JP4664581B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池の温度を制御する技術に関する。
燃料電池は、燃料中の水素と酸素とを電気化学的に反応させて電力を取り出す装置である。燃料電池が安定的な運転条件の下で運転されるために、温度制御技術が開発されている。
溶融炭酸塩型燃料電池において、カソードガス入口とカソードガス出口との温度差に基づいて制御を行う昇温制御方法が知られている(特許文献1参照)。
溶融炭酸塩型燃料電池において、燃料電池の劣化により内部発熱量が増加した際に、圧縮空気の供給量を増加することなしに、カソード極入口温度と、カソード極入口と出口の温度差を制御できるようにした溶融炭酸塩型燃料電池発電設備が知られている(特許文献2参照)。
特開平07−245117号公報 特許第3089784号公報
本発明の目的は、燃料電池に供給される燃料と空気の温度差を低く抑える燃料電池システムを提供することである。
本発明の他の目的は、燃料電池に供給される燃料と空気の温度差に短時間で応答して燃料温度と空気温度の調節が行われる燃料電池システムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、燃料と空気の温度差を低く抑えながらより短い時間で起動する燃料電池システムを提供することである。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による燃料電池システムは、燃料電池スタック(S)に燃料を供給する燃料供給系(Sf)と、燃料電池スタック(S)に空気を供給する空気供給系(Sa)と、燃料の燃料温度(Yf)の測定値と空気の空気温度(Ya)の測定値の差である極間温度差を計測する減算器と、当該燃料電池システムの起動時に、燃料温度が空気温度よりも高く、極間温度差が所定の値よりも大きいとき、入力した目標温度よりも単位時間当りの変化率が小さくなるように燃料の変化率制限目標温度を計算する燃料温度設定値変化率制限部と、当該燃料電池システムの起動時に、空気温度が燃料温度よりも高く、極間温度差が所定の値よりも大きいとき、入力した目標温度よりも単位時間当りの変化率が小さくなるように空気の変化率制限目標温度を計算する空気温度設定値変化率制限部と、燃料温度が燃料の変化率制限目標温度に近づくように燃料供給系を制御する燃料温度フィードバック制御部と、空気温度が空気の変化率制限目標温度に近づくように空気供給系を制御する空気温度フィードバック制御部とを具備している。
こうした燃料電池システムによれば、燃料電池スタックに発生する温度差が抑制される。燃料電池スタックとしては、りん酸型燃料電池、固体高分子型燃料電池が例示される。本発明による燃料電池システムは、溶融炭酸塩型燃料電池あるいは固体酸化物型燃料電池に例示される、動作温度が高温となる燃料電池に特に好適に用いられる。
本発明による燃料電池システムにおいて、燃料電池スタック(S)は、固体酸化物型の燃料電池スタック(S)である。
本発明による燃料電池システムにおいて、燃料電池スタック(S)は、平板型の発電セルを積層した構造を含む。特に平板型の発電セルを有する固体酸化物型の燃料電池においては、燃料電池スタックにおける温度差が小さくなるように制御されることが望まれている。そのため本発明による燃料電池システムが好適に用いられる。
本発明の参考の形態による燃料電池システムは、更に、温度差(dTa、dTf)が小さくなるように、燃料供給系(Sf)が燃料温度(Yf)を調節するために用いる燃料目標値と空気供給系(Sa)が空気温度(Ya)を調節するために用いる空気目標値とのうちの少なくとも一方を制御するフィードバック制御部(5、15、24、34、46、66、84、94、104、114)を具備している。
熱容量が大きい燃料電池システムにおいては、計測された空気温度により空気供給系を、計測された燃料温度により燃料供給系を制御することにより空気と燃料との極間温度差を小さく維持することは困難な場合がある。本発明の参考の形態に係る燃料電池システムによれば、極間温度差をより小さく維持する制御が可能になる。
本発明の参考の形態による燃料電池システムにおいて、燃料目標値は、燃料温度(Yf)が変化する速度を示している。空気目標値は、空気温度(Ya)が変化する速度を示している。
本発明の参考の形態による燃料電池システムにおいて、燃料目標値は、燃料の到達温度を示している。空気目標値は、空気の到達温度を示している。
本発明の参考の形態による燃料電池システムはさらに、燃料目標値と空気目標値とのうちの少なくとも一方を用いて燃料供給系(Sf)をフィードフォワード制御する燃料フィードフォワード制御部(36、70、106)を具備している。
