JP4561549B2 - 画像生成装置、印刷方法、プログラム、及び印刷媒体群 - Google Patents

画像生成装置、印刷方法、プログラム、及び印刷媒体群 Download PDF

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Description

本発明は、コード画像を生成する画像生成装置、コード画像を印刷する印刷方法等に関する。
近年、細かなドットが印刷された特殊な用紙に文字や絵を描き、ユーザがこの用紙上に書いた文字等のデータをパソコンや携帯電話等に転送し、この内容の保存や、メール送信を可能とする技術が注目されている。この技術では、この特殊な用紙に例えば0.3mm程度の間隔にて小さなドットが印刷され、これが例えば所定の大きさのグリッドごとに、全て異なるパターンを描くように構成されている。これを、例えばデジタルカメラを内蔵した専用のペンを用いて読み込むことで、この特殊な用紙上に書かれた文字等の位置を特定することができ、このような文字等を電子情報として利用することが可能となる。
ここで、公報記載の従来技術として、電子的に記憶された文書を、位置コーディングパターンを備えた紙シート上に印刷する技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。この技術においても、位置コーディングパターンを備えた特殊な紙シートが用いられる。この紙シートに文書を印刷し、その上から、位置コーディングパターン読取り用手段を備えたデジタルペンと紙の表面にマーキングを付けるペンポイントとを用いて手動で編集し、その編集結果が電子情報に反映されるように構成されている。また、この特許文献1には、文書情報を位置コーディングパターンと一緒に印刷するのが望ましいとも記載されている。
特表2003−528388号公報(第63段落等)
しかしながら、特許文献1の技術において、紙シートに印刷される位置コーディングパターンは、その紙シートごとに連続しており、特定の用途においては、使い勝手が悪くなってしまうという問題点があった。
例えば、このような位置コーディングパターンを備えた紙シートを、アンケートに使用する場合を考える。即ち、幾つかの設問に対する手書きの回答欄を設けた紙シートを複数の人に配布し、回答欄に手書きされた内容を集計するという場合である。この場合、特許文献1のように、用紙ごとに連続する位置情報を付与するという方法では、回答を集計する際、各用紙のどの位置が、集計しようとしている設問に該当するかをデータベースで照会する等して認識する必要があり、集計処理に多くの計算量を要することになる。
また、アンケート用紙ごとに連続した位置情報が付与されたのでは、氏名等の個人情報と回答内容が一緒に保存されてしまうため、セキュリティ上も好ましくない。
更に、位置コーディングパターンを備えた紙シート上に複数の人が絵や図面を描き、これらを合わせて1枚の絵や図面とすることも考えられる。この場合も、特許文献1の方法では、後で個々の絵や図面を合わせる際の処理が煩雑になってしまう。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的は、複数の媒体に書き込まれた情報を合わせて保存し易くすることにある。
また、本発明の他の目的は、複数の媒体の特定領域に着目した集計等を容易に行えるようにすることにある。
かかる目的のもと、本発明では、媒体上の特定領域に対し、複数の媒体に跨って連続する位置情報を付与するようにした。即ち、本発明の画像生成装置は、第1の媒体面に設ける第1の領域内での位置を特定する第1の位置情報と、第2の媒体面に設ける第2の領域内での位置を特定する情報であって第1の位置情報と連続性を有する第2の位置情報とを取得する取得手段と、第1の領域に印刷する第1のコード画像を第1の位置情報から生成し、第2の領域に印刷する第2のコード画像を第2の位置情報から生成する生成手段とを備えている。
ここで、生成手段は、第1の領域及び第2の領域に共通に与えられる識別情報から、第1のコード画像及び第2のコード画像を生成するように構成することができる。また、第1の媒体面の識別情報から第1のコード画像を生成し、第2の媒体面の識別情報から第2のコード画像を生成するように構成することもできる。
また、本発明は、媒体上の特定領域に対し、複数の媒体に跨って連続する位置情報を付与し印刷する方法として捉えることもできる。その場合、本発明の印刷方法は、第1の媒体面に設ける第1の領域内での位置を特定する第1の位置情報を取得するステップと、第1の位置情報を表すコード画像を第1の領域に印刷するステップと、第2の媒体面に設ける第2の領域内での位置を特定する情報であって第1の位置情報と連続性を有する第2の位置情報を取得するステップと、第2の位置情報を表すコード画像を第2の領域に印刷するステップとを含んでいる。
一方、本発明は、所定の機能をコンピュータに実現させるプログラムとして捉えることもできる。その場合、本発明のプログラムは、コンピュータに、第1の媒体面に設ける第1の領域内での位置を特定する第1の位置情報と、第2の媒体面に設ける第2の領域内での位置を特定する情報であって第1の位置情報と連続性を有する第2の位置情報とを取得する機能と、第1の領域に印刷する第1のコード画像を第1の位置情報から生成し、第2の領域に印刷する第2のコード画像を第2の位置情報から生成する機能とを実現させるためのものである。
また、本発明は、所定の画像が印刷された印刷媒体群として捉えることもできる。その場合、本発明の印刷媒体群は、第1の領域を有する第1の印刷媒体と、第2の領域を有する第2の印刷媒体とを含み、第1の領域には、この第1の領域内での位置を特定する第1の位置情報を表す第1のコード画像が印刷され、第2の領域には、この第2の領域内での位置を特定する情報であって第1の位置情報と連続性を有する第2の位置情報を表す第2のコード画像が印刷されている。
更に、本発明は、このような印刷媒体に書き込まれた情報を保存するための情報保存システムとして捉えることもできる。その場合、本発明の情報保存システムは、第1の媒体面に設けられた第1の領域内に書き込まれた第1の情報と、第2の媒体面に設けられた第2の領域内に書き込まれた第2の情報とを読み取る読取り手段と、第1の領域内での位置を特定する第1の位置情報と、第2の領域内での位置を特定する第2の位置情報との連続性を認識する認識手段と、第1の情報と第2の情報とを、連続性に応じた配置で保存する保存手段とを備えている。
本発明によれば、複数の媒体に書き込まれた情報を合わせて保存し易くなる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施の形態」という)について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用されるシステムの構成の一例を示したものである。このシステムは、少なくとも、電子文書の印刷を指示する端末装置100と、電子文書を印刷する際に媒体に付与する識別情報を管理し電子文書の画像にこの識別情報等を含むコード画像を重畳した画像を生成する識別情報管理サーバ200と、電子文書を管理する文書管理サーバ300と、電子文書の画像にコード画像を重畳した画像を印刷する画像形成装置400とがネットワーク900に接続されることにより構成されている。
また、識別情報管理サーバ200には、識別情報を記憶する記憶装置としての識別情報リポジトリ250が接続され、文書管理サーバ300には、電子文書を記憶する記憶装置としての文書リポジトリ350が接続されている。
更に、このシステムは、端末装置100からの指示により画像形成装置400にて出力される印刷物500と、印刷物500に文字又は図形を記録し、その文字又は図形の記録情報を読み取るペンデバイス600とを含む。また、ネットワーク900には、文書管理サーバ300で管理される電子文書とペンデバイス600により読み取られた記録情報とを重ね合わせて表示する端末装置700も接続されている。
