JP4666789B2 - コンテンツ配信システムおよびコンテンツ配信サーバ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像および文字を含むコンテンツを配信する配信システムおよびこれに利用されるサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インターネットなどを介し各種コンテンツを配信するコンテンツ配信サービスが行われている。このような配信サービスの対象には、音楽、ビデオ画像、図書など各種のコンテンツがある。
【0003】
この中には、コミックコンテンツの配信サービスもある。このコミックコンテンツは、作家の書いた絵であって、通常登場するキャラクタと吹き出しなどに記載されたキャラクタのセリフ等を含んでいる。そして、これら全体を画像データとして取り込んで配信している。
【0004】
一方、配信を受ける端末装置としては、通常のパーソナルコンピュータ等の他、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)や携帯電話等の携帯端末がある。このような携帯端末では、画面が比較的小さい。そこで、このような携帯端末への配信においては、1コマまたは4コマの漫画に限定し、1画面に1コマを表示するように配信している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、携帯端末では、その画面が小さいため、セリフなどの文字表示が小さくなり読みづらいという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像および文字を含むコンテンツを配信する配信システムであって、送信側は、複数の画面を構成する画像データと、この画像データの画面に対応づけられた文字データと、各画面の前記画像データと文字データの対応づけを含む制御データと、を送信し、これらデータを受信する受信側は、画像データの1画面の画像データを画面の画像表示領域に表示するとともに、制御データによって対応づけられた文字データを同一画面上の画像表示領域から区別された文字表示領域に表示することを特徴とする。
【0007】
このように、文字データを画像データと分離して送るため、文字データについてはテキストデータにでき、データ量を小さくできる。また、文字表示領域を別に設けたため、携帯端末において漫画などを読む場合においてセリフを読みやすくできる。また、文字データが分離されているため、セリフを他国語にすることも容易である。
【0008】
また、送信側は、前記受信側における画像データおよび文字データを表示するためのアプリケーションプログラムをあわせて送信し、受信側は、受信したアプリケーションプログラムを利用して表示を行うことが好適である。例えば、java言語で書いたプログラムをコンテンツデータとともにダウンロードできるようにして、受信側においてコンテンツを表示することができる。
【0009】
また、送信側は、画像データおよび文字データをウェッブコンテンツとして記憶し、受信側がウェッブブラウザによって、データを取得することが好適である。これによって、受信側は特別なプログラムが不要になる。
【0010】
また、本発明は、画像および文字を含むコンテンツを配信する配信サーバであって、画像データと、この画像データに対応づけられた文字データと、画面上の画像データを表示する画像表示領域と、文字データを表示する文字表示領域とを指定するとともに同時に表示する画像データと文字データの対応付けデータを含む制御データを送信することを特徴とする。
【0011】
また、前記画像データには内部に文字表示が本来行われるべき文字該当領域の表示が含まれており、1画面の画像データ中に文字該当領域が複数ある場合に、表示される文字データに対応する文字該当領域と他の文字該当領域から区別する表示を含めることが好適である。これによって、文字表示領域に表示された文字の本来の位置を容易に認識できる。
【0012】
また、前記画像データは複数のキャラクタと含み、前記文字データは前記キャラクタのセリフデータであることが好適である。
【0013】
また、前記文字データには、キャラクタ名称についてのデータが含まれ、画面上のセリフデータの表示には、キャラクタ名称が追加表示されることが好適である。これによって、誰のセリフであるかを容易に認識できる。
【0014】