本発明の参考の形態による燃料電池システムはさらに、燃料目標値と空気目標値とのうちの少なくとも一方を用いて空気供給系(Sa)をフィードフォワード制御する空気フィードフォワード制御部(26、50、86)を具備している。
フィードフォワード制御を行うことにより、設定温度の変化に迅速に応答する制御が可能になる。こうした制御が行われることにより、特に固体酸化物型燃料電池のように高温で運転される燃料電池の場合に、極間温度差を小さく保ちながら、起動が短時間で行なわれる。
本発明による燃料電池システムはさらに、当該燃料電池システムの状態を示す計測値を計測する計測部(7、17、110)と、燃料電池システムの状態をソフトウェア上でシミュレートするモデルを格納するモデル格納部(160)と、モデルと計測値とを用いて、燃料供給系(Sf)と空気供給系(Sa)とのうちの少なくとも一方を制御する最適制御部(164)とを具備している。
本発明による燃料電池システムにおいて、モデル格納部(160)は複数のモデルを格納している。本発明による燃料電池システムはさらに、計測値を用いて複数のモデルのなかから最適制御部(164)に用いられるモデル(M)を決めるモデル同定部(152)を具備している。
本発明による燃料電池システムはさらに、燃料温度(Yf)を用いて燃料供給系(Sf)を制御する燃料フィードバック制御部(5、15、24、34、46、66、84、94、104、114)と、空気温度(Ya)を用いて空気供給系(Sa)を制御する空気フィードバック制御部(5、15、24、34、46、66、84、94、104、114)とを具備している。
本発明による燃料電池の運転方法は、燃料電池(S)に供給する燃料を加熱する燃料加熱ステップと、加熱された燃料の燃料温度(Yf)を測定するステップと、燃料電池(S)に供給する空気を加熱する空気加熱ステップと、加熱された空気の空気温度(Ya)を測定するステップと、燃料温度(Yf)と空気温度(Ya)との温度差(dTa、dTf)を算出するステップと、温度差(dTa、dTf)を用いて、燃料加熱ステップにおける燃料の加熱量と空気加熱ステップにおける空気の加熱量とのうちの少なくとも一方を制御するステップとを具備している。
本発明による反応制御システムは、第1流体と第2流体との反応が行われる反応ユニット(S)に第1流体を供給する第1供給系(Sa)と、反応ユニットに第2流体を供給する第2供給系(Sf)と、第1流体の温度と第2流体の温度との温度差(dTa、dTf)を測定し、温度差(dTa、dTf)が小さくなるように第1供給系(Sa)と第2供給系(Sf)とのうちの少なくとも一方を制御するフィードバック制御部(5、15、24、34、46、66、84、94、104、114)とを具備している。
こうした反応制御システムは、複数種類の流体が導入される反応ユニットにおいて、それら複数種類の流体の温度差を制御することが望まれる場合に、好適に用いられる。
本発明によれば、燃料電池に供給される燃料と空気の温度差を低く抑える燃料電池システムが提供される。
更に本発明によれば、燃料電池に供給される燃料と空気の温度差に短時間で応答して燃料温度と空気温度の調節が行われる燃料電池システムが提供される。
更に本発明によれば、燃料と空気の温度差を低く抑えながらより短い時間で起動する燃料電池システムが提供される。
以下、図面を参照しながら、本発明による燃料電池システムを実施するための最良の形態、及び参考の形態について詳細に説明する。以下に示される実施の形態においては、固体酸化物型燃料電池の制御が例示されているが、説明中のSOFC発電システムを、溶融炭酸塩型に例示される他の種類の燃料電池スタックを備えた燃料電池発電システムと読み替えることにより、他の種類の燃料電池の制御に適用することが可能である。
(第1の参考の形態)
図1を参照すると、燃料電池制御システム201の構成が示されている。燃料電池制御システム201は、第1減算器202と、第1フィードバック制御部204と、第2減算器212と、第2フィードバック制御部214とを備えている。燃料電池制御システム201は、SOFC(Solid Oxide Fuel Cell)発電システム206を制御するために用いられる。
SOFC発電システム206は、燃料電池スタックS´と、燃料電池スタックS´に空気を供給する空気供給系Sa´と、燃料電池スタックS´に燃料を供給する燃料供給系Sf´とを備えている。空気供給系Sa´に接続されている燃料電池スタックS´の入口には、空気の温度を計測する第1温度計207が設けられている。燃料供給系Sf´に接続されている燃料電池スタックS´の入口には、燃料の温度を計測する第2温度計217が設けられている。
