JP4688469B2 - エレベータの群管理制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数台のエレベータを制御するエレベータの群管理制御装置に係わり、特にエレベータによってサービス可能な階床が異なる条件のビルに設置されたエレベータの群管理制御装置に関する。
一般に、複数のエレベータが設置され群管理制御運転が行なわれているビルにおいて、各階床の乗場(エレベータホール)に設置されたホール釦の釦操作で上方又は下方のホール呼びが登録されると、複数台のエレベータの中からその時点で最適なエレベータが選択され、該当ホール呼びに対して割当てられる。
ビルによっては、例えば図9に示すように、建設上の理由等から群管理エレベータのサービス階不揃い(段違い)となっているものがある。この明細書においては、全てのエレベータ(図9においてはA号機〜F号機)がサービス可能な階床を通常階21と呼び(図9においては1F〜8F)、特定のエレベータ(D号機〜F号機)のみがサービス可能な階床(9F〜10F)を段違い階22と呼ぶ。
このようなビルにおいて、通常の上方又は下方のホール釦で登録を行った場合、全てのエレベータの中から最適なエレベータが選択されて、そのエレベータが応答することになる。この場合、必ずしも段違い階22にサービス可能なエレベータが応答するのではないため、乗客(利用者)が段違い階22に行きたいにもかかわらず、段違い階22にサービス不可能なエレベータが応答した場合、乗客(利用者)は途中で他のエレベータに乗り換える必要が生ずる。
このような乗客(利用者)の不都合を避けるための一つの方法として、特許文献1には、図10(a)、(b)に示すように、各階床の乗場(エレベータホール23)に1F〜10Fの各行先階を指定することを可能とする乗場行先階釦24を設け、この乗場行先階釦24において段違い階22が登録(指定)された場合は、段違い階22にサービス可能なD号機〜F号機のエレベータの中からその時点で最良のエレベータを選択して、段違い階22の呼び(段違い呼び)に割当てる。
例えば、今、1階の乗場(エレベータホール23)で乗場行先階釦24により行先階6階(通常階)の呼びが登録されていて、その呼びに対しA号機に割当が出ていたとする。この時この1階の乗場(エレベータホール23)で行先階10階(段違い階22)の呼びが追加登録された場合、A号機ではサービス不可能であるため、この呼びに対してD号機に割当を出す必要がある。従来、このような場合には、最初のA号機への割当時には予報灯25を点灯させるが、追加割当となるD号機への割当時には予報灯25を点灯させていなかった。
この方法では、段違い階22に行こうとする乗客(利用者)はD〜F号機のなかのどのエレベータが来るのか判断できないため、F号機の前で待っていた場合、D号機が来た時に慌てることになってしまう。また、予報灯25を点灯させないため、乗客(利用者)は本当にD号機が来るのか不安になってしまう。
また、2階の乗場(エレベータホール23)で乗場行先階釦24により行先階10階(段違い階22)の呼びが登録されていて、その呼びに対しD号機に割当が出ていたとする。この時この2階の乗場(エレベータホール)23で行先階6階(通常階21)の呼びが追加登録された場合、既にD号機に割当済みということで、たとえA号機の方がD号機よりも最適号機であったとしても、追加割当は行われず、D号機を待つことになり、乗客(利用者)が長待ちとなる可能性があった。
特開昭58−167364号公報
従来の技術では、乗場行先階釦24により先に段違い階22の呼びが登録され、乗場行先階釦24により後から通常階21の呼びが登録された場合、通常階21の呼びに対して追加割当は行われず、長待ちとなってしまう可能性があった。
また、先に通常階21の呼びが登録され、その呼びに対し段違い階22をサービスしないエレベータに割当が出された場合、後から段違い階22の呼びが登録されると、段違い階22をサービスするエレベータに割当を出力するが、その際に予報灯25を点灯させないため、利用者に不便を与えてしまっていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、たとえ、全てのエレベータがサービス可能な通常階と特定のエレベータのみがサービス可能な段違い階とからなる複数の階に対して複数台のエレベータを就役させる場合においても、各階の乗場(エレベータホール)でそれぞれ独立して発生する通常階に対する呼び(通常呼び)と段違い階に対する呼び(段違い呼び)とに対して、それぞれ最適なエレベータを選択でき、該当エレベータに対して割当及び予報灯を出力でき、ホール待ちの乗客(利用客)に対するサービスを大幅に向上できるエレベータの群管理制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、全てのエレベータがサービス可能な通常階床と特定のエレベータのみがサービス可能な段違い階床とからなる複数の階床に対して複数台のエレベータを就役させるとともに、各階床でホール呼びが発生すると、このホール呼びに応答するための各エレベータの評価値を求め、評価値が最も良好なエレベータを該当ホール呼びに割当てるエレベータの群管理制御装置に適用される。
