JP2001056825A - データ配信システムおよびそれに用いられる装置 - Google Patents

データ配信システムおよびそれに用いられる装置

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JP2001056825A
JP2001056825A JP2000170957A JP2000170957A JP2001056825A JP 2001056825 A JP2001056825 A JP 2001056825A JP 2000170957 A JP2000170957 A JP 2000170957A JP 2000170957 A JP2000170957 A JP 2000170957A JP 2001056825 A JP2001056825 A JP 2001056825A
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JP2000170957A
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Eiji Ueda
栄治 植田
Shinji Kawano
眞二 川野
Futoshi Nakabe
中部  太志
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予めマルチメディアデータ(MMデータ)に
関する出力属性データを生成して、当該MMデータと共
に放送することで、受信端末において、MMデータの全
体像の把握および視認性の向上を図ったデータ配信シス
テムを提供する。 【解決手段】 データ放送装置1では、データ解析部1
3でMMデータの出力属性データを生成する。出力属性
データは、単独で存在するか又はMMデータ内に組み込
まれる。MMデータと出力属性データとは、プロトコル
エンコーダ部14で符号化され、トランスミッタ部15
から放送される。受信端末装置2は、チューナ部21で
放送データを受信して、プロトコルデコーダ部22でM
Mデータと出力属性データとを取得する。取得したMM
データをデータ表示部26で表示する時、出力属性デー
タを参照してMMデータの関連情報も表示する。データ
解析部24は、MMデータ解析して内部に組み込まれた
出力属性データを取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ配信システ
ムおよびそれに用いられる装置に関し、より特定的に
は、放送または通信によって送信装置からマルチメディ
アデータを放送(送信)し、放送(送信)されたマルチ
メディアデータを受信装置において受信し、画面に表示
するシステム、および当該システムに用いられる装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、提供されるマルチメディアデ
ータを取得して表示する端末装置が、種々開発されてい
る。例えば、この中でインターネット上において用いら
れる端末装置は、次の様にしてマルチメディアデータを
取得する。まず、端末装置は、ユーザの指示に従って、
インターネットを通じて、マルチメディアデータが予め
蓄積されているWWW(World Wide Web)サーバに直接
アクセスする。そして、端末装置は、このWWWサーバ
から必要なマルチメディアデータを検索して取り出す。
このように、マルチメディアデータの取得方法は、イン
ターネットに代表されるような、ユーザ側から目的のデ
ータを自由に検索して引き出す方法、いわゆるプル型が
主流であった。
【0003】これに対し、近年、ユーザ側にデータを押
し出す方法であるプッシュ型に属する、放送によるマル
チメディアデータ配信の需要が増加しつつある。例え
ば、欧州のEUREKA−147プロジェクトで開発さ
れたDAB(Digital Audio Broadcasting)によるデー
タ配信が、このプッシュ型に相当する。このような放送
によるマルチメディアデータ配信では、ユーザは、受信
端末に対して受信させる放送チャンネルを指示すること
により、必要なマルチメディアデータを得ることができ
る。すなわち、必要なマルチメディアデータは、指示さ
れたチャンネルを介して自動的に受信され表示される。
これによって、受信端末のユーザは、従来のテレビやラ
ジオと同様の操作感覚で、容易にマルチメディアデータ
を参照できる。このように、放送によるマルチメディア
データ配信は、必要なデータを検索し取り出す処理を実
行しなくて良いという利点を有している。
【0004】しかしながら、上記放送によるマルチメデ
ィアデータ配信は、インターネット上におけるWWWサ
ーバによるリアルタイムデータ配信(データ参照要求に
対するデータ配信応答が、リアルタイムで可能な配信)
とは異なる。そのため、放送によるマルチメディアデー
タ配信では、放送局側は、ユーザの参照要求をリアルタ
イムに処理することができない。従って、放送によるマ
ルチメディアデータ配信では、放送されるマルチメディ
アデータの内容を、ユーザ側で制御することが難しい。
【0005】すなわち、データ放送の形態においては、
ユーザが任意のマルチメディアデータを参照したいと考
えた場合であっても、放送局側は、逐一その参照要求に
リアルタイムに応えることが困難である。このため、ユ
ーザは、参照したいマルチメディアデータを取得するた
めには、予め定められた放送プログラムに従って参照し
たいマルチメディアデータが放送されるまで待つしかな
い。ここで、受信端末内にデータを蓄積できるならば、
ユーザは、既に放送された(受信端末内に蓄積された)
マルチメディアデータを、ローカルに参照することは可
能である。しかし、受信端末内に蓄積できるデータは、
端末の回路規模やコストにもよるが、常識的に考えても
放送局側のデータ放送装置内に蓄積されているデータの
ごく一部でしかない。従って、マルチメディアデータを
ローカルに参照可能といっても、結局のところ、ユーザ
は、データ放送装置内に存在するマルチメディアデータ
の中から断片的にかつ時系列に、マルチメディアデータ
を受け取るおよび参照することしかできない。
【0006】例えば、参照するマルチメディアデータが
リンク構造を有するHTML(Hyper Text Markup Lang
uage)形式である場合、ユーザは、このマルチメディア
データにリンクされている他のマルチメディアデータ
(以下、リンク先データと記す)が受信されるまで、こ
のマルチメディアデータを参照し難い。さらに、リンク
先データがデータ放送装置内に存在しない場合、例え
ば、リンク先データが外部WWWサーバ内にある場合な
どは、ユーザは、そのリンク先データを参照することは
おろか、どのようなデータであるか概要さえも知ること
ができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、放送によ
るマルチメディアデータ配信では、ユーザは、どのよう
なマルチメディアデータが放送されるか分からない上
に、それを受け身で待たなければならない。このため、
放送によるマルチメディアデータ配信では、ユーザ側に
おいて、放送されるマルチメディアデータの全体像が把
握できず、どのマルチメディアデータが必要であるかを
判定しづらいことが問題となる。すなわち、ユーザは、
現在参照しているマルチメディアデータのリンク先デー
タの必要性を即座に判断できないため、現在参照してい
るマルチメディアデータを保存するか否かを決定するこ
とができない。このことは、ユーザによるデータの全体
像の把握を困難にしているだけでなく、データ放送を受
信する端末装置に必要となる記憶装置の容量増大にも影
響する。
【0008】一方、上述した受信するまで放送されるマ
ルチメディアデータの内容を把握できないことに起因す
る他の問題として、マルチメディアデータの表示属性に
関する問題が挙げられる。例えば、JPEG(Joint Ph
otographic Experts Group)画像を表示する際のディザ
処理に関する問題である。なお、この問題は、放送形態
によるデータ配信に限られたものではなく、通信形態に
よるデータ配信においても同様に発生する問題である。
【0009】携帯電話やモバイル端末等の移動体受信端
末では、コスト制限等から十分な表示能力を実装できな
い場合が多い。例えば、256色までしか同時に表示で
きない受信端末では、緩やかなグラデーションのある写
真のようなJPEGデータ(以下、JPEG自然画デー
タという)は、グラデーションが縞模様のように表示さ
れてしまうため、画像によっては非常に見にくく表示さ
れてしまう。一方、この受信端末では、グラフなどの線
画によるJPEGデータ(以下、JPEG線画データと
いう)は、コントラストが強調されて好ましい表示がさ
れる。画像を滑らかに表示する手法の1つとして、JP
EGデータにディザ処理を施す手法がある。このディザ
処理を施すことによって、JPEG自然画データは、見
た目に原画像に近い表示がされる。しかし、JPEG線
画データは、ディザ処理が施されてしまうと全体が不明
瞭(特にエッジ部分が不鮮明)になり、細部がつぶれた
見にくい表示がされてしまうことがある。よって、JP
EGデータについては、そのデータ種別(自然画か線画
か)に従ってディザ処理を施すか否かを判断し、画像を
表示することが好ましい。
【0010】しかし、上述した放送によるマルチメディ
アデータ配信では、放送されたマルチメディアデータを
受信端末で表示させる場合、受信端末で予め定められた
どちらかのモード(ディザ処理有り・ディザ処理無し)
でマルチメディアデータを表示させる。このため、マル
チメディアデータが、好ましくないモードで表示される
場合が生じてしまう。
【0011】それ故、本発明の目的は、マルチメディア
データに関するリンク情報や画像表示の情報等を予め生
成し、当該情報をマルチメディアデータと共に放送(ま
たは送信)することにより、また受信端末においてマル
チメディアデータの受信状況を管理することにより、受
信端末におけるマルチメディアデータの全体像の把握お
よび視認性の向上を図った、データ放送システムおよび
データ通信システム並びに当該システムに用いられる装
置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成させるため、本発明は、以下に述べる特徴を有
している。第1の発明は、マルチメディアデータの放送
を行う放送局内に設置されるデータ放送装置と、当該デ
ータ放送装置から放送される当該マルチメディアデータ
を受信する受信端末装置とから構成されるデータ放送シ
ステムであって、データ放送装置は、マルチメディアデ
ータの内容を解析して、当該マルチメディアデータに関
する出力属性データを生成するデータ解析部と、マルチ
メディアデータを放送する際、対応する出力属性データ
を付随させて放送するデータ送信部とを備え、受信端末
装置は、放送されるマルチメディアデータと出力属性デ
ータとを受信する受信部と、受信されたマルチメディア
データと出力属性データとを管理・格納するデータ管理
部と、出力属性データを参照して、マルチメディアデー
タをその属性情報と共に出力するデータ出力部とを備え
る。
【0013】上記のように、第1の発明によれば、デー
タ放送装置では、マルチメディアデータと共にその出力
属性データを合わせて放送し、受信端末装置では、出力
属性データから得られる属性情報をマルチメディアデー
タと共に出力する。従って、例えば、ユーザは、放送さ
れるマルチメディアデータにリンク接続されているデー
タの情報を、それらのデータを受信したり解析しなくて
も知ることができる。
【0014】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、データ放送装置は、データ解析部で生成され
た出力属性データを、マルチメディアデータの内部に組
み込む部をさらに備え、データ送信部は、その内部に出
力属性データが組み込まれたマルチメディアデータを放
送することを特徴とする。
【0015】上記のように、第2の発明によれば、デー
タ放送装置は、生成した出力属性データをマルチメディ
アデータの内部に組み込み、これを放送する。このた
め、受信端末装置では、マルチメディアデータと出力属
性データとを個別に管理する必要が無く、マルチメディ
アデータを一元管理することができる。これにより、受
信端末装置に構成される蓄積装置の容量を軽減させるこ
とができる。また、受信端末装置は、表示対象のマルチ
メディアデータのみを参照することで、同時に出力属性
データも得ることができる。さらに、受信端末装置側で