尚、本明細書では、「電子文書」の文言を用いるが、これは、テキストを含む「文書」を電子化したデータのみを意味するものではない。例えば、絵、写真、図形等の画像データ(ラスタデータかベクターデータかによらない)、その他の印刷可能な電子データも含めて「電子文書」としている。
以下、本システムの動作の概略を説明する。
まず、端末装置100は、識別情報管理サーバ200に対し、文書リポジトリ350にて管理されている電子文書の画像にコード画像を重畳して印刷するよう指示する(A)。このとき、端末装置100からは、用紙サイズ、向き、枚数、縮小/拡大、N−up(用紙の1ページ内に電子文書のNページを割り付ける印刷)、両面印刷等の印刷属性も入力される。これにより、識別情報管理サーバ200は、印刷を指示された電子文書を文書管理サーバ300から取得する(B)。そして、取得した電子文書の画像に対し、識別情報リポジトリ250にて管理されている識別情報と、適宜決定された位置情報とを含むコード画像を付与し、画像形成装置400にその印刷を指示する(C)。尚、ここで、識別情報とは、電子文書の画像が印刷された個々の媒体(用紙)を一意に識別する情報であり、位置情報とは、個々の媒体上の座標位置(X座標、Y座標)を特定するための情報である。
その後、画像形成装置400は、識別情報管理サーバ200からの指示に従い、印刷物500を出力する(D)。
尚、画像形成装置400は、後で詳しく述べるが、識別情報管理サーバ200で付与されたコード画像を不可視トナーにより不可視画像として形成し、その他の画像(オリジナルの電子文書に含まれていた部分の画像)を可視トナーにより可視画像として形成するものとする。
一方、ユーザが、ペンデバイス600を用いて印刷物500に文字又は図形を記録(筆記)したとする(E)。これにより、ペンデバイス600の撮像素子が、印刷物500上の一定の領域を捕捉し、位置情報及び識別情報を得る。そして、位置情報に基づいて求められた文字又は図形の軌跡情報と、識別情報とが、無線又は有線により端末装置700へ転送される(F)。尚、本システムでは、赤外光の吸収率が所定の基準よりも高い不可視トナーを用いて不可視画像を形成し、赤外光の照射及び検知が可能なペンデバイス600によって不可視画像を読み取ることを可能にしている。
その後、端末装置700は、識別情報管理サーバ200に識別情報を送信することにより、この識別情報に対応する電子文書の送信を要求する。識別情報管理サーバ200は、この要求を受けると、文書管理サーバ300から識別情報に対応する電子文書を取得し、端末装置700に送信する(G)。その結果、端末装置700には、識別情報管理サーバ200から送られた電子文書とペンデバイス600から送られた軌跡情報とが合成され表示される。
但し、このような構成はあくまで一例に過ぎない。例えば、識別情報管理サーバ200の機能と文書管理サーバ300の機能とを1台のサーバに持たせてもよい。また、識別情報管理サーバ200の機能を画像形成装置400の画像処理部にて実現してもよい。更に、端末装置100と700は、同一の端末装置としてもよい。
次に、本実施の形態の概要について説明する。
本実施の形態は、異なる媒体上の特定領域に書き込まれた手書き文字等を合わせて保存したい場合、その特定領域に対し、それらの異なる媒体に跨って連続した位置情報を付与するものである。
図2に、2つの媒体に手書きを行い、その手書きの内容を保存するまでの流れを示す。
このうち、図2(a)は、本実施の形態で出力されるアドレス付き文書510及び520を示したものである。図示するように、アドレス付き文書510には領域511及び512が設けられている。また、アドレス付き文書520には、領域521及び522が設けられている。そして、領域511及び521と、領域512及び522とに対し、それぞれ連続する位置情報を表すコード画像が印刷されているものとする。
ここで、アドレス付き文書510及び520に対し、図2(b)に示すような手書きを行ったとする。即ち、領域511に対し「あ」を、領域512に対し「A」を、領域521に対し「い」を、領域522に対し「B」を書き込んだとする。
そうすると、これらの手書き文字は、図2(c)に示すように保存される。即ち、記憶装置710において、連続する位置情報が付された領域511及び521に対する手書きが連続データ711として、また、連続する位置情報が付された領域512及び522に対する手書きが連続データ712として保存される。
このときの動作をより詳細に説明すると、例えば、読取り手段(例えば、図1のペンデバイス600)が、領域511に書き込まれた情報と、領域521に書き込まれた情報とを読み取る。また、認識手段(例えば、図1のペンデバイス600)が、領域511に付与された位置情報と、領域521に付与された位置情報との連続性を認識する。その後、保存手段(例えば、端末装置700に設けられる)が、領域511から読み取った情報と、領域521から読み取った情報とを、図2(c)に示すような配置で保存する。
以下、アドレス付き文書510及び520のような、異なる媒体上の特定領域に連続する位置情報が付与された媒体を出力するシステムの構成及び動作について詳細に説明する。
図3は、識別情報管理サーバ200の構成の一例を示す図である。
識別情報管理サーバ200は、受信部20aと、対応情報管理部21と、対応情報データベース(DB)22と、情報分離部23と、文書画像生成部24と、文書画像バッファ25と、コード画像生成部26と、コード画像バッファ27と、画像合成部28と、送信部20bとを備えている。
また、コード画像生成部26は、位置情報符号化部26aと、位置コード生成部26bと、識別情報符号化部26cと、識別コード生成部26dと、コード配置部26gと、パターン格納部26hと、パターン画像生成部26iとを備えている。
受信部20aは、端末装置100から送られた印刷指示等をネットワーク900から受信する。
対応情報管理部21は、識別情報や位置情報を取得し、例えば、識別情報と文書情報の対応を対応情報DB22に登録する。このように識別情報や位置情報を取得するという観点から、対応情報管理部21は、取得手段として捉えることができる。
対応情報DB22は、媒体面を識別する識別情報と、媒体面に印刷された画像の元となる電子文書に関する文書情報との対応を記憶する記憶部としてのデータベースである。
情報分離部23は、対応情報管理部21から受け渡された情報を、文書画像の生成に必要な情報と、コード画像の生成に必要な情報とに分離する。
文書画像生成部24は、情報分離部23によって分離された文書画像の生成に必要な情報に基づいて、電子文書を画像化し、文書画像バッファ25へ格納する。
コード画像生成部26は、情報分離部23によって分離されたコード画像の生成に必要な情報に基づいて、コード画像を生成し、コード画像バッファ27へ格納する。このようにコード画像を生成するという観点から、コード画像生成部26は、生成手段として捉えることができる。
画像合成部28は、文書画像バッファ25に格納されている文書画像と、コード画像バッファ27に格納されているコード画像とを合成する。このように画像を合成するという観点から、画像合成部28は、合成手段として捉えることができる。
送信部20bは、画像合成部28による合成後の画像を出力する指示を、PostScript等に代表されるPDL(Page Description Language)として画像形成装置400へ送信する。
