JP4670817B2 - 現像装置、及びそれを有するプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、及びそれを有するプロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、トナー等の現像剤を用いて現像を行う現像装置と、その現像装置を有するプロセスカートリッジおよび画像形成装置の技術分野に属するものである。
従来、レーザプリンタ等の電子写真方式による画像形成装置では、トナー等の現像剤を感光体上の静電潜像に付着させることにより現像を行い、そのトナー像を記録媒体(例えば用紙)に転写することで画像形成を行っている。現像剤は現像装置の現像器筐体(ケース)に収容され、筐体の開口部における所定位置に回転可能に支持された現像ローラなどの現像剤担持体に供給されることで現像に供される。現像器筐体に収容されている現像剤が筐体外に漏れると現像剤が飛散して画像形成装置内部や記録媒体が汚れてしまう。したがって、このような現像剤の漏れを防止するために、例えば特許文献1では、現像器筐体の開口部における現像ローラ両端部の対向位置にサイドシールと呼ばれる両端部現像剤漏れ防止部材が設けられている。サイドシールの基材はウレタンスポンジなどの弾性部材で形成されており、現像ローラはサイドシールを押圧するように取り付けられるので、現像ローラ両端部とサイドシールが密着する。そのため、現像ローラが回転しても現像ローラ両端部からのトナー漏れが防止される構成となっている。
特開2001−134080号公報
サイドシール109(図13(B)参照)はウレタンスポンジなどの弾性部材で形成されており、現像ローラ22を取り付けた際に圧縮されて所定の押圧力を発揮するようにある程度の厚みを持って構成されている。現像ローラ22を現像カートリッジ4のケース21に装着するときには、現像カートリッジ4のケース側部21aに形成された支持孔21dに現像ローラの軸を挿入し、サイドシール109の上にほぼ垂直に現像ローラ22を載せて取り付ける方法が採られている。しかしながら、サイドシール109は上述のとおりある程度の厚みを持った弾性部材で形成されているため、現像ローラ22をどのように押し当てて取り付けるかによってサイドシール109が押し倒される方向が異なる。すなわち、現像ローラ22を取り付けた時点でのサイドシール109の位置はサイドシールの潰れなどを考えると制御が非常に難しい。例えば、図13(B)に示すように現像ローラ22がサイドシール109を下方(ブレード26から離れる方向)に押し潰すように取り付けられると、サイドシール109の上端辺109e近傍に大きな隙間100が形成されてしまう。すると、この隙間100から現像剤が漏れ出して画像形成装置内で現像剤が飛散するという問題が発生する。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、現像ローラの取り付けに伴うサイドシールの潰れ方向を制御しやすくし、以って現像剤漏れの発生を低減することが可能な現像装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の現像装置は、現像剤を収容する現像器筐体と、軸部材と弾性ローラ部材とを有し、前記現像器筐体の開口部における所定位置に回転可能に支持され、前記現像剤を担持する現像剤担持体と、弾性部材で形成されると共に、前記弾性ローラ部材の長手方向両端部と当該両端部に対向する前記現像器筐体との間において、前記長手方向両端部の外周面に沿う延伸方向に配置され、前記現像剤が前記長手方向両端部から前記現像器筐体外に漏れるのを防止するための両端部現像剤漏れ防止部材と、前記現像器筐体の開口側前縁部から、前記両端部現像剤漏れ防止部材における前記弾性ローラ部材との摺擦面に対して垂直な厚さ方向に延びる第1ガイド溝と、前記第1ガイド溝の最奥部から、前記両端部現像剤漏れ防止部材の延伸方向に沿って前記所定位置まで延びる第2ガイド溝と、を有し、前記第1ガイド溝の前記最奥部は、前記弾性ローラ部材が前記両端部現像剤漏れ防止部材を前記厚さ方向に圧縮可能に形成され、前記現像剤担持体を前記第1ガイド溝および前記第2ガイド溝に沿って前記所定位置までスライドさせる取付ガイド溝と、を備えたことを特徴とする。
請求項記載の現像装置は、請求項に記載の現像装置において、前記現像剤担持体の回転方向下流側における前記両端部現像剤漏れ防止部材の端辺に接触するとともに弾性体で形成される第2の現像剤漏れ防止部材が設けられていることを特徴とする。
請求項記載の現像装置は、請求項に記載の現像装置において、前記第2の現像剤漏れ防止部材は、前記現像剤担持体上の現像剤層を規制するための層厚規制部材と前記現像器筐体との間に配置された層厚規制部材裏面側現像剤漏れ防止部材であることを特徴とする。
請求項記載の現像装置は、請求項1ないしのいずれかに記載の現像装置において、前記現像剤担持体を前記所定位置に保持するための保持部をさらに備えたことを特徴とする。
請求項記載の現像装置は、請求項1ないしのいずれかに記載の現像装置において、前記現像剤が重合法で作製された重合トナーであることを特徴とする。
請求項記載の現像装置は、請求項1ないしのいずれかに記載の現像装置において、現像剤を用いて画像形成する画像形成装置に着脱可能に装着される現像カートリッジであることを特徴とする。
