JP4680394B2 - 順次動作シリンダシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の流体圧シリンダを備え、ロッドを順次動作させる順次動作シリンダシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
順次動作シリンダシステムは、流体圧シリンダとしてのエアシリンダを複数備えている。各エアシリンダのシリンダチューブ内には、一体化された移動体が往復移動可能に収容されている。シリンダチューブの内部空間は、ピストンの存在によりヘッド側圧力作用室とロッド側圧力作用室とに区画されている。そして、シリンダチューブのヘッド側圧力作用室に加圧エアが供給されることによりロッドが突出し、ロッド側圧力作用室に加圧エアが供給されることによりロッドが没入するようになっている。
【0003】
従来の順次動作シリンダシステムでは、各エアシリンダのロッドの動作が終了した後に、他のエアシリンダのロッドが動作するようになっている。この動作を得るために、従来の順次動作シリンダシステムでは、各エアシリンダごとにそれぞれ切換電磁弁を設け、各切換電磁弁をコントローラによって個別に開閉制御している。
【0004】
例えば、エアシリンダが2つある場合について具体的に説明する。ロッドを突出させる前において各エアシリンダのロッドはいずれも没入された状態にあるものとする。この状態で、一方のエアシリンダのヘッド側圧力作用室に加圧エアを供給することにより一方のロッドを突出させる。そして、そのロッドがストロークエンドに到達したら、コントローラは、各切換弁を開閉制御し、一方のシリンダチューブに対する加圧エアの供給を停止し、他方のシリンダチューブに加圧エアを供給する。これにより、他方のエアシリンダのヘッド側圧力作用室に加圧エアを供給することにより他方のロッドを突出させる。又、各エアシリンダのロッドを没入する場合には、上述した動作と逆の動作で加圧エアを各シリンダチューブのロッド側圧力作用室に供給する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の順次動作シリンダシステムは、各エアシリンダの数量分だけ切換電磁弁が必要であるため、その切換電磁弁の設置工数がかかるとともに切換電磁弁の数も増加する。従って、製造コストが高くなるとともに順次動作シリンダシステムの構造が複雑化するという問題がある。
【0006】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、切換電磁弁のを少なくすることで、低コストかつ構造が簡単な順次動作シリンダシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、シリンダチューブ内に往復移動可能な移動体を有するとともに前記移動体によって前記シリンダチューブがヘッド側圧力作用室とロッド側圧力作用室とに区画された流体圧シリンダを2つ設け、前記ヘッド側圧力作用室又は前記ロッド側圧力作用室に流体を供給することにより、前記2つの流体圧シリンダに設けられた前記移動体を所定のタイミングで順次移動させるようにした順次動作シリンダシステムにおいて、前記2つの流体圧シリンダのうち少なくともいずれか一方の流体圧シリンダに流体を供給する流体供給路を備え前記流体供給路は、流体の供給方向を切り換える切換弁を備え、前記2つの流体圧シリンダの前記ヘッド側圧力作用室は、第1流路によって互いに連通されるとともに、前記2つの流体圧シリンダの前記ロッド側圧力作用室は、第2流路によって互いに連通され前記2つの流体圧シリンダのいずれか一方に設けられた前記移動体が所定の位置に移動したときに前記第1流路及び前記第2流路のうち少なくともいずれか一方を機械的に開閉する開閉手段を設け、前記開閉手段は、前記2つの流体圧シリンダのうちいずれか一方の前記ヘッド側圧力作用室に配置された給気パイプを備え、前記給気パイプは、前記移動体の移動方向に沿って延設されるとともに前記移動体内に挿入可能とされ、前記給気パイプの長さは、前記移動体がロッド側ストロークエンド付近に移動したときに、前記給気パイプの端部から前記移動体が離脱するように設定されていることを要旨とする。
【0010】
請求項に記載の発明では、請求項1に記載の順次動作シリンダシステムにおいて、前記開閉手段は、前記第2流路に設けられたメカニカルバルブさらに備え、前記メカニカルバルブは、前記2つの流体圧シリンダのうちいずれか一方の流体圧シリンダに設けられた前記移動体がストロークエンド付近に移動したときに、前記いずれか一方の移動体との接触によって前記第2流路を機械的に開閉するものであることを要旨とする。
【0011】
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1又は2に記載の発明によると、複数ある流体圧シリンダのうち特定の流体圧シリンダのヘッド側圧力作用室に流体が供給されると、特定の流体圧シリンダに設けられた移動体が移動を開始する。そして、移動体が所定の位置に到達すると、開閉手段によって流体圧シリンダ同士を接続する流路が開かれる。これにより、特定の流体圧シリンダから別の流体圧シリンダにも流体が供給され、別の流体圧シリンダに設けた移動体が移動を開始する。
【0012】
請求項に記載の発明によると、一方の流体圧シリンダのヘッド側圧力作用室に流体が供給されると、一方の移動体はロッド側ストロークエンドに向けて移動し始める。一方の移動体がロッド側ストロークエンド付近に到達すると、給気パイプの端部から移動体が離間するため、給気パイプの端部が開放される。この開放に伴って両流体圧シリンダのヘッド側圧力作用室が連通される。これにより、他方の流体圧シリンダのヘッド側圧力作用室に流体が供給され、他方の移動体はロッド側ストロークエンドに向けて移動し始める。
【0014】
請求項に記載の発明によると、一方の流体圧シリンダのヘッド側圧力作用室に流体が供給されると、一方の移動体はロッド側ストロークエンドに向けて移動し始める。一方の移動体がロッド側ストロークエンド付近に到達すると、給気パイプの端部から移動体が離間するため、給気パイプの端部が開放される。この開放に伴って両流体圧シリンダのヘッド側圧力作用室が連通される。これにより、他方の流体圧シリンダのヘッド側圧力作用室に流体が供給され、他方の移動体はロッド側ストロークエンドに向けて移動し始める。
【0015】
続いて、両流体圧シリンダのヘッド側圧力作用室のうちいずれか一方に流体が供給される。例えば、他方のヘッド側圧力作用室に流体が供給されると、他方の移動体はヘッド側ストロークエンドに向けて移動し始める。そして、他方の移動体がヘッド側ストロークエンド付近に到達すると、メカニカルバルブが開かれ、両流体圧シリンダのロッド側圧力作用室が連通される。これにより、一方のロッド側圧力作用室に流体が供給され、一方の移動体はヘッド側ストロークエンドに向けて移動し始める。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、順次動作シリンダシステム11の断面図であり、図2〜図7は順次動作シリンダシステム11の動作を模式的に示す図である。
【0017】