第1減算器202は、図示しない入力装置から目標温度R´を入力し、第1温度計207からスタック入口空気側温度Ya´を入力する。第1減算器202は、空気側温度偏差Ea´=R´−Ya´を計算して第1フィードバック制御部204に出力する。第1フィードバック制御部204は、入力した空気側温度偏差Ea´を用いて空気側操作量Ua´を算出する。第1フィードバック制御部204は、空気側操作量Ua´を用いて、スタック入口空気側温度Ya´が目標温度R´に近づくように空気供給系Sa´の制御を行う。
第2減算器212は、図示しない入力装置から目標温度R´を入力し、第2温度計217からスタック入口燃料側温度Yf´を入力する。第2減算器212は、燃料側温度偏差Ef´=R´−Yf´を計算して第2フィードバック制御部214に出力する。第2フィードバック制御部214は、入力した燃料側温度偏差Ef´を用いて燃料側操作量Uf´を算出する。第2フィードバック制御部214は、、燃料側操作量Uf´を用いて、スタック入口燃料側温度Yf´が目標温度Rに近づくように燃料供給系Sf´の制御を行う。
こうした燃料電池制御システム201により、SOFC発電システム206の燃料電池スタック入口における空気温度と燃料温度とが同じ目標温度Rに近づくように制御される。
(実施の第1形態)
図2を参照すると、本発明の実施の第1形態による燃料電池制御システム1の構成が示されている。燃料電池制御システム1は、SOFC発電システム6を制御するために用いられる。
燃料電池制御システム1は、目標温度変化率設定部2を備えている。目標温度変化率設定部2は、図示しない入力装置に接続されている。目標温度変化率設定部2は、SV変化率制限回路3とSV変化率制限回路13とに接続されている。
SV変化率制限回路3は減算器4と第1温度計7とに接続されている。減算器4は、フィードバック制御部5に接続されている。フィードバック制御部5は、SOFC発電システム6に接続されている。SV変化率制限回路13は減算器14と第2温度計17とに接続されている。減算器14は、フィードバック制御部15に接続されている。フィードバック制御部15は、SOFC発電システム6に接続されている。
SOFC発電システム6は、燃料電池スタックSと、燃料電池スタックSに空気を供給する空気供給系Saと、燃料電池スタックSに燃料を供給する燃料供給系Sbと、燃料電池スタックSの空気供給系Saに接続された入口に設けられた第1温度計7と、燃料電池スタックSの燃料供給系Sfに接続された入口に設けられた第2温度計17とを備えている。第1温度計7は、減算器4と、減算器8と、減算器18とに接続されている。第2温度計17は、減算器14と、減算器8と、減算器18とに接続されている。減算器8は、SV変化率制限回路3に接続されている。減算器18は、SV変化率制限回路13に接続されている。
以上の構成を備えた燃料電池制御システム1は、次のように動作する。
SOFC発電システム6が起動されるとき、図示しない入力装置から燃料電池スタックの入口における空気と燃料との温度変化率RCの設定値が入力される。温度変化率RCは例えば、1時間に100℃上昇するように設定される。目標温度変化率設定部2は温度変化率RCを入力し、その温度変化率RCを用いて目標温度Rを算出して出力する。
第1温度計7は、スタック入口空気側温度Yaを計測して出力する。第2温度計17は、スタック入口燃料側温度Yfを計測して出力する。減算器8は、入力したスタック入口空気側温度Yaとスタック入口燃料側温度Yfとの差を計算して極間温度差dTa=Ya−Yfとして出力する。減算器18は、入力したスタック入口燃料側温度Yfとスタック入口空気側温度Yaとの差を計算して極間温度差dTf=Yf−Yaとして出力する。
目標温度Rを入力したSV変化率制限回路3は、極間温度差dTa=Ya−Yfが所定の値よりも小さいときには、目標温度Rを変化率制限目標温度Raとして出力する。SV変化率制限回路3は、極間温度差dTaが所定の値よりも大きいとき、目標温度Rを用いて変化率制限目標温度Raを計算し出力する。変化率制限目標温度Raは、単位時間当りの変化率が目標温度Rの単位時間当りの変化率よりも小さくなるように計算される。
減算器4は、入力した変化率制限目標温度Raとスタック入口空気側温度Yaとの差である空気側温度偏差Ea=Ra−Yaを算出し出力する。フィードバック制御部5は、入力した空気側温度偏差Eaを用いて空気側操作量Uaを算出し出力する。
目標温度Rを入力したSV変化率制限回路13は、極間温度差dTf=Yf−Yaが所定の値よりも小さいときには、目標温度Rを変化率制限目標温度Rfとして出力する。SV変化率制限回路13は、極間温度差dTfが所定の値よりも大きいとき、目標温度Rを用いて変化率制限目標温度Rfを計算し出力する。変化率制限目標温度Rfは、単位時間当りの変化率が目標温度Rの単位時間当りの変化率よりも小さくなるように計算される。
