JP4686582B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フォトダイオードに蓄積された電荷に応じた電圧信号を広いダイナミックレンジで出力する固体撮像装置に関する。
固体撮像装置の一例であるCMOSイメージセンサでは、画素信号を読み出す際に、フローティングディフュージョン(FD:Floating Diffusion)の電圧を画素電源の電圧にリセットする。すなわち、電源電圧依存性を有するため、画素電源の電圧が低下すると、FDの電圧も低下する。また、垂直信号線に出力される信号はアンプトランジスタでFDの電圧を検出したものであるため、FDの電圧が低下すると、それに伴って垂直信号線への出力信号の電圧も低下する。したがって、CMOSイメージセンサを備えた機器では、低消費電力化を実現しようとした場合、画素の飽和信号量を十分に出力することができなくなる、などの問題が生じる。
一方、上記の問題を解消し、消費電力の低減やダイナミックレンジの拡大を実現する半導体装置(CMOSセンサ)が下記特許文献1に記載されている。下記特許文献1に記載の装置では、FDをリセットする際のリセットパルスをONにする期間を従来よりも短くする(垂直信号線の追随時間に対して十分に短くする)ことにより、FDへの設定電圧を高めて消費電力の低減やダイナミックレンジの拡大を実現している。
しかしながら、特許文献1に記載の半導体装置では、設定電圧の上昇幅は制御タイミングに依存するため、十分な効果が得られる最適なタイミングでの制御が難しい、という問題がある。また、画素数が大きいCMOSセンサの場合、RC時定数によりリセットパルスの波形が鈍るので、FDをリセットするためにはパルス幅を広げる必要があり、パルス幅を広げると昇圧効果が落ちてしまう。したがって、画素数が大きいCMOSセンサに対しては特許文献1に記載の技術を適用するのは困難である。加えて、垂直信号線の負荷容量に応じて昇圧効果が変動するため、垂直信号線の負荷容量が小さい場合には垂直信号線の追随時間も小さくなり、十分な昇圧効果が得られない。
特開2005−86595号公報
本発明は、同じ電源電圧を使用した場合に、より高い出力(電圧)の画像信号を読み出し可能な固体撮像装置、すなわち、低電圧動作時でも十分なダイナミックレンジを確保可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
本願発明の一態様によれば、画素セル内のフォトダイオードに蓄積された電荷に応じた電圧信号を二重相関サンプリング処理にて生成する固体撮像装置であって、前記蓄積された電荷を電圧信号に変換するためのフローティングディフュージョン(FD)と、ゲート端子が前記FDに接続されかつソース端子が出力信号線に接続されたトランジスタと、を備え、二重相関サンプリング処理において前記FDをリセットする場合、前記FDに所定期間電源電圧を印加することにより前記出力信号線の電圧を第1の電圧に設定し、その後、前記出力信号線の設定電圧を前記第1の電圧よりも高い第2の電圧に設定し、この時点の当該FDの電圧をリセット電圧とする固体撮像装置が提供される。
本発明によれば、低電圧動作時でも広い出力電圧範囲(十分なダイナミックレンジ)を確保できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる固体撮像装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本実施の形態の固体撮像装置を説明する前に、前提となる技術を説明する。図1は、本発明にかかる固体撮像装置の前提となる固体撮像装置の構成例を示す図である。この固体撮像装置は、3Tr型のCMOSイメージセンサであり、画素エリア1、負荷回路2、行選択回路3、カラムADCブロック4およびタイミング回路5からなる。画素エリア1には、複数の画素セル10がアレイ状に配置されている。カラムADCブロック4は、画素エリア1の画素セル10の列に対応した複数のAD変換器(ADC)40を有し、各AD変換器40はサンプルホールド回路(S/H)41を含んでいる。
また、各画素セル10は、行選択回路3と制御信号線101(リセット信号線およびリード信号線)で接続されている。そして、行選択回路3が制御信号線101を制御することにより読み出しを行う画素セル(画素セルの行)を選択する。選択された画素セル10は、垂直信号線(VSIG)に画素信号を出力する。垂直信号線の一端は負荷回路2に接続され、また他端はカラムADCブロック4のAD変換器40に接続されている。画素セル10から読み出された画素信号はAD変換器40内のサンプルホールド回路41に伝達される。
また、各AD変換器40は、タイミング回路5と信号線102(サンプリング信号線)で接続されており、AD変換器40内のサンプルホールド回路41は、信号線102を介してタイミング回路5から受けた指示にしたがって垂直信号線をサンプリングする。この結果、デジタル形式の画素信号(デジタル画素信号)が画素セル10から読み出される。