また、前記文字データには、複数国の言語で文字データが含まれており、表示言語が選択可能であることが可能である。文字データが別なので、他国語のデータを用意することも簡単であり、ユーザが容易に言語を選択できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るコミックコンテンツ配信サービスの構成例を示す図である。
【0016】
コミック閲覧クライアント1は、インターネット等のネットワーク2を介して配信されるコミックコンテンツを閲覧するための端末であり、携帯電話、PDA、パソコン、デジタルTV受像機などである。このコミック閲覧クライアント1は、少なくとも記憶部11、制御部12、出力部13、通信インタフェース部14、入力部15を備える。
【0017】
記憶部11はROM、RAM、メモリカード、ハードディスクなどの2次記憶装置からなり、コミック閲覧クライアントの制御プログラム、コミック閲覧プログラム、コミックコンテンツ等を格納する。制御部12はCPUからなり、記憶部11に格納されたプログラムに従い、周辺装置の制御を行う。出力部13はLCD、ブラウン管等の表示出力装置及びスピーカ等の音声出力装置からなり、コミックイメージやセリフテキストの表示及びBGMやセリフの発声を行う。入力部15はキーボード、ボタン、タッチパネル、リモコン等からなり、コミック閲覧者の入力を受け付ける。
【0018】
通信インタフェース部14は、ネットワーク2を介してコミックサーバ3の通信インタフェース部31と接続し、コマンドやデータの送受信を行う。ネットワーク2は、例えばインターネットであるが、その他の通信回線であってもよい。
【0019】
コミックサーバ3は、コミックコンテンツを蓄積し、閲覧を要求するクライアントに対してコンテンツを配信するサーバであり、ワークステーション、パソコンなどで構成される。コミックサーバは少なくとも通信インタフェース部31、記憶部32、制御部33を備える。
【0020】
記憶部32は、ROM、RAM、ハードディスクなどの記憶媒体からなり、コミックサーバの制御プログラム、コミックコンテンツ等を格納する。制御部33はCPUからなり、制御プログラムを実行して、通信インタフェース部31を介し、ネットワーク2はコミックコンテンツを送信するなどの処理を行う。
【0021】
図2はコミック閲覧クライアントでコミックコンテンツを読んでいるときの表示画面例を示す。表示画面4は少なくともイメージ表示エリア41とセリフ表示エリア42とからなる。
【0022】
イメージ表示エリア41はコミックのビットマップイメージの一部領域を表示するエリアであり、現在読み進めているコマのビットマップイメージが表示される。
【0023】
セリフ表示エリア42はテキストを表示するエリアであり、現在読み進めているセリフとそのセリフを言っている登場人物名がテキストで表示される。図2の例は、右側の登場人物A子が「これあげる。」と言っている場面である。
【0024】
吹き出しエリア43は、セリフ表示エリアに表示されているセリフに対応する吹き出しイメージであり、他の吹き出しイメージと区別ができるように強調表示される。図2の例では、吹き出しイメージの内部を塗りつぶすことで、セリフに対応する吹き出しが判別できるようになっている。このように、イメージ表示エリア42には、吹き出しが2つあるが、セリフ表示エリア42には、一方の吹き出し表示エリア43に対応するセリフのみが表示される。これによって、小さなセリフ表示エリア42を利用して、比較的大きな字で読みやすい表示が行える。また、セリフが長い場合には、1つの吹き出しについてのセリフを複数回に分けて表示してもよい。また、セリフが短い場合には2つの吹き出しについてのセリフを一緒に表示してもよく、この場合には複数の吹き出しにセリフ表示中のマークがつけられる。なお、区別ができれば、丸や四角のマークを表示したり、色を変更したりしてもよい。
【0025】
図3はコミックコンテンツ5のデータ構成を示している。コミックコンテンツは図1に示すコミックサーバ3の記憶部32に蓄積されており、コミック閲覧クライアント1からの要求に応じて、ネットワーク2を介してコミック閲覧クライアント1の記憶部11に転送される。
【0026】
コミックコンテンツは、ヘッダ情報部51と本体部52とからなる。ヘッダ情報部51には、コミックコンテンツに対する属性情報が格納されている。すなわち、コミックのタイトル、連載コミックの場合の話数とサブタイトル、ページ総数、原作者・作画者・出版者等の著作情報、成年向け等を示す年齢制限情報、あらすじ等である。
【0027】
