JP4693694B2 - 赤目検出及び補正方法及び装置 - Google Patents

赤目検出及び補正方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理の、赤目検出及び補正に関し、本発明の例示的な実施形態は、デジタル画像の赤目の自動補正に関連して具体的な用途を見出す。
赤目は写真画像における一般的な問題である。それはフラッシュが用いられた時にはいつでも起こり、ヒトの網膜から反射された光が、瞳を本来の色ではなく赤色に見せる。カメラメーカーはこの問題を認識し、カメラに、実際の撮影完了の直前に1つ又はそれ以上のプリフラッシュ光を発する機能を装備することで、赤目を最小にするか又は防止する試みを行ってきた。これらのプリフラッシュは、被写体の瞳孔を縮小させて、網膜へ入射しそこから反射される光を最小にすることを意図されている。プリフラッシュ・ハードウェアを装備したカメラは赤目問題を軽減することが可能であるが、常に赤目アーチファクトが防止されるわけではないことから、常に好評を得ているわけではない。それらはまた、多大なエネルギーを消費し、シャッタボタンを押すことと写真を撮影することとの間に顕著な遅延をもたらし、結果として人々が瞬きすることになる傾向がある。内蔵フラッシュを備えたカメラがより小型に製造されるにつれて、赤目は、より一般的且つ深刻になってきた。フラッシュのビルトイン性と併せた小型化は、フラッシュを対物レンズに近接して設置することを要求する。従って、被写体の網膜からの反射光のより多くの部分が対物レンズに入射し、記録される。
米国特許第5130789号明細書 米国特許第5153632号明細書 米国特許第6728401号明細書
画像を走査して赤目を含む画像を形成(マーキング)し、更なる処理を行う、画像中の赤目の検出及び補正技術が開発されてきた。色、大きさ(サイズ)、及び形状の基準に基づいて赤目を検出し、補正を適用することを目指した自動処理法が開発されてきた。赤色は非常に一般的であること、また非常に多くの画像においては赤目は存在しないこと(例えばフラッシュを用いずに撮影されたもの、ヒトの被写体を含まないもの、など)を考慮すると、偽ポジ(false positive)の結果が出るのはよくあることである。
本発明の例示的な実施形態の1つの態様においては、画像処理方法が提供される。この方法は、デジタル画像中の複数のピクセルの各々について、ピクセルが赤目内に入る確率を、そのピクセルの色の関数として、ピクセルに割当てることを含み、次に、前記複数のピクセルの各々について、前記ピクセルに適用する補正を決定することを含む。その補正は、ピクセルが赤目内に入る前記割当て済み確率とそのピクセルの色の関数である。
ピクセルが赤目の中にある確率Pは、デジタル画像内の全てのピクセルに割当てることができる。確率Pは、デジタル画像全体にわたるように大きさ合わせ(スケール合わせ)することができる。確率Pは、0から最大値までの値を持つことができる。確率の割当ては、ピクセルの赤色成分、緑色成分、及び青色成分の関数である赤み(redness)確率を求めることを含む。確率Pは、そのピクセルが緑色又は青色であるよりも赤色に近い程度(extent)の関数とすることができる。確率Pの割当ては、そのピクセルが緑色又は青色であるよりも赤色に近い程度の関数であり、且つそのピクセルが明るさよりも赤みの方が強い程度の関数である、赤み/輝度確率を割当てることを含むことができる。ピクセルに関する赤み/輝度値の割当ては、そのピクセルの赤色成分値から緑色成分値及び青色成分値の平均値を減算して赤み値を求めること、及びそのピクセルの赤色成分、青色成分、及び緑色成分の重み付けされた(weighted)和を減算することによって赤み値を更に低減することを含むようにできる。画像内の複数のピクセルは、0から1の間の確率Pを割当てられることができる。ピクセルの補正は、赤目確率Pが所定の閾値を上回っている、例えば0より大きい(>0)といったピクセルの赤色成分値を、補正済み赤色成分値に置き換えることを含むようにできる。補正済み赤色成分値は、そのピクセルの赤色成分、緑色成分、及び青色成分の関数とすることができ、またそのピクセルが赤目の中にある割当て済み確率の関数とすることができる。
画像は、元(オリジナル)の画像の低解像度画像であってもよい。この方法は、低解像度画像を形成すること、及び元の画像中のピクセルに適用するべき補正であって、ピクセルの各々についての、対応する低解像度画像中のピクセルが赤目の中にある割当て済み確率と元の画像中のピクセルの色の関数である補正を決定すること、を更に含む。この方法は、画像において、少なくとも1つの赤目試験を満たすいずれかの連続ピクセル領域を識別することを更に含む。少なくとも1つの試験は、領域の大きさ(サイズ)と、領域の形状と、少なくとも閾値確率Pを有するピクセルを含む領域との重なりの程度と、から成る群のうちの1つに関連し、且つ識別された領域中の複数のピクセルの各々について、割当て済み確率P及びピクセルの色の関数である、ピクセルに適用するべき補正を決定することに関連する。領域の識別は、そのピクセルが位置する連続領域の円形度と関連を持つ空間特性に合致したピクセルを識別することと、空間特性に合致するものとして識別された連続ピクセルを含んでいる画像内のいずれかの領域を識別することと、を含むことができる。この方法は、各々がピクセルを中心とする異なった半径の円内に存在している複数のピクセルの組について、確率値を求めることを更に含むことができる。少なくとも1つの試験を満たさない領域にあるピクセルは、0である確率Pを割当てられる。少なくとも1つの赤目試験は、デジタル画像の大きさに対する領域の大きさを評価することができる。少なくとも1つの赤目試験は、少なくとも1つの、領域が小型である程度、及び、その領域が等しい高さ及び幅を持つ程度を評価することができる。ピクセルに確率Pを割当てること、画像内の少なくとも1つの赤目試験を満たす連続ピクセル領域を識別すること、ピクセルに適用するべき補正を決定することは、自動的に行うことができる。