次に、図1に示した固体撮像装置の詳細動作を説明する。ここでは、画素エリア1内の特定の画素セル10に蓄積された電荷を読み出す場合の動作例について説明する。図2は、上記固体撮像装置において画素エリア1内の特定の1つの画素セル10から画素信号を読み出すための回路(画素信号読み出し回路)の構成を示す図であり、この回路は、画素セル10およびこれに接続された負荷回路(以下、負荷回路20と記載する)を含んでいる。
画素セル10は、フォトダイオード11と、フォトダイオード11に蓄積された信号電荷を電圧に変換するフローティングディフュージョン(FD)12と、フォトダイオード11に蓄積された電荷をFD12に読み出すリードトランジスタ13と、FD12の電圧をリセットするためのリセットトランジスタ14と、FD12の電圧を出力するためのアンプトランジスタ15と、を備える。アンプトランジスタ15のソース端子は垂直信号線(VSIG)に接続され、アンプトランジスタ15のドレイン端子およびリセットトランジスタ14のドレイン端子は画素電源(PXVDD)に接続されている。リードトランジスタ13およびリセットトランジスタ14は、図1に示した行選択回路3により制御される。
負荷回路20は、ゲート端子にバイアス電圧が印加されかつドレイン端子が前記垂直信号線に接続された負荷トランジスタ21と、これに直列に接続され、ゲート端子に制御信号(スイッチ信号)が入力されかつソース端子が基板(基準電位点)に接続された、電流のオンオフを制御するスイッチトランジスタ22と、を備える。なお、図2に示した回路では、負荷回路20と画素セル10内のアンプトランジスタ15がソースホロワとして機能する。また、負荷トランジスタ21とスイッチトランジスタ22は、図示を省略した負荷回路制御部により制御される。
図3は、図2に示した回路を利用して画素信号を読み出す場合のタイミングチャートの一例を示す図である。以下に、図3を参照しながら上記固体撮像装置における画素信号読み出し動作を説明する。この装置において画素信号を読み出す場合、まず、画素電源(PXVDD)に電源電圧を印加し、また、負荷回路20の負荷トランジスタ21に定電流源として動作させるためのバイアス電圧を印加する。この状態でリセットトランジスタ14を所定期間オンさせるとFD12の電圧が上昇し、最終的にはVddとなる。なお、“所定期間”はFD12の電圧がVddとなるのに十分な長さとする。またこのとき、負荷回路20のスイッチトランジスタ22をオンにする。これによりソースホロワに電流が流れ、FD12に設定された電圧(Vdd)から一定量だけシフトした電圧値が垂直信号線(VSIG)に出力される(図示した「リセット電圧」に相当)。このリセット電圧(VSIG電圧)を図示したタイミングT1でサンプルホールド回路(図1に示したサンプルホールド回路41)がサンプリングする。なお、スイッチトランジスタ22をオンにした状態は一定の期間維持する。
そして、リセット電圧のサンプリングが終了すると、リードトランジスタ13を所定期間オンさせる。すると、フォトダイオード11に蓄積された信号電荷がFD12へ転送される。ここでの“所定期間”はフォトダイオード11に蓄積されたすべての信号電荷をFD12へ転送可能な長さとする。このFD12へ転送された信号電荷をアンプトランジスタ15で検出し、垂直信号線(VSIG)に出力する(図示した「信号電圧」に相当)。この信号電圧をタイミングT2でサンプルホールド回路41がサンプリングする。
信号電荷(信号電圧)のサンプリングが終了すると、負荷回路20のスイッチトランジスタ22をオフにしてソースホロワに流れる電流をカットする。次に、画素電源(PXVDD)をLowレベルに引き下げ、この状態でリセットトランジスタ14をオンさせる。これによりFD12の電圧が画素電源と同じ状態(Lowレベル)に設定され、アンプトランジスタ15がオフ状態となり、画素信号の読み出し動作が完了となる。なお、画素電源のLowレベルはアンプトランジスタ15をオフするのに十分な電圧とする。アンプトランジスタ15がオフすることで、この画素セル10は実質的に非選択画素となる。画素電源は、たとえば図示を省略した画素電源制御部により制御される。
また、CMOSイメージセンサでは、サンプルホールド回路41でサンプリングしたリセット電圧と信号電圧の差分を取ることで、アンプトランジスタのしきい値ばらつき等に起因する固定パターンノイズを除去している。リセット電圧にはトランジスタのばらつき等に起因するノイズ成分が発生するが、このようなノイズ成分は時間的には一定で変化しないので、信号電圧にも同等のノイズ成分が含まれる。よって、リセット電圧と信号電圧の差分を取ることにより、固定パターンノイズが除去された信号成分(フォトダイオード11に蓄積された信号電荷に応じた電圧信号)が得られる。このような信号処理を一般に二重相関サンプリングと呼ぶ。AD変換器41は、この差分信号量をデジタル値として出力する。
