JP4647231B2 - アナログクロノグラフ時計 - Google Patents

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Description

本発明は、ハートカムを用いた、アナログクロノグラフ時計の構造に関する。
従来、時計はその時刻の表示形態として、2本或いは3本の指針によって時刻を表示するアナログ表示方式と、液晶やLEDに代表される電子光学的表示装置によって時刻を表示するデジタル表示方式と、前記アナログ表示方式と前記デジタル表示方式とを組み合わせたコンビネーション方式に大別できることが知られている。また、このうちアナログ方式の時計の中でも、例えば秒針やカレンダーの有無、更にはタイマー機能、クロノグラフ機能やアラーム機能、月齢表示機能等に代表される従属的な計時機能の有無を、ユーザがそれぞれの好みに合わせて選択できることも知られている。
このうち、アナログ表示方式のクロノグラフ時計、いわゆるアナログクロノグラフ時計は、通常の時刻を表示する指針に加えて、機能針としての小針を設け、ユーザのプッシュボタン操作により、時間計測の開始、中断、及び計測時間のリセットを行うタイプが一般的であり、通常の時刻を表示する時針、分針、及び秒針が文字板中央に配置された、いわゆるスタンダードタイプの時計とは一味異なる機能やデザインを有しており、小針の位置、デザイン、計測時間の最小単位の違いにより数々の時計が実用化されていることも知られている。
これらのアナログクロノグラフ時計は、その動力源として、ぜんまいの巻上げによって駆動力を得る機械式と、一次電池、或いは二次電池といった電気的なエネルギによってモータを駆動するクオーツタイプとに大別される事も知られている。
また、クロノグラフの計測が終了して各クロノグラフ針を基準位置へリセットする、いわゆる帰零構造については、プッシュボタンに代表される外部操作部材からの入力を、レバー及びハートカムを用いて機械的に指針を戻す帰零構造、或いは電磁的なスイッチを用いてモータを駆動して、電気的に指針を戻す帰零構造に大別できる。
さらに、小針の位置やデザイン、計測時間の違いによる機能としては、クロノグラフ針のスタート位置と最大計測時間の位置を一致させず、計測時間を扇形の表示とした、いわゆるレトログラード調のアナログクロノグラフ時計が挙げられる。レトログラード調のデザインを行う他の時計の例としては、クロノグラフ以外にはカレンダーや機械式時計の残容量表示などがあり、極めて多くの製品にて実現されている。
岩本 敏他、「サライMookラピタ・大人の高級腕時計」、小学館、2003年12月、p.42
以下、図を用いて従来のアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントの構造を説明する。図9は従来のアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントを裏蓋側から見た要部平面図である。図9において、1は時計ムーブメント100の母材であり、輪列や図示しない巻真修正機構、モータなど、時計ムーブメント100の構成部品の保持を行う板状部品である地板、2a及び2bはユーザが時計を操作する部材であるプッシュボタン、3は60秒で1周し、1秒単位の計測時間を表示する、図示しない秒クロノグラフ針を駆動する秒クロノグラフ車、4は1分単位のクロノグラフ計測時間を表示する、図示しない分クロノグラフ針を駆動する分クロノグラフ車、4aは分クロノグラフ針が圧入固定されている分クロノグラフ車軸、4bは分クロノグラフ車軸4aに圧入固定されているハートカム、
5は秒クロノグラフ車3の回転を減速して、駆動力を分クロノグラフ車4へ伝達するクロノグラフ中間車、6は秒クロノグラフ車3、分クロノグラフ車4、クロノグラフ中間車5に代表される指針駆動用の輪列群を、地板1と挟持して保持する板状部品である輪列受、7は図示しないICや水晶振動子などが実装されている回路基板、18は分クロノグラフ車4の動きを規制し、プッシュボタン2a及び2bの操作により作動する部品である帰零レバー、9はプッシュボタン2bの動きにより分クロノグラフ車4を帰零させる部品である復針レバー、10は帰零レバー18や復針レバー9、回路ブロック7を押圧保持するプラスチックからなる図示しない回路支持台を、地板1と挟持する事により保持する板状部品であるクロノグラフ押えである。
図9に示すアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントは、そのクロノグラフ機構として、時計中心に秒クロノグラフ針、文字板側から見て10時位置に分クロノグラフ針を配置し、秒及び分の計測時間をそれぞれ別の2つの針で表示可能な仕様となっている。また、秒クロノグラフ車3は図示しないクロノグラフモータにより駆動され、クロノグラフ中間車5を介して分クロノグラフ車4と繋がっている為、クロノグラフの秒の計測時間と分の計測時間が連動する構造となっている。
