JP4688841B2 - 符号化器及び復号器、並びに送信装置及び受信装置 - Google Patents

符号化器及び復号器、並びに送信装置及び受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、広帯域伝送用デジタル伝送用誤り訂正符号化に関し、特に前方向誤り訂正(Forward Error Correction:FEC)方式の符号化器及び復号器、並びに送信装置及び受信装置に関するものである。
シャノン限界に迫る性能を有する強力な誤り訂正符号の一つとしてLDPC(Low Density Parity Check)符号が1962年にギャラガーによって提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
LDPC符号は、非常に疎な検査行列H(検査行列の要素が0と1からなり、且つ1の数が非常に少ない)により定義される線形符号である。LDPC符号の符号化方法について説明する。LDPC符号は線形符号であり、符号語C、情報ベクトルm及び生成行列Gの間には式(1)の関係が成立する。
Figure 0004688841
また、一般に線形符号においては、生成行列G、検査行列H及び転置行列Tの間には式(2)の関係が成立する。
Figure 0004688841
予め非常に疎な検査行列Hを用意し、式(2)より生成行列Gを求め、式(1)を用いることでLDPC符号化された符号語を得ることが可能である。LDPC符号は、検査行列内の行重み及び列重みが一定である正則LDPC符号と、一定でない非正則LDPC符号に分類される。LDPC符号で用いられる検査行列の構成方法については様々な構成方法が提案されており、列重み3の正則LDPC符号は復号性能が良く、行・列重みを最適化した非正則LDPC符号は正則LDPC符号よりも復号性能が良いことが報告されている(例えば、非特許文献2参照)。
図5に行重み4、列重み3の正則LDPC符号用の検査行列例を示す。また、検査行列Hの部分行列を下三角構造とすることで直接検査行列から符号語を求めることが可能となるLDGM(Low Density Generation Matrix)構造が提案されている(例えば、非特許文献3参照)。
LDPC符号は、符号長を大きくし、適切な検査行列を用いることによりシャノン限界に迫る伝送特性が得られる強力な誤り訂正符号であり、欧州の新しい衛星放送規格であるDVB−S2や広帯域無線アクセス規格IEEE802.16eにおいてもLDPC符号が採用されている。
現在において、多岐に渡る情報をリアルタイム伝送するために、高い符号化利得で複数種類のデジタル変調方式を時分割多重伝送する伝送システムが望まれている。
R. G. Gallager, "Low-Density Parity-Check Codes," in Research Monograph series Cambridge, MIT Press, 1963年12月 D. J. C. MacKay, "Good error-correcting codes based on very sparse matrices," IEEE Trans. Inform. Theory, vol.45, 1999, p.399−431 M. Rashidpour and S. H. Jamali, "Low-Density Parity-Check codes with Simple Irregular Semi-Random Parity Check Matrix for Finite-Length Applications, " IEEE PIMRC 2003, Proc., 2003年9月, p.439−443
ここで、多重化伝送に好適なフレーム構造に基づいて、複数種類のデジタル変調方式を時分割多重伝送する伝送システム(以下、複数変調・時分割多重型伝送システムと称し、後述の説明で明らかになる)が提案される。この複数変調・時分割多重型伝送システムでは巨大な符号長(例えば44880ビット)の多重化フレームを扱う。
しかしながら、LDPC符号はDVB−S2やIEEE802.16eを始め各種伝送方式において採用されている一方で、各種伝送方式においてLDPC符号の符号長が異なるため、複数変調・時分割多重型伝送システムにおいて、送るべき情報量に適したLDPC符号の符号長と、従来規格で利用されているLDPC符号の符号長には差異が生じている。そのため、LDPC符号は符号長が変わる場合、パンクチャ処理等により符号化率を調整することで他の伝送方式に適用することは可能となるが、同時にLDPC符号の伝送性能は劣化してしまう。
そこで、複数変調・時分割多重型伝送システムの伝送特性を落とさずに、LDPC符号化を行なうためには、伝送システムのフレーム構造に適したLDPC符号の検査行列を用意する必要がある。この場合、特定の符号長においてLDPC符号の高い符号化利得を得るためには、検査行列の1の位置を適切に配置されている必要がある。特定の符号長において適切に1を配置しない検査行列を利用した場合、符号化利得が十分に得られず、またエラーフロア発生の要因につながるためである。
また、複数変調・時分割多重型伝送システムで想定される1スロット数のケースとして、1スロット数が44880ビットの場合、1スロットに該当する符号長は44880ビットとなる。この場合、検査行列の大きさは符号化率61/120では44880×22066となり符号化及び復号化において非常に大きなメモリ空間が必要となってしまう。
本発明は、複数変調・時分割多重型伝送システムのスロット構造に最適なLDPC符号化を提供するために、符号長44880ビットにおける符号化利得を改善しつつ、エラーフロア発生を抑え、且つ検査行列の表現を容易とするLDPC符号の符号化器及び復号器、並びに送信装置及び受信装置を提供することを目的とする。
本発明は、LDPC符号化に用いる検査行列を特定の検査行列初期値テーブルから生成することで、大きな符号長を持つLDPC符号においても簡単な構成で符号化を可能とし、また符号化利得改善やエラーフロア発生を抑えた特性を有する検査行列初期値テーブルを用いることで、白色雑音の多い環境下においても情報伝送を可能とするものである。
符号長44880ビットにおける符号化利得を改善しつつ、エラーフロア発生を抑え、且つ検査行列の表現の容易なLDPC符号の検査行列を決定する問題を解決するための手段として、符号長44880ビットを符号長とするLDGM構造を有する非正則LDPC符号の検査行列を用いる。LDGM構造を用いることで、生成行列を計算することなく、直接検査行列から符号語を求めることが可能となる。前述したように、後述する複数変調・時分割多重型伝送システムでは符号長が例えば44880ビットと巨大なため、検査行列が非常に大きな構造となってしまう。この問題を解決するために、検査行列の情報長に対応する部分行列(即ち、検査行列の左側部分行列)の1の位置を決定するために、後述する表1〜表12の検査行列初期値テーブルの先頭から374列毎に読み出し、374列毎に読み出した初期値を列方向にシフトすることで検査行列の1の位置を決定する方法を用いる。このように、検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成される。これにより数万×数万の大きさを持つ検査行列が後述する表1〜表12に示す数値列から実現することが可能となる。
一般にLDPC符号は検査行列の1の位置によって伝送特性が大きく変化する。検査行列の行重み(検査行列の行方向の1の数)及び列重み(検査行列の列方向の1の数)を好適に配置することにより、伝送特性をよりシャノン限界に近づけることが可能となる。検査行列の行重みを一定にすると符号化利得の高い検査行列になることが知られており(例えば、非特許文献2参照)、行重みを一定にしながら、列重みを好適に配置することでより高い符号化利得を得ることが可能となる。本発明では全ての符号化率において検査行列の情報長に対応する部分行列(即ち、検査行列の左側部分行列)の行重みを一定にしつつ、大小2種類の列重みを組み合わせた検査行列を利用することでLDPC符号の符号化利得の改善を行なう。これは、予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して検査行列を構成させることで実現できる。
また、LDPC符号における伝送特性劣化の要因のひとつとして、エラーフロアの発生がある。エラーフロアの発生要因としては検査行列に含まれる1の配置が図6に示すサイクル4及びサイクル6の形状配置を多数持つとエラーフロアが発生する可能性が高くなる。そこで、この問題を解決する手段として、検査行列初期値テーブルの値を好適に配置することにより、サイクル4及びサイクル6を除去又は減少させた検査行列とすることができる。
即ち、本発明による第1の態様の符号化器は、少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率61/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、前記符号化率61/120の検査行列初期値テーブル(表1)は、以下の表からなることを特徴とする。
Figure 0004688841
