JP4677662B2 - Lid and container using the lid - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は芳香剤、除湿剤等の容器の蓋材に関するものであり、特に使用する際、基材フィルムのみを容器より剥離して、シーラントフィルム側を容器蓋材として容器側に残すことのできる分離可能な蓋材およびその蓋材を用いた容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、トイレ等の屋内で消臭用等の目的で使用されている芳香剤は、除湿剤、香料等の内容物をフランジ付きのプラスチック成形容器に収納し、その開口部をヒートシール性の不織布、有孔フィルム、あるいはヒートシール性ニスを処理した紙等から構成される通気性蓋材で覆うことにより、内容物がこぼれず、かつ水分あるいは芳香成分が該通気性蓋材を通過し得るようにしてある。また、使用時まで前記通気性蓋材による通気性を封印するため、この通気性蓋材をさらにポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）／ポリエチレン（ＰＥ）／アルミニウム箔（Ａｌ）／ＰＥ、ＰＥＴフィルムに珪素酸化物またはアルミニウム酸化物の透明蒸着薄膜層を設けた蒸着フィルム（ＶＭＰＥＴ）／ヒートシール性ニス、延伸ナイロン（ＯＮｙ）／ポリ塩化ビニリデン（ＰＶＤＣ）／ＯＮｙ／ＰＥ等の構成からなるバリア性の外蓋で覆うということが行われている。
【０００３】
しかしながら、この方法は、通気性蓋材とバリア性蓋材の２種類の蓋材をヒートシール等のシール方法を用いて容器に密封シールすることになり、シールを２工程で行わねばならず、加工費が高い、２種類の蓋材を使用することによる蓋材のコストも高い、内容物が液体の場合には通気性蓋材を透過して内容物が流出してしまう等の問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、最内層がＰＥ樹脂からなるフランジ付きプラスチック容器の蓋材に関する以上のような問題点に着目してなされたもので、１工程のシールで密封が可能で、転倒しても内容物がこぼれ出ない、通気層とバリア層に分離が可能な蓋材およびその蓋材を用いた容器を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項１の発明は、フランジ付きプラスチック成形容器の開口部を覆い、成形容器周縁に設けられたフランジ部分と密封シールされる蓋材において、基材、バリア層、接着層、分離層、接着層、シーラント層が順次積層された複合フィルムからなる蓋材であって、前記接着層はポリエチレンであり、前記シーラント層が、未延伸ポリエチレンフィルムであり、前記分離層は、凝集破壊で分離する多層構成のイージーピールフィルムからなることを特徴とする分離可能な蓋材である。
【０００６】
このように、分離層が、凝集破壊で分離する多層構成のイージーピールフィルム層からなるので、蓋材を容器から剥がすと、分離層から２分され、シーラント層は容器と密着しているがバリア層を含む基材は容器から剥がれる。
【０００８】
このように、シーラント層が、未延伸ポリエチレンフィルムからなるので、容器と蓋材は完全な密封シールが可能である。
【０００９】
また、前記接着層は、ポリエチレンであることを特徴とする分離可能な蓋材である。
【００１０】
このように、前記接着層は、ポリエチレンであるので、バリア層を含む基材と分離層、あるいは分離層とシーラント層は完全な接着が可能である。
【００１１】
また、請求項３の発明は、請求項１又は２の蓋材を用いた容器の発明において、前記蓋材と成形容器とは、線シールバーで強く密封シールされていることを特徴とする分離可能な蓋材を用いた容器である。
【００１２】
このように、蓋材と成形容器とを線シールーバーで強くシールすることにより、蓋材開封時に線シールバーでシールされている部分のシーラント層が切れ分離層で容易に剥がれる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
本発明の分離可能な蓋材を一実施形態に基づいて詳細に説明する。
本発明の分離可能な蓋材は、例えば図１に示すように、基材１１、バリア層１２、接着層１３、分離層１４、接着層１５、シーラント層１６が順次積層された複合フィルムから成る構造を有する。
【００１４】
基材１１は、特に規定はしないが、ＰＥＴフィルム、二軸延伸ポリプロピレン（ＯＰＰ）フィルム、ＯＮｙフィルム等が好ましく使用できる。
また、基材は単層でも、上述したプラスチックフィルムや紙等を適宜に組み合わせて複合した多層構成であっても良い。
さらに基材には、必要に応じて印刷層（図示せず）を設けても良い。
【００１５】
バリア層１２には、Ａｌ、ＶＭＰＥＴフィルム等のガスバリア性に優れたプラスチックフィルムや金属箔が好ましく使用できる。
【００１６】
分離層１４は、基材１１と後記するシーラント層１６を２つに分ける層で、イージーピール性が必要となるため、イージーピール性を有するヒートシールニス層、単層あるいは多層構成のイージーピールフィルム、押出しタイプのイージーピール樹脂層が好ましく使用できる。
