JP4678869B2 - 工作機械システム - Google Patents

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Description

本発明は、鉛直面内で回転する回転アームと、該回転アームの先端近傍に水平指向する加工主軸とを有する工作機械が複数設けられた工作機械システムに関する。
工作機械は、設置のスペース効率向上、隣接する工作機械へのワークの搬送、及び操作者の操作性の観点から、占有面積が小さいことが好ましく、特に正面視の幅が小さいことが好ましい。このように占有面積を小さくするという目的のため、例えば特許文献1では、水平方向に進退自在な可動コラムに昇降及び水平移動が可能な2つのスピンドルユニットが設けられた工作機械が提案されている。この特許文献1の工作機械は、低コスト且つ省スペースであって好適である。
また、特許文献2では、加工軸を鉛直方向に向ける構成により、省スペース及び単位面積あたりの設置台数を増加して生産性を向上することのできるNC旋盤が提案されている。
ところで、引用文献1及び引用文献2に記載された工作機械では、正面視で直交する2軸のスライド機構が設けられていることから構造が複雑であって、しかも重量のあるスライド部材が移動をすることから、十分な安定性を得るためにはベース部分を相当に強固に設定しておかなければならなず、全体としての重量が重くなる。
このような観点から、特許文献3では、水平方向のスライド機構に対して、鉛直面内で回転するアームを設け、該アームを回転させることにより垂直方向に変位させる工作機械が提案されている。このような工作機械によれば、正面視のスライド機構は1軸分で足り、簡便な構成とすることができて好適である。
特許3278135号公報 特許2003−266203号公報 特公平5−2446号公報
上記の特許文献3に記載された工作機械は、簡便な構成であるが、その一方、水平面上で直交する2軸のスライド機構(Xテーブル及びZテーブル)を有しており、占有面積は必ずしも小さくはない。また、正面視ではX方向のスライド機構が設けられていることから機幅についても、必ずしも狭くはない。
そこで、特許文献3における工作機械の水平のX方向のスライド機構が鉛直方向となるように90°回転させた機構を採用すると、正面視の機幅が非常に小さくなる。しかし、工作機械の機幅及び設置面積が小さくなっても、各工作機械間におけるワークの搬送が自動化されず、または自動化された場合であっても搬送が遅い機構では、結果として加工時間が長くなり効率的ではない。
さらに、ワークを搬送する機構と、加工時にワークを固定しておく機構が別であると、両機構間でのワークの受け渡しが必要であり機構及び加工手順が煩雑となる。さらにまた、これらの機構が複雑で大型化すると工作機械自体を小型化した趣旨が没却されることになる。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、コンパクトな構成で工作機械間のワーク搬送効率が高い工作機械システムを提供することを目的とする。
本発明に係る工作機械システムは、第1工作機械及び第2工作機械と、前記第1工作機械及び前記第2工作機械によって加工をするワークを保持するワーク移動装置と、を備える工作機械システムであって、前記第1工作機械及び前記第2工作機械は、それぞれ、水平面内の一方向であるZ方向にスライド移動するコラムと、前記コラム上に設けられ、且つ鉛直方向にスライド移動する支持体と、前記支持体に支承してZ方向に向いたワークに臨む鉛直平面内において360°回転する回転アームと、前記回転アームを回転させるアーム駆動源と、前記回転アーム上の回転中心から離れた位置に設けられ、前記回転アームに対して回転自在に支承されてZ方向を指向する加工主軸と、前記加工主軸を回転させる主軸駆動源と、を有して前記アーム駆動源と前記主軸駆動源の駆動軸は同一鉛直面上に配置されており、前記ワーク移動装置は、水平面で回転可能なターンテーブルと、前記ターンテーブルに設けられた複数の副回転機構と、前記副回転機構のうちの1つを前記第1工作機械の前記加工主軸と対向する第1保持位置とし、前記副回転機構のうちの他の1つを前記第2工作機械の前記加工主軸と対向する第2保持位置となるように前記ターンテーブルを間欠回転させる主回転機構と、を有し、さらに、前記第1保持位置に対応して設置された第1ワーク押圧固定装置と、前記第2保持位置に対応して設置された第2ワーク押圧固定装置と、を有し、前記第1ワーク押圧固定装置は、前記第1保持位置に保持された前記ワークを、前記第1工作機械による加工時に、上から押圧して固定するための第1固定板と、前記第1固定板を、前記ワークの上面から離間した位置と前記ワークを押圧する位置とにかけて昇降させる機構であって、前記第1固定板を昇降するシリンダと、該シリンダを昇降するボールねじ機構とを有する第1昇降機構と、を有し、前記第2ワーク押圧固定装置は、前記第2保持位置に保持された前記ワークを、前記第2工作機械による加工時に、上から押圧して固定するための第2固定板と、前記第2固定板を、前記ワークの上面から離間した位置と前記ワークを押圧する位置とにかけて昇降させる機構であって、前記第2固定板を昇降するシリンダと、該シリンダを昇降するボールねじ機構とを有する第2昇降機構と、を有することを特徴とする。
