JP4693296B2 - 袋詰め装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、袋詰め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
衣類等の物品を販売のため袋詰めする場合に、チャック袋や糊貼り開閉シール袋等を用いることがある。
チャック袋は、袋口の内面に雄条と雌条とが半周づつ設けられたもので、これら雄条と雌条とを互いに嵌着させたり剥離させたりすることで袋口の閉止・開放が可能であり、またこの嵌着と剥離とは何度でも繰り返すことができるために、袋自体の繰り返し使用ができるというものである。
【0003】
一方、糊貼り開閉シール袋は、袋口に折り返し片が延長形成されて、この折り返し片の先端部内側に糊が塗着され且つ当初はこの糊塗着部分に剥離テープが張り付けられたものである。従って、この剥離テープを剥がしたうえで折り返し片を折り曲げて糊塗着部分を袋本体側へ張り付けることで、袋口を閉止させるようにしてある。
従来、このようなチャック袋や糊貼り開閉シール袋等に対して物品を挿入し袋口を閉止する袋詰めの作業は、殆どの場合、手作業により行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
チャック袋や糊貼り開閉シール袋等は、プラスチックフィルムによって形成されており、柔らかく、また物品の方も衣類等であれば柔らかいものである。
また、物品の大きさ(衣類の場合は折り畳んだ大きさ)に比して袋の大きさにはあまり余裕を持たせないようにしているということがある。
これらのことから、上記した袋詰め作業を手作業で行うには、扁平に折り畳まれた状態で供給される袋の袋口を開放させる段階から物品を袋内へ挿入し、袋口を閉止させる段階までにわたって多くの繊細且つ丁寧な作業流れが必要とされていた。しかも、この袋詰め作業を効率よくこなすには、相当な熟練が必要とされていた。
【0005】
このように手作業にて行う物品の袋詰め作業は、物品自体における生産コスト、生産効率等にも悪影響を及ぼすものとして重大な問題とされていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、物品の袋詰め作業の自動化を可能にすることで、物品の袋詰め作業を確実且つ高効率で処理できるようにした袋詰め装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る袋詰め装置は、袋の袋口を開口させた状態でこの袋内へ物品を詰める装置であって、物品保持台と台移動機構と絞り機構とを有している。
物品保持台は、袋詰めしようとする物品をセットするところであって、袋に対して挿入可能な幅寸法とこれより大きな幅寸法との間で拡縮動作が可能になっている。
【0007】
台移動機構は、上記の物品保持台について、これを袋に対して挿入及び排出させる方向で移動可能にするものである。
絞り機構は、物品保持台が袋外で待機するときにはその幅を拡大させて物品の載置を容易化し、一方でこの物品保持台を袋内へ挿入させるのに先だってこの物品保持台の幅を狭めて、袋内への物品の装填を容易化するものである。
このような構成の袋詰め装置では、袋へ物品を挿入しようとする段階で、この物品を予め袋へ挿入しやすい幅狭な(コンパクトな)形体にさせるようにしており、このことが、この種の袋詰め作業を自動化する場合にネックとされていた課題を解決したものとなっている。
【0008】
また、物品保持台に対して物品を載せる段階で、物品保持台は幅寸法にゆとりを持った状態になっているので、この物品保持台に対して物品を載せる作業が困難となることも面倒となることもない。
なお、この袋詰め装置には、物品保持台を袋内へ挿入させるのに先立って袋内へエアを吹き込んで袋を膨らませる皺除き手段を設けるのが好適である。
