JP4673077B2 - 接点バネ構造体並びにこれを備えた接点装置及び電子時計 - Google Patents

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Description

本発明は、電子時計の接点装置に用いられるに適した接点バネ構造体、並びにこれを備えた接点装置及び電子時計に係る。
時分秒の情報のみでなく閏年等を含む年月日情報を内部に保持し、月が変わるごとに自動的に日付を更新する月末無修正機能を備えた時計は、知られている(例えば、特許文献1)。
この種の時計で時刻表示針を備えたアナログ時計は、24時間で一回転する24時間車を備え、24時になる毎に、日送りをする。24時になったことは、24時間車と連結された接点バネ構造体の接点端子部が所定のスイッチ端子(接点端子)に接触することにより、判定される。
この種の時計の接点バネ構造体が占有し得る直径が2〜3mm程度の大きさであることから、接点バネ構造体は、複数の部品の組合せではなくて実際上一体的な部品からなることが望ましい。
特許文献1の接点バネ構造体が単一の部品からなると仮定して特許文献1中の図面に開示を敢えて読取れば(特許文献1には詳細な構造についての説明がない)、接点バネ構造体としてのスイッチバネは片持ち梁状に周方向の一方の向きに延びたバネ部(アーム部)の先端の外周側に接点端子部を備えると思われる。その場合、接点バネ構造体を含むスイッチ車が接点バネ構造体がバネ部の延在方向に回る際にバネ部の先端の接点端子部がスイッチ端子(接点端子)に当接すると、接点バネ構造体のバネ部(アーム部)に対して該バネ部(アーム部)の延在方向とほぼ平行な向きに圧縮応力がかかり、バネ部(アーム部)の座屈が生じる虞れがある(なお、特許文献1の図面に開示されていると思われる接点バネ構造体と同様な接点バネ構造体について、比較例として図9に示し後述する)。
なお、この種のアナログ時計を例えば時差のある地域で使用する場合、時刻表示針を時差分だけ進めたり遅らせる必要があり、該時刻表示針の針回しに応じて、24時間車及び接点バネ構造体も時計回り及び反時計回りの両方に回転され得る必要がある。従って、特許文献1に開示の接点バネ構造体では、この要求を満たし難い虞れがある。
特開平11−190781号公報、図5のスイッチ車、スイッチバネ及びスイッチ端子並びにこれらを説明する明細書部分
本発明は前記諸点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、小型化が図られ得、いずれの向きに回転されても接点端子に対する接点バネとして機能し得る接点バネ構造体、並びにこれを備えた接点装置及び電子時計を提供することにある。
本発明の接点バネ構造体は、前記目的を達成すべく、回転中心軸線の近傍に位置するた基体部と、該基体部から連続的に円弧状に延びたバネ部と、円弧状バネ部の先端部の外周側において半径方向外向きに突出した接点端子部と、バネ部の先端部の内周側において半径方向内向きに突出した突起部とを有し、回転中心軸線のまわりで回転される接点バネ構造体であって、接点端子部が外側側縁部で接点端子に接触する際に、突起部のうちバネ部の先端部とは反対側の側縁部が基体部に対して先端部とは反対向きに周方向に変位されるのを規制すると共に突起部の半径方向内向きへの移動を案内する案内部が設けられている。
本発明の接点バネ構造体では、「回転中心軸線の近傍に位置する基体部と、該基体部から連続的に円弧状に延びたバネ部と、円弧状バネ部の先端部の外周側において半径方向外向きに突出した接点端子部と」が設けられているので、接点端子部はバネ部を介して基体部によって片持ち状に支持されることになるから、接点端子部を弱い力で弾性支持し得、これらの部分が一体的に形成され得る結果、小型化が図られ得る。従って、接点バネ構造体が基体部から接点端子部へのバネ部の延在方向とは反対向きに回転される場合には、バネ部の先端部が半径方向内向きに変位されるようにバネ部が容易に撓みつつ接点端子部が接点端子に押付けられ得る。また、本発明の接点バネ構造体では、更に、「バネ部の先端部の内周側において半径方向内向きに突出した突起部が設けられ、接点端子部が外側側縁部で接点端子に接触する際に、突起部のうちバネ部の先端部とは反対側の側縁部が基体部に対して先端部とは反対向きに周方向に変位されるのを規制すると共に突起部の半径方向内向きへの移動を案内する案内部が設けられている」ので、接点バネ構造体が基体部から接点端子部へのバネ部の延在方向に回転される場合には、接点端子部が接点端子に接触する際に、基体部の案内部が、突起部のうちバネ部の先端部とは反対側の側縁部が先端部とは反対向きに周方向に変位されるのを、規制しつつ、突起部の半径方向内向きへの移動を許容する。従って、接点端子部が接点端子に当接した後、接点構造体の回転に伴って、バネ部を座屈させるような力が働く前に、接点端子部が案内部により案内されて半径方向内向きに後退することにより、バネ部が確実に一方向に撓み得るから、バネ部に座屈が生じることなく接点端子部と接点端子との接触の解除が確実に行われ得る。すなわち、接点バネ構造体の接点端子部と接点端子との接離が安定に行われ得る。
