JP4672311B2 - スペーサー - Google Patents

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本発明は、鉄筋コンクリート製品における鉄筋と製品外面間のコンクリートのかぶり寸法を所定に保つために使用されるスペーサーに関し、殊にブロック型で単体で使用するものに関する。
体で使用するブロック型のスペーサーとして、特開平6−158785号、特開平6−193199号及び特開2004−132156号に四角錐型のものが開示されている。何れもその底面を型枠に当て、頂面に形成された凹部に鉄筋を支持するようになっている。前二者は固定具が無く、最後の一者が固定具付きとなっている。
特開2002−106114号には正六面体や正八角柱型のものが開示されている。正六面体はその一つの面を型枠に当て、この面と平行の他の面に鉄筋を支持するようになっている。また、正八角柱型のものは、軸線上で相対する平行二面の一面を型枠に当て、他面に鉄筋を支持するものである。
特開平6−158785号 特開平6−193199号 特開2004−132156号 特開2002−106114号
特開平6−158785号や特開平6−193199号に開示された正四角錐型のものは、何れもその底面を型枠に当て、頂面に形成された凹溝に鉄筋を支持するようになっている。これらのスペーサーは何れも底面を型枠に当てるため、コンクリート製品の完成時に製品の表面にスペーサーの底面が現れ、体裁が悪い。また、スペーサーは角錐面でコンクリートと接しており、その接着力だけでコンクリート製品中に収まっているので、打設コンクリートの回りが不十分で接着面に空隙ができていたりすると接着力が不足する。この場合、衝撃によってスペーサーが製品から抜け出すことがあり、一旦抜けるとそこから雨水が侵入して鉄筋を腐食するので、大変危険である。
特開2004−132156号に開示された四角錐型のものは、倒四角錐状態で使用するもので、軸線上に相対する二つの面のうち、広い面は鉄筋支持面に供されて鉄筋を固定するための固定具が設けられており、型枠に対する当節部分となる狭い面は、中央の溝で二分されたり、あるいは断面が放物面となっている。二分の場合は型枠当節面が製品の外面に露出するので、前記の通りの体裁の悪さや抜け出しの危険があり、放物面の場合は、これらの問題は解決できるが、自立が不可能なので必ず鉄筋に取り付けておく必要があり、作業性が悪い。
特開2002−106114号には正六面体や正八角柱型のものが開示されている。正六面体はその一つの面を型枠に当て、この面と平行の他の面に鉄筋を支持するようになっている。また、正八角柱型のものは、軸線上で相対する平行二面の一面を型枠に当て、他面に鉄筋を支持するものである。型枠に対しては面接触となるので、前記の通り体裁の悪さや抜け出しの危険がある。
本発明にかかるスペーサーは、主体部が互いに背向する一面と他面を有しかつ外形が正多角柱、円柱、円錐台及び角錐台のうちの一つのブロック状で、該一面に鉄筋を受ける複数本の凹条が互いに交わって設けられ、該他面に型枠に当接する円弧状断面の複数本の突条が互いに交わって設けられている。
「背向する一面と他面を有する」という意味は、「背向する」を「対向する」の反意語として使用することにより、一面と他面の背面同士が向き合っている状態を保っていることを意味している。凹条はこの一面に設けられており、突条はこの他面に設けられている。この凹条は鉄筋を安定させるためのものであり、鉄筋の断面形状に適合するものが好ましいが、特に限定はされない。また、他面の突条は円弧状断面とすることにより型枠との当接を面接触にしないようにしてスペーサーが製品の外面に露出するのを防ぐと共に、スペーサーの自立を保つためのものである。
このスペーサーは、その他面の突条で型枠面上に線接触状態で置かれ、一面の凹条で鉄筋を支持する。主体部はブロック状なので強度は十分であり、鉄筋の重量によって変形したり崩壊することはない。型枠内に充填したコンクリートが固化して型枠を外すと、スペーサーは製品内に埋設され、製品の外面に露出することはない。スペーサーのこの他面はコンクリートによって覆われているので、異常な振動や衝撃等の外力が加わらない限り、スペーサーが製品から抜け出ることはない。
該主体部は正多角柱、円柱、円錐台及び角錐台のうちの一つとなっており、鉄筋荷重に対する支持均衡が良好で、製作も容易である。
該凹条は互いに交わる複数本となっており、配筋状態に応じて凹条を選択的に供用することにより、スペーサーの最適な配置ができる。また該突条は円弧状断面で互いに交わる複数本となっており、型枠又は捨てコンクリートと線接触するので、スペーサーの自立性及び耐荷重性が向上し、型枠に対するスペーサーの配置が安定して、鉄筋荷重に十分対抗できると共に、製品表面にスペーサーが露出することがない。
(請求項2)該複数本の凹条は該一面の中心で交わっていてもよい。
こうすると、配筋状態に応じてスペーサーの向きを変えても、鉄筋荷重がスペーサーの中心を通って型枠に伝達することになるので、スペーサーが傾いたりせず、安定した支持を果たせる。
