JP4681933B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やプリンタとされる電子写真方式あるいは静電記録方式の画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置では、中間転写体として中間転写ベルトを使用するものが知られている。中間転写ベルトはテンションローラー、駆動ローラー、二次転写対向ローラーに掛け渡され、テンションローラーによって中間転写ベルトにテンションを付与した状態で回転駆動させている。テンションローラーは中心軸をバネによって付勢されることで中間転写ベルトに所定のテンションを付与している。
上記中間転写ベルトを具備した中間転写ユニットは、画像形成装置とともに出荷される際の輸送、保管において中間転写ベルトにテンションを付与したまま放置すると、ローラーに巻き付いた位置で巻きくせがついてしまい、画像を形成する際に転写不良を引き起こす問題が生じるため、テンションを緩めて出荷していた。
この中間転写ベルトのくせつき防止に関し、テンションを緩める発明が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特開平07−29395号公報 特開2000−231275号公報
上記従来の構成では、中間転写ベルトのテンションを緩めた状態にテンションローラーの位置を仮固定する圧解除部材を、装置の設置時にユーザーやサービスマンが除去する必要があった。従って、圧解除部材の除去を忘れた場合には中間転写ベルトに所定のテンションが付与されず、画像形成時に中間転写ベルトの滑りを発生させ、画像不良を引き起こす可能性があった。
また、テンションローラーをレバーなどの操作によって移動させ中間転写ベルトのテンションを緩めるような構成においても、設置時にテンションを付与するための専用のレバーを操作する必要があり、またそのための特別の機構が必要になり、コストも上昇していた。
上記目的を達成するため、本出願に係る画像形成装置は、無端状のベルト体と、前記ベルト体を張架する複数の張架部材と、前記複数の張架部材の内の一つであり、前記ベルト体に前記ベルト体の内側から外側に向う方向の加圧力を付与するために付勢手段により付勢されているテンションローラと、前記付勢手段により付勢される前記テンションローラの軸の位置を規制する規制手段と、を備えるベルトユニットと、ベルト体上のトナーをクリーニングするために前記ベルト体の外面に接触するクリーニングブレードを備えるクリーニング装置と、を有し、前記ベルトユニットは装置本体に対して着脱可能な構成であり、前記規制手段によって前記テンションローラによる前記ベルト体に対する加圧力の付与を解除することが可能な画像形成装置において、前記ベルトユニットと前記クリーニング装置を連結する連結部材を有し、前記クリーニング装置は前記規制手段を移動させるための作用部を有し、前記規制手段は、前記テンションローラの軸を中心に回動可能であり、一端が前記作用部に接触し他端が前記テンションローラの軸の位置を規制する規制部を有し、前記連結部材によって前記クリーニング装置が前記ベルト体に対して所定の位置に当接する際に、前記作用部が前記規制手段の一端に接触することで前記規制手段が回動し、前記回動によって前記規制手段の他端による前記テンションローラの軸に対する規制が解除されることで、前記テンションローラは、前記規制部材によって前記ベルト体に対する加圧力の付与が解除された状態から、前記ベルト体に対する加圧力を付与する状態に移行することを特徴とする。
本出願に係る発明は、簡単且つ確実な操作でベルト体にテンションを付与できるものである。より詳しくは、本発明は、画像形成装置の設置時に当接手段を装着する操作と同時に、出荷の際に緩めておいたベルトのテンションを付与することができる効果を有するものである。従って、テンションを緩めたまま画像を形成するような間違いを防止でき、不良画像の印刷を抑止することができるものである。またユーザーの設置作業負荷を軽減できるという効果を有する。
(実施例1)
図1から図12は、本発明の実施の形態を示したものである。まず、図2により本発明の実施例が具現化される画像形成装置の一実施例について説明する。
本実施例の画像形成装置は4色分のプロセスカートリッジ10y、10m、10c、10kを対応する各現像形成ステーションに着脱可能であって、レーザー光を照射可能な光学装置20y、20m、20c、20k、中間転写体ユニット30、転写材搬送ユニット40、および定着ユニット50などを備えている。
