JP4684696B2 - 記憶制御方法及びシステム - Google Patents

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Description

本発明は、電子的な情報の記憶を制御するための技術に関する。
例えば、データ或いはプログラム等の電子的な情報を大量に記憶することができるストレージ装置が知られている(例えば特許文献1)。
特開2005−055963号公報。
しかし、ストレージ装置の記憶容量が多いからといって、単にストレージ装置に情報を格納していくだけでは好ましくないと考えられる。
従って、本発明の目的は、電子的な情報の記憶を好適に制御できるようにすることにある。
本発明の他の目的は、後の記載から明らかになるであろう。
本発明の第一の側面に従う記憶制御方法は、複数の記憶装置のうちの少なくとも一つに通信可能に接続されている一以上の記憶制御装置のうちの少なくとも一つのハードウェアリソースの使用状況に関するリソース情報を参照するステップと、前記リソース情報から前記ハードウェアリソースのうちの未使用部分を特定するステップと、前記特定された未使用部分の全部又は一部が割り当てられた仮想コンピュータである記憶仮想コンピュータを、前記一以上の記憶制御装置の少なくとも一つに設定するステップとを有することができる。
この場合、前記設定された記憶仮想コンピュータは、例えば、前記記憶制御装置と通信可能に接続されたホスト装置からアクセス要求を受け、前記アクセス要求に基づいて、前記記憶装置にアクセスすることにより、前記アクセス要求の処理を行うことができる。
一つの実施態様では、上記記憶制御方法は、前記複数の記憶装置の各々と、前記複数の記憶装置うちの少なくとも一つにアクセスするための複数のホスト装置の各々との組み合せを特定するステップと、或るホスト装置を含んでいる一以上の組み合せの中から組み合せを選択し、選択された組み合せを前記或るホスト装置に割り当てるステップと、前記割り当てられた組み合せに含まれている記憶装置にアクセス可能な記憶仮想コンピュータが、前記或るホスト装置からアクセス要求を受信し、受信したアクセス要求に従って、前記割り当てられた組み合せに含まれている前記記憶装置にアクセスするステップとを有することもできる。
一つの実施態様では、上記記憶制御方法は、複数のホスト装置のうちのどのホスト装置がどんなレベルの性能を有するかを表す情報であるホスト情報と、前記複数の記憶装置のうちのどの記憶装置がどんなレベルの性能を有するかを表す情報である記憶装置情報とを参照するステップと、前記ホスト情報と前記記憶装置情報から特定される各ホスト装置の性能と各記憶装置の性能とに基づいて、ホスト装置と記憶装置との複数の組み合せを特定するステップと、各ホスト装置の性能と各記憶装置の性能とに基づいて、前記複数の組み合せにそれぞれ優先順位を付与するステップと、或るホスト装置を含んでいる一以上の組み合せの各々の優先順位に基づいて、前記一以上の組み合せの中から組み合せを選択し、選択された組み合せを前記或るホスト装置に割り当てるステップと、前記割り当てられた組み合せに含まれている記憶装置にアクセス可能な記憶仮想コンピュータが、前記或るホスト装置からアクセス要求を受信し、受信したアクセス要求に従って、前記割り当てられた組み合せに含まれている前記記憶装置にアクセスするステップとを有することもできる。
一つの実施態様では、上記記憶制御方法は、各ホスト装置のIDと性能とを含んだホスト情報要素を各ホスト装置から収集し、前記収集されたホスト情報要素に基づいて、前記ホスト情報を生成するステップと、各記憶装置のIDと性能とを含んだ記憶装置情報要素を各ストレージ制御装置から収集し、前記収集された記憶装置情報要素に基づいて、前記記憶装置情報を生成するステップとを有することもできる。
一つの実施態様では、上記記憶制御方法は、複数のホスト装置の各々と前記複数の記憶装置の各々との間の通信経路の長さを表す通信経路情報を参照するステップと、前記通信経路情報から、前記複数の組み合せの各々に対応する通信経路の長さを特定するステップと、各ホスト装置の性能と各記憶装置の性能と、前記特定された各組み合せ毎の通信経路の長さとに基づいて、前記複数の組み合せにそれぞれ優先順位を付与するステップとを有することができる。
一つの実施態様では、上記記憶制御方法は、前記複数の組み合せの各々の優先順位と、性能のレベルに応じた重み付け値とに基づいて、前記複数の組み合せの各々に優先値を付与するステップと、前記或るホスト装置を含んでいる一以上の組み合せの各々の優先値に基づいて、前記一以上の組み合せの中から組み合せを選択し、選択された組み合せを前記或るホスト装置に割り当てるステップとを有することができる。
一つの実施態様では、前記複数の記憶制御装置には、第一と第二の記憶制御装置が含まれていてもよい。前記複数の記憶装置には、前記第一の記憶制御装置に通信可能に接続されている第一のストレージと、前記第二の記憶制御装置に通信可能に接続されている第二のストレージとが含まれていてもよい。前記第一の記憶制御装置に設定されている第一の記憶仮想コンピュータが、前記第一のストレージ上に設定されている第一の論理ボリュームにアクセス可能であってもよい。その場合、上記記憶制御方法は、前記第一の記憶仮想コンピュータを前記第二の記憶制御装置に移動又は複製するステップと、前記第一の論理ボリュームを前記第二のストレージに移動又は複製するステップとを有することができる。
一つの実施態様では、前記複数の記憶装置のうちの少なくとも一つにアクセスするための複数のホスト装置があり、
前記複数のホスト装置には、前記第一の記憶制御装置に通信可能に接続されている第一のホスト装置と、前記第二の記憶制御装置に通信可能に接続されている第二のホスト装置とが含まれていてもよい。前記第一のホスト装置が、前記第一のホスト装置のハードウェアリソースの全部又は一部が割り当てられた仮想コンピュータと、その仮想コンピュータによって実行されるコンピュータプログラムとのうちの少なくも一方を含んだ情報処理部を備えていてもよい。前記情報処理部が、移動又は複製前の前記第一の記憶仮想コンピュータを介して移動又は複製前の前記第一の論理ボリュームにアクセス可能であってもよい。その場合、上記記憶制御方法は、前記第一のホスト装置が備える前記情報処理部を前記第二のホスト装置に移動又は複製するステップを有することができる。
一つの実施態様では、上記記憶制御方法は、所定のイベントが発生した場合に、所定のポリシー情報に従って、前記第一の記憶仮想コンピュータを前記第二の記憶制御装置に移動又は複製し、且つ、前記第一の論理ボリュームを前記第二のストレージに移動又は複製するステップを有することもできる。
一つの実施態様では、前記複数の記憶装置うちの少なくとも一つにアクセスするための複数のホスト装置の少なくとも一つには、そのホスト装置のハードウェアリソースの全部又は一部が割り当てられた仮想コンピュータと、その仮想コンピュータによって実行されるコンピュータプログラムとのうちの少なくも一方を含んだ情報処理部があってもよい。前記記憶装置はストレージであってもよい。前記情報処理部が、或る記憶制御装置の或る記憶仮想コンピュータを介して、或るストレージ上に設定されている論理ボリュームにアクセス可能であってもよい。その場合、上記記憶制御方法は、前記論理ボリューム及び前記或る記憶仮想コンピュータを移動及び複製せず、前記情報処理部を、それを備えているホスト装置から別のホスト装置に移動又は複製させるステップを有することができる。
本発明の第二の側面に従う装置(例えば、後述の管理コンピュータ)は、複数の記憶装置のうちの少なくとも一つに通信可能に接続されている一以上の記憶制御装置と通信可能であってもよい。その装置は、少なくとも一つのコンピュータプログラムを記憶した記憶域と、前記記憶域から少なくとも一つのコンピュータプログラムを読み込んで実行する少なくとも一つのコンピュータとを備えても良い。例えば、その少なくとも一つのコンピュータ(例えば、コンピュータマシン或いはプロセッサ)により、前記一以上の記憶制御装置のうちの少なくとも一つのハードウェアリソースの使用状況に関するリソース情報を参照する手段と、前記リソース情報から前記ハードウェアリソースのうちの未使用部分を特定する手段と、前記特定された未使用部分の全部又は一部が割り当てられた仮想コンピュータである記憶仮想コンピュータを、前記一以上の記憶制御装置の少なくとも一つに設定する手段とが実現されてもよい。各手段は、コンピュータとは別の物によって実現されてもよい。
本発明の第三の側面に従う記憶制御システムは、複数の記憶装置のうちの少なくとも一つに通信可能に接続されている一以上の記憶制御装置と、前記一以上の記憶制御装置に通信可能に接続されている管理装置とを備えることができる。管理装置は、少なくとも一つのコンピュータプログラムを記憶した記憶域と、前記記憶域から少なくとも一つのコンピュータプログラムを読み込んで実行する少なくとも一つのコンピュータとを備えても良い。例えば、その少なくとも一つのコンピュータにより、前記一以上の記憶制御装置のうちの少なくとも一つのハードウェアリソースの使用状況に関するリソース情報を参照する手段と、前記リソース情報から前記ハードウェアリソースのうちの未使用部分を特定する手段と、前記特定された未使用部分の全部又は一部が割り当てられた仮想コンピュータである記憶仮想コンピュータを、前記一以上の記憶制御装置の少なくとも一つに設定する手段とが実現されてもよい。各手段は、コンピュータとは別の物によって実現されてもよい。
本発明の第四の側面に従うコンピュータプログラムは、複数の記憶装置のうちの少なくとも一つに通信可能に接続されている一以上の記憶制御装置のうちの少なくとも一つのハードウェアリソースの使用状況に関するリソース情報を参照するステップと、前記リソース情報から前記ハードウェアリソースのうちの未使用部分を特定するステップと、前記特定された未使用部分の全部又は一部が割り当てられた仮想コンピュータである記憶仮想コンピュータを、前記一以上の記憶制御装置の少なくとも一つに設定するステップとをコンピュータに実行させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る記憶制御システムの構成例の概要を示す。なお、以下の説明では、同種の構成要素のどれでも良い場合には親番号のみを用いて説明し、同種の構成要素を区別する場合には親番号に枝符号を付して説明することがある。また、図では枝符号が付いていても、説明を分かりやすくするために、枝符号を用いないで説明することもある。
第一の通信ネットワーク(例えばLAN(Local Area Network)或いはインターネット)15に、複数(二台を例示)の業務コンピュータ17と、管理コンピュータ5が接続されている。また、複数の業務コンピュータ17は、SAN(Storage Area Network)19にも接続されている。SAN19には、ストレージ制御装置27とSAN制御コンピュータ21とが接続されている。SAN制御コンピュータ21は、第二の通信ネットワーク3にも接続されている。第二の通信ネットワーク(例えばLAN或いはインターネット)には、上述した管理コンピュータ5が接続されている。第一の通信ネットワーク15、第二の通信ネットワーク3及びSAN19は、必ずしも上記のように別々の通信ネットワークである必要はなく、例えば、それらのうちの少なくとも二つが、共通のネットワークであっても良い。
業務コンピュータ17、SAN制御コンピュータ21及び管理コンピュータ5のうちの少なくとも一つは、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム又はサーバマシンとすることができる。それらのコンピュータ17、21及び5は、それぞれ実質的に同じハードウェア構成であってもよい。すなわち、業務コンピュータ17Bを代表的に例に採って示す通り、各コンピュータ17、21及び5は、一以上のCPU32と、記憶資源34と、通信ネットワークに接続するためのポートとを備えることができる。記憶資源34は、例えば、一又は複数の物理的な記憶装置により構成することができ、例えば、少なくとも一つのメモリ及び/又は少なくとも一つのディスク型記憶装置(例えばハードディスク)により構成することができる。各コンピュータコンピュータ17、21及び5の記憶資源34は、一以上のコンピュータプログラムを記憶することができる。少なくとも一つのCPU32が、記憶資源34からコンピュータプログラムを読出して実行することができる。
業務コンピュータ17は、所定の業務を実行するためのコンピュータである。業務としては、例えば、WEBサーバとして図示しないクライアントマシンに情報を提供する処理、図示しないクライアントマシンにオンラインでサービスを提供する処理(例えば、クライアントの銀行口座から別の銀行口座に振り込む処理の依頼を受付け、その依頼を受けた場合にはそれに応答して振り込みを実行する処理)、トランザクション処理、或いは、バッチ処理などがある。例えば、業務コンピュータ17は、ストレージ管理処理部25と、一又は複数の仮想コンピュータ(以下、業務仮想コンピュータ)2を備えることができる。業務仮想コンピュータ2は、動的に生成されたり削除されたりされても良いので、業務コンピュータ17には、業務仮想コンピュータ2が存在しない場合もあり得るし、多数個存在する場合もあり得る。