以下、図9に示すアナログクロノグラフ時計の作動の概略について簡単に説明する。
図9において、クロノグラフ計測機能が作動していない状態では、帰零レバー18は180の位置にあり、その先端部18aは、所定のたわみをもって、所定の荷重でハートカム4bを押圧している。これにより、クロノグラフ計測機能が作動していない状態で、分クロノグラフ針が動いてしまわないように固定している。ここで、クロノグラフ押え10には、節度部10cが一体成形されており、節度部10cが帰零レバー18に圧入固定されたピン18bに所定のたわみをもって側圧をかける事により、帰零レバー18を180の位置で固定している。また、復針レバー9は、レバー本体に圧入固定された復針レバーピン9aによって帰零レバー18との相対位置関係が決まり、その位置は90の状態である。この場合、プッシュボタン2bと所定の平面隙があるため、プッシュボタン2bを押してもクロノグラフは何ら動作しない。
図9において、プッシュボタン2aを押せば、クロノグラフでの計測がスタートする。まずプッシュボタン2aを押すと、プッシュボタン2aは、クロノグラフ押え10に一体成形された接点バネ部10aを介して帰零レバー18の力点18cを押す。帰零レバー18は、地板1に圧入固定された帰零レバー軸1aを中心に反時計回りに回動し、181の位置へ移動する事により、その先端部18aがハートカム4bへの押圧を解除する。また、接点バネ部10aは、その先端部が回路基板7に形成されたサイドスルーホール7aに当接する事によって、図示しないICへの計測開始信号が入力され、図示しないモータを駆動する事によって秒クロノグラフ車3及び分クロノグラフ車4が回転し、クロノグラフの計測が開始される。また、復針レバー9は、地板1に圧入固定された復針レバー軸1bを中心に回動する。復針レバー9は、復針レバーピン9aによって帰零レバー18と連動しており、帰零レバーが180の位置から181の位置へ移動するのに伴い、90の位置から91の位置へと移動する。
ここで、帰零レバー18は、プッシュボタン2aの操作により180の位置から181の位置へ移動する際に、節度部10cの山形形状を乗り越える。この乗り越え動作により、プッシュボタンを押した際に所定の節度感が生じ、操作性の向上及び誤操作の防止の役割を担っている。
以上のように各部品が作動する事によりクロノグラフの計測が開始されるが、クロノグラフ計測中は、秒クロノグラフ車3及び分クロノグラフ車4は、図示しないクロノグラフ
モータの構成部品であるロータの保持トルクだけによって保持されている。
次に帰零構造について説明する。復針レバーはクロノグラフ計測中、91の位置にある。まずプッシュボタン2bを押すと、プッシュボタン2bは、クロノグラフ押え10に一体成形された接点バネ部10bを介して復針レバー9の力点9bを押す。復針レバー9は復針レバー軸1bを中心に反時計回りに回動し、91の位置から90の位置へ移動する。帰零レバー18は、復針レバーピン9aを介して復針レバー9と連動している為、復針レバー9の位置が91から90へ移動するのに伴い、181の位置から180の位置へと移動する。帰零レバー18は、181の位置から180の位置へ移動する途中で、計測時間によって任意の位置にあるハートカム4bを先端部18aによって押圧し、ハートカム4bが圧入固定された分クロノグラフ車軸4aを帰零させる。また、接点バネ10bは、その先端部が回路基板7に形成されたサイドスルーホール7bに当接する事によって、図示しないICへのリセット信号が入力され、図示しないモータを駆動する事によって秒クロノグラフ車3が回転して正秒位置へと帰零させる。
ここで、ハートカム4bは、帰零レバー18によってどちらの方向から押されるかによって帰零する方向が異なる。図9に示す例の場合は、分クロノグラフ車4は60分で一周する60分計である為、目安としてハートカム4bの回転角度が180°未満の場合、即ち計測時間が0分から30分までは逆転方向で帰零する。また、計測時間が30分から60分までの間は、正転方向で帰零する。
また、分クロノグラフ車4は、分クロノグラフ歯車4cと分クロノグラフ軸4aがスリップする機構を有しており、互いの位相を任意に変更する事が可能である。これにより、帰零操作の際は、分クロノグラフ車軸4aは、係合したハートカム4bの動きに連動してレバーにより帰零し、分クロノグラフ歯車4cは秒クロノグラフ車3に連動する事により、秒クロノグラフ車3及び分クロノグラフ車4を別々に帰零させる事が可能となる。
