JP4668461B2 - 多段積みトレイ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、イチゴ、ブドウ、プチトマト等の小型の収容物を収容する有底四角箱状に形成されたポリエチレンパックを多数収容することができるように構成された多段積みトレイに関するものである。より詳しくは、前記ポリエチレンパックを吊った状態で中空で支持することにより、運搬時の振動や衝撃等を吸収して収容物の傷みを低減させることができるように構成された多段積みトレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の多段積みトレイとしては、特開2000−62781号公報に開示されている包装トレー保持枠が知られている。この包装トレー保持枠は、縦横に設けた桟によって複数の窓を形成してなる枠体に複数の中空錐体状支柱を立設し、少なくとも枠体側端面が開口しており、同列方向においては前記枠体を挟んで交互に反対向きとなるように配設したものである。そして、この包装トレー保持枠は、トレーを嵌合する窓を有する枠体に交互に向きを変えた中空錐体状支柱を立設し、中空錐体状支柱は枠体側端面においてのみ開口させた包装トレー保持枠としたことから、中空錐体状支柱の嵌合が可能であり、嵌合して保管することによってスペースの節約を図ることができる。一方、使用するときには水平に180度回転させるだけで下段のトレーを保持する空間を確保することができ、しかも包装トレーを浮いた状態で保持することができる。従って、振動や衝撃を吸収するとともに、冷気を均一に循環させることにより野菜や果実の品質を長持ちさせることができる。さらに、回収して再利用が可能であることからコストダウンが容易であるとともに、省資源化を図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の包装トレー保持枠では、中空錐体状支柱の先端部が比較的先鋭な形状に形成されていたことから、上段のトレー保持枠の下向きの中空錐体状支柱の先端部を、下段のトレー保持枠の上向きの中空錐体状支柱の先端部と当接(嵌合)させる際の使用状態における作業性が極めて悪かった。特に、複数個存在する中空錐体状支柱それぞれについて適切に当接させる必要があり、その作業は極めて面倒かつ時間のかかるものであった。
【0004】
この発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、箱型容器内の収容物に伝わる振動や衝撃を効果的に低減させることができるうえ、箱型容器を収容した状態での多段積み作業を容易に行うことができるように構成された多段積みトレイを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の多段積みトレイは、上端部に周縁フランジが設けられた有底四角箱状の箱型容器を横に並べて複数個収容することができるとともに、前記箱型容器を収容した状態で上下にスタッキング状態で多段積みすることができるように構成された多段積みトレイであって、縦横に格子状に延びる桟により四角枠状に取り囲まれた複数の容器収容孔が設けられた平面長方形状のトレイ本体により構成され、前記桟を上方及び下方にアーチ状に膨出させることにより複数の上部支持突部及び下部支持突部を設けるとともに、トレイ本体の中心点を中心に上部支持突部と下部支持突部とを点対称位置に配設するように構成し、前記上部支持突部と桟との間に指を挿入するための把持孔を設けるとともに、前記各容器収容孔内には前記周縁フランジを桟に係止させることにより箱型容器を収容することができるように構成し、前記縦横に格子状に延びる桟のうち、前記トレイ本体の短手方向の中央に位置しつつ前記トレイ本体の長手方向に延びる桟に前記上部支持突部及び下部支持突部を設け、前記縦横に格子状に延びる桟のうち、前記トレイ本体の短手方向に延びる桟の上面には凹部が凹設されていることを特徴とするものである。
【0006】
請求項2に記載の発明の多段積みトレイは、請求項1に記載の発明において、前記縦横に格子状に延びる桟のうち、前記トレイ本体の短手方向の中央に位置しつつ前記トレイ本体の長手方向に延びる桟に設けられる前記上部支持突部には係合突起が突設されていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項3に記載の発明の多段積みトレイは、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記縦横に格子状に延びる桟のうち、前記トレイ本体の短手方向の中央に位置しつつ前記トレイ本体の長手方向に延びる桟に設けられる前記下部支持突部には係合筒が設けられ、該係合筒は上端部が開口されていることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、多段積みトレイを構成するトレイ本体11は、合成樹脂により平面長方形状に形成されている。この多段積みトレイは、イチゴ、ブドウ、いちじく、びわ、チェリー、プラム、プチトマト等の果実、野菜又はその他小型精密部品を収容するための箱型容器12を最大10個まで収容して運搬することができるように構成されている。さらに、この多段積みトレイは、上下にスタッキング状態及びネスティング状態で多段積みすることができるとともに、多段積みされた状態で、図5に示されるような運搬用容器内に収容して運搬することができるようになっている。