管理コンピュータ5は、この実施形態に係る記憶制御システムを管理することができるコンピュータである。管理コンピュータ5の記憶資源は、種々の構成に関する情報を含んだ構成情報11や、所定の処理を実行するための条件に関するポリシー情報13を記憶することができる。管理コンピュータ5は、マネージャ処理部7を備えることができる。マネージャ処理部7は、業務コンピュータ17やストレージ制御装置27から種々の情報を収集することで、構成情報11を構築したり、取得された情報を、管理コンピュータ5に通信可能に接続されている表示装置(例えば、クライアントマシンのディスプレイ画面)9に表示させたりすることができる。
SAN19は、例えば、複数のファイバチャネルスイッチ(以下、FC−SW)71により構成することができる。この構成により、例えば、第一の業務コンピュータ17Aとストレージ制御装置27とを結ぶ通信経路上に存在するFC−SW71の数と、第二の業務コンピュータ17Bとストレージ制御装置27とを結ぶ通信経路上に存在するFC−SW71の数とは、異なることがある。通信経路上に存在するFC−SW71の数を、「通信経路の長さ」と表現することができる。
SAN制御コンピュータ21は、SAN19を管理するコンピュータであり、SAN用エージェント処理部23を備えることができる。SAN用エージェント処理部23については後述する。
ストレージ制御装置27は、自分に接続されている一以上(三台を例示)のストレージ(例えばハードディスクドライブ)39を制御することができる。ストレージ制御装置27は、例えば、SAN19に接続するための一以上(二つを例示)のポートと、一以上のCPU33と、少なくとも一つのメモリ35と、一以上のストレージ39にそれぞれ接続される一以上のストレージインターフェース装置(以下、「I/F」と略記)37とを備えることができる。各ストレージ39に接続される各I/F37は、多重化(例えば二重化)されていてもよい。
複数のストレージ39の各々には、論理ボリューム(以下、「VOL」と略記することがある)41を設定することができる。一つの論理ボリューム41は、図示のように、一つのストレージ39上に設けられても良いが、複数のストレージ39にまたがって設けられても良い。
図2は、図1に示した記憶制御システムの機能を表すブロック図である。なお、以下の説明では、記載の冗長を防ぎ読み易くするために、ストレージを「ST」、ストレージ制御装置を「SC」、ストレージ仮想コンピュータを「SVC」、業務コンピュータを「BC」、業務仮想コンピュータを「BVC」と、それぞれ略記する場合がある。
管理コンピュータ5のマネージャ処理部7は、各業務コンピュータ17、ストレージ制御装置27及びSAN制御コンピュータ21から種々の情報を収集し、収集した情報に基づいて、構成情報11を構築することができる。具体的には、例えば、マネージャ処理部7は、全てのストレージ制御装置27の各々から、一以上のST構成情報要素82R、一以上のVOL構成情報要素83R、一以上のSC情報要素84R及び一以上のSC管理情報要素85Rを収集することで、後述するように、構成情報11(図5A参照)に含まれるST構成情報82(図5B参照)、VOL構成情報83(図5C参照)、SC情報84(図6A〜図7A参照)及びSC管理情報85(図7B参照)を構築することができる。また、例えば、マネージャ処理部7は、全ての業務コンピュータ17の各々から、一以上のBC情報要素86Rを収集することで、後述するように、構成情報11に含まれるBC情報86(図8A参照)を構築することもできる。なお、図5Aを参照して更に説明すると、マネージャ処理部7は、構築されたST構成情報82、VOL構成情報83、SC情報84、SC管理情報85、BC情報86及びSAN構成情報701に基づいて、組み合せ情報81を生成し、更に、生成された組み合せ情報81を用いてマッピング情報群87を生成することができる。これらについては、後に詳述する。
再び図2を参照する。マネージャ処理部7は、構成情報11及びSAN構成情報701から把握できる管理情報(例えば、業務コンピュータ17のどのポートからどのストレージ制御装置27のどのポート31を介してどの論理ボリューム41にアクセスできるかを示した情報)703を、業務コンピュータ17に送信することもできる。また、マネージャ処理部7は、構成情報11に基づいて、ストレージ制御装置27を制御する(例えば、ディザスタリカバリ、複製、クラスタ、及びストレージ変更を行う)こともできる。
SAN用エージェント処理部23は、SAN19の構成に関する情報(以下、SAN構成情報)701を、SAN制御コンピュータ21の記憶資源上で管理することができる。SAN構成情報701は、例えば、どの業務コンピュータ17とどのストレージ制御装置27との間にどんなFC−SW71が存在するかや、どのFC−SW71とどのFC−SW71が接続されているか等を表す情報(図4B参照)とすることができる。
業務コンピュータ17に備えられる一以上のCPU及び記憶資源等は、業務コンピュータのリソースプール22であると考えてもよい。業務コンピュータ17には、そのリソースプール22内の一部又は全部が割り当てられた業務仮想コンピュータ2を用意することができる。そのため、格別図示しないが、業務仮想コンピュータ2は、後述のストレージ仮想コンピュータ61と同様に、仮想的なCPUや、仮想的な記憶資源を備えることができる。業務仮想コンピュータ2は、その仮想的なCPUにより、所定の業務を行うためのアプリケーションプログラム(以下、業務AP)4を実行することができる。
ストレージ管理処理部25は、業務コンピュータのリソースプール22の全部又は一部(例えば、少なくとも一つのCPU32の使用率や記憶資源34の記憶領域)を備えた業務仮想コンピュータ2を、業務コンピュータ17に生成することができる。また、逆に、ストレージ管理処理部25は、業務仮想コンピュータ2が備えるリソースプール部分を解放することにより、その業務仮想コンピュータ2を削除することもできる。また、ストレージ管理処理部25は、業務仮想コンピュータ2の生成或いは削除等に基づいて、業務コンピュータ17の記憶資源に格納されている一以上のBC情報要素86Rのうちの少なくとも一つを更新することもできる。また、ストレージ管理処理部25は、所定のイベントが発生した場合に(例えば、マネージャ処理部7から要求を受けた場合、或いは、BC情報要素86Rが更新された場合)、一以上のBC情報要素86Rの全部又は一部(例えば、更新された情報要素のみ)をマネージャ処理部7に送信することもできる。また、ストレージ管理処理部25は、マネージャ処理部7から管理情報703を受信し、受信した管理情報703を、業務コンピュータ17の記憶資源に書込むことができる。
ストレージ39が有する記憶領域は、ストレージ39のリソースプール28であると考えてもよい。そのリソースプール28の一部又は全部に、論理ボリューム41を用意することができる。
図3は、図2に示されたストレージ制御装置27をより詳細に示す。図2及び図3を参照して、ストレージ制御装置27について説明する。
ストレージ制御装置27に備えられるハードウェア群(例えば、一以上のCPU33、少なくとも一つのメモリ35、一以上のポート31及び一以上のI/F37)は、ストレージ制御装置のリソースプール26であると考えることができる。そのリソースプール26における記憶資源には、種々の情報として、例えば、一以上のST構成情報要素82R、一以上のVOL構成情報要素83R、一以上のSC情報要素84R及び一以上のSC管理情報要素85Rが記憶されている。
ストレージ制御装置27には、ストレージ用エージェント処理部282と、仮想コンピュータ処理部93と、キュー制御処理部409とが備えられる。ストレージ用エージェント処理部282及び仮想コンピュータ処理部93は、ハードウェア、コンピュータプログラム又はそれらの組み合せによって構成することができるが、本実施形態ではコンピュータプログラムであるとする(これは、マネージャ処理部7、SAN用エージェント処理部23、ストレージ管理処理部25、仮想コンピュータ処理部93及びキュー制御処理部409についても同様である)。そのため、ストレージ用エージェント処理部282及び仮想コンピュータ処理部93は、例えば少なくとも一つのメモリ35からCPU33に読み込まれることにより、動作することができる。
ストレージ用エージェント処理部282は、例えば、ストレージ制御装置27のリソースプール26に関する状況(例えば、CPU33の使用率、メモリ35の使用容量、存在するストレージ仮想コンピュータ61の数、リソースプール26のうちのどの部分がどの仮想コンピュータに割り当てられているか等)を監視することができる。また、例えば、ストレージ用エージェント処理部282は、その監視結果に基づいて、一以上のST構成情報要素82R、一以上のVOL構成情報要素83R、一以上のSC情報要素84R及び一以上のSC管理情報要素85Rのうちの少なくとも一つを更新することができる。また、例えば、ストレージ用エージェント処理部282は、所定のイベントが発生した場合(例えば、マネージャ処理部7から要求を受けた場合、或いは、少なくとも一つの情報要素82R、83R、84R及び85Rが更新された場合)、少なくとも一つの情報要素82R、83R、84R及び85R(例えば、更新された情報要素のみ)をマネージャ処理部7に送信することもできる。また、例えば、ストレージ用エージェント処理部282は、上記の監視結果に基づいて、仮想コンピュータ処理部93に、ストレージ仮想コンピュータ61の生成或いは削除を実行させることもできる。
仮想コンピュータ処理部93は、ストレージ用エージェント処理部282の制御の下で、ストレージ制御装置リソースプール26の全部又は一部を割り当てた仮想コンピュータ(以下、ストレージ仮想コンピュータ)61を生成したり削除したりすることができる。また、仮想コンピュータ処理部93は、種々のプライオリティに関する条件(例えば、仮想コンピュータの優先順位、処理の優先順位)が記述されたプライオリティポリシー92を、例えばメモリ35から取得することができ、そのプライオリティポリシー92を参照して、生成するストレージ仮想コンピュータ61に設定されるべきプライオリティ情報(例えば、どんな処理をどの処理よりも優先的に行うべきかを表す情報)94を特定し、特定されたプライオリティ情報94を、ストレージ仮想コンピュータ61に設定することもできる。図3に例示されているストレージ仮想コンピュータ61は、割り当てられたCPU資源(例えば、一又は複数のCPU33の全部或いは一部(例えば使用率))を、仮想的なCPU63として備え、また、割り当てられたメモリ資源(例えば、一又は複数のメモリ35の全部或いは一部)を、仮想的なメモリ65、仮想的なポートキュー51、及び仮想的なI/Fキュー53として備える。ポートキュー51は、ポート31に対して入力又は出力される情報要素(例えば、要求或いはデータパケット)を記憶することができる。I/Fキュー53は、I/F37に対して入力又は出力される情報要素を記憶することができる。
キュー制御処理部409は、例えば、ストレージ制御装置27に存在するストレージ仮想コンピュータ61の数がゼロから一になる場合に起動し、その数がゼロになる場合に停止することができる。また、例えば、キュー制御処理部409は、ストレージ用エージェント処理部282からの指示により、一以上のストレージ仮想コンピュータ61のうちの少なくとも一つに、ポートキュー51やI/Fキュー53を生成したり削除したりすることができる(その際、例えば、ポート31に対してキュー51(或いはI/F37に対してキュー53)を、1対1、N対1(N≧2の整数)、或いは1対Nで割り当てることもできる。また、例えば、キュー制御処理部409は、各ストレージ仮想コンピュータ61毎に、キュー51、53に関する状態(例えば、キュー51、53のそれぞれの数、キュー51、53に蓄積されている情報要素の数など)を監視し、監視結果を、ストレージ用エージェント処理部282に通知することもできる。
以下、本実施形態に係る記憶制御システムの種々の要素について詳細に説明する。
図4Aは、ストレージ制御装置27の少なくとも一つのメモリ35の記憶領域の使用例を示す。
少なくとも一つのメモリ35の記憶領域には、例えば、制御情報エリア206と、ストレージ仮想コンピュータエリア202と、キャッシュエリア212とが設けられる。
制御情報エリア206には、ストレージ制御装置27の構成に関する情報や、ストレージ制御装置27に接続されている複数のストレージ39に関する情報等が記憶される。