【００１７】
シーラント層１６は成形容器２０のフランジ２１と密封シールされるため、未延伸のポリエチレンフィルムや未延伸のポリプロピレンフィルムが好ましく使用できる。
【００１８】
バリア層１２と分離層１４あるいは分離層１４とシーラント層１６を積層させる方法は、ドライラミネート法、ノンソルラミネート法、押出しラミネート法等の一般的に公知のラミネート法を用いる。その際、ドライラミネート法、ノンソルラミネート法においては、接着剤が、押出しラミネート法においては、溶融押出し樹脂が、接着層１３、１５となる。
【００１９】
このようにして作製された蓋材１０は、図２に示すように、液体芳香剤等の内溶液の入った成形容器２０の開口部に載置され、容器周縁に設けられたフランジ２１を用いて密封シールされる。
【００２０】
成形容器２０は、例えば〔容器外側〕ＰＰ／エチレンビニルアルコール共重合樹脂（ＥＶＯＨ）／ＰＰ／ＰＥ〔容器内側〕、〔容器外側〕ＰＥＴ／エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂（ＥＶＡ）／未延伸ナイロン（ＣＮｙ）／ＥＶＡ〔容器内側〕等の複合シートをシート成形した成形トレーが好ましく使用できる。
いずれの場合においても、成形容器の最内面は、蓋材のシーラント層と同材質構成であることが必要である。
【００２１】
密封シールは、蓋材のシーラント層と成形容器の最内面を融着して行われるが、密封シールの方法は、ヒートシール法、インパルスシール法、超音波シール法等の一般的に公知のシール法を用いれば良い。
なお、蓋材にはあらかじめ摘み片等を設けておくと使用時に便利である。
【００２２】
【実施例】
以下実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
〈実施例１〉
先ず、基材１１として厚さ１２μｍのＰＥＴフィルムを、バリア層１２として厚さ７μｍのＡｌを、分離層１４として多層構成のイージーピールフィルムである、厚さ５０μｍのレイヨピールＲ（商品名；ＵＣＢ Ｔｒａｎｓｐａｃ Ｓ．Ａ．社製、ＰＥ／タイレイヤー／ＰＥ／タイレイヤー／ＰＥという構成の多層フィルムで、外層ＰＥの凝集破壊タイプで剥離痕跡残る）を、シーラント層１６として厚さ１００μｍの未延伸ポリエチレン（ＣＰＥ）フィルムを、それぞれ準備した。
【００２３】
つぎに、基材１１である厚さ１２μｍのＰＥＴフィルムとバリア層１２である厚さ７μｍのＡｌをドライラミネート法により貼り合わせ、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）構成の複合フィルムを作製した。
【００２４】
このＰＥＴ／Ａｌ構成の複合フィルムのＡｌ面と分離層１４であるレイヨピールＲＸのＰＥ面とを接着層１３となるＰＥ（１５μｍ）を介して押出しラミネート法により貼り合わせ、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）／ＰＥ（１５μｍ）／レイヨピールＲ（５０μｍ）構成の複合フィルムとした。
【００２５】
最後に、この貼り合わせフィルムのレイヨピールＲＸ面とシーラント層１６である厚さ１００μｍのＣＰＥフィルムを接着層１５となるＰＥ（１５μｍ）を介して押出しラミネート法により貼り合わせ、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）／ＰＥ（１５μｍ）／レイヨピールＲ（５０μｍ）／ＰＥ（１５μｍ）／ＣＰＥ（１００μｍ）構成の実施例１の蓋材を作製した。
【００２６】
〈実施例２〉
分離層１４としてレイヨピールＲの代わりに厚さ３０μｍの７６０１Ａ（東レ合成フィルム株式会社製、ＰＥとＰＰの混合樹脂の押出しグレード、ベース層ＰＥ／ピール層（ＰＥ・ＰＰ混合）の２層品でピール層の凝集破壊により剥離するタイプ）を用いた以外は実施例１と同じ材料、方法で、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）／ＰＥ（１５μｍ）／７６０１Ａ（３０μｍ）／ＰＥ（１５μｍ）／ＣＰＥ（１００μｍ）構成の実施例２の蓋材を作製した。
【００２７】
〈参考実施例３（以下、実施例３と称する）〉
先ず、実施例１と同様に、基材１１として厚さ１２μｍのＰＥＴフィルムを、バリア層１２として厚さ７μｍのＡｌを、シーラント層１６として厚さ１００μｍの未延伸ポリエチレン（ＣＰＥ）フィルムを、それぞれ準備した。
【００２８】
つぎに、基材１１である厚さ１２μｍのＰＥＴフィルムとバリア層１２である厚さ７μｍのＡｌをドライラミネート法により貼り合わせ、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）構成の複合フィルムを作製した。
さらに、このＡｌ面に押出しラミネート法により厚さ１５μｍのＰＥを押し出し、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）／ＰＥ（１５μｍ）構成の複合フィルムを作製した。
【００２９】