減算器14は、入力した変化率制限目標温度Rfとスタック入口空気側温度Yfとの差である燃料側温度偏差Ef=Rf−Yfを算出し出力する。フィードバック制御部15は、入力した燃料側温度偏差Efを用いて燃料側操作量Ufを算出し出力する。
空気供給系Saは、入力した空気側操作量Uaに基づいて制御される。制御は、空気側温度偏差Eaが大きいほど、スタック入口空気側温度Yaの上昇する速度が速くなるように行われる。燃料供給系Sfは、入力した燃料側操作量Ufに基づいて制御される。制御は、燃料側温度偏差Efが大きいほど、スタック入口燃料側温度Yfの上昇する速度が速くなるように行われる。
あるいは、空気側操作量Uaが燃料供給系Sfに入力されることにより、空気側温度偏差Eaが大きいほどスタック入口燃料側温度Yfの上昇する速度が遅くなるように行われるように制御される。あるいは、燃料側操作量Ufが空気供給系Saに入力されることにより、燃料側温度偏差Efが大きいほどスタック入口空気側温度Yaの上昇する速度が遅くなるように行われるように制御される。
こうした燃料電池制御システム1によれば、燃料電池スタックの入口における空気と燃料との温度差が、その温度差の計測値に基づいて効果的に抑制される。
(第2の参考の形態)
図3を参照すると、第2の参考の形態における燃料電池制御システム21の構成が示されている。燃料電池制御システム21は、SOFC発電システム6を制御するために用いられる。
燃料電池制御システム21は、目標温度変化率設定部2を備えている。目標温度変化率設定部2は、図示しない入力装置に接続されている。目標温度変化率設定部2は、減算器22と、フィードフォワード制御部26と、減算器32と、フィードフォワード制御部36とに接続されている。
減算器22は、フィードバック制御部24に接続されている。フィードバック制御部24とフィードフォワード制御部26とは、加算器28に接続されている。加算器28は、SOFC発電システム6に接続されている。
減算器32は、フィードバック制御部34に接続されている。フィードバック制御部34とフィードフォワード制御部36とは、加算器38に接続されている。加算器38は、SOFC発電システム6に接続されている。
SOFC発電システム6は、燃料電池スタックSと、燃料電池スタックSに空気を供給する空気供給系Saと、燃料電池スタックSに燃料を供給する燃料供給系Sbとを備えている。SOFC発電システムは更に、燃料電池スタックSの空気供給系Saに接続された入口におけるスタック入口空気側温度Yaを計測する第1温度計7と、燃料電池スタックSの燃料供給系Sfに接続された入口におけるスタック入口燃料側温度Yfを計測する第2温度計17とを備えている。第1温度計7は減算器22に接続されている。第2温度計17は減算器32に接続されている。
以上の構成を備えた燃料電池制御システム21は、次のように動作する。
SOFC発電システム6が起動されるとき、図示しない入力装置から燃料電池スタックの入口における空気と燃料との温度変化率RCの設定値が入力される。目標温度変化率設定部2は温度変化率RCを入力し、その温度変化率RCを用いて目標温度Rを算出して出力する。
第1温度計7は、スタック入口空気側温度Yaを計測して出力する。第2温度計17は、スタック入口燃料側温度Yfを計測して出力する。
減算器22は、目標温度Rとスタック入口空気側温度Yaとを入力して空気側温度偏差Ea=R−Yaを算出し出力する。フィードバック制御部24は空気側温度偏差Eaを入力し、入力された空気側温度偏差Eaを用いて空気側フィードバック操作量FBaを算出して出力する。
フィードフォワード制御部26は、目標温度Rを入力し、所定の関数を用いて目標温度Rから空気側フィードフォワード制御量FFaを算出して出力する。
加算器28は、空気側フィードバック操作量FBaと空気側フィードフォワード制御量FFaとを加算し、空気側操作量Uaとして出力する。
減算器32は、目標温度Rとスタック入口燃料側温度Yfとを入力して燃料側温度偏差Ef=R−Yfを算出し出力する。フィードバック制御部34は燃料側温度偏差Efを入力し、入力された燃料側温度偏差Efを用いて燃料側フィードバック操作量FBfを算出して出力する。
フィードフォワード制御部36は、目標温度Rを入力し、所定の関数を用いて目標温度Rから燃料側フィードフォワード制御量FFfを算出して出力する。加算器38は、燃料側フィードバック操作量FBfと燃料側フィードフォワード制御量FFfとを加算し、燃料側操作量Ufとして出力する。
空気供給系Saは、入力した空気側操作量Uaに基づいて制御される。燃料供給系Sfは、入力した燃料側操作量Ufに基づいて制御される。
こうした燃料電池制御システム21によれば、燃料電池スタックの入口における空気と燃料との温度差が、その温度差の計測値に基づいて効果的に抑制される。