図1,図2に示すように、順次動作シリンダシステム11は、流体シリンダとしての第1エアシリンダA1と第2エアシリンダA2とを備えている。まず、第1エアシリンダA1から説明する。第1エアシリンダA1のシリンダチューブ12の一端開口部はヘッド側カバー14によって閉塞され、他端開口部はロッド側カバー15によって閉塞されている。
【0018】
ヘッド側カバー14には、第1エア給排ポート16が形成されている。この第1エア給排ポート16は、流路17を介してシリンダチューブ12の内部空間に連通している。ロッド側カバー15には、第2エア給排ポート18が形成されている。このポート18は、流路19を介して、シリンダチューブ12の内部空間に連通している。
【0019】
シリンダチューブ12の内部空間には、第1ピストン25がシリンダチューブ12の長手方向に沿って往復移動可能に収容されている。第1ピストン25の外周面には、ピストンパッキン23及びウェアリング24が装着されている。このピストンパッキン23によって、第1ピストン25の周面とシリンダチューブ12の内周面とのシールが図られている。
【0020】
シリンダチューブ12の内部空間は、この第1ピストン25の存在によって2つの圧力作用室27,28に区画されている。ヘッド側圧力作用室27には、第1エア給排ポート16から流体としての加圧エアが給排される。一方、ロッド側圧力作用室28には、第2エア給排ポート18から加圧エアが給排される。
【0021】
第1ピストン25の中心部には突部25aが形成され、その突部25aには第1ピストンロッド26が螺合されている。その外端部はロッド側カバー15に形成されたロッド挿通孔21を貫通してシリンダチューブ12の外部に突出されている。そして、第1ピストンロッド26は、ロッド挿通孔21の内端側周面に装着されたブッシュ30を介してロッド側カバー15に摺動可能に支持されている。このロッド挿通孔21の外端側内周面には、環状のロッドパッキン31が装着されている。このロッドパッキン31によって、第1ピストンロッド26の外周面とロッド挿通孔21の内周面とのシールが図られている。
【0022】
前記ヘッド側カバー14の外端面中央部には第3エア給排ポート32が形成され、この第3エア給排ポート32と前記第1エア給排ポート16とは流路33を介して連通されている。流路33上には逆止弁34が設けられている。この逆止弁34の働きにより、第1エア給排ポート16に供給される加圧エアが流路33を介して第3エア給排ポート32から排出されないようになっている。
【0023】
ヘッド側カバー14の内端面中央部には、給気パイプ35の基端部が挿入固定され、給気パイプ35は、シリンダチューブ12の軸線方向、つまり第1ピストン25が移動する方向に沿って延びている。第1ピストン25がロッド側ストロークエンド付近の位置にないときに、第1ピストン25の中央部に形成された挿通孔36に給気パイプ35が貫通するようになっている。第1ピストン25から突出されている給気パイプ35の一部分は、第1ピストンロッド26の内部空間に挿入されるようになっている。なお、挿通孔36の内周面にはパッキン37が設けられ、このパッキン37によって同挿通孔36の内周面と給気パイプ35の外周面との間のシールが図られている。
【0024】
上記のことをより詳しく言うと、第1ピストン25がロッド側のストロークエンド付近に位置するとき、給気パイプ35の先端開口部は開放される。これに対して第1ピストン25がロッド側のストロークエンド付近以外の位置にあるとき、給気パイプ35の先端開口部は第1ピストン25によって閉塞される。従って、給気パイプ35の長さは、第1ピストン25がロッド側のストロークエンド付近に到達するまで同給気パイプの他端を閉塞するように設定されている。
【0025】
次に、第2エアシリンダA2について説明する。
図1,図2に示すように、第2エアシリンダA2のシリンダチューブ40の一端開口部はヘッド側カバー41によって閉塞され、他端開口部はロッド側カバー42によって閉塞されている。ロッド側カバー42には、第4エア給排ポート43及び第5エア給排ポート44が形成されている。各エア給排ポート43,44は、流路45,46を介してシリンダチューブ40の内部空間に連通している。ヘッド側カバー41には第6エア給排ポート47が形成され、このポート47は、流路48を介して、シリンダチューブ40の内部空間に連通している。
【0026】
シリンダチューブ40の内部空間には、第2ピストン50がシリンダチューブ40の長手方向に沿って往復移動可能に収容されている。第2ピストン50の外周面には、ピストンパッキン51及びウェアリング52が装着されている。このピストンパッキン51によって、第2ピストン50の外周面とシリンダチューブ40の内周面とのシールが図られている。
【0027】
シリンダチューブ40の内部空間は、この第2ピストン50の存在によって2つの圧力作用室53,54に区画されている。ヘッド側圧力作用室53には、第6エア給排ポート47を介して加圧エアが給排される。一方、ロッド側圧力作用室54には、第4エア給排ポート43又は第5エア給排ポート44を介して加圧エアが給排される。
【0028】
第2ピストン50の中心部には第2ピストンロッド55が螺合固定されている。第2ピストンロッド55の外端部はロッド側カバー42に形成されたロッド挿通孔56を貫通してシリンダチューブ40の外部に突出されている。そして、第2ピストンロッド55は、ロッド挿通孔56の内端側周面に装着されたブッシュ57を介してロッド側カバー42に摺動可能に支持されている。このロッド挿通孔56の外端側周面には、環状のロッドパッキン58が装着されている。このロッドパッキン58によって、第2ピストンロッド55の外周面とロッド挿通孔56の内周面とのシールが図られている。
【0029】
図1,図2に示すように、前記ヘッド側カバー41には、第2ピストン50の位置変更に応じて開閉する2位置2ポートタイプのメカニカルバルブ60が設けられている。メカニカルバルブ60は、ヘッド側カバー41において開口された第1接続ポート60a及び第2接続ポート60bを開閉するものである。第1ポート60aは、連通パイプ62を介して前記第5エア給排ポート44に接続されている。なお、本実施形態では、メカニカルバルブ60及び給気パイプ35によって開閉手段が構成されている。
【0030】
前記メカニカルバルブ60には作動部材63が設けられている。この作動部材63は、シリンダチューブ40のヘッド側圧力作用室53内に出没可能で、かつ第2ピストン50に接触可能となっている。作動部材63の先端部は、第2ピストン50に接触されていないとき、復帰バネ64の弾性力によってシリンダチューブ40のヘッド側圧力作用室53内に突出されている。そして、第2ピストン50がヘッド側のストロークエンドに位置している場合には、作動部材63が復帰バネ64の弾性力に抗してヘッド側圧力作用室53の外部へ押し出されることにより、第1接続ポート60aと第2接続ポート60bとが連通される。
【0031】
次に、上述した第1エアシリンダA1と第2エアシリンダA2との接続回路について説明する。
図1,図2に示すように、前記第1エアシリンダA1に設けられた第2エア給排ポート18と、第2エアシリンダA2に設けられた第5エア給排ポート44とは、第2流路としてのエア通路66を介して連通されている。つまり、このエア通路66によって、両ロッド側圧力作用室28,54は互いに連通されている。なお、既に説明した連通パイプ62、メカニカルバルブ60は、エア通路66の上に配置されている。