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また、本発明による第2の態様の符号化器は、少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率27/40に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、前記符号化率27/40の検査行列初期値テーブル(表2)は、以下の表からなることを特徴とする。
Figure 0004688841
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また、本発明による第3の態様の符号化器は、少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率89/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、前記符号化率89/120の検査行列初期値テーブル(表3)は、以下の表からなることを特徴とする。
Figure 0004688841
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また、本発明による第4の態様の符号化器は、少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率97/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、前記符号化率97/120の検査行列初期値テーブル(表4)は、以下の表からなることを特徴とする。
Figure 0004688841
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また、本発明による第5の態様の符号化器は、少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率101/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、前記符号化率101/120の検査行列初期値テーブル(表5)は、以下の表からなることを特徴とする。
Figure 0004688841
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また、本発明による第6の態様の符号化器は、少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率7/8に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、前記符号化率7/8の検査行列初期値テーブル(表6)は、以下の表からなることを特徴とする。
Figure 0004688841
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また、本発明による第7の態様の符号化器は、少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率11/40に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、前記符号化率11/40の検査行列初期値テーブル(表7)は、以下の表からなることを特徴とする。
Figure 0004688841
また、本発明による第8の態様の符号化器は、少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率41/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、前記符号化率41/120の検査行列初期値テーブル(表8)は、以下の表からなることを特徴とする。
Figure 0004688841
また、本発明による第9の態様の符号化器は、少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率49/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、前記符号化率49/120の検査行列初期値テーブル(表9)は、以下の表からなることを特徴とする。
Figure 0004688841
また、本発明による第10の態様の符号化器は、少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率73/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、前記符号化率73/120の検査行列初期値テーブル(表10)は、以下の表からなることを特徴とする。
Figure 0004688841
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また、本発明による第11の態様の符号化器は、少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率109/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、前記符号化率109/120の検査行列初期値テーブル(表11)は、以下の表からなることを特徴とする。
Figure 0004688841
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また、本発明による第12の態様の符号化器は、少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率97/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、前記符号化率97/120の検査行列初期値テーブル(表12)は、以下の表からなることを特徴とする。
Figure 0004688841
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ここで、表4に示す符号化率97/120の検査行列初期値テーブルと、表12に示す符号化率97/120の検査行列初期値テーブルとの相違については後述するが、表4に示す符号化率97/120の検査行列初期値テーブルでは、サイクル4を除去し、且つサイクル6を軽減させることが可能な検査行列とすることができるのに対し、表12に示す符号化率97/120の検査行列初期値テーブルでは、サイクル4及びサイクル6を共に除去させることが可能な検査行列とすることができる。
更に、本発明による復号器は、本発明による第1〜12の態様のいずれかの符号化器で符号化したデータを、前記検査行列に基づいてLDPC復号することを特徴とする。
本発明による送信装置は、本発明による第1〜12の態様のいずれかの符号化器を備えることを特徴とする。
本発明による受信装置は、本発明による復号器を備えることを特徴とする。
本発明による更なる態様の送信装置は、複数種類のデジタル変調方式を時分割多重伝送するデータ伝送システムに用いる送信装置であって、少なくともデータ及びLDPC符号化パリティを含むスロットを複数構成し、これら複数のスロットによりフレーム構成した多重化データを伝送制御情報に基づいて伝送させる場合に、前記伝送制御情報は、前記デジタル変調方式及び符号化率の情報を含み、本発明による第1〜12の態様のいずれかの符号化器を備えることを特徴とする。
更なる態様の本発明による受信装置は、本発明による更なる態様の送信装置により送信されるデータを、前記検査行列に基づいてLDPC復号することを特徴とする。
本発明による符号化器及び復号器、又は本発明による送信装置及び受信装置を用いることにより、複数変調・時分割多重型伝送システムで示されるような複数種類のデジタル変調方式を時分割多重する伝送システムにおいて、白色雑音に対する耐性の優れた情報伝送が可能となる。
以下、本発明による実施例の符号化器及び復号器、並びに送信装置及び受信装置を説明する。まず、本発明による実施例の伝送システムとして、符号化器を有する送信装置及び復号器を有する受信装置を用いた、複数変調・時分割多重型伝送システムについて説明する。
(複数変調・時分割多重型伝送システム)
まず、本実施例の複数変調・時分割多重型伝送システムで用いる多重フレームの構成について説明する。
(多重フレーム構成)
図1は、本実施例の複数変調・時分割多重型伝送システムで用いる多重フレームの構成を示す図である。本発明による実施例の送信装置(図2を参照。詳細については後述する。)は、図1に示す多重フレーム構成を用いることにより、伝送方式及び符号化率の指定を行なう。そして、本発明による実施例の受信装置(図3を参照。詳細については後述する。)は、このフレーム構成に基づいて、復調及び誤り訂正符号の復号を行なう。
この多重フレーム構成において、スロットは制御情報、データ、外符号パリティ、スタッフビット及び内符号パリティにより構成され、その長さはSlビット、1フレームを構成するスロット数はN本となっている。また、スロットとは別に、同期、パイロット、及びTMCCとその誤り訂正パリティも備えており、その長さは、それぞれSyビット、Plビット及びTビットとなっており、スロット#1〜#N/Eでは、それぞれSy×N/E、Pl×N/E及びT×N/Eのビット数が割り当てられている。