位置情報符号化部26aは、位置情報が入力されると、位置情報を所定の符号化方式により符号化する。この符号化には、例えば、既知の誤り訂正符号であるRS(リードソロモン)符号やBCH符号を用いることができる。また、誤り検出符号として、位置情報のCRC(Cyclic Redundancy Check)やチェックサム値を計算し、それを冗長ビットとして位置情報に付加することもできる。また、疑似雑音系列の一種であるM系列符号を位置情報として利用することもできる。M系列符号は、P次のM系列(系列長2P−1)の場合、M系列から長さPの部分系列を取り出したときに、その部分系列に現われるビットパターンがM系列中に一度しか現われない性質を利用して符号化を行うものである。
位置コード生成部26bは、符号化された位置情報を、コード情報として埋め込む形式に変換する。例えば、第三者による解読が困難になるように、符号化された位置情報における各ビットの配置を、疑似乱数等により入れ替えたり暗号化したりすることができる。また、位置コードが2次元配置される場合は、ビット値をコードの配置と同様に2次元配置しておく。
識別情報符号化部26cは、識別情報が入力されると、識別情報を所定の符号化方式により符号化する。この符号化には、位置情報の符号化に使用したのと同様の方式を使用することができる。
識別コード生成部26dは、符号化された識別情報を、コード情報として埋め込む形式に変換する。例えば、第三者による解読が困難になるように、符号化された識別情報における各ビットの配置を、疑似乱数等により入れ替えたり暗号化したりすることができる。また、識別コードが2次元配置される場合は、ビット値をコードの配置と同様に2次元配置しておく。
コード配置部26gは、コードと同じ形式に配置された符号化位置情報と符号化識別情報とを合成し、出力画像サイズに相当する2次元コード配列を生成する。このとき、符号化位置情報としては、配置位置により異なる位置情報を符号化した符号を使用し、符号化識別情報としては、位置によらず同じ情報を符号化した符号を使用する。
パターン画像生成部26iは、2次元コード配列における配列要素のビット値を確認し、各ビット値に対応するビットパターン画像をパターン格納部26hより取得して、2次元コード配列を画像化したコード画像として出力する。
尚、これらの機能部分は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、識別情報管理サーバ200の図示しないCPUが、受信部20a、対応情報管理部21、情報分離部23、文書画像生成部24、コード画像生成部26、画像合成部28、送信部20bの各機能を実現するプログラムを外部記憶装置から主記憶装置に読み込んで処理を行う。
次に、識別情報管理サーバ200が端末装置100からの印刷指示に応じて画像形成装置400に対し画像出力指示を送信する際の具体的な動作を説明する。
ここでは、異なる媒体上の対応する領域に連続する位置情報を印刷するのが好ましい例として、次の2つの実施の形態を考える。
第1の実施の形態は、アンケート用紙に関するものである。即ち、同じ位置に同じ大きさの記入欄が設けられた複数の媒体を用意し、各媒体上の対応する記入欄に書き込まれた手書き回答を一緒に保存できるようにするものである。
第2の実施の形態は、合わせて1枚になる絵や図面を複数の人が協働して作成するものである。即ち、各人は、全体の中のある部分の作業を行うための紙(以下、「部分作業用紙」という)の配布を受け、自分に任された部分の作業を行う。この場合、部分作業用紙における記入欄の位置及び大きさは必ずしも同じではないが、ある部分作業用紙のいずれかの記入欄に描かれた絵や図面と他の部分作業用紙のいずれかの記入欄に描かれた絵や図面とが連結されて保存できるようにする。
(第1の実施の形態)
本実施の形態は、上述したように、同じ位置に同じ大きさの領域(記入欄)が設けられた複数の媒体を出力する際に、その領域に対し、その複数の媒体に跨って連続する位置情報を付与するものである。
図4は、出力される媒体のイメージを示した図である。各媒体上の領域の位置及び大きさは同じなので、1枚目についてのみ示している。例えば、1枚の媒体には、図示するような位置に、図示するような大きさの領域が設けられるものとする。そして、領域ごとに、複数の媒体に跨って連続する位置情報が付与される。尚、本実施の形態では、領域#jに関し、横方向(X方向)のサイズを「X(j)」、縦方向(Y方向)のサイズを「Y(j)」と表記することとする。
また、図5は、図4に示した各媒体の領域#1〜#3に対して割り当てられる識別情報及び位置情報について示している。
ここで、識別情報は、領域#1に対しID(1)を、領域#2に対しID(2)を、領域#3に対しID(3)をそれぞれ割り当てる。即ち、同じ番号の領域に対しては、それが媒体#1上にあろうと、媒体#2上にあろうと、媒体#3上にあろうと、同じ識別情報を割り当てる。媒体ごとの識別情報の方が一般的とも考えられるが、本実施の形態では、領域ごとの識別情報を採用している。これにより、アンケートの回答は、同じアンケート用紙の他の領域から分断され、識別情報を辿って再度結び付けることができなくなる。つまり、アンケートの回答者と回答内容とを分断してデータ化することができ、個人情報保護の側面からもメリットがある方式である。
また、位置情報は、異なる媒体上の同じ番号の領域がY方向に連続して配置されることとなるように付与する。即ち、領域#1に割り当てられる位置情報は、媒体#1において(0,0)から(X(1),Y(1))まで、媒体#2において(0,Y(1))から(X(1),2*Y(1))まで、媒体#3において(0,2*Y(1))から(X(1),3*Y(1))までである。また、領域#2に割り当てられる位置情報も、X(2)、Y(2)を用いて同様に決められ、領域#3に割り当てられる位置情報も、X(3)、Y(3)を用いて同様に決められる。
以下、このような識別情報及び位置情報を付与する具体的な動作について述べる。
識別情報管理サーバ200では、まず、受信部20aが、端末装置100から、アンケート用紙の元となる電子文書(以下、「アンケート文書」という)と印刷属性とを含む印刷指示を受信する。そして、受信した情報を対応情報管理部21に受け渡す。
これにより、対応情報管理部21は、図6、7に示すような処理を行う。
即ち、本実施の形態では、受信部20aから渡されるアンケート文書の1ページから複数枚のアンケート用紙を出力するので、図6にて、アンケート文書の1ページから領域のサイズを特定し、図7にて、その特定した領域のサイズに基づき、全ての媒体について位置情報を決定する。
まず、図6に示すように、対応情報管理部21は、アンケート文書に含まれる領域の数Mを求める(ステップ201)。
次に、領域をカウントするインデックスjに「1」を代入する(ステップ202)。そして、領域#1の識別情報ID(1)を識別情報リポジトリ250から取り出し、識別情報ID(1)を対応情報DB22に登録する(ステップ203)。尚、ここでの対応情報DB22への登録は、識別情報ID(1)が割り当て済みであることを管理するものであってもよいし、識別情報ID(1)と文書情報との対応を管理するものであってもよい。前者のような管理を行えば、新たに識別情報を取り出すに当たって対応情報DB22をチェックすることで、識別情報の二重の払い出しを防ぐことができる。また、後者のような管理としては、アンケート文書の同一項目に対する全回答者の回答内容を保存するファイル名を予め決めておき、これを後から参照可能なように識別情報と対応付けることが考えられる。
次いで、対応情報管理部21は、領域#1のサイズの情報として、X(1)及びY(1)を求める(ステップ204)。尚、どの領域が、連続する位置情報を付与する領域であるかは、端末装置700での印刷指示の際にユーザが指定してもよいし、コンピュータがアンケート文書のイメージを解析することで自動的に決定してもよい。
そして、jに1を加算し(ステップ205)、jがMを超えたかどうか判定する(ステップ206)。