この場合、前記ターンテーブルに設けられ、少なくとも前記第1保持位置に保持されたワークと、前記第1保持位置に保持されたワークとを隔離する隔離板と、前記隔離板に設けられ、前記第1昇降機構による前記第1固定板の下降を停止するための第1スイッチと、前記隔離板に設けられ、前記第2昇降機構による前記第2固定板の下降を停止するための第2スイッチと、を有するようにしてもよい。
このように、ターンテーブルを主回転機構によって間欠回転させるとともに、副回転機構によってワークを所定の向きに設定することにより、コンパクトな構成で工作機械間のワーク搬送効率の向上を図ることができる。
また、前記第1工作機械と前記第2工作機械の各コラムは、平行に配置されていると、工作機械システムの横幅を狭く設定することができる。
また、前記ターンテーブルの前記副回転機構は、円周上等分配して3つ設けられ、前記第1工作機械と前記第2工作機械の各前記コラム同士が対向配置されていると、工作機械システムの横幅をさらに狭く設定することができる。
本発明に係る工作機械システムによれば、ターンテーブルを主回転機構によって間欠回転させるとともに、副回転機構によってワークを所定の向きに設定することにより、コンパクトな構成で工作機械間のワーク搬送効率の向上を図ることができる。
また、単純な回転運動で工作機械間のワークの搬送及び加工のための位置決めを行うことができ、サイクルタイムの短縮を図ることができ、しかも搬送手順が簡便である。
以下、本発明に係る工作機械システムについて実施の形態を挙げ、添付の図1〜図15を参照しながら説明する。
図1〜図3は、本実施の形態に係る工作機械システム10の斜視図、正面図及び側面図である。図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る工作機械システム10は、ワークWに対してドリル加工、中ぐり加工及びホーニング加工等を行うものであって、正面視(図2参照)で狭幅に構成されている。以下、工作機械システム10の向きを特定するために、図2における左右方向をX方向、高さ方向をY方向とし、X方向及びY方向に直交する奥行きの方向をZ方向(図3参照)とする。X方向及びY方向は、水平面内の所定の一方向であって、直交している。
工作機械システム10は、正面視向かって左側の第1工作機械11aと右側の第2工作機械11bと、これらの第1工作機械11a及び第2工作機械11bを統合的・協調的に制御するコントローラ12とを有する。第1工作機械11aと第2工作機械11bは隣接して平行に設けられており、定盤13、ワーク移動装置14及びフレーム15は共用となっている。もちろん、これらの定盤13、ワーク移動装置14及びフレーム15は、第1工作機械11a及び第2工作機械11bに専用のものを用いても良い。第1工作機械11aと第2工作機械11bは同構造であり、以下第1工作機械11aを代表的に説明する。
第1工作機械11aは、床に固定された定盤13をベースに構成されている。定盤13はX方向に狭幅で、Y方向に低い形状である。定盤13には、ワーク移動装置14及びフレーム15が取り付けられている。ワーク移動装置14は、定盤13の上面の正面側(矢印Z1側)の近傍に設けられており、該ワーク移動装置14の上方にはワーク押圧固定装置17a、17b(図3参照)が設けられている。なお、支持体22、回転アーム32等を視認できるように図1、図2、図5及び図8ではワーク押圧固定装置17a、17bを省略して図示している。ワーク移動装置14及びワーク押圧固定装置17a、17bの詳細については後述する。
フレーム15は、後述する回転マガジン(自動工具交換機構)80a、80b、サブストッカ100a、100bを支持するためのものであって、定盤13の矢印Z方向の両端から上方に延在する4本の支柱15aと、これらの支柱15aを介して支えられたプレート15bとを有する。
第1工作機械11aは、定盤13の上面に設けられたZ方向に延在する一対のZレール16と、該Zレール16に案内されてZ方向にスライドするコラム18と、該コラム18の正面においてY方向に延在する一対のYレール20と、該Yレール20に案内されてY方向にスライドする支持体22とを有する。Zレール16上におけるコラム18のZ方向の位置はZ位置センサ16aによって検出され、Yレール20上における支持体22のY方向の位置はY位置センサ20aによって検出され、それぞれコントローラ12に供給される。
コラム18は、定盤13の後方に設けられたZモータ24の作用下にボールねじ機構26を介してZ方向に移動をする。支持体22は、定盤13の内部に配置されたYモータ28の作用下にボールねじ機構30を介してY方向に往復移動をする。コラム18及びYレール20は、Y方向に適度に長い形状であって、支持体22を比較的長距離移動させることができる。
