JP4661846B2 - 光源装置ならびに光源装置を利用した露光装置および画像形成装置 - Google Patents

光源装置ならびに光源装置を利用した露光装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、光源装置ならびにこの光源装置を利用した露光装置および画像形成装置に関する。
一般に、画像形成装置としてのレーザプリンタやデジタル複写機においては、印刷すべき画像のデータに対応させて感光体に対しレーザ光線を走査させ、感光体上に静電潜像を形成している。
このような走査を行う露光装置においては、一般に半導体レーザを光源とし、半導体レーザから出射される光を、平行な光束に変換するためのカップリングレンズ(コリメートレンズ)が、半導体レーザの前方(光の下流側)に設けられている。
従来のカップリングレンズの位置決め・固定方法としては、特許文献1に開示されたようにレンズ支持部(保持部材)にカップリングレンズを接着剤で固定する方法が知られている。
このような接着剤によるカップリングレンズの従来の固定方法の詳細について図7を参照して説明する。図7(a)は、従来のカップリングレンズの固定方法を示す正面図であり、図7(b)は、(a)のX−X線断面図である。図7(a)に示すように、板状の保持部材200に、カップリングレンズ210を配置する凹形状の取付部201が形成されており、カップリングレンズ210は、この取付部201に接着剤205により固定されている。取付部201は、その輪郭において、内側に突出する3つの突部202を有しており、この突部202によって、カップリングレンズ210の位置決めをしている。図7(b)を併せて見るとわかるように、取付部201の底には、輪郭の周縁に沿って全周にカップリングレンズ210の底面212(より詳細には、底面212と側面211とで形成される角)との干渉を避けるための逃げ溝203が形成されている。そして、接着剤205は、図7(a)に示すように、3つの突部202からずれた2箇所に塗布されている。
特開2004−163463号公報
しかし、従来のカップリングレンズ210の固定方法では、接着剤205を突部202からずれた位置に塗布しており、接着剤205がカップリングレンズ210の側面211に回り込む。また、逃げ溝203は、取付部201の底の全周にわたって形成されていることもあり、接着剤205はカップリングレンズ210の底面212側へ回りやすいという問題がある。また、逃げ溝203が取付部201の底の全周にわたって形成されていることで、接着剤205を塗布するノズルなどがカップリングレンズ210の縁に当たったり、接着剤205の塗布圧力が掛かったりすると(図7(b)の矢印Fを参照)、カップリングレンズ210が容易に取付部201から浮き上がり、位置ずれしやすいという問題があった。このような浮き上がりは、近年、特にカップリングレンズ210が小型化したことで問題になってきた。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、カップリングレンズを保持部材に固定する際の生産性と精度を向上することを目的とする。
前記した課題を解決するため、本発明、レーザ光を発する発光素子と、前記発光素子からのレーザ光を光束に変換するカップリングレンズと、前記カップリングレンズを保持する保持部材と、前記発光素子を保持するとともに前記保持部材と固定されるレーザホルダとを備える光源装置であって、前記保持部材は、前記カップリングレンズを受け入れる凹形状の取付部と、前記取付部の輪郭において内側に突出して前記カップリングレンズの側面に当接し、互いに離間して設けられた少なくとも3つ以上の支持突部とを有し、前記カップリングレンズは、少なくとも2つ以上の前記支持突部において、前記保持部材に接着剤で接着され、前記取付部の底面には、前記各支持突部の内側部分に、前記カップリングレンズの厚み方向に凹むことで前記カップリングレンズの底面との干渉を避ける凹部が設けられ、前記各支持突部に対応する各凹部は、互いに離間していることを特徴とする。
このような光源装置によれば、カップリングレンズは、支持突部において保持部材に接着剤により接着されているため、接着剤は、支持突部とカップリングレンズとに橋渡しされるように載り、カップリングレンズの側面に回り込みにくくなる。したがって、カップリングレンズの底面にも接着剤が回りにくく、生産性に優れ、カップリングレンズの保持部材に対する位置精度も良好となる。また、各凹部は、互いに離間しているので、製造時にカップリングレンズに力がかかったとしても、凹部の周囲の底面がカップリングレンズを受け止めて、カップリングレンズが傾くのを抑制できる。
また、このような光源装置を利用した露光装置は、感光体上に光を走査させて静電潜像を形成するための露光装置であって、光源装置と、前記光源装置から出射されたレーザ光を絞るシリンドリカルレンズと、前記シリンドリカルレンズを通過したレーザ光を反射して、主走査方向に偏向および走査させる偏向器と、前記偏向器により偏向および走査されたレーザ光を前記感光体に結像させる走査レンズとを備えて構成できる。
さらに、このような露光装置を利用した画像形成装置は、記録シート上に画像を形成する画像形成装置であって、露光装置と、前記露光装置によりレーザ光が走査されて静電潜像が形成される感光体と、前記感光体に現像剤を供給する現像手段と、前記現像剤で形成された像を前記記録シート上に転写する転写手段と、前記記録シート上の現像剤を定着する定着手段とを備えて構成できる。
本発明によれば、光源装置の生産性を向上し、カップリングレンズの保持部材に対する位置精度を向上することができる。