各プロセスカートリッジ10y、10m、10c、10kは同一構造とされ、それぞれ電子写真感光体であり、像担持体である感光体ドラム12、帯電手段13、現像手段14が一体的に構成されている。
ベルトユニットである中間転写体ユニット30は、無端状のベルト体である中間転写ベルト31、中間転写ベルト31を回転可能に支持する張架部材である3つのローラー、駆動ローラー32,テンションローラー33,二次転写対向ローラー34、各感光体ドラム12に形成されたトナー像を転写ベルト31に転写する一次転写ローラー35、及び転写ベルト31上に転写されたトナー像を更に転写材pに転写する二次転写ローラー36を備えている。テンションローラ33は、中間転写ベルト31の内側から外側へ向かって加圧され、移動可能に取り付けられていることから、中間転写ベルト31に一定の張力を奏している。転写材搬送ユニット36は、各給紙カセット41あるいは給紙トレイ42から非転写材pを二次転写領域に搬送するピックアップローラー43、給紙ローラー44、搬送ローラー45、およびレジストローラー46などを備えている。
定着ユニット50は、定着ローラー51および加圧ローラー52を備え、転写材p上のトナー像に熱と圧を加えることで定着を行う。
上記構成において、まず1色目例えばイエローのプロセスカートリッジ10yにおいて、感光体ドラム12が帯電手段13によって一様に帯電された後、光学ユニット20yから照射されたレーザー光によって潜像が形成され、この潜像が現像手段14によって現像されてトナー像が形成される。
感光体ドラム12上に形成されたトナー像は、一次転写ローラー35の作用によって像担持体でもある中間転写ベルト31上に一次転写される。
同様の画像形成工程がm、c、k用の各プロセスカートリッジ10m、10c、10kにおいても行われて各色のトナー像が形成され、先に形成されたトナー像に順番に重ね転写される。
一方、転写材pが給紙カセット41または給紙トレイ42から転写材搬送ユニット40によって2次転写領域に搬送され、2次転写ローラー36の作用によって中間転写ベルト31上に形成されたトナー像が転写材pに転写される。このときに転写しきれずに中間転写ベルト31上に残った廃トナーは中間転写ベルト31に当接する当接手段でもあるクリーニング装置60によって除去される。より詳しくは、クリーニング手段であるクリーニング装置60に構成された当接部材であるクリーニングブレード61によって除去され、中間転写ベルト31は次の画像形成に供される。除去された廃トナーは廃トナー容器ユニット80に回収される。トナー像を転写された転写材pは定着ユニット50に搬送され、定着ローラー51と加圧ローラー52のニップ部にてトナー像が定着され、排紙ローラー55によって排紙トレイ56上に排紙される。
次に、図3及び図4によって中間転写ユニットとクリーニング装置60について説明する。
まず図3に示すように、中間転写ユニット30は中間転写ベルト31、駆動ローラー32,テンションローラー33,二次転写対向ローラー34、一次転写ローラー35とこれらのローラーを支持するローラー支持装置100で構成されている。クリーニング装置60はクリーニングブレード61、加圧バネ62、搬送スクリュー63とこれらを保持するクリーナーケース64等で構成されている。
クリーニング装置60は、クリーニングブレード61の材質はウレタンゴムで支持板金65上に固定されている。支持板金65はクリーナーケース64に保持された揺動中心軸66を中心として加圧バネ62の押圧により揺動し、クリーニングブレード61が中間転写ベルト31に当接するように構成されている。クリーニングブレード61が中間転写ベルト31に当接するポイントの対向にはテンションローラー33が配置されるようにクリーニング装置60の位置決めがなされており、中間転写ベルト31がクリーニングブレード61の当接圧によってたわむことなく、クリーニングブレード61が所定の当接角度と所定の当接圧で中間転写ベルト31に当接できる構成となっている。
クリーナー容器64の最下部には回収されたトナーを図3における前方に搬送するように構成された搬送スクリュー63が設置されている。図4に示すように、搬送スクリュー63の後端側にはスクリュー入力67が連結されている。また図10における後方には、図示しないモーターから駆動力を受ける図10に示すカップリング160が設けられている。これによってスクリュー入力67にカップリング160を通してモーターの駆動力を伝達することで搬送スクリュー63を回転するように構成されている。
次に、図4から図9によって、クリーニング装置60の中間転写体ユニット30への位置決め構成について説明する。