なお、接点バネ構造体が基体部から接点端子部へのバネ部の延在方向とは反対方向に回転される場合には、接点バネ構造体の接点端子部が接点端子に接触した際に、接点バネ構造体のバネ部は、容易にバネ部の延在方向に撓み得るから、バネ部に座屈が生じることなく接点端子部と接点端子との接触の解除が確実に行われ得、接点バネ構造体の接点端子部と接点端子との接離が安定に行われ得る。典型的には、この場合にも、接点端子部が大きく周方向に変位するのを避けるために、前記案内部と同様な別の案内部が設けられる。
接点バネ構造体が板金の打抜き加工により形成される場合、基体部と突起部とは、典型的には、同一平面上にある。但し、両者が同一平面上になくてもよく、その場合、案内部と突起部とが少なくとも一部において同一平面上にある。
案内部は、凸状部などどのようなものであってもよいけれども、典型的には、側壁を備えた凹部からなる。すなわち、本発明の接点構造体では、典型的には、基体部が回転中心軸線のまわりで回転されて接点端子部が外側側縁部で接点端子に接触する際に、突起部の半径方向内向きへの移動を許容する凹部を、前記基体部が備え、突起部のうちバネ部の先端部とは反対側の側縁部が先端部とは反対向きに周方向に変位されるのを規制する側壁部を基体部の凹部が備え、前記案内部が、前記凹部の前記側壁部からなる。
その場合、接点バネ構造体が基体部から接点端子部へのバネ部の延在方向に回転される場合には、接点端子部が接点端子に接触する際に、基体部の凹部が、突起部のうちバネ部の先端部とは反対側の側縁部が先端部とは反対向きに周方向に変位されるのを、その側壁部において規制しつつ、突起部の半径方向内向きへの移動を許容する。
本発明の接点バネ構造体では、典型的には、円弧状バネ部が180度以上の角度範囲にわたって周方向に延びている。これにより、接点バネ構造体の接点端子部が接点端子からの押圧力を受ける場合に、円弧状バネ部のうち接点端子部近傍の部分が押圧力の方向にほぼ平行な向きに伸びていても、円弧状バネ部のうち接点端子部から離れた離間部分が押圧力の方向に対して交差する向きに延びるので、該離間部分が弾性的に曲がることにより、押圧力を吸収し得るから、座屈などが生じる虞れが少ない。従って、接点バネ構造体の小型化も図られ得る。
本発明の接点バネ構造体では、典型的には、全体が一体的な平板状部材からなる。すなわち、本発明の接点バネ構造体では、上述したような形状を備えるので、全体を一体的な平板状部材で構成しても、いずれの方向の回転に関しても接点端子に対するバネとして機能し得る。その結果、部品点数を最低限に抑え得る。但し、所望ならば、別部品を組合わせてなる構造体であってもよい。
従って、本発明の接点装置は、上述のような接点バネ構造体と、該接点バネ構造体の回転中心軸線を中心として周方向に間隔をおいて配置された複数の接点端子とを有する。接点端子の数は、典型的には、二つである。但し、所望ならば、より多数の接点端子が設けられていてもよい。
これにより、接点バネ構造体では、接点端子部が接点端子に接触する順序により、実際上、接点構造体の回転方向を推定し得る。なお、接点端子の数が二つである場合、実際には、回転速度が極めて大きいか小さい場合には、接点構造体の回転方向が逆向きと判定される虞れがあるので、関連する他の部分の回転情報を別途検出し、二箇所で判定した回転情報から、接点構造体の回転方向を確定する。
本発明の接点装置では、典型的には、接点バネ構造体が24時間車の回転に応じて回転するように構成されている。但し、接点バネ構造体は、他の目的で利用されていもよい。
接点バネ構造体が24時間車の回転に応じて回転され、且つ接点端子が二つからなる場合、典型的には、24時間車よりも回転速度がはるかに大きい巻真の回転回数を別途検出することにより、二つの接点端子に接触する間における接点バネ構造体の回転方向を確定する。但し、所望ならば、他の手段で、回転方向を検出してもよい。
本発明の電子時計は、上述のような接点バネ構造体ないし上述のような接点装置を有する。
本発明の好ましい一実施の形態を添付図面に示した好ましい一実施例に基づいて説明する。
図1には、本発明による好ましい一実施例の接点バネ構造体としての接点バネ1を備えた接点装置としてのスイッチ装置2を有する電子時計3が示されている。電子時計3は、図2に示したように、地板11と輪列受12との間に時計輪列20を有すると共に、各種電気・電子部品と協働して回路ブロック13を構成する回路基板14を有する。回路基板14は、ほぼ長方形状ないし長円形状の開口部ないし穴14dを有する。
