JP4685459B2 - 処理制御装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

処理制御装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、電力により複数の異なる処理を実施する処理実施手段を制御する処理制御装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、例えば車両などの移動体に搭載されラジオ放送やCD(Compact Disc)などの記録媒体に記録された楽曲などを出力する車載用のオーディオ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のものは、アクセサリスイッチがオフであり車載バッテリからの電力供給がないときには、太陽電池からの電力により充電される二次電池の電力を使って、予め設定された装置各部の限定的な動作を実施する。また、アクセサリスイッチがオンであり車載バッテリから電力が供給されると、車載バッテリからの電力で通常動作を実施し、二次電池を使うことをやめる。
特開2004−42731号公報(第3頁−第4頁)
ところで、上述したような特許文献1のような構成では、二次電池を充電するための構成が必要で、装置の大型化やコストの増大などの不都合が生じる。また、例えば、地震等の自然災害や車両故障等に遭遇して車載バッテリから電力が供給されなくなった場合に二次電池により装置各部の限定的な動作を行わせたとしても、その緊急時に必要な情報を得るための操作等に時間がかかってしまうと、二次電池の充電量が減少することとなり、結果的に必要な情報が得られなくなってしまうというおそれが問題点の一つとして挙げられる。
本発明は、このような点に鑑みて、電力により複数の異なる処理を実施する処理実施手段を適切に制御する処理制御装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することを1つの目的とする。
請求項1に記載の発明は、主電力源から供給される電力により複数の異なる処理を実施する処理実施手段を制御する処理制御装置であって、外部から接続され補助電力源からの電力の供給状態を検出する検出手段と、この検出手段にて前記補助電力源から電力が供給されたこと検出すると、前記処理実施手段への電力の供給元を前記主電力源から前記補助電力源に切替えて、前記処理実施手段で前記複数の異なる処理のうち所定の処理のみを実施可能な状態に制御する処理制御手段と、を具備したことを特徴とする処理制御装置である。
請求項4に記載の発明は、主電力源から供給される電力により複数の異なる処理を実施する処理実施手段を制御する処理制御装置であって、前記主電力源の電力量の変化状態、および、前記主電力源から供給される電力の供給量の変化状態のうちの少なくともいずれか一方の変化状態を認識する認識手段と、この認識手段にて前記少なくともいずれか一方の変化状態が減少状態であると認識すると、前記処理実施手段で前記複数の異なる処理のうち所定の処理のみを実施可能な状態に制御する処理制御手段と、を具備したことを特徴とする処理制御装置である。
請求項16に記載の発明は、演算手段により、主電力源から供給される電力により複数の異なる処理を実施する処理実施手段を制御する処理制御方法であって、前記演算手段は、外部から接続され補助電力源からの電力の供給状態を検出し、前記補助電力源から電力が供給されたことを検出すると、前記処理実施手段への電力の供給元を前記主電力源から前記補助電力源に切替えて、前記処理実施手段で前記複数の異なる処理のうち所定の処理のみを実施可能な状態に制御することを特徴とする処理制御方法である。
請求項17に記載の発明は、演算手段により、主電力源から供給される電力により複数の異なる処理を実施する処理実施手段を制御する処理制御方法であって、前記演算手段は、前記主電力源の電力量の変化状態、および、前記主電力源から供給される電力の供給量の変化状態のうちの少なくともいずれか一方の変化状態を認識し、前記少なくともいずれか一方の変化状態が減少状態であると認識すると、前記処理実施手段で前記複数の異なる処理のうち所定の処理のみを実施可能な状態に制御することを特徴とする処理制御方法である。
請求項18に記載の発明は、演算手段を請求項1ないし請求項15のいずれかに記載の処理制御装置として機能させることを特徴とする処理制御プログラムである。
請求項19に記載の発明は、請求項16または請求項17に記載の処理制御方法を演算手段に実行させることを特徴とする処理制御プログラムである。
請求項20に記載の発明は、請求項18または請求項19に記載の処理制御プログラムが演算手段にて読取可能に記録されたことを特徴とする処理制御プログラムを記録した記録媒体である。
以下に、本発明に係る一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、本発明の処理制御装置を有する車載用AV(Audio Visual)装置を備えた車載用AVシステムであって、移動体である例えば車両に搭載され、ラジオ放送の音声、テレビ放送の音声や画像、記録媒体としてのCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などのディスクに記録されたコンテンツ(以下、ディスクコンテンツと称す)の音声や画像を適宜出力する構成を例示して説明する。なお、ここでは、車載用AV装置を例示して説明するが、これに限らず例えば設置型や携帯型のAV装置にも適用できる。図1は、本実施の形態に係る車載用AVシステムの概略構成を示すブロック図である。図2は、非常時動作情報の概略構成を示す模式図である。図3は、車載用AV装置を構成する処理部の概略構成を示すブロック図である。
〔車載用AVシステムの構成〕
図1において、100は車載用AVシステムである。この車載用AVシステム100は、移動体である例えば車両に搭載され、ラジオ放送、テレビ放送、記録媒体に記録された音声や画像を適宜出力する。また、車載用AVシステム100は、車両のバッテリである主電力源としての通常電力供給手段E1に接続され、この通常電力供給手段E1からの電力供給によりラジオ放送、テレビ放送、ディスクコンテンツの出力処理を適宜実施する。さらに、例えば通常電力供給手段E1から供給される電力の減少で車両の移動が不可能になったり、ラジオ放送などの出力処理を実施できないおそれがある場合などにおいて、例えば発電機などの補助電力源としての非常用電力供給手段E2が接続された際に(以下、非常時と適宜称す)、通常電力供給手段E1との接続を解除する。そして、ラジオ放送を出力する構成、テレビ放送を出力する構成、ディスクコンテンツを出力する構成のうちのいずれか1つまたは2つのみに、非常用電力供給手段E2からの電力を供給する制御をする。さらに、非常用電力供給手段E2からの電力供給により実施される各出力処理における音声や画像の出力形態の設定、利用可能な機能の限定、所定の放送局の設定などの制御をする。そして、車載用AVシステム100は、出力手段としての音声出力手段である音声出力部200と、出力手段としての表示手段である表示部300と、車載用AV装置400と、を備えている。
音声出力部200は、車載用AV装置400に着脱可能に接続されている。この音声出力部200は、例えばインストルメントパネル部、ドア部、リアダッシュボード部など、車両の室内空間における前方部分や後方部分の左右側にそれぞれ配設された図示しないスピーカを有している。そして、音声出力部200は、車載用AV装置400により制御され、車載用AV装置400から音声信号として出力されるラジオ放送やテレビ放送あるいはディスクコンテンツの音声データなどをスピーカから音により出力させる。
表示部300は、車載用AV装置400に着脱可能に接続されている。この表示部300は、例えばインストルパネル部や後部座席前方など、運転手や同乗者などの車両の利用者が視認可能な位置に配設されている。そして、表示部300は、車載用AV装置400により制御され、車載用AV装置400から画像信号として出力される画像データの画像などを表示させる。この表示部300としては、例えば液晶表示パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。
車載用AV装置400は、移動体としての車両に搭載され、ラジオ放送、テレビ放送、ディスクコンテンツなどを適宜出力する。また、車載用AV装置400は、非常用電力供給手段E2が接続された場合、通常電力供給手段E1との接続を解除して、ラジオ放送を出力する構成、テレビ放送を出力する構成、ディスクコンテンツを出力する構成のうちのいずれか1つまたは2つのみに、非常用電力供給手段E2からの電力を供給する制御をする。さらに、非常用電力供給手段E2からの電力供給により実施される各出力処理における音声や画像の出力形態の設定、利用可能な機能の限定、所定の放送局の設定などの制御をする。そして、車載用AV装置400は、通常電源接続部410と、非常用電源接続部420と、電力供給切換手段430と、情報出力処理手段440と、入力部450と、RAM(Random Access Memory)460と、ROM(Read Only Memory)470と、不揮発性メモリ480と、処理部490と、などを備えている。
通常電源接続部410は、例えば図示しないプラグが着脱可能に接続されるコネクタやリード線が接続されるターミナルなどであり、電力供給切換手段430と、処理部490と、などに接続されている。さらに、通常電源接続部410には、通常電力供給手段E1が着脱可能に接続される。非常用電源接続部420は、例えば通常電源接続部410と同様のコネクタやターミナルなどであり、電力供給切換手段430と、演算手段としての処理部490と、などに接続されている。この非常用電源接続部420には、非常用電力供給手段E2が着脱可能に適宜接続される。
電力供給切換手段430は、情報出力処理手段440と、処理部490と、などに接続されている。この電力供給切換手段430は、処理部490の制御により、通常電源接続部410を情報出力処理手段440の後述するラジオ部441、テレビ部442、ディスク部443の全てに接続する。また、電力供給切換手段430は、通常電源接続部410を各部441,442,443に接続している状態を解除して、非常用電源接続部420を各部441,442,443のうちの特定の構成に接続する状態に適宜切り換える。この電力供給切換手段430としては、FET(Field Effect Transistor)などで構成されたスイッチング素子、機械的なスイッチなどが例示できる。
情報出力処理手段440は、処理部490などに接続され、処理部490の制御により、ラジオ放送、テレビ放送、ディスクコンテンツの音声を音声出力部200から出力させたり、画像を表示部300で表示させる処理をする。そして、情報出力処理手段440は、ラジオ部441と、テレビ部442と、ディスク部443と、などを備えている。なお、各部441,442,443が本発明の処理実施手段に対応する。
ラジオ部441は、電力供給切換手段430を介して通常電力供給手段E1または非常用電力供給手段E2から供給される電力により動作し、ラジオ放送を受信する処理をする。そして、ラジオ部441は、情報取得手段としてのラジオチューナ441Aと、出力処理手段である音声出力処理手段としてのラジオ処理手段441Bと、などを備えている。
ラジオチューナ441Aには、地上波アナログ放送や地上波デジタル放送さらには衛星デジタル放送などの各種ラジオ放送波を受信する図示しないラジオアンテナが接続されている。そして、ラジオチューナ441Aは、ラジオ処理手段441Bにて制御され、ラジオアンテナにて受信されこのラジオアンテナから入力される音声を出力させるためのラジオ受信信号を取得して、ラジオ処理手段441Bへ出力する。なお、音声とともに文字を出力させるためのラジオ受信信号を取得する構成としてもよい。ラジオ処理手段441Bは、処理部490から所定のラジオ放送を出力する旨を要求するラジオ要求情報を取得すると、ラジオチューナ441Aを制御して、ラジオ要求情報で要求されているラジオ放送局からのラジオ受信信号を受信させて出力させる。そして、ラジオチューナ441Aからラジオ受信信号を取得して、このラジオ受信信号の音声をラジオ出力信号に適宜変換して処理部490へ出力する。