【0009】
図2に示すように、多段積みトレイのトレイ本体11は、縦方向に延びる6本の縦桟21と、横方向に延びる3本の横桟22とから平面格子状に形成されている。これら縦桟21及び横桟22は、いずれも長四角板状に形成されているうえ、その下面には縦横に延びる複数の補強リブが設けられ、トレイ本体11の強度を高めている。
【0010】
このトレイ本体11には、隣接する各一対の縦桟21及び横桟22により長四角枠状に取り囲まれることにより、長四角孔状に形成された容器収容孔23が合計10個貫設され、前記箱型容器12を収容することができるようになっている。これら容器収容孔23の周縁部を構成する縦桟21及び横桟22の側面は、いずれも上方ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成されている。さらに、これら縦桟21及び横桟22の上面は平坦に形成されているうえ、複数の水抜き孔24が貫設されている。また、中央部に位置する縦桟21の上面には、平面長四角形状に形成された取出し用凹部25が凹設され、前記容器収容孔23内に収容された箱型容器12を容易に取出すことができるようになっている。
【0011】
図1〜図4に示すように、このトレイ本体11は、各横桟22の一部を上方及び下方にアーチ状に膨出させることにより複数の上部支持突部31及び下部支持突部32が設けられている。これら上部支持突部31及び下部支持突部32は、いずれも平面又は底面から見たとき、容器収容孔23の短辺とほぼ同じ長さに形成されているうえ、各容器収容孔23の短辺に沿うように設けられている。さらに、上部支持突部31と下部支持突部32とは、縦方向及び横方向に互い違いに位置するように配設されているうえ、図1及び図2に示されるトレイ本体11の中心点Oを中心に点対称位置となるように配設されている。例えば、トレイ本体11の一方のコーナ部には下部支持突部32が設けられ、その下部支持突部32と中心点Oを挟んで点対称となるトレイ本体11の対向するコーナ部には上部支持突部31が設けられている。また、トレイ本体11の一側部中央には上部支持突部31が設けられ、その上部支持突部31と中心点Oを挟んで点対称となるトレイ本体11の他側部中央には下部支持突部32が設けられている。
【0012】
上部支持突部31は、正面アーチ状(ほぼ逆U字状)に形成されている。この上部支持突部31の中央部(上端部)は横桟22と平行に延びる(水平面に沿って延びる)ように形成され、両側部は上方ほど狭まるテーパ形状に形成されている。さらに、この上部支持突部31の上端面(外面)は、その両側部から上端部へと向かって弧を描くような滑らかな曲面により構成されている。加えて、これら上部支持突部31は、軽量化を図りつつ強度を高めるために断面U字状に形成されている。
【0013】
これら上部支持突部31の下面と横桟22との間には、指を挿入することが可能な正面半円形状の把持孔33が開口され、上部支持突部31の中央部を手で把持してトレイ本体11を運搬することができるように構成されている。すなわち、前記上部支持突部31の中央部は、トレイ本体11を運搬するための把持部31aとなっている。また、トレイ本体11の中央に位置する横桟22に沿って設けられた上部支持突部31の上端部中央には、円柱状に形成された係合手段を構成する係合突起34が突設されている。
【0014】
下部支持突部32は、正面逆アーチ状(ほぼU字状)に形成されている。この下部支持突部32の中央部(下端部)は横桟22と平行に延びる(水平面に沿って延びる)ように形成され、両側部は上方ほど狭まるテーパ形状に形成されている。さらに、この下部支持突部32の下端面(外面)は、その両側部から下端部へと向かって弧を描くような滑らかな曲面により構成されている。加えて、これら下部支持突部32は、軽量化を図りつつ強度を高めるために断面逆U字状に形成されている。
【0015】
トレイ本体11の中央に位置する横桟22に沿って設けられた下部支持突部32の下端部中央には、係合手段を構成する係合筒35が設けられているうえ、各係合筒35の上端部には係合確認孔36が円孔状に貫設されている。また、トレイ本体11の両端に位置する横桟22に沿って設けられた下部支持突部32の下端部中央には、前記係合確認孔36と同形状の水抜き孔36aが貫設されている。
【0016】