そして、上述した課題を解消するために、本発明のエレベータの群管理制御装置においては、各階床に設けられた行先階指定部にて登録された行先階呼びを記憶する乗場行先階登録部と、乗場行先階登録部に記憶された行先階呼びのうちの通常階床に対する行先階呼びを、行先階呼びを行った階床の通常呼びとして登録する乗場呼び登録部と、乗場行先階登録部に記憶された行先階呼びのうちの段違い階床に対する行先階呼びを、行先階呼びを行った階床の段違い呼びとして登録する段違い呼び登録部と、通常呼び及び段違い呼びにおける呼び登録からエレベータ到着までの待ち時間における長待ちの度合いを判定する長待ち判定部と、通常呼びと段違い呼びが同一階床で登録されており、かつそれぞれ別のエレベータに割当てられている場合において、長待ち判定部によって通常呼びもしくは段違い呼びが長待ちと判定されたとき、長待ちと判定された通常呼びもしくは段違い呼びについて、通常呼びと段違い呼びが割当てられていたそれぞれのエレベータを除くエレベータの中から最適なエレベータを選定して割当変更を行う割当制御部とを備えている。
このように構成されたエレベータの群管理制御装置においては、通常呼びは乗場呼び登録部に登録され、段違い呼びは段違い呼び登録部に登録される。すなわち、通常呼びと段違い呼びを別管理し、それぞれの呼びに対して最適なエレベータを独立して選定している。また、通常呼び及び段違い呼びにおいて長待ちが発生した場合に、該当通常呼び及び段違い呼びに割当てていたエレベータを、サービス可能階床をも考慮して、最適なエレベータに自動的にそれぞれ個別に割当変更される。
したがって、例えば、先に段違い呼びが登録され、後から通常呼びが登録された場合、後から登録された通常呼びに対して最適なエレベータに割当が出力されるため、長待ちとなることを抑制することが可能となる。
このように構成されたエレベータの群管理制御装置においては、通常呼びもしくは段違い呼びが長待ち判定部によって長待ちと判定された場合に、割当制御部はそれぞれが割当てられていたエレベータを除くエレベータの中から最適なエレベータを選定して割当変更を行うため、割当変更により割当変更台数が増減することを防ぐことができる。つまり割当変更によって割当台数が2台から1台になる乗客(利用者)を困惑させる事象の発生を防止することが可能となる
また、本発明のエレベータの群管理制御装置において、さらに割当制御部は通常呼びと段違い呼びが同一階床で登録されており、かつ同一のエレベータに割当てられている場合において、長待ち判定部によって通常呼びもしくは段違い呼びが長待ちと判定されたとき、通常呼びおよび段違い呼びの両方について、通常呼びと段違い呼びが割当てられていたエレベータを除くエレベータの中から最適なエレベータを選定して、通常呼びおよび段違い呼びを共に同一の最適なエレベータへ割当変更を行うとしてもよい。
このように構成されたエレベータの群管理制御装置においては、通常呼びもしくは段違い呼びが長待ち判定部によって長待ちと判定された場合に、割当制御部は通常呼びおよび段違い呼びの両方の割当を、通常呼びと段違い呼びが割当てられていたエレベータを除く段違い階にサービス可能なエレベータの中から最適なエレベータを選定して割当変更を行うため、割当変更により割当変更台数が増減することを防ぐことができる。つまり割当変更によって割当台数が1台から2台になる乗客(利用者)を困惑させる事象の発生を防止することが可能となる。
また、本発明のエレベータの群管理制御装置においては、さらに、割当てられたエレベータのランタンに予報灯の出力を行い、予報チャイムを鳴動させる予報灯出力部を備えることとしてもよい。
このように構成されたエレベータの群管理制御装置においては、通常呼びと段違い呼びが登録され、それぞれ別のエレベータに割当が出力された場合には、両方のエレベータに対し、予報灯出力、予報チャイム鳴動が行われるため、利用者がどのエレベータが応答するか迷うことがなくなる。
また、本発明のエレベータの群管理制御装置における予報灯出力部は、乗場行先階登録部に通常呼びと段違い呼びとの両方の呼びが登録され、割当制御部により両方の呼びが同一のエレベータに割当出力された場合に、予報チャイムの鳴動を最初に登録された呼びの割付時のみとする構成としてもよい。