このような、ハートカムを利用したクロノグラフの帰零構造に関しては、従来より様々な仕様が考案、或いは実用化されており、広く知られる所である。
公開特許公報昭61−83992号(第2−9頁、第5図) 実用新案第2605696号(第1図)
ここで、レトログラード調の扇形デザインのアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントを、ハートカムを用いた機械式帰零構造を用いて製造する場合は、様々な問題点が生じる。
まず、商品の性格上、これら扇形の針の動きを強調したクロノグラフ計測を特徴とするデザインでもあり、クロノグラフの帰零も、扇形の範囲を通って帰零させる必要がある。しかしながら、前述したように、ハートカムは、帰零レバーによってどちらの方向から押されるかによって帰零する方向が異なる為、ハートカムの位置によっては帰零動作の際、正転で帰零する場合が生じる。この場合、デザイン上、クロノグラフの作動範囲にしか目盛は存在しない為、目盛がない方向で帰零するのは商品の魅力を著しく損なう事となる。
また、扇針の動きを強調するために、長尺のクロノグラフ針を用いる場合、正転方向で帰零させるとクロノグラフ針が中心部にある秒クロノグラフ針及び時刻系の時分針と干渉
して、物理的に帰零できない場合も生じる。
これを防止し、必ず逆転方向、即ち扇形の切分が形成されている範囲で帰零させる為には、例えばハートカムを左右非対称形にして、必ず逆転で帰零させる構造も考えられる。しかしながら、ハートカムを左右非対称な形状とした場合、加工上の寸法管理が非常に困難となる。また、レバーの衝撃を受けて帰零する部品である事から、材質的にもレバーの衝撃により変形などを生じる事がないよう、特殊鋼などの材料を使用しており、焼入や焼戻しなどの多くの工数がかかる部品であり、加工自体も難しい。
また、クロノグラフの最大計測時間自体は、回路に内蔵したタイマーにより、最大計測時間を経過した時点で自動的に停止させる事が可能である。しかしながら、図9で説明したように、クロノグラフの計測中は、クロノグラフ輪列群はクロノグラフモータの構成部品であるロータの保持トルクだけで保持されている為、例えば計測中に衝撃が加わり、衝撃力が保持トルクを超えてしまった場合は、クロノグラフ輪列がずれてしまう場合も生じる。この結果、ハートカムが逆転不可能な位置までずれてしまうと、前述した如く、帰零時に正転で帰零してしまったり、針の長さによってはクロノグラフ針が中心部の針と干渉して止まってしまう場合も生じる。
このように、従来の技術では、既存のハートカムを使用して扇針表示が可能なアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントを製造するのが難しいという課題があった。本発明の目的は、上述の欠点を解消すべく、加工の難しいハートカムは共通使用しつつ、簡便な構造により扇形表示が可能なアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントを提供することである。
前述した目的を達成するための本発明の主旨は、計測時間を表示する指針が係合される輪列と、該輪列の一部に圧入固定されたハートカムと、前記指針を帰零させるために前記ハートカムに所定の回転を与える帰零レバーと、該帰零レバーを作動させる外部操作部材を有し、計測開始時の前記指針の位置と最大計測時間経過時の前記指針の位置が異なるアナログクロノグラフ時計において、前記ハートカムが、前記最大計測時間経過時に対応する回転角度を越えて回転するときに、前記ハートカムと接触するハートカム回転規制部を有する規制部材を設け、前記ハートカム回転規制部を、前記最大計測時間経過時に対応する回転角度にある前記ハートカムに対して、所定の平面隙をもって配置した事を特徴とする。
これにより、前記指針が最大計測時間経過時の位置にいる時に、落下等の衝撃が加わることによりハートカムが回転しようとしても、ハートカム回転規制部によってハートカムの回転を逆転で帰零できる範囲に停止(規制)できるため、衝撃等によってクロノグラフ針、即ちハートカムの位相がずれてしまった場合でも、確実に帰零が可能なレトログラード調表示のアナログクロノグラフ時計を提供する事が可能となる。
また、前記計測開始時の前記指針の位置と最大計測時間経過時の前記指針の位置との角度差が180度以下であることを特徴とする。
前記角度差を180度以下に設定することにより、ハートカム回転規制部によって規制されるハートカムの停止範囲も最大でも略180度に設定できる為、衝撃等によってクロノグラフ針、即ちハートカムの位相がずれてしまった場合でも、確実に帰零させることができる。
また、前記ハートカム回転規制部を金属材料で形成したことを特徴とする。
