JP4692210B2 - 圧力センサ - Google Patents

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Description

本発明は、受圧用ダイアフラムが受けた圧力を圧力伝達部材を介してセンサチップに伝達することにより圧力検出を行う圧力センサに関し、たとえば、エンジンの燃焼圧を測定する燃焼圧センサなどに適用できる。
従来より、この種の圧力センサとしては、中空筒状の金属ケースの一端部側に、圧力を受けて歪む受圧用ダイアフラムを設け、金属ケースの他端部側にセンサチップを設け、金属ケースの中空部に圧力伝達部材を設け、受圧用ダイアフラムからの圧力を圧力伝達部材を介してセンサチップへ伝達することで圧力検出を行うものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
このような圧力センサは、たとえば、燃焼圧センサとして適用される。具体的には、金属ケースをエンジンに取り付け、エンジンの燃焼室内の圧力すなわち燃焼圧(筒内圧)を、受圧用ダイアフラムが受け、その圧力を圧力伝達部材を介してセンサチップが受けることで検出を行うものである。
特開平5−34231号公報
ここで、上記燃焼圧センサのように、被測定雰囲気が高温となり、それによって、受圧用ダイアフラムが高温にさらされる場合がある。
この場合、たとえば、燃焼圧センサにおいては、受圧用ダイアフラムからの熱を、エンジンに取り付けられた金属ケースを介してエンジンに放熱するという放熱経路があるが、この種の圧力センサでは、受圧用ダイアフラムからの熱が、圧力伝達部材を介してセンサチップへ伝導されるという熱の経路も存在する。
そのため、測定時などにおいて、受圧用ダイアフラムからの熱によりセンサチップが高温となり、センサチップの動作許容温度を超えてしまい、センサとして機能しなくなる恐れがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、受圧用ダイアフラムが受けた圧力を圧力伝達部材を介してセンサチップに伝達することにより圧力検出を行う圧力センサにおいて、受圧用ダイアフラムが受けた熱が圧力伝達部材を介してセンサチップへ伝導するのを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、受圧用ダイアフラム(10)から圧力伝達部材(50)を介してセンサチップ(40)へ向かう熱を放熱する放熱手段(60)を設け、金属ケース(20)の他端部側に、金属ケース(20)を保持するハウジング(30)を連結し、放熱手段を、一端部(61)が金属ケース(20)の他端部に接続され、他端部(62)側がハウジング(30)内に延びるヒートパイプ(60)とし、ヒートパイプ(60)を複数本設けられたものとし、これら複数本のヒートパイプ(60)を、金属ケース(20)の他端部にてセンサチップ(40)を取り巻くように配置し、当該圧力センサが被取付部材(200)に取りつけられた状態において、複数本のヒートパイプ(60)のうち少なくとも1本のヒートパイプを、その一端部(61)側から他端部(62)側へ行くにつれて地から天に向かう部分(63)を有するように、複数本のヒートパイプ(60)を、折り曲げられた形状としたことを、特徴とする。
それによれば、放熱手段(60、70、80)によって、受圧用ダイアフラム(10)から圧力伝達部材(50)を介してセンサチップ(40)へ向かう熱が放熱されるため、受圧用ダイアフラム(10)が受けた熱が圧力伝達部材(50)を介してセンサチップ(40)へ伝導するのを抑制することができる。
また、本発明、金属ケース(20)の他端部側に、金属ケース(20)を保持するハウジング(30)を連結し、放熱手段を、一端部(61)が金属ケース(20)の他端部に接続され、他端部(62)側がハウジング(30)内に延びるヒートパイプ(60)としている。
それによれば、ハウジング(30)内のスペースを利用して、放熱手段としてのヒートパイプ(60)を適切にハウジング(30)内に収納することができる。
また、本発明、ヒートパイプ(60)を複数本設けられたものとし、これら複数本のヒートパイプ(60)を、金属ケース(20)の他端部にてセンサチップ(40)を取り巻くように配置している。
それによれば、複数本のヒートパイプ(60)がセンサチップ(40)を取り囲むことになるため、実質的にセンサチップ(40)の全周囲から放熱を行うことができる。
また、ヒートパイプ(60)は、その内部封入された液体が蒸発することで熱を奪い移動するもので、天地方向へ向かって配置された方が、蒸発した気体が移動しやすく、熱を効率よく移動させることができる。
このような点を考慮して、本発明では、複数本のヒートパイプ(60)を設けた構成において、圧力センサが被取付部材(200)に取りつけられた状態において、複数本のヒートパイプ(60)のうち少なくとも1本のヒートパイプが、その一端部(61)側から他端部(62)側へ行くにつれて地から天に向かう部分(63)を有するように、複数本のヒートパイプ(60)を折り曲げられた形状としている。