このように構成されたエレベータの群管理制御装置においては、通常呼びと段違い呼びの割当が同一号機(同一のエレベータ)となった場合には、後から登録された呼びにおけるエレベータの割付時には予報チャイムを鳴動させなくすることで、合計の割当号機台数が1台にもかかわらず予報チャイムが2回鳴ってしまう乗客(利用者)を困惑させる事象の発生を未然に防止することが可能となる。
また、本発明のエレベータの群管理制御装置における割当制御部は、同一階の通常呼び又は段違い呼びの新規の割当て、又は割当変更から一定時間以上経過するまでは割当変更を禁止する。
このように構成されたエレベータの群管理制御装置においては、割当出力もしくは割当変更発生から一定時間経過するまでは、同一階の呼びの割当変更を禁止することで、段違い呼び、通常呼びがそれぞれ別の号機で割りつけられている状態で、長待ちにより段違い呼び割当、通常呼び割当が短時間に連続して割当変更したり、通常呼びがある号機に割り付けられている状態で、段違い呼びが新規に登録され別の号機に割り付けられた直後に、通常呼び割当が長待ちにより割当変更したりという乗客を困惑させる事象の発生を未然に防止することが可能となる。
本発明のエレベータの群管理制御装置においては、各階床の乗場(エレベータホール)でそれぞれ独立して発生する、通常階に対する呼び(通常呼び)の管理及びエレベータの割当と、段違い階に対する呼び(段違い呼び)の管理及びエレベータの割当とを個別に行っている。その結果、それぞれ最適なエレベータを選択でき、該当エレベータに対する割当を出力でき、ホール待ちの乗客に対するサービスを大幅に向上できる。
さらに、通常呼び及び段違い呼びにおいて長待ちが発生した場合に、該当通常呼び及び段違い呼びに割当てていたエレベータを、サービス可能階床をも考慮して、最適なエレベータに自動的に割当変更でき、ホール待ちの乗客の待ち時間をさらに短縮でき、乗客に対するサービスをより一層向上できる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図である。
このエレベータシステムは、図2(a)に示すように、前述した図9で示したビルのように、建設上の理由等から群管理エレベータのサービス階不揃い(段違い)となっているビルに組込まれている。そして、このビルは、6台全てのエレベータ(図2においてはA号機〜F号機)がサービス可能な階床である通常階21(図2においては1F〜8F)と、特定のエレベータ(D号機〜F号機)のみがサービス可能な階床である段違い階22(9F〜10F)とで構成されている。
エレベータシステムは、図1に示すように、6台のエレベータの群管理制御を行う群管理制御装置1と、各々のエレベータを個別に制御する6個のかご制御装置2A〜2Fと、ビルの各階の乗場(エレベータホール)に設けられ1F〜10Fの各行先階を直接指定することを可能とする図2(b)に示す10個の行先階指定部としての乗場行先階釦3と、図示しないエレベータ駆動装置とで構成されている。
そして、各エレベータは乗客を乗せるかご4A〜4Fを有している。さらに、図10(a)に示すように、各階の乗場(エレベータホール23)には、各エレベータ毎に、エレベータのランタンに予報灯25が設けられている。
例えばコンピュータで構成された群管理制御装置1内には、乗場行先階登録部5、乗場呼び登録部6、段違い呼び登録部7、割当制御部8、及び予報灯出力部9が設けられている。
乗場行先階登録部5は各階の乗場で乗場行先階釦3によって登録された行先階呼びを登録する。乗場呼び登録部6は乗場行先階登録部5に登録された各行先階呼びのうちの通常階21に対する行先階呼びを該当行先階呼びが登録された階の通常呼びとして記憶する。段違い呼び登録部7は乗場行先階登録部5に記憶された行先階呼びのうちの段違い階22に対する行先階呼びを該当行先階呼びが登録された階の段違い呼びとして記憶する。
割当制御部8は、乗場呼び登録部6に新規に通常呼びが登録された時に、A号機からF号機までの6台、全てのエレベータについて該当通常呼びに応答するための評価値を求め、評価値が最も良好なエレベータを該当通常呼びに割当てる。具体的には、各エレベータ毎に、該当エレベータが現在位置している階から該当通常呼びが登録された階まで移動するまでの移動時間(利用者にとっては待ち時間、評価値)を算出し、この移動時間が最低のエレベータを該当通常呼びに割当てる。さらに、割当制御部8は、段違い呼び登録部7に新規に段違い呼びが登録された時に、段違い階22にサービス可能なD号機からF号機までの3台のエレベータについて該当段違い呼びに応答するための評価値を求め、評価値が最も良好なエレベータを該当段違い呼びに割当てる。
予報灯出力部9は、新たに発生した通常呼び又は段違い呼びに対して割当制御部8にて割当てられたエレベータの該当呼びが登録された、例えば図10に示す階のエレベータホール23におけるランタンに予報灯25の出力を行い、予報チャイムを鳴動させる。