テレビ部442は、通常電力供給手段E1または非常用電力供給手段E2から供給される電力により動作し、テレビ放送を受信する処理をする。そして、テレビ部442は、情報取得手段としてのテレビチューナ442Aと、出力処理手段である音声出力処理手段および画像表示処理手段としてのテレビ処理手段442Bと、などを備えている。
テレビチューナ442Aには、地上波アナログ放送や地上波デジタル放送さらには衛星デジタル放送などの各種テレビ放送波を受信する図示しないテレビアンテナが接続されている。そして、テレビチューナ442Aは、テレビ処理手段442Bにて制御され、テレビアンテナにて受信されこのテレビアンテナから入力される音声や画像を出力させるためのテレビ受信信号を取得して、テレビ処理手段442Bへ出力する。テレビ処理手段442Bは、処理部490から所定のテレビ放送を出力する旨を要求するテレビ要求情報を取得すると、テレビチューナ442Aを制御して、テレビ要求情報で要求されているテレビ放送局からのテレビ受信信号を受信させて出力させる。そして、テレビチューナ442Aからテレビ受信信号を取得して、このテレビ受信信号をテレビ出力信号に適宜変換して処理部490へ出力する。
ディスク部443は、通常電力供給手段E1または非常用電力供給手段E2から供給される電力により動作し、CDやDVDなどのディスクに記録されたディスクコンテンツを出力させるためのディスクコンテンツデータを取得する処理をする。そして、ディスク部443は、ディスク回転手段443Aと、情報取得手段としてのピックアップ443Bと、出力処理手段である音声出力処理手段および画像表示処理手段としてのディスク処理手段443Cと、などを備えている。
ディスク回転手段443Aは、ディスク処理手段443Cにて制御され、ケース体の例えば正面に配設された図示しないディスク挿入部から挿入されるCDやDVDなどを保持する。そして、この保持したCDやDVDを周方向に適宜回転させる。ピックアップ443Bは、ディスク処理手段443Cにて制御され、ディスク回転手段443Aで回転されたCDやDVDの記録面にレーザ光を照射する。そして、CDやDVDからの反射光を図示しない受光手段にて受光して、この受光した反射光に対応する受光信号をディスク処理手段443Cへ出力する。ディスク処理手段443Cは、処理部490から所定のディスクコンテンツデータを取得する旨を要求するコンテンツ要求情報を取得すると、ディスク回転手段443Aやピックアップ443Bなどを制御して、コンテンツ要求情報で要求されているディスクコンテンツデータが記録されたCDやDVDに対応する受光信号を出力させる。そして、ピックアップ443Bから受光信号を取得して、この受光信号をディスク出力信号に適宜変換して処理部490へ出力する。
入力部450は、ケース体の例えば正面に臨んで入力操作可能に配設された図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。この操作ボタンや操作つまみの入力操作の内容としては、例えば車載用AV装置400の動作内容の設定などの設定事項である。そして、入力部450は、設定事項の入力操作により、各種情報を操作信号として処理部490へ出力して設定させる。なお、入力部450としては、操作ボタンや操作つまみなどの入力操作に限らず、例えば表示部300に設けられたタッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作など、各種設定事項を設定入力可能ないずれの構成が例示できる。
RAM460は、処理部490に接続されている。このRAM460は、ラジオ放送やテレビ放送あるいはディスクコンテンツを出力させる際などに必要な各種データなどを適宜読み出し可能に記憶する。ROM470は、車載用AV装置400全体を動作制御するOS(Operating System)上に展開される各種プログラムなどを適宜読み出し可能に記憶している。また、ROM470は、図示しない通常時動作情報を適宜読み出し可能に記憶している。この通常時動作情報は、非常時でない場合(以下、通常時と適宜称す)において、情報出力処理手段440の各部441,442,443の全てに各電力供給手段E1,E2からの電力を供給して、利用者の設定入力に基づいて動作させる旨などに関する情報である。なお、ROM470としては、HDや光ディスクなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成などとしてもよい。
不揮発性メモリ480は、通常電力供給手段E1の電力がなくなった場合や、通常電源接続部410および通常電力供給手段E1の接続が解除された場合などにおいて、通常電力供給手段E1からの電力供給が停止された際にも記憶が保存される構成のメモリである。この不揮発性メモリ480としては、例えばNV(Non Volatile)メモリやCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)メモリなどが例示できる。そして、不揮発性メモリ480は、例えば図2に示すような非常時動作情報500を適宜読み出し可能に記憶する。
非常時動作情報500は、非常時に情報出力処理手段440の各部441,442,443のうちのいずれかに非常用電力供給手段E2からの電力を供給して動作させる旨や、非常時における音声や画像の出力形態などに関する情報である。この非常時動作情報500は、処理部490により適宜生成される。そして、非常時動作情報500は、選択ソース情報510と、動作設定情報520と、が1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
選択ソース情報510は、非常時に非常用電力供給手段E2からの電力を供給する各部441,442,443を特定する旨の情報である。そして、選択ソース情報510は、ラジオフラグ511と、テレビフラグ512と、ディスクフラグ513と、が1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
ラジオフラグ511は、ラジオ部441に非常用電力供給手段E2からの電力を供給するか否かを示すものである。このラジオフラグ511は、0であればラジオ部441に非常用電力供給手段E2からの電力を供給しない旨を示し、1であれば電力を供給する旨を示す。テレビフラグ512は、テレビ部442に非常用電力供給手段E2からの電力を供給するか否かを示すものである。このテレビフラグ512は、0であればテレビ部442に電力を供給しない旨を示し、1であれば電力を供給する旨を示す。ディスクフラグ513は、ディスク部443に非常用電力供給手段E2からの電力を供給するか否かを示すものである。このディスクフラグ513は、0であればディスク部443に電力を供給しない旨を示し、1であれば電力を供給する旨を示す。
動作設定情報520は、非常時における各部441,442,443の動作内容や画像の出力形態などに関する情報である。そして、動作設定情報520は、ラジオ自動選局フラグ521と、ラジオ選局設定情報522と、テレビ自動選局フラグ523と、テレビ選局設定情報524と、再生限定フラグ525と、音量固定フラグ526と、低音質フラグ527と、低画質フラグ528と、が1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。なお、動作設定情報520は、ラジオ選局設定情報522およびテレビ選局設定情報524のうちの少なくともいずれか1つが組み込まれない場合がある。
ラジオ自動選局フラグ521は、非常時に例えば災害などに関する情報を優先的に放送するラジオ放送局(以下、非常用ラジオ放送局と適宜称す)、例えば公共放送団体によるラジオ放送局を自動的に選局(以下、自動選局と称す)し、この非常用ラジオ放送局のみを受信するか否かを示すものである。このラジオ自動選局フラグ521は、0であれば非常用ラジオ放送局の自動選局を実施しない旨を示し、1であれば非常用ラジオ放送局の自動選局を実施する旨を示す。ラジオ選局設定情報522は、利用者により設定入力され非常時に選局される1つのラジオ放送局に関する情報である。具体的には、このラジオ選局設定情報522は、ラジオ放送局の周波数、チャンネル番号、放送局名など、各放送局を特定可能な各種情報である。
テレビ自動選局フラグ523は、非常時に例えば災害などに関する情報を優先的に放送する例えば公共放送団体によるテレビ放送局(以下、非常用テレビ放送局と適宜称す)を自動選局し、この非常用テレビ放送局のみを受信するか否かを示すものである。このテレビ自動選局フラグ523は、0であれば非常用テレビ放送局の自動選局を実施しない旨を示し、1であれば非常用テレビ放送局の自動選局を実施する旨を示す。テレビ選局設定情報524は、利用者により設定入力され非常時に選局される1つのテレビ放送局に関する情報である。具体的には、このテレビ選局設定情報524は、テレビ放送局の周波数、チャンネル番号、放送局名など、各放送局を特定可能な各種情報である。
再生限定フラグ525は、非常時にディスク部443で実施可能な処理をディスクコンテンツの再生処理のみに限定するか否かを示すものである。この再生限定フラグ525は、0であればディスク部443で実施可能な処理を再生処理に限定せずに再生処理以外の処理、例えば所定の場面を検索する処理も実施可能である旨を示し、1であれば再生処理に限定する旨を示す。音量固定フラグ526は、非常時に音声出力部200から出力させる音声の音量を例えば出荷時に予め設定された音量に固定するか否かを示すものである。ここで、音量固定フラグ526を利用者により予め設定された音量に固定するか否かを示すものとしてもよい。なお、この固定される音量を固定音量と適宜称して説明する。この音量固定フラグ526は、0であれば固定音量に設定しない旨すなわち音量を調整可能である旨を示し、1であれば固定音量に設定する旨すなわち音量を調整不可能である旨を示す。
低音質フラグ527は、非常時に音声出力部200から出力させる音声の音質を所定のレベルに下げて固定するか否かを示すものである。なお、この所定のレベルに下げられた音質を低音質と適宜称して説明する。ここで、この低音質の形態としては、高音や低音の出力レベルを最低レベルに設定する形態や、ステレオの音声をモノラルで出力させる形態が例示できるが、これらに限らず消費電力を低減可能ないずれの形態を適用してもよい。この低音質フラグ527は、0であれば音質を低音質に固定せずに調整可能である旨を示し、1であれば低音質に固定する旨を示す。なお、低音質フラグ527が1の場合に、最初に音質を低音質に設定するだけで適宜調整可能である旨を示す構成としてもよい。
低画質フラグ528は、非常時に表示部300で表示させる画像の画質を所定のレベルに下げて設定するか否かを示すものである。なお、この所定のレベルに下げられた画質を低画質と適宜称して説明する。ここで、この低画質の形態としては、解像度を最低レベルに設定したり、表示可能な色の数を最低限必要な数に減らしたり、カラーの画像を白黒で表示させたりする形態が例示できるが、これらに限らず消費電力を低減可能ないずれの形態を適用してもよい。この低画質フラグ528は、0であれば画質を低画質に固定せずに調整可能である旨を示し、1であれば低画質に固定する旨を示す。なお、低画質フラグ528が1の場合に、最初に画質を低画質に設定するだけで適宜調整可能である旨を示す構成としてもよい。