すなわち、この皺除き手段を設けることで、袋が風船のように膨らんで皺のない状態になるので、袋内に挿入される物品保持台や物品が袋の内面に強く当接するのを防止できることになる。そのため、物品保持台によって袋が傷付けられたり、或いは物品が位置ズレ(物品が衣類である場合はその折り畳み状態の崩れ)を起こしたりすることがない。
【0009】
本発明に係る袋詰め装置は亦、袋のセット台と、このセット台にセットされた袋の袋口を開口させる開口手段と、袋内へ詰める物品を袋の大きさに合わせて保持する物品保持台と、上記開口手段によって開口された袋内へ向けて物品保持台をスライド挿入させ且つその後に袋内へ物品だけを残して物品保持台を袋外へ排出させる装填手段とを有したものとすることができる。
このようにすることで、袋詰め作業の殆どをオートメーション化することができる。
【0010】
また更に、装填手段の動作後に袋の袋口を閉鎖する閉口手段を付設すると、袋詰め作業のオートメーション化を一層推進させることができる。
従ってそれだけ、作業効率を高効率化できることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図2は、本発明に係る袋詰め装置1の一実施形態を示した平面図であり、図1は、図2中の矢符A方向からこの袋詰め装置1の主要部を分かりやすく示した斜視図である。
なお、以下の説明では、図2の左側を「前」、同右側を「後」と言い、また図2の上側を「右」、同下側を「左」と言うこととする。
【0012】
この袋詰め装置1は、袋口が開口された状態で所定位置にセットされた袋Pに対して物品Wを入れ込む作業を自動化するものであって、袋詰めしようとする物品Wを保持させるための物品保持台2と、この物品保持台2を袋Pのセット位置へ向けて行ったり来たりさせる装填手段3とを有している。
またこの袋詰め装置1は、袋詰め作業が終わった段階で袋Pの袋口を閉鎖する閉口手段5を有している。
袋Pのセット位置にはセット台6が設けられている。このセット台6には、ここへセットされた袋Pの袋口を自動的に開口させるようにするための開口手段7を設けておくのが好適である。
【0013】
また、この開口手段7を設ける場合には、セット台6に近接させて袋Pのストッカー8を付設しておき、且つ、このストッカー8からセット台6へ向けて袋Pを1枚ずつ取り出すようにした袋取出手段10を付設しておくのが好適となる。
セット台6としては、単なるテーブル状のものとしてもよいが、本実施形態では1サイクルの袋詰め作業が終わるたびに袋Pをセット台6から搬出できるようにするために、コンベア機構11を具備したものを採用している。このコンベア機構11には、例えばバンコードベルトコンベアや帯ベルトコンベア、ローラコンベア等を採用すればよい。
【0014】
なお、袋Pとして、チャック袋であるか又は糊貼り開閉シール袋であるかについては何ら限定されるものではなく、場合によってはその他のタイプの袋を使用することもできる。
そして、この袋Pをストックしておくストッカー8では、袋Pは、扁平に折り畳まれた状態で段積みされたものとしておけばよく、袋取出手段10は、例えばこのストッカー8の最上位の袋Pをバキュームヘッド13によって吸着した状態で、立体箱形運動等を行ってこの吸着状態の袋Pをセット台6上へ移載させる構造のものとすればよい。立体箱形運動を行わせる機構には、流体圧シリンダをはじめ、その他従来公知の各種機構を組み合わせたものを採用すればよい。
【0015】
本実施形態で採用した開口手段7は、図5及び図6に示すように、上下一対の差込片17,18を有するこじ開け部19と、上下一対の吸盤20,21を有する引き離し部22とによって構成されたものとしている。
こじ開け部19において、上下の差込片17,18には流体圧シリンダ等の上下動駆動具24,25によって各独立的に上下動する押圧片17a,18aがそれぞれ付設されている。また、このこじ開け部19では、上側の差込片17とその押圧片17aとが流体圧シリンダ等の上下動駆動具(図示略)によって一緒に上下動可能とされ、また下側の差込片18とその押圧片18aとが流体圧シリンダ等の上下動駆動具(図示略)によって一緒に上下動可能とされ、なお且つこれら上下の差込片17,18の上下動が相対逆に行われるようになっている。