図3は割当制御部8の具体的割当動作を示す流れ図である。
1階(1F)乗場(エレベータホール)の乗場行先階釦3にて、例えば図2(a)の状態において、6階(6F)の行先階呼び(通常呼び)が登録されると、乗場呼び登録部6に1階の通常呼び(1F−UP通常呼び)が新規登録される。乗場呼び登録部6に通常呼びが新規登録されると(S1)、割当制御部8でA〜F号機の全てのエレベータについて各エレベータの状態情報(エレベータ位置、割当情報、登録済みのかご呼び)を基に、号機毎の前述した移動時間からなる評価値を算出する。評価値の最良な号機(A号機)に対して割当を出力する(S2)。また、割当号機(A号機)に対して該当呼び発生階の予報灯25を出力すると共に、予報チャイムを鳴動させる(S3)。
その後、1階(1F)乗場の乗場行先階釦3にて、10階(10F)の行先階呼び(段違い呼び)が登録されると、段違い呼び登録部7に1階の段違い呼び(1F−UP段違い呼び)が新規登録される。段違い呼びが新規登録されると(S4)、割当制御部8で段違い階にサービス可能なD〜F号機について各エレベータの状態情報(エレベータ位置、割当情報、登録済みのかご呼び)を基に、号機ごとの評価値を算出する。評価値の最良な号機(F号機)に対して割当を出力する(S5)。また、割当号機(F号機)に対して予報灯25を出力すると共に、予報チャイムを鳴動させる(S6)。
このように構成された第1実施形態のエレベータの群管理制御装置においては、各階の乗場で発生した通常呼びと段違い呼びと別管理し、それぞれの呼びに対して最適なエレベータを選定し、そのエレベータに割当及び予報灯25を出力し、予報チャイムを鳴動させている。
したがって、例えば、先に段違い呼びが登録され、後から通常呼びが登録された場合、後から登録された通常呼びに対して、全部のエレベータの中からその時点で最適なエレベータに割当が出力されるため、長待ちとなることを抑制することが可能となる。
また、通常呼びと段違い呼びが登録され、それぞれ別のエレベータに割当が出力された場合には、両方のエレベータに対し、予報灯25の出力、予報チャイムの鳴動が行われるため、利用者がどのエレベータが応答するか迷うことが防止される。
(第2実施形態)
図4は本発明の第2実施形態に係るエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図である。図1に示す第1実施形態の群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第2実施形態に係るエレベータの群管理制御装置においては、群管理制御装置1内には、乗場行先階登録部5、乗場呼び登録部6、段違い呼び登録部7、割当制御部8a、予報灯出力部9の他に、長待ち判定部10が設けられている。
この長待ち判定部10は、乗場呼び登録部6に登録された通常呼び、及び段違い呼び登録部7に登録された段違い呼びにおける呼び登録時刻から、該当呼びに対して割当制御部8aにて一旦最良と判定されて割当てられたエレベータが該当階に到着するまでの待ち時間を割当制御部8aから取得して、この取得した待ち時間が、予め定められた例えば60秒等の許容時間を超えると、この呼びを「長待ち」と判定して、割当制御部8aに通知する。
図5は割当制御部8aの具体的割当動作を示す流れ図である。
先ず、始めに、1階(1F)の乗場(エレベータホール23)の乗場行先階釦3にて、例えば図2(a)の状態において、6階(6F)への行先階呼び(通常呼び)が登録され、この通常呼びに対して既に評価値の最良なエレベータ(A号機)の割当が出力されている場合について説明する。
乗場呼び登録部6に各階について通常呼びに対する登録の有無を確認する(S11)。この乗場呼び登録部6に、通常呼びが登録されている場合は、長待ち判定部10にて長待ち判定を行う。この1階(1F)の6階への通常呼び(1F―UP通常呼び)が長待ちと判定された場合に(S12)、段違い呼び登録部7において、同一階(1F)に段違い呼び(1F―UP段違い呼び)の登録の有無を確認する(S13)。この場合、1階に段違い呼び(1F−UP段違い呼び)が登録されていないため、B〜F号機の中から最適号機(D号機)を選定し(S19)、先の6階(6F)への通常呼びの割当をA号機からD号機に割当変更する(S20)。
次に、1F乗場の乗場行先階釦3にて、6Fの行先階呼(通常呼び)が登録され、その通常呼びに対してA号機に割当が出力され、その後、1F乗場の乗場行先階釦3にて、10Fの行先階呼び(段違い呼び)が登録され、その段違い呼びに対して既にD号機に割当が出力されている場合について説明する。