【0032】
第1エアシリンダA1に設けられた第3エア給排ポート32と、第2エアシリンダA2に設けられた第6エア給排ポート47とは、第1流路としてのエア通路67を介して連通されている。第1エアシリンダA1に設けられた第1エア給排ポート16と、第2エアシリンダA2に設けられた第4エア給排ポート43とは、流体供給路としてのエア供給路68に接続されている。
【0033】
エア供給路68には、2位置5ポートタイプの切換電磁弁(切換弁)69が設けられている。そして、図2〜図4に示すように、切換電磁弁69に備えられているソレノイド70を励磁することにより、エア圧供給源71からの加圧エアが第1エア給排ポート16を介してシリンダチューブ12内に供給され、第4エア給排ポート43から排出されるようになっている。これに対して、図5〜図7に示すように、ソレノイド70が消磁されることにより、エア圧供給源71からの加圧エアがヘッド側圧力作用室53を介してシリンダチューブ40内に供給され、第1エア給排ポート16から排出されるようになっている。
【0034】
前記エア通路66上には絞り弁72が設けられている。この絞り弁72を設けたのは、第1エアシリンダA1の第1ピストン25の移動速度が遅い場合に、第1ピストン25がロッド側ストロークエンドに到達するよりも前に切換電磁弁69が切り換えられても、ロッド側圧力作用室28に残っている背圧を確実に抜くようにするためにである。つまり、第1ピストン25がロッド側ストロークエンドに到達しなくなるのを防止するために、絞り弁72が設けられている。
【0035】
次に、上記のように構成された第1実施形態における順次動作シリンダシステム11の作用について説明する。
図2に示すように、第1エアシリンダA1の第1ピストン25、及び第2エアシリンダA2の第2ピストン50は、共にヘッド側ストロークエンドに位置するものとする。つまり、両ピストンロッド26,55はいずれも没入状態にあるものとする。この状態で切換電磁弁69のソレノイド70が励磁されると、エア圧供給源71からの加圧エアが第1エア給排ポート16、流路17を介してヘッド側圧力作用室27に供給され、同ヘッド側圧力作用室27内の圧力が上昇する。すると、第1ピストン25及び第1ピストンロッド26がロッド側(図2の左側)に移動し始めるとともに、ロッド側圧力作用室28内のエアが流路19、第2エア給排ポート18、エア通路66を介して第2エアシリンダA2の第5エア給排ポート44に供給される。そして、そのエアは流路45、第4エア給排ポート43を介して外部に排出される。
【0036】
図3に示すように、第1ピストン25がロッド側ストロークエンド付近に到達すると、第1ピストン25によって閉塞されていた給気パイプ35の先端開口部が開放される。この開放により、ヘッド側圧力作用室27内の加圧エアは、給気パイプ35、第3エア給排ポート32、エア通路67、第6エア給排ポート47、流路48を介して第2エアシリンダA2のヘッド側圧力作用室53に供給される。すると、第2エアシリンダA2におけるヘッド側圧力作用室53内の圧力が上昇し、第2ピストン50及び第2ピストンロッド55がロッド側ストロークエンド(図3の右側)に移動し始める。この移動開始とほぼ同時に第1エアシリンダA1における第1ピストン25はロッド側ストロークエンドに到達する。
【0037】
図4に示すように、第2エアシリンダA2の第2ピストン50が移動し始めると、メカニカルバルブ60の作動部材63が復帰バネ64の弾性力によりヘッド側圧力作用室53内に突出される。これにより、メカニカルバルブ60が閉じられ、エア通路66にエアが流れなくなる。つまり、第2ピストン50がロッド側ストロークエンドに移動することによって、ロッド側圧力作用室54内のエアは、流路45を介して第4エア給排ポート43のみから排出される。従って、第2エアシリンダA2内のエアが第2エア給排ポート18を介して第1エアシリンダA1に供給されることがないため、第1エアシリンダA1の第1ピストン25はヘッド側ストロークエンドに戻ることはない。要するに、第1実施形態の順次動作シリンダシステム11では、第1エアシリンダA1の第1ピストンロッド26の突出がほぼ終了した後に、第2エアシリンダA2の第2ピストンロッド55が突出を開始するという順序で動作する。
【0038】
なお、第1エアシリンダA1における第1ピストン25がロッド側ストロークエンドに完全に到達する前において、メカニカルバルブ60が切り換えられることがある。特に、第1ピストン25の移動速度が遅い場合には上記のようなことが起こるおそれがある。この場合において、ロッド側圧力作用室28内のエアは、エア通路66、第5エア給排ポート44、流路46、ロッド側圧力作用室54、第4エア給排ポート43を介して外部に排出される。従って、第1エアシリンダA1の第1ピストン25がロッド側ストロークエンドに到達する直前に停止することはない。
【0039】
しかも、エア通路66上に絞り弁72が設けられているため、第2エア給排ポート18から排出されたエアが再び第1エアシリンダA1のロッド側圧力作用室28に戻ることがない。従って、第1ピストン25及び第1ピストンロッド26は、ヘッド側ストロークエンドに保持されたままなる。
【0040】
続いて、第1ピストンロッド26と第2ピストンロッド55とを没入させる場合について説明する。図5に示すように、ソレノイド70の消磁によって切換電磁弁69が切り換えられると、エア圧供給源71からの加圧エアが第4エア給排ポート43、流路45を介して第2エアシリンダA2のロッド側圧力作用室54内に供給される。すると、ロッド側圧力作用室54内の圧力が上昇し、第2ピストンロッド55がヘッド側(図5の左側)に移動し始める。それとともに、第2エアシリンダA2におけるヘッド側圧力作用室53内のエアは、第6エア給排ポート47、エア通路67、第3エア給排ポート32、給気パイプ35を介して第1エアシリンダA1のヘッド側圧力作用室27に供給される。更にそのエアは流路17、第1エアシリンダA1の第1エア給排ポート16を介して外部に排出される。
【0041】
図6に示すように、第2ピストン50がヘッド側ストロークエンド付近に到達すると、第2ピストン50によって作動部材63が押し出され、メカニカルバルブ60が開く。すると、ロッド側圧力作用室54内の加圧エアは、流路46、第5エア給排ポート44、エア通路66、第2エア給排ポート18、流路19を介して第1エアシリンダA1のロッド側圧力作用室28内に供給される。
【0042】
図7に示すように、第1エアシリンダA1の第1ピストン25及び第1ピストンロッド26は、ヘッド側ストロークエンドに向けて移動し始める。すると、給気パイプ35の先端部分は、第1ピストン25を貫通し、更に第1ピストンロッド26の内部空間に挿入される。これにより、給気パイプ35の先端開口部が第1ピストン25によって閉塞される。要するに、第1実施形態の順次動作シリンダシステム11では、第2エアシリンダA2の第2ピストンロッド55が没入した後に、第1エアシリンダA1の第1ピストンロッド26が没入を開始するという順序で動作する。
【0043】