請求項記載のプロセスカートリッジは、現像剤を用いて画像形成する画像形成装置に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであり、感光体と、現像剤を収容する現像器筐体と、軸部材と弾性ローラ部材とを有し、前記現像器筐体の開口部における所定位置に回転可能に支持され、前記現像剤を担持する現像剤担持体と、前記弾性ローラ部材の長手方向両端部と当該長手方向両端部に対向する前記現像器筐体との間において前記長手方向両端部の外周面に沿う延伸方向に配置され、前記現像剤が前記長手方向両端部から前記現像器筐体外に漏れるのを防止するための両端部現像剤漏れ防止部材と、前記現像器筐体の開口側前縁部から、前記両端部現像剤漏れ防止部材における前記弾性ローラ部材との摺擦面に対して垂直な厚さ方向に延びる第1ガイド溝と、前記第1ガイド溝の最奥部から、前記両端部現像剤漏れ防止部材の延伸方向に沿って前記所定位置まで延びる第2ガイド溝と、を有し、前記第1ガイド溝の前記最奥部は、前記弾性ローラ部材が前記両端部現像剤漏れ防止部材を前記厚さ方向に圧縮可能に形成され、前記現像剤担持体を前記第1ガイド溝および前記第2ガイド溝に沿って前記所定位置までスライドさせる取付ガイド溝と、を備え、前記現像剤担持体上に担持された現像剤が前記感光体の表面に供給されることを特徴とする。
請求項記載の画像形成装置は、現像剤を用いて画像形成する画像形成装置であって、現像剤を収容する現像器筐体と、軸部材と弾性ローラ部材とを有し、前記現像器筐体の開口部における所定位置に回転可能に支持され、前記現像剤を担持する現像剤担持体と、前記弾性ローラ部材の長手方向両端部と当該両端部に対向する前記現像器筐体との間において前記長手方向両端部の外周面に沿う延伸方向に配置され、前記長手方向両端部から前記現像器筐体外に漏れるのを防止するための両端部現像剤漏れ防止部材と、前記現像器筐体の開口側前縁部から、前記両端部現像剤漏れ防止部材における前記弾性ローラ部材との摺擦面に対して垂直な厚さ方向に延びる第1ガイド溝と、前記第1ガイド溝の最奥部から、前記両端部現像剤漏れ防止部材の延伸方向に沿って前記所定位置まで延びる第2ガイド溝と、を有し、前記第1ガイド溝の前記最奥部は、前記弾性ローラ部材が前記両端部現像剤漏れ防止部材を前記厚さ方向に圧縮可能に形成され、前記現像剤担持体を前記第1ガイド溝および前記第2ガイド溝に沿って前記所定位置までスライドさせる取付ガイド溝と、前記現像剤担持体が担持する前記現像剤が供給される感光体と、前記感光体の表面に供給された前記現像剤によって画像が形成される記録媒体を搬送する記録媒体搬送機構と、を備えたことを特徴とする。
請求項1記載の現像装置によれば、現像剤を収容する現像器筐体の開口部における所定位置に現像剤担持体を取り付けるとき、この取付ガイド溝に沿ってスライドさせながら取り付けを行うことによって、両端部現像剤漏れ防止部材を前記所定位置に向かって押し倒すことができるので、両端部現像剤漏れ防止部材の潰れ方向を制御しやすくなる。そして、両端部現像剤漏れ防止部材の周囲に現像剤が漏れ出す原因となる隙間が形成されるのを防止することができる。また、前記取付ガイド溝は、前記現像器筐体の開口側前縁部から、前記両端部現像剤漏れ防止部材における前記弾性ローラ部材との摺擦面に対して垂直な厚さ方向に延びる第1ガイド溝と、前記第1ガイド溝の最奥部から前記両端部現像剤漏れ防止部材における延伸方向に沿って前記所定位置まで延びる第2ガイド溝と、を有し、前記第1ガイド溝の前記最奥部は、前記現像剤担持体が前記両端部現像剤漏れ防止部材を前記厚さ方向に圧縮可能に形成されている。したがって、第1ガイド溝に沿って現像剤担持体をスライドさせてその最奥部に達すると現像剤担持体によって両端部現像剤漏れ防止部材が上記厚さ方向に圧縮された状態となる。この状態からさらに第2ガイド溝に沿ってスライドさせることで、弾性ローラ部材と両端部現像剤漏れ防止部材との摩擦力の作用で両端部現像剤漏れ防止部材を前記所定位置に向かって効果的に押し倒すことができる。また、現像剤担持体を取り付ける際に現像器筐体の開口部を鉛直方向上方に向けて作業した場合、この姿勢においては上記第1ガイド溝は鉛直方向に形成されるとともにその最奥部が重力方向最下部に位置する。よって、作業者が特別な技能を習得していなくてもこの位置において現像剤担持体自体の重みによって両端部現像剤漏れ防止部材は上記厚さ方向に圧縮され、さらにそこから第2ガイド溝に沿ってスライドさせるだけで両端部現像剤漏れ防止部材と弾性ローラ部材との摩擦力で両端部現像剤漏れ防止部材を上記所定位置に向かって押し倒すことができる
請求項記載の現像装置によれば、前記所定位置において前記両端部現像剤漏れ防止部材の現像剤担持体回転方向下流側の端辺に接触するとともに弾性体で形成された第2の現像剤漏れ防止部材が設けられているため、両端部現像剤漏れ防止部材がこの第2の現像剤漏れ防止部材側に押し倒されたときに第2の現像剤漏れ防止部材自身もこれを受けて弾性変形する。これによって前記両端部現像剤漏れ防止部材とこの第2の現像剤漏れ防止部材とはさらに密着した状態となるので、現像剤が漏れ出す原因となる隙間が形成されるのをさらに効果的に防止することができる。
請求項記載の現像装置によれば、前記第2の現像剤漏れ防止部材は、前記現像剤担持体上の現像剤層を規制するための層厚規制部材と前記現像器筐体との間に配置された層厚規制部材裏面側現像剤漏れ防止部材である。この層厚規制部材は両端部現像剤漏れ防止部材における現像剤担持体の回転方向下流側に配置され、現像剤担持体上の現像剤層を所定の薄層に規制しているのでこの部分において薄層の形成に供されなかった現像剤が滞留しがちである。層厚規制部材裏面側現像剤漏れ防止部材は現像器筐体と層厚規制部材との間から現像剤が漏れるのを防止しているが、現像剤担持体が取り付けられるときに両端部現像剤漏れ防止部材がこの層厚規制部材裏面側現像剤漏れ防止部材に向かって押し倒されるので、この位置に隙間が形成されることがない。したがって、ここで滞留しがちな現像剤の漏れの発生も低減することができる。