ストレージ仮想コンピュータエリア202は、各ストレージ仮想コンピュータ61毎に用意される。従って、例えば、M個(M≧0の整数)のストレージ仮想コンピュータ61が存在する場合には、ストレージ仮想コンピュータエリア202もM個存在することになる。一つのストレージ仮想コンピュータエリア202には、キューエリア208と、ワークエリア210とが含まれる。キューエリア208は、ポートキュー51及びI/Fキュー53として使用されるエリアである。ワークエリア210は、仮想的なメモリ65として使用されるエリアである。
キャッシュエリア212は、業務コンピュータ17とストレージ39との間でやり取りされるデータを一時的に記憶するためのエリアである。具体的には、例えば、ストレージ仮想コンピュータ61が、書込み対象データと書込み要求とを業務コンピュータ17から受けた場合、書込み対象データをキャッシュエリア212に一時格納し、格納された書込み対象データをキャッシュエリア212から読出し、読出した書込み対象データを、論理ボリューム41に書込むことができる。また、例えば、ストレージ仮想コンピュータ61が、読出し要求を業務コンピュータ17から受けた場合、論理ボリューム41から読出し対象データを読出してキャッシュエリア212に一時格納し、格納された読出し対象データをキャッシュエリア212から読出し、読出した読出し対象データを、業務コンピュータ17に送信することができる。
図4Bは、SAN用エージェント処理部23で管理されているSAN構成情報701の概念例を示す。
SAN構成情報701は、前述した通り、例えば、どの業務コンピュータ17のポートとどのストレージ制御装置27のポート31との間にどんなFC−SW71が存在するかや、どのFC−SW71とどのFC−SW71が接続されているかを表す情報とすることができる。具体的には、例えば、業務コンピュータ17とストレージ制御装置27との間の通信経路毎に、業務コンピュータ17のポートのIDと、ストレージ制御装置27のポートのIDと、それらのポート間に存在する一以上のFC−SWにそれぞれ対応した一以上のIDとが、SAN構成情報に含まれていてもよい。一以上のFC−SWにそれぞれ対応した一以上のIDは、業務コンピュータ17からストレージ制御装置27に接続されている順に並んでいても良い。
SAN用エージェント処理部23は、このようなSAN構成情報701を参照することにより、図4Bに例示する構成を特定することができる。すなわち、例えば、業務コンピュータ17Aのポート600が、FC−SW71Aを介してストレージ制御装置27Aの第一のポート31Aに接続されていること、別の言い方をすれば、業務コンピュータ17Aのポート600と第一のポート31Aとを結ぶ第一の通信経路上に存在するFC−SW71の数は一つであることがわかる。また、例えば、業務コンピュータ17Aのポート600が、FC−SW71A及びFC−SW71Bを介してストレージ制御装置27Aの第二のポート31Bに接続されていること、別の言い方をすれば、業務コンピュータ17Aのポート600と第二のポート31Bとを結ぶ第二の通信経路上に存在するFC−SW71の数は二つであることがわかる。また、それにより、第一の通信経路よりも第二の通信経路の方が論理的に長いこともわかる。この一例では、ストレージ制御装置27を含む計算機間をネットワークにより通信する場合に経由する中継器(FC−SWに限らなくても良い)の個数により通信経路の論理的な距離を判定している。この通信経路の距離は、例えばネットワーク帯域の割り当てを考えた場合、通信経路の論理的な距離が短い方がネットワーク帯域の割り当てが円滑に行われる可能性が高い。言い換えれば、中継器の個数が多ければ多いほど、ネットワーク帯域の割り当てが複雑化し、割り当てられたネットワーク帯域が有効に使用できない可能性が高まることが考えられる。
次に、管理コンピュータ5のマネージャ処理部7によって構築される構成情報11について説明するが、その前に、まず、この図4Bを用いて、本実施形態に係る記憶制御システムのより具体的な構成例を説明する。
すなわち、この実施形態では、例えば、少なくとも、業務コンピュータ17A〜17Eがあるとする。それらのうち、業務コンピュータ17A及び17Dは、処理速度が高速であり(例えば動作周波数の多いCPUを有し)、業務コンピュータ17Bは、処理速度が中速であり、業務コンピュータ17Cは、処理速度が低速であるとする。また、業務コンピュータ17Eは、例えば、複数のブレード型コンピュータ(例えばいわゆるブレードサーバ)を搭載したものであり、処理速度は中速と低速のどちらかになるものとする。なお、業務コンピュータ17の性能要素として、処理速度が採用されているが、それに代えて又は加えて、別の性能要素が採用されても良い。また、処理速度は、高速、中速及び低速の三段階に限らず、より少なく又はより多くすることもできる。
また、少なくとも、ストレージ制御装置27A及び27Bがあるものとする。ストレージ制御装置27Aには、ストレージ39A〜39Cが接続されており、ストレージ制御装置27Bには、ストレージ39D及び39Eが接続されているものとする。ストレージ39A及びストレージ39Dは、書込み速度が高速なストレージであり、ストレージ39B及び39Eは、書込み速度が中速なストレージであり、ストレージ39Cは、書込み速度が低速なストレージであるとする。なお、ストレージ39の性能要素としては、このように書込み速度を採用することができるが、それに代えて又は加えて、別の性能要素(例えば信頼性(具体例としてMTBF(平均故障間隔))を採用することもできる。また、書込み速度は、高速、中速及び低速の三段階に限らず、より少なく又はより多くすることもできる。
以上の構成において、例えば以下のような構成情報11が構築される。
図5Aは、図4Bに例示した記憶制御システムにおいて構築される構成情報の構成例を示す。
構成情報11には、図に示す通り、組み合せ情報81、ST構成情報82、VOL構成情報83、SC情報84、SC管理情報85、BC情報86及びマッピング情報群87が含まれている。マネージャ処理部7は、これらの情報のうち、ST構成情報82、VOL構成情報83、SC情報84、SC管理情報85及びBC情報86を、収集された一以上のST構成情報要素82R、一以上のVOL構成情報要素83R、一以上のSC情報要素84R、一以上のSC管理情報要素85R及び一以上のBC情報要素86Rから構築することができる。また、マネージャ処理部7は、ST構成情報82、VOL構成情報83、SC情報84、SC管理情報85、BC情報86及びSAN構成情報701に基づいて、組み合せ情報81を生成し、更に、生成された組み合せ情報81を用いて、マッピング情報群87を生成することができる。
以下、各情報について説明する。
図5Bは、ST構成情報82の構成例を示す。
ST構成情報82は、複数のST構成情報要素(例えばレコード)82Rによって構成されており、例えば、本実施形態に係る記憶制御システムに備えられる複数のストレージ39の各々に関する情報を表している。各ST構成情報要素82Rには、例えば、その要素82Rに対応するストレージ39の名称である「ストレージ名」と、ストレージ39の記憶容量である「ストレージ容量」と、そのストレージ39の記憶容量のうちVOL41として使用されている容量である「ストレージ使用容量」と、そのストレージ39の書込み速度を表す「性能」とが含まれている。なお、各ST構成情報要素82Rには、例えば、更に、ストレージ39がどのストレージ制御装置27に接続されているものかを表す情報(例えば、ストレージ制御装置27の名称)が含まれても良い。また、名称に代えて多種のIDでストレージ39が特定されても良い(これは、以下の他の要素についても同様である)。また、「性能」において、高速、中速及び低速という情報は、例えば、手動で設定されても良いし、或いは、所定のルール(例えば、書込み速度がどの範囲に属する場合にはどんな速度に該当するかを表すルール)に基づいて自動的に設定されても良い(これは、業務コンピュータ17の「性能」についても同様であっても良い)。
このST構成情報82を参照することにより、例えば、本実施形態に係る記憶制御システムに幾つのストレージ39が存在し、各ストレージ39は、どんな性能であり、どれだけの記憶容量を有し、そのうちどれだけがVOL41として割り当てられているかを把握することができる。
図5Cは、VOL構成情報83の構成例を示す。
VOL構成情報83は、複数のVOL構成情報要素(例えばレコード)83Rによって構成されており、例えば、本実施形態に係る記憶制御システムに備えられる複数のVOL41の各々に関する情報を表している。各VOL構成情報要素83Rには、例えば、その要素83Rに対応するVOL41を備えるストレージの「ストレージ名」と、そのVOL41の名称である「VOL名」と、そのVOL41の記憶容量である「VOL容量」と、そのVOL41の記憶容量のうち使用中の容量(例えば情報で占められている容量)である「VOL使用容量」とが含まれている。
このVOL構成情報83を参照することにより、例えば、本実施形態に係る記憶制御システムにおけるどのストレージ39にどんなVOL41が存在するかを把握することができる。また、図5Bに例示したストレージ構成情報82も参照すれば、ストレージ39の性能等も把握することができる。
図6Aは、SC情報84の構成例を示す。
SC情報84は、複数のSC情報要素(例えばレコード)84Rによって構成されており、例えば、本実施形態に係る記憶制御システムに備えられる各ストレージ制御装置27に関する情報を表している。各SC情報要素84Rには、例えば、その要素84Rに対応するストレージ制御装置27の名称である「SC名」と、そのストレージ制御装置27に接続されているストレージ39の数である「接続ストレージ数」と、そのストレージ制御装置27に関する制御情報である「ストレージ制御情報」と、接続されているストレージ39に関する情報である「接続ストレージ情報」とがある。接続ストレージ情報には、例えば、接続されているストレージの各々の「ST名」が含まれている。
図6Bは、SC情報要素84Rに含まれているストレージ制御情報の構成例を示す。
ストレージ制御情報には、例えば、その要素84Rに対応するストレージ制御装置27に搭載されているポート31の数である「搭載ポート数」と、そのポート31に関する情報である「搭載ポート情報」と、そのストレージ制御装置27に搭載されているI/F37の数である「搭載I/F数」とが含まれている。また、ストレージ制御情報には、例えば、そのI/F37に関する情報である「搭載I/F情報」と、そのストレージ制御装置27に存在するストレージ仮想コンピュータ61の数である「SVC数」と、そのストレージ仮想コンピュータ61に関する情報である「SVC情報」とが含まれている。更に、ストレージ制御情報には、例えば、そのストレージ制御装置27に搭載されているCPU33の数である「搭載CPU数」と、そのストレージ制御装置27に搭載されている少なくとも一つ以上のメモリ35により提供される記憶容量である「搭載メモリ容量」とが含まれている。図中のn、m、p及びeは、値を示し、fは、例えば単位がメガバイトの数値である。
SVC情報には、例えば、各ストレージ仮想コンピュータ61毎に、そのストレージ仮想コンピュータ61の名称である「SVC名」と、そのストレージ仮想コンピュータ61について詳細情報が有るか無いかを示す「詳細情報の有無」とが含まれている。
図7Aは、ストレージ仮想コンピュータ61について詳細情報の構成例を示す。
ストレージ仮想コンピュータ61に関する詳細情報には、例えば、そのストレージ仮想コンピュータ61に割り当てられているポート31の数である「使用ポート数」と、そのポート31に関する情報である「使用ポート情報」と、そのストレージ仮想コンピュータ61に割り当てられているI/F37の数である「使用I/F数」と、そのI/F37に関する情報である「使用I/F情報」とが含まれている。また、例えば、詳細情報には、そのストレージ仮想コンピュータ61に割り当てられているCPU33の数である「使用CPU数」と、そのCPU33に関する情報である「使用CPU情報」と、そのストレージ仮想コンピュータ61に割り当てられているメモリ35の容量である「使用メモリ容量」とが含まれている(図中のyは例えば単位がメガバイトの数値である)。更に、例えば、詳細情報には、そのストレージ仮想コンピュータ61に存在するポートキュー51の数である「ポートキュー数」と、そのポートキュー51に関する情報である「ポートキュー情報」と、そのストレージ仮想コンピュータ61に存在するI/Fキュー53の数である「I/Fキュー数」と、そのI/Fキュー53に関する情報である「I/Fキュー情報」とが含まれている。