ここで、スタッフビットは、バイト単位での処理をしやすくするために必要な場合のみ挿入されるビットである。このため、バイト単位での処理をしやすくする必要がない場合には挿入されない。例えば、制御情報として確保できるビット数が182ビットだったとし、その後にデータがXバイト後続したとする。この場合、制御情報は182ビット=22バイト十6ビットとなるため、バイト単位を基本として処理しようとすると、後続するバイト単位のデータをわざわざ2ビットシフトして、制御情報末尾の6ビットと接続して書き込む必要が生じ、受信装置側ではこの接続を元に戻し、元のバイト単位のデータに復元する必要が生じる。このような場合、制御情報に使えるビット数のうち、6ビットは情報伝送に使わないスタッフビットとする方がハードウェア化の点でメリットが大きい。
本実施例に係る多重フレーム構成では、内符号パリティをも包含している。このため、ダミースロットを挿入する規則は、デジタル変調方式(以下、単に変調方式とも称する)自体の周波数利用効率のみを考慮すればよい。
また、既知の多重フレーム構成と異なり、後述するように、利用対象とする変調方式に割り当てられるダミースロット数が、符号化率に依存することなく決定される。尚、TMCC信号には、伝送の制御を行なう情報(以下、伝送制御情報とも称する)が書き込まれており、各スロットに対し、伝送モードを指定できる、伝送モードに対応した値を有する。ここでいう伝送モードは、変調方式と内符号符号化率の組み合わせとして指定できるものである。
図1において、Nはフレームあたりのスロット数を示している。実際のNの値としては、ISDB−Sでは1スロットあたりのビットレートを約1.1Mbpsとしていることから、この条件を満たすことが望ましい。
そのため、構成しようとする伝送システムで採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式が、8PSK(3bps/Hz)、16APSK(又は16QAM、4bps/Hz)及び32APSK(又は32QAM、5bps/Hz)の場合、それぞれ伝送効率が、ISDB−SのTC8PSK(r:2/3、2bps/Hz)に比べ、1.5倍、2倍及び2.5倍となることから、スロット数Nはそれぞれ、48スロット×1.5=72スロット、48スロット×2=96スロット、及び48スロット×2.5=120スロットとすることが望ましい。
同期、パイロット並びにTMCC及びその誤り訂正パリティの領域の下にダミー(Dummy)領域を設けているのは、採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式で伝送される主信号に対しては、一般に効率の低い変調方式を採用することが多く、その分だけ余分に変調シンボルを占有することになるから、この時間領域を確保しておくためである。尚、ダミー領域は仮想的なものであり、この領域のデータは実際には伝送されないことから、これに対応するメモリ領域を装備する必要はない。また、ダミーの量を規定しているEの値は、採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式の周波数利用効率に対する、これらの信号を伝送する変調方式の周波数利用効率の比である。例えば、採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式が32APSK(または32QAM、5bps/Hz)で、これらの信号を伝送する変調方式がBPSK(1bps/Hz)であった場合、Eの値は5となる。同様に、採用する変調方式群のうち最大効率の変調方式が16APSK(又は16QAM、4bps/Hz)で、これらの信号を伝送する変調方式がBPSK(1bps/Hz)であった場合、Eの値は4となる。
スロット長Slは、符号の長さ(符号長)に依存する。近年、規格化されたDVB−S2方式では、符号長64800ビットのLDPC符号が用いられており、このクラスの符号が今後主流になってくることが想定される。このため、スロット長Slとしては符号長と同程度とすることが望ましい(条件1)。
また、MPEG−2TS(パケット長188バイト、先頭1バイトの同期符号を除くと187バイト=1496ビット)は今後もデジタル放送の主流になることから、複数の変調方式で1スロットのデータを過不足なく伝送できることが望ましい(条件2)。
また、複数の変調方式で1スロットのデータを過不足なく伝送するためには、各変調方式の変調シンボルあたりのビット数の最小公倍数である必要がある。例えば、伝送システムで採用する変調方式群を、BPSK(1ビット/シンボル)、QPSK(2ビット/シンボル)、8PSK(3ビット/シンボル)、16APSK(又は16QAM,4ビット/シンボル)及び32APSK(または32QAM,5ビット/シンボル)とした場合、上記最小公倍数は、2×2×3×5=60ビットとなり、スロット長Slはこの整数倍である必要がある。スロット長をバイト単位にする必要がある場合には、さらに8の倍数でもある必要があり、その場合、60と8の最小公倍数120の整数倍である必要がある(条件3)。
また、DVB−S2で採用されているような、周期性LDPC符号を内符号に利用する場合、その周期Mtは符号の作り易さから360前後とする必要がある。またMtを、送信しようとするデータ単位187バイト=23×11×17ビットの因数とすることで、データとLDPCパリティとの配分を柔軟に行なえるため、この条件を満たすことになり、Mt=374となり、スロット長Slは374=2×11×17の整数倍とすることが望ましい(条件4)。
以上の条件2、3及び4を満たすためには、バイト単位で処理する必要がない場合、スロット長をLCM(374,60)=LCM(2×11×17,2×2×3×5)=2×2×3×5×11×17=11220ビットの整数倍にすればよい(LCM:最小公倍数)。さらに条件1を満たすためには、64800と同程度の数字として、11220×5=56100及び11220×6=67320とすればよい。しかし、後者は16ビットで表現できる216−1=65536を超えるため、ハードウェアの規模が急増する恐れがあることから、望ましくない。従って、スロット長Slは、56100ビットとすることが望ましい。また、データとしてLDPCパリティとの配分を柔軟に行なうためには、制御情報と外符号パリティとスタッフビットのビット数の和(スタッフビットを使用しない場合は制御情報と外符号パリティのビット数の和、以下同じ)は、LDPCの周期Mt(=374)の整数倍とする必要がある。尚、伝送しようとするデータの単位が187バイトでない場合、例えば、188バイト、189バイト、190バイト、及び192バイトの場合、同様の計算でそれぞれLDPCの周期Mtはそれぞれ376、378、380、及び384とする必要があり、このときのスロット長はそれぞれ、62040、60480、63840及び65280となる。
また、バイト単位で処理する必要がある場合、スロット長さをLCM(374,120)=LCM(2×11×17,2×2×2×3×5)=2×2×2×3×5×11×17=22440の整数倍にすればよい。また、条件1の64800と同程度の数字として、22440×2=44880及び22440×3=67320があるが、後者は同様の理由で望ましくない。従って、スロット長Slは44880とすることが望ましい。また、データとLDPCパリティとの配分を柔軟に行なうためには、制御情報と外符号パリティとスタッフビットのビット数の和は、LDPCの周期Mt(=374)の整数倍とする必要がある。従って、以下、複数の変調方式で1スロットのデータをバイト単位で効率的に処理できるように、スロット長Slは44880の多重フレーム構造を扱う場合の送信装置及び受信装置について説明する。
次に、本発明による実施例の送信装置について説明する。
(送信装置)
図2は、本発明による実施例の送信装置の構成を示す図である。この送信装置1は、フレーム生成部10、LDPC符号化部(以下、符号化器とも称する。)11−1,11−2、BCH符号化部11−3,11−4、エネルギー拡散部12,13、スイッチ14、マッピング部15及び時分割多重/直交変調部16を備え、データストリームを送信する場合に、図1に示した多重フレームの信号を生成してから変調波信号を生成するまでの一連の処理を行う。
フレーム生成部10は、スロットS1ビットについて、制御情報と、データと、BCH符号化部11−3により制御情報とデータが符号化された外符号パリティと、スタッフビットと、符号化器11−1により制御情報、データ、及び外符号パリティ及びスタッフビットがLDPC符号化された内符号パリティとにより構成したスロット#1〜#Nから成るフレームを生成し、エネルギー拡散部12に出力する。また、フレーム生成部10は、TMCC信号について、BCH符号化部11−4によりBCHパリティを生成し、さらに符号化器11−2によりLDPCパリティを生成する。尚、フレーム生成部10により生成される多重フレームは、スロット数N、ダミーの量を規定するE、スロット長Sl、同期ビット長Sy、パイロットビット長Pl、並びにTMCC及びパリティビット長Tが前述した数になるように生成される。
BCH符号化部11−3,11−4は、外符号として、必要に応じて設けられる誤り訂正符号化処理であり、所定のデータに対してBCH符号化を施す。尚、BCH符号化についての詳細は、後述する。