また、請求項2に記載の発明は、受圧用ダイアフラム(10)から圧力伝達部材(50)を介してセンサチップ(40)へ向かう熱を放熱する放熱手段(60)を設け、放熱手段を、一端部(61)が金属ケース(20)の他端部に接続され、他端部(62)側がハウジング(30)内に延びるヒートパイプ(60)とし、ヒートパイプ(60)の他端部(62)側の部位を、ハウジング(30)の内面に接触させたことを、特徴としており、それによれば、放熱手段(60)によって、受圧用ダイアフラム(10)が受けた熱が圧力伝達部材(50)を介してセンサチップ(40)へ伝導するのを抑制できるとともに、ヒートパイプ(60)からの熱をハウジング(30)を介して放熱できる。
なお、この請求項2の圧力センサにおいても、請求項3に記載の発明のように、ヒートパイプ(60)を複数本設けられたものとし、これら複数本のヒートパイプ(60)を、金属ケース(20)の他端部にてセンサチップ(40)を取り巻くように配置してもよいし、請求項4に記載の発明のように、当該圧力センサが被取付部材(200)に取りつけられた状態において、複数本のヒートパイプ(60)のうち少なくとも1本のヒートパイプを、その一端部(61)側から他端部(62)側へ行くにつれて地から天に向かう部分(63)を有するように、複数本のヒートパイプ(60)を、折り曲げられた形状としてもよい。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の圧力センサにおいて、ヒートパイプ(60)の他端部(62)側の部位に、ヒートパイプ(60)からの熱を放熱するフィン(64)を設けたことを、特徴としており、それによれば、ヒートパイプ(60)からの熱をフィン(64)を介して放熱できる。
また、請求項6に記載の発明は、受圧用ダイアフラム(10)から圧力伝達部材(50)を介してセンサチップ(40)へ向かう熱を放熱する放熱手段を、金属ケース(20)の他端部にてセンサチップ(40)を取り巻くように設けられた環状のペルチエ素子(70)としたことを特徴とし、また、請求項7に記載の発明は、受圧用ダイアフラム(10)から圧力伝達部材(50)を介してセンサチップ(40)へ向かう熱を放熱する放熱手段を、金属ケース(20)の他端部にてセンサチップ(40)を取り巻くように設けられた複数個のペルチエ素子(70)としたことを特徴とする。
それによれば、放熱手段(70)によって、受圧用ダイアフラム(10)が受けた熱が圧力伝達部材(50)を介してセンサチップ(40)へ伝導するのを抑制できるとともに、ペルチエ素子(70)の冷却機能を用いることにより、実質的にセンサチップ(40)の全周囲からの放熱が可能になる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサ100のエンジン200への取付構造を示す概略断面図である。本圧力センサ100は、エンジン200の燃焼室202内の圧力を検出する燃焼圧センサとして適用されるものである。
この圧力センサ100は、大きくは、胴体部1と、この胴体部1に接続されたコネクタ部2とを有するものである。
また、エンジン200には、燃焼室202に通じる取付穴201が設けられており、圧力センサ100の胴体部1は、その一端部(図1中の下端部)から取付穴201に挿入されて、エンジン200の燃焼室202に臨んだ状態となっている。
本例では、胴体部1は、その一端部側から受圧部としての受圧用ダイアフラム10、中空筒状をなす金属ケース20、筒状をなすハウジング30が、順次、溶接やロウ付け、接着などにより接続され一体化されたものである。そして、この胴体部1の他端部すなわちハウジング30に対して、コネクタ部2が接続されている。
まず、ハウジング30は、たとえばステンレスなどの金属製のものであり、このハウジング30の外面には、エンジン200の取付穴201に対して圧力センサ100を固定するための取付部31が形成されている。
本例では、取付部31は、取付穴201とネジ結合可能なネジ部31として構成されている。つまり、本例の圧力センサ100は、このネジ部31とネジ穴としての取付穴201とのネジ結合により、エンジン200に固定されて取り付けられる。
金属ケース20は、本例では、燃焼室202側に位置する第1のケース部20aとハウジング30側に位置する第2のケース部20bとが溶接などにより連結された中空筒形状をなすステンレスなどの金属製の部材である。
金属ケース20において、燃焼室202側の端部は開口部21、ハウジング30側の端部は、閉塞された薄肉状の歪み部22となっている。この金属ケース20の歪み部22は、受圧用ダイアフラム10が受けた圧力Pが、後述する圧力伝達機構により印加されることで、歪むようになっている。
そして、この歪み部22には、当該歪み部22の圧力Pによる歪みに基づいて信号を発生するセンサチップ40が設けられている。ここでは、センサチップ40は、低融点ガラス41を介したガラス接合により金属ケース20と接続されている。