なお、第2エアシリンダA2における第2ピストンロッド55がヘッド側ストロークエンドに完全に到達する前において、メカニカルバルブ60が切り換えられることがある。この場合には、第2エアシリンダA2におけるヘッド側圧力作用室53内のエアは第6エア給排ポート47、エア通路67、第3エア給排ポート32、流路33、第1エア給排ポート16、エア供給路68を介して外部に排出される。従って、第2エアシリンダA2の第2ピストンロッド55がヘッド側ストロークエンドに到達する直前に停止することはない。
【0044】
しかも、流路33上に設けられている逆止弁34によって、第2エアシリンダA2のヘッド側圧力作用室53内にエアが再び戻ることはない。従って、第2ピストン50及び第2ピストンロッド55は、ヘッド側ストロークエンドに保持されたままとなる。
【0045】
本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1) 流体供給路を構成するエア通路66〜68によって複数のエアシリンダA1,A2が互いに接続されている。そして、それらのエア通路66〜68には1つの切換電磁弁69が設けられ、その切換電磁弁69によって各エア通路66〜68を流れるエアの方向が切り換えられる。そのため、各エアシリンダA1,A2につき、切換電磁弁69を必要としなくても、第1エアシリンダA1の第1ピストンロッド26と、第2エアシリンダA2の第2ピストンロッド55とを順次動作することができる。よって、切換電磁弁69の設置工数が少なくなり、切換電磁弁69の数も減少することができるので、製造コストを低くすることができる。
【0047】
(2)エア通路66上には絞り弁72が設けられている。そのため、第1ピストン25がロッド側ストロークエンドに到達する直前に切換電磁弁69が切り換えられても、第1エアシリンダA1のロッド側圧力作用室28に残っている背圧を確実に抜くことができる。従って、第1ピストン25をロッド側ストロークエンドに確実に移動させることができる。
【0048】
(3)第1エア給排ポート16と第3エア給排ポート32との間には流路33が設けられ、その流路33上には逆止弁34が設けられている。そのため、第2ピストンロッド55がヘッド側ストロークエンドに到達する直前に切換電磁弁69が切り換えられても、第2エアシリンダA2のヘッド側圧力作用室53に残っている背圧を確実に抜くことができる。従って、第2ピストンロッド55をヘッド側ストロークエンドに確実に移動させることができる。
【0049】
(第2実施形態)
図8に示すように、第2実施形態において第1実施形態の構成と異なる点は、前記第1実施形態で示したメカニカルバルブ60が第2エアシリンダA2ではなく第1エアシリンダA1のシリンダチューブ12に設けられていることである。
【0050】
メカニカルバルブ60に設けられた作動部材63は、第1エアシリンダA1におけるシリンダチューブ12のヘッド側圧力作用室27内に出没可能で、かつ第1ピストン25に接触可能となっている。作動部材63の先端部は、第1ピストン25に接触されていないとき、復帰バネ64の弾性力によってシリンダチューブ12のヘッド側圧力作用室27内に突出されている。そして、第1ピストン25がヘッド側ストロークエンドに位置している場合には、作動部材63が復帰バネ64の弾性力に抗してヘッド側圧力作用室27の外部へ押し出されることにより、両ロッド側圧力作用室28,54が連通される。
【0051】
又、第1実施形態の構成と異なる構成として、前記第4エア給排ポート43が第2エアシリンダA2のシリンダチューブ40に設けられておらず、第1エアシリンダA1のシリンダチューブ12に設けられている。つまり、第4エア給排ポート43は流路45を介して第1エアシリンダA1のロッド側圧力作用室28に連通されている。更に、前記第1実施形態ではエア通路66上に絞り弁72が使用されているのに対して、本実施形態ではその代わりとして逆止弁75が使用されている。この逆止弁75の役割としては、基本的に前記絞り弁72と同じである。
【0052】
更に、第1エアシリンダA1における第1ピストン25のロッド側端面には段差部25bが形成されている。この段差部25bの存在により、第1ピストン25がロッド側ストロークエンドに位置する場合に、シリンダチューブ12の内壁面と第1ピストン25との間には、エア通路(図9参照)22が形成されている。そして、第1ピストン25がロッド側ストロークエンドに位置する場合に、第2エア給排ポート18と第4エア給排ポート43とは、エア通路22によって形成される空間部を介して互いに連通されるようになっている。
【0053】
第2の実施形態における順次動作シリンダシステム11の動作について説明する。
図8に示すように、第1エアシリンダA1の第1ピストン25、及び第2エアシリンダA2の第2ピストン50は、共にヘッド側ストロークエンドに位置するものとする。この状態で切換電磁弁69のソレノイド70が励磁されると、エア圧供給源71からの加圧エアが第1エア給排ポート16、流路17を介してヘッド側圧力作用室27に供給され、同ヘッド側圧力作用室27内の圧力が上昇する。すると、第1ピストン25及び第1ピストンロッド26がロッド側に移動し始める。その移動とともに、メカニカルバルブ60の作動部材63が復帰バネ64の弾性力によりヘッド側圧力作用室27内に突出される。これにより、メカニカルバルブ60が閉じられ、エア通路66にエアが流れなくなる。つまり、第1ピストン25がロッド側ストロークエンドに移動することによって、ロッド側圧力作用室28内のエアは、流路45、第4エア給排ポート43、エア供給路68を介して外部に排出される。
【0054】
図9に示すように、第1ピストン25がロッド側ストロークエンド付近に到達すると、第1ピストン25によって閉塞されていた給気パイプ35の先端開口部が開放される。この開放により、ヘッド側圧力作用室27内の加圧エアは、給気パイプ35、第3エア給排ポート32、エア通路67、第6エア給排ポート47、流路48を介して第2エアシリンダA2のヘッド側圧力作用室53に供給される。すると、第2エアシリンダA2におけるヘッド側圧力作用室53内の圧力が上昇し、第2ピストン50及び第2ピストンロッド55がロッド側ストロークエンドに移動し始める。この移動開始とほぼ同時に第1エアシリンダA1における第1ピストン25はロッド側ストロークエンドに到達する。
【0055】
図10に示すように、第2エアシリンダA2の第2ピストン50が移動し始めると、第2エアシリンダA2におけるロッド側圧力作用室54内のエアは、流路46、第5エア給排ポート44、エア通路66、逆止弁75、第2エア給排ポート18、流路19、エア通路22、流路45、第4エア給排ポート43、エア供給路68を介して外部に排出される。要するに、第2実施形態の順次動作シリンダシステム11では、第1エアシリンダA1の第1ピストンロッド26の突出がほぼ完了した後に、第2エアシリンダA2の第2ピストンロッド55が突出を開始するという順序で動作する。
【0056】
続いて、第1ピストンロッド26と第2ピストンロッド55とを没入させる場合について説明する。図11に示すように、ソレノイド70の消磁によって切換電磁弁69が切り換えられると、エア圧供給源71からの加圧エアが第4エア給排ポート43、流路45を介して第1エアシリンダA1のロッド側圧力作用室28に供給される。すると、ロッド側圧力作用室28内の圧力が上昇し、第1ピストン25はヘッド側に移動し始める。それとともに、第1エアシリンダA1におけるヘッド側圧力作用室27内のエアは流路17、第1エア給排ポート16、エア供給路68を介して外部に排出される。