符号化器11−1,11−2は、内符号として、所定のデータ又はBCH符号化データに対して、周期MtのLDPC符号化を施す。尚、本発明に係る符号化器11−1,11−2の検査行列を用いたLDPC符号化についての詳細は、後述する。
エネルギー拡散部12は、フレーム生成部10により生成されたスロット#1〜#
Nを入力し、これらのデータ等全体に対して、エネルギー拡散(ビットランダム化)を行なう。これは、擬似ランダムな「1」および「0」のパターンをM系列を使って発生させ、これとスロット内のデータとでMOD2により加算することにより実現する。これにより、「1」または「0」が連続することがなくなることから、後述する受信装置において、同期再生の安定化を図ることができる。
エネルギー拡散部13は、フレーム生成部10により生成された各スロットに対応する#1〜#N/Eの所定の制御情報(図1に示すTビット内の情報)を入力し、エネルギー拡散部12とともに、これらのデータ等全体に対して、エネルギー拡散(ビットランダム化)を行なう。
スイッチ14は、同期及びパイロット信号を適宜挿入しながら、スロット#1〜#Nを各種変調方式に応じて切り換え、マッピング部15により、TMCC同期で指定された変調方式によるマッピングを行なう。時分割多重/直交変調部16は、フレーム単位の時分割多重を行い、直交変調を施して、変調波信号を生成する。
例えば、最大効率の変調方式を32APSK(又は32QAM)とし、N=120、E=5、Sl=44880、Sy=120、Pl=160、T=1320とした場合、変調波信号は、1フレーム分の情報を#1〜#120の変調スロットに分割して伝送される(図4参照)。奇数番号の変調スロットは、まずBPSK変調されたスロット同期Sync1(24シンボル)及び当該変調スロットの変調方式に対応したパイロット信号(32シンボル)が伝送される。続いて、TMCC信号により指定された変調方式で変調された、映像・音声・データ放送等が多重された主信号データ(136シンボル)と、BPSK変調されたTMCC信号(4シンボル)とが交互に66回伝送される。偶数番号の変調スロットは、まずBPSK変調されたスロット同期Sync2(24シンボル)又はその反転パターン!Sync2(24シンボル)及び当該変調スロットの変調方式に対応したパイロット信号(32シンボル)が伝送される。続いて、TMCC信号により指定された変調方式で変調された、映像・音声・データ放送等が多重された主信号データ(136シンボル)と、BPSK変調されたTMCC信号(4シンボル)とが交互に66回伝送される。
上記の同期パターンSync1、Sync2、及びその反転パターン!Sync2は擬似同期を避けるために、それ自体が鋭い自己相関ピークを持つものであるとともに、互いに低い相互相関を持つものである必要がある。このような符号として、Sync1として0x36715a=001101100111000101011010、Sync2として0x52f866=010100101111100001100110、そのビット反転パターン!Sync2として0xad0799=101011010000011110011001とすると擬似同期の少ない受信が可能となる。
このような処理を、120変調スロット分繰り返して行うことにより、TMCC信号に書き込まれた情報が後述する受信装置へ伝送される。受信装置2は、TMCC信号の情報を絶えず監視することにより、送信装置1において様々な伝送制御が行われたとしても、それに追従して受信方式等を切り替えることができる。
総括すると、送信装置1は、少なくともフレーム生成部10、LDPC符号化部11−1,11−2、BCH符号化部11−3,11−4、エネルギー拡散部12,13、スイッチ14、マッピング部15及び時分割多重/直交変調部16を備え、少なくともデータ、外符号パリティ及び内符号パリティにより構成されるスロットを複数まとめたフレーム構成を持つ多重化データを、伝送制御信号に書き込まれた伝送制御情報に基づいて伝送する。この場合、スロット長を44880ビットとすることにより、MPEG−2TSから除去した187バイトの情報を変調方式にかかわらず過不足なく伝送することが可能となる。尚、伝送しようとするデータの単位が187バイトでない場合、例えば188バイト、189バイト、190バイト及び192バイトの場合、このときのスロット長をそれぞれ、62040、64260、64980及び65280とすることで、変調方式にかかわらず過不足無く伝送可能である。また、符号長をバイト単位とする場合にもそれぞれ、62040、60480、63840及び65280とすることで、変調方式にかかわらず過不足無く伝送可能である。
次に、本発明による実施例の受信装置について説明する。
(受信装置)
図3は、本発明による実施例の受信装置の構成を示す図である。この受信装置2は、チャンネル選択部20、直交検波部21、伝送制御信号復号部22、復号器23、エネルギー逆拡散部24及び外符号復号部25を備えている。
チャンネル選択部20は、送信装置1からの変調波信号を受信し、所定の周波数帯のチャンネルを選択し、そのチャンネルの信号を直交検波部21で扱う所定の周波数の信号に変換にする。例えば、変調波信号が衛星放送波であれば、12GHz帯の放送波(変調波信号)をBSアンテナで受信し、既知の周波数変換器(図示せず)を用いて1GHz帯のBS−IF信号に変換する。
直交検波部21は、チャンネル選択部20により選択されたチャンネルの所定の周波数の信号(例えばBS−IF信号)を入力し、同期ベースバンド信号に変換する。
伝送制御信号復号部22は、直交検波部21により変換された同期ベースバンド信号を入力し、まずTMCC信号の同期バイトを検出し、それを基準として、周期的に多重されているBPSK変調波である位相基準バースト信号の位置も検出する。また、TMCC信号により伝送される変調方式・誤り訂正の情報についての検出もここで行う。伝送制御信号復号部22により復号された情報は、復号器23、エネルギー逆拡散部24及び外符号復号部25に入力される。
復号器23は、LDPC復号器として構成され、直交検波部21から同期ベースバンド信号が入力されると共に、伝送制御信号復号部22により検出された変調方式・誤り訂正の情報が入力され、TC8PSK変調部分についてはTC8PSK復号を行い、QPSK又はBPSK変調部分についても、それに合わせた復号を行なう。尚、本発明に係る復号器23の検査行列を用いたLDPC復号についての詳細は後述する。
エネルギー逆拡散部24は、送信装置1のエネルギー拡散部12,13において擬似ランダム符号がMOD2により加算された処理を元に戻すため、再度同じ擬似ランダム符号をMOD2により加算し、エネルギー逆拡散処理を行う。
外符号復号部25は、送信装置1の外符号符号化部11−3,11−4で、例えばBCH符号化した信号に対し、復号を行なう。
以上のように、本発明による実施例において、送信装置1は、長い符号長を持つLDPCのような誤り訂正符号にも対応することができ、且つ、変調方式と符号化率とを自由に組み合わせることができる。従って、MPEG−2TS及びその他のデジタルデータストリームを効率良く伝送することが可能となる。
次に、上述の複数変調・時分割多重型伝送システムにおいて、本発明に係る符号化器及び復号器、並びに送信装置及び受信装置の処理過程を説明する。
まず、本実施例の符号化器11−1,11−2の処理過程について説明する。
(符号化器の処理過程)
検査行列Hの符号長N=44880と設定する。また、検査行列HにLDGM構造を適用する。H=[H|H]であり、部分行列Hとして、列重みが符号化率毎に大小2種類の値で構成される行列を適用する。Hは図7に示す下三角構造を持つ部分行列であり、Hの行重みは1行目が1で残りの行重みは全て2、列重みは全ての列で2である階段行列である。
以下、符号化率61/120を例に説明する。図8に符号化率61/120の検査行列Hの基本構造を示す。この場合、情報長(N−P)= 22814、パリティ長P=22066である。図9には、符号化率61/120、27/40、89/120、97/120、101/120、7/8の各々の情報長(左側部分行列)とパリティ長(右側部分行列)の関係が示されている。
図13を参照しながら、符号化器11−1,11−2の処理をステップS101〜S106について説明する。
ステップS101で、所定の符号化率が決定される。例えば、符号化率61/120の検査行列を用いてLDPC符号化を行なうことが設定される。
ステップS102で、ステップS101にて決定された符号化率に該当する、予め定められた検査行列初期値テーブル(表1〜表12)を用意する。符号化器11−1,11−2が、所定のメモリ領域(図示せず)に格納された検査行列初期値テーブルを読み出すとして説明する。図8の場合、符号化率61/120であるから、表1の検査行列初期値テーブルを使用する。検査行列初期値テーブルの説明図を図10に示す。検査行列初期値テーブルは検査行列の列方向の1の行番号(行番号の先頭値を0とする)をその列が持つ列重みの数だけ、上から1+374×0列目、1+374×1列目、1+374×2列目、・・・1+374×k列目の順に記載したものである。kの値は符号化率によって異なる。符号化率61/120の場合、k=60である。情報長(N−P)とkとの間には、式(3)の関係が成り立つ。
Figure 0004688841
