JP4668563B2 - 車両の駆動力配分制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動輪に作用する力に基づいて駆動力配分比を制御する車両の駆動力配分制御装置に関する。
従来より、駆動輪に実際に作用する力に応じて駆動力配分比を制御する技術として、例えば特許文献1には、各種センサによって各輪の前後力Fx、横力Fy及び上下力Fzをそれぞれ検出し、前後力Fxと横力Fyとの合力を上下力Fzで割り算することによって各輪の実際の摩擦力利用率を取得し、その摩擦力利用率が全輪間で互いに一致するように各輪のブレーキ圧を制御する技術が開示されている。
特許第3132190号公報
しかしながら、上述の技術は、駆動力の効率的な使用を優先的に考慮した技術であり、安定性や応答性等が十分に考慮されているとは言い難い。従って、特に、旋回時に各輪の車輪摩擦力使用率を限界近くにまで制御すると、外輪のタイヤグリップを大きく使用する制御となり、例えば、路面摩擦係数の急変等の外乱に対して安定性に欠ける等の欠点がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、タイヤグリップの効率的な活用を行いつつ、安定性や応答性に優れた駆動力配分制御を実現することができる車両の駆動力配分制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、可変設定される駆動力配分比で駆動力を一方の駆動軸と他方の駆動軸とに伝達する駆動力配分手段と、駆動輪に作用する力を検出する力検出手段と、前後輪それぞれに実際に生じることが推定され得るコーナリングパワを、コーナリングフォースの横すべり角に対する変化量が線形となる線形項と、少なくとも上記駆動輪に作用する力の検出値と上記各駆動軸に配分される上記駆動力とを用いた非線形項とで表現した場合の、上記非線形項を最小とする上記各駆動軸への駆動力配分比を演算し、当該駆動力配分比を上記駆動力配分手段の駆動力配分比として設定する駆動力配分比設定手段とを備え、上記駆動力配分比設定手段は、右輪駆動軸と左輪駆動軸への駆動力配分比を設定することを特徴とする。
本発明の車両の駆動力配分制御装置によれば、タイヤグリップの効率的な活用を行いつつ、安定性や応答性に優れた駆動力配分制御を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の第1の形態に係わり、図1は駆動力配分制御装置の概略構成図、図2は前輪終減速装置の概略構成を示すスケルトン図、図3は4輪車の等価的な2輪車モデルを示す説明図、図4は車両運動モデルの状態運動方程式を機能的に示す説明図である。
図1において、符号1は自動車等の車両を示す。本形態において、車両1は前輪駆動車であり、この車両1のエンジン2による駆動力は、トルクコンバータ3、変速装置4を経て、トランスミッション出力軸4aに伝達される。さらに、トランスミッション出力軸4aに伝達された駆動力は、リダクションギヤ列5を介して、ドライブ軸(フロントドライブ軸)9に伝達され、前輪終減速装置10に入力されるよう構成されている。また、前輪終減速装置10に入力された駆動力は、駆動軸としての前輪左右アクスル軸11fl,11frを経て駆動輪としての左右前輪12fl,12frに伝達される。
ここで、前輪終減速装置10は、左右前輪12fl,12frに伝達する駆動力の配分比を可変に制御可能な構成となっている。
具体的に説明すると、例えば、図2に示すように、前輪終減速装置10は、差動機構部20と、歯車機構部21と、クラッチ機構部22とを有して構成されている。
差動機構部20は、例えば、ベベルギヤ式の差動機構部(ディファレンシャル装置)で構成され、当該差動機構部20のディファレンシャルケース25には、フロントドライブ軸9のドライブピニオン9aに噛合するファイナルギヤ26が周設されている。また、ディファレンシャルケース25内には、一対のディファレンシャルピニオン27が回動自在に軸支されており、これらに噛合する左右のサイドギヤ28l,28rに、左右のアクスル軸11fl,11frが連結されている。
