JP4662223B2 - 気液遠心分離装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、宇宙空間でガスを同伴せずに水分を完全分離するための気液遠心分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)の原理図である。この燃料電池は、電解質にプロトン(H+)導電性を有する高分子膜Tを用い、この膜の両側に薄い多孔質Pt触媒電極(アノードAとカソードC)を付けた構造を有する。それぞれの電極にH2 およびO2を供給し、室温〜100℃前後で動作させると、H2はH2極(アノードA)でH+に酸化され、H+は膜内を移動してO2極(カソードC)に到達する。一方e- は外部回路を通って電気的な仕事をしたのち、O2極に到達する。O2極ではO2が到達したH+およびe-と反応してH2Oに還元される。なお上述した燃料電池では、高分子膜Tの保護のため水蒸気を供給すると共に、カソードCでは反応生成物として水蒸気が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
宇宙ステーション等で燃料電池を利用する場合、太陽光が利用できない時間帯に燃料電池を利用し、逆に太陽光が利用できる時間帯には、太陽電池等の電力で水蒸気を電気分解してH2およびO2に戻し、再利用することが検討されている。この場合、燃料電池のアノードAとカソードCから出た水滴を含むガスから水滴を分離する必要が生じる。
【0004】
従来、地上においてはかかる気水分離のために、バッチ式遠心分離機が使用される。かかるバッチ式遠心分離機は、分離を要する流体(気液混合流体)を容器に入れ、回転台上にこの容器を取付けて、高速回転することにより、流体に遠心力を作用させ、容器内で重質量物質(液体)を回転台中心から離れた部分に移動させ、逆に軽質量物質(気体)を回転中心近傍に移動させたのち、回転を停止して容器より分離した物質を得るものである。
【0005】
しかし、かかるバッチ式遠心分離機には、以下のような問題点があった。
(1)連続的に分離することが出来ない。
(2)分離対象物が液体と気体の混合ガスの場合に、遠心分離中は液体と気体に分離しているが、一旦停止すると液体中に気体が溶融するため完全な分離が出来ない。
【0006】
また、遠心分離を連続的に行う装置としては、図3に模式的に示す、(A)円筒形遠心沈降分離機、(B)デカンタ形遠心沈降分離機、(C)分離板形遠心沈降分離機、(D)遠心ろ過機、等が知られている。
しかし、これらの連続式遠心分離機は、液体中の固形分の分離等には適しているが、気液混合流体からの水滴分離に適用した場合には、液体が少ない場合に液体と共にガスが同伴され、逆に気体が少ない場合に気体に液体が同伴されるおそれがあった。
【0007】
本発明はかかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、姿勢変化の激しい宇宙空間で使用することができ、液体に同伴されるガスを最小限に抑え、かつガス中に同伴される液体も最小限に抑えることができる気液遠心分離装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、軸心Zを中心に高速回転駆動される円板状のロータ(12)と、該ロータを間隔を隔てて囲むハウジング(14)とを備え、前記ロータ(12)は、軸心Zを含む中央部分に設けられた中空円板状の中央空洞部(12a)と、軸心Zに沿って外面から中央空洞部まで延び気液混合流体を供給するための中心供給穴(12b)と、軸心Zから半径方向に間隔を隔てた位置で外面から中央空洞部まで延び気体を排気するための排気通路(12c)と、中央空洞部の半径方向外縁とロータの外縁とを連通し液体を排出するための排液流路(13)とを有し、該排液流路(13)は、内端が中央空洞部の半径方向外縁と連通し半径方向外方に延びる内側流路(13a)と、外端がロータの外縁と連通し半径方向内方に延びる外側流路(13b)と、内側流路と外側流路を連通しかつ内側流路との接続点Aが外側流路との接続点Bよりも半径方向外方に設けられた中間流路(13c)とからなり、これにより中間流路に液体を遠心力で保持するトラップ機構(4)を構成する、ことを特徴とする気液遠心分離装置が提供される。
【0009】
上記本発明の構成によれば、円板状のロータ(12)が、軸心Zを中心に高速回転駆動され、その遠心力で液体を遠心分離するので、姿勢変化の激しい宇宙空間でも安定して使用することができる。
【0010】