各横桟22において、隣接して設けられた上部支持突部31と下部支持突部32との間には緩衝部37が設けられている。この緩衝部37は、上部支持突部31の端部と下部支持突部32の端部との間の横桟22の上壁によって構成されている。この緩衝部37は、上部支持突部31及び下部支持突部32に上下方向の振動や衝撃が加えられたとき、僅かに斜め方向に弾性変形して力を逃がすことにより、その振動や衝撃が容器収容孔23へと伝播するのを抑えることができるようになっている。
【0017】
また、トレイ本体11の前後両端に位置する横桟22に設けられた緩衝部37の外側部には、上部支持突部31の端部外側面と下部支持突部32の端部外側面との間を連続的に繋ぐように、ほぼ四角板状に形成された補強板38が設けられている。この補強板38は、横桟22の両側縁に沿って垂下されているうえ、上部支持突部31の端部外側面と下部支持突部32の端部外側面とを含む同一面内で、それらと一体的に構成されている。この補強板38は、上部支持突部31及び下部支持突部32に加えられる荷重を受け止めるための補強の役割を果たし、トレイ本体11の不可逆的な変形や破損を効果的に防止することができるように構成されている。
【0018】
一方、このトレイ本体11は、前記中心点Oを通ってトレイ本体11の左右両側縁と平行に延びる中心線を境にして、その左側の領域を淡緑色で着色するとともに、右側の領域を濃緑色(図面上では間隔の粗い斜線で示されている)で着色されている。
【0019】
上記多段積みトレイの作用について以下に記載する。
さて、上記のように構成される多段積みトレイは、各容器収容孔23内に箱型容器12を収容して保管、陳列及び運搬することができる。図1及び図7(b)に示すように、前記箱型容器12は、透明なポリエチレンシートをプレス成形することにより有底長四角箱状に形成されている。この箱型容器12は、長四角板状の底壁41と、その底壁41の周縁に沿って立設された側壁42とを備えている。さらに、前記各側壁42は、上方ほど僅かに拡がるテーパ形状に形成されているうえ、それら側壁42の上端部(上部開口部)には、断面逆L字状に形成された周縁フランジ43が外側方に延びるように突設されている。
【0020】
各箱型容器12は、その底部をトレイ本体11の上方から容器収容孔23内に挿入することによって、その上端部に設けられた周縁フランジ43が容器収容孔23の周縁部を構成する縦桟21及び横桟22の上面に引掛けられて係止される。このとき、図7に示されるように、各箱型容器12は、その底壁41が下部支持突部32の下端部よりも僅かに高い位置に配置されるように容器収容孔23内で吊り下げられた状態で収容保持されている。このため、運搬時に振動や衝撃が加えられた場合でも、周縁フランジ43及びその周囲が弾性変形することによる衝撃吸収作用が働き、箱型容器12への振動や衝撃の伝播が極めて効果的に抑制される。また、箱型容器12内に果実や野菜を収容して冷蔵又は冷凍状態で保管する場合には、箱型容器12の底壁41及び側壁42の周囲に遮蔽物がないことから、冷気の循環が極めて良好に行われる。その結果、箱型容器12内の収容物の傷みを抑えて高い品質を長期間維持させることが容易である。
【0021】
また、容器収容孔23内に収容された状態の箱型容器12を取出す場合には、まず、箱型容器12の周縁フランジ43と、縦桟21の上面に設けられた取出し用凹部25との間に指を挿入して周縁フランジ43の下端部を引掛ける。そして、その引掛けた指を上方に引き上げることによって、周縁フランジ43を介して箱型容器12が引き上げられ、その箱型容器12が取出し容易な状態となる。
【0022】
このトレイ本体11には、最大10個の箱型容器12を収容することができる。これら箱型容器12を収容した状態のトレイ本体11を個々に運搬する際には、好ましくはトレイ本体11の両端部又は両側部に設けられた対向する一対の上部支持突部31の把持孔33内に指を挿入し、その上部支持突部31の中央部(把持部31a)を手で把持することによって行われる。このとき、運搬時に指や手から伝えられる振動や衝撃は、上記周縁フランジ43及びその周囲の弾性変形による衝撃吸収作用に加えて、把持された上部支持突部31自体並びに縦桟21及び横桟22が僅かにしなることによる弾性変形によっても緩衝され得る。
【0023】
一方、この多段積みトレイは、箱型容器12を収容した状態(使用状態)の複数のトレイ本体11を上下にスタッキング状態で多段積みして保管及び運搬することができる。さらに、箱型容器12を収容していない状態(不使用状態)の複数のトレイ本体11を上下にスタッキング状態でコンパクトに多段積みして保管及び運搬することもできる。これら多段積みされたトレイ本体11は、有底長四角箱状に形成された運搬用容器、例えば図5に示されるような折り畳み式運搬用容器の容器本体51内に載置して保管及び運搬するのが好ましい。
【0024】