<レーザプリンタの全体構成>
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
参照する図面において、図1は、本発明の実施形態に係るレーザプリンタの側断面図であり、図2は、スキャナ部の平面図である。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
<フィーダ部の構成>
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7を備えている。また、フィーダ部4は、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10,11を備えている。さらに、フィーダ部4は、紙粉取りローラ10,11に対して下流側に設けられるレジストローラ12を備えている。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって給紙ローラ8側に寄せられ、この給紙ローラ8および給紙パット9で送り出されて各種ローラ10〜12を通った後一枚ずつ画像形成部5に搬送されるようになっている。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナ部16、プロセスカートリッジ17、定着部18などを備えている。
<スキャナ部の概略構成>
スキャナ部16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、図2に示すように、光源装置100、シリンドリカルレンズ25、ポリゴンミラー19、fθレンズ20、反射鏡22を備えている。シリンドリカルレンズ25は、ポリゴンミラー19の面倒れを補正するために、光源装置100からのレーザ光を副走査方向に絞って、ポリゴンミラー19に入射させる。ポリゴンミラー19は、六角形の各辺の部分に鏡が形成されたもので、それ自身回転されつつ、シリンドリカルレンズ25を通過したレーザ光を反射することで、主走査方向にレーザ光を偏向および走査する。fθレンズ20は、ポリゴンミラー19により等角速度で走査されたレーザ光を、等速度で走査するように変換しつつ、感光ドラム27の表面にレーザ光を結像させる。
また、スキャナ部16は、反射鏡22で下方に向けられたレーザ光を感光ドラム27へ向けるべく、図1に示すように補正レンズ21、反射鏡23,24を備えている。これらの各部材は、ケース101に適宜取り付けられている。
光源装置100の構成の詳細については、後述する。
<プロセスカートリッジの構成>
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着される構造となっている。そして、このプロセスカートリッジ17の外枠を構成する中空の筐体51内には、現像カートリッジ28、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および転写ローラ30が主に設けられている。
現像カートリッジ28は、筐体51に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーホッパ34を備えている。そして、トナーホッパ34内に貯留されているトナーは、供給ローラ33の矢印方向(反時計方向)への回転により、現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の矢印方向(反時計方向)への回転に伴なって、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
感光ドラム27は、筐体51に、矢印方向(時計方向)へ回転可能に支持されている。この感光ドラム27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が正帯電性の感光層により形成されている。
スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム27の上方に、感光ドラム27に接触しないように、所定間隔を隔てて対向配置されている。このスコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
転写ローラ30は、感光ドラム27の下方において、この感光ドラム27に対向して接触するように配置され、筐体51に、矢印方向(反時計方向)へ回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料が被覆されて構成されている。この転写ローラ30には、転写時に、定電流制御によって転写バイアスが印加される。
そして、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ部16からのレーザ光の高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。ここで、「静電潜像」とは、一様に正帯電されている感光ドラム27の表面のうち、レーザ光によって露光されて電位が下がっている露光部分をいう。次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触する時に、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給される。そして、トナーは、感光ドラム27の表面上で選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。