は、マルチメディアデータを受け渡すだけで、同時に出
力属性データの受け渡しもできることになる。
【0016】第3の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、受信端末装置は、受信されたマルチメディア
データから、その内部に組み込まれた出力属性データを
抽出して、データ管理部へ出力するデータ抽出部をさら
に備え、データ管理部は、データ抽出部で抽出された出
力属性データを、対応するマルチメディアデータとは個
別に管理することを特徴とする。
【0017】上記のように、第3の発明によれば、受信
端末装置は、マルチメディアデータからその内部に組み
込まれた出力属性データを抽出して、この出力属性デー
タとマルチメディアデータとを独立させて管理する。従
って、出力属性データが組み込まれた形式で放送された
マルチメディアデータは、受信端末装置の内部ではマル
チメディアデータの原形で蓄積されることになる。この
ため、ユーザに対し、受信端末装置に蓄積されるデータ
が改変されていないことを保証することができる。ま
た、受信端末装置側では、データ提供者の意図する原形
でのマルチメディアデータを、受け渡しすることができ
る。
【0018】第4の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、受信端末装置は、受信されたマルチメディア
データの内容を解析して、当該マルチメディアデータに
関する出力属性データを新たに生成するデータ解析部を
さらに備える。
【0019】上記のように、第4の発明によれば、受信
端末装置は、受信したマルチメディアデータを自ら解析
して新たに出力属性データを生成する。従って、自己の
装置に最適な出力属性データを新たに設定(変更)する
ことも可能である。
【0020】第5の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、データ管理部は、さらに、マルチメディアデ
ータの受信状況を管理し、データ出力部は、出力属性デ
ータと共に受信状況を参照して、マルチメディアデータ
にリンク接続されているデータの状態を出力することを
特徴とする。
【0021】上記のように、第5の発明によれば、受信
端末装置は、マルチメディアデータの受信状況に基づい
て、画面においてリンク接続されているデータの状況を
出力させる。これにより、ユーザは、表示不可能なリン
ク先を辿ることがなくなるので、煩わしい動作(リンク
先データが無い場合の復帰動作)を行うことを未然に防
止することができる。
【0022】第6の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、マルチメディアデータがHTML形式のデー
タである場合、出力属性データには、マルチメディアデ
ータにリンク接続されているデータについて、それにさ
らにリンク接続されているデータの数、そのファイル
名、その中に含まれる画像数またはそのデータサイズに
関する情報が、少なくとも1つ以上含まれることを特徴
とする。
【0023】第7の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、マルチメディアデータがJPEG形式のデー
タである場合、出力属性データには、マルチメディアデ
ータについて、そのデータ種別(自然画か線画か)また
はその表示に適した推奨画面サイズに関する情報が、少
なくとも1つ以上含まれることを特徴とする。
【0024】上記のように、第6および第7の発明は、
特定のマルチメディアデータ形式における典型的な出力
属性データの情報を示したものである。第6の発明のよ
うに、HTML形式データにリンク接続されているデー
タに関する情報を、出力属性データとして設定した場
合、ユーザは、受信していないデータの情報の重要度を
判定することができる。また、第7の発明のように、J
PEG形式データの画像に関する情報を、出力属性デー
タとして設定した場合、ユーザは、例えばディザ処理を
手動で設定すること無しに、適切なJPEG画像を自動
的に表示することができる。
【0025】第8の発明は、マルチメディアデータの放
送を行う放送局内に設置されるデータ放送装置であっ
て、マルチメディアデータの内容を解析して、当該マル
チメディアデータに関する出力属性データを生成するデ
ータ解析部と、マルチメディアデータを放送する際、対
応する出力属性データを付随させて放送するデータ送信
部とを備える。
【0026】第9の発明は、第8の発明に従属する発明
であって、データ解析部で生成された出力属性データ
を、マルチメディアデータの内部に組み込む部をさらに
備え、データ送信部は、その内部に出力属性データが組
み込まれたマルチメディアデータを放送することを特徴
とする。
【0027】第10の発明は、第8の発明に従属する発
明であって、マルチメディアデータがHTML形式のデ
ータである場合、出力属性データには、マルチメディア
データにリンク接続されているデータについて、それに
さらにリンク接続されているデータの数、そのファイル
名、その中に含まれる画像数またはそのデータサイズに
関する情報が、少なくとも1つ以上含まれることを特徴
とする。
【0028】第11の発明は、第8の発明に従属する発
明であって、マルチメディアデータがJPEG形式のデ
ータである場合、出力属性データには、マルチメディア
データについて、そのデータ種別(自然画か線画か)ま
たはその表示に適した推奨画面サイズに関する情報が、
少なくとも1つ以上含まれることを特徴とする。
【0029】第12の発明は、出力属性データが付随さ
れて放送されるマルチメディアデータを受信する受信端
末装置であって、放送されるマルチメディアデータと出
力属性データとを受信する受信部と、受信されたマルチ
メディアデータと出力属性データとを管理・格納するデ
ータ管理部と、出力属性データを参照して、マルチメデ
ィアデータをその属性情報と共に出力するデータ出力部
とを備える。
【0030】第13の発明は、第12の発明に従属する
発明であって、出力属性データが、マルチメディアデー
タの内部に組み込まれている場合、受信されたマルチメ
ディアデータから、その内部に組み込まれた出力属性デ
ータを抽出して、データ管理部へ出力するデータ抽出部
をさらに備え、データ管理部は、データ抽出部で抽出さ
れた出力属性データを、対応するマルチメディアデータ
とは個別に管理することを特徴とする。
【0031】第14の発明は、第12の発明に従属する
発明であって、受信されたマルチメディアデータの内容
を解析して、当該マルチメディアデータに関する出力属
性データを新たに生成するデータ解析部をさらに備え
る。
【0032】第15の発明は、第12の発明に従属する
発明であって、データ管理部は、さらに、マルチメディ
アデータの受信状況を管理し、データ出力部は、出力属
性データと共に受信状況を参照して、マルチメディアデ
ータにリンク接続されているデータの状態を出力するこ
とを特徴とする。
【0033】第16の発明は、放送されるマルチメディ
アデータを受信する受信端末装置であって、放送される
マルチメディアデータを受信する受信部と、受信された
マルチメディアデータの内容を解析して、当該マルチメ
ディアデータに関する出力属性データを生成するデータ
解析部と、受信されたマルチメディアデータと生成され
た出力属性データとを管理・格納するデータ管理部と、
出力属性データを参照して、マルチメディアデータをそ
の属性情報と共に出力するデータ出力部とを備える。
【0034】上記のように、第8〜第16の発明は、第
1〜第7の発明のデータ放送システムを構成するデータ
放送装置および受信端末装置ついて記載したものであ
る。このように、本発明の有用な効果は、データ放送装
置または受信端末装置だけであっても、奏することがで
きる。特に、第16の発明の受信端末装置は、受信した
マルチメディアデータを解析して出力属性データを生成
する。このため、マルチメディアデータだけが放送され
る(出力属性データが放送されない)場合であっても、
受信端末装置内部に蓄積されたマルチメディアデータ
を、出力属性データに基づいて出力することが可能とな
る。そのため、この受信端末装置を中継局として利用
し、別の端末装置へマルチメディアデータの出力属性デ
ータを送信することが可能となる。
【0035】第17の発明は、JPEG形式のマルチメ
ディアデータを送信するデータ通信装置と、当該データ
通信装置から送信される当該マルチメディアデータを受
信する受信端末装置とから構成されるデータ通信システ
ムであって、データ通信装置は、マルチメディアデータ
の内容を解析して、当該マルチメディアデータに関する
出力属性データを生成するデータ解析部と、マルチメデ
ィアデータの通信を行う際、対応する出力属性データを
付随させて送信するデータ送信部とを備え、受信端末装
置は、送信されるマルチメディアデータと出力属性デー
タとを受信する受信部と、受信されたマルチメディアデ
ータと出力属性データとを管理・格納するデータ管理部
と、出力属性データを参照して、マルチメディアデータ
の表示方法を決定するデータ出力部とを備える。
【0036】上記のように、第17の発明によれば、デ
ータ通信装置では、JPEG形式のマルチメディアデー
タと共にその出力属性データを合わせて送信し、受信端
末装置では、出力属性データに基づいて、マルチメディ
アデータの表示方法を決定する。従って、受信端末装置
は、最初にデータを受信した時点から、適切なJPEG
画像を自動的に表示させることができる。
【0037】第18の発明は、第17の発明に従属する
発明であって、データ通信装置は、データ解析部で生成
された出力属性データを、マルチメディアデータの内部
に組み込む部をさらに備え、データ送信部は、その内部
に出力属性データが組み込まれたマルチメディアデータ
を送信することを特徴とする。
【0038】上記のように、第18の発明によれば、デ
ータ通信装置は、生成した出力属性データをマルチメデ
ィアデータの内部に組み込み、これを送信する。このた
め、受信端末装置では、マルチメディアデータと出力属
性データとを個別に管理する必要が無く、マルチメディ
アデータを一元管理することができる。これにより、受
信端末装置に構成される蓄積装置の容量を軽減させるこ
とができる。また、受信端末装置は、表示対象のマルチ
メディアデータのみを参照することで、同時に出力属性
データも得ることができる。さらに、受信端末装置側で
は、マルチメディアデータを受け渡すだけで、同時に出
力属性データの受け渡しもできることになる。
【0039】第19の発明は、第18の発明に従属する
発明であって、受信端末装置は、受信されたマルチメデ
ィアデータから、その内部に組み込まれた出力属性デー
タを抽出して、データ管理部へ出力するデータ抽出部を
さらに備え、データ管理部は、データ抽出部で抽出され
た出力属性データを、対応するマルチメディアデータと
は個別に管理することを特徴とする。
【0040】上記のように、第19の発明によれば、受
信端末装置は、マルチメディアデータからその内部に組
み込まれた出力属性データを抽出して、この出力属性デ
ータとマルチメディアデータとを独立させて管理する。
従って、出力属性データが組み込まれた形式で送信され
たマルチメディアデータは、受信端末装置の内部ではマ
ルチメディアデータの原形で蓄積されることになる。こ
のため、ユーザに対し、受信端末装置に蓄積されるデー
タが改変されていないことを保証することができる。ま
た、受信端末装置側では、データ提供者の意図する原形
でのマルチメディアデータを、受け渡しすることができ
る。
【0041】第20の発明は、第17の発明に従属する
発明であって、データ解析部は、マルチメディアデータ
のデータ種別(自然画か線画か)を示す出力属性データ
を生成し、データ出力部は、データ種別に基づいて、マ
ルチメディアデータにディザ処理を施して表示するか否
かを決定することを特徴とする。
【0042】第21の発明は、第17の発明に従属する
発明であって、データ解析部は、マルチメディアデータ
の表示に適した推奨画面サイズを示す出力属性データを
生成し、データ出力部は、推奨画面サイズとマルチメデ
ィアデータを実際に表示させる画面サイズとの比較結果
に基づいて、マルチメディアデータにディザ処理を施し
て表示するか否かを決定することを特徴とする。
【0043】上記のように、第20および第21の発明
によれば、JPEG形式のマルチメディアデータにおけ
る典型的な出力属性データの情報を示したものである。
従って、受信端末装置は、最初にデータを受信した時点