これにより、落下等の衝撃が加わることによりハートカムが回転し、前記ハートカムと前記ハートカム回転規制部とが衝突しても、前記ハートカム回転規制部が金属材料で形成
されているため、変形や破損が発生することのないレトログラード調のアナログクロノグラフ時計を提供する事が可能となる。
また、前記規制部材が前記輪列の保持を行う輪列受であることを特徴とする。
これにより、特別に新規な部品を追加する必要もなく特別なスペースが不要で、しかもクロノグラフ輪列の近傍の部品で前記ハートカムを規制する前記ハートカム回転規制部を構成することができる。
また、前記規制部材が、ハートカムに隣接する樹脂製の時計ムーブメントを構成する保持部材であることを特徴とする。
これにより、特別に新規な部品を追加する必要もなく特別なスペースが不要で、しかもクロノグラフ輪列の近傍の部品でハートカムを規制する前記ハートカム回転規制部を構成することができる。
また、前記帰零レバーの先端に前記ハートカムの回転方向を規制する凸部を設けたことを特徴とする。
これにより、前記帰零レバーの先端に設けた前記凸部が前記ハートカムを一方向に押すことが可能となり、ハートカムを確実に逆転で帰零させることができる。
また、前記規制部材の前記ハートカム回転規制部を別部品として構成し、前記ハートカム回転規制部を前記輪列受又は前記保持部材に固定したことを特徴とする。
これにより、例えば、輪列受自体は他の製品の部品を流用し、ピンの圧入工程の有無によって複数仕様の製品で共通使用する事により、金型等を新規製作することなく、複数仕様の製品への部品の共通使用が可能となる。
本発明によって、アナログクロノグラフムーブメントのうち、最も加工が難しいハートカムは既存の部品を共通使用しつつ、クロノグラフのスタート時の針位置と最大計測時間の針位置が異なる、レトログラード調の扇針表示仕様の製品において、クロノグラフ針を確実に逆転帰零させる構造を簡便な方法で実現可能となる。
本発明の詳細について、以下図面に基づいて詳述する。
図1〜図6は、本発明の第一の実施形態を示すアナログクロノグラフ時計とその時計ムーブメントの概略図で、図1はアナログクロノグラフ時計の平面図、図2は図1のアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントを裏蓋側から見た時の時計ムーブメントの要部平面図であって、クロノグラフが作動していない状態を示し、図3は図2の分クロノグラフ車周辺の断面高さの関係を示す概略部分断面図、図4は図2の時計ムーブメントにおいてクロノグラフ針が最大計測時間まで作動した状態を示す時計ムーブメントの要部平面図、図5は図2の時計ムーブメントにおいて衝撃等によってクロノグラフ針がオーバーランした状態を示す時計ムーブメントの要部平面図、図6は、図2、図4および図5に示した時計ムーブメントの要部拡大図で、(a)はクロノグラフの停止状態、(b)はクロノグラフの最大計測時間での状態、(c)はクロノグラフがオーバーランした状態を示す。
図1に示すように本発明のアナログクロノグラフ時計は、カレンダー付のアナログタイプのクオーツクロノグラフムーブメントを使用しており、通常時刻を示す時針、分針、秒針といった時刻を示す指針の他に、時計の中心部に1秒単位で時間計測が可能な秒クロノグラフ針3b、10時位置に最大30分まで時間計測が可能な分クロノグラフ針4dを有している。なお、本実施例では、分クロノグラフ針4dは最大30分まで計測可能であり、その表示範囲は図1に示す如く、計測開始時の分クロノグラフ針4dの位置と最大計測時間経過時の分クロノグラフ針4dの位置の角度差は180度であり、180度の扇形の表示範囲の例を示した。
なお、秒クロノグラフ針3b以外の時計の中心部の2本の指針は現在時刻を示す時分針、6時位置の小指針は1秒単位で運針して現在秒を示す小秒針、2時位置の小指針は現在時刻を表示する24時間針であるが、本発明には直接関連しないので詳細な説明は省略する。
図1及び図2において、1は時計ムーブメント20の母材であり、輪列や図示しない巻真修正機構、モータなど、時計ムーブメント20の構成部品の保持を行う板状部品である地板、2a及び2bはユーザが時計を操作する部材であるプッシュボタン、3は60秒で1周し、1秒単位の計測時間を表示する秒クロノグラフ針3bを駆動する秒クロノグラフ車、4は1分単位のクロノグラフ計測時間の計測結果を前記扇形の表示範囲内で表示する分クロノグラフ針4dを駆動する分クロノグラフ車、4aは分クロノグラフ針4dが圧入固定される分クロノグラフ車軸、4bは計測時間を表示する輪列の一部である分クロノグラフ車4の分クロノグラフ車軸4aに圧入固定されたハートカム、5は秒クロノグラフ車3の回転を減速して駆動力を分クロノグラフ車4へ伝達するクロノグラフ中間車、6は秒クロノグラフ車3、分クロノグラフ車4、クロノグラフ中間車5に代表される指針駆動用の輪列群を、地板1と挟持して保持する板状部品である輪列受である。