前述した場合と同様に、各階床について通常呼びの有無を確認し(S11)、通常呼びが登録されている場合は、長待ち判定部10にて長待ち判定を行う。この通常呼び(1F―UP通常呼び)が長待ちと判定された場合に(S12)、同一階(1F)に段違い呼び(1F―UP段違い呼び)の登録の有無を確認する(S13)。この場合、1F−UP段違い呼びが登録されているため、段違い呼びに対する割当号機と通常呼びに対する割当号機が同一号機か否か確認する(S14)。
この場合、段違い呼びに対する割当号機はD号機であり、通常呼びに対する割当号機はA号機であるため、現在時点で段違い呼びに対する割当号機であるD号機を除くB、C、E、F号機の中から最適号機(C号機)を選定し(S17)、先の6階(6F)への通常呼びの割当をA号機からC号機に割当変更する(S18)。
最後に、1F乗場の乗場行先階釦3にて、6Fの行先階呼び(通常呼び)が登録され、その通常呼びに対してD号機に割当が出力され、その後、1F乗場の乗場行先階釦3にて、10Fの行先階呼び(段違い呼び)が登録され、その段違い呼びに対して同一のD号機に割当が出力されている場合について説明する。
前述した場合と同様に、各階床について通常呼びの有無を確認し(S11)、通常呼びが登録されている場合は、長待ち判定部10にて長待ち判定を行う。この通常呼び(1F−UP通常呼び)が長待ちと判定された場合に(S12)、同一階(1F)に段違い呼び(1F―UP段違い呼び)の登録の有無を確認する(S13)。この場合、1F−UP段違い呼びが登録されているため、段違い呼びに対する割当号機と通常呼びに対する割当号機が同一号機か否か確認する(S14)。
この場合、段違い呼びに対する割当号機と通常呼びに対する割当号機とが共にD号機であるため、段違い階22にサービス可能なエレベータの中で、現在の段違い呼びに対する割当号機であるD号機を除くE、F号機の中から、通常呼びに対する最適号機(E号機)を選定し(S15)、先の6階(6F)への通常呼びの割当(D号機)及び先の10階(10F)への段違い呼びの割当(D号機)を共に同一のE号機に割当変更する(S16)。この場合、たとえ、段違い呼びが長待ちと判定されていなくとも、通常呼び割当と一緒に割当変更を行う。
このように構成された第2実施形態のエレベータの群管理制御装置においては、前述した第1実施形態と同様に、各階での乗場行先釦3で通常呼び及び段違い呼びを個別に登録(指定)することが可能である。そして、この第2実施形態においては、各階で登録(指定)された通常呼びが例えば60秒を超える長待ちとなった場合には、該当通常呼びに対する割当エレベータの変更を実施するが、変更により通常呼び及び段違い呼びに対する合計の割当変更台数が増減することが未然に防止される。
その結果、割当変更により一つの階に対する合計の割当台数が1台から2台に増加したり、あるいは2台から1台に減少するような該当階のエレベータホールでエレベータの到着を待っている乗客(利用者)を困惑させる事象の発生を未然に防止することが可能となる。
(第3実施形態)
図6は本発明の第3実施形態に係るエレベータの群管理制御装置に組込まれた予報灯出力部9の動作を示す流れ図である。この予報灯出力部9以外のエレベータシステム全体の構成、及び群管理制御装置1に組込まれた、乗場行先階登録部5、乗場呼び登録部6、段違い呼び登録部7、割当制御部8a、長待ち判定部10の構成及び動作は図4、図5に示す第2実施形態に係るエレベータの群管理制御装置とほぼ同じであるので説明を省略する。
この第3実施形態に係るエレベータの群管理制御装置に組込まれた予報灯出力部9は、各階の乗場行先階釦3に通常呼びと段違呼びとの両方の呼びが登録され、かつ割当制御部8aによりそれぞれの呼びが同一の呼びが同一のエレベータに割当が出力された場合に、該当呼びが登録された階における割当てのエレベータを乗客に知らせる予報チャイムの鳴動は最初に登録された呼びの割当て時のみとする。
具体的動作を図6の流れ図を用いて説明する。
1階(1F)の乗場の乗場行先階釦3にて、6Fへの行先階呼び(通常呼び)が登録されると、乗場呼び登録部6に通常呼び(1F−UP通常呼び)が新規登録され、割当制御部8aでA〜F号機の中から最適号機と判断されたD号機に割当を出力する(S31)。この時、D号機には別に同一階における段違い呼(1F−UP段違い呼び)に対する割当が無いため(S32)、D号機に対し予報灯25出力、予報チャイム鳴動が行われる(S33)。
その後、1F乗場の乗場行先階釦3にて、10Fへの行先階呼び(段違い呼び)が登録されると、段違い呼び登録部7に段違い呼び(1F−UP段違い呼び)が新規登録され、割当制御部8aで段違い階22にサービス可能なD〜F号機の中から最適号機と判断されたD号機に割当を出力する(S31)。この時、D号機には既に6Fへの通常呼び(1F−UP通常呼び)に対する割当があるため(S32)、D号機に対して予報灯25出力及び予報チャイム鳴動は行わない。