以上のように、垂直信号線(VSIG)に出力される信号電圧はリセット電圧、すなわち画素電源(PXVDD)に依存する。このため、画素電源に印加される電源電圧が低下するとこれに伴ってFD12のリセット電圧が低下し、画素信号読み出し回路から出力される信号電圧も低下する。その結果、図4に示したように、画素信号読み出し回路の出力電圧範囲が狭くなり、十分な出力振幅(ダイナミックレンジ)を得られなくなる。そのため、本発明にかかる固体撮像装置では、画素信号を読み出す際のフローティングディフュージョンのリセット処理において垂直信号線の電圧を一時的に変化させる事により出力振幅の拡大を図る。なお、図4は、FD12のリセット電圧と垂直信号線のリセット電圧の関係を示す図である。
つづいて、上記の前提技術を利用した本実施の形態の固体撮像装置について説明する。図5は、第1の実施の形態の固体撮像装置が備えている画素信号読み出し回路の構成例を示す図であり、図2に示した画素信号読み出し回路の負荷回路20を負荷回路20aに置き換え、また、図2では記載を省略していた負荷回路制御部を負荷回路制御部30aとして追記したものである。なお、画素セル10は、図2に示した画素信号読み出し回路の画素セル10と同じである。ここでは、説明済みの画素セル10についての詳細説明は省略し、負荷回路20aおよびこれを制御する負荷回路制御部30aの動作を中心に説明を行う。また、この画素信号読み出し回路を備えた固体撮像装置の全体構成は図1に示した固体撮像装置と同一である。
図6は、図5に示した画素信号読み出し回路を利用して画素信号を読み出す場合のタイミングチャートの一例を示す図である。以下に、図6を参照しながら本実施の形態の固体撮像装置における画素信号読み出し動作を説明する。本実施の形態の固体撮像装置において画素信号を読み出す場合、まず、画素電源(PXVDD)に電源電圧を印加し、また、負荷回路制御部30aは、定電流源として動作しかつ垂直信号線(VSIG)が所定の電圧(第1の電圧)となるように、負荷回路20a制御する。この状態でリセットトランジスタ14をオンさせて、FD12の電圧を画素電源に印加された電圧であるVdd(電源電圧)に設定する。FD12の電圧をVddにセットした後、さらに、負荷回路制御部30aは、負荷回路20aの垂直信号線への出力が、先に設定した第1の電圧よりも高い第2の電圧(図示したリセット電圧)となるように設定を変更する。この結果、FD12の電圧は、VddよりもΔVfdだけ高い電圧にリセットされる。
図7に示したように、画素セル10においては、FD12はアンプトランジスタ15のゲート−ソース間容量16(Cgs)で垂直信号線と容量結合されている。そのため、垂直信号線の電圧の上昇に連動してFD12の電圧も上昇する。本実施の形態の固体撮像装置では、この性質を利用し、リセット動作時にFD12の電圧を電源電圧(PXVDD)に設定後、垂直信号線の電圧を上昇させることにより、従来と同じ電源電圧を使用した場合であってもFD12への設定電圧が高くなるようにしている(図8参照)。なお、FD12の電圧上昇量は次式(1)に示すように、垂直信号線の電圧変化量(ΔVsig)、アンプトランジスタ15の結合容量値16および17(CgsおよびCgd)、FD12の内部容量18(Cfd)で決まる。
Figure 0004686582
上記制御を実行してFD12の電圧をΔVfdだけ昇圧させた後の動作は図1〜図3を用いて説明した装置と同様である。すなわち、図6に示したタイミングT1で垂直信号線に出力されているリセット電圧をサンプルホールド回路41がサンプリングし、その後、リードトランジスタ13をオンさせてフォトダイオード11に蓄積された信号電荷をFD12へ転送する。そして、これに伴って垂直信号線に出力される信号電圧をサンプルホールド回路41が再度サンプリングする。サンプリング終了後、負荷回路20aの内部設定を変更してソースホロワに流れる電流をカットするとともに画素電源(PXVDD)をLowレベルに引き下げてリセットトランジスタ14をオンさせてアンプトランジスタ15をオフ状態にする(画素セルを非選択状態にする)。
つづいて、図6に示した制御を実現するための負荷回路20aの内部構成について詳細に説明する。図9は、負荷回路20aの内部構成例を示す図である。なお、説明の便宜上、画素信号読み出し回路の全体を示している。図示したように、負荷回路20aは、たとえば、上述した画素信号読み出し回路の負荷回路20(図2参照)と同様の構成とすることができる。ただし、負荷回路制御部30aによる負荷トランジスタ21の制御動作は上記画素信号読み出し回路と異なる。
図10は、図9に示した画素信号読み出し回路を利用して画素信号を読み出す場合のタイミングチャートの一例を示す図である。この図10を参照しながら本実施の形態の固体撮像装置における画素信号読み出し動作を説明する。なお、図10は、図6に示したタイミングチャートに対してバイアス電圧(BIAS電圧)の変動の様子を追加したものである。