また、歯車機構部21は、前輪右アクスル軸11frに固設する第1,第2の歯車30,31と、前輪左アクスル軸11flに固設する第3,第4の歯車32,33と、これらにそれぞれ噛合する第5〜第8の歯車34〜37とを有して構成されている。本形態において、第2の歯車31は第1の歯車30よりも大径の歯車で構成され、その歯数z2は、第1の歯車30の歯数z1よりも大きく設定されている。また、第3の歯車32は、第1の歯車30と同径の歯車(歯数z3=z1)で構成され、第4の歯車33は、第2の歯車31と同径の歯車(歯数z4=z2)で構成されている。また、第5〜第8の歯車34〜37は、アクスル軸11fl,11frと平行な同一回転軸心上に配列されている。第5の歯車34は、第1の歯車30との噛合によって第1の歯車列を構成するもので、その歯数z5は、第1の歯車列のギヤ比(z5/z1)を例えば”1.0”とするよう設定されている。また、第6の歯車35は、第2の歯車31との噛合によって第2の歯車列を構成するもので、その歯数z6は、第2の歯車列のギヤ比(z6/z2)を例えば”0.9”とするよう設定されている。また、第7の歯車36は、第3の歯車32との噛合によって第3の歯車列を構成するもので、その歯数z7は、第3の歯車列のギヤ比(z7/z3)を例えば”1.0”とするよう設定されている。また、第8の歯車37は、第4の歯車33との間に第4の歯車列を構成するもので、その歯数z8は、第4の歯車列のギヤ比(z8/z4)を例えば”0.9”とするよう設定されている。
クラッチ機構部22は、第5の歯車34と第8の歯車37との間を接離自在に締結する第1の油圧多板クラッチ38と、第6の歯車35と第7の歯車36との間を接離自在に締結する第2の油圧多板クラッチ39とを有して構成されている。各油圧多板クラッチ38,39の油圧室(図示せず)には油圧駆動制御部51(図1参照)が接続されており、油圧駆動制御部51から供給される油圧によって、第1の油圧多板クラッチ38が締結すると左アクスル軸11flに駆動力が多く配分され、一方、第2の油圧多板クラッチ39が締結すると右アクスル軸11frに駆動力が多く配分される。
ここで、各油圧多板クラッチ38,39を締結させるための油圧値は、駆動力配分比設定手段としての駆動力配分比設定部50(後述する)で設定される左右前輪12fl,12frの駆動力配分比に応じて油圧駆動制御部51で演算される値であり、この油圧値の大小によってトルク配分量(駆動力の配分量)が可変される。すなわち、油圧駆動制御部51は、前輪終減速装置10とともに駆動力配分手段としての機能を実現する。なお、この種の終減速装置の構成については、例えば、特開平11−263140号公報に詳述されている、本形態で説明した構成に限定されるものではない。
図1に示すように、駆動力配分比設定部50には、駆動輪(左右前輪12fl,12fr)に作用する力を検出する力検出手段としての力検出センサ14fl,14frと、路面摩擦係数推定部53と、前後駆動力演算部54とが接続されている。
本形態において、力検出センサ14fl,14frは、左右前輪12fl,12frのアクスルハウジング13fl,13frに埋設されており、少なくとも、各輪12fl,12frにそれぞれ作用する横方向の力(前輪横力Ffl_y,Ffr_y)及び上下方向の力(前輪上下力Ffl_z,Ffr_z)を、アクスルハウジング13fl,13frに生じる変位量に基づいて検出する。
路面摩擦係数推定部53は、例えばABS制御ユニットで構成され、路面摩擦係数μ(以下、路面μともいう)を、例えば、本出願人が特開平8−2274号公報で提案した推定方法で演算する。この路面摩擦係数推定部53は、舵角センサ60、車速センサ61、ヨーレートセンサ62から入力される前輪舵角δf、車速V、実ヨーレート(dφ/dt)を用い、車両の横運動の運動方程式に基づき前後輪のコーナリングパワを非線形域に拡張して推定し、高μ路(μ=1.0)での前後輪の等価コーナリングパワに対する推定した前後輪のコーナリングパワの比から路面μを推定する。なお、路面μの推定方法は、もちろん、他の方法、例えば本出願人の特開2000−71968号公報で開示する方法等で求めても良い。