別の態様においては、画像の補正のためのシステムは、デジタル画像中の複数のピクセルについて、最小値から最大値まで変動する値を持つ、ピクセルが赤目の中にある確率を割当てる検出モジュールを含む。補正モジュールは、割当て済み確率とピクセルの色の関数である、ピクセルに適用すべき補正を割当てる。
このシステムは、あるピクセルが位置する領域が少なくとも1つの赤目試験に合致するかどうかを決定するモジュールを更に含むことができ、補正モジュールは、少なくとも1つの試験に合致した領域中のピクセルのための補正を決定する。検出モジュールは、複数のピクセルの各々に円形確率の割当てを行う部品を更に含むことができる。
別の態様においては、デジタル画像処理方法は、デジタル画像中の複数のピクセルの各々について、ピクセルの赤目入り確率を、そのピクセルの色の関数として、ピクセルに自動的に割当てることと、画像中の少なくとも一部のピクセルに適用するための補正であって、ピクセルの各々についての、ピクセルが赤目の中にある割当て済み確率とピクセルの色の関数である補正を、自動的に決定することを含む。
本発明の例示的な実施形態の態様は、デジタル画像中の赤目に対処するためのシステム及び方法に関する。そのシステムは、画像処理段階において完全に自動化された赤目の検出及び補正を可能にし、プリフラッシュ・ハードウェア及びそれに関連する欠点を排除できるようにする。処理される画像は、デジタルカメラ、スキャナ、デジタルビデオレコーダなどのようなデジタル画像形成装置によって生成されることがある。例示的な検出・補正システムは、デジタル画像形成装置に組み入れるか、又は、パーソナル・デスクトップ・コンピュータ、ラップトップコンピュータ、或いは現像装置のような専用イメージ処理システムといった、デジタル画像形成装置から独立した適切な画像処理装置に格納することができるソフトウェアを含んだ、処理モジュールを含む。処理される画像は、デジタル形式とするか、又は、処理に先立ってデジタル形式に変換することができる。画像データは、赤色、緑色、青色(RGB)の色空間などの色空間で表現される複数のピクセル値によって定義することが可能であり、又はこれに変換することができる。
デジタル画像中の赤目を処理するための1つの例示的な方法は、ファジィ(ソフト)赤目検出ステップと、ファジィ(ソフト)赤目補正ステップとから成る。よって、あるピクセルが赤目の中にあるかどうかについて厳格な(イエスかノーか)決定を下す代わりに、各ピクセルには、それが赤目の中にある尤度に一般に対応する値が割当てられ、補正プロセスは、補正される各ピクセルは個々に与えられた確率に従って補正されるというソフトな補正を含む。
図1においては、例示的な方法の要素が図示される。この方法は、これより少ないステップ又は多くのステップを含むことができること、及びステップは図示された順番で行われなくてもよいことを理解されたい。この方法は、画像処理装置により画像を受信したときに開始する(ステップS10)。画像は、DVD、CDROM、又はフレキシブルディスクのようなディスク、又は他の画像格納メディアに格納するか、又は一時的に画像処理装置のメモリに転送して、処理することができる。
処理ステップの数を減らすために、赤目検出に先立ち、画像の解像度を低くして1メガピクセルなどの標準化されたピクセル数にしてもよい(サブステップS12)。ファジィな検出ステップ(S14)においては、このシステムの検出モジュールは、デジタル画像のピクセルを、そのピクセルの1つ又はそれ以上の色及び空間特性に基づいて評価する。色の評価においては、検出モジュールは、ピクセルの赤み(redness)と輝度(明るさ)を考慮し、これらの確率のうちの1つ又は両方、又は組み合わされた確率を表す確率値を割当てることができる(サブステップS14A、S14B、S14C、S14D)。赤みと輝度の間の関連性を考慮に入れることは、赤目が通常は明るさよりも赤みの方が強いのに対し、赤みよりも明るさの方が強い肌や顔面といった偽ポジ(false positive)の大部分を(低い確率を割当てることにより)排除することを可能にする。空間特性(空間的円形度)の評価(サブステップS14E)は、ピクセルに、そのピクセルを囲む領域の円形度に関連する確率を割当てることを含む。ステップ(S14E)において割当てられた確率は、画像全体に関して取得された確率にわたって正規化することができる。
輝度に代わるものとして、例えば局所的コントラストのような、一般に赤目と関連付けられている何らかの他の特性(コントラストを形成する色及び/又は明るさを持った領域の隣接領域にそのピクセルがあるか否か)を評価することが可能である。