処理部490は、図示しない各種入出力ポート、例えば通常電源接続部410が接続される通常電源ポート、非常用電源接続部420が接続される非常用電源ポート、電力供給切換手段430が接続される供給切換ポート、情報出力処理手段440が接続される情報出力ポート、入力部450が接続される入力ポート、RAM460が接続されるRAMポート、ROM470が接続されるROMポート、不揮発性メモリ480が接続される不揮発性メモリポート、音声出力部200が接続される音声ポート、表示部300が接続される表示ポートなどを有する。そして、処理部490は、図3に示すように、各種プログラムとして、検出手段としての電源接続検出手段491と、動作情報生成手段492と、処理制御手段としての情報出力制御手段493と、などを備えている。ここで、電源接続検出手段491および情報出力制御手段493にて、本発明の処理制御装置が構成されている。
電源接続検出手段491は、各電源接続部410,420に各電力供給手段E1,E2が接続されたことを検出すると、不揮発性メモリ480に記憶された非常時動作情報500をRAM460に適宜展開する。具体的には、電源接続検出手段491は、各電源接続部410,420を介して印加される電力を検出すると、各電源接続部410,420に各電力供給手段E1,E2が新たに接続されたと認識して、その旨の新規接続検出信号を供給切換制御手段493Aへ出力する。さらに、不揮発性メモリ480に非常時動作情報500が記憶されていることを認識すると、この非常時動作情報500をRAM460に展開する処理をする。また、非常時動作情報500が記憶されていないことを認識すると、ROM470に記憶された通常時動作情報をRAM460に展開する処理をする。そして、電源接続検出手段491は、検出した新たな接続が非常用電力供給手段E2の接続であることを認識すると、その旨の非常接続検出信号を情報出力制御手段493へ適宜出力する。また、新たな接続が通常電力供給手段E1の接続であることを認識すると、その旨の正常接続検出信号を動作情報生成手段492へ適宜出力する。
動作情報生成手段492は、非常時動作情報500を適宜生成する処理をする。そして、動作情報生成手段492は、選択ソース情報生成手段492Aと、動作設定情報生成手段492Bと、を備えている。
選択ソース情報生成手段492Aは、選択ソース情報510を生成する。具体的には、選択ソース情報生成手段492Aは、電源接続検出手段491から非常用電力供給手段E2が接続されていない旨の正常接続検出信号を取得すると、非常時に各部441,442,443をそれぞれ選択的に動作させるか否かの設定入力を促す表示画面を、表示部300に適宜表示させる。そして、各部441,442,443をそれぞれ選択的に動作させる旨の設定入力を認識すると、ラジオフラグ511、テレビフラグ512、ディスクフラグ513をそれぞれ1に設定する。また、各部441,442,443をそれぞれ選択的に動作させない旨の設定入力を認識すると、各511,512,513をそれぞれ0に設定する。そして、選択ソース情報生成手段492Aは、各フラグ511,512,513を組み込んだ選択ソース情報510を生成する。
動作設定情報生成手段492Bは、動作設定情報520を生成する。さらに、この動作設定情報520および選択ソース情報510を組み込んだ非常時動作情報500を生成する。具体的には、動作設定情報生成手段492Bは、各フラグ511,512が1に設定されていることを認識すると、非常時に非常用ラジオ放送局、非常用テレビ放送局を自動選局するか否かの設定入力を促す表示画面を適宜表示させる。そして、自動選局する旨の設定入力を認識すると、ラジオ自動選局フラグ521、テレビ自動選局フラグ523を1に設定する。また、自動選局しない旨の設定入力を認識すると、各自動選局フラグ521,523を0に設定するとともに、非常時に受信するラジオ放送局、テレビ放送局の設定入力(以下、選局設定と称す)を促す表示画面を適宜表示させる。そして、特定のラジオ放送局、テレビ放送局に関する選局設定を認識すると、この設定されたラジオ放送局、テレビ放送局に関するラジオ選局設定情報522、テレビ選局設定情報524を生成する。
また、動作設定情報生成手段492Bは、ディスクフラグ513が1に設定されていることを認識すると、非常時に実施可能なディスク部443の動作を再生処理に限定するか否かの設定入力を促す表示画面を適宜表示させる。そして、再生処理に限定する旨の設定入力を認識すると再生限定フラグ525を1に設定し、再生処理に限定しない旨の設定入力を認識すると再生限定フラグ525を0に設定する。さらに、動作設定情報生成手段492Bは、非常時に音声出力部200から出力させる音声の音量を固定音量に設定するか否かの設定入力を促す表示画面を適宜表示させる。そして、固定音量に設定する旨の設定入力を認識すると音量固定フラグ526を1に設定し、固定音量に設定しない旨の設定入力を認識すると音量固定フラグ526を0に設定する。また、非常時に音声出力部200から出力させる音声を低音質に固定するか否かや、表示部300に表示させる画像を低画質に固定するか否の設定入力を促す旨の表示画面を適宜表示させる。さらに、低音質や低画質に固定する旨の設定入力を認識すると低音質フラグ527、低画質フラグ528を1に設定し、低音質や低画質に固定しない旨の設定入力を認識すると各フラグ527,528を0に設定する。そして、動作設定情報生成手段492Bは、各フラグ521,523,525〜528、各選局設定情報522,524を組み込んだ動作設定情報520を生成する。さらに、各情報510,520を組み込んだ非常時動作情報500を生成して、不揮発性メモリ480に適宜読み出し可能に記憶させる。
情報出力制御手段493は、各部441,442,443の動作を適宜制御して、音声出力部200からラジオやテレビあるいはディスクコンテンツの音声を適宜出力させたり、表示部300にテレビやディスクコンテンツの画像を適宜表示させる。そして、情報出力制御手段493は、供給切換制御手段493Aと、音声形態設定手段493Bと、画像形態設定手段493Cと、ラジオ出力制御手段493Dと、テレビ出力制御手段493Eと、ディスク出力制御手段493Fと、などを備えている。ここで、各出力制御手段493D〜493Fは、本発明の出力処理手段、音声出力処理手段、および、画像表示処理手段としても機能する。
供給切換制御手段493Aは、電力供給切換手段430の動作を適宜制御して、各電力供給手段E1,E2と、各部441,442,443と、を適宜選択的に接続する制御をする。具体的には、供給切換制御手段493Aは、電源接続検出手段491から新規接続検出信号を取得した場合、電力供給切換手段430を制御して、通常電源接続部410を
情報出力処理手段440の各部441,442,443の全てに接続させる。さらに、非常接続検出信号を取得すると、通常電源接続部410と、情報出力処理手段440と、の接続を解除させる。さらに、供給切換制御手段493Aは、不揮発性メモリ480の非常時動作情報500に組み込まれた各フラグ511,512,513が1に設定されていることを認識すると、この1に設定された各フラグ511,512,513に対応する各部441,442,443と、非常用電源接続部420と、を接続させる処理を実施する。
音声形態設定手段493Bは、各部441,442,443からの音声信号に基づいて音声出力部200から出力させる音声の出力形態を適宜設定する。具体的には、音声形態設定手段493Bは、RAM460に展開された非常時動作情報500の音量固定フラグ526が0に設定されていることを認識すると、入力部450から所定の音量に設定する旨の音量信号を取得する毎に、この音量信号に基づく音量設定情報をRAM460に記憶させる。すなわち、音量調整処理を適宜実施する。また、音声形態設定手段493Bは、音量固定フラグ526が1に設定されていることを認識すると、音声を固定音量で出力させる旨の音量設定情報をRAM460に記憶させる。そして、音量固定フラグ526が1の状態において入力部450から音量信号を取得した場合、この音量信号に基づく音量設定情報を新たに記憶させずに固定音量の音量設定情報を記憶させた状態を継続させて、すなわち音量を固定音量に固定して音量調整処理を実施しない。さらに、音声形態設定手段493Bは、RAM460に通常時動作情報が展開されていることを認識すると、入力部450からの音量信号に基づく音量調整処理を適宜実施する。
さらに、音声形態設定手段493Bは、音声の音質を適宜設定する。非常時動作情報500の低音質フラグ527が0に設定されていることを認識すると、入力部450から所定の音質に設定する旨の音質信号を取得する毎に、この音質信号に基づく音質設定情報をRAM460に記憶させる。すなわち、音質調整処理を適宜実施する。また、音声形態設定手段493Bは、低音質フラグ527が1に設定されていることを認識すると、音質を低音質に設定する旨の音質設定情報をRAM460に記憶させる。そして、低音質フラグ527が1の状態において入力部450から音質信号を取得した場合、この音質信号に基づく音質設定情報を新たに記憶させずに低音質の音質設定情報を記憶させた状態を継続させて、すなわち音質を低音質に固定して音質調整処理を実施しない。さらに、音声形態設定手段493Bは、RAM460に通常時動作情報が展開されている場合、入力部450からの音質信号に基づく音質調整処理を適宜実施する。
画像形態設定手段493Cは、各部441,442,443からの画像信号に基づいて表示部300に表示させる画像の表示形態を適宜設定する。具体的には、画像形態設定手段493Cは、RAM460に展開された非常時動作情報500の低画質フラグ528が0に設定されていることを認識すると、入力部450から所定の画質に設定する旨の画質信号を取得する毎に、この画質信号に基づく画質設定情報をRAM460に記憶させる。すなわち、画質調整処理を適宜実施する。また、画像形態設定手段493Cは、低画質フラグ528が1に設定されていることを認識すると、画質を低画質に設定する旨の画質設定情報をRAM460に記憶させる。そして、低画質フラグ528が1の状態において入力部450から画質信号を取得した場合、この画質信号に基づく画質設定情報を新たに記憶させずに低画質の画質設定情報を記憶させた状態を継続させて、すなわち画質を低画質に固定して画質調整処理を実施しない。さらに、画像形態設定手段493Cは、RAM460に通常時動作情報が展開されている場合、入力部450からの画質信号に基づく画質調整処理を適宜実施する。
ラジオ出力制御手段493Dは、ラジオ部441で受信された所定のラジオ放送の音声を、音声形態設定手段493Bで設定された出力形態で音声出力部200から出力させる処理をする。具体的には、ラジオ出力制御手段493Dは、RAM460に展開された非常時動作情報500のラジオ自動選局フラグ521が1に設定されていることを認識すると、非常用ラジオ放送局の放送を出力する旨のラジオ要求情報をラジオ処理手段441Bへ出力する。すなわち、非常用ラジオ放送局の自動選局処理を実施する。また、ラジオ出力制御手段493Dは、非常時動作情報500にラジオ選局設定情報522が組み込まれていることを認識すると、このラジオ選局設定情報522のラジオ放送局に関するラジオ要求情報を出力する。さらに、ラジオ自動選局フラグ521が1の状態、または、ラジオ選局設定情報522が組み込まれている状態において、入力部450から所定のラジオ放送を出力する旨のラジオ選局信号を取得した場合、このラジオ放送局に関するラジオ要求情報を出力せずに、入力部450からのラジオ選局信号に基づく選局処理を実施しない。また、ラジオ出力制御手段493Dは、ラジオ自動選局フラグ521が0に設定されている場合、または、ラジオ選局設定情報522が組み込まれていない場合、入力部450からのラジオ選局信号に基づく選局処理を実施する。
また、ラジオ出力制御手段493Dは、ラジオ処理手段441Bからラジオ要求情報に対応するラジオ放送局のラジオ出力信号を取得する。さらに、このラジオ出力信号の音声を音声形態設定手段493Bで生成された音量設定情報、音質設定情報に基づく出力形態で出力させるための音声データを生成する。そして、ラジオ出力制御手段493Dは、この音声データを音声信号に適宜変換して、音声出力部200へ出力する。