7は図示しないICや水晶振動子などが実装されている回路基板、8は分クロノグラフ車4の動きを規制し、分クロノグラフ針4dを帰零させるためにハートカム4bに所定の回転を与える帰零レバー、2a及び2bは帰零レバーを作動させる外部操作部材であるプッシュボタン、9はプッシュボタン2bの動きにより分クロノグラフ針4dを帰零させる部品である復針レバー、10は帰零レバー8や復針レバー9、回路ブロック7を押圧保持するプラスチックからなる図示しない回路支持台を、地板1と挟持する事により保持する板状部品であるクロノグラフ押えである。なお、その他、図9と同一構成部品に関しては同一番号を付して、その説明を省略する。
図1及び図2において、秒クロノグラフ針3bは、秒クロノグラフ車3に圧入固定されており、図示しないクロノグラフモータによって駆動される。また、分クロノグラフ針4dは、分クロノグラフ車4の軸4aに圧入固定されており、クロノグラフ中間車5により秒クロノグラフ車3と連動する。これにより、クロノグラフ計測時は、秒クロノグラフ針3bは1秒単位、分クロノグラフ針4dは1分単位で計測時間を表示し、双方の針3b、4dは連動して動くようになっている。
また、本実施例のアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメント20は、図示しないICに、クロノグラフの計測時間を計数するタイマーを有しており、最大計測時間の30分が経過した時点で、図示しないクロノグラフモータの駆動を停止させる。これにより、クロノグラフ針3b、4dは30分で自動的に停止する。
また、ハートカム4bは分クロノグラフ車軸4aに圧入固定されているが、ハートカム4bの部品自体は正転可能な形状をしており、図9に示す従来例のアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントと同一の部品を共通使用している。
図2において、帰零レバー8の先端部8aには、図9に示した従来例とは異なり、ハートカム4bの回転方向を規制する凸部8dが設けられている。図2は図1の時計を裏蓋側から見た図である為、分クロノグラフ車4は図2では左回り(反時計回り)に駆動するが、帰零レバー8の凸部8dは、ハートカム4bを、いわば抱え込んで逆転帰零させるような凸形状となっている。
即ち、最大計測時間の30分が経過した時点で図示しないICからの駆動信号を停止する事によりクロノグラフの計測を終了するが、この場合のハートカム4bは、図2に示す位置から図4に示す位置(図6(b)に示す位置から図6(a)に示す位置)までの180°回転した位置まで移動している。ここで、帰零のためにプッシュボタン2bを押すと、プッシュボタン2bは、接点バネ10bを介して復針レバー9の力点9bを押す。これにより復針レバー9は、復針レバー軸1bを介して回転し、復針レバーピン9aによって帰零レバー8を回転させる。
この時、帰零レバー8の先端部8aがハートカム4bを押す事により分クロノグラフ車4を帰零させるのだが、先端部8aが図9に示す従来例のようなストレート形状だと、互いの部品の加工精度や部品の位置精度などの影響で、ハートカム4bの頂点の左右のどちら側から押されるかが不明であり、ハートカム4bを正転方向で帰零させる場合も生じる。これに対して本発明では、図4(あるいは図6(b))に示す如く、帰零レバー8の先端部8aに形成した凸部8dが、ハートカム4bの正転帰零方向を妨害する方向に突出している為、ハートカム4bを必ず図6(b)で示す右回り、即ち指針を逆転方向40に帰零させる事が可能となる。これにより、確実にハートカム4bを逆転帰零させる事が可能となる。
本実施例のアナログロノグラフ時計では、基本的には最大計測時間になると図示しないICが図示しないクロノグラフモータの駆動を停止させる事によりクロノグラフの計測を終了させる構造となっているが、クロノグラフの作動中は前述したように、クロノグラフモータのロータの保持トルクのみで保持されている。従って、クロノグラフの作動中に落下等の衝撃により、ロータの保持トルク以上の強い衝撃力が加わった場合は、指針がずれてしまう可能性がある。これらの極めて強い衝撃により、分クロノグラフ針4dのずれ量が、帰零レバー8がハートカム4bを逆転帰零させる限界を超えてしまった場合は、前述したように帰零レバー8に凸部8dを形成しても、ハートカム4bを正転方向に押して帰零させてしまう危険性もある。また、最悪の場合はハートカム4bを分クロノグラフ車4の中心軸方向へ押してしまい、ハートカム4bが正転帰零も逆転帰零する事もできずにそ
の場でロックして止まってしまう危険性もある。