電子時計3では、回路基板14に実装された水晶発振器15や時計用集積回路16の制御下で、電池17による給電を受けて、時計用モータ18が駆動され、モータ18のロータ19の回転が、時計輪列20を介して時刻表示針(図示せず)に伝えられて時刻表示針が回転される。時計輪列20は、ロータ14の回転が伝達される五番車21、該五番車21の回転が伝達される四番車(秒車)22、該四番車22の回転が伝達される三番車23、該三番車23の回転が伝達される二番車(分車)24、該二番車(分車)24の回転が伝達される日の裏車25、及び該日の裏車25の回転が伝達される筒車(時車)26を含む。
筒車26の回転は、図2に示した中間車27を介して24時間車(24時車)28に伝達される。24時間車28の軸ないし24時間真29は、回路基板14の開口部14d内に延び、該24時間真29には、同軸にスイッチ装置2のスイッチ車30が形成されている。58は押え板である。
電子時計3は、また、カレンダ用モータ50を有する。カレンダ用モータ50のロータ51の回転は、日回し用輪列52を介して日車(図示せず)に伝えられて日車が回転される。日回し用輪列52は、ロータ51の回転が伝達される第一日回し中間車53、該第一日回し中間車53の回転が伝達される第二日回し中間車54、及び該第二日回し中間車54と同軸に連結されて該第二日回し中間車54と一体的に回転される第三日回し中間車(図示せず)を含む。第三日回し中間車の回転は、日回し車(図示せず)を介して、日車に伝達される。
電子時計3は、更に、巻真80を備え、該巻真80が、X方向に二段引出された針回し位置では、例えば、五番車21の回転が規正された状態で、巻真80の回転がつづみ車81及び小鉄車82を介して日の裏車25に伝達され、該日の裏車25の回転に応じて、筒車(時車)26及びスリップ式の二番車(分車)24が回転されて、時針及び分針の針合せが行われる。例えば、巻真80の一回転に対して、分針が180度回転される。24時間車28を一回転させる間に巻真80が多数回回転される限り、相対回転数は、異なっていてもよい。
なお、巻真80の中間部のところには、該巻真80の回転検出機構83が設けられ、巻真80が所定角度回転されるごとに、回転信号Sm(図示せず)を発する。以下では、一回転毎に一つの回転信号Smを発するとして説明する。
スイッチ装置2は、24時間車28と同軸で24時間車28のA,B方向の回転に応じて回転中心軸線CのまわりでA,B方向に回転されるスイッチ車30と、回路基板13に実装・固定された一対の接点端子としての接点ピン61,62とを有する。24時間車28は、時車26が時刻表示針の回転中心軸線C1のまわりで、通常運針方向(文字板側から見て時計回り)Dに回転される際、A方向に回転され、時車26が反時計回りEに回転される際、B方向に回転される。
スイッチ車30は、回転軸すなわち24時間真29と一体的なフランジ状部(鍔部)からなる回転円板31と、バネ性金属板の打抜き体からなり円板31に基体部32で固定された接点バネ1と、板状の接点バネ1に対してZ方向(中心軸線Cの延在方向)に間隔をおいて24時間真29の小径部29aに嵌着された規制板39とを有する。基体部32は、24時間真29の近傍に位置し24時間真29に直接的又は間接的に固定されて該24時間真29と一体的に回転される限り、24時間真29の小径部29aに嵌着されていなくてもよく、また、回転中心軸線Cの全周を取囲む代わりに、周方向の一部にあってもよい。
接点バネ1は、例えば図3からわかるように、基体部32に加えて、円弧状のバネ部40と、該バネ部40の先端部41の外周側に形成された接点端子部42と、先端部41の内周側の内向き突起部ないし尾部43とを備える。接点バネ部1の外径ないし円弧状バネ部40の外径は、典型的には、数mm程度(例えば、2〜3mm程度)である。但し、より大きくてもより小さくてもよい。
基体部32は、突起部(尾部)43の内向きの突出端部44を受容する凹部33を有する。すなわち、接点バネ1の突起部43は、円板31と規制板39との間において、端部44が凹部33に遊嵌されている。凹部33は、左右の側壁34,35と底壁36とを備え、基端側(左側)の側壁34は窪み部37を備える。凹部33の幅ないし周方向の長さは、突起部43の幅よりも十分に大きい。ここで、側壁部34,35に関して左側や右側というのは、図3の平面で見た場合の相対位置を指す。左側側壁部34は、円弧状バネ部40の延在方向Bに沿ってみた場合、該円弧状バネ部40の基端に近い側に位置する側壁部すなわち基端側側壁部を指し、右側壁部35は、円弧状バネ部40の延在方向Bに沿ってみた場合、該円弧状バネ部40の基端から遠い側(より先端側)に位置する側壁部すなわち先端側側壁部を指す。底壁部36は、突起部43の突出端部44の半径方向内向きへの侵入を許容する十分な深さの位置にある。ここで、案内部は、凹部33の基端側側壁部34からなり。別の案内部は、凹部33の先端側側壁部35からなる。