図4に示すように、支持体22は、Z1方向に向いたワークWに臨む鉛直平面内において回転する回転アーム32と、該回転アーム32を回転させるアームモータ(アーム回転駆動源)34と、回転アーム32の遠心方向端部近傍に設けられ、回転アーム32に対して回転自在に支承されてZ1方向を指向する加工主軸36と、該加工主軸36を回転させるスピンドルモータ(主軸回転駆動源)38とを有する。アームモータ34は、例えば、ダイレクトモータである。
支持体22は、枠体40をベースに構成されており、該枠体40の内部にアームモータ34が設けられている。アームモータ34は、枠体40に固定されたステータ34aと、該ステータ34aの内側に設けられた中空のロータ34bとを有する。
回転アーム32は、ロータ34bの矢印Z1方向端部に固定されており、アームモータ34の作用下に回転する。支持体22に対する回転アーム32の角度は、角度センサ41によって計測されコントローラ12に供給される。
なお、図4からも明らかなように、回転アーム32はエンドレスに回転が可能であるが、最低限1回転(360°)の回転が可能であればよい。加工主軸36は、回転アーム32の回転中心Cから距離Rだけ離れた箇所に設けられている。また、回転中心Cから回転アーム32の外側端部までの長さをLとする。
回転アーム32において、加工主軸36が設けられている側と反対側(図4における上側)にはバランサ42が設けられている。バランサ42は、クーラント等の液体が入った液体タンクであり、加工主軸36に取り付けられる工具に応じて、内部の液量を変化させてバランスをとることができる。バランサ42は金属製の錘であってもよい。該バランサ42が設けられている箇所以外の回転アーム32の内部は中空構造となっている。回転アーム32は、支持体22と比較すると相当に軽量であり、回転させたときにも支持体22や第1工作機械11aに対する安定性を損なうことがない。
スピンドルモータ38は矢印Z2方向に突出しており、アームモータ34と同軸となるように、支持体22における枠体40の後面に対して固定されている。スピンドルモータ38とアームモータ34は同軸上に配置されていることから、支持体22をコンパクトなユニットとして構成することができる。すなわち、加工主軸36の軸線上にスピンドルモータ38が存在せず、回転アーム32の中心に近い箇所にスピンドルモータ38があると、前記のバランサ42の質量及び大きさが小さくてすみ、支持体22を全体的にコンパクトにすることができる。したがって、スピンドルモータ38の軸を回転アーム32の軸とが同軸上にあることが好ましい。
シャフト(動力伝達部)44は、ロータ34bの中空部を貫通して設けられ、一端がスピンドルモータ38の回転軸に固定され、他端は、枠体40から突出して回転アーム32の矢印Z1側の側板まで達している。シャフト44は、回転アーム32の矢印Z1側端部、矢印Z2側端部及び枠体40の矢印Z2側端部の3箇所で、順にベアリング45a、45b及び45cによって軸支されている。
プーリ機構46は、ベアリング45aとベアリング45bとの間でシャフト44に固定された駆動プーリ46aと、加工主軸36の矢印Z2方向端部に固定された従動プーリ46bと、これらの駆動プーリ46aと従動プーリ46bとの間に張架されたベルト46cとを有する。また、プーリを用いた駆動機構は回転アーム32を軽量化できて好適である。
また、プーリを用いた駆動機構以外にも、例えば、駆動プーリ46aをギアへ置換するとともに、従動プーリ46bをピニオンに置換し、サイレントチェーンを利用した駆動伝達機構を用いてもよい。この場合、ギアとピニオンとの間を複数のギア等を介して駆動力を伝達してもよい。
プーリ機構46は、回転アーム32内の中空部に設けられており、所定のテンション機構によってベルト46cの張り調整がなされている。このような構造により、スピンドルモータ38の回転は、シャフト44及びプーリ機構46を介して加工主軸36に伝達される。
加工主軸36は、回転アーム32と一体的に設けられた主軸カバー48内に収納されており、矢印Z1方向の先端部には工具Tが装着されるツールヘッド50が設けられている。また、矢印Z2方向端部には、ツールヘッド50に対する工具Tのクランプ状態を解除して、工具Tを離脱可能にするアンクランプレバー52が設けられている。アンクランプレバー52は、回転中心Cから見て外向きにやや突出する形状であり、後述するアンクランプブロック78によって回転中心Cの方向に押圧されることにより操作され、工具Tをアンクランプすることができる。また、アンクランプレバー52は、アンクランプブロック78が離れることにより図示しない弾性体によって元の位置に戻され、ツールヘッド50内の工具Tをクランプすることができる。
回転アーム32の背面側(矢印Z2側)にはねじ60によって板ばね等からなるディスク62を挟持して回転アーム32を所定位置にて固定する固定装置64を設けている。
この固定装置64はディスク62の背面側と当接する受け座66とこの受け座66との間でディスク62を挟持する押圧片68とからなり、押圧片68は皿ばね70によって挟持方向に付勢されるロッド72先端部に設けられ、皿ばね70に抗してロッド72をを前方に押すことでディスク62の挟持状態を解除し、回転アーム32の回転が可能となる。