その後、感光ドラム27と転写ローラ30とは、用紙3を両者間で挟持して搬送するように回転駆動され、感光ドラム27と転写ローラ30との間を用紙3が搬送されることにより、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
<定着部の構成>
定着部18は、プロセスカートリッジ17の下流側に配設され、加熱ローラ41、加熱ローラ41と対向して配置され加熱ローラ41を押圧する加圧ローラ42、および、これら加熱ローラ41および加圧ローラ42の下流側に設けられる1対の搬送ローラ43を備えている。そして、このように構成される定着部18では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送するようにしている。なお、排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙されるか、あるいは、排紙ローラ45の逆回転およびフラッパ49の切替によって装置内に戻されて、複数の反転搬送ローラ50で画像形成部5の上流側に反転状態で再供給されて両面印刷がなされるようになっている。
<光源装置の構成>
図3は、光源装置の分解斜視図であり、図4は、光源装置の外観斜視図である。また、図5(a)は、レンズホルダを出射面側から見た正面図であり、図5(b)は、図5(a)のY−Y断面図であり、図6(a)は、カップリングレンズを接着した状態のレンズホルダの正面図であり、図6(b)は、図6(a)のZ−Z断面図である。
図3に示すように、光源装置100は、レーザホルダ110に半導体レーザ130が固定され、保持部材であるレンズホルダ120に、カップリングレンズ140が固定されている。そして、レンズホルダ120は、図4に示すように、レーザホルダ110に対して接着剤の一例である光硬化性樹脂119により接着されて固定される。
図3に示すように、カップリングレンズ140は、樹脂またはガラスなどからなる凸レンズであり、半導体レーザ130から出射されるレーザ光を集束させて光束に変換するものである。カップリングレンズ140は、出射面141に凸曲面を有し、入射面145が平面となっている(図6(b)参照)。出射面141の縁部には、光軸に垂直な平面部142が形成されている。この平面部142は、後述するようにレンズホルダ120にカップリングレンズ140を接着するときに、接着剤が配置される部分となる。
カップリングレンズ140は、小型のものであり、直径で3〜6mmの大きさである。
レーザホルダ110およびレンズホルダ120は、共にアルミニウム合金からなる板材(板金)を板金加工してなる部材である。レーザホルダ110とレンズホルダ120は、板金で構成することにより極めて低コストで製造することができる。それでありながら、後述するカップリングレンズ140のレンズホルダ120のへの固定方法により、カップリングレンズ140をレンズホルダ120へ精度良く取り付けることができる。
レーザホルダ110は、半導体レーザ130が固定されるレーザ保持壁111と、レーザ保持壁111の下端から前方に延びた底壁112と、底壁112の左右両端から上に延びた右側壁113および左側壁114とを備えてなる。
レーザ保持壁111には、貫通孔が形成され、この貫通孔に半導体レーザ130が圧入などにより固定されている。
底壁112には、取付孔112aが形成され、前記したスキャナ部16のケース101にネジ止めにより固定が可能となっている。
右側壁113および左側壁114のそれぞれの上端には、レンズホルダ120が挿入される取付溝115が形成され、レンズホルダ120は、取付溝115内で位置決めされた上で、光硬化性樹脂119により固定されている。
レンズホルダ120は、図5(a)および(b)に示すように、レーザ光の出射面側に、カップリングレンズ140を受け入れる凹形状の取付部121が形成されている。
取付部121は、その輪郭が全体として円形状を呈しており、輪郭のうち図5(a)の上下左右の4箇所には、内側に突出した支持突部122(122a〜122c)が形成されている。
支持突部122は、カップリングレンズ140の側面143(図6(b)参照)に当接して、カップリングレンズ140の位置決めをするものである。なお、4つの支持突部122a,122b,122c,122dが側面143に当接するとは、すべてが常にカップリングレンズ140に当接しているという意味ではなく、カップリングレンズ140の移動に応じて側面143に当接してカップリングレンズの位置を規制するという意味である。
支持突部122は、取付部121の中心(ここでは、レーザ光の光軸に一致している)の周りに互い90度ずれた方向に配置され、互いに離間して設けられている。支持突部122の数は、カップリングレンズ140の位置決めを達成するため、少なくとも3つ以上必要である。本実施形態では、4つの支持突部122を設けているが、5つ以上であってもよい。支持突部122が4つ設けられていることで、従来のように支持突部122が3つの場合に比較して、カップリングレンズ140の外径の誤差が大きい場合においても、カップリングレンズ140のレンズホルダ120に対する位置精度が高く保たれている。
取付部121の底面123のうち、各支持突部122の内側部分には、凹部124が形成されている。凹部124は、カップリングレンズ140の底面に相当する入射面145(より詳しくは、入射面145と側面143で形成される角)と取付部121の隅が干渉するのを避けるための逃げ部である。凹部124は、支持突部122のそれぞれに対応して配置されているため、4つ形成され、互いに離間している。