【0057】
なお、第4エア給排ポート43からロッド側圧力作用室28に供給されるエアは、逆止弁75によってエア通路66を介して第2エアシリンダA2に流れることはない。従って、第1エアシリンダA1における第1ピストン25の移動中に、第2エアシリンダA2における第2ピストンロッド55が移動することはない。
【0058】
図12に示すように、第1ピストン25がヘッド側ストロークエンド付近に到達すると、第1ピストン25によって作動部材63が押し出され、メカニカルバルブ60が開いて、エア通路66にエアが流れるようになる。すると、ロッド側圧力作用室28内の加圧エアは、流路19、第2エア給排ポート18、エア通路66、第5エア給排ポート44、流路46を介して第2エアシリンダA2のロッド側圧力作用室54内に供給される。
【0059】
図13に示すように、第2エアシリンダA2の第2ピストン50及び第2ピストンロッド55は、ヘッド側ストロークエンドに向けて移動し始める。すると、第2エアシリンダA2におけるヘッド側圧力作用室53内のエアは、流路48、第6エア給排ポート47、エア通路67、流路33、流路17、第1エア給排ポート16、エア供給路68を介して外部へ排出される。要するに、第2実施形態の順次動作シリンダシステム11では、第1エアシリンダA1の第1ピストンロッド26が没入した後に、第2エアシリンダA2の第2ピストンロッド55が没入を開始するという順序で動作する。
【0060】
第1参考例
図14に示すように、第1参考例において第1実施形態と大きく異なる点は、前記第1実施形態で示した給気パイプ35が省略されていることである。このような構成の相違により、エア供給路68の途中にエア通路67が接続されている。言い換えれば、エア供給路68の一部と、エア通路67との一部とが共用されている。エア通路67上には、第1ピストン25の位置変更に応じて伴って開閉する2位置2ポートタイプのメカニカルバルブ77が設けられている。なお、本参考例では、両メカニカルバルブ60,77により開閉手段が構成されている。
【0061】
このメカニカルバルブ77には作動部材77aが設けられている。この作動部材77aは、第1エアシリンダA1におけるシリンダチューブ12のロッド側圧力作用室28内に出没可能で、かつ第1ピストン25に接触可能となっている。作動部材77aの先端部は、第1ピストン25に接触されていないとき、復帰バネ77bの弾性力によってシリンダチューブ12のロッド側圧力作用室28内に突出されている。そして、第1ピストン25がロッド側ストロークエンドに位置している場合には、作動部材77aが復帰バネ77bの弾性力に抗してロッド側圧力作用室28の外部へ押し出されることにより、エア通路67とエア供給路68とが連通される。
【0062】
又、本参考例においてエア通路67及びエア供給路68には、前記逆止弁34を有する流路33が接続されている。更に、前記第1実施形態ではエア通路66に絞り弁72が使用されているのに対して、本参考例ではその代わりとして逆止弁75が使用されている。
【0063】
第1参考例における順次動作シリンダシステム11の動作について説明する。
図14に示すように、第1エアシリンダA1の第1ピストン25、及び第2エアシリンダA2の第2ピストン50は、共にヘッド側ストロークエンドに位置するものとする。この状態で、エア圧供給源71からの加圧エアがヘッド側圧力作用室27に供給されると、第1ピストン25及び第1ピストンロッド26がロッド側に移動し始める。この移動に伴って第1エアシリンダA1におけるロッド側圧力作用室28内のエアは、流路19、第2エア給排ポート18、エア通路66、第5エア給排ポート44、流路46、第2エアシリンダA2のロッド側圧力作用室54内に供給される。
【0064】
図15に示すように、第1ピストン25がロッド側ストロークエンド付近に到達すると、第1ピストン25によって作動部材77aが押し出され、メカニカルバルブ77が開く。つまり、エア供給路68の一部とエア通路67とが連通した状態となる。すると、エア圧供給源71から供給される加圧エアは、第6エア給排ポート47、流路48を介してヘッド側圧力作用室53内に供給される。すると、第2エアシリンダA2におけるヘッド側圧力作用室53内の圧力が上昇し、第2ピストン50及び第2ピストンロッド55がロッド側ストロークエンドに移動し始める。この移動開始とほぼ同時に第1エアシリンダA1における第1ピストン25はロッド側ストロークエンドに到達する。
【0065】
図16に示すように、第2エアシリンダA2の第2ピストン50が移動し始めると、メカニカルバルブ60の作動部材63が復帰バネ64の弾性力によりヘッド側圧力作用室53内に突出される。これにより、メカニカルバルブ60が閉じられ、エア通路66にエアが流れなくなる。従って、第2エアシリンダA2のロッド側圧力作用室54内のエアは、流路45、第4エア給排ポート43、エア供給路68を介して外部に排出される。要するに、第1参考例の順次動作シリンダシステム11では、第1エアシリンダA1の第1ピストンロッド26の突出がほぼ終了した後に、第2エアシリンダA2の第2ピストンロッド55が突出を開始するという順序で動作する。
【0066】
続いて、第1ピストンロッド26と第2ピストンロッド55とを没入させる場合について説明する。図17に示すように、切換電磁弁69が切り換えられることにより、エア圧供給源71からの加圧エアが第2エアシリンダA2のロッド側圧力作用室54内に供給される。すると、第2ピストンロッド55がヘッド側(図5の左側)に移動し始める。それとともに、第2エアシリンダA2におけるヘッド側圧力作用室53内のエアは、エア通路67、エア供給路68を介して外部に排出される。
【0067】
図18に示すように、第2ピストン50がヘッド側ストロークエンド付近に到達すると、メカニカルバルブ60が開き、エア通路66にエアが流れるようになるので、ロッド側圧力作用室54内の加圧エアは、第1エアシリンダA1のロッド側圧力作用室28内に供給される。
【0068】
図19に示すように、第1エアシリンダA1の第1ピストン25及び第1ピストンロッド26は、ヘッド側ストロークエンドに向けて移動し始める。すると、メカニカルバルブ77が閉じられ、エア通路67とエア供給路68とが非連通状態となる。よって、第1ピストン25の移動に伴い第1エアシリンダA1のヘッド側圧力作用室27内のエアは、エア供給路68を介して外部に排出される。要するに、第1参考例の順次動作シリンダシステム11では、第2エアシリンダA2の第2ピストンロッド55が没入した後に、第1エアシリンダA1の第1ピストンロッド26が没入を開始するという順序で動作する。
【0069】
第3実施形態)
図20に示すように、第3実施形態において第1実施形態と大きく異なる点は、前記第1実施形態で示したメカニカルバルブ60が省略されていることである。従って、本実施形態では、給気パイプ35のみによって開閉手段が構成されている。
【0070】
又、第1実施形態の構成と異なる構成として、前記第4エア給排ポート43が第2エアシリンダA2のシリンダチューブ40に設けられておらず、第1エアシリンダA1のシリンダチューブ12に設けられている。つまり、第4エア給排ポート43は流路45を介して第1エアシリンダA1のロッド側圧力作用室28に連通されている。更に、前記第1実施形態ではエア通路66上に絞り弁72が使用されているのに対して、それが本実施形態では省略されている。