また、中間流路(13c)が内側流路(13a)と外側流路(13b)を連通し、かつ内側流路との接続点Aが外側流路との接続点Bよりも半径方向外方に設けられているので、これにより中間流路(13c)に液体を遠心力で保持するトラップ機構(4)が構成される。すなわち、遠心分離する気液混合流体に含まれる液体(液滴)が少ない場合、中間流路(13c)に残存する液体は、遠心力により半径方向外方の接続点Aに向かって付勢されるので、内側流路(13a)と中間流路(13c)との接続点A近傍は、常に液体で満たされ、ガスが排液流路(13)を通って液体側に同伴されるのをシールする。従って、液体に同伴されるガスを最小限に抑えることができる。
【0011】
更に、気液混合流体に含まれる液体(液滴)が多い場合には、内側流路(13a)を満たす液体に強い遠心力が作用するので、この圧力が接続点Aの圧力より高くなるように、ロータ(12)の回転速度を予め設定することにより、液体が内部にほとんど溜まることなく、スムースに中間流路(13c)と外側流路(13b)を介して液体を排出することができる。従って、ガス中に同伴される液体も最小限に抑えることができる。
【0012】
本発明の好ましい実施形態によれば、前記中央空洞部(12a)の半径方向外縁に外端が固定され、半径方向内方に延び、中央空洞部を周方向に仕切る複数の内部フィン(6)を有する。
この構成により、複数の内部フィン(6)が軸心Zを中心に高速回転することにより、中央空洞部(12a)の気液混合流体を軸心Zを中心に高速旋回させることができ、遠心力により液体を外方に移動させて気体から効率よく分離することができる。
【0013】
また、前記排気通路(12c)を塞ぎ、液滴を捕獲し気体のみを通す気体透過膜(9)を備える。
この構成により、遠心分離中の液滴が排気通路(12c)を通って気体側に同伴されるのを防止することができる。
【0014】
更に前記ロータ(12)はその外縁部に、外側流路(13b)を挟んで半径外方に突出した1対の円板状鍔部(7)を有し、かつ前記ハウジング(14)は、円板状鍔部(7)を間隔を隔てて囲む1対の凹部(14a)を有し、これにより鍔部と凹部の間に液体を遠心力で保持するシール機構を構成する。
この構成により、ロータ(12)から排出された液体と気体との間を、液体自体でシールして、相互間の混合を防止することができる。
【0015】
前記ロータ(12)は、前記1対の円板状鍔部(7)の間に、半径方向外方に延びる複数の外部フィン(15)を有することが好ましい。
この構成により、ロータ(12)の外縁部とハウジング(14)の間に位置する液体にも遠心力を付加することができ、鍔部(7)と凹部(14a)の間に液体を安定して保持し、そのシール性能を高めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0017】
図1は、本発明の気液遠心分離装置の断面図であり、図2は、図1のA−A線における断面図である。図1及び図2に示すように、本発明の気液遠心分離装置10は、軸心Zを中心に高速回転駆動される円板状のロータ12と、ロータ12を間隔を隔てて囲むハウジング14とを備える。ロータ12は、この例では鉛直軸である軸心Zを中心に、電動モータ1により高速に回転駆動される。
なお、姿勢変化の激しい宇宙空間での使用を前提とするため、軸心Zは鉛直に限定されず、任意の方向であってもよい。また、ロータ12の回転速度は、気液混合流体に含まれる液体(液滴)が多い場合でも、液体が内部にほとんど溜まることなく、スムースに液体を分離排出することができる速度(例えば3000rpm以上)に設定する。
【0018】
図1に示すように、ロータ12は、中空円板状の中央空洞部12a、中心供給穴12b、排気通路12c及び排液流路13を有する。
中空円板状の中央空洞部12aは、軸心Zを含む中央部分に設けられる。中心供給穴12bは、軸心Zに沿って外面から中央空洞部12aまで延び、ハウジング14を貫通する流入管5から気液混合流体を中央空洞部12aに供給するようになっている。また、流入管5はこの例では中心供給穴12bにわずかな隙間を隔てて挿入されている。
排気通路12cは、軸心Zから半径方向に間隔を隔てた位置で外面から中央空洞部12aまで延び、気体をハウジング14との間の空間に排気するようになっている。また、ハウジング14には、気体取出管3が設けられ、ロータ12とハウジング14の間の気体を外部に取り出すようになっている。
更に、この排気通路12cには、液滴の通過を防ぐために、気体のみを通す気体透過膜9が設けられている。この気体透過膜9は、水素や酸素の気体分子が通過でき、液滴のように気体分子より大きい粒子は通過できない大きさの貫通穴を有し、この穴により液滴を捕獲し気体のみを通す機能を有する。
【0019】
排液流路13は、図2に示すように、互いに連通した複数対の内側流路13a、外側流路13b及び中間流路13cからなり、中央空洞部12aの半径方向外縁とロータ12の外縁とを連通し、液体を排出する機能を有する。