取付部121の底面123には、中央にレンズホルダ120の表裏に貫通し、レーザ光を通過させる開口125が形成されている。開口125は、一方向、具体的には左右方向に長い長方形の輪郭を有している。この開口125の長手方向は、レーザ光を走査する主走査方向であり、主走査方向に直交する方向、つまり、図5(a)でいう上下方向が、副走査方向である。レーザ光は、主走査方向に広い範囲で通過するため、開口125は、主走査方向に長く形成されている。本実施形態においては、開口125の長手方向は左右方向であるため、左右に配置された支持突部122b,122dとそれに対応する凹部124は、開口125の長手方向に配置されている。そして、上下に対応した支持突部122a,122cは、開口125の長手方向から外れて、副走査方向に配置されている。
図6(a)および(b)に示すように、レンズホルダ120には、取付部121にカップリングレンズ140が嵌められて、光硬化性樹脂119により接着されている。
光硬化性樹脂119は、4つの支持突部122のうち、上下に配置された支持突部122a,122cの2つと、カップリングレンズ140の縁の平面部142とに橋渡しされるように塗布されている。光硬化性樹脂119は、光の照射により硬化されて、カップリングレンズ140をレンズホルダ120に固定している。
以上のように構成された光源装置100の作用効果について説明する。
カップリングレンズ140は、レンズホルダ120の取付部121に嵌められ、支持突部122においてレンズホルダ120と光硬化性樹脂119により接着されている。支持突部122とカップリングレンズ140とは当接しており、その間に隙間がほとんどないので、光硬化性樹脂119は、カップリングレンズ140の側面143に回り込みにくい。また、同じ理由により、カップリングレンズ140の底面(入射面145)にも回り込みにくい。したがって、光硬化性樹脂119がカップリングレンズ140の底面側に入り込むことによるレンズの位置ずれを防止できる。
また、凹部124は、支持突部122の内側にのみ配置され、その他の部分に形成されておらず、互いに離間しているので、図6(b)に示すように光硬化性樹脂119を塗布するノズルNがカップリングレンズ140の縁に当たったとしても、凹部124の周囲の底面123がこの力を受け止めるので、カップリングレンズ140が傾くことがない。ノズルNから光硬化性樹脂119が勢いよく供給されて、光硬化性樹脂119の圧力がカップリングレンズ140の縁に掛かった場合にも、同様に凹部124の周りの底面123がこの力を受け止めて、カップリングレンズ140は傾かない。
特に、本実施形態のように、小型のカップリングレンズ140を板金からなるレンズホルダ120に取り付けようとする場合には、取付部121の底面123において凹部124の占める大きさが無視できなくなる。本実施形態においては、従来のように逃げ溝を取付部121の全周に設けず、凹部124のように互いに離間させて設けることで、カップリングレンズ140の傾きを、さらに抑制している。
また、カップリングレンズ140の直径が3〜6mm程度に小型である場合には、次のように、特に本発明を有効に適用できる。
像面でのビームスポットの半径rは、下記式で定義できる。尚、ビームスポットの半径は、ガウス分布のビーム強度が中心の1/eとなる点である。
r=0.82λF [mm]
λ:ビームの波長
F:結像光学系のFナンバ(=f/E)
E:スリット幅(開口125の副走査方向の幅)
f:結像光学系の焦点距離
小型プリンタで使用される短焦点の走査レンズは、f=120〜150mm程度となる。通常のレーザプリンタでは、像面でのビームスポットの直径は、80μm程度とすることが望ましい。ここで、f=150mmでは、λ=780nm、E=2.4mmとすることで、像面でのビームスポット80μmを達成できる。E=2.4mmとすると、カップリングレンズ140の直径は3mm程度が最小となるが、従来の構成では固定が困難であった。本発明によれば、このような小型のカップリングレンズ140でも安定的に固定できる。
また、光硬化性樹脂119は、開口125の長手方向、つまり主走査方向から外れた方向の支持突部122に塗布されているので、多少、多く塗布されたとしても、レーザ光に干渉しにくい。
このように、本実施形態の光源装置100およびこれを利用したスキャナ部16およびレーザプリンタ1によれば、カップリングレンズ140をレンズホルダ120に取り付ける作業が行いやすく、生産性が向上し、また、カップリングレンズ140の位置精度が向上して不良も発生しにくいという効果を奏する。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、適宜変形して実施することができる。
開口125は、長方形であったが、楕円形に形成することもできる。この場合、楕円の長軸方向が長手方向となる。
前記した実施形態においては、カップリングレンズ140の出射側の面は凸曲面であったが、必ずしも凸曲面である必要はなく、出射側の面が平面で、入射側の面が凸曲面であってもよい。すなわち、図6(b)において、左側が入射側、右側が出射側となるようにしてもよい。
前記実施形態においては、光硬化性樹脂119を、主走査方向と直交する方向の2箇所に配置したが、必ずしも主走査方向と直交する方向でなくてもよく、主走査方向に対して斜めの方向にある支持突部(図示せず)に配置してもよいし、主走査方向の支持突部122b,122dに配置してもよい。
前記実施形態においては、2箇所の支持突部122においてのみカップリングレンズ140を光硬化性樹脂119でレンズホルダ120に接着したが、3箇所以上の支持突部122においてカップリングレンズ140を光硬化性樹脂119でレンズホルダ120に接着してもよい。