この折り畳み式運搬用容器の容器本体51は、トレイ本体11とほぼ同じ平面形状をなす長四角板状の底壁52と、その底壁52の周縁に立設された対向する各一対の長側壁53及び短側壁54とにより上面に開口部を有する有底長四角箱状に形成されている。底壁52の長辺側の両側縁には長四角板状に形成された一対の支持突条55が突設されるとともに、各長側壁53はそれぞれ前記支持突条55上に回動可能に立設支持されている。また、各短側壁54は、それぞれ底壁52の短辺側の両側縁に沿って回動可能に立設支持されている。
【0025】
長側壁53及び短側壁54の両側部には一対の嵌合部56が設けられ、それぞれ対応する嵌合部56を嵌合することにより長側壁53と短側壁54とが互いに支持し合い、それらが底壁52の周縁に垂設した状態を維持することができるように構成されている。さらに、各短側壁54の上部中央には、長孔状に形成された保持部57が貫設されており、この保持部57に指を引掛けることにより容器本体51の運搬を容易に行うことができるようになっている。また、底壁52及び各側壁53,54には、それぞれ多数のスリット58が透設され、冷蔵庫又は冷凍庫内で保冷する場合には、それらスリット58を通って冷気が容器本体51の内部に容易に導入されるようになっている。
【0026】
そして、この折り畳み式運搬用容器は、一対の短側壁54を容器本体51の内方に回動させて底壁52の上面に折り畳んだ後、一対の長側壁53を容器本体51の内方に回動させて前記折り畳まれた両短側壁54の上面に折り畳むことによって、平板状にコンパクトに折り畳まれる。また、折り畳まれた状態の容器本体51を組立てる際には、まず、一対の長側壁53を容器本体51の外方(上方)に回動させて支持突条55上に立設させた後、一対の短側壁54を容器本体51の外方(上方)に回動させて底壁52の周縁に沿って立設させ、さらに対応する嵌合部56同士を嵌合させることにより行われる。
【0027】
図1に示すように、複数のトレイ本体11をスタッキング状態で多段積みする場合には、まず、トレイ本体11表面の色を目安に、上下に隣接するトレイ本体11の向きが逆、すなわち上下のトレイ本体11が中心点Oを中心に180°回転した状態となるように、方向と上下の位置を合わせる。次に、図7(a)に示すように、下段のトレイ本体11中央に設けられた左右の係合突起34を、上段のトレイ本体11中央に設けられた対応する係合筒35内に係入させることによって、下段のトレイ本体11の上部に、上段のトレイ本体11を載せる。なお、前記上部支持突部31と下部支持突部32との係入状態は、上段のトレイ本体11の上方から前記下部支持突部32を目視し、その上端部の係合確認孔36内に異なる色に着色された前記係合突起34を確認することによって容易に確認することができる。
【0028】
このとき、上下のトレイ本体11中央の横桟22を、前記各一対の係合突起34及び係合筒35を介した2点で上下に位置合わせすることによって、両トレイ本体11の上下の位置関係が固定されるとともに、横方向への位置ずれが確実に防止された状態となる。さらにこのとき、上下のトレイ本体11の前後両端に設けられた上部支持突部31の上端部と下部支持突部32の下端部とが上下に当接された状態となり、両トレイ本体11が上下にスタッキング状態で安定に積み重ねられている。
【0029】
また、このスタッキング状態での多段積みは、折り畳み式運搬用容器の容器本体51内でトレイ本体11を下から順に積み重ねていくことにより極めて容易に行うことができる。すなわち、トレイ本体11を容器本体51の側壁53,54の内側面に沿うように下降させることにより、各トレイ本体11の外周縁がそれら側壁53,54の内側面にガイドされながらほぼ適正な位置に載置され、トレイ本体11の上下方向の位置合わせを特に行う必要がなくなる。
【0030】
また、このトレイ本体11は、上下にスタッキング状態で多段積みする場合であって、折り畳み式運搬用容器の側壁53,54による前記積み重ねガイド作用がない場合でも、その積み重ね作業を容易に行うことが可能となっている。すなわち、上下のトレイ本体11の前後両端縁を概ね上下に揃えた状態で上段のトレイ本体11を下降させることによって、図8に示されるように、上段のトレイ本体11の下部支持突部32の下端部が、下段のトレイ本体11の上部支持突部31上端部の任意の位置に容易に当接される。続いて、この当接状態にある上段のトレイ本体11をその前後両端縁に沿って横方向にスライドさせることにより、前記下段の上部支持突部31の上端部外面に沿って上段の下部支持突部32の下端部外面が滑らかにスライドされ、図7に示される適正な位置に載置される。
【0031】