初めに、図4、図5、図6において、連結部材220、220’の中間転写体ユニット30への位置決め、支持構成を説明する。220は連結部材前、220’は連結部材後、221、221’はCLラッチ軸、225、225’はテンションローラー軸嵌合溝、222は第一の位置決め長穴、223はCL位置決め軸、226は抜け止め溝、300はテンションローラー軸抜け止め、38はテンションローラー軸、100はローラー支持装置、108は連結部材位置決め軸、107はテンションバネ、を示す。
まず、連結部材220、220’の中間転写体ユニット30への位置決め構成を説明する。連結部材前220、連結部材後220’にはクリーニング装置60を位置決め、固定するためのCLラッチ軸221、221’、及び、テンションローラー軸38とローラー支持装置100に設けられた連結部材位置決め軸108が嵌合するテンションローラー軸嵌合溝225、225’が配設されている。テンションローラー軸嵌合溝225、225’は一端が開口されて形成され、他端はテンションローラー軸38と嵌合するような半円弧形状に形成されている。さらに、連結部材後220’には第一の位置決め長穴222が設けられ、連結部材前220には2つのCL位置決め軸223が設けられている。
図4の矢印の方向で中間転写体ユニット30を装着すると、テンションローラー軸38の両端と連結部材位置決め軸108が連結部材前220、連結部材後220’のテンションローラー軸嵌合溝225、225’にそれぞれ嵌合する。このときテンションローラー軸38の軸線Tと、テンションローラー軸嵌合溝225、225’の半円弧形状の中心を結んだ線Uは一致する。これによって連結部材前220、連結部材後220’はテンションローラー軸38を基準として中間転写体ユニット30に対する位置が決定される。
次に、連結部材220、220’のテンションローラ軸38への支持手段を説明する。図5に示すように、テンションローラー軸抜け止め300に設けられたガイド軸301の先端には、ガイド軸301よりも大きいフランジ302が設けられている。連結部材220には抜け止め溝226が設けられており、抜け止め溝226の下方はフランジ302よりも1周り大きな開口部227となっている。従って、テンションローラー軸抜け止め300は、フランジ302を開口部227から侵入させた後で上方に移動させると、ガイド軸301が抜け止め溝226と嵌合し抜け止め溝226に沿ってテンションローラ軸抜け止め300が摺動可能になるよう構成されている。
また、画像形成装置に固定された連結部材支持板金310にはフランジ装着穴311が設けられている。抜け止め溝226にガイド軸301を嵌合させた状態で、フランジ302をフランジ装着穴311に設置すると、フランジ302がフランジ装着穴311の外周に引っ掛かるように構成されている。
これらによって連結部材220はテンションローラ軸抜け止め300を介して連結部材支持板金310にぶら下がる様にしてラフに支持される。さらに、フランジ装着穴311を図示しないカバーで上方から塞ぐことでテンションローラー軸抜け止め300がフランジ装着穴311から脱落することを防止できる。図5、図6ではテンションローラー33の前側を説明したが、後側も同様の構成によって連結部材220’、及びテンションローラ軸抜け止め300が、ラフに支持される。
ここで、中間転写体ユニット30は連結部材前220、連結部材後220’、クリーニング装置60とともに、図示しない機構によって図3の上下方向に昇降可能になっており、感光体ドラム12と中間転写ベルト31を離間させることができる構成となっている。また、中間転写体ユニット30は画像形成装置の側面から着脱することが可能なように構成されている。すなわち、着脱の際には中間転写体ユニット30を図3の下方に下げた状態にしておくことで、感光体ドラム12の表面、及び中間転写ベルト31に損傷を与えることがない。
すなわち、図6aのように中間転写体ユニット30を装着した状態では連結部材220、220’は上方に位置している。このときテンションローラ軸抜け止め300は抜け止め溝226の下方に位置し、テンションローラー軸38に左右方向で嵌合する。
従って、テンションローラ軸38はテンションローラ軸嵌合溝225、225’によって上下方向で嵌合し、テンションローラー軸抜け止め300によって左右方向で嵌合することで、連結部材220、220’との固定がなされる。
一方、図6bのように中間転写体ユニット30を取り外す際には連結部材220、220’は下方に位置している。このときテンションローラー軸抜け止め300はフランジ装着穴311の最下面312に規制されて抜け止め溝226の上方に位置し、テンションローラ軸38がテンションローラー嵌合溝225、225’に侵入する経路上には無い。