使用ポート情報には、例えば、各ポート31の「ポート名」が含まれており、その数は、「使用ポート数」と同じである。使用I/F情報には、例えば、各I/F37の「I/F名」が含まれおり、その数は、「使用I/F数」と同じである。使用CPU情報には、例えば、各CPU33毎の「CPU名」と「CPU使用率」とのセットが含まれており、そのセットの数は、「使用CPU数」と同じである。また、ここで言う「CPU使用率」は、割り当てられた使用率であっても良いし、実際に使用中の使用率であっても良い。すなわち、この図7Aの例で言えば、3つのCPU33A〜33Cのうち、CPU33Aは使用率100%分、CPU33Bは使用率50%分、CPU33Cは使用率80%分が割り当てられ、これらによって、ストレージ仮想コンピュータ61に仮想的なCPU63が割り当てられ、その割り当てられた範囲で、使用されても良いし、或いは、3つのCPU33A〜33Cの全てが割り当てられ、或る時点での使用状況として、CPU33Aは使用率100%、CPU33Bは使用率50%、CPU33Cは使用率80%であったとしても良い。
以上のようなSC情報84を参照することにより、例えば、本実施形態に係る記憶制御システムにどんなストレージ制御装置27が存在し、そのストレージ制御装置27にはどんなストレージ仮想コンピュータ61が存在するか等を把握することができる。また、図5B及び図5Cに例示した情報82、83も参照すれば、ストレージ制御装置27にはどんなストレージ39が接続されているのかも把握することができる。
図7Bは、SC管理情報85の構成例を示す。
SC管理情報85は、複数のSC管理情報要素(例えばレコード)85Rによって構成されており、例えば、ストレージ制御装置27の各ポート31と各VOL41との間の論理的なパスの構成を表している。各SC管理情報要素85Rには、例えば、そのパスの一端にあるVOL41の「VOL名」と、そのVOL41にアクセス可能なストレージ仮想コンピュータ61の「SVC名」と、そのストレージ仮想コンピュータ61に割り当てられたポート31の「ポート名」及びI/F37の「I/F名」とが含まれている。
このSC管理情報85を参照することにより、例えば、ポート31Aを介して入力された情報は、ストレージ仮想コンピュータ61Aが受信し、そのストレージ仮想コンピュータ61Aが、I/F37Aを介してVOL41Aに書込むことができるということがわかる。
ストレージ仮想コンピュータ61は、このSC管理情報要素85Rに従って、業務仮想コンピュータ2とVOL41との間のデータのやり取りを制御することができる。例えば、ストレージ仮想コンピュータ61は、自分のSVC名に対応したポート名のポート31を介して、業務仮想コンピュータ2から書込み要求及び書込み対象データを受け、メモリ35のキャッシュエリア212に書込み対象データを一時的に書込み、そのキャッシュエリア212に書込んだ書込み対象データを、自分のSVC名に対応したI/F名のI/F37を介して、自分のSVC名に対応したVOL名を有するVOL41に書込むことができる。また、ストレージ仮想コンピュータ61は、自分のSVC名に対応したポート名のポート31を介して、業務仮想コンピュータ2から読出し要求を受け、自分のSVC名に対応したI/F名のI/F37を介して、自分のSVC名に対応したVOL名を有するVOL41から、読出し要求に従う読出し対象データを読出し、読出された読出し対象データを、メモリ35のキャッシュエリア212に一時的に書込み、そのキャッシュエリア212に書込んだ読出し対象データを、自分のSVC名に対応したポート名のポート31を介して、読出し要求の送信元の業務仮想コンピュータ2に送信することができる。
SC管理情報要素85Rは、例えば、ストレージ用エージェント処理部282を経由して受けるマネージャ処理部7からの要求に応じてストレージ仮想コンピュータ61が生成、削除、複製或いは条件変更等される都度に、追加、削除或いは更新することができる。
図8Aは、BC情報86の構成例を示す。
BC情報86は、複数のBC情報要素(例えばレコード)86Rによって構成されており、例えば、本実施形態に係る記憶制御システムに備えられる複数の業務コンピュータ17に関する情報を表している。BC情報要素86Rには、例えば、その要素86Rに対応する業務コンピュータ17の名称である「BC名」と、その業務コンピュータ17の処理速度に関する「性能」と、その業務コンピュータ17が有するポート600の「ポート名」とが含まれている。
このBC情報86を参照することにより、例えば、どの業務コンピュータ17に幾つの業務仮想コンピュータ2が存在し、各業務仮想コンピュータ2がどんな業務AP4を実行できるかを把握することができる。
なお、BC情報要素86Rには、例えば、図9Bを参照して説明するマッピング情報群87が構築された場合に、そのマッピング情報群87に基づいて、その要素86Rに対応する業務コンピュータ17に存在する業務仮想コンピュータ2に関する情報(例えば、それの名称である「BVC名」と、その業務仮想コンピュータ2が実行する業務AP4の名称である「AP名」)とが関連付けられる。これについては、後述する。
図8Bは、組み合せ情報81の構成例を示す。
組み合せ情報81には、例えば、全体情報81Aと、性能「高速」対応情報81Bと、性能「中速」対応情報81Cと、性能「低速」対応情報81Dとが含まれる。
性能「高速」対応情報81Bは、性能が「高速」同士の業務コンピュータ17とストレージ39との対応付けに関する情報であり、性能「中速」対応情報81Cは、性能が「中速」同士の業務コンピュータ17とストレージ39との対応付けに関する情報であり、性能「低速」対応情報81Dは、性能が「低速」同士の業務コンピュータ17とストレージ39との対応付けに関する情報である(以下、ストレージ39と業務コンピュータ17との対応付け、或いは、ST名とBC名との対応付けを「ST−BCセット」と呼ぶことがある)。各対応情報81B、81C及び81Dには、その情報に対応する「性能」を持ったストレージ39の「ST名」及びその「性能」を持った業務コンピュータ17の「BC名」のセットと、そのストレージ39(正確には、そのストレージ39に接続されているストレージ制御装置27)とその業務コンピュータ17との間の論理的な距離を表す「通信経路の長さ」と、そのストレージ39及び業務コンピュータ17のセットの「優先順位」とが含まれる。「通信経路の長さ」は、ストレージ39と業務コンピュータ17との間に存在するFC−SW71の数で表すことができ、その数が多くなればなるほど、通信経路も長くなると言える。「優先順位」は、所定のルールに基づいて定めることができる。具体的には、例えば、「優先順位」は、通信経路の長さが短いほど、優先度が高いものとする(数値を若いものとする)ことができる。
図9Aは、組み合せ情報81における全体情報81Aの構成例を示す。
全体情報81Aには、例えば、重み付け比率情報81A1と、全体対応情報81A2とが含まれている。
重み付け比率情報81A1は、各性能毎の重み付け比率を表している。重み付け比率は、例えば、性能「高速」を1とした場合の比率、具体例として、高速:中速:低速=1:1.5:2となっている。ここでは、重み付け比率が大きいほど、重みが小さいことを意味している。この重み付け比率情報81A1が表す情報は、例えば、表示装置9(図1参照、例えばクライアントマシン)からの指示に従って、マネージャ処理部7によって更新することが可能である。
全体対応情報81A2は、この実施形態に係る記憶制御システムに存在する全てのST−BCセットに関する情報、例えば、「ST名」、「BC名」、「通信経路の長さ」、「優先順位」、「重み付け比率」及び「優先値」を表す(「優先値」については後述する)。
以上のような組み合せ情報81を、マネージャ処理部7が、ST構成情報82、VOL構成情報83、SC情報84、SC管理情報85、BC情報86及びSAN構成情報701に基づいて生成することができる。
具体的には、マネージャ処理部7は、一以上のST構成情報要素82R、一以上のVOL構成情報要素83R、一以上のSC情報要素84R、一以上のSC管理情報要素85R及び一以上のBC情報要素86Rを収集し、収集されたそれらの情報要素から、ST構成情報82、VOL構成情報83、SC情報84、SC管理情報85及びBC情報86を構築する。
マネージャ処理部7は、ST構成情報82(図5B参照)を参照することにより、各ストレージ39の性能を特定することができる。また、マネージャ処理部7は、BC情報86(図8A参照)を参照することにより、各業務コンピュータ17の性能及びポート名(以下、BCポート名)を特定することができる。
マネージャ処理部7は、上記特定された性能に基づいて、性能別の対応情報81B〜81Dを作成することができる。性能「高速」対応情報81Bの作成を代表的に例に採り説明する。マネージャ処理部7は、性能が「高速」同士のST名とBC名とを対応付ける(つまり、ST−BCセットを作成する)ことができる。マネージャ処理部7は、VOL構成情報83(図5C参照)及びSC管理情報85(図7B参照)を参照することにより、作成された各ST−BCセット毎に、ST名に対応したVOL名と、そのVOL名に対応したポート名(以下、SCポート名)とを特定することができる。マネージャ処理部7は、SAN構成情報701を参照することにより、各ST−BCセット毎に、上記特定されたSCポート名を有するポート31と、上記特定されたBCポート名を有するポート600との間に存在するFC−SW71の数を、通信経路の長さとして求めることができる。一つのST−BCセットについて、複数種類の長さが求まった場合(換言すれば、複数のルートが求まった場合)には、或る一種類の長さ(例えば、最も短いもの(経由するFC−SWの数が最も少ないもの)、最も長いもの、或いはランダムに選択されたもの)を採用することができる。マネージャ処理部7は、求まった通信経路の長さが短い順に、若い優先順位を設定することができる。これにより、性能「高速」対応情報81Bが生成される。他種の対応情報81C及び81Dも、性能「高速」対応情報81Bと同様の方法で作成することができる。
マネージャ処理部7は、複数の対応情報81B〜81Dと、重み付け比率情報81A1とに基づいて、図9Aに例示する全体対応情報81A2を作成することができる。以下、具体例を説明する。
マネージャ処理部7は、複数の対応情報81B〜81Dに含まれる全てのST−BCセットの各々について、全体の中での優先順位を求めることができる。例えば、図8B及び図9Aに例示する通り、マネージャ処理部7は、最も優れた性能「高速」における優先順位を基準とし、それよりも性能の劣る「中速」及び「低速」における優先順位を順次繰り下げることにより、全体の中での優先順位を求めることができる。より具体的には、例えば、「高速」における優先順位が(1,2,1,3)とあり、「中速」における優先順位が(1,2,2,1)とあり、「低速」における優先順位が(1,2)とある場合、マネージャ処理部7は、「高速」における優先順位を変えず、「中速」における優先順位を(4,5,5,4)と繰り下げ、「低速」における優先順位を(6,7)と更に繰り上げることができる。
マネージャ処理部7は、重み付け比率情報81A1から、各性能毎の重み付け比率を特定し、複数の対応情報81B〜81Dに含まれる全てのST−BCセットの各々に、そのST−BCセットの性能にマッチする重み付け比率を設定することができる。
マネージャ処理部7は、各ST−BCセット毎に、設定された重み付け比率と、上記求められた全体の中で優先順位との乗算を行い、それにより算出された値を、「優先値」として設定することができる。マネージャ処理部7は、その「優先値」を、後述するマッピング情報群87中のマッピング情報87Rの作成の際の参考にすることができる。
以上のようにして、全体対応情報81A2を作成することができる。「優先値」は、全体順位という言葉に言い換えても良い。すなわち、この全体対応情報81A2を参照することにより、この実施形態に係る記憶制御システムに存在する各ST−BCセット毎にそのST−BCセットの全体順位を特定することができる。
図9Bは、構成情報11に含まれるマッピング情報群87の構成例を示す。
マッピング情報群87には、業務AP(例えば実行中の業務AP)の数である「業務AP数」が含まれている(図中のxは整数)。また、マッピング情報群87には、その数だけ、各業務APのマッピング情報87Rが含まれている。
マッピング情報87Rには、その情報Rに対応した業務AP4の対応付けに関する情報が含まれている。その情報には、例えば、その業務AP4の「AP名」と、その業務AP4を実行している業務仮想コンピュータ2の「BVC名」と、その業務仮想コンピュータ2を有する業務コンピュータ17の「BC名」と、その業務仮想コンピュータ2からの要求を受付けるストレージ仮想コンピュータ61の「SVC名」と、そのストレージ仮想コンピュータ61がアクセスするVOL41の「VOL名」と、そのVOL41を有するストレージ39の「ST名」と、その業務AP4に対応するST−BCセットに関する「状態」とが含まれる。