このセンサチップ40は、たとえば、半導体チップに拡散抵抗などからなる歪みゲージを形成し、このゲージによりブリッジ回路が構成されたものとすることができる。このようなセンサチップ40によれば、センサチップ40の歪みに基づく信号が当該ブリッジ回路により出力される。
また、この金属ケース20の外周面、本例では第2のケース部20bの外周面には、周面と直交する方向へ張り出したシール面23が全周に形成されている。このシール面23は、図1に示されるように、燃焼室202側からコネクタ部2側へ向かって拡径したテーパ面となっている。
また、このシール面23に対向する取付穴201の内面は、シール面23に対応したテーパ状の座面となっている。そして、圧力センサ100をエンジン200へネジ結合したとき、その軸力により、このシール面23とエンジン200の取付穴201の内面とが密着してシールがなされる。
そして、金属ケース20において、燃焼室202側端部の開口部21には、この開口部21を覆うように、上記受圧用ダイアフラム10が接合されている。この受圧用ダイアフラム10は、たとえばステンレスなどの金属製円形板状のものである。
そして、この圧力センサ100のエンジン200への取付状態においては、燃焼室202内の圧力Pは、図1中の白抜き矢印に示されるように、受圧用ダイアフラム10に印加され、この圧力Pの印加により、受圧用ダイアフラム10は、歪み変形するようになっている。
また、金属ケース20の中空部には、圧力伝達部材50が設けられている。この圧力伝達部材50は、たとえばステンレスなどの金属やセラミックなどからなるものであり、本例では棒状をなす。
圧力伝達部材50の各端部は、それぞれ金属ケース20の歪み部22、受圧用ダイアフラム10に対して荷重を与えた状態で接触しており、圧力Pは、受圧用ダイアフラム10から圧力伝達部材50を介して金属ケース20の歪み部22に印加されるようになっている。
本実施形態では、このような圧力検出機構により、受圧用ダイアフラム10が受けた圧力Pが、金属ケース20の歪み部22に伝達され、この歪み部22の歪みに基づいて上記センサチップ40から信号が出力されるようになっている。
また、図1に示されるように、ハウジング30の内部には、セラミック基板などからなる配線基板32が設けられている。そして、配線基板32にはICチップ33が搭載され、図示しないボンディングワイヤなどにより配線基板32と電気的に接続されている。このICチップ33は、センサチップ40からの出力を増幅したり調整するための回路が形成されたものである。
さらに、図1に示されるように、ハウジング30内において、このICチップ33とセンサチップ40とは、リード線やフレキシブルプリント基板(FPC)などからなる配線部材34により電気的に接続されている。
そして、上記コネクタ部2は、ハウジング30に対して、Oリング35を介して接続されている。このコネクタ部2はPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂などからなるもので、コネクタ部材2には、金属製のターミナル2aがインサート成形などにより一体化されている。
このコネクタ部2は、一端側がハウジング30の開口部に挿入された状態でハウジング30に組み付けられており、ハウジング30の開口部の縁部がコネクタ部2にかしめられることにより、コネクタ部2とハウジング30とが一体に固定されている。
また、ハウジング30内にてコネクタ部2のターミナル2aは、配線基板32と電気的に接続されている。そして、ターミナル2aは自動車のECUなどに対して、電気的に接続可能となっており、それにより、本圧力センサ100は外部との信号のやりとりなどが可能になっている。
このように、本実施形態の圧力センサ100は、中空筒状の金属ケース20一端部すなわち燃焼室202側の端部側に受圧用ダイアフラム10を設け、他端部すなわちハウジング30側の端部側にセンサチップ40を設け、その中空部に圧力伝達部材50を設けることで、燃焼室202内の圧力Pを受圧用ダイアフラム10が受け、圧力伝達部材50を介してセンサチップ40へ伝達することにより、圧力検出を行うようにしている。
ここにおいて、本実施形態では、金属ケース20において、受圧用ダイアフラム10から圧力伝達部材50を介してセンサチップ40へ向かう熱を放熱する放熱手段60が設けられている。
本例では、放熱手段はヒートパイプ60である。ここでは、ヒートパイプ60は棒状のものが複数本設けられている。ヒートパイプ60とは、一般によく知られたもので、銅などからなり本体を区画するパイプ内に、少量封入された水やアルコールなどの作動液体の蒸発・凝縮の相変化により熱を輸送するものである。
ここでは、金属ケース20の他端部側に、ハウジング30が連結されており、それにより金属ケース20が保持されているが、放熱手段としてのヒートパイプ60は、その一端部61が金属ケース20の他端部に接続され、他端部62側がハウジング30内に延びて配置されている。それにより、ヒートパイプ60は、ハウジング30内の収納スペースに適切に配置されている。