なお、本実施例ではディスク62を板ばねにて構成したため、ディスク62を挟持することで回転アーム32が倒れることなく確実に回転が阻止される。
図5に示すように、第1工作機械11aにおけるコラム18の上部の矢印Z1側の面には、前記のアンクランプレバー52を押圧するためのアンクランプブロック78が設けられている。したがって、回転アーム32を上方に指向させた状態で、支持体22を上昇させることにより、アンクランプブロック78によってアンクランプレバー52を操作してツールヘッド50内の工具Tをアンクランプすることができる。
フレーム15におけるプレート15bの上面やや左側には、第1工作機械11aに対応し、加工主軸36に着脱自在な複数の工具Tを格納した回転マガジン80aが設けられている。なお、フレーム15におけるプレート15bの上面やや右側には、第2工作機械11bに対応し、回転マガジン80aと同機構の回転マガジン80bが設けられている。以下、回転マガジン80aを例に説明する。
回転マガジン80aは、矢印Z方向に延在する回転軸82と、該回転軸82を駆動するマガジンモータ83と、回転軸82を中心として正面視(図2参照)で略270°の範囲で放射状に設けられた保持アーム84とを有する。各保持アーム84の先端には工具Tを保持するC字状のグリップが設けられている。グリップは弾性体であって、C字の開口部から工具Tを押し込むことにより弾性的に拡開して工具Tが挿入可能となり、挿入された後には閉じて工具Tを挟持・保持することができる。また、保持された工具Tは、C字の開口部から引き抜きが可能である。
回転マガジン80aは、通常、保持アーム84のない略90°の部分が下向きとなっており、全体がプレート15bよりも上方にあり、コラム18及び支持体22の動作の支障とならない。ツールヘッド50の工具Tを交換する際には、回転マガジン80aを回転させて、プレート15bの端から所定の保持アーム84を下方に指向させる(図5参照)。
具体的には、工具Tを保持していない空の保持アーム84を下方に指向させておき、コラム18のZ方向位置を調整した後に、支持体22を上昇させる。これにより、図6に示すように、工具Tが保持アーム84に保持されるとともに、アンクランプレバー52がアンクランプブロック78に当接して操作され、工具Tはツールヘッド50に対してアンクランプされる。したがって、コラム18を矢印Z2方向に後退されることにより、工具Tはツールヘッド50から抜き取られる。
次いで、回転マガジン80aを回転させて、これから使用する予定の工具Tが保持されている保持アーム84を下方に指向させ、コラム18を矢印Z1方向に進出させる。これにより目的の工具Tがツールヘッド50に挿入されるので、支持体22を下降させることにより、アンクランプレバー52がアンクランプブロック78から離間して工具Tをクランプすることができる。この後、回転マガジン80aを回転させて、全ての保持アーム84がプレート15bよりも上方に配置されるように設定する。
このように、回転マガジン80aと加工主軸36との間では、途中で工具Tを受け渡すために介在する機構はなく、コラム18、支持体22及び回転アーム32の動作作用下に工具Tの着脱操作を直接的に行うことができる。これにより、専用の着脱機構等が不要であることから簡便構造となり、しかも工具の脱着に要する時間が短縮される。
なお、図2から明らかなように、回転マガジン80aは第1工作機械11aの上部に設けられており、設置面積を拡げることなく多数の工具Tを格納しておくことができる。また、回転アーム32の回転中心軸と、回転マガジン80aの回転軸82は同一鉛直面上に配置されていると、回転アーム32の昇降にともなって発生する力のベクトルは回転マガジン80aの方向に向き、モーメントが発生することがない。これについて図7A及び図7Bのモデルで検討する。図7A及び図7Bの質量点M1は回転マガジン80aの重心点を示し、質量点M2は支持体22の重心点を示し、これらの質量点M1とM2とを接続する摩擦ダンパDは、回転マガジン80aと支持体22との間のレール20やフレーム15等の接続部の等価機構を示す。なお、質量点M2は、回転アーム32の角度によって変動するが、該回転アーム32の質量は支持体22の質量と比較して小さいことから変動幅も小さく、このモデルでは省略できる。
図7Aのように、質量点M1と質量点M2が、同一鉛直面上に配置されていると、質量点M2は支持体22を示すことからレール20に沿って鉛直方向に動作することになり、その移動を示すベクトルVは質量点M1の方向を指向する。つまり、ベクトルVは摩擦ダンパDを伸縮させる力のみを発生させ、モーメントの発生はなく、モデルを回転させる力は発生しない。
これに対して、図7Bのように、質量点M1と質量点M2が、同一鉛直面上ではない位置に配置されていると、質量点M2の移動を示すベクトルVは、鉛直向きであることには変わりないため、摩擦ダンパDを伸縮させる力F1と、モデルを回転させるモーメントM=F2・aが発生する。ここで、力F2は、ベクトルVが示す力の、摩擦ダンパDの延在方向と直交する方向の分力であり、パラメータaはその時点における摩擦ダンパDの長さである。