前後駆動力演算部54は、例えばエンジン制御ユニットで構成され、前後駆動力(ドライバ要求駆動力)Fxとして例えばエンジン駆動力Feを演算する。すなわち、前後駆動力演算部54には、エンジン回転数センサ63、タービン回転数センサ64、スロットル開度センサ65からエンジン回転数Ne、タービン回転数N1、スロットル開度θthが入力されるとともに、例えばトランスミッション制御ユニット66から現在のミッションギヤ比rgが入力され、これらに基づいてエンジン駆動力Feが(1)式により演算される。
Fe=(Tt・rf)/Rw …(1)
ここで、rfはファイナルギヤ比であり、Rwはタイヤ有効半径である。また、Ttはミッションギヤ後のトルクであり、エンジントルクをTe、トルクコンバータのトルコン比をtconv、動力伝達効率をηとすると、(2)式で求められる。
Tt=Te・rg・tconv・η …(2)
この際、エンジントルクTeは、エンジン回転数Neとスロットル開度θthに基づいて予め設定されたマップから求められ、トルコン比tconvは、トルクコンバータの変速比rv(=Nt/Ne)を基に予め設定されたマップから求められる。
ところで、図3の車両運動モデルにおいて、車両横方向の並進運動に関する運動方程式は、前後輪のコーナリングフォース(1輪)をFf,Fr、車体質量をM、横加速度を(d2y/dt2)として、
M・(d2y/dt2)=2・Ff+2・Fr …(3)
で与えられる。
一方、重心点まわりの回転運動に関する運動方程式は、重心から前後輪軸までの距離をlf,lr、車体のヨーイング慣性モーメントをIz、ヨー角加速度を(d2φ/dt2)として、
Iz・(d2φ/dt2)=2・Ff・lf−2・Fr・lr …(4)
で示される。
また、車体すべり角をβ、車体すべり角速度を(dβ/dt)とすると、横加速度(d2y/dt2)は、
(d2y/dt2)=V・((dβ/dt)+(dφ/dt)) …(5)
で表される。
前後輪の平均コーナリングフォースFf_y,Fr_yは、前後輪の等価コーナリングパワをKf,Kr、前後輪の横すべり角をβf,βrとすると、
Ff_y=Kf・βf−(Kf2・βf2)/(4・Ff_yMAX) …(6)
Fr_y=Kr・βr−(Kr2・βr2)/(4・Fr_yMAX) …(7)
で表される。
このとき、実際の前後輪コーナリングパワKf_a,Kr_aは次式で表される。
Kf_a=(∂Ff_y/∂βf)=Kf−(Kf2・|βf|)/(2・Ff_yMAX) …(8)
Kr_a=(∂Fr_y/∂βr)=Kr−(Kr2・|βr|)/(2・Fr_yMAX) …(9)
ここで、前後輪の平均前後力をFf_x,Fr_x、前後輪の平均上下力をFf_z,Fr_zとすると、
Ff_yMAX=(μ2・Ff_z2−Ff_x21/2 …(10)
Fr_yMAX=(μ2・Fr_z2−Fr_x21/2 …(11)
また、前後輪の横すべり角βf,βrは、前輪舵角をδfとして以下のように簡略化できる。
βf=β+lf・(dφ/dt)/V−δf …(12)
βr=β+lr・(dφ/dt)/V …(13)
以上の運動方程式をまとめると、以下のように、舵角δfを入力として車体すべり角β、ヨーレート(dφ/dt)を求める状態運動方程式が得られる。
Figure 0004668563
a11=2・(kf_a+kr_a)/(M・V) …(15)
a12=1+2・(lf・kf_a−lr・kr_a)/(M・V2) …(16)
a21=2・(lf・kf_a−lr・kr_a)/(Iz・V) …(17)
a22=2・(lf2・kf_a−lr2・kr_a)/(Iz・V) …(18)
b1=2・kf_a/(M・V) …(19)
b2=2・lf・kf_a/Iz …(20)
なお、これらの関係を図4において機能的に表す。