図9に示した画素信号読み出し回路を利用して画素信号を読み出す場合、まず、画素電源(PXVDD)に電源電圧を印加し、また、負荷回路制御部30aは、負荷トランジスタ21に定電流源として動作させるためのバイアス電圧(以下、第1のバイアス電圧と呼ぶ)を印加する。このとき印加するバイアス電圧の値は、上述した画素信号読み出し回路(図2,図3参照)の負荷トランジスタ21に印加するバイアス電圧と同じである。次に、負荷回路制御部30aは、負荷トランジスタ21に印加しているバイアス電圧を、第1のバイアス電圧から所定量(ΔVbi)だけ上昇させて第2のバイアス電圧とする。画素セル10では、この状態でリセットトランジスタ14を所定期間オンさせてFD12の電圧を電源電圧に設定する。またこのとき、負荷回路制御部30aは負荷回路20のスイッチトランジスタ22はオンにしておく。これによりソースホロワに電流が流れ、FD12に設定された電圧(Vdd)から一定量だけシフトした電圧値が垂直信号線(VSIG)に出力される。なお、スイッチトランジスタ22をオンにした状態は一定の期間(信号電圧の読み出し処理が終了するまで)維持する。
上述したように、負荷トランジスタ21には通常の電圧値(図2に示した画素信号読み出し回路の負荷トランジスタ21に印加する電圧値に相当)よりもΔVbiほど高いバイアス電圧を印加している。そのため、ソースホロワには通常よりも大きな電流が流れ込み、垂直信号線の電圧は通常のリセット電圧(同じ値の電源電圧を印加した場合の上記図2に示した画素信号読み出し回路におけるリセット電圧)よりも低い値となる。
ここで、垂直信号線に出力されるリセット電圧が通常よりも低くなる理由について説明する。一般にソースホロワの出力電圧(垂直信号線への出力電圧)は、基板バイアス効果を考慮しないとすると、次式(2)で与えられる。
Figure 0004686582
式(2)において、Vthはアンプ用トランジスタ(アンプトランジスタ15)のしきい値電圧、Iはソースホロワの電流、W,Lは、それぞれアンプ用トランジスタのゲート幅,ゲート長、μは電子の移動度、Coxはゲート酸化膜の単位面積容量を表す。したがって、上式(2)は、ソースホロワの出力電圧が、FDの電圧から一定電圧シフトした値となり、そのシフト量はソースホロワの電流値に依存することを示している。このことから、通常よりも大きな電流がソースホロワに流れ込む図9の画素信号読み出し回路では、垂直信号線から出力されるリセット電圧が通常よりも低い値となる。
動作説明に戻り、FD12のリセットが完了すると、負荷回路制御部30aは、負荷トランジスタ21に印加しているバイアス電圧を元の値に戻す(ΔVbiだけ下げて第1のバイアス電圧に戻す)。するとソースホロワに流れる電流が減少するため、上式(2)より垂直信号線の電圧(図示したVSIG電圧)が上昇する。この上昇後の電圧をリセット電圧として、タイミングT1でサンプルホールド回路(図1に示したサンプルホールド回路41に相当)がサンプリングする。
これ以降の動作は、図2に示した画素信号読み出し回路を利用した場合の動作と同様である。すなわち、リセット電圧のサンプリングが終了した後は、リードトランジスタ13をオンさせてフォトダイオード11に蓄積された信号電荷をFD12へ転送させ、これに伴って変動する垂直信号線の出力(信号電圧)をタイミングT2でサンプリングする。そして、信号電圧のサンプリングが終了後、スイッチトランジスタ22をオフにしてソースホロワに流れる電流をカットし、さらに画素電源(PXVDD)をLowレベルに引き下げ、この状態でリセットトランジスタ14をオンさせてアンプトランジスタ15をオフ状態にする。
なお、上述したように、後段のAD変換器40は、サンプリングしたリセット電圧と信号電圧の差分量をAD変換する(二重相関サンプリングを行う)。そのため、垂直信号線(VSIG)の電圧の上昇分はオフセットとみなされキャンセルされる。すなわち、上記制御による垂直信号線の電圧の上昇によりAD変換結果が変動することはない(電圧の上昇分はAD変換結果の誤差とはならない)。
このように、本実施の形態の固体撮像装置では、FDの電圧がこれを出力するためのアンプトランジスタを介して垂直信号線の電圧と容量結合されていることを利用し、FDをリセットする際には、まず、負荷回路とアンプトランジスタからなるソースホロワに通常(従来)よりも多くの電流が流れるようにした状態でFDの電圧を電源電圧まで上昇させ、次に、ソースホロワに流れる電流を通常と同じ電流値に減少させることにより垂直信号線に出力される電圧値を上昇させて、FDの電圧(リセット電圧)を電源電圧よりも高めることとした。これにより、従来と同じ電源電圧を使用しつつFDのリセット電圧をより高めることができる。すなわち、低電圧動作時でも広い出力電圧範囲(十分なダイナミックレンジ)を確保できる。