符号化率61/120の場合、検査行列の列重みは1列目から6358列目までは7、6359列目から22814列目までは4の2種類の値で構成される。検査行列初期値テーブルの列重み7の部分に着目すると6358= 374 ×17であるため、上から17行目までが列重み7に相当する。同様に、22814−6358 = 374 × 44であるため、18行目から61行目までが列重み4に相当する。
表1の場合、1行目は2300、2858、4470、6268、6454、15878、17242であり、これは検査行列の1列目の1の行位置が2300番目、2858番目、4470番目、6268番目、15878番目、17242番目にあることを示している。これら読み出した行番号をhi−jで現すと、h1−1=2300、h1−2=2858、h1−3=4470、h1−4=6268、h1−5=6454、h1−6=15878、及びh1−7=17242となる。ここで、hi−jのiは検査行列初期値テーブルの行番号であり、hi−jのjは検査行列初期値テーブルの列番号である。図11に符号化率61/120、27/40、89/120、97/120、101/120、7/8の各々の部分行列Hの行・列重及び列数一覧を示す。
次に、所定のメモリ領域から読み出した検査行列初期値テーブルの1行目に記載された検査行列の行番号及び式(4)を用いて、検査行列の2列目〜374列目の検査行列行方向要素リストHq−jを求める(q=2〜374)。Hq−jは検査行列Hのq列目の1の行番号を示す。Hq−jのjは列重みの要素数の順番を示す。従って、列重み7の場合、j=1〜7である。q=1は検査行列初期値テーブルの1行目を用いることになる。
Figure 0004688841
ここで、mod(x,y)はxをyで割った余りを意味する。式(4)のQは、符号化率毎に異なる値をもち、Qは式(5)で求められる。
Figure 0004688841
符号化率61/120の場合、Q=59となる。符号化率61/120、27/40、89/120、97/120、101/120、7/8の各々の情報長に対応するk及びパリティ長に対応するQの一覧は、図12に示されている。
検査行列の2列目(q=2)を式(4)に従って計算すると、
2−1 = mod{(2300 + mod((2-1),374) × 59),22066} = 2359
2−2 = mod{(2858 + mod((2-1),374) × 59),22066} = 2917
2−3 = mod{(4470 + mod((2-1),374) × 59),22066} = 4529
2−4 = mod{(6268 + mod((2-1),374) × 59),22066} = 6327
2−5 = mod{(6454 + mod((2-1),374) × 59),22066} = 6513
2−6 = mod{(15878 + mod((2-1),374) × 59),22066} = 15937
2−7 = mod{(17242 + mod((2-1),374) × 59),22066} = 17301
これらH2−1〜 H2−7を検査行列2列目の行番号として使用する。q=3〜374についても式(4)による計算を行い、検査行列1列目から374列目までの検査行列の行番号が求まる。
ステップS103で、検査行列初期値テーブルの2行目からk+1行目(最終行)まで用いて、上述の方法で検査行列の列方向の行番号を全て計算する。以上により検査行列Hの列方向の1の行番号が全て決定し、検査行列Hの1の要素位置が全て確定する。
ステップS104で、ステップS103にて求めた検査行列Hを所定のメモリ領域から読み出し、ステップS105で、検査行列HがLDGM構造を用いているため、式(6)によりパリティビット列P(P〜P22066)を順次決定する。
Figure 0004688841
(i=1〜44880)は符号語であり、C = [I|P]である。情報ビット列I に対するパリティビット列Pが、式(6)から逐次的に算出できるため、符号語Cを構成させることができるようになる。
ステップS106で、情報ビット列I (i=1〜22814)にステップS105にて求めたパリティビット列P(i=1〜22066)を付加し、1スロットの符号語C(i=1〜44880)を構成する。
他の符号化率の条件で符号化する場合は、検査行列初期値テーブルを変更することにより、ステップS101〜ステップS106の処理によって符号化をすることが可能である。このように、検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、予め定めた検査行列初期値テーブル(表1〜表12)を初期値として、符号化率に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成される。従って、本符号化器11−1,11−2は44880ビットを符号長としていることから、複数変調・時分割多重型伝送システム(図1参照)で示されるスロット構造の符号長44880ビットのケースに本符号化器11−1,11−2を適用した場合、スロット毎に符号化率を変更して符号化を行うことが可能となる。
続いて、本実施例の送信装置の処理過程について説明する。
(送信装置の処理過程)
送信装置の送信信号生成過程を、図17を参照して説明する。
ステップS201で、フレーム生成部10により、所定の変調方式及び符号化率が決定される。例えば、決定した変調方式及び符号化率は、伝送モードの情報を含む伝送制御情報としてTMCC信号により受信装置に伝送される。
ステップS202で、情報ビット列I (i=1〜n)を用意する。ここで、情報ビット列Iは0と1から構成されるビット列であり、符号化率によって情報ビット列Iの長さnは異なる。想定される情報ビット列としては、MPEG−TSストリーム等が挙げられる。また、伝送性能をより高めるために情報ビット列Iは事前に別の誤り訂正符号(BCH符号化又はリードソロモン符号化などのブロック符号化に限らず、畳み込み符号又は別のLDPC符号でもよい)によって符号化された信号を用いることも可能である(ステップS203)。一例として、情報ビットIにガロア式GF(216)の12ビット訂正可能なBCH符号を適用した場合の、情報ビットIの構成図及びBCH生成多項式一覧を図14に示す。この場合、正味の情報ビット列はIBCHi(i=1〜n−192)及びBCH符号のパリティ列はPBCHi(i=1〜192)である。また、図14に示す生成多項式はGF(216)上で解を持つため、図14の生成多項式を用いて情報ビット列I全体に対しBCH符号の訂正能力分誤り訂正を行うことが可能となる。また、本符号化器11−1,11−2で利用可能な全ての符号化率に対し、図14に示す生成多項式は利用可能である。
図15に、図14に示すBCH符号を適用した場合の本符号化器で利用可能な符号化率61/120、27/40、89/120、97/120、101/120、7/8におけるIBCHi、PBCHiの組み合わせ例を示す。
ステップS204で、前述したように、符号化器11−1,11−2によって情報ビットI(i=1〜n)に対しLDPC符号化を行い、1スロットの符号語C(i=1〜44880)を生成する。
ステップS205で、スイッチ14により、横方向が44880/M、縦方向がMに相当する2次元構造をもつ一時メモリを用意し、符号語C(i=1〜44880)を先頭から一時メモリの横方向に44880/Mビット記録する操作を縦方向にM回行う。ここでMは変調次数に相当し、位相変調の場合、QPSKではM=2、8PSKではM=3、16APSKではM=4、32APSKではM=5である。記録終了後、記録した符号語C(i=1〜44880)を一時メモリの横方向の先頭から縦方向に向かってMビット読み出す操作を横方向に44880/M回繰り返す。以上の操作をビットインターリーブ処理という。M値変調におけるビットインターリーブ処理の構成図を図16に示す。
ステップS206で、マッピング部15により、一時メモリから読み出したビットインターリーブ処理が施された符号語C(i=1〜44880)をMビット毎に変調方式で定める各位相点へ配置し、変調シンボルを生成する。また、Mは変調次数に相当するため、上記操作により符号語C(i=1〜44880)をすべて過不足なく各位相点へ配置することが可能となる。
ステップS207で、時分割多重/直行変調部16により、ステップS206における変調シンボルを用いて直交変調を行い、送信信号(即ち、変調波信号)を生成する。
以上のステップS201〜ステップS207の処理を繰り返す事で、本送信装置から44880ビット毎に変調方式及び符号化率を変更し、44880ビット毎にLDPC符号化した送信信号の生成が可能となる。
本符号化器11−1,11−2は44880ビットを基本単位としており、また、44880は1,2,3,4,5,6,8,10,11,12,15,16等の値で割り切れる値である。よって本送信装置は変調次数Mとして非常に多様な値を用いることが可能であり、BPSK、QPSK、8PSK、16APSK(16QAM)、32APSK(32QAM)、64QAM、256QAM、1024QAM等非常に多様な多値変調方式に対応可能である。よって、本送信装置により非常に柔軟な変調方式及び符号化率を組み合わせた信号送信が可能となる。尚、ステップ204のLDPC符号化に用いた検査行列のための検査行列初期値テーブルは、補助情報として送信装置から受信装置に送信することができ、或いはまた、受信装置により予め保持させてもよい。或いは、送信装置から受信装置に検査行列自体を送信することができ、又は、検査行列自体を受信装置により予め保持させてもよい。