このように構成された第3実施形態の群管理制御装置においては、通常呼びと段違い呼びの割当が同一号機となった場合には、後から登録された呼びにおけるエレベータの割当て時には予報チャイムを鳴動させなくすることで、合計の割当号機台数が1台にもかかわらず予報チャイムが2回鳴ってしまう該当階のエレベータホールでエレベータの到着を待っている乗客(利用者)を困惑させる事象の発生を未然に防止することが可能となる。
(第4実施形態)
図7は本発明の第4実施形態に係るエレベータの群管理制御装置に組込まれた割当制御部8aの動作を示す流れ図である。この割当制御部8a以外のエレベータシステム全体の構成、及び群管理制御装置1に組込まれた、乗場行先階登録部5、乗場呼び登録部6、段違い呼び登録部7、予報灯出力部9、長待ち判定部10の構成及び動作は図4、図5に示す第2実施形態に係るエレベータの群管理制御装置とほぼ同じであるので説明を省略する。
この第4実施形態に係るエレベータの群管理制御装置に組込まれた割当制御部8aは、図5で示した第2実施形態における割当処理動作を実施すると共に、図7に示す割当処理動作を実施する。
先ず、始めに、1階(1F)の乗場の乗場行先階釦3にて、10Fへの行先階呼び(段違い呼び)が登録され、その段違い呼びに対してD号機に割当が出力されていた場合について説明する。
段違い呼び登録部7における各階について段違い呼びの有無を確認し(S41)、段違い呼びが登録されている場合は、長待ち判定部10にて長待ち判定を行う。1階で登録された段違い呼び(1F−UP段違い呼び)が長待ち判定部10で長待ちと判定された場合に(S42)、同一階である1階の通常呼び(1F−UP通常呼び)の有無を確認する(S43)。
この場合、通常呼びは登録されていないため、段違い階22にサービス可能なE、F号機の中から最適号機(F号機)を選定し(S47)、先に10Fへの行先階呼び(段違い呼び)に割当てられているD号機に対する割当をF号機に割当変更する(S48)。
次に、1階(1F)の乗場の乗場行先階釦3にて、10Fへの行先階呼び(段違い呼び)が登録され、その段違い呼びに対してD号機に割当が出力されていた場合で、かつ、その後、1階(1F)の乗場の乗場行先階釦3にて、6Fへの行先階呼び(通常呼び)が登録され、その通常呼びに対してA号機に割当が出力されていた場合について説明する。
各階について段違い呼びの登録の有無を確認し(S41)、段違い呼びが登録されている場合は、長待ち判定部10にて長待ち判定を行う。1階で登録された段違い呼び(1F−UP段違い呼び)が長待ちと判定された場合に(S42)、同一階である1階の通常呼び(1F−UP通常呼び)の有無を確認する(S43)。
この場合、通常呼びが登録されているため、段違い呼びに対する割当号機と通常呼びに対する割当号機が同一号機か否か確認する(S44)。この場合、段違い呼び対する割当号機はD号機であり、通常呼びに対する割当号機はA号機であるため、段違い階22にサービス可能なE、F号機の中から、該当段違い呼びに対する最適号機(F号機)を選定し(S47)、先に10Fへの行先階呼び(段違い呼び)に割当てられているD号機に対する割当をF号機に割当変更する(S48)。
最後に、1階(1F)の乗場の乗場行先階釦3にて、10Fへの行先階呼び(段違い呼び)が登録され、その段違い呼びに対してD号機に割当が出力されていた場合で、かつ、その後、1階(1F)の乗場の乗場行先階釦3にて、6Fへの行先階呼び(通常呼び)が登録され、その通常呼びに対して同一のD号機に割当が出力されていた場合について説明する。
各階について段違い呼びの登録の有無を確認し(S41)、段違い呼びが登録されている場合は、長待ち判定部10にて長待ち判定を行う。1階で登録された段違い呼び(1F−UP段違い呼び)が長待ちと判定された場合に(S42)、同一階である1階の通常呼び(1F−UP通常呼び)の有無を確認する(S43)。
この場合、通常呼びが登録されているため、段違い呼びに対する割当号機と通常呼びに対する割当号機が同一号機か否か確認する(S44)。この場合、段違い呼び対する割当号機及び通常呼びに対する割当号機は共にD号機であるため、段違い階22にサービス可能なE、F号機の中から、該当段違い呼びに対する最適号機(F号機)を選定し(S45)、先に10Fへの段違い呼び及び6Fへ通常呼びに共通に割当てられているD号機に対する割当をF号機に割当変更する(S46)。この場合、通常呼びが長待ちと判定されていなくとも、段違い呼び割当と一緒に割当変更を行う。
このように構成された第4実施形態のエレベータの群管理制御装置においては、前述した第1実施形態と同様に、各階での乗場行先釦3で通常呼び及び段違い呼びを個別に登録(指定)することが可能である。そして、この第4実施形態においては、各階で登録(指定)された段違い呼びが例えば60秒を超える長待ちとなった場合には、該当段違い呼びに対する割当エレベータの変更を実施するが、変更により通常呼び及び段違い呼びに対する合計の割当変更台数が増減することが未然に防止される。