また、ダイナミックレンジの拡大率が制御タイミングや画素数、垂直信号線の負荷容量の影響を受けることのない固体撮像装置を実現できる。
(第2の実施の形態)
つづいて、第2の実施の形態の固体撮像装置について説明する。なお、本実施の形態の固体撮像装置の構成は第1の実施の形態の固体撮像装置と同様である(図1参照)。また、第1の実施の形態では、垂直信号線の電圧を制御することによりFDの電圧を昇圧する固体撮像装置について説明したが、本実施の形態の固体撮像装置でも同様に、垂直信号線の電圧を制御することよりFDの電圧を昇圧する。すなわち、本実施の形態の固体撮像装置は、その画素信号読み出し回路内の垂直信号線の電圧を制御するための負荷回路および負荷回路制御部が第1の実施の形態の固体撮像装置が備える画素信号読み出し回路(図9参照)と異なる。本実施の形態では、第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明を行う。
図11は、第2の実施の形態の固体撮像装置が備える画素信号読み出し回路の構成例を示す図であり、この画素信号読み出し回路は、第1の実施の形態で示した画素信号読み出し回路内の負荷回路20aおよび負荷回路制御部30aをそれぞれ負荷回路20bおよび負荷回路制御部30bに置き換えたものである。図示したように、負荷回路20bは、所定のバイアス電圧が印加されるとオンになる負荷トランジスタ21および23と、これらのいずれか一方と1対1で直列接続されかつソース端子が基板(基準電位点)に接続された、電流のオンオフを制御するスイッチトランジスタ22および24と、を備えている。また、負荷トランジスタ21および23のゲート端子には共通の電圧(バイアス電圧)が印加され、同時にオン/オフ制御される構成となっている。一方、スイッチトランジスタ22および24のゲート端子にはそれぞれ異なる電圧がスイッチ信号として印加され、個別にオン/オフ制御が可能な構成となっている。負荷回路制御部30bは、負荷回路20bが備えている負荷トランジスタ21および23、スイッチトランジスタ22および24を制御する。
図12は、第2の実施の形態の固体撮像装置における画素信号読み出し動作のタイミングチャートの一例を示す図である。以下に、図12を参照しながら本実施の形態の固体撮像装置における画素信号読み出し動作を説明する。
本実施の形態の固体撮像装置において画素信号を読み出す場合、まず、画素電源(PXVDD)に電源電圧を印加し、負荷回路20bの負荷トランジスタ21および23にはバイアス電圧を印加する。そして、この状態でリセットトランジスタ14を所定期間オンさせるとFD12の電圧が上昇し、最終的には、画素電源に印加されている電源電圧(Vdd)となる。またこのとき、負荷回路20bのスイッチトランジスタ21および23をオンにする。これによりソースホロワに電流が流れ、FD12に設定された電圧(Vdd)から一定量だけシフトした電圧値が垂直信号線(VSIG)に出力される。
ここで、負荷回路20bは複数(2つ)の負荷トランジスタを使用して電流を駆動しているため、ソースホロワには通常の構成(単一の負荷トランジスタを有する上記図2に示した画素信号読み出し回路の負荷回路と同様の構成)とした場合よりも大きな電流が流れ込む。そのため、上記の式(2)から明らかなように、垂直信号線(VSIG)の電圧は通常の構成とした場合の電圧よりも低い電圧となる。
そして、FD12の電圧をVddにセットした後、2つのスイッチトランジスタのうちのいずれか一方(図12に示した例ではスイッチトランジスタ24)をオフさせる。すると、ソースホロワに流れる電流が減少するので、上式(2)より垂直信号線の電圧(図示したVSIG電圧)が上昇する。この上昇後の電圧をリセット電圧とし、タイミングT1でサンプルホールド回路41(図1参照)がサンプリングする。
これ以降の動作は、第1の実施の形態で示した固体撮像装置と同様である(図9,図10参照)。すなわち、リセット電圧のサンプリングが終了した後は、リードトランジスタ13をオンさせてフォトダイオード11に蓄積された信号電荷をFD12へ転送させ、これに伴って垂直信号線に出力される信号電圧をタイミングT2でサンプリングする。そして、信号電圧のサンプリングが終了後、オン状態のスイッチトランジスタ(図12の例ではスイッチトランジスタ22)をオフにしてソースホロワに流れる電流をカットし、さらに画素電源(PXVDD)をLowレベルに引き下げ、この状態でリセットトランジスタ14をオンさせてアンプトランジスタ15をオフ状態にする。
