JP4688469B2 - エレベータの群管理制御装置 - Google Patents
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Description
図1は本発明の第1実施形態に係るエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図である。
このエレベータシステムは、図2(a)に示すように、前述した図9で示したビルのように、建設上の理由等から群管理エレベータのサービス階不揃い(段違い)となっているビルに組込まれている。そして、このビルは、6台全てのエレベータ(図2においてはA号機〜F号機)がサービス可能な階床である通常階21(図2においては1F〜8F)と、特定のエレベータ(D号機〜F号機)のみがサービス可能な階床である段違い階22(9F〜10F)とで構成されている。
1階(1F)乗場(エレベータホール)の乗場行先階釦3にて、例えば図2(a)の状態において、6階(6F)の行先階呼び(通常呼び)が登録されると、乗場呼び登録部6に1階の通常呼び(1F−UP通常呼び)が新規登録される。乗場呼び登録部6に通常呼びが新規登録されると(S1)、割当制御部8でA〜F号機の全てのエレベータについて各エレベータの状態情報(エレベータ位置、割当情報、登録済みのかご呼び)を基に、号機毎の前述した移動時間からなる評価値を算出する。評価値の最良な号機(A号機)に対して割当を出力する(S2)。また、割当号機(A号機)に対して該当呼び発生階の予報灯25を出力すると共に、予報チャイムを鳴動させる(S3)。
図4は本発明の第2実施形態に係るエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図である。図1に示す第1実施形態の群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
先ず、始めに、1階(1F)の乗場(エレベータホール23)の乗場行先階釦3にて、例えば図2(a)の状態において、6階(6F)への行先階呼び(通常呼び)が登録され、この通常呼びに対して既に評価値の最良なエレベータ(A号機)の割当が出力されている場合について説明する。
図6は本発明の第3実施形態に係るエレベータの群管理制御装置に組込まれた予報灯出力部9の動作を示す流れ図である。この予報灯出力部9以外のエレベータシステム全体の構成、及び群管理制御装置1に組込まれた、乗場行先階登録部5、乗場呼び登録部6、段違い呼び登録部7、割当制御部8a、長待ち判定部10の構成及び動作は図4、図5に示す第2実施形態に係るエレベータの群管理制御装置とほぼ同じであるので説明を省略する。
1階(1F)の乗場の乗場行先階釦3にて、6Fへの行先階呼び(通常呼び)が登録されると、乗場呼び登録部6に通常呼び(1F−UP通常呼び)が新規登録され、割当制御部8aでA〜F号機の中から最適号機と判断されたD号機に割当を出力する(S31)。この時、D号機には別に同一階における段違い呼び(1F−UP段違い呼び)に対する割当が無いため(S32)、D号機に対し予報灯25出力、予報チャイム鳴動が行われる(S33)。
図7は本発明の第4実施形態に係るエレベータの群管理制御装置に組込まれた割当制御部8aの動作を示す流れ図である。この割当制御部8a以外のエレベータシステム全体の構成、及び群管理制御装置1に組込まれた、乗場行先階登録部5、乗場呼び登録部6、段違い呼び登録部7、予報灯出力部9、長待ち判定部10の構成及び動作は図4、図5に示す第2実施形態に係るエレベータの群管理制御装置とほぼ同じであるので説明を省略する。
図8は本発明の第5実施形態に係るエレベータの群管理制御装置に組込まれた割当制御部8aの動作を示す流れ図である。この割当制御部8a以外のエレベータシステム全体の構成、及び群管理制御装置1に組込まれた、乗場行先階登録部5、乗場呼び登録部6、段違い呼び登録部7、予報灯出力部9、長待ち判定部10の構成及び動作は図4、図5に示す第2実施形態に係るエレベータの群管理制御装置とほぼ同じであるので説明を省略する。
先ず、最初に、各階で登録された通常呼びが長待ちと判定される直前に、同一階にて段違い呼びに対するエレベータが既に割当てられている場合について説明する。