その結果、jがMを超えていないと判定されれば、j=2について、ステップ203〜205の処理を行い、再びステップ206の判定を行う。そして、これらの処理を、jがMを超えるまで繰り返す。
一方、jがMを超えたと判定されれば、処理は終了する。
その後、対応情報管理部21は、図7に示すように、媒体ごとの位置情報を決定する処理を行う。
即ち、まず、対応情報管理部21は、印刷が指示された媒体の枚数Nを印刷属性から取得する(ステップ211)。
次に、媒体をカウントするインデックスiに「1」を代入する(ステップ212)。また、領域をカウントするインデックスjに「1」を代入する(ステップ213)。
そして、ステップ203で取り出した領域#1の識別情報ID(1)を取得する(ステップ214)。また、媒体#1の領域#1に割り当てる位置情報A(1,1)〜B(1,1)を確保する(ステップ215)。ここで、A(i,j)は、媒体#iの領域#jに割り当てられる位置情報の開始点を示し、B(i,j)は、媒体#iの領域#jに割り当てられる位置情報の終了点を示している。尚、本実施の形態では、A(i,j)=(0,(i−1)*Y(j))であり、B(i,j)=(X(j),i*Y(j))である。
次いで、対応情報管理部21は、jに1を加算し(ステップ216)、jがMを超えたかどうか判定する(ステップ217)。
その結果、jがMを超えていないと判定されれば、j=2について、ステップ214〜216の処理を行い、再びステップ217の判定を行う。そして、これらの処理を、jがMを超えるまで繰り返す。
一方、jがMを超えたと判定されれば、電子文書と、識別情報ID(j)及び位置情報A(1,j)〜B(1,j)(j=1,2,…,M)とを情報分離部23に対して出力する(ステップ218)。
そして、iに1を加算し(ステップ219)、iがNを超えたかどうか判定する(ステップ220)。
その結果、iがNを超えていないと判定されれば、i=2について、ステップ213〜219の処理を行い、再びステップ220の判定を行う。そして、これらの処理を、iがNを超えるまで繰り返す。
一方、iがNを超えたと判定されれば、処理は終了する。
その後、識別情報管理サーバ200は、以下のように動作する。
情報分離部23は、受け渡された情報を、コード生成に必要な情報(識別情報及び位置情報)と、文書画像の生成に必要な情報(電子文書)とに分離し、前者をコード画像生成部26に、後者を文書画像生成部24に出力する。
これにより、位置情報符号化部26aで、位置情報が符号化され、位置コード生成部26bで、符号化された位置情報を示す位置コードが生成される。即ち、各媒体の各領域に対し、図5に示した位置情報を示す位置コードを生成する。
また、識別情報符号化部26cで、識別情報が符号化され、識別コード生成部26dで、符号化された識別情報を示す識別コードが生成される。即ち、各媒体の各領域に対し、図5に示した識別情報を示す識別コードを生成する。
そして、コード配置部26gにより出力画像サイズに相当する2次元コード配列が生成され、パターン画像生成部26iにより2次元コード配列に対応するパターン画像が生成される。
一方で、文書画像生成部24が、電子文書の文書画像を生成する。
そして、最後に、この文書画像生成部24が生成した文書画像と、先にコード画像生成部26が生成したコード画像とが、画像合成部28にて合成され、送信部20bに受け渡される。これにより、送信部20bが、合成後の画像の出力指示を画像形成装置400に対して送信する。
この画像出力指示に応じて、画像形成装置400が、印刷対象の電子文書の文書画像とコード画像との合成画像を媒体に印刷し、ユーザは印刷物500(アドレス付き文書510、520)を得ることになる。
尚、本実施の形態では、連続する位置情報が付与された2つの領域に対し、その境界部分においては同じ位置情報が付与されるようにした。例えば、媒体#1の領域#1と、媒体#2の領域#1とには、その境界部分において、同じ位置情報(0,Y(1))〜(X(1),Y(1))が付与されている。しかしながら、同じ位置情報を付与せずに、連続する位置情報を付与するようにしてもよい。即ち、媒体#1の領域#1に付与した位置情報が(X(1),Y(1))で終わったのであれば、媒体#2の領域#1に付与する位置情報を(0,Y(1)+1)から開始するようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、各人に配布するアンケート用紙の対応する記入欄に対し、アンケート用紙に跨って連続する位置情報を付与するようにした。これにより、同じ設問に対する複数の回答者の回答内容を合わせて保存し易くなった。
また、本実施の形態を学力テスト等に適用すれば、設問ごとの回答の保存が容易になったことにより、設問ごとの回答を採点者に渡すことも容易になる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、上述したように、位置及び大きさが必ずしも同じではない領域(記入欄)が設けられた複数の媒体を出力する際に、その領域に対し、その複数の媒体に跨って連続する位置情報を付与するものである。
図8は、出力される媒体のイメージを示した図である。ここでは、図8(a)〜(g)にそれぞれ示す7枚の媒体#1〜#7が出力されるものとする。そして、各媒体の領域#1を連結して図9(a)のような媒体とし、各媒体の領域#2を連結して図9(b)のような媒体とする。即ち、各媒体の領域#1に描かれた絵から1枚の絵を完成させ、各媒体の領域#2に描かれた絵から別の1枚の絵を完成させる。
ここで、各領域のサイズについて説明する。各媒体から切り出された領域は、図9に示すように、隙間なく配置される。ここで、図9の「#i」は、媒体#iから切り出された領域であることを示している。
まず、図9(a)の媒体について、左上点を原点とすると、媒体#iから切り出された領域の左上点の座標A(i,1)及び右下点の座標B(i,1)は、以下のようになる。
A(1,1)=(0,0),B(1,1)=(Xa,Yb)
A(2,1)=(0,Yb),B(2,1)=(Xa,Yd)
A(3,1)=(0,Yd),B(3,1)=(Xa,Yf)
A(4,1)=(Xa,0),B(4,1)=(Xb,Ya)
A(5,1)=(Xa,Ya),B(5,1)=(Xb,Yc)
A(6,1)=(Xa,Yc),B(6,1)=(Xb,Ye)
A(7,1)=(Xa,Ye),B(7,1)=(Xb,Yf)
また、図9(b)の媒体について、左上点を原点とすると、媒体#iから切り出された領域の左上点の座標A(i,2)及び右下点の座標B(i,2)は、以下のようになる。
A(1,2)=(0,0),B(1,2)=(Xd,Yg)
A(2,2)=(Xd,0),B(2,2)=(Xf,Yg)
A(3,2)=(0,Yg),B(3,2)=(Xc,Yh)
A(4,2)=なし,B(4,2)=なし
A(5,2)=(Xc,Yg),B(5,2)=(Xe,Yh)
A(6,2)=(Xe,Yg),B(6,2)=(Xf,Yh)
A(7,2)=(0,Yh),B(7,2)=(Xf,Yi)
また、図10は、図8に示した媒体#1〜#7の各領域に対して割り当てられる識別情報及び位置情報について示している。
ここで、識別情報は、媒体#1に対しID(1)を、媒体#2に対しID(2)を、媒体#3に対しID(3)を、媒体#4に対しID(4)を、媒体#5に対しID(5)を、媒体#6に対しID(6)を、媒体#7に対しID(7)を、それぞれ割り当てる。即ち、同じ媒体上の全ての領域に対し、同じ識別情報を割り当てる。これにより、完成された絵等から、元の分断された絵等を辿ることができる。
また、位置情報は、上述したように、図9に示した媒体における各領域の位置に応じたものを付与する。
以下、このような識別情報及び位置情報を付与する具体的な動作について述べる。
識別情報管理サーバ200では、まず、受信部20aが、端末装置100から、部分作業用紙の元となる電子文書(以下、「部分作業文書」という)と印刷属性とを含む印刷指示を受信する。そして、受信した情報を対応情報管理部21に受け渡す。