マネージャ処理部7は、前述した方法で作成された全体対応情報81A2に基づいて、マッピング情報87Rそれ自体や、そのマッピング情報87Rに含まれる情報要素を作成することができる。マネージャ処理部7は、マッピング情報87Rそれ自体や、そのマッピング情報87Rに含まれる情報要素を、例えば、業務アプリケーション17において業務AP4の起動命令に応じて、増やしたり、その業務AP4の停止命令に応じて、減らしたりすることができる。また、マネージャ処理部7は、マッピング情報87Rそれ自体、或いは、そのマッピング情報87Rに含まれる情報要素を、ポリシー情報13に基づいて作成することもできる。
図10Aは、ポリシー情報13の構成例を示す。
ポリシー情報13は、例えば、表示装置9(例えばクライアントマシン)から入力したり更新したりすることができる情報である。ポリシー情報13は、例えば、業務AP4に対して提供するサービスに関するポリシーを表す情報である。具体的には、例えば、ポリシー情報13は、各業務AP4毎に、その業務AP4の「AP名」と、その業務AP4を備える業務コンピュータ17及び/又はその業務コンピュータ17がアクセス可能なストレージ39の「性能要件」と、その業務AP4を記憶するのに必要な「必要記憶容量」と、その業務AP4に対して提供可能なサービスに関するサービス情報とを含むことができる。サービス情報には、例えば、サービス「ディザスタリカバリ」を適用するか否かを表す「ディザスタ有無」と、サービス「複製」を適用するか否かを表す「複製有無」と、サービス「クラスタ」を適用するか否かを表す「クラスタ有無」と、サービス「ストレージ」を適用するか否かを表す「ストレージ有無」とが含まれる。各種サービスについては、後述する。
マネージャ処理部7は、このポリシー情報13に基づいて、マッピング情報87Rそれ自体、或いは、そのマッピング情報87Rに含まれる情報要素を作成することができる。
以下、マッピング情報87Rの作成手順の具体例を説明する。
業務コンピュータ17は、或る業務仮想コンピュータ2で或る業務AP4の起動命令を受けた場合、自分の業務コンピュータ17の「BC名」と、起動命令対象の業務AP4の「AP名」と、起動命令を受けた業務仮想コンピュータ2の「BVC名」とを、管理コンピュータ5のマネージャ処理部7に送信することができる。
マネージャ処理部7は、構成情報11中の全体対応情報81A2(図9A参照)を参照し、受信した「BC名」に対応する一以上のST−BCセットを特定することができる。マネージャ処理部7は、マッピング情報群87を参照し、特定された一以上のST−BCセットの中から、未だどのマッピング情報87Rにも使用されていないST−BCセットであって、特定の要件(例えば、受信した「BC名」を有する業務コンピュータ17の性能、受信した「BVC名」を有する業務仮想コンピュータ2の性能、又は受信した「AP名」を有する業務AP4の性能要件)にマッチするST−BCセット、具体的には、例えば、「優先値」が最も高いST−BCセットを特定することができる。マネージャ処理部7は、特定されたST−BCセットを、起動命令対象の業務AP4について、基本となるST−BCセットとして設定することができる(これにより、新規にマッピング情報87Rを作成し、マッピング情報87Rに一つの情報要素を含めることができる)。図9Bに記載の例では、No.1の情報要素が、基本となるST−BCセットの情報要素である。状態「動作中」は、基本となるST−BCセットが稼動していることを意味する。
次に、マネージャ処理部7は、ポリシー情報13を参照して、受信した「AP名」に対応するサービス情報を参照し、適用可能なサービスの種類を判別し、判別された結果に基づいて、新規に作成されたマッピング情報87Rに、新たに情報要素を含めることができる。図9Bに記載の例では、No.2の情報要素が、基本となるST−BCセット(No.1の情報要素が表すST−BCセット)にサービス「ディザスタリカバリ」が適用された後のST−BCセットに関する情報を表している。No.3の情報要素が、基本となるST−BCセットにサービス「複製」が適用された後のST−BCセットに関する情報を表している。No.4の情報要素が、基本となるST−BCセットにサービス「クラスタ」が適用された後のST−BCセットに関する情報を表している。No.5の情報要素が、基本となるST−BCセットにサービス「ストレージ」が適用された後のST−BCセットに関する情報を表している。状態「設定中」は、サービスが適用された後のST−BCセットが未だ稼動していないが稼動することができる状態であることを意味する。
このようにして、一つのマッピング情報87Rを作成することができる。このマッピング情報87Rを参照することにより、マネージャ処理部7は、サービス「ディザスタリカバリ」、「複製」、「クラスタ」及び「ストレージ」を実行することができる。また、マネージャ処理部7は、マッピング情報87Rを作成した場合に、そのマッピング情報87Rに対応する業務AP4が起動された業務コンピュータ17について、BC情報86中のBC情報要素86Rに、所定の情報(例えば、どんな「BVC名」を有する業務仮想コンピュータ2でどんな「AP名」を有する業務AP4が起動されたかを表す情報)を関連付ける(例えば付加する)ことができる。なお、マネージャ処理部7は、マッピング情報87Rの各情報要素に、どんなサービスに関する情報要素かを表すデータを関連付けてよい。
図10Bは、管理コンピュータ5に設定することができる管理情報703の構成例を示す。
管理情報703は、例えば、構成情報11中のSC情報84及びSC管理情報85と、SAN構成情報701とから構築することができる。管理情報703は、例えば、その管理情報703の送信先の業務コンピュータ17と、その業務コンピュータ17とストレージ制御装置27との間の通信経路を表す。具体的には、例えば、管理情報703には、各通信経路毎に、業務コンピュータ17のアクセス先となるストレージ制御装置27の「SC名」と、それのアクセス先となる「アクセス先ポート名」(SCポートのポート名)と、アクセス元となる「アクセス元ポート名」(BCポートのポート名)と、アクセス先となるVOL41の「VOL名」とが含まれる。
業務コンピュータ17内に生成された業務仮想コンピュータ2は、この管理情報703を参照することにより、どのBCポート600からどのストレージ制御装置27のどのSCポート31を介してどの論理ボリューム41にアクセスできるかを把握することができる。
以上が、本実施形態に係る記憶制御システムの種々の要素についての説明である。
この実施形態において、管理コンピュータ5は、記憶制御システムにおける所定の要素を監視することができる。具体的には、例えば、管理コンピュータ5のマネージャ処理部7は、各業務コンピュータ17又は各ストレージ制御装置27から応答を受けたか否かに応じて、各業務コンピュータ17又は各ストレージ制御装置27が稼動しているか或いは障害が発生したかを判断することができる。マネージャ処理部7は、例えば、その判断結果に応じて、サービス「ディザスタリカバリ」、「複製」、「クラスタ」、「ストレージ」を実行することができる。以下、各サービスについて説明する。
図10Cは、サービス「ディザスタリカバリ」の実行例を示す。
例えば、マネージャ処理部7は、或るサイトに存在する業務コンピュータ17A及びストレージ制御装置27Aの両方から応答を受けなくなった場合、その業務コンピュータ17内の業務AP4のマッピング情報87Rを参照し、そのマッピング情報87Rに、サービス「ディザスタリカバリ」が適用された後のST−BCセットに関する情報要素が含まれていれば、その情報要素(例えば、図9BのNo.2の情報要素)や、構成情報11中の他の情報に基づいて、サービス「ディザスタリカバリ」を実行させることができる。
具体的には、例えば、マネージャ処理部7は、業務コンピュータ17Dに、障害の発生したサイト(以下、障害サイト)における業務コンピュータ17Aと同様の業務AP4A及び業務仮想コンピュータ2Aを実行させる。より具体的には、例えば、マネージャ処理部7は、業務コンピュータ17Dに、業務コンピュータ17Aと同様のリソースを割当てた業務仮想コンピュータを生成させることで、業務コンピュータ17Dに業務仮想コンピュータ2Aを生成させることができる。また、例えば、マネージャ処理部7は、業務AP4Aを業務コンピュータ17Dに送信する、或いは、業務AP4Aが格納されているVOL41を業務コンピュータ17Dに生成された業務仮想コンピュータ2Aに割当てることで、業務仮想コンピュータ2Aに業務AP4Aを実行させることができる。
また、マネージャ処理部7は、業務コンピュータ17Dに業務仮想コンピュータ2Aを実行させたのと同様の方法で、障害サイトにおけるストレージ制御装置27Aで実行されていたストレージ仮想コンピュータ61Aを、移行先のサイトにおけるストレージ制御装置27Wで実行させることができる。
また、マネージャ処理部7は、図示しないが、例えば、ストレージ39A内のVOL41A(業務仮想コンピュータ2Aのアクセス先となっていたVOL41A)を、VOL41Aの更新と同じタイミング又は異なるタイミングで、別のサイトのストレージにコピーしておくことができる。マネージャ処理部7は、ストレージ39Aを備えるサイトで障害が発生した場合、別のサイトのストレージにコピーしておいたVOLを、上記移行先サイトにおけるストレージ39D内にコピーすることにより、障害発生時のVOL41Aの複製であるVOL41Hを生成することができる。
以上が、サービス「ディザスタリカバリ」の実行例である。このサービスでは、業務AP4Aについて、業務仮想コンピュータ2、ストレージ仮想コンピュータ61及びVOL41のうちの全てが、移動又は複製されることになる。
なお、マネージャ処理部7は、業務コンピュータ17Dのストレージ管理処理部25に、通信経路の開設要求を出すことができる。これにより、マネージャ処理部7は、業務コンピュータ17Dの図示しないBCポートと、SCポート31Wと、ストレージ仮想コンピュータ61Aと、I/F35Wと、VOL41Hとを含んだ通信経路を、ストレージ管理処理部25に設定させることができる。業務AP4、業務仮想コンピュータ2、ストレージ仮想コンピュータ61及びVOL41のうちの少なくとも一つの移動又は複製が行われた場合には、上記のように、複製後又は移動後の構成に従う通信経路が開設されることで、移動後又は複製後の構成に基づいて、業務仮想コンピュータ2とVOL41との間で情報のやり取りを行うことが可能となる。
図11Aは、サービス「複製」の実行例を示す。
マネージャ処理部7は、例えば、記憶制御システムにおいて所定の状態(例えば、異常或いは負荷過多)を検出した場合に、その状態に関わるストレージ39やストレージ制御装置27等について、サービス「複製」を実行することができる。具体的には、例えば、マネージャ処理部7は、或るサイトに存在する業務コンピュータ17Aの業務AP4のマッピング情報87Rを参照し、そのマッピング情報87Rに、サービス「複製」が適用された後のST−BCセットに関する情報要素が含まれていれば、その情報要素(例えば、図9BのNo.3の情報要素)や、構成情報11中の他の情報に基づいて、サービス「複製」を実行させることができる。より具体的には、例えば、業務コンピュータ17A、ストレージ制御装置27A及びストレージ39Aについて、サービス「ディザスタリカバリ」の場合と同様の処理を行うことで、図11Aに例示する複製の実現が可能である。
以上が、サービス「複製」の実行例である。このサービスでは、業務AP4Aについて、業務仮想コンピュータ2、ストレージ仮想コンピュータ61及びVOL41のうちの全ての複製が行われることになる。
図11Bは、サービス「クラスタ」の実行例を示す。
マネージャ処理部7は、例えば、記憶制御システムにおいて所定の状態(例えば、異常或いは負荷過多)を検出した場合に、その状態に関わる業務コンピュータ17について、サービス「クラスタ」を実行することができる。具体的には、例えば、マネージャ処理部7は、或るサイトに存在する業務コンピュータ17Aの業務AP4のマッピング情報87Rを参照し、そのマッピング情報87Rに、サービス「クラスタ」が適用された後のST−BCセットに関する情報要素が含まれていれば、その情報要素(例えば、図9BのNo.4の情報要素)や、構成情報11中の他の情報に基づいて、サービス「クラスタ」を実行させることができる。より具体的には、例えば、業務コンピュータ17Aについて、サービス「ディザスタリカバリ」の場合と同様の処理を行うことで、図11Bに例示するサービス「クラスタ」の実現が可能である。
以上が、サービス「クラスタ」の実行例である。このサービスでは、業務AP4Aについて、業務仮想コンピュータ2のみが移動又は複製され、ストレージ仮想コンピュータ61及びVOL41は移動も複製もされないことになる。
図12Aは、サービス「ストレージ」の実行例を示す。