ヒートパイプ60と金属ケース20との接続は、これら両者20、60が熱的・機械的に接続されていればよく、本例のように、センサチップ40と金属ケース20との接続が低融点ガラス41を介したガラス接合である場合、このガラス41によって接続されている。また、その他に、溶接やロウ付けなどの接続方法であってもよい。
ここで、図2は、図1中の金属ケース20の他端部の端面における各部材の配置構成を示す概略平面図である。本例では、複数本(図示例では4本)のヒートパイプ60は、金属ケース20の他端部にてセンサチップ40を取り巻くように配置されている。
本実施形態では、被測定雰囲気である燃焼室202が、高温になり、その熱を受圧用ダイアフラム10が受ける。ここで、エンジン200には図示しない通路により冷却水が流通しており、上述したように、受圧用ダイアフラムの熱の一部は、金属ケース20を介してエンジン200に放熱される。
しかしながら、受圧用ダイアフラム10からの熱が、圧力伝達部材50を介してセンサチップ40へ伝導されるという熱伝導経路も存在するため、センサチップ40を熱から保護する必要がある。
その点、本実施形態のような放熱手段としてのヒートパイプ60を備えた構成によれば、受圧用ダイアフラム10から圧力伝達部材50を介してセンサチップ40へ向かう熱は、センサチップ40の周囲に位置するヒートパイプ60から放熱される。
この放熱は、ヒートパイプ60の作動原理に基づいて行われるが、具体的には、ヒートパイプ60の一端部61すなわち金属ケース20と接続された端部61において、ヒートパイプ60の内部の作動液体が熱により蒸発し、蒸発した気体はヒートパイプ60内をその他端部62側へ移動する。
それにより、この蒸発した気体によって熱が運ばれるため、センサチップ40の周囲において金属ケース20は冷却される。そして、ヒートパイプ60の他端部62側にて高温の蒸気は凝縮され、その凝縮熱はヒートパイプ60の外部へ放出される。
凝縮された液体は、再び作動液体として、毛細管現象によるポンプ作用または重力によって、ヒートパイプ60内を移動し、ヒートパイプ60の一端部61側へ戻る。この繰り返しにより、ヒートパイプ60による放熱がなされる。
このように、本実施形態では、受圧用ダイアフラム10からセンサチップ40へ向かう熱は、ヒートパイプ60から放熱されるため、受圧用ダイアフラム10が受けた熱が圧力伝達部材50を介してセンサチップ40へ伝導するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、ヒートパイプ60を複数本設け、これら複数本のヒートパイプ60を、金属ケース20の他端部にてセンサチップ40を取り巻くように配置しているため、センサチップ40の全周囲から放熱を行うことができる。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態に係る圧力センサ110の要部構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のA方向から見た概略平面図である。なお、(a)では配線部材30を省略し、(b)ではさらにハウジング30は省略してある。また、本実施形態を含め以下の各実施形態においては、図中、圧力センサの要部を示してあるが、図に現れない部分は、上記第1実施形態の圧力センサ100と同様の構成である。
このような圧力センサは、燃焼圧センサとして用いられるものの、そのエンジン200への取り付け方向は、受圧用ダイアフラム10からコネクタ部2へ向かう方向すなわち胴体部1の長手方向(図1参照)が天地方向に一致するとは限らず、胴体部1の長手方向が天地方向からずれて斜めになる場合もある。
一方、上述したように、ヒートパイプ60は、その内部に封入された液体が蒸発することで熱を奪い移動するもので、天地方向へ向かって配置された方が、蒸発した気体が移動しやすく、熱を効率よく移動させることができる。
このような点を考慮して、本実施形態では、図3に示されるように、圧力センサが被取付部材であるエンジン200に取りつけられた状態において、複数本のヒートパイプ60のうち少なくとも1本のヒートパイプが、その一端部61側から他端部62側へ行くにつれて地から天に向かう部分を有するように、複数本のヒートパイプ60を折り曲げた形状としている。
たとえば、図3(a)において、3本のヒートパイプ60のうち、その一端部61が最下方に位置するヒートパイプ60には、特別に符号60aを付し、これを第1のヒートパイプ60aということにし、さらに、図中の上下方向が天地方向であるとする。この場合、この第1のヒートパイプ60aは、一端部61側から他端部62側へ行くにつれて地から天に向かう部分63を有している。
このように、複数本のヒートパイプ60のうちいずれか1本でも、取付状態にある圧力センサの向きによらず、地から天に向かう部分を有すれば、その1本のヒートパイプ60aにおいて、蒸発した気体が移動しやすく、熱を効率よく移動させることができる。もちろん、そのような部分を持たないヒートパイプ60においても、ヒートパイプ60の作動原理による放熱が行われることはもちろんである。