このＰＥＴ／Ａｌ構成の複合フィルムのＡｌ面とシーラント層１６である厚さ１００μｍのＣＰＥフィルムとを、Ａｌ面に分離層１４であるＡ８１２Ｐ（大日本インキ化学工業株式会社製、対ＰＥに接着可能なポリオレフィン系ポリマーヒートシールニス剤、イージーピールタイプ）を塗布しながら接着層１５であるＰＥ（２０μｍ）を介在させて、押出しラミネート法により貼り合わせ、ＰＥＴ（１２μｍ）／Ａｌ（７μｍ）／ＰＥ（１５μｍ）／Ａ８１２Ｐ／ＰＥ（２０μｍ）／ＣＰＥ（１００μｍ）構成の実施例３の蓋材を作製した。
なお、この場合には、Ａ８１２Ｐが接着層１３と分離層１４を兼ねている。
【００３０】
Ａ；ＰＰ（１８０μｍ）／ＥＶＯＨ（３０μｍ）／ＰＰ（１７０μｍ）／ＰＥ（３０μｍ）、Ｂ；ＰＥＴ（１００μｍ）／ＥＶＡ（２０μｍ）／ＣＮｙ（２０μｍ）／ＥＶＡ（２０μｍ）２種類の材質構成の複合シートから成形したフランジ付き容器に液体芳香剤を入れ、上記実施例１〜３の蓋材を被せてヒートシーラーにより、シール幅１ｍｍの線シールバーを用い、温度；１８０°Ｃ、圧力；２．０×１０⁵ Ｐａ、時間；２秒の条件で密封シールした。
この時、剥離する際のきっかけとなる部分（持ち手）は未シールで、シール部と未シール部の境界は線シールで強くシールしてあり、エッジ切れによる剥離開封を行う。
そして各容器から蓋材を剥がす際の、剥離強度、剥離状態、痕跡、香料透過、転倒時のもれ、を下記する方法により測定観察した。その結果を表１に示す。
剥離強度 ‥ 定速伸長型引張試験機を使用し、３００ｍｍ／ｍｉｎ．の速度で、９０°と１８０°の２条件で蓋材を剥がした時の線シール部のシーラント層の剥離強さを測定、単位はＮ／１５ｍｍ幅
剥離状態 ‥ 剥離強度測定時の剥離状態を目視観察
痕跡 ‥ 剥離強度測定時の成形容器側に残る痕跡を目視観察
香料透過 ‥ バリア層を取り除いた後の香料透過を官能検査
転倒時のもれ‥バリア層剥離後の接着層／シーラント層だけの蓋材で密封された状態の容器を横に倒して内容液のもれを目視観察
【００３１】
【表１】

【００３２】
蓋材を実際に剥離する際には、１８０°に近い角度で剥離するため、通気性内蓋とバリア性外蓋を分離する際の剥離強度は２〜４Ｎ／１５ｍｍ幅程度と推測される。
バリア層を取り除いた後のシーラント層を通した香料の透過チェックでは、実施例１〜３のどの蓋材においても適当な香料透過が確認された。
バリア層剥離後の内蓋により密封された状態の容器を横に倒して転倒チェックした結果、内容物のもれはなかった。
剥離状態は、どの構成もイージーピール層の凝集破壊で剥離面に剥離痕跡が残っていた。
【００３３】
【発明の効果】
上記のように本発明の蓋材は、従来の二重蓋構成と比較してコストダウンが可能である。すなわち、蓋材が１枚にできるため生産コストの低下と充填ラインの簡易化が可能である。
シーランント層、接着層の厚みを調整することにより、容器内部からの香料の揮発量、水蒸気透過度を調整できる。
剥離面に剥離痕跡の残るピール層を用いることにより、いたずら防止機能を付加することができる。
ポリエチレンフィルムが使用時の内容物保護蓋となるため、従来の不織布や有孔フィルムの蓋材と比較して内容物の形態を選ばない。特に内容物が液ものでも外部に流出する危険性が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の分離可能な蓋材の一実施例を示す、断面説明図である。
【図２】本発明の分離可能な蓋材を成形容器に被せて密封シールした状態を示す、断面説明図である。
【図３】蓋材を成形容器から剥がしている状態を示す、断面説明図である。
【符号の説明】
１０‥‥蓋材
１１‥‥基材
１２‥‥バリア層
１３、１５‥‥接着層
１４‥‥分離層
１６‥‥シーラント層
２０‥‥成形容器
２１‥‥フランジ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to container lids such as fragrances and dehumidifiers. In particular, when used, only the base film can be peeled off from the container and the sealant film side can be left on the container side as a container lid. The present invention relates to a separable lid and a container using the lid .
[0002]
[Prior art]