テレビ出力制御手段493Eは、テレビ部442で受信された所定のテレビ放送の音声や画像を、音声形態設定手段493Bで設定された出力形態で音声出力部200から出力させたり表示部300に表示させる処理をする。具体的には、テレビ出力制御手段493Eは、RAM460の非常時動作情報500のテレビ自動選局フラグ523が1に設定されていることを認識すると、非常用テレビ放送局の放送を出力する旨のテレビ要求情報をテレビ処理手段442Bへ出力する非常用テレビ放送局の自動選局処理を実施する。また、テレビ出力制御手段493Eは、非常時動作情報500にテレビ選局設定情報524が組み込まれていることを認識すると、このテレビ選局設定情報524のテレビ放送局に関するテレビ要求情報を出力する。さらに、テレビ自動選局フラグ523が1の状態、または、テレビ選局設定情報524が組み込まれている状態において、入力部450から所定のテレビ放送を出力する旨のテレビ選局信号を取得した場合、このテレビ放送局に関するテレビ要求情報を出力せずに、入力部450からのテレビ選局信号に基づく選局処理を実施しない。また、テレビ出力制御手段493Eは、テレビ自動選局フラグ523が0に設定されている場合、または、テレビ選局設定情報524が組み込まれていない場合、入力部450からのテレビ選局信号に基づく選局処理を実施する。
また、テレビ出力制御手段493Eは、テレビ処理手段442Bからテレビ要求情報に対応するテレビ放送局のテレビ出力信号を取得する。さらに、このテレビ出力信号の音声を音声形態設定手段493Bで生成された音量設定情報、音質設定情報に基づく出力形態で出力させるための音声データを生成し、この音声データを音声信号に適宜変換して音声出力部200へ出力する。また、このテレビ出力信号の画像を画像形態設定手段493Cで生成された画質設定情報に基づく表示形態で表示させるための画像データを生成する。そして、この画像データを画像信号に適宜変換して、表示部300へ出力する。
ディスク出力制御手段493Fは、ディスク部443で読み取られたCDやDVDなどに記録されたディスクコンテンツの音声や画像を、音声形態設定手段493Bで設定された出力形態で音声出力部200から出力させたり表示部300に表示させる処理をする。具体的には、ディスク出力制御手段493Fは、RAM460の非常時動作情報500の再生限定フラグ525が1に設定されていることを認識すると、以下のような処理を実施する。すなわち、入力部450から所定のディスクコンテンツを再生する旨の再生信号を取得した場合、このディスクコンテンツのディスクコンテンツデータを取得する旨のコンテンツ要求情報をディスク処理手段443Cへ出力する。また、入力部450から例えば所定の場面を検索する旨の検索信号など再生処理以外の処理に関する信号を取得した場合、この信号に対応するディスクコンテンツデータを取得する旨のコンテンツ要求情報を出力せずに、ディスク部443の動作を再生処理に限定する。また、ディスク出力制御手段493Fは、再生限定フラグ525が0に設定されていることを認識すると、入力部450から再生信号や検索信号など所定の処理を実施する旨の各種信号を取得する毎に、この各種処理に対応するディスクコンテンツデータを取得する旨のコンテンツ要求情報をディスク処理手段443Cへ出力する。
そして、ディスク出力制御手段493Fは、ディスク処理手段443Cからコンテンツ要求情報に対応するディスクコンテンツのディスク出力信号を取得する。さらに、このディスク出力信号の音声を音声形態設定手段493Bで生成された音量設定情報、音質設定情報に基づく出力形態で出力させるための音声データを生成し、この音声データを音声信号に適宜変換して音声出力部200へ出力する。また、このディスク出力信号の画像を画像形態設定手段493Cで生成された画質設定情報に基づく表示形態で表示させるための画像データを生成し、この画像データを画像信号に適宜変換して表示部300へ出力する。
〔車載用AVシステムの動作〕
次に、車載用AVシステム100の動作として、ラジオ放送、テレビ放送、ディスクコンテンツの出力処理について図面に基づいて説明する。図4および図5は、ラジオ放送、テレビ放送、ディスクコンテンツの出力処理を示すフローチャートである。図6は、選択ソース情報の生成処理を示すフローチャートである。図7および図8は、動作設定情報の生成処理を示すフローチャートである。図9は、非常時動作処理を示すフローチャートである。図10は、ラジオ出力処理を示すフローチャートである。図11は、音声出力形態の設定処理を示すフローチャートである。図12は、テレビ出力処理を示すフローチャートである。図13は、ディスク出力処理を示すフローチャートである。
まず、車載用AVシステム100の車載用AV装置400は、図4に示すように、処理部490の電源接続検出手段491にて、通常電力供給手段E1または非常用電力供給手段E2が接続されたことを認識すると(ステップS101)、新規接続検出信号を情報出力制御手段493の供給切換制御手段493Aへ出力する。そして、供給切換制御手段493Aは、新規接続検出信号を取得すると、電力供給切換手段430を制御して、通常電源接続部410と、情報出力処理手段440の各部441,442,443と、を接続する(ステップS102)。この後、電源接続検出手段491は、不揮発性メモリ480から非常時動作情報500を読み出す処理を実施して(ステップS103)、非常時動作情報500を読み出せたか否かを判断する(ステップS104)。このステップS104において、非常時動作情報500を読み出せたと判断した場合、この非常時動作情報500をRAM460に展開する(ステップS105)。一方、ステップS104において、非常時動作情報500を読み出せない、すなわち非常時動作情報500が不揮発性メモリ480に記憶されていないと判断した場合、ROM470に記憶された通常時動作情報をRAM460に展開する(ステップS106)。
そして、電源接続検出手段491は、ステップS105またはステップS106の処理を実施した後、アクセサリ電源がオンされたことを認識すると(ステップS107)、図5に示すように、非常用電力供給手段E2が接続されているか否かを判断する(ステップS108)。このステップS108において、処理部490は、電源接続検出手段491で非常用電力供給手段E2が接続されていなく通常電力供給手段E1が接続されていると判断した場合、動作情報生成手段492の選択ソース情報生成手段492Aにて、非常時動作情報500を生成する旨の設定入力を認識したか否か、すなわち非常時動作の設定が要求されているか否かを判断する(ステップS109)。そして、処理部490は、ステップS109において、選択ソース情報生成手段492Aで非常時動作の設定が要求されていないと判断した場合、情報出力制御手段493の各出力制御手段493D〜493Fにて、通常時動作情報に基づく各種処理、すなわち通常時動作処理を実施する旨の設定入力を認識したか否かを判断する(ステップS110)。
このステップS110において、通常時動作処理の設定入力を認識していないと判断した場合、アクセサリ電源がオフされたか否かを判断する(ステップS111)。そして、ステップS111において、アクセサリ電源がオフされていないと判断した場合、ステップS110に戻る。一方、ステップS111において、アクセサリ電源がオフされたと判断した場合、出力処理を終了する。また、ステップS110において、通常時動作処理の設定入力を認識したと判断した場合、この設定入力された通常時動作処理を実施して(ステップS112)、ステップS111の処理を実施する。
また、ステップS109において、選択ソース情報生成手段492Aは、非常時動作の設定が要求されていると判断した場合、選択ソース情報510の生成処理を実施する(ステップS113)。そして、このステップS113における選択ソース情報510の生成処理を実施した後、動作情報生成手段492は、動作設定情報生成手段492Bにて、動作設定情報520の生成処理を実施する(ステップS114)。さらに、このステップS114における動作設定情報520の生成処理を実施した後、動作設定情報生成手段492Bは、ステップS113で生成された選択ソース情報510と、ステップS114で生成された動作設定情報520と、を組み込んだ非常時動作情報500を生成する(ステップS115)。そして、不揮発性メモリ480に登録して(ステップS116)、ステップS110の処理を実施する。
さらに、ステップS108において、電源接続検出手段491は、非常用電力供給手段E2が接続されていると判断した場合、非常接続検出信号を供給切換制御手段493Aへ出力する。そして、供給切換制御手段493Aは、非常接続検出信号を取得すると、非常時動作情報500がRAM460に展開されているか否かを判断する(ステップS117)。このステップS117において、非常時動作情報500が展開されていないと判断した場合、ステップS110の処理を実施する。一方、ステップS117において、処理部490は、非常時動作情報500が展開されていると判断した場合、非常時動作情報500に基づく各種処理、すなわち非常時動作処理を実施して(ステップS118)、出力処理を終了する。
一方、選択ソース情報510の生成処理では、選択ソース情報生成手段492Aは、図6に示すように、非常時にラジオ部441を選択的に動作させる旨の設定入力を認識したか否かを判断する(ステップS201)。このステップS201において、ラジオ部441を選択する旨を認識したと判断した場合、ラジオフラグ511を1に設定する(ステップS202)。一方、ステップS201において、ラジオ部441を選択しない旨を認識したと判断した場合、ラジオフラグ511を0に設定する(ステップS203)。この後、非常時にテレビ部442を選択する旨を認識したか否かを判断する(ステップS204)。そして、このステップS204において、テレビ部442を選択する旨を認識したと判断した場合、テレビフラグ512を1に設定する(ステップS205)。一方、ステップS204において、テレビ部442を選択しない旨を認識したと判断した場合、テレビフラグ512を0に設定する(ステップS206)。
この後、選択ソース情報生成手段492Aは、非常時にディスク部443を選択する旨を認識したか否かを判断する(ステップS207)。このステップS207において、ディスク部443を選択する旨を認識したと判断した場合、ディスクフラグ513を1に設定する(ステップS208)。一方、ステップS207において、ディスク部443を選択しない旨を認識したと判断した場合、ディスクフラグ513を0に設定する(ステップS209)。そして、選択ソース情報生成手段492Aは、各フラグ511〜513を組み込んだ選択ソース情報510を生成して(ステップS210)、処理を終了する。
また、動作設定情報520の生成処理では、動作設定情報生成手段492Bは、図7に示すように、選択ソース情報生成手段492Aで生成された選択ソース情報510のラジオフラグ511が1に設定されているか否かを判断する(ステップS301)。このステップS301において、1に設定されていると判断した場合、非常用ラジオ放送局の自動選局を実施する旨の設定入力を認識したか否かを判断する(ステップS302)。そして、ステップS302において、自動選局を実施する旨を認識したと判断した場合、ラジオ自動選局フラグ521を1に設定する(ステップS303)。この後、選択ソース情報510のテレビフラグ512が1に設定されているか否かを判断する(ステップS304)。