つまり、これらのモデルから、回転アーム32の回転中心軸と、回転マガジン80aの回転軸82は同一鉛直面上でないと、第1工作機械11aを回転さえるモーメントMが発生して揺れが生じ得るが、回転アーム32の回転中心軸と、回転マガジン80aの回転軸82は同一鉛直面に配置されていると、モーメント及び揺れが生じることがなく、安定性が高いことが理解されよう。
次に、サブストッカ100a及び100bについて説明する。図1に示すように、フレーム15の左側面には、第1工作機械11aに対応し加工主軸36に着脱自在な複数の工具Tを格納したサブストッカ100aが設けられている。同様に、フレーム15の右側面には、第2工作機械11bに対応しサブストッカ100aと左右対称機構のサブストッカ100bが設けられている。サブストッカ100aとサブストッカ100bは左右対称に設けられておりバランスがよい。以下、サブストッカ100aを例に説明する。
サブストッカ100aは、チェーンやタイミングベルト等の循環回転手段102と、該循環回転手段102を4隅で支持するプーリやスプロケット等の案内輪104と、循環回転手段102に設けられた複数本(例えば40本)の保持アーム106と、該保持アーム106に保持された工具Tを加工主軸36に対して着脱する工具受渡機構108(図8参照)と、案内輪104を間欠的に駆動して保持アーム106のいずれか1つを工具受渡機構108に配置させるモータ(インデックス機構)109とを有する。サブストッカ100aは、側面視(図3参照)で、側壁に沿ってZ方向に長い形状である。また、正面視(図2参照)ではX方向の幅は非常に短く、実質的には保持する工具Tの長さがX方向の幅となっている。保持アーム106は、前記の保持アーム84と同機構であって、工具Tが矢印X方向に突出する向きに保持することができる。
図8に示すように、工具受渡機構108は、サブストッカ100aの矢印Z1方向端部近傍に設けられており、符号を付さない架台にブラケット103に揺動可能に支承されたシリンダ110と、該シリンダ110のロッド110aの先端に設けられたチャック111とを有する。工具受渡機構108はサブストッカ100aの矢印Z1方向端部に配置された保持アーム106の一部をチャック111で把持し、ロッド110aを伸縮させることによって保持アーム106及び工具Tを90°回転させることができる。これにより、保持アーム106は矢印X方向を指向し、工具Tは矢印Z方向を指向することになる。この状態で加工主軸36を矢印Z1方向に進出させることにより工具Tを装着することができる。また、逆の動作により加工主軸36から工具Tを抜き取り、保持アーム106に戻すことができる。
このような工具受渡機構108を含むサブストッカ100aでは、長尺な工具軸方向を一方向に備えているので、多数の工具Tを保持しておくことができて好適である。また、簡便な工具受渡機構で、工具軸方向を変更して矢印Z1方向に指向できるので、一層多数の工具を取り扱うことができ、サブストッカ100aの設置位置の自由度が向上する。
回転マガジン80aとサブストッカ100aは、共に工具Tを格納しておくことができるが、用途に応じて使い分けるようにしてもよい。例えば、一週間の作業で必要な工具Tをサブストッカ100aに格納しておき、そのうち1日の作業で必要な工具Tを回転マガジン80aに格納させてもよい。この場合、回転マガジン80aとサブストッカ100aとの間の工具Tの受け渡しは、工具受渡機構108及び加工主軸36を介して行うことができ、例えば、作業のない夜間に受け渡しを自動的に完了させておくとよい。
図9に示すように、ワーク移動装置14は、水平面で回転可能なターンテーブル150と、該ターンテーブル150上に設けられ、水平面で回転してワークWの加工面を加工主軸36に対向する向きに設定する3つの副回転機構152と、該副回転機構152のうちの1つを第1工作機械11aの加工主軸36と対向する第1保持位置154aとし、副回転機構152のうちの他の1つを第2工作機械11bの加工主軸36と対向する第2保持位置154bとなるようにターンテーブル150を間欠回転させる主回転機構156とを有する。ターンテーブル150は矩形板が三方に放射状に延在する形状であって、各矩形板の間には上方に延在する隔離板151が設けられている。
主回転機構156はターンテーブル150を120°毎に、平面視で時計方向に間欠回転しながら2つのワークWを第1工作機械11a及び第2工作機械11bに対するように固定する。主回転機構156にはターンテーブル150の角度を検出してコントローラ12に供給するメイン角度センサ160が設けられている。