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態に係る圧力センサ120の要部構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のB方向から見た概略平面図である。なお、(a)では配線部材30を省略し、(b)ではさらにハウジング30は省略してある。
本実施形態では、図4に示されるように、ヒートパイプ60の他端部62側の部位が、ハウジング30の内面に接触している。ここでは、ヒートパイプ60の中間部をハウジング30側へ折り曲げることで、ヒートパイプ60の他端部62をハウジング30に接触させている。
それによれば、ヒートパイプ60からの熱をハウジング30を介して放熱でき、より効率的な放熱が可能になる。特に、本圧力センサ120を燃焼圧センサとして適用する場合には、ハウジング30は、冷却水で冷却されるエンジンに接触しており、ハウジング30を介した放熱は効果的である。
なお、ヒートパイプ60を折り曲げずに、ヒートパイプ60をその他端部62側がハウジング30に接するように傾けて配置してもよい。
また、本実施形態は、上記第1実施形態に対しては、たとえばヒートパイプ60を折り曲げることにより実現でき、上記第2実施形態に対しては、ヒートパイプ60の折り曲げ度合を大きくしハウジング30に接触させることで実現可能である。
(第4実施形態)
図5は、本発明の第4実施形態に係る圧力センサ130の要部構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のC方向から見た概略平面図である。なお、(a)では配線部材30を省略し、(b)ではさらにハウジング30は省略してある。
上記実施形態では、ヒートパイプ60は複数本のものであったが、本実施形態では、ヒートパイプ60は中空筒状の1本のものである。具体的には、図5に示されるように、本例のヒートパイプ60は、センサチップ40が挿入可能な内径を有する中空円筒状をなすものである。
ヒートパイプ60は、上述したように、内部に封入された作動液体の蒸発・凝縮による熱の移動を、作動原理としており、このような中空筒状のものであっても、その筒を構成する壁部分の内部に、作動液体を封入してやればヒートパイプとして十分機能する。
そして、このヒートパイプ60の一端部61側の開口部61aが、当該開口部61a内にセンサチップ40を収納した状態で金属ケース20の他端部に、ガラス41を介して接続されており、ヒートパイプ60の他端部62側はハウジング30内に延びて配置されている。
それによれば、ヒートパイプ60の一端部61がセンサチップ40の周囲を取り囲むことで、センサチップ40の全周囲からの放熱が可能になる。なお、本実施形態のヒートパイプ60としては、上記例に示されるような円筒形のものに限らず、センサチップ40を収納可能な内径を有する中空筒状のものであればよく、たとえば、角筒形のものであってもよい。
また、本実施形態においても、たとえば、ヒートパイプ60においてその外面を一部突出させたり、他端部62側に向かって筒の径を拡径させることなどにより、ヒートパイプ60の他端部62側の部位を、ハウジング30の内面に接触させることができる。つまり、本実施形態においても、上記第4実施形態を適用できる。
(第5実施形態)
図6は、本発明の第5実施形態に係る圧力センサ140の要部構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のD方向から見た概略平面図である。なお、(a)では配線部材30を省略し、(b)ではさらにハウジング30は省略してある。
図6に示されるように、本実施形態の圧力センサ140は、上記第1実施形態の圧力センサ(図1参照)において、ヒートパイプ60の他端部側の部位にフィン64を設け、このフィン64により、ヒートパイプ60からの熱を放熱するようにしている。
ここでは、フィン64は、アルミニウムや銅などの熱伝導性に優れた金属などからなる円板状のものであって複数本のヒートパイプ60が挿入可能な穴を有したものである。つまり、1枚のフィン64に対して、複数本のヒートパイプ60の全てが取り付けられるようになっている。なお、フィン64の取り付けは、圧入、溶接、ロウ付けなどにより行うことができる。
そして、本例では、このようなフィン64が、ヒートパイプ60の他端部62側の部位にて、ヒートパイプ60の長手方向に複数枚(図5では5枚)積層された形で配置されている。このようなフィン64を有する構成によれば、ヒートパイプ60からの熱をフィン64を介して放熱でき、より効率的な放熱が可能になる。
(第6実施形態)
図7は、本発明の第6実施形態に係る圧力センサ150の要部構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のE方向から見た概略平面図である。なお、(a)では配線部材30を省略し、(b)ではさらにハウジング30は省略してある。
本実施形態は、上記第6実施形態と同様に、フィン64を持つものであるが、本実施形態では、上記第6実施形態のように複数本のヒートパイプ60に対して、共通のフィン64を取り付けるのではなく、個々のヒートパイプ60毎に独立したフィン64を取り付けている。この場合も、上記同様に、ヒートパイプ60からの熱をフィン64を介して放熱でき、より効率的な放熱が可能になる。