このステップS304において、動作設定情報生成手段492Bは、1に設定されていると判断した場合、非常用テレビ放送局の自動選局を実施する旨の設定入力を認識したか否かを判断する(ステップS305)。そして、ステップS305において、自動選局を実施する旨を認識したと判断した場合、テレビ自動選局フラグ523を1に設定する(ステップS306)。この後、選択ソース情報510のディスクフラグ513が1に設定されているか否かを判断する(ステップS307)。そして、ステップS307において、1に設定されていると判断した場合、非常時にディスク部443の動作を再生処理に限定する旨の設定入力を認識したか否かを判断する(ステップS308)。このステップS308において、再生処理に限定する旨を認識したと判断した場合、再生限定フラグ525を1に設定する(ステップS309)。一方、ステップS308において、再生処理に限定しない旨を認識したと判断した場合、再生限定フラグ525を0に設定する(ステップS310)。
また、ステップS301において、動作設定情報生成手段492Bは、ラジオフラグ511が0に設定されていると判断した場合、ステップS304の処理を実施する。さらに、ステップS302において、非常用ラジオ放送局の自動選局を実施しない旨を認識したと判断した場合、ラジオ自動選局フラグ521を0に設定して(ステップS311)、非常時に受信するラジオ放送局の選局設定を実施する旨の設定入力を認識したか否かを判断する(ステップS312)。このステップS312において、ラジオ放送局の選局設定を実施しない旨を認識したと判断した場合、ステップS304の処理を実施する。一方、ステップS312において、ラジオ放送局の選局設定を実施する旨を認識したと判断した場合、このラジオ放送局に関するラジオ選局設定情報522を生成して(ステップS313)、ステップS304の処理を実施する。
そして、ステップS304において、動作設定情報生成手段492Bは、テレビフラグ512が0に設定されていると判断した場合、ステップS307の処理を実施する。また、ステップS305において、非常用テレビ放送局の自動選局を実施しない旨を認識したと判断した場合、テレビ自動選局フラグ523を0に設定して(ステップS314)、非常時に受信するテレビ放送局の選局設定を実施する旨の設定入力を認識したか否かを判断する(ステップS315)。このステップS315において、テレビ放送局の選局設定を実施しない旨を認識したと判断した場合、ステップS307の処理を実施する。一方、ステップS315において、テレビ放送局の選局設定を実施する旨を認識したと判断した場合、このテレビ放送局に関するテレビ選局設定情報524を生成して(ステップS316)、ステップS307の処理を実施する。
さらに、動作設定情報生成手段492Bは、ステップS307においてディスクフラグ513が0に設定されていると判断した場合、あるいは、ステップS309,S310の処理を実施した場合、図8に示すように、非常時の音量を固定音量に設定する旨の設定入力を認識したか否かを判断する(ステップS317)。このステップS317において、固定音量に設定する旨を認識したと判断した場合、音量固定フラグ526を1に設定する(ステップS318)。一方、ステップS317において、固定音量に設定しない旨を認識したと判断した場合、音量固定フラグ526を0に設定する(ステップS319)。そして、ステップS318,S319の処理を実施すると、非常時の音質を低音質に設定する旨の設定入力を認識したか否かを判断する(ステップS320)。
このステップS320において、動作設定情報生成手段492Bは、低音質に設定する旨を認識したと判断した場合、低音質フラグ527を1に設定する(ステップS321)。一方、ステップS320において、低音質に設定しない旨を認識したと判断した場合、低音質フラグ527を0に設定する(ステップS322)。さらに、ステップS321,S322の処理を実施すると、非常時の画質を低画質に設定する旨の設定入力を認識したか否かを判断する(ステップS323)。このステップS323において、低画質に設定する旨を認識したと判断した場合、低画質フラグ528を1に設定する(ステップS324)。一方、ステップS323において、低画質に設定しない旨を認識したと判断した場合、低画質フラグ528を0に設定する(ステップS325)。そして、動作設定情報生成手段492Bは、各フラグ521,523,525〜528、各選局設定情報522,524を組み込んだ動作設定情報520を生成して(ステップS326)、処理を終了する。
一方、非常時動作処理では、供給切換制御手段493Aは、図9に示すように、電力供給切換手段430を制御して、通常電源接続部410と、情報出力処理手段440の各部441,442,443と、の接続を解除する(ステップS401)。そして、RAM460の非常時動作情報500のラジオフラグ511が1に設定されているか否かを判断する(ステップS402)。このステップS402において、情報出力制御手段493は、1に設定されていると判断した場合、電力供給切換手段430を制御して、非常用電力供給手段E2と、ラジオ部441と、を接続し(ステップS403)、ラジオ出力処理を実施する(ステップS404)。そして、供給切換制御手段493Aは、ステップS402においてラジオフラグ511が0に設定されていると判断した場合、あるいは、ステップS404の処理が実施された場合、テレビフラグ512が1に設定されているか否かを判断する(ステップS405)。このステップS405において、情報出力制御手段493は、1に設定されていると判断した場合、非常用電力供給手段E2と、テレビ部442と、を接続し(ステップS406)、テレビ出力処理を実施する(ステップS407)。
また、供給切換制御手段493Aは、ステップS405においてテレビフラグ512が0に設定されていると判断した場合、あるいは、ステップS407の処理が実施された場合、ディスクフラグ513が1に設定されているか否かを判断する(ステップS408)。そして、ステップS408において、情報出力制御手段493は、1に設定されていると判断した場合、非常用電力供給手段E2と、ディスク部443と、を接続し(ステップS409)、ディスク出力処理を実施する(ステップS410)。この後、情報出力制御手段493は、アクセサリ電源がオフされたか否かを判断する(ステップS411)。このステップS411において、アクセサリ電源がオフされたと判断した場合、処理を終了する。一方、ステップS411において、アクセサリ電源がオフされていないと判断した場合、ステップS402に戻る。
そして、ラジオ出力処理では、情報出力制御手段493は、図10に示すように、ラジオ出力制御手段493Dでラジオ部441をオンする旨の設定入力を認識すると(ステップS501)、音声形態設定手段493Bにて、音声出力形態の設定処理を実施する(ステップS502)。このステップS502における音声出力形態の設定処理を実施した後、ラジオ出力制御手段493Dは、ラジオ自動選局フラグ521が1に設定されているか否かを判断する(ステップS503)。このステップS503において、1に設定されていると判断した場合、ラジオ処理手段441Bの動作を制御して、非常用ラジオ放送局を選局する(ステップS504)。そして、ラジオ出力制御手段493Dは、選局したラジオ放送の音声を音声形態設定手段493Bで適宜設定した出力形態で音声出力部200から出力させる処理をする(ステップS505)。この後、ラジオ出力制御手段493Dは、ラジオ部441をオフする旨の設定入力を認識したか否かを判断する(ステップS506)。このステップS506において、オフする旨を認識したと判断した場合、処理を終了する。一方、ステップS506において、オフする旨を認識していないと判断した場合、ステップS505に戻る。
また、ステップS503において、ラジオ自動選局フラグ521が0に設定されていると判断した場合、非常時動作情報500にラジオ選局設定情報522が組み込まれているか否か、すなわち非常時のラジオ放送局が選局設定されているか否かを判断する(ステップS507)。このステップS507において、選局設定されていると判断した場合、ラジオ処理手段441Bの動作を制御して、この選局設定されたラジオ放送局を選局し(ステップS508)、ステップS505の処理を実施する。一方、ステップS507において、選局設定されていないと判断した場合、例えば入力部450の入力操作に基づいてラジオ放送局を選局して、ステップS505の処理を実施する。
一方、音声出力形態の設定処理では、音声形態設定手段493Bは、図11に示すように、音量固定フラグ526が1に設定されているか否かを判断する(ステップS601)。このステップS601において、1に設定されていると判断した場合、音量を固定音量に設定して(ステップS602)、低音質フラグ527が1に設定されているか否かを判断する(ステップS603)。このステップS603において、1に設定されていると判断した場合、音質を低音質に設定して(ステップS604)、処理を終了する。また、ステップS601において、音量固定フラグ526が0に設定されていると判断した場合、音量を固定音量に設定せずにステップS603の処理を実施する。さらに、ステップS603において、音量固定フラグ526が0に設定されていると判断した場合、音質を低音質に設定せずに処理を終了する。
そして、テレビ出力処理では、情報出力制御手段493は、図12に示すように、テレビ出力制御手段493Eでテレビ部442をオンする旨の設定入力を認識すると(ステップS701)、図11に示すような音声出力形態の設定処理を実施する(ステップS702)。このステップS702における音声出力形態の設定処理を実施した後、画像形態設定手段493Cは、低画質フラグ528が1に設定されているか否かを判断する(ステップS703)。このステップS703において、1に設定されていると判断した場合、画質を低画質に設定して(ステップS704)、テレビ自動選局フラグ523が1に設定されているか否かを判断する(ステップS705)。また、ステップS703において、低画質フラグ528が0に設定されていると判断した場合、画質を低画質に設定せずにステップS705の処理を実施する。
このステップS705において、1に設定されていると判断した場合、非常用テレビ放送局を選局する(ステップS706)。そして、テレビ出力制御手段493Eは、選局したテレビ放送の音声を音声形態設定手段493Bで適宜設定した出力形態で音声出力部200から出力させるとともに、画像を画像形態設定手段493Cで適宜設定した表示形態で表示部300に表示させる処理をする(ステップS707)。この後、テレビ出力制御手段493Eは、テレビ部442をオフする旨の設定入力を認識したか否かを判断する(ステップS708)。このステップS708において、オフする旨を認識したと判断した場合、処理を終了する。一方、ステップS708において、オフする旨を認識していないと判断した場合、ステップS707に戻る。
また、ステップS705において、テレビ自動選局フラグ523が0に設定されていると判断した場合、テレビ選局設定情報524に基づいて、非常時のテレビ放送局が選局設定されているか否かを判断する(ステップS709)。このステップS709において、選局設定されていると判断した場合、この選局設定されたテレビ放送局を選局し(ステップS710)、ステップS707の処理を実施する。一方、ステップS709において、選局設定されていないと判断した場合、例えば入力部450の入力操作に基づいてテレビ放送局を選局して、ステップS707の処理を実施する。
さらに、ディスク出力処理では、情報出力制御手段493は、図13に示すように、ディスク出力制御手段493Fでディスク部443をオンする旨の設定入力を認識すると(ステップS801)、図11に示すような音声出力形態の設定処理を実施する(ステップS802)。このステップS802における音声出力形態の設定処理を実施した後、低画質フラグ528が1に設定されているか否かを判断する(ステップS803)。このステップS803において、1に設定されていると判断した場合、画質を低画質に設定して(ステップS804)、再生限定フラグ525が1に設定されているか否かを判断する(ステップS805)。また、ステップS803において、低画質フラグ528が0に設定されていると判断した場合、低画質に設定せずにステップS805の処理を実施する。このステップS805において、1に設定されていると判断した場合、ディスク出力制御手段493Fは、ディスク部443を再生処理のみを実施可能な状態に設定する(ステップS806)。この後、ディスク出力制御手段493Fは、ディスクコンテンツを再生する旨の設定入力を認識すると、このディスクコンテンツの音声を音声形態設定手段493Bで適宜設定した出力形態で出力させるとともに、画像を画像形態設定手段493Cで適宜設定した表示形態で表示させる処理をする(ステップS807)。この後、ディスク出力制御手段493Fは、ディスク部443をオフする旨の設定入力を認識したか否かを判断する(ステップS808)。このステップS808において、オフする旨を認識したと判断した場合、処理を終了する。一方、ステップS808において、オフする旨を認識していないと判断した場合、ステップS807に戻る。