続いて、本実施例の復号器の処理過程について説明する。
(復号器の処理過程)
図18に、本発明による一実施例の送信装置における復号器の処理過程を示す。
ステップS301で、復調器(即ち、図3に示す直交検波部21)を経て復号した伝送制御情報から符号化率情報を読み出し、検査行列を決定する。
ステップS302で、送信シンボルx及び受信シンボルy(i=1〜44880/M)に基づいて尤度比λ(n=1〜44880)を算出する。尤度比λとは送るビット0と1の確からしさの比であり、送信シンボルx及び受信シンボルyを用いて式(7)で現される。
Figure 0004688841
ステップS303で、ステップS302において求めた尤度比を用いてsum−product復号法等によるLDPC復号法を行なう。この際、復号器23は、送信装置1の符号化器11−1,11−2において決定した検査行列を用いて復号を行う。復号器23で、符号化器11−1,11−2の場合と同様に、検査行列初期値テーブルを用いて検査行列を算出しても良い。反復復号回数は任意の値とする。また、LDPC復号においてはsum−product復号法以外にもmin−sum復号法等多様な手段が提案されているが、検査行列を用いた尤度比を最大化する手法においては本発明の方法は適用可能である。
ステップS304で、ステップS303において復号した復号語C’(i=1〜44880)を出力する。ステップS305で、復号器によるLDPC復号化が終了するまで、順次復調された信号についてステップS301〜S304を繰り返し、全ての復号化が終了すれば(図示Yes)、一連のLDPC復号処理が終了する。
続いて、本実施例の受信装置の処理について説明する。図20に、受信装置2の処理過程を示す。
(受信装置の処理過程)
ステップS401で、送信装置1から送信された変調信号を受信し復調器(即ち、図3に示す直交検波部21)により復調する。
ステップS402で、予め、受信する変調信号の変調方式及び符号化率を決定しておき、チャンネル選択部20及び直交検波部21を経て復調したTMCC信号から、伝送制御信号復号部22で復号することにより伝送制御情報を読み出す。これにより、伝送制御情報の伝送モード情報から、変調方式及び符号化率の情報を読み出すことができる。
ステップS403で、チャンネル選択部20及び直交検波部21により、受信装置が受信した信号を復調し、受信シンボルy(i=1〜44880/M)を生成する。
ステップS404で、復号器23により、受信シンボルy(i=1〜44880/M)から尤度比λ(n=1〜44880)を計算する。尤度比λ(n=1〜44880)の計算は本復号器のステップS302の処理と同じである。
ステップS405で、復号器23又は他のデインターリーブ処理部(図示せず)により、横方向がM、縦方向が44880/Mに相当する2次元構造をもつ一時メモリを用意し、尤度比λ(n=1〜44880)を先頭から一時メモリの横方向にM記録する操作を縦方向に44880/M回繰り返す。一例としてM値変調におけるデインターリーブ処理の構成図を図19に示す。記録終了後、一時メモリの横方向の先頭から縦方向に向かって尤度比λ(n=1〜44880)を44880/Mビット毎に読み出す操作を横方向にM回読み出す。以上の操作をデインターリーブ処理という。
ステップS406で、復号器23により、ステップS405において読み出したデインターリーブ処理後の尤度比λ(n=1〜44880)を用いて、LDPC復号を行い、復号語C’(i=1〜44880)を出力し、情報ビット列I’(i=1〜44880−P)を出力する。
ステップS407で、送信装置1においてLDPC符号に連接して他の誤り訂正符号で情報ビット列を符号化していた場合(例えば、BCH符号)は、情報ビット列I’(i=1〜44880−P)を用いて、外符号復号部25により、用いた誤り訂正符号に対応した復号処理を行い、復号結果を出力する。BCH符号を用いた場合は、LDPC復号した情報ビット列I’(i=1〜44880−P)のビット列からシンドローム計算を実施し、バーレンカンプ・マッシィ法等により、正味の情報ビット列を復号することが可能である。
以上、ステップS401〜ステップS407を繰り返すことにより、本送信装置で生成した送信信号を44880ビット単位で受信することが可能となる。
このように、受信装置2は、送信装置1において生成した多様な符号化率及び変調方式の組み合わせに対応した送信信号を受信し、本発明に係る検査行列に基づくLDPC符号の伝送特性を有して、多様な符号化率及び変調方式の信号を受信することが可能となる。
以下、本実施例に係るLDPC符号化及び復号の効果を説明する。図21A及び21Bには、本実施例に係る符号化器及び復号器、並びに送信装置及び本受信装置を用いて白色雑音下でランダムビット列の信号を送受信した場合を想定して、変調方式QPSK、8PSK、16APSK、32APSK、並びに符号化率61/120、27/40、89/120、97/120、101/120及び7/8についてEb/No対BER特性を計算機シミュレーションにより計算した結果について示している。復号アルゴリズムは、sum−product復号法(例えば、非特許文献1参照)を利用した。sum−product復号法の復号反復回数は50回である。特に、図21Aには、従来の符号化率1/2の畳み込み符号化及びビタビ復号した場合についても例示してあり、本発明による符号化及び復号では、エラーフロアが極めて小さいことが分かる。
図22に誤り訂正無しの場合のQPSK、8PSK、16APSK、及び32APSKに対するビット誤り率10−6点での符号化利得を示す。図22から、本符号化器11−1,11−2が高い符号化利得を持つことが分かる。これらの結果から、本符号化器及び復号器を用いることで、符号長44880ビットにおいてLDPC符号特有の高い符号化利得が得られることが分かる。
また、本発明で用いた検査行列初期値テーブルを用いて検査行列を生成することにより、サイクル4及びサイクル6の数を従来に比べ低減させることができる。符号化率61/120、27/40、89/120、97/120、101/120、7/8の各々の検査行列のサイクル4〜サイクル10の割合を図23に示す。サイクルnの割合は式(8)で定義した。
サイクルnを構成する1が含まれる列の総数/44880 (8)
本発明の検査行列が全ての符号化率においてサイクル4及びサイクル6が著しく少ないことが図23から分かる。
次に、符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、109/120の検査行列を用いた場合について説明する。ここで説明する符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、109/120の各々の検査行列初期値テーブルは、それぞれ前述した表7〜表11に示されている。
図24には、符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、109/120の各々の情報長(左側部分行列)とパリティ長(右側部分行列)の関係が示されている。また、図25に、符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、109/120の各々の部分行列Hの行・列重及び列数一覧を示す。更に、図26に、符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、109/120の各々の情報長に対応するk及びパリティ長に対応するQの一覧を示す。
表7〜表11及び図24〜図26に従う符号化器11−1,11−2の処理手順は、前述した図13のステップS101〜ステップS106と同様である。
図27に、図14に示すBCH符号を適用した場合の本符号化器で利用可能な符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、109/120におけるIBCHi、PBCHiの組み合わせ例を示す。表7〜表11及び図24〜図27に従う送信装置の送信信号生成過程は、前述した図17のステップS201〜ステップS207と同様である。
図28に、符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、109/120における検査行列のサイクル4〜サイクル10の割合を示す。サイクルnの割合は上述の式(8)で定義している。図28から、本発明で用いた検査行列初期値テーブル(表7〜表11)を用いて検査行列を構成させることにより、サイクル4及びサイクル6の数を除去できていることが分かる。即ち、サイクル4及びサイクル6の数を除去することにより、エラーフロアの発生を大幅に抑制できる。サイクル4及びサイクル6の数を除去することが重要であることは図29から明らかになる。