本体部52には、コミックコンテンツの実際のデータが格納されており、ページデータテーブル、コマデータテーブル、セリフデータテーブル、イメージデータテーブル、音声データテーブルからなる。
【0028】
ページデータテーブルはページ番号フィールド及びそのページに対応するイメージデータ識別子フィールドから構成される表データである。コマデータテーブルはコミックコンテンツ内で時系列に一意に付けられるコマ番号フィールド、そのコマが存在するページを示すページ番号フィールド、コマがページのどの位置にあるかを示す位置情報フィールド、そのコマに対応するBGM・効果音を示す音声データ識別子フィールドから構成される表データである。
【0029】
セリフデータテーブルは、コミックコンテンツ内で時系列に一意に付けられるセリフ番号フィールド、そのセリフに対応する吹き出しが存在するコマを示すコマ番号フィールド、セリフに対応する吹き出しがコマのどの位置にあるかを示す位置情報フィールド、セリフを発声している登場人物名を示す役柄フィールド、セリフを示すセリフフィールド、セリフに対応する効果音・肉声を示す音声データ識別子フィールドから構成される表データである。
【0030】
イメージデータテーブルは、イメージデータ識別子フィールドと、対応する画像データを格納するデータフィールドとから構成される表データである。音声データテーブルは、音声データ識別子フィールドと、対応する音声データを格納するデータフィールドとから構成される表データである。
【0031】
コミックコンテンツは構成されるデータ全てをひとまとめにして一つのファイルとして扱ってもよいし、別々のファイルとして扱ってもよい。後者の構成とする場合の具体例を挙げると、一つのディレクトリに一つのコミックコンテンツのデータファイル一式を格納することとし、ヘッダ情報部のデータを格納するヘッダファイル、本体部52のページデータテーブル、コマデータテーブル、セリフデータテーブルを格納するボディファイルを用意する。具体的には、1ページに複数のコマがあり、各コマに複数のセリフがあるという階層構造となる。
【0032】
イメージデータテーブル及び音声データテーブルは、各イメージデータ、音声データ毎にファイルとして格納し、イメージデータ識別子及び音声データ識別子はそれぞれのファイル名とする。予めサーバから全てのデータをダウンロードしたのちに閲覧するような実装方式の場合には前者が、コミックを読み進めながら必要なデータを必要なときに逐次サーバから取り出すような実装方式の場合には後者が好適である。
【0033】
このようなコミックコンテンツは、構造化したテキストデータとして保持することが好適である。この構造化テキストには、例えば、ネットワークにおけるデータ交換用フォーマットの1つであるXML(eXtensible Markup Language)を採用することができる。
【0034】
コミックコンテンツのXML文書において、本体部52を構成する各要素が保持する具体的な情報について以下にまとめる。
【0035】
(i)ページ:ページ全体の印刷イメージのビットマップデータ。ただし、XMLではバイナリデータを持つことはできないため、ビットマップデータは別ファイルとして作成し、XMLではイメージファイルの置かれた場所情報(URL)を持つ。
【0036】
(ii)コマ:そのコマがページ内のどの位置に配置されているかを表す情報。ページの左上を原点とする座標系を用い、コマの左上の座標、及びサイズ(幅、高さ)をピクセル値(px)または百分率(%)で保持する。コマの形状は様々であるが、今回はコマを内包する長方形の値を持たせることにする。
【0037】
(iii)セリフ:吹き出しの位置情報及びセリフのテキストデータ。位置情報はコマの左上からの相対座標とし、吹き出しの左上座標及びサイズをピクセル値または百分率で保持する。今回は吹き出し内のセリフ部分を内包する長方形の値を持つことにした。セリフデータは実際のセリフ及びそれを話している人物名をテキストで持つ。また、セリフデータは、他国語のテキストデータを並べて記述できるようにする。
【0038】
これらにしたがって、コミックの1ページ分のデータをXML文書に変換したサンプルを下に示す。
【0039】
【表1】
Figure 0004666789
このようにして、このXML文書と同じ場所にある「filename-01.jpg」というイメージファイルが読み出し表示される。表示された画像の中の表示セリフに対応した吹き出しには四角の表示が行われる。
【0040】