から、ディザ処理を手動で設定すること無しに、適切な
JPEG画像を自動的に表示させることができる。
【0044】第22の発明は、JPEG形式のマルチメ
ディアデータの通信を行うデータ通信装置であって、マ
ルチメディアデータの内容を解析して、当該マルチメデ
ィアデータのデータ種別(自然画か線画か)またはその
表示に適した推奨画面サイズに関する情報が、少なくと
も1つ以上含まれる出力属性データを生成するデータ解
析部と、マルチメディアデータの通信を行う際、対応す
る出力属性データを付随させて送信するデータ送信部と
を備える。
【0045】第23の発明は、第22の発明に従属する
発明であって、データ解析部で生成された出力属性デー
タを、マルチメディアデータの内部に組み込む部をさら
に備え、データ送信部は、その内部に出力属性データが
組み込まれたマルチメディアデータを送信することを特
徴とする。
【0046】第24の発明は、データ種別(自然画か線
画か)または表示に適した推奨画面サイズに関する情報
が、少なくとも1つ以上含まれる出力属性データが付随
されて送信される、JPEG形式のマルチメディアデー
タを受信する受信端末装置であって、送信されるマルチ
メディアデータと出力属性データとを受信する受信部
と、受信されたマルチメディアデータと出力属性データ
とを管理・格納するデータ管理部と、出力属性データを
参照して、マルチメディアデータの表示方法を決定する
データ出力部とを備える。
【0047】第25の発明は、第24の発明に従属する
発明であって、出力属性データが、マルチメディアデー
タの内部に組み込まれている場合、受信されたマルチメ
ディアデータから、その内部に組み込まれた出力属性デ
ータを抽出して、データ管理部へ出力するデータ抽出部
をさらに備え、データ管理部は、データ抽出部で抽出さ
れた出力属性データを、対応するマルチメディアデータ
とは個別に管理することを特徴とする。
【0048】第26の発明は、第24の発明に従属する
発明であって、データ出力部は、データ種別に基づい
て、マルチメディアデータにディザ処理を施して表示す
るか否かを決定することを特徴とする。
【0049】第27の発明は、第24の発明に従属する
発明であって、データ出力部は、推奨画面サイズとマル
チメディアデータを実際に表示させる画面サイズとの比
較結果に基づいて、マルチメディアデータにディザ処理
を施して表示するか否かを決定することを特徴とする。
【0050】第28の発明は、送信されるJPEG形式
のマルチメディアデータを受信する受信端末装置であっ
て、送信されるマルチメディアデータを受信する受信部
と、受信されたマルチメディアデータの内容を解析し
て、当該マルチメディアデータのデータ種別(自然画か
線画か)に関する出力属性データを生成するデータ解析
部と、受信されたマルチメディアデータと生成された出
力属性データとを管理・格納するデータ管理部と、出力
属性データを参照して、マルチメディアデータの表示方
法を決定するデータ出力部とを備える。
【0051】上記のように、第22〜第28の発明は、
第17〜第21の発明のデータ通信システムを構成する
データ通信装置および受信端末装置ついて記載したもの
である。このように、本発明の有用な効果は、データ通
信装置または受信端末装置だけであっても、奏すること
ができる。特に、第28の発明の受信端末装置は、受信
したマルチメディアデータを解析して出力属性データを
生成する。このため、マルチメディアデータだけが送信
される(出力属性データが送信されない)場合であって
も、受信端末装置内部に蓄積されたマルチメディアデー
タの出力方法を、出力属性データに基づいて決定するこ
とが可能となる。そのため、この受信端末装置を中継局
として利用し、別の端末装置へマルチメディアデータの
出力属性データを送信することが可能となる。
【0052】第29の発明は、コンピュータ装置におい
て実行されるプログラムを記録した記録媒体であって、
マルチメディアデータと、当該マルチメディアデータに
付随する出力属性データとを受信するステップと、受信
されたマルチメディアデータと出力属性データとを管理
・格納するステップと、出力属性データを参照して、マ
ルチメディアデータをその属性情報と共に出力するステ
ップとを含む動作環境を、コンピュータ装置上で実現す
るためのプログラムを記録している。
【0053】第30の発明は、コンピュータ装置におい
て実行されるプログラムを記録した記録媒体であって、
JPEG形式のマルチメディアデータの内容を解析し
て、当該マルチメディアデータのデータ種別(自然画か
線画か)またはその表示に適した推奨画面サイズに関す
る情報が、少なくとも1つ以上含まれる出力属性データ
を生成するステップと、マルチメディアデータの通信を
行う際、対応する出力属性データを付随させて送信する
ステップとを含む動作環境を、コンピュータ装置上で実
現するためのプログラムを記録している。
【0054】第31の発明は、コンピュータ装置におい
て実行されるプログラムを記録した記録媒体であって、
JPEG形式のマルチメディアデータと、そのデータ種
別(自然画か線画か)または表示に適した推奨画面サイ
ズに関する情報が、少なくとも1つ以上含まれる出力属
性データとを受信するステップと、受信されたマルチメ
ディアデータと出力属性データとを管理・格納するステ
ップと、出力属性データに基づいて、マルチメディアデ
ータの表示方法を決定するステップとを含む動作環境
を、コンピュータ装置上で実現するためのプログラムを
記録している。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施
形態に係るデータ放送システムの構成を示すブロック図
である。図1において、本発明の一実施形態に係るデー
タ放送システムは、マルチメディアデータを放送するデ
ータ放送装置1と、その放送されるマルチメディアデー
タを受信し、ユーザの指示に従ってマルチメディアデー
タの表示を行う受信端末装置2とから構成される。
【0056】まず、本発明の一実施形態に係るデータ放
送システムにおけるデータ放送装置1の詳細な構成を説
明する。図1を参照して、データ放送装置1は、データ
ストレージ部11と、ファイルマネージャ部12と、デ
ータ解析部13と、プロトコルエンコーダ部14と、ト
ランスミッタ部15とを備える。ファイルマネージャ部
12は、データストレージ部11に格納されているデー
タを管理する。また、ファイルマネージャ部12は、デ
ータストレージ部11におけるデータの読み出しおよび
データの書き込みを制御する。データ解析部13は、フ
ァイルマネージャ部12を介してデータストレージ部1
1から取得したマルチメディアデータをそれぞれ解析し
て、その出力属性データをそれぞれ生成する。この生成
された出力属性データは、ファイルマネージャ部12へ
出力され、予め定められた形態でデータストレージ部1
1内に格納される。データストレージ部11内には、マ
ルチメディアデータおよび出力属性データが格納され
る。この出力属性データは、受信端末装置2において、
マルチメディアデータを表示するときに参照されるデー
タである。なお、出力属性データをデータストレージ部
11内に格納する形態としては、例えば、出力属性デー
タを対応するマルチメディアデータと関連付けて別ファ
イルとして格納する形態や、出力属性データを対応する
マルチメディアデータの中に組み込んだ形式で格納する
形態等が考えられる。
【0057】ファイルマネージャ部12から出力される
マルチメディアデータおよび出力属性データは、プロト
コルエンコーダ部14において予め定められた符号化処
理(例えば、DABにおける多重符号化処理)が施さ
れ、トランスミッタ部15を介して受信端末装置2に向
けて放送される。なお、出力属性データを符号化処理す
る方法としては、出力属性データを単独で符号化する方
法や、出力属性データをマルチメディアデータに組み込
んで符号化する方法等が考えられる。
【0058】次に、本発明の一実施形態に係るデータ放
送システムにおける受信端末装置2の詳細な構成を説明
する。図1を参照して、受信端末装置2は、チューナ部
21と、プロトコルデコーダ部22と、ファイルマネー
ジャ部23と、データ解析部24と、データストレージ
部25と、データ表示部26とを備える。チューナ部2
1は、データ放送装置1から放送される符号化されたマ
ルチメディアデータおよび出力属性データを受信する。
プロトコルデコーダ部22は、チューナ部21で受信さ
れたデータをデコードして、元のマルチメディアデータ
と出力属性データとに復元する。復元されたこれらのデ
ータは、ファイルマネージャ部23へ出力される。ファ
イルマネージャ部23は、データストレージ部25に格
納されているデータを管理する。また、ファイルマネー
ジャ部23は、データストレージ部25におけるデータ
の読み出しおよびデータの書き込みを制御する。データ
解析部24は、出力属性データがマルチメディアデータ
に組み込まれている場合、必要に応じて、マルチメディ
アデータから出力属性データを分離する。また、データ
解析部24は、出力属性データとマルチメディアデータ
とが別ファイルである場合、必要に応じて、マルチメデ
ィアデータ内に出力属性データを組み込む。データスト
レージ部25には、ファイルマネージャ部23によっ
て、マルチメディアデータおよび出力属性データが格納
される。この格納されたデータは、ユーザの指示に従っ
て、随時ファイルマネージャ部23により読み出され、
その内容がデータ表示部26に表示される。データ表示
部26にマルチメディアデータが表示されるときには、
そのマルチメディアデータに対応する出力属性データが
参照され、出力属性データに基づく付加情報も同時に表
示される。
【0059】以下、本発明の一実施形態に係るデータ放
送システムが行う出力属性データの生成、配信と受信お
よびそれを利用したマルチメディアデータの表示方法に
ついて、さらに図2〜図7を参照して具体的に説明を行
う。なお、本発明の一実施形態においては、リンク構造
を有するマルチメディアデータとしてHTMLデータ
を、画像のマルチメディアデータとしてJPEGデータ
を一例に挙げ、各々の出力属性データを生成する方法を
説明することにする。
【0060】最初に、図2を参照して、各データの関係
を説明する。図2は、下記説明で用いるマルチメディア
データの関係を示したものである。データ121〜デー
タ123は、HTMLデータ(拡張子が[.html ])で
ある。データ124およびデータ125は、JPEGデ
ータ(拡張子が[.jpg])である。データ126〜デー
タ128は、それぞれデータ121,データ122,デ
ータ125から生成された出力属性データ(この例で
は、拡張子を[.atr]としている)である。また、デー
タ123およびデータ124は、外部に存在するデータ
である。外部に存在するデータとは、例えば、データ放
送装置1から見るとインターネット上に存在するマルチ
メディアデータのことであり、受信端末装置2から見る
と受信されない、すなわちデータストレージ部25に格
納されないマルチメディアデータのことである。ここ
で、データ121とデータ122には双方向にリンクが
設定され、データ122からは、データ123〜データ
125へそれぞれリンクが設定されているものとする
(図2では、リンク関係を矢印で示す)。
【0061】また、図3は、マルチメディアデータの種
別を定義するテーブル130の一例を示す図である。図
3のテーブル130において、マルチメディアデータに
は、種別に応じてデータ種別IDおよび略号が、それぞ
れ付与されている。HTMLデータのデータ種別IDは
「0」、略号は「L」である。この「L」は「LIN
K」の頭文字である。JPEG自然画データのデータ種
別IDは「1」、略号は「P」である。この「P」は
「PAINT」の頭文字である。JPEG線画データの
データ種別IDは「2」、略号は「D」である。この
「D」は「DRAW」の頭文字である。なお、これらの
データ種別IDおよび略号に用いられる数字および文字
は、一例であり、データ放送装置1と受信端末装置2と
の間で整合が図られていれば、自由にカスタマイズ可能
である。
【0062】上述したデータ関係において、HTMLデ
ータのリンク情報と、JPEGデータの種別情報とを考
慮した、データ放送装置1が行う出力属性データの生成
および管理方法を、図4および図5を用いて説明する。
まず、図4を参照して、データ放送装置1は、データス
トレージ部11内のマルチメディアデータを検索し(ス
テップS401)、出力属性データの生成対象となるマ