この実施形態の態様においては、画像の中で最も赤目である可能性が高い領域に集中するための1つの方法として、赤み確率pR1及び赤み/輝度確率pR2が求められる(サブステップS14A及びS14B)。赤み/輝度確率pR2は、ステップS14Aにおいて求められた赤み確率pR1を組み入れることが可能である。確率pR1と確率pR2の何らかの関数である組み合わされた確率pRを求めて、少なくとも、それらの色及び輝度から見て赤目である最小の確率を有する領域を識別することが可能である(サブステップS14C)。その出力は、画像中の全てのピクセルに関するpRの確率マップである(サブステップS14D)。次いで、ピクセルのpR3値により識別された領域のピクセルに関する円形確率(pSC)が求められ、各ピクセルに割当てられ、これは、赤目の可能性がある領域は、実際の場面では、赤目の可能性がない領域に囲まれているという原則に基づいている(サブステップS14E)。次いで、残された赤目の可能性がある領域に更なる試験を適用して、偽ポジを排除することができる(pSC+試験)(サブステップS15A及びS15B)。更なる試験を、残された赤目であることが予測される全ての領域に適用して、一層多くの偽ポジを排除することができる。残された領域について、次いで、pR2値などの確率値が用いられて、予測される赤目の赤色成分を修正(低減)する(ステップS16)。このステップは、適用されるべき赤目補正を決定すること(ステップS16A)、及び赤目に対して、例えば元の画像を「赤色低減」画像と混合するなどして補正を行うこと(サブステップS16B)を含む。pR2は、pR1又はpRに比べ、確率及びピクセルから赤色成分を低減するための赤みの量をより良好に反映するが、補正ステップはこれらの確率値を使うこともできることが考慮されている。
画像中のピクセルの全て又は圧倒的多数は、赤み確率(pR1)(サブステップS14A)、赤み/輝度確率(pR2)(サブステップS14B)、及び、円形確率(pSC)(サブステップS14C)の3つの特徴に関して評価することができるが、また、検出ステップは必ずしも全てのピクセルについて各確率pR1、pR2及びpSCを計算しなくともよいことが考慮されている。例えば、pR1及び/又はpR2が最小閾値、即ち、低いか又はゼロである(即ち赤目である可能性が低いことを示唆する)値を下回った領域又は個々のピクセルについては、pSCを計算しなくともよい場合がある。ステップS14の出力は、評価された各ピクセルについての、そのピクセルが赤目の中にある確率(P)(サブステップS14F)を表す確率マップとすることができる。この確率マップに基づき、赤目である確率が高い領域が識別され(ステップS15)、後続の補正ステップは、これらの領域中の各ピクセルの色を個別に修正する(ステップS16)。結果として、ある赤目中の1つのピクセルに適用された補正は、その赤目中の別のピクセルに適用された補正と異なる場合がある。
各ステップにおいて、大きさ合わせ(正規化など)を行って、いずれかのピクセルが0を上回る値を持つ画像について、画像全体にわたる最大値が1になるようにすることができる。大きさ合わせは、最大値で割ることによって達成できるが、他の非直線的な大きさ合わせもまた考慮されている。後続の各処理サブステップ(S14B、S14C、S14D、S14E)は、先行サブステップの出力に依存し、これを向上させることができる。
赤目が発生する画像に関して、ステップS14Eで生成された確率マップはバイナリではなく、0から1までの値(又は他の割当て済み最大値及び最小値)を含み、ここで0はそのピクセルが赤目の中にある確率が最も低いことを表し、1はそのピクセルが赤目の中にある確率が最も高いことを表す。0と1の間の値は、0には黒色が対応し、1には白色が対応するように、グレーレベルとして概略的に示すことができる。上述されたように、この確率は、色属性(例えば赤み)、輝度、及び空間的円形度のような1つ又はそれ以上の異なるピクセル特徴の組み合わせとすることが可能である。
ピクセルの色(赤み確率)pR1(ステップ14A)は、そのピクセルの赤色成分の程度から決定することが可能であり、赤色成分を、緑色成分や青色成分といった、ピクセルの色空間の補色成分と比較するのを含むのが好ましい。使われるカラースケールにより、色成分は、数値として表すことが可能であり、数値が高くなるほど、彩度が高くなる。例えば、RGB色空間においては、ピクセルの色は、各々が例えば0から255までの数値を割当てられている、赤色成分、緑色成分、及び青色成分との関連で定義される。赤み確率は、これらの各数値を考慮に入れてもよく、また赤色成分だけを考慮に入れてもよい。1つの実施形態において、あるピクセルが「赤みがかっている(Reddish)」程度(D)は、以下の式を用いて、緑色値(G)と青色値(B)との平均をピクセルの赤色値(R)から減算することにより決定される。
赤み値(Reddish):(D)=R−(G+B)/2 (式1)
赤であるピクセルの赤み確率(pR1)は、式1により得られた赤み値を、例えば、赤み値(D)を画像に関して最大の赤み値(Dmax)で除算し、以下に表されるように、値の最大値とゼロを取って負の値を除外するなどして、大きさ合わせすることによって得ることが可能である。
pR1=max(0,D/D max ) (式2)