【0016】
また引き離し部22では、上下の吸盤20,21が流体圧シリンダ等の上下動駆動具(図示略)によって上下動可能とされ、且つこれら上下の吸盤20,21の上下動が相対逆に行われるようになっている。
従って、この開口手段7による開口動作としては次のようになる。
まず、セット台6上にセットされた袋Pの袋口に対し、その上下両面に引き離し部22が上下の吸盤20,21を吸着させ、上側の吸盤20を少し上側へ、また同時に下側の吸盤21を少し下側へ移動させ(図6参照)、次にこの引き離し部22を後方(図6右側)へ移動させて袋Pの袋口内にこじ開け部19の差込片17,18が差し込まれる状態にする(図7参照)。
【0017】
次にこのこじ開け部19は、上側の押圧片17aを下降させて上側の差込板17との間で袋Pの上半分の袋口を挟持状態にすると共に、下側の押圧片18aを上昇させて下側の差込板18との間で袋Pの下半部の袋口を挟持状態にする。
そして、この状態で引き離し部22が吸盤20,21による吸着を解除させ、これを受けてこじ開け部19は、上側の差込板17及び上側の押圧片17aを一緒に上側へ、また下側の差込板18及び下側の押圧片18aを一緒に下側へと移動させて、袋口を開口させる(図8参照)。
【0018】
このように袋口が開口された袋Pに対し、こじ開け部19では、上側の差込板17も下側の差込板18も袋口の開口状態を狭めるような状態にはなっておらず、袋Pに対する物品Wの挿入を何ら邪魔するものではない。
図1に示したように、物品保持台2は、左右一対の絞りカバー27を有している。またこれら両絞りカバー27は、固定ガイド28によって支持されている。
図3及び図4に示すように、各絞りカバー27には、これらの相互間で物品Wを支持できるようにテーブル面29が設けられており、これらテーブル面29は、上記固定ガイド28の上面に面接触状態で当接しつつその左右両側に振り分け配置されている。
【0019】
両絞りカバー27は、いずれもその前端部が前下がりとなる方向で斜めにカットされており、また各テーブル面29も左右の外隅が面取り状にカットされており、これらによって袋Pに対する挿入が円滑に行われるようにしてある(図9乃至図10参照)。またこれら左右の絞りカバー27は、互いに向き合うようにしてそれぞれ「く」字状の断面形状に形成しておくのが好ましい(図4参照)。
なお、これら絞りカバー27に関する上記の細部形状は、物品Wとして例えば上衣等を想定した場合のものであり、物品Wが例えばパンツや靴下、或いはその他の下着等である場合には、それぞれ適当な形状を有した絞りカバー27に取り替えればよいものである。
【0020】
また、これら各絞りカバー27は、長手方向を左右方向に向けたスライドバー30,31に対して左右動自在に保持されたスライドブラケット32,33を介して保持されている。すなわち、各絞りカバー27はそれぞれ左右動自在となっている。従って、この物品保持台2の全体として、その幅方向の外法寸法が拡縮動作自在になっている。
上記した装填手段3は、台移動機構36と絞り機構37とを有したものとなっている。また後述するように、この装填手段3には、物品ストッパ機構38(図9等参照)や皺除き手段39(図8参照)も設けられたものとなっている。
【0021】
このうち絞り機構37は、上記のようにして幅方向の外法寸法が拡縮動作自在となった物品保持台2につき、所定の動作タイミングでその幅方向の拡縮動作を行わせるためのものである。
本実施形態で採用した絞り機構37は流体圧シリンダ40を駆動源とするもので、上記スライドバー30,31に平行させて基準バー41を架設すると共に、この基準バー41に対し、物品保持台2の各スライドブラケット32,33よりも左右方向の両外側となる位置付けでそれぞれストッパ部材42を設け、そのうえで上記流体圧シリンダ40を各スライドブラケット32,33側に設けて、それらのロッド端を各ストッパ部材42に連結する構造とした。
【0022】