Conventionally, fragrances used for deodorizing purposes indoors such as toilets, contain dehumidifiers, fragrances, etc. in a plastic molded container with a flange, and the opening is a heat-sealable nonwoven fabric. By covering with a breathable lid made of perforated film or paper treated with a heat-sealable varnish, the contents do not spill and moisture or fragrance components can pass through the breathable lid It is. Further, in order to seal the breathability of the breathable lid material until use, this breathable lid material is further added to polyethylene terephthalate (PET) / polyethylene (PE) / aluminum foil (Al) / PE, silicon oxide on PET film Or a vapor-deposited film (VMPET) / heat-sealable varnish, a stretched nylon (ONy) / polyvinylidene chloride (PVDC) / ONy / PE, etc. with a barrier outer cover provided with a transparent vapor-deposited thin film layer of aluminum oxide It is done to cover.
[0003]
However, in this method, two types of lid materials, a breathable lid material and a barrier lid material, are hermetically sealed to the container using a sealing method such as heat sealing, and the sealing must be performed in two steps. There are problems such as high processing costs, high cost of the lid material due to the use of two types of lid materials, and if the contents are liquid, the contents will permeate through the breathable lid material. It was.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made by paying attention to the above-mentioned problems relating to the lid material of the flanged plastic container whose innermost layer is made of PE resin, and can be sealed with a single-step seal, and the contents even if it falls down It is an object of the present invention to provide a lid member that does not spill and can be separated into a ventilation layer and a barrier layer, and a container using the lid member .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 of the present invention covers a base material, a barrier layer, an adhesive layer, and a separation layer in a lid material that covers an opening of a plastic molded container with a flange and is hermetically sealed with a flange portion provided at the periphery of the molded container. A cover material comprising a composite film in which an adhesive layer and a sealant layer are sequentially laminated, wherein the adhesive layer is polyethylene, the sealant layer is an unstretched polyethylene film, and the separation layer is separated by cohesive failure A separable lid member comprising an easy peel film having a multilayer structure.