さらに、上述の例では、他国語へも対応している。すなわち、上述のXML文書において、<head>内の<language>タグは本XML文書が対応する言語を示している。例えば「<language lang=”ja”>日本語</language>」と記述されている場合、そのXML文書内のセリフデータ(<dialogue>タグ)のうち、「ja」というlang属性を持つものが日本語版であることを意味する。そして、他国語版のセリフデータを追加する場合は、まず追加したい言語のlang属性を指定した<language>タグをヘッダ情報に追加し、各セリフの位置に<dialogue lang=”言語”>タグで括ったデータを記述する。上述の例では、英語版が追加されている。
【0041】
そして、実際に複数言語のデータを持つコンテンツから特定の言語版のコミックを読むためには、次のようなロジックを閲覧アプリケーションに実装すればよい。
【0042】
まず、<language>タグにある言語の一覧を表示し、ユーザが言語を選択する。次に、選択した言語のlang属性を記憶する。そして、セリフの表示ステップにおいて、記憶しているlang属性のテキストだけを読み出し、表示する。このように、複数の言語のセリフを予め用意しておくことができ、ユーザが適宜選択することができる。また、この場合にイメージデータについては全く変更する必要がなく、他国語への対応が非常に容易になる。
【0043】
なお、他国語への対応の際に必ずしも複数言語を用意する必要はなく、1つの言語のみのファイルを用意してもよい。この場合においても、文字データのみを入れ替えることで、セリフを変更できるため、他国語のコミックコンテンツを用意することが容易である。
【0044】
図4には、2種類のコンテンツの配信の方式を示してある。図4(a)には、クライアント加工型配信方式の例が示してある。この方式では、コミックコンテンツ及び閲覧アプリケーションをサーバからダウンロードし、携帯情報端末上で加工、表示する。この配信方式のメリットとしては次の点が挙げられる。
【0045】
(i)閲覧アプリケーションはJava言語で書かれていることから、JavaVMが搭載された携帯情報端末であればサービスが利用できる。
【0046】
(ii)アプリケーション自体もダウンローダブルであるため、機能の拡張が行いやすい。
【0047】
図4(b)には、サーバ加工型配信方式の例が示してある。この方式では、サーバ側でコミックコンテンツをWebコンテンツのフォーマットへ変換しておき、携帯情報端末からはWebコンテンツへアクセスする。例えば、NTTドコモの携帯電話用サービスであるiモード(情報配信サービス名)においてこの配信を行うと仮定した場合、コミックコンテンツを各コマに分割したCompactHTML文書に変換する。この変換作業に必要な情報は全てコミックXML文書に含まれているため、処理の自動化が可能である。
【0048】
現行の携帯情報端末は既にWebコンテンツへのアクセス機能を備えているため、本配信方式はすぐにサービスを実現できるという長所を持つ。
【0049】
図5はコミックの閲覧処理を示すフローチャートである。図4(a)の方式では、処理プログラムは、図1に示すコミック閲覧クライアント1の記憶部11に格納され、制御部12に逐次読み込まれ実行される。また、図4(a)の方式では、このプログラムデータをコミックサーバ3に置き、コミックコンテンツとともにコミック閲覧クライアントへダウンロードすることになる。
【0050】
以下に各ステップの詳細を述べる。S1では、コミックコンテンツのヘッダ情報部を読み込み、表示画面上にタイトルや著作者等の表示を行う。S2では、ヘッダ情報部の年齢制限情報を読み取り、成年向けコミック等の年齢制限のあるコンテンツの場合はチェックを行う。チェック方法の一例を挙げる。コミックサーバの利用を会員制とし、登録時に生年月情報を入力してもらう。コミックサーバへの登録が完了すると、ユーザはIDを受け取り、そのIDを使ってコミックサーバへアクセスしコンテンツをダウンロードする。コミックサーバはIDによってアクセスしてきたユーザの年齢を特定し、年齢制限付きコンテンツへのアクセス可否をクライアントに通達する。
【0051】
S3では、コミックコンテンツの本体部を読み込む。S4では、コンテンツの表示・再生に必要な変数を初期化する。変数としては現在表示中のページ番号・コマ番号・セリフ番号、音声のON/OFF等がある。ページ番号=1、コマ番号=1、セリフ番号=1、音声=ONにそれぞれ設定する。
【0052】