また、ステップS805において、再生限定フラグ525が0に設定されていると判断した場合、ディスク出力制御手段493Fは、ディスク部443を全処理実施可能な状態に設定する(ステップS809)。そして、ディスク出力制御手段493Fは、ディスクコンテンツを再生する旨や所定の場面を検索する旨などの設定入力を認識すると、この設定入力に対応するディスクコンテンツに対するステップS807の処理を実施する。
〔車載用AVシステムの作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、車載用AV装置400の処理部490は、通常電源接続部410に通常電力供給手段E1が接続され、非常用電源接続部420に非常用電力供給手段E2が接続されていないことを検出すると、通常電力供給手段E1から供給される電力によりラジオ部441、テレビ部442、ディスク部443で全ての処理を実施可能な状態に制御する。また、処理部490は、非常用電源接続部420に非常用電力供給手段E2が接続されたことを検出すると、例えば音声形態設定手段493Bにて、非常用電力供給手段E2から供給される電力によりラジオ放送やテレビ放送あるいはディスクコンテンツの音声を低音質に固定させて出力させる状態に制御する。すなわち、処理部490は、非常用電力供給手段E2から供給される電力により各部441,442,443などで所定の処理のみを実施可能な状態に制御する。このため、処理部490は、通常電力供給手段E1から供給される電力の減少で例えば各種情報の出力処理を実施できないおそれがある場合などの非常時に、非常用電力供給手段E2からの電力により各部441,442,443などで所定の処理以外の処理を実施させることがない。したがって、車載用AV装置400は、非常用電力供給手段E2からの電力により各部441,442,443などで全ての処理を実施可能な状態に制御する構成と比べて、非常用電力供給手段E2の消費電力を低減させることができ、各部441,442,443をより長い時間動作させることができる。また、通常電力供給手段E1の電力がなくなった場合でも、二次電池を利用することなく各部441,442,443を動作させることができるので、車載用AV装置400の大型化やコストの増大を招くことがない。また、資源の無駄を省くことができる。よって、車載用AV装置400は、各部441,442,443などにおける処理の実施状態を適切に制御できる。
そして、処理部490は、非常用電力供給手段E2が接続されたことを検出すると、各部441,442,443のうちの1つまたは2つで全ての処理を実施不可能な状態に制御する。このため、処理部490は、非常用電力供給手段E2からの電力により各部441,442,443のうちの1つまたは2つで全ての処理を実施させることがない。したがって、車載用AV装置400は、非常用電力供給手段E2からの電力により各部441,442,443の全てで所定の処理のみを実施可能な状態に制御する構成と比べて、非常用電力供給手段E2の消費電力を低減させることができ、各部441,442,443をさらに長い時間動作させることができる。
また、処理部490は、電力供給切換手段430を制御して、非常用電力供給手段E2と、各部441,442,443のうちの1つまたは2つと、を接続させないことにより、各部441,442,443のうちの1つまたは2つで全ての処理を実施不可能な状態にする。このため、処理部490は、電力供給切換手段430に非常用電力供給手段E2と、各部441,442,443と、の接続状態を切り換えさせるだけの簡単な構成で、各部441,442,443のうちの1つまたは2つで全ての処理を実施不可能な状態にできる。したがって、車載用AV装置400は、各部441,442,443における処理の実施状態を容易に制御できる。
また、処理部490は、各出力制御手段493D,493Eにて、各部441,442に、利用者により設定されたラジオ放送局やテレビ放送局を選局させ、この放送局の放送のみを受信させる。このため、車載用AV装置400は、利用者により設定された放送以外の放送を受信することがなく、全ての放送を受信可能な構成と比べて、非常用電力供給手段E2の消費電力を低減させることができる。したがって、各部441,442をさらに長い時間動作させることができる。また、車載用AV装置400は、利用者に例えばラジオ放送局の選局設定を実施させることなく利用者の嗜好に合うラジオ放送を出力させることができ、非常時であっても利用者を癒すことができる。
そして、各出力制御手段493D,493Eは、各部441,442に、例えば災害などに関する情報を優先的に放送する非常用ラジオ放送局や非常用テレビ放送局を選局させ、この放送局の放送のみを受信させる。このため、車載用AV装置400は、例えば非常用ラジオ放送局の放送以外の放送を受信することがなく、全ての放送を受信可能な構成と比べて、非常用電力供給手段E2の消費電力を低減させることができる。したがって、各部441,442をさらに長い時間動作させることができる。また、車載用AV装置400は、利用者に例えば非常用ラジオ放送局の選局設定を実施させることなく災害などに関するラジオ放送を聴取させることができ、利用者の手を煩わせることなく迅速に災害などに関する情報を提供できる。
また、ディスク出力制御手段493Fは、ディスク部443に、ディスクコンテンツの再生処理のみを限定的に実施させる。このため、車載用AV装置400は、再生処理に加え所定場面の検索処理などを実施させる構成と比べて、非常用電力供給手段E2の消費電力を低減でき、ディスクコンテンツをより長い間出力できる。
さらに、音声形態設定手段493Bは、ラジオ放送やテレビ放送あるいはディスクコンテンツの音声の音量を固定音量に固定する制御をする。このため、車載用AV装置400は、固定音量以外の音量で音声を出力することがなく、音量を調整可能な構成と比べて、非常用電力供給手段E2の消費電力をより低減でき、ラジオ放送などをより長い間出力できる。
そして、音声形態設定手段493Bは、ラジオ放送などの音声の音質を低音質に固定する制御をする。このため、車載用AV装置400は、低音質以外の音質で音声を出力することがなく、音質を調整可能な構成や例えば高音の出力レベルを最高レベルに設定する構成と比べて、非常用電力供給手段E2の消費電力をさらに低減でき、ラジオ放送などをさらに長い間出力できる。
また、画像形態設定手段493Cは、テレビ放送やディスクコンテンツの画像の画質を低画質に固定する制御をする。このため、車載用AV装置400は、低画質以外の画質で画像を表示させることがなく、画質を調整可能な構成や例えば解像度を最高レベルに設定する構成と比べて、非常用電力供給手段E2の消費電力をさらに低減でき、テレビ放送などをさらに長い間出力できる。
さらに、各手段493B〜493Fは、不揮発性メモリ480に記憶された動作設定情報520に基づいて、限定的に実施させる処理内容を認識する。このため、車載用AV装置400は、動作設定情報520を参照するだけの簡単な方法で限定的に実施させる処理内容を認識でき、さらに迅速にラジオ放送などを出力できる。
また、供給切換制御手段493Aは、不揮発性メモリ480に記憶された選択ソース情報510に基づいて、非常用電源接続部420と接続する各部441,442,443を認識する。このため、供給切換制御手段493Aは、選択ソース情報510を参照するだけの簡単な方法で非常用電源接続部420と接続する各部441,442,443を認識でき、非常用電源接続部420と、各部441,442,443と、を迅速に接続できる。したがって、車載用AV装置400は、より迅速にラジオ放送などを出力できる。
そして、動作情報生成手段492は、利用者による入力操作に基づいて、選択ソース情報510および動作設定情報520を組み込んだ非常時動作情報500を生成して不揮発性メモリ480に記憶させる。このため、車載用AV装置400は、利用者の嗜好に合わせた出力状態でラジオ放送などを出力できる。したがって、車載用AV装置400の利便性を高めることができる。
さらに、非常時動作情報500を、不揮発性を有する不揮発性メモリ480に記憶させている。このため、車載用AV装置400は、各電力供給手段E1,E2からの電力供給が停止された後に再開された場合であっても、従前に利用者により設定された各種状態に基づいてラジオ放送などを出力でき、各電力供給手段E1,E2からの電力供給が開始される毎に利用者に設定操作を実施させることがない。したがって、車載用AV装置400の利便性をより高めることができる。
また、本発明の処理制御装置を移動体としての車両に搭載される車載用AV装置400に適用している。このため、車載用AV装置400は、通常電力供給手段E1の電力がなくなったり災害や故障などで、例えば車両が孤立した状態で移動不可能になったとしても、処理制御装置を設けない構成と比べて、非常用電力供給手段E2からの電力で各放送やディスクコンテンツをより長い間出力できる。したがって、利便性が高い車載用AV装置400を提供できる。
〔実施の形態の変形〕
なお、本発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、例えば図14および図15に示すような構成などとしてもよい。具体的には、車載用AVシステム600の車載用AV装置700に設けられた処理部720には、図14に示すように、通常電力供給手段E1に接続され通常電力供給手段E1の電力量の変化状態を検出する電力量検出手段800が着脱可能に接続されている。そして、演算手段としての処理部720は、図15に示すような認識手段としての電力変化認識手段721にて、電力量検出手段800から通常電力供給手段E1の電力量の変化状態が減少状態である旨の減少状態信号を取得すると、上述した一実施の形態と同様の非常時動作処理を実施する。すなわち、処理制御手段としての情報出力制御手段722は、供給切換制御手段722Aにて、選択ソース情報510に基づき電力供給切換手段710を制御して、通常電力供給手段E1と、各部441,442,443のうちの1つまたは2つと、を接続させる。そして、動作設定情報520に基づいて、各部441,442,443で所定の処理のみを実施可能な状態に制御する。このため、処理部720は、通常電力供給手段E1の電力量が減少して例えば各種情報の出力処理を実施できないおそれがある場合などの非常時に、通常電力供給手段E1からの電力により各部441,442,443などで所定の処理以外の処理を実施させることがない。したがって、車載用AV装置700は、通常電力供給手段E1からの電力により各部441,442,443などで全ての処理を実施可能な状態に制御する構成と比べて、通常電力供給手段E1の消費電力を低減させることができ、各部441,442,443をより長い時間動作させることができる。よって、車載用AV装置700は、各部441,442,443などにおける処理の実施状態を適切に制御できる。なお、電力量検出手段800の代わりに、例えば通常電源接続部410および処理部720の間に通常電力供給手段E1から供給される電力の変化状態を検出する構成を設けてもよい。