マネージャ処理部7は、例えば、記憶制御システムにおいて所定の状態(例えば、異常或いは負荷過多)を検出した場合に、その状態に関わるストレージ39やストレージ制御装置27について、サービス「ストレージ」を実行することができる。具体的には、例えば、マネージャ処理部7は、或るサイトに存在する業務コンピュータ17Aの業務AP4のマッピング情報87Rを参照し、そのマッピング情報87Rに、サービス「ストレージ」が適用された後のST−BCセットに関する情報要素が含まれていれば、その情報要素(例えば、図9BのNo.5の情報要素)や、構成情報11中の他の情報に基づいて、サービス「ストレージ」を実行させることができる。より具体的には、例えば、ストレージ制御装置27A及びストレージ39Aについて、サービス「ディザスタリカバリ」の場合と同様の処理を行うことで(具体的には、例えば、ストレージ制御装置27Wに、ストレージ制御装置27Aのストレージ仮想コンピュータ61Aと同じ仮想コンピュータ61Aを生成することで)、図12Aに例示するサービス「ストレージ」の実現が可能である。
以上が、サービス「ストレージ」の実行例である。このサービスでは、業務AP4Aについて、業務仮想コンピュータ2は移動も複製もされないが、ストレージ仮想コンピュータ61及びVOL41は、移動又は複製されることになる。
上述した各種サービス(例えば図12Aに例示のサービス「ストレージ」)を実行する場合には、以下に例示する方法で、情報(例えば、ポートキュー或いはI/Fキューやその中に蓄積されていた情報要素)を受け渡すことができる。
図12Bは、ストレージ制御装置27Aからストレージ制御装置27Wに情報を渡す場合を例に採った情報受け渡し方法の一例を示す。
例えば、ストレージ制御装置27Aは、マネージャ処理部7から、ストレージ制御装置27Wに情報を移すことの指示を受けた場合、自分に関する情報(例えば、ストレージ仮想コンピュータ61Aに割り当てられていたリソース情報、SC情報要素84R、SC管理情報要素85R)を、自分が備えていたストレージ仮想コンピュータ61Aがアクセス可能なVOL41Aに書込むことができる。
また、例えば、ストレージ制御装置27Aは、例えばコピー先となるVOL41HのVOL名の指定をマネージャ処理部7から受けることにより、VOL41Aに格納した情報をVOL41AからVOL41Hにコピーすることもできる。
ストレージ制御装置27Wは、例えば、マネージャ処理部7から特定の指示を受けることにより(例えば、VOL41Hの「VOL名」の通知と、そのVOL41Hからの情報読出し命令とを受けることにより)、コピー先のVOL41Hから情報を読出すことができる。そして、ストレージ制御装置27Wは、その情報に含まれている情報要素に基づいて、種々の設定(例えば、ストレージ仮想コンピュータ61Aの設定)を行うことができる。
以上が、各サービスと、情報の受け渡しについての説明である
次に、この実施形態で行われる各種処理の流れの一例を説明する。
図13は、構成情報11中の組み合せ情報81を作成するためにマネージャ処理部7が行う処理の一例を示す。
マネージャ処理部7は、各業務コンピュータ17のストレージ管理処理部25から、BC情報要素86R(前述した情報の他に、業務コンピュータ17及び/又はその業務コンピュータ17内の業務仮想コンピュータ2のIPアドレスが含まれていても良い)を収集することができる(ステップS11)。
また、マネージャ処理部7は、各ストレージ制御装置27のストレージ用エージェント処理部282から、ST構成情報要素82R、VOL構成情報要素83R、SC情報要素84R及びSC管理情報要素85Rを収集することができる(S12)。
マネージャ処理部7は、SAN用エージェント処理部23からSAN構成情報701を収集することができる(S13)。
マネージャ処理部7は、収集された各種情報要素に基づいて、ストレージ39と業務コンピュータ17を性能毎に分類し、その分類結果に基づいて、性能毎の対応情報81B〜81D(図8B参照)を作成することができる(S14)。
マネージャ処理部7は、性能毎の性能毎の対応情報81B〜81Dと、SAN構成情報701とに基づいて、ストレージ39と業務コンピュータ17との間に存在するFC−SW71の数をカウントし、カウント値(複数通りある場合には例えば最小値)を、通信経路の長さとして設定することができる(S15)。そして、マネージャ処理部7は、各対応情報81B〜81D毎に、通信経路の長さの短い順に、高い優先順位を設定することができる(S16)。
マネージャ処理部7は、複数の対応情報81B〜81Dを一つの全体対応情報81A2(図9A参照)にまとめ、且つ、既に説明した方法で、各対応情報81B〜81D毎における優先順位を全体的な優先順位に付与し直すことができる(S17)。マネージャ処理部7は、重み付け比率情報81A1を参照し、各性能毎の重み付け比率を特定し、特定された重み付け比率を、その重み付け比率に対応した性能のST−BCセットに対応付けることができる(S18)。そして、マネージャ処理部7は、全体構成情報81A2中の各ST−BCセット毎に、全体的な優先順位と対応付けられた重み付け比率との積算値を求め、求められた積算値を優先値として設定することができる(S19)。マネージャ処理部7は、全体対応情報81A2中の複数の情報要素を優先値の小さい順番に並び替えることができる(S20)。
以上のような処理により、マネージャ処理部7は、組み合せ情報81を作成することができる。なお、マネージャ処理部7は、S20の処理を終えた場合に、フラグ1=Pをセットして、ループから抜けてもよい。また、マネージャ処理部7は、フラグ1=Pになった後、所定のタイミングで、フラグ1=Q(P以外の値、例えばゼロ)に設定して、S11からの処理を開始してもよい。これらのことは、この図13以降の図に記載のフラグについても同様である。
図14Aは、構成情報11中のST構成情報82及びVOL構成情報83を作成するためにマネージャ処理部7が行う処理の一例を示す。
マネージャ処理部7は、各ストレージ制御装置27のストレージ用エージェント処理部282から、ST構成情報要素82Rを収集し、収集された情報要素82Rを含んだST構成情報82を作成することができる(S21)。
また、マネージャ処理部7は、各ストレージ制御装置27のストレージ用エージェント処理部282から、VOL構成情報要素83Rを収集し、収集された情報要素83Rを含んだVOL構成情報83を作成することができる(S22)。
以上のような処理により、マネージャ処理部7は、ST構成情報82及びVOL構成情報83を作成することができる。
図14Bは、構成情報11中のSC情報84を作成するためにマネージャ処理部7が行う処理の一例を示す。
マネージャ処理部7は、各ストレージ制御装置27のストレージ用エージェント処理部282から、「SC名」及び「接続ストレージ数」を収集し、未完成のSC情報84に含めることができる(S31)。
また、マネージャ処理部7は、各ストレージ制御装置27のストレージ用エージェント処理部282から、そのストレージ制御装置27に接続されている各ストレージ39の「ST名」を収集し、収集された「ST名」を、未完成のSC情報84に含めることができる(S32)。
マネージャ処理部7は、図15Aに例示する処理により、ストレージ制御情報を収集し(S33)、収集されたストレージ制御情報を、未完成のSC情報84に含めることができる(S34)。
以上のような処理により、マネージャ処理部7は、SC情報84を作成することができる。
図15Aは、図14BのS33におけるストレージ制御情報収集処理の一例を示す。
マネージャ処理部7は、各ストレージ制御装置27のストレージ用エージェント処理部282から、搭載ポート数、搭載I/F数、SVC数、搭載CPU数及び搭載メモリ容量を収集することができる(S33−1)。
また、マネージャ処理部7は、各ストレージ制御装置27のストレージ用エージェント処理部282から、搭載ポート情報及び搭載I/F情報を収集することができる(S33−2及びS33−3)。
また、マネージャ処理部7は、ストレージ用エージェント処理部282を経由して仮想コンピュータ処理部93から、仮想コンピュー情報を収集することもできる(S33−4)。
仮想コンピュータ情報に仮想コンピュータ詳細情報が有ると判断された場合、マネージャ処理部7は、図15Bに例示する仮想コンピュータ詳細情報収集処理を実行し(S33−5)、仮想コンピュータ情報の「詳細情報の有無」に「有」を設定することができる(S33−6)。
一方、仮想コンピュータ情報に仮想コンピュータ詳細情報が無いと判断された場合、マネージャ処理部7は、仮想コンピュータ情報の「詳細情報の有無」に「無」を設定することができる(S33−7)。
図15Bは、図15AのS33−5における仮想コンピュータ詳細情報収集処理の一例を示す。
マネージャ処理部7は、ストレージ用エージェント処理部282を経由して仮想コンピュータ処理部93から、使用ポート数、使用I/F数、使用CPU数、使用メモリ情報、ポートキュー情報及びI/Fキュー情報を収集することができる(S33−5−1)。
また、マネージャ処理部7は、ストレージ用エージェント処理部282を経由して仮想コンピュータ処理部93から、他の所定種類の情報を収集することもできる(S33−5−2)。ここで収集可能な情報としては、例えば、使用ポート情報(例えば使用ポートの「ポート名」)、使用I/F情報(例えば、使用I/Fの「I/F名」)、使用CPU情報(例えば、使用CPU毎の「CPU名」と「CPU使用率」)、ポートキュー情報(例えば、「ポートキュー名」、「使用ポート名」及び「キューの数」)、及び、I/Fキュー情報(例えば、「I/Fキュー名」、「使用I/F名」及び「キューの数」)のうちの少なくとも一つとすることができる。
図14B乃至図15Bの処理により、SC情報84を完成させることができる。
図16は、ストレージ用エージェント処理部282が行う処理の一例を示す。
ストレージ用エージェント処理部282は、要求を受付けている(S41)。
S41において、マネージャ処理部7から情報収集要求を受け(S42)、その収集要求対象がST構成情報82Rの場合、ストレージ用エージェント処理部282は、ST構成情報要素82Rを、マネージャ処理部7に送信することができる(S44)。S42において、収集要求対象がVOL構成情報要素83Rの場合、ストレージ用エージェント処理部282は、VOL構成情報要素83Rを、マネージャ処理部7に送信することができる(S45)。S42において、収集要求対象がSC情報要素84Rの場合、ストレージ用エージェント処理部282は、要求対象がSC情報要素84RのうちのSVC数や仮想コンピュータ情報に関する情報ならば、仮想コンピュータ処理部93からその情報を収集してマネージャ処理部7に送信することができ(S46)、SC情報要素84R全体ならば、SC情報要素84をマネージャ処理部7に送信することができる(S47)。
S41において、マネージャ処理部7から仮想コンピュータの制御要求を受けた場合(S43)、ストレージ用エージェント処理部282は、仮想コンピュータ処理部93にストレージ仮想コンピュータ61の制御を実行させることができる(S48)。
図17は、仮想コンピュータ処理部93が行う処理の一例を示す。
仮想コンピュータ処理部93は、例えば、仮想コンピュータの生成要求をストレージ用エージェント処理部282から受けた場合、ストレージ仮想コンピュータ61を生成することができる(S51)。具体的には、例えば、マネージャ処理部7が、SC情報84中の各SC情報要素84Rから、各ストレージ制御装置27のリソースプール26の空き状況を判断し、その判断結果に応じて、リソースプール26の空きの全部又は一部を割り当てたストレージ仮想コンピュータ61を生成することを、ストレージ用エージェント処理部282に命じることができる(ストレージ仮想コンピュータ61の生成に限らず、それの削除、条件変更、複製及び移動のうちの少なくとも一つも、命じることができても良い)。ストレージ用エージェント処理部282は、その命令に応じて、仮想コンピュータ処理部93に、仮想コンピュータの生成要求を送ることができる。仮想コンピュータ処理部93は、ストレージ仮想コンピュータ61に割り当てるポート31、I/F37、CPU33、メモリ35及びプライオリティの条件(例えば、マネージャ処理部7からストレージ用エージェント処理部282を介して指定された条件)を入力し(S56)、入力された条件に従ってストレージ仮想コンピュータ61を生成し、リソースプール(換言すれば実リソース)26から、入力された条件に従って、ポート31、I/F37、CPU33、メモリ35及びプライオリティ情報94を割り当てることができる(S57)。
仮想コンピュータ処理部93は、例えば、仮想コンピュータの削除要求をストレージ用エージェント処理部282から受けた場合、ストレージ仮想コンピュータ61を消滅させることができる(S52)。具体的には、例えば、仮想コンピュータ処理部93は、消滅させる仮想コンピュータ情報(例えば、SVC名)を入力し(S58)、入力された情報にマッチするストレージ仮想コンピュータ61を消滅させ、割り当てられていたポート31、I/F37、CPU33及びメモリ35を解放することができる(S59)。