よって、サブステップS14Aの出力は、確率pR1であり、これは赤みに関して相対的にある程度まで一致する各ピクセルに割当てられる。ピクセルが色という点で赤目にどの程度類似しているかを識別するように調整された他の色尺度(color measurement)もまた考慮される。
次のサブステップ(S14B)は、各ピクセルに、赤み/輝度確率(pR2)を割当てる。あるピクセルの輝度(又は明るさ)は、そのピクセルのグレーレベル(彩度)に関して表現することが可能である。よって、例えば、各ピクセルに関して、赤色、緑色、及び青色に対する値の重み付け和である輝度即ちグレーレベル(V)が求められる。
V=0.25 * R+0.6 * G+0.15 * B (式3)
上記*は、乗算関数(×)である。次いで、式1において求められた、赤み値Dの関数からグレーレベルを減算することにより、赤み/輝度値(L)が求められる。1つの実施形態においては、この関数は以下のように2Dである。
L=2 * D−V (式4)
Lは、画像に関して、Lの最大値(Lmax)で除算することによって正規化することが可能である。いずれかの負の値はゼロに設定することが可能である。よって、pR2は、次式、
pR2=max(0,L/L max ) (式5)
から求められる。
したがって、式5は、低いグレーレベルを持つ、赤みピクセル(サブステップS14Aにおいて識別されたもの)を識別する機能を果たす。よって、式5は、そのピクセルが、一般に赤目の場合がそうであるように、明るさよりも赤みの方が強いか否かの指標を与える。このことは、例えばこうした特性を呈する肌領域及び顔領域において、偽ポジの大部分を除去する。
よって、サブステップS14Bの出力は、ピクセルのグレーレベルV及び赤みDを考慮に入れた、各ピクセルに関する確率値pR2である。
代替的に、あるピクセルのpR2値は、
pR2=(R−LPF(R+G+B)/3)/255 又は負の場合には0 (式6)
により求めることが可能であり、ここでLPFはローパスフィルタ(例えば評価されているピクセルを含んだ5ピクセル×5ピクセルの正方形)を表す。よって、ローパス・フィルタ中のピクセルのR、G、B値の平均値は、3で除算され、ピクセルの赤色値から減算される。結果は最大値(この場合は255)で除算され、0から1までの値を生成する。
ステップS14A及びS14Bにおいて割当てられた確率値pR1及びpR2は、オプションとして組み合わされてもよく、その場合には、pR1とpR2の積又は重み付けされた和のような単一の確率値pRにされ、最も赤目の可能性が高い領域に集中するための更なる処理ができるようにされる(サブステップS14C)。例えば、赤みと赤み/輝度との組み合わされた確率Fは、以下のように、pR1とpR2の積として得ることが可能であり、次いで、負の値をゼロに設定した状態で、画像にわたるF最大値(Fmax)で除算することにより、正規化することが可能である。
F=pR1 * pR2 (式7)
pR=max(0,F/F max ) (式8)
従って、式8はpR1とpR2の両方が大きな値を持つところで確率を補強し、pR1又はpR2のいずれかが低い/ゼロであるところで確率を下げる/ゼロに設定する。従って、pRは、赤みがかったという意味で、また明るいというよりも赤みがかったという意味で、ピクセルが赤目の中にある確率であると見なしてもよい。従って、確率pRは、そのピクセルが、実際に赤目の中にあるピクセルに対し、色及び輝度の点で類似する確率の概算を提供する。一般に、pRの値が高くなるほど、そのピクセルが赤目の中にある可能性は高くなる。pR(又は代替的にpR1又はpR2)は、次のステップ(サブステップS14E)で計算される円形確率のための入力値を形成する。
サブステップS14Eにおいては、各ピクセルに対して(又は、少なくとも、例えばpR3>0或いはpR3>0.1などのpR3の最小値を持ったピクセルを備えると識別されたいずれかの領域10中のピクセルに対して)、円形確率値pSCが割当てられる。このサブステップの1つの態様は、各赤目候補が、円形形状であり、その幅/高さ比が1に近いことを保証することである。あるピクセルの円形確率値pSCは、従って、そのピクセルが位置している領域の円形度に関連する。1つの実施形態においては、確率値pSCは、上記のサブステップS14Cにおいて求められたpRを元にして計算される。
例えば、図2に図示されたように、サブステップS14Eにおいては、評価されているピクセルCから半径方向に選択された距離rを隔てて離間され、且つ互いに等間隔に弧方向に離間されたピクセルP1、P2、P3、P4などの組Sが選択される。rは、例えば1ピクセルから100ピクセルまでとすることが可能である(調査されている画像の解像度に従うことができる)。組は、4つ、6つ、8つ、又はいずれかの好都合な数のピクセルを含むことができる。ピクセルの組の中の各ピクセルP1、P2、P3、P4などがほぼ等しいpR確率を持っていた場合には、そのことは、中心ピクセルPが円形領域に入っている確率が高いことを示唆する。これは、そのピクセルが位置する領域12の外周10において、最も顕著である。ステップごとにそのピクセルから更に遠ざかり且つ半径が増大していく複数のピクセルの組を見ることにより、それらの組の各々に関する円形確率を計算することが可能であり、これらのうち1つ又はそれ以上を考慮に入れた最大確率、平均確率、又は他の関数を決定することが可能である。1つの実施形態においては、中心ピクセルCに関して、半径rにおける円形確率pSC(C,r)を有するピクセルN1、N2...Npの数(ピクセルカウント)が得られ、半径rは、最大値として、以下の式においてゼロを下回った場合には切り捨てられる。