ここで、(14)式において、a11の項は車体すべり角の収束性に寄与することが知られており、この項が線形的に変化する程、車両の安定性が向上するとともに、応答性がドライバのフィーリングに沿ったものとなる。左前輪前後力をFfl_x、右前輪前後力をFfr_x、左後輪前後力をFrl_x、右後輪前後力をFrr_x、左前輪上下力をFfl_z、右前輪上下力をFfr_z、左後輪上下力をFrl_z、右後輪上下力をFrr_zとし、(15)式に示すa11の項を(8)〜(11)式を用いて、各輪のコーナリングパワkfl_a,kfr_a,krl_a,krr_aで展開すると、
a11=(kfl_a+kfr_a+krl_a+krr_a)/(M・V)
=(1/(M・V))・[2・(Kf+Kr)
−(1/2)・〔Kf2/(μfl2・Ffl_z2−Ffl_x21/2
+Kf2/(μfr2・Ffr_z2−Ffr_x21/2〕・|βf|
−(1/2)・〔Kr2/(μrl2・Frl_z2−Frl_x21/2
+(Kr2/(μrr2・Frr_z2−Frr_x21/2)・|βr|] …(21)
ここで、前後輪横すべり角βf,βrが十分小さいとき、Kf・|βf|=|Ffl_y|=|Ffr_y|(但し、Ffl_yは左前輪横力、Ffr_yは右前輪横力)、Kr・|βr|=|Frl_y|=|Frr_y|(但し、Frl_yは左後輪横力、Frr_yは右後輪横力)であると近似し、これらで(21)式を変形すると、
a11=1/(M・V))・[2・(Kf+Kr)
−(1/2)・〔Kf・|Ffl_y|/(μfl2・Ffl_z2−Ffl_x21/2
+Kf・|Ffr_y|/(μfr2・Ffr_z2−Ffr_x21/2
−(1/2)・〔Kr・|Frl_y|/(μrl2・Frl_z2−Frl_x21/2
+Kr・|Frr_y|/(μrr2・Frr_z2−Frr_x21/2〕] …(22)
となる。
ここで、前後駆動力配分比をa(但し、0≦a≦1)、右左前輪駆動力配分比をb(但し、0≦b≦1)、右左後輪駆動力配分比をc(但し、0≦c≦1)とし、各輪12fl,12fr,12rl,12rrの駆動力をFfl_x,Ffr_x,Frl_x,Frr_xをドライバ要求駆動力Fxで表すと、
Ffl_x=a・b・Fx …(23)
Ffr_x=a・(1−b)・Fx …(24)
Frl_x=(1−a)・c・Fx …(25)
Frl_x=(1−a)・(1−c)・Fx …(26)
となり、これらを(22)式に代入すると、
a11=(1/(M・V))・[2・(Kf+Kr)
−(1/2)・〔Kf・|Ffl_y|/(μfl2・Ffl_z2−a2・b2・Fx21/2
+Kf・|Ffr_y|/(μfr2・Ffr_z2−a2・(1−b)2・Fx21/2
−(1/2)・〔Kr・|Frl_y|/(μrl2・Frl_z2−(1−a)2・c2・Fx21/2
+Kr・|Frr_y|/(μrr2・Frr_z2−(1−a)2(1−c)2・Fx21/2〕] …(27)
となる。(27)式において[ ]内の要素は前後輪のコーナリングパワKf_a,Kr_aからなり、
2・Ff_x=a・Fx …(28)
2・Fr_x=(1−a)・Fx …(29)
として、(27)式から前後輪コーナリングパワKf_a,Kr_aの要素をそれぞれ抽出すると、
Kf_a
=Kf−(Kf・|Ffl_y|)/(4・(μfl2・Ffl_z2−a2・b2・Fx21/2
−(Kf・|Ffr_y|)/(4・(μfr2・Ffr_z2−a2・(1−b)2・Fx21/2
=Kf−(Kf・|Ffl_y|)/(4・(μfl2・Ffl_z2−4・b2・Ff_x21/2
−(Kf・|Ffr_y|)/(4・(μfr2・Ffr_z2−4・(1−b)2・Ff_x21/2) …(30)
Kr_a
=Kr−(Kr・|Frl_y|)/(4・(μrl2・Frl_z2−(1−a)2・c2・Fx21/2
−(Kr・|Frr_y|)/(4・(μrr2・Frr_z2−(1−a)2・(1−c)2・Fx21/2
=Kr−(Kr・|Frl_y|)/(4・(μrl2・Frl_z2−4・c2・Fr_x21/2
−(Kr・|Frr_y|)/(4・(μrr2・Frr_z2−4・(1−c)2・F_x21/2) …(31)
となる。
