡略化するため、第一ホルダ部材8及び第二ホルダ部材9等の図示を省略している。
【0042】
カップホルダ5が収納姿勢にある場合に、乗員が押しボタン41を板ばね42に抗して下方に押すと、係止部27と係止爪40との係止が解除される。これにより、巻きバネ21の付勢力により第二ホルダ部材9は下に回転するとともに、受け皿部材10は巻きバネ35の付勢力によって下に回転する。そして、第二ホルダ部材9の係止部23が第一ホルダ部材8の係止爪22に係止することで、アーム部材7、第一ホルダ部材8及び第二ホルダ部材9が止まって、第二ホルダ部材9は略水平姿勢に維持される。一方、受け皿部材10の係止爪61が係止片32に係止することで、受け皿部材10が止まって、受け皿本体24が略水平姿勢に維持される。即ち、カップホルダ5は、展開姿勢に維持される。
【0043】
カップホルダ5が展開姿勢にある場合に、例えば、乗員の体が不測に第二ホルダ部材9に当たって、水平姿勢にある第二ホルダ部材9に対して下に回転する方向へ過大な荷重がかかる。すると、係止爪22が可撓性を有するので、過大な荷重によって係止部23が係止爪22を撓ませる。これにより、係止部23と係止爪22との係止が解除されて、係止部23が係止爪22より上方に移動可能となる。従って、過大な荷重がかかった場合に、第二ホルダ部材9が下に回転可能となる。これにより、図10に示すように、第二ホルダ部材9及びアーム部材7は下に垂れた状態となる。この状態から、乗員が第二ホルダ部材9を上に回転させると、係止部23が係止爪22を乗り越えることで係止部23が係止爪22に係止して、第二ホルダ部材9は元の水平姿勢に戻る。
【0044】
また、カップホルダ5が展開姿勢にある場合に、例えば、乗員の体が不測に受け皿部材10に当たって、水平姿勢にある受け皿本体24に対して下に回転する方向へ過大な荷重(容器の重量に比較しても大きい。)がかかる。すると、板ばね30が可撓性を有するので、過大な荷重によって係止爪61が板ばね30を撓ませる。これにより、係止片32と係止爪61との係止が解除されて、係止爪61が係止片32より前方に移動可能となる。従って、過大な荷重がかかった場合に、受け皿部材10が下に回転可能となる。受け皿部材10が下に回転すると、受け皿本体24の前端部が乗員室の床62に当接すると共に受け皿本体24の基端67がベース部材6の下端に当接する。これによって、受け皿部材10の下への回転が停止する。即ち、図10或いは図11に示すように、受け皿部材10は下に垂下した状態となり、受け皿部材10(即ち、受け皿本体24)の前端部が乗員室の床62に接している。従って、受け皿部材10はそれ以上下に回転しないため、受け皿部材10の表面が突部65に当たらない。
【0045】
受け皿部材10が垂下した状態から、乗員が受け皿本体24を上に回転させると、係止爪61が係止片32を乗り越えることで係止爪61が係止片32に係止して、受け皿本体24は元の水平姿勢に戻る。なお、図9において、二点鎖線で示される符号10”は、受け皿部材10が垂下した状態にある場合を仮想的に示すものである。
【0046】
以上のように、本実施の形態では、係止爪22が可撓性を有するため、第二ホルダ部材9に対して不測に荷重が作用した場合でも係止爪22が撓む。このため、係止爪22と係止部23との係止が解除される。従って、係止爪22及び係止部23に対して過大な剪断力が作用せず、係止爪22及び係止片23の損傷が避けられる。即ち、係止爪22及び係止部23の損傷を抑えるために係止爪22及び係止部23の肉厚を大きくする必要がなくなり、カップホルダ5自体の大型化及び重量化が抑えられる。また、係止爪22と係止部23との係止が解除されることで第二ホルダ部材9が下方に回転可能となるため、乗員の体が不測に第二ホルダ部材9に対して当たった場合でも乗員の身体が傷つくことがない。
【0047】
また、受け皿部材10に対して不測に荷重が作用した場合でも、係止片32が可撓性を有するため、係止爪61、湾曲棒26又は板ばね30の損傷が抑えられるとともに、係止爪61、湾曲棒26又は板ばね30の肉厚を大きくする必要がなくなる。
【0048】
また、受け皿部材10が水平姿勢から下へ勢いよく回転した場合、受け皿部材10の前端部が乗員室の床62に受け止められる。従って、受け皿部材10の表面が突部65に当たらなくなり、受け皿部材10及び突部65が傷つかない。また、受け皿部材10が垂下した状態では、受け皿部材10の前端部が床62に当接しているから、この状態の際に乗員が誤って受け皿部材10に対して下に荷重を負荷してしまった場合でも受け皿部材10が破損してしまうことが防止される。
【0049】
また、突部65が受け皿部材10の軸受部25及びベース部材6の軸受部28の下方に突出しているため。突部65によって軸受部25及び軸受部28が下から覆われるようになる。従って、乗員などが手や指などが軸受部25、軸受部28或いは軸部材33に触れてしまうことが防止される。また、軸受部25、軸受部28或いは軸部材33といった可動部が突部65によって下から覆われるようになっているため、サイドカバー4及びカップホルダ5の美観を損ねない。