3つの副回転機構152は、それぞれワークWを位置決めする保持具としてのピン158有しており、ターンテーブル150上で等間隔(120°)に配置されている。この副回転機構152は、第1保持位置154a及び第2保持位置154bにあるときに、ワークWの加工面が後方(矢印Z2方向)を指向するように回転動作する。各副回転機構152には、回転角度を検出してコントローラ12に供給する副角度センサ162が設けられている。また、副回転機構152は、矢印Z1方向の第3保持位置154cにあるとき、ピン158からワークWを開放可能とし、加工済みのワークWを搬出し、未加工のワークWを搬入する。
次に、ワーク押圧固定装置17a及び17bについて図10を参照しながら説明する。ワーク押圧固定装置17aはワーク移動装置14の第1保持位置154aに設けられたワークWを加工時に上から押圧して固定するために固定板170を昇降させるものである。ワーク押圧固定装置17bはワーク押圧固定装置17aと同構造であって、第2保持位置154bに対応して設けられている。以下、ワーク押圧固定装置17aを例に説明する。
図10に示すように、ワーク押圧固定装置17aは、ワーク移動装置14の第1保持位置154aに設けられたワークWを加工時に上から押圧して固定するために固定板170を昇降させるものである。
ワーク押圧固定装置17aは、ワークWの上面に当接・押圧する固定板170と、該固定板170を大きい力で短ストローク昇降させるシリンダ172と、該シリンダ172を速く長ストローク昇降させるボールねじ機構174と、固定板170の上限位置を検出するアッパーリミットスイッチ176と、下限位置を検出するロアーリミットスイッチ178と、シリンダ172のチューブ172aを固定・開放するロック機構180とを有する。
ボールねじ機構174はサーボモータ174aと、該サーボモータ174aによって回転するボールねじ174bと、該ボールねじ174bに螺合して昇降するナット部174cとを有し、ナット部174cがシリンダ172のチューブ172aと固定されている。ロック機構180は、例えば、水平面で回転するアーム180aを備え、固定板170が下降してロアーリミットスイッチ178を操作したときにアーム180aを回転させて、シリンダ172の一部を押さえる位置に移動させるとよい。
ワーク押圧固定装置17aは、仮想線で示すように、初期状態においては固定板170が上昇した状態となっており、第1保持位置154a及び(又は)第2保持位置154bにワークWが搬入されて位置決めされた後に、ボールねじ機構174の作用下にシリンダ172及び固定板170を下降させ、固定板170がロアーリミットスイッチ178を操作することを検出して下降を停止させる。このとき、サーボモータ174aに懸かる負荷はシリンダ172や固定板170の重量程度であり、小電流で高速な動作が可能である。
次に、ロック機構180によってシリンダ172を固定するとともにサーボモータ174aの通電を停止する。
さらに、シリンダ172の作用下に固定板170を下降させてワークWに当接・押圧する。このとき、シリンダ172は十分に下降していることから、固定板170を下降させるストロークは小さくて足りる。また、シリンダ172は大径型であって十分に大きい力を発生させ、ワークWを確実に押圧して固定することができる。この後、固定板170で固定したままワークWの加工を第1工作機械11a及び第2工作機械11bによって行う。
加工が終了した後、ロック機構180を操作してシリンダ172を開放する。さらに、ボールねじ機構174の作用下にシリンダ172を上昇させるとともに、該シリンダ172の作用下に固定板170を上昇させ、固定板170がアッパーリミットスイッチ176を操作することを検出して上昇を停止させる。
このようなワーク押圧固定装置17a(及び17b)では固定板170の早送りをサーボモータ174aで十分に速く行ってサイクルタイムの短縮が図られ、しかもワークWの押圧をシリンダ172によって固定板170を十分強く押圧することができる。サーボモータ174aはワークWを押圧することには用いられないため、焼き付きの恐れがなく、小型で足りる。シリンダ172は短ストロークで用いられることから、短尺型で足りる。
図11に示すように、コントローラ12は、第1工作機械11a及び第2工作機械11bを制御する第1工作機械制御部300a及び第2工作機械制御部300bと、ワーク移動装置14を制御するワーク保持制御部302と、回転マガジン80a及び80bを制御するマガジン制御部304と、サブストッカ100a及び100bを制御するサブストッカ制御部306と、ワーク押圧固定装置17a及び17bを制御する押圧制御部308とを有する。ワーク保持制御部302は、主回転機構156を制御する主回転制御部302aと、3つの副回転機構152を制御する副回転制御部302b〜302dとを有する。
第1工作機械制御部300a、第2工作機械制御部300b、ワーク保持制御部302、マガジン制御部304、サブストッカ制御部306及び押圧制御部308は相互に接続されて情報の授受を行い、協調動作をする。