これにより、対応情報管理部21は、図11に示すような処理を行う。
即ち、まず、印刷が指示された媒体の枚数Nを印刷属性から取得する(ステップ251)。
次に、媒体をカウントするインデックスiに「1」を代入する(ステップ252)。そして、媒体#1の識別情報ID(1)を識別情報リポジトリ250から取り出し、識別情報ID(1)を対応情報DB22に登録する(ステップ253)。尚、ここでの対応情報DB22への登録は、識別情報ID(1)が割り当て済みであることを管理するものであってもよいし、識別情報ID(1)と文書情報との対応を管理するものであってもよい。前者のような管理を行えば、新たに識別情報を取り出すに当たって対応情報DB22をチェックすることで、識別情報の二重の払い出しを防ぐことができる。また、後者のような管理としては、部分作業文書を後から参照可能なようにそのファイル名を識別情報と対応付けることが考えられる。
また、対応情報管理部21は、部分作業文書に含まれる領域の数Mを求める(ステップ254)。
次に、領域をカウントするインデックスjに「1」を代入する(ステップ255)。
そして、媒体#1の領域#1に割り当てる位置情報A(1,1)〜B(1,1)を確保する(ステップ256)。ここで、A(i,j)は、媒体#iの領域#jに割り当てられる位置情報の開始点を示し、B(i,j)は、媒体#iの領域#jに割り当てられる位置情報の終了点を示している。尚、本実施の形態では、A(i,j)及びB(i,j)として、図9に示した各領域の左上点及び右下点の座標値が予めメモリに記憶されているものとする。
次いで、対応情報管理部21は、jに1を加算し(ステップ257)、jがMを超えたかどうか判定する(ステップ258)。
その結果、jがMを超えていないと判定されれば、j=2について、ステップ256、257の処理を行い、再びステップ258の判定を行う。そして、これらの処理を、jがMを超えるまで繰り返す。
一方、jがMを超えたと判定されれば、電子文書と、識別情報ID(1)と、位置情報A(1,j)〜B(1,j)(j=1,2,…,M)とを情報分離部23に対して出力する(ステップ259)。
そして、iに1を加算し(ステップ260)、iがNを超えたかどうか判定する(ステップ261)。
その結果、iがNを超えていないと判定されれば、i=2について、ステップ253〜260の処理を行い、再びステップ261の判定を行う。そして、これらの処理を、iがNを超えるまで繰り返す。
一方、iがNを超えたと判定されれば、処理は終了する。
その後、識別情報管理サーバ200は、以下のように動作する。
情報分離部23は、受け渡された情報を、コード生成に必要な情報(識別情報及び位置情報)と、文書画像の生成に必要な情報(電子文書)とに分離し、前者をコード画像生成部26に、後者を文書画像生成部24に出力する。
これにより、位置情報符号化部26aで、位置情報が符号化され、位置コード生成部26bで、符号化された位置情報を示す位置コードが生成される。即ち、各媒体の各領域に対し、図10に示した位置情報を示す位置コードを生成する。
また、識別情報符号化部26cで、識別情報が符号化され、識別コード生成部26dで、符号化された識別情報を示す識別コードが生成される。即ち、各媒体の各領域に対し、図10に示した識別情報を示す識別コードを生成する。
そして、コード配置部26gにより出力画像サイズに相当する2次元コード配列が生成され、パターン画像生成部26iにより2次元コード配列に対応するパターン画像が生成される。
一方で、文書画像生成部24が、電子文書の文書画像を生成する。
そして、最後に、この文書画像生成部24が生成した文書画像と、先にコード画像生成部26が生成したコード画像とが、画像合成部28にて合成され、送信部20bに受け渡される。これにより、送信部20bが、合成後の画像の出力指示を画像形成装置400に対して送信する。
この画像出力指示に応じて、画像形成装置400が、印刷対象の電子文書の文書画像とコード画像との合成画像を媒体に印刷し、ユーザは印刷物500(アドレス付き文書510、520)を得ることになる。
尚、本実施の形態では、連続する位置情報が付与された2つの領域に対し、その境界部分においては同じ位置情報が付与されるようにした。例えば、媒体#1の領域#1と、媒体#2の領域#1とには、その境界部分において、同じ位置情報(0,Yb)〜(Xa,Yb)が付与されている。しかしながら、同じ位置情報を付与せずに、連続する位置情報を付与するようにしてもよい。即ち、媒体#1の領域#1に付与した位置情報が(Xa,Yb)で終わったのであれば、媒体#2の領域#1に付与する位置情報を(0,Yb+1)から開始するようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、各人に配布する部分作業用紙の対応する記入欄に対し、部分作業用紙に跨って連続する位置情報を付与するようにした。これにより、各人が描いた絵等を合わせて1枚の絵を完成させる作業が容易になった。
次に、以上のようにして生成されるコード画像について、具体的に説明する。
図12(a)〜(c)は、識別情報管理サーバ200のコード画像生成部26によって生成される2次元コード画像を説明するための図である。図12(a)は不可視画像によって形成され、配置される2次元コード画像の単位を模式的に示すために格子状に表現した図である。また、図12(b)は不可視画像が赤外光照射により認識された2次元コード画像の1単位を示した図である。更に、図12(c)は、バックスラッシュ「\」とスラッシュ「/」の斜線パターンを説明するための図である。
画像形成装置400にて形成される2次元コード画像は、例えば、可視光領域(400nm〜700nm)における最大吸収率が例えば7%以下であり、近赤外領域(800nm〜1000nm)における吸収率が例えば30%以上の不可視トナーによって形成される。また、この不可視トナーは、画像の機械読み取りのために必要な近赤外光吸収能力を高めるために、平均分散径は100nm〜600nmの範囲のものが採用される。ここで、「可視」及び「不可視」は、目視により認識できるかどうかとは関係しない。印刷された媒体に形成された画像が可視光領域における特定の波長の吸収に起因する発色性の有無により認識できるかどうかで「可視」と「不可視」とを区別している。
この図12(a)〜(c)に示す2次元コード画像は、赤外光照射による機械読取りと復号化処理とが長期に亘って安定して可能で、かつ、情報が高密度に記録できる不可視画像で形成される。また、画像を出力する媒体表面の可視画像が設けられた領域とは関係なく、任意の領域に設けることが可能な不可視画像であることが好ましい。本実施の形態では、印刷される媒体の大きさに合わせて媒体一面(紙面)の全面に不可視画像が形成される。また、例えば、目視した際に光沢差によって認識できる不可視画像であることが更に好ましい。但し、「全面」とは、用紙の四隅を全て含む意味ではない。電子写真方式等の装置では、通常、紙面の周囲は印刷できない範囲である場合が多いことから、かかる範囲には不可視画像を印刷する必要はない。
図12(b)に示す2次元コードパターンは、媒体上の座標位置を示す位置コードが格納される領域と、印刷媒体を一意に特定するための識別コードが格納される領域とを含んでいる。また、同期コードが格納される領域も含んでいる。そして、図12(a)に示すように、この2次元コードパターンが複数、配置され、印刷される媒体の大きさに合わせて媒体一面(紙面)の全面に異なる位置情報が格納された2次元コードが格子状に配置される。即ち、媒体一面に、図12(b)に示すような2次元コードパターンが複数個、配置され、その各々が、位置コード、識別コード、及び同期コードを備えている。そして、複数の位置コードの領域には、それぞれ配置される場所により異なる位置情報が格納されている。一方、複数の識別コードの領域には、配置される場所によらず同じ識別情報が格納されている。