バネ部40は、基端部が基体部32の凹部33の右側側壁部35の近傍において基体部32に一体的に繋がり、該基体部32から半径方向外向きに延びた短く幅広の半径方向腕部45と、該腕部45の半径方向外側端部から概ね円弧に沿って約300度の角度範囲にわたって延びた円弧状バネ本体部46とを有する。バネ本体部46の周方向延在範囲は、180度程度以上であることが好ましいけれども、90度よりも十分に大きければ、場合によっては、180度よりも小さくてもよい。基体部32の凹部33に突起部43が遊嵌されることから、バネ本体部36の円周方向の延在範囲は、360度よりも小さい。腕部45は、幅広で且つ円弧状バネ本体部46の撓みに伴なう応力集中を避ける円弧状の側面45aを備える。46aはバネ本体部46の基部近傍での湾曲を容易にし変形が腕部45に達するのを実質的に避けるための切欠である。ここで、幅広の半径方向腕部45から接点部42のある先端部41への円弧状バネ本体部46の延在方向は、通常運針の際の回転方向Aとは反対方向Bである。腕部45は、バネ部40の一部とみなす代わりに、基体部32の一部とみなしてもよい。基体部32の形状次第では、腕部45は、なくてもよい。
接点端子部42は、外力がかかっていない状態では、周方向の中央部47において半径方向に最も突出し、その両側に、徐々に半径方向内側に位置する左側(基端側)及び右側(先端側)の傾斜側縁部48,49を備える。傾斜側縁部48,49は、半径方向外向きに凸に湾曲した形状を有する。
回路基板14の開口部14d内に位置するスイッチ車30の24時間真29の小径部29aの先端29bには、回路基板14の接点端子14aが接触している。
接点端子としての接点ピン61,62は、スイッチ車30が中心軸線Cのまわりで回転された際に、スイッチ車30の接点バネ1の接点端子部42が傾斜側縁部48,49で接触可能な半径位置において周方向に間隔をおいて、回路基板14に装着されている。接点ピン61,62は、相互に同様な形状及び構造を有する。図2からわかるように、接点ピン62は、先端側及び基端側の軸部分63a,63bからなる軸部63と、該軸部63と一体的に軸部分63a,63b間に形成されたフランジ状部64とを備え、短い基端側軸部分63bで回路基板14の孔に嵌着され、フランジ状部64で回路基板14の配線パターンの対応する部分14cに半田付されている。接点ピン61も、図8からわかるように、先端側及び基部側の軸部分65a,65bからなる軸部65とフランジ状部66とを備え、フランジ状部66で回路基板14の配線パターンの対応する部分14bに半田付されている。
従って、スイッチ車30のA方向又はB方向の回転に伴ってスイッチ車30の接点バネ1が接点ピン61に接触すると、回路基板14の接点端子14aがスイッチ車30を介して配線パターン部分14cに電気的につながる。一方、スイッチ車30のA方向又はB方向の回転に伴ってスイッチ車30の接点バネ1が接点ピン62に接触すると、回路基板14の接点端子14aがスイッチ車30を介して配線パターン部分14bに電気的につながる。
通常運針状態でスイッチ車30がA方向に回転される場合、スイッチ車30の接点バネ1が、接点ピン61に接触して回路基板14の端子14aとパターン14cとが電気的に導通した後、二時間程度経過して接点ピン62に接触して回路基板14の端子14aとパターン14cとが導通すると、IC16の制御下でモータ50に日送り駆動信号Ha(図示せず)が与えられる。これにより、モータ50が回転駆動されて日回し用輪列52を介して日車を順方向に回転させる。なお、月末等では、月や閏年に応じた駆動信号Haがモータ50に与えられて、所定の表示日数分だけ日送りが行われる。
巻真80が引出されて針回しが行われる場合にも、時刻表示針が時計回りに回転される場合には、同様な日送り制御が行われる。
一方、巻真80が引出されて反時計方向の針回しが行われる場合、スイッチ車30の接点バネ1が、接点ピン62に接触して回路基板14の端子14aとパターン14cとが導通した後、接点ピン61に接触して回路基板14の端子14aとパターン14bと導通すると、IC16の制御下でモータ50に逆方向駆動信号Hb(図示せず)が与えられる。これにより、モータ50は、逆向きに回転駆動されて日回し用輪列52を介して日車を逆向きに回転させる。この場合にも、月末等では、月や閏年に応じた逆方向駆動信号Hbがモータ50に与えられて、日車が所定の表示日数分だけ逆向きに回転される。