【0050】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
【0051】
例えば、係止部23又は係止爪61が可撓性を有していても良い。更に、巻きバネ21,35,39に代えて、弾性的に付勢する板ばね等の弾性部材であっても良い。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、例えば乗員の不注意などから、水平姿勢にある受け皿部材に対して下方に回転する方向に過大な荷重が作用した場合、第一係止部と第二係止部とのうちの少なくとも一方が撓むことで、受け皿部材が更に下方へ回転可能となる。従って、第一係止部及び第二係止部に対して過大な剪断力が作用せず、第一係止部又は第二係止部が損傷することはない。また、突部に受け皿部材の回転支点が覆われるようになるとともに、受け皿部材とベース部材との隙間を突部が下から覆うようになるから、器保持装置付きシートの美観を損ねない。従って、容器保持装置付き車両用シートの外観商品性が向上するとともに、乗員などの手や指などが受け皿部材の回転支点に触れてしまうことが防止される。また、受け皿部材が水平姿勢より下に回転した場合、乗員室の床が受け皿部材の他端部を受け止めるとともに、受け皿部材が床に当接している際には突部が受け皿部材の表面に沿っているため、受け皿部材が突部に勢いよくあたることはない。従って、突部及び受け皿部材が傷つくことが抑えられるとともに、突部及び受け皿部材の破損も抑えられる。
【0053】
請求項2記載の発明によれば、突部がより広い範囲で受け皿部材の回転支点を覆うとともに、より広い範囲で受け皿部材とベース部材との隙間を突部が下から覆うようになる。従って、容器保持装置付き車両用シートの外観商品性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、容器保持装置を具備する車両用シートの具体的態様が示された側面図である。
【図2】図2は、上記容器保持装置が上記車両用シートのサイドカバーから取り外されて示された分解斜視図である。
【図3】図3は、上記容器保持装置の具体的態様が示された分解斜視図である。
【図4】図4は、上記容器保持装置の具体的態様が示された正面図である。
【図5】図5は、上記容器保持装置の具体的態様が示された側面図である。
【図6】図6は、図4におけるE−E断面が示された断面図である。
【図7】図7は、上記容器保持装置の具体的態様が示された平面図である。
【図8】図8は、上記容器保持装置の具体的態様が示された背面図である。
【図9】図9は、上記容器保持装置が概略的に示された側断面図である。
【図10】図10は上記容器保持装置の具体的態様が示された斜視図であり、ホルダ部材及び受け皿部材が水平姿勢より下へ垂下している。
【図11】図11は、図1におけるF−F断面が示された断面図である。
【符号の説明】
1 車両用シート(容器保持装置付き車両用シート)
4 サイドカバー(側部カバー)
5 カップホルダ(容器保持装置)
6 ベース部材
10 受け皿部材
32 係止片(第二係止部)
50 シート本体
61 係止爪(第一係止部)
62 床(乗員室の床)
65 突部

Claims (2)

  1. 上下に延在するベース部材と、上下に回転可能となって前記ベース部材の表面下部に基端部が支持される受け皿部材と、前記受け皿部材に設けられる第一係止部と、前記ベース部材に設けられるとともに前記第一係止部と係止することで容器を載置可能となる略水平な水平姿勢に前記受け皿部材を維持する第二係止部と、を具備し、前記第一係止部と前記第二係止部とのうちの少なくとも一方が撓むことで前記第一係止部と前記第二係止部との係止が解除されることによって前記受け皿部材が下へ回転するようになる容器保持装置と、
    乗員室の床に取り付けられ、かつ、前記ベース部材が側部に設けられるシート本体と、を備え、
    前記受け皿部材が水平姿勢より下方に回転して前記受け皿部材の他端部が前記床に当接することで、前記受け皿部材の下方への回転が止まるように設定されており、前記ベース部材と前記受け皿部材との回転支持点の下方に突出するとともに前記受け皿部材の他端部が前記床に当接している際の前記受け皿部材の表面に沿っている突部が前記シート本体の側部カバーに設けられる容器保持装置付き車両用シート。
  2. 請求項1記載の容器保持装置付き車両用シートであって、
    前記受け皿部材の他端部が前記床に当接している際の前記受け皿部材の水平姿勢から下への角度は、90度より小さい容器保持装置付き車両用シート。
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