(30)、(31)式からも明らかなように、前後駆動力配分比a=1の前輪駆動車においては、前輪コーナリングパワKf_aの非線形項を最小とする前輪駆動力配分比を設定することで、(14)式中a11の非線形項を最小とすることができる。
この点を考慮し、駆動力配分比設定部50では、線形項と非線形項とで表現される前輪コーナリングパワKf_aの非線形項、すなわち、(30)式の
非線形項=
(Kf・|Ffl_y|)/(4・(μfl2・Ffl_z2−4・b2・Ff_x21/2
+(Kf・|Ffr_y|)/(4・(μfr2・Ffr_z2−4・(1−b)2・Ff_x21/2) …(32)
を最小とする駆動力配分比bを演算し、これを、駆動力2・Ff_x(a・Fx)を前輪終減速装置10から前輪の左右アクスル軸11fl,11frに伝達する際の配分比の制御値として設定する。
具体的には、駆動力配分比設定部50は、力検出センサ14flで検出される前輪横力Ffl_y及び前輪上下力Ffl_zを(32)式中のFfl_y及びFfl_zに代入するとともに、力検出センサ14frで検出される前輪横力Ffr_y及び前輪上下力Ffr_zを(32)式中のFfr_y及びFfr_zに代入する。また、各輪に作用する路面μが等しいと仮定して路面摩擦係数推定部53で推定される路面μを(32)式中のμfl,μfrに代入するとともに、前後駆動力演算部54で演算される駆動力Fxを(32)式中のFf_x(=Fx/2)に代入する。
そして、駆動力配分比設定部50は、(32)式中のbに、例えば、b=0.0,0.1,…,0.9,1.0を順次代入することで、前輪コーナリングパワKf_aの非線形項を最小とする駆動力配分比bを求める。
このような形態によれば、車輪に実際に生じることが推定されるコーナリングパワの非線形項を最小とする駆動力配分比を設定することにより、タイヤグリップの効率的な活用を行いつつ、外乱に対する安定性に優れた駆動力配分比を設定することができる。
また、車輪に発生するコーナリングパワの変化を駆動力配分制御によって線形変化に近づけるので、応答性を向上することができ、タイヤが非線形領域に近づいても通常の領域での感覚に近いイメージで操縦できる。
また、コーナリングパワの推定に力検出センサから直接的に求められる駆動輪の横力及び上下力を用いるので、実際の車両挙動に応じた精度の良い駆動力配分制御を実現することができる。
次に、図5は本発明の第2の形態に係わり、図5は駆動力配分制御装置の概略構成図である。ここで、本形態では、駆動力配分比設定部50で、左右後輪間の駆動力配分比cを設定する場合について説明する。なお、上述の第1の形態と同様の構成については、同符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、本形態において、エンジン2による駆動力は、トルクコンバータ3、変速装置4を経て、トランスミッション出力軸4aに伝達される。さらに、トランスミッション出力軸4aに伝達された駆動力は、プロペラシャフト16を介してドライブピニオン軸17に伝達され、後輪終減速装置18に入力されるよう構成されている。また、後輪終減速装置18に入力された駆動力は、駆動軸としての後輪左右アクスル軸11rl,11rrを経て駆動輪としての左右後輪12rl.12rrに伝達される。
ここで、後輪終減速装置18は、左右後輪12rl,12rrに伝達する駆動力の配分比を可変に制御可能な構成となっている。具体的には、後輪終減速装置18は、例えば、上述の第1の形態の図2に示した前輪終減速装置10と略同様の構成となっている。この場合、後輪終減速装置18では、ドライブピニオン軸17が図2に示したフロントドライブ軸9に相当し、後輪左右アクスル軸11rl,11rrが図2に示した前輪左右アクスル軸11fl,11frに相当する。
ここで、後輪終減速装置18において、各油圧多板クラッチ38,39を締結させるための油圧値は、駆動力配分比設定部50で設定される左右後輪12rl,12rrの駆動力配分比に応じて油圧駆動制御部51で演算される値であり、この油圧値の大小によって駆動力の配分量が変化される。すなわち、油圧駆動制御部51は、後輪終減速装置18とともに駆動力配分手段としての機能を実現する。