前記実施形態では、画像形成装置の一例としてレーザプリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、転写手段の一例として転写ローラ30を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば非接触型のものを採用してもよい。また、前記実施形態では、定着手段の一例として加熱ローラ41と加圧ローラ42を有する定着部18を示したが、加圧ローラ42の代わりにシート状のものを採用してもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙3を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記各実施形態では、現像剤の一例としてトナー、現像手段の一例として現像カートリッジ28、偏向器の一例としてポリゴンミラー19、走査レンズの一例としてfθレンズ20、露光装置の一例としてスキャナ部16、感光体の一例として感光ドラム27を採用したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明の趣旨を逸脱しない限り、材料や構造を適宜変更可能であることはいうまでもない。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタの側断面図である。 スキャナ部の平面図である。 光源装置の分解斜視図である。 光源装置の外観斜視図である。 (a)は、レンズホルダを出射面側から見た正面図であり、(b)は、(a)のY−Y断面図である。 (a)は、カップリングレンズを接着した状態のレンズホルダの正面図であり、(b)は、(a)のZ−Z断面図である。 (a)は、従来のカップリングレンズの固定方法を示す正面図であり、(b)は、(a)のX−X線断面図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
2 本体ケーシング
3 用紙
5 画像形成部
16 スキャナ部
17 プロセスカートリッジ
18 定着部
25 シリンドリカルレンズ
27 感光ドラム
28 現像カートリッジ
30 転写ローラ
31 現像ローラ
100 光源装置
110 レーザホルダ
119 光硬化性樹脂
120 レンズホルダ
121 取付部
122 支持突部
123 底面
124 凹部
125 開口
130 半導体レーザ
140 カップリングレンズ
143 側面
145 入射面

Claims (8)

  1. レーザ光を発する発光素子と、前記発光素子からのレーザ光を光束に変換するカップリングレンズと、前記カップリングレンズを保持する保持部材と、前記発光素子を保持するとともに前記保持部材と固定されるレーザホルダとを備える光源装置であって、
    前記保持部材は、前記カップリングレンズを受け入れる凹形状の取付部と、前記取付部の輪郭において内側に突出して前記カップリングレンズの側面に当接し、互いに離間して設けられた少なくとも3つ以上の支持突部とを有し、
    前記カップリングレンズは、少なくとも2つ以上の前記支持突部において、前記保持部材に接着剤で接着され、
    前記取付部の底面には、前記各支持突部の内側部分に、前記カップリングレンズの厚み方向に凹むことで前記カップリングレンズの底面との干渉を避ける凹部が設けられ、前記各支持突部に対応する各凹部は、互いに離間していることを特徴とする光源装置。
  2. 前記保持部材には、前記レーザ光を通過させるための、一方向に長い開口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記開口の長手方向から外れた方向にある前記支持突部において、前記カップリングレンズが前記保持部材に接着されていることを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記カップリングレンズの直径は3mm以上6mm以下であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光源装置。
  5. 前記保持部材は、板金により形成されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光源装置。
  6. 前記接着剤は、光硬化性樹脂である請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光源装置。
  7. 感光体上に光を走査させて静電潜像を形成するための露光装置であって、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から出射されたレーザ光を絞るシリンドリカルレンズと、
    前記シリンドリカルレンズを通過したレーザ光を反射して、主走査方向に偏向および走査させる偏向器と、
    前記偏向器により偏向および走査されたレーザ光を前記感光体に結像させる走査レンズとを備えたことを特徴とする露光装置。
  8. 記録シート上に画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項に記載の露光装置と、
    前記露光装置によりレーザ光が走査されて静電潜像が形成される感光体と、
    前記感光体に現像剤を供給する現像手段と、
    前記現像剤で形成された像を前記記録シート上に転写する転写手段と、
    前記記録シート上の現像剤を定着する定着手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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