(請求項3)該複数本の突条は該他面の中心で交わっていてもよい。
こうすると、スペーサーを型枠に対し設置したときにその均衡が保て、良好な配置が可能となる。
本発明にかかるスペーサーは、主体部が互いに背向する一面と他面を有しかつ外形が正多角形、円柱、円錐台及び角錐台の内の一つのブロック状なので、主体部は鉄筋荷重に対する支持均衡が良好で強度も十分であり、製作も容易で、該一面に鉄筋を受ける複数本の凹条が互いに交わって設けられているので、配筋状態に応じて凹条を選択的に供用することにより、スペーサーの最適な配置ができ、該他面に型枠に当接する円弧状断面の複数本の突条が互いに交わって設けられているので、スペーサーの自立性及び鉄筋に対する耐荷重性が向上し、型枠に対するスペーサーの配置が安定し、型枠を外せばスペーサーは製品内に埋設されて外面に露出することはなく、スペーサーのこの他面はコンクリートによって覆われているので、振動等による外力が加わっても、スペーサーが製品から抜け出ることはない。
請求項によれば、該複数本の凹条は該一面の中心で交わっているので、配筋状態に応じてスペーサーの向きを変えても、鉄筋荷重がスペーサーの中心を通って型枠に伝達することになり、スペーサーが傾いたりせず、安定した支持を果たせる。
請求項によれば、該複数本の突条は該他面の中心で交わっているので、スペーサーを型枠に対し設置したときにその均衡が保て、良好な配置が可能となる。
図面は本発明にかかるスペーサーの具体例を、大きなかぶり寸法Hをとるために重ねた状態にして、示す斜面図で、全図を通し、同一符号は同一若しくは相応部分を示す。
図1は本体部が正多角柱型のブロックとなったもの、図2は同じく上下を反転したもの、図3は円柱型、図4は同じく上下反転したもの、図5は円錐台型、図6は角錐台型である。
図1及び図2で、1は主体部で、互いに背向する一面2と他面3を有しかつ外形が正多角形のブロック状となっている。この一面2には鉄筋Tを受ける複数本の凹条4が互いに交わって設けられている。また、他面3に型枠Fに当接する円弧状断面の複数本の突条5が互いに交わって設けられている。
このスペーサーは、その他面3の円弧状断面の突条5で型枠F面上に置かれ、一面2の凹条4で鉄筋Tを支持する。凹条4の底点から突条5の頂点までの垂直寸法hがコンクリートのかぶり寸法となる。主体部1はブロック状なので強度は十分であり、鉄筋荷重に対する支持均衡も良好で、鉄筋Tの重量によって変形したり崩壊することはなく、製作も容易である。凹条4が複数本なので、配筋状態に応じて凹条4を選択的に供用することにより、スペーサーの最適な配置ができる。
スペーサーの自立性及び鉄筋Tに対する耐荷重性が向上するので、型枠Fに対するスペーサーの配置が安定する。型枠F内に充填したコンクリートが固化して型枠Fを外すと、スペーサーは製品内に埋設され、製品の外面に露出することはなく、スペーサーのこの他面3はコンクリートによって覆われているので、異常な振動や衝撃等の外力が加わらない限り、スペーサーが製品から抜け出る恐れはない。
(請求項2)複数本の凹条4は一面2の中心で交わっている。
この場合、配筋状態に応じてスペーサーの向きを変えても、鉄筋Tの荷重がスペーサーの中心を通って型枠Fに伝達することになるので、スペーサーが傾いたりせず、安定した支持を果たせる。
(請求項3)複数本の突条5は他面3の中心で交わっている。
この場合、スペーサーを型枠Fに対し設置したときにその均衡が保て、良好な配置が可能となる。
本発明にかかるスペーサーの具体例の正多角柱型を、三段重ねの状態で示す、上からみた斜面図である。 同、上下反転した状態の上からみた斜面図である。 別の態様の円柱型の図1と同様の斜面図である。 同、上下反転した状態の上から見た斜面図である 更に別の態様の円錐台の図1と同様の斜面図である。 更に別の態様の角錐台の図1と同様の斜面図である。
1 主体部
2 一面
3 他面
4 凹条
5 突条
F 型枠
T 鉄筋

Claims (3)

  1. 主体部(1)は互いに背向する一面(2)と他面(3)を有しかつ外形が正多角形、円柱、円錐台及び角錐台の内の一つのブロック状で、該一面(2)に鉄筋(T)を受ける複数本の凹条(4)が互いに交わって設けられ、該他面(3)に型枠(F)に当接する円弧状断面の複数本の突条(5)が互いに交わって設けられていることを特徴とするスペーサー。
  2. 該複数本の凹条(4)は該一面(2)の中心で交わっている請求項1に記載のスペーサー。
  3. 該複数本の突条(5)は該他面(3)の中心で交わっている請求項1又は2に記載のスペーサー。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6176019U (ja) * 1984-10-24 1986-05-22
JPS62160026U (ja) * 1986-04-01 1987-10-12
JP2003003608A (ja) * 2001-06-22 2003-01-08 Cr System Kk 鉄筋用スペーサ

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