したがって、段違い呼び、通常呼びがそれぞれ別の号機に割当てられている状態で、長待ちにより段違い呼びに対するエレベータの割当及び通常呼びに対するエレベータの割当が短時間に連続して変更することが未然に防止される。さらに、通常呼びがある号機に割付けられている状態で、段違い呼びが新規に登録され別の号機に割りつけられた直後に、通常呼びに対する割当が長待ちにより変更することが未然に防止される。
Claims (5)
- 全てのエレベータがサービス可能な通常階床と特定のエレベータのみがサービス可能な段違い階床とからなる複数の階床に対して複数台のエレベータを就役させるエレベータの群管理制御装置において、
各階床に設けられた行先階指定部にて登録された行先階呼びを記憶する乗場行先階登録部と、
前記乗場行先階登録部に記憶された行先階呼びのうちの通常階床に対する行先階呼びを、前記行先階呼びを行った階床の通常呼びとして登録する乗場呼び登録部と、
前記乗場行先階登録部に記憶された行先階呼びのうちの段違い階床に対する行先階呼びを、前記行先階呼びを行った階床の段違い呼びとして登録する段違い呼び登録部と、
前記通常呼び及び前記段違い呼びにおける呼び登録からエレベータ到着までの待ち時間における長待ちの度合いを判定する長待ち判定部と、
前記通常呼びと前記段違い呼びが同一階床で登録されており、かつそれぞれ別のエレベータに割当てられている場合において、前記長待ち判定部によって前記通常呼びもしくは前記段違い呼びが長待ちと判定されたとき、前記長待ちと判定された前記通常呼びもしくは前記段違い呼びについて、前記通常呼びと前記段違い呼びが割当てられていたそれぞれのエレベータを除くエレベータの中から最適なエレベータを選定して割当変更を行う割当制御部と、
を備えることを特徴とするエレベータの群管理制御装置。 - 全てのエレベータがサービス可能な通常階床と特定のエレベータのみがサービス可能な段違い階床とからなる複数の階床に対して複数台のエレベータを就役させるエレベータの群管理制御装置において、
各階床に設けられた行先階指定部にて登録された行先階呼びを記憶する乗場行先階登録部と、
前記乗場行先階登録部に記憶された行先階呼びのうちの通常階床に対する行先階呼びを、前記行先階呼びを行った階床の通常呼びとして登録する乗場呼び登録部と、
前記乗場行先階登録部に記憶された行先階呼びのうちの段違い階床に対する行先階呼びを、前記行先階呼びを行った階床の段違い呼びとして登録する段違い呼び登録部と、
前記通常呼び及び前記段違い呼びにおける呼び登録からエレベータ到着までの待ち時間における長待ちの度合いを判定する長待ち判定部と、
前記通常呼びと前記段違い呼びが同一階床で登録されており、かつ同一のエレベータに割当てられている場合において、前記長待ち判定部によって前記通常呼びもしくは前記段違い呼びが長待ちと判定されたとき、前記通常呼びおよび前記段違い呼びの両方について、前記通常呼びと前記段違い呼びが割当てられていたエレベータを除くエレベータの中から最適なエレベータを選定して、前記通常呼びおよび前記段違い呼びを共に同一の前記最適なエレベータへ割当変更を行う割当制御部と、
を備えることを特徴とするエレベータの群管理制御装置。 - 割当てられたエレベータのランタンに予報灯の出力を行い、予報チャイムを鳴動させる予報灯出力部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの群管理制御装置。
- 割当てられたエレベータのランタンに予報灯の出力を行い、予報チャイムを鳴動させる予報灯出力部を備え、
前記予報灯出力部は、前記乗場行先階登録部に前記通常呼びと前記段違い呼びとの両方の呼びが登録され、前記割当制御部により前記両方の呼びが同一のエレベータに割当出力された場合に、前記予報チャイムの鳴動は最初に登録された呼びの割当時のみとすることを特徴とする請求項2に記載のエレベータの群管理制御装置。 - 前記割当制御部は、同一階の前記通常呼び又は前記段違い呼びの新規の割当て、又は割当変更から一定時間以上経過するまでは割当変更を禁止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの群管理制御装置。
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