このように構成される第1工作機械11aによれば、加工主軸36の水平位置の位置Xは、アームモータ34の回転作用下に回転アーム32の向きによって変化し、例えば、図12に示すように、水平方向を0°とした角度θに対して、X=R・cosθとして表される。また、加工主軸36の鉛直方向の位置Yは、回転アーム32の向きと支持体22の高さY0によって変化し、Y=Y0+R・sinθとして表される。したがって、回転アーム32と支持体22の動作によって、ターンテーブル150に固定されたワークWに対して所望の位置に加工主軸36を配置させることができ、加工主軸36の位置決めがなされた後には、スピンドルモータ38によって加工主軸36を回転させながら、コラム18を矢印Z1方向に進出させることによって、工具TをワークWに対して当接させ、ドリル、中ぐり及びタップ等の切削加工、並びにホーニング等の研削加工をすることができる。
以上、第1工作機械11aを例に挙げて説明をしたが、第2工作機械11bについては第1工作機械11aと同構造であることから詳細な説明を省略する。
このように構成される工作機械システム10では、以下のようにワークWの加工が行われる。
先ず、ワーク移動装置14の第3の位置にある加工済みのワークWを取り除き、未加工のワークWを載置する。このとき、ピン158で位置決めをすることにより規定向きとなるようにしておく。
次に、コントローラ12の作用下に、ワーク移動装置14は平面視時計方向に120°回転し、未加工のワークWを第1保持位置154aに移動する。このとき、第1保持位置154aにそれまで存在していたワークWは第2保持位置154bに移動する。第2保持位置154bに移動したワークWは第1段階の加工が終了している。また、第2保持位置154bにそれまで存在していたワークWは第3保持位置154cに移動する。第3保持位置154cに移動したワークWは工作機械システム10における加工の全工程(2つの工程)が終了している。
また、第1保持位置154a及び第2保持位置154bの副回転機構152は、各ワークWの加工面が第1工作機械11a及び第2工作機械11bの加工主軸36の方向を指向するようにターンテーブル150を基準に回転する。
さらに、ワーク押圧固定装置17a、17bの作用下にワークWの上面を押圧して固定した後、第1工作機械11a及び第2工作機械11bにより第1段階及び第2段階の加工をワークWに施す。
この後、ワーク押圧固定装置17a、17bによるワークWの押圧を開放し、ワーク移動装置14は平面視時計方向に120°回転する。
このように、ワーク移動装置14は単純な間欠運動を繰り返すことによりワークWの移動を行うことができる。また、第1保持位置154a及び第2保持位置154bが第1工作機械11a及び第2工作機械11bと対向する位置に配置されていればよいから、ターンテーブル150の外径は、第1工作機械11a及び第2工作機械11bの左右両端部からあまりはみ出ることがなく、幅狭に設定可能である。さらに、主回転機構156はターンテーブル150の下方に設けられていることから、ワーク移動装置14を幅狭に設定することができる。
上述したように、本実施の形態に係る工作機械システム10によれば、ターンテーブル150を主回転機構156によって間欠回転させるとともに、副回転機構152によってワークWを所定の向きに設定することにより、コンパクトな構成で工作機械間のワーク搬送効率の向上を図ることができる。
また、ワーク移動装置14は、単純な回転運動で第1工作機械11aと第2工作機械11b間のワークWの搬送及び加工のための位置決めを行うことができ、サイクルタイムの短縮を図ることができ、しかも搬送手順が簡便である。
第1工作機械11aと第2工作機械11bの各コラム18は、平行に配置されていることから、工作機械システム10の横幅を狭く設定することができる。
なお、第1工作機械11aと第2工作機械11bとは、必ずしも隣接して平行配置している必要はなく、例えば、図13に示すように、ワーク移動装置14を中心として放射状に延在する向きに設定されていてもよい。この場合、第1工作機械11aと第2工作機械11bでワークWに対して同じ面を加工するのであれば、ワークWの加工面を外方に向けておけばよく、副回転機構152が不要となって簡便である。
また、図14に示すように、第1工作機械11aと第2工作機械11bとを平行且つオフセットして、逆向きに配置してもよい。この場合、サブストッカ100aとサブストッカ100bを内向きに配置することにより、工作機械システム10の幅Xdが狭くなり好適である。
さらに、図15に示すように、ワーク移動装置14には等間隔(90°)に4つの副回転機構152を設けてもよい。この場合、第1工作機械11aと第2工作機械11bに対面する第2保持位置320b及び第3保持位置320cではワークWの加工を行い、第1保持位置320aでは未加工のワークWの搬入を行い、第4保持位置320dでは加工済みのワークWの搬出を行うことができる。つまり、ワークWの搬入と搬出を同時並行的に行うことができ、効率的である。