また、車載用AV装置700において、例えば図示しない操作ボタンと、この操作ボタンが操作されたことを検出すると通常電力供給手段E1の電力量の変化状態が減少状態である旨の減少状態信号を電力変化認識手段721へ出力する図示しない減少状態信号出力手段と、を設ける。そして、電力変化認識手段721にて、減少状態信号出力手段から減少状態信号を取得した際に、非常時動作処理を実施する構成としてもよい。このような構成にすれば、利用者は、例えば通常電力供給手段E1の電力量の変化状態が減少状態ではない場合であっても、操作ボタンを操作することにより車載用AV装置700に非常時動作処理を実施させることができる。したがって、通常電力供給手段E1の電力量の変化状態が減少状態でない場合であっても、通常電力供給手段E1の消費電力を低減させることができる利便性が高い車載用AV装置700を提供できる。ここで、減少状態信号出力手段にて、減少状態信号を電力量検出手段800や供給切換制御手段722Aへ出力する構成としてもよい。
そして、車載用AV装置400において、例えば図示しない操作ボタンと、この操作ボタンが操作されたことを検出すると非常用電力供給手段E2が接続された旨の供給信号としての接続信号を電源接続検出手段491へ出力する供給信号出力手段としての図示しない接続信号出力手段と、を設ける。そして、電源接続検出手段491にて、接続信号出力手段から接続信号を取得した際に、非常用電力供給手段E2ではなく通常電力供給手段E1からの電力により非常時動作処理と同様の処理を実施する構成としてもよい。このような構成にすれば、利用者は、操作ボタンを操作することにより車載用AV装置400に通常電力供給手段E1の電力を利用して非常時動作処理と同様の処理を実施させることができる。したがって、非常用電力供給手段E2に加え通常電力供給手段E1の消費電力を適宜低減させることができる利便性が高い車載用AV装置400を提供できる。ここで、接続信号出力手段にて、接続信号を供給切換制御手段493Aへ出力する構成としてもよい。
また、供給切換制御手段493Aにて、非常用電力供給手段E2が接続されたことを検出した際に、電力供給切換手段430に、非常用電源接続部420と、各部441,442,443の全てと、を接続させる。そして、各出力制御手段493D〜493Fにて、非常用電力供給手段E2で動作させない各部441,442,443に対応する入力部450の入力操作を認識しないことで、各部441,442,443を適宜動作させる構成としてもよい。また、各出力制御手段493D〜493Fにて、非常用電力供給手段E2で動作させない各部441,442,443に対応する入力部450の入力操作を認識した際に、この動作させない各部441,442,443の制御を実施しないことで、各部441,442,443を適宜動作させる構成としてもよい。これらのような構成にすれば、電力供給切換手段430に、非常用電源接続部420と、各部441,442,443のうちの1つまたは2つのみと、を選択的に接続する機能を設ける必要がなくなる。したがって、電力供給切換手段430の構成を簡略にできる。
そして、非常用電力供給手段E2からの電力で各部441,442,443の全てで所定の処理のみを実施可能な状態に制御する構成としてもよい。このような構成にすれば、電力供給切換手段430に、非常用電源接続部420と、各部441,442,443のうちの1つまたは2つのみと、を選択的に接続する機能を設ける必要がなくなり、電力供給切換手段430の構成を簡略にできる。また、選択ソース情報510を設ける必要がなく、非常時動作情報500の構成を簡略にできる。
さらに、各出力制御手段493D,493Eに、非常用電力供給手段E2の電力で出力させるラジオ放送やテレビ放送の情報のうち、特定の情報例えば災害や天候あるいは交通に関する情報のみを選択的に出力させる機能を設ける構成としてもよい。このような構成にすれば、車載用AV装置400は、各放送の全ての情報を出力させる構成と比べて、非常用電力供給手段E2の消費電力をさらに低減でき、各放送をさらに長い間出力できる。
また、各出力制御手段493D,493Eに、利用者により設定された各放送局を各部441,442に選局させる機能や、非常用の各放送局を各部441,442に自動選局させる機能を設けない構成としてもよい。これらのような構成にすれば、各出力制御手段493D,493Eの構成を簡略にできる。また、動作設定情報520に各選局設定情報522,524や各自動選局フラグ521,523を組み込む必要がなくなり、動作設定情報520の構成を簡略にできる。
そして、ディスク出力制御手段493Fに、ディスクコンテンツの再生処理のみをディスク部443に限定的に実施させる機能を設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、ディスク出力制御手段493Fの構成を簡略にできる。また、動作設定情報520に再生限定フラグ525を組み込む必要がなくなり、動作設定情報520の構成を簡略にできる。
さらに、音声形態設定手段493Bに、音量を固定音量に固定する機能や、音質を低音質に固定する機能を設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、音声形態設定手段493Bの構成を簡略にできる。また、動作設定情報520に各フラグ526,527を組み込む必要がなくなり、動作設定情報520の構成を簡略にできる。
また、画像形態設定手段493Cに、画質を低画質に固定する機能を設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、画像形態設定手段493Cの構成を簡略にできる。また、動作設定情報520に低画質フラグ528を組み込む必要がなくなり、動作設定情報520の構成を簡略にできる。
さらに、各出力制御手段493E,493Fにて、画像を断続的に表示させる状態に各部442,443を制御する構成としてもよい。このような構成にすれば、テレビ放送やディスクコンテンツの画像を連続的に表示させる構成すなわち通常状態で表示させる構成と比べて、非常用電力供給手段E2の消費電力を低減でき、テレビ放送やディスクコンテンツをさらに長い間出力できる。
そして、非常時動作情報500を不揮発性メモリ480に記憶させずに、例えば以下のような構成などとしてもよい。すなわち、供給切換制御手段493Aにて、例えば無作為に選択したあるいは特定の各部441,442,443と、非常用電源接続部420と、を接続させる。そして、各手段493B〜493Fにて、例えば無作為に選択したあるいは特定の処理を限定的に実施させる構成としてもよい。このような構成にすれば、車載用AV装置400に不揮発性メモリ480を設ける必要がない。また、処理部490に動作情報生成手段492を設ける必要がない。したがって、車載用AV装置400の構成を簡略にできる。
また、非常時動作情報500に選択ソース情報510を組み込まずに、供給切換制御手段493Aにて、例えば無作為に選択したあるいは特定の各部441,442,443と、非常用電源接続部420と、を接続させる構成としてもよい。さらに、非常時動作情報500に動作設定情報520を組み込まずに、各手段493B〜493Fにて、例えば無作為に選択したあるいは特定の処理を限定的に実施させる構成としてもよい。これらのような構成にすれば、非常時動作情報500の構成を簡略にできる。また、動作情報生成手段492に各情報510,520のうちのいずれか一方を生成する機能を適宜設ける必要がなくなり、動作情報生成手段492の構成を簡略にできる。
そして、動作情報生成手段492を設けずに、図示しない外部装置で生成されたりネットワークを介して配信される非常時動作情報500を不揮発性メモリ480に記憶させる構成としてもよい。このような構成にすれば、処理部490の構成を簡略にできる。
さらに、非常時動作情報500を不揮発性メモリ480に記憶させずに、電力供給が停止された際に記憶された情報が消去されるいわゆる揮発性を有する記憶手段に記憶させる構成としてもよい。
また、情報出力処理手段440を本発明の処理実施手段として機能させ、非常用電力供給手段E2から供給される電力により各部441,442,443のうちの1つまたは2つのみで全ての処理を実施可能な状態に制御する構成としてもよい。
そして、本発明は、各部441,442,443に加え、HD(Hard Disk)やMD(Mini-Disk)あるいはメモリカードなどの各種記録媒体に記録されたコンテンツデータを出力するコンテンツ出力部、移動体の移動を支援するナビゲーション部、ゲーム部などを設けた機器、各部441,442,443、コンテンツ出力部、ナビゲーション部、ゲーム部のうちの少なくともいずれか1つを設けた機器に適用してもよい。また、移動体に搭載される構成に限らず、家庭などに設置される構成に適用してもよい。さらには、携帯用の前述した各種機器、携帯電話などの他の機器に適用する構成としてもよい。また、処理制御装置を車載用AV装置400に適用した構成に限らず、処理部490を独立させた構成に適用してもよい。
さらに、上述した各種変形と同様の構成を、車載用AVシステム600に適用してもよい。
また、上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば回路基板などのハードウェアあるいは1つのIC(Integrated Circuit)などの素子にて構成するなどしてもよく、いずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構成とすることにより、取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施の形態の作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、車載用AV装置400の処理部490は、非常用電源接続部420に非常用電力供給手段E2が接続されたことを検出すると、非常用電力供給手段E2から供給される電力により各部441,442,443などで所定の処理のみを実施可能な状態に制御する。このため、処理部490は、非常時に非常用電力供給手段E2からの電力により各部441,442,443などで所定の処理以外の処理を実施させることがない。したがって、車載用AV装置400は、非常用電力供給手段E2からの電力により各部441,442,443などで全ての処理を実施可能な状態に制御する構成と比べて、非常用電力供給手段E2の消費電力を低減させることができ、各部441,442,443をより長い時間動作させることができる。また、通常電力供給手段E1の電力がなくなった場合でも、二次電池を利用することなく各部441,442,443を動作させることができるので、車載用AV装置400の大型化やコストの増大を招くことがない。また、資源の無駄を省くことができる。よって、車載用AV装置400は、各部441,442,443などにおける処理の実施状態を適切に制御できる。
また、上記他の実施の形態では、車載用AV装置700の処理部720は、通常電力供給手段E1の電力量の変化状態が減少状態であることを認識すると、通常電力供給手段E1から供給される電力により各部441,442,443などで所定の処理のみを実施可能な状態に制御する。このため、処理部720は、非常時に通常電力供給手段E1からの電力により各部441,442,443などで所定の処理以外の処理を実施させることがない。したがって、車載用AV装置700は、通常電力供給手段E1からの電力により各部441,442,443などで全ての処理を実施可能な状態に制御する構成と比べて、通常電力供給手段E1の消費電力を低減させることができ、各部441,442,443をより長い時間動作させることができる。よって、車載用AV装置700は、各部441,442,443などにおける処理の実施状態を適切に制御できる。