なお、針回しの向きは、接点バネ1が二つの接点ピン61,62に正順に又は逆順に接触する間に、巻真回転検出機構83により検出される巻真80の回転の検出角度が所定量以下であること判別することにより、決定される。例えば、時計回りに針が回り接点バネ1がA方向に回転される場合には、接点バネ1が接点ピン61に接触した後接点ピン62に接触するまでに4回転程度の巻真80のA方向への回転が検出され、接点バネ1が接点ピン62に接触した後接点ピン61に接触するまでに44回転程度の巻真80のA方向への回転が検出される。従って、例えば、接点ピン61,62間を接点バネ1の接点部42が通過する間に4回転程度以上の巻真のA方向への回転が検出されるときは、接点端子部42が、接点ピン61から接点ピン62の方へA方向に回転されたと決定され、A方向への入力が3回転程度以下でB方向への入力がある場合には、接点ピン62から接点ピン61の方へB方向に回転されたと決定される。このような回転方向の決定がなされる時点で、直前に(最後に)接触したもの又は接触中のものが、接点ピン62である場合には、順方向回転と判定されて順方向駆動信号Haが出され、直前に接触したもの又は接触中のものが、接点ピン61である場合には逆方向回転と判定されて、逆方向回転駆動信号Hbが出されて、モータ50の回転駆動及び日車の回転が行われることになる。このような判定は、例えば、時計用集積回路16で行われる。
次に、以上の如く構成された接点装置としてのスイッチ装置2の動作について、図3から図7を参照して、より詳しく説明する。
時刻表示針が時計回りにD方向に回転している場合、表示時刻が午前1時頃〜午後9時過ぎ頃にあるときは、接点バネ1の接点端子部42が接点ピン61,62から離れている。表示時刻が午後10時頃になると、図3に示したように、A方向に回転した接点バネ1の接点端子部42が傾斜縁部48の中間部で接点ピン61の軸部65(より詳しくは、先端側軸部分65a(図8参照))に当接する。この状態では、接点バネ1の円弧状バネ部40のバネ本体部46は実質的に270度〜300度の円弧範囲にわたってほぼ円周方向に延びており、先端部41の突出部(尾部)43は、その端部44が回転体31と規制板39との間において凹部33の入口ないし開口部に遊嵌された状態にある。
時刻表示針がD方向に時計回りに回転されるにつれて、24時間車28のA方向回転により接点バネ1がA方向に回転されるので、接点ピン61の軸部65が接点バネ1の接点端子部42にF方向の力を及ぼして接点バネ1の円弧状バネ部40のバネ本体部46を撓ませる。先端部41に対するこのF方向曲げ力は、接点バネ1の円弧状バネ部40のバネ本体部46の広範囲にわたる曲がり変形によって吸収される。なお、バネ1では、長い円弧状のバネ本体部46は腕部43によって片持ち支持されているので、該バネ本体部46の撓み変形は、小さい力で行われ得る。従って、バネ本体部46の幅(半径方向長さ)が比較的広くても、バネ力が過大になるのを避け得るから、製造が容易であり、小型化が容易に行われ得る。
なお、接点バネ1のA方向回転に伴い円弧状バネ部40の先端の接点端子部42にかかるF方向の力により、先端部41の突出部(尾部)43が、半径方向内向きに変位されて凹部33内に深く侵入すると共に基体部32に対して周方向にB方向に相対変位されて先端側側縁部43aで凹部33の先端側側壁部35に当接する。従って、24時間車28のA方向回転に伴う接点バネ1のその後のA方向回転に際しては、接点バネ1の先端部41は、突出部(尾部)43が(別の)案内部として働く側壁部35によって案内されることにより、凹部32の奥に向かってG1方向に変位する(図4)。従って、円弧状バネ40の円周方向の拡がりが大きくて容易に撓むバネであるにもかかわらず、先端部41が基体部32に対してB方向に過度に変位されることなく、G1方向に変位され得る。この状態は、接点端子部42の先端部47が接点ピン61の軸部65に当接するまで進行し、接点端子部42の先端部47が接点ピン61の軸部65をA方向に越えると、接点バネ1の先端部41は、バネ40のJ方向復元力の下で、傾斜縁部49に沿って接点ピン61の軸部65に接触した後、接点ピン61から離れる。ここで、接点バネ1の傾斜縁部49が接点ピン61から離れる際に接点ピン1によって接点バネ部1に加えられていた押圧力を徐々にゼロにすべく、回転中心軸線Cから傾斜縁部49の各部への距離が徐々に(連続的且つ滑らかに)減少するように、傾斜縁部49はゆるやかに傾斜している。その結果、接点バネ部1が接点ピン61から離れた際、接点バネ部1に振動等が発生する虞れを実際上避け得る。
側壁部35は、典型的には、突出部43を半径方向内向きG1に中心軸線Cに向かって案内させるように、延びている。但し、全体としてほぼ半径方向内向きに案内し得る限り、半径方向に対して傾斜した向きに案内してもよい。側壁部35は、そのような案内をし得る限り、ほぼ半径方向に直線的に延びていても、半径方向の少なくとも一箇所で周方向変位を規制し得るように、周方向に突出した突起になっていてもよい。
なお、先端部41の突出部(尾部)43は、その端部44が回転体31と規制板39との間の狭い隙間に遊嵌されているので、接点端子部42にかかる力が板状の接点端子部42が延在平面に対して斜交することによる先端部41がねじり力を受けることがあっても、先端部41の突出部(尾部)43は、その端部44が回転体31と規制板39との間の狭い隙間から外れる虞れがない。