従って、流体圧シリンダ40を伸出動作させるとストッパ部材42からの反力を受けて、左側のスライドブラケット32であれば右方へ、また右側のスライドブラケット33であれば左方へと移動することになり、反対に流体圧シリンダ40を縮退動作させるとストッパ部材42に引きつけられるかたちで、左側のスライドブラケット32であれば左方へ、また右側のスライドブラケット33であれば右方へと移動することになる。
言うまでもなく、これら両流体圧シリンダ40の動作は同期されている。これにより、物品保持台2の幅が拡大されたり、縮小されたりする。
【0023】
この絞り機構37によって拡縮される物品保持台2の幅寸法のうち、縮小された状態は袋Pに対して挿入可能な幅寸法として設定され、従って、物品保持台2の幅がこれより拡大されることによってこの物品保持台2(両絞りカバー27の相互間)へ物品Wを保持させる行為が極めて容易になる。
なお、上記ストッパ部材42には、一方のスライドバー30が串刺し状に貫通していると共に、このストッパ部材42が基準バー41に対して串刺し状に貫通されている部分は、すり割り構造44の採用でロック状態とフリー状態とに切り替え操作可能になっている。
【0024】
そのため、このすり割り構造44を操作しつつストッパ部材42における左右方向の位置変更が可能である。このストッパ部材42における左右方向の位置変更が、物品保持台2としての拡縮の基準となる幅寸法を設定変更できることを意味していることは言うまでもない。
装填手段3の台移動機構36は、物品保持台2を前後動させることにより、この物品保持台2自体を袋Pに挿入させたり、その後、排出させたりするためのものである。
【0025】
本実施形態で採用した台移動機構36は、上記したスライドバー30,31や基準バー41の架設支持台として形成されたフレーム46を、長手方向を前後に向けて架設したガイドバー47に沿って移動自在に保持させておき、このフレーム46をモータ48によって駆動されるベルト駆動手段49により、前後移動させるものとしている。
なお、この装填手段3において、絞り機構37による物品保持台2の拡縮動作と台移動機構36による物品保持台2の前後動とは互いに相関関係があって、物品保持台2が袋Pの外で待機するときには、絞り機構37は物品保持台2の幅を拡大させている(図1及び図9参照)。これによって物品保持台2に対する物品Wの載置を容易化している。
【0026】
そして、台移動機構36がこの物品保持台2を袋P内へ挿入させる場合には、これに先だって絞り機構37がこの物品保持台2の幅を狭めさせるようになっている。すなわち、台移動機構36が実際にこの物品保持台2を袋P内へ挿入させる時点では既に物品保持台2が幅狭になっているので、この物品保持台2自体は当然のことながら、更にこの物品保持台2上に載せられた物品Wも、共に幅狭な状態にコンパクト化され、その結果、袋P内への物品Wの装填が容易且つ確実になる(図10参照)。
【0027】
上記した物品ストッパ機構38は、上記台移動機構36の作動によって袋P内へ物品Wが物品保持台2と一緒に挿入された後、物品Wは袋P内へ残しておきながら物品保持台2だけを袋P外へ排出させるという動作(図10乃至図11参照)が確実に得られるようにするためのものである。
すなわち、袋P内から物品保持台2を引き出す前に、袋P内へストッパ52を挿入させて物品Wを後押しさせるようにして、袋Pから物品保持台2を排出させた後にストッパ52を袋Pの外へ取り出すようにしている。
【0028】
本実施形態で採用した物品ストッパ機構38は、物品保持台2の絞りカバー27を支持している固定ガイド28の、セット台6に近接した位置あたりの上方で予めストッパ52を待機させておき、物品保持台2が袋P内へ挿入された後、ストッパ52を固定ガイド28上まで下降させ、そのまま袋P内の物品Wに突き当たる位置まで前進させるという動きと、物品保持台2が袋Pから排出された後、ストッパ52を袋P外の固定ガイド28上まで後退させて、元の待機高さへ上昇させるという動きとを行わせる構造としている。
【0029】