図12(b)において、位置コードは、6ビット×6ビットの矩形領域内に配置されている。各ビット値は、回転角度が異なる複数の微小ラインビットマップで形成され、図12(c)に示される斜線パターン(パターン0とパターン1)で、ビット値0とビット値1を表現している。より具体的には、相互に異なる傾きを有するバックスラッシュ「\」及びスラッシュ「/」を用いてビット0とビット1とを表現している。斜線パターンは600dpiで8×8画素の大きさで構成されており、左上がりの斜線パターン(パターン0)がビット値0を、右上がりの斜線パターン(パターン1)がビット値1を表現する。従って、1つの斜線パターンで1ビットの情報(0又は1)を表現できる。このような2種類の傾きからなる微小ラインビットマップを用いることで、可視画像に与えるノイズが極めて小さく、かつ大量の情報を高密度にデジタル化して埋め込むことが可能な2次元コードパターンを提供することが可能となる。
即ち、図12(b)に示した位置コード領域には合計36ビットの位置情報が格納されている。この36ビットのうち、18ビットをX座標の符号化に、18ビットをY座標の符号化に使用することができる。各18ビットを全て位置の符号化に使用すると、218通り(約26万通り)の位置を符号化できる。各斜線パターンが図12(c)に示したように8画素×8画素(600dpi)で構成されている場合には、600dpiの1ドットは0.0423mmであることから、図12(b)の2次元コード(同期コードを含む)の大きさは、縦横共に3mm程度(8画素×9ビット×0.0423mm)となる。3mm間隔で26万通りの位置を符号化した場合、約786mの長さを符号化できる。このように18ビット全てを位置の符号化に使用してもよいし、或いは、斜線パターンの検出誤りが発生するような場合には、誤り検出や誤り訂正のための冗長ビットを含めてもよい。
また、識別コードは、2ビット×8ビット及び6ビット×2ビットの矩形領域に配置されており、合計28ビットの識別情報を格納できる。識別情報として28ビットを使用した場合は、228通り(約2億7千万通り)の識別情報を表現できる。識別コードも位置コードと同様に、28ビットの中に誤り検出や誤り訂正のための冗長ビットを含めることができる。
尚、図12(c)に示す例では、2つの斜線パターンは互いに角度が90度異なるが、角度差を45度とすれば4種類の斜線パターンを構成できる。このように構成した場合は、1つの斜線パターンで2ビットの情報(0〜3)を表現できる。即ち、斜線パターンの角度種類を増やすことで、表現できるビット数を増加することができる。
また、図12(c)に示す例では、斜線パターンを使用してビット値の符号化を説明しているが、選択できるパターンは斜線パターンに限らない。ドットのON/OFFや、ドットの位置を基準位置からずらす方向により符号化する方法も採用することが可能である。
次に、画像形成装置400について詳細に説明する。
図13は、画像形成装置400の構成例を示した図である。図13に示す画像形成装置400は、所謂タンデム型の装置であって、例えば、電子写真方式にて各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット41(41Y、41M、41C、41K、41I)、各画像形成ユニット41にて形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)して保持させる中間転写ベルト46、中間転写ベルト46上に転写された重ね画像を用紙(媒体)Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置410、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置440を備えている。
この画像形成装置400では、常用色(通常色)であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のトナー像を形成する画像形成ユニット41Y、41M、41Cの他に、赤外に吸収を持たない黒(K)のトナー像を形成する画像形成ユニット41K、不可視のトナー像を形成する画像形成ユニット41Iがタンデムを構成する画像形成ユニットの一つとして設けられている。
また、画像形成ユニット41Iでは、画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kで使用されるYトナー、Mトナー、Cトナー、Kトナーよりも赤外光の吸収が多い色材が使用される。このような色材としては、例えば、バナジルナフタロシアニンを含む色材が挙げられる。尚、画像形成ユニット41Kで使用されるKトナーは、コード画像の検出をより容易にするために、画像形成ユニット41Iで使用する色材より赤外光の吸収が少ない色材を使用するのが望ましいが、カーボンを含む色材のように、一般的に使用されている赤外光を吸収する色材を使用することもできる。
本実施の形態において、各画像形成ユニット41(41Y、41M、41C、41K、41I)は、矢印A方向に回転する感光体ドラム42の周囲に、これらの感光体ドラム42を帯電させる帯電器43、感光体ドラム42上に静電潜像を書き込むレーザ露光器44(図中露光ビームを符号Bmで示す)、各色成分トナーが収容されて感光体ドラム42上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像器45、感光体ドラム42上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト46に転写する一次転写ロール47、感光体ドラム42上の残留トナーを除去するドラムクリーナ48等の電子写真用デバイスが順次配設されている。これらの画像形成ユニット41は、中間転写ベルト46の上流側から、黄(Y色)、マゼンタ(M色)、シアン(C色)、黒(K色)、不可視(I色)の順に配置されている。
また、中間転写ベルト46は、各種ロールによって図に示す矢印B方向に回動可能に構成されている。この各種ロールとして、図示しないモータにより駆動されて中間転写ベルト46を回動させる駆動ロール415、中間転写ベルト46に対して一定の張力を与えると共に中間転写ベルト46の蛇行を防止する機能を備えたテンションロール416、中間転写ベルト46を支持するアイドルロール417、及び、バックアップロール412(後述)を有している。
また、一次転写ロール47には、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されるようになっており、これにより各々の感光体ドラム42上のトナー像が中間転写ベルト46に順次、静電吸引され、中間転写ベルト46上に重ねトナー像が形成されるようになっている。更に、二次転写装置410は、中間転写ベルト46のトナー像担持面側に圧接配置される二次転写ロール411と、中間転写ベルト46の裏面側に配置されて二次転写ロール411の対向電極をなすバックアップロール412とを備えており、このバックアップロール412には二次転写バイアスが安定的に印加される金属製の給電ロール413が当接配置されている。そして、二次転写ロール411には、二次転写ロール411に付着した汚れを除去するブラシロール414が接触配置されている。
また、二次転写ロール411の下流側には二次転写後の中間転写ベルト46の表面をクリーニングするベルトクリーナ421が設けられている。