この例では、接点端子部42の傾斜縁部48,49と比較して先端部47の曲率が大きいけれども、所望ならば、全体が一定の曲率の円弧からなっていても、傾斜縁部48,49が直線状であってもよい。また、傾斜縁部48,49の形状がほぼ同様である代わりに、例えば、傾斜縁部48と比較して傾斜縁部49がより長く(傾斜がより小さく)てもよい。
接点バネ1が更にA方向に回転されると、接点バネ1の接点端子部42が傾斜縁部48で接点ピン62の軸部63(より詳しくは軸部分63a)に当接する。接点バネ1が更にA方向に回転されると、円弧状バネ部40の先端の接点端子部42にかかるK方向の力により、突出部(尾部)43が、半径方向内向きに変位されて凹部33内に深く侵入すると共に突出部43の先端側側縁部43aが凹部33の先端側側壁部35に再度当接し、その後、該側壁部35に案内されて、半径方向内向きにM1方向に変位する(図5)。接点端子部42の先端部47が接点ピン62の軸部63をA方向に越えると、接点バネ1の先端部41は、N方向復元力の下で、傾斜縁部49に沿って接点ピン62の軸部63に接触した後、接点ピン62から離れる。なお、方向K,M1,Nは、接点バネ1に固定した系で見た場合には、方向F,G1,Jと同じである。
接点バネ1がA方向に回転している際に、接点ピン61に接触し更に該接点ピン61から離れた後、60度程度の回転で接点ピン62に当接すると、接点バネ1の接点端子部42が接点ピン61に接触した後接点ピン62に接触するまでの間における巻真80の回転量が数回転程度にとどまることが回転検出部83による検出からわかるので、前述のように、集積回路16から順方向日回し駆動信号Haがモータ50に与えられて、所定量の日回しが行われる。
次に、時刻表示針が反時計回りにE方向に回転され、スイッチ車30及びこれの一部をなす接点バネ1がB方向に回転される場合について説明する。
接点端子部42が接点ピン61,62から離れて実際上自由な状態にあった接点バネ1がB方向に回転されると、接点バネ1の接点端子部42がその傾斜側縁部49で接点ピン62の軸部63に当接する。スイッチ車30が更にB方向に回転されると、接点バネ1の接点端子部42は、接点ピン62の軸部63により、傾斜側縁部49にP方向の力を受ける。従って、図6に示したように、接点端子部42の突出部(尾部)43が、基部側側縁部43bで凹部32の案内部としての基部側側壁部34に当接する。その後は、接点端子部42の突出部43が側縁部43bで凹部32の側壁34によってQ1方向に案内されるので、スイッチ車30のB方向回転に伴い、接点端子部42は、B方向に回転されつつQ1方向に変位される。
案内部としての側壁部34は、典型的には、突出部43を半径方向内向きQ1に中心軸線Cに向かって案内させるように、延びている。但し、全体としてほぼ半径方向内向きに案内し得る限り、半径方向に対して傾斜した向きに案内してもよい。側壁部34は、そのような案内をし得る限り、ほぼ半径方向に直線的に延びていても、半径方向の少なくとも一箇所で周方向変位を規制し得るように、周方向に突出した突起になっていてもよい。この例の場合、例えば、窪み部37が半径方向に対して傾斜した向きへの突起部(尾部)43の変位を許容するようになっていてもよい。
接点バネ1では、バネ部40が180度よりもはるかに大きい角度範囲にわたって延びた円弧状バネ本体部46を有するので、バネ本体部46のうち接点端子部42とは直径方向の反対側に位置するバネ部分46bがほぼQ1方向に変位されるように、バネ本体部46が基端部分46cで撓む。スイッチ車30の更なるB方向回転に応じて、接点端子部42の突出部(尾部)43が凹部32の側壁部34に案内されてQ1方向に入り込む。接点端子部42の先端部47が接点ピン62の軸部63をB方向に越えると、接点バネ1の先端部41の接点端子部42は、復元力の作用下で、傾斜縁部48に沿って接点ピン62の軸部63に接触した後、接点ピン62から離れる。なお、接点バネ1の傾斜縁部48が接点ピン62から離れる際に接点ピン1によって接点バネ部1に加えられていた押圧力を徐々にゼロにすべく、回転中心軸線Cから傾斜縁部48の各部への距離が徐々に(連続的且つ滑らかに)減少するように、傾斜縁部48はゆるやかに傾斜している。その結果、接点バネ部1が接点ピン62から離れた際、接点バネ部1に振動等が発生する虞れを実際上避け得る。
ここで、接点バネ1が凹部32の側壁部34を欠くと仮定すると、接点端子部42によるP方向の力によって接点バネ1の円弧状バネ部40のバネ本体部46がP方向に変位され、接点端子部42が接点ピン62の前面をB方向に通る(乗り越える)前に、円弧が開かれる向きにバネ本体部46が大きく変形される虞れがあり、場合によっては、接点端子部42が接点ピン62を乗越え難くなる虞れもあり得るけれども、この接点バネ1では、凹部32が形成されその側壁部34が基体部32に対する接点端子部42のA方向の相対変位を規制し、接点端子部42をQ1方向に案内するので、接点端子部42がQ1方向に変位されつつ接点ピン62に対してB方向に確実に相対回転され得、接点端子部42が接点ピン62の前面を確実に通過し得る。