ところで、図7に示すようにテンションローラー軸38の両端部には軸受け101が配置され、ローラー支持装置100に設けられたテンション長穴102と軸受け101が嵌合することで、テンションローラー33は図7における水平方向に移動可能に構成されている。図7ではテンションローラー33の前側を説明したが、後側も同様の構成である。
さらに、テンションローラー33には駆動ローラー32、2次転写対向ローラー34に掛け渡された中間転写ベルト31をゆるみ無く張るために、テンションばね107がローラー支持装置100に設けられたバネ受け軸105と、テンションローラー軸38の両端部に配置されたテンションバネ受け106の間に配置されることで、テンションローラー33に図7における水平方向に力が加えられている。
これらによってテンションローラー33の位置がテンション長穴102に沿って動いた場合でも、連結部材220はテンションローラー軸38に対して位置が決定されているため、テンションローラー軸38の軸線Tと、CLラッチ軸121、と121’の軸線を結んだ線T’は常に平行に保たれる。
次に、図4、図8、図9によってクリーニング装置60の連結部材220及び中間転写体ユニット30への位置決め構成について説明する。図8は連結部材後220’へのクリーニング装置60の位置決め、固定を示し、図9は連結部材前220へのクリーニング装置60の位置決め、固定を示している。140はクリーナ上ガイド、141は上溝、150はクリーナ下ガイド、151は下溝、71は位置決め部材、79aは位置決め穴、79bは第二の位置決め長穴、73は第三の位置決め長穴、72は排出ガイド、67はスクリュー入力、74はラッチ溝を示す。
初めに、図8a、及び図9aに示すように、クリーニング装置60は上溝141と下溝151に案内されて画像形成装置本体に挿入される。そして図8bに示すように、連結部材後220’に設けられた、第一の位置決め長穴222にスクリュー入力67が挿入される。同時に、図9bに示すように連結部材前220に設置された2つのCL位置決め軸223a、223bに対して、クリーニング装置60に配設された位置決め部材71に設けられた位置決め穴79a、第二の位置決め長穴79bが、それぞれ嵌合する。
位置決め部材71はクリーニング装置60の排出ガイド72に対して回転自在に取り付けられており、その回転部である第三の位置決め長穴73はクリーニング装置60がテンションローラー33に対して位置が決定されたときに、第一の位置決め穴222と同一位相になるような長穴として形成されている。
また図4に示すように、スクリュー入力67と排出ガイド72はその中心が同一軸線S上に構成されている。従って、クリーニング装置60はスクリュー入力67と排出ガイド72の中心によって成る軸線Sを中心として回転させることで、図8c及び図9cに示すように、連結部材220に設置されているCLラッチ軸221、221’がクリーニング装置60のラッチ溝74、74’にはまり込み、図示しないバネによって付勢されたラッチ75、75’によって連結部材に対して位置決め、固定される。
以上によって、クリーニング装置60は連結部材220、220’を介してテンションローラー33を基準にして中間転写ユニット30に対する位置が決定される。これにより、クリーニングブレード61はテンションローラー33の位置が動いた場合でも、これに連動して移動し中間転写ベルト31に対して常に一定の圧力で当接することができるため非常に簡単な構成且つ低コストで良好なクリーニング性能を維持できる。
そして、2次転写ローラー34で転写材Pに転写しきれずに中間転写ベルト31上に残ったトナーなどの不要な廃トナーは、クリーニングブレード61によって中間転写ベルト31より除去されクリーナー容器64に回収され、搬送スクリュー63によって図3における前方に搬送され、図4に示す排出ガイド72に設けられた開口部72’より排出され廃トナー容器ユニット80に収容される。
ここで、クリーニング装置60の画像形成装置本体への案内に関する構成について図8〜図10を用いて説明する。図10はクリーニング装置60の挿入を画像形成装置の側面から見た図を示している。132はステー、140は上ガイド、150は下ガイド、77は上凸ガイド、78は下凸ガイド、76はハンドルを示す。
ステー132は前側板130、後側板131間で正確に位置決めされ支持、固定されており、ステー132上にクリーナ下ガイド150が設置されている。クリーナ上ガイド140は前側板130に設置されている。クリーナ上ガイド140には上溝141が、クリーナ下ガイド150には下溝151が構成されている。クリーナ上ガイド140と上溝141はクリーニング装置60の挿入方向の手前側だけに構成されており、クリーニング装置60が完全に挿入されるとクリーニング装置60との干渉が無くなるような寸法関係となっている。クリーナ下ガイド150及び下溝151はクリーニング装置60挿入方向の長手に沿って略全域に構成されている。