S5では、ページ番号、コマ番号、セリフ番号、音声の変数値に従って表示出力装置へのイメージ表示及び音声出力装置への音声再生を行う。
【0053】
ここで、図6はS5の表示/再生処理の詳細を示すフローチャートである。まず、S501で現在表示中のページ番号とこれから表示するページ番号とを比較し、異なっていればS502に、同じであればS510にそれぞれ進む。
【0054】
S502ではページ番号に対応するイメージデータを読み込む。図3のコミックコンテンツのページデータテーブルから、ページ番号に対応するイメージデータ識別子を特定し、さらにイメージデータテーブルからそのイメージデータ識別子に対応するデータを取り出し、メモリ上に展開する。
【0055】
S503では図2のイメージ表示エリア上にコマ番号に対応するコマのイメージを表示する。図3のコミックコンテンツのコマデータテーブルから、コマ番号に対応するイメージの位置情報を取り出し、メモリ上に展開されているページイメージから位置情報により特定される領域をイメージ表示エリアへ転送する。このとき、イメージ表示エリアよりも表示すべき領域が大きいときは縮小処理を行う。
【0056】
S504ではコマに対応する音声データのチェックを行う。音声変数がOFFの場合、あるいは、コマデータテーブルからコマ番号に対応する音声データ識別子が見つからない場合はS506に進む。それ以外の場合はS505に進む。
【0057】
S505ではコマに対応する音声データの再生を行う。コマデータテーブルからコマ番号に対応する音声データ識別子を特定し、さらに音声データテーブルからその音声データ識別子に対応するデータを取り出し、音声出力装置へ転送する。これにより、コマ毎に異なるBGMや効果音を発声させることが可能である。
【0058】
S506ではコマイメージの中からセリフ番号に対応する吹き出し部分を強調表示する。コミックコンテンツのセリフデータテーブルから、セリフ番号に対応する吹き出しの位置情報を取り出し、イメージ表示エリア上に表示されたコマイメージから位置情報により特定される領域を強調表示する。強調表示の方法としては、目立つ色による枠線描画や、領域の色反転などがある。
【0059】
S507では図2のセリフ表示エリアにセリフ番号に対応するテキストを表示する。セリフデータテーブルから、セリフ番号に対応する役柄名とセリフテキストを取り出し、それらを“「”や“:”などのセパレータ文字で結合したのち、その文字列をイメージに展開してセリフ表示エリアへ転送する。
【0060】
S508ではセリフに対応する音声データのチェックを行う。音声変数がOFFの場合、あるいは、セリフデータテーブルからセリフ番号に対応する音声データ識別子が見つからない場合は処理を終了する。それ以外の場合はS509に進む。
【0061】
S509ではセリフに対応する音声データの再生を行う。セリフデータテーブルからセリフ番号に対応する音声データ識別子を特定し、さらに音声データテーブルからその音声データ識別子に対応するデータを取り出し、音声出力装置へ転送する。これにより、セリフ表示エリアへのセリフ文字列の表示とともに、その効果音や肉声音を同時に再生させることが可能である。
【0062】
S510では現在表示中のコマ番号とこれから表示するコマ番号とを比較し、異なっていればS503に、同じであればS511にそれぞれ進む。S511では現在表示中のセリフ番号とこれから表示するセリフ番号とを比較し、異なっていればS512に、同じであれば処理を終了する。
【0063】
S512では、イメージ表示エリア上の直前のセリフに対応する吹き出しの強調表示を解除する。反転処理による強調の場合は、同じ領域に対してもう一度反転処理を行うことで強調表示が解除される。それ以外の場合はメモリ上に展開されているページイメージから強調表示領域をイメージ表示エリアへ転送し上書きする。その後、新しいセリフに対応する吹き出し部分を強調表示すべくS506へ進む。
【0064】
図4のコミックの閲覧処理を示すフローチャートに戻る。S5の表示/再生処理が終わると、S6のキー入力読み込み待ちとなる。予めクライアントとなる端末のキーあるいはボタンに、コミックを閲覧するための機能を割り当てておく。機能としては音声ON/OFF切り替え、次ページ、前ページ、次コマ、前コマ、次セリフ、前セリフ、終了等がある。キー入力があると、S7へ進む。
【0065】
S7ではS6で入力されたキーが終了キーであるかをチェックし、終了キーであれば処理を終了する。終了キーでなければS8へ進む。
【0066】