また、接点バネ1の円弧状バネ部の周方向延在範囲(周方向の拡がり)が小さい場合にも、不都合が生じる虞れがある。すなわち、仮に、接点バネが、図9に示したように、比較的小さい角度範囲にわたって延びた円弧状バネ部140を備えるもの101である場合不都合が生じる。図9の比較例において、図1から図8に示した部材や要素や部位に対応する部分には、同一の参照符号の100の位に1を付してある。接点バネ101は、軸129のまわりで回転されるように、軸129に対して基体部132で固定されている。接点バネ101がB方向に回転される際に、図9の(a)に示したように、力のかかる方向Uに対して実質的湾曲点146dの向きが十分にずれている状態では、円弧状バネ部140のバネ部分140gが大きく湾曲されるように撓む余地があるから、一応、所望の動作が期待され得る。しかしながら、接点バネ101がB方向に回転される際に、(b)に示したように、力のかかる方向Uと接触先端部141から実質的湾曲点146dまでの部分140gの向き(延在方向)とがほぼ一致する状態になると、円弧状バネ部140の湾曲点146dから基体部132までの基端側部分140hの長さが短くて該部分140hに十分な撓み変形が期待し難いときは、接点ピン162が円弧状バネ部140に対して及ぼすU方向の力が、円弧状バネ部140の撓み変形(折曲)力としてよりもむしろ圧縮力として働いて、円弧状バネ部140の関連部分140gに座屈が生じ、バネに所期の動作を期待し難く、バネの破損すら生じる虞れがある。
ところが、この接点バネ1では、円弧状バネ部40のバネ本体部46が180度をはるかに越える角度範囲にわたって周方向に延びているので、接点ピン62から接点端子部42に加えられる力Pに応じて、バネ本体部46の基部に近い部分46cが撓むから、バネ本体部46が柔軟に湾曲されて、接点端子部42が接点ピン62を確実に乗り越え得る。
なお、接点バネ部1の円弧状バネ部40のバネ本体部46に270度程度の周方向の拡がりがなくても、バネ本体部46が約180度程度の範囲で延びている場合には、バネ本体部46の部分46gが曲率が大きくなる向きに撓む余地がある(図6の場合でも、同様な撓みが示されている)ので、接点バネ101のように座屈が生じる虞れは、実際上ない。
24時間車28のB方向回転に伴って接点バネ1の接点端子部42が接点ピン62から離れた後更にB方向に回転されると、接点端子部42の傾斜側縁部49が接点ピン61の軸部65に当接する。
その後における接点ピン61に対する接点バネ1の変位は、接点ピン62に対する接点バネ1の前述の変位と同様である。すなわち、24時間車28の更なるB方向回転に応じて、接点端子部42が、傾斜縁部49で接点ピン61に対して摺動し、接点ピン61に対してB方向に且つ基体部32に対してA方向に相対変位されつつ半径方向内向きに押込まれて、突出部(尾部)43の側縁部43bで凹部33の側縁部34に当接する。その後は、24時間車28のB方向回転に応じて、頂部47が接点ピン61に接触するまで、接点端子部42が、凹部33の側壁部34で案内されて、基体部32に対して半径方向内向きにW1方向に押込まれる。接点端子部42の先端部47が接点ピン62の軸部63をB方向に越えると、接点バネ1の先端部41の接点端子部42は、復元力の作用下で、傾斜縁部48に沿って接点ピン61の軸部65に接触した後、接点ピン61から離れる。
接点バネ1がB方向に回転している際に、接点ピン62に接触し更に該接点ピン62から離れた後、60度程度の回転で接点ピン61に当接すると、接点バネ1の接点端子部42が接点ピン62に接触した後接点ピン61に接触するまでの間における巻真80の回転量が数回転程度にとどまることが回転検出部83による検出からわかるので、前述のように、集積回路16から逆方向日回し駆動信号Hbがモータ50に与えられて、所定量の逆向きの日回しが行われる。
以上においては、二本の接点ピン61,62が周方向に間隔をおいて配置されている例について説明したけれども、周方向に間隔をおいて位置する接点がある限り、一つの接点ピン構造体に、回転中心軸線Cに関して周方向に間隔をおいて二つの接点領域が形成されていてもよい。例えば、図7において、接点ピン62について想像線で示したように、絶縁領域91で相互に分離された接点領域92,93を備える一つの接点ピン構造体であってもよい。この場合、接点領域92が接点ピン61と同様な役割を果たし、接点領域93が接点ピン62と同様な役割を果たす。なお、接点領域は、電気絶縁性の軸体の外周に形成された円弧状の接点領域層からなっていてもよい。