さらに、こうした燃料電池制御システム21は、フィードフォワード制御が行われていることにより、目標温度Rの変化に対して迅速に応答した制御が行われる。こうした制御は、特にSOFC発電システムのように熱容量が大きく、設定値の変化に応答してスタック入口の燃料と空気の温度が変化するのに時間がかかるシステムに対して好適に用いられる。
(実施の第2形態)
図4を参照すると、本発明の実施の第2形態による燃料電池制御システム41の構成が示されている。燃料電池制御システム1は、SOFC発電システム6を制御するために用いられる。
燃料電池制御システム41は、目標温度変化率設定部2を備えている。目標温度変化率設定部2の入力側は、図示しない入力装置に接続されている。目標温度変化率設定部2の出力側は、SV変化率制限回路42と、フィードフォワード制御部50と、SV変化率制限回路62と、フィードフォワード制御部70とに接続されている。
SV変化率制限回路42の入力側は、目標温度変化率設定部2と減算器8とに接続されている。SV変化率制限回路42の出力側は、減算器44とフィードフォワード修正部48とに接続されている。減算器44の出力側は、フィードバック制御部46に接続されている。フィードバック制御部46の出力側は、加算器52に接続されている。
フィードフォワード修正部48の出力側は、フィードフォワード制御部50に接続されている。フィードフォワード制御部50の出力側は、加算器52に接続されている。加算器52の出力側は、SOFC発電システム6に接続されている。
SV変化率制限回路62の入力側は、目標温度変化率設定部2と減算器18とに接続されている。SV変化率制限回路62の出力側は、減算器64とフィードフォワード修正部68とに接続されている。減算器64の出力側は、フィードバック制御部66に接続されている。フィードバック制御部66の出力側は、加算器72に接続されている。
フィードフォワード修正部68の出力側は、フィードフォワード制御部70に接続されている。フィードフォワード制御部70の出力側は、加算器72に接続されている。加算器72の出力側は、SOFC発電システム6に接続されている。
SOFC発電システム6は、燃料電池スタックSと、燃料電池スタックSに空気を供給する空気供給系Saと、燃料電池スタックSに燃料を供給する燃料供給系Sfと、燃料電池スタックSの空気供給系Saに接続された入口に設けられた第1温度計7と、燃料電池スタックSの燃料供給系Sfに接続された入口に設けられた第2温度計17とを備えている。第1温度計7は、減算器8と、減算器18と、減算器44とに接続されている。第2温度計17は、減算器8と、減算器18と、減算器64とに接続されている。減算器8は、SV変化率制限回路42に接続されている。減算器18は、SV変化率制限回路62に接続されている。
以上の構成を備えた燃料電池制御システム41は、次のように動作する。
SOFC発電システム6が起動されるとき、図示しない入力装置から燃料電池スタックの入口における空気と燃料との温度変化率RCの設定値が入力される。目標温度変化率設定部2は温度変化率RCを入力し、その温度変化率RCを用いて目標温度Rを算出して出力する。
第1温度計7は、スタック入口空気側温度Yaを計測して出力する。第2温度計17は、スタック入口燃料側温度Yfを計測して出力する。減算器8は、入力したスタック入口空気側温度Yaとスタック入口燃料側温度Yfとの差を計算して極間温度差dTa=Ya−Yfとして出力する。減算器18は、入力したスタック入口燃料側温度Yfとスタック入口空気側温度Yaとの差を計算して極間温度差dTf=Yf−Yaとして出力する。
目標温度Rを入力したSV変化率制限回路42は、極間温度差dTf=Yf−Yaが所定の値よりも小さいときには、目標温度Rを変化率制限目標温度Raとして出力する。SV変化率制限回路42は、極間温度差dTfが所定の値よりも大きいとき、目標温度Rを用いて変化率制限目標温度Raを計算し出力する。変化率制限目標温度Raは、単位時間当りの変化率が目標温度Rの単位時間当りの変化率よりも小さくなるように計算される。
減算器44は、入力した変化率制限目標温度Raとスタック入口空気側温度Yaとの差である空気側温度偏差Ea=Ra−Yaを算出し出力する。フィードバック制御部46は、入力した空気側温度偏差Eaを用いて空気側フィードバック操作量FBaを算出し出力する。
フィードフォワード修正部48は、目標温度Rが変化率制限目標温度Raに変更されたことを示す信号をフィードフォワード制御部50に出力する。フィードフォワード制御部50は、目標温度Rと、フィードフォワード修正部48から入力した信号とから、所定の関数を用いて空気側フィードフォワード制御量FFaを算出して出力する。
加算器52は、空気側フィードバック操作量FBaと空気側フィードフォワード制御量FFaとを加算し、空気側操作量Uaとして出力する。