請求項記載の現像装置は前記現像剤担持体を前記所定位置に保持するための保持部をさらに備えているので、両端部現像剤漏れ防止部材が前記所定位置に向かって押し倒された状態を確実に維持することができる。
請求項記載の現像装置によれば、前記現像剤は重合法で作製された重合トナーである。重合トナーは略球形の粒子であるために流動性が高く、そのためにトナー漏れを発生させやすいが、現像ローラを取り付けるときに両端部現像剤漏れ防止部材を現像剤担持体のスライド方向に向かって押し倒すことができるので、トナー漏れの原因となる隙間の形成を防いでトナー漏れの発生を低減することができる。
請求項記載の現像装置は現像剤を用いて画像形成する画像形成装置に着脱可能に装着される現像カートリッジであるため、画像形成装置内に装着された状態や画像形成装置から取り外された状態においても現像剤の漏れが発生せず、画像形成装置内外が汚損するのを防止可能な現像カートリッジを実現することができる。
請求項記載のプロセスカートリッジによれば、画像形成装置内に装着された状態や画像形成装置から取り外された状態においても現像剤漏れの発生を低減することができ、画像形成装置内外が汚損するのを防止可能なプロセスカートリッジを実現することができる。
請求項記載の画像形成装置によれば、漏れ出した現像剤が画像形成装置内で飛散して画像形成装置の内部や記録媒体搬送機構を搬送される記録媒体が汚損されるのを防止可能な画像形成装置を実現することができる。
(第1の実施形態) 次に、本発明をレーザビーム式のプリンタに具体化した第1の実施形態について以下に説明する。
(画像形成装置全体の概要)図1は画像形成装置としてのプリンタの概略側断面図である。
図1に示すように、プリンタの本体ハウジング1内には、その略中央部に感光体カートリッジ3と現像カートリッジ4とからなるプロセスカートリッジ2が配置されている。プロセスカートリッジ2は、図1における本体ハウジング1の右端(前面側)の蓋体1bを下向きに回動させて開放した状態で着脱できるように構成されている。
図1中の左側には、プロセスカートリッジ2に隣接して定着器5が配置されている。プロセスカートリッジ2の下方には給紙部6が配置され、本体ハウジング1の下部において前面(矢印A)方向から給紙カセット8を装着可能としている。
また、合成樹脂製のカバー体兼用排紙トレイ1aの下面には、フレームを介してレーザスキャナユニット7が取り付けられている。
印字指令により、図示しない外部装置、例えばパソコンから印刷データが伝送されると、給紙カセット8の支持板9上に積層された記録媒体としてのカット用紙Pは、給紙部6の給紙ローラ10の回転につれて分離パッド11により1枚ずつに分離される。次いで、レジストローラ対12a,12bを介してプロセスカートリッジ2における感光体としての感光体ドラム13とその下面側に押圧する転写部としての転写ローラ14との間に搬送される。一方、レーザ光発光部、ポリゴンミラー18、レンズ19、複数の反射鏡20等からなるレーザスキャナ7を支持するフレームの下面の射出孔から発射されたレーザビームは、プロセスカートリッジ2上側の入光部31から感光体ドラム13の上側周面に照射され、感光体ドラム13の周面が印刷データに対応して露光され、静電潜像が形成される。
また、後述するように、現像カートリッジ4における現像ローラ22から供給された現像剤としてのトナーが前記静電潜像に付着して可視化され、感光体ドラム13上のトナーによる可視像が用紙Pに転写される。この後、用紙Pは定着器5における加熱ローラ15と圧接ローラ16のとの間に給送され、加熱定着作用を受けた後、排紙経路17から前記カバー体兼用排紙トレイ1a上に排出される。尚、用紙Pは図1の2点鎖線で示す搬送路(記録媒体搬送機構)に沿って画像形成装置内を搬送されるとともに、感光体ドラム13上に供給されたトナーによってその表面に画像が形成されることになる。
本実施形態では、プロセスカートリッジ2は、少なくとも感光体ドラム13を有する感光体カートリッジ3と、現像器筺体としてのケース21内に少なくとも現像剤担持体としての現像ローラ22を有する現像カートリッジ4とからなり、現像カートリッジ4は感光体カートリッジ3に対して着脱可能に構成されている。現像カートリッジ4は感光体カートリッジ3とともにプロセスカートリッジ2として画像形成装置に対して着脱可能であると同時に、現像カートリッジ4単体でも画像形成装置に対して着脱可能に構成されている。本発明の現像装置はこのように画像形成装置に着脱可能な現像カートリッジとしてのみならず、画像形成装置内に固定の現像装置としても適応可能である。
感光体カートリッジ3の合成樹脂製ケース内の一側寄りには、感光体ドラム13が回転可能に軸支されている。感光ドラム13は、正帯電性の材料、例えば、正帯電性のポリカーボネートを主成分とする有機感光体からなる。具体的には、感光ドラム13は、例えば、円筒状でアルミ製の円筒スリーブを本体として、その外周部に、ポリカーボネートに光導電性樹脂を分散させた所定厚さ(例えば、約20μm)の光導電層を形成した中空状のドラムから構成され、円筒スリーブを接地した状態で回転自在に枢支される。更に、感光ドラム13は、図示しない駆動手段により矢印方向に回転駆動される。感光体ドラム13の下方には転写部としての転写ローラ14が配置され、その下方を感光体カートリッジ3のケース底壁にて塞いでいる。この転写ローラ14は自重により感光体ドラム13下面から離れるように上下動可能に軸支されており、プロセスカートリッジ2として本体ハウジング1内にセットされるときに本体ハウジング1内の左右両側に配置された不図示のバネにて上向き付勢されることで感光体ドラム13の下面(転写領域)を押圧するように昇降可能に配置されている。