このように、本実施の形態の固体撮像装置では、負荷回路が2つの負荷トランジスタを備え、FDをリセットする際には、まず、2つの負荷トランジスタをオンさせてソースホロワに通常(従来の負荷トランジスタが単一の場合)よりも多くの電流が流れるようにした状態でFDの電圧を電源電圧まで上昇させ、次に、負荷トランジスタのいずれか一方に流れる電流をカットしてソースホロワに流れる電流を通常と同じ電流値に減少させることにより垂直信号線に出力される電圧値を上昇させ、この垂直信号線と容量結合されたFDの電圧(リセット電圧)を高めることとした。これにより、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
つづいて、第3の実施の形態の固体撮像装置について説明する。なお、本実施の形態の固体撮像装置の構成は第1の実施の形態の固体撮像装置と同様である(図1参照)。また、本実施の形態の固体撮像装置が備える画素信号読み出し回路も第2の実施の形態と同様に、垂直信号線の電圧を制御するための負荷回路および負荷回路制御部が第1の実施の形態の固体撮像装置が備える信号線読み出し回路(図9参照)と異なる。本実施の形態では、上述した各実施の形態と異なる部分を中心に説明を行う。
図13は、第3の実施の形態の固体撮像装置が備える画素信号読み出し回路の構成例を示す図であり、この画素信号読み出し回路は、第1の実施の形態で示した画素信号読み出し回路内の負荷回路20aおよび負荷回路制御部30aをそれぞれ負荷回路20cおよび負荷回路制御部30cに置き換えたものである。図示したように、負荷回路20cは、所定のバイアス電圧が印加されるとオンになる負荷トランジスタ21および23を備え、これらの各負荷トランジスタのゲート端子にはそれぞれ異なる電圧(バイアス電圧)が印加され、個別にオン/オフ制御が可能な構成となっている。また、各負荷トランジスタのソース端子は基板(基準電位点)に接続されている。負荷回路制御部30cは、負荷回路20cが備えている負荷トランジスタ21および23を制御する。
図14は、第3の実施の形態の固体撮像装置における画素信号読み出し動作のタイミングチャートの一例を示す図である。以下に、図14を参照しながら本実施の形態の固体撮像装置における画素信号読み出し動作を説明する。
本実施の形態の固体撮像装置において画素信号を読み出す場合、まず、画素電源(PXVDD)に電源電圧を印加し、次に、負荷回路20cの負荷トランジスタ21および23にはバイアス電圧を印加する。そして、この状態でリセットトランジスタ14を所定期間オンさせるとFD12の電圧が上昇し、最終的には、画素電源に印加されている電源電圧(Vdd)となる。また、ソースホロワには電流が流れ、FD12に設定された電圧(Vdd)から一定量だけシフトした電圧値が垂直信号線(VSIG)に出力される。
ここで、負荷回路20cは複数(2つ)の負荷トランジスタを使用して電流を駆動しているため、上述した第2の実施の形態の回路と同様に、ソースホロワには通常の(単一の負荷トランジスタを有する)構成とした場合よりも大きな電流が流れ込む。したがって、垂直信号線(VSIG)の電圧は通常の構成とした場合の電圧よりも低い電圧となる。
そして、FD12の電圧をVddにセットした後、2つの負荷トランジスタのうちのいずれか一方(図14に示した例では負荷トランジスタ23)をオフにする(ゲートバイアス電圧を基準電位であるGNDに落とす)。すると、ソースホロワに流れる電流が減少するので、上述した第2の実施の形態の回路と同様に、垂直信号線の電圧(VSIG電圧)が上昇する。この上昇後の電圧(リセット電圧)をタイミングT1でサンプルホールド回路41(図1参照)がサンプリングする。
これ以降の動作は、第1および第2の実施の形態で示した固体撮像装置と同様である。すなわち、リセット電圧のサンプリングが終了した後は、リードトランジスタ13をオンさせてフォトダイオード11に蓄積された信号電荷をFD12へ転送させ、これに伴って垂直信号線に出力される信号電圧をタイミングT2でサンプリングする。そして、信号電圧のサンプリングが終了後、オン状態の負荷トランジスタ(図14の例では負荷トランジスタ21)をオフにしてソースホロワに流れる電流をカットし、さらに画素電源(PXVDD)をLowレベルに引き下げ、この状態でリセットトランジスタ14をオンさせてアンプトランジスタ15をオフ状態にする。
このように、本実施の形態の固体撮像装置では、負荷回路が2つの負荷トランジスタを備え、FDをリセットする際には、まず、2つの負荷トランジスタを使用してソースホロワに通常(従来の負荷トランジスタが単一の場合)よりも多くの電流が流れるようにした状態でFDの電圧を電源電圧まで上昇させ、次に、負荷トランジスタのいずれか一方に流れる電流をカットしてソースホロワに流れる電流を通常と同じ電流値に減少させることにより垂直信号線に出力される電圧値を上昇させ、この垂直信号線と容量結合されたFDの電圧(リセット電圧)を高めることとした。これにより、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施の形態)