図示のように、駆動力配分比設定部50には、駆動輪(左右後輪12rl,12rr)に作用する力を検出する力検出手段としての力検出センサ14rl,14rrが接続されている。本形態において、力検出センサ14rl,14rrは、左右後輪12rl,12rrのアクスルハウジング13rl,13rrに埋設されており、少なくとも、各輪12rl,12rrにそれぞれ作用する横方向の力(前輪横力Frl_y,Frr_y)及び上下方向の力(前輪上下力Frl_z,Frr_z)を、アクスルハウジング13rl,13rrに生じる変位量に基づいて検出する。
上述の第1の形態で示した(30)、(31)式からも明らかなように、前後駆動力配分比a=0の後輪駆動車においては、後輪コーナリングパワKr_aの非線形項を最小とする後輪駆動力配分比を設定することで(14)式中a11の非線形項を最小とすることができる。
この点を考慮し、駆動力配分比設定部50では、線形項と非線形項とで表現される後輪コーナリングパワKr_aの非線形項、すなわち、(31)式の
非線形項=
(Kr・|Frl_y|)/(4・(μrl2・Frl_z2−4・c2・Fr_x21/2
+(Kf・|Frr_y|)/(4・(μrr2・Frr_z2−4・(1−c)2・Fr_x21/2) …(33)
を最小とする駆動力配分比cを演算し、これを、駆動力2・Ff_x(=(1−a)・Fx)を後輪終減速装置18から後輪の左右アクスル軸11rl,11rrに伝達する際の配分比の制御値として設定する。
具体的には、駆動力配分比設定部50は、力検出センサ14rlで検出される前輪横力Frl_y及び前輪上下力Frl_zを(33)式中のFrl_y及びFrl_zに代入するとともに、力検出センサ14rrで検出される前輪横力Frr_y及び前輪上下力Frr_zを(33)式中のFrr_y及びFrr_zに代入する。また、各輪に作用する路面μが等しいと仮定して路面摩擦係数推定部53で推定される路面μを(33)式中のμrl,μrrに代入するとともに、前後駆動力演算部54で演算される駆動力Fxを(33)式中のFf_x(=Fx/2)に代入する。
そして、駆動力配分比設定部50は、(33)式中のcに、例えば、c=0.0,0.1,0.2,…,0.9,1.0を順次代入することで、前輪コーナリングパワKr_aの非線形項を最小とする駆動力配分比cを求める。
このような形態によれば、後輪の駆動力配分制御について、も上述の第1の形態と略同様の効果を奏することができる。
次に、図6は本発明の第3の形態に係わり、図6は駆動力配分制御装置の概略構成図である。なお、本形態では、駆動力配分比設定部50で前後輪間の駆動力配分比aを設定する場合について説明する。なお、上述の第1,第2の形態と同様の構成については、同符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、本形態において、エンジン2による駆動力は、トルクコンバータ3、変速装置4を経て、トランスミッション出力軸4aからセンターディファレンシャル装置19に伝達される。さらに、センターディファレンシャル装置19に伝達された駆動力は、リヤドライブ軸15、プロペラシャフト16、ドライブピニオン軸17を介して後輪終減速装置18に入力される一方、フロントドライブ軸9を介して前輪終減速装置10に伝達されるよう構成されている。
ここで、センターディファレンシャル装置19は、駆動軸としてのフロントドライブ軸9及びリヤドライブ軸15に伝達する駆動力の配分比を可変に制御可能な構成となっている。具体的には、センターディファレンシャル装置19は、例えば、上述の第1の形態の図2に示した前輪終減速装置10と略同様の構成となっている。この場合、センターディファレンシャル装置19では、トランスミッション出力軸4aが図2に示したフロントドライブ軸9に相当し、フロントドライブ軸9が図2に示した前輪右アクスル軸11frに相当し、リヤドライブ軸15が図2に示した前輪左アクスル軸11flに相当する。