図7(a)及び(b)に示すように、スタッキング状態のトレイ本体11は、色の異なる領域が上下に互い違いに配置されるように多段積みされている。さらに、これらスタッキング状態で多段積みされたトレイ本体11内の各箱型容器12は、互いに所定間隔をおいて整然と並んで収容されている。各箱型容器12の上方には、横方向(正面)から見ると、上部支持突部31により仮想的に枠取りされた上部収容空間が存在しており、箱型容器12の上部開口部を越えて上部収容空間内にまで収容物を満載するための充分なスペースが確保されている。
【0032】
このスタッキング状態で多段積みされたトレイ本体11を運搬する際には、多段積み状態のトレイ本体11を前記折り畳み式運搬用容器の底壁52上に載置した状態で、その容器本体51の保持部57を両手で把持して運搬する。この多段積み状態のトレイ本体11の運搬時に加えられる振動や衝撃は、上記周縁フランジ43周囲の弾性変形による衝撃吸収作用によって効果的に低減される。さらに、前記当接状態にある上部支持突部31及び下部支持突部32自体のしなりによる衝撃緩衝作用、並びに上部支持突部31と下部支持突部32との間の緩衝部37による衝撃緩衝作用によってより一層低減される。その結果、箱型容器12への振動や衝撃の伝播が極めて効果的に抑制され、収容物の傷みや破壊が効果的に抑制される。
【0033】
また、箱型容器12内に果実や野菜を収容して冷蔵又は冷凍状態で保管する場合には、箱型容器12の底壁41及び側壁42の周囲に遮蔽物がないうえ、折り畳み式運搬用容器の底壁52及び各側壁53,54にスリット58が設けられていることから、冷気の導入及び循環が極めて良好に行われる。その結果、箱型容器12内の収容物の傷みを抑えて高い品質を長期間維持させることが容易である。
【0034】
図6に示すように、複数のトレイ本体11をネスティング状態で多段積みする場合には、まず、トレイ本体11表面の色を目安に、上下に隣接するトレイ本体11の向きが同じとなるように、方向と上下の位置を合わせた後、下段のトレイ本体11の上部に、上段のトレイ本体11を載置する。このとき、下段のトレイ本体11の下部支持突部32の上部に、上段のトレイ本体11の下部支持突部32の下端部が収容されるとともに、これら下部支持突部32同士が係合しながら積み重ねられる。さらに、下段のトレイ本体11の上部支持突部31は、上段のトレイ本体11の上部支持突部31の把持孔33内に収容されるとともに、これら上部支持突部31同士が係合しながら積み重ねられる。
【0035】
そして、このネスティング状態で多段積みされた複数のトレイ本体11は、前記複数の係合状態の形成により、上下の位置関係が安定的に固定されているうえ、極めてコンパクトな平板状となる。さらに、このネスティング状態で多段積みされたトレイ本体11は、同じ色に着色された領域が上下に揃って配置されるように多段積みされていることから、外観が良好である。このネスティング状態のトレイ本体11は、好ましくは折り畳み式運搬用容器内に収容して運搬される。このとき、このネスティング状態での多段積みにより嵩が減少して余剰となった折り畳み式運搬用容器は、折り畳んだ状態で互いに上下に積み重ねた後、前記トレイ本体11が収容された容器本体51の上方又は下方に段積みすることによってコンパクトに運搬することが可能である。
【0036】
上記実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 実施形態の多段積みトレイは、縦横に格子状に延びる縦桟21及び横桟22により長四角枠状に取り囲まれた複数の容器収容孔23が設けられた平面長方形状のトレイ本体11により構成されている。さらに、前記横桟22を上方及び下方にアーチ状に膨出させることにより複数の上部支持突部31及び下部支持突部32を設けるとともに、トレイ本体11の中心点Oを中心に上部支持突部31と下部支持突部32とが点対称位置となるように配設されている。
【0037】
すなわち、このトレイ本体11は、箱型容器12の周縁フランジ43を容器収容孔23の周縁部に係止させることによって、中空に吊った状態で箱型容器12を収容するように構成されている。このため、各箱型容器12内の収容物に対して、運搬時の振動や衝撃がそのまま直接伝えられることがなく、常に減弱された振動や衝撃が伝えられるように構成されており、果実、野菜、小型精密部品等の収容物の傷みや破損を効果的に抑制することができる。
【0038】
さらに、このトレイ本体11は、上部支持突部31の両側部外側面が上方ほど狭まるテーパ形状をなすとともに、それら上部支持突部31の両側部外側面上端と、上端部上端面両端(把持部31aの上端面両端)との境界部分が滑らかな正面円弧状をなす曲面により形成(面取り)されている。さらに、下部支持突部32の両側部外側面が下方ほど狭まるテーパ形状をなすとともに、それら下部支持突部32の両側部外側面上端と、下端部下端面両端との境界部分が滑らかな正面円弧状をなす曲面により形成(面取り)されている。
【0039】