ルチメディアデータ(以下、対象マルチメディアデータ
という)が存在するか否かを判断する(ステップS40
2)。ステップS402で判断される対象は、基本的に
は未だ出力属性データが生成されていないマルチメディ
アデータであるが、既存データを更新する場合等には、
既に出力属性データが生成されているマルチメディアデ
ータも対象となり得る。ステップS402の判断におい
て対象マルチメディアデータが存在する場合、データ放
送装置1は、出力属性データテーブルを作成する(ステ
ップS403)。一方、ステップS402の判断におい
て対象マルチメディアデータが存在しない場合、データ
放送装置1は、この処理を終了する。なお、出力属性デ
ータの詳細については、後述する。
【0063】次に、データ放送装置1は、対象マルチメ
ディアデータの種別を判定する(ステップS404)。
なお、この実施例のステップS404においては、マル
チメディアデータが、HTML形式,JPEG形式また
はそれ以外の形式のいずれであるかが判定される。この
ステップS404の判定において、対象マルチメディア
データがHTMLデータである場合、データ放送装置1
は、HTML形式の出力属性データを生成して、出力属
性データテーブルに設定する(ステップS405)。ス
テップS404の判定において、対象マルチメディアデ
ータがJPEGデータである場合、データ放送装置1
は、JPEGデータの画像種別(自然画であるか線画で
あるか。図3を参照)をさらに判断する(ステップS4
06)。そして、データ放送装置1は、この判断した画
像種別に基づくJPEG形式の出力属性データを生成し
て、出力属性データテーブルに設定する(ステップS4
07)。一方、ステップS404の判定において、対象
マルチメディアデータがHTMLまたはJPEG以外の
データである場合、データ放送装置1は、ステップS4
03において生成した出力属性データテーブルを破棄し
(ステップS411)、ステップS401に戻って次の
マルチメディアデータの検索に移行する。なお、マルチ
メディアデータの種別は、多くの場合ファイル名に付加
される拡張子により容易に判定可能である。
【0064】次に、データ放送装置1は、対象マルチメ
ディアデータがHTMLデータである場合、当該HTM
Lデータにリンクしているマルチメディアデータ(リン
ク先データ)に関する出力属性データを生成する処理を
行う。図5を参照して、対象マルチメディアデータの出
力属性データの設定(ステップS405)が完了する
と、データ放送装置1は、対象マルチメディアデータに
設定されているリンク先データに関する情報を取り出す
(ステップS501)。そして、データ放送装置1は、
取り出した情報に基づいて、そのリンク先データがデー
タストレージ部11内または外部に存在するか(ステッ
プS502)、またそのリンク先データが取得可能か
(ステップS503)をそれぞれ判断する。ステップS
502の判断においてリンク先データが存在しない場
合、データ放送装置1は、リンク先データに関する出力
属性データの生成を行わずにステップS408の処理に
移行する。また、ステップS503の判断においてリン
ク先データが取得できない場合、ステップS501に戻
って、次のリンク先データに関する情報の取り出しを行
う。
【0065】ステップS503においてリンク先データ
が取得可能である場合、データ放送装置1は、当該リン
ク先データを取得して、その種別を判定する(ステップ
S504)。なお、この実施例のステップS504にお
いては、マルチメディアデータが、HTML形式,JP
EG形式またはそれ以外の形式のいずれであるかが判定
される。このステップS504の判定において、リンク
先データがHTMLデータである場合、データ放送装置
1は、このHTMLデータを解析し(ステップS50
5)、HTML形式の出力属性データを生成して出力属
性データテーブルに設定する(ステップS507)。ス
テップS504の判定において、リンク先データがJP
EGデータである場合、データ放送装置1は、JPEG
データの画像種別をさらに判断する(ステップS50
6)。そして、データ放送装置1は、この判断した画像
種別に基づくJPEG形式の出力属性データを生成し
て、出力属性データテーブルに設定する(ステップS5
07)。一方、ステップS504の判定において、リン
ク先データがHTMLまたはJPEG以外のデータであ
る場合、データ放送装置1は、ステップS501に戻っ
て、次のリンク先データに関する情報の取り出しを行
う。このステップS501〜S507の処理は、対象マ
ルチメディアデータ内に含まれるすべてのリンク先デー
タに関して行われる。
【0066】再び図4を参照して、次に、データ放送装
置1は、上記設定した出力属性データを対象マルチメデ
ィアデータ内に組み込むか否かの判定を行う(ステップ
S408)。なお、このステップS408における組み
込むか否かは、ユーザが指定するフラグ等に基づいて判
定されてもよいし、予めシステムにおいて定義されてい
てもよいし、マルチメディアデータ毎にそれぞれ判定さ
れてもよい。このような判定手法は、システムで任意に
決定することができる。データ放送装置1は、ステップ
S408の判断において、組み込むと判定された場合に
は、出力属性データを対象マルチメディアデータ内部に
組み込み(ステップS409)、組み込まないと判定さ
れた場合には、出力属性データを別ファイルとしてデー
タストレージ部11内に格納する(ステップS41
0)。ここで、出力属性データを別ファイルとして格納
する場合、例えば、そのファイル名を対象マルチメディ
アデータと同一のファイル名とし、拡張子を[.atr]と
することで、出力属性データと対象マルチメディアデー
タとを関連付けることができる。
【0067】次に、出力属性データの構成について具体
的に説明を行う。図6は、出力属性データを格納する出
力属性データテーブルの具体的な一例を示す図である。
図6(a)に示すテーブル161は、図2におけるHT
MLデータ122[Base.html ]に関する出力属性デー
タ127[Base.atr]の内容を表す出力属性データテー
ブルである。このHTMLデータ122は、図7に示す
ようなHTMLデータである。また、図6(b)に示す
テーブル162は、図2におけるJPEGデータ125
[P2.jpg]に関する出力属性データ128[P2.atr]の
内容を表す出力属性データテーブルである。さらに、図
6(c)に示すテーブル163は、図2におけるHTM
Lデータ121[Top.html]に関する出力属性データ1
26[Top.atr ]の内容を表す出力属性データテーブル
である。
【0068】テーブル161の列方向には、出力属性デ
ータとして記録される複数の項目が示されている。ま
た、テーブル161の行方向には、対象マルチメディア
データのリンク先データ毎に、その出力属性データがそ
れぞれ記録されている。リンクIDは、HTMLデータ
122のリンク先データに、それぞれ付される識別コー
ドである。リンクIDは、「0」から連番で管理され、
リンクID=0には、この出力属性データテーブルが関
連付けられた対象マルチメディアデータ自らの出力属性
データが、特別に記録される。すなわち、テーブル16
1のリンクID=0には、HTMLデータ122の出力
属性データが記録される。また、テーブル161のリン
クIDの最大値が「42」であるので、HTMLデータ
122には、42個のマルチメディアデータへのリンク
が設定されていることが分かる。URL(Uniform Reso
urce Locator)には、リンク先データの格納位置を示す
文字列が記録される。この文字列は、HTML形式デー
タの“<A”と“</A>”とで示されるリンクタグ内
で設定されている。データ種別には、上述した図3のテ
ーブル130で定義されたデータ種別IDの値が、リン
ク先データの種別に応じて記録される。リンク数には、
リンク先データに設定されているマルチメディアデータ
へのリンク数が記録される。リンク先データがHTML
形式でない場合、例えばJPEGデータの場合には、リ
ンク数に記録される値は「0」となる。画像数には、リ
ンク先データが有する画像の枚数が記録される。リンク
先データがHTML形式でない場合、例えばJPEGデ
ータの場合には、画像数に記録される値は「1」とな
る。データサイズには、リンク先データのデータ量を1
Kバイト単位で表した値が記録される。これらリンク先
データの情報が記録されたテーブル161から、HTM
Lデータ122に設定されているリンク先データが42
個であることが分かり、それらの各レコードを参照する
ことで、リンク先データのURL,データ種別、リンク
数、画像数およびデータサイズをそれぞれ知ることがで
きる。
【0069】ここで、図7に示すHTMLデータ122
を解析した具体例を、図6(a)を参照して説明する。
まず、リンクID=0のレコードには、HTMLデータ
122自身の出力属性データが記録されている。この出
力属性データから、HTMLデータ122のURLはフ
ァイル名[Base.html ]、データ種別がHTML、リン
ク数が42、画像数が23、データサイズが11Kバイ
ト程度であることが分かる。データ種別がHTMLであ
ることは、拡張子[〜.html ]から容易に判断できる。
なお、リンクID=0のレコードにおいて、リンク数=
42は、テーブル161におけるリンクIDの最大値で
ある42に一致し、画像数=23は、テーブル161内
のデータ種別が1または2であるレコード数と一致して
いる。次に、リンクID=1のレコードには、HTML
データ122内のリンクタグR1に対応するリンク先デ
ータの出力属性データが記録されている。この出力属性
データから、このリンクタグR1のリンク先データは、
外部WWWサーバに存在し、データ種別がHTMLであ
ることが分かる。リンク先データが外部WWWサーバに
存在することは、URLの[http://www〜]から容易に
判断できる。さらに、リンク先のデータ[Base1.html]
を解析することにより、データ[Base1.html]は、リン
ク数が12、画像数が5、データサイズが2Kバイト程
度であることが分かる。なお、リンク数、画像数および
データサイズは、対象となるHTMLデータにおける画
像タグやリンクタグを抽出して、そこで指定されている
内容を解析することで求めることが可能である。
【0070】次に、リンクID=2のレコードには、H
TMLデータ122内のリンクタグR2に対応するリン
ク先データの出力属性データが記録されている。この出
力属性データから、このリンクタグR2のリンク先デー
タは、外部WWWサーバに存在し、データ種別がJPE
Gであることが分かる。データ種別がJPEGであるこ
とは、拡張子[〜.jpg]から容易に判断できる。さら
に、リンク先のデータ[P1.jpg]を解析することによ
り、データ[P1.jpg]は自然画で、データサイズが5K
バイト程度であることが分かる。また、データ[P1.jp
g]はJPEGデータなので、リンク数が0で画像数が
1となる。なお、JPEGデータの画像種別の判断は、
画像認識で行われている周知の技術で可能である。一例
を挙げると、JPEGデータが線画であるか自然画であ
るかは、一般に画像の色濃度の分布で判定できる。この
色濃度は、線画では急激に切り替わる分布を示し、自然
画では緩やかな分布を示す。従って、隣接画素の色濃度
差分を計算し、しかるべき閾値を定めて判断すれば、両
者の判定が可能である。次に、リンクID=3のレコー
ドには、HTMLデータ122内のリンクタグR3に対
応するリンク先データの出力属性データが記録されてい
る。この出力属性データから、このリンクタグR3のリ
ンク先データは、データストレージ部11内に存在し、
データ種別がJPEGであることが分かる。リンク先デ
ータがデータストレージ部11内に存在することは、U
RLの[../ 〜]から容易に判断できる。さらに、リン
ク先のデータ[P2.jpg]を解析することにより、データ
[P2.jpg]は線画で、データサイズが3Kバイト程度で
あることが分かる。また、データ[P2.jpg]はJPEG
データなので、リンク数が0で画像数が1となる。同様
にして、リンクID=42のレコードには、HTMLデ
ータ122内のリンクタグR42に対応するリンク先デ
ータの出力属性データが記録されている。この出力属性
データから、このリンクタグR42のリンク先データ
は、データストレージ部11内に存在し、データ種別が
HTMLであることが分かる。さらに、リンク先のデー