pSC(C,r)=max(0,1/2 * ピクセルカウント * pR(C)−[pR(N 1 )+...+pR(N p )]) (式9)
ここでピクセルカウントは、Cを囲む円における、選択されたピクセルの数である。
例えば、中心ピクセルの東西南北にある4つのピクセルについて、式、
pSC(C,r)=1/2**pR(C)−[pR(N1)+...+pR(N4)]
の値が決定される。
得られた、異なるr値について、pSC(C,r)値が求められる。1つの実施形態においては、全ての考慮された半径pSC(C,r)にわたる最大値pSC(C)が決定される。
pSC(C)=max(pSCr(C,r)) (式10)
pSC(C)値は、例えば以下のように、全画像にわたるpSC(C)値の最大値(pSCmax)で除算して正規化された確率pSCを求め、0未満を切り捨てて正規化することにより、大きさ合わせされる。
pSC=max(0,pSC(C)/(pSC(C) max ) (式11)
このことは、低い確率pRを有するピクセルの円によって囲まれた、高い確率pRを持つピクセルに対し、高確率pSCを割当てる。
代替的な実施形態においては、pSC(C)を求めるためにpSC(C,r)の値が平均化される。
他の円形度の尺度(measurement)もまた考慮されている。一般に、円形確率pSCを決定することにより、外周において高い局所的なコントラスト(即ち実質的に異なる色及び/又は明るさを持つ周辺区域)を有する実質的に円形の区域の、中心寄りのピクセルには、ゼロより大きく1までとすることが可能な確率pSCが割当てられ、この値は一般に円形度が大きくなるほど大きくなる。外周において高い局所的なコントラストを有する実質的に円形の区域の一部ではないピクセルに関しては、ゼロ又はゼロに近い確率pSCを割当てることができる。
1つの実施形態においては、全ピクセルより少ない数のピクセルに関してpSCの値を求め、同じ値を隣接するピクセル即ち接近して配置されたピクセルに割当てて、計算時間を減らすことができる。
従って、一般に、割当て済み確率pSCは、ピクセルがその一部となっている領域であって、赤みの値pRによって定められた領域の円形度をある程度考慮に入れる。確率は、また、直接的に又は間接的に、ピクセルの局所的コントラスト及び、ピクセルが位置する区域が実質的な非赤色領域によって囲われる範囲を考慮に入れることができる。
サブステップS14Eの出力は、画像中の各ピクセルに関する割当て済みpSC値の確率マップである(又はpR3の閾値に合致した領域中のピクセルに関する確率マップである)(サブステップS14F)。
オプションとして、赤目補正が妥当であるか否かを決定するように、更に1つ又はそれ以上の試験が行われる(ステップS15)。例えば、かかる試験は、最小のpSC値(及び/又はpR)を持つ連続ピクセル領域を評価し(サブステップS15A S15B)、大きさ(サイズ)基準及び/又は形状基準を満たすか否かを決定することができる。これらの試験は、偽ポジ、即ち、最小のpSC値を持つものの、例えば、画像の大きさ(サイズ)に比べて大きすぎるか又は小さすぎるという理由で、或いは長すぎるか又は小型さに欠けるという理由で赤目である可能性が低い連続ピクセル領域を、除外するように設計される。これらの試験は、数個のピクセルを備えた領域に適用され、その領域が全体として赤目であると見なされるべきであるか否か、従って、補正を正当とするか否かの指標となる。試験は赤目と見なされることから幾つかの領域が除外されることを可能にし、これらに関しては、その領域中のピクセルに対して補正は適用されない。例えば、いずれの試験も満たされなかった場合には、元の赤みの値が保たれ、pR1、pR2、及び/又はpR3はゼロに設定される。1つの実施形態においては、ある領域が赤目であると見なされるためには試験の全てをパスしなければならない。ある区域が試験の全てをパスしなかった場合には、この区域内の全てのピクセルに関する確率は0に設定される(且つ元の赤み値が保たれる)。
これらの試験は、赤目の可能性がある領域の異なる特性に関与することができ、また確率マップ(pSC値)に適用するか、又は中間確率マップ(例えばpR、pR1、又はpR2)に適用することが可能である。図示された実施形態においては、それらはpSCに適用される。
図3に図示されたように、赤目の可能性がある領域40、42、44は、確率pSCの閾値(0より大きく1より小さい)を超えたピクセルの結合領域として識別される。閾値確率は、例えば約0.05から約0.2までとすることができ、例えば約0.1などである。画像50においては、この閾値に合致する、赤目の可能性がある領域40、42、44が幾つか存在するかもしれない。領域40、42、44の各々について、領域40、42、44の幅W及び高さHが求められる。以下の試験は、領域40を参照して説明されるが、領域42、44の各々に対しても(即ち先行する1つ又はそれ以上の試験をパスした各領域についても)試験が行われると理解されたい。