このため、複数のトレイ本体11を上下にスタッキング状態で多段積みする際には、前記上部支持突部31の中央部から上端部の外面(上面)と、下部支持突部32の中央部から下端部の外面(下面)とが、適正な位置での当接状態を達成するためのガイド機能を果たすように構成されている。すなわち、例えば、トレイ本体11をスタッキング状態で多段積みする際に、上段のトレイ本体11の下部支持突部32の側部外面が、下段のトレイ本体11の上部支持突部31の側部外面と不適切に当接してしまった場合でも、それらの外面同士を滑らかにスライドさせて適正な位置に当接させることが容易である。従って、箱型容器12を収容した状態での多段積み作業を極めて容易に行うことができる。
【0040】
加えて、このトレイ本体11は、同じ方向で上下に積み重ねることにより、極めてコンパクトなネスティング状態で多段積みすることが可能となっている。特に、上部支持突部31及び下部支持突部32がいずれもアーチ状に形成されていることから、ネスティング状態で多段積みする際には、上部支持突部31同士及び下部支持突部32同士が互いにガイドし合いながら滑り込むように重ね合わされることから、ネスティング作業を極めて容易かつ迅速に行うことができる。また、このトレイ本体11は、ネスティング状態で多段積みすることにより小さくコンパクトになることから、不使用状態のトレイ本体11を運搬して回収するのが極めて容易である。
【0041】
一方、このトレイ本体11は、段ボール等の容器と比較して、ホチキスや粘着テープによる煩雑な組立て作業や開封作業を行う必要がないうえ、使用後のゴミの発生による資源の浪費がない。加えて、繰返し使用によるコスト削減効果を発揮することができるうえ、箱型容器12に冷気を導入することが著しく容易であることから、高い冷却効果を発揮することができる。また、このトレイ本体11は、箱型容器12を収容した状態のままで売り場に陳列してもよく、この場合には、各箱型容器12内の収容物全体を外部から容易に視認できるという利点も有している。
【0042】
・ このトレイ本体11は、上部支持突部31の上端部中央部(把持部31a)上端面と、下部支持突部32の下端部中央部下端面とが広い範囲に渡って平坦(水平面に沿って延びるよう)に形成されている。このため、複数のトレイ本体11をスタッキング状態で多段積みする際には、前記上部支持突部31の広く形成された上端面の任意の場所に、前記下部支持突部32の広く形成された下端面の任意の部位を当接させるのが極めて容易である。その結果、箱型容器12を収容した状態での多段積み作業をより一層容易に行うことができる。
【0043】
・ 上部支持突部31と横桟22との間に指を挿入するための把持孔33を設けることによって、著しく簡単な構成で、箱型容器12を収容した状態での運搬作業を容易に行うことができる。特に、前記把持孔33は、トレイ本体11の上端部に設けられていることから、折り畳み式運搬用容器の容器本体51内に積み込んだり、容器本体51内から取り出したりする作業を行うのに最適である。
【0044】
・ 上部支持突部31の上端部と、下部支持突部32の下端部との間に係合手段としての係合突起34及び係合筒35を設けることによって、トレイ本体11をスタッキング状態で多段積みしたときの上下の位置ずれを防止し、安定した状態で多段積みすることができる。
【0045】
・ 中心点Oを通るトレイ本体11の中心線を境に、トレイ本体11を異なる色に着色することによって、スタッキング状態及びネスティング状態で多段積みする際のトレイ本体11の方向を容易に把握することができる。このため、これらの作業を行う際の作業性を極めて容易に高めることができる。
【0046】
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 上部支持突部31を図9(a)に示されるようなアーチ状(正面台形状)に形成すること。すなわち、この上部支持突部31の上端部を構成する把持部31aは、横桟22と平行に延びる(水平面に沿って延びる)ように形成されている。さらに、把持部31aの両端と横桟22との間を構成する上部支持突部31の両側部は、いずれも把持部31aの両端と横桟22とを斜め方向に結ぶ直線に沿って形成されている。加えて、前記把持部31aと上部支持突部31の両側部とが交わる部分には、把持部31aの上端面と上部支持突部31の外側面とを滑らかに繋ぐように、丸みを帯びた形状に形成された面取り部61が設けられている。このように構成した場合でも、トレイ本体11をスタッキング状態で多段積みする際に、上段のトレイ本体11の下部支持突部32の外面が、下段のトレイ本体11の上部支持突部31の面取り部61を容易かつ滑らかに越えてスライドすることが可能である。従って、スタッキング状態での多段積み作業を容易に行うことができる。
【0047】
・ 下部支持突部32を、上記図9(a)に示される上部支持突部31を上下逆にしたような形状に形成してもよい。