本発明に係る工作機械システム10は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係る工作機械システムの一部断面斜視図である。 本実施の形態に係る工作機械システムの正面図である。 本実施の形態に係る工作機械システムの側面図である。 支持体の断面側面図である。 工具交換をする際の加工主軸、保持アーム及びアンクランプブロックの一部断面斜視図である。 工具交換をする際のコラム、回転マガジン及びその周辺部の拡大側面図である。 図7Aは、回転アームの回転中心軸と回転マガジンの回転軸が同一鉛直面上に配置されている機構のモデル図であり、図7Bは、回転アームの回転中心軸と回転マガジンの回転軸が同一鉛直面上でない位置に配置されている機構のモデル図である。 工具受渡機構の模式平面図である。 ワーク移動装置の拡大断面斜視図である。 ワーク押圧固定装置の概略構成図である。 コントローラのブロック構成図である。 加工主軸の座標を示すための工作機械の模式正面図である。 2台の工作機械が放射状に配置された工作機械システムの模式平面図である。 2台の工作機械が平行且つオフセットして、逆向きに配置されている工作機械システムの模式平面図である。 4つの副回転機構を備えるワーク移動装置が設けられた工作機械システムの模式平面図である。
符号の説明
10…工作機械システム 11a…第1工作機械
11b…第2工作機械 14…ワーク移動装置
17a、17b…ワーク押圧固定装置 18…コラム
22…支持体 32…回転アーム
36…加工主軸 80a、80b…回転マガジン
84、106…保持アーム 100a、100b…サブストッカ
108…工具受渡機構 150…ターンテーブル
152…副回転機構

Claims (4)

  1. 第1工作機械及び第2工作機械と、
    前記第1工作機械及び前記第2工作機械によって加工をするワークを保持するワーク移動装置と、
    を備える工作機械システムであって、
    前記第1工作機械及び前記第2工作機械は、それぞれ、
    水平面内の一方向であるZ方向にスライド移動するコラムと、
    前記コラム上に設けられ、且つ鉛直方向にスライド移動する支持体と、
    前記支持体に支承してZ方向に向いたワークに臨む鉛直平面内において360°回転する回転アームと、
    前記回転アームを回転させるアーム駆動源と、
    前記回転アーム上の回転中心から離れた位置に設けられ、前記回転アームに対して回転自在に支承されてZ方向を指向する加工主軸と、
    前記加工主軸を回転させる主軸駆動源と、を有して前記アーム駆動源と前記主軸駆動源の駆動軸は同一鉛直面上に配置されており
    前記ワーク移動装置は、
    水平面で回転可能なターンテーブルと、
    前記ターンテーブルに設けられた複数の副回転機構と、
    前記副回転機構のうちの1つを前記第1工作機械の前記加工主軸と対向する第1保持位置とし、前記副回転機構のうちの他の1つを前記第2工作機械の前記加工主軸と対向する第2保持位置となるように前記ターンテーブルを間欠回転させる主回転機構と、を有し、
    さらに、前記第1保持位置に対応して設置された第1ワーク押圧固定装置と、前記第2保持位置に対応して設置された第2ワーク押圧固定装置と、を有し、
    前記第1ワーク押圧固定装置は、
    前記第1保持位置に保持された前記ワークを、前記第1工作機械による加工時に、上から押圧して固定するための第1固定板と、
    前記第1固定板を、前記ワークの上面から離間した位置と前記ワークを押圧する位置とにかけて昇降させる機構であって、前記第1固定板を昇降するシリンダと、該シリンダを昇降するボールねじ機構とを有する第1昇降機構と、を有し、
    前記第2ワーク押圧固定装置は、
    前記第2保持位置に保持された前記ワークを、前記第2工作機械による加工時に、上から押圧して固定するための第2固定板と、
    前記第2固定板を、前記ワークの上面から離間した位置と前記ワークを押圧する位置とにかけて昇降させる機構であって、前記第2固定板を昇降するシリンダと、該シリンダを昇降するボールねじ機構とを有する第2昇降機構と、を有することを特徴とする工作機械システム。
  2. 請求項1記載の工作機械システムにおいて、
    前記ターンテーブルに設けられ、少なくとも前記第1保持位置に保持されたワークと、前記第1保持位置に保持されたワークとを隔離する隔離板と、
    前記隔離板に設けられ、前記第1昇降機構による前記第1固定板の下降を停止するための第1スイッチと、
    前記隔離板に設けられ、前記第2昇降機構による前記第2固定板の下降を停止するための第2スイッチと、を有することを特徴とする工作機械システム。
  3. 請求項1又は2記載の工作機械システムにおいて、
    前記第1工作機械と前記第2工作機械の各コラムは、平行に配置されていることを特徴とする工作機械システム。
  4. 請求項3記載の工作機械システムにおいて、
    前記ターンテーブルの前記副回転機構は、円周上等分配して3つ設けられ、
    前記第1工作機械と前記第2工作機械の各前記コラム同士が対向配置されていることを特徴とする工作機械システム。
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