内側流路13aは、内端が中央空洞部12aの半径方向外縁と連通し、半径方向外方に延び、外端は接続点Aで閉じている。また外側流路13bは、外端がロータ12の外縁と連通し、半径方向内方に延び、内側は接続点Bで閉じている。更に中間流路13cは、内側流路13aと外側流路13bを連通し、かつ内側流路との接続点Aが外側流路との接続点Bよりも半径方向外方に設けられている。すなわち、中間流路13cに液体を遠心力で保持するようにトラップ機構4が設けられている。
【0020】
なお、このトラップ機構4は、この例では、3本の直線流路でZ字形に形成されているが、本発明はこれに限定されず、中間に遠心力で液体がトラップされる限りで自由な流路に形成することができる。例えば、3本の曲線流路でS字形に形成してもよい。
【0021】
また、中央空洞部12aの気液混合流体を軸心Zを中心に高速旋回させるために複数の内部フィン6を有する。この内部フィン6は、中央空洞部12aの半径方向外縁に外端が固定され、半径方向内方に延び、中央空洞部を周方向に仕切るようになっている。
【0022】
ロータ12から排出された液体と気体との間を、液体自体でシールするために、図1に示すように、ロータ12はその外縁部に、外側流路13bを挟んで半径外方に突出した1対の円板状鍔部7を有する。また、ハウジング14は、円板状鍔部7を間隔を隔てて囲む1対の凹部14aを有し、これにより鍔部7と凹部14aの間に液体を遠心力で保持するシール機構を構成するようになっている。
【0023】
更に、図2に示すように、ロータ12の外縁部とハウジング14の間に位置する液体に遠心力を付加するために、ロータ12は、1対の円板状鍔部7の間に、半径方向外方に延びる複数の外部フィン15を有している。
【0024】
以下、上述した本発明の気液遠心分離装置10の作用を説明する。
図2において、トラップ4の内側はロータ12内の中央空洞部12aに開口している。トラップ4は、内側開口部より外側に向うが外周には直接開口せずA点でZ字形状で内側に折り返し、B点で再び折り返し外周に開口する。5は、液体と気体の混合ガスの流入口管であり、回転中心に位置する。流入した混合ガス(気液混合流体)は、ロータ12内に設けた内部フィン6により案内され遠心力が加わる。混合ガスは遠心力にて質量の大きい液体は中央空洞部12a内の外側に質量の軽い気体は、回転中心に分離・移動する。液体は、中央空洞部12a外縁のトラップ孔(内側流路13a)よりトラップに流入しA点に達し溜まる。液体が蓄積されより大きい遠心力が加わると液体は、B点を通り外に押出される。押出された液体は、外縁に設けた外部フィン15でロータ12とハウジング14で構成される渦巻室内に回転し、遠心力により渦巻室の最端縁部に押しのけられ最外縁部に溜まる。液体の滞留量が増加すると液体取出口8よりハウジング外へ出る。
一方、回転中心部に移動した気体は、気体透過膜9を通り気体取出管3よりハウジング外へ出る。ここで、気体透過膜9を通った気体は、渦巻室最外縁部に溜まっている水により渦巻き室に流入することはない。
【0025】
上述した本発明の構成によれば、円板状のロータ12が、軸心Zを中心に高速回転駆動され、その遠心力で液体を遠心分離するので、姿勢変化の激しい宇宙空間でも安定して使用することができる。
【0026】
また、中間流路13cが内側流路13aと外側流路13bを連通し、かつ内側流路との接続点Aが外側流路との接続点Bよりも半径方向外方に設けられているので、これにより中間流路13cに液体を遠心力で保持するトラップ機構4が構成される。すなわち、遠心分離する気液混合流体に含まれる液体(液滴)が少ない場合、中間流路13cに残存する液体は、遠心力により半径方向外方の接続点Aに向かって付勢されるので、内側流路13aと中間流路13cとの接続点A近傍は、常に液体で満たされ、ガスが排液流路13を通って液体側に同伴されるのをシールする。従って、液体に同伴されるガスを最小限に抑えることができる。
【0027】
更に、気液混合流体に含まれる液体(液滴)が多い場合には、内側流路13aを満たす液体に強い遠心力が作用するので、この圧力が接続点Aの圧力より高くなるように、ロータ12の回転速度を予め設定することにより、液体が内部にほとんど溜まることなく、スムースに中間流路13cと外側流路13bを介して液体を排出することができる。従って、ガス中に同伴される液体も最小限に抑えることができる。
【0028】
また、鍔部7と凹部14aの間に液体を遠心力で保持するシール機構を構成することにより、ロータ12から排出された液体と気体との間を、液体自体でシールして、相互間の混合を防止することができる。
【0029】