なお、このストッパ52を動かすための具体構造に関しては、図示は省略するが流体圧シリンダやモータ等を駆動源に、従来公知の各種機構や部材を組み合わせたものとすればよい。
また上記した皺除き手段39は、物品保持台2を袋P内へ挿入させるのに先立って、袋P内へエアを吹き込んで袋Pを風船のように膨らませ、袋Pの皺を延ばすようにしたものである。
本実施形態で採用した皺除き手段39は、図8に示すように、セット台6上にセットされ且つ開口された袋Pへ向けてエアノズル54を取り付け、このエアノズル54にエアコンプレッサ(図示略)等から圧縮エアを送り込む構造としている。このエアノズル54は、固定しておいてもよいし、或いは物品保持台2の移動等に邪魔とならない待機位置からその作動の都度、移動させるようにしてもよい。
【0030】
袋詰め作業が終わった段階で袋Pの袋口を閉鎖する閉口手段5は、当然のことながら、袋Pとしてチャック袋を用いるのか又は糊貼り開閉シール袋を用いるのか、或いはそれらとはまた別のタイプの袋を用いるのかといった違いで、その構成が異なってくる。
本実施形態で示したものは、袋Pをチャック袋とする場合の一例であって、図1及び図2に示すようにセット台6の後部側に設けられた横送り台60で袋Pを横送りしつつ、袋口をローラプレス61中へ通過させる構造を採用している。
【0031】
すなわち、横送り台60は、セット台6に対して一直線状に揃う位置と、その左方側へ完全にはみ出る位置との間を、ガイドバー62に沿って移動可能に設けられている。
この横送り台60の上面は、単なるテーブル状のものとしてもよいが、本実施形態ではセット台6の場合と同様に、バンコードベルトコンベア等のコンベア機構63を具備したものを採用している。
また、この横送り台60には、ギロチン押さえ65が設けられている。このギロチン押さえ65は、横送り台60上に袋Pが載せられたときに、この袋Pの袋口におけるチャック部分C(雄条と雌条とが設けられて互いに嵌着される位置)よりも袋本体側となる位置を、袋Pの略全幅にわたって閉止方向に押圧できるようにしたものである。
【0032】
このギロチン押さえ65は、上下駆動機構(図示略)を介して横送り台60側に設けられており、この横送り台60と一緒に左右移動する(図13乃至図14参照)。
ローラプレス61は、上下一対のローラ66が、それぞれ前後方向に水平な回転軸まわりで回転自在に設けられたものである。両ローラ66の上下間には、袋Pの上記チャック部分Cがその上下両側から対向方向へ軽い押圧を受ける程度の隙間が形成されており、これによってこの両ローラ66の上下間へ袋Pのチャック部分Cを通過させたときに、雄条と雌条とが嵌着されるようになる。
【0033】
なお、ローラ66の一方又は両方を相手側のローラ66へ向けてバネ付勢するようにしてもよく、この場合には両ローラ66の上下間に当初から隙間を形成させておく必要はない。
横送り台60がセット台6の後部左方側へ完全にはみ出る位置へ移動した状態(図14参照)では、この横送り台60上に載せられた袋Pは、上記ローラプレス61を通過し終わったものとなっている。そして、このときの横送り台60に対してその前方で一直線状に揃う配置で、排出シュート68が設けられている。
【0034】
次に、このような構成の袋詰め装置1について、その動作状況を説明する。
まず、図1に示すように、袋取出手段10がストッカー8からセット台6上に1枚の袋Pを取り出す。このとき、セット台6上に置かれた袋Pの上面に対し、セット台6の上方からエアを吹き付けてセット台6(コンベア機構11)上へ袋Pを押しつけ、もってその横滑り状のスリップを防止させ、袋Pの正確な位置決めができるようにするとよい。
また、固定ガイド28上で幅広状態となって待機する物品保持台2(左右の絞りカバー27相互間)へ物品Wを置く。これは人手により行っても、機械的に行ってもよい。
【0035】
次に、図5乃至図9に示すように、セット台6では開口手段7が上記した開口動作を行って、このセット台6上に置かれた袋Pの袋口を開口させる。
また、続いて皺除き手段39(図8参照)が、袋口を開口された袋P内へエアを吹き込んで袋Pに発生している皺を延ばす。