大きさ(サイズ)試験(サブステップS15A)は、個々の領域の各々に対し、領域40が画像全体50に比べて小さすぎないことを決定するための第1の大きさ試験を含む。この試験においては、領域の最大幅w及び最大高さhが、例えばピクセル数に関して、求められる。この試験は、
w>j/100 * sMax (式12)
且つ、
h>k/100 * sMax (式13)
である場合に満たされ、ここでsMaxはピクセルで表した画像50の幅及び高さの最大値、すなわち、sMax=max(W,H)であり、j及びkは、独立に、例えば、
約0.1から約0.5までとすることが可能であって、例えば約、0.25であり、例えば、w>0.25/100*sMax、且つh>0.25/100*sMaxである。
領域40がこの試験を満たさなかった場合、即ち画像に対して小さすぎた場合には、赤目であるとは見なされない。
個々の領域40の各々に対する第2の大きさ試験は、その領域が画像全体に比べて大きすぎないことを決定するためのものとすることができる。この試験は、
w<t/100 * sMin (式14)
且つ、
h<u/100 * sMin (式15)
である場合に満たされる。
ここで、sMinはピクセルで表した画像の幅W及び高さHの最小値、すなわち、
sMin=min(W,H)であり、t及びuは、独立に、例えば、約5から約20までとすることが可能であって、例えば、約10であり、例えば、
w<10/100*sMin、且つh<10/100*sMinである。
領域40がこの試験を満たさなかった場合、即ち画像に対して大きすぎた場合には、赤目であるとは見なされない。
形状試験(サブステップS15B)は、個々の領域40に対して、その領域が長すぎない、即ち高さは幅より実質的に大きくなく、且つ幅は高さより実質的に大きくないことを決定するための試験を含んでもよい。この試験は、
w<y * h (式16)
且つ、
h<z * w (式17)
である場合に満たされる。
ここでy及びzは、独立に、例えば約1.5から約3までとすることが可能である。例えば、幅が高さの約2倍より小さく、且つ高さが幅の約2倍より小さい、
w<2*h、h<2*wなどである。
領域がこの試験を満たさなかった場合、即ち幅方向又は高さ方向のどちらかにおいて長すぎた場合には、赤目であるとは見なされない。
個々の領域40の各々に対する第2の形状試験は、その領域が比較的小型であることを決定するためのものとすることができる。この試験は、
fpb>f (式18)
である場合に満たされる。
ここで、fpbは、領域の長方形境界ボックス54の範囲内にあって領域40に属するピクセル52の割合であり、fは、約0.1から約0.3までの、例えば約0.25とすることが可能である。
領域40がこの試験を満たさなかった場合、即ち分散しすぎている場合には、赤目であるとは見なされない。
ステップS15の出力は、適用された試験の各々をパスした領域にあるピクセルを除いて、全てのピクセルについて確率値P=0の割当てを行う確率マップである。試験をパスした領域にあるピクセルについては、割当て済み確率値P=pR2が保持される。
上記の4つの試験より多い数又は少ない数の試験を適用することができ、また例えば試験のうちの2つ又は3つなど、少なくとも最小の数の試験が満たされたときのように、全ての試験より少ない数の試験が満たされた場合に、ある領域を、赤目であると見なすことができると理解されるであろう。
オプションとして、追加試験を行って、更に偽ポジを減らすことができる。例えば、第5の試験(S15C)は、ステップS15A及びS15Bにおいて、赤目の可能性がある(P>0)と識別された領域が、高い赤み確率pR2又はpR1を有するピクセル領域と重なるか否かを決定する。図3に図示されたように、この試験は、いずれかの残された赤目の可能性がある領域40、42、44(即ち、ステップS15A及びS15Bにおいて除外されなかった赤目の可能性がある領域40、42、44)、及びpSCからのそれらの確率を、対応するpR2中の領域60、62、64にマッピングすることを含むことができる。赤目領域に関しては、大きさは、限定された倍数で変化していなければならないことから、pR2とpSCの間で大きさが余りに大きく変化する領域は、このステップの間に除外される。
このステップにおいて、pSC中の、各々の赤目の可能性がある領域40、42、44は、それぞれの対応するpR2中の領域60、62、64に最初に結びつけられる。例えば、pSC中の各領域40、42、44について、pR2中の全重なり領域60、62、64、66が求められる。pR2中の領域60、62、64、66は、確率pR2の閾値を超えたピクセルの結合領域として識別される。例えば、確率pR2の閾値は、pR2がpSC中の領域に属するピクセルに割当てた確率の平均値の1/4とすることが可能であるが、例えば0.2から約0.3までのように、1/4を上回る又は下回る値もまた考慮される。全重なり領域60、62、64、66から、次いで、(ピクセル数に関して)最大に重なる領域が、対応する領域60、62、64として、選び出される。
次いで、pSC中の領域40、42、44の大きさが、それぞれ、pR2中の重なり領域60、62、64の大きさと比較されて、領域が比較可能な大きさであることが確認される。例えば、比較可能な領域40、60について、ピクセル数で表された領域の大きさに関する以下の試験がパスされねばならない。