本発明による好ましい一実施例の接点バネを備えたスイッチ装置を有する電子時計の平面説明図。 図1の電子時計のII−II線断面説明図。 図1の電子時計のスイッチ装置において、接点バネの接点端子が接点ピンに丁度当接する状態を表したもので、図2のIII−III線断面説明図。 図3のスイッチ装置において、接点バネがA方向に回転してA方向上流側の接点ピンに押付けられ、接点端子の突起部が基体部の凹部の先端側側壁に押付けられ該側壁により案内された状態で半径方向内向きに変位されている状態を示した図3と同様な説明図であって、図2のIV−IV線断面説明図。 図3のスイッチ装置において、接点バネがA方向に回転してA方向下流側の接点ピンに押付けられ、接点端子の突起部が基体部の凹部の先端側側壁に押付けられ該側壁により案内された状態で半径方向内向きに変位されている状態を示した図4と同様な断面説明図。 図3のスイッチ装置において、接点バネがB方向に回転してB方向上流側の接点ピンに押付けられ、接点端子の突起部が基体部の凹部の先端側側壁に押付けられ該側壁により案内された状態で半径方向内向きに変位されている状態を示した図4と同様な断面説明図。 図3のスイッチ装置において、接点バネがB方向に回転してB方向下流側の接点ピンに押付けられ、接点端子の突起部が基体部の凹部の先端側側壁に押付けられ該側壁により案内された状態で半径方向内向きに変位されている状態を示した図4と同様な断面説明図。 図1の電子時計に関する図7のVIII−VIII線断面説明図。 比較例のスイッチ装置についての図6と同様な説明図であって、(a)は接触後の早い段階の当接状態を示した平面説明図、(b)は接点ピンに対する接点バネの押付けが進行した状態についての(a)と同様な平面説明図。
符号の説明
1 接点バネ(接点バネ構造体)
2 スイッチ装置(接点装置)
3 電子時計
11 地板
12 輪列受
13 回路ブロック
14 回路基板
14a 接点端子
14b,14c パターン部分
16 集積回路
17 電池
18 モータ
20 時計輪列
25 日の裏車
26 時車
28 24時間車
29 24時間真
30 スイッチ車
31 回転円板部
32 基体部
33 凹部
34 基部側側壁
35 先端側側壁
36 底壁
37 窪み部
39 規制板
40 円弧状バネ部
41 先端部
42 接点部
43 突起部
43a 先端側側縁部
43b 基端側側縁部
44 突出端部
45 腕部
46 円弧状バネ本体部
47 中央頂点部
48 基端側傾斜縁部
49 先端側傾斜縁部
50 カレンダ用モータ
52 日回し用輪列
61,62 接点ピン
63,63a,63b 軸部
64 フランジ状部
65,65a,65b 軸部
66 フランジ状部
80 巻真
83 回転検出機構
A,B,D,E 回転方向
C,C1 回転中心軸線
F,K,P 力の方向
G1,M1,Q1,W1 変位方向
J,N 戻り方向

Claims (7)

  1. 回転中心軸線の近傍に位置する基体部と、
    該基体部から連続的に円弧状に延びたバネ部と、
    円弧状バネ部の先端部の外周側において半径方向外向きに突出した接点端子部と、
    前記バネ部の先端部の内周側において半径方向内向きに突出した突起部と
    を有し、回転中心軸線のまわりで回転される接点バネ構造体であって、
    前記接点端子部が外側側縁部で接点端子に接触する際に、突起部のうちバネ部の先端部とは反対側の側縁部が基体部に対して先端部とは反対向きに周方向に変位されるのを規制すると共に突起部の半径方向内向きへの移動を案内する案内部が設けられた
    接点バネ構造体。
  2. 基体部が回転中心軸線のまわりで回転されて接点端子部が外側側縁部で接点端子に接触する際に、突起部の半径方向内向きへの移動を許容する凹部を、前記基体部が備え、
    突起部のうちバネ部の先端部とは反対側の側縁部が先端部とは反対向きに周方向に変位されるのを規制する側壁部を基体部の凹部が備え、
    前記案内部が、前記凹部の前記側壁部からなる請求項1に記載の接点バネ構造体。
  3. 円弧状バネ部が180度以上の角度範囲にわたって周方向に延びている請求項1又は2に記載の接点バネ構造体。
  4. 全体が一体的な平板状部材からなる請求項1から3までのいずれか一つの項に記載の接点バネ構造体。
  5. 請求項1から4までのいずれか一つの項に記載の接点バネ構造体と、
    該接点バネ構造体の回転中心軸線を中心として周方向に間隔をおいて配置された複数の接点端子とを有する接点装置。
  6. 接点バネ構造体が24時間車の回転に応じて回転するように構成された請求項5に記載の接点装置。
  7. 請求項1から4までのいずれか一つの項に記載の接点バネ構造体又は請求項5若しくは6に記載の接点装置を有する電子時計。
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