一方、物品保持台2側では、絞り機構37が作動して左右の絞りカバー27を相互接近させ、幅狭状態にする。従って、これら左右の絞りカバー27によって挟まれた状態の物品Wは、幅縮小化され、コンパクト化される。
【0036】
そこで、図10に示すように、台移動機構36の作動によって物品保持台2が前進して、この物品保持台2と一緒に物品Wを袋P内へ挿入する。この時点で、物品保持台2及び物品Wは、既に袋Pへ挿入しやすい幅狭な(コンパクトな)形体とされているばかりでなく、袋Pは風船状に膨らんだ状態になされているので、袋Pへの物品保持台2の挿入は、円滑且つ確実に行われるものである。
次に、物品ストッパ機構38は、図11に示すようにストッパ52を袋P内へと挿入し、物品Wを後押し状態にする。
【0037】
そこで、台移動機構36は物品保持台2だけを袋P内から排出させて元の固定ガイド28上へ戻し、また絞り機構37が物品保持台2の幅を元の広幅状態に戻して、次の物品Wの受け入れに控える。
なお、台移動機構36が物品保持台2を袋P内から排出させる場合に、予め、絞り機構37に対して物品保持台2の幅を微妙に幅広に拡大させるような動きをさせると、袋P内での物品Wの開放を確実化させることになるので、より一層、好ましい態様であると言える。
【0038】
次に、図12に示すように、セット台6ではコンベア機構11が袋Pを向きに搬送し、またこのセット台6の後方で待機する横送り台60でも、そのコンベア機構63が同時に方へ向けた駆動を開始して、結果、当初、セット台6上にあった袋Pを横送り台60上へと移載する。
次に、横送り台60上ではギロチン押さえ65が下降して袋Pの袋口近傍を閉止方向に押圧する。
そして、図13乃至図14に示すように、ギロチン押さえ65が下降した状態のまま、横送り台60は左方へと移動する。従って、この移動途中に、横送り台60上に置かれた袋Pのチャック部Cは閉口手段5としてのローラプレス61を通過することになり、これによって袋Pの袋口が閉鎖される。
【0039】
そして、横送り台60が排出シュート68と一直線状に揃う位置へと到達して停止すると、ギロチン押さえ65が上昇し、横送り台60のコンベア機構63が送り方向へ駆動し、この袋口を閉鎖済みの袋Pを排出シュート68へと送り出す。
このようにして、袋詰めの1サイクル動作が完了する。
なお、図15乃至図17は、袋Pを糊貼り開閉シール袋とする場合の開口手段7の動作状況を図示したものである。
【0040】
この場合、引き離し部22における上下の吸盤2、21を、袋Pの袋口に延長状に設けられた折り返し片Uよりも袋本体側(図15の左方)へ吸着させるようにしている点が異なるだけで、その他の面は、袋Pがチャック袋であるものとして説明した上記実施形態の場合と略同じである。
但し、上記したようにこの糊貼り開閉シール袋の場合では、閉口手段5として必要とされる構成が上記した実施形態のものとは全く異なってくるので、例えば横送り台60を左右動させることはせずに、この横送り台60のコンベア機構63を、糊貼り開閉シール袋専用の閉口手段(図示略)への搬送コンベアとして使用すればよいことになる。
【0041】
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、細部の構成、採用機構、部材形状、部材材質等に関して、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
また、袋詰めの対象とする物品Wについても、特に限定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る袋詰め装置は、袋の袋口を開口させた状態でこの袋内へ物品を詰めるまでの袋詰め作業を自動化できるようにしており、その結果、物品の袋詰め作業を確実且つ高効率で処理できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2中の矢符A方向からこの袋詰め装置の主要部を分かりやすく示した斜視図である。