感光体カートリッジ3のケースにおける感光体ドラム13の上方を覆う上壁には、前記レーザスキャナユニット7からのレーザ光を感光体ドラム13の上面側に照射する入光部31が感光体ドラム13の軸方向に沿って長手に形成され、その入光部31に隣接して、感光体ドラム13の有機感光体等の感光面を帯電させるためのスコロトロン等の帯電器36が取り付けられている。前記帯電器36により一様に帯電された感光体ドラム13の表面に前記レーザ光を走査することにより静電潜像が形成され、後述の現像ローラ22に供給される薄層のトナーが静電潜像に付着して可視像化(顕在化)された後、転写ローラ14との押圧転写領域にて用紙Pに転写される。
(現像カートリッジの構成)次に、図1〜図4を参照しながら、現像カートリッジ4の構成について説明する。尚、図2は現像カートリッジ4の上面図であり、図3は現像カートリッジ4の左側面図であり、図4は現像カートリッジ4の右側面図である。尚、以下の説明において「左側面」は、プリンタの本体ハウジング1を前面(矢印A)方向から見たときに左側に位置する側面であり、「右側面」はその反対側に位置する側面を表すものとする。
図1に示すように、現像カートリッジ4のケース21における下向き凸湾曲状のトナー収容室24内では、攪拌体27が回転駆動され、これによってトナー収容室24内に収容されているトナーが現像室28へと放出される。前記トナー収容室24に収容されるトナーは、正帯電性の非磁性1成分現像剤であり、カーボンブラック等の周知の着色剤、及びニグロシン、トリフェニルメタン、4級アンモニウム塩等の荷電制御剤をスチレンとアクリルの混合モノマーに添加して懸濁重合法によって球状に形成した粒径5μm〜15μm、体積平均粒径10μmのトナー母粒子を有している。そして、トナーは、そのトナー母粒子の表面にシリカを外添剤として添加して構成されている。このように形成された重合トナーは流動性が高く、高精細な現像動作が行われることになる。現像室28内に放出されたトナーは、供給ローラ25を介して現像ローラ22の外周面に担持され、層厚規制部材としてのブレード26によってトナーの厚さが規制されるように構成されている。
図2に示すように、現像ローラ22は現像カートリッジ4のケース21の一側(感光体ドラム13側開口部)に回転可能に支持されている。現像ローラ22は、ステンレス等の金属製の現像ローラ軸22a(軸部材)と、この現像ローラ軸22aに支持され、シリコンゴムまたはウレタンゴムにカーボンブラックを分散させることで導電性を付与した基材からなるゴムローラ22b(弾性ローラ部材)とを備えている。ゴムローラ22bの表面にはフッ素を含有したコート層が形成されている。前記現像ローラ軸22aの左右両端部には、ポリアセタール樹脂等の摩擦係数の小さい材料からなる軸受体23a,23bが回転可能に被嵌されている。現像カートリッジ4のケース21の上面と下面(図2では上面のみ図示)にはそれぞれ持ち運び等の取り扱いを容易にするための取手部21fが設けられている。
(現像カートリッジにおけるシール部材の構成)現像カートリッジ4のケース21には、トナーがケース21外に漏れるのを防止するための現像剤漏れ防止部材が設けられている。次に、この現像剤漏れ防止部材の一例であるシール部材について図5および図10を参照して説明する。尚、図5は、図2の現像カートリッジ4をX方向から見た図であり、シール部材の構成をわかりやすくするために現像ローラ22とブレード26を取り外した状態を示している。また、図10(A)は、図2の現像カートリッジ4のA−Aにおける概略断面図であり、図10(B)は図10(A)の要部拡大図である。
現像カートリッジ4のケース21の一側には、現像ローラ22の軸方向にそって開口部340が形成されている(図1参照)。この開口部340は、その長手方向上端辺を形成する開口上端340a、長手方向下端辺を形成する開口下端340b、および短手方向両端辺を形成する開口両端340c、340cによって囲まれた矩形形状に形成されている。
ケース21におけるこの開口上端340aと隣接する領域、すなわち、この開口上端340aの上部領域には、ウレタンスポンジで形成されたアッパーシール108が取り付けられている。このアッパーシール108は、開口上端340aとほぼ同じ長さにわたって長手方向に延びるとともに、ケース21における開口両端340c、340cに隣接する領域の上方部分にもかかるようにその両端部が下方に垂れ下がった下垂部108eを有している。下垂部108eの下垂端108fは、ケース21に形成された段部21eに接触している(図10参照)。このアッパーシール108の上には、後述するようにブレード26が取り付けられる。これによって、現像カートリッジ4におけるケース21の開口部340上部からのトナー漏れ、あるいは現像カートリッジ4を逆さまにした場合のトナー漏れを防いでいる。
アッパーシール108の下垂部108eの下方には、ケース21における開口両端340c、340cに隣接する領域、すなわち、開口両端340c、340cの側部領域にサイドシール109(両端部現像剤漏れ防止部材)が取り付けられる。サイドシール109は、ゴムローラ22bの両端部に摺擦することによって、ゴムローラ22bの両端部からのトナー洩れを防止するために設けられる。このサイドシール109は、スポンジの中でも比較的剛性の高いウレタンスポンジ(商品名:ポロン、ロジャースイノアック社製)で形成されており、現像ローラ22を取り付けた際に圧縮されて所定の押圧力を発揮するようにある程度の厚みを持って構成されている。サイドシール109はゴムローラ22bの両端部とこの両端部に対向するケース21との間においてゴムローラ22bの外周面に沿う延伸方向に両面テープ等を用いて取り付けられる。