仮想コンピュータ処理部93は、例えば、仮想コンピュータ条件の変更要求をストレージ用エージェント処理部282から受けた場合、ストレージ仮想コンピュータ61の条件を変更することができる(S53)。具体的には、例えば、仮想コンピュータ処理部93は、条件変更対象のストレージ仮想コンピュータ61の指定(例えばSVC名)と、変更後の仮想コンピュータ情報の全部又は一部とを入力し(S58)、指定されたストレージ仮想コンピュータ61の仮想コンピュータ情報を、入力された仮想コンピュータ情報に更新することができる(S61)。その際、例えば、仮想コンピュータ処理部93は、ポート又はI/Fの割り当ての変更であれば、キュー制御処理部409に、ポートキュー51又はI/Fキュー53の変更分の割り当て或いは解除を通知することができる(S62)。
仮想コンピュータ処理部93は、例えば、仮想コンピュータの複製要求をストレージ用エージェント処理部282から受けた場合、ストレージ仮想コンピュータ61の複製を実行することができる(S54)。具体的には、例えば、仮想コンピュータ処理部93は、複製対象のストレージ仮想コンピュータ61の仮想コンピュータ情報を入力し(S63)、入力された仮想コンピュータ情報に従って、ストレージ仮想コンピュータ61の複製を生成することができる(S64)。その際、例えば、それの複製に設定させるべき情報の場所(例えばVOL名)が指定された場合、仮想コンピュータ処理部93は、その指定された場所から情報(例えば、ポートキュー51又はI/Fキュー53とポート31又はI/F37との割り当ての関係や、キュー51又は53に蓄積されていた情報要素)を読出し、読出された情報を、ストレージ仮想コンピュータ61の複製に設定することができる(S65)。
仮想コンピュータ処理部93は、例えば、ストレージ制御要求をストレージ用エージェント処理部282から受けた場合、図18に例示する処理を実行することができる(S66)。
図18は、仮想コンピュータ処理部93が行うストレージ制御処理の一例を示す。
仮想コンピュータ処理部93は、例えば、論理ボリューム41の生成要求をストレージ用エージェント処理部282から受けた場合、論理ボリューム41を生成することができる(S66−1)。具体的には、例えば、仮想コンピュータ処理部93は、指定された論理ボリューム41を、指定されたストレージ39に生成することができる(S66−2)。
仮想コンピュータ処理部93は、例えば、論理ボリューム41の削除要求をストレージ用エージェント処理部282から受けた場合、論理ボリューム41を削除することができる(S66−3)。具体的には、例えば、仮想コンピュータ処理部93は、指定された論理ボリューム41を、指定されたストレージ39から削除することができる(S66−4)。
仮想コンピュータ処理部93は、例えば、論理ボリューム41の複製要求をストレージ用エージェント処理部282から受けた場合、論理ボリューム41の複製を生成することができる(S66−5)。具体的には、例えば、仮想コンピュータ処理部93は、指定された論理ボリューム41の内容を、指定されたストレージ39の指定された別の論理ボリューム41へコピーすることができる(S66−6)。
仮想コンピュータ処理部93は、例えば、論理ボリューム41の移動要求をストレージ用エージェント処理部282から受けた場合、論理ボリューム41を移動させることができる(S66−7)。具体的には、例えば、仮想コンピュータ処理部93は、指定された論理ボリューム41の内容を、指定されたストレージ39内の別の論理ボリューム41に移動させることができる(S66−8)。
仮想コンピュータ処理部93は、例えば、論理ボリューム41の変更要求をストレージ用エージェント処理部282から受けた場合、論理ボリューム39の記憶容量を変更することができる(S66−9)。具体的には、例えば、仮想コンピュータ処理部93は、指定された論理ボリューム41のVOL容量を、指定されたVOL容量に変更することができる(S66−10)。その際、例えば、仮想コンピュータ処理部93は、VOL構成情報要素83Rを更新することもできる。
図19は、業務コンピュータ17のストレージ管理処理部25が行う処理の一例を示す。
マネージャ処理部7から情報収集要求を受けた場合(S71)、ストレージ管理処理部25は、BC情報要素86Rを、マネージャ処理部7に送信することができる(S72)。また、その際、業務仮想コンピュータ2が存在する場合には、ストレージ管理処理部25は、その業務仮想コンピュータ2のBVC名をマネージャ処理部7に送信することができる(S73)。更に、その際、業務AP4が存在する場合には、ストレージ管理処理部25は、その業務AP4のAP名をマネージャ処理部7に送信することができる(S74)。
マネージャ処理部7から制御要求を受けた場合(S75)、その制御要求が、業務コンピュータ17とVOL41との間の通信経路の開設要求であれば(S76)、ストレージ管理処理部25は、VOL名、アクセス先ポート名及びSC名を、マネージャ処理部7から受けることができる(S77)。そして、ストレージ管理処理部25は、一以上のBCポート600から割り当て可能なBCポート600のBCポート名(つまりアクセス元ポート名)を取得することができる(S78)。ストレージ管理処理部25は、入力されたVOL名、アクセス先ポート名及びSC名と、取得されたアクセス元ポート名とを含んだ通信経路情報を管理情報703(図2及び図10B参照)に登録することにより、通信経路を開設することができる(S79)。
S75において、通信経路の解放要求であれば(S80)、ストレージ管理処理部25は、解放要求対象の通信経路に対応した情報要素を管理情報703から削除することにより、通信経路を解放することができる(S81)
S75において、仮想コンピュータの処理要求であれば(S82)、ストレージ管理処理部25は、図20に例示するような処理を実行することができる(S83)。
図20は、ストレージ管理処理部25が行う仮想コンピュータ制御処理の一例を示す。
ストレージ管理処理部25は、例えば、仮想コンピュータの生成要求をマネージャ処理部7から受けた場合、業務仮想コンピュータ2を生成することができる(S91)。具体的には、例えば、ストレージ管理処理部25は、業務仮想コンピュータ2に割り当てるリソースの条件を入力し、入力された条件に従って業務仮想コンピュータ2を生成することができる(S92)。その際、業務AP4を起動する場合には、ストレージ管理処理部25は、その業務仮想コンピュータ2に、業務AP4を起動させることができる(S93)。
ストレージ管理処理部25は、例えば、仮想コンピュータの消滅要求をマネージャ処理部7から受けた場合、業務仮想コンピュータ2を消滅させることができる(S94)。具体的には、例えば、ストレージ管理処理部25は、消滅要求対象の業務仮想コンピュータ2において業務AP4が動作中の場合、その業務AP4を停止させ(S95)、その後、その消滅要求対象の業務仮想コンピュータ2を消滅させることができる(S96)。
ストレージ管理処理部25は、例えば、仮想コンピュータの条件変更要求をマネージャ処理部7から受けた場合、業務仮想コンピュータ2の条件を変更することができる(S97)。具体的には、例えば、ストレージ管理処理部25は、条件変更対象の業務仮想コンピュータ2へのリソース割り当て状況を確認して(S98)、変更後の条件(例えば、リソースに関する条件)を入力し、割り当て状況との差分のリソースを業務仮想コンピュータ2に割り当てる又は業務仮想コンピュータ2への割り当てを解除することができる(S99)。
ストレージ管理処理部25は、例えば、仮想コンピュータの移動要求をマネージャ処理部7から受けた場合、業務仮想コンピュータ2の移動を実行することができる(S100)。具体的には、例えば、ストレージ管理処理部25は、業務仮想コンピュータ2の移動先となる業務コンピュータ17に対して入力される仮想コンピュータ条件(例えば、移動対象の業務仮想コンピュータ2のリソース条件)を入力し、入力された条件にマッチする業務仮想コンピュータ2を生成することの制御要求をマネージャ処理部7(或いは、移動先の業務コンピュータ17のストレージ管理処理部25)に通知することができる(S101A)。また、例えば、ストレージ管理処理部25は、移動対象の業務仮想コンピュータ2を消滅させることの消滅要求(或いは、その業務仮想コンピュータ2を消滅させ、消滅させたことの結果)をマネージャ処理部7に通知することができる(S101B)。
ストレージ管理処理部25は、例えば、仮想コンピュータの複製要求をマネージャ処理部7から受けた場合、業務仮想コンピュータ2の複製を生成することができる(S102)。具体的には、例えば、ストレージ管理処理部25は、業務仮想コンピュータ2の複製先となる業務コンピュータ17に対して入力される仮想コンピュータ条件(例えば、複製元の業務仮想コンピュータ2のリソース条件)を入力し、入力された条件にマッチする業務仮想コンピュータ2を生成することの制御要求をマネージャ処理部7(或いは、複製先の業務コンピュータ17のストレージ管理処理部25)に通知することができる(S103)。
以上、上述した実施形態によれば、管理コンピュータ5が、SC情報84から特定される各ストレージ制御装置27のリソースプール26の状況に基づいて、ストレージ制御装置27に対して、ストレージ仮想コンピュータ61の生成、削除、複製或いは条件変更等の制御を行うことができる。ストレージ制御装置27に生成されたストレージ仮想コンピュータ61が、業務コンピュータ17からのアクセス要求に従って、自分がアクセス可能な論理ボリューム41にアクセスすることができる。
また、上述した実施形態によれば、ストレージ39の性能と業務コンピュータ17の性能とに基づいて、ストレージ39と業務コンピュータ17との組み合せを決定することができる。各組み合せには、その組み合せを構成するストレージ39と業務コンピュータ17との間の通信経路の長さと、各性能毎の重み付け比率とに基づいて、優先値を付与することができる。業務AP4が起動する場合には、その業務AP4の起動が命じられた業務コンピュータ17の性能と、その性能に対応する各組み合せの優先値とに基づいて、起動が命じられた業務AP4に対して、その業務AP4を実行する業務コンピュータ17を含んだ組み合せを割り当てることができる。それにより、その割り当てられた組み合せ中のストレージ39にアクセス可能なストレージ仮想コンピュータ61が、業務AP4からのアクセス要求を処理することができる。これにより、業務コンピュータ17及び/又はストレージ制御装置27のリソースの使用の効率化が図れる。
また、上述した実施形態によれば、ストレージ仮想コンピュータ61とそれがアクセス可能な論理ボリューム41とをセットにして複製又は移動させることができる。これにより、業務データの可用性の向上が図れる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
例えば、マネージャ処理部7は、性能が優れた(例えば性能「高速」の)ストレージ39に対してストレージ仮想コンピュータ61を割り当てる場合には、性能が劣るストレージ39に対するストレージ仮想コンピュータ61よりも多くのリソース部分を割り当ててもよい。
また、例えば、マネージャ処理部7は、性能と、仮想コンピュータ2、61に割り当てるリソースの量とに関する対応関係を表すリソース付与ポリシー情報を参照し、その情報に基づいて、仮想コンピュータ2、61の生成要求を発行することができる。
また、例えば、マネージャ処理部7は、ストレージ仮想コンピュータ61、論理ボリューム41及び業務仮想コンピュータ2の少なくとも一つ(以下、便宜上、「論理対象」と総称する)を移動又は複製する場合に、その論理対象を移動又は複製することができるかどうかを判断することができる。具体的には、例えば、マネージャ処理部7は、論理対象に必要なリソースの量を、構成情報11中の適切な情報要素(論理対象に関わる情報要素)を参照することにより特定し、且つ、移動先又は複製先の空きのリソース量を、構成情報11中の適切な情報要素(移動先又は複製先に関わる情報要素)を参照することにより特定し、論理対象に必要なリソースの量以上に空きのリソースがあるか否かを判断することができる。マネージャ処理部7は、肯定的な判断結果が得られた場合には、マッピング情報87Rに従って論理対象の移動又は複製を実行することができる。