その結果、割当変更により一つの階に対する合計の割当台数が1台から2台に増加したり、あるいは2台から1台に減少するような該当階のエレベータホールでエレベータの到着を待っている乗客(利用者)を困惑させる事象の発生を未然に防止することが可能となる。
(第5実施形態)
図8は本発明の第5実施形態に係るエレベータの群管理制御装置に組込まれた割当制御部8aの動作を示す流れ図である。この割当制御部8a以外のエレベータシステム全体の構成、及び群管理制御装置1に組込まれた、乗場行先階登録部5、乗場呼び登録部6、段違い呼び登録部7、予報灯出力部9、長待ち判定部10の構成及び動作は図4、図5に示す第2実施形態に係るエレベータの群管理制御装置とほぼ同じであるので説明を省略する。
この第5実施形態に係るエレベータの群管理制御装置に組込まれた割当制御部8aは、前述した図3、図5、図7に示す割当処理を実行すると共に、同一階の通常呼び又は段違い呼びの新規の割当て、又は割当変更から一定時間以上経過するまでは割当変更を禁止する。
具体的動作を図8の流れ図を用いて説明する。
先ず、最初に、各階で登録された通常呼びが長待ちと判定される直前に、同一階にて段違い呼びに対するエレベータが既に割当てられている場合について説明する。
1階(1F)の乗場の乗場行先階釦3にて、6Fの行先階呼び(通常呼び)が登録され、その通常呼びに対してA号機に割当が出力される。暫く経過後、1階の乗場の乗場行先階釦3にて、10Fへの行先階呼び(段違い呼び)が登録され、この段違い呼びに対してD号機に割当が出力される。
長待ち判定部10によって、先の1階で発生した通常呼びが長待ちと判定されると(S51)、同一階における段違い呼びに対するエレベータに対する割当の有無をチェックする(S52)。この場合、段違い呼びに対するエレベータの割当があるので、段違い呼び割当出力時からの経過時間を確認する。経過時間が一定時間(例えば10秒)を超えていないので(S53)、該当通常呼びに対するエレベータの割当変更は行われなくなる。なお、経過時間が一定時間(例えば10秒)を超えていると、該当通常呼びに対するエレベータの割当変更を実行する(S57)。
次に、各階で登録された段違い呼びが長待ちと判定される直前に、同一階の通常呼びに対してエレベータが既に割当てられていた場合について説明する。
1階(1F)の乗場の乗場行先階釦3にて、10Fへの行先階呼び(段違い呼び)が登録され、その段違い呼びに対してD号機に割当が出力される。暫く経過後、1階の乗場の乗場行先階釦3にて、6Fの行先階呼び(通常呼び)が登録され、A号機に割当が出力される。
長待ち判定部10によって先の1階で登録された段違い呼びが長待ちと判定されると(S54)、同一階の1階で登録されて、エレベータが割当済みの通常呼びの有無をチェックする(S55)。この場合、通常呼び割当があるので、通常呼び割当出力時からの経過時間を確認する。経過時間が一定時間(例えば10秒)を超えていないので(S56)、段違い呼びの割当変更は行われなくなる。なお、経過時間が一定時間(例えば10秒)を超えていると、該当段違い呼びに対するエレベータの割当変更を実行する(S57)。
このように構成された第5実施形態のエレベータの群管理制御装置においては、割当出力もしくは割当変更発生から一定時間経過するまでは、同一階でかつ同一方向の呼びの割当変更を禁止している。
したがって、段違い呼び、通常呼びがそれぞれ別の号機に割当てられている状態で、長待ちにより段違い呼びに対するエレベータの割当及び通常呼びに対するエレベータの割当が短時間に連続して変更することが未然に防止される。さらに、通常呼びがある号機に割付けられている状態で、段違い呼びが新規に登録され別の号機に割りつけられた直後に、通常呼びに対する割当が長待ちにより変更することが未然に防止される。
このように、短時間のうちに割当号機が頻繁に変更するような該当階のエレベータホールでエレベータの到着を待っている乗客(利用者)を困惑させる事象の発生を未然に防止することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図 同エレベータシステムが適用されるビルの階層及び乗場行先階釦を示す図 同実施形態のエレベータの群管理制御装置に組込まれた割当制御部の割当処理動作を示す流れ図 本発明の第2実施形態に係るエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステム全体の構成図 同実施形態のエレベータの群管理制御装置に組込まれた割当制御部の割当処理動作を示す流れ図 本発明の第3実施形態に係るエレベータの群管理制御装置に組込まれた予報灯出力部の予報灯出力処理動作を示す流れ図 本発明の第4実施形態に係るエレベータの群管理制御装置に組込まれた割当制御部の割当処理動作を示す流れ図 本発明の第5実施形態に係るエレベータの群管理制御装置に組込まれた割当制御部の割当処理動作を示す流れ図 従来のエレベータの群管理制御装置が適用されるビルの階層を示す図 従来のエレベータの群管理制御装置が適用されるビルのエレベータホール及び乗場行先階釦を示す図