目標温度Rを入力したSV変化率制限回路62は、極間温度差dTa=Ya−Yfが所定の値よりも小さいときには、目標温度Rを変化率制限目標温度Rfとして出力する。SV変化率制限回路62は、極間温度差dTaが所定の値よりも大きいとき、目標温度Rを用いて変化率制限目標温度Rfを計算し出力する。変化率制限目標温度Rfは、単位時間当りの変化率が目標温度Rの単位時間当りの変化率よりも小さくなるように計算される。
減算器64は、入力した変化率制限目標温度Rfとスタック入口燃料側温度Yfとの差である燃料側温度偏差Ef=Rf−Yfを算出し出力する。フィードバック制御部66は、入力した燃料側温度偏差Efを用いて燃料側フィードバック操作量FBfを算出し出力する。
フィードフォワード修正部68は、目標温度Rが変化率制限目標温度Rfに変更されたことを示す信号をフィードフォワード制御部70に出力する。フィードフォワード制御部70は、目標温度Rと、フィードフォワード修正部68から入力した信号とから、所定の関数を用いて燃料側フィードフォワード制御量FFfを算出して出力する。
加算器72は、燃料側フィードバック操作量FBfと燃料側フィードフォワード制御量FFfとを加算し、燃料側操作量Ufとして出力する。
空気供給系Saは、入力した空気側操作量Uaに基づいて制御される。燃料供給系Sfは、入力した燃料側操作量Ufに基づいて制御される。
こうした燃料電池制御システム41は、フィードフォワード制御が行われていることにより、目標温度Rの変化に対して迅速に応答した制御が行われる。フィードフォワード制御は、目標温度Rが変化率制限目標温度Raに変更されたことに対応して適切に行われる。こうした制御は、特にSOFC発電システムのように熱容量が大きく、設定値の変化に応答してスタック入口の燃料と空気の温度が変化するのに時間がかかるシステムに対して好適に用いられる。こうした燃料電池制御システム41によれば、目標温度Rの変化に対応してフィードフォワード制御により迅速な制御が行われるとともに、フィードバック制御によりスタック入口の空気と燃料の温度差が小さく保たれる。すなわち、SOFC発電システムを、空気と燃料との温度差の制御により安定した状態に保ちながら、短時間で起動することが可能になる。
(第3の参考の形態)
図5を参照すると、第3の参考の形態による燃料電池制御システム81の構成が示されている。燃料電池制御システム81は、SOFC発電システム6を制御するために用いられる。
燃料電池制御システム81は、目標温度変化率設定部2を備えている。目標温度変化率設定部2の入力側は、図示しない入力装置に接続されている。目標温度変化率設定部2の出力側は、減算器82と、フィードフォワード制御部86と、減算器102と、フィードフォワード制御部106とに接続されている。
減算器82の出力側は、フィードバック制御部84に接続されている。フィードバック制御部84の出力側と、フィードフォワード制御部86の出力側とは、加算器88に接続されている。加算器88には更に、後述するフィードバック制御部94の出力側が接続されている。
減算器102の出力側は、フィードバック制御部104に接続されている。フィードバック制御部104の出力側と、フィードフォワード制御部106の出力側とは、加算器108に接続されている。加算器108には更に、後述するフィードバック制御部114の出力側が接続されている。
加算器88と加算器108との出力側は、SOFC発電システム6に接続されている。
SOFC発電システム6は、燃料電池スタックSと、燃料電池スタックSに空気を供給する空気供給系Saと、燃料電池スタックSに燃料を供給する燃料供給系Sfと、燃料電池スタックSの空気供給系Saに接続された入口に設けられた第1温度計7と、燃料電池スタックSの燃料供給系Sfに接続された入口に設けられた第2温度計17とを備えている。第1温度計7は、減算器8と、減算器18と、減算器82とに接続されている。第2温度計17は、減算器8と、減算器18と、減算器102とに接続されている。減算器8の出力側は、フィードバック制御部94に接続されている。減算器18の出力側は、フィードバック制御部114に接続されている。
こうした構成を備えた燃料電池制御システム81は、以下のように動作する。
SOFC発電システム6が起動されるとき、図示しない入力装置から燃料電池スタックの入口における空気と燃料との温度変化率RCの設定値が入力される。目標温度変化率設定部2は温度変化率RCを入力し、その温度変化率RCを用いて目標温度Rを算出して出力する。