図29には、本実施例に係る符号化器及び復号器、並びに送信装置及び本受信装置を用いて白色雑音下でランダムビット列の信号を送受信した場合を想定して、変調方式QPSKにおける符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、及び109/120についてEb/No対BER特性を計算機シミュレーションにより計算した結果について示している。sum−product復号法の復号反復回数は50回である。図29から、本発明による符号化及び復号では、エラーフロアが極めて小さいことが分かる。
次に、前述した符号化率97/120の検査行列初期値テーブル(表12)を用いた別の例について説明する。前述の表4に示す符号化率97/120の検査行列初期値テーブルを符号化率97/120の第1の検査行列初期値テーブルと称し、表12に示す符号化率97/120の検査行列初期値テーブルを符号化率97/120の第2の検査行列初期値テーブルと称することとする。
図30に、符号化率97/120における第2の検査行列初期値テーブルで生成した検査行列のサイクル4〜サイクル10の割合を示す。図30から、第1の検査行列初期値テーブル(表4)を用いた場合に比べ、第2の検査行列初期値テーブル(表12)を用いた場合の検査行列のほうが、サイクル4及びサイクル6の数を除去できていることが分かる。
上述のように、44880ビットからなる符号長で11/40、41/120、49/120、61/120、73/120、27/40、89/120、97/120、101/120、7/8、109/120のうちいずれかの符号化率に基づいて予め定められた検査行列初期値テーブル(表1〜表12)を初期値として、符号化率に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成した検査行列とすることにより、複数変調・時分割多重型伝送システムで示されるような複数種類のデジタル変調方式を時分割多重する伝送システムにおいて、白色雑音に対する耐性の優れた情報伝送が可能となる。
上述した実施例に関して、符号化器及び復号器、並びに送信装置及び受信装置として機能するコンピュータを構成させ、符号化器及び復号器、並びに送信装置及び受信装置の各手段を機能させるためのプログラムを好適に用いることができる。具体的には、各手段を制御するための制御部をコンピュータ内の中央演算処理装置(CPU)で構成でき、且つ、各手段を動作させるのに必要となるプログラムを適宜記憶する記憶部を少なくとも1つのメモリで構成させることができる。即ち、そのようなコンピュータに、CPUによって該プログラムを実行させることにより、上述した各手段の有する機能を実現させることができる。更に、各手段の有する機能を実現させるためのプログラムを、前述の記憶部(メモリ)の所定の領域に格納させることができる。そのような記憶部は、画像復号装置内部のRAM又はROMなどで構成させることができ、或いは又、外部記憶装置(例えば、ハードディスク)で構成させることもできる。また、そのようなプログラムは、画像復号装置としてのコンピュータで利用されるOS上のソフトウェア(ROM又は外部記憶装置に格納される)の一部で構成させることができる。更に、そのようなコンピュータに、各手段として機能させるためのプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録することができる。また、上述した各手段をハードウェア又はソフトウェアの一部として構成させ、各々を組み合わせて実現させることもできる。
上述の実施例については代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換することができることは当業者に明らかである。例えば、LDPC符号化と組み合わされる場合の他の誤り訂正符号化として、BCH符号化以外に、リードソロモン符号化などのブロック符号化のみならず、畳込み符号化であってもよく、又は他のLDPC符号化を組み合わせても良い。従って、本発明は、上述の実施例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲によってのみ制限される。
本発明による符号化器及び復号器、並びに送信装置及び受信装置は、各種伝送方式においてLDPC符号の符号長が異なる場合において、複数種類のデジタル変調方式を時分割多重する伝送システムにおいて有用である。
本発明による一実施例の伝送システムにおける多重フレームの構成を示す図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける送信装置のブロック図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける受信装置のブロック図である。 本発明による一実施例の変調波信号の一例を示す図である。 列重み3、行重み4の検査行列の一例を示す図である。 サイクル4、サイクル6の例を示す図である。 右側部分行列HTを示す図である。 LDPC符号用検査行列の基本構造を示す図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける符号化率61/120、27/40、89/120、97/120、101/120、7/8の各々の情報長及びパリティ長の関係を示す図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける検査行列初期値テーブル(符号化率61/120)の説明図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける符号化率61/120、27/40、89/120、97/120、101/120、7/8の各々の検査行列の行・列重み一覧を示す図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける符号化率61/120、27/40、89/120、97/120、101/120、7/8の各々の情報長に対応するk及びパリティ長に対応するQの一覧を示す図である。 本発明による一実施例の符号化器の処理過程を示すフローチャートである。 情報ビットIの構成図及びBCH生成多項式一覧を示す図である。 図14に示すBCH符号を適用した場合の、本発明による符号化器で利用する符号化率におけるIBCH及びPBCHの組み合わせ例を示す図である。 本発明による一実施例の送信装置におけるM値変調におけるビットインターリーブ処理の構成図である。 本発明による一実施例の送信装置における送信信号を生成するフローチャートである。 本発明による一実施例の送信装置における復号器の処理過程を示すフローチャートである。 本発明による一実施例の受信装置におけるM値変調におけるデインターリーブ処理の構成図である。 本発明による一実施例の受信装置における受信信号を生成するフローチャートである。 本発明による一実施例の伝送システムにおける変調方式QPSKにおける白色雑音下でのEb/No対BER特性(符号化率61/120、27/40、89/120、101/120、及び7/8)、及び従来の符号化/復号(符号化率1/2)の白色雑音下でのEb/No対BER特性例を示す図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける変調方式8PSK、16APSK及び32APSKにおける、白色雑音下でのEb/No対BER特性(符号化率27/40、89/120、及び97/120)を示す図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける、誤り訂正無しの場合のQPSK、8PSK、16APSK及び32APSKに対するビット誤り率10−6点での符号化利得を示す図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける、符号化率61/120、27/40、89/120、97/120、101/120、7/8の各々の検査行列についてサイクル4〜サイクル10の割合を示す図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、109/120の各々の情報長(左側部分行列)とパリティ長(右側部分行列)の関係を示す図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、109/120の各々の検査行列の行・列重み一覧を示す図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、109/120の各々の情報長に対応するk及びパリティ長に対応するQの一覧を示す図である。 図14に示すBCH符号を適用した場合の、本発明による符号化器で利用する符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、109/120の各々におけるIBCH及びPBCHの組み合わせ例を示す図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける、符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、109/120の各々の検査行列についてサイクル4〜サイクル10の割合を示す図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける変調方式QPSKにおける白色雑音下でのEb/No対BER特性(符号化率11/40、41/120、49/120、73/120、109/120)の白色雑音下でのEb/No対BER特性例を示す図である。 本発明による一実施例の伝送システムにおける、第2の検査行列初期値テーブルを用いて構成させた符号化率97/120の検査行列についてサイクル4〜サイクル10の割合を示す図である。