一方、否定的な判断結果が得られた場合には、マネージャ処理部7は、マッピング情報87Rに従う移動先又は複製先に論理対象を移動又は複製できるだけの空きリソースを作るための処理を実行することができる。具体的には、例えば、マネージャ処理部7は、論理対象の性能に対応する対応情報81B、81C又は81D(図8B参照)から、使用可能な組み合せを探すことができる(例えば、各対応情報81B、81C又は81Dの組み合せに、未使用か使用中かを表すステータスを設定しておき、そのステータスから、使用可能か否かを判断することができる)。マネージャ処理部7は、使用可能な組み合せが見つかった場合には、その組み合せを論理対象に割り当てることができ、見つからない場合には、使用可能な組み合せを全体対応情報81A2(図9A参照)から探すことができる。そこで、例えば、マネージャ処理部7は、論理対象の性能「高速」よりも低い性能「低速」の組み合せしか見つからない場合には、なるべく論理対象の性能「高速」に合った組み合せを割り当てるべく、以下の処理を行うことができる。すなわち、例えば、マネージャ処理部7は、性能「高速」の論理対象に必要なリソース量以上の量のリソースを使用している性能「中速」の組み合せを全体対応情報81A2から探し、且つ、その探し出された性能「中速」の組み合せに係る論理対象に必要なリソース量以上の量のリソースを必要とする未使用の性能「低速」の組み合せを全体情報81A2から探し、探し出された未使用の性能「低速」の組み合せに、探し出された性能「中速」の組み合せに係る論理対象を移動させることにより、性能「中速」の組み合せで使用されていたリソースを空け、その空いたリソースに、移動又は複製の対象である性能「高速」の組み合せに係る論理対象を割り当てることができる。このような方法で、マネージャ処理部7は、構築された組み合せ情報81に従って、リソースの空きを作ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る記憶制御システムの構成例の概要を示す。 図2は、図1に示した記憶制御システムの機能を表すブロック図である。 図3は、図2に示されたストレージ制御装置27をより詳細に示す。図2及び図3を参照して、ストレージ制御装置27について説明する。 図4Aは、ストレージ制御装置27の少なくとも一つのメモリ35の記憶領域の使用例を示す。図4Bは、SAN用エージェント処理部23で管理されているSAN構成情報701の概念例を示す。 図5Aは、図4Bに例示した記憶制御システムにおいて構築される構成情報の構成例を示す。図5Bは、ST構成情報82の構成例を示す。図5Cは、VOL構成情報83の構成例を示す。 図6Aは、SC情報84の構成例を示す。図6Bは、SC情報要素84Rに含まれているストレージ制御情報の構成例を示す。 図7Aは、ストレージ仮想コンピュータ61について詳細情報の構成例を示す。図7Bは、SC管理情報85の構成例を示す。 図8Aは、BC情報86の構成例を示す。図8Bは、組み合せ情報81の構成例を示す。 図9Aは、組み合せ情報81における全体情報81Aの構成例を示す。図9Bは、構成情報11に含まれるマッピング情報群87の構成例を示す。 図10Aは、ポリシー情報13の構成例を示す。図10Bは、管理コンピュータ5に設定することができる管理情報703の構成例を示す。図10Cは、サービス「ディザスタリカバリ」の実行例を示す。 図11Aは、サービス「複製」の実行例を示す。図11Bは、サービス「クラスタ」の実行例を示す。 図12Aは、サービス「ストレージ」の実行例を示す。図12Bは、ストレージ制御装置27Aからストレージ制御装置27Wに情報を渡す場合を例に採った情報受け渡し方法の一例を示す。 図13は、構成情報11中の組み合せ情報81を作成するためにマネージャ処理部7が行う処理の一例を示す。 図14Aは、構成情報11中のST構成情報82及びVOL構成情報83を作成するためにマネージャ処理部7が行う処理の一例を示す。図14Bは、構成情報11中のSC情報84を作成するためにマネージャ処理部7が行う処理の一例を示す。 図15Aは、図14BのS33におけるストレージ制御情報収集処理の一例を示す。図15Bは、図15AのS33−5における仮想コンピュータ詳細情報収集処理の一例を示す。 図16は、ストレージ用エージェント処理部282が行う処理の一例を示す。 図17は、仮想コンピュータ処理部93が行う処理の一例を示す。 図18は、仮想コンピュータ処理部93が行うストレージ制御処理の一例を示す。 図19は、業務コンピュータ17のストレージ管理処理部25が行う処理の一例を示す。 図20は、ストレージ管理処理部25が行う仮想コンピュータ制御処理の一例を示す。
符号の説明
2…業務仮想コンピュータ 4…業務アプリケーションプログラム(業務AP) 5…管理コンピュータ 7…マネージャ処理部 11…構成情報 13…ポリシー情報 17…業務コンピュータ 19…SAN 21…SAN制御コンピュータ 27…ストレージ制御装置 31…ポート 37…ストレージインターフェース装置(I/F) 39…ストレージ 41…論理ボリューム(VOL) 61…ストレージ仮想コンピュータ 93…仮想コンピュータ処理部 282…ストレージ用エージェント処理部

Claims (6)

  1. 複数の記憶装置と、
    前記複数の記憶装置に通信可能に接続されている一以上の記憶制御装置と、
    前記一以上の記憶制御装置にアクセスするための複数のホスト装置と、
    これらの装置を管理する管理装置と
    を有し、
    各ホスト装置は、
    (A1)業務アプリケーションの起動命令を受けた場合には、当該業務アプリケーションの識別情報と、当該業務アプリケーションを起動するための業務仮想コンピュータの識別情報と、当該業務仮想コンピュータを稼働するホスト装置の識別情報とを含んだ識別情報群を前記管理装置へ送信し、
    (A2)前記管理装置から前記業務仮想コンピュータの生成要求を受信した場合には、その生成要求に応じて、前記業務仮想コンピュータを生成するとともに、生成された業務仮想コンピュータ上で前記業務アプリケーションを起動し、
    前記管理装置は、
    前記記憶装置と前記ホスト装置との複数の組み合わせと、各組合せについて、前記ホスト装置上で起動する前記業務アプリケーションの性能要件にどの程度マッチするかを示す優先値とを表す情報を有しており、
    (B1)前記ホスト装置から受信した前記識別情報群で指定された前記業務アプリケーションについて、前記優先値に基づいて前記性能要件にマッチする前記組み合わせを特定し、
    (B2)前記(B1)で特定された組み合わせに属する前記ホスト装置に対して、前記業務仮想コンピュータの生成要求を送信するとともに、前記(B1)で特定された組み合わせに属する前記記憶装置に対して、前記業務アプリケーションからのアクセス要求に従って処理を行うストレージ仮想コンピュータの生成指示を送信し、
    各記憶制御装置は、
    (C1)前記管理装置から前記ストレージ仮想コンピュータの生成指示を受信した場合、その生成指示に応じて、前記記憶制御装置が保有するハードウェアリソースのうちの未使用部分の全部または一部を割り当てて、前記ストレージ仮想コンピュータを生成し、
    前記(C1)で生成されたストレージ仮想コンピュータは、
    前記業務仮想コンピュータ上で稼働する前記業務アプリケーションからのアクセス要求に従って、前記記憶制御装置に接続された前記記憶装置に設定される論理ボリュームにアクセスする、
    記憶制御システム。
  2. 前記優先値は、前記各組み合わせの前記各ホスト装置及び前記各記憶装置間の通信経路の長さに基づいた優先順位と、前記各組み合わせによる前記各ホスト装置の性能及び前記各記憶装置の性能に基づいた重みづけ比率と、から算出される、
    請求項1記載の記憶制御システム。
  3. 前記管理装置は、前記業務アプリケーションと、前記業務アプリケーションに対して提供するサービスとを対応づけたポリシー情報をさらに有しており、
    前記管理装置は、
    (B4)前記複数のホスト装置又は前記一以上記憶制御装置の少なくともいずれか一つが、所定の状態であることを検出した場合に、前記ポリシー情報に基づき、前記所定の状態に関わる第1のホスト装置又は第1の記憶制御装置、及び、前記第1のホスト装置又は前記第1の記憶制御装置に関連付けられたサービスを特定し、
    (B5)前記(B4)で特定された前記サービスがクラスタであった場合には、前記第1のホスト装置で稼働している第1の業務仮想コンピュータと同様のハードウェアリソースを割り当てた第2の業務仮想コンピュータを生成するように、前記第1の業務仮想コンピュータを稼働している第1のホスト装置とは別の第2のホスト装置に対して指示を行い、
    前記第2のホスト装置で生成される第2の業務仮想コンピュータが、
    前記記憶制御装置のストレージ仮想コンピュータを介して、前記記憶制御装置に接続された前記記憶装置に設定される前記論理ボリュームへのアクセスを行う、
    請求項1又は2に記載の記憶制御システム。
  4. 前記管理装置は、前記業務アプリケーションと、前記業務アプリケーションに対して提供するサービスとを対応づけたポリシー情報をさらに有しており、
    前記管理装置は、
    (B6)前記複数のホスト装置又は前記一以上の記憶制御装置の少なくともいずれか一つが、所定の状態であることを検出した場合に、前記ポリシー情報に基づき、前記所定の状態に関わる第1のホスト装置又は第1の記憶制御装置、及び、前記第1のホスト装置又は前記第1の記憶制御装置に関連付けられたサービスを特定し、
    (B7)前記(B6)で特定された前記サービスがストレージであった場合には、前記第1の記憶制御装置で稼働している第1のストレージ仮想コンピュータと同様のハードウェアリソースを割り当てた第2のストレージ仮想コンピュータを、前記第1の記憶制御装置とは別の第2の記憶制御装置に生成するように、前記第2の記憶制御装置に対して指示を行い、
    (B8)前記第1のストレージ仮想コンピュータを介してアクセスされる第1の記憶装置に設定される前記論理ボリュームを、前記第2の記憶制御装置に接続される第2の記憶装置にコピーし、
    前記第1の業務仮想コンピュータは、
    前記第2のストレージ仮想コンピュータを介して前記コピー先の論理ボリュームへのアクセスを行う、
    請求項1又は2に記載の記憶制御システム。
  5. 前記管理装置は、前記業務アプリケーションと、前記業務アプリケーションに対して提供するサービスとを対応づけたポリシー情報をさらに有しており、
    前記管理装置は、
    (B9)前記複数のホスト装置又は前記一以上の記憶制御装置の少なくともいずれか一つが、所定の状態であることを検出した場合に、前記ポリシー情報に基づき、前記所定の状態に関わる第1のホスト装置又は第1の記憶制御装置、及び、前記第1のホスト装置又は前記第1の記憶制御装置に関連付けられたサービスを特定し、
    (B10)前記(B9)で特定された前記サービスが複製であった場合には、前記第1のホスト装置で稼働している第1の業務仮想コンピュータと同様のハードウェアリソースを割り当てた第2の業務仮想コンピュータを生成するように、第2のホスト装置に対して指示を行い、
    (B11)前記第1の記憶制御装置で稼働する第1のストレージ仮想コンピュータと同様のハードウェアリソースを割り当てた第2のストレージ仮想コンピュータを生成するように、第2の記憶制御装置に対して指示を行い、
    (B12)前記第1のストレージ仮想コンピュータを介してアクセスされる第1の記憶装置に設定される前記論理ボリュームを、前記第2の記憶制御装置に接続される第2の記憶装置にコピーし、
    前記第2の業務仮想コンピュータは、
    前記第2ストレージ仮想コンピュータを介して前記コピー先の論理ボリュームへのアクセスを行う、
    請求項1又は2に記載の記憶制御システム。
  6. 前記管理装置は、前記業務アプリケーションと、前記業務アプリケーションに対して提供するサービスとを対応づけたポリシー情報をさらに有しており、
    前記管理装置は、
    (B13)前記複数のホスト装置及び前記一以上の記憶制御装置のそれぞれ一つ以上の状態が、所定の状態であることを検出した場合に、前記ポリシー情報に基づき、前記所定の状態に関わる第1のホスト装置及び第1の記憶制御装置と、前記第1のホスト装置及び前記第1の記憶制御装置とに関連付けられたサービスを特定し、
    (B14)前記(B13)で特定された前記サービスがディザスタリカバリであった場合には、前記第1のホスト装置で稼働していた第1の業務仮想コンピュータと同様のハードウェアリソースを割り当てた第2の業務仮想コンピュータを生成するように、第2のホスト装置に対して指示を行い、
    (B15)前記第1の記憶制御装置で稼働する第1のストレージ仮想コンピュータと同様のハードウェアリソースを割り当てた第2のストレージ仮想コンピュータを生成するように、第2の記憶制御装置に対して指示を行い、
    (B16)前記第1ストレージ仮想コンピュータを介してアクセスされる第1の記憶装置に設定される論理ボリュームを、前記第2の記憶制御装置に接続される第2の記憶装置にコピーし、
    前記第2の業務仮想コンピュータは、
    前記第2のストレージ仮想コンピュータを介して前記コピー先の論理ボリュームに対してアクセスを行う、
    請求項1又は2に記載の記憶制御システム。
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