・ 上部支持突部31を図9(b)に示される形状に形成すること。すなわち、この上部支持突部31の両端部は、上記実施形態と同様に側断面U字状に形成されている。一方、この上部支持突部31の中央部は、側断面逆U字状に形成されている。このように構成した場合、前記側断面逆U字状に形成された上部支持突部31の中央部上端面が広く形成されていることから、トレイ本体11をスタッキング状態で多段積みする際の作業性を容易に高めることができるうえ、スタッキング状態がより一層安定する。また、上部支持突部31の水はけを良好にすることもできる。
【0048】
・ 上部支持突部31全体を側断面逆U字状に形成すること。このように構成した場合、トレイ本体11をスタッキング状態で多段積みする際の作業性を容易に高めることができるうえ、スタッキング状態がより一層安定する。また、上部支持突部31の水はけを良好にすることもできる。
【0049】
・ 上部支持突部31又は下部支持突部32に、縦桟21と平行に延びる補強リブを設けること。このように構成した場合、上部支持突部31又は下部支持突部32の強度をより一層高めることができる。
【0050】
・ 図9(b)に示すように、係合筒35の下端部に前後一対の円弧状の切欠き62を設けること。或いは、係合筒35の下端部に左右一対の円弧状の切欠き62を設けてもよい。このように構成した場合、トレイ本体11をスタッキング状態で多段積みする際に、係合突起34と係合筒35との係合を容易かつ迅速に行うことができる。
【0051】
・ 上部支持突部31及び下部支持突部32を上記実施形態の2倍の長さ、すなわち箱型容器12の短辺のほぼ2倍の長さに形成してもよい。
・ 上部支持突部31及び下部支持突部32を縦桟21に沿って設けてもよい。
【0052】
・ トレイ本体11を単色としてもよい。このように構成した場合、トレイ本体11の製造を容易に行うことができる。
・ トレイ本体11の両端に位置する横桟22の上部支持突部31にも係合突起34を設けてもよい。
【0053】
・ 係合突起34及び係合筒35を省略してもよい。このように構成した場合でも、トレイ本体11の平面形状とほぼ同形状の底壁52を有する折り畳み式運搬用容器を使用することにより、トレイ本体11を上下にスタッキング状態で多段積みすることが可能である。
【0054】
・ 箱型容器12の周縁フランジ43を、例えば、箱型容器12のコーナ部にのみ設けてもよい。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
【0055】
・ 前記上部支持突部の中央部に水平方向に延びる把持部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多段積みトレイ。このように構成した場合、トレイ本体を容易に把持することができる。
【0056】
・ 前記上部支持突部及び下部支持突部の両側部を、いずれも先端側ほど狭まるテーパ形状に形成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多段積みトレイ。このように構成した場合、ネスティング状態で多段積みするのが容易である。
【0057】
・ 前記上部支持突部又は下部支持突部の外面を滑らかな曲面により構成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多段積みトレイ。このように構成した場合、スタッキング状態で多段積みする作業をより一層容易に行うことができる。
【0058】
・ 前記上部支持突部又は下部支持突部の外面を面取りしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多段積みトレイ。このように構成した場合、スタッキング状態で多段積みする作業をより一層容易に行うことができる。
【0059】
・ 前記上部支持突部と下部支持突部とを桟に沿って交互に配設したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多段積みトレイ。
・ 前記係合手段を、トレイ本体の両端部、両側部又は対向する一対のコーナ部に各一対設けたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の多段積みトレイ。このように構成した場合、上下のトレイ本体を離間した2点で係合させることにより、極めて容易にスタッキング状態で多段積みすることができることから、その作業をさらに容易に行うことができる。また、トレイ本体の構成を簡略化することもできる。
【0060】
・ 前記係合手段の係合状態をトレイ本体の上方から確認可能に構成したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の多段積みトレイ。このように構成した場合、上下のトレイ本体をさらに容易にスタッキング状態で多段積みすることができる。
【0061】