タ[/Top.html ]を解析することにより、データ[/To
p.html]は、リンク数が74で画像数が15でデータサ
イズが2Kバイト程度であることが分かる。
【0071】図6(c)に示すテーブル163は、図2
におけるHTMLデータ121[Top.html]に関する出
力属性データ126[Top.atr ]の内容を表す出力属性
データテーブルである。このテーブル163の内容の説
明は、テーブル161における説明で明らかなので省略
するが、テーブル163におけるリンクID=0のレコ
ードの内容は、URLの項目を除いて、テーブル161
におけるリンクID=42のレコードと同一である。な
お、テーブル161とテーブル163とでは、そのテー
ブルが関連付けられる主体(マルチメディアデータ)が
異なるので、同一のマルチメディアデータに関する記載
であっても、双方のテーブルにおいてURLの表記が異
なることになる。また、テーブル163のリンクID=
74のレコードの内容は、URLの項目を除いて、テー
ブル161におけるリンクID=0のレコードと同一で
ある。
【0072】図6(b)に示すテーブル162は、図2
におけるJPEGデータ125[P2.jpg]に関する出力
属性データ128[P2.atr]の内容を表す出力属性デー
タテーブルである。データ[P2.jpg]は、JPEGデー
タのため、他のマルチメディアデータへのリンクが無
い。そのため、出力属性データは、対象マルチメディア
データ自らの内容を示すリンクID=0のレコードのみ
である。このリンクID=0のレコードの設定内容は、
URLの項目を除いて、図6(a)に示すテーブル16
1におけるリンクID=3のレコードと同一になる。
【0073】ところで、図4に示すフローチャートのス
テップS409,S410で説明したように、生成され
た出力属性データは、対象マルチメディアデータに組み
込まれるか、別ファイルで保存されるかのどちらかとな
る。出力属性データを別ファイルで保存する場合には、
説明したように拡張子部分を変更しておくことで、その
ファイルが出力属性データを格納したものであって、ど
のマルチメディアデータファイルに関するものであるか
を容易に把握できる。そこで、次に、出力属性データを
マルチメディアデータ内へ組み込んで格納する方法につ
いて、マルチメディアデータがHTML形式の場合とJ
PEG形式の場合とに分けて、以下に説明する。
【0074】まず、HTMLデータ内部に出力属性デー
タを組み込む方法を説明する。図7を参照して、HTM
Lデータ122のリンクタグR1,R2,…,R42
は、図6(a)に示すテーブル161におけるリンクI
D=1,2,…,42のレコードにそれぞれ対応してい
る。また、図7の出力属性データ127は、図6(a)
に示すテーブル161に対応している。図7に示すデー
タ701は、HTMLデータ122に出力属性データ1
27が組み込まれた結果を表す図である。データ701
の内、下線を引いたテキスト部分が、組み込まれた出力
属性データである。ただし、下線は説明のために示すも
ので、実際には存在しない。下線の部分(“<!―”か
ら“―>”で囲まれた部分)は、HTML書式ではコメ
ントとして扱われ、データ表示部26では表示されな
い。本実施形態の例では、このコメント部分の中に新た
にATRタグを定義して、“<ATR>”から“</A
TR>”で囲まれた部分に出力属性データを埋め込む。
出力属性データは、“[”と“]”とに囲まれ、“,”
で区切られた4つの数字から構成される。この4つの数
字は、それぞれ図6(a)に示すテーブル161の設定
項目に対応しており、第1項目はデータ種別、第2項目
はリンク数、第3項目は画像数、第4項目はデータサイ
ズである。データ701のリンクタグT1には、データ
種別=0、リンク数=12、画像数=5、データサイズ
=2という出力属性データが埋め込まれている。
【0075】次にJPEGデータ内部に出力属性データ
を組み込む方法を説明する。JPEGデータのフォーマ
ットには、画像データ以外の任意の値を設定してその値
を利用するための、アプリケーションデータセグメント
と呼ばれる領域がある。本実施形態の例では、その領域
に先程説明したJPEGデータの画像種別を埋め込んで
いる。なお、JPEGデータの構造については、例え
ば、文献“ITU−T ホワイトブック ディジタル静
止画像圧縮符号化関連勧告集、新日本ITU”に詳しく
記載されている。
【0076】図8は、JPEGデータの画像種別を埋め
込んだアプリケーションデータセグメント領域の一例を
示す図である。領域810には、JPEGデータを構成
するセグメントの意味を示すマーカーコードが、2バイ
トで設定される。JPEG規格では、アプリケーション
データセグメントのマーカーコードとして、「0xFF
E0」から「0xFFEF」までの16個が使用可能で
あることを規定している。本実施形態の例では、その中
の「0xFFEF」を使用している。また、領域811
には、アプリケーションセグメントのデータ長、すなわ
ち領域812および領域813の総バイト数が、2バイ
トで設定される。本実施形態の例では、この総バイト数
は、6バイトである。領域812には、後続する領域8
13のデータにJPEGデータの画像種別を示すフラグ
が設定されていることを示す、文字コードが設定され
る。本実施形態の例では、「K,I,N,D」の4文字
が、4バイトで設定される。領域813には、JPEG
データの画像種別を示す数値が、2バイトで設定され
る。領域813に設定される値は、JPEGデータに関
する図3に示すテーブル130におけるデータ種別であ
る。図8に示す例では、この値が「1」であるので、こ
のJPEGデータが自然画であることが分かる。
【0077】以上説明した出力属性データおよびマルチ
メディアデータは、所定の方式(例えば、DAB)でデ
ータ放送装置1から放送され、受信端末装置2において
受信されることになる。なお、DABでは、データ転送
の最上位プロトコルとして、MOT(Multimedia Objec
t Transfer)と呼ばれる転送プロトコルを規定してい
る。以下、このMOTプロトコルを説明する。
【0078】図9は、MOTプロトコルに準拠するMO
Tデータ911の構成を示す図である。MOTデータ9
11は、図9に示すとおりMOTヘッダ912とMOT
ボディ913とから構成される。MOTボディ913
は、マルチメディアデータそのものである。MOTヘッ
ダ912は、MOTボディ913で転送されるデータの
属性を記述しており、データの種別やデータのファイル
名などが設定されている。受信端末装置2では、MOT
データ911を受信し、MOTデータ911からマルチ
メディアデータを取り出して、適切な処理を行う。本実
施形態の例では、MOTボディ913に、マルチメディ
アデータ914と、これまで説明した出力属性データ9
15とが設定されて、放送が行われる。その結果、デー
タ放送装置1に存在するマルチメディアデータとその出
力属性データとが、受信端末装置2に転送可能となる。
【0079】データ放送装置1において、マルチメディ
アデータ914および出力属性データ915は、MOT
データ911に格納された後、さらにDABの下位プロ
トコル(図示せず)に格納されて放送される。受信端末
装置2において、チューナ部21は、放送データを受信
する。プロトコルデコーダ部22は、受信された放送デ
ータをMOTデータ911まで復号して、MOTヘッダ
912とMOTボディ913とを取り出す。そして、プ
ロトコルデコーダ部22は、取り出したMOTボディ9
13、すなわちマルチメディアデータ914および出力
属性データ915を、ファイルマネージャ部23へ出力
することになる。
【0080】次に、受信端末装置2において、受信した
出力属性データを利用してマルチメディアデータを表示
する方法について説明する。以下、図7,図10〜図1
2を参照して、HTMLデータおよびJPEGデータを
表示する方法を一例に挙げて説明する。
【0081】まず、HTMLデータに関する出力属性デ
ータを利用して、このHTMLデータを表示する方法を
説明する。図10を参照して、まず、受信端末装置2
は、表示対象のHTMLデータの構造を解析して、各種
のタグ情報を取得する(ステップS1001)。このと
き同時に、受信端末装置2は、アンカータグのコメント
行に出力属性が設定されていれば、それを取得する。次
に、受信端末装置2は、HTMLデータの内部(およ
び、アンカータグのコメント行)に出力属性が設定され
ているか否かを検査する(ステップS1002)。ステ
ップS1002の検査において出力属性が設定されてい
る場合、受信端末装置2は、その出力属性を所定の形式
で表示する(ステップS1005)。なお、アンカータ
グがある場合、受信端末装置2は、アンカータグと上記
出力属性とを所定の形式で表示する(ステップS100
5)。一方、ステップS1002の検査において出力属
性が設定されていない場合、受信端末装置2は、HTM
Lデータの出力属性はHTMLデータ内部に設定されて
いないと判断し、拡張子が[.atr]であってHTMLデ
ータと同一のファイル名である、別ファイルが存在する
かをさらに検査する(ステップS1003)。そして、
ステップS1003の検査において別ファイルが存在し
た場合、受信端末装置2は、その出力属性データファイ
ルを解析して出力属性を取得した後(ステップS100
4)、その出力属性を所定の形式で表示する(ステップ
S1005)。しかし、ステップS1003の検査にお
いて別ファイルが存在しない場合、受信端末装置2は、
アンカータグのみを表示する(ステップS1006)。
【0082】具体的に、図7の表示画面702は、出力
属性データ127の参照無しで、HTMLデータ122
を表示した一例である。このような表示がされるのは、
例えば、表示用のデータ表示部26が、上記説明した出
力属性のリンクタグを判定できない場合、出力属性デー
タ127を意図的に参照しない場合、出力属性データ1
27が存在しない場合などである。この場合、表示画面
702のようにデータ表示部26の表示画面には、HT
MLデータ122のリンク先データに関する情報は、全
く表示されない。
【0083】一方、図7の表示画面703は、出力属性
データ127を参照して、HTMLデータ122を表示
した一例である。ここで、出力属性データ127を参照
したHTMLデータ122の表示方法として、以下の2
つの方法がある。第1の方法は、HTMLデータ122
と出力属性データ127とが別ファイルで存在する場合
に、その出力属性データ127を参照する方法である。
第2の方法は、HTMLデータ122内部に出力属性デ
ータ127が組み込まれている場合に、その内部の出力
属性データ127を参照する方法である。
【0084】まず、第1の方法について説明する。今、
HTMLデータ122の出力属性データ127は、図6
(a)のテーブル161で示すとおりである。HTML
データ122のリンクタグR1,R2,…,R42を表
示する場合、データ表示部26は、テーブル161のよ
うに別ファイルで記録されている出力属性データ127
を参照する。これにより、表示画面703におけるP
1,P2,…,P42のように、リンク先データの内容
と共に属性が表示される。例えば、HTMLデータ12
2のリンクタグR1の出力属性は、テーブル161のリ
ンクID=1に記録されている値である。表示画面70
3のP1,P2,…,P42で示す各項目は、次のこと
を表している。第1項目のアルファベットは、テーブル
161におけるデータ種別を表しており、「L」がデー
タ種別「0」、すなわちHTMLデータであることを、
「P」がデータ種別「1」、すなわちJPEG自然画デ
ータであることを、「D」がデータ種別「2」、すなわ
ちJPEG線画データであることを、それぞれ表してい
る。第2項目の数値は、リンク数を表している。第3項
目の数値は、画像数を表している。第4項目の数値は、
データサイズを表している。
【0085】次に、第2の方法について説明する。デー
タ701のT1,T2,…,T42を表示する場合、デ
ータ表示部26は、HTMLデータ122の内部に設定
されている出力属性データ127を参照する。これによ
り、表示画面703におけるP1,P2,…,P42の
ように、リンク先データの内容と共に属性が表示され
る。例えば、データ701のT1では、[0,12,
5,2]が設定されているので、表示画面703では、
P1で示すとおり[L,12,5,2]が表示される。
【0086】この結果、ユーザは、現在参照中のマルチ
メディアデータのリンク先データを実際に表示すること