これに対して本発明では、図2および図3に示す如く、秒クロノグラフ車3、分クロノグラフ車4、クロノグラフ中間車5に代表される輪列群を軸支する板状部品である輪列受6に穴6aを形成し、この穴6aにハートカム4bの回転角度を規制するハートカム回転規制部16bを有する規制ピン16を圧入固定し、ハートカム4bと所定の断面隙をもって配置される輪列受6を規制部材として兼用しているのが特徴である。ハートカム回転規制部16bを構成する規制ピン16は、金属材料で形成されており、図3に示す如く、段付形状をしており、押込み作業の安定化に寄与している。
また、規制ピン16のハートカム回転規制部16bは、図3に示す如く、ハートカム4bと断面的にオーバーラップする位置に配置しているのが特徴である。即ち、衝撃が加わってハートカム4bが正転方向にずれた場合も、ハートカム回転規制部16bによってハートカム4bを規制して停止させる事により、限界以上にハートカム4bがずれるのを防止することができる。
その詳細を以下に説明する。輪列受6には、図6(a)に示すように、クロノグラフが作動していない状態では、圧入固定したハートカム回転規制部16bの最外周部が、ハートカム4bと所定の平面隙11aを確保する位置に穴6aが形成され、規制ピン16が圧入固定されている。従って、平面隙11aが確保されている為、規制ピン16の影響を受けないからハートカム4bの位相は、必ず帰零レバー8の先端部8aの初期たわみによって位置決めされる事となる。また、図6(b)に示すように、クロノグラフ計測開始後、最大計測時間を経過してクロノグラフが停止した場合も、ハートカム4bとハートカム回転規制部16bの間には、所定の平面隙11bが確保されている。
このように、ハートカム4bとハートカム回転規制部16bの間に平面隙11a及び11bを確保する事で、各部品の加工誤差や輪列受6と分クロノグラフ車軸4aの軸ガタなどによるハートカム4bの位置誤差を吸収している。即ち、このハートカム回転規制部16bは、万が一衝撃などにより分クロノグラフ車4が位置ずれを起こした際の保険の意味合いであり、通常のクロノグラフ使用時は、帰零レバー8によってハートカム4bの位置を決定する事が望ましい。
この平面隙11a及び11bが確保されない構造、クロノグラフ作動時に常にハートカム4bがハートカム回転規制部16bに接触する構造も、原理としては可能である。但し、突発的な衝撃等を受けない通常のクロノグラフ使用時にも、帰零動作の際にはハートカム4bは必ずハートカム回転規制部16bに衝突して停止するため、帰零動作の繰り返しによってハートカム4bまたはハートカム回転規制部16bが摩耗して帰零動作が不安定となる危険性がある。また、大衝撃を受けた場合にハートカム回転規制部16bが圧入固定した輪列受から抜けたりする恐れもある。
また、輪列受6の穴6aの位置精度、ハートカム回転規制部16bの直径の精度が狂うと、クロノグラフの最大計測時間が経過する前にハートカム4bがハートカム回転規制部16bに接触してしまい、それ以上の計測が不可能となる場合もある。即ち、本製品の例で述べると、最大計測時間の30分を経過する前に分クロノグラフ針4dが扇形の目盛の途中、例えば29分の前後で停止してしまう可能性があるなど、製品としての基本的な機能を阻害する可能性もある。これらの理由により、ハートカム4bとハートカム回転規制部16bとの平面隙11a及び11bは、各構成部品の加工誤差の吸収及び作動の安定性を考慮すると、必ず確保する必要がある。
次に、クロノグラフ作動中に衝撃が加わり、ハートカム4bが正転方向にずれてしまっ
た場合の概略を図5および図6(c)に示す。この場合、分クロノグラフ車4が正転方向にずれるため、分クロノグラフ車軸4aに圧入固定されたハートカム4bは衝撃により正転方向にオーバーランしてしまっているが、ここでハートカム4bが規制ピン16のハートカム回転規制部16bによって規制され、これ以上分クロノグラフ車4が過回転する事を防止している。これにより、分クロノグラフ車4はこれ以上回転せず、その場で停止した状態となる。この状態でプッシュボタン2bを押すと、復針レバー9を介して帰零レバー8が作動し、ハートカム4bを帰零させる動作を行う。ここで、ハートカム4bは、帰零レバー8の先端の凸部8dによって逆転方向40に力がかけられる為、確実に逆転帰零させる事が可能である。
なお、落下等の衝撃が加わることによりハートカム4bが回転し、前記ハートカム4bと前記ハートカム回転規制部16bとが衝突しても、前記ハートカム回転規制部16bが金属材料で形成されているため、変形や破損が発生することはない。