[0006]
Thus, the separating layer, so easy peel film layer or Ranaru multilayer structure separated in cohesive failure, when peeling off the lid from the container, is 2 minutes from the separation layer, but the sealant layer is in close contact with the container The substrate including the barrier layer is peeled from the container.
[0008]
Thus, the sealant layer, since the unstretched polyethylene film or Ranaru, container and the lid is capable of complete hermetic seal.
[0009]
Further, the adhesive layer is separable lid which is a polyethylene.
[0010]
Thus, since the adhesive layer is made of polyethylene , the base material including the barrier layer and the separation layer, or the separation layer and the sealant layer can be completely bonded.
[0011]
The invention of claim 3 is characterized in that, in Claim 1 or the invention of the container using a second lid, and the lid member and the molded container is characterized in that it is strongly hermetically sealed by a line seal bar A container using a separable lid.
[0012]
In this way, by strongly sealing the lid material and the forming container with the line seal bar, the sealant layer of the portion sealed with the line seal bar when the lid material is opened is cut and easily separated by the separation layer.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The separable lid | cover material of this invention is demonstrated in detail based on one Embodiment.
The separable lid material of the present invention is composed of a composite film in which a base material 11, a barrier layer 12, an adhesive layer 13, a separating layer 14, an adhesive layer 15, and a sealant layer 16 are sequentially laminated as shown in FIG. It has a structure.
[0014]
Although the base material 11 is not particularly defined, a PET film, a biaxially oriented polypropylene (OPP) film, an ONy film, or the like can be preferably used.
The base material may be a single layer or a multilayer structure in which the above-described plastic film, paper, or the like is combined in an appropriate combination.
Furthermore, you may provide a printing layer (not shown) in a base material as needed.
[0015]
For the barrier layer 12, a plastic film or metal foil having excellent gas barrier properties such as Al and VMPET films can be preferably used.
[0016]
The separation layer 14 is a layer that divides the base material 11 and a sealant layer 16 to be described later into two, and requires easy peel properties. Therefore, a heat seal varnish layer having an easy peel property, an easy peel film having a single layer or a multilayer structure. An extrusion type easy peel resin layer can be preferably used.
[0017]
Since the sealant layer 16 is hermetically sealed with the flange 21 of the molding container 20, an unstretched polyethylene film or an unstretched polypropylene film can be preferably used.
[0018]
As a method of laminating the barrier layer 12 and the separation layer 14 or the separation layer 14 and the sealant layer 16, generally known lamination methods such as a dry lamination method, a non-sol lamination method, and an extrusion lamination method are used. At that time, the adhesive layers 13 and 15 become adhesives in the dry laminating method and the non-sol laminating method, and the melt-extruded resins in the extrusion laminating method.
[0019]
As shown in FIG. 2, the lid member 10 thus produced is placed at the opening of a molded container 20 containing an internal solution such as a liquid fragrance and uses a flange 21 provided at the periphery of the container. And hermetically sealed.
[0020]
Molded container 20 is, for example, [outside of container] PP / ethylene vinyl alcohol copolymer resin (EVOH) / PP / PE [inside container], [outside of container] PET / ethylene / vinyl acetate copolymer resin (EVA) / unstretched nylon. A forming tray in which a composite sheet such as (CNy) / EVA [inner side of container] is formed can be preferably used.
In any case, the innermost surface of the molded container needs to have the same material structure as the sealant layer of the lid.
[0021]
The hermetic seal is performed by fusing the sealant layer of the lid and the innermost surface of the molding container. The hermetic seal method is a generally known seal such as a heat seal method, an impulse seal method, an ultrasonic seal method, or the like. The method may be used.
In addition, it is convenient at the time of use if a knob is provided on the lid in advance.
[0022]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples.