【0071】
なお、本実施形態では、第1ピストン25の端面に第2実施形態で説明した段差部25bが形成され、この段差部25bによって第1ピストン25がロッド側ストロークエンドにあるときにエア通路22が形成されるようになっている。
【0072】
第3実施形態における順次動作シリンダシステム11の動作について説明する。
図20に示すように、第1エアシリンダA1の第1ピストン25、及び第2エアシリンダA2の第2ピストン50は、共にヘッド側ストロークエンドに位置するものとする。この状態で、エア圧供給源71からの加圧エアが第1エアシリンダA1のヘッド側圧力作用室27に供給されると、第1ピストン25及び第1ピストンロッド26がロッド側に移動し始める。それとともに、ロッド側圧力作用室28内のエアが第4エア給排ポート43、エア供給路68を介して外部に排出される。
【0073】
図21に示すように、第1ピストン25がロッド側ストロークエンド付近に到達すると、第1ピストン25によって閉塞されていた給気パイプ35の先端開口部が開放される。この開放により、ヘッド側圧力作用室27内の加圧エアは、エア通路67を介して第2エアシリンダA2のヘッド側圧力作用室53に供給される。すると、第2ピストン50及び第2ピストンロッド55がロッド側ストロークエンドに移動し始める。この移動開始とほぼ同時に第1エアシリンダA1における第1ピストン25はロッド側ストロークエンドに到達する。
【0074】
図22に示すように、第2エアシリンダA2の第2ピストン50が移動し始めると、第2エアシリンダA2におけるロッド側圧力作用室54内のエアは、流路46、第5エア給排ポート44、エア通路66、第2エア給排ポート18、流路19を介して第1エアシリンダA1のロッド側圧力作用室28内に供給される。
更にそのエアはエア通路22、流路45、第4エア給排ポート43、エア供給路68を介して外部に排出される。要するに、第3実施形態の順次動作シリンダシステム11では、第1エアシリンダA1の第1ピストンロッド26の突出がほぼ完了した後に、第2エアシリンダA2の第2ピストンロッド55が突出を開始するという順序で動作する。
【0075】
続いて、第1ピストンロッド26と第2ピストンロッド55とを没入させる場合について説明する。図23,24に示すように、切換電磁弁69が切り換えられると、エア圧供給源71からの加圧エアが第4エア給排ポート43、流路45を介して第1エアシリンダA1のロッド側圧力作用室28に供給される。更に、そのエアは流路19、第2エア給排ポート18、エア通路66、第5エア給排ポート44、流路46を介して第2エアシリンダA2のロッド側圧力作用室54にも供給される。
【0076】
すると、第1ピストン25及び第2ピストン50は、ヘッド側に向けて同時に移動し始める。これらの移動に伴い、第1エアシリンダA1におけるヘッド側圧力作用室27内のエアは、流路17、第1エア給排ポート16、エア供給路68を介して外部に排出される。又、第2エアシリンダA2におけるヘッド側圧力作用室53内のエアは、第6エア給排ポート47、エア通路67、ポート32、逆止弁34、流路33、流路17、第1エア給排ポート16、エア供給路68を介して外部に排出される。この結果、図25に示すように、第3実施形態の順次動作シリンダシステム11では、第1及び第2エアシリンダA1,A2の両ピストンロッド26,55の没入が同時に開始され、両ピストンロッド26,55はヘッド側ストロークエンドに同時に到達する。
【0077】
従って、本実施形態の順次動作シリンダシステム11によれば、メカニカルバルブが用いられていないので、全体の構成を簡素化することができ、製造コストをいっそう低減することができる。
【0078】
第2参考例
図26に示すように、本参考例の順次動作シリンダシステム11では、3つのエアシリンダA1〜A3から構成されている。第1エアシリンダA1については、第1実施形態に示す第1エアシリンダA1と同じ構成となっている。
【0079】
第2エアシリンダA2については、第1参考例で説明した第2エアシリンダA2と基本的に同じ構成となっている。第1参考例と異なる点としては、第4エア給排ポート43が流路45を介してヘッド側圧力作用室53に連通していることである。そして、両流路45,48に通じる流路78が形成され、その流路上には逆止弁79が設けられている。
【0080】
又、第1参考例と比較して異なることは、第2エアシリンダA2に給気パイプ35が設けられていることである。そして、第2ピストン50がロッド側のストロークエンド付近に位置するとき、給気パイプ35の先端開口部は開放される。これに対して第2ピストン50がロッド側のストロークエンド付近に位置しないとき、給気パイプ35の先端開口部は第1ピストン25によって閉塞される。
【0081】
第3エアシリンダA3については、そのシリンダチューブ80内に往復移動可能な第3ピストン81及び第3ピストンロッド82が往復移動可能に収容されている。シリンダチューブ80の内部空間は、第3ピストン81によりヘッド側圧力作用室83と、ロッド側圧力作用室84と区画されている。第3ピストン81の端面には、第3ピストンロッド82が一体的に固定されている。そして、第3ピストン81の移動に伴い、シリンダチューブ80から第3ピストンロッド82が出没可能になっている。
【0082】
シリンダチューブ80には、第7エア給排ポート85及び第8エア給排ポート86が形成されている。第7エア給排ポート85は、流路87を介してヘッド側圧力作用室83に連通されている。第8エア給排ポート86は、流路88を介してロッド側圧力作用室84に連通されている。
【0083】
シリンダチューブ80には、第3ピストン81のポジションが変わることによって開閉する2位置2ポートタイプのメカニカルバルブ89が設けられている。
メカニカルバルブ89に設けられた作動部材89aが第3ピストン81にて押し込まれることにより、メカニカルバルブ89は開く。これに対して、作動部材89aから第3ピストン81が離れることにより、メカニカルバルブ89に設けられた弾性バネ89bの弾性力が働き、メカニカルバルブ89は閉じる。なお、本参考例では、2つの給気パイプ35及び2つのメカニカルバルブ60,89によって開閉手段が構成されている。
【0084】
以上説明した、各エアシリンダA1〜A3の接続関係について説明する。
切換電磁弁69が設けられたエア供給路68の一端は、第1エアシリンダA1の第1エア給排ポート16に接続され、他端は、第3エアシリンダA3の第8エア給排ポート86に接続されている。
【0085】
第1エアシリンダA1の第3エア給排ポート32と、第2エアシリンダA2の第4エア給排ポート43とがエア通路67を介して接続されている。よって、第1エアシリンダA1のヘッド側圧力作用室27と、第2エアシリンダA2のヘッド側圧力作用室53とがエア通路67によって連通されている。更に、第2エアシリンダA2の第6エア給排ポート47と、ヘッド側圧力作用室83の第7エア給排ポート85とがエア通路90を介して接続されている。よって、第2エアシリンダA2のヘッド側圧力作用室53と第3エアシリンダA3のヘッド側圧力作用室83とがエア通路90によって連通されている。従って、本参考例では、両エア通路67、90によって第1流路が構成されている。