なく、当該リンク先データの出力属性の概要を知ること
ができる。このため、ユーザは、データ参照を効率よく
行うことが可能となる。すなわち、受信端末装置2で
は、リンク先データを受信していない状態や、リンク先
データがデータ放送装置1に無くても、出力属性データ
が取得できれば、データの種別、ンク数およびサイズ等
を知ることができる。なお、上記実施形態では、関連す
るリンク先データの出力属性を、文字や数値のテキスト
形式で表示したが、受信端末装置2に十分な画像表示能
力がある場合等には、この出力属性を、アイコンや音声
等で表現してもよい。
【0087】なお、データ放送装置1から放送されるデ
ータは、マルチメディアデータそのもの、出力属性デー
タ、および出力属性データが組み込まれているマルチメ
ディアデータの3種類である。しかし、受信端末装置2
では、これらのデータを単にデータストレージ部25に
格納して、データ表示部26で表示する際に利用するだ
けではない。マルチメディアデータと出力属性データと
が別ファイルの場合、受信端末装置2は、出力属性デー
タをマルチメディアデータ内に組み込んだ後に、データ
ストレージ部25へ格納するようにしてもよい。また逆
に、出力属性データが組み込まれているマルチメディア
データの場合、受信端末装置2は、マルチメディアデー
タから出力属性データを分離して、マルチメディアデー
タと出力属性データとを別ファイルとしてデータストレ
ージ部25へ格納するようにしてもよい。さらに、受信
端末装置2は、必要に応じて、データ解析部24を利用
して新たに出力属性データを生成してもよい。この処理
は、出力属性データが内部に組み込まれているHTML
データから、上述した“<!−<ATR>”から“</
ATR>−>”までの部分と、リンクタグ部分のURL
とを抽出して、出力属性データテーブルに変換すること
で可能である。また、JPEGデータ内部に設定されて
る出力属性データに基づいて、リンクID=0のみのテ
ーブルを作成し、そのURLにはJPEGデータのファ
イル名を、データ種別にはマーカーコード「0xFFE
F」に設定されている画像種別を、画像数には「1」
を、データサイズにはデータファイルの1Kバイト単位
のサイズを、記録すればよい。
【0088】さて、ここまでの説明では、リンク先デー
タを表示することなく、その種別、リンク数およびサイ
ズ等を予め知ることができる手法を述べた。そこで、次
に、リンク先データの状況をさらに表示させることで、
ユーザの利便性をより向上させるようする手法を説明す
る。上述したように、受信端末装置2が受信するマルチ
メディアデータは、データ放送装置1内にあるマルチメ
ディアデータと、データ放送装置1内になく外部に存在
するマルチメディアデータとに分類される。ここで、前
者のマルチメディアデータは、放送プログラムに従って
順次放送されるものであるから、受信端末装置2で受信
される時間がそれぞれ異なる。また、後者のマルチメデ
ィアデータは、放送されるデータではないので、指定さ
れたプロトコルに従ってユーザが外部から取得する必要
がある。従って、受信端末装置2が画面表示するマルチ
メディアデータに設定されているリンク先データは、 (1)受信端末装置2で既に受信されているデータ (2)受信端末装置2でまだ受信されていないデータ (3)放送では受信端末装置2で受信されないデータ に区別される。
【0089】しかし、このような区別が、図7の表示画
面703には現れない。例えば、P3が(2)のデータ
に相当し、P42が(1)のデータに相当するような場
合、「総合メニュー」の表示は実行可能だが「グラフ」
の表示はまだ実行不可能であることが、表示画面703
上からはユーザに伝わらない。このため、ユーザは、デ
ータが到着しているか否かを、処理を実行してみること
でしか確認ができないので、余分な操作を行わなければ
ならない。
【0090】そこで、受信端末装置2は、上述した出力
属性データを参照すると共に、データ受信の有無を管理
することで、マルチメディアデータが上記(1)〜
(3)のいずれに該当するかを判断する。すなわち、受
信端末装置2は、URLの[http://www〜]に基づいて
(3)のマルチメディアデータであることを判断し、U
RLの[../ 〜]およびデータ受信の有無に基づいて
(1)または(2)のマルチメディアデータであること
を判断する。そして、受信端末装置2は、上述した判断
に従って、図11に示すような画面表示を行う。図11
(a)の例では、(2)のリンク先データに関する表示
として、選択カーソルが画面表示に合わせられたときに
「データが到着していません」という文字を表示させ
る。また、図11(b)の例では、(3)のリンク先デ
ータに関する表示として、選択カーソルが画面表示に合
わせられたときに「外部のデータです,接続しますか
?」という文字を表示させ、続けて選択実行可能な
「1:はい,2:いいえ」という文字を表示させる。
【0091】このように、画面表示においてリンク先デ
ータの状況を表示させることで、ユーザは、表示不可能
なリンク先を辿ることがなくなるので、煩わしい動作
(リンク先データが無い場合の復帰動作)を行うことを
未然に防止することができる。なお、上記実施例では、
リンク先データの状況を文字で表示する場合を説明した
が、音声を出力するようにしてもよい。また、選択カー
ソルの位置に関係なく、画面表示に濃淡をつけるように
してもよい。
【0092】次に、JPEGデータに関する出力属性デ
ータを利用して、このJPEGデータを表示する方法を
説明する。図12を参照して、まず、受信端末装置2
は、JPEGデータの画像種別(出力属性データ)がJ
PEGデータ内に組み込まれているか否かを検査する
(ステップS1201)。図8に示すとおり、画像種別
の情報は、JPEGデータ内のマーカーコード「0xF
FEF」のアプリケーションデータセグメントに設定さ
れているので、受信端末装置2は、このセグメントの領
域811〜813を検査する。ステップS1201の検
査において、領域812に「KIND」項目が設定され
ている場合、受信端末装置2は、領域813の値を取り
出して、これをJPEGデータの画像種別とする(ステ
ップS1202)。一方、領域812に「KIND」項
目が設定されていない場合、受信端末装置2は、JPE
Gデータの画像種別はJPEGデータ内部に設定されて
いないと判断し、拡張子が[.atr]でファイル名が同一
の別ファイルが存在するかをさらに検査する(ステップ
S1203)。そして、受信端末装置2は、ステップS
1203の検査において、別ファイルが存在した場合に
は、JPEGデータの画像種別をこのファイルから取得
して設定し(ステップS1204)、別ファイルが存在
しない場合には、デフォルト処理として画像種別を線画
「2」に設定する(ステップS1205)。そして、受
信端末装置2は、JPEGデータの画像種別が設定され
た後、JPEGデータのデコードを行う(ステップS1
206)。その後、受信端末装置2は、設定された画像
種別を参照する(ステップS1207)。そして、受信
端末装置2は、この画像種別が「1」、すなわち自然画
像である場合は、デコードされた画像にディザ処理を施
した後、データ表示部26に表示し(ステップS120
8)、そうでない場合は、デコードされた画像をそのま
まデータ表示部26に表示する(ステップS120
9)。
【0093】このように、JPEGデータに関する出力
属性データを、独立またはJPEGデータ内部に組み込
んで放送することにより、そのデータを受信した受信端
末装置2は、そのデータ種別に応じた画像表示を行うこ
とができる。また、ここで説明する出力属性データは、
JPEGデータにおいて任意に参照すべき領域(アプリ
ケーションデータセグメント)に設定されているので、
本実施形態以外のJPEG表示を行う構成においても、
問題なく画像を表示することが可能である。
【0094】ところで、これまでは、データ放送装置1
側で設定された出力属性データを使用する場合を説明し
てきた。しかし、本データ放送システムでは、受信端末
装置2においてデータ解析部24を備えている。これに
より、マルチメディアデータだけが放送される(出力属
性データが放送されない)場合であっても、受信端末装
置2は、内部に蓄積しているマルチメディアデータに基
づいて、新たに出力属性データを生成することが可能と
なる。また、受信端末装置2は、データ放送装置1から
放送された出力属性データの内容を、必要に応じて変更
することも可能である。以下、一例として、JPEGデ
ータのディザ処理に関する設定を変更する場合を示す。
JPEGデータの出力属性データを受信端末装置2側で
設定する方法として、第1にJPEGデータに組み込ま
れた出力属性データを変更する方法、第2にJPEGデ
ータとは別のファイルに設定された出力属性データを変
更する方法、第3にJPEGデータに組み込まれた出力
属性データを削除する方法がある。
【0095】まず、上記第1の方法について図13を参
照して説明する。受信端末装置2は、JPEGデータの
画像表示を行う場合、ディザ処理を行うか否かを判断す
る(ステップS1301)。ステップS1301におけ
る可否は、受信端末装置2において、ディザ処理が不要
となる高解像度の表示画面が備わっているか、ディザ処
理に伴う処理負荷を排除する必要があるか等で判断され
る。ステップS1301においてディザ処理を行うと判
断した場合、受信端末装置2は、このJPEGデータは
自然画であるとみなし、JPEGデータ内のマーカーコ
ードが「0xFFEF」であるアプリケーションデータ
セグメントの画像種別領域に、「1」を設定する(ステ
ップS1302)。一方、ステップS1301において
ディザ処理を行わないと判断した場合、受信端末装置2
は、このJPEGデータは線画であるとみなし、上記画
像種別領域に、「2」を設定する(ステップS130
3)。
【0096】上記第2の方法は、図13のステップS1
302およびS1303において、別ファイルに格納さ
れた出力属性データのデータ種別を、上記みなした画像
種別に変更することで実現される。上記第3の方法は、
図13のステップS1302およびS1303におい
て、JPEGデータ内のマーカーコードが「0xFFE
F」であるアプリケーションデータセグメントを削除し
た後、上記みなした画像種別を記録した出力属性データ
を作成することで実現できる。なお、ディザ処理を行わ
ないという設定へ変更する場合には、アプリケーション
データセグメントを削除するだけでよい(オリジナルの
JPEGデータに戻すことができる)。
【0097】このように、JPEG画像に対する出力属
性データをデータ放送装置1で設定し、それを受信端末
装置2側で表示する時点で参照することでより視認性の
高いJPEG画像表示が行える。また、JPEG画像に
設定された出力属性データを受信端末装置2側で変更す
ることにより、データ放送装置1側で付加された情報を
取り除いたオリジナルの形式でJPEGデータを受信端
末装置2側に格納できる。また、受信端末装置2は、J
PEGデータをオリジナルの形式で再配信可能となる。
【0098】次に、JPEGデータに関する出力属性デ
ータを利用して、このJPEGデータを表示する他の方
法を説明する。今、受信端末装置2が携帯電話である場
合を考える。周知のように、携帯電話の表示画面は、年
々大きくなる傾向にあるが、携帯電話の携帯性を損ねな
いようにするためには、その大きさにも限界がある。従
って、ユーザは、受信するデータを、携帯電話の小さな
画面に表示させて見るだけでなく、携帯電話をパソコン
やカーナビ等(以下、表示装置という)に接続して、そ
れらの大きな画面に拡大表示させて見る場合もある。
【0099】しかし、携帯電話で受信できるデータは、
携帯電話の標準的な表示画面サイズに合わせて作られて
いるのが一般的である。そのため、上述したように、携
帯電話での受信および使用を前提とするデータを、表示
装置の大きな画面に拡大表示させて見る場合には、以下
のような不具合が発生する。 1.受信した画像の画素数に比べ、表示装置の表示画面
の画素数が多い場合、受信した画像は、拡大されずに表
示画面中に小さく表示される。 2.表示装置の画素が粗い場合、受信した画像は、拡大
されても斜線等がギザギザに表示される。ここで、上記
1.の問題を解決するために、受信した画像の1画素
を、表示装置の複数の画素に割り当てて、画像を拡大さ
せることが考えられるが、この場合には、新たに上記
2.の問題が発生してしまう。つまり、携帯電話での受
信および使用を前提とするデータを、表示装置の大きな