(第7実施形態)
図8は、本発明の第7実施形態に係る圧力センサ160の要部構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のF方向から見た概略平面図である。なお、(a)では配線部材30を省略し、(b)ではさらにハウジング30は省略してある。
本実施形態は、上記した中空筒状をなすヒートパイプ60を採用した第4実施形態(図5参照)に対して、フィン64を適用したものであり、この場合も、上記同様に、ヒートパイプ60からの熱をフィン64を介して放熱でき、より効率的な放熱が可能になる。
なお、上記第5〜第7実施形態に示されるフィン64を用いた構成においては、フィン64をハウジング30の内面に接触させることで、より放熱性の向上が図れる。また、フィン64とハウジング30の内面とは離れていてもよい。
さらに、このフィン64を用いた構成においても、ヒートパイプ60の他端部62側の部位を、折り曲げたり、突出させたりすることによりハウジング30の内面に接触させてもよい。
(第8実施形態)
図9は、本発明の第8実施形態に係る圧力センサ170の要部構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のG方向から見た概略平面図である。なお、(a)では配線部材30を省略し、(b)ではさらにハウジング30は省略してある。
上記各実施形態では、放熱手段としてヒートパイプ60を用いたが、本実施形態は、ペルチエ素子70を用いるものである。ペルチエ素子70は、一般に知られているものであり、接合された異種の導体(または半導体)の間に電流を流すことにより、冷却を行う機能を持つ素子であり、片面にて吸熱し、反対面から放熱する効果を持つ。
ここでは、図9に示されるように、ペルチエ素子70は、金属ケース20の他端部にてセンサチップ40を取り巻くように設けられた環状のものである。そして、ペルチエ素子70は、吸熱面側を金属ケース20に向けて配置されている。このペルチエ素子70は、金属ケース20に対して接着剤などで固定してもよいが、本例では、ガラス41により接合されている。
また、センサチップ40とペルチエ素子70との間は電気的に接続されている。この接続方法は特に限定するものではないが、本例では、ボンディングワイヤ71により行われている。
それによって、ペルチエ素子70は、ボンディングワイヤ71、センサチップ40および上記配線部材34(図1参照)を介して、圧力センサ170に設けられている上記ICチップ33(図1参照)と電気的に接続される。そして、ペルチエ素子70は、このICチップ33により制御されるようになっている。
このような放熱手段としてのペルチエ素子70を備えた構成によれば、受圧用ダイアフラム10から圧力伝達部材50を介してセンサチップ40へ向かう熱は、センサチップ40の周囲に位置するペルチエ素子70から放熱される。そのため、本実施形態によっても、受圧用ダイアフラム10が受けた熱が圧力伝達部材50を介してセンサチップ40へ伝導するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、環状のペルチエ素子70によって、金属ケース20の他端部にてセンサチップ40が取り囲まれるため、センサチップ40の全周囲から放熱を行うことができる。
(第9実施形態)
図10は、本発明の第9実施形態に係る圧力センサ180の要部構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のH方向から見た概略平面図である。なお、(a)では配線部材30を省略し、(b)ではさらにハウジング30は省略してある。
本実施形態も、放熱手段としてペルチエ素子70を用いるものであるが、上記第8実施形態では、ペルチエ素子70として1個の環状のものを用いたが、本実施形態では、図10に示されるように、ペルチエ素子70を、金属ケース20の他端部にてセンサチップ40を取り巻くように設けられた複数個のものとしている。
この場合も、複数個のペルチエ素子70を、金属ケース20の他端部にてセンサチップ40を取り巻くように配置しているため、センサチップ40の全周囲から放熱を行うことができ、上記第8実施形態と同様の作用効果を奏する。
(第10実施形態)
図11は、本発明の第10実施形態に係る圧力センサ190の要部構成を示す概略断面図である。
本実施形態の圧力センサ190は、放熱手段として、金属ケース20に設けられ冷却水Wが流通する冷却水通路80を備えたものである。そして、本実施形態の放熱手段は、この冷却水通路80を介して冷却水Wを金属ケース20の中空部に流通させるようにしたものである。
ここで、圧力センサ190自身に、冷却水通路80に対して冷却水Wを供給する何らかの水源を設けてもよいが、本例では、燃焼圧センサとして金属ケース20が、エンジン200に取りつけられるものであるため、冷却水通路80に流通する冷却水Wとして、エンジン200の冷却水Wを利用している。