np1>1/4 * np2 (式19)
ここで、np1は領域40(pSC)中のピクセル数であり、
np2は対応する領域60(pR2)中のピクセル数である。
各々の対応する領域の対42、62及び44、64について、同様の試験が行われる。
この第5の試験がパスされ、且つpR2領域62、64、66が赤目の可能性がある領域の特性に関する所望の大きさ・形状基準を満たした場合には(S15A、S15B)、pR2領域62、64、66は、確率値P=pR2と共に保持される。かかるステップの後、確率マップは、大きさ及び形状試験をパスした対応するpR2からの赤目領域に対応する領域62、64、66から選択された、1つ又はそれ以上の領域にあるものを除き、全てのピクセルに値P=0を割当てる。オプションとして、次いで、pR2値は、例えば全画像にわたってpR2の値をpR2の最大値(pR2max)で除算するなどして正規化することにより、大きさ合わせされる。
P=pR2/pR2 max (式20)
例として、図3に図示された画像においては、領域40に関しては、pR2中の対応する領域60は広すぎ(領域40中のピクセル数<領域60中のピクセル数の1/4)、従って、除外される領域40中の全てのpR2値は0に設定される、即ち、この領域に関してP=0となる。領域42に関しては、pR2中の対応する領域62は式19を満たし、従って、領域42の確率は保持される。領域44に関しては、対応する領域64は、領域44と最大に重なる区域を有し、従って、領域44は保持される。pR2中の領域64と重なるpSc中の領域である領域66は、領域44との重なりが領域64より少なく、従って、領域44に関する決定には関与しない。
次のステップ(ステップS16)は、>0である確率Pを持つ各ピクセルについて、赤目補正を決定することである。1つの実施形態においては、確率Pが大きくなるほど、ピクセルに適用される補正は大きくなる。補正は、ピクセルの青色成分及び緑色成分を増加させること及び/又はピクセルの赤色成分を減少させることを含んでもよい。別の実施形態においては、ピクセルがある閾値を上回る確率Pをもつ際に、そのピクセルの赤色成分はゼロに設定される。
赤目補正が為されるピクセルについて、補正は、そのピクセルが赤目ピクセルである確率だけでなく、ピクセルの色を、例えば問題のピクセルの赤色成分、青色成分、緑色成分との関連で考慮に入れることが可能である。このことは、画像の彩度が補正に影響を及ぼすことを可能にし、周辺区域の彩度をより反映する可能性の高い補正をもたらす。
例えば、緑色値と青色値の関数である赤色低減値(redReduced)がピクセルに割当てられる。例えば、赤色低減値は、緑色値と青色値の平均、
赤色低減値(redReduced)=(G+B)/2 (式21)
である。
G値及びB値は同一に保たれる。よって、R=220、G=130、B=90である例示的なピクセルにおいては、redReduced=110である。ピクセルが赤目である確率Pを用いて、元の赤色値及び赤色低減値の、画像中の最終赤色値に対する相対的寄与を決定する。P値が高くなるほど、赤色低減値に付与される重み付けは大きくなる。補正済み赤色値であるRcorrectedは、例えば、式、
補正済み赤色値=(1−P) * オリジナル値(original)+P * 赤色低減値(redReduced) (式22)
から求めることが可能である。
よって、P=1/4に対して、図示されたピクセルにおいては、
補正済み赤色値(Rcorrected)=3/4*220+1/4*110=192.5=193
となる。
よって赤色値は、最終画像において、220から約193まで低減されるが、元の緑色値及び青色値は保持される。よって修正されたピクセルは、R=193、G=130、B=90である。
別の実施形態においては、赤色値は、P値を累乗することによって調整される。ピクセルの修正は、従って、以下の式、
補正済み赤色値(Rcorrected)=(1−P^(1/degree))*Roriginal+P^(1/degree) * redReduced (式23)
に基づくことが可能である。
ここで、Roriginalは入力画像の赤色値であり、
redReducedは赤色低減値であるR値であり、
degreeは元の値とredReduced値のそれぞれの重み付けを制御するアルゴリズム変数である。1から約4までの整数値であるdegreeは、一般に、好成績を出している。上記の式23においては、degreeは1である。
また、P^(1/degree)は、Pそのものであるよりは確率であると見なすことができると考えられており、従ってこの式は、
Rcorrected=(1−P)) * Roriginal+P * redReduced (式24)
として見ることも可能である。
評価されている画像が元の画像の低解像度画像である場合、P値が求められた低解像度画像中のピクセルに対応している元の画像中のピクセルは、最後のステップにおいて、元の画像中の対応する各ピクセルについてredReduced値を計算し、同じP値を適用して、これら対応するピクセルの各々についてRcorrected値を求めることにより、全て補正される。