なお、本発明は上述した実施例及び実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】
上述したように、本発明は、高速回転する円板状ロータ12の回転中心より遠い位置に液体をロータの内側から外側に通過させる通路(排液流路13)を設けたものである。また、排液流路13の一方はロータ内に開口し、ロータの外に向け設けられるが、ロータの外には直接に開口せず、途中でZ形に折り返し(A点)ロータ内側に向うが、ロータ内側開口せず途中で折り返し(B点)再びロータ外側に向い、外に開口するトラップ機構4を設けた。
【0031】
この構成により、液体・気体の混合ガスは、遠心分離により質量の大きい液体は外に、軽い気体は回転中心部に移動する。液体は、トラップ4のA点の折り返しまで常時満たされる。液体の滞留が増し、液体により大きな遠心力が加わると、液体はA点を通り外に排出される。従って、トラップ部は、常に液体によるシール性が保たれ、気体は分離される。気体は回転中心部に設けた気体排出ポートより取り出される。従って、連続的に液体と気体の分離が可能となる。
【0032】
従って、本発明の気液遠心分離装置は、姿勢変化の激しい宇宙空間で使用することができ、液体に同伴されるガスを最小限に抑え、かつガス中に同伴される液体も最小限に抑えることができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気液遠心分離装置の断面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】固体高分子型燃料電池の原理図である。
【図4】従来の連続式遠心分離機の模式図である。
【符号の説明】
1 電動モータ、3 気体取出管、4 トラップ機構、
5 流入口管、6 内部フィン、7 円板状鍔部、
8 液体取出口、9 気体透過膜、10 気液遠心分離装置、
12 ロータ、12a 中央空洞部、12b 中心供給穴、
12c 排気通路、13 排液流路、13a 内側流路、
13b 外側流路、13c 中間流路、14 ハウジング、
14a 凹部、15 外部フィン

Claims (5)

  1. 軸心Zを中心に高速回転駆動される円板状のロータ(12)と、該ロータを間隔を隔てて囲むハウジング(14)とを備え、
    前記ロータ(12)は、軸心Zを含む中央部分に設けられた中空円板状の中央空洞部(12a)と、軸心Zに沿って外面から中央空洞部まで延び気液混合流体を供給するための中心供給穴(12b)と、軸心Zから半径方向に間隔を隔てた位置で外面から中央空洞部まで延び気体を排気するための排気通路(12c)と、中央空洞部の半径方向外縁とロータの外縁とを連通し液体を排出するための排液流路(13)とを有し、
    該排液流路(13)は、内端が中央空洞部の半径方向外縁と連通し半径方向外方に延びる内側流路(13a)と、外端がロータの外縁と連通し半径方向内方に延びる外側流路(13b)と、内側流路と外側流路を連通しかつ内側流路との接続点Aが外側流路との接続点Bよりも半径方向外方に設けられた中間流路(13c)とからなり、これにより中間流路に液体を遠心力で保持するトラップ機構(4)を構成する、ことを特徴とする気液遠心分離装置。
  2. 前記中央空洞部(12a)の半径方向外縁に外端が固定され、半径方向内方に延び、中央空洞部を周方向に仕切る複数の内部フィン(6)を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の気液遠心分離装置。
  3. 前記排気通路(12c)を塞ぎ、液滴を捕獲し気体のみを通す気体透過膜(9)を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の気液遠心分離装置。
  4. 前記ロータ(12)はその外縁部に、外側流路(13b)を挟んで半径外方に突出した1対の円板状鍔部(7)を有し、かつ前記ハウジング(14)は、円板状鍔部(7)を間隔を隔てて囲む1対の凹部(14a)を有し、これにより鍔部と凹部の間に液体を遠心力で保持するシール機構を構成する、ことを特徴とする請求項1に記載の気液遠心分離装置。
  5. 前記ロータ(12)は、前記1対の円板状鍔部(7)の間に、半径方向外方に延びる複数の外部フィン(15)を有する、ことを特徴とする請求項4に記載の気液遠心分離装置。
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CN105195339A (zh) * 2015-11-04 2015-12-30 世林(漯河)冶金设备有限公司 一种闭式离心机排气装置
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