また、本実施例では、計測開始時の分クロノグラフ針4dの位置と最大計測時間経過時の分クロノグラフ針4dの位置の角度差は180度としたが、180度以下にすれば、ハートカム回転規制部16bによって規制されるハートカム4bの停止範囲も最大でも略180度に設定できる為、衝撃等によって分クロノグラフ針4d、即ちハートカム4bの位相がずれてしまった場合でも、帰零レバー8の先端の凸部8dによって逆転方向40にハートカム4bを確実に帰零させることができるため、前記角度差は180度以下が望ましい。
実際には、ハートカム4b自身が正転帰零可能な形状である以上、帰零レバー8の先端に凸部8dを形成しても、ハートカム4bが逆転でなく正転で帰零するポイントは存在する。しかしながら、ハートカム4bが正転で帰零するポイントまで回転する前にハートカム回転規制部16bによって規制されるため、製品として正転で帰零する事はない。なお、本実施例の輪列受6は、他のアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントで使用している輪列受6に穴6aを追加した形状となっている。
図7は、本発明のアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントの輪列受6を共通使用した他のアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントを裏蓋側から見た要部平面図を示す。ここで、輪列受6は、別部品として構成したハートカム回転規制部6bを有する規制ピン16を穴6aから削除した以外は、外周形状、保持する輪列6の穴6a位置などを含め、全く共通の形状をしている。図7の時計ムーブメントは、クロノグラフの最大計測時間が60分であり、分クロノグラフ車4は60分で一周する。即ち、従来例である図9に示したアナログクロノグラフ時計と同じく、ハートカム4bの位置によっては、分クロノグラフ車4は正転で帰零する場合もあり、その目安範囲は31分から59分までとなっている。
従って、正転で帰零する場合がある為、ハートカム回転規制部6bを有する規制ピン16は配置しない形となっているが、輪列受6の部品そのものは穴6aがあいた状態で使用可能であり、部品の共通化が図れている。これにより、新規で金型を起こしたり、共通の金型で穴6aの抜き加工の有無によって部品を非共通使用する事なく、最小の初期投資で複数仕様のアナログクロノグラフムーブメントを生産可能となり、その効果は極めて大きい。
以下、本発明の実施例2を図面に基づいて詳述する。図8は、本発明を適用した第二の実施形態であるアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメント30の、分クロノグラフ車4周辺の要部断面図である。
図8において、ハートカム4bは、輪列受6に対して分クロノグラフ歯車4cを挟んだ位置に配置されている。この場合、実施例1の如く、輪列受6にハートカム回転規制部16bを構成する規制ピン16を追加する事は不可能であるが、ハートカム4bに隣接する、時計ムーブメントを構成する保持部材であり、樹脂製の成形部品である回路支持台12に、ハートカム回転規制部12aを構成する規制ピン16を圧入固定し、回路支持台12を規制部材として兼用しているのが特徴である。
これにより、輪列受6でなくとも、ハートカム4bと断面的に重なる位置にハートカム回転規制部12aを配置する事が可能となり、実施例1と同様の効果を得る事ができる。なお、動作に関しては実施例1と同様であり、詳細な動作説明は省略する。
ここで、回路支持台は高分子樹脂による射出成形によって形成する為、ハートカム回転規制部12aは、回路支持台12と一体化した形状として成形する事も可能である。しかしながらハートカム回転規制部12aは、使用時に衝撃を受けた場合にハートカム4bのオーバーランを防止する為の形状であり、衝撃による破壊や変形が生じる恐れがある事から、回転規制部16bを構成する規制ピン16の材質は金属である事が望ましい。即ち、実施例2の如く、規制部を高分子樹脂品で形成する場合も、金属製の別部品を圧入固定する構造とした方が耐衝撃面では安全と言える。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記内容に限定されるものではなく、例えばサッカータイマーなど最大計測時間が45分の製品や、バスケットボールタイマーなど、最大計測時間が10分の製品にも適用可能であり、その応用範囲は極めて広いと言える。