画面に拡大表示させて見る場合には、上記2.の問題が
発生してしまうことになる。このような問題が発生した
場合、自然画については、グラデーションが段階的に表
示されてしまい、見た目に美しくない。線画は、斜線の
ギザギザが目立つこともある。
【0100】そこで、受信端末装置2では、次のような
処理を行う。図14を参照して、受信端末装置2は、ま
ず、受信した画像を画面に表示する(ステップS140
1)。このステップS1401において画面表示させる
画像にディザ処理が施されるか否かは、受信端末装置2
で予め定められているデフォルト処理に従って判断され
てもよいし、上述した出力属性データ(データ放送装置
1または受信端末装置2のどちらで生成されてもよい)
に従って判断されてもよい。次に、ユーザが、画像が好
ましく画面に表示されているか否かを判断する(ステッ
プS1402)。ここで、表示が好ましいかどうかは、
自然画のグラデーションが段階的に表示されて縞模様が
発生しているか、線画のギザギザが目立つか、全体がぼ
やけて見にくいか等を基準に、ユーザ自らが判断すれば
よい。また、この判断の結果は、ユーザが表示装置へ指
示(例えば、リモコン等による入力操作)することで行
われる。表示が好ましくないという指示をユーザから受
けると、受信端末装置2は、表示されている画像がディ
ザ処理が施されたものか否かを判断する(ステップS1
403)。そして、受信端末装置2は、画像にディザ処
理が施されている場合にはディザ処理を解除した後(ス
テップS1404)、画像にディザ処理が施されていな
い場合にはディザ処理を施した後(ステップS140
5)、画像を再表示する(ステップS1406)。これ
により、ユーザは、好ましい表示で画像を見ることがで
きる。
【0101】また、受信端末装置2は、表示装置の表示
画面サイズを判断して、画像にディザ処理を施すか否か
を判断するようにしてもよい。まず、データ放送装置1
は、画像にディザ処理を施さなくても好ましい表示が可
能な推奨表示画面サイズを与える出力属性データを生成
する。この出力属性データは、上述したようにJPEG
データと別ファイルで作成されてもよいし、JPEGデ
ータ内に組み込まれてもよい。後者の場合、データ放送
装置1は、例えば図15に示すように、出力属性データ
を格納するセグメントのマーカーコードを「0xFFE
E」と規定しておく。そして、データ放送装置1は、マ
ーカーコードが「0xFFEE」のアプリケーションセ
グメントの領域に、推奨表示画面サイズの縦サイズと横
サイズとを格納する。
【0102】このような推奨表示画面サイズを与える出
力属性データを受信すると、受信端末装置2は、次のよ
うな処理を行う。図16を参照して、まず、受信端末装
置2は、表示装置の表示画面サイズを取得する(ステッ
プS1601)。受信端末装置2は、独自のインタフェ
ースを介して、表示装置からその表示画面サイズを取得
するようにすればよい。次に、受信端末装置2は、受信
した画像に関連する出力属性データを解析し、推奨表示
画面サイズを取得する(ステップS1602)。そし
て、受信端末装置2は、表示装置の表示画面サイズと推
奨表示画面サイズとを比較する(ステップS160
3)。このステップS1603において表示装置の表示
画面サイズが推奨表示画面サイズより大きい場合、受信
端末装置2は、受信した画像にディザ処理を施した後
(ステップS1604)、画面表示させる(ステップS
1605)。一方、ステップS1603において表示装
置の表示画面サイズが推奨表示画面サイズより小さい場
合、受信端末装置2は、受信した画像にディザ処理を施
さずに、そのまま画面表示させる(ステップS160
5)。なお、ステップS1605で画像を画面表示させ
た後に、さらに図14のステップS1402〜1406
を行って、ユーザが画像表示を選択できるようにしても
よい。
【0103】なお、ディザ処理は、大きな画面で画像を
見る場合に特に有効であるが、携帯電話等の小さな画面
で見るときも有効な場合がある。通常、限られた画面サ
イズの中でより多くの文字を表示するためには、1文字
あたりに使用する画素数を少なくすることが考えられ
る。しかしながら、携帯電話では、テキスト表示におけ
る1文字あたりの画素数が固定されている。ここで、文
字情報を、テキスト表示ではなく、JPEG画像のよう
なグラフィック表示にすれば、小さな文字を使用してよ
り多くの文字を表示させることが可能である。だが、文
字を小さくしすぎると、文字がつぶれて判別できない場
合が発生する。そこで、小さい文字にディザ処理を施す
ことにより、つぶれてしまう小さな文字も、ぼんやりと
その文字の外形を表示させることができるので、ユーザ
にとっては、かえって文字の判別が容易になる場合があ
るのである。
【0104】以上のように、本発明の一実施形態に係る
データ放送システムによれば、受信端末装置2では、デ
ータ放送装置1から放送されたマルチメディアデータお
よび出力属性データを受信して、内部に蓄積管理して表
示を行う。また、マルチメディアデータから、出力属性
データを生成したり、出力属性データをマルチメディア
データに組み込む等のマルチメディアデータの加工も行
う。
【0105】なお、受信端末装置2がさらに他の受信端
末装置に対してマルチメディアデータの配信を行うよう
なシステムである場合(受信端末装置2が中継局の機能
を有する等の場合)には、受信端末装置2のデータ解析
部24に、出力属性データを生成する機能を持たせてや
ってもよい。この場合には、データ放送装置1側は、必
ずしも出力属性データを生成する必要がなく、マルチメ
ディアデータのみを放送することが可能となる。
【0106】また、送信側から受信側へのJPEGデー
タに関する表示属性、すなわち、自然画/線画に対応す
るディザ処理の有無情報を提供する方法については、本
実施形態で述べたデータ放送に限らず、一般的なデータ
通信に広く用いることが可能である。特に、この方法
は、性能の低い受信端末装置に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ放送システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】マルチメディアデータの関係の一例を示す図で
ある。
【図3】マルチメディアデータ種別を定義するテーブル
130の一例を示す図である。
【図4】データ放送装置1が行うマルチメディアデータ
から出力属性データを生成する処理の一例を示すフロー
チャートである。
【図5】データ放送装置1が行うマルチメディアデータ
から出力属性データを生成する処理の一例を示すフロー
チャートである。
【図6】出力属性データを格納する出力属性データテー
ブルの一例を示す図である。
【図7】HTMLデータへ出力属性データを組み込んだ
状態およびその画面表示の一例を示す図である。
【図8】JPEGデータへ出力属性データを組み込んだ
状態の一例を示す図である。
【図9】MOTデータ911の構成を示す図である。
【図10】受信端末装置2が行う出力属性データを利用
してHTMLデータを表示する処理の一例を示すフロー
チャートである。
【図11】データ表示部25に表示される表示画面の一
例を示す図である。
【図12】受信端末装置2が行う出力属性データを利用
してJPEGデータを表示する処理の一例を示すフロー
チャートである。
【図13】受信端末装置2が行うJPEGデータの出力
属性を設定する処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図14】受信端末装置2が行うJPEGデータを表示
する処理の一例を示すフローチャートである。
【図15】JPEGデータへ出力属性データを組み込ん
だ状態の一例を示す図である。
【図16】受信端末装置2が行う出力属性データを利用
してJPEGデータを表示する処理の一例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…データ放送装置 2…受信端末装置 11,25…データストレージ部 12,23…ファイルマネージャ部 13,24…データ解析部 14…プロトコルエンコーダ部 15…トランスミッタ部 21…チューナ部 22…プロトコルデコーダ部 26…データ表示部 121〜125,914…マルチメディアデータ 126〜128,915…出力属性データ 130,161〜163…テーブル 701…データ 702,703…表示画面 810〜813…領域 911…MOTデータ 912…MOTヘッダ 913…MOTボディ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/00 540 G06F 13/00 540F 550 550A H04H 1/00 H04H 1/00 B H04N 5/44 H04N 5/44 Z

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチメディアデータの放送を行う放送
    局内に設置されるデータ放送装置と、当該データ放送装
    置から放送される当該マルチメディアデータを受信する
    受信端末装置とから構成されるデータ放送システムであ
    って、 前記データ放送装置は、 前記マルチメディアデータの内容を解析して、当該マル
    チメディアデータに関する出力属性データを生成するデ
    ータ解析手段と、 前記マルチメディアデータを放送する際、対応する前記
    出力属性データを付随させて放送するデータ送信手段と
    を備え、 前記受信端末装置は、 放送される前記マルチメディアデータと前記出力属性デ
    ータとを受信する受信手段と、 受信された前記マルチメディアデータと前記出力属性デ
    ータとを管理・格納するデータ管理手段と、 前記出力属性データを参照して、前記マルチメディアデ
    ータをその属性情報と共に出力するデータ出力手段とを
    備える、データ放送システム。
  2. 【請求項2】 前記データ放送装置は、前記データ解析
    手段で生成された前記出力属性データを、前記マルチメ
    ディアデータの内部に組み込む手段をさらに備え、 前記データ送信手段は、その内部に前記出力属性データ
    が組み込まれた前記マルチメディアデータを放送するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のデータ放送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記受信端末装置は、受信された前記マ
    ルチメディアデータから、その内部に組み込まれた前記
    出力属性データを抽出して、前記データ管理手段へ出力
    するデータ抽出手段をさらに備え、 前記データ管理手段は、前記データ抽出手段で抽出され
    た前記出力属性データを、対応する前記マルチメディア
    データとは個別に管理することを特徴とする、請求項2
    に記載のデータ放送システム。
  4. 【請求項4】 前記受信端末装置は、受信された前記マ
    ルチメディアデータの内容を解析して、当該マルチメデ
    ィアデータに関する前記出力属性データを新たに生成す
    るデータ解析手段をさらに備える、請求項1に記載のデ
    ータ放送システム。
  5. 【請求項5】 前記データ管理手段は、さらに、前記マ
    ルチメディアデータの受信状況を管理し、 前記データ出力手段は、前記出力属性データと共に前記
    受信状況を参照して、前記マルチメディアデータにリン
    ク接続されているデータの状態を出力することを特徴と
    する、請求項1に記載のデータ放送システム。
  6. 【請求項6】 前記マルチメディアデータがHTML形
    式のデータである場合、 前記出力属性データには、前記マルチメディアデータに
    リンク接続されているデータについて、それにさらにリ
    ンク接続されているデータの数、そのファイル名、その
    中に含まれる画像数またはそのデータサイズに関する情
    報が、少なくとも1つ以上含まれることを特徴とする、
    請求項1に記載のデータ放送システム。
  7. 【請求項7】 前記マルチメディアデータがJPEG形
    式のデータである場合、 前記出力属性データには、前記マルチメディアデータに
    ついて、そのデータ種別(自然画か線画か)またはその
    表示に適した推奨画面サイズに関する情報が、少なくと
    も1つ以上含まれることを特徴とする、請求項1に記載
    のデータ放送システム。