ここで、センターディファレンシャル装置19において、各油圧多板クラッチ38,39を締結させるための油圧値は、駆動力配分比設定部50で設定される前後輪の駆動力配分比に応じて油圧駆動制御部51で演算される値であり、この油圧値の大小によって駆動力の配分量が変化される。すなわち、油圧駆動制御部51は、センターディファレンシャル装置19とともに駆動力配分手段としての機能を実現する。
図示のように、駆動力配分比設定部50には、駆動輪(左右前輪12fl,12fr及び左右後輪12rl,12rr)に作用する力を検出する力検出手段としての力検出センサ14fl,14fr,14rl,14rrが接続されている。
本形態では、駆動力配分比b=c=1/2と仮定して(30)式及び(31)式の非線形項を最小とする前後輪の駆動力配分比aを求める。すなわち、線形項と非線形項とで表現される4輪コーナリングパワKfr_a(=Kf_a+Kr_a)の非線形項は、
前輪平均横力をFf_y(=(Ffl_y+Ffr_y)/2)、
後輪平均横力をFr_y(=(Frl_y+Frr_y)/2)、
前輪平均上下力をFf_z(=(Ffl_z+Ffr_z)/2)、
後輪平均上下力をFr_z(=(Frl_z+Frr_z)/2)とすると、
非線形項
=(Kf・|Ffl_y|)/(4・(μfl2・Ffl_z2−a2・Fx2/4)1/2
+(Kf・|Ffr_y|)/(4・(μfr2・Ffr_z2−a2・Fx2/4)1/2
+(Kr・|Frl_y|)/(4・(μrl2・Frl_z2−(1−a)2・Fx2/4)1/2
+(Kr・|Frr_y|)/(4・(μrr2・Frr_z2−(1−a)2・Fx2/4)1/2

≒Kf・|Ff_y|/(2・(μf2・Ff_z2−a2・Fx2/4)1/2
+Kr・|Fr_y|/(2・(μr2・Fr_z2−(1−a)2・Fx2/4)1/2) …(34)

但し、Ffl_y≒Ffr_y≒Ff_y、Frl_y≒Frr_y≒Fr_y
Ffl_z≒Ffr_z≒Ff_z、Frl_z≒Frr_z≒Fr_z
と表すことができる。駆動力配分比設定部50では、上述の第1,第2の形態と略同様の処理によって、この(34)式を最小とする駆動力配分比aを演算し、これを、駆動力Fxをセンターディファレンシャル装置19からフロントドライブ軸9とリヤドライブ軸15に伝達する際の配分比の制御値として設定する。
さらに、駆動力配分比設定部50では、設定した駆動力配分比aに基づく前輪駆動力Ff_x及び後輪駆動力Fr_xをそれぞれ用いて、前輪の左右駆動力配分比b及び後輪の左右駆動力配分比cを設定することが可能である。具体的には、第1の形態及び第2の形態では配分比を1又は0に設定していたが、これらの値を算出設定された値として前輪コーナリングパワKf_a又は後輪コーナリングパワKr_aの非線形項を最小する駆動力配分比を算出することで行われる。
このような形態によれば、前後輪への駆動力配分制御を含む4輪全ての駆動力配分制御についても、上述の第1の形態と略同様の効果を奏することができる。なお、駆動力配分を決定する際に用いる非線形項には、タイヤの横力Ffl_y、Ffr_y、Frl_y、Frr_yの値を用いずに、以下のように、(12)(13)式から求められる前後輪のタイヤ滑り角βf、βrを使った式を用いてもよい。
非線形項=(Kf2・|βf|)/(4・(μfl2・Ffl_z2−4・b2・Ff_x21/2
+(Kf2・|βf|)/(4・(μfr2・Ffr_z2−4・(1−b)2・Ff_x21/2) …(32’)
非線形項=(Kr2・|βr|)/(4・(μrl2・Frl_z2−4・c2・Fr_x21/2
+(Kr2・|βr|)/(4・(μrr2・Frr_z2−4・(1−c)2・Fr_x21/2) …(33’)
非線形項=Kf2・|βf|/(2・(μf2・Ff_z2−a2・Fx2/4)1/2
+Kr2・|βr|/(2・(μr2・Fr_z2−(1−a)2・Fx2/4)1/2) …(34’)
なお、コーナリングパワを線形項と非線形項で示す各式、及び、その変形や近似等は、上述の各形態で示したものに限定されるものではないことは勿論である。