【図2】 本発明に係る袋詰め装置の一実施形態を示す平面図である。
【図3】 図4のC−C線矢視図である。
【図4】 図2のB−B線拡大矢視図である。
【図5】 セット台及び開口手段の拡大斜視図である。
【図6】 開口手段の動作状況を説明した側面図である。
【図7】 図6に続く開口手段の動作状況を説明した側面図である。
【図8】 図7に続く開口手段の動作状況を説明した側面図である。
【図9】 セット台、開口手段及び物品保持台の拡大斜視図である。
【図10】 物品保持台の移動状況を説明した拡大斜視図である。
【図11】 図10に続く動作状況を説明した拡大斜視図である。
【図12】 図11に続く動作状況を説明した拡大斜視図である。
【図13】 閉口手段による動作状況を説明した拡大斜視図である。
【図14】 図13に続く動作状況を説明した拡大斜視図である。
【図15】 袋を糊貼り開閉シール袋とする場合における開口手段の動作状況を説明した側面図である。
【図16】 図15に続く開口手段の動作状況を説明した側面図である。
【図17】 図16に続く開口手段の動作状況を説明した側面図である。
【符号の説明】
1 袋詰め装置
2 物品保持台
3 装填手段
5 閉口手段
6 セット台
7 開口手段
36 台移動機構
37 絞り機構
39 皺除き手段
P 袋
C チャック部
W 物品

Claims (4)

  1. 袋(P)のセット台(6)と、該セット台(6)にセットされた袋(P)の袋口を開口させる開口手段(7)と、袋(P)内へ詰める物品(W)を袋(P)の大きさに合わせて保持する物品保持台(2)と、上記開口手段(7)によって開口された袋(P)内へ向けて物品保持台(2)をスライド挿入させ且つその後に袋(P)内へ物品(W)だけを残して物品保持台(2)を袋(P)外へ排出させる装填手段(3)と、該装填手段(3)による物品保持台(2)の袋(P)外への排出時に袋(P)内へ挿入された物品(W)を後押しさせて該物品(W)を袋(P)内に残しておくための物品ストッパ機構(38)とを有しており、
    上記物品保持台(2)は袋(P)に対して挿入可能な幅寸法とこれより大きな幅寸法との間で拡縮動作が可能になされており、
    上記開口手段(7)は、前記セット台(6)にセットされた袋(P)の袋口を引き離す一対の吸盤(20)(21)を有する引き離し部(22)と、前記一対の吸盤(20)(21)で引き離された袋口に差し込まれて該袋口を挟持し、かつ、開口させる一対の差込片(17)(18)を有するこじ開け部(19)とによって構成されており、
    上記装填手段(3)は、上記物品保持台(2)を袋(P)に対して挿入及び排出させる方向で移動させる台移動機構(36)と、上記物品保持台(2)が袋(P)外で待機するときにはその幅を拡大させて物品(W)の載置を容易化し該物品保持台(2)を袋(P)内へ挿入させるのに先だって当該物品保持台(2)の幅を狭めて袋(P)内への物品(W)の装填を容易化する絞り機構(37)とを有していることを特徴とする袋詰め装置。
  2. 前記物品保持台(2)を袋(P)内へ挿入させるのに先立って袋(P)内へエアを吹き込んで袋(P)を膨らませる皺除き手段(39)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の袋詰め装置。
  3. 前記物品保持台(2)は、互いに向き合う「く」字状の断面形状とされた一対の絞りカバー(27)(27)を有し、かつ、この絞りカバー(27)(27)には物品(W)を支持するテーブル面(29)(29)が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の袋詰め装置。
  4. 前記装填手段(3)の動作後に袋(P)の袋口を閉鎖する閉口手段(5)が付設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の袋詰め装置。
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