つづいて、第4の実施の形態の固体撮像装置について説明する。なお、本実施の形態の固体撮像装置の構成は第1の実施の形態の固体撮像装置と同様である(図1参照)。また、本実施の形態の固体撮像装置が備える画素信号読み出し回路も第2の実施の形態や第3の実施の形態と同様に、垂直信号線の電圧を制御するための負荷回路および負荷回路制御部が第1の実施の形態の固体撮像装置が備える信号線読み出し回路(図9参照)と異なる。本実施の形態では、上述した各実施の形態と異なる部分を中心に説明を行う。
図15は、第4の実施の形態の固体撮像装置が備える画素信号読み出し回路の構成例を示す図であり、この画素信号読み出し回路は、第1の実施の形態で示した画素信号読み出し回路内の負荷回路20aおよび負荷回路制御部30aをそれぞれ負荷回路20dおよび負荷回路制御部30dに置き換えたものである。図示したように、負荷回路20dは、所定のバイアス電圧が印加されるとオンになる負荷トランジスタ21を備え、この負荷トランジスタ21のソース端子は基板(基準電位点)に接続されている。すなわち、負荷回路20dは、負荷回路20a(図9参照)からスイッチトランジスタ22を削除したものである。負荷回路制御部30dは、負荷回路20dが備えている負荷トランジスタ21を制御する。
図16は、第4の実施の形態の固体撮像装置における画素信号読み出し動作のタイミングチャートの一例を示す図である。以下に、図16を参照しながら本実施の形態の固体撮像装置における画素信号読み出し動作を説明する。
本実施の形態の固体撮像装置において画素信号を読み出す場合、まず、画素電源(PXVDD)に電源電圧を印加し、次に、負荷回路20dの負荷トランジスタ21にはバイアス電圧を印加する。ここで印加するバイアス電圧は、第1の実施の形態で説明した図2の画素信号読み出し回路の負荷トランジスタ21に印加するバイアス電圧(図2,図3参照)よりも所定量(ΔVbi)だけ高い値とする。そして、この状態でリセットトランジスタ14を所定期間オンさせるとFD12の電圧が上昇し、最終的には、画素電源に印加されている電源電圧(Vdd)となる。また、ソースホロワには電流が流れ、FD12に設定された電圧(Vdd)から一定量だけシフトした電圧値が垂直信号線(VSIG)に出力される。
ここで、負荷トランジスタ21には、通常のバイアス電圧(図2に示した画素信号読み出し回路の負荷トランジスタ21に印加するバイアス電圧)よりも高い電圧が印加されているため、図2に示した画素信号読み出し回路と比較して、より多くの電流がソースホロワに流れる。そのため、上述した各実施の形態と同様に、垂直信号線の電圧(VSIG電圧)は、通常の電圧(図2に示した画素信号読み出し回路の垂直信号線の電圧)よりも低くなる。
そして、FD12の電圧をVddにセットした後、負荷回路制御部30dは、負荷トランジスタ21に印加しているバイアス電圧を所定量(ΔVbi)だけ下げる。するとソースホロワに流れる電流が減少するため、垂直信号線の電圧(図示したVSIG電圧)が上昇する。この上昇後の電圧(リセット電圧)をタイミングT1でサンプルホールド回路(図1に示したサンプルホールド回路41に相当)がサンプリングする。
これ以降の動作は、第1〜第3の実施の形態で示した固体撮像装置と同様である。すなわち、リセット電圧のサンプリングが終了した後は、リードトランジスタ13をオンさせてフォトダイオード11に蓄積された信号電荷をFD12へ転送させ、これに伴って垂直信号線に出力される信号電圧をタイミングT2でサンプリングする。そして、信号電圧のサンプリングが終了後、負荷トランジスタ21をオフにして(バイアス電圧を基準電位であるGNDに落として)ソースホロワに流れる電流をカットし、さらに画素電源(PXVDD)をLowレベルに引き下げ、この状態でリセットトランジスタ14をオンさせてアンプトランジスタ15をオフ状態にする。
このように、本実施の形態の固体撮像装置では、FDをリセットする際には、まず、負荷トランジスタに印加する電圧を通常よりも高くしてソースホロワに通常(従来)よりも多くの電流が流れるようにした状態でFDの電圧を電源電圧まで上昇させ、次に、負荷トランジスタに印加する電圧を通常の値に戻してソースホロワに流れる電流を通常と同じ電流値に減少させることにより垂直信号線に出力される電圧値を上昇させて、FDの電圧(リセット電圧)を電源電圧よりも高めることとした。これにより、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明にかかる固体撮像装置の前提となる固体撮像装置の構成例を示す図。 画素セルから画素信号を読み出すための回路(画素信号読み出し回路)の構成を示す図。 図2に示した画素信号読み出し回路を利用して画素信号を読み出す場合のタイミングチャートの一例を示す図。 FDのリセット電圧と垂直信号線のリセット電圧の関係を示す図。 第1の実施の形態の固体撮像装置が備えている画素信号読み出し回路の構成例を示す図。 図5に示した画素信号読み出し回路を利用して画素信号を読み出す場合のタイミングチャートの一例を示す図。 