・ 前記桟の上面中央部に取出し用凹部を設け、前記収容状態の箱型容器の周縁フランジの下端部に指を引掛けることができるように構成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多段積みトレイ。
【0062】
・ 上端部に周縁フランジが設けられた有底四角箱状の箱型容器を横に並べて複数個収容することができるとともに、前記箱型容器を収容した状態で上下にスタッキング状態で多段積みすることができるように構成された多段積みトレイであって、縦横に格子状に延びる桟により四角枠状に取り囲まれた複数の容器収容孔が設けられた平面四角形状のトレイ本体により構成され、前記桟を上方及び下方にアーチ状に膨出させることにより複数の上部支持突部及び下部支持突部を設けるとともに、トレイ本体の中心点を中心に上部支持突部と下部支持突部とを点対称位置に配設するように構成し、前記各容器収容孔内には前記周縁フランジを桟に係止させることにより箱型容器を収容することができるように構成したことを特徴とする多段積みトレイ。このように構成した場合、箱型容器内の収容物に伝わる振動や衝撃を効果的に低減させることができるうえ、箱型容器を収容した状態での多段積み作業を容易に行うことができる。
【0063】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項に記載の発明の多段積みトレイによれば、箱型容器内の収容物に伝わる振動や衝撃を効果的に低減させることができるうえ、箱型容器を収容した状態での多段積み作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のスタッキング状態のトレイ本体を示す分解斜視図。
【図2】 (a)は実施形態の多段積みトレイのトレイ本体を示す平面図、(b)は同じく底面図。
【図3】 (a)は実施形態の多段積みトレイのトレイ本体を示す正面図、(b)は図2(a)の3b−3b線から見たトレイ本体を示す正断面図、(c)は図2(a)の3c−3c線から見たトレイ本体を示す正断面図。
【図4】 実施形態の多段積みトレイのトレイ本体を示す側面図。
【図5】 実施形態の多段積みトレイを収容する運搬用容器を示す斜視図。
【図6】 実施形態のネスティング状態の多段積みトレイを示す正断面図。
【図7】 (a)及び(b)はいずれも、実施形態のスタッキング状態の多段積みトレイのトレイ本体の一部を示す正断面図。
【図8】 実施形態の多段積み途中のトレイ本体を示す正断面図。
【図9】 (a)は実施形態以外の多段積みトレイの上部支持突部の一部を示す正面図、(b)は実施形態以外のトレイ本体の一部を示す正断面図。
【符号の説明】
11…トレイ本体、12…箱型容器、21…桟としての縦桟、22…桟としての横桟、23…容器収容孔、31…上部支持突部、32…下部支持突部、33…把持孔、34…係合手段を構成する係合突起、35…係合手段を構成する係合筒、43…周縁フランジ、O・・・中心点。

Claims (3)

  1. 上端部に周縁フランジが設けられた有底四角箱状の箱型容器を横に並べて複数個収容することができるとともに、前記箱型容器を収容した状態で上下にスタッキング状態で多段積みすることができるように構成された多段積みトレイであって、
    縦横に格子状に延びる桟により四角枠状に取り囲まれた複数の容器収容孔が設けられた平面長方形状のトレイ本体により構成され、
    前記桟を上方及び下方にアーチ状に膨出させることにより複数の上部支持突部及び下部支持突部を設けるとともに、トレイ本体の中心点を中心に上部支持突部と下部支持突部とを点対称位置に配設するように構成し、
    前記上部支持突部と桟との間に指を挿入するための把持孔を設けるとともに、前記各容器収容孔内には前記周縁フランジを桟に係止させることにより箱型容器を収容することができるように構成し
    前記縦横に格子状に延びる桟のうち、前記トレイ本体の短手方向の中央に位置しつつ前記トレイ本体の長手方向に延びる桟に前記上部支持突部及び下部支持突部を設け、
    前記縦横に格子状に延びる桟のうち、前記トレイ本体の短手方向に延びる桟の上面には凹部が凹設されていることを特徴とする多段積みトレイ。
  2. 前記縦横に格子状に延びる桟のうち、前記トレイ本体の短手方向の中央に位置しつつ前記トレイ本体の長手方向に延びる桟に設けられる前記上部支持突部には係合突起が突設されていることを特徴とする請求項1に記載の多段積みトレイ。
  3. 前記縦横に格子状に延びる桟のうち、前記トレイ本体の短手方向の中央に位置しつつ前記トレイ本体の長手方向に延びる桟に設けられる前記下部支持突部には係合筒が設けられ、該係合筒は上端部が開口されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多段積みトレイ。
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