符号の説明
1 送信装置
2 受信装置
10 フレーム生成部
11−1,11−2 符号化器(LDPC符号化)
11−3,11−4 外符号符号化部(BCH符号化)
12,13 エネルギー拡散部
14 スイッチ
15 変調マッピング部
16 時分割多重/直交変調部
20 チャンネル選択部
21 直交検波部
22 伝送制御信号復号部
23 復号器(LDPC復号)
24 エネルギー逆拡散部
25 外符号復号部(BCH復号)

Claims (17)

  1. 少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、
    前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率61/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、
    前記符号化率61/120の検査行列初期値テーブルは、
    Figure 0004688841
    Figure 0004688841
    からなることを特徴とする符号化器。
  2. 少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、
    前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率27/40に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、
    前記符号化率27/40の検査行列初期値テーブルは、
    Figure 0004688841
    Figure 0004688841
    からなることを特徴とする符号化器。
  3. 少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、
    前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率89/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、
    前記符号化率89/120の検査行列初期値テーブルは、
    Figure 0004688841
    Figure 0004688841
    からなることを特徴とする符号化器。
  4. 少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、
    前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率97/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、
    前記符号化率97/120の検査行列初期値テーブルは、
    Figure 0004688841
    Figure 0004688841
    からなることを特徴とする符号化器。
  5. 少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、
    前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率101/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、
    前記符号化率101/120の検査行列初期値テーブルは、
    Figure 0004688841
    Figure 0004688841
    からなることを特徴とする符号化器。
  6. 少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、
    前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率7/8に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、
    前記符号化率7/8の検査行列初期値テーブルは、
    Figure 0004688841
    Figure 0004688841
    からなることを特徴とする符号化器。
  7. 少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、
    前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率11/40に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、
    前記符号化率11/40の検査行列初期値テーブルは、
    Figure 0004688841
    からなることを特徴とする符号化器。
  8. 少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、
    前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率41/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、
    前記符号化率41/120の検査行列初期値テーブルは、
    Figure 0004688841
    からなることを特徴とする符号化器。
  9. 少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、
    前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率49/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、
    前記符号化率49/120の検査行列初期値テーブルは、
    Figure 0004688841
    からなることを特徴とする符号化器。
  10. 少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、
    前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率73/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、
    前記符号化率73/120の検査行列初期値テーブルは、
    Figure 0004688841
    Figure 0004688841
    からなることを特徴とする符号化器。
  11. 少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、
    前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率109/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、
    前記符号化率109/120の検査行列初期値テーブルは、
    Figure 0004688841
    Figure 0004688841
    からなることを特徴とする符号化器。
  12. 少なくとも1つの検査行列を用いて所定のデータをLDPC符号化する符号化器であって、
    前記検査行列は、符号化率毎に固有の行列であって、44880ビットからなる符号長で予め定めた検査行列初期値テーブルを初期値として、符号化率97/120に応じた情報長に対応する部分行列の1の要素を、列方向に374列毎の周期で配置して構成されており、
    前記符号化率97/120の検査行列初期値テーブルは、
    Figure 0004688841
    Figure 0004688841
    からなることを特徴とする符号化器。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の符号化器で符号化したデータを、前記検査行列に基づいてLDPC復号することを特徴とする復号器。
  14. 請求項1〜12のいずれかに記載の符号化器を備えることを特徴とする送信装置。
  15. 請求項13に記載の復号器を備えることを特徴とする受信装置。
  16. 複数種類のデジタル変調方式を時分割多重伝送するデータ伝送システムに用いる送信装置であって、
    少なくともデータ及びLDPC符号化パリティを含むスロットを複数構成し、これら複数のスロットによりフレーム構成した多重化データを伝送制御情報に基づいて伝送させる場合に、前記伝送制御情報は、前記デジタル変調方式及び符号化率の情報を含み、
    請求項1〜12のいずれかに記載の符号化器を備えることを特徴とする送信装置。
  17. 請求項16に記載の送信装置により送信されるデータを、前記検査行列に基づいてLDPC復号することを特徴とする復号器。
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