【0086】
第1エアシリンダA1の第2エア給排ポート18と、第2エアシリンダA2の第5エア給排ポート44と、第3エアシリンダA3の第8エア給排ポート86とは、第2流路としてのエア供給路66を介して接続されている。従って、第1エアシリンダA1のロッド側圧力作用室28と、第2エアシリンダA2のロッド側圧力作用室54と、第3エアシリンダA3のロッド側圧力作用室84とはエア通路66によって連通されている。なお、本参考例では、エア通路66の一部とエア供給路68の一部とが共用されている。
【0087】
次に、上記のように構成された第2参考例における順次動作シリンダシステム11の作用について説明する。
各エアシリンダA1〜A3のピストン25,55,82は、いずれもヘッド側ストロークエンドに位置するものとする。この状態で、エア圧供給源71からの加圧エアが第1エア給排ポート16、流路17を介して第1エアシリンダA1のヘッド側圧力作用室27に供給されると、第1ピストン25がロッド側ストロークエンドに向けて移動する。このとき、第1エアシリンダA1におけるロッド側圧力作用室28内のエアは、流路19、第2エア給排ポート18、エア供給路68を介して外部に排出される。
【0088】
第1ピストン25がロッド側ストロークエンド付近に到達すると、給気パイプ35の先端開口部が開放され、ヘッド側圧力作用室27内の加圧エアは、第3エア給排ポート32、エア通路67、第4エア給排ポート43、流路45を介して第2エアシリンダA2のヘッド側圧力作用室53に供給される。すると、第2ピストン50及び第2ピストンロッド55がロッド側ストロークエンドに移動し始める。この移動開始とほぼ同時に第1エアシリンダA1における第1ピストン25はロッド側ストロークエンドに到達する。
【0089】
第2エアシリンダA2の第2ピストン50が移動し始めると、メカニカルバルブ60が閉じられ、第2エアシリンダA2のロッド側圧力作用室54内のエアは、流路46、第5エア給排ポート44、エア通路66の一部、エア供給路68を介して外部に排出される。従って、第1エアシリンダA1の第1ピストン25はヘッド側ストロークエンドに保持されることとなる。
【0090】
第2ピストン50がロッド側ストロークエンド付近に到達すると、給気パイプ35の先端開口部が開放され、ヘッド側圧力作用室53内の加圧エアは、流路48、第6エア給排ポート47、エア通路90、第7エア給排ポート85、流路87を介して第3エアシリンダA3のヘッド側圧力作用室83に供給される。すると、第3ピストン81がロッド側ストロークエンドに移動し始める。この移動開始とほぼ同時に第2エアシリンダA2における第2ピストン50は、ロッド側ストロークエンドに到達する。
【0091】
第3エアシリンダA3の第3ピストン81が移動し始めると、メカニカルバルブ89が閉じられる。よって、第3ピストン81の移動により、第3エアシリンダA3のロッド側圧力作用室84内のエアは、第2エアシリンダA2のロッド側圧力作用室54に供給されることがない。つまり、ロッド側圧力作用室54のエアは、流路88、第8エア給排ポート86、エア供給路68を介して外部に排出される。従って、第1エアシリンダA1の第1ピストン25はヘッド側ストロークエンドに保持されることとなる。
【0092】
要するに、第2参考例の順次動作シリンダシステム11では、第1エアシリンダA1の第1ピストンロッド26の突出がほぼ完了した後に、第2エアシリンダA2の第2ピストンロッド55が突出を開始する。更に第2ピストンロッド55の突出がほぼ完了した後に、第3エアシリンダA3の第3ピストンロッド82が突出を開始する。
【0093】
続いて、第1ピストンロッド26と第2ピストンロッド55とを没入させる場合について説明する。切換電磁弁69が切り換えられると、エア圧供給源71からのエアは、第3エアシリンダA3のロッド側圧力作用室84内に供給される。すると、第3ピストン81がヘッド側に移動し始めるとともに、第3エアシリンダA3におけるヘッド側圧力作用室83内のエアは、エア通路90、第2エアシリンダA2、エア通路67、第1エアシリンダA1、エア供給路68を介して外部に排出される。
【0094】
第3ピストン81がヘッド側ストロークエンド付近に到達すると、メカニカルバルブ89が開かれ、エア圧供給源71の加圧エアは、エア供給路68、エア通路66の一部、第5エア給排ポート44、流路46を介して第2エアシリンダA2のロッド側圧力作用室54内に供給される。すると、第2エアシリンダA2の第2ピストン50は、ヘッド側ストロークエンドに向けて移動し始める。このとき、第2エアシリンダA2におけるヘッド側圧力作用室53内のエアは、エア通路67、第1エアシリンダA1、エア供給路68を介して外部に排出される。
【0095】
第2ピストン50がヘッド側ストロークエンド付近に到達すると、メカニカルバルブ60が開かれ、エア圧供給源71の加圧エアは、エア供給路68、エア通路66、第2エア給排ポート18、流路19を介して第1エアシリンダA1のロッド側圧力作用室28内に供給される。すると、第1エアシリンダA1の第1ピストン25は、ヘッド側ストロークエンドに向けて移動し始める。このとき、第1エアシリンダA1におけるヘッド側圧力作用室27内のエアは、エア供給路68を介して外部に排出される。
【0096】
要するに、第2参考例の順次動作シリンダシステム11では、第3エアシリンダA3の第3ピストンロッド82の突出がほぼ完了した後に、第2エアシリンダA2の第2ピストンロッド55が没入を開始する。更に第2ピストンロッド55の没入がほぼ完了した後に、第1エアシリンダA1の第1ピストンロッド26が没入を開始する。
【0097】
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・第1実施形態の別例として、エア通路66上に設けられている絞り弁72に代えて逆止弁を使用してもよい。
【0098】
・第1実施形態の別例として、第1エア給排ポート16と第3エア給排ポート32との間の流路33上に設けられた逆止弁34に代えて、絞り弁にしてもよい。
【0099】
・前記第2実施形態の別例として、第1ピストン25の端面に設けた段差部25bを省略してもよい。この構成を採用する場合には、軸線方向における給気パイプ35の長さを短くする。この構成によれば、第1エアシリンダA1の第1ピストン25がロッド側ストロークエンドに向けて移動した際に、給気パイプ35の先端部が早く開放される。このような構成にすれば、第2ピストン50が移動する際に排出される第2エアシリンダA2からのエアを、第1ピストン25とシリンダチューブ12との間から外部にスムーズに排出することができる。
【0100】
に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に示す。
【0101】