更に、本実施の形態では、用紙搬送系として、用紙Pを収容する用紙トレイ430、この用紙トレイ430に集積された用紙Pを所定のタイミングで取り出して搬送するピックアップロール431、ピックアップロール431にて繰り出された用紙Pを搬送する搬送ロール432、搬送ロール432により搬送された用紙Pを二次転写装置410による二次転写位置へと送り込む搬送シュート433、二次転写後の用紙Pを定着装置440へと搬送する搬送ベルト434を備えている。
次に、この画像形成装置400の作像プロセスについて説明する。ユーザによりスタートスイッチ(図示せず)がオン操作されると、所定の作像プロセスが実行される。具体的に述べると、例えばこの画像形成装置400をカラープリンタとして構成する場合には、ネットワーク900から送信されたデジタル画像信号をメモリに一時的に蓄積し、その蓄積されている5色(Y、M、C、K、I)のデジタル画像信号に基づいて各色のトナー像形成を行わせるようにする。
即ち、画像処理によって得られた各色の画像記録信号に基づいて画像形成ユニット41(41Y、41M、41C、41K、41I)をそれぞれ駆動する。そして、各画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、41Iでは、帯電器43により一様に帯電された感光体ドラム42に対し、画像記録信号に応じた静電潜像が、レーザ露光器44によりそれぞれ書き込まれる。また、書き込まれた各静電潜像を各色のトナーが収容される現像器45により現像して各色のトナー像が形成される。
そして、各感光体ドラム42に形成されたトナー像は、各感光体ドラム42と中間転写ベルト46とが接する一次転写位置で、一次転写ロール47により印加される一次転写バイアスにより感光体ドラム42から中間転写ベルト46の表面に一次転写される。このようにして中間転写ベルト46に一次転写されたトナー像は中間転写ベルト46上で重ね合わされ、中間転写ベルト46の回動に伴って二次転写位置へと搬送される。
一方、用紙Pは、所定のタイミングで二次転写装置410の二次転写位置へと搬送され、中間転写ベルト46(バックアップロール412)に対して二次転写ロール411が用紙Pをニップする。そして、二次転写ロール411とバックアップロール412との間に形成される二次転写電界の作用で、中間転写ベルト46に担持された重ねトナー像が用紙Pに二次転写される。
その後、トナー像が転写された用紙Pは、搬送ベルト434によって定着装置440へと搬送され、トナー像の定着が行われる。一方、二次転写後の中間転写ベルト46は、ベルトクリーナ421によって残留トナーが除去される。
以上により、本実施の形態についての説明を終了する。
尚、本実施の形態では、コード画像が、位置情報だけでなく、媒体又は領域の識別情報も表すようにしたが、識別情報は必須ではない。また、識別情報として、媒体又は領域の識別情報を採用したが、媒体に印刷された電子文書の識別情報等、他の識別情報を採用してもよい。
また、本実施の形態では、識別情報管理サーバ200において、コード画像と文書画像とを重畳した画像を生成するようにしたが、文書画像は必ずしも重畳しなくてよい。例えば、識別情報管理サーバ200でコード画像のみからなる画像を生成し、コード画像付きの白紙(メモ用紙)を出力するような場合にも、本発明は適用可能である。
更に、本実施の形態では、複数の媒体に跨って連続する位置情報を、電子文書のプリント時に付与することについて説明したが、原稿のコピー時に付与するようにしてもよい。
以上述べたように、本実施の形態では、媒体上の特定領域に対し、複数の媒体に跨って連続する位置情報を付与するようにした。これにより、複数の媒体に書き込まれた情報を合わせて保存し易くなった。
本発明の実施の形態が適用されるシステムの全体構成を示した図である。 本発明の実施の形態の概要を説明するための図である。 本発明の実施の形態における識別情報管理サーバの機能構成を示したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態で出力される媒体の例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態で出力される媒体に付与される識別情報及び位置情報の例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態における対応情報管理部の動作を示したフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における対応情報管理部の動作を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態で出力される媒体の例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態で出力される媒体における各領域のサイズについて説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態で出力される媒体に付与される識別情報及び位置情報の例を示したである。 本発明の第2の実施の形態における対応情報管理部の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態において媒体上に印刷される2次元コード画像を説明するための図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置の構成例を示した図である。
符号の説明
20a…受信部、20b…送信部、21…対応情報管理部、22…対応情報DB、23…情報分離部、24…文書画像生成部、25…文書画像バッファ、26…コード画像生成部、27…コード画像バッファ、28…画像合成部、100,700…端末装置、200…識別情報管理サーバ、300…文書管理サーバ、400…画像形成装置、500…印刷物、600…ペンデバイス

Claims (15)

  1. 異なる2方向に拡がりを持つ位置情報空間から一の部分空間を切り出すことにより、第1の媒体面に設ける第1の領域内での位置を特定する第1の位置情報と、第2の媒体面に設ける第2の領域内での位置を特定する情報であって当該第1の位置情報と連続性を有する第2の位置情報とを取得し、当該位置情報空間から他の部分空間を切り出すことにより、当該第1の媒体面に設ける当該第1の領域とは異なる第3の領域内での位置を特定する第3の位置情報と、当該第2の媒体面に設ける当該第2の領域とは異なる第4の領域内での位置を特定する情報であって当該第3の位置情報と連続性を有する第4の位置情報とを取得する取得手段と、
    前記第1の位置情報を表す第1のコード画像を前記第1の領域に印刷するコード画像として生成し、前記第2の位置情報を表す第2のコード画像を前記第2の領域に印刷するコード画像として生成し、前記第3の位置情報を表す第3のコード画像を前記第3の領域に印刷するコード画像として生成し、前記第4の位置情報を表す第4のコード画像を前記第4の領域に印刷するコード画像として生成する生成手段と
    を備えたことを特徴とする画像生成装置。