図11に示されるように、エンジン200に溝204を形成し、この溝204によって、金属ケース20のシール面23と密着してシールされる取付穴201の内面と、エンジン200の冷却水通路203とを連通する。
また、この溝204と金属ケース20の冷却水通路80とが一致するように、両者80、204を形成する。また、これら溝204および金属ケース20の冷却水通路80の組は、冷却水Wの流入と流出のために2組形成する。
それにより、圧力センサ190をエンジン200に取り付けたときに、エンジン200の冷却水通路203を流れる冷却水Wの一部が、一方の溝204から金属ケース20の冷却水通路80を介して、金属ケース20の中空部へ流入し、他方の金属ケース20の冷却水通路80、溝204を介して流出し、エンジン200の冷却水通路203へ戻る。
こうして、金属ケース20の冷却水通路80を介して金属ケース20内に冷却水Wを流通させることができるため、金属ケース20、受圧用ダイアフラム10、圧力伝達部材50の冷却がなされる。
そのため、本実施形態によっても、受圧用ダイアフラム10からセンサチップ40へ向かう熱は放熱されるため、受圧用ダイアフラム10が受けた熱が圧力伝達部材50を介してセンサチップ40へ伝導するのを抑制することができる。
ここで、金属ケース20の内部は、溶接などによる各部材の接合によって気密が確保されているため、冷却水Wがセンサチップ40などに対して流れ出すことはない。また、シール部23は、エンジン200の爆発圧力をシールできる程度に精度よく加工されているため、冷却水Wが漏れないような溝204を作成することは容易である。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、金属ケース20は、複数個のケース部20a、20bが連結されたものであったが、中空筒状のものであれば、これに限定されず、一体成形されたものであってもよい。また、金属ケース20と受圧用ダイアフラム10とは一体に成形されたものであってもよい。
また、放熱手段は、受圧用ダイアフラム10から圧力伝達部材50を介してセンサチップ40へ向かう熱を放熱するものであればよく、上記したヒートパイプ60、ペルチエ素子70、冷却水通路80を有するもの、などに限定されるものではない。
また、本発明の圧力センサは、上記したような燃焼圧センサに適用が限定されるものではなく、種々の圧力センサとして適用が可能である。
本発明の第1実施形態に係る圧力センサのエンジンへの取付構造を示す概略断面図である。 上記図1中の金属ケースの他端部の端面における各部材の配置構成を示す概略平面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧力センサの要部を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のA矢視平面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧力センサの要部を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のB矢視平面図である。 本発明の第4実施形態に係る圧力センサの要部を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のC矢視平面図である。 本発明の第5実施形態に係る圧力センサの要部を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のD矢視平面図である。 本発明の第6実施形態に係る圧力センサの要部を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のE矢視平面図である。 本発明の第7実施形態に係る圧力センサの要部を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のF矢視平面図である。 本発明の第8実施形態に係る圧力センサの要部を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のG矢視平面図である。 本発明の第9実施形態に係る圧力センサの要部を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は(a)のH矢視平面図である。 本発明の第10実施形態に係る圧力センサの要部を示す概略断面図である。
符号の説明
10…受圧用ダイアフラム、20…金属ケース、30…ハウジング、
40…センサチップ、50…圧力伝達部材、60…ヒートパイプ、
61…ヒートパイプの一端部、62…ヒートパイプの他端部、
63…ヒートパイプにおける地から天に向かう部分、64…フィン、
70…ペルチエ素子、80…金属ケースの冷却水通路、200…エンジン。

Claims (7)

  1. 中空筒状の金属ケース(20)と、
    前記金属ケース(20)の一端部側に設けられ、圧力を受けて歪む受圧用ダイアフラム(10)と、
    前記金属ケース(20)の他端部側に設けられたセンサチップ(40)と、