一方、クリーニング装置60には上面に上凸ガイド77、下面に下凸ガイド78、クリーンニング装置60を中間転写体ユニット30にラッチ動作させるためのハンドル76が構成されている。上凸ガイド77、下凸ガイド78はクリーニング装置60の挿入方向の長手に沿って略全域に構成されている。クリーナ上ガイド140とクリーナ下ガイド150で構成されるクリーニング装置60の挿入開口部はクリーニング装置60の断面形状と略同形状に構成されている。
クリーニング装置60は上溝141に上凸ガイド77、下溝151に下凸ガイド78を合わせて本体に挿入され、これに拘束されて挿入されていく。図10(b)に示すような挿入途中では、ガイドに拘束されて挿入方向以外にクリーニング装置60を動作させるとはできない。これによってクリーニング装置60が挿入途中に中間転写ベルト31に接触することを防止でき、中間転写ベルト31、及びクリーニングブレード61を破損させることがない。
図10(c)に示すように、クリーニング装置60の挿入が完了すると上凸ガイド77が上溝141から抜けて上側の拘束が解除される。また、クリーニング装置60が完全に挿入されると、スクリュー入力67がカップリング160に係合すると同時に、前述した位置決め部材71が連結部材220に設置された2つの位置決め軸223a、223bに位置決めされる。
そして、図9(b)に示すようにハンドル76を操作して図4に示すスクリュー入力67と排出ガイド72の中心によって成る軸線Sを中心にしてクリーニング装置60を図9(C)の状態まで回動させることが可能となる。
次に図1、図11及び図12は本発明の特徴的構成を示しており、31は中間転写ベルト、33はテンションローラー、38はテンションローラー軸、108は連結部材位置決め軸、104はストッパー、200はテンションローラーを固定する固定部材である圧解除レバー、202はロック部、203はロック解除部、60はクリーニング装置、68は作用部を示している。図1、図11及び図12はテンションローラー33の前側を説明する図であるが、後側も同様の構成である。
図11に示すように、圧解除レバー200は揺動中心穴201をテンションローラー軸38に嵌合させ、図示しないEリングをテンションローラー軸37の軸端に設置することで抜け止めとしている。これによって、圧解除レバー200はテンションローラー軸38を中心として揺動自在に取り付けられる。
また中間転写ベルト31に所定のテンションが付与された状態におけるテンションローラー軸38と連結部材位置決め軸108の距離L2に対して、圧解除レバー200の揺動中心穴201とロック部202の距離L1は短いように構成されている。
従って、圧解除レバー200をテンションローラー軸38を中心にして図11における反時計方向に回動させ、テーパー部204に案内されたロック部202が連結部材位置決め軸108に係合することで、テンションローラー軸をテンションバネ107の力に抗して図11における右方向に移動させて中間転写ベルト31のテンションを所定量だけ緩めた状態で保持することができる。
ところで、本発明の画像形成装置では出荷時にはクリーニング装置60、及びプロセスカートリッジ10は画像形成装置に装着された状態ではなく別梱包で出荷され、中間転写体ユニット30は画像形成装置に装着された状態で出荷される。従って、ユーザーは画像形成装置の設置時にプロセスカートリッジ10の装着、及びクリーニング装置60の装着をする必要がある。
ここで、図1に示すようにクリーニング装置60には作用部68が設けられている。この作用部68は、クリーニング装置60をラッチする動作の途中で圧解除レバー200の一部であるロック解除部203に当接する。これによって圧解除レバー200は揺動中心穴201を中心にして回転し、連結部材位置決め軸108とロック部202の当接が解除される。そして、テンションローラーはテンションバネ107の力を受けて図1における左方に移動し、中間転写ベルト31に所定のテンションが付与される。
なお、圧解除レバー200はロックが解除されるとローラー支持装置100に設けられたストッパー104に当接するまで回転した状態で保持され、中間転写体ユニット30から脱落することはない。図1はテンションローラー33の前側を説明する図であるが、後側も同様の構成である。
以上により、ユーザーは画像形成装置本体の設置時にクリーニング装置60を本体に装着する操作のみによって、中間転写ベルト31に所定のテンションを付与することが簡単・確実に実施できる。