ケース21における開口下端340bと隣接する領域、すなわち、開口下端340bの下部領域には、その開口下端340bとほぼ同じ幅のロアフィルム110が取り付けられる。このロアフィルム110は、PETシートあるいはウレタンゴムフィルムが用いられるが、本実施形態ではPETシートが用いられている。ロアフィルム110は、ケース21の下側前縁部21fの一部に両面テープを用いて貼り付けられる(図10参照)。そしてロアフィルム110の上端辺110eは回転する現像ローラ22の周面と摺擦する構成になっている。このようにロアフィルム110が取り付けられることによって、現像カートリッジ4のケース21における開口部340下部からのトナー漏れを防いでいる。
上記アッパーシール108、サイドシール109、ロアフィルム110が取り付けられた後、図6(A)、(B)に示すブレード26がアッパーシール108と重なるようにケース21に取り付けられる。尚、図6(A)は上記アッパーシール108と対向する側から見たブレード26裏面を示す図であり、図6(B)はその反対側、すなわち、図2に示す矢印X側(現像ローラ22側)から見たブレード26表面を示す図である。
図6(A)、(B)に示すように、ブレード26は鉄またはステンレス鋼等で形成された支持部26cに、リン青銅またはステンレス鋼等で形成された薄い板状の板バネ26bが取り付けられている。そして板バネ26bの上には、シリコーンゴムで形成された押圧部材26aが取り付けられて構成されている。また、板バネ26bはその端部付近に凹状に切り欠かれた切り欠き部26dが形成されており、シリコーンゴムで形成された押圧部材26aもこれに対応して同じ幅が切り欠かれた形状として形成されている。
ブレード26は、支持部26cに形成されたボス孔26eを、図5に示すケース21側のボス115aに嵌め合わせると共に、同じく支持部26cに形成されたネジ孔26fを通してネジ止めすることによりケース21に取り付けられる。そして、この後に現像ローラ22がケース21に装着されることにより、押圧部材26aが板バネ26bの弾性力及びシリコーンゴム自体の弾性力によりゴムローラ22bの周面に押圧接触する。これにより、ゴムローラ22b上のトナー層厚が所望の値に規制される。
ブレード26の裏面には、図6(A)に示すように、板バネ26bにおいてリブスポンジ117(所定位置近傍に設けられた部材、第2の現像剤漏れ防止部材、層厚規制部材裏面側現像剤漏れ防止部材)が板バネ26bの長手方向における長さとほぼ同じ幅で、かつ、切り欠き部26dを塞がない略コの字形状に形成されて両面テープで板バネ26bに取り付けられている。このリブスポンジ117は、アッパーシール108よりも厚めのウレタンスポンジで形成されている。ブレード26がケース21に取り付けられると、リブスポンジ117はアッパーシール108に押圧接触する(図10参照)。これにより、ブレード26の裏面へのトナーの進入及び未帯電トナーのブレード裏面部分への堆積等を防止することができる。
次に、図7〜図10を用いて、現像ローラ22が取り付けられる現像カートリッジ4のケース21の形状、および現像ローラ22の取り付け方法を説明する。図7は、図5の現像カートリッジ4の右側面図である。ただし、ブレード26はすでに装着されているものとする。図8はこの現像カートリッジ4のケース21に現像ローラ22を取り付ける途中の状態を示す右側面図である。図9は現像ローラ22を取り付け完了した状態の現像カートリッジ4の右側面図である。図10(A)は図2の現像カートリッジ4のA−Aにおける概略断面図であり、図10(B)は、図10(A)の要部拡大図である。尚、下記の説明におけるサイドシール109の「厚さ」は、サイドシール109におけるゴムローラ22bとの摺擦面に対して垂直な方向の厚さのことを示している。
現像ローラ22を現像カートリッジ4のケース21に装着するには、現像ローラ22の長手方向両側におけるケース21のケース側部21aに形成された取付ガイド溝350から現像ローラ軸22aを挿入し、この取付ガイド溝350に沿って現像ローラ軸22aをスライドさせながら、取付完了位置(所定位置)となる取付ガイド溝最奥部350dまで移動させる。この取付ガイド溝350は、このケース側部21aにおける開口側ケース前縁部21b(開口側前縁部)からサイドシール109の厚さ方向に向かって延びる第1ガイド溝350aと、サイドシール109の延伸方向に沿って前記取付ガイド溝最奥部350dまで延びる第2ガイド溝350bとを有している。また、第1ガイド溝350aの最奥部は、第1ガイド溝最奥部350cとして構成されている。なお、この取付ガイド溝350は、ケース側部21aをそれぞれ切り込んだ形状に形成されている。
現像ローラ22は、現像ローラ軸22aが第1ガイド溝350aに沿ってスライドしながら第1ガイド溝最奥部350cまで移動する。第1ガイド溝最奥部350cは、この位置において現像ローラ22がサイドシール109をその厚さ方向に圧縮可能に形成されている(図8参照)。