本発明の第一の実施形態を示すアナログクロノグラフ時計の平面図である。 図1のアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントを裏蓋側から見た時の時計ムーブメントの要部平面図である。 図2の分クロノグラフ車周辺の断面高さの関係を示す概略部分断面図である。 図2の時計ムーブメントにおいてクロノグラフ針が最大計測時間まで作動した状態を示す時計ムーブメントの要部平面図である。 図2の時計ムーブメントにおいて衝撃等によってクロノグラフ針がオーバーランした状態を示す時計ムーブメントの要部平面図である。 図2、図4および図5に示した時計ムーブメントの要部拡大図で、(a)はクロノグラフの停止状態、(b)はクロノグラフの最大計測時間での状態、(c)はクロノグラフがオーバーランした状態を示す。 本発明のアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントの輪列受6を共通使用した他のアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントを裏蓋側から見た要部平面図である。 本発明を適用した第二の実施形態示すアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメント30の、分クロノグラフ車4周辺の要部断面図である。 従来のアナログクロノグラフ時計の時計ムーブメントを裏蓋側から見た要部平面図である。
符号の説明
1 地板
1a 帰零レバー軸
1b 復針レバー軸
2a プッシュボタン(2時位置)
2b プッシュボタン(4時位置)
3 秒クロノグラフ車
3a 秒クロノグラフ針
4 分クロノグラフ車
4a 分クロノグラフ車軸
4b ハートカム
4c 分クロノグラフ歯車
4d 分クロノグラフ針
5 クロノグラフ中間車
6 輪列受
6a 輪列受穴
7 回路基板
8 帰零レバー
8a 帰零レバー先端部
8b 帰零レバーピン
8c 帰零レバー力点
8d 帰零レバー先端凸部
9 復針レバー
9a 復針レバーピン
9b 復針レバー力点
10 クロノグラフ押え
10a クロノグラフ押え接点部
10b クロノグラフ押え接点部
10c クロノグラフ押え節度バネ部
11a クロノグラフ停止時の平面隙
11b クロノグラフ作動時の平面隙
12 回路支持台
12a ハートカム回転規制部
16 規制ピン
16b ハートカム回転規制部
18 帰零レバー
18a 帰零レバー先端部
18b 帰零レバーピン
18c 帰零レバー力点
20 時計ムーブメント
30 時計ムーブメント
40 逆転方向
90 クロノグラフ停止時の復針レバー位置
91 クロノグラフ作動時の帰零レバー位置
100 時計ムーブメント
180 クロノグラフ停止時の帰零レバー位置
181 クロノグラフ作動時の帰零レバー位置

Claims (7)

  1. 計測時間を表示する指針が係合される輪列と、
    該輪列の一部に圧入固定されたハートカムと、
    前記指針を帰零させるために前記ハートカムに所定の回転を与える帰零レバーと、
    該帰零レバーを作動させる外部操作部材を有し、
    計測開始時の前記指針の位置と最大計測時間経過時の前記指針の位置が異なるアナログクロノグラフ時計において、
    前記ハートカムが、前記最大計測時間経過時に対応する回転角度を越えて回転するときに、前記ハートカムと接触するハートカム回転規制部を有する規制部材を設け、
    前記ハートカム回転規制部を、前記最大計測時間経過時に対応する回転角度にある前記ハートカムに対して、所定の平面隙をもって配置した事を特徴とするアナログクロノグラフ時計。
  2. 前記計測開始時の前記指針の位置と最大計測時間経過時の前記指針の位置の角度差が180度以下であることを特徴とする請求項1に記載のアナログクロノグラフ時計。
  3. 前記ハートカム回転規制部を金属材料で形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載のアナログクロノグラフ時計。
  4. 前記規制部材が前記輪列の保持を行う輪列受であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のアナログクロノグラフ時計。
  5. 前記規制部材が、前記ハートカムに隣接する樹脂製の時計ムーブメントを構成する保持部材であることを特徴とする請求項4に記載のアナログクロノグラフ時計。
  6. 前記帰零レバーの先端に前記ハートカムの回転方向を規制する凸部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のアナログクロノグラフ時計。
  7. 前記規制部材の前記ハートカム回転規制部を別部品として構成し、前記ハートカム回転規制部を前記輪列受又は前記保持部材に固定したことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のアナログクロノグラフ時計。
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