一方、交換用の中間転写体ユニット30についても同様であり、出荷時に圧解除レバー200によって中間転写ベルト31のテンションが所定量だけ緩められている。従って、ユーザーは使用前に圧解除レバー200によるロックを解除する必要がある。
前述したように、中間転写体ユニット30は連結部材前220、連結部材後220’、クリーニング装置60とともに、図示しない機構によって図3の下方に下げることで感光体ドラム12と中間転写ベルト31を離間させることができる構成となっている。さらに、中間転写体ユニット30は画像形成装置の側面から着脱することが可能なように構成されている。また、中間転写体ユニット30を取り外した状態でも、クリーニング装置60は、連結部材前220、連結部材後220’に固定されている。
従って図12に示すように、中間転写ベルト31のテンションが圧解除レバー200によって緩められた中間転写体ユニット30を、画像形成装置の側面から装着すると、連結部材前220、連結部材後220’に固定されているクリーニング装置60の作用部68に、圧解除レバー200のロック解除部203が当接する。すると圧解除レバー200はテンションローラ軸38を中心にして回転しロック部202と連結部材位置決め軸108の係合が解除され、中間転写ベルト31に所定のテンションが付与される。
以上により、ユーザーは中間転写体ユニット30を交換する際に、特別の操作をすることなく、中間転写体ユニット30を装着する操作のみによって、中間転写ベルト31に所定のテンションを付与することが簡単・確実に実施できる。
(実施例2)
本実施の第一の形態では、クリーニング装置60は連結部材220、220’を介して中間転写体ユニット30に位置決め、固定されている。しかし、これに限定されるものではなく、第二の実施の形態として図13、図14に示すように連結部材120、120’を中間転写体ユニット30に固定した構成も可能である。
120は連結部材前B、121’は連結部材後B、121、121’はCLラッチ軸B、122は第一の位置決め長穴B、123はCL位置決め軸B、125はテンション軸嵌合部、100はローラー支持装置、107はテンションバネ、108は連結部材位置決め軸B、109は連結部材位置決め軸嵌合部、を示す。
図13、図14に示すように、テンションローラー軸38の両端部に連結部材前B120、連結部材後B120’が配置されている。連結部材B120、121’はテンション軸嵌合部125がテンションローラー軸38の端部に嵌合し、かつ、連結部材位置決め長穴124がローラー支持装置100に配置された連結部材位置決め軸B108の先端部に設けられた連結部材位置決め軸嵌合部109に嵌合するように構成されている。
連結部材B121、121’が連結部材位置決め軸B108に設置された際、連結部材位置決め軸嵌合部109が、連結部材B121、121’の表面から僅かに突出するように構成されている。従って、ビスによって連結部材位置決め軸B108で連結部材B121、121’を固定しても、連結部材B121、121’は完全には固定され無い。
従って、連結部材B121、121’はテンションローラー33に連動して、図14における水平方向に自由に移動することが可能なように構成されている。そして、連結部材B120、121’にはクリーニング装置60を位置決めするためのCLラッチ軸B121、121’が配置されている。このCLラッチ軸B121、121’は、テンションローラー軸38の軸線Tに対して正確に位置が決定されている。
これらによってテンションローラー33の位置がテンション長穴102に沿って動いた場合でも、テンションローラー軸38の軸線Tと、CLラッチ軸121、と121’の軸線を結んだ線T’は常に平行に保たれる。
クリーニング装置60の中間転写体ユニット30への位置決め、固定構成、及び、圧解除レバー200の配置構成は第一の実施例と同一であるため省略する。