  8. 【請求項8】 マルチメディアデータの放送を行う放送
    局内に設置されるデータ放送装置であって、 前記マルチメディアデータの内容を解析して、当該マル
    チメディアデータに関する出力属性データを生成するデ
    ータ解析手段と、 前記マルチメディアデータを放送する際、対応する前記
    出力属性データを付随させて放送するデータ送信手段と
    を備える、データ放送装置。
  9. 【請求項9】 前記データ解析手段で生成された前記出
    力属性データを、前記マルチメディアデータの内部に組
    み込む手段をさらに備え、 前記データ送信手段は、その内部に前記出力属性データ
    が組み込まれた前記マルチメディアデータを放送するこ
    とを特徴とする、請求項8に記載のデータ放送装置。
  10. 【請求項10】 前記マルチメディアデータがHTML
    形式のデータである場合、 前記出力属性データには、前記マルチメディアデータに
    リンク接続されているデータについて、それにさらにリ
    ンク接続されているデータの数、そのファイル名、その
    中に含まれる画像数またはそのデータサイズに関する情
    報が、少なくとも1つ以上含まれることを特徴とする、
    請求項8に記載のデータ放送装置。
  11. 【請求項11】 前記マルチメディアデータがJPEG
    形式のデータである場合、 前記出力属性データには、前記マルチメディアデータに
    ついて、そのデータ種別(自然画か線画か)またはその
    表示に適した推奨画面サイズに関する情報が、少なくと
    も1つ以上含まれることを特徴とする、請求項8に記載
    のデータ放送装置。
  12. 【請求項12】 出力属性データが付随されて放送され
    るマルチメディアデータを受信する受信端末装置であっ
    て、 放送される前記マルチメディアデータと前記出力属性デ
    ータとを受信する受信手段と、 受信された前記マルチメディアデータと前記出力属性デ
    ータとを管理・格納するデータ管理手段と、 前記出力属性データを参照して、前記マルチメディアデ
    ータをその属性情報と共に出力するデータ出力手段とを
    備える、受信端末装置。
  13. 【請求項13】 前記出力属性データが、前記マルチメ
    ディアデータの内部に組み込まれている場合、 受信された前記マルチメディアデータから、その内部に
    組み込まれた前記出力属性データを抽出して、前記デー
    タ管理手段へ出力するデータ抽出手段をさらに備え、 前記データ管理手段は、前記データ抽出手段で抽出され
    た前記出力属性データを、対応する前記マルチメディア
    データとは個別に管理することを特徴とする、請求項1
    2に記載の受信端末装置。
  14. 【請求項14】 受信された前記マルチメディアデータ
    の内容を解析して、当該マルチメディアデータに関する
    前記出力属性データを新たに生成するデータ解析手段を
    さらに備える、請求項12に記載の受信端末装置。
  15. 【請求項15】 前記データ管理手段は、さらに、前記
    マルチメディアデータの受信状況を管理し、 前記データ出力手段は、前記出力属性データと共に前記
    受信状況を参照して、前記マルチメディアデータにリン
    ク接続されているデータの状態を出力することを特徴と
    する、請求項12に記載の受信端末装置。
  16. 【請求項16】 放送されるマルチメディアデータを受
    信する受信端末装置であって、 放送される前記マルチメディアデータを受信する受信手
    段と、 受信された前記マルチメディアデータの内容を解析し
    て、当該マルチメディアデータに関する出力属性データ
    を生成するデータ解析手段と、 受信された前記マルチメディアデータと生成された前記
    出力属性データとを管理・格納するデータ管理手段と、 前記出力属性データを参照して、前記マルチメディアデ
    ータをその属性情報と共に出力するデータ出力手段とを
    備える、受信端末装置。
  17. 【請求項17】 JPEG形式のマルチメディアデータ
    を送信するデータ通信装置と、当該データ通信装置から
    送信される当該マルチメディアデータを受信する受信端
    末装置とから構成されるデータ通信システムであって、 前記データ通信装置は、 前記マルチメディアデータの内容を解析して、当該マル
    チメディアデータに関する出力属性データを生成するデ
    ータ解析手段と、 前記マルチメディアデータの通信を行う際、対応する前
    記出力属性データを付随させて送信するデータ送信手段
    とを備え、 前記受信端末装置は、 送信される前記マルチメディアデータと前記出力属性デ
    ータとを受信する受信手段と、 受信された前記マルチメディアデータと前記出力属性デ
    ータとを管理・格納するデータ管理手段と、 前記出力属性データを参照して、前記マルチメディアデ
    ータの表示方法を決定するデータ出力手段とを備える、
    データ通信システム。
  18. 【請求項18】 前記データ通信装置は、前記データ解
    析手段で生成された前記出力属性データを、前記マルチ
    メディアデータの内部に組み込む手段をさらに備え、 前記データ送信手段は、その内部に前記出力属性データ
    が組み込まれた前記マルチメディアデータを送信するこ
    とを特徴とする、請求項17に記載のデータ通信システ
    ム。
  19. 【請求項19】 前記受信端末装置は、受信された前記
    マルチメディアデータから、その内部に組み込まれた前
    記出力属性データを抽出して、前記データ管理手段へ出
    力するデータ抽出手段をさらに備え、 前記データ管理手段は、前記データ抽出手段で抽出され
    た前記出力属性データを、対応する前記マルチメディア
    データとは個別に管理することを特徴とする、請求項1
    8に記載のデータ通信システム。
  20. 【請求項20】 前記データ解析手段は、前記マルチメ
    ディアデータのデータ種別(自然画か線画か)を示す前
    記出力属性データを生成し、 前記データ出力手段は、前記データ種別に基づいて、前
    記マルチメディアデータにディザ処理を施して表示する
    か否かを決定することを特徴とする、請求項17に記載
    のデータ通信システム。
  21. 【請求項21】 前記データ解析手段は、前記マルチメ
    ディアデータの表示に適した推奨画面サイズを示す前記
    出力属性データを生成し、 前記データ出力手段は、前記推奨画面サイズと前記マル
    チメディアデータを実際に表示させる画面サイズとの比
    較結果に基づいて、前記マルチメディアデータにディザ
    処理を施して表示するか否かを決定することを特徴とす
    る、請求項17に記載のデータ通信システム。
  22. 【請求項22】 JPEG形式のマルチメディアデータ
    の通信を行うデータ通信装置であって、 前記マルチメディアデータの内容を解析して、当該マル
    チメディアデータのデータ種別(自然画か線画か)また
    はその表示に適した推奨画面サイズに関する情報が、少
    なくとも1つ以上含まれる出力属性データを生成するデ
    ータ解析手段と、 前記マルチメディアデータの通信を行う際、対応する前
    記出力属性データを付随させて送信するデータ送信手段
    とを備える、データ通信装置。
  23. 【請求項23】 前記データ解析手段で生成された前記
    出力属性データを、前記マルチメディアデータの内部に
    組み込む手段をさらに備え、 前記データ送信手段は、その内部に前記出力属性データ
    が組み込まれた前記マルチメディアデータを送信するこ
    とを特徴とする、請求項22に記載のデータ通信装置。
  24. 【請求項24】 データ種別(自然画か線画か)または
    表示に適した推奨画面サイズに関する情報が、少なくと
    も1つ以上含まれる出力属性データが付随されて送信さ
    れる、JPEG形式のマルチメディアデータを受信する
    受信端末装置であって、 送信される前記マルチメディアデータと前記出力属性デ
    ータとを受信する受信手段と、 受信された前記マルチメディアデータと前記出力属性デ
    ータとを管理・格納するデータ管理手段と、 前記出力属性データを参照して、前記マルチメディアデ
    ータの表示方法を決定するデータ出力手段とを備える、
    受信端末装置。
  25. 【請求項25】 前記出力属性データが、前記マルチメ
    ディアデータの内部に組み込まれている場合、 受信された前記マルチメディアデータから、その内部に
    組み込まれた前記出力属性データを抽出して、前記デー
    タ管理手段へ出力するデータ抽出手段をさらに備え、 前記データ管理手段は、前記データ抽出手段で抽出され
    た前記出力属性データを、対応する前記マルチメディア
    データとは個別に管理することを特徴とする、請求項2
    4に記載の受信端末装置。
  26. 【請求項26】 前記データ出力手段は、前記データ種
    別に基づいて、前記マルチメディアデータにディザ処理
    を施して表示するか否かを決定することを特徴とする、
    請求項24に記載の受信端末装置。
  27. 【請求項27】 前記データ出力手段は、前記推奨画面
    サイズと前記マルチメディアデータを実際に表示させる
    画面サイズとの比較結果に基づいて、前記マルチメディ
    アデータにディザ処理を施して表示するか否かを決定す
    ることを特徴とする、請求項24に記載の受信端末装
    置。
  28. 【請求項28】 送信されるJPEG形式のマルチメデ
    ィアデータを受信する受信端末装置であって、 送信される前記マルチメディアデータを受信する受信手
    段と、 受信された前記マルチメディアデータの内容を解析し
    て、当該マルチメディアデータのデータ種別(自然画か
    線画か)に関する出力属性データを生成するデータ解析
    手段と、 受信された前記マルチメディアデータと生成された前記
    出力属性データとを管理・格納するデータ管理手段と、 前記出力属性データを参照して、前記マルチメディアデ
    ータの表示方法を決定するデータ出力手段とを備える、
    受信端末装置。
  29. 【請求項29】 コンピュータ装置において実行される
    プログラムを記録した記録媒体であって、 マルチメディアデータと、当該マルチメディアデータに
    付随する出力属性データとを受信するステップと、 受信された前記マルチメディアデータと前記出力属性デ
    ータとを管理・格納するステップと、 前記出力属性データを参照して、前記マルチメディアデ
    ータをその属性情報と共に出力するステップとを含む動
    作環境を、前記コンピュータ装置上で実現するためのプ
    ログラムを記録した、記録媒体。
  30. 【請求項30】 コンピュータ装置において実行される
    プログラムを記録した記録媒体であって、 JPEG形式のマルチメディアデータの内容を解析し
    て、当該マルチメディアデータのデータ種別(自然画か
    線画か)またはその表示に適した推奨画面サイズに関す
    る情報が、少なくとも1つ以上含まれる出力属性データ
    を生成するステップと、 前記マルチメディアデータの通信を行う際、対応する前
    記出力属性データを付随させて送信するステップとを含
    む動作環境を、前記コンピュータ装置上で実現するため
    のプログラムを記録した、記録媒体。
  31. 【請求項31】 コンピュータ装置において実行される
    プログラムを記録した記録媒体であって、 JPEG形式のマルチメディアデータと、そのデータ種
    別(自然画か線画か)または表示に適した推奨画面サイ
    ズに関する情報が、少なくとも1つ以上含まれる出力属
    性データとを受信するステップと、 受信された前記マルチメディアデータと前記出力属性デ
    ータとを管理・格納するステップと、 前記出力属性データに基づいて、前記マルチメディアデ
    ータの表示方法を決定するステップとを含む動作環境
    を、前記コンピュータ装置上で実現するためのプログラ
    ムを記録した、記録媒体。
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