符号の説明
1…群管理制御装置、2A〜2F…かご制御装置、3,24…乗場行先階釦、4A〜4F…かご、5…乗場行先階登録部、6…乗場呼び登録部、7…段違い呼び登録部、8,8a…割当制御部、9…予報灯出力部、10…長待ち判定部、21…通常階、22…段違い階、23…エレベータホール、25…予報灯

Claims (5)

  1. 全てのエレベータがサービス可能な通常階床と特定のエレベータのみがサービス可能な段違い階床とからなる複数の階床に対して複数台のエレベータを就役させるエレベータの群管理制御装置において、
    各階床に設けられた行先階指定部にて登録された行先階呼びを記憶する乗場行先階登録部と、
    前記乗場行先階登録部に記憶された行先階呼びのうちの通常階床に対する行先階呼びを、前記行先階呼びを行った階床の通常呼びとして登録する乗場呼び登録部と、
    前記乗場行先階登録部に記憶された行先階呼びのうちの段違い階床に対する行先階呼びを、前記行先階呼びを行った階床の段違い呼びとして登録する段違い呼び登録部と、
    前記通常呼び及び前記段違い呼びにおける呼び登録からエレベータ到着までの待ち時間における長待ちの度合いを判定する長待ち判定部と、
    前記通常呼びと前記段違い呼びが同一階床で登録されており、かつそれぞれ別のエレベータに割当てられている場合において、前記長待ち判定部によって前記通常呼びもしくは前記段違い呼びが長待ちと判定されたとき、前記長待ちと判定された前記通常呼びもしくは前記段違い呼びについて、前記通常呼びと前記段違い呼びが割当てられていたそれぞれのエレベータを除くエレベータの中から最適なエレベータを選定して割当変更を行う割当制御部と、
    を備えることを特徴とするエレベータの群管理制御装置。
  2. 全てのエレベータがサービス可能な通常階床と特定のエレベータのみがサービス可能な段違い階床とからなる複数の階床に対して複数台のエレベータを就役させるエレベータの群管理制御装置において、
    各階床に設けられた行先階指定部にて登録された行先階呼びを記憶する乗場行先階登録部と、
    前記乗場行先階登録部に記憶された行先階呼びのうちの通常階床に対する行先階呼びを、前記行先階呼びを行った階床の通常呼びとして登録する乗場呼び登録部と、
    前記乗場行先階登録部に記憶された行先階呼びのうちの段違い階床に対する行先階呼びを、前記行先階呼びを行った階床の段違い呼びとして登録する段違い呼び登録部と、
    前記通常呼び及び前記段違い呼びにおける呼び登録からエレベータ到着までの待ち時間における長待ちの度合いを判定する長待ち判定部と、
    前記通常呼びと前記段違い呼びが同一階床で登録されており、かつ同一のエレベータに割当てられている場合において、前記長待ち判定部によって前記通常呼びもしくは前記段違い呼びが長待ちと判定されたとき、前記通常呼びおよび前記段違い呼びの両方について、前記通常呼びと前記段違い呼びが割当てられていたエレベータを除くエレベータの中から最適なエレベータを選定して、前記通常呼びおよび前記段違い呼びを共に同一の前記最適なエレベータへ割当変更を行う割当制御部と、
    を備えることを特徴とするエレベータの群管理制御装置。
  3. 割当てられたエレベータのランタンに予報灯の出力を行い、予報チャイムを鳴動させる予報灯出力部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの群管理制御装置。
  4. 割当てられたエレベータのランタンに予報灯の出力を行い、予報チャイムを鳴動させる予報灯出力部を備え、
    前記予報灯出力部は、前記乗場行先階登録部に前記通常呼びと前記段違い呼びとの両方の呼びが登録され、前記割当制御部により前記両方の呼びが同一のエレベータに割当出力された場合に、前記予報チャイムの鳴動は最初に登録された呼びの割当時のみとすることを特徴とする請求項2に記載のエレベータの群管理制御装置。
  5. 前記割当制御部は、同一階の前記通常呼び又は前記段違い呼びの新規の割当て、又は割当変更から一定時間以上経過するまでは割当変更を禁止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの群管理制御装置。
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