更に、本実施の各形態では、FF車(Front engine-Front drive)、FR(Front engine-Rear drive)車、4輪駆動車を例に、左右駆動輪への駆動力配分する例で説明したが、これらに限定されるものではなく、4輪にモータを備え、各モータを制御することで駆動力を得る4輪独立モータ車両においても、左右輪のモータ駆動力、更には4輪のモータ駆動力を本発明により算出される駆動力配分に基づいて制御することで適用することができる。この場合においては、各輪に対する駆動力を算出及び制御するユニットが車両駆動力配分制御手段に該当する。
本発明の第1の形態に係わり、駆動力配分制御装置の概略構成図 同上、前輪終減速装置の概略構成を示すスケルトン図 同上、4輪車の等価的な2輪車モデルを示す説明図 同上、車両運動モデルの状態運動方程式を機能的に示す説明図 本発明の第2の形態に係わり、駆動力配分制御装置の概略構成図 本発明の第3の形態に係わり、駆動力配分制御装置の概略構成図
符号の説明
9 … フロントドライブ軸(駆動軸)
10 … 前輪終減速装置(駆動力配分手段)
11fl … 前輪左アクスル軸(駆動軸)
11fr … 前輪右アクスル軸(駆動軸)
11rl … 後輪左アクスル軸(駆動軸)
11rr … 後輪右アクスル軸(駆動軸)
12fl … 左前輪(駆動輪)
12fr … 右前輪(駆動輪)
12rl … 左後輪(駆動輪)
12rr … 右後輪(駆動輪)
14fl … 力検出センサ(力検出手段)
14fr … 力検出センサ(力検出手段)
14rl … 力検出センサ(力検出手段)
14rr … 力検出センサ(力検出手段)
15 … リヤドライブ軸(駆動軸)
18 … 後輪終減速装置(駆動力配分手段)
19 … センターディファレンシャル装置(駆動力配分手段)
50 … 駆動力配分比設定部(駆動力配分比設定手段)
51 … 油圧駆動制御部(駆動力配分手段)
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (5)

  1. 可変設定される駆動力配分比で駆動力を一方の駆動軸と他方の駆動軸とに伝達する駆動力配分手段と、
    駆動輪に作用する力を検出する力検出手段と、
    前後輪それぞれに実際に生じることが推定され得るコーナリングパワを、コーナリングフォースの横すべり角に対する変化量が線形となる線形項と、少なくとも上記駆動輪に作用する力の検出値と上記各駆動軸に配分される上記駆動力とを用いた非線形項とで表現した場合の、上記非線形項を最小とする上記各駆動軸への駆動力配分比を演算し、当該駆動力配分比を上記駆動力配分手段の駆動力配分比として設定する駆動力配分比設定手段とを備え、
    上記駆動力配分比設定手段は、右輪駆動軸と左輪駆動軸への駆動力配分比を設定することを特徴とする車両の駆動力配分制御装置。
  2. 上記駆動力配分比設定手段は、前輪駆動軸と後輪駆動軸への駆動力配分比を設定し、該駆動力配分に基づき、前輪側又は後輪側の少なくとも一方の側の右輪駆動軸と左輪駆動軸への駆動力配分比を設定することを特徴とする請求項1記載の車両の駆動力配分制御装置。
  3. 上記駆動力配分比設定手段は、前輪駆動軸への駆動力に基づき、前輪側の右輪駆動軸と左輪駆動軸への駆動力配分比を設定することを特徴とする請求項1記載の車両の駆動力配分制御装置。
  4. 上記駆動力配分比設定手段は、後輪駆動軸への駆動力に基づき、後輪側の右輪駆動軸と左輪駆動軸への駆動力配分比を設定することを特徴とする請求項1記載の車両の駆動力配分制御装置。
  5. 駆動輪に作用する力を検出する力検出手段と、
    前後輪それぞれに実際に生じることが推定され得るコーナリングパワを、コーナリングフォースの横すべり角に対する変化量が線形となる線形項と、少なくとも上記駆動輪に作用する力の検出値と上記各駆動輪が発生する上記駆動力とを用いた非線形項とで表現した場合の、上記非線形項を最小とする上記各駆動輪における駆動力配分比を演算し、当該駆動力配分比となるよう右輪と左輪の駆動力を制御することを特徴とする車両の駆動力配分制御装置。
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