(1) シリンダチューブ内に往復移動可能な移動体を有し、かつその移動体によってシリンダチューブの内部空間がヘッド側圧力作用室とロッド側圧力作用室とに区画された流体圧シリンダを2つ設け、各ヘッド側圧力作用室又は各ロッド側圧力作用室に流体を供給することにより、各流体圧シリンダに設けたそれぞれの移動体を所定のタイミングで順次移動させるようにした順次動作シリンダシステムにおいて、流体圧シリンダに流体を供給する流体供給路を設け、その流体供給路に流体の供給方向を切り換える切換弁を1つ設け、前記各流体圧シリンダのヘッド側圧力作用室を第1流路によって互いに連通するとともに、ロッド側圧力作用室を第2流路によって互いに連通し、両流路のうちいずれか一方に、移動体がストロークエンド付近に移動したときに、その流路を機械的に開閉するメカニカルバルブを設け、他方の流体圧シリンダのヘッド側圧力作用室に、他方の流体圧シリンダに設けられた移動体内に挿入可能な給気パイプを設け、その給気パイプの長さを、移動体がロッド側ストロークエンド付近に移動したときに、同給気パイプの端部から移動体が離脱するように設定したことを特徴とする順次動作シリンダシステム。
【0102】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、切換弁の数を少なくすることで、低コストでかつ構造が簡単な順次動作シリンダシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における順次動作シリンダシステムを示す断面図。
【図2】順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図3】図2に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図4】図3に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図5】図4に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図6】図5に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図7】図6に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図8】第2実施形態における順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図9】図8に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図10】図9に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図11】図10に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図12】図11に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図13】図12に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図14】第1参考例における順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図15】図14に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図16】図15に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図17】図16に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図18】図17に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図19】図18に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図20】第3実施形態における順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図21】図20に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図22】図21に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図23】図22に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図24】図23に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図25】図24に続く順次動作シリンダシステムの動作を示す回路図。
【図26】第2参考例における順次動作シリンダシステムの回路図。
【符号の説明】
A1…第1エアシリンダ(流体圧シリンダ)、A2…第2エアシリンダ(流体圧シリンダ)、A3…第3エアシリンダ(流体圧シリンダ)、11…順次動作シリンダシステム、12…シリンダチューブ、25…第1ピストン、26…第1ピストンロッド、35…給気パイプ(開閉手段)、40…シリンダチューブ、50…第2ピストン、55…第2ピストンロッド、60…メカニカルバルブ(開閉手段)、66…エア通路(第2流路)、67…エア通路(第1流路)、68…エア供給路(流体供給路)、69…切換電磁弁(切換弁)、77…メカニカルバルブ(開閉手段)、81…第3ピストン、82…第3ピストンロッド、80…シリンダチューブ、89…メカニカルバルブ(開閉手段)、90……エア通路(第1流路)。

Claims (2)

  1. シリンダチューブ内に往復移動可能な移動体を有するとともに前記移動体によって前記シリンダチューブがヘッド側圧力作用室とロッド側圧力作用室とに区画された流体圧シリンダを2つ設け、前記ヘッド側圧力作用室又は前記ロッド側圧力作用室に流体を供給することにより、前記2つの流体圧シリンダに設けられた前記移動体を所定のタイミングで順次移動させるようにした順次動作シリンダシステムにおいて、
    前記2つの流体圧シリンダのうち少なくともいずれか一方の流体圧シリンダに流体を供給する流体供給路を備え
    前記流体供給路は、流体の供給方向を切り換える切換弁を備え
    前記2つの流体圧シリンダの前記ヘッド側圧力作用室は、第1流路によって互いに連通されるとともに、前記2つの流体圧シリンダの前記ロッド側圧力作用室は、第2流路によって互いに連通され
    前記2つの流体圧シリンダのいずれか一方に設けられた前記移動体が所定の位置に移動したときに前記第1流路及び前記第2流路のうち少なくともいずれか一方を機械的に開閉する開閉手段を設け、
    前記開閉手段は、前記2つの流体圧シリンダのうちいずれか一方の前記ヘッド側圧力作用室に配置された給気パイプを備え、
    前記給気パイプは、前記移動体の移動方向に沿って延設されるとともに前記移動体内に挿入可能とされ、
    前記給気パイプの長さは、前記移動体がロッド側ストロークエンド付近に移動したときに、前記給気パイプの端部から前記移動体が離脱するように設定されていることを特徴とする順次動作シリンダシステム。
  2. 前記開閉手段は、前記第2流路に設けられたメカニカルバルブを備え、
    前記メカニカルバルブは、前記2つの流体圧シリンダのうちいずれか一方の流体圧シリンダに設けられた前記移動体がストロークエンド付近に移動したときに、前記いずれか一方の移動体との接触によって前記第2流路を機械的に開閉するものであることを特徴とする請求項1に記載の順次動作シリンダシステム
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