この後、現像ローラ22は、現像ローラ軸22aが第2ガイド溝350bに沿ってスライドしながらガイド溝最奥部350dまで移動することで取付完了位置(所定位置)に配置される(図9参照)。第2ガイド溝350bは、第1ガイド溝最奥部350cから取付ガイド溝最奥部350dまでがサイドシール109の延伸方向に沿って延びている。現像ローラ22は、ゴムローラ22bの両端部がサイドシール109と摺擦しながら回転するように構成されており、サイドシール109はゴムローラ22bの長手方向両端部の外周面に沿う延伸方向に取り付けられている。
第1ガイド溝最奥部350cにおいて、ゴムローラ22bはその長手方向両端部で、サイドシール109を厚さ方向に圧縮し、現像ローラ軸22aが第2ガイド溝350bに沿って移動するときには、ゴムローラ22bはサイドシール109を圧縮しながらガイド溝最奥部350dに向かうスライド方向にスライド移動することになる。したがってサイドシール109は、図10(B)に示すように、ゴムローラ22bの表面との摩擦作用により、現像ローラ22の回転方向下流側の端辺に位置するサイドシール上端辺109eに向かって押し倒されることになる。すなわち、現像ローラ22が取付完了位置に配置された状態においては、サイドシール上端辺109eにおけるゴムローラ22bとの摺擦面側がブレード26に向かって押し倒されることになる。また、その作用をうけて、サイドシール109は、ブレード26裏面においてサイドシール109の回転方向下流側の端辺に接触して取り付けられるリブスポンジ117に向かっても押し倒される作用を受ける。
作業者が現像ローラ22を取り付けるときには、トナー収容室24を鉛直方向下側に、現像室28及び開口部340を鉛直方向上側に位置するようにケース21を作業台に載置して作業が行われることが多い。この状態で現像ローラ22が第1ガイド溝最奥部350cに位置するとき、サイドシール109は現像ローラ22自体の重みによってその厚さ方向に圧縮された状態となる。したがって、サイドシール109をその厚さ方向に押圧するのに作業者の側で特別な技能を要することがない。また、その状態から第2ガイド溝350bに沿ってスライド移動させるという簡単な動作だけで、ゴムローラ22bの表面とサイドシール109の表面との摩擦力を利用してサイドシール109を現像ローラ22の取付完了位置に向かって押し倒すことができる。
この後でこの状態を維持するために現像ローラ軸22aの右端部には保持部としての軸受部材21gが取り付けられる(図4参照)。そして、この後で軸受体23bが取り付けられる。尚、図4とは反対側の現像ローラ軸22aの左端部(図3参照)においても同様に保持部としての軸受部材が取り付けられる。ただし、こちらの側面には現像ローラ駆動ギア22cを含む複数のギアが存在するため、軸受部材はこれらギアの動作に影響を与えない大きさや形状に形成される。本実施形態においては、軸受部材は現像ローラ駆動ギア22cよりも小径に形成されている。このように現像ローラ軸22aの左端部にも軸受部材(図3では現像ローラ駆動ギア22cに隠れて見えない)が取り付けられた後、現像ローラ駆動ギヤ22cが嵌め込まれ、さらにその外側に軸受体23aが取り付けられる。
上述のように、軸受部材21gは現像ローラ22を取付完了位置に保持するために取り付けられ、これによって現像ローラ軸22aが取付ガイド溝最奥部350dの位置に固定される。本実施形態の軸受部材21gは、現像ローラ軸22aと略同径の支持孔と位置決め用の係止部を有している。ケース側部21aには前記軸受部材21gの係止部と係合する被係止部を有している。この場合、軸受部材21g側の係止部を位置決め突起とし、ケース側部21a側の被係止部を位置決め孔としてもよいし、その逆であってもよい。さらに、係止部及び被係止部は、現像ローラ22をケース21の取付完了位置に保持可能な任意の数が設けられればよい。そして、この軸受部材21gが取り付けられることによって、現像ローラ22は取付完了位置において回転可能に保持される。
尚、軸受部材21gは、上述のようにケース側部21aの外側に取り付けられてもよいし、あらかじめ現像ローラ軸22aの両端部に軸受部材21gを取り付けた状態で現像ローラ軸22aを取付ガイド溝350に挿入し、現像ローラ軸22aが取付ガイド溝最奥部350dの位置に配置されたときにケース側部21aの内側に各々係止される構成であってもよい。
さらに、軸受部材を嵌合する代わりに、取付ガイド溝350自体の形状を工夫することによって現像ローラ22を取付完了位置に固定することも可能である。具体的には、図11に示すように、保持部としての突起350eを取付ガイド溝350の開口側ケース前縁部21b側(第2ガイド溝350bの対向側)において第2ガイド溝350bに向かって突設する。このように突起350eが第2ガイド溝350bの側に向かって突き出して形成されることによって、第2ガイド溝350bとその対向側との間の間隔が狭くなる。これによって、現像ローラ軸22aがこの突起350eを超えて取付ガイド溝最奥部350dの位置に配置されると、現像ローラ軸22aはその位置において固定されることになる。尚、この突起350eは取付ガイド溝350の開口側ケース前縁部21b側に形成され、その対向側である第2ガイド溝350bには形成されない。この第2ガイド溝350bの側に突起が形成されると、第2ガイド溝350bに沿ってスライドされる現像ローラ軸22aがその突起によってぐらつくことになり、サイドシール109を取付完了位置に向けて効果的に押し倒すことができないためである。しかし、本実施形態における第2ガイド溝350bは、取付ガイド溝最奥部350dまでが平滑なガイド面として形成されているので、現像ローラ軸22aがサイドシール109をその厚さ方向に圧縮した状態を保ったまま、取付ガイド溝最奥部350dまでスライドすることができ、サイドシール109を取付完了位置に向けて効果的に押し倒すことができる。