第1温度計7は、スタック入口空気側温度Yaを計測して出力する。第2温度計17は、スタック入口燃料側温度Yfを計測して出力する。減算器8は、入力したスタック入口空気側温度Yaとスタック入口燃料側温度Yfとの差を計算して極間温度差dTa=Ya−Yfとして出力する。減算器18は、入力したスタック入口燃料側温度Yfとスタック入口空気側温度Yaとの差を計算して極間温度差dTf=Yf−Yaとして出力する。
フィードバック制御部94は、入力した極間温度差dTaを用いて空気側フィードバック操作量FB2aを算出し出力する。フィードバック制御部114は、入力した極間温度差dTfを用いて燃料側フィードバック操作量FB2fを算出し出力する。
減算器82は、入力した目標温度Rとスタック入口空気側温度Yaとの差である空気側温度偏差Ea=R−Yaを算出し出力する。フィードバック制御部84は、入力した空気側温度偏差Eaを用いて空気側フィードバック操作量FB1aを算出し出力する。
フィードフォワード制御部86は、所定の関数を用いて、入力した目標温度Rから空気側フィードフォワード制御量FFaを算出して出力する。
加算器88は、空気側フィードバック操作量FB1aと、空気側フィードバック操作量FB2aと、空気側フィードフォワード制御量FFaとを加算し、空気側操作量Uaとして出力する。
減算器102は、入力した目標温度Rとスタック入口燃料側温度Yfとの差である燃料側温度偏差Ef=R−Yfを算出し出力する。フィードバック制御部104は、入力した燃料側温度偏差Efを用いて燃料側フィードバック操作量FB1fを算出し出力する。
フィードフォワード制御部106は、所定の関数を用いて、入力した目標温度Rから燃料側フィードフォワード制御量FFfを算出して出力する。
加算器108は、燃料側フィードバック操作量FB1fと、燃料側フィードバック操作量FB2fと、燃料側フィードフォワード制御量FFfとを加算し、燃料側操作量Ufとして出力する。
空気供給系Saは、入力した空気側操作量Uaに基づいて制御される。燃料供給系Sfは、入力した燃料側操作量Ufに基づいて制御される。
こうした燃料電池制御システム41は、フィードフォワード制御が行われていることにより、目標温度Rの変化に対して迅速に応答した制御が行われる。さらに、フィードバック制御によりスタック入口の空気と燃料の温度差が小さく保たれる。
(第4の参考の形態)
図6Aと図6Bとを参照すると、第4の参考の形態における燃料電池制御システムの構成が示されている。図6Aを参照して、第4の参考の形態における燃料電池制御システムは、第3の参考の形態における燃料電池制御システムに加えて、空気側のフィードフォワード制御部86に空気側最適操作信号OPaが入力されており、燃料側のフィードフォワード制御部106に燃料側最適操作信号OPfが入力されている。更に、SOFC発電システム6には計測装置110が設けられており、SOFC発電システムの状態を示す量を測定して現在値PVとして出力している。現在値PVには、SOFC発電システムの各部における温度、流量あるいはガスの組成が含まれる。
図6Bを参照して、燃料電池制御システムは、モデル同定部152と、最適化計算部164とを備えている。モデル同定部152には現在値PVが入力されている。図6Cを参照して、モデル同定部152は演算装置154と記憶装置156とを供えている。記憶装置156には、モデル選択プログラム158と、モデルテーブル160が格納されている。モデルテーブル160には、SOFC発電システムの状態をシミュレートするための数値モデルが複数種類格納されている。
以上の構成を備える燃料電池制御システムは、以下のように動作する。
SOFC発電システム6が起動されるとき、第1温度計8はスタック入口空気側温度Yaを計測して出力する。第2温度計18はスタック入口燃料側温度Yfを計測して出力する。計測装置110は現在値PVを計測して出力する。スタック入口空気側温度Ya、スタック入口燃料側温度Yfおよび計測値110は、モデル同定部152に入力される。演算装置154はモデル選択プログラム158に記述されたアルゴリズムに基づき、入力したスタック入口空気側温度Ya、スタック入口燃料側温度Yfおよび計測値110に対応して最適モデルMをモデルテーブル160の中から選択し出力する。
最適化計算部164は最適モデルMを入力し、その最適モデルMとスタック入口空気側温度Ya、スタック入口燃料側温度Yfおよび計測値110を用いて、適切なフィードフォワード制御を決定し、空気側最適操作信号OPaと燃料側最適操作信号OPfとして出力する。
フィードフォワード制御部86は入力した空気側最適操作信号OPaを用いて、空気側フィードフォワード制御量FFaを算出し出力する。フィードフォワード制御部106は入力した燃料側最適操作信号OPfを用いて、燃料側フィードフォワード制御量FFfを算出し出力する。それ以外の制御は、第3の参考の形態と同じである。