S8ではS6で入力されたキーに基づき、変数値を更新する。音声ON/OFF切り替えキーの場合、音声変数を反転する。次ページキーの場合、ページ番号変数を1増加する。これに伴い、コマ番号変数及びセリフ番号変数も連動して変更する。コマデータテーブルのページ番号フィールドから現在のページ番号変数を検索し、その最初のレコードのコマ番号をコマ番号変数へセットする。さらに、セリフデータテーブルのコマ番号フィールドから現在のコマ番号変数を検索し、その最初のレコードのセリフ番号をセリフ番号変数へセットする。前ページ、次コマ、前コマ、次セリフ、前セリフの各キーについても次ページキーと同様な処理でページ番号変数、コマ番号変数、及びセリフ番号変数を更新する。その後S5へ進み、イメージ表示及び音声再生を更新する。
【0067】
このように、ストーリー漫画のような不定形のコマからなるコミックコンテンツが携帯電話のような表示エリアの限られた端末で閲覧可能となる。
【0068】
なお、前述の実施の形態では、処理プログラムをコミックサーバ3に置いた例を示したが、これには限られず、処理プログラムをコミック閲覧クライアント1に予め格納しておいてもよい。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、文字データを画像データと分離して送るため、文字データについてはテキストデータにでき、データ量を小さくできる。また、文字表示領域を別に設けたため、携帯端末において漫画などを読む場合においてセリフを読みやすくできる。また、文字データが分離されているため、セリフを他国語にすることも容易である。特に、コミックコンテンツにおけるセリフを見やすくできる。さらに、吹き出しにマークをつけるなどの手法によって、どのセリフについての文字が表示されているかを容易に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のシステム全体構成例を示す図である。
【図2】 表示例を示す図である。
【図3】 データの構成例を示す図である。
【図4】 配信方式を説明する図である。
【図5】 コミック閲覧処理を示すフローチャートである。
【図6】 表示/再生処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 コミック閲覧クライアント、2 ネットワーク、3 コミックサーバ、11,32 記憶部、12,33 制御部、13 出力部、14,31 通信IF部、15 入力部。

Claims (5)

  1. 受信端末の画面に標示する画像データおよび文字データを含むコンテンツを配信する配信システムであって、
    前記画像データには吹き出し画像が含まれ、
    前記文字データには当該吹き出し画像に対応づけられたセリフデータが含まれ、
    前記受信端末の画面は、前記画像データを表示するイメージエリアと、当該イメージエリアと区別され前記セリフデータを表示するセリフ表示エリアで構成され、
    送信装置は、前記画像データと、前記文字データと前記吹き出し画像と前記セリフデータの対応づけを含む制御データと、を受信端末に送信し、
    受信端末は、前記セリフデータ毎に前記イメージエリアに吹き出し画像を順に強調表示するとともに、前記制御データによって対応づけられたセリフデータを前記セリフ表示エリアに表示することを特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. 前記強調表示は前記吹き出し画像の枠の色を変化させることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  3. 前記強調表示は前記吹き出し画像の色を反転させることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  4. 前記受信端末は小型の表示画面を備えた携帯端末であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のコンテンツ配信システム。
  5. 前記セリフデータは複数国の言語の文字データからなり、ユーザの選択により選択された国の言語の文字データを前記セリフ表示エリアに表示することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のコンテンツ配信システム。
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