    前記金属ケース(20)の中空部に設けられ、前記受圧用ダイアフラム(10)からの圧力を前記センサチップ(40)へ伝達する圧力伝達部材(50)とを備える圧力センサにおいて、
    前記受圧用ダイアフラム(10)から前記圧力伝達部材(50)を介して前記センサチップ(40)へ向かう熱を放熱する放熱手段(60)が設けられており、
    前記金属ケース(20)の他端部側には、前記金属ケース(20)を保持するハウジング(30)が連結されており、
    前記放熱手段は、一端部(61)が前記金属ケース(20)の他端部に接続され、他端部(62)側が前記ハウジング(30)内に延びるヒートパイプ(60)であり、
    前記ヒートパイプ(60)は複数本設けられており、これら複数本の前記ヒートパイプ(60)は、前記金属ケース(20)の他端部にて前記センサチップ(40)を取り巻くように配置されており、
    当該圧力センサが被取付部材(200)に取りつけられた状態において、前記複数本のヒートパイプ(60)のうち少なくとも1本のヒートパイプが、その一端部(61)側から他端部(62)側へ行くにつれて地から天に向かう部分(63)を有するように、前記複数本のヒートパイプ(60)は、折り曲げられた形状となっていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 中空筒状の金属ケース(20)と、
    前記金属ケース(20)の一端部側に設けられ、圧力を受けて歪む受圧用ダイアフラム(10)と、
    前記金属ケース(20)の他端部側に設けられたセンサチップ(40)と、
    前記金属ケース(20)の中空部に設けられ、前記受圧用ダイアフラム(10)からの圧力を前記センサチップ(40)へ伝達する圧力伝達部材(50)とを備える圧力センサにおいて、
    前記受圧用ダイアフラム(10)から前記圧力伝達部材(50)を介して前記センサチップ(40)へ向かう熱を放熱する放熱手段(60)が設けられており、
    前記放熱手段は、一端部(61)が前記金属ケース(20)の他端部に接続され、他端部(62)側が前記ハウジング(30)内に延びるヒートパイプ(60)であり、
    前記ヒートパイプ(60)の他端部(62)側の部位が、前記ハウジング(30)の内面に接触していることを特徴とする圧力センサ。
  3. 前記ヒートパイプ(60)は複数本設けられており、これら複数本の前記ヒートパイプ(60)は、前記金属ケース(20)の他端部にて前記センサチップ(40)を取り巻くように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の圧力センサ。
  4. 当該圧力センサが被取付部材(200)に取りつけられた状態において、前記複数本のヒートパイプ(60)のうち少なくとも1本のヒートパイプが、その一端部(61)側から他端部(62)側へ行くにつれて地から天に向かう部分(63)を有するように、前記複数本のヒートパイプ(60)は、折り曲げられた形状となっていることを特徴とする請求項3に記載の圧力センサ。
  5. 前記ヒートパイプ(60)の他端部(62)側の部位には、前記ヒートパイプ(60)からの熱を放熱するフィン(64)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  6. 中空筒状の金属ケース(20)と、
    前記金属ケース(20)の一端部側に設けられ、圧力を受けて歪む受圧用ダイアフラム(10)と、
    前記金属ケース(20)の他端部側に設けられたセンサチップ(40)と、
    前記金属ケース(20)の中空部に設けられ、前記受圧用ダイアフラム(10)からの圧力を前記センサチップ(40)へ伝達する圧力伝達部材(50)とを備える圧力センサにおいて、
    前記受圧用ダイアフラム(10)から前記圧力伝達部材(50)を介して前記センサチップ(40)へ向かう熱を放熱する放熱手段(70)が設けられており、
    前記放熱手段は、前記金属ケース(20)の他端部にて前記センサチップ(40)を取り巻くように設けられた環状のペルチエ素子(70)であることを特徴とする圧力センサ。
  7. 中空筒状の金属ケース(20)と、
    前記金属ケース(20)の一端部側に設けられ、圧力を受けて歪む受圧用ダイアフラム(10)と、
    前記金属ケース(20)の他端部側に設けられたセンサチップ(40)と、
    前記金属ケース(20)の中空部に設けられ、前記受圧用ダイアフラム(10)からの圧力を前記センサチップ(40)へ伝達する圧力伝達部材(50)とを備える圧力センサにおいて、
    前記受圧用ダイアフラム(10)から前記圧力伝達部材(50)を介して前記センサチップ(40)へ向かう熱を放熱する放熱手段(70)が設けられており、
    前記放熱手段は、前記金属ケース(20)の他端部にて前記センサチップ(40)を取り巻くように設けられた複数個のペルチエ素子(70)であることを特徴とする圧力センサ。
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