FDと垂直信号線への出力との関係を示す図。 従来の固体撮像装置によるFDのリセット電圧と第1の実施の形態の固体撮像装置によるFDのリセット電圧を比較した図。 第1の実施の形態の固体撮像装置が備える画素信号読み出し回路内の負荷回路の内部構成例を示す図。 図9に示した画素信号読み出し回路を利用して画素信号を読み出す場合のタイミングチャートの一例を示す図。 第2の実施の形態の固体撮像装置が備える画素信号読み出し回路の構成例を示す図。 第2の実施の形態の固体撮像装置における画素信号読み出し動作のタイミングチャートの一例を示す図。 第3の実施の形態の固体撮像装置が備える画素信号読み出し回路の構成例を示す図。 第3の実施の形態の固体撮像装置における画素信号読み出し動作のタイミングチャートの一例を示す図。 第4の実施の形態の固体撮像装置が備える画素信号読み出し回路の構成例を示す図。 第4の実施の形態の固体撮像装置における画素信号読み出し動作のタイミングチャートの一例を示す図。
符号の説明
10 画素セル、11 フォトダイオード、12 フローティングディフュージョン、13 リードトランジスタ、14 リセットトランジスタ、15 アンプトランジスタ、20,20a,20b,20c,20d 負荷回路、21,23 負荷トランジスタ、22,24 スイッチトランジスタ、30a,30b,30c,30d 負荷回路制御部。

Claims (2)

  1. 画素セル内のフォトダイオードに蓄積された電荷に応じた電圧信号を二重相関サンプリング処理にて生成する固体撮像装置であって、
    前記蓄積された電荷を電圧信号に変換するためのフローティングディフュージョン(FD)と、
    ゲート端子が前記FDに接続されかつソース端子が出力信号線に接続されたトランジスタと、
    を備え、
    二重相関サンプリング処理において前記FDをリセットする場合、
    前記FDに所定期間電源電圧を印加することにより前記出力信号線の電圧を第1の電圧に設定し、その後、前記出力信号線の設定電圧を前記第1の電圧よりも高い第2の電圧に設定し、この時点の当該FDの電圧をリセット電圧とすることとし、
    前記出力信号線への設定電圧を制御するための構成として、
    バイアス電圧をゲート端子への入力とし、かつドレイン端子が前記出力信号線に接続された負荷トランジスタと、
    前記負荷トランジスタに直列接続されかつソース端子が基準電位点に接続され、前記二重相関サンプリング処理を実行中はオン状態を維持することにより、前記FDの電圧を出力するためのアンプトランジスタに電流が流れるよう制御するスイッチトランジスタと、
    を備え、
    前記FDのリセット処理では、
    前記スイッチトランジスタをオンにした状態で前記バイアス電圧を第1のバイアス電圧に設定して前記負荷トランジスタをオンさせることにより前記出力信号線の設定電圧を前記第1の電圧に設定し、
    その後、
    前記スイッチトランジスタをオンにした状態で前記バイアス電圧を前記第1のバイアス電圧よりも低くかつ前記負荷トランジスタのオン状態が維持可能な第2のバイアス電圧に設定することにより前記出力信号線の設定電圧を前記第2の電圧に設定する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 画素セル内のフォトダイオードに蓄積された電荷に応じた電圧信号を二重相関サンプリング処理にて生成する固体撮像装置であって、
    前記蓄積された電荷を電圧信号に変換するためのフローティングディフュージョン(FD)と、
    ゲート端子が前記FDに接続されかつソース端子が出力信号線に接続されたトランジスタと、
    を備え、
    二重相関サンプリング処理において前記FDをリセットする場合、
    前記FDに所定期間電源電圧を印加することにより前記出力信号線の電圧を第1の電圧に設定し、その後、前記出力信号線の設定電圧を前記第1の電圧よりも高い第2の電圧に設定し、この時点の当該FDの電圧をリセット電圧とすることとし、
    前記出力信号線への設定電圧を制御するための構成として、
    バイアス電圧をゲート端子への入力とし、ドレイン端子が前記出力信号線に接続されかつソース端子が基準電位点に接続された2つの負荷トランジスタ、
    を備え、
    前記FDのリセット処理では、
    前記各負荷トランジスタをオンさせることにより前記出力信号線の設定電圧を前記第1の電圧に設定し、
    その後、
    前記負荷トランジスタのいずれか一方をオフにすることにより前記出力信号線の設定電圧を前記第2の電圧に設定する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
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