<Example 1>
First, a PET film having a thickness of 12 μm as the substrate 11, an Al film having a thickness of 7 μm as the barrier layer 12, and an easy peel film having a multilayer structure as the separation layer 14, a Rayo Peel R having a thickness of 50 μm (trade name: UCB Transpac) A non-stretched polyethylene film having a thickness of 100 μm as a sealant layer 16 is a multilayer film of PE / tie layer / PE / tie layer / PE manufactured by S.A. CPE) films were each prepared.
[0023]
Next, a PET film having a thickness of 12 μm as the substrate 11 and an Al film having a thickness of 7 μm as the barrier layer 12 were bonded together by a dry laminating method to produce a composite film having a PET (12 μm) / Al (7 μm) structure.
[0024]
The Al surface of the composite film having this PET / Al structure and the PE surface of Rayyo Peel RX, which is the separation layer 14, are bonded together by an extrusion laminating method through PE (15 μm) serving as the adhesive layer 13, and PET (12 μm) / Al ( 7 μm) / PE (15 μm) / Rayo Peel R (50 μm) composite film.
[0025]
Finally, a CPE film having a thickness of 100 μm, which is the sealant layer 16, and the Rayopeel RX surface of the bonded film are bonded by extrusion lamination through PE (15 μm) serving as the adhesive layer 15, and PET (12 μm) / Al ( A cover material of Example 1 having a structure of 7 μm) / PE (15 μm) / Rayo Peel R (50 μm) / PE (15 μm) / CPE (100 μm) was produced.
[0026]
<Example 2>
As a separation layer 14, instead of Rayo Peel R, a peel-off product of 7601A with a thickness of 30 μm (produced by Toray Synthetic Film Co., Ltd., extrusion grade of mixed resin of PE and PP, base layer PE / peel layer (PE / PP mixed)) PET (12 μm) / Al (7 μm) / PE (15 μm) / 7601 A (30 μm) / PE (15 μm) / CPE with the same material and method as in Example 1 except that the type that peels due to cohesive failure of the layer was used. A lid material of Example 2 having a (100 μm) configuration was produced.
[0027]
< Reference Example 3 (hereinafter referred to as Example 3 ) >
First, in the same manner as in Example 1, a PET film having a thickness of 12 μm as the base material 11, an Al film having a thickness of 7 μm as the barrier layer 12, and an unstretched polyethylene (CPE) film having a thickness of 100 μm as the sealant layer 16, respectively. Got ready.
[0028]
Next, a PET film having a thickness of 12 μm as the substrate 11 and an Al film having a thickness of 7 μm as the barrier layer 12 were bonded together by a dry laminating method to produce a composite film having a PET (12 μm) / Al (7 μm) structure.
Further, PE having a thickness of 15 μm was extruded onto the Al surface by an extrusion laminating method to produce a composite film having a PET (12 μm) / Al (7 μm) / PE (15 μm) structure.
[0029]
The Al surface of this PET / Al composite film and the 100 μm thick CPE film that is the sealant layer 16 can be bonded to the Al surface by A812P (Dainippon Ink Chemical Co., Ltd., counter PE). While applying a polyolefin-based polymer heat seal varnish agent (easy peel type), PE (20 μm) as the adhesive layer 15 is interposed and bonded together by an extrusion laminating method, and PET (12 μm) / Al (7 μm) / PE ( A cover material of Example 3 having a structure of 15 μm) / A812P / PE (20 μm) / CPE (100 μm) was produced.
In this case, A812P also serves as the adhesive layer 13 and the separation layer 14.
[0030]
A: PP (180 μm) / EVOH (30 μm) / PP (170 μm) / PE (30 μm), B: PET (100 μm) / EVA (20 μm) / CNy (20 μm) / EVA (20 μm) Two types of composite materials A liquid fragrance is placed in a flanged container formed from a sheet, covered with the lids of Examples 1 to 3 above, using a heat sealer and a line seal bar with a seal width of 1 mm, temperature: 180 ° C., pressure; The seal was hermetically sealed under the conditions of 0 × 10 ⁵ Pa, time; 2 seconds.
At this time, the part (handle) that triggers peeling is unsealed, and the boundary between the seal part and the unseal part is strongly sealed with a line seal, and peeling opening is performed by cutting off the edge.