本発明の第1の実施例に係る、中間転写ベルトのテンションを付与する構成を説明する図である。 本発明の第1の実施例に係る、画像形成装置を説明する図である。 本発明の第1の実施例に係る、中間転写体ユニットとクリーニング装置の構成を説明する図である。 本発明の第1の実施例に係る、クリーニング装置の中間転写体ユニットへの位置決め構成を説明する斜視図である。 本発明の第1の実施例に係る、連結部材のテンションローラーへの位置決め構成を説明する図である。 本発明の第1の実施例に係る、連結部材のテンションローラーへの位置決め構成を説明する図である。 本発明の第1の実施例に係る、中間転写ベルトへテンションを付与する構成を説明する図である。 本発明の第1の実施例に係る、連結部材後へのクリーニング装置の位置決め、固定構成を説明する図である。 本発明の第1の実施例に係る、連結部材前へのクリーニング装置の位置決め、固定構成を説明する図である。 本発明の第1の実施例に係る、クリーニング装置の挿入ガイドを説明する図である。 本発明の第1の実施例に係る、中間転写ベルトのテンションを緩める構成を説明する図である。 本発明の第1の実施例に係る、中間転写ベルトのテンションを付与する構成を説明する図である。 本発明の第2の実施例に係る、中間転写体ユニットとクリーニング装置の構成を説明する斜視図である。 本発明の第2の実施例に係る、連結部材のテンションローラーへの位置決め構成を説明する図である。
符号の説明
30 中間転写体ユニット
31 中間転写ベルト
33 テンションローラー
38 テンションローラー軸
60 クリーニング装置
68 作用部
100 ローラー支持装置
108 連結部材位置決め軸
107 テンションバネ
200 圧解除レバー
202 ロック部
203 ロック解除部
220 連結部材前
220’ 連結部材後

Claims (6)

  1. 無端状のベルト体と、前記ベルト体を張架する複数の張架部材と、前記複数の張架部材の内の一つであり、前記ベルト体に前記ベルト体の内側から外側に向う方向の加圧力を付与するために付勢手段により付勢されているテンションローラと、前記付勢手段により付勢される前記テンションローラの軸の位置を規制する規制手段と、を備えるベルトユニットと、ベルト体上のトナーをクリーニングするために前記ベルト体の外面に接触するクリーニングブレードを備えるクリーニング装置と、前記ベルトユニットと前記クリーニング装置を連結する連結部材と、を有し、前記ベルトユニットは装置本体に対して着脱可能な構成であり、前記規制手段によって前記テンションローラによる前記ベルト体に対する加圧力の付与を解除することが可能な画像形成装置において、
    前記ベルトユニットと前記クリーニング装置を連結する連結部材を有し、前記クリーニング装置は前記規制手段を移動させるための作用部を有し、前記規制手段は、前記テンションローラの軸を中心に回動可能であり、一端が前記作用部に接触し他端が前記テンションローラの軸の位置を規制する規制部を有し、
    前記連結部材によって前記クリーニング装置が前記ベルト体に対して所定の位置に当接する際に、前記作用部が前記規制手段の一端に接触することで前記規制手段が回動し、前記回動によって前記規制手段の他端による前記テンションローラの軸に対する規制が解除されることで、前記テンションローラは、前記規制部材によって前記ベルト体に対する加圧力の付与が解除された状態から、前記ベルト体に対する加圧力を付与する状態に移行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニング装置は装置本体に対して着脱可能であり、前記クリーニング装置の装置本体に対する着脱方向と、前記ベルトユニットは前記ベルトユニットの装置本体に対する着脱方向が直交していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 装置本体内において、前記クリーニング装置が前記テンションローラに対して所定の位置に配置されている状態から、前記クリーニング装置の装置本体内での配置を変えずに、前記ベルトユニットのみを装置本体から抜き出すことが可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 装置本体内において、前記クリーニング装置が前記テンションローラに対して所定の位置に配置されている状態から、前記ベルトユニットのみを装置本体から抜き出し、ベルトユニットのみを再度、装置本体へ入れると、前記クリーニング装置が前記テンションローラに対して所定の位置に配置されることとなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. トナー像を担持する像担持体を有し、前記ベルト体が前記像担持体からトナー像が転写される中間転写体であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記規制手段の回動軸から前記作用部と接触する一端までの距離は、前記規制手段の回動軸から前記規制手段の他端までの距離よりも短いことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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