こうした燃料電池制御システムによれば、SOFC発電システム6の状態を示す複数のシミュレーションモデルに基づいてフィードフォワード制御が行われるため、SOFC発電システム6が取り得る様々な状態に対応して自動的に制御を行うことが可能になる。
図1は、第1の参考の形態における燃料電池制御システムの構成を示す。 図2は、実施の第1形態における燃料電池制御システムの構成を示す。 図3は、第2の参考の形態実施の第3形態における燃料電池制御システムの構成を示す。 図4は、実施の第2形態における燃料電池制御システムの構成を示す。 図5は、第3の参考の形態における燃料電池制御システムの構成を示す。 図6Aは、第4の参考の形態における燃料電池制御システムの構成を示す。 図6Bは、第4の参考の形態における燃料電池制御システムの構成を示す。 図6Cは、モデル同定部の構成を示す。
1…燃料電池制御システム
2…目標温度変化率設定部
3…SV値変化率制限回路
4…減算器
5…フィードバック制御部
6…SOFC発電システム
7…第1温度計
8…減算器
13…SV値変化率制限回路
14…減算器
15…フィードバック制御部
17…第2温度計
18…減算器
21…燃料電池制御システム
22…減算器
24…フィードバック制御部
26…フィードフォワード制御部
28…加算器
32…減算器
34…フィードバック制御部
36…フィードフォワード制御部
38…加算器
41…燃料電池制御システム
42…SV値変化率制限回路
44…減算器
46…フィードバック制御部
48…フィードフォワード調節部
50…フィードフォワード制御部
52…加算器
62…SV値変化率制限回路
64…減算器
66…フィードバック制御部
68…フィードフォワード調節部
70…フィードフォワード制御部
72…加算器
81…燃料電池制御システム
82…減算器
84…フィードバック制御部
86…フィードフォワード制御部
88…加算器
94…フィードバック制御部
102…減算器
104…フィードバック制御部
106…フィードフォワード制御部
108…加算器
101…燃料電池制御システム
114…フィードバック制御部
122…減算器
124…フィードバック制御部
126…フィードフォワード制御部
128…加算器
134…フィードバック制御部
142…減算器
144…フィードバック制御部
146…フィードフォワード制御部
148…加算器
152…モデル同定部
154…演算装置
156…記憶装置
158…モデル選択プログラム
160…モデルテーブル
164…最適化計算部
dTa…極間温度差
dTf…極間温度差
Ea…空気側温度偏差
Ef…燃料側温度偏差
FBa、FB1a、FB2a…空気側フィードバック操作量
FBf、FB1f、FB2f…燃料側フィードバック操作量
FFa…空気側フィードフォワード操作量
FFf…燃料側フィードフォワード操作量
M…同定モデル
OPa…空気側最適操作
OPf…燃料側最適操作
PV…現在値
R…目標温度
Ra…変化率制限目標温度
Rf…変化率制限目標温度
RC…温度変化率
S…燃料電池スタック
Sa…空気供給系
Sf…燃料供給系
Ua…空気側操作量
Uf…燃料側操作量
Ya…スタック入口空気側温度
Yf…スタック入口燃料側温度

Claims (3)

  1. 燃料電池スタックに燃料を供給する燃料供給系と、
    前記燃料電池スタックに空気を供給する空気供給系と、
    前記燃料の燃料温度の測定値と前記空気の空気温度の測定値の差である極間温度差を計算する減算器と、
    当該燃料電池システムの起動時に、前記燃料温度が前記空気温度よりも高く、前記極間温度差が所定の値よりも大きいとき、入力した目標温度よりも単位時間当りの変化率が小さくなるように前記燃料の変化率制限目標温度を計算する燃料温度設定値変化率制限部と、
    当該燃料電池システムの起動時に、前記空気温度が前記燃料温度よりも高く、前記極間温度差が所定の値よりも大きいとき、前記入力した目標温度よりも単位時間当りの変化率が小さくなるように前記空気の変化率制限目標温度を計算する空気温度設定値変化率制限部と、
    前記燃料温度が前記燃料の変化率制限目標温度に近づくように前記燃料供給系を制御する燃料温度フィードバック制御部と、
    前記空気温度が前記空気の変化率制限目標温度に近づくように前記空気供給系を制御する空気温度フィードバック制御部
    とを具備する燃料電池システム。
  2. 請求項1において、
    前記燃料電池スタックは、固体酸化物型の燃料電池スタックである
    燃料電池システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記燃料電池スタックは、平板型の発電セルを積層した構造を含む
    燃料電池システム。
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