  2. 前記第1の媒体面に印刷する文書画像と前記第1のコード画像と前記第3のコード画像とを合成し、前記第2の媒体面に印刷する文書画像と前記第2のコード画像と前記第4のコード画像とを合成する合成手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  3. 前記取得手段は、前記位置情報空間から同じ大きさの前記一の部分空間を切り出すことにより、前記第1の位置情報及び前記第2の位置情報を取得し、当該位置情報空間から同じ大きさの前記他の部分空間を切り出すことにより、前記第3の位置情報及び前記第4の位置情報を取得することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  4. 前記取得手段は、前記位置情報空間から異なる大きさの前記一の部分空間を切り出すことにより、前記第1の位置情報及び前記第2の位置情報を取得し、当該位置情報空間から異なる大きさの前記他の部分空間を切り出すことにより、前記第3の位置情報及び前記第4の位置情報を取得することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  5. 前記生成手段は、前記第1の領域及び前記第2の領域を識別する情報として当該第1の領域及び当該第2の領域に共通に与える識別情報を更に表す前記第1のコード画像及び前記第2のコード画像と、前記第3の領域及び前記第4の領域を識別する情報として当該第3の領域及び当該第4の領域に共通に与える識別情報を更に表す前記第3のコード画像及び前記第4のコード画像とを生成することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  6. 前記生成手段は、前記第1の媒体面を識別する情報として当該第1の媒体面に与える識別情報を更に表す前記第1のコード画像及び前記第3のコード画像と、前記第2の媒体面を識別する情報として当該第2の媒体面に与える識別情報を更に表す前記第2のコード画像及び前記第4のコード画像とを生成することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  7. 異なる2方向に拡がりを持つ位置情報空間から一の部分空間を切り出すことにより、第1の媒体面に設ける第1の領域内での位置を特定する第1の位置情報と、第2の媒体面に設ける第2の領域内での位置を特定する情報であって当該第1の位置情報と連続性を有する第2の位置情報とを取得するステップと、
    前記位置情報空間から他の部分空間を切り出すことにより、前記第1の媒体面に設ける前記第1の領域とは異なる第3の領域内での位置を特定する第3の位置情報と、前記第2の媒体面に設ける前記第2の領域とは異なる第4の領域内での位置を特定する情報であって当該第3の位置情報と連続性を有する第4の位置情報とを取得するステップと、
    前記第1の位置情報を表すコード画像を前記第1の領域に印刷し、前記第3の位置情報を表すコード画像を前記第3の領域に印刷するステップと
    前記第2の位置情報を表すコード画像を前記第2の領域に印刷し、前記第4の位置情報を表すコード画像を前記第4の領域に印刷するステップと
    を含むことを特徴とする印刷方法。
  8. 前記第1の領域と前記第2の領域とは、一の領域サイズを有し、
    前記第3の領域と前記第4の領域とは、他の領域サイズを有し、
    前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを取得するステップでは、前記位置情報空間から前記一の領域サイズに応じた前記一の部分空間を切り出すことにより、当該第1の位置情報と当該第2の位置情報とを取得し、
    前記第3の位置情報と前記第4の位置情報とを取得するステップでは、前記位置情報空間から前記他の領域サイズに応じた前記他の部分空間を切り出すことにより、当該第3の位置情報と当該第4の位置情報とを取得することを特徴とする請求項7記載の印刷方法。
  9. 前記第1の領域は、第1の領域サイズを有し、
    前記第2の領域は、前記第1の領域サイズとは異なる第2の領域サイズを有し、
    前記第3の領域は、第3の領域サイズを有し、
    前記第4の領域は、前記第3の領域サイズとは異なる第4の領域サイズを有し、
    前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを取得するステップでは、前記位置情報空間から前記第1の領域サイズ及び前記第2の領域サイズに応じた前記一の部分空間を切り出すことにより、当該第1の位置情報と当該第2の位置情報とを取得し、
    前記第3の位置情報と前記第4の位置情報とを取得するステップでは、前記位置情報空間から前記第3の領域サイズ及び前記第4の領域サイズに応じた前記他の部分空間を切り出すことにより、当該第3の位置情報と当該第4の位置情報とを取得することを特徴とする請求項7記載の印刷方法。
  10. コンピュータに、
    異なる2方向に拡がりを持つ位置情報空間から一の部分空間を切り出すことにより、第1の媒体面に設ける第1の領域内での位置を特定する第1の位置情報と、第2の媒体面に設ける第2の領域内での位置を特定する情報であって当該第1の位置情報と連続性を有する第2の位置情報とを取得し、当該位置情報空間から他の部分空間を切り出すことにより、当該第1の媒体面に設ける当該第1の領域とは異なる第3の領域内での位置を特定する第3の位置情報と、当該第2の媒体面に設ける当該第2の領域とは異なる第4の領域内での位置を特定する情報であって当該第3の位置情報と連続性を有する第4の位置情報とを取得する機能と、
    前記第1の位置情報を表す第1のコード画像を前記第1の領域に印刷するコード画像として生成し、前記第2の位置情報を表す第2のコード画像を前記第2の領域に印刷するコード画像として生成し、前記第3の位置情報を表す第3のコード画像を前記第3の領域に印刷するコード画像として生成し、前記第4の位置情報を表す第4のコード画像を前記第4の領域に印刷するコード画像として生成する機能と
    を実現させるためのプログラム。
  11. 前記生成する機能では、前記第1の領域及び前記第2の領域を識別する情報として当該第1の領域及び当該第2の領域に共通に与える識別情報を更に表す前記第1のコード画像及び前記第2のコード画像と、前記第3の領域及び前記第4の領域を識別する情報として当該第3の領域及び当該第4の領域に共通に与える識別情報を更に表す前記第3のコード画像及び前記第4のコード画像とを生成することを特徴とする請求項10記載のプログラム。
  12. 前記生成する機能では、前記第1の媒体面を識別する情報として当該第1の媒体面に与える識別情報を更に表す前記第1のコード画像及び前記第3のコード画像と、前記第2の媒体面を識別する情報として当該第2の媒体面に与える識別情報を更に表す前記第2のコード画像及び前記第4のコード画像とを生成することを特徴とする請求項10記載のプログラム。
  13. 第1の領域を有する第1の印刷媒体と、第2の領域を有する第2の印刷媒体とを含み、
    前記第1の領域には、当該第1の領域内での位置を特定する第1の位置情報を表す第1のコード画像が印刷され、
    前記第2の領域には、当該第2の領域内での位置を特定する情報であって前記第1の位置情報と連続性を有する第2の位置情報を表す第2のコード画像が印刷され
    前記第1の印刷媒体は、前記第1の領域とは異なる第3の領域を更に有し、
    前記第2の印刷媒体は、前記第2の領域とは異なる第4の領域を更に有し、
    前記第3の領域には、当該第3の領域内での位置を特定する第3の位置情報を表す第3のコード画像が印刷され、
    前記第4の領域には、当該第4の領域内での位置を特定する情報であって前記第3の位置情報と連続性を有する第4の位置情報を表す第4のコード画像が印刷されたことを特徴とする印刷媒体群。
  14. 前記第1のコード画像及び前記第2のコード画像は、前記第1の領域及び前記第2の領域を識別する情報として当該第1の領域及び当該第2の領域に共通に与える識別情報を更に表し、
    前記第3のコード画像及び前記第4のコード画像は、前記第3の領域及び前記第4の領域を識別する情報として当該第3の領域及び当該第4の領域に共通に与える識別情報を更に表すことを特徴とする請求項13記載の印刷媒体群。
  15. 前記第1のコード画像及び前記第3のコード画像は、前記第1の印刷媒体の識別情報を更に表し、
    前記第2のコード画像及び前記第4のコード画像は、前記第2の印刷媒体の識別情報を更に表すことを特徴とする請求項13記載の印刷媒体群。
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