本発明の一実施の形態に係る車載用AVシステムの概略構成を示すブロック図である。 前記一実施の形態における非常時動作情報の概略構成を示す模式図である。 前記一実施の形態における車載用AV装置を構成する処理部の概略構成を示すブロック図である。 前記一実施の形態におけるラジオ放送、テレビ放送、ディスクコンテンツの出力処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態におけるラジオ放送、テレビ放送、ディスクコンテンツの出力処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態における選択ソース情報の生成処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態における動作設定情報の生成処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態における動作設定情報の生成処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態における非常時動作処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態におけるラジオ出力処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態における音声出力形態の設定処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態におけるテレビ出力処理を示すフローチャートである。 前記一実施の形態におけるディスク出力処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係る車載用AVシステムの概略構成を示すブロック図である。 前記他の実施の形態における車載用AV装置を構成する処理部の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
200 出力手段としての音声出力手段である音声出力部
300 出力手段としての表示手段である表示部
440 処理実施手段としても機能しうる情報出力処理手段
441 処理実施手段としてのラジオ部
441A 情報取得手段としてのラジオチューナ
441B 出力処理手段である音声出力処理手段としてのラジオ処理手段
442 処理実施手段としてのテレビ部
442A 情報取得手段としてのテレビチューナ
442B 出力処理手段である音声出力処理手段および画像表示処理手段としてのテレビ処理手段
443 処理実施手段としてのディスク部
443B 情報取得手段としてのピックアップ
443C 出力処理手段である音声出力処理手段および画像表示処理手段としてのディスク処理手段
490,720 演算手段としての処理部
491 処理制御装置を構成する検出手段としての電源接続検出手段
493D 出力処理手段、音声出力処理手段、および、画像表示処理手段としても機能するラジオ出力制御手段
493E 出力処理手段、音声出力処理手段、および、画像表示処理手段としても機能するテレビ出力制御手段
493F 出力処理手段、音声出力処理手段、および、画像表示処理手段としても機能するディスク出力制御手段
493,722 処理制御装置を構成する処理制御手段としての情報出力制御手段
721 認識手段としての電力変化認識手段
E1 主電力源としての通常電力供給手段
E2 補助電力源としての非常用電力供給手段

Claims (20)

  1. 主電力源から供給される電力により複数の異なる処理を実施する処理実施手段を制御する処理制御装置であって、
    外部から接続され補助電力源からの電力の供給状態を検出する検出手段と、
    この検出手段にて前記補助電力源から電力が供給されたこと検出すると、前記処理実施手段への電力の供給元を前記主電力源から前記補助電力源に切替えて、前記処理実施手段で前記複数の異なる処理のうち所定の処理のみを実施可能な状態に制御する処理制御手段と、
    を具備したことを特徴とする処理制御装置。
  2. 請求項1に記載の処理制御装置であって、
    前記検出手段で前記補助電力源からの電力の供給を検出した旨を前記処理制御手段に認識させるための供給信号を出力させる供給信号出力手段を具備した
    ことを特徴とする処理制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の処理制御装置であって、
    前記補助電力源は、複数の前記処理実施手段に接続されているとともに、その電力の供給経路を切替えることにより複数の処理実施手段の各々に対して電力を供給可能であり、
    前記処理制御手段は、前記補助電力源から供給される電力により前記複数の処理実施手段のうち所定の前記処理実施手段における前記所定の処理のみを実施可能な状態に制御する
    ことを特徴とする処理制御装置。
  4. 主電力源から供給される電力により複数の異なる処理を実施する処理実施手段を制御する処理制御装置であって、
    前記主電力源の電力量の変化状態、および、前記主電力源から供給される電力の供給量の変化状態のうちの少なくともいずれか一方の変化状態を認識する認識手段と、
    この認識手段にて前記少なくともいずれか一方の変化状態が減少状態であると認識すると、前記処理実施手段で前記複数の異なる処理のうち所定の処理のみを実施可能な状態に制御する処理制御手段と、
    を具備したことを特徴とする処理制御装置。
  5. 請求項4に記載の処理制御装置であって、
    前記認識手段で前記少なくともいずれか一方の変化状態が減少状態である旨を認識した旨を前記処理制御手段に認識させるための減少状態信号を入力操作に応じて出力させる減少状態信号出力手段を具備した
    ことを特徴とする処理制御装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の処理制御装置であって、
    前記主電力源は、複数の前記処理実施手段に接続されているとともに、その電力の供給経路を切替えることにより複数の処理実施手段の各々に対して電力を供給可能であり、
    前記処理制御手段は、前記複数の処理実施手段のうち所定の前記処理実施手段における前記所定の処理のみを実施可能な状態に制御する
    ことを特徴とする処理制御装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の処理制御装置であって、
    前記処理実施手段は、所定の情報を取得する情報取得手段と、この情報取得手段で取得した前記情報を出力手段から出力させる出力処理手段と、を備え、
    前記処理制御手段は、前記情報取得手段で前記所定の処理として特定の前記情報の取得処理のみを実施可能な状態に制御する
    ことを特徴とする処理制御装置。
  8. 請求項7に記載の処理制御装置であって、
    前記情報取得手段は、配信装置から配信される前記所定の情報を取得する配信情報取得手段であり、
    前記処理制御手段は、前記配信情報取得手段で前記特定の情報の取得処理として特定の前記配信装置からの前記情報の取得処理のみを実施可能な状態に制御する
    ことを特徴とする処理制御装置。
  9. 請求項8に記載の処理制御装置であって、
    前記処理制御手段は、前記配信情報取得手段で災害、天候、および、交通のうちの少なくともいずれか1つに関する情報を優先的に配信する前記特定の配信装置からの前記情報の取得処理のみを実施可能な状態に制御する
    ことを特徴とする処理制御装置。
  10. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の処理制御装置であって、
    前記処理実施手段は、所定の情報を取得する情報取得手段と、この情報取得手段で取得した前記情報を出力手段から出力させる出力処理手段と、を備え、
    前記処理制御手段は、前記出力処理手段で前記所定の処理として前記情報を前記出力手段から特定の出力形態で出力させる処理のみを実施可能な状態に制御する
    ことを特徴とする処理制御装置。
  11. 請求項10に記載の処理制御装置であって、
    前記情報は、音声であり、
    前記出力処理手段は、前記音声を前記出力手段としての音声出力手段から出力させる音声出力処理手段であり、
    前記処理制御手段は、前記音声出力処理手段で前記音声の出力形態における高さ、強さ、および、音色のうちの少なくともいずれか1つを特定の出力形態に設定して前記音声を前記音声出力手段から出力させる処理のみを実施可能な状態に制御する
    ことを特徴とする処理制御装置。
  12. 請求項10に記載の処理制御装置であって、
    前記情報は、画像であり、
    前記出力処理手段は、前記画像を前記出力手段としての表示手段で表示させる画像表示処理手段であり、
    前記処理制御手段は、前記画像表示処理手段で前記画像の出力形態としての表示形態における明度、色相、および、彩度のうちの少なくともいずれか1つを特定の表示形態に設定して前記画像を前記表示手段で表示させる処理のみを実施可能な状態に制御する
    ことを特徴とする処理制御装置。
  13. 請求項10に記載の処理制御装置であって、
    前記情報は、画像であり、
    前記出力処理手段は、前記画像を前記出力手段としての表示手段で表示させる画像表示処理手段であり、
    前記処理制御手段は、前記画像表示処理手段で前記画像を断続的に前記表示手段で表示させる処理のみを実施可能な状態に制御する
    ことを特徴とする処理制御装置。
  14. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の処理制御装置であって、
    前記処理実施手段は、記録媒体に記録された所定の情報を読み出して取得する情報取得手段と、この情報取得手段で取得した前記情報を再生して出力手段から出力させる出力処理手段と、を備え、
    前記処理制御手段は、前記出力処理手段で前記所定の処理として前記情報を連続的に再生させて出力させる処理のみを実施可能な状態に制御する
    ことを特徴とする処理制御装置。
  15. 請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の処理制御装置であって、
    前記主電力源は、移動体に搭載され前記移動体の駆動に利用される移動体駆動電力源である
    ことを特徴とする処理制御装置。
  16. 演算手段により、主電力源から供給される電力により複数の異なる処理を実施する処理実施手段を制御する処理制御方法であって、
    前記演算手段は、
    外部から接続され補助電力源からの電力の供給状態を検出し、
    前記補助電力源から電力が供給されたことを検出すると、前記処理実施手段への電力の供給元を前記主電力源から前記補助電力源に切替えて、前記処理実施手段で前記複数の異なる処理のうち所定の処理のみを実施可能な状態に制御する
    ことを特徴とする処理制御方法。
  17. 演算手段により、主電力源から供給される電力により複数の異なる処理を実施する処理実施手段を制御する処理制御方法であって、
    前記演算手段は、
    前記主電力源の電力量の変化状態、および、前記主電力源から供給される電力の供給量の変化状態のうちの少なくともいずれか一方の変化状態を認識し、
    前記少なくともいずれか一方の変化状態が減少状態であると認識すると、前記処理実施手段で前記複数の異なる処理のうち所定の処理のみを実施可能な状態に制御する
    ことを特徴とする処理制御方法。
  18. 演算手段を請求項1ないし請求項15のいずれかに記載の処理制御装置として機能させる
    ことを特徴とする処理制御プログラム。
  19. 請求項16または請求項17に記載の処理制御方法を演算手段に実行させる
    ことを特徴とする処理制御プログラム。
  20. 請求項18または請求項19に記載の処理制御プログラムが演算手段にて読取可能に記録された
    ことを特徴とする処理制御プログラムを記録した記録媒体。
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