1つの実施形態においては、ユーザ入力が、ユーザが赤目補正済み画像を閲覧して、その補正を容認するか又は却下できるようにする(サブステップS16C)。
種々の、確率を決定するステップ、及び補正を適用するステップは、ソフトウェアに、自動的に画像を評価して赤目補正を適用するアルゴリズムとして組み入れることが可能である。図4において、処理モジュール102を組み入れた、1つの例示的なデジタル画像形成装置又はデジタル画像処理装置100が概略的に示されている。処理モジュールは、妥当である場合には、画像の解像度を決定し、より低解像度の画像をステップS12において生成するための解像度選択モジュール104を含む。処理モジュールは、また、ステップS14A、ステップS14B、ステップS14C、ステップS14D、及びステップS14Eを実行するための部品を含んだ検出モジュール106と、試験S15A、試験S15B及び試験S15Cを適用するための試験モジュール108と、ステップS16A、ステップS16B及びオプションとしてのステップS16Cを実行するための部品を含んだ補正モジュール110を含む。デジタル装置100は、モジュール102によってアクセスされる、ステップの出力と、元の画像、及び修正された画像を格納するための適切なメモリ112を含む。処理モジュールは、ユーザが補正された画像を閲覧し、補正を容認するか又は却下することを可能にするユーザ・インタフェース116と通信することができる。
画像中の赤目の自動補正のための1つの例示的な方法のステップを図示する流れ図である。 画像の一部及び、円形確率が割当てられているピクセルを囲む領域の概略図である。 赤目検出が行われる間の検討区域を図示する、画像の概略図である。 図1のステップを実行するためのデジタル装置の概略図である。
符号の説明
10:ピクセル外周
12:ピクセルが位置する領域
40、42、44:赤目の可能性がある領域
50:画像
52:ピクセル
54:長方形境界ボックス
60、62、64、66:pR2中の重なり領域
pR1:赤み確率
pR2:赤み/輝度確率
pR:組み合わされた確率
pSC:円形確率

Claims (3)

  1. 処理方法であって、
    ピクセルの赤色成分、緑色成分、及び青色成分の関数である赤み確率、又は、ピクセルが緑色又は青色であるよりも赤色に近い程度の関数であり且つピクセルが明るさよりも赤みの方が強い程度の関数である赤み/輝度確率、又は、前記赤み確率と前記赤み/輝度確率の何らかの関数である組み合わされた確率を割当て、
    前記割当てられた確率を用いて、画像中のピクセルに関する確率マップを出力し、
    外周のピクセルが、ほぼ等しい、前記赤み確率、前記赤み/輝度確率、又は前記確率を持っていた場合に、中心のピクセルが円形領域に入っている確率が高いことを示唆する円形確率を割当て、
    前記円形確率に基づいて、前記出力された確率マップを、複数のピクセルの各々が赤目の中にある確率を表す確率マップとして形成し、
    前記形成された確率マップに基づき、赤目である確率が高い領域を識別し、
    前記識別された領域中の各ピクセルの色を個別に修正することを含む処理方法。
  2. 画像補正のためのシステムであって、
    ピクセルの赤色成分、緑色成分、及び青色成分の関数である赤み確率、又は、ピクセルが緑色又は青色であるよりも赤色に近い程度の関数であり且つピクセルが明るさよりも赤みの方が強い程度の関数である赤み/輝度確率、又は、前記赤み確率と前記赤み/輝度確率の何らかの関数である組み合わされた確率を割当て;前記割当てられた確率を用いて、画像中のピクセルに関する確率マップを出力し;外周のピクセルが、ほぼ等しい、前記赤み確率、前記赤み/輝度確率、又は前記確率を持っていた場合に、中心のピクセルが円形領域に入っている確率が高いことを示唆する円形確率を割当て;前記円形確率に基づいて、前記出力された確率マップを、複数のピクセルの各々が赤目の中にある確率を表す確率マップとして形成する検出モジュールと、
    前記形成された確率マップに基づき、赤目である確率が高い領域を識別する試験モジュールと、
    前記識別された領域中の各ピクセルの色を個別に修正する補正モジュールを含むシステム。
  3. 処理方法であって、
    デジタル画像中の複数のピクセルの各々について、ピクセルが赤目内に入る確率を、そのピクセルの色の関数として、ピクセルに割当てることと、
    前記複数のピクセルの各々について、ピクセルが赤目内に入る前記決定された確率(P)とそのピクセルの色の関数である補正を、該ピクセルへ適用するように決定することと、
    を含み、
    前記ピクセルへの補正が、赤目入り確率(P)が0を上回っているピクセルの赤色成分値を、補正済み赤色成分値に置き換えることを含み、
    ここで、前記補正済み赤色成分値は、以下の式
    (Rcorrected)=(1−P^(1/degree))*Roriginal+P^(1/degree)*redReduced
    から導き出され、
    ここで、Roriginalは前記ピクセルの前記赤色成分値であり、redReducedは実質的に前記ピクセルの緑色成分値と青色成分値との平均であり、degreeは1〜14である処理方法。
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