The peel strength, peel state, traces, perfume permeation, and leakage at the time of falling when the lid material was peeled off from each container were measured and observed by the following methods. The results are shown in Table 1.
Peel strength: Using a constant speed extension type tensile tester, 300 mm / min. Measure the peel strength of the sealant layer at the line seal part when the cover material is peeled off at two speeds of 90 ° and 180 ° at the speed of N / 15 mm width peel state ...... The peel state at the time of peel strength measurement Visual observation trace …… Visual observation Perfume permeation of trace remaining on the side of the molding container at the time of peel strength measurement Permeation permeation after removal of the barrier layer is leaked when the sensory test falls. Only the adhesive layer / sealant layer after peeling the barrier layer Visually observe the leakage of the contents by laying down the container sealed with the lid material sideways.
[Table 1]

[0032]
When the cover material is actually peeled off, it is peeled off at an angle close to 180 °. Therefore, the peel strength when separating the breathable inner lid and the barrier outer lid is estimated to be about 2 to 4 N / 15 mm width.
In the permeation check of the fragrance through the sealant layer after removing the barrier layer, appropriate fragrance permeation was confirmed in any of the lid materials of Examples 1 to 3.
As a result of checking the overturning of the container sealed by the inner lid after peeling off the barrier layer, there was no content leakage.
In any peeled state, a peeling trace remained on the peeled surface due to cohesive failure of the easy peel layer.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, the lid material of the present invention can be reduced in cost as compared with the conventional double lid configuration. That is, since the cover material can be made one, the production cost can be reduced and the filling line can be simplified.
By adjusting the thickness of the sealant layer and the adhesive layer, the volatilization amount of the fragrance from the inside of the container and the water vapor permeability can be adjusted.
By using a peel layer in which a peeling trace remains on the peeling surface, a mischief prevention function can be added.
Since the polyethylene film serves as a content protection lid when in use, the form of the content is not limited as compared with a conventional non-woven fabric or perforated film lid. In particular, there is little risk of outflow even if the contents are liquid.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional explanatory view showing an embodiment of a separable lid member of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional explanatory view showing a state in which the separable lid material of the present invention is covered with a molding container and hermetically sealed.
FIG. 3 is an explanatory cross-sectional view showing a state where the lid member is peeled from the molded container.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Cover material 11 ... Base material 12 ... Barrier layers 13, 15 ... Adhesive layer 14 ... Separation layer 16 ... Sealant layer 20 ... Molding container 21 ... Flange

Claims (4)

フランジ付きプラスチック成形容器の開口部を覆い、成形容器周縁に設けられたフランジ部分と密封シールされる蓋材において、基材、バリア層、接着層、分離層、接着層、シーラント層が順次積層された複合フィルムからなる蓋材であって、
前記接着層はポリエチレンであり、前記シーラント層が、未延伸ポリエチレンフィルムであり、
前記分離層は、凝集破壊で分離する多層構成のイージーピールフィルムからなることを特徴とする分離可能な蓋材。Covering the opening of the flanged plastic molding container and sealingly sealing the flange part provided on the periphery of the molding container, the base material, barrier layer, adhesive layer, separation layer, adhesive layer, and sealant layer are laminated in order. A lid made of composite film,
The adhesive layer is polyethylene, the sealant layer is an unstretched polyethylene film,
The separation layer is formed of a multi-layered easy peel film that is separated by cohesive failure. 摘み片を設けていることを特徴とする請求項１記載の蓋材。The lid according to claim 1, further comprising a knob. 前記蓋材と成形容器とは、線シールバーで強く密封シールされていることを特徴とする請求項１または２記載の蓋材を用いた容器。  The container using a lid material according to claim 1 or 2, wherein the lid material and the molded container are strongly hermetically sealed with a line seal bar. 成形容器の最内面は、蓋材のシーラント層と同材質構成であることを特徴とする請求項３記載の蓋材を用いた容器。  4. A container using a lid material according to claim 3, wherein the innermost surface of the molded container is made of the same material as the sealant layer of the lid material.

Images