以上のように、現像ローラ22をこの取付ガイド溝350に沿って取り付けるという動作だけでサイドシール109は現像ローラ22の取付完了位置に向かって押し倒されるので、現像ローラ22の取付時にサイドシール上端辺109eの近傍で発生していた隙間の形成が抑えられる。また、現像ローラ22の回転方向下流側の端辺に向かってサイドシール109が押し倒されるので、現像ローラ22の回転方向とサイドシール109の押し倒される方向が一致する。したがって、画像形成動作中に現像ローラ22が回転することでサイドシールの倒れ方向が変化することがないので、隙間の形成を抑えた状態を維持することができる。さらに、現像ローラ22の取付時にサイドシール109が現像ローラ22によってブレード22、およびブレード裏面のリブスポンジ117に向かって押し倒されるので、ブレード22との間の隙間が少なくなり、この部分からのトナー漏れを低減することができる。また、サイドシール109が弾性部材であるリブスポンジ117に向かって押し倒されるので、リブスポンジ117がその作用を受けて変形する作用を受ける。そのため、サイドシール109とリブスポンジ117とがさらに密着することになり、この部分からのトナー漏れも効果的に防止することができる。
(第2の実施形態) 本発明は上記記載および図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。図12は、上記実施形態の変形例としての第2の実施形態を示す図である。そして、図12(A)は図2のA−Aにおける概略断面図であり、図12(B)は、図12(A)の要部拡大図である。本実施形態が上記実施形態と異なるのは、サイドシール109のサイドシール上端辺109eがリブスポンジ117と接触しておらず、代わりにケース21から突出するリブ21cに接触していることである。これ以外の第1の実施形態と同じ構成は同じ符号を付与して詳細な説明は省略する。
現像ローラ22をケース21に取り付けるにあたって、現像ローラ軸22aが取付ガイド溝350に沿ってスライド挿入され、第1ガイド溝最奥部350cの位置まで移動する。この状態において、サイドシール109はその厚さ方向にゴムローラ22bによって圧縮された状態となる。そして、その位置から現像ローラ22の取付完了位置となる取付ガイド溝最奥部350dまで現像ローラ軸22aがスライド移動するとき、ゴムローラ22bの表面とサイドシール109の表面との摩擦力によって、サイドシール109がリブ21cに向かって押し倒される。そして、このリブ21cが請求項4に記載の所定位置近傍に設けられた部材に相当する。
図14は従来の方法で現像ローラ22が取り付けられたときのサイドシール109の形状を示す図であり、図14(A)は現像ローラ22の取付完了時の状態を示す概略断面図、図14(B)は、図14(A)の要部拡大図である。この図14に示すように、従来の方法においては、現像ローラ22を取り付けるときにはサイドシール109がどちら側に倒れるか予測がつかず、場合によっては図14(B)に示すような隙間100がサイドシール上端辺109eの近傍に形成されてしまっていた。この部分からはトナー漏れが発生し、プリンタ内部でトナーが飛散することもあった。しかし、本発明の構成によれば、現像ローラ22を取り付けるときに、サイドシール109が現像ローラ22の取付完了位置近傍に突設して設けられたリブ21c(突部)に向かって押し倒されるため、隙間の形成を低減してトナー漏れを防止することが可能となる。
図1はプリンタの概略側断面図である。 図2は現像カートリッジの上面図である。 図3は現像カートリッジの左側面図である。 図4は現像カートリッジの右側面図である。 図5はブレードと現像ローラを取り付ける前の現像カートリッジを図2のX方向から見た図である。 図6(A)はブレードを裏側から見た図である。図6(B)はブレードを表側から見た図である。 図7は現像ローラを取り付ける前の現像カートリッジの右側面図である。 図8は現像ローラを取り付ける途中の現像カートリッジの右側面図である。 図9は現像ローラの取付が完了した状態の現像カートリッジの右側面図である。 図10(A)は図2のA−Aにおける概略断面図である。図10(B)はその要部拡大図である。 図7に示す取付ガイド溝の形状の変形例を示す図である。 図12(A)は変形例としての現像カートリッジの概略断面図である。図1(B)はその要部拡大図である。 図13(A)は従来の現像カートリッジの概略断面図である。図13(B)はその要部拡大図である。 図14(A)は図13と比較するための従来の現像カートリッジの概略断面図である。図14(B)はその腰部拡大図である。
符号の説明
1 本体ハウジング
2 プロセスカートリッジ
3 感光体カートリッジ
4 現像カートリッジ
13 感光体ドラム
14 転写ローラ
21 ケース
21a ケース側部
21b 開口側ケース前縁部
21c リブ
21g 軸受部材
22 現像ローラ
22a 現像ローラ軸
22b ゴムローラ
24 トナー収容室
25 供給ローラ
26 ブレード
28 現像室
108 アッパーシール
108e 下垂部
108f 下垂端
109 サイドシール
109e サイドシール上端辺
110 ロアフィルム
117 リブスポンジ
340 開口部
340a 開口上端
340b 開口下端
340c 開口両端
350 取付ガイド溝
350a 第1ガイド溝
350b 第2ガイド溝
350c 第1ガイド溝最奥部
350d 取付ガイド溝最奥部
350e 突起

Claims (8)

  1. 現像剤を収容する現像器筐体と、
    軸部材と弾性ローラ部材とを有し、前記現像器筐体の開口部における所定位置に回転可能に支持され、前記現像剤を担持する現像剤担持体と、
    弾性部材で形成されると共に、前記弾性ローラ部材の長手方向両端部と当該両端部に対向する前記現像器筐体との間において、前記長手方向両端部の外周面に沿う延伸方向に配置され、前記現像剤が前記長手方向両端部から前記現像器筐体外に漏れるのを防止するための両端部現像剤漏れ防止部材と、
    前記現像器筐体の開口側前縁部から、前記両端部現像剤漏れ防止部材における前記弾性ローラ部材との摺擦面に対して垂直な厚さ方向に延びる第1ガイド溝と、前記第1ガイド溝の最奥部から、前記両端部現像剤漏れ防止部材の延伸方向に沿って前記所定位置まで延びる第2ガイド溝と、を有し、前記第1ガイド溝の前記最奥部は、前記弾性ローラ部材が前記両端部現像剤漏れ防止部材を前記厚さ方向に圧縮可能に形成され、前記現像剤担持体を前記第1ガイド溝および前記第2ガイド溝に沿って前記所定位置までスライドさせる取付ガイド溝と、
    を備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤担持体の回転方向下流側における前記両端部現像剤漏れ防止部材の端辺に接触するとともに弾性体で形成される第2の現像剤漏れ防止部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第2の現像剤漏れ防止部材は、前記現像剤担持体上の現像剤層を規制するための層厚規制部材と前記現像器筐体との間に配置された層厚規制部材裏面側現像剤漏れ防止部材であることを特徴とする請求項2に記載の現像装置
  4. 前記現像剤担持体を前記所定位置に保持するための保持部をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の現像装置
  5. 前記現像剤は、重合法で作製された重合トナーであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の現像装置
  6. 現像剤を用いて画像形成する画像形成装置に着脱可能に装着される現像カートリッジであることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の現像装置
  7. 現像剤を用いて画像形成する画像形成装置に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジであり、
    感光体と、
    現像剤を収容する現像器筐体と、軸部材と弾性ローラ部材とを有し、前記現像器筐体の開口部における所定位置に回転可能に支持され、前記現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記弾性ローラ部材の長手方向両端部と当該長手方向両端部に対向する前記現像器筐体との間において前記長手方向両端部の外周面に沿う延伸方向に配置され、前記現像剤が前記長手方向両端部から前記現像器筐体外に漏れるのを防止するための両端部現像剤漏れ防止部材と、
    前記現像器筐体の開口側前縁部から、前記両端部現像剤漏れ防止部材における前記弾性ローラ部材との摺擦面に対して垂直な厚さ方向に延びる第1ガイド溝と、前記第1ガイド溝の最奥部から、前記両端部現像剤漏れ防止部材の延伸方向に沿って前記所定位置まで延びる第2ガイド溝と、を有し、前記第1ガイド溝の前記最奥部は、前記弾性ローラ部材が前記両端部現像剤漏れ防止部材を前記厚さ方向に圧縮可能に形成され、前記現像剤担持体を前記第1ガイド溝および前記第2ガイド溝に沿って前記所定位置までスライドさせる取付ガイド溝と、
    を備え、
    前記現像剤担持体上に担持された現像剤が前記感光体の表面に供給されることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 現像剤を用いて画像形成する画像形成装置であって、
    現像剤を収容する現像器筐体と、
    軸部材と弾性ローラ部材とを有し、前記現像器筐体の開口部における所定位置に回転可能に支持され、前記現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記弾性ローラ部材の長手方向両端部と当該両端部に対向する前記現像器筐体との間において前記長手方向両端部の外周面に沿う延伸方向に配置され、前記長手方向両端部から前記現像器筐体外に漏れるのを防止するための両端部現像剤漏れ防止部材と、
    前記現像器筐体の開口側前縁部から、前記両端部現像剤漏れ防止部材における前記弾性ローラ部材との摺擦面に対して垂直な厚さ方向に延びる第1ガイド溝と、前記第1ガイド溝の最奥部から、前記両端部現像剤漏れ防止部材の延伸方向に沿って前記所定位置まで延びる第2ガイド溝と、を有し、前記第1ガイド溝の前記最奥部は、前記弾性ローラ部材が前記両端部現像剤漏れ防止部材を前記厚さ方向に圧縮可能に形成され、前記現像剤担持体を前記第1ガイド溝および前記第2ガイド溝に沿って前記所定位置までスライドさせる取付ガイド溝と、
    前記現像剤担持体が担持する前記現像剤が供給される感光体と、
    前記感光体の表面に供給された前記現像剤によって画像が